JPH061002A - 書き込み位置の自動調整方法 - Google Patents

書き込み位置の自動調整方法

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JPH061002A
JPH061002A JP4158246A JP15824692A JPH061002A JP H061002 A JPH061002 A JP H061002A JP 4158246 A JP4158246 A JP 4158246A JP 15824692 A JP15824692 A JP 15824692A JP H061002 A JPH061002 A JP H061002A
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昇 沢山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、色ずれを低減してコンパクトで安
価に実現するを目的とする。 【構成】 この発明は、像担持体21上に書き込み装置
23で複数色の画像を書き込んで潜像を形成し、これら
の潜像を現像装置25,28により複数色のトナーでそ
れぞれ現像して転写部材に転写する画像形成装置の書き
込み位置の自動調整方法であって、像担持体21に書き
込み装置23で所定の画像を書き込んで潜像を形成し、
この潜像に現像装置25,28で複数色のトナーを付着
させてトナー像を形成し、このトナー像に対して光学セ
ンサ42により光を照射してその総合反射光を検出し、
この検出結果によって書き込み装置23の像担持体21
に対する書き込み位置を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は2色記録を行うプリン
タ,デジタル複写機や、フルカラー記録を行うプリン
タ,デジタル複写機などの画像形成装置の書き込み位置
の自動調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置にはレーザプリンタ
やデジタル複写機などがあり、図28はレーザプリンタ
の一般的な構造を示す。感光体ドラム1はモータにより
回転駆動され、帯電器2により均一に帯電された後に書
き込み装置3によりレーザビームが照射されて画像が書
き込まれることにより静電潜像が形成される。この静電
潜像は現像器4により現像されてトナー像となり、給紙
装置5から給紙された転写紙へ転写器6により転写され
る。転写紙は感光体ドラム1から分離されて搬送装置7
により搬送され、定着装置8によりトナー像が定着され
てトレイ9へ排出される。また、感光体ドラム1は転写
紙分離後にクリーニング装置10により残留トナーが除
去される。
【0003】書き込み装置3は図29にも示すように密
閉されたケーシング11内にレーザ光源12、シリンド
リカルレンズ13、ポリゴンミラー14、fθレンズ1
5、ミラー16,17、ビーム検出器18が装着されて
ケーシング11の開口部に防塵ガラス19が嵌合され、
ポリゴンミラー14がポリゴンモータにより回転駆動さ
れる。レーザ光源12は変調駆動回路で画像信号により
変調され、その画像信号に応じた強度のレーザ光を射出
する。このレーザ光はシリンドリカルレンズ13を介し
てポリゴンミラー14により偏向され、fθレンズ15
およびミラー16,防塵ガラス19を介して感光体ドラ
ム1に照射される。この場合、感光体ドラム1はモータ
で回転駆動されることにより副走査され、防塵ガラス1
9からのレーザビームによりポリゴンミラー14の回転
に伴ってA点からB点までの幅Lの有効範囲が繰り返し
て主走査されて静電潜像が形成される。また、fθレン
ズ15からのレーザ光がミラー17を介してビーム検出
器18により検出され、このビーム検出器18の出力信
号より所定の時間遅延したタイミングで画像信号が上記
変調駆動回路へ送られる。
【0004】また、図30は2色レーザプリンタの構成
例を示す。感光体ドラム21はモータにより回転駆動さ
れ、帯電器22により均一に帯電された後に書き込み装
置23によりレーザビーム24が照射されて1色目の画
像が書き込まれることにより静電潜像が形成される。こ
の静電潜像は現像器25により現像されて1色目のトナ
ー像となる。さらに、感光体ドラム21は帯電器26に
より均一に帯電された後に書き込み装置23によりレー
ザビーム27が照射されて2色目の画像が1色目のトナ
ー像に重ねて書き込まれることにより静電潜像が形成さ
れる。この静電潜像は現像器28により現像されて2色
目のトナー像となり、給紙装置27から転写紙29が給
紙されてこの転写紙29へ感光体ドラム21上の各色の
トナー像が転写器30により転写される。転写紙29は
感光体ドラム21から分離されて定着装置31によりト
ナー像が定着されて外部へ排出される。また、感光体ド
ラム21は転写紙分離後にクリーニングブラシ32およ
びクリーニングブレード33を有するクリーニング装置
10により残留トナーが除去され、除電ランプ34によ
り残留電荷が消去される。
【0005】書き込み装置23においては、図示しない
2つの半導体レーザが変調駆動回路で2色の画像信号に
よりそれぞれ変調されてこれらの画像信号に応じた強度
のレーザビーム24,27を射出し、このレーザビーム
24,27がポリゴンミラー35により偏向されてfθ
レンズ36,37およびミラー38〜41を介して感光
体ドラム21に照射される。この場合、感光体ドラム2
1はモータで回転駆動されることにより副走査され、レ
ーザビーム24,27によりポリゴンミラー35の回転
に伴って異なる位置で主走査されて2つの静電潜像が形
成される。また、上記書き込み装置3のミラー17およ
びビーム検出器18と同様にミラーおよびビーム検出器
が設けられてポリゴンミラー35からのレーザビーム2
4,27がそれぞれミラーを介して2つのビーム検出器
により検出され、これらのビーム検出器の出力信号より
所定の時間遅延した各タイミングで2色の画像信号がそ
れぞれ上記変調駆動回路へ送られる。
【0006】また、特開昭63ー300259号公報や
特開平1ー141746号公報等には、複数の感光体ド
ラム上に各色のトナー像を形成してこれらを搬送ベルト
上に重ねて転写した後に転写紙へ転写し、搬送ベルトか
らマークをCCD(電荷結合素子)で検出してその検出
信号により感光体ドラムの像形成位置を補正する画像形
成装置が記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した図28のレー
ザプリンタでは、内部の温度変動による感光体ドラム1
と書き込み装置3との相対的な位置変化や、書き込み装
置3内のレーザ光源12、ポリゴンミラー14、fθレ
ンズ15、ミラー16の相対的な位置変化により、感光
体ドラム1上のレーザ光照射位置(A点やB点)、レー
ザ光照射幅Lが変化する。この現象は上述した図30の
2色レーザプリンタや、上記特開昭63ー300259
号公報および特開平1ー141746号公報等記載の画
像形成装置で同様に生じて色ずれという問題が生ずるこ
とになる。
【0008】また、上記特開昭63ー300259号公
報および特開平1ー141746号公報等記載の画像形
成装置では、搬送ベルトからマークをCCDで検出して
その検出信号により感光体ドラムの像形成位置を補正す
るので、CCDの駆動回路が必要になって大型になり、
コストも高くなる。
【0009】本発明は、上記欠点を改善し、色ずれを低
減できてコンパクトで安価に実現できる書き込み位置の
自動調整方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、像担持体上に書き込み装置
で複数色の画像を書き込んで潜像を形成し、これらの潜
像を現像装置により複数色のトナーでそれぞれ現像して
転写部材に転写する画像形成装置の書き込み位置の自動
調整方法であって、前記像担持体に前記書き込み装置で
所定の画像を書き込んで潜像を形成し、この潜像に前記
現像装置で複数色のトナーを付着させてトナー像を形成
し、このトナー像に対して光学センサにより光を照射し
てその総合反射光を検出し、この検出結果によって前記
書き込み装置の前記像担持体に対する書き込み位置を調
