JP6238769B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シート等の記録材上に画像を形成する機能を備えた、例えば、複写機、プリンタなどの電子写真方式の画像形成装置に関するものである。
近年、複数色の現像剤としてのトナーを使用するカラー画像形成装置においては、高速化及び高生産性化に有利な、いわゆるタンデム方式が採用されることが多くなってきている。このタンデム方式を採用した画像形成装置では、例えばイエロー、マゼンタ、シアン、ブラック等の各色に対応した複数の画像形成ステーションが並設(直列的に配置)されている。そして、画像形成時には、まず、これら複数の画像形成ステーションで形成されたイエロー、マゼンタ、シアン、ブラック等の各色の画像が、互いに重ね合わされた状態で中間転写体上に一次転写される。次に、中間転写体上に多重転写されたイエロー、マゼンタ、シアン、ブラック等の各色の画像は、記録材上に一括して二次転写され、その後、定着されることにより、カラー画像の出力物が得られる。
かかるタンデム方式の画像形成装置においては、各画像形成ステーションで形成されるイエロー、マゼンタ、シアン、ブラック等の各色の画像を、所定の位置に正確に印刷されていることが製品の品質上、重要視される。すなわち、色ずれ(画像の位置ずれ)が発生しないことが重要になる。色ずれが発生する原因としては画像形成装置の製造時の組み付け誤差や、部品公差、部品の熱膨張などで機械寸法が設計値からずれた場合などがあり、レーザの走査方向である主走査方向の色ずれや、レーザの走査方向に垂直な副走査方向の色ずれがある。
そこで、従来では、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック等の検出用トナー像を中間転写体上に形成し、各色のトナー画像間の相対的な色ずれ量を測定する測定機構を設け、その測定値から色ずれ量が小さくなるように画像形成装置を補正する構成が知られている。ここで、色ずれ検出用トナー像の色ずれ量検出には、中間転写体近傍に配置された光学センサによって検出用トナー像の反射濃度を検出することにより行われる。こうして、得られた時間に対する光学センサの出力値から、ある閾値を超える時間と、ある閾値以下になる時間とを検出して検出用トナー像の画像先端と後端(中間転写体の進行方向(移動方向)の下流端部と上流端部)を検出する。
通常は図16にあるように、検出用トナー像から得られた画像先端と後端の検出結果から中点を算出し、各色の中点間の距離と理想の距離とを比較することにより最終的に色ずれ量を判断する(特許文献1)。
特開2007−156159号公報
しかしながら、従来例のような検出用トナー像から得られる中点を用いた色ずれ検出方法では、高温高湿環境や耐久後半等に濃度が薄くなった場合に、色ずれ量の検出精度が低下することが懸念される。これは、高温高湿環境や耐久後半等に濃度が薄くなった場合、検出用トナー像に、いわゆる「掃き寄せ現象」が顕在化しやすくなるためである。
図17を用いて、色ずれ量の検出精度が低下する要因を説明する。通常時の濃度が十分にある場合には、図17(a)のように、光学センサの出力値においてある閾値を超える時間とある閾値以下になる時間から検出用トナー像の画像先端と後端を検出し、その中点
を算出することで色ずれ量検出を行う。検出用トナー像の濃度が全体的に薄くなるならば、図17(b)にあるように検出用トナー像の画像先端と後端は、濃度に応じて光学センサの出力値が小さくなるため、ある閾値以上になる時間とある閾値以下になる時間は通常時に比べて変化してくる。しかし、両端におけるずれ量は、同じように濃度が薄くなるならば変わらないので、その中点を算出することで、そのずれ量をキャンセルすることが可能となる。
しかし、濃度が薄くなった場合には、図17(c)にあるように、検出用トナー像に掃き寄せ現象が発生することで、検出用トナー像の画像後端側で濃度が濃い現象が生じる場合があった。そのため、図17(c)にあるように、検出用トナー像の画像先端は濃度が薄くなるため、光学センサからの出力値がある閾値以上になる時間は通常よりもずれてくる。しかし、画像後端は、掃き寄せのため濃度が濃いままであり、光学センサの出力値がある閾値以下となる時間は通常時と同じで変わらない。そのため最終的に中点を算出した場合に中点位置がずれることから、更に色ごとのずれ量を検出した場合には色ずれ量に実際とずれが生じることとなる。
以上のことから、高温高湿環境下や耐久後半時等において、掃き寄せが発生した場合であっても、精度良く色ずれを検出する方法が望まれていた。
本発明は上記したような事情に鑑みてなされたものであり、複数の現像剤を重ね合わせて画像形成を行う構成において、掃き寄せが発生した場合であっても、より精度の良い画像の位置ずれ量検出を行うことを目的とする。
上記目的を達成するために本発明にあっては、
像担持体と、前記像担持体に対向して設けられ、前記像担持体に対向する位置における移動方向が前記像担持体と同じで移動速度が前記像担持体よりも大きい現像剤担持体とを有する画像形成部が複数設けられ、
各像担持体に形成された現像剤像を順次重なり合うように被転写材に転写して画像形成を行う画像形成装置において、
複数の前記画像形成部で前記被転写材に、前記被転写材の移動方向に沿って所定の間隔でそれぞれ形成された複数の位置ずれ検出用現像剤像を検出する検出手段と、
前記検出手段の検出結果から、それぞれの位置ずれ検出用現像剤像の間の位置ずれ量を導出して、前記像担持体に形成される現像剤像の位置を補正する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記検出結果から、前記被転写材に形成された各位置ずれ検出用現像剤像のうち、前記被転写材の移動方向の上流端部の位置をもとにして、前記位置ずれ量を導出することを特徴とする。
像担持体と、前記像担持体に対向して設けられ、前記像担持体に対向する位置における移動方向が前記像担持体と同じで移動速度が前記像担持体よりも大きい現像剤担持体とを有する画像形成部が複数設けられ、
各像担持体に形成された現像剤像を順次重なり合うように被転写材に転写して画像形成を行う画像形成装置において、
複数の前記画像形成部で前記被転写材に、前記被転写材の移動方向に沿って所定の間隔でそれぞれ形成された複数の位置ずれ検出用現像剤像のうち、前記被転写材の移動方向の上流端部の位置を検出する検出手段と、
前記検出手段の検出結果から、それぞれの位置ずれ検出用現像剤像の間の位置ずれ量を導出して、前記像担持体に形成される現像剤像の位置を補正する制御手段と、
