JP6198510B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの複合機などの画像形成装置に関し、特に、補正用のトナー画像の形成に関する。
1つの記録材上に各色の画像を重ねて形成する、例えばデジタルカラー複写機などの画像形成装置では、各色の位置ずれ、即ち色ずれが問題となる。この位置ずれ(色ずれ)を補正するためには、例えばデジタルカラー複合機の場合、各画像形成部で像担持体上に短冊状に形成する色ずれ補正パターン(補正用のトナー画像)を光学センサで高精度に検出することが重要となる。
しかしながら、単純に短冊状の色ずれ補正パターンを形成すると、エッジ効果による検出精度の低下を招いていた。そこで、色ずれ補正パターンの前後に離間してラインパターンを形成することで、エッジ効果による色ずれ補正パターンの端部のトナー濃度の増加を抑制する手段が提案されている(特許文献1参照)。
特開2006−189625号公報
ここで、上述の特許文献1に記載された構成の場合、磁性トナーを使用した1成分現像剤を用いたものであると考えられる。一方、非磁性トナーと磁性キャリアとを含む2成分現像剤を用いた場合、色ずれ補正パターンの端部の濃度が減少する可能性がある。
即ち、2成分現像剤を用いた現像装置では、現像スリーブに内包されたマグネットローラによる磁束線に沿ってトナーとキャリアとからなる磁気穂が形成され、この磁気穂から感光ドラム上の静電潜像が形成された位置にトナーが現像される。この時、現像スリーブにキャリアで形成された磁気穂(プラス帯電)により一度感光ドラムに移ったトナー(マイナス帯電)が磁気穂に戻される現象、所謂カウンターチャージが発生する。また、現像性を高めるため、感光ドラムの周速に対して現像スリーブの周速を速くすることが一般的である。
このため、感光ドラム上の作像域と非作像域の境界部である静電潜像の副走査方向後端部においては、非作像域を通過したトナーを現像させない電界領域を通過した磁気穂が副走査方向後端部を通過する。そして、この部分では、トナーが磁気穂に戻され、感光ドラム上のトナー量が低下し、トナー画像の後端部のトナー量低下が発生する。
このように後端部の濃度が減少した色ずれ補正パターンをセンサで検出する場合、色ずれ補正パターンの検知位置の誤差が生じて、色ずれ補正(画像形成部により形成するトナー画像の位置の補正)を十分に行えない可能性がある。
本発明は、このような事情に鑑み、2成分現像剤を用いた構造で、画像形成部により形成するトナー画像の位置の補正を精度良く行える構成を実現すべく発明したものである。
本発明は、回転可能な第1の像担持体と、前記第1の像担持体に静電潜像を形成する第1の潜像形成部と、回転可能に設けられ、前記第1の像担持体に対向して配置され、前記第1の像担持体と最近接する位置で前記第1の像担持体の移動方向と同じ方向に移動可能であり、前記第1の像担持体に形成された静電潜像を現像するために第1のトナーと磁性キャリアを含む現像剤を担持する第1の現像剤担持体を有し、前記第1の像担持体に形成された静電潜像を前記第1のトナーを用いて現像することによりトナー画像を形成する第1の画像形成部と、回転可能な第2の像担持体と、前記第2の像担持体に静電潜像を形成する第2の潜像形成部と、回転可能に設けられ、前記第2の像担持体に対向して配置され、前記第2の像担持体と最近接する位置で前記第2の像担持体の移動方向と同じ方向に移動可能であり、前記第2の像担持体に形成された静電潜像を現像するために第2のトナーと磁性キャリアを含む現像剤を担持する第2の現像剤担持体を有し、前記第2の像担持体に形成された静電潜像を前記第2のトナーを用いて現像することによりトナー画像を形成する第2の画像形成部と、前記第1の画像形成部から画像転写部材に転写されたトナー画像の濃度に基づいて当該トナー画像の位置を検出し、前記第2の画像形成部から前記画像転写部材に転写されたトナー画像の濃度に基づいて当該トナー画像の位置を検出する検出ユニットと、前記検出ユニットによって検出された、前記第1の画像形成部から前記画像転写部材に転写されたトナー画像の位置と、前記検出ユニットによって検出された、前記第2の画像形成部から前記画像転写部材に転写されたトナー画像の位置とに基づいて、前記第1の潜像形成部により前記第1の像担持体に形成する静電潜像の位置と、前記第2の潜像形成部により前記第2の像担持体に形成する静電潜像の位置とを補正する補正動作を実行可能な制御部と、を備えた画像形成装置であって、前記制御部は、前記補正動作の実行に伴い、前記補正動作を実行するためのトナー画像として現像される静電潜像である第1の潜像パターン及び第2の潜像パターンを、前記第2の潜像パターンが、前記第1の潜像パターンよりも前記第1の潜像パターンの移動方向上流側で前記第1の潜像パターンに連続して形成され、前記第1の潜像パターンよりも前記第1の潜像パターンの移動方向下流側では前記第1の潜像パターンに連続して形成されず、且つ前記第2の潜像パターンを現像した際のトナー画像の濃度が前記第1の潜像パターンを現像した際のトナー画像の濃度よりも低くなるように、前記第1の潜像形成部により前記第1の像担持体に形成させ、前記補正動作を実行するためのトナー画像として現像される静電潜像である第3の潜像パターン及び第4の潜像パターンを、前記第4の潜像パターンが、前記第3の潜像パターンよりも前記第3の潜像パターンの移動方向上流側で前記第3の潜像パターンに連続して形成され、前記第3の潜像パターンよりも前記第3の潜像パターンの移動方向下流側では前記第3の潜像パターンに連続して形成されず、且つ前記第4の潜像パターンを現像した際のトナー画像の濃度が前記第3の潜像パターンを現像した際のトナー画像の濃度よりも低くなるように、前記第2の潜像形成部により前記第2の像担持体に形成させることを特徴とする画像形成装置にある。
本発明によれば、2成分現像剤を用いた構造で、画像形成部により形成するトナー画像の位置の補正を精度良く行える。
本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の概略構成図。 パターン検知センサの検知構成を説明するための模式図。 本実施形態の色ずれ補正に関する制御ブロック図。 パターン検知センサで検知した信号を2値化した信号を示す図。 書き込みパルス幅を変更することでトナー画像の濃度を変更することを示す図。 画像形成装置のプリント動作を示すフローチャート。 現像スリーブと感光ドラムとトナーの関係を示す模式図。 後端が濃度低下した色ずれ補正用パターンを読み取った時のセンサ出力信号を示す図。 (a)本実施形態の色ずれ補正パターンを中間転写ベルト上に形成した状態を模式的に示す断面図と平面図、(b)本パターンと補助パターンと、これらを形成するための静電潜像の電位を測定した図。 (a)中間転写ベルト上に形成した各色の色ずれ補正パターンを模式的に示す断面図、平面図、及びこれら各パターンを検知した時のセンサ出力信号を示す図、(b)各色の色ずれ補正パターンの形状を模式的に示す平面図。 (a)カラーの色ずれ補正パターンを、(b)ブラックの色ずれ補正パターンを、それぞれ模式的に示す断面図、これを検知した時のセンサ出力信号、及びこれを2値化した図。 本発明の第2の実施形態に係る、中間転写ベルト上に形成した各色の色ずれ補正パターンを模式的に示す断面図、平面図、及びこれら各パターンを検知した時のセンサ出力信号を示す図。 本発明の第3の実施形態に係る、中間転写ベルト上に形成した色ずれ補正パターンを模式的に示す断面図、平面図、及びこれら各パターンを検知した時のセンサ出力信号を示す図。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態について、図1ないし図11を用いて説明する。まず、本実施形態の画像形成装置の概略構成について、図1を用いて説明する。