整し、請求項2記載の発明は、像担持体上に書き込み装
置で複数色の画像を書き込んで潜像を形成し、これらの
潜像を現像装置により複数色のトナーでそれぞれ現像し
て転写部材に転写する画像形成装置の書き込み位置の自
動調整方法であって、前記像担持体に前記書き込み装置
で所定の画像を書き込んで潜像を形成し、この潜像に前
記現像装置で複数色のトナーを付着させてトナー像を形
成し、このトナー像に対して光学センサにより光を照射
してその正反射光を検出し、この検出結果によって前記
書き込み装置の前記像担持体に対する書き込み位置を調
整し、請求項3記載の発明は、像担持体上に書き込み装
置で複数色の画像を書き込んで潜像を形成し、これらの
潜像を現像装置により複数色のトナーでそれぞれ現像し
て転写部材に転写する画像形成装置の書き込み位置の自
動調整方法であって、前記像担持体に前記書き込み装置
で所定の画像を書き込んで潜像を形成し、この潜像に前
記現像装置で複数色のトナーを付着させてトナー像を形
成し、このトナー像に対して光学センサにより光を照射
してその乱反射光を検出し、この検出結果によって前記
書き込み装置の前記像担持体に対する書き込み位置を調
整し、請求項4記載の発明は、像担持体上に書き込み装
置で複数色の画像を書き込んで潜像を形成し、これらの
潜像を現像装置により複数色のトナーでそれぞれ現像し
て転写部材に転写する画像形成装置の書き込み位置の自
動調整方法であって、前記像担持体に前記書き込み装置
で所定の画像を書き込んで潜像を形成し、この潜像に前
記現像装置で複数色のトナーを付着させてトナー像を形
成し、このトナー像に対して光学センサにより光を照射
してその総合透過光を検出し、この検出結果によって前
記書き込み装置の前記像担持体に対する書き込み位置を
調整し、請求項5記載の発明は、像担持体上に書き込み
装置で複数色の画像を書き込んで潜像を形成し、これら
の潜像を現像装置により複数色のトナーでそれぞれ現像
して転写部材に転写する画像形成装置の書き込み位置の
自動調整方法であって、前記像担持体に前記書き込み装
置で所定の画像を書き込んで潜像を形成し、この潜像に
前記現像装置で複数色のトナーを付着させてトナー像を
形成し、このトナー像に対して光学センサにより光を照
射してその非拡散透過光を検出し、この検出結果によっ
て前記書き込み装置の前記像担持体に対する書き込み位
置を調整し、請求項6記載の発明は、像担持体上に書き
込み装置で複数色の画像を書き込んで潜像を形成し、こ
れらの潜像を現像装置により複数色のトナーでそれぞれ
現像して転写部材に転写する画像形成装置の書き込み位
置の自動調整方法であって、前記像担持体に前記書き込
み装置で所定の画像を書き込んで潜像を形成し、この潜
像に前記現像装置で複数色のトナーを付着させてトナー
像を形成し、このトナー像に対して光学センサにより光
を照射してその拡散透過光を検出し、この検出結果によ
って前記書き込み装置の前記像担持体に対する書き込み
位置を調整し、請求項7記載の発明は、請求項1,2,
3,4,5または6記載の書き込み位置の自動調整方法
において、前記像担持体にトナー像として2色のトナー
像を形成し、これらのトナー像の各形成領域の大きさお
よび形状を概略一致させ、請求項8記載の発明は、請求
項1,2,3,4,5または6記載の書き込み位置の自
動調整方法において、前記像担持体にトナー像として2
色のトナー像を形成し、この2色のトナー像のうちの第
1色目のトナー像を形成する領域の大きさおよび形状
と,前記2色のトナー像のうちの第2色目のトナー像を
形成しない領域の大きさおよび形状とを概略一致させ、
請求項9記載の発明は、請求項1,2,3,4,5また
は6記載の書き込み位置の自動調整方法において、前記
トナー像における前記書き込み位置の調整方向に対して
垂直な方向の辺の長さを前記光学センサの検出領域にお
ける前記書き込み位置の調整方向に対して垂直な方向の
長さより長くし、請求項10記載の発明は、請求項1,
3,4または6記載の書き込み位置の自動調整方法にお
いて、前記像担持体にトナー像として2色のトナー像を
形成し、この2色のトナー像のうちの第1色目のトナー
像を形成する領域における前記書き込み位置の調整方向
と平行な方向の長さと,前記2色のトナー像のうちの第
2色目のトナー像を形成しない領域における前記書き込
み位置の調整方向と平行な方向の長さとを概略一致さ
せ、請求項11記載の発明は、請求項1,2,3,4,
5または6記載の書き込み位置の自動調整方法におい
て、前記像担持体にトナー像として2色のトナー像を形
成し、この2色のトナー像のうちの第1色目のトナー像
を形成する領域における前記書き込み位置の調整方向と
平行な方向の長さと,前記2色のトナー像のうちの第2
色目のトナー像を形成する領域における前記書き込み位
置の調整方向と平行な方向の長さとを概略一致させる。
【0011】
【実施例】図1は本発明を応用した画像形成装置の第1
の例を示す。この第1の例は2色レーザプリンタの例で
あり、前述した図30の2色レーザプリンタにおいて、
現像器28と転写器30との間に1つの書き込み位置ず
れ検知用光学センサ42を配置している。また、上記2
色は、第1色が黒であり、第2色が赤であ。
【0012】図2は感光体ドラム21および光学センサ
42を示す。光学センサ42は感光体ドラム21上の有
効画像形成領域のレーザビーム走査開始側に隣接したパ
ターン形成領域と所定の間隔をおいて対向して設置さ
れ、感光体ドラム21上のパターン形成領域に形成され
たトナー像パターン43を光学的に検知する。なお、光
学センサ42はレーザビーム走査方向(主走査方向)に
複数個配置して感光体ドラム21上のパターン形成領域
に形成されたトナー像パターン43を複数箇所で検知す
るようにしてもよい。
【0013】トナー像パターン43はメモリに格納され
ている予め定められた2色のパターン信号により形成さ
れる。すなわち、感光体ドラム21は帯電器22により
均一に帯電された後に書き込み装置23にてレーザビー
ム24が照射されて1色目のパターンが書き込まれるこ
とにより静電潜像が形成される。この静電潜像は現像器
25により現像されて1色目のトナー像パターンとな
る。さらに、感光体ドラム21は帯電器26により均一
に帯電された後に書き込み装置23によりレーザビーム
27が照射されて2色目のパターンが1色目のトナー像
パターンに位置合わせして書き込まれることにより静電
潜像が形成される。この静電潜像は現像器28により現
像されて2色目のトナー像パターンとなり、1色目のト
ナー像パターンと2色目のトナー像パターンとでトナー
像パターン43が形成される。このトナー像パターン4
3は給紙装置27からの転写紙29へ転写されずにクリ
ーニング装置10により除去される。
【0014】書き込み装置23においては、前記2つの
半導体レーザが変調駆動回路でメモリから読み出された
2色のパターン信号によりそれぞれ変調されてこれらの
パターン信号に応じた強度のレーザビーム24,27を
射出し、このレーザビーム24,27がポリゴンミラー
35により偏向されてfθレンズ36,37およびミラ
ー38〜41を介して感光体ドラム21に照射される。
感光体ドラム21はモータで回転駆動されることにより
副走査され、レーザビーム24,27によりポリゴンミ
ラー35の回転に伴って異なる位置で主走査されて2色
のパターン信号による静電潜像が形成される。また、ポ
リゴンミラー35からのレーザビーム24,27がそれ
ぞれミラーを介して2つのビーム検出器により検出さ
れ、これらのビーム検出器の出力信号より所定の時間遅
延した各タイミングで2色のパターン信号がそれぞれ上
記変調駆動回路へ送られる。
【0015】図3はトナー像パターン43を示す。トナ
ー像パターン43は主走査方向の書き込み位置ずれ検知
用トナー像パターンであり、主走査方向へ3ドット幅を
有する3つのライン像431,432,433が主走査方
向へ3ドット幅の間隔をおいて周期的に配置されたもの
であり、主走査方向の全体の幅(15ドット幅)よりも
副走査方向の幅が長く設定されている。書き込み装置2
3の書き込み密度を例えば400dpiとすれば1ドッ
ト幅は0.0635mmであり、3ドット幅は0.19
05mmである。また、トナー像パターン43は画像書
