JP6661300B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明はシート上に形成される画像の位置調整に関する。
電子写真方式の画像形成装置は、感光体、帯電器、露光装置、現像器、転写装置、定着器を備える。帯電器は感光体を帯電し、露光装置は静電潜像を形成するために、帯電された感光体を画像データに基づく光を用いて露光する。現像器は感光体上の静電潜像をトナーを用いて現像し、感光体上に画像を形成する。ここで、感光体上の画像が転写位置へ搬送されるタイミングとシートが転写位置へ搬送されるタイミングとが等しくなるように、シートが給紙され、搬送される。転写装置は転写位置において感光体上の画像をシートへと転写する。そして、画像が転写されたシートが定着器へと搬送されると、定着器がシート上の画像に熱と圧力を加え、画像をシートに定着させる。
例えば、罫線が予め印字されたシートに画像を印字する場合、使用されるシート毎に印字位置の調整を行う必要がある。これは、シートのサイズ、坪量、及び、材質などが異なると、シートに形成される画像の位置や倍率や傾きが変化してしまうからである。
印字位置の調整を行う場合には、画像形成装置がシートに基準画像を形成し、ユーザがシートの端から基準画像までの距離を測定し、シート上に形成すべき画像の印字位置を測定結果に基づいて修正する方法が知られている。例えば、ユーザが定規などを用いてシートの端から基準画像の位置を測定し、ユーザの手入力によって位置情報が取得されると、当該位置情報に基づいて印字位置を調整するものがある。また、例えば、基準画像が形成されたシートを読取装置によって読み取らせ、読取結果からシートの端から基準画像までの距離を決定し、当該シートの端から基準画像までの距離に基づいて印字位置を調整するものがある(特許文献1)。
特開2003−173109号公報
複数の色の画像を重ねて任意の色の画像を形成する画像形成装置においては、読取装置を使用する自動調整モードに適した基準画像と、ユーザが位置情報を手入力する手動調整モードに適した基準画像とが異なる可能性がある。
そこで、本発明の目的は、印字位置の調整方法に適した基準画像を形成することにある。
上記課題を解決するため、本発明の画像形成装置は、前所定の色のトナーを用いて第1画像を形成する第1画像形成部と、前記ブラックのトナーを用いて第2画像を形成する第2画像形成部とを有し、画像データに基づいて画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段により形成された前記画像を担持する像担持体と、前記像担持体に担持された前記画像をシートに転写する転写手段と、前記シート上の前記画像を前記シートに定着する定着手段と、前記画像形成手段により前記像担持体に形成されたパターン画像を測定する測定手段と、前記画像形成手段に前記所定の色のパターンと前記ブラックのパターンとを含む複数のパターンを形成させ、前記測定手段に前記複数のパターンを測定させ、前記測定手段の測定結果に基づいて前記所定の色の画像形成位置に対する前記ブラックの画像形成位置のズレを補正する色ずれ補正制御と、ユーザの手動入力によって取得された第1チャートの計測結果に基づいて前記画像形成手段により前記シートに形成される画像の印字位置および形状を調整する第1調整制御と、読取装置から出力された第2チャートに関する読取データに基づいて前記画像形成手段により前記シートに形成される画像の印字位置および形状を調整する第2調整制御と、を実行する制御手段と、を有し、前記第1調整制御が実行される場合、前記制御手段は、前記第1画像形成部に前記所定の色のトナーを用いて前記第1チャートを形成させ、前記手動入力された計測結果を取得し、前記第2調整制御が実行される場合、前記制御手段は、前記色ずれ補正制御を実行した後に、前記第2画像形成部に前記ブラックのトナーを用いて前記第2チャートを形成させ、前記読取データを取得することを特徴とする。
本発明によれば、印字位置の調整方法に適した基準画像が形成できる。
画像形成装置の概略断面図 画像形成装置の制御ブロック図 中間転写ベルトに形成されたパターン画像とセンサの出力信号を示す図 シートに関するデータを示すテーブル テストチャートBとバッキングシートの模式図 テストチャートBの測定値と理想値とずれ量の関係を示すテーブル テストチャートAの模式図 テストチャートAの測定結果を入力する入力画面の模式図 テストチャートAの測定値と理想値とずれ量の関係を示すテーブル 印字位置の調整制御を示すフローチャート図 色ずれ補正制御を示すフローチャート図 テストチャートBの読取処理を示すフローチャート図 印字位置調整の方法を選択する選択画面の模式図 画像形成動作を示すフローチャート図 シートに対する印字位置の調整を説明するためのイメージ図
図1は画像形成装置10の概略断面図である。画像形成装置10は、複数の画像形成ステーション101y、101m、101c、及び101kを備える。画像形成ステーション101yはイエローの画像を形成する。画像形成ステーション101mはマゼンタの画像を形成する。画像形成ステーション101cはシアンの画像を形成する。画像形成ステーション101kはブラックの画像を形成する。また、画像形成装置10はスキャナ100を備える。スキャナ100は原稿を読み取り、画像データを生成する。画像形成装置10は、スキャナ100や不図示のPCから画像データが転送されると、画像データに基づきシートに画像を形成する。
感光ドラム102は不図示のモータによって目標回転速度となるように駆動される。感光ドラム102は帯電器よって一様に帯電される。露光装置103は、画像データに基づき感光ドラム102を露光する。これにより感光ドラム102上に静電潜像が形成される。感光ドラム102上の静電潜像は、現像器によって現像される。現像器はトナーとキャリアとを含む現像剤を収容しており、現像剤中のトナーを用いて感光ドラム上の静電潜像をトナー像として顕像化する。
感光ドラム102は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色が所定の間隔で配置される。感光ドラム102yにはイエローのトナー像が形成される。感光ドラム102mにはマゼンタのトナー像が形成される。感光ドラム102cにはシアンのトナー像が形成される。感光ドラム102kにはブラックのトナー像が形成される。感光ドラム102y、102m、102c、及び102k上に形成されたトナー像は、中間転写ベルト104上において重なるように転写される。これによって中間転写ベルト104にはフルカラーの画像が形成される。中間転写ベルト104は画像を担持する像担持体として機能する。
収容部110a、及び110bにはシートが格納される。収容部110a、及び110b内のシートは給紙ローラによって給紙され、搬送路に沿ってレジストレーションローラ111へ搬送される。レジストレーションローラ111は、中間転写ベルト104上の画像が二次転写部106に到達するタイミングとシートが二次転写部106に到達するタイミングとが同じとなるように、シートの搬送タイミング、及び、シートの搬送速度を制御する。中間転写ベルト104上の画像とシートとが二次転写部106を通過する間に電源ユニット(不図示)から印加される電圧によって、中間転写ベルト104上の画像がシートに転写される。なお、中間転写ベルト104上の画像がシートに転写された後、中間転写ベルト104に残留したトナーはベルトクリーナ108によって清掃される。