[画像形成装置]
画像形成装置100は、それぞれがトナー画像を形成する複数の画像形成部110a、110b、110c、110d(第1の画像形成部、第2の画像形成部)を備える。複数の画像形成部110a、110b、110c、110dは、それぞれ、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー画像を形成する。そして、この順で、転写体としての中間転写ベルト(中間転写体)5の走行方向(移動方向)に並んで配置されている。
複数の画像形成部110a、110b、110c、110dは、それぞれ、感光ドラム1a、1b、1c、1d、露光装置15a、15b、15c、15d、現像装置16a、16b、16c、16dなどを備える。また、複数の画像形成部110a、110b、110c、110dは、帯電手段としての帯電装置14a、14b、14c、14d、清掃手段としてのクリーナ19a、19b、19c、19dを備える。
像担持体(第1の像担持体、第2の像担持体)としての感光ドラム1a、1b、1c、1dは、トナー画像を担持して中間転写ベルト5の走行方向に沿って回転する。帯電装置14a、14b、14c、14dは、それぞれ、感光ドラム1a、1b、1c、1dの表面を所定の電位に帯電させる。静電潜像形成手段(第1の潜像形成部、第2の潜像形成部)としての露光装置15a、15b、15、15dは、それぞれ、帯電された感光ドラム1a、1b、1c、1dの表面に各色の画像に応じた静電潜像を形成する。具体的には、各色の画像信号に応じてレーザを走査して、感光ドラム上に静電潜像を形成する。
現像装置16a、16b、16c、16dは、それぞれ各色のトナー(第1のトナー、第2のトナー)を収容しており、感光ドラム1a、1b、1c、1dの表面に形成された静電潜像を各色のトナーで現像する。具体的には、現像装置16a、16b、16c、16dは、それぞれ、非磁性トナーと磁性キャリアとを有する2成分現像剤を収容している。また、それぞれ、現像剤担持体(第1の現像剤担持体、第2の現像剤担持体)としての現像スリーブ20a、20b、20c、20dを備えており、現像スリーブ20a、20b、20c、20dの内側には、マグネットローラを回転不能に配置している。各現像装置内のトナー及びキャリアは、内部で撹拌搬送されることで、トナーはマイナスにキャリアはプラスに帯電する。このように互いに異なる極性に帯電したトナーとキャリアは、マグネットローラによる磁束線に沿って、現像スリーブ20a、20b、20c、20d上に担持され、磁気穂が形成される。現像スリーブ20a、20b、20c、20dは、それぞれ感光ドラム1a、1b、1c、1dの回転方向に沿う方向(最近接する位置で感光ドラム1a、1b、1c、1dの移動方向と同じ方向)、即ち、逆方向に回転する。本実施形態では、現像スリーブ20a、20b、20c、20dの線速度を、感光ドラム1a、1b、1c、1dの線速度よりも速くしている。なお、線速度とは、それぞれの表面が移動する速度とする。
現像スリーブ20a、20b、20c、20dにそれぞれ担持された各色のトナーを有する磁気穂は、不図示の規制ブレードにより所定の高さに規制され、且つ、更に帯電されて、感光ドラム1a、1b、1c、1dと対向する現像位置に搬送される。そして、各色のトナーを有する磁気穂は、感光ドラムに接触しつつ回転し、現像スリーブと感光ドラムとの間で所定の現像バイアスが印加されることで、トナーが感光ドラムに向けて飛翔し、静電潜像がトナーにより現像される。この結果、各感光ドラム1a、1b、1c、1dの表面に各色のトナー画像が形成される。
感光ドラム1a、1b、1c、1dに形成されたトナー画像は、画像転写部材としての中間転写ベルト5上に順次重ねて転写されることで、フルカラーのトナー画像6が形成される。中間転写ベルト5は、駆動ローラ2、張架ローラ3などに張架され、駆動ローラ2が回転することで図1の矢印方向に回転(走行)する。張架ローラ3の中間転写ベルト5を挟んで対向する位置には、転写ローラ4が配置され、二次転写部T2を形成している。中間転写ベルト5上に形成されたトナー画像6は、二次転写部T2に搬送されて、用紙、OHPシートなどの記録材に転写される。記録材は、不図示のカセットから搬送ローラ10、11により搬送され、レジストローラ13により斜行補正された後、先端検知センサ8により先端が検知される。そして、記録材は、レジストローラ13により、中間転写ベルト5により搬送されるトナー画像6と同期して二次転写部T2に搬送される。
トナー画像6が転写された記録材は、搬送ベルト12により不図示の定着装置に搬送され、定着装置で加圧、加熱されることで、記録材に画像が定着され、画像が定着されて記録材は、装置外に排出される。感光ドラムから中間転写ベルト5に各色のトナー画像が転写された後に感光ドラム上に残ったトナーは、クリーナ19a、19b、19c、19dにより清掃される。同様に、中間転写ベルト5から記録材にトナー画像6が転写された後に中間転写ベルト5上に残ったトナーは、クリーニング装置18により清掃される。
このような各部の制御は、制御手段でもある補正手段としての制御部200により制御される。制御部200は、上述の複数の画像形成部110a、110b、110c、110dにそれぞれ補正用のトナー画像としての色ずれ補正パターン9を形成させる。そして、制御部200は、中間転写ベルト5上に転写された各色の色ずれ補正パターン9をトナー検知手段(検出ユニット)としてのパターン検知センサ7により検知した結果に基づいて、画像形成部により形成するトナー画像の位置を補正、即ち、色ずれ補正を行う。例えば、露光装置15a、15b、15c、15dの書き出しタイミングをずらすことにより、色ずれ補正(補正動作)を行う。
中間転写ベルト5上に転写された色ずれ補正パターン9は、二次転写部T2で転写時と逆方向のバイアスを印加する、或いは、転写ローラ4を中間転写ベルト5上から離間させるなどして、二次転写部T2を通過させる。そして、色ずれ補正パターン9は、二次転写部T2の中間転写ベルト5の走行方向下流に配置されたクリーニング装置18により清掃される。
[パターン検知センサ]
次に、上述のように色ずれ補正パターン9を検知するパターン検知センサ7について、図1及び図2を用いて説明する。パターン検知センサ7は、中間転写ベルト5の走行方向に関し、最下流に位置する画像形成部110dの更に下流で、中間転写ベルト5の表面に対向するように配置されている。そして、パターン検知センサ7が中間転写ベルト5上に所定のタイミングにおいて上述のように形成された各色の色ずれ補正パターン9を読み取り、後述の各制御を行うことで、色ずれ補正が行われる。
このようなパターン検知センサ7は、上述した通り中間転写ベルト5上に形成する色ずれ補正パターン9を検出するための反射型光学センサである。パターン検知センサ7は、図2に示すように、発光手段としてのLEDなどの発光素子7aと、受光手段としての受光素子7bとを備える。受光素子7bは、発光素子7aから中間転写ベルト5へ照射した光の乱反射光が受光できるように、入射角と反射角が等しくならない位置に配置されている。また、センサ組み立て時にそれぞれの素子の光軸調整がされており、正確にパターン位置を検出できるようになっている。そして、パターン検知センサ7では、中間転写ベルト5の表面、或いは、そこに形成されたトナーパターンからの反射光を受光素子7bで受光し電圧変換されて出力される。受光素子7bで受光した出力電圧信号は、信号発生コンパレータ220に入力される。