き込み位置調整方向と平行な方向の幅が光学センサ42
の検知領域の画像書き込み位置調整方向と平行な方向の
幅より短く設定され、かつ、画像書き込み開始位置の調
整方向に対して概略垂直な方向の辺の長さが画像書き込
み開始位置調整方向と平行な方向の長さより長く、例え
ば3倍以上としている。
【0016】トナー像パターン43は図5〜図7に示す
ように互いに大きさおよび形状が概略一致する黒のトナ
ー像パターン431b,432b,433bと赤のトナー
像パターン431r,432r,433rとからなり、黒
のトナー像パターン431b,432b,433bと赤の
トナー像パターン431r,432r,433rとの位置
ずれが無い場合には図5に示すようになる。また、黒の
トナー像パターン431b,432b,433bと赤のト
ナー像パターン431r,432r,433rとが主走査
方向へ相対的に1ドットずれた場合には図6に示すよう
になり、黒のトナー像パターン431b,432b,43
3bと赤のトナー像パターン431r,432r,433
とが主走査方向へ相対的に3ドットずれた場合には図7
に示すようになる。
【0017】光学センサ42は図8に示すように保持部
材423の内部に発光素子421と受光素子422とを感
光体ドラム21に対して対称に設け、保持部材423
光の通る光路を形成することにより絞りを設けて保持部
材423の表面側にカバーガラス424を取り付けたもの
である。この光学センサ42は発光素子421から感光
体ドラム21上のトナー像パターン43へ光を照射して
その正反射光を受光素子422で受光し、感光体ドラム
21からの乱反射光はほとんど保持部材423により遮
断されて受光素子422に入射しない。
【0018】図5は黒のトナー像パターンと赤のトナー
像パターンとの主走査方向の位置ずれ量と光学センサ4
2の出力信号との関係を示す。光学センサ42の出力値
は黒のトナー像パターン431b,432b,433bと
赤のトナー像パターン431r,432r,433rとの
主走査方向の相対的な位置ずれが無い(0である)場合
にはV0となり、黒のトナー像パターン431b,432
b,433bと赤のトナー像パターン431r,43
2r,433rとの主走査方向の相対的な位置ずれが1ド
ット,2ドット,3ドットと大きくなるに従ってV1,
V2,V3と小さくなる。また、光学センサ42の出力
値は黒のトナー像パターン431b,432b,433
と赤のトナー像パターン431r,432r,433rと
の主走査方向の相対的な位置ずれが3ドットより大きく
なった場合には再度大きくなってくる。
【0019】したがって、光学センサ42の出力値によ
り黒のトナー像パターン431b,432b,433bと
赤のトナー像パターン431r,432r,433rとの
主走査方向の相対的な位置ずれを検知することができ
る。なお、光学センサ42の出力値は感光体ドラム21
上のトナーが付着していない領域ではV0より大きな値
VKとなる。ここに、感光体ドラム21に対して光を照
射してその正反射光を検知する光学センサ42は感光体
ドラム21上の検出範囲が検出すべきトナー像パターン
43の位置ずれ量に対して十分に広い範囲であることが
必要であり、この例では直径1〜2mm以上の検出範囲
に設定される。
【0020】次に、主走査方向の画像書き込み位置の設
定について説明する。書き込み装置23では各ライン
(主走査方向のライン)毎に画像書き込み位置を一定に
するために、画像記録の前走査段階(レーザビームで図
2に示すような感光体ドラム21上の有効画像形成領域
より前側を走査する段階)でレーザビーム24,27が
特定の位置に到来したことをそれぞれビーム検出器、例
えばPINフォトダイオードで検出している。このビー
ム検出器からの検出信号を基準として所定時間経過後に
書き込み装置によりレーザビーム24,27で画像の書
き込みが開始される。そして、上記所定時間が変更され
ることにより画像書き込み位置が変更して有効画像形成
領域が主走査方向に移動される。
【0021】図16は上記ビーム検出器の出力信号と画
像書き込み開始タイミングとの関係を説明するための図
である。ビーム検出器44はポリゴンミラー35からの
レーザビーム24を画像記録の前走査段階で検出し、画
像書き込みタイミング設定回路45(図18参照)はビ
ーム検出器44の図16(a)に示すような出力信号を
所定の時間t遅延させて図16(b)に示すような信号
とし、この信号に同期して図16(c)に示すような周
期Sの画像クロックを生成させる。そして、画像書き込
みタイミング設定回路45は図16(b)に示すような
信号より後で上記画像クロックを所定数nbカウントし
た後(T時間が経過した後)に図16(d)に示すよう
な画像書き込みタイミング信号を生成し、この画像書き
込みタイミング信号により黒色の画像信号を上記変調駆
動回路へ出力して半導体レーザを変調させ、この半導体
レーザからのレーザビーム24で黒色の画像書き込みを
感光体ドラム21上のA点から主走査方向へ開始させ
る。
【0022】同様に、ポリゴンミラー35からのレーザ
ビーム27がビーム検出器により画像記録の前走査段階
で検出され、画像書き込みタイミング設定回路45(図
18参照)はそのビーム検出器出力信号を所定の時間t
遅延させ、その遅延した信号に同期して周期Sの画像ク
ロックを生成させる。そして、画像書き込みタイミング
設定回路45はその遅延した信号より後で画像クロック
を所定数nrカウントした後に画像書き込みタイミング
信号を生成し、この画像書き込みタイミング信号により
赤色の画像信号を上記変調駆動回路へ出力して半導体レ
ーザを変調させ、この半導体レーザからのレーザビーム
27で赤色の画像書き込みを感光体ドラム21上のA点
から主走査方向へ開始させる。
【0023】画像書き込みタイミング設定回路45は上
記所定数nrを補正信号で補正することによって赤色の
画像書き込みタイミング信号の発生タイミングを補正し
て赤色の画像書き込み開始位置を感光体ドラム21上の
A点から主走査方向へ補正する(又は上記所定数nbを
補正信号で補正することによって黒色の画像書き込みタ
イミング信号の発生タイミングを補正して黒色の画像書
き込み開始位置を感光体ドラム21上のA点から主走査
方向へ補正する)。
【0024】次に、画像書き込み位置の補正について説
明する。ここでは、経時での2色間の位置ずれ量は±1
ドット以内と考え、2色間の位置ずれ量が±1ドット以
上ずれたときはエラー信号を出すものとする。上記トナ
ー像パターン43は図17に示すように感光体ドラム2
1の回転方向へ所定の間隔をおいて3つの領域A,B,
Cに3組のトナー像パターン43A,43B,43Cと
して設けられ、これらのトナー像パターン43A,43
B,43Cは図3に示すような黒のトナー像パターン4
1b,432b,433bと赤のトナー像パターン431
r,432r,433rとからなる。
【0025】ここに、3組のトナー像パターン43A,
43B,43Cにおいては黒のトナー像パターン431
b,432b,433bが互いに同じであるが、赤のトナ
ー像パターン431r,432r,433rはトナー像パ
ターン43Bでは現状位置に(図16で説明したnがそ
のままとなるように)形成する。また、赤のトナー像パ
ターン431r,432r,433rはトナー像パターン
43Aでは現状位置に対して1ドットだけマイナス方向
へずらせて(図16で説明したnがn−1となるよう
に)形成され、トナー像パターン43Cでは現状位置に
対して1ドットだけプラス方向へずらせて(図16で説
明したnがn+1となるように)形成される。これらの
トナー像パターン43A,43B,43Cが光学センサ
42で検知されることにより2色間の位置ずれ量および
位置ずれ方向が検知される。
【0026】図18はこの第1の例の回路構成の一部を
示す。光学センサ42の出力信号はA/D変換器46に
よりA/D変換されてマイクロコンピュータ(CPU)
47に入力される。CPU47は感光体ドラム21上の
トナー像パターン43A,43B,43Cに対する光学
センサ42の図19に示すような出力信号VA,VB,
VCから2色間の位置ずれ量および位置ずれ方向を判断
し、その位置ずれ量が所定の範囲内(±1ドット以内)
