JP2009080246A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】タンデム方式の画像形成装置におけるレジスト補正処理のために,中間転写体に転写された色の異なる複数のパッチトナー像が所定位置(前記パッチ通過部)を通過するタイミングを検出する場合に,その検出精度が中間転写体の経時劣化によって悪化することを極力防止すること。
【解決手段】制御部8が,彩色(Y,C,M)のパッチトナー像がパッチ通過部を通過することにより変化する正反射光及び散乱反射光の検出信号の変化幅の比較に基づいて,彩色のパッチトナー像の検出に用いる正反射光検出手段又は散乱反射光検出手段のいずれかを選択し,選択した光検出手段の検出信号に基づいて彩色のパッチトナー像についてのパッチ通過タイミングを検出し,正反射光検出手段の検出信号に基づいてブラックのパッチトナー像についてのパッチ通過タイミングを検出する。
【選択図】図1

Description

本発明は,中間転写体にトナー像を転写する複数の画像形成手段を備え,中間転写体に転写された異なる色の複数のパッチトナー像が所定位置を通過するタイミングを検出し,その検知結果に基づいて中間転写体への各色のトナー像の転写位置のずれを修正するレジスト補正機能を備えた画像形成装置に関するものである。
いわゆるタンデム方式の画像形成装置は,それぞれ異なる色(一般に,ブラック,マゼンタ,シアン,イエロー)のトナー像を感光体(像担持体)から移動中の中間転写ベルト(中間転写体)へ転写する複数の画像形成部を備え,それら複数の画像形成部が各色のトナー像を中間転写ベルト上に重ねて転写することにより,カラーのトナー像を中間転写ベルト表面に形成させ,さらに,そのカラーのトナー像を中間転写ベルトから記録紙へ転写することにより,記録紙上にカラー画像を形成させる。
タンデム方式の画像形成装置において,複数の画像形成部から中間転写ベルトへのトナー像の転写タイミングが,予め想定したタイミングからずれると,中間転写ベルト上に形成されるカラートナー像にいわゆる色ずれが生じ,画質が悪化する。
そこで,タンデム方式の画像形成装置は,複数の画像形成部から中間転写ベルトへ各色のパッチトナー像(パッチパターンのトナー像)を並べて転写し,さらに,その複数のパッチトナー像が所定位置(以下,パッチ通過部という)を通過するタイミングを検出し,その検知結果に基づいて中間転写ベルトへの各色のトナー像の転写位置のずれを修正するレジスト補正処理を実行する機能を備えるものが多い。
なお,中間転写ベルトへの各色のトナー像の転写位置のずれを修正(補正)する方法としては,複数の画像形成部における感光体ドラムに対する露光タイミングの補正や,中間転写ベルトの移動速度(回転速度)の補正等が考えられる。
ところで,中間転写ベルトは,通常,その表面の光沢度が高いため,その表面(トナー像のない部分)に照射した光は,大部分が正反射光として反射する。これに対し,中間転写ベルト上のパッチトナー像に照射した光は,その大部分が散乱反射光として反射し,正反射光の強度(光量)は弱くなる。従って,前記パッチ通過部に照射した光の正反射光の強度を連続的に検出すれば,その検出信号は,パッチトナー像が前記パッチ通過部を通過する際に大きく低下する。そのため,前記パッチ通過部からの正反射光の強度信号の波形から,各色のパッチトナー像それぞれが前記パッチ通過部を通過するタイミングを検出できる。
図4は,前記パッチ通過部からの正反射光の強度信号Rmの波形から,パッチトナー像Pが前記パッチ通過部を通過するタイミングを検出する方法の一例を説明する図である。なお,図4(a)は,パッチトナー像Pが転写されている中間転写ベルト5を表す図,図4(b)は,その中間転写ベルト5のパッチトナー像Pの部分が通過する前記パッチ通過部からの正反射光の強度信号Rmの変化を表す図である。
例えば,正反射光の強度信号Rmが所定のしきい値Lsに対し往復して交差する2回の交差時点t1,t2の中央の時点tx1(=(t1+t2)/2)を前記パッチ通過タイミングとして検出することが考えられる。
また,正反射光の強度信号Rmの波形を所定のしきい値Lsでカットして得られる波形(図4における斜線部の外形)の重心位置に対応する時点tx2を前記パッチ通過タイミングとして検出することも考えられる。なお,重心位置に対応する時点tx2は,強度信号Rmの波形を所定のしきい値Lsでカットして得られる波形内の面積Sを二等分する位置に相当する時点である。
以上に示す方法により,中間転写ベルト5のパッチトナー像Pの中心部分が光の照射部(前記パッチ通過部)の中心位置を通過するタイミングを検出できる。