[色ずれ補正]
次に、上述のようにパターン検知センサ7により色ずれ補正パターン9を読み取って、色ずれ補正する制御について、図3ないし図6を用いて説明する。図3に示すように、制御部200は、CPU201と、ROM210と、現像モータ制御部211と、信号発生コンパレータ220と、A/Dコンバータ221とを備える。パターン検知センサ7の受光素子7bから出力電圧信号は、信号発生コンパレータ220と、A/Dコンバータ221とに入力される。A/Dコンバータ221では、パターン検知センサ7のアナログの出力電圧信号をデジタル信号に変換し、CPU201により認識できるようにする。具体的には、各色毎に専用のトナー画像(パターン)を形成し、これらをパターン検知センサ7で読み取った信号をA/Dコンバータ221でデジタル信号に変換する。そして、CPU201が、パターン検知センサ7で読み取った信号から変換されたデジタル信号に基づいて、各種制御を実行できるようにする。
信号発生コンパレータ220では、図2及び図4に模式的に示すように、パターン検知センサ7で読み取った色ずれ補正パターン9のアナログの出力電圧信号を、所定の閾値によって2値化したデジタル信号を出力する。即ち、センサからのアナログ出力信号が、所定の閾値(図4の破線)より上回っているか、否かを判断して2値化したデジタル信号を出力する。A/Dコンバータ221及び信号発生コンパレータ220からそれぞれ出力されたデジタル信号は、CPU201に入力される。
CPU201は、色ずれ補正制御などで生成するトナーパターンの画像データを生成するパターン生成部202、パターン読み取り制御部203、色ずれ算出部204、色ずれ補正部205を有する。パターン生成部202は、露光装置15a、15b、15c、15dのレーザーパワー若しくは1画素あたりの書き込みパルス幅を制御することで、パターンの濃度を調整するパターン濃度調整部212を有する。
パターン読み取り制御部203は、信号発生コンパレータ220で2値化されたパターン検知センサ7の出力信号を読み取り、一時的にデータを格納する。色ずれ算出部204は、読み取ったパターンデータに基づいて各色毎のずれを算出する。色ずれ補正部205は、算出された色ずれに基づいて露光装置15a、15b、15c、15dの書き込みタイミングなどを補正する。また、CPU201の制御は、ROM210に格納されているプログラムデータに基づいて行われる。現像モータ制御部211は、現像モータの回転数を制御している。
図5は、露光装置15a、15b、15c、15dによる1画素あたりの書き込みパルス幅を変えることで、色ずれ補正パターン9の濃度を変更することを示す図である。露光装置15a、15b、15c、15dによるレーザ書き込みONのところでは、感光ドラムに潜像が形成され、レーザ書き込みOFFのところでは感光ドラムに潜像が形成されなくなり、現像、転写によって平滑化される。よって、例えば1画素あたりの書き込みパルス幅を80%に設定すると、パターン全体の濃度としては、破線で示す濃度80%で均一のパターンが形成される。また、1画素あたりの書き込みパルス幅を40%に設定すると、パターン全体の濃度としては、鎖線で示す濃度40%で均一のパターンが形成される。
図6に、本実施形態の画像形成装置100のプリント動作について示す。画像形成装置100の電源が入り、プリントジョブが開始されたことを検出したら(S601)、制御部200は、プリント動作を開始する(S602)。プリント動作を開始する際、プリント枚数がある所定値以上となった場合(S603)、色ずれ補正動作(オートレジ)を行う(S604〜S607)。そして、プリントジョブが終了か否かを判断し(S610)、プリント動作を繰り返すまたはプリント動作を終了する。
次に上述のオートレジ動作について詳細に説明する。なお、本実施形態の画像形成装置100の各画像形成部110a、110b、110c、110dは、それぞれ同一の構成を備えているので、以下、各色の画像形成部の構成であることを示す添え字a、b、c、dを省略して説明する。例えば現像装置16と言えば、現像装置16a、16b、16c、16dのどれを指しても良いこととする。
オートレジ動作開始の命令を受け取ったら、紙間やダウンタイムを設けて、出力物として目にふれないように、露光装置15によりパターン生成部202にて色ずれ補正パターン9の形成を行う(S604)。具体的には、各色の画像形成部でそれぞれ色ずれ補正パターン9を形成し、中間転写ベルト5に転写する。続いて、中間転写ベルト5上より形成された各色の色ずれ補正パターン9をパターン検知センサ7にて検知する(S605)。次いで、パターン検知センサ7により検知した出力信号を信号発生コンパレータ220により2値化して、この信号をパターン読み取り制御部203に一時的に格納する。更に、色ずれ算出部204にて、読み取ったパターンデータに基づいて色ずれ量を算出する(S606)。そして、色ずれ補正部205が、算出した色ずれ量に基づいて、書き込みタイミングを補正(S607)することで色ずれ補正を行う。
[色ずれ補正パターンの後端のトナー量が低くなる現象について]
次に、感光ドラム1と現像スリーブ20との回転速度に差がある場合に発生する、色ずれ補正パターンの中間転写ベルト5の移動方向(副走査方向)後端のトナー量が低くなる現象について、図7を用いて詳しく説明する。図7は感光ドラム1と現像スリーブ20が最近接する現像領域近傍の拡大図である。図7の上の図は、トナーとキャリアとからなる磁気穂が感光ドラム1に接触する様子を、図7の下の図は、磁気穂のトナーとキャリアとの関係が明確にするために模式化したものを、それぞれ示している。
感光ドラム1と現像スリーブ20とは、図示のように各々矢印の方向に回転している、所謂ウィズ現像方式を採用している。ウィズ現像方式の方がカウンター現像方式に対して磁気穂と感光ドラム1の摺擦力が小さくより高画質な画像を得られるためである。現像装置16より感光ドラム1にトナーを現像する際、現像剤担持体である現像スリーブ20に内包されたマグネットローラによる磁束線に沿って、現像スリーブ20上に磁気穂が形成される。この磁気穂はトナーとキャリアから形成され、感光ドラム1上の静電潜像が形成された位置にトナーが現像される構成になっている。また、現像性を高めるため、感光ドラム1の線速度Vdrに対して現像スリーブ20の線速度Vslvを速くしている。これは、感光ドラム1上の静電潜像(潜像パターン)に対して、より多くのトナーに現像機会を与えるためである。
また、現像スリーブ20上に形成された磁気穂は、例えば1mm程度の長さであり、感光ドラム1と現像スリーブ20の最近接部間隔は数100μmが一般的である。このため、最近接部上流では磁気穂が感光ドラム1に衝突して、磁気穂が折れる現象が発生する。したがって、最近接部上流での感光ドラム1近傍の磁気穂の移動速度は、現像スリーブ20の線速度Vslvよりも遅くなり、感光ドラム1の線速度Vdrに倣った速度で最近接部に流れていく。