を備えることを特徴とする。
像担持体と、前記像担持体に対向して設けられ、前記像担持体に対向する位置における移動方向が前記像担持体とは逆である現像剤担持体とを有する画像形成部が複数設けられ、
各像担持体に形成された現像剤像を順次重なり合うように被転写材に転写して画像形成を行う画像形成装置において、
複数の前記画像形成部で前記被転写材に、前記被転写材の移動方向に沿って所定の間隔でそれぞれ形成された複数の位置ずれ検出用現像剤像を検出する検出手段と、
前記検出手段の検出結果から、それぞれの位置ずれ検出用現像剤像の間の位置ずれ量を導出して、前記像担持体に形成される現像剤像の位置を補正する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記検出結果から、前記被転写材に形成された各位置ずれ検出用現像剤像のうち、前記被転写材の移動方向の下流端部の位置をもとにして、前記位置ずれ量を導出することを特徴とする。
像担持体と、前記像担持体に対向して設けられ、前記像担持体に対向する位置における移動方向が前記像担持体とは逆である現像剤担持体とを有する画像形成部が複数設けられ、
各像担持体に形成された現像剤像を順次重なり合うように被転写材に転写して画像形成を行う画像形成装置において、
複数の前記画像形成部で前記被転写材に、前記被転写材の移動方向に沿って所定の間隔でそれぞれ形成された複数の位置ずれ検出用現像剤像のうち、前記被転写材の移動方向の下流端部の位置を検出する検出手段と、
前記検出手段の検出結果から、それぞれの位置ずれ検出用現像剤像の間の位置ずれ量を導出して、前記像担持体に形成される現像剤像の位置を補正する制御手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、複数の現像剤を重ね合わせて画像形成を行う構成において、掃き寄せが発生した場合であっても、より精度の良い画像の位置ずれ量検出を行うことが可能となる。
実施例1の、副走査方向における色ずれ検出の方法について説明する図 実施例1の画像形成装置の概略構成を示す断面図 実施例1の光学センサの概略構成を示す図 従来の、副走査方向における色ずれ検出の方法について説明する図 従来の、主走査方向における色ずれ検出の方法について説明する図 掃き寄せが発生するメカニズムを説明する図 掃き寄せが発生するメカニズムを説明する図 掃き寄せが発生するメカニズムを説明する図 実施例1の色ずれ調整シーケンスで使用する検出用トナー像を示す図 実施例1の、主走査方向における色ずれ検出の方法について説明する図 実施例1の色ずれ調整シーケンスを示すブロック図 実施例2のプロセスカートリッジの概略構成を示す断面図 実施例2で用いる検出用トナー像を示す図 実施例2の色ずれ検出方法について説明する図 実施例3の、印加帯電バイアスを高くする理由を説明する図 従来例を示す図 従来例を示す図
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
[実施例1]
以下に、実施例1について説明する。
図2は、本実施例の画像形成装置1の概略構成を示す断面図である。
本実施例の画像形成装置1は、図2に示すように、4つの画像形成ステーション(画像形成部、以下、ステーション)からなるタンデム式のカラー画像形成装置である。本実施例では中間転写ベルト12の回転方向上流側から、第一のステーションの形成色をイエロー(Y)、第二のステーションをマゼンタ(M)、第三のステーションをシアン(C)、第四のステーションをブラック(K)としている。ここで、各ステーションや露光装置、転写装置の構成及び動作は、用いるトナーの色が異なることを除いては実質的に同じである。したがって、以下の説明においては、代表して第一のステーションについて説明する。
第一のステーションには、像担持体としての感光ドラム3、帯電手段としての帯電ローラ4、感光ドラム3上(像担持体上、像担持体表面)の転写残トナーをクリーニングするクリーニング部材10、及び現像部としての現像ユニット6が備えられている。現像ユニット6は、感光ドラム3に対向して設けられた現像剤担持体としての現像ローラ7、非磁性一成分現像剤としてのトナーT、トナーTを帯電する現像ブレード8、トナーTを現像ローラ7に供給する供給ローラ9からなる。これらは現像ユニット6とクリーニングユニット11からなる一体型のプロセスカートリッジ2として、画像形成装置1の装置本体に対して着脱可能に構成されている。露光手段としての露光部5はレーザ光Lが多面鏡によって走査されるスキャナユニット又はLEDアレイから構成され、画像信号に基づいて変調されたレーザ光Lを感光ドラム3上に照射することで潜像(静電潜像)を得ることが可能となる。
一方、被転写材(トナー像担持体、中間転写体)としての中間転写ベルト12は、4つの感光ドラム3全てに対して当接するように配置されている。中間転写ベルト12は、その張架部材として、補助ローラ14、駆動ローラ13、テンションローラ15の3本のローラにより支持されている。テンションローラ15にバネ力が作用して、中間転写ベルト12に適当なテンションが維持されるように構成されている。駆動ローラ13の駆動により、中間転写ベルト12は感光ドラム3に対してその対向位置において順方向に略同速度で移動する。一次転写ローラ16は、中間転写ベルト12を挟んで感光ドラム3と反対側に配置されている。
[画像形成動作]
次に、画像形成装置1の画像形成動作に関して説明する。
画像形成動作が開始されると、感光ドラム3や中間転写ベルト12等は80mm/secのプロセススピードで図2に示す矢印Aの方向に回転する。
そして、−1.0kVの直流電圧が帯電ローラ4に印加されることによって、感光ドラム3(表面)は−500Vに帯電され、続いて露光部5からのレーザ光Lによって画像情報に応じた潜像が感光ドラム3上に形成される。
現像ユニット6内のトナーTは、現像ブレード8によって現像ローラ7上に塗布される。現像ローラ7は、感光ドラム3とその対向位置において順方向に(対向位置における移動方向が感光ドラム3と同じ)、図2に示す矢印Bの方向に回転しており、対向位置にお
ける表面の移動速度が感光ドラム3よりも大きく設定されている。本実施例では、現像ローラ7は、感光ドラム3に対して周速130%で回転している。