また,特許文献1には,パッチトナー像(トナーパターン)に照射した光の反射光におけるP偏光の強度(光量)及びS偏光の強度(光量)の両検出信号の時間的ずれを遅延回路により修正し,時間的ずれを修正した両検出信号の差信号を所定のしきい値でカットした波形の重心位置(時間軸上の位置)を検出することにより,パッチトナー像が所定位置(光の照射位置)を通過するタイミングを検出することについて示されている。
特開2005−134778号公報
しかしながら,中間転写ベルトは,新品であるうちは表面の光沢度が高いが,使用回数や使用時間の増大に応じて劣化し,表面の光沢度が経時的に低下する。
図3は,中間転写ベルト5に並べて転写された4色(ブラック(Bk),イエロー(Y),シアン(C),マゼンタ(M))のパッチトナー像P(P1〜P4)を表す図(a),及び初期状態(新品)の中間転写ベルト5(パッチトナー像が転写されたもの)に対する正反射光及び散乱反射光の各強度信号Rm,Rd(電圧信号)の変化を表す図(b),並びに経時劣化した中間転写ベルト5(パッチトナー像が転写されたもの)に対する正反射光及び散乱反射光の各強度信号Rm’,Rd’(電圧信号)の変化を表す図(c)である。なお,強度信号Rm’,Rd’は,中間転写ベルト5が劣化している状態であるときの正反射光及び散乱反射光の各強度信号Rm,Rdを表す。
図3(b)に示すように,中間転写ベルト5が初期状態(新品)である場合,前記パッチ通過部に照射した光の正反射光の強度信号Rmは,パッチトナー像が前記パッチ通過部を通過する際に大きく低下し(振幅が大きい),また,散乱反射光の強度信号Rdは,ブラック(Bk)のパッチトナー像が前記パッチ通過部を通過する際にはわずかに低下し(振幅が小さい),その他の彩色(Y,C,M)のパッチトナー像が前記パッチ通過部を通過する際にはわずかに上昇する(振幅が小さい)。
一方,図3(c)に示すように,中間転写ベルト5の劣化が進行すると,彩色(Y,C,M)のパッチトナー像P2〜P4の通過に応じた信号変化幅(振幅)は,正反射光の強度信号Rm’よりも散乱反射光の強度信号Rd’の方が大きくなる。なお,ブラック(Bk)のパッチトナー像P1については,中間転写ベルト5の劣化が進行した場合でも,その通過に応じた信号変化幅(振幅)は,散乱反射光の強度信号Rd’よりも正反射光の強度信号Rm’の方が大きいままである場合が多い。但し,それらの振幅の差は,中間転写ベルト5が初期状態である場合よりも小さくなる傾向がある。
そして,図3(c)に示されるように,反射光の強度信号の振幅が小さくなると,その強度信号に基づいてパッチトナー像が所定位置(前記パッチ通過部)を通過するタイミングを検出する精度が悪化する。
図5は,前記パッチ通過部からの反射光の強度信号の振幅の大きさとパッチトナー像が前記パッチ通過部を通過するタイミングの検出誤差との関係を模式的に表した図である。
図5(b)に示すように,反射光の強度信号の振幅が小さい場合,その強度信号の変化勾配が緩やかであるため,各種外乱によって生じる反射光の強度信号の変動(外乱変動)に対し,その強度信号が所定のしきい値Lsと交差するタイミングの変動幅Δtは大きい。この変動幅Δtが大きいということは,図4(b)に示したパッチ通過タイミングtx1の検出誤差が大きいということになる。
同様に,反射光の強度信号の振幅が小さい場合,図4(b)に示した面積S(しきい値Lsでカットした波形内の面積)が小さいため,各種外乱によって生じる反射光の強度信号の変動(外乱変動)に対し,その面積Sの領域の重心位置の変動も大きくなり,図4(b)に示したパッチ通過タイミングtx2の検出誤差が大きいということになる。
一方,図5(a)に示すように,反射光の強度信号の振幅が大きい場合,その強度信号の変化勾配が急峻であるため,各種外乱によって生じる反射光の強度信号の変動(外乱変動)に対し,その強度信号が所定のしきい値Lsと交差するタイミングの変動幅Δtは比較的小さい。この場合,図4(b)に示したパッチ通過タイミングtx1の検出誤差が小さくなる。
また,反射光の強度信号の振幅が大きい場合,図4(b)に示した面積Sが大きいため,各種外乱によって生じる反射光の強度信号の変動(外乱変動)に対し,その面積Sの領域の重心位置の変動も小さく,図4(b)に示したパッチ通過タイミングtx2の検出誤差が小さくなる。
以上に示したように,中間転写ベルト5が劣化すると,前記パッチ通過部からの正反射光の強度信号の振幅が小さくなり,その強度信号に基づいてパッチトナー像がパッチ通過部を通過するタイミングを検出すると,検出精度が悪化するという問題点があった。