最近接部に突入した磁気穂は、最近接部で長さが整えられ、最近接部下流では現像スリーブ20の線速度Vslvとほぼ同じ速度で流れていく。このとき、トナーが現像される潜像パターンの副走査方向後端では、磁気穂が、感光ドラム1上にトナーが現像されない潜像パターンが存在している領域を通過して、トナーが現像される潜像パターンが存在する領域上を通過することになる。例えば、現像スリーブ20に担持された磁気穂が、感光ドラム1上の露光されていない暗部電位の領域を通過した後に、潜像パターンの副走査方向後端を通過する。
トナーが現像されない潜像パターンが存在する領域上ではトナーが現像スリーブ20側に移動する力が働いているため、磁気穂先端はキャリアのみがプラス電荷を持って存在する。このプラス電荷はトナーが現像される潜像パターン上の一度現像されたトナーを引き剥がすことがある。この結果、潜像パターン上に現像されたトナー画像(色ずれ補正パターン)の副走査方向後端でトナー量が低くなり、後端の濃度が薄くなったり、後端にトナーが存在しなくなったりする現象が発生する。
この磁気穂が感光ドラム1上のトナーを引き剥がす量は、感光ドラム1と現像スリーブ20の最近接部から下流で感光ドラム1に磁気穂が接触している距離dの範囲で、感光ドラム1上に形成されたトナーを磁気穂が追い越していく距離で決定する。また、感光ドラム1上のトナーが引き剥がされる距離は、現像された感光ドラム1上のトナー濃度が高ければ短くなり、トナー濃度が低い場合には長くなる。特に画像形成部周囲の湿度が高い場合、現像されたトナー帯電量が小さいため、感光ドラム1への付着力が低下し、上述のようにトナーが磁気穂に戻されやすくなるため、後端部のトナー量低下が顕著となる。
図8は、中間転写ベルト5上の色ずれ補正パターン9Aの後端の濃度が低下した時のセンサ出力信号と、その信号を2値化した信号を示す図である。なお、色ずれ補正パターン9Aの図の斜線部は濃度低下が生じていない領域を、梨地部は濃度低下が生じた領域を示す。また、図のセンサ出力及び2値化したデジタル出力の実線が濃度低下の影響を受けた出力を、同じく鎖線が濃度低下を受けなかったと仮定した場合の出力を、それぞれ示す。
色ずれ補正パターン9Aをパターン検知センサ7により検知してその位置を算出する場合、センサ出力を2値化したデジタル出力の立ち上がり信号と立ち下がり信号の中点を算出し、その点をパターンの中心位置としている。鎖線で示すように、色ずれ補正パターン9Aの後端まで濃度が一定の場合、パターン中心位置は、図8のバツ印で示す位置となる。一方、実線で示すように、色ずれ補正パターン9Aの後端の濃度が低下すると、2値化した際のパターンの中心位置は、図8の丸印で示す位置となる。このように、色ずれ補正パターン9Aの後端濃度が低下した場合、パターンの中心位置が、濃度低下が生じなかった場合に比べてずれてしまい、色ずれ補正パターン9Aの正確な位置を検出できなくなる。この結果、色ずれ補正をより正確に行うことが難しくなる。
[本実施形態の色ずれ補正パターン]
本実施形態では、潜像パターン上に現像された色ずれ補正パターンの副走査方向後端でトナー量が低くなり、後端の濃度が薄くなったり、後端にトナーが存在しなくなったりする現象を抑制すべく、色ずれ補正パターン9を以下のように形成している。即ち、図9(a)に示すように、色ずれ補正パターン9は第1トナー画像としての本パターン91と第2トナー画像としての補助パターン92とで形成されている。本パターン91は、色ずれ補正を行うために各色パターンの中心位置を検出するために形成される。補助パターン92は、本パターン91の副走査方向後端のトナー量の低下を抑制するために、本パターン91の中間転写ベルト5の走行方向の上流に連結して形成される。
このために制御部200は、露光装置15により、色ずれ補正パターン9を形成するための静電潜像を形成させるモードを実行可能である。この静電潜像は、図9(b)に示すように、第1潜像パターン301(第1の潜像パターン、第3の潜像パターン)と、第2潜像パターン302(第2の潜像パターン、第4の潜像パターン)とにより形成している。第2潜像パターン302は、第1潜像パターン301よりも静電潜像の移動方向(中間転写ベルト5の走行方向、副走査方向)上流に形成される。
また、第2潜像パターン302は、上記モードの実行時に形成される第1潜像パターン301を現像した際のトナー画像Aが、第1潜像パターンと同一の潜像パターンを単独で形成して現像した際のトナー画像Bに対して、次のように形成している。即ち、トナー画像Aがトナー画像Bに対して、トナー画像が形成される領域が大きくなる、又は、トナー画像の移動方向上流端部の画像濃度が高くなるように形成される。
本実施形態では、第2潜像パターン302は、第1潜像パターン301と連続し、且つ、現像した際のトナー画像の濃度が第1潜像パターン302を現像した際のトナー画像の濃度よりも低くなるように形成されている。なお、第2潜像パターン302は、第1潜像パターン301よりも第1潜像パターン301の移動方向下流側では第1潜像パターン301に連続して形成されていない。具体的には、露光装置15により1画素あたりの書き込みパルス幅を変えることで、図9(b)に示すように、第2潜像パターン302の平均の潜像電位Avを、第1潜像パターン301の平均の潜像電位Tvよりも小さく設定している。ここでの潜像電位Tv、Avは、感光ドラム1上の非潜像形成領域の電位(暗部電位)Vdを基準に設定している。なお、図9(b)は感光ドラム1上の第1潜像パターン301と第2潜像パターン302とを単独で電位測定した際の模式図である。
このように第1潜像パターン301及び第2潜像パターン302を形成することで、現像装置16によりこれら潜像パターンを現像した際に、図9(a)に示すような色ずれ補正パターン9が形成される。したがって、色ずれ補正パターン9は、第1潜像パターン301を現像した第1トナー像である本パターン91と、第2潜像パターン302を現像した第2トナー像である補助パターン92とで形成される。また、補助パターン92のトナー量は、図9(a)に模式的に示すように、本パターン91のトナー量よりも低くなる。このように本パターン91と補助パターン92との間でトナー濃度差をつけることにより、後述するセンサ出力による本パターン91の中心位置のみを検出できる。
ここで、色ずれ補正パターン9の補助パターン92の後端からトナーが引き剥がされる距離Dは、
D=d×{(Vslv−Vdr)/Vslv}×{(Tv−Av)/Tv}
となる。
なお、上記式のdは、感光ドラム1と現像スリーブ20の最近接部から感光ドラム1の回転方向下流で、現像スリーブ20に担持された現像剤(磁気穂)が感光ドラム1に接触している回転方向の長さ(距離)である。また、Vslvは現像スリーブ20の線速度、Vdrは感光ドラム1の線速度、Tvは第1潜像パターン301の潜像電位、Avは第2潜像パターン302の潜像電位である。
上述のように、本パターン91のトナー濃度は補助パターン92のトナー濃度よりも高いため、Tv>Av>0 の関係が成り立っている。また、{(Vslv−Vdr)/Vslv}は、現像スリーブ20が感光ドラム1を追い越していく相対速度比を表している。したがって、d×{(Vslv−Vdr)/Vslv}は、距離dの範囲内で現像スリーブ20上の磁気穂が感光ドラム1を追い越していく距離を表している。例えば、d=1mm、Vslv=400mm/s、Vdr=300mm/sの場合には、0.25mmだけ磁気穂が追い越していく。このため、現像スリーブ20上の磁気穂が感光ドラム1上にトナーが現像されない潜像パターンが存在している領域を通過して、補助パターン92を0.25mmだけ通過し、補助パターン92の後端から徐々にトナーを引き剥がすことがある。