画像が転写されたシートは定着器107へと搬送される。定着器107は複数のローラとヒータを有する。定着器107はシート上の画像を加熱、及び、加圧することによって画像をシートに定着する。定着器107によって画像が定着されたシートは排紙ローラ112により画像形成装置10から出力される。
一方、シートの両面に画像を形成する両面印刷モードを実行する場合には、定着器107を通過したシートは、フラッパによって反転パス113に導かれた後、シートの搬送方向が反転され、両面パス114へ搬送される。両面パス114に沿って搬送されたシートは再びレジストレーションローラ111においてシートの搬送速度やシートの搬送タイミングが制御され、二次転写部106へと搬送される。二次転写部106に搬送されたシートには、中間転写ベルト上の画像が転写される。画像が転写されたシートは、定着器107において画像がシートに定着された後、排紙トレイに排出される。これによって、シートの両面に画像が形成される。
ところで、複数の色のトナーを用いて画像を形成する画像形成装置は、各色の画像の形成位置がずれてしまうと、シート上に形成される画像の色味が変化してしまう。そこで、画像形成装置10では、中間転写ベルト104が移動する方向(矢印方向)において感光ドラム102kの下流にセンサ109が配置されている。センサ109は発光部と受光部とを有する光学センサである。センサ109の発光部は中間転写ベルト104上に光を照射し、センサ109の受光部は中間転写ベルト104上のパターン画像からの反射光を受光して受光光の強度に応じた出力信号を出力する。画像形成装置10は、中間転写ベルト104上に色毎にパターン画像を形成し、基準色のパターン画像に対する基準色以外の色のパターン画像の相対的な位置関係を、センサ109の出力信号に基づいて検知する。そして、色ずれ量が目標量以下となるように、各画像形成ステーション101の画像形成位置を補正する。
次に、画像形成装置10の制御ブロック図を図2に基づいて説明する。CPU201は各ユニットを制御する制御回路である。ROM202には、CPU201により実行される、後述のフローチャートの各種処理等を実行するために必要な制御プログラムが記憶されている。RAM203はCPU201が動作するためのシステムワークメモリである。HDD204は、スキャナ100、及びPCから転送された画像データや、操作部20から入力される設定情報等が記憶される。プリンタエンジン150は、画像形成ステーション101y、101m、101c、及び101k、二次転写部106、及び定着器107に対応する。
操作部20は、ユーザインタフェース部の一例である。操作部20は、表示部と、キー入力部とを有する。操作部20は、表示部やキー入力部を介して、ユーザによって入力される設定情報等を受け付ける機能を有する。また、操作部20は、表示部を介して、ユーザに情報を提供する機能を有する。キー入力部には、例えば、スキャンやコピーなどの実行の開始を指示するスタートキーや、スキャンやコピーなどの動作の中止を指示するストップキーや、テンキー等を有する。
画像処理部210は、画像データに種々の画像処理を施して、画像データを補正する。画像処理部210は、ASICなどの集積回路によって実現されてもよく、或いは、CPU201が予め記憶されたプログラムに基づいて画像データを補正することによって実現されてもよい。
画像処理部210により補正された画像データは画像形成ステーション101の露光装置103へ転送される。画像形成ステーション101の露光装置103は、画像処理部210により補正された画像データに基づいて制御される。露光装置103は感光ドラム102を露光し、感光ドラム102上に画像データに基づく静電潜像を形成する。画像形成動作は前述したので、ここでの説明は省略する。
印字位置補正部211は、シートに対する画像の位置が目標位置となるように画像データを補正する。画像形成装置10によりシート上に形成される画像の印字位置は理想的な印字位置とならない可能性がある。例えば、レジストレーションローラ111によって搬送されるシートが傾いている場合には、斜めに傾いたシートが二次転写部106を通過するのでシート上の画像がシートに対して傾いて印字されてしまう。
また、例えば、定着器107のローラの圧力分布が均一ではない場合には、定着器を通過した後のシートが変形してしまい、シート上の画像が傾く。また、例えば、両面印刷においてシートの第1面に画像が形成されたときに定着器107の熱と圧力によってシートが伸縮してしまうので、シートの第1面に形成された画像のサイズとシートの第2面に形成された画像のサイズが異なってしまう。この場合には、シートの第1面に印字された画像の印字位置と、シートの第2面に印字された画像の印字位置とが異なってしまう。
このような原因による二次転写部106を通過するシートの傾き、及び、定着器107におけるシートの変形量は、シートのサイズ、坪量、及び、材質などが同じならば再現性が高い。そこで、画像形成装置10は、シートに対する画像の印字位置が理想的な印字位置となるように、この変形量に応じて画像形成ステーション101に形成させる画像の形状を変形させる。
印字位置補正部211は、シート管理テーブル400に記憶されたシートに対する画像の印字位置のずれを補正するための変換式に基づいて画像データを変換する。画像形成ステーション101が印字位置補正部211により変換された画像データに基づいて画像を形成すれば、シートに対する画像の形成位置のズレを相殺するような画像が中間転写ベルト104上に形成される。なお、シート管理テーブル400には、後述の印字位置演算部213により生成された印字位置のずれ量と、当該ずれ量を補正するための変換式とが、シート毎に記憶されている。
画像形成装置10の内部の温度はモータが駆動されることによって上昇したり、定着器107のヒータがオンすることによって上昇してしまう。さらに、画像形成装置10の内部の温度は周囲の温度に基づいて変化してしまう。画像形成装置10の内部の温度が変化してした場合には、例えば、各感光ドラム102に対する露光位置が変動するので、中間転写ベルト104上に形成される基準色の画像に対する基準色以外の色の画像の相対的な位置関係がずれてしまう。これによって、シート上に形成される画像に色ずれが発生する。
そこで、色ズレ補正部212は、各色の画像形成ステーション101y、101m、101c、及び101kにより形成されたパターン画像の検知結果に基づいて、基準色のパターン画像に対する他の色のパターン画像の各々のズレ量(色ズレ量)を算出する。そして、色ズレ補正部212は、色ズレ量に基づいて、基準色と異なる他の色の画像の各々に対する補正量を決定する。以降の説明において、基準色のパターン画像と基準色と異なる他の色のパターン画像とを含む複数のパターン画像が形成され、基準色と異なる他の色の画像の各々に対する補正量が決定される処理は色ずれ補正制御と称す。