にある時にはその位置ずれ量に応じて補正信号を画像書
き込みタイミング設定回路45に出力する。
【0027】画像書き込みタイミング設定回路45はそ
の補正信号で上記所定数nrを補正することによって赤
色の画像書き込みタイミング信号の発生タイミングを補
正して赤色の画像書き込み開始位置を感光体ドラム21
上のA点から主走査方向へ2色間の位置ずれを無くなる
ように補正する。また、CPU47は2色間の位置ずれ
量が所定の範囲(±1ドット)以上にある時にはエラー
信号を操作部48へ出力して操作部48の表示器にエラ
ーメッセージを表示させ、手動での2色間の位置合わせ
調整を促す。
【0028】図20はCPU47の処理フローの一部を
示す。CPU47は予め光学センサ42の出力信号のば
らつきや図4の特性を考慮して決められた定数e,s,
uに基づいてVA,VB,VCにより2色間の位置ずれ
を判断する。すなわち、CPU47はステップS1でV
A−VB>eであるか否かを判断し、VA−VB>eで
ある場合にはステップS2でVB−VC>eであるか否
かを判断する。
【0029】そして、CPU47はVB−VC>eであ
る場合にはステップS3でVA>sであるか否かを判断
し、VA>sである場合には図21に示すようにVAだ
けがsより大きくてVB,VCがsより小さいから2色
間の位置ずれ量がトナー像パターン43A,43B,4
3Cの形成されている3つの領域A,B,Cのうち領域
Aで最も小さいと判断してステップS4で−1ドットの
補正信号を画像書き込みタイミング設定回路45へ出力
する。画像書き込みタイミング設定回路45はその補正
信号で上記所定数nrをnr+1に補正することによっ
て赤色の画像書き込みタイミング信号の発生タイミング
をプラス方向へ1ドットだけ補正して赤色の画像書き込
み開始位置を感光体ドラム21上のA点から主走査方向
へ2色間の位置ずれが無くなるように補正する。
【0030】また、CPU47はVB−VC>eでない
場合にはステップS2からステップS5に進んでエラー
信号を操作部48へ出力して操作部48の表示器にエラ
ーメッセージを表示させることにより手動での2色間の
位置合わせ調整を促し、VA>sでない場合にもステッ
プS3からステップS5に進んでエラー信号を操作部4
8へ出力して操作部48の表示器にエラーメッセージを
表示させることにより手動での2色間の位置合わせ調整
を促す。
【0031】また、CPU47はVA−VB>eでない
場合にはステップS1からステップS6に進んでVA−
VB<−eであるか否かを判断し、VA−VB<eであ
る場合にはステップS7でVB−VC<−eであるか否
かを判断する。CPU47はVB−VC<−eである場
合にはステップS8でVC>sであるか否かを判断し、
VC>sである場合には図22に示すようにVCだけが
sより大きくてVA,VBがsより小さいから2色間の
位置ずれ量がトナー像パターン43A,43B,43C
の形成されている3つの領域A,B,Cのうち領域Cで
最も小さいと判断してステップS9で+1ドットの補正
信号を画像書き込みタイミング設定回路45へ出力す
る。画像書き込みタイミング設定回路45はその補正信
号で上記所定数nrをnr−1に補正することによって
赤色の画像書き込みタイミング信号の発生タイミングを
マイナス方向へ1ドットだけ補正して赤色の画像書き込
み開始位置を感光体ドラム21上のA点から主走査方向
へ2色間の位置ずれが無くなるように補正する。
【0032】また、CPU47はVC>sでない場合に
もステップS8からステップS5に進んでエラー信号を
操作部48へ出力して操作部48の表示器にエラーメッ
セージを表示させることにより手動での2色間の位置合
わせ調整を促す。さらに、CPU47はVB−VC<−
eでない場合にはステップS7からステップS10に進
んでVB−VC>eであるか否かを判断し、VB−VC
>eである場合にはステップS11でVB>sであるか
否かを判断する。
【0033】CPU47はVB>sである場合には図2
3に示すようにVBだけがsより大きくてVA,VCが
sより小さいから2色間の位置ずれ量がトナー像パター
ン43A,43B,43Cの形成されている3つの領域
A,B,Cのうち領域Bで最も小さいと判断してステッ
プS12で補正信号を0として現状のままとする。した
がって、画像書き込みタイミング設定回路45は上記所
定数nrを補正せず、赤色の画像書き込みタイミング信
号の発生タイミングを補正しない。また、CPU47は
VB>sでない場合にもステップS11からステップS
13に進んでエラー信号を操作部48へ出力して操作部
48の表示器にエラーメッセージを表示させることによ
り手動での2色間の位置合わせ調整を促す。
【0034】CPU47はVB−VC>eでない場合に
はステップS10からステップS14に進んでVB>
u,VC>uであるか否かを判断し、VB>u,VC>
uである場合には図24に示すようにVB,VCがuよ
り大きくてVAがuより小さいから2色間の位置ずれ量
がトナー像パターン43A,43B,43Cの形成され
ている3つの領域A,B,Cのうち領域B,Cの中間で
最も小さいと判断してステップS12で+1/2ドット
の補正信号を画像書き込みタイミング設定回路45へ出
力する。画像書き込みタイミング設定回路45はその補
正信号で赤色の画像書き込みタイミング信号の発生タイ
ミングを1/2ドットだけマイナス方向へ補正して赤色
の画像書き込み開始位置を感光体ドラム21上のA点か
ら主走査方向へ2色間の位置ずれが無くなるように補正
する。
【0035】CPU47はVB>u,VC>uでない場
合にはステップS14からステップS13に進んでエラ
ー信号を操作部48へ出力して操作部48の表示器にエ
ラーメッセージを表示させることにより手動での2色間
の位置合わせ調整を促す。CPU47はVA−VB<−
eでない場合にはステップS6からステップS16に進
んでVA>u,VB>uであるか否かを判断し、VA>
u,VB>uである場合には図25に示すようにVA,
VBがuより大きくてVCがuより小さいから2色間の
位置ずれ量がトナー像パターン43A,43B,43C
の形成されている3つの領域A,B,Cのうち領域A,
Bの中間で最も小さいと判断してステップS12で−1
/2ドットの補正信号を画像書き込みタイミング設定回
路45へ出力する。画像書き込みタイミング設定回路4
5はその補正信号で赤色の画像書き込みタイミング信号
の発生タイミングを1/2ドットだけプラス方向へ補正
して赤色の画像書き込み開始位置を感光体ドラム21上
のA点から主走査方向へ2色間の位置ずれが無くなるよ
うに補正する。
【0036】また、CPU47はVA>u,VB>uで
ない場合にはステップS16からステップS17に進ん
でエラー信号を操作部48へ出力して操作部48の表示
器にエラーメッセージを表示させることにより手動での
2色間の位置合わせ調整を促す。
【0037】このように第1の例では、トナー像パター
ン43に対して光学センサ42により光を照射してその
正反射光を検知し、この検知結果によって画像書き込み
開始位置を調整するので、黒のトナー像パターン431
b,432b,433bと赤のトナー像パターン43
1r,432r,433rとの位置ずれが無いときに光学
センサ42への正反射光が最大になり、これが最大にな
るように黒のトナー像パターン431b,432b,43
3bと赤のトナー像パターン431r,432r,433
との位置ずれを調整することができて色ずれを低減でき
る。しかも、CCDを用いずにコンパクトで安価に実現
できる。
【0038】また、一般に感光体ドラム上のトナー像は
感光体ドラムに画像を書き込んで形成した潜像とは大き
さが異なるが、感光体ドラム21上に実際に作像した黒
のトナー像パターン431b,432b,433bと赤の
トナー像パターン431r,432r,433rとは大き
さおよび形状が概略一致するので、その位置ずれを精度
良く検知することができる。さらに、一般に感光体ドラ
ムからの正反射光が感光体ドラムからの乱反射光より多
いので、S/Nが高くなる。また、画像書き込み開始位
置の調整方向に対して概略垂直な方向の辺の長さがトナ
ー像パターン43の画像書き込み開始位置調整方向と平