感光ドラム3上に形成された潜像が現像ローラ7と対向するようになると、潜像はトナーTによって現像されトナー像(現像剤像)として可視化される。そして、各色の一次転写位置間の距離(65mm)に応じて、色ごとに一定のタイミングで、制御手段としてのコントローラ18からの書き出し信号を遅らせながら、各感光ドラム3上にそれぞれトナー像が形成される。そして、一次転写ローラ16に+1.0kVの電圧が印加され、感光ドラム3上のトナー像が中間転写ベルト12上に順次重なり合うように転写(一次転写)されることにより、中間転写ベルト12上に多重画像が形成される。
中間転写ベルト12上に形成されたトナー像の移動と並行して、記録材カセットに積載されている記録材Pは、給送ローラ20によりピックアップされ、搬送ローラ21によって搬送される。記録材Pは、中間転写ベルト12上のトナー像の先端が記録材Pの所定位置(例えば先端)に合うようにタイミングを同期して、不図示のレジストローラによって中間転写ベルト12と二次転写ローラ23とで形成される当接部(二次転写ニップ部)へ搬送される。その後、二次転写ローラ23に+1.0kVが印加されることにより、中間転写ベルト12上に担持された4色の多重トナー像が記録材P上に一括して転写(二次転写)される。
一方、二次転写終了後に、中間転写ベルト12上に残留した転写残トナーと、記録材Pから中間転写ベルト12上に転移した記録材粉(紙粉)とは、中間転写ベルト12に当接配置されたベルトクリーニング部22により、その表面から除去、回収される。二次転写終了後の記録材Pは定着部17へと搬送され、その表面にトナー像が定着された後、画像形成物として画像形成装置外へと排出される。
[色ずれ(位置ずれ)検出方法]
色ずれが発生する原因としては、画像形成装置1の製造時の組み付け誤差や、部品交差、部品の熱膨張等で機械寸法が設計値からずれたこと等があり、レーザ光Lの走査方向である主走査方向の色ずれや、レーザの走査方向に垂直な副走査方向の色ずれが発生する。
そのため、相対色ずれ量を計測する色ずれ調整シーケンス(色ずれ調整制御)を行う。色ずれ調整シーケンスは電源がオンされた場合や、待機状態から復帰する場合、所定枚数(累計枚数)の記録材Pに画像形成した場合等の所定のタイミングでコントローラ18により実行される。
色ずれ調整シーケンスは具体的には、次のようにして行う。
まず、中間転写ベルト12上に、中間転写ベルト12の移動方向に沿って所定の間隔でそれぞれ形成された各色の色ずれ検出用トナー像を、中間転写ベルト12の移動方向で4つのステーションより下流に設けられた検出手段としての光学センサ201で検出する。そして、その検出結果に基づき、各色の色ずれ検出用トナー像(位置ずれ検出用現像剤像)の間の相対的な色ずれ量を計測(導出)し、計測した色ずれ量に応じて、出力する画像(感光ドラム3に形成する潜像、トナー像)の色ずれ(位置ずれ)補正を行う。
[光学センサ]
図3は、光学センサ201の概略構成を示す図である。
光学センサ201は、発光素子202と受光素子203とを内蔵している。発光素子202としてはLEDを例示することができる。中間転写ベルト12の垂線に対してθ(=15°)の角度で光が入射するように、センサハウジング204には、光路205が設けられている。また、発光素子202は、中間転写ベルト12表面からL1(=10mm)の距離に配置されている。
受光素子203としては、フォトトランジスタを例示することができる。受光素子203は、中間転写ベルト12の垂線に対してφ(=15°)の角度の光を主に受光する位置、かつ、中間転写ベルト12からL2(=10mm)の距離に配置され、光を受光して光の強度を電気信号に変換する。θとφを同じ角度とすることで、中間転写ベルト12からの正規反射光を受光素子203においてより多く取り込むことができる。
実際の使用時には、色ずれ検出用トナー像(以下、検出用トナー像)301は、中間転写ベルト12上に載った状態で矢印Aの方向に移動し、光学センサ201を横切る。発光素子202(LED)が照射する範囲は、中間転写ベルト12上で直径3mm程度の略円形である。受光素子203(フォトトランジスタ)は、LEDの照射範囲の中央付近における、直径1mm程度の略円形の領域からの反射光を計測している。受光素子203の計測範囲におけるトナー像からの反射光量に応じて、受光素子203の受光量が変化することにより、検出用トナー像301の濃度を電気信号に変換することができる。また、受光量が変化した時刻を記録することで、トナー像の通過時刻を計測することが可能となる。
[コントローラ18での色ずれ補正方法]
制御手段としてのコントローラ18は、レーザ光Lの走査速度が所定の値かつ露光光量が所定の値になるように露光部5の制御を行うと同時にタイミングを調整することで、感光ドラム3に形成されるトナー像の位置を補正する。これにより、各色のトナー像間の相対的な色ずれが補正される。
例えば、多面鏡タイプの露光部5をもつ画像形成装置の場合、画像形成の際にコントローラ18は、露光部5からの書き出し基準パルスをカウントして画像先端信号を生成してインターフェースボード19に送る。その信号に同期して露光データが1ライン(多面鏡の一面)ごとにインターフェースボード19からコントローラ18を経由して露光部5に送られる。コントローラ18への画像信号を出すタイミングをステーションごとに数ドット程度の時間分変化させることでそれぞれのラインの書き出しタイミングを数ドット変化させることができる。それにより、主走査方向での書き出し位置の調整ができる。
また、例えば、1ライン分書き出しタイミングを遅らせると搬送方向側にも画像全体を1ラインシフトできるので、1ライン単位で副走査方向での書き出し位置調整も可能となる。更に、ステーション間でスキャナの多面鏡であるポリゴンミラーの回転位相差を制御することで、副走査方向に1ライン以下の位置合わせを行うことも可能となる。
このように、各ステーション間の色ずれに関して、画像形成タイミングを調整することで、色ずれ量を補正することが可能となる。
[従来の色ずれ検出方法]
図4は、従来の、レーザの走査方向に垂直な副走査方向における色ずれ検出の方法について説明するための図である。ここで、副走査方向は、中間転写ベルト12の移動方向(矢印A方向)に対応している。また、レーザの走査方向である主走査方向は、感光ドラム3の回転軸方向に対応している。なお、説明の便宜上、図4において本実施例と同様の構成部分については同一の符号を付している。