図2の制御ブロック図において、パターンジェネレータ70は測定用画像データを生成する。画像形成ステーション101y、101m、101c、及び101kの色ずれを補正する色ずれ補正制御の実行が指示された場合には、パターンジェネレータ70はパターン画像データを出力する。また、ユーザが定規などを使ってテストチャートA上の測定用画像を測定した結果に基づいてシートに対する画像の印字位置を調整する手動調整モードの実行が指示された場合には、パターンジェネレータ70はテスト画像データAを出力する。また、スキャナ100を使ってテストチャートB上の測定用画像を測定した結果に基づいてシートに対する画像の印字位置を調整する自動調整モードの実行が指示された場合には、パターンジェネレータ70はテスト画像データBを出力する。なお、シートに対する画像の印字位置を調整する手動調整モード、並びに、自動調整モードの詳細は後述する。
印字位置演算部213は、シートに対する画像の印字位置を決定し、印字位置と目標位置との差を演算する。そして、印字位置演算部213は、演算結果をシート管理テーブル400に記憶させる。印字位置演算部213は、手動調整モードが実行された場合には、操作部20から入力されたテストチャートAの測定結果から、シートに対する印字位置を決定する。一方、印字位置演算部213は、自動調整モードが実行された場合には、スキャナ100によるテストチャートBの読取結果から、シートに対する印字位置を決定する。
色ズレ量演算部214は、画像形成ステーション101mにより形成される画像に対する、画像形成ステーション101y、101c、及び101kにより形成される画像の相対的な位置のズレ量(色ズレ量)を決定する。以降の説明において、画像形成ステーション101mにより形成される画像を基準色の基準画像と称す。
(色ズレ補正制御)
ここで、色ずれ補正制御ついて説明する。図3は色ずれ量を検知するために中間転写ベルト104に形成されたパターン画像と、センサ109から出力される出力信号とを示した図である。中間転写ベルト104には、色毎にパターン画像が形成される。マゼンタのパターン画像300M、301M、302M、303M、304M、305M、306M、及び307Mが所定の間隔となるように形成される。マゼンタのパターン画像の間にイエローのパターン画像300Ya、及び300Yb、シアンのパターン画像300Ca、及び300Cbが形成される。なお、ブラックの画像形成位置を取得するために、中間転写ベルト104には複合パターン画像が形成される。
続いて、マゼンタのパターン画像に対するイエローのパターン画像の色ずれ量を検知する方法について説明する。センサ109は、受光部に受光された光の強度に応じて受光部から電圧が出力される。そして、受光部の出力電圧が閾値よりも大きい場合、センサ109はハイレベルの出力信号を出力する。一方、受光部の出力電圧が閾値よりも小さい場合、センサ109はローレベルの出力信号を出力する。
マゼンタの画像形成位置(基準位置)に対してイエローの画像形成位置のズレ量(色ズレ量)は、以下の式に基づいて色ズレ量演算部214が演算する。
主走査ずれ量={(302Ya−301Ya)/2−(302Yb−301Yb)/2}/2 …(式1)
副走査ずれ量={(302Ya−301Ya)/2+(302Yb−301Yb)/2}/2 …(式2)
なお、主走査方向とは、中間転写ベルト104が搬送される方向に直交する方向であり、副走査方向とは、中間転写ベルト104が搬送される方向である。また、シアン、ブラックに関しても同様の演算を行う。
式1、及び式2において、センサ109によりマゼンタのパターン画像が検出されたタイミングから、センサ109によりイエローのパターン画像が検出されたタイミングまでの時間が301Ya、301Yb、302Ya、及び302Ybである。
ここで、マゼンダのパターン画像が基準パターン画像である。これは、ブラックのパターン画像からの反射光強度が低いからである。ブラックのパターン画像からの反射光の強度と中間転写ベルト104からの反射光の強度との差が小さいので、センサ109は、ブラックのパターン画像の形成位置を誤検知してしまう可能性がある。そのため、基準のパターン画像はブラックとは異なる色のトナーを用いて形成されるパターン画像とする。
なお、ブラックのパターン画像からの反射光の強度は低いので、ブラックの画像形成位置を検知するために、画像形成装置10は複合パターン画像を形成する。複合パターン画像とは、マゼンタのパターン画像300Mak、300Mbk上にブラックのパターン画像300Ka1、300Ka2、300Kb1、及び300Kb2を重ねて形成される画像である。複合パターン画像において、ブラックのパターン画像300Ka1、及び、300Ka2は所定の間隔を広げてマゼンタのパターン画像300Makに重ねられる。つまり、複合パターン画像は、ブラックのパターン画像300Ka1、及び300Ka2の隙間からマゼンタのパターン画像300Makの一部が露出している。これにより、ブラックの形成位置が変化した場合には、センサ109により受光された光が閾値を越えるタイミングが変化する。
色ズレ補正部212がセンサ109の測定結果に基づいて、主走査方向のズレ量、副走査方向のズレ量、主走査方向の書き出し位置、副走査方向の書き出し位置、主走査方向の画像の倍率、副走査方向の画像の倍率を補正する。主走査方向のズレ量、副走査方向のズレ量、主走査方向の書き出し位置、副走査方向の書き出し位置、主走査方向の画像の倍率、副走査方向の画像の倍率の補正方法は公知であるのでここでの説明を省略する。
(印字位置調整制御)
次に、シートに対する画像の印字位置を理想的な印字位置に修正する印字位置調整制御に関して説明する。図4は、画像形成装置10によって印刷に使用されるシートに関するデータを示したテーブルである。画像形成装置10において印刷に使用されるシートには、例えば、標準的に使用されるシート、プリンタメーカによって評価済みのシート、及び、標準シートや評価済みシートの属性情報がユーザによってカスタマイズされたユーザ定義のシート等がある。これら複数のシートに関するデータは、シート管理テーブル400に記憶される。
シート管理テーブル400に登録されるデータの詳細について説明する。シート名称(411)は、印刷に使用されるシートを互いに識別するための情報である。副走査方向のシート長(412)、主走査方向のシート長さ(413)、シートの坪量(414)、及び、シートの表面性(415)は、印刷に使用されるシートの物理特性である。なお、シートの表面性(415)は、シートの表面の物理特性を表わすための属性であり、例えば、光沢性を上げるための表面コートが施された「コート」や、表面に凹凸があるような「エンボス」等がある。シートの色(416)は、シートの下地の色を表わすための属性である。プレプリント紙(417)は、印刷に使用されるシートがプレプリント紙であるか否かを識別するための情報である。
画像形成装置10は、シートに対する理想の印字位置に画像が印刷されるように、印刷の実行時にシートに対する画像の印字位置のずれを補正する。シートのオモテ面に対する印字位置のずれ量(420)は、シートのオモテ面における理想の印字位置からの位置ズレ量を表わす情報である。一方、シートの裏面に対する印字位置のずれ量(421)は、シートの裏面における理想の印字位置からの位置ずれ量を表わす情報である。