また,中間転写ベルトが劣化した状態では,図3(c)に示したように,前記パッチ通過部からの正反射光及び散乱反射光の両方の強度信号Rm’,Rd’は同じ方向に変化する。このため,特許文献1に示されるように,前記パッチ通過部からの正反射光及び散乱反射光の両方の強度信号Rm’,Rd’の差信号の振幅は,正反射光の強度信号Rm’の振幅よりもさらに小さくなり,正反射光の強度信号Rm’を用いるよりもさらに精度が悪化する。
また,タンデム方式の画像形成装置において,パッチトナー像がパッチ通過部を通過するタイミングを検出する精度が悪化すると,形成画像におけるいわゆる色ずれを自動補正(自動修正)できなくなり,形成画像の画質悪化を招く。
従って,本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり,その目的とするところは,タンデム方式の画像形成装置におけるレジスト補正処理のために,中間転写体に転写された色の異なる複数のパッチトナー像が所定位置(前記パッチ通過部)を通過するタイミングを検出する場合に,その検出精度が中間転写体の経時劣化によって悪化することを極力防止できる画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明に係る画像形成装置は,次の(1)〜(6)に示す各構成要素を備えるものである。
(1)それぞれ異なる色のトナー像を像担持体から移動中の中間転写体へ転写する複数の画像形成手段。
(2)前記複数の画像形成手段から前記中間転写体へ転写された異なる色の複数のパッチトナー像それぞれが所定のパッチ通過部を通過するタイミングであるパッチ通過タイミングの検出結果に基づいて前記中間転写体への各色のトナー像の転写位置のずれを修正するレジスト補正手段。
(3)前記パッチ通過部に照射された光の正反射光の強度を検出する正反射光検出手段。
(4)前記パッチ通過部に照射された光の散乱反射光の強度を検出する散乱反射光検出手段。
(5)複数の前記パッチトナー像のうちの1つ以上の特定のパッチトナー像について,その特定のパッチトナー像が前記パッチ通過部を通過することにより変化する前記正反射光検出手段及び前記散乱反射光検出手段の検出信号の変化幅の比較に基づいて,前記特定のパッチトナー像の検出に用いる前記正反射光検出手段又は前記散乱反射光検出手段のいずれかの検出信号を選択する信号選択手段。
(6)前記信号選択手段により選択された前記正反射光検出手段又は前記散乱反射光検出手段の検出信号に基づいて前記特定のパッチトナー像についての前記パッチ通過タイミングを検出するとともに,前記正反射光検出手段の検出信号に基づいて前記特定のパッチトナー像以外の前記パッチトナー像についての前記パッチ通過タイミングを検出するパッチ通過タイミング検出手段。
ここで,前記特定のパッチトナー像が彩色(典型例としては,シアン,マゼンタ及びイエロー)のトナー像であり,それ以外の前記パッチトナー像が黒色のトナー像であることが考えられる。
なお,使用するトナー(特に,黒色のトナー)の光反射特性に応じて,当該画像形成装置における全ての色の前記パッチトナー像を前記特定のパッチトナー像として取り扱うことも考えられる。
本発明によれば,2種類の反射光検出手段(前記正反射光検出手段及び前記散乱反射光検出手段)の検出信号のうち,前記パッチトナー像の通過に応じた変化幅(振幅)の大きい方を,前記パッチ通過タイミングの検出に用いる検出信号として選択できる。そのため,中間転写体の経時劣化により,前記正反射光検出手段の検出信号の振幅が小さくなった場合でも,それより振幅の大きい前記散乱反射光検出手段の検出信号に基づいて前記パッチ通過タイミングを検出することができる。
ここで,前記信号選択手段による選択処理の具体例としては,例えば,次の(7)又は(8)のいずれかに示す処理のいずれかが考えられる。
(7)複数の前記特定のパッチトナー像それぞれについて,前記正反射光検出手段及び前記散乱反射光検出手段の検出信号のうち変化幅が大きい方を前記特定のパッチトナー像の検出に用いるものとして個別に選択する。
(8)複数の前記特定のパッチトナー像のうち,前記正反射光検出手段の検出信号の変化幅よりも前記散乱反射光検出手段の検出信号の変化幅の方が大きいものが所定数以上である場合に,前記散乱反射光検出手段の検出信号を全ての前記特定のパッチトナー像の検出するものとして選択し,そうでない場合に前記正反射光検出手段の検出信号を全ての前記特定のパッチトナー像の検出に用いるものとして選択する。