図4中、矢印A方向に移動する中間転写ベルト12上に、検出用トナー像301が各色印字される。通常、中間転写ベルト12上に配置された光学センサ201で検出用トナー像301を検出する場合、検出スポット径が有限のため、検出用トナー像の位置を精度良く検出するには、検出スポット径よりも十分に検出用トナー像が幅をもっていなければならない。例えば、検出用トナー像301がラインの場合には、十分な反射光を得るために光量を上げる必要があったり、反射光量を得るために光学センサ201を中間転写ベルト12に十分に近づける必要がでてくる。そのため、コストや精度の観点から通常は副走査方向に十分なスポット径以上の幅をもった検出用トナー像301が用いられる。
そして、検出用トナー像301を中間転写ベルト12近傍に配置された光学センサ201によって検出する。このとき、光学センサ201は、図4中の検出用トナー像301の一点鎖線405上の反射濃度を検出し、その出力電圧から検出用トナー像301の光学センサ出力値401を得る。
ここで、出力電圧は検出用トナー像301を測定しない場合でも電気的な暗電圧をもってしまうため、ある閾値電圧である暗電圧402以上の電圧のときを検出用トナー像301の光学センサ出力値401とする。こうして、得られた時間に対する光学センサ出力値401から、出力電圧が暗電圧以上になるときの時間をT1、出力電圧が暗電圧以下になるときの時間をT2とし、中間転写ベルト12の移動方向(矢印A方向)における検出用トナー像301の端部を検出する。通常は、その両端の端部の中点403を、(T2−T1)/2より算出し、更に各色の中点間の時間を検出することにより、最終的に基準色に対する各色の距離を理想の距離と比較することにより色ずれ量を判断する。
図5は、従来の、レーザの走査方向である主走査方向における色ずれ検出の方法について説明するための図である。なお、説明の便宜上、図5において本実施例と同様の構成部分については同一の符号を付している。
主走査方向に対しては、図5(a)にあるように主走査方向にずれた場合に検出時間が変わるようなトナー像(例えば平行四辺形)を印字し、それぞれの検出用トナー像301の一点鎖線405を副走査方向の場合と同じように光学センサ201で検出する。そして、図5(b)にあるように、光学センサ201より得られた光学センサ出力値401から、副走査方向の場合と同様に、中間転写ベルト12の移動方向における検出用トナー像301の端部を検出する。すなわち、出力電圧が暗電圧以上になるときの時間をt1、出力電圧が暗電圧以下になるときの時間をt2として、検出用トナー像301の端部を検出する。その両端の端部の中点403をとり、更に各色の中点間の時間を検出することにより、最終的に基準色に対する各色の距離と理想の距離とを比較することで色ずれ量を判断する。
例えば図5(c)に、主走査方向において書き出し位置が遅れている場合を示す。このとき検出用トナー像301の中点403は理想的な中点403’よりも遅れた時間で検出される。つまり、検出された中点の時間が理想の時間と比較して遅い場合は書き出し位置が遅れており、早い場合は書き出し位置が早いことを示している。
以上のようにして、従来では、副走査方向、主走査方向の色ずれ量を検出していた。
[掃き寄せのメカニズム]
次に、掃き寄せが発生するメカニズムを図6を用いて説明する。
図6(a)は、感光ドラム3と現像ローラ7間で検出用トナー像が印字(現像)された場合の電界Eの分布を示している。また図6(b)は、感光ドラム3上の潜像、現像ローラ7、トナーTを模式的に示した図であり、図6(b)に示す状態で縦軸を電位の大きさとして見ることもできる。
感光ドラム3は図中矢印Aの方向に回転しており、現像ローラ7は図中矢印B方向に感光ドラム3に対して周速130%の速度で回転している。
図6(a)のように、感光ドラム3上の潜像によって形成された電界Eの回り込みによって、潜像の中では、感光ドラム3の回転方向(ドラム表面の移動方向(矢印A方向))における端部に、他の部分より強い電界が形成されている。そのため、図6(b)のように、潜像と対向していない現像ローラ7上のトナーTまでもが、潜像の端部に引き寄せられることにより、感光ドラム3の回転方向において検出用トナー像301の中央部よりも端部の方が濃度が濃くなる現象が発生する。このようにして、掃き寄せが発生する。
図7は、掃き寄せが発生する位置について説明するための図である。
掃き寄せが発生する位置は図7に示すように、感光ドラム3と現像ローラ7とが対向する対向位置における相対回転方向で決まる。
図7(a)のように、感光ドラム3と現像ローラ7が対向位置において順方向に回転している場合、潜像のうち、感光ドラム3の回転方向(ドラム表面の移動方向(矢印A方向)、副走査方向)の上流端部にトナーが送り込まれやすくなる。このことで、中間転写ベルト12に転写された検出用トナー像301においては、中間転写ベルト12の移動方向(矢印A方向)の上流端部(以下、画像後端部)の濃度が濃くなる。
また、感光ドラム3と現像ローラ7が対向位置においてカウンタ方向(逆方向)に回転している場合は図7(b)のように、潜像のうち、感光ドラム3の回転方向(ドラム表面の移動方向(矢印A方向)、副走査方向)の下流端部にトナーが送り込まれやすくなる。このことで、中間転写ベルト12に転写された検出用トナー像301においては、中間転写ベルト12の移動方向(矢印A方向)の下流端部(以下、画像先端部)の濃度が濃くなる。
ここで、感光ドラム3と現像ローラ7の回転方向によって掃き寄せが発生する位置が異なる理由を図8を用いて詳細に説明する。
図8(a),(b)においては、時間の経過とともに、上図から下図の順(1→2→3)に、現像ローラ7と感光ドラム3との間の現像ニップを潜像が通過する様子を示している。ここで、図8(a)は感光ドラム3と現像ローラ7が対向位置において順方向に回転している場合、図8(b)は感光ドラム3と現像ローラ7が対向位置においてカウンタ方向に回転している場合を示している。
現像ローラ7は矢印Bの方向に回転し、感光ドラム3は矢印Aの方向に回転している。トナーTは現像ニップ付近でのみ感光ドラム3上に現像される。
まず、図8(a)のように感光ドラム3と現像ローラ7の対向位置において順方向に回転する場合について説明する。
感光ドラム3上の潜像が現像ニップ付近に移動してくると、トナーTは現像される(1)。濃度が薄い場合であるので、通常は潜像をすべて埋めるほどトナーTを現像することはできない。そのため、ある程度電位を埋めた状態でトナーTは現像されていく(2)。その後、潜像が現像ニップを通過し終えるまで、常に潜像のうち、感光ドラム3の回転方向上流では、現像ローラ7によりトナーが現像(転移、供給)される。また、潜像の端部であることから回り込みの電界が強いため、特に潜像のうち感光ドラム3の回転方向上流端部(画像後端部)で、多くのトナーTが現像され、濃度が濃くなる(3)。