行な方向の長さより長く、例えば3倍以上とするので、
画像書き込み開始位置調整に関係無い画像書き込み開始
位置調整方向に対して垂直な方向のトナー像パターン位
置ずれの影響を受けなくなり、精度の良い2色の位置ず
れ検知が可能となる。
【0039】また、トナー像パターン43は画像書き込
み開始位置調整方向と平行な主走査方向へ3ドット幅を
有する3つのライン像431,432,433が主走査方
向へ3ドット幅の間隔をおいて周期的に配置されたもの
であって、画像書き込み開始位置調整方向と平行な方向
の幅が光学センサ42の検知領域の画像書き込み開始位
置調整方向と平行な方向の幅より短く設定されているの
で、画像書き込み位置のずれ量δが小さい時にはその検
知信号の変化量Dは D=δ・L となる。但し、Lは光学センサ42の検知範囲内におけ
るトナー像パターン43のエッジ部のずれ方向と垂直な
方向の長さ成分の総和である。したがって、トナー像パ
ターン43を細かくすることで感度が良くなる。また、
光学センサ42は2色のトナー像パターン43が黒のト
ナー像パターンを含むので、その検知感度が良い。
【0040】本発明を応用した画像形成装置の第2の例
においては、上記第1の例において、光学センサ42の
代りに図9に示すような光学センサ49が用いられる。
この光学センサ49は保持部材493の内部に発光素子
491と受光素子492とを感光体ドラム21に対して設
け、保持部材493に光の通る光路を形成することによ
り絞りを設けて保持部材493の表面側にカバーガラス
494を取り付けたものである。発光素子491は感光体
ドラム21上のトナー像パターン43へ光を斜めに照射
し、受光素子492はその正反射光を入らない位置に配
置される。この受光素子492は感光体ドラム21から
の乱反射光を受光する。
【0041】この第2の例では、光学センサ49が感光
体ドラム21からの乱反射光を受光するので、黒のトナ
ー像パターン431b,432b,433bと赤のトナー
像パターン431r,432r,433rとの位置ずれが
無いときに光学センサ49への乱反射光が最大になり、
これが最大になるように黒のトナー像パターン43
1b,432b,433bと赤のトナー像パターン43
1r,432r,433rとの位置ずれを調整することが
できて色ずれを低減できる。しかも、CCDを用いずに
コンパクトで安価に実現できる。
【0042】本発明を応用した画像形成装置の第3の例
においては、上記第1の例において、光学センサ42の
代りに図10に示すような光学センサ50が用いられ
る。この光学センサ50は保持部材503の内部に発光
素子501と受光面積の大きい受光素子502とを設け、
保持部材503に光の通る光路を形成して保持部材503
の表面側にカバーガラス504を取り付けたものであ
る。発光素子501は感光体ドラム21上のトナー像パ
ターン43へ光を斜めに照射し、その正反射光および乱
反射光からなる総合反射光が受光素子502により受光
される。
【0043】この第3の例では、光学センサ50が感光
体ドラム21からの総合反射光を受光するので、黒のト
ナー像パターン431b,432b,433bと赤のトナ
ー像パターン431r,432r,433rとの位置ずれ
が無いときに光学センサ42への正反射光が最大になっ
て乱反射光が最小になり、光学センサ42の出力信号に
より黒のトナー像パターン431b,432b,433
と赤のトナー像パターン431r,432r,433rと
の位置ずれを調整することができて色ずれを低減でき
る。しかも、光学センサ50が総合反射光を検知するも
のであるから光学センサ50の設計や取り付けが簡単で
あり、かつ、CCDを用いずにコンパクトで安価に実現
できる。また、正反射光と乱反射光の両方を含む総合反
射光を光学センサ50で検知するので、感度がやや鈍る
が、一般に正反射光が乱反射光より多くてトナー像の一
ずれ検知が不可能となることがあまりない。
【0044】本発明を応用した画像形成装置の第4の例
においては、上記第1の例において、光学センサ42の
代りに図11に示すような光学センサ51が用いられ
る。この光学センサ51は保持部材513の内部に発光
素子511と受光素子512,413とを設け、保持部材
504に光の通る光路を形成して保持部材504の表面側
にカバーガラス505を取り付けたものである。発光素
子501は感光体ドラム21上のトナー像パターン43
へ光を斜めに照射し、その正反射光および乱反射光が受
光素子502,413によりそれぞれ受光される。この受
光素子502,41の出力信号は差回路で差がとられ
てA/D変換器46へ送られる。
【0045】この第4の例では、光学センサ50が感光
体ドラム21からの正合反射光および乱反射光を受光す
るので、黒のトナー像パターン43b,432b,4
3bと赤のトナー像パターン431r,432r,433
rとの位置ずれが無いときに光学センサ42への正合反
射光が最大になって乱反射光が最小になることにより正
合反射光と乱反射光との差が最大になり、これが最大に
なるように黒のトナー像パターン431b,432b,4
3bと赤のトナー像パターン431r,432r,433
rとの位置ずれを調整することができて色ずれを低減で
きる。しかも、S/Nを高くでき、かつ、CCDを用い
ずにコンパクトで安価に実現できる。
【0046】図12は本発明を応用した画像形成装置の
第5の例の一部を示す。この第5の例では、上記第1の
例において、感光体ドラム21上のトナー像が転写器3
0により搬送ベルト51上に転写された後に光学センサ
52を通過して図示しない転写器により給紙装置からの
転写紙へ転写され、この転写紙が定着装置へ送られる。
光学センサ52は上記光学センサ42の代りに用いられ
たものであり、発光素子521および受光素子523が搬
送ベルト51を挾んでそのその両側に配置される。発光
素子521は非拡散の光をカバーガラス522を介して搬
送ベルト51上のトナー像43へ照射し、その非拡散透
過光が受光素子523で受光される。搬送ベルト51は
駆動ローラ53と他のローラに掛け渡され、駆動ローラ
53により駆動されて回転する。
【0047】この第5の例では、光学センサ52が搬送
ベルト51からの非拡散透過光を受光するので、黒のト
ナー像パターン431b,432b,433bと赤のトナ
ー像パターン431r,432r,433rとの位置ずれ
が無いときに光学センサ42への非拡散透過光が最小に
なり、これが最小になるように黒のトナー像パターン4
1b,432b,433bと赤のトナー像パターン431
r,432r,433rとの位置ずれを調整することがで
きて色ずれを低減できる。しかも、CCDを用いずにコ
ンパクトで安価に実現できる。
【0048】本発明を応用した画像形成装置の第6の例
においては、上記第5の例において、光学センサ52の
代りに図13に示すような光学センサ52aが用いられ
る。この光学センサ54aは、光学センサ52におい
て、受光素子523の代りに受光面積の大きい環状の受
光素子523aを用いるようにしたものである。発光素
子521は光をカバーガラス522を介して搬送ベルト5
1上のトナー像43へ照射し、その拡散透過光が受光素
子523で受光される。
【0049】この第6の例では、光学センサ52aが搬
送ベルト51からの拡散透過光を受光するので、黒のト
ナー像パターン431b,432b,433bと赤のトナ
ー像パターン431r,432r,433rとの位置ずれ
が無いときに光学センサ42への拡散透過光が最大にな
り、これが最大になるように黒のトナー像パターン43
1b,432b,433bと赤のトナー像パターン43
1r,432r,433rとの位置ずれを調整することが
できて色ずれを低減できる。しかも、CCDを用いずに
コンパクトで安価に実現できる。
【0050】本発明を応用した画像形成装置の第7の例
においては、上記第5の例において、光学センサ52の
代りに図14に示すような光学センサ52bが用いられ
る。この光学センサ54bは、光学センサ52におい
て、受光素子523の代りに受光面積の大きい受光素子
523bを用いるようにしたものである。発光素子521
は光をカバーガラス522を介して搬送ベルト51上の
トナー像43へ照射し、その拡散透過光および非拡散透