印字位置のずれ量(420、421)として、例えば、シートに対する副走査方向の印字位置のずれ量(以降、リード位置のずれ量と呼ぶ)がある。リード位置とは、シートの搬送方向の先端を起点とした画像の印刷開始位置のことである。なお、リード位置の初期値はゼロである。
さらに、印字位置のずれ量(420、421)として、例えば、シートに対する主走査方向の印字位置のずれ量(以降、サイド位置のずれ量と呼ぶ)がある。サイド位置とは、シートの搬送方向においてシートの左端を起点とした画像の印刷開始位置のことである。なお、サイド位置の初期値はゼロである。
さらに、印字位置のずれ量(420、421)として、例えば、副走査方向の画像長のずれ量(理想の長さに対する倍率)と、主走査方向の画像長のずれ(理想の長さに対する倍率)とがある。なお、副走査倍率、及び、主走査倍率の初期値はゼロである。
これらの印字位置のずれ量(420、421)は、マゼンタのトナーを用いて形成された測定用画像を有するテストチャートAをユーザが定規などを用いて測定し、PCや操作部20から入力された測定結果に基づいて印字位置演算部213によって算出される。あるいは、印字位置のずれ量(420、421)は、ブラックのトナーを用いて形成された測定用画像を有するテストチャートBをスキャナ100によって読み取り、テストチャートB上の測定用画像の位置に基づいて印字位置演算部213によって算出される。測定用画像が印刷されたテストチャートA、及びBの詳細については図5と図6で後述する。なお、印字位置調整制御が実施された場合には、シート管理テーブル400に登録されているシートの属性情報が追加されたり、更新される。
画像形成装置10は、印字位置調整制御において手動調整モードと自動調整モードとの2つのモードを有する。手動調整モードが実行された場合に画像形成装置10により印刷されるテストチャートAと、自動調整モードが実行された場合に画像形成装置10により印刷されるテストチャートBとは異なる。
図5は、自動調整モードが実行された場合に画像形成装置10により印刷されるテストチャートBの模式図である。テストチャートBのオモテ面800と裏面801には測定用画像820が8つ形成される。なお、測定用画像820はシートに対する反射率の差が大きい色のトナーを用いて形成される。測定用画像820は、例えば、ブラックのトナーを用いて形成される。これによって、スキャナ100によるテストチャートBの読取データにおいてシートの端から測定用画像820までの距離を高精度に検知できる。
測定用画像820は、テストチャートBの両面に、シートの4隅に合計8個形成される。測定用画像820は、印字位置が理想的な印字位置ならば、テストチャートBの端から所定距離離れた位置に印字される。シートの端から測定用画像820までの距離を測定することによって、印字位置のずれ量が求められる。
図5に示すテストチャートBの模式図には、印字位置演算部213がスキャナ100により読み取られたテストチャートBの中の寸法を取得する箇所がわかるように符号(a)〜(r)を付した。しかしながら、実際に印刷されるテストチャートBには、これら符号が必ずしもついていなくてもよい。(a)はテストチャートBの搬送方向に直交する方向の長さであり、(b)はテストチャートBの搬送方向の長さである。(c)〜(r)はシートの端から測定用画像820までの距離を示している。
また、スキャナ100は、テストチャートBのオモテ面を2回に分けて読み取り、テストチャートBの裏面を2回に分けて読み取る。そのため、テストチャートBには、ユーザがテストチャートBをスキャナ100に載せる位置の目印としてマーク810、811、812、及び813も形成される。例えば、マーク810の色がレッド、マーク811の色がブルー、マーク812の色がシアン、マーク813の色がマゼンタとする。これによって、ユーザがテストチャートBをスキャナ100に読み取らせる順番を指示することができる。
1回目の読取動作において、スキャナ100は、シートのオモテ面をシートの先端側からシートのおよそ中央部分まで読み取る。2回目の読取動作において、スキャナ100は、シートのオモテ面をシートの後端側からシートのおよそ中央部分まで読み取る。3回目の読取動作において、スキャナ100は、シートの裏面をシートの先端側からシートのおよそ中央部分まで読み取る。4回目の読取動作において、スキャナ100は、シートの裏面をシートの後端側からシートのおよそ中央部分まで読み取る。
そして、印字位置演算部213が、テストシートBの先端側の読取データとテストシートBの後端側の読取データとを合成させて長さ(a)〜(r)を求める。テストシートBには先端側の読取データと後端側の読取データとを合成するために用いるマーク830が形成される。マーク830はテストシートBのオモテ面と裏面とにそれぞれ2つずつ計4個形成される。シート先端側の読取データにおけるマーク830の中心位置の座標が、シート後端側の読取データにおけるマーク830の中心位置の座標と一致するように読取データが合成され、1ページ分の読取データが生成される。
次に、自動調整モードにおいて読取データに基づき、印字位置演算部213が印字位置ずれ量を算出する方法について図6に基づいて説明する。図6は読取データに基づいて「リード位置」、「サイド位置」、「主走査倍率」、「副走査倍率」、及び、印字位置のずれ量を求めるために用いられる演算式を示したテーブルである。なお、テーブル700の各演算式はHDD204に記憶されている。
測定値710には、シートのオモテ面800、及び裏面801における「リード位置」、「サイド位置」、「主走査倍率」、及び「副走査倍率」の各々を演算するための演算式を示している。理論値711は、シート上に形成されたテストチャートBのオモテ面800、及び裏面801における「リード位置」、「サイド位置」、「主走査倍率」、及び「副走査倍率」の目標値である。
印字位置演算部213は、図5に示した(c)及び(e)の実測値に基づいてテストチャートBのオモテ面における「リード位置」を算出する。リード位置は、シートの搬送方向の先頭におけるテストチャートBの端から対応する測定用画像820までの距離の平均値である。
印字位置演算部213は、図5に示した(f)及び(j)の実測値に基づいてテストチャートBのオモテ面における「サイド位置」を算出する。サイド位置は、シートの搬送方向の左側におけるテストチャートBの端から対応する測定用画像820までの距離の平均値である。
印字位置演算部213は、図5に示した(b)、(d)、(f)、(h)、及び(j)の実測値に基づいてテストチャートBのオモテ面における「主走査倍率」を算出する。主走査倍率は、主走査方向に同一走査線上に並ぶ測定用画像820間の距離の平均値である。
印字位置演算部213は、図5に示した(a)、(c)、(e)、(g)、及び(i)の実測値に基づいてテストチャートBのオモテ面における「副走査倍率」を算出する。副走査倍率は、副走査方向に同一走査線上に並ぶ測定用画像820間の距離の平均値である。
また、「リード位置」及び「サイド位置」の理想値(711)は、それぞれ1cmである。測定用画像820は、理想的にはそれぞれ対応するテストチャートBの端から1cm離れた位置に印刷されるべきである。