但し、補助パターン92のトナー濃度が高い場合には、追い越していく磁気穂への補助パターン92の後端からのトナーの供給量が多くなるため、後端からトナーが引き剥がされる距離Dは短くなる。一方、補助パターン92のトナー濃度が低い場合には、補助パターン92の後端からのトナー供給量が少なくなるため、後端からトナーが引き剥がされる距離Dが長くなる。したがって、補助パターン92を形成するための第2潜像パターンの潜像電位Avが大きい場合は補助パターン92のトナー濃度が高くなるので、{(Tv−Av)/Tv}が小さくなり、距離Dが短くなる。一方、潜像電位Av小さい場合には補助パターン92のトナー濃度が低くなるので、{(Tv−Av)/Tv}が大きくなり、距離Dが長くなる。
何れにしても、第2潜像パターン302の移動方向(副走査方向)の長さDAとした場合に、次式を満たすように第2潜像パターン302を形成する。
DA>d×{(Vslv−Vdr)/Vslv}×{(Tv−Av)/Tv}
即ち、DAを、上述の距離Dよりも大きくする。これにより、磁気穂によりトナーが引き剥がされる領域が、第2潜像パターン302により形成される補助パターン92内に収めることができる。この結果、本パターン91の代わりに補助パターン92内で後端の濃度低下が収まるため、本パターン91で後端の濃度低下が防止できる。
次に、上述のように形成した各色の色ずれ補正パターン9を中間転写ベルト5上に転写して、パターン検知センサ7により検知する場合について、図10及び図11により説明する。なお、各色の色ずれ補正パターンの符号は、Yが9a、Mが9b、Cが9c、Kが9dとする。また、各色の本パターンの符号は、YがYt、MがMt、CがCt、KがKtとし、各色の補助パターンの符号は、YがYa、MがMa、CがCa、KがKaとする。
図10に示すように、パターン検知センサ7の受光素子7bでは、中間転写ベルト5へ照射した光の反射光の乱反射成分は少ないためセンサ出力は低くなる。一方、中間転写ベルト5上にパターン画像等のイエロー、マゼンタ、シアンのトナー像(カラーパターン)がある場合は、乱反射成分が多くなるためセンサ出力は高くなる。また、ブラックのトナー画像(ブラックパターン)の検知には、図10に示すように、中間転写ベルト5の表面にカラーのトナー画像(例えばマゼンタのトナー画像Mt)を形成して、その上にブラックのトナー画像を形成する。即ち、マゼンタパターンMtを下地にしてブラックの色ずれ補正パターン9dを形成する。これにより、ブラックパターンは、乱反射成分が少ないためセンサ出力は低くなり、カラーパターンは乱反射成分が多くなるためセンサ出力は高くなるため、図示するようなセンサ出力波形となり、ブラックパターンの検出をすることが可能となる。
図10(b)は、実際に中間転写ベルト5上に形成される各色の色ずれ補正パターンを示す図である。各色の色ずれ補正パターンは、中間転写ベルト5の走行方向に対して傾斜して形成される。これにより、主走査方向及び副走査方向それぞれの色ずれを同時に検知することができる。
図11は、パターン検知センサ7で(a)カラーパターン9a、9b、9cと、(b)ブラックパターン9dを検知した時のセンサ出力信号と、この出力信号を所定の閾値で2値化した信号を示す図である。なお、図11(a)では、カラーパターンとしてイエローパターン9aについて示したが、マゼンタパターン9b、シアンパターン9cについても同様である。また、図のパターン後端の白抜き部分は、トナー画像の濃度が低下した部分(濃度低下部)を示している。
図11に示すように、本実施形態では、所定の閾値を、本パターンYt、Ktをパターン検知センサ7により検知した出力値(センサ出力)と、補助パターンYa、Kaをパターン検知センサ7により検知した出力値との間に設定している。このため、所定の閾値は、イエローパターン9aの補助パターンYaのセンサ出力よりも大きく、ブラックパターン9dの補助パターンKaよりも小さい。このように設定された閾値により、本パターンYt、Ktの出力値を2値化した信号(デジタル出力)とする。そして、この2値化した信号の閾値の本パターンYt、Ktの出力値側の範囲の色ずれ補助パターンの移動方向(中間転写ベルト5の走行方向)の中心位置を求めることで、複数の画像形成部により形成するトナー画像の位置を補正する。
即ち、イエローパターン9aでは、2値化した際、2値化出力(デジタル出力)の立ち上がり信号と立ち下がり信号の中点を算出し、その点をイエローパターンの中心位置としている。また、ブラックパターン9dでは、2値化した際、中間転写ベルト5の走行方向に対して前方に存在するマゼンタパターンMtの立ち下がり信号と、その後の立ち上がり信号の中点を算出し、その点をブラックパターン9dの中心位置としている。カラーパターン9a、9b、9c、ブラックパターン9d共に、上述の図7、8で説明したようなメカニズムにより補助パターンの後端の濃度が低くなるが、本パターンの後端の濃度低下が抑制されるため、本パターンの中心位置はずれない。このため、本パターンの正確な位置を検出でき、色ずれ補正を高精度に行うことができる。
本実施形態では、例えば、次のように設定する。即ち、感光ドラム1上の非潜像形成領域の電位(暗部電位)Vd=−600V、現像スリーブ20に印加される電位の中心値Vdc=−400V、本パターン91の潜像電位Tv=440V、補助パターン92の潜像電位Av=260Vに設定する。この場合、カラーパターンにおいては、パターン検知センサ7で検知した非潜像領域のセンサ出力値は0.5Vであり、本パターンのセンサ出力値が4.0Vとなる。また、補助パターンが現像工程でトナー引き剥がされずに残る場合には0.9V程度の補助パターンのセンサ出力信号が予想される。一方、補助パターンのトナーが全て引き剥がされてしまう場合には0.5Vのセンサ出力値を示す。
またブラックパターンの本パターンのセンサ出力値は0.3Vとなり、補助パターンはトナーの引き剥がしの可能性を考慮すると3.6Vから4.0Vの間のセンサ出力値が予想される。従って、本パターンの中心位置を検出するための閾値は、カラーの補助パターンのセンサ出力値とブラックの補助パターンのセンサ出力値の間に設ければ良いので、この場合は、閾値を2.5Vに設定する。
また、感光ドラム1の線速度Vdr=300mm/s、現像スリーブ20の線速度Vslv=420mm/sとすると、感光ドラム1と現像スリーブ20の最近接から下流で感光ドラムに磁気穂が接触している距離d=1.5mmである。補助パッチの副走査方向後端からトナーが引き剥がされる距離Dは上記設定値と上記式から約270μmとなる。したがって、補助パッチの副走査方向の長さDAを距離Dよりも大きい、500μmに設定する。
上述のように本実施形態の場合、補正用のトナー画像である色ずれ補正パターン9を形成するための静電潜像を、第1潜像パターン301と、第1潜像パターン301よりも上流の第2潜像パターン302とにより形成している。そして、第1潜像パターン301を現像した際のトナー画像が、これと同一の潜像パターンを単独で形成して現像した際のトナー画像に対して、トナー画像が形成される領域が大きくなるか、移動方向上流端部(後端)の画像濃度が高くなるようにしている。