過光からなる総合透過光が受光素子523で受光され
る。
【0051】この第7の例では、光学センサ52bが搬
送ベルト51からの総合透過光を受光するので、黒のト
ナー像パターン431b,432b,433bと赤のトナ
ー像パターン431r,432r,433rとの位置ずれ
が無いときに光学センサ42への非拡散透過光が最大に
なって拡散透過光が最小になり、光学センサ42の出力
信号により黒のトナー像パターン431b,432b,4
3bと赤のトナー像パターン431r,432r,433
rとの位置ずれを調整することができて色ずれを低減で
きる。しかも、光学センサ50が総合反射光を検知する
ものであるからトナー像の位置ずれ検知が不可能となる
ことがあまり無くて設計や取り付けが簡単であり、か
つ、CCDを用いずにコンパクトで安価に実現できる。
【0052】本発明を応用した画像形成装置の第8の例
においては、上記第5の例において、光学センサ52の
代りに図15に示すような光学センサ52cが用いられ
る。この光学センサ54cは、光学センサ52におい
て、受光素子523の代りに受光面積の大きい受光素子
5231,5232を用いるようにしたものである。発光素
子521は光をカバーガラス522を介して搬送ベルト5
1上のトナー像43へ照射し、その拡散透過光および非
拡散透過光を含む総合透過光が受光素子5231,5232
でそれぞれ受光される。この第8の例では、光学センサ
52cが搬送ベルト51からの総合透過光を受光するの
で、第7の例と同様に色ずれを低減でき、トナー像の位
置ずれ検知が不可能となることがあまり無くて設計や取
り付けが簡単であり、かつ、CCDを用いずにコンパク
トで安価に実現できる。
【0053】また、本発明を応用した画像形成装置の第
9の例においては、上記第1の例において、トナー像パ
ターン43は図26に示すように第1色目の黒のトナー
像パターン43bが形成される領域の大きさ及び形状が
第2色目の赤のトナー像パターン43rと形成される領
域の大きさおよび形状と概略一致して黒のトナー像パタ
ーン43bと赤のトナー像パターン43rとが重ならな
いように設けられる。そして、CPU47は上述の例で
は2色のトナー像パターンが重なるように書き込み位置
を調整したが、2色のトナー像パターンが重ならないよ
うに書き込み位置を調整する。一般に感光体ドラム上の
トナー像は感光体ドラムに画像を書き込んで形成した潜
像とは大きさが異なるが、第9の例では感光体ドラム2
1上に実際に作像した黒のトナー像パターン43と赤の
トナー像パターン43とは大きさおよび形状が概略一致
するので、その位置ずれを精度良く検知することができ
る。さらに、一般に感光体ドラムからの正反射光が感光
体ドラムからの乱反射光より多いので、S/Nが高くな
る。
【0054】また、本発明を応用した画像形成装置の第
10の例においては、上記第1の例において、トナー像
パターン43は図27に示すように第1色目の黒のトナ
ー像パターン43bが形成される領域の大きさ及び形状
が第2色目の赤のトナー像パターン43rと形成される
領域の大きさおよび形状と概略一致して黒のトナー像パ
ターン43bと赤のトナー像パターン43rとが重なら
ないように設けられる。そして、CPU47は第9の例
と同様に2色のトナー像パターンが重ならないように書
き込み位置を調整する。この第10の例では、第9の例
と同様に位置ずれを精度良く検知することができ、S/
Nが高くなる。
【0055】なお、上述の例では、経時での位置ずれ量
を±1ドット以内とし、トナー像パターンとしてライン
幅:3ドット,ライン間隔:3ドットのものを用いた
が、経時の位置ずれ量によりトナー像パターンの形状を
変えて同じS/N特性を得ることもできる。例えば経時
の位置ずれ量が大きいときはトナー像パターンのライン
幅やライン間隔を大きくし、逆に経時の位置ずれ量が小
さいときはトナー像パターンのライン幅やライン間隔を
小さくすることができる。また、副走査方向の位置ずれ
についてはトナー像パターンのライン方向を主走査方向
にして上述とほぼ同様に副走査方向の位置ずれを補正す
ることができる。
【0056】また、上述の例では、2つの色のトナー像
パターンを同じものとしてその相対的な位置が合ったと
きにトナー付着部の面積を最小にしたが、一方のトナー
像パターンを形成しない領域に他方のトナー像パターン
を形成することにより、2つのトナー像パターンの相対
的な位置が合ったときにトナー付着量が最大となるよう
にしてもよい。また、光学センサの検知感度を上げる必
要がある場合は同じトナー像パターンを光学センサで複
数回検知してその結果を平均化するようにしてもよい。
【0057】本発明は上述の例に限定されるものではな
く、感光体ドラム上に3色以上の潜像を形成してこれら
を3色以上のトナーでそれぞれ現像した後に転写紙又は
搬送ベルトに転写するフルカラー画像形成装置にも同様
に応用することができる。この場合、3色以上の書き込
み位置の中の2色の相対的な書き込み位置を上述の例と
同様に補正するという書き込み位置調整を各色の書き込
み位置について順次に行うことによって全ての色の書き
込み位置調整を自動的に行うことができ、その際に各色
のトナー像パターンの作成回数を概略同じにすることで
各色のトナーの消費を均一にすることができる。また、
各色のトナー像パターンの中の1色のトナー像パターン
を黒とすれば、黒トナーが他のカラートナーより反射率
が小さいために光学センサの検知感度が良くなる。
【0058】また、2色づつの相対的な書き込み位置を
順次に調整する場合にその2色の中の一方を常に定まっ
た色とすることで、誤差の蓄積を防ぐことができ、その
常に定まった色を黒とすることで光学センサの検知感度
を良くして誤差の蓄積を防ぐことができる。その際に、
黒のトナー像パターンを他のトナー像パターンの上に重
ねるようにすることで、反射光検出方式の光学センサの
検知感度を良くすることができる。逆に、黒のトナー像
パターンの上に他のトナー像パターンを重ねるようにす
ることで、透過光検出方式の光学センサの検知感度を良
くすることができる。
【0059】また、検出しようとする書き込み位置のず
れの大きさに応じてトナー像パターンの書き込み位置調
整方向の長さを変えることができる。この位置ずれ量に
対してトナー像パターンの位置ずれ方向の長さが2〜2
0倍のときに位置ずれ検出に感度があり、これが4〜8
倍の場合に感度が良い。しかしながら、位置ずれ量は予
め知ることができないので、書き込み位置のずれの大き
さに応じてトナー像パターンの書き込み位置調整方向の
長さを変えれば最適の位置ずれ検知をすることができ
る。
【0060】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、像担持体上に書き込み装置で複数色の画像を書き込
んで潜像を形成し、これらの潜像を現像装置により複数
色のトナーでそれぞれ現像して転写部材に転写する画像
形成装置の書き込み位置の自動調整方法であって、前記
像担持体に前記書き込み装置で所定の画像を書き込んで
潜像を形成し、この潜像に前記現像装置で複数色のトナ
ーを付着させてトナー像を形成し、このトナー像に対し
て光学センサにより光を照射してその総合反射光を検出
し、この検出結果によって前記書き込み装置の前記像担
持体に対する書き込み位置を調整するので、光学センサ
の出力信号によりトナー像の位置ずれを調整することが
できて色ずれを低減できる。しかも、光学センサが総合
反射光を検知するものであるからトナー像の位置ずれ検
知が不可能となることがあまり無くて光学センサの設計
や取り付けが簡単であり、かつ、CCDを用いずにコン
パクトで安価に実現できる。
【0061】請求項2記載の発明によれば、像担持体上
に書き込み装置で複数色の画像を書き込んで潜像を形成
し、これらの潜像を現像装置により複数色のトナーでそ
れぞれ現像して転写部材に転写する画像形成装置の書き
込み位置の自動調整方法であって、前記像担持体に前記
書き込み装置で所定の画像を書き込んで潜像を形成し、
この潜像に前記現像装置で複数色のトナーを付着させて
トナー像を形成し、このトナー像に対して光学センサに
より光を照射してその正反射光を検出し、この検出結果