ただし、この掃き寄せが起こる場合は、潜像に対して常にトナーTが現像ニップに供給される必要があるため、対向位置における回転スピードが、感光ドラム3よりも現像ローラ7の方が速い場合である。
次に、図8(b)のように感光ドラム3と現像ローラ7が対向位置においてカウンタ方向に回転している場合について説明する。
感光ドラム3の潜像が現像ニップに近づいた場合にトナーが現像される(1)。その後、感光ドラム3の回転方向下流に現像ローラ7からトナーTが常に供給され現像される。また、潜像の端部であることから、回り込み電界が強いため、特に潜像のうち感光ドラム3の回転方向下流端部で、多くのトナーTが現像される(2)。潜像のうち感光ドラム3の回転方向下流端部で十分にトナーTが現像された後は、トナーで潜像を十分に埋められないまま、感光ドラム3上の潜像は現像ニップを通過することになる。これは、潜像のうち感光ドラム3の回転方向中央部には、回り込みの電界はなく、濃度が薄い場合であるためである。そのため、感光ドラム3と現像ローラ7が対向位置においてカウンタ方向に回転している場合は、潜像のうち感光ドラム3の回転方向下流端部(画像先端部)に掃き寄
せが生じることとなる(3)。
つまり、潜像のうち感光ドラム3の回転方向の端部(画像端部)では、回り込み電界があるため現像されやすいこと、また、現像ローラ7からの潜像に対するトナーTの供給方向が一方向であることから、画像の掃き寄せが発生する位置が決まってくる。
[本実施例の色ずれ量検出方法]
図9(a)は、本実施例において、色ずれ調整シーケンスで使用する検出用トナー像301を示す図である。図9(b)は、副走査方向の色ずれを検出するための検出用トナー像301を示す図であり、図9(c)は、主走査方向の色ずれを検出するための検出用トナー像301を示す図である。
中間転写ベルト12は図中矢印Aの方向に移動する。副走査方向の色ずれを検出する検出用トナー像301としては、a1=10mm、a2=30mmの四角形が、主走査方向の色ずれを検出する検出用トナー像301としては、a3=10mm、a2=30mmの平行四辺形が、中間転写ベルト12上に印字される。このように、副走査方向の色ずれを検出する検出用トナー像301の画像後端部の端縁は、中間転写ベルト12の移動方向に対して直交するように設定されている。また、主走査方向の色ずれを検出する検出用トナー像301の画像後端部の端縁は、中間転写ベルト12の移動方向に対して交差するように設定されている。
また、検出用トナー像301は、ブラック(K)を先頭に、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の順に印字され、それぞれの検出用トナー像間の距離が、a4=65mmに設定されている。検出用トナー像301のうち図9(a)中の一点鎖線405の位置が、光学センサ201で読み取られる位置となる。
本実施例では、感光ドラム3と現像ローラ7は対向位置において順方向に回転しているため、高温高湿環境や耐久後半時等は、中間転写ベルト12上の検出用トナー像301の画像後端部に掃き寄せが顕著に発生する(図9(b),(c))。
そのため、本実施例の特徴である検出用トナー像301の画像後端部を基準として副走査方向、主走査方向の色ずれを検出する。
以下に具体的な検出方法を説明する。
まず、副走査方向の色ずれ検出方法について図1を用いて説明する。
図1は、中間転写ベルト12上に、副走査方向の色ずれを検出するために印字されたY、M、C、K各色の検出用トナー像301を光学センサ201が検出したときの光学センサ出力値401を示す概略図である。
光学センサ201より得られた光学センサ出力値(出力濃度波形)401から、各色の検出用トナー像301の画像後端部を検出する。ブラックを相対色ずれ検出の基準色とし、ブラックの画像後端部から各色の検出用トナー像301の画像後端部までの検出時間をそれぞれtsck、tsmk、tsykとする。この検出時間(ブラックの画像後端部が検出された時間と、各色の検出用トナー像301の画像後端部が検出された時間との差)と、中間転写ベルト12の移動速度(搬送速度)とから、ブラックと各色の検出用トナー像との間の距離(離間距離)が求まる。そして、各色における理想的なブラックとの距離(設定距離)をdsck(ブラック−シアン間)、dsmk(ブラック−マゼンタ間)、dsyk(ブラック−イエロー間)、中間転写ベルト12の搬送速度vとする。このとき、それぞれの色ずれ量(相対色ずれ量)δsck、δsmk、δsykは、次式1〜3から検出(導出)することが可能となる。式1〜3では、前記検出時間と中間転写ベルト12の移動速度との乗算値から、予め設定された前記設定距離を減算することで、色ずれ量δsck、δsmk、δsykを導出している。
δsck=v×tsck−dsck(mm)・・式1
δsmk=v×tsmk−dsmk(mm)・・式2
δsyk=v×tsyk−dsyk(mm)・・式3
本実施例では、dsck=75mm,dsmk=150mm,dsyk=225mmであった。また、v=80mm/secである。
ライン単位(600dpiで約40μm)の調整は、書き出しタイミングをライン数分シフトすることによって、1ライン以下の調整は各色のポリゴンミラーの回転位相を変えることによって、補正することが可能となる。
次に、主走査方向の色ずれ検出方法について図10を用いて説明する。主走査方向の色ずれ検出は、副走査方向の色ずれ検出と同様に行われる。
図10は、中間転写ベルト12上に主走査方向の色ずれを検出するための各色の検出用トナー像301が印字され、測定位置(一点鎖線405)上を光学センサ201が検出したときの光学センサ出力値401を示す概略図である。
光学センサ201より得られた光学センサ出力値401から、各色の検出用トナー像301の画像後端部を検出する。図10のように、ブラックを相対色ずれの基準色とし、ブラックの画像後端部から各色の検出用トナー像301の画像後端部までの検出時間をそれぞれtmck、tmmk、tmykとする。そして、各色における理想的なブラックとの距離をdmck(ブラック−シアン間)、dmmk(ブラック−マゼンタ間)、dmyk(ブラック−イエロー間)とする。このとき、それぞれの色ずれ量(相対色ずれ量)δmck、δmmk、δmykは、次式4〜6から検出(導出)することが可能となる。
δmck=v×tmck−dmck(mm)・・式4
δmmk=v×tmmk−dmmk(mm)・・式5
δmyk=v×tmyk−dmyk(mm)・・式6