即ち、第1潜像パターン301と同一の潜像パターンを単独で形成して現像した際のトナー画像の後端でトナーがなくなるような場合でも、第2潜像パターン302を形成することで、本パターン91の後端にはトナーが存在することになる。また、第1潜像パターン301と同一の潜像パターンを単独で形成して現像した際のトナー画像の後端でトナーの濃度が低くなるような場合でも、第2潜像パターン302を形成することで、本パターン91の後端のトナー濃度の低下を抑えられる。そして、このトナー濃度を上述の場合よりも高くできる。
更に言えば、本実施形態の場合、第1潜像パターン301を現像した本パターン91の上流に、第2潜像パターン302を現像した補助パターン92が存在することで、本パターン91の後端のトナーが磁気穂に引き剥がされることを防止できる。言い換えれば、補助パターン92のトナーが、本パターン91の後端のトナーの代わりに磁気穂に引き剥がされることで、本パターン91の後端のトナー濃度の低下、或いは、トナーがなくなることを抑制できる。
このため、第1潜像パターン301を現像した際の本パターン91をパターン検知センサ7により正確に検知できる。即ち、パターン検知センサ7で検知する本パターン91の中心位置がずれることを抑制できる。この結果、2成分現像剤を用いた構造で、画像形成部110により形成するトナー画像の位置の補正を精度良く行える。
なお、本実施形態では、図4に示したように受光素子7bにより検出された光量における信号波形を、ある閾値に基づいてコンパレートすることでパルス信号を発生させ、パルスの重心位置(中心位置)を算出してオートレジを行うようにしている。但し、前述の信号波形のピークの中心位置を検知してパルス信号を発生させてオートレジを行っても良い。例えば、信号波形を微分することで信号の立ち上がり位置と立ち下がり位置とが分かるため、これらの位置から中心位置を求められる。
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態について、図12を用いて説明する。本実施形態では、パターン検知センサ7により検知した信号を2値化するための閾値を複数設定している。その他の構成及び作用については、上述の第1の実施形態と同様であるため、重複する説明を省略または簡略にし、以下、同様の構成については同一の符号を付して、第1の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
本実施形態の場合、色ずれ補正パターン9のセンサ出力に対して複数の閾値を設けることで、より簡易にブラックパターン9dの形成が可能としている。本実施形態の場合、パターン検知センサ7は、発光素子7aにより赤外線を照射して、その反射光を受光素子7bにより検出している。ここで、ブラックパターン9dは、赤外線を吸収してしまうため、中間転写ベルト5の表面形状がブラックパターン9dよりも滑らかであるにも拘らず、ブラックパターン9dのセンサ出力は中間転写ベルト5のセンサ出力よりも低い値となる。
そこで、本実施形態では、カラーパターン9a、9b、9c用の閾値とは別に、ブラックパターン9d用の閾値を設定している。即ち、カラーパターン用の閾値は、中間転写ベルト5のセンサ出力値よりも大きく設定し、ブラックパターン9d用の閾値は、中間転写ベルト5のセンサ出力値よりも小さく設定する。なお、それぞれの閾値は、第1の実施形態と同様に、本パターンと補助パターンとのセンサ出力値の間に設定される。これにより、第1の実施形態のように、ブラックパターン9dの下にカラーパターンを形成せずに、ブラックパターン9dをブラックトナー単独で形成しても、ブラックの色ずれ補正パターンの中心位置を検知できる。
本実施形態では、例えば、中間転写ベルト5での乱反射光のセンサ出力は1.2Vであり、カラーパターンの本パターンのセンサ出力値4V、補助パターンのセンサ出力値1.5Vとし、閾値を2.6Vに設定している。また、ブラックパターンの本パターンのセンサ出力値0.5V、補助パターンのセンサ出力値1.4Vであるので、ブラックパターンの閾値を0.8Vに設定している。
また、感光ドラム1の線速度Vdr=250mm/s、現像スリーブ20の線速度Vslv=450mm/sとしており、感光ドラムと現像スリーブの最近接から下流で感光ドラムに磁気穂が接触している距離d=1.5mmである。補助パターンの副走査方向後端からトナーが引き剥がされる距離Dは上記設定値と上記式から約1.1mmとなる。したがって、補助パターンの副走査方向の長さDAを距離Dよりも大きい、1.5mmに設定する。
以上により、色ずれ補正パターン9のセンサ出力の閾値を複数設定できる場合には、ブラックパターンでも本パターンと補助パターンの簡易な構成のみで後端の濃度の低下を防止し、精度の良いパターン検知を行うことができる。
<第3の実施形態>
本発明の第3の実施形態について、図13を用いて説明する。本実施形態では、色ずれ補正パターン9Bを形成するための第2潜像パターン302を、第1潜像パターン301と離間して形成している。したがって、本パターン91と補助パターン92とも離間して形成される。その他の構成及び作用については、上述の第1又は第2の実施形態と同様であるため、重複する説明を省略または簡略にし、以下、同様の構成については同一の符号を付して、第1、第2の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
本実施形態の場合、第1潜像パターン301と第2潜像パターン302とを分離して形成しているが、この間隔は、次の条件を満たすようにしている。即ち、第1潜像パターン301を現像した際のトナー画像が、これと同一の潜像パターンを単独で形成して現像した際のトナー画像に対して、トナー画像が形成される領域が大きくなるか、移動方向上流端部(後端)の画像濃度が高くなるようにする。言い換えれば、この条件を満たせば、上述の第1、第2の実施形態のように第1潜像パターン301と第2潜像パターン302とを連続して形成することなく、分離させても良い。
以下、詳しく説明する。本パターン91単独で色ずれ補正パターンの潜像電位(第1潜像パターン)を形成した場合、後端の濃度低下の発生により、形成された潜像電位領域に対してトナー画像が小さくなる。しかし、本パターン91の中間転写ベルト5の移動方向上流側に分離する補助パターン92を配置しても、本パターン91の潜像電位形成領域に対するトナー画像が本パターン単独の場合よりも大きくなることがある。つまり、本パターン91の後端の濃度が低下しない範囲で、本パターン91から分離した潜像電位で補助パターン92を形成した場合でも、色ずれ補正の精度を向上することできる。
本パターン91の後端の濃度低下を防止するために、中間転写ベルト5の移動方向上流に本パターン91から距離Gだけトナー画像を形成しない領域を設け、その後に補助パターン92を形成する。補助パターン92の後端は、本パターン91の後端から距離DA’に位置している。即ち、補助パターン92と距離Gを合わせた長さがDA’となる。
上述の図7で示した通り、現像性を高めるため、感光ドラム1の線速度Vdrに対して現像スリーブ20の線速度Vslvを速くしている。線速度Vslvは、通常、線速度Vdrに対する速度比が200%以内で設定される。このような場合に距離Gだけ第1潜像パターン301から分離して第2潜像パターン302を設定することで、第2潜像パターン302で磁気穂先端へトナーが集中する。このため、非潜像領域である距離Gの領域を通過しても、プラス電荷をもった磁気穂先端キャリアが第1潜像パターン301に突入する機会は減少する。