によって前記書き込み装置の前記像担持体に対する書き
込み位置を調整するので、複数色のトナー像の位置ずれ
が無いときに光学センサへの正反射光が最大になり、こ
れが最大になるようにトナー像の位置ずれを調整するこ
とができて色ずれを低減できる。更に、CCDを用いず
にコンパクトで安価に実現できる。
【0062】請求項3記載の発明によれば、像担持体上
に書き込み装置で複数色の画像を書き込んで潜像を形成
し、これらの潜像を現像装置により複数色のトナーでそ
れぞれ現像して転写部材に転写する画像形成装置の書き
込み位置の自動調整方法であって、前記像担持体に前記
書き込み装置で所定の画像を書き込んで潜像を形成し、
この潜像に前記現像装置で複数色のトナーを付着させて
トナー像を形成し、このトナー像に対して光学センサに
より光を照射してその乱反射光を検出し、この検出結果
によって前記書き込み装置の前記像担持体に対する書き
込み位置を調整するので、前記トナー像の位置ずれが無
いときに光学センサへの乱反射光が最大になり、これが
最大になるようにトナー像の位置ずれを調整することが
できて色ずれを低減できる。しかも、CCDを用いずに
コンパクトで安価に実現できる。
【0063】請求項4記載の発明によれば、像担持体上
に書き込み装置で複数色の画像を書き込んで潜像を形成
し、これらの潜像を現像装置により複数色のトナーでそ
れぞれ現像して転写部材に転写する画像形成装置の書き
込み位置の自動調整方法であって、前記像担持体に前記
書き込み装置で所定の画像を書き込んで潜像を形成し、
この潜像に前記現像装置で複数色のトナーを付着させて
トナー像を形成し、このトナー像に対して光学センサに
より光を照射してその総合透過光を検出し、この検出結
果によって前記書き込み装置の前記像担持体に対する書
き込み位置を調整するので、トナー像の位置ずれが無い
ときに光学センサへの非拡散透過光が最小になって拡散
透過光が最大になり、光学センサの出力信号によりトナ
ー像の位置ずれを調整することができて色ずれを低減で
きる。しかも、光学センサが総合反射光を検知するもの
であるからトナー像の位置ずれ検知が不可能となること
があまり無くて光学センサの設計や取り付けが簡単であ
り、かつ、CCDを用いずにコンパクトで安価に実現で
きる。
【0064】請求項5記載の発明によれば、像担持体上
に書き込み装置で複数色の画像を書き込んで潜像を形成
し、これらの潜像を現像装置により複数色のトナーでそ
れぞれ現像して転写部材に転写する画像形成装置の書き
込み位置の自動調整方法であって、前記像担持体に前記
書き込み装置で所定の画像を書き込んで潜像を形成し、
この潜像に前記現像装置で複数色のトナーを付着させて
トナー像を形成し、このトナー像に対して光学センサに
より光を照射してその非拡散透過光を検出し、この検出
結果によって前記書き込み装置の前記像担持体に対する
書き込み位置を調整するので、トナー像の位置ずれが無
いときに光学センサへの非拡散透過光が最小になり、こ
れが最小になるようにトナー像の位置ずれを調整するこ
とができて色ずれを低減できる。更に、CCDを用いず
にコンパクトで安価に実現できる。
【0065】請求項6記載の発明によれば、像担持体上
に書き込み装置で複数色の画像を書き込んで潜像を形成
し、これらの潜像を現像装置により複数色のトナーでそ
れぞれ現像して転写部材に転写する画像形成装置の書き
込み位置の自動調整方法であって、前記像担持体に前記
書き込み装置で所定の画像を書き込んで潜像を形成し、
この潜像に前記現像装置で複数色のトナーを付着させて
トナー像を形成し、このトナー像に対して光学センサに
より光を照射してその拡散透過光を検出し、この検出結
果によって前記書き込み装置の前記像担持体に対する書
き込み位置を調整するので、トナー像の位置ずれが無い
ときに光学センサへの拡散透過光が最大になり、これが
最大になるようにトナー像の位置ずれを調整することが
できて色ずれを低減できる。しかも、CCDを用いずに
コンパクトで安価に実現できる。
【0066】請求項7記載の発明によれば、請求項1,
2,3,4,5または6記載の書き込み位置の自動調整
方法において、前記像担持体にトナー像として2色のト
ナー像を形成し、これらのトナー像の各形成領域の大き
さおよび形状を概略一致させるので、精度の良いトナー
像位置ずれ検知が可能になる。
【0067】請求項8記載の発明によれば、請求項1,
2,3,4,5または6記載の書き込み位置の自動調整
方法において、前記像担持体にトナー像として2色のト
ナー像を形成し、この2色のトナー像のうちの第1色目
のトナー像を形成する領域の大きさおよび形状と,前記
2色のトナー像のうちの第2色目のトナー像を形成しな
い領域の大きさおよび形状とを概略一致させるので、精
度の良いトナー像位置ずれ検知が可能でS/Nが高くな
る。
【0068】請求項9記載の発明によれば、請求項1,
2,3,4,5または6記載の書き込み位置の自動調整
方法において、前記トナー像における前記書き込み位置
の調整方向に対して垂直な方向の辺の長さを前記光学セ
ンサの検出領域における前記書き込み位置の調整方向に
対して垂直な方向の長さより長くするので、書き込み位
置の調整に関係無い書き込み位置の調整方向に対して垂
直な方向の書き込み位置ずれの影響を受けなくて精度の
良いトナー像位置ずれ検知が可能になる。
【0069】請求項10記載の発明によれば、請求項
1,3,4または6記載の書き込み位置の自動調整方法
において、前記像担持体にトナー像として2色のトナー
像を形成し、この2色のトナー像のうちの第1色目のト
ナー像を形成する領域における前記書き込み位置の調整
方向と平行な方向の長さと,前記2色のトナー像のうち
の第2色目のトナー像を形成しない領域における前記書
き込み位置の調整方向と平行な方向の長さとを概略一致
させるので、精度の良いトナー像位置ずれ検知が可能で
S/Nが高くなる。
【0070】請求項11記載の発明によれば、請求項
1,2,3,4,5または6記載の書き込み位置の自動
調整方法において、前記像担持体にトナー像として2色
のトナー像を形成し、この2色のトナー像のうちの第1
色目のトナー像を形成する領域における前記書き込み位
置の調整方向と平行な方向の長さと,前記2色のトナー
像のうちの第2色目のトナー像を形成する領域における
前記書き込み位置の調整方向と平行な方向の長さとを概
略一致させるので、精度の良いトナー像位置ずれ検知が
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を応用した画像形成装置の第1の例を示
す断面図である。
【図2】同第1の例の感光体ドラムおよび光学センサを
示す斜視図である。
【図3】同第1の例のトナー像パターンの一部を示す平
面図である。
【図4】同第1の例における各色の像の相対的な位置ず
れと光学センサの出力信号との関係を示す特性図であ
る。
【図5】同第1の例における各色の像の一致時のトナー
像パターンの一部を示す平面図である。
【図6】同第1の例における各色の像が1ドットずれた
時のトナー像パターンの一部を示す平面図である。
【図7】同第1の例における各色の像が3ドットずれた
時のトナー像パターンの一部を示す平面図である。
【図8】同第1の例の光学センサを示す断面図である。
【図9】本発明を応用した画像形成装置の他の例におけ
る光学センサを示す断面図である。
【図10】本発明を応用した画像形成装置の他の例にお
ける光学センサを示す断面図である。
【図11】本発明を応用した画像形成装置の他の例にお
ける光学センサを示す断面図である。
【図12】本発明を応用した画像形成装置の他の例の一
部を示す断面図である。
【図13】本発明を応用した画像形成装置の他の例にお
ける光学センサの一部を示す断面図および斜視図であ
る。
【図14】本発明を応用した画像形成装置の他の例にお
ける光学センサの一部を示す断面図である。
【図15】本発明を応用した画像形成装置の他の例にお
ける光学センサの一部を示す断面図および斜視図であ
る。
【図16】上記例のタイミングチャートである。
【図17】上記例の一部を示す斜視図である。
【図18】上記例の回路構成の一部を示すブロック図で
ある。
【図19】上記例のタイミングチャートである。