上記(7)に示す処理を実行する前記信号選択手段を採用した場合,複数の前記特定のパッチトナー像において,その検出に前記正反射光検出手段の検出信号が用いられるものと前記散乱反射光検出手段の検出信号が用いられるものとが混在し得る。このため,前記正反射光検出手段及び前記散乱反射光検出手段の検出信号の時間のずれ(光路長の差等に起因するずれ)が,前記パッチ通過タイミングの検出精度上特に問題にならない場合(その時間のずれを容易に補正できる場合を含む)には,上記(7)に示す処理を実行する前記信号選択手段を採用することが考えられる。
一方,上記時間のずれが問題になる場合(その時間のずれの補正が手間である場合を含む)や,処理を簡易にしたい場合等には,上記(8)に示す処理を実行する前記信号選択手段を採用することが考えられる。
また,前記パッチ通過タイミング検出手段の具体例としは,次の(9)又は(10)のいずれかに示す処理を実行するものが考えられる。
(9)前記パッチ通過タイミング検出手段が,前記正反射光検出手段及び前記散乱反射光検出手段の検出信号が所定のしきい値に対し往復して交差する2回の交差時点の中央の時点を前記パッチ通過タイミングとして検出する。
(10)前記パッチ通過タイミング検出手段が,前記正反射光検出手段及び前記散乱反射光検出手段の検出信号の波形を所定のしきい値でカットして得られる波形の重心位置に対応する時点を前記パッチ通過タイミングとして検出する。
なお,上記(9)に示す処理は,先に示した図4におけるtx1の時点を検出する処理であり,上記(10)に示す処理は,先に示した図4におけるtx2の時点を検出する処理である。
また,本発明に係る画像形成装置が,さらに次の(11)に示す構成要素を備えれば好適である。
(11)前記パッチ通過タイミング検出手段により用いられる前記所定のしきい値(図4に示すLsに相当)を,前記パッチトナー像が前記パッチ通過部を通過することにより変化する前記正反射光検出手段及び前記散乱反射光検出手段の検出信号の変化範囲内において自動設定するしきい値設定手段。
これにより,前記中間転写体の経時劣化によって前記正反射光検出手段及び前記散乱反射光検出手段の検出信号の変化範囲が変動しても,その変動に応じて適切な前記所定のしきい値が自動設定され好適である。
また,前記正反射光検出手段が,前記パッチ通過部に照射されたP偏光の正反射方向において偏光フィルタを通過したP偏光の強度を検出するP偏光検出手段であり,前記散乱反射光検出手段が,前記偏光フィルタに反射したS偏光の強度を検出するS偏光検出手段であることが考えられる。このような光検出手段は,前記中間転写体に転写されたトナー像の濃度検出に用いるセンサと兼用でき好適である。
本発明によれば,中間転写体の経時劣化により,一方の反射光検出手段(前記正反射光検出手段)の検出信号の振幅が小さくなった場合でも,それより振幅の大きい他方の反射光検出手段(前記散乱反射光検出手段)の検出信号に基づいて前記パッチ通過タイミングを検出することができる。その結果,中間転写体の経時劣化に起因する前記パッチ通過タイミングの検出精度の悪化を最小限に抑えることができ,ひいては色ずれの自動補正(自動修正)精度を確保して形成画像の画質悪化を防止できる。
以下添付図面を参照しながら,本発明の実施の形態について説明し,本発明の理解に供する。尚,以下の実施の形態は,本発明を具体化した一例であって,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
ここに,図1は本発明の実施形態に係る画像形成装置Xの主要部の構成を表す図,図2は画像形成装置Xが備えるレジスト検出センサ6の構成を表す図,図3は中間転写ベルトに転写された複数色のパッチトナー像と初期状態及び劣化状態の中間転写ベルトそれぞれに対する正反射光及び散乱反射光の各強度信号の変化とを表す図,図4はパッチトナー像の通過部からの正反射光の強度信号の波形に基づきパッチトナー像がその通過部を通過するタイミングを検出する方法の一例を説明する図,図5はパッチトナー像の通過部からの反射光の強度信号の振幅の大きさとパッチトナー像がその通過部を通過するタイミングの検出誤差との関係を模式的に表した図である。
まず,図1を参照しつつ,本発明の実施形態に係る画像形成装置Xの構成について説明する。
画像形成装置Xは,いわゆるタンデム方式のカラー画像形成装置であり,図1に示すように,複数の画像形成部01〜04と,中間転写ベルト5と,レジスト検出センサ6と,ベルト支持ローラ7と,制御部8とを備えている。
前記画像形成部01〜04は,それぞれ異なる色のトナー像を感光体ドラム11〜14(像担持体)から移動中の中間転写ベルト5へ転写する電子写真方式の画像形成部(画像形成手段の一例)である。図1に示す例では,中間転写ベルト5の移動方向下流側から順に,ブラック用の画像形成部01,イエロー用の画像形成部02,シアン用の画像形成部03及びマゼンタ用の画像形成部04が一列に配列されている。