ここで、v=80mm/secであり、dmck=75mm,dmmk=150mm,dmyk=225mmである。このとき、例えば、δmck>0であれば、書き出し位置が遅れていることを示し、δmck<0であれば書き出し位置が早いことを示すこととなる。
以上のことから、副走査方向、主走査方向において掃き寄せが発生している位置で光学センサの出力波形を検出するため、画像端部位置を正確に検出することが可能となる。また、各色の色ずれ量に応じてレーザの書き出し位置をずらすことで色ずれを補正することが可能となる。
[色ずれ調整シーケンス]
次に、実際の色ずれ調整シーケンスについて説明する。
図11は、本実施例の色ずれ調整シーケンスを示すブロック図である。色ずれ調整シーケンスは本実施例では、画像形成装置の電源がオンされた場合や、待機状態から復帰する場合、所定枚数(累計枚数200枚ごと)の記録材Pに画像が形成された場合に行われる。
色ずれ調整シーケンスの動作が開始されると(step1)、画像形成装置本体の駆動が開始され(step2)、感光ドラム3、中間転写ベルト12が駆動開始される。中間転写ベルト12の駆動開始後、印字していない中間転写ベルト12上の暗電圧を光学センサ201で測定する(step3)。その後、感光ドラム3が帯電ローラ4により所定の電圧に帯電され、レーザ光Lが感光ドラム3上に照射されることで、検出用トナー像301のための潜像が形成される(step4)。その後、感光ドラム3上の潜像は、現像ローラ7上のトナーTによって検出用トナー像として可視化される。感光ドラム3上に形成
された検出用トナー像は、転写ローラ16に転写バイアスが印加されることによって、中間転写ベルト12上に一次転写される。
中間転写ベルト12上に検出用トナー像が一次転写された後、光学センサ201によって各色の検出用トナー像の濃度出力波形(光学センサ出力値)を得る(step5)。その濃度出力波形から検出用トナー像の画像後端部の位置が検出され、主走査方向、副走査方向それぞれにおいて、上記式を用いて色ずれ量をコントローラ18によって算出(導出)する(step6,7)。算出された色ずれ量に応じて、コントローラ18から信号を送り、主走査方向、副走査方向それぞれのレーザ光Lの書き出し位置の補正量を算出し(step8,9)、補正を各色ごとに行う(step10)。その後、中間転写ベルト12上に一次転写された検出用トナー像は、ベルトクリーニング部22によってクリーニングされ(step11)、駆動停止し(step12)、色ずれ調整シーケンスを終了する(step13)。
[本実施例の効果検証]
従来のような検出用トナー像の画像両端部の中点から色ずれ量を算出する場合と、本実施例の構成で画像後端部を基準にして色ずれ量を算出する場合の色ずれ量について比較検証を行った。
環境は30℃80%の高温高湿環境で、掃き寄せが顕著に発生している状態で比較検証を行った。そのときの色ずれ量δsck、δsmk、δsyk、δmck、δmmk、δmykを表1に示す。表1には、実際に測定した色ずれ量と、従来の色ずれ量検出方法で検出した場合の色ずれ量、本実施例の色ずれ量検出方法で検出した場合の色ずれ量を示している。表1では、副走査方向の色ずれ量は正の値であるので、副走査方向においては、ブラックに対する各色までの距離が理想の距離より広がっていることを示している。また、主走査方向においては、色ずれ量は正であるので、ブラックに対して書き出し位置が遅れていることを示している。
表1から、本実施例の色ずれ量検出方法を用いることで、従来例を用いた場合よりも、実際に測定した色ずれ量に近い値が得られることがわかる。
Figure 0006238769
以上説明したように、本実施例では、副走査方向、主走査方向において掃き寄せが発生している位置を基準として、各色の相対的な色ずれ量を検出することとしている。これにより、各色の位置ずれを補正する際に検出用トナー像において掃き寄せが発生した場合においても、より精度の良い色ずれ量検出を行うことが可能となる。
ここで、本実施例では、4つのステーションを有する画像形成装置1について説明したが、これに限るものではなく、ステーションが複数設けられ、各感光ドラム3に形成されたトナー像が順次重なり合うように被転写材に転写されるものであればよい。
また、本実施例では、被転写材として中間転写ベルト12を適用した場合について説明
したが、これに限るものではない。被転写材としては、画像が形成される記録材を担持搬送するベルトであってもよく、また、ベルトに担持搬送されることで画像が形成される記録材であってもよい。
[実施例2]
以下に、実施例2について説明する。
本実施例では、感光ドラム3と現像ローラ7が対向位置においてカウンタ方向に回転している場合の色ずれ検出方法について説明する。本実施例においては、画像形成装置は実施例1と同じものを使用し、プロセスカートリッジのみが異なる形態としているので、実施例1に対して異なる構成部分について述べることとし、実施例1と同様の構成部分については、その説明を省略する。
図12は、本実施例のプロセスカートリッジ2の概略構成を示す断面図である。本実施例のプロセスカートリッジ2は、感光ドラム3が図12中の矢印Aの方向で回転しており、現像ローラ7は図12中の矢印B’の方向に回転している。回転速度は実施例1と同じであり、このようなプロセスカートリッジ2が画像形成装置1に装着されている。
図13は、本実施例で用いる検出用トナー像301を示す図である。
本実施例で用いる検出用トナー像301は、実施例1と同様であり、図13(a)に示す検出用トナー像301を用いる。感光ドラム3と現像ローラ7が対向位置においてカウンタ方向に回転している場合は、検出用トナー像301の掃き寄せの発生位置が実施例1の場合とは異なる。すなわち、実施例1において[掃き寄せのメカニズム]の項で説明したように、副走査方向、主走査方向の検出用トナー像301において、図13(b),(c)に示すように、画像先端部に掃き寄せが発生する。
以下に、色ずれ検出方法について説明する。
実施例1では検出用トナー像301の画像後端部を基準にした。これに対して本実施例では、掃き寄せは画像先端部に発生するので、画像先端部を基準にすることを特徴とする。図14(a),(b)にこのときの光学センサ201の副走査方向、主走査方向の光学センサ出力値401を示す。
まず、副走査方向の色ずれ検出方法について説明する。