また、「主走査倍率」の理想値(711)は、シート管理テーブル400に登録されている各々のシートにおける主走査方向のシート長から2cm減算した値である。同様に、「副走査倍率」の理想値(711)は、シート管理テーブル400に登録されている各々のシートにおける副走査方向のシート長から2cm減算した値である。印字位置演算部213は、「主走査方向のシート長」と「副走査方向のシート長」とのデータを用いて、「主走査倍率」の理論値、及び「副走査倍率」の理論値を演算する。
また、図6の印字位置のずれ量712は、シート上に形成されたテストチャートBの位置と目標位置とのずれ量を演算するための演算式を示している。「リード位置」、「サイド位置」、「主走査倍率」、及び「副走査倍率」の各々における印字位置のずれ量(712)は、対応する測定値(710)及び理想値(711)を用いて算出される。
つまり、印字位置演算部213は、測定値(710)から理想値(711)を減算し、「リード位置」及び「サイド位置」の印字位置のずれ量(712)を算出する(単位は「mm」である)。印字位置演算部213は、測定値(710)から理想値(711)を減算したものを理想値(711)で除算し、「主走査倍率」及び「副走査倍率」の印字位置のずれ量(712)を算出する(単位は「%」である)。印字位置演算部213は、印字位置のずれ量(712)をシートの属性情報としてシート管理テーブル400に登録する。
手動調整モードが実行された場合に画像形成装置10により印刷されるテストチャートAを図7を用いて説明する。テストチャートAのオモテ面802と裏面803には、ユーザが測定すべき位置を示す測定用画像850が形成される。テストチャートA上の測定用画像850は、自動調整モードにおいて印刷されるテストチャートB上の測定用画像820とは異なる画像である。測定用画像850は、ユーザが定規等で測定しやすいように矢印形状の画像で形成される。
また、測定用画像850の矢印の線は、色ずれ補正制御において基準画像となる画像形成ステーション101mにより形成される。これによって、テストチャートAが印字された後に色ずれ補正制御が実施されたとしても、中間転写ベルト104上に形成される画像の色ずれを抑制できる。これは、色ずれ補正制御において、マゼンタの画像の形成位置に対して他の色の画像の形成位置を補正しているからである。
ユーザは、図7のテストチャートAのオモテ面802、及び裏面803の(AA)から(NN)を測定し、測定結果を操作部20を用いて入力する。図8は、手動調整モードが実施された場合に操作部20の表示部に表示されるオモテ面802用の入力画面を示す。印字位置演算部213は操作部20から入力された情報に基づいて印字位置のずれ量を演算する。
手動調整モードにおいて印字位置ずれ量を算出する方法について図9に基づいて説明する。図9は操作部20から入力された情報に基づいて「リード位置」、「サイド位置」、「主走査倍率」、「副走査倍率」、及び、印字位置のずれ量を求めるために用いられる演算式を示したテーブルである。なお、テーブル900の各演算式はHDD204に記憶されている。
印字位置演算部213により算出された印字位置のずれ量(912)は、シートの属性情報としてシート管理テーブル400に登録される。
以下の説明においては、シートに対して画像が斜めに形成された場合であっても、シートのオモテ面に形成された画像とシートの裏面に形成された画像との位置を合わる方法について説明する。
図15(a)はシートに対して画像が斜めに形成された例を表したイメージ図である。図15(a)において、用紙の左上の座標を(0,0)とした場合に、画像の四隅の座標は(x11、y11)、(x12、y12)、(x13、y13)、(x14、y14)とする。シートに対して画像が斜めに形成される場合には、テストチャートA、及びBもシートに対して斜めに形成されてしまう。
印字位置演算部213は、手動調整モードが実行された場合には、操作部20から入力された情報に基づき、シート上の画像がどのように印刷されるのかを判定する。また、印字位置演算部213は、自動調整モードが実行された場合には、スキャナ100によるテストチャートBの読取結果に基づき、シート上の画像がどのように印刷されるのかを判定する。
印字位置演算部213は、手動調整モードが実行された場合には、操作部20から入力された情報に基づいて以下のように座標を算出する。x11=FF、y11=DD、x12=CC+FF、y12=AA、x13=GG、y13=DD+EE、x14=GG+CC、y14=AA+BB。
また、印字位置演算部213は、スキャナ100による読取結果から以下のように座標を算出する。x11=f、y11=e、x12=b−d、y12=c、x13=j、y13=a−i、x14=b−h、y14=a−g。
次に、印字位置演算部213は(x11、y11)と(x12、y12)を直線で結び、(x11、y11)と(x13、y13)を直線で結び、(x12、y12)と(x14、y14)を直線で結び、(x13、y13)と(x14、y14)を直線で結ぶ。
印字位置演算部213は、(x11,y11)と(x12,y12)を結ぶ直線が(x11,y11)と(x13,y13)を結ぶ直線に対して直角となるように画像データを補正するための変換式1を決定する。このとき、図15(b)に示すように、(x11,y11)と(x12,y12)を結ぶ直線の長さの半分の長さの位置(x101,y101)が基準となる。
変換式1は、主走査方向における各位置での画像の副走査方向における書き出し位置を補正するための演算式である。この変換式1は第1の直角補正条件に相当する。第1の直角補正要件に基づいて変換された画像の座標は、(x11,y11)が(x21,y21)、(x12,y12)が(x22,y22)、(x13,y13)が(x23,y23)、(x14,y14)が(x24,y24)となる。
続いて、印字位置演算部213は、シートの搬送方向において後端の(x23,y23)と(x24,y24)を結ぶ直線が(x21,y21)と(x23,y23)を結ぶ直線に対して直角となるように画像データを補正するための変換式2を決定する。このとき、図15(c)に示すように、(x23,y23)と(x24,y24)を結ぶ直線の長さの半分の位置(x102,y102)が基準となる。
変換式2は、主走査方向における各位置での副走査方向の倍率を補正するための演算式である。この変換式2は第2の直角補正条件に相当する。第2の直角補正条件に基づいて変換された画像の座標は、(x23,y23)が(x33,y33)、(x24,y24)が(x34,y34)となる。
続いて、印字位置演算部213は、主走査方向の画像長が理想的な長さとなるように、且つ、副走査方向の画像長が理想的な長さとなるように画像データを補正するための変換式3を決定する。このとき、図15(d)に示すように、画像の中心が基準となる。
変換式3は、主走査方向において画像の倍率を補正し、且つ、副走査方向において画像の倍率を補正するための演算式である。この変換式3は伸縮補正条件に相当する。伸縮補正条件に基づいて変換された画像の座標は、(x21,y21)が(x41,y41)、(x22,y22)が(x42,y42)、(x33,y33)が(x43,y43)、(x34,y34)が(x44,y44)となる。