例えば、感光ドラム1に対する現像スリーブ20の速度比が180%で、第2潜像パターン302の潜像電位が第1潜像パターン301と同じベタ画像に相当する450Vの場合、G(第1潜像パターン301の移動方向に関して第1潜像パターン301の最上流から第2潜像パターン302の最下流までの距離)が300μm以下で本パターン91の後端の濃度低下を防止できた。但し、距離Gが長くなった場合、磁気穂が非潜像領域に存在する時間が増加してしまうので、先端にプラス電荷を持った磁気穂が第1潜像パターン301に突入する機会が増えてしまう。このため、できるだけ距離Gは短い方が望ましい。また、第2潜像パターン302の潜像電位が小さくなりトナー濃度が低くなると、磁気穂先端へのトナーの集中が減少してしまうため、第2潜像パターン302の潜像電位はできるだけ大きい値が望ましい。
また、第2潜像パターン302と距離Gを合わせた副走査方向の長さDA’は、前述したDよりも長い方が磁気穂先端へのトナーの集中する機会が増えるので望ましい。本実施形態においては、距離Gを200μm、長さDA’を500μmとした。また、本パターン91のセンサ出力TSは4V、補助パターン92のセンサ出力AS’は3Vであった。これにより、色ずれ補正用の位置を検知するための本パターン91の後端の濃度低下を防止し、精度の高い色ずれ補正が可能となった。
なお、本実施形態の場合、第1潜像パターン301と第2潜像パターン302とを離間して配置するため、互いの潜像電位を同じとしても両潜像パターンにより現像されたトナー画像を区別できる。例えば、補助パターン92の後端でトナー濃度が低下し、先端のトナー濃度が本パターン91と同じであっても、距離が離れているため、出力信号から両パターンを区別できる。
<他の実施形態>
上述の説明では、現像スリーブ20の方が感光ドラム1よりも速い速度で回転させているが、同じ速度であっても本発明を適用できる。即ち、これらの速度が同じであっても、現像スリーブ20により担持搬送される磁気穂は、マグネットローラの磁束線との関係で、スリーブ表面に沿うように倒れることと立ち上がることとを繰り返す。このため、磁気穂が立ち上がるときに磁気穂の移動速度が感光ドラム1の表面の移動速度を上回るときがある。そして、このときに、上述した場合と同じメカニズムでトナーが磁気穂に引き剥がされる場合がある。したがって、このような構成であっても本発明を適用することで、色ずれ補正パターン9の検知を正確に行える。
また、上述の説明では、現像スリーブ20に担持される磁気穂(現像剤)が、感光ドラム1に接触するようにしているが、接触しない構成であっても本発明を適用できる。即ち、磁気穂が接触していなくても、トナーが磁気穂に引き剥がされる可能性があるため、本発明を適用することで、色ずれ補正パターン9の検知を正確に行える。
更に上述の説明では、感光ドラム1で形成したトナー画像を中間転写ベルト5に転写してから記録材に転写する構成について説明した。但し、本発明は、感光ドラムから記録材に直接転写する構成にも適用できる。例えば、感光ドラムに沿って記録材を搬送する記録材搬送ベルトに色ずれ補正パターンを転写し、記録材搬送ベルト上の色ずれ補正パターンをパターン検知センサで検知する。或いは、記録材に色ずれ補正パターンを転写して、これをパターン検知センサで検知するようにしても良い。このような直接転写方式の場合、記録材搬送ベルト或いは記録材が転写体に相当する。
1、1a、1b、1c、1d・・・感光ドラム(像担持体)/5・・・中間転写ベルト(転写体)/7・・・パターン検知センサ(トナー検知手段)、9、9a、9b、9c、9d、9B・・・色ずれ補正パターン(補正用のトナー画像)/15、15a、15b、15c、15d・・・露光装置(静電潜像形成手段)/16、16a、16b、16c、16d・・・現像装置、20、20a、20b、20c、20d・・・現像スリーブ(現像剤担持体)/91、Yt、Mt、Ct、Kt・・・本パターン(第1トナー画像)/92、Ya、Ma、Ca、Ka・・・補助パターン(第2トナー画像)/100・・・画像形成装置/110a、110b、110c、110d・・・画像形成部/200・・・制御部(補正手段)/301・・・第1潜像パターン/302・・・第2潜像パターン

Claims (8)

  1. 回転可能な第1の像担持体と、前記第1の像担持体に静電潜像を形成する第1の潜像形成部と、回転可能に設けられ、前記第1の像担持体に対向して配置され、前記第1の像担持体と最近接する位置で前記第1の像担持体の移動方向と同じ方向に移動可能であり、前記第1の像担持体に形成された静電潜像を現像するために第1のトナーと磁性キャリアを含む現像剤を担持する第1の現像剤担持体を有し、前記第1の像担持体に形成された静電潜像を前記第1のトナーを用いて現像することによりトナー画像を形成する第1の画像形成部と、
    回転可能な第2の像担持体と、前記第2の像担持体に静電潜像を形成する第2の潜像形成部と、回転可能に設けられ、前記第2の像担持体に対向して配置され、前記第2の像担持体と最近接する位置で前記第2の像担持体の移動方向と同じ方向に移動可能であり、前記第2の像担持体に形成された静電潜像を現像するために第2のトナーと磁性キャリアを含む現像剤を担持する第2の現像剤担持体を有し、前記第2の像担持体に形成された静電潜像を前記第2のトナーを用いて現像することによりトナー画像を形成する第2の画像形成部と、
    前記第1の画像形成部から画像転写部材に転写されたトナー画像の濃度に基づいて当該トナー画像の位置を検出し、前記第2の画像形成部から前記画像転写部材に転写されたトナー画像の濃度に基づいて当該トナー画像の位置を検出する検出ユニットと、
    前記検出ユニットによって検出された、前記第1の画像形成部から前記画像転写部材に転写されたトナー画像の位置と、前記検出ユニットによって検出された、前記第2の画像形成部から前記画像転写部材に転写されたトナー画像の位置とに基づいて、前記第1の潜像形成部により前記第1の像担持体に形成する静電潜像の位置と、前記第2の潜像形成部により前記第2の像担持体に形成する静電潜像の位置とを補正する補正動作を実行可能な制御部と、
    を備えた画像形成装置であって、
    前記制御部は、前記補正動作の実行に伴い、
    前記補正動作を実行するためのトナー画像として現像される静電潜像である第1の潜像パターン及び第2の潜像パターンを、前記第2の潜像パターンが、前記第1の潜像パターンよりも前記第1の潜像パターンの移動方向上流側で前記第1の潜像パターンに連続して形成され、前記第1の潜像パターンよりも前記第1の潜像パターンの移動方向下流側では前記第1の潜像パターンに連続して形成されず、且つ前記第2の潜像パターンを現像した際のトナー画像の濃度が前記第1の潜像パターンを現像した際のトナー画像の濃度よりも低くなるように、前記第1の潜像形成部により前記第1の像担持体に形成させ、
    前記補正動作を実行するためのトナー画像として現像される静電潜像である第3の潜像パターン及び第4の潜像パターンを、前記第4の潜像パターンが、前記第3の潜像パターンよりも前記第3の潜像パターンの移動方向上流側で前記第3の潜像パターンに連続して形成され、前記第3の潜像パターンよりも前記第3の潜像パターンの移動方向下流側では前記第3の潜像パターンに連続して形成されず、且つ前記第4の潜像パターンを現像した際のトナー画像の濃度が前記第3の潜像パターンを現像した際のトナー画像の濃度よりも低くなるように、前記第2の潜像形成部により前記第2の像担持体に形成させる