図14(a)には、中間転写ベルト12上に、副走査方向の色ずれを検出するために印字されたY、M、C、K各色の検出用トナー像301を光学センサ201で検出したときの光学センサ出力値401を示している。光学センサ201より得られた光学センサ出力値401から、各色の検出用トナー像301の画像先端部を検出する。そして、ブラックを相対色ずれの基準色とし、ブラックの画像先端部から各色の検出用トナー像301の画像先端部までの検出時間をそれぞれtsck’、tsmk’、tsyk’とする。そして、各色における理想的なブラックとの距離をdsck’(ブラック−シアン間)、dsmk’(ブラック−マゼンタ間)、dsyk’(ブラック−イエロー間)、中間転写ベルト12の搬送速度vとする。このとき、それぞれの色ずれ量(相対色ずれ量)δsck’、δsmk’、δsyk’は、次式7〜9から検出することが可能となる。
δsck’=v×tsck’−dsck’(mm)・・式7
δsmk’=v×tsmk’−dsmk’(mm)・・式8
δsyk’=v×tsyk’−dsyk’(mm)・・式9
本実施例では、dsck’=75mm,dsmk’=150mm,dsyk’=225mmであった。
次に、主走査方向の色ずれ検出方法について説明する。主走査方向の色ずれ検出は、副
走査方向の色ずれ検出と同様に行われる。
主走査方向に対しては、図14(b)のように、中間転写ベルト12に印字された各色の検出用トナー像301を光学センサ201で検出することで得られた出力波形(光学センサ出力値401)から、検出用トナー像301の画像先端部を検出する。そして、ブラックを相対色ずれの基準色とし、ブラックの画像先端部から各色の検出用トナー像301の画像先端部までの検出時間をそれぞれtmck’、tmmk’、tmyk’とする。そして、各色における理想的なブラックとの距離をdmck’、dmmk’、dmyk’とする。このとき、それぞれの色ずれ量(相対色ずれ量)δmck’、δmmk’、δmyk’は、次式10〜12から検出することが可能となる。
δmck’=v×tmck’−dmck’(mm)・・式10
δmmk’=v×tmmk’−dmmk’(mm)・・式11
δmyk’=v×tmyk’−dmyk’(mm)・・式12
このとき、例えば、δmck’>0であれば、書き出し位置が遅れていることを示し、δmck’<0であれば、書き出し位置が早いことを示すこととなる。
以上説明したように、本実施例においても、副走査方向、主走査方向において掃き寄せが発生している位置を基準として、各色の相対的な色ずれ量を検出することとしている。これにより、実施例1と同様の効果を得ることができる。
[実施例3]
以下に、実施例3について説明する。
本実施例では、色ずれ調整シーケンス時に、帯電電位と露光電位(潜像電位)との差(電位差)が、通常の画像形成時よりも大きくなるように、印加する帯電バイアスの大きさを制御(調整、変更)することを特徴としている。これにより、掃き寄せの効果を強くすることができるので、掃き寄せ部の濃度を更に濃くすることができる。ここで、通常の画像形成時は、感光ドラム3上に画像形成のためのトナー像が形成される場合に相当する。ここで、本実施例の特徴的な制御は、上述した実施例1,2の構成にそれぞれ好適に適用することができるが、以下の説明では、実施例1に適用した場合について説明する。なお、本実施例では、実施例1に対して異なる構成部分について述べることとし、実施例1と同様の構成部分については、その説明を省略する。
掃き寄せが発生している部分の濃度は、現像ローラ7上のトナーの載り量が少なくなれば、全体の濃度が薄くなるとともに、掃き寄せ発生部の濃度も新品時に比べると薄くなる。特に、高温高湿環境下におけるトナーアウト間際などは、現像ローラ7上のトナー載り量は通常よりもかなり少なくなっているために、掃き寄せ部の濃度も薄くなり、実施例1のような検出方法では、色ずれ量を誤検出する可能性がある。そのため、掃き寄せ部の濃度のみを更に濃くする方法を本実施例で提供する。
図15は、本実施例の特徴である、色ずれ調整シーケンス時に、印加帯電バイアスを高くする理由を説明するための図である。図15(a)は、通常の画像形成時と、色ずれ調整シーケンス時における、感光ドラム3上の潜像と現像ローラ7を模式的に示した図である。図15(b)は、通常の画像形成時と、色ずれ調整シーケンス時に、それぞれ印字を行った場合の感光ドラム3と現像ローラ7間の電界Eの分布を示す図である。
本実施例では、色ずれ調整シーケンスの検出用トナー像301を印字する場合に、印加する帯電電圧を通常印字時よりも高くなるように、すなわち図15(a)で帯電電位1から帯電電位2に変更されるように、コントローラ18により制御している。
帯電電位を高く変更することで、露光電位との電位差を大きくでき、図15(b)のよ
うに画像端部近傍の回りこみ電界Eを強くすることができる。そして、画像端部近傍の回りこみ電界Eが強くなることで、現像ローラ7から感光ドラム3上の潜像端部に現像されるトナー量を多くすることができ、掃き寄せの効果を大きくすることができる。このことで、最終的に検出用トナー像301の掃き寄せ部の濃度を、より濃くすることができるようになる。そして、掃き寄せ部の濃度が濃くなることで、検出用トナー像301の画像端部をより精度良く検出することが可能となり、色ずれ量の検出精度をより向上させることが可能となる。
ここで、通常、レーザ光量は高く設定されているため、印加する帯電バイアスを高くしても、露光電位の大きさは変わらない。また、現像バイアスと露光電位との電位差は特に変えていないため、検出用トナー像の濃度自体は変化せず、掃き寄せ部のみ濃度を濃くすることができる。
具体的には、実施例1では帯電ローラ4に−1kVの電圧を印加し、感光ドラム3上を−500Vに帯電しており、本実施例では、帯電ローラ4に−1.1kVの電圧を印加し、感光ドラム3上を−600Vに帯電させている。
以上説明したように本実施例では、色ずれ調整シーケンス時に、帯電電位と露光電位との差が、通常の画像形成時よりも大きくなるように、印加する帯電バイアスの大きさを制御している。これにより、掃き寄せの効果を強くすることができるので、掃き寄せ部の濃度を更に濃くすることができ、より精度良く色ずれ補正を行うことが可能となる。
1…画像形成装置、3…感光ドラム、7…現像ローラ、12…中間転写ベルト、
18…コントローラ、201…光学センサ、301…検出用トナー像

Claims (12)

  1. 像担持体と、前記像担持体に対向して設けられ、前記像担持体に対向する位置における移動方向が前記像担持体と同じで移動速度が前記像担持体よりも大きい現像剤担持体とを有する画像形成部が複数設けられ、
    各像担持体に形成された現像剤像を順次重なり合うように被転写材に転写して画像形成を行う画像形成装置において、