続いて、図15(e)に示すように、用紙の左端((x103,y103)(x104,y104))と、画像の左端((x41,y41)(x43,y43))とが平行になるように画像データが補正される。印字位置演算部213は、画像データに基づく画像を角度θ2分回転させるように画像データを補正するための変換式4を決定する。
変換式4は、画像を角度θ2分回転させるための演算式である。この変換式4は回転補正条件に相当する。回転補正条件に基づいて変換された画像の座標は、(x42,y42)が(x52,y52)、(x43,y43)が(x53,y53)、(x44,y44)が(x54,y54)となる。
そして、図15(f)に示すように、用紙の中心位置と画像の中心位置とが等しくなるように、印字位置演算部213は、主走査方向の書き出し位置と副走査方向の書き出し位置を補正するための変換式5を決定する。
変換式5は、主走査方向の書き出し位置と副走査方向の書き出し位置とを補正するための演算式である。この変換式5はオフセット条件に相当する。オフセット条件に基づいて変換された画像の印字位置は、図15(g)のように、理想的な印字位置となる。
上記説明において、シート端から測定用画像820までの長さに基づいて、シートに印刷すべき画像自体を所定量シフトさせると共に、回転させ、印字位置のずれが調整される。手動調整モードが実行された場合、印字位置演算部213は操作部20から入力されたオモテ面に関する情報に基づいて変換式1乃至5を決定する。一方、自動調整モードが実行された場合、印字位置演算部213はスキャナ100によるテストチャートBのオモテ面の読取結果に基づいて変換式1乃至5を決定する。ここで、オモテ面用の変換式1乃至5はシートの第1面用の第2の補正条件に相当する。印字位置演算部213により決定されたオモテ面用の変換式1乃至5はシート管理テーブル400に記憶される。
また、シートの裏面に関しても同様に、シートに対する画像の位置を補正する。手動調整モードが実行された場合、印字位置演算部213は操作部20から入力された裏面に関する情報に基づいて変換式1乃至5を決定する。一方、自動調整モードが実行された場合、印字位置演算部213はスキャナ100によるテストチャートBの裏面の読取結果に基づいて変換式1乃至5を決定する。ここで、裏面用の変換式1乃至5はシートの第2面用の第2の補正条件に相当する。印字位置演算部213により決定された裏面用の変換式1乃至5はシート管理テーブル400に記憶される。
画像形成装置10が画像データに基づいてシートに画像を形成する場合、印字位置補正部211は、ステップS100において読み出した変換式1乃至5に基づいて画像データを変換する。これによって、シートに対する画像の印字位置を所定の位置に合わせるように、印字位置のずれが調整される。
(シーケンス)
次に、ユーザが操作部20の印字位置調整制御を実行するスイッチを押すことによって実行される印字位置調整制御を図10のフローチャートを用いて説明する。なお、印字位置調整制御は、CPU201がROM202に記憶されている制御プログラムを読み出して実行する。
CPU201は、先ず、図13に示す補正方法の選択画面500を操作部20の表示部に表示させ、手動調整が選択されたか否かを判定する(S1001)。ステップS1001において手動調整がユーザによって選択された場合、操作部20からCPU201へ手動調整モードの実行指示が入力される。
一方、ステップS1001において手動調整が選択されなかった場合、CPU201はテストチャートBを読み込むことによってシートに対する印字位置を調整する自動調整が選択されたか否かを判定する(S1006)。ステップS1006において自動調整が選択されていない場合にはステップS1001へ移行する。即ち、CPU201は、ステップS1001とステップS1006とによって自動調整モードが選択されたか手動調整モードが選択されたのかを判定する。
なお、操作部20は、印字位置の調整方法として、自動調整モードを実行するか手動調整モードを実行するかをユーザに選択可能に表示する表示部として機能する。さらに、操作部20は、手動調整モード(第1モード)と自動調整モード(第2モード)とを含む動作モードの中から使用する動作モードを選択するための指示が入力される入力手段としても機能する。
ユーザによって手動調整モードが選択された場合、CPU201はプリンタエンジン150を制御してテストチャートAを印刷させる(S1002)。ステップS1002において、CPU201は、パターンジェネレータ70にテスト画像データAをプリンタエンジン150へ出力させ、プリンタエンジン150を制御してテストチャートAを印刷させる。このとき、テストチャートAに含まれる測定用画像850はマゼンタの画像形成ステーション101mによって形成されるので、テストチャートAは色ズレ補正部212による色ズレ補正を実施することなく印刷される。
続いて、CPU201は、操作部20に測定結果を入力するための入力画像を表示させ、ユーザがテストチャートAの測定結果を操作部20から入力し終えるまで待機する(S1003)。そして、ユーザの入力作業が完了すると、CPU201は、操作部20に入力された情報を取得し(S1004)、図9のテーブル900に基づき印字位置のズレ量と変換式1乃至5とを演算し、シート管理テーブル400にズレ量と変換式1乃至5とを記憶する(S1005)。ステップS1004からステップS1005において、印字位置演算部213は、操作部20から入力されたシートに対する画像の印字位置のズレ量に基づいてオモテ面用の変換式1乃至5、及び裏面用の変換式1乃至5を演算する。CPU201は、手動調整モードにおいてシート管理テーブル400に印字位置のずれ量と変換式1乃至5とが記憶されると印字位置調整制御を終了する。
また、ステップS1006において、ユーザによって自動調整モードが選択された場合、CPU201は色ズレ補正制御を実行する(S1007)。ステップS1007において実行される色ズレ補正制御は図11において説明する。色ズレ補正制御が実行されると、色ズレ量演算部214がセンサ109によるパターン画像の測定結果に基づいて色ズレ量を決定する。
色ズレ補正制御が実行された後、CPU201はプリンタエンジン150を制御してテストチャートBを印刷する(S1008)。ステップS1008において、CPU201は、パターンジェネレータ70にテスト画像データBを出力させ、画像処理部210の色ズレ補正部212がテスト画像データBを色ズレ量に基づいて補正する。そして、プリンタエンジン150が画像処理部210から出力された画像データに基づいてテストチャートBを印刷する。
CPU201は、テストチャートBが印刷された後、テストチャートBの読取処理を実施する(S1009)。読取処理が実施されると、印字位置演算部213がスキャナ100による読取結果に基づいて、シートに対する画像の印字位置のズレ量をテーブル700の式を用いて演算する。なお、ステップS1009において実行される読取処理は図12において説明する。