各画像形成部01〜04は,トナー像を担持する感光体ドラム11〜14,その感光体ドラム11〜14の表面を帯電させる帯電装置21〜24,帯電された感光体ドラム11〜14の表面を露光して静電潜像を書き込む露光装置31〜34,感光体ドラム11〜14上の静電潜像をトナーにより現像する現像装置41〜44,回転する感光体ドラム11〜14上のトナー像を移動する中間転写ベルト5に転写する一次転写装置51〜54等を備えている。なお,図1には示されていないが,各画像形成部01〜04は,感光体ドラム11〜14上の残存トナー像を除去するクリーニング装置等も備えている。
前記中間転写ベルト5は,例えばゴムやウレタン等の素材からなる無端ベルトであり,ベルト支持ローラ7によって支持及び回転駆動される。これにより,中間転写ベルト5は,その表面が各感光体ドラム11〜14の表面に接しながら移動する。そして,中間転写ベルト5は,その表面が感光体ドラム11〜14と前記一次転写装置51〜54との間を通過する際に,感光体ドラム11〜14からトナー像が転写される。
なお,図1には図示していないが,画像形成装置Xは,中間転写ベルト5に転写されたトナー像を記録紙に転写する二次転写装置,及び記録紙に転写されたトナー像を加熱定着させる定着装置等も備えている。
このように,画像形成装置Xは,複数の画像形成部01〜04によって各色のトナー像を中間転写ベルト5上に重ねて転写することにより,カラーのトナー像を中間転写ベルト5の表面に形成させ,さらに,そのカラーのトナー像を前記二次転写装置によって中間転写ベルト5から記録紙へ転写することにより,記録紙上にカラー画像を形成させる。
また,制御部8は,MPU及びその周辺装置等からなる回路であり,MPUが所定の制御プログラムを実行することにより,当該画像形成装置Xが備える各種の構成部品を制御するものである。
例えば,制御部8は,4つの画像形成部01〜04を制御することにより,それらの感光体ドラム11〜14から中間転写ベルト5へ各色(ブラック,イエロー,シアン,マゼンタ)のパッチトナー像P1〜P4(パッチパターンのトナー像)を並べて転写させ(図3(a)参照),さらに,その4色のパッチトナー像P1〜P4それぞれが予め定められた位置(以下,パッチ通過部Qという)を通過するタイミング(以下,パッチ通過タイミングという)を検出し,その検知結果に基づいて中間転写ベルト5への各色のトナー像の転写位置のずれを修正するレジスト補正処理を実行する(前記レジスト補正手段の一例)。なお,以下において4色のパッチトナー像P1〜P4を総称する場合,パッチトナー像Pと称する。
また,レジスト検出センサ6は,前記パッチ通過部Qに光を照射するとともに,その反射光の強度を検出する光学センサである。
以下,図2に示す構成図を参照しつつ,レジスト検出センサ6の構成について説明する。
図2に示すように,レジスト検出センサ6は,LED光源61,第1偏光フィルタ62,第2偏光フィルタ63,P偏光受光素子64及びS偏光受光素子65を備えている。ここで,第1偏光フィルタ62及び第2偏光フィルタ63は,P偏光のみを通過させ,S偏光を反射する光学フィルタである。
レジスト検出センサ6において,LED光源61の出射光は,第1偏光フィルタ62の通過によりP偏光の成分が抽出され,そのP偏光が前記パッチ通過部Qに照射される。さらに,前記パッチ通過部Qに照射されたP偏光の正反射方向において,P偏光受光素子64が,第2偏光フィルタ63を通過したP偏光を受光して光電変換することにより,受光したP偏光の強度を検出する(前記P偏光検出手段の一例)。これにより,P偏光受光素子64は,前記パッチ通過部Qに照射された光の正反射光の強度を検出するセンサとして機能する(前記正反射光検出手段の一例)。このP偏光受光素子64の検出信号Rm,即ち,前記パッチ通過部Qからの正反射光の強度信号(電圧信号)は,制御部8に入力される。
また,レジスト検出センサ6において,S偏光受光素子65が,第2偏光フィルタ63に反射したS偏光を受光して光電変換することにより,受光したS偏光の強度を検出する(前記S偏光検出手段の一例)。これにより,S偏光受光素子65は,前記パッチ通過部Qに照射された光の散乱反射光の強度を検出するセンサとして機能する(前記散乱反射光検出手段の一例)。このS偏光受光素子65の検出信号Rd,即ち,前記パッチ通過部Qからの散乱反射光の強度信号(電圧信号)も,制御部8に入力される。