【図20】上記例におけるCPUの処理フローの一部を
示すフローチャートである。
【図21】上記例の光学センサの出力信号例を示す図で
ある。
【図22】上記例の光学センサの出力信号例を示す図で
ある。
【図23】上記例の光学センサの出力信号例を示す図で
ある。
【図24】上記例の光学センサの出力信号例を示す図で
ある。
【図25】上記例の光学センサの出力信号例を示す図で
ある。
【図26】本発明を応用した画像形成装置の他の例にお
けるトナー像パターンを示す平面図である。
【図27】本発明を応用した画像形成装置の他の例にお
けるトナー像パターンを示す平面図である。
【図28】従来のレーザプリンタの一例を示す断面図で
ある。
【図29】同レーザプリンタの書き込み装置を示す斜視
図である。
【図30】従来の2色レーザプリンタの一例を示す断面
図である。
【符号の説明】
21 感光体ドラム 22,26 帯電器 23 書き込み装置 25,28 現像器 42 光学センサ 47 CPU 45 画像書き込みタイミング設定回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/29 G 9186−5C

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体上に書き込み装置で複数色の画像
    を書き込んで潜像を形成し、これらの潜像を現像装置に
    より複数色のトナーでそれぞれ現像して転写部材に転写
    する画像形成装置の書き込み位置の自動調整方法であっ
    て、前記像担持体に前記書き込み装置で所定の画像を書
    き込んで潜像を形成し、この潜像に前記現像装置で複数
    色のトナーを付着させてトナー像を形成し、このトナー
    像に対して光学センサにより光を照射してその総合反射
    光を検出し、この検出結果によって前記書き込み装置の
    前記像担持体に対する書き込み位置を調整することを特
    徴とする書き込み位置の自動調整方法。
  2. 【請求項2】像担持体上に書き込み装置で複数色の画像
    を書き込んで潜像を形成し、これらの潜像を現像装置に
    より複数色のトナーでそれぞれ現像して転写部材に転写
    する画像形成装置の書き込み位置の自動調整方法であっ
    て、前記像担持体に前記書き込み装置で所定の画像を書
    き込んで潜像を形成し、この潜像に前記現像装置で複数
    色のトナーを付着させてトナー像を形成し、このトナー
    像に対して光学センサにより光を照射してその正反射光
    を検出し、この検出結果によって前記書き込み装置の前
    記像担持体に対する書き込み位置を調整することを特徴
    とする書き込み位置の自動調整方法。
  3. 【請求項3】像担持体上に書き込み装置で複数色の画像
    を書き込んで潜像を形成し、これらの潜像を現像装置に
    より複数色のトナーでそれぞれ現像して転写部材に転写
    する画像形成装置の書き込み位置の自動調整方法であっ
    て、前記像担持体に前記書き込み装置で所定の画像を書
    き込んで潜像を形成し、この潜像に前記現像装置で複数
    色のトナーを付着させてトナー像を形成し、このトナー
    像に対して光学センサにより光を照射してその乱反射光
    を検出し、この検出結果によって前記書き込み装置の前
    記像担持体に対する書き込み位置を調整することを特徴
    とする書き込み位置の自動調整方法。
  4. 【請求項4】像担持体上に書き込み装置で複数色の画像
    を書き込んで潜像を形成し、これらの潜像を現像装置に
    より複数色のトナーでそれぞれ現像して転写部材に転写
    する画像形成装置の書き込み位置の自動調整方法であっ
    て、前記像担持体に前記書き込み装置で所定の画像を書
    き込んで潜像を形成し、この潜像に前記現像装置で複数
    色のトナーを付着させてトナー像を形成し、このトナー
    像に対して光学センサにより光を照射してその総合透過
    光を検出し、この検出結果によって前記書き込み装置の
    前記像担持体に対する書き込み位置を調整することを特
    徴とする書き込み位置の自動調整方法。
  5. 【請求項5】像担持体上に書き込み装置で複数色の画像
    を書き込んで潜像を形成し、これらの潜像を現像装置に
    より複数色のトナーでそれぞれ現像して転写部材に転写
    する画像形成装置の書き込み位置の自動調整方法であっ
    て、前記像担持体に前記書き込み装置で所定の画像を書
    き込んで潜像を形成し、この潜像に前記現像装置で複数
    色のトナーを付着させてトナー像を形成し、このトナー
    像に対して光学センサにより光を照射してその非拡散透
    過光を検出し、この検出結果によって前記書き込み装置
    の前記像担持体に対する書き込み位置を調整することを
    特徴とする書き込み位置の自動調整方法。
  6. 【請求項6】像担持体上に書き込み装置で複数色の画像
    を書き込んで潜像を形成し、これらの潜像を現像装置に
    より複数色のトナーでそれぞれ現像して転写部材に転写
    する画像形成装置の書き込み位置の自動調整方法であっ
    て、前記像担持体に前記書き込み装置で所定の画像を書
    き込んで潜像を形成し、この潜像に前記現像装置で複数
    色のトナーを付着させてトナー像を形成し、このトナー
    像に対して光学センサにより光を照射してその拡散透過
    光を検出し、この検出結果によって前記書き込み装置の
    前記像担持体に対する書き込み位置を調整することを特
    徴とする書き込み位置の自動調整方法。
  7. 【請求項7】請求項1,2,3,4,5または6記載の
    書き込み位置の自動調整方法において、前記像担持体に
    トナー像として2色のトナー像を形成し、これらのトナ
    ー像の各形成領域の大きさおよび形状を概略一致させる
    ことを特徴とする書き込み位置の自動調整方法。
  8. 【請求項8】請求項1,2,3,4,5または6記載の
    書き込み位置の自動調整方法において、前記像担持体に
    トナー像として2色のトナー像を形成し、この2色のト
    ナー像のうちの第1色目のトナー像を形成する領域の大
    きさおよび形状と,前記2色のトナー像のうちの第2色
    目のトナー像を形成しない領域の大きさおよび形状とを
    概略一致させることを特徴とする書き込み位置の自動調
    整方法。
  9. 【請求項9】請求項1,2,3,4,5または6記載の
    書き込み位置の自動調整方法において、前記トナー像に
    おける前記書き込み位置の調整方向に対して垂直な方向
    の辺の長さを前記光学センサの検出領域における前記書
    き込み位置の調整方向に対して垂直な方向の長さより長
    くすることを特徴とする書き込み位置の自動調整方法。
  10. 【請求項10】請求項1,3,4または6記載の書き込
    み位置の自動調整方法において、前記像担持体にトナー
    像として2色のトナー像を形成し、この2色のトナー像
    のうちの第1色目のトナー像を形成する領域における前
    記書き込み位置の調整方向と平行な方向の長さと,前記
    2色のトナー像のうちの第2色目のトナー像を形成しな
    い領域における前記書き込み位置の調整方向と平行な方
    向の長さとを概略一致させることを特徴とする書き込み
    位置の自動調整方法。
  11. 【請求項11】請求項1,2,3,4,5または6記載
    の書き込み位置の自動調整方法において、前記像担持体
    にトナー像として2色のトナー像を形成し、この2色の
    トナー像のうちの第1色目のトナー像を形成する領域に
    おける前記書き込み位置の調整方向と平行な方向の長さ
    と,前記2色のトナー像のうちの第2色目のトナー像を
    形成する領域における前記書き込み位置の調整方向と平
    行な方向の長さとを概略一致させることを特徴とする書
    き込み位置の自動調整方法。
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