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記補正動作において、前記第1の潜像パターンを現像したトナー画像であって、前記検出ユニットによって検出された、前記第1の画像形成部から前記画像転写部材に転写された当該トナー画像の位置と、前記第3の潜像パターンを現像したトナー画像であって、前記検出ユニットによって検出された、前記第2の画像形成部から前記画像転写部材に転写された当該トナー画像の位置とに基づいて、前記第1の潜像形成部により前記第1の像担持体に形成する静電潜像の位置と、前記第2の潜像形成部により前記第2の像担持体に形成する静電潜像の位置とを補正する
    ことを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記補正動作の実行に伴い、
    前記第1の潜像パターン及び前記第2の潜像パターンを、前記第2の潜像パターンの潜像電位が前記第1の潜像パターンの潜像電位よりも小さくなるように、前記第1の潜像形成部により前記第1の像担持体に形成させ、
    前記第3の潜像パターン及び前記第4の潜像パターンを、前記第4の潜像パターンの潜像電位が前記第3の潜像パターンの潜像電位よりも小さくなるように、前記第2の潜像形成部により前記第2の像担持体に形成させる
    ことを特徴とする、請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1の現像剤担持体は、前記第1の像担持体に接触するように現像剤を担持し、
    前記第2の現像剤担持体は、前記第2の像担持体に接触するように現像剤を担持し、
    前記第2の潜像パターンは、前記第1の潜像パターンの移動方向の長さをDA、前記第1の現像剤担持体が前記第1の像担持体と最近接する位置よりも前記第1の像担持体の回転方向下流側で前記第1の現像剤担持体に担持された現像剤が前記第1の像担持体に接触している前記第1の像担持体の回転方向の長さをd、前記第1の像担持体の線速度をVdr、前記第1の現像剤担持体の線速度Vslv、前記第2の潜像パターンの潜像電位をAv、前記第1の潜像パターンの潜像電位をTvとしたとき、
    DA>d×{(Vslv−Vdr)/Vslv}×{(Tv−Av)/Tv}
    を満たすように形成され、
    前記第4の潜像パターンは、前記第3の潜像パターンの移動方向の長さをDA、前記第2の現像剤担持体が前記第2の像担持体と最近接する位置よりも前記第2の像担持体の回転方向下流側で前記第2の現像剤担持体に担持された現像剤が前記第2の像担持体に接触している前記第2の像担持体の回転方向の長さをd、前記第2の像担持体の線速度をVdr、前記第2の現像剤担持体の線速度Vslv、前記第4の潜像パターンの潜像電位をAv、前記第3の潜像パターンの潜像電位をTvとしたとき、
    DA>d×{(Vslv−Vdr)/Vslv}×{(Tv−Av)/Tv}
    を満たすように形成されている
    ことを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像転写部材は、前記第1の像担持体に形成されたトナー画像が転写され、前記第2の像担持体に形成されたトナー画像が転写される回転可能なベルトである
    ことを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 回転可能な第1の像担持体と、前記第1の像担持体に静電潜像を形成する第1の潜像形成部と、回転可能に設けられ、前記第1の像担持体に対向して配置され、前記第1の像担持体と最近接する位置で前記第1の像担持体の移動方向と同じ方向に移動可能であり、前記第1の像担持体に形成された静電潜像を現像するために第1のトナーと磁性キャリアを含む現像剤を担持する第1の現像剤担持体を有し、前記第1の像担持体に形成された静電潜像を前記第1のトナーを用いて現像することによりトナー画像を形成する第1の画像形成部と、
    回転可能な第2の像担持体と、前記第2の像担持体に静電潜像を形成する第2の潜像形成部と、回転可能に設けられ、前記第2の像担持体に対向して配置され、前記第2の像担持体と最近接する位置で前記第2の像担持体の移動方向と同じ方向に移動可能であり、前記第2の像担持体に形成された静電潜像を現像するために第2のトナーと磁性キャリアを含む現像剤を担持する第2の現像剤担持体を有し、前記第2の像担持体に形成された静電潜像を前記第2のトナーを用いて現像することによりトナー画像を形成する第2の画像形成部と、
    前記第1の画像形成部から画像転写部材に転写されたトナー画像の位置を検出し、前記第2の画像形成部から前記画像転写部材に転写されたトナー画像の位置を検出する検出ユニットと、
    前記検出ユニットによって検出された、前記第1の画像形成部により形成されたトナー画像の位置と、前記検出ユニットによって検出された、前記第2の画像形成部により形成されたトナー画像の位置とに基づいて、前記第1の潜像形成部により前記第1の像担持体に形成する静電潜像の位置と、前記第2の潜像形成部により前記第2の像担持体に形成する静電潜像の位置とを補正する補正動作を実行可能な制御部と、
    を備えた画像形成装置であって、
    前記制御部は、前記補正動作の実行に伴い、
    前記補正動作を実行するためのトナー画像として現像される静電潜像である第1の潜像パターン及び第2の潜像パターンを、前記第2の潜像パターンが、少なくとも前記第1の潜像パターンよりも前記第1の潜像パターンの移動方向上流側で前記第1の潜像パターンに離間して形成され、且つ、前記第1の潜像パターンの移動方向に関して前記第1の潜像パターンの最上流から前記第2の潜像パターンの最下流までの距離が300μm以下となるように、前記第1の潜像形成部により前記第1の像担持体に形成させ、
    前記補正動作を実行するためのトナー画像として現像される静電潜像である第3の潜像パターン及び第4の潜像パターンを、前記第4の潜像パターンが、少なくとも前記第3の潜像パターンよりも前記第3の潜像パターンの移動方向上流側で前記第3の潜像パターンに離間して形成され、且つ、前記第3の潜像パターンの移動方向に関して前記第3の潜像パターンの最上流から前記第4の潜像パターンの最下流までの距離が300μm以下となるように、前記第2の潜像形成部により前記第2の像担持体に形成させる
    ことを特徴とする画像形成装置
  7. 前記制御部は、前記補正動作において、前記第1の潜像パターンを現像したトナー画像であって、前記検出ユニットによって検出された、前記第1の画像形成部から前記画像転写部材に転写された当該トナー画像の位置と、前記第3の潜像パターンを現像したトナー画像であって、前記検出ユニットによって検出された、前記第2の画像形成部から前記画像転写部材に転写された当該トナー画像の位置とに基づいて、前記第1の潜像形成部により前記第1の像担持体に形成する静電潜像の位置と、前記第2の潜像形成部により前記第2の像担持体に形成する静電潜像の位置とを補正する
    ことを特徴とする、請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記画像転写部材は、前記第1の像担持体に形成されたトナー画像が転写され、前記第2の像担持体に形成されたトナー画像が転写される回転可能なベルトである
    ことを特徴とする、請求項6又は7に記載の画像形成装置。
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