なお,このようなレジスト検出センサ6において,パッチトナー像Pが前記パッチ通過部Qを通過するときのP偏光受光素子64の検出信号Rmの変化量とS偏光受光素子65の検出信号Rdの変化量との差は,そのパッチトナー像Pの濃度の指標値となる。このため,レジスト検出センサ6は,中間転写ベルト5に転写されたトナー像の濃度検出に用いるセンサと兼用することができる。
前述したように,中間転写ベルト5は,少なくともその初期状態(新品の状態)においては,その表面の光沢度が高い。そのため,図3(a),(b)に示したように,パッチトナー像Pが前記パッチ通過部Qを通過するに際し,前記P偏光受光素子64の検出信号Rm(正反射光の強度)の変化幅が大きく(振幅が大きい),それよりも前記S偏光受光素子65の検出信号Rd(散乱反射光の強度)の変化幅が小さい。
一方,図3(c)に示したように,中間転写ベルト5の劣化が進行すると,彩色(Y,C,M)のパッチトナー像P2〜P4の通過に応じた前記P偏光受光素子64の検出信号Rm’の変化幅(振幅)が小さくなり,それよりも前記S偏光受光素子65の検出信号Rd’の変化幅(振幅)の方が大きくなる。
また,図3(b),(c)に示したように,ブラック(Bk)のパッチトナー像P1については,中間転写ベルト5の劣化が進行した場合でも,その通過に応じた信号変化幅(振幅)は,前記S偏光受光素子65の検出信号Rd’よりも前記P偏光受光素子64の検出信号Rm’の方が大きいままである場合が多い。
また,前述したように,前記パッチ通過部Qからの反射光の強度信号(Rm又はRd)に基づいて前記パッチ通過タイミングを検出する精度は,その強度信号の振幅が小さい場合に悪化する。そのため,前記パッチ通過タイミングをより高い精度で検出するためには,極力,その検出に用いる反射光の強度信号の振幅が大きいことが望ましい。
そこで,前記制御部8は,4色(ブラック,イエロー,シアン,マゼンタ)のパッチトナー像P1〜P4のうちの彩色(イエロー,シアン,マゼンタ)のパッチトナー像P2〜P4(前記特定のパッチトナー像の一例)について,その彩色のパッチトナー像P2〜P4が前記パッチ通過部Qを通過することにより変化する前記P偏光受光素子64及び前記S偏光受光素子65の検出信号Rm,Rdの振幅(変化幅)を比較し,それら検出信号Rm,Rdの変化幅が大きい方をそれら彩色のパッチトナー像P2〜P4についての前記パッチ通過タイミングの検出に用いる信号として選択する(前記信号選択手段の一例)。
その結果,中間転写ベルト5の経時劣化に起因する前記パッチ通過タイミングの検出精度の悪化を最小限に抑えることができ,ひいては色ずれの自動補正(自動修正)精度を確保して形成画像の画質悪化を防止できる。
例えば,制御部8は,3つの彩色(Y,C,M)のパッチトナー像P2〜P4それぞれについて(トナーの色ごとに),前記P偏光受光素子64及び前記S偏光受光素子65の検出信号Rm,Rdの振幅(変化幅)を算出し,それら検出信号Rm,Rdの振幅が大きい方を当該色のパッチトナー像の検出に用いるものとして個別に選択する。
このような選択方法は,P偏光受光素子64及びS偏光受光素子65の検出信号の時間のずれ(P偏光及びS偏光の各光路長の差等に起因するずれ)が,前記パッチ通過タイミングの検出精度上特に問題にならない場合に特に好適である。
また,制御部8は,例えば,パッチトナー像P2〜P4それぞれについて予め設定された時間帯ごとに,その時間帯における検出信号Rm,Rdの値又はその平滑値(例えば,所定時間分の移動平均値)の最大値Vm[max],Vd[max]と最小値Vm[min],Vd[min]との差|Vm[max]−Vm[min]|,|Vd[max]−Vd[min]|を,検出信号Rm,Rdの振幅として算出する(図3参照)。なお,前記予め設定された時間帯は,各パッチトナー像P2〜P4の静電潜像書き込み(露光)時点からそのパッチトナー像P2〜P4が前記パッチ通過部Qに到達するまでに要する設計上の時間(各画像形成部01〜04の配置位置や中間転写ベルト5の移動速度等に基づく計算上の時間)とその時間の想定変動範囲とに基づいて予め設定された時間帯である。
一方,制御部8が,4つの彩色のパッチトナー像P2〜P4(前記特定のパッチトナー像の一例)のうち,それが前記パッチ通過部Qを通過することによる前記P偏光受光素子64の検出信号Rmの振幅(変化幅)よりも,前記S偏光受光素子65の検出信号Rdの振幅(変化幅)の方が大きいものが所定数以上(例えば,1つ以上又は2つ以上)である場合に,前記S偏光受光素子65の検出信号Rdを全ての彩色のパッチトナー像P2〜P4(前記特定のパッチトナー像)の検出用として選択し,そうでない場合に前記P偏光受光素子64の検出信号Rmを全ての彩色のパッチトナー像の検出用として選択することも考えられる。