そして、CPU201は読取処理においてシートに対する画像の印字位置のずれ量が求まった後にステップS1005へ移行し、印字位置演算部213が印字位置のずれ量と変換式1乃至5とをシート管理テーブル400に記憶させる。CPU201は、自動調整モードにおいてシート管理テーブル400に印字位置のずれ量と変換式1乃至5とが記憶されると印字位置調整制御を終了する。
ここで、テストチャートBに形成される測定用画像820はブラックの画像形成ステーション101kによってブラックのトナーを用いて形成される。そのため、シートからの反射光強度に対して測定用画像820からの反射光強度が低いので、スキャナ100の読取信号が急峻に変化し、シートの端から測定用画像820の端までの距離を高精度に求めることができる。
また、ブラックのトナーの反射率は、イエローのトナーの反射率、マゼンタのトナーの反射率、及びシアンのトナーの反射率よりも低い。従って、ブラックのトナーを用いた測定用画像820が形成された場合、ブラック以外の色のトナーを用いた測定用画像が形成された場合に比べて、読取データから測定用画像820のエッジを高精度に検出することができる。
上記理由から、ブラックのトナーを用いて測定用画像820が形成される構成は、スキャナ100によってテストチャートBを読み取った場合に、シートに対する測定用画像820の位置を高精度に求めることができる。
しかし、ブラックの画像形成ステーション101kにより形成されるブラックの画像の形成位置は、色ズレ補正制御が実行されると変化する可能性がある。これは、色ズレ補正制御において基準画像はマゼンタの画像だからである。
色ずれ補正制御が実行されずに自動調整モードが実行された場合、シートに対するマゼンタの画像の印字位置が理想的な印字位置となっていない可能性がある。しかしながら、色ずれ補正制御においてはマゼンタ以外の色の画像形成位置を補正するので、マゼンタの画像形成位置は色ずれ補正制御が実行されても変更できない。自動調整モードが実行された後に色ずれ補正制御が実行されると、ブラックの画像形成位置がマゼンタの画像形成位置と重なるように変更されてしまうので、シートに対する画像(フルカラーの画像)の印字位置が理想的な印字位置と異なってしまう。
そこで、CPU201は自動調整モードの実行が指示された場合には、測定用画像820が形成される前に色ズレ補正制御を実施する。これによって、ブラックの画像形成ステーション101kの画像形成位置がマゼンタの画像形成ステーション101mの画像形成位置と等しくなる。つまり、印字位置演算部213により決定された、シートに対する測定用画像820の印字位置のずれ量が、シートに対するマゼンタの画像の印字位置のずれ量と等しくなる。
これによって、自動調整モードが実施された後に色ズレが生じた場合であっても、シートに対するマゼンタの画像の形成位置は変化しない。そのため、色ズレ補正制御において、マゼンタ以外の色の画像形成位置を補正すればシート上に形成される画像の色ずれが補正され、且つ、シートに対する画像の印字位置も理想的な印字位置に維持される。
次に、CPU201が実行する色ズレ補正制御を図11に基づいて説明する。色ズレ補正制御は、画像形成装置10の周囲の温度が所定値以上変化した場合や、画像形成装置10により形成された画像の数が所定数よりも多くなった場合や、前述の印字位置調整制御(図10)のステップS1007において実行される。CPU201は、ROM202に記憶された制御プログラムを読み出すことによって色ズレ補正制御を実行する。
色ズレ補正制御が実行された場合、CPU201は、プリンタエンジン150を制御して中間転写ベルト104上にパターン画像(図3)を形成させる(S2001)。次いで、CPU201は、センサ109によりパターン画像が測定位置を通過したタイミングを測定し(S2002)、画像形成ステーション101により形成される画像の形成位置のズレ(色ズレ量)を求める(S2003)。
ステップS2003において、CPU201は、色ズレ量演算部214に、センサ109の測定結果から各パターン画像の形成位置のズレ量を前述の式1、及び式2に基づいて演算させる。そして、色ズレ量演算部214は、色ズレ補正部212により露光装置103から照射されるレーザビームの露光開始タイミングを補正するための補正量を色ズレ量に基づいて設定する。これによって、感光ドラム102y、102m、102c、及び102kに形成される画像の形成位置が補正される。ここで、露光装置103から照射されるレーザビームの露光開始タイミングを補正するための補正量は、第1色としてのマゼンタの画像に対する第2色としてのブラックの画像の形成位置を補正する第1補正条件に相当する。
次に、印字位置調整制御のステップS1009に示したテストチャートBの読取処理を図12に基づいて説明する。テストチャートBの読取処理が開始されると、CPU201はテストチャートBのオモテ面800の読取動作をユーザに要求する(S3000)。ステップS3000において、CPU201は、例えば、操作部20の表示部に、ユーザがスキャナ100を用いてテストチャートBのオモテ面800を読み取ることを促すメッセージを表示する。
そして、CPU201は、テストチャートBのオモテ面800の読み取りが完了するまで待機する(S3001)。ステップS3001において、ユーザがテストチャートBのオモテ面800が下になるようにスキャナの圧板に載せ、ユーザによって操作部20から読取開始ボタンが押されると、スキャナ100がテストチャートBのオモテ面800を読み取る(S3002)。
スキャナ100がテストチャートBのオモテ面800を読み取った後、CPU201はテストチャートBの読取データからテストチャートBのオモテ面800においてシートの端から測定用画像820までの長さを取得する(S3003)。
次いで、CPU201はテストチャートBの裏面801の読取動作をユーザに要求する(S3004)。ステップS3004において、CPU201は、例えば、操作部20の表示部に、ユーザがスキャナ100を用いてテストチャートBの裏面801を読み取ることを促すメッセージを表示する。
そして、CPU201は、テストチャートBの裏面801の読み取りが完了するまで待機する(S3005)。ステップS3005において、ユーザがテストチャートBの裏面801が下になるようにスキャナの圧板に載せ、ユーザによって操作部20から読取開始ボタンが押されると、スキャナ100がテストチャートBの裏面801を読み取る(S3006)。
スキャナ100がテストチャートBの裏面801を読み取った後、CPU201はテストチャートBの読取データからテストチャートBの裏面801においてシートの端から測定用画像820までの長さを取得する(S3007)。そして、CPU201は、テストチャートBの読取処理を完了し、図10のステップS1005へ移行する。
次に、画像形成装置10がスキャナ100によって読み取られた原稿の画像を印字する場合や、画像形成装置10が不図示のPCから転送された画像データに基づいてシートに画像を形成する画像形成動作を図14のフローチャートに基づいて説明する。
CPU201は、スキャナ100やPCから転送された画像データが入力されると、シート管理テーブル400に記憶されている設定情報の中から、画像を形成するシートに対応する印字位置のずれ量に対応するオモテ面用の変換式1乃至5を読み出す(S100)。印字位置補正部211は、ステップS100において読み出した変換式1乃至5に基づいてオモテ面用の画像データを変換する(S101)。