    複数の前記画像形成部で前記被転写材に、前記被転写材の移動方向に沿って所定の間隔でそれぞれ形成された複数の位置ずれ検出用現像剤像を検出する検出手段と、
    前記検出手段の検出結果から、それぞれの位置ずれ検出用現像剤像の間の位置ずれ量を導出して、前記像担持体に形成される現像剤像の位置を補正する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記検出結果から、前記被転写材に形成された各位置ずれ検出用現像剤像のうち、前記被転写材の移動方向の上流端部の位置をもとにして、前記位置ずれ量を導出することを特徴とする画像形成装置。
  2. 像担持体と、前記像担持体に対向して設けられ、前記像担持体に対向する位置における移動方向が前記像担持体と同じで移動速度が前記像担持体よりも大きい現像剤担持体とを有する画像形成部が複数設けられ、
    各像担持体に形成された現像剤像を順次重なり合うように被転写材に転写して画像形成を行う画像形成装置において、
    複数の前記画像形成部で前記被転写材に、前記被転写材の移動方向に沿って所定の間隔でそれぞれ形成された複数の位置ずれ検出用現像剤像のうち、前記被転写材の移動方向の上流端部の位置を検出する検出手段と、
    前記検出手段の検出結果から、それぞれの位置ずれ検出用現像剤像の間の位置ずれ量を導出して、前記像担持体に形成される現像剤像の位置を補正する制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  3. 像担持体と、前記像担持体に対向して設けられ、前記像担持体に対向する位置における移動方向が前記像担持体とは逆である現像剤担持体とを有する画像形成部が複数設けられ、
    各像担持体に形成された現像剤像を順次重なり合うように被転写材に転写して画像形成を行う画像形成装置において、
    複数の前記画像形成部で前記被転写材に、前記被転写材の移動方向に沿って所定の間隔でそれぞれ形成された複数の位置ずれ検出用現像剤像を検出する検出手段と、
    前記検出手段の検出結果から、それぞれの位置ずれ検出用現像剤像の間の位置ずれ量を導出して、前記像担持体に形成される現像剤像の位置を補正する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記検出結果から、前記被転写材に形成された各位置ずれ検出用現像剤像のうち、前記被転写材の移動方向の下流端部の位置をもとにして、前記位置ずれ量を導出することを特徴とする画像形成装置。
  4. 像担持体と、前記像担持体に対向して設けられ、前記像担持体に対向する位置における移動方向が前記像担持体とは逆である現像剤担持体とを有する画像形成部が複数設けられ、
    各像担持体に形成された現像剤像を順次重なり合うように被転写材に転写して画像形成を行う画像形成装置において、
    複数の前記画像形成部で前記被転写材に、前記被転写材の移動方向に沿って所定の間隔でそれぞれ形成された複数の位置ずれ検出用現像剤像のうち、前記被転写材の移動方向の下流端部の位置を検出する検出手段と、
    前記検出手段の検出結果から、それぞれの位置ずれ検出用現像剤像の間の位置ずれ量を導出して、前記像担持体に形成される現像剤像の位置を補正する制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  5. 複数の前記位置ずれ検出用現像剤像のうち、いずれか1つの基準となる位置ずれ検出用現像剤像と、他の位置ずれ検出用現像剤像との離間距離が、予め設定された設定距離と比較されることで、前記位置ずれ量が導出されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記離間距離は、前記検出手段の検出結果から、基準となる位置ずれ検出用現像剤像が検出された時間と、他の位置ずれ検出用現像剤像が検出された時間との差である検出時間と、前記被転写材の移動速度とから導出されることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記検出時間と前記被転写材の移動速度との乗算値から、前記予め設定された設定距離を減算することで、前記位置ずれ量が導出されることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記像担持体は、帯電手段により帯電され露光手段により露光されて潜像が形成された後に、前記現像剤担持体により現像剤が供給されることで、その表面に現像剤像が形成されるものであり、
    前記像担持体上に前記位置ずれ検出用現像剤像が形成される場合には、前記帯電手段により帯電された前記像担持体表面の電位と、前記帯電手段により帯電され前記露光手段により露光された前記像担持体表面の電位との差が、前記像担持体上に画像形成のための現像剤像が形成される場合よりも大きくなるように、前記帯電手段に印加される電圧が前記制御手段により制御されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記位置ずれ検出用現像剤像のうち前記被転写材の移動方向の上流端部の端縁は、各位置ずれ検出用現像剤像の間の副走査方向の位置ずれ量を導出するために、前記被転写材の移動方向に対して直交していることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  10. 前記位置ずれ検出用現像剤像のうち前記被転写材の移動方向の上流端部の端縁は、各位置ずれ検出用現像剤像の間の主走査方向の位置ずれ量を導出するために、前記被転写材の移動方向に対して交差していることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  11. 前記位置ずれ検出用現像剤像のうち前記被転写材の移動方向の下流端部の端縁は、各位置ずれ検出用現像剤像の間の副走査方向の位置ずれ量を導出するために、前記被転写材の移動方向に対して直交していることを特徴とする請求項3又は4に記載の画像形成装置。
  12. 前記位置ずれ検出用現像剤像のうち前記被転写材の移動方向の下流端部の端縁は、各位置ずれ検出用現像剤像の間の主走査方向の位置ずれ量を導出するために、前記被転写材の移動方向に対して交差していることを特徴とする請求項3又は4に記載の画像形成装置。
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