例えば,彩色のパッチトナー像P2〜P4のうち,対応する前記P偏光受光素子64の検出信号Rmの振幅|Vm[max]−Vm[min]|よりも前記S偏光受光素子65の検出信号Rdの振幅|Vd[max]−Vd[min]|の方が大きいものが2つ以上存在する場合に,前記S偏光受光素子65の検出信号Rdを全ての彩色のパッチトナー像P2〜P4(前記特定のパッチトナー像)の検出用として選択することが考えられる。
このような選択方法は,P偏光受光素子64及びS偏光受光素子65の検出信号を混在して彩色のパッチトナー像の検出用として選択すると,両素子64,65の検出信号の時間のずれ(P偏光及びS偏光の各光路長の差等に起因するずれ)が,前記パッチ通過タイミングの検出精度上特に問題になる場合(その時間のずれの補正が手間である場合を含む)や,処理を簡易にしたい場合等に好適である。
そして,制御部8は,彩色のパッチトナー像P2〜P4については,以上のようにして選択したP偏光受光素子64又はS偏光受光素子65の検出信号(Rm又はRd)に基づいて,彩色のパッチトナー像P2〜P4についての前記パッチ通過タイミングを検出する。また,制御部8は,ブラックのパッチトナー像P1については,常に,P偏光受光素子64の検出信号に基づいて前記パッチ通過タイミングを検出する(前記パッチ通過タイミング検出手段の一例)。
なお,使用するすべての色のパッチトナー像P1〜P4について,以上に示した彩色のパッチトナー像P2〜P4と同様にして前記パッチ通過タイミングを検出することも考えられる。
また,制御部8は,図4に示したように,例えば次に例示する2種類の処理のいずれかを実行することによって前記パッチ通過タイミングを検出する。
第1の例としては,制御部8が,P偏光受光素子64及びS偏光受光素子65の検出信号Rm,Rdが所定のしきい値Lsに対し往復して交差する2回の交差時点t1,t2の中央の時点tx1を前記パッチ通過タイミングとして検出することが考えられる(図4参照)。
第2の例としては,制御部8が,P偏光受光素子64及びS偏光受光素子65の検出信号Rm,Rdの波形を所定のしきい値Lsでカットして得られる波形の重心位置に対応する時点tx2を前記パッチ通過タイミングとして検出することが考えられる(図4参照)。
ここで,上記第1の例及び第2の例のいずれを採用する場合でも,制御部8は,前記パッチ通過タイミングの検出に用いる前記所定のしきい値Lsを,パッチトナー像Pが前記パッチ通過部Qを通過することにより変化するP偏光受光素子64及びS偏光受光素子65の検出信号Rm,Rdの変化範囲(図3におけるVm[min]〜Vm[max],Vd[min]〜Vd[max]の各範囲)において自動設定することが望ましい(前記しきい値設定手段の一例)。
例えば,制御部8は,各検出信号Rm,Rdの変化範囲(図3におけるVm[min]〜Vm[max],Vd[min]〜Vd[max]の各範囲)を予め定められた比(例えば,0.5)で分割した値をしきい値Lsとする。
これにより,中間転写ベルト5の経時劣化によってP偏光受光素子64及びS偏光受光素子65の検出信号の変化範囲が変動しても,その変動に応じて適切なしきい値Lsが自動設定され好適である。
そして,制御部8は,パッチトナー像P1〜P4それぞれの前記パッチ通過タイミングと,予め定められた目標とするタイミングとのずれ(即ち,中間転写ベルト5への各色のトナー像の転写位置のずれ)を補正(修正)する前記レジスト補正処理を実行する。
なお,レジスト補正処理における補正パラメータとしては,例えば,4つの画像形成部01〜04における感光体ドラム11〜14に対する露光タイミングや,中間転写ベルト5の移動速度(回転速度)等が考えられる。
本発明は,画像形成装置への利用が可能である。
本発明の実施形態に係る画像形成装置Xの主要部の構成を表す図。 画像形成装置Xが備えるレジスト検出センサ6の構成を表す図。 中間転写ベルトに転写された複数色のパッチトナー像と初期状態及び劣化状態の中間転写ベルトそれぞれに対する正反射光及び散乱反射光の各強度信号の変化とを表す図。 パッチトナー像の通過部からの正反射光の強度信号の波形に基づきパッチトナー像がその通過部を通過するタイミングを検出する方法の一例を説明する図。 パッチトナー像の通過部からの反射光の強度信号の振幅の大きさとパッチトナー像がその通過部を通過するタイミングの検出誤差との関係を模式的に表した図。
符号の説明
X :画像形成装置
5 :中間転写ベルト
6 :レジスト検出センサ
7 :ベルト支持ローラ
8 :制御部
11〜14:感光体ドラム