次いで、色ズレ補正部212は色ズレ量演算部214により決定された色ズレ量を読み出し(S102)、画像の書き出しタイミングを修正する(S103)。そして、CPU201は、プリンタエンジン150を制御して、画像処理部210から出力された画像データに基づいて、シートのオモテ面に画像を形成する。
また、両面印刷モードが選択された場合、CPU201は、フラッパを制御し、定着器107を通過したシートを反転パス113に搬送させる。そして、反転パス113においてシートの搬送方向が反転された後、不図示の搬送ローラを駆動させてシートを両面パス114へ搬送させる。両面パス114に沿って搬送されたシートは再びレジストレーションローラ111においてシートの搬送速度やシートの搬送タイミングが制御され、二次転写部106へと搬送される。
シートの裏面に画像を形成する場合、印字位置補正部211は、シート管理テーブル400から読み出した裏面用の変換式1乃至5に基づいて裏面用の画像データを変換する。そして、色ズレ補正部212は色ずれ量演算部214により決定された色ズレ量に基づいて、画像の書き出しタイミングを修正する。そして、CPU201は、プリンタエンジン150を制御して、画像処理部210から出力された画像データに基づいて、シートの裏面に画像を形成する。シートの両面に画像が形成されたシートは、排紙ローラ112により画像形成装置10から出力される。
本発明によれば、手動調整モードと自動調整モードとをユーザの選択情報に基づいて設定できる。そして、画像形成装置10は、手動調整モードが選択された場合には測定用画像850が形成されたテストチャートAを印刷し、自動調整モードでは測定用画像820が形成されたテストチャートBを印刷する。
スキャナ100を用いてテストチャートBを読み取る自動調整モードにおいては、シートに対する測定用画像820の位置を高精度に求めるために、テストチャートB上の測定用画像820がブラックのトナーを用いて形成される。画像形成ステーション101kは第2色としてのブラックのトナーを用いて画像を形成する第2画像形成部として機能する。
このとき、テストチャートBが形成される前に色ズレ補正制御が実行されるので、自動調整モードが実行された後に色ズレ補正制御が実行された場合であってもシート上の画像の印字位置が理想的な印字位置から変化してしまうことを抑制できる。さらに、色ズレ補正制御はシートを消費しないので、印字位置調整制御を何度も実行することによってシートが過剰に消費されることを抑制できる。
一方、ユーザによってテストチャートAの測定結果が手動入力される手動調整モードにおいては、テストチャートA上の測定用画像850がマゼンタのトナーを用いて形成される。これによれば、色ズレ補正制御において基準画像と同じ画像形成ステーション101mを用いて測定用画像850が形成されるので、自動調整モードが開始されてからテストチャートAが形成されるまでのダウンタイムを抑制することができる。画像形成ステーション101mは第1色としてのマゼンタのトナーを用いて画像を形成する第1画像形成部として機能する。
本発明によれば、ユーザが選択した調整方法に最適なテストチャートA、及びBを印刷させることができ、シートの過剰な消費やダウンタイムを抑制することができる。
20 操作部
101m マゼンタの画像形成ステーション
101k ブラックの画像形成ステーション
104 中間転写ベルト
106 二次転写部
107 定着器
109 センサ
201 CPU
213 印字位置演算部
214 色ずれ演算部

Claims (4)

  1. 定の色のトナーを用いて第1画像を形成する第1画像形成部と、前記所定の色と異なるブラックのトナーを用いて第2画像を形成する第2画像形成部とを有し、画像データに基づいて画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段により形成された前記画像を担持する像担持体と、
    前記像担持体に担持された前記画像をシートに転写する転写手段と、
    前記シート上の前記画像を前記シートに定着する定着手段と、
    前記画像形成手段により前記像担持体に形成されたパターン画像を測定する測定手段と、
    前記画像形成手段に前記所定の色のパターンと前記ブラックのパターンとを含む複数のパターンを形成させ、前記測定手段に前記複数のパターンを測定させ、前記測定手段の測定結果に基づいて前記所定の色の画像形成位置に対する前記ブラックの画像形成位置のズレを補正する色ずれ補正制御と、
    ユーザの手動入力によって取得された第1チャートの計測結果に基づいて前記画像形成手段により前記シートに形成される画像の印字位置および形状を調整する第1調整制御と、
    読取装置から出力された第2チャートに関する読取データに基づいて前記画像形成手段により前記シートに形成される画像の印字位置および形状を調整する第2調整制御と、を実行する制御手段と、を有し、
    前記第1調整制御が実行される場合、前記制御手段は、前記第1画像形成部に前記所定の色のトナーを用いて前記第1チャートを形成させ、前記手動入力された計測結果を取得し、
    前記第2調整制御が実行される場合、前記制御手段は、前記色ずれ補正制御を実行した後に、前記第2画像形成部に前記ブラックのトナーを用いて前記第2チャートを形成させ、前記読取データを取得することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像形成手段により前記シートに形成される画像の印字位置および形状を補正するための補正条件に基づいて前記画像データに画像処理を施す画像処理手段をさらに有し、
    前記画像形成手段は前記画像処理手段により前記画像処理が施された前記画像データに基づいて前記画像を形成し、
    前記制御手段は、前記第1調整制御において、前記第1チャートの前記計測結果に基づいて前記補正条件を生成し、
    前記制御手段は、前記第2調整制御において、前記第2チャートに関する前記読取データに基づいて前記補正条件を生成することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記補正条件は、前記シートの第1面用の補正条件と、前記シートの前記第1面と異なる第2面用の補正条件とを含むことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記複数のパターンは、前記第1画像形成部により形成された前記所定の色の第1パターンと、前記第2画像形成部により形成された前記ブラックのパターンと、前記第1画像形成部により形成された前記所定の色の第2パターンとを含み、
    前記複数のパターンは、前記第1パターンと前記ブラックのパターンと前記第2パターンとが前記像担持体が前記画像を搬送する搬送方向に沿って並んで形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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