21〜24:帯電装置
31〜34:露光装置
41〜44:現像装置
51〜54:一次転写装置
61:LED光源
62:第1偏光フィルタ
63:第2偏光フィルタ
64:P偏光受光素子
65:S偏光受光素子
P1〜P4:パッチトナー像
Q :パッチ通過部

Claims (8)

  1. それぞれ異なる色のトナー像を像担持体から移動中の中間転写体へ転写する複数の画像形成手段と,該複数の画像形成手段から前記中間転写体へ転写された異なる色の複数のパッチトナー像それぞれが所定のパッチ通過部を通過するタイミングであるパッチ通過タイミングの検出結果に基づいて前記中間転写体への各色のトナー像の転写位置のずれを修正するレジスト補正手段と,を備えた画像形成装置であって,
    前記パッチ通過部に照射された光の正反射光の強度を検出する正反射光検出手段と,
    前記パッチ通過部に照射された光の散乱反射光の強度を検出する散乱反射光検出手段と,
    複数の前記パッチトナー像のうちの1つ以上の特定のパッチトナー像について,該特定のパッチトナー像が前記パッチ通過部を通過することにより変化する前記正反射光検出手段及び前記散乱反射光検出手段の検出信号の変化幅の比較に基づいて,前記特定のパッチトナー像の検出に用いる前記正反射光検出手段又は前記散乱反射光検出手段のいずれかの検出信号を選択する信号選択手段と,
    前記信号選択手段により選択された前記正反射光検出手段又は前記散乱反射光検出手段の検出信号に基づいて前記特定のパッチトナー像についての前記パッチ通過タイミングを検出するとともに,前記正反射光検出手段の検出信号に基づいて前記特定のパッチトナー像以外の前記パッチトナー像についての前記パッチ通過タイミングを検出するパッチ通過タイミング検出手段と,
    を具備してなることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記特定のパッチトナー像が彩色のトナー像であり,それ以外の前記パッチトナー像が黒色のトナー像である請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記信号選択手段が,複数の前記特定のパッチトナー像それぞれについて,前記正反射光検出手段及び前記散乱反射光検出手段の検出信号のうち変化幅が大きい方を前記特定のパッチトナー像の検出に用いるものとして個別に選択してなる請求項1又は2のいずれかに記載の画像形成装置。
  4. 前記信号選択手段が,複数の前記特定のパッチトナー像のうち,前記正反射光検出手段の検出信号の変化幅よりも前記散乱反射光検出手段の検出信号の変化幅の方が大きいものが所定数以上である場合に,前記散乱反射光検出手段の検出信号を全ての前記特定のパッチトナー像の検出に用いるものとして選択し,そうでない場合に前記正反射光検出手段の検出信号を全ての前記特定のパッチトナー像の検出に用いるものとして選択してなる請求項1又は2のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記パッチ通過タイミング検出手段が,前記正反射光検出手段及び前記散乱反射光検出手段の検出信号が所定のしきい値に対し往復して交差する2回の交差時点の中央の時点を前記パッチ通過タイミングとして検出してなる請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記パッチ通過タイミング検出手段が,前記正反射光検出手段及び前記散乱反射光検出手段の検出信号の波形を所定のしきい値でカットして得られる波形の重心位置に対応する時点を前記パッチ通過タイミングとして検出してなる請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記パッチ通過タイミング検出手段により用いられる前記所定のしきい値を,前記パッチトナー像が前記パッチ通過部を通過することにより変化する前記正反射光検出手段及び前記散乱反射光検出手段の検出信号の変化範囲内において自動設定するしきい値設定手段を具備してなる請求項5又は6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記正反射光検出手段が,前記パッチ通過部に照射されたP偏光の正反射方向において偏光フィルタを通過したP偏光の強度を検出するP偏光検出手段であり,
    前記散乱反射光検出手段が,前記偏光フィルタに反射したS偏光の強度を検出するS偏光検出手段である請求項1〜7のいずれかに記載の画像形成装置。
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