JP7039324B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像を形成可能である画像形成領域(印字位置)の調整技術に関する。
近年の画像形成装置は、シートに形成されるべき画像の位置や形状の高精度化が求められている。しかしながら、シートを搬送する搬送部材の摩耗、環境(温度、湿度)の変化、シートの水分含有量の変化が原因で、シートに形成されるべき画像のサイズが変動したり、画像が回転したり、又は画像に歪みを生じてしまう。シートに形成されるべき画像の位置が理想的な位置と異なっている状態では、罫線が予め印刷されたプレプリント紙に形成された文字画像が罫線に重なってしまう。また、シートに形成されるべき画像の形状が所定形状と異なっている状態では、シートのオモテ面に形成された画像とシートのウラ面に形成された画像とにズレが生じてしまう。さらに、見開きページに形成された画像のつなぎ目において画像のズレが顕在化してしまう。
そこで、画像形成装置は、シートに形成されるべき画像の位置や形状を補正するため、画像を形成可能である画像形成領域を調整する機能を有する。例えば、特許文献1に記載の画像形成装置は、原稿を読み取るスキャナを備え、シートに形成された基準画像をスキャナによって読み取った結果に基づき画像形成領域を調整する。また、例えば、特許文献2に記載の画像形成装置は、シートを搬送する搬送経路に読取センサを備え、パターン画像をセンサによって読み取った結果に基づき画像形成領域を調整する。
特開2003-173109号公報 特開2005-221582号公報
しかしながら、成果物によっては適切に画像形成領域が調整できない可能性があった。成果物が断裁される場合、画像形成装置は、画像形成領域を矩形形状に補正する必要がある。また、成果物が全面印刷物である場合、画像形成装置は、画像が形成されたシートの余白が所定幅となるように画像形成領域を補正する必要がある。しかしながら、成果物によっては適切に印字位置を調整できない可能性があった
そこで、本発明の目的は、異なる調整処理を実行可能な画像形成装置を提供することにある。
本発明の画像形成装置は、シートに画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段によって前記シートにテスト画像を形成し、前記シートに形成された前記テスト画像に関する読取データを取得し、前記シートと同じ種類のシートに前記画像形成手段が画像を形成する際の画像形成領域を前記読取データに基づいて制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記画像形成領域の形状が矩形となるように、前記画像形成手段を制御する第1モードと、前記画像形成領域の形状が前記テスト画像が形成された前記シートの形状の相似形となるように、前記画像形成手段を制御する第2モードを実行することを特徴とする。
本発明によれば、異なる調整処理を実行することができる。
印刷システムの全体構成図。 画像形成装置の構成図。 プリンタの説明図。 スタッカの構成図。 読取装置の構成図。 画像形成装置の制御システムのハードウェア構成図。 情報処理装置の制御システムのハードウェア構成図。 印刷システムの機能構成図。 ジョブ管理アプリケーション画面の例示図。 印刷設定画面の例示図。 用紙ライブラリの操作を行うためのインタフェース画面の例示図。 用紙ライブラリの説明図。 調整用チャートの説明図。 印字位置調整方法の指示を行う指示画面の例示図。 印字位置ずれ量の導出処理の説明図。 (a)~(c)は、印字位置調整後の画像の説明図。 印字位置ずれ量の算出処理を表すフローチャート。 印字位置調整処理を含む画像形成処理を表すフローチャート。 警告画面の例示図。 印字位置調整処理を含む画像形成処理を表すフローチャート。 印字位置調整処理を含む画像形成処理を表すフローチャート。 印字位置調整処理を含む画像形成処理を表すフローチャート。 警告画面の説明図。
以下、図面を参照して、実施の形態を詳細に説明する。
(印刷システムの構成)
図1は、本実施形態の画像形成装置を有する印刷システムの全体構成図である。印刷システム1は、画像形成装置101及び情報処理装置102を備える。画像形成装置101と情報処理装置102とは、ネットワーク103を介して通信可能に接続される。情報処理装置102は例えばサーバである。情報処理装置102は、ジョブ管理、及びRIP(Raster Image Processor)処理や面付け等の処理を行い、印刷ジョブを画像形成装置101に送信する。
図2は、画像形成装置101の構成図である。画像形成装置101は、シートフィーダ201、プリンタ202、スタッカ203、及び読取装置204(センシングデバイス)を備える。
シートフィーダ201は、大量のシートを収容可能である(例えば3000枚)。シートフィーダ201は、シートをプリンタ202に給送する。プリンタ202は、印刷ジョブに応じた画像をシートに形成することで印刷を行う。プリンタ202は、シートが、シートフィーダ201から給送される他に、付属のシートカセットからも給送される。プリンタ202は、シートフィーダ201を用いることで大量枚数の印刷を中断することなく行うことができる。スタッカ203は、プリンタ202でシートに画像が形成されることで生成される印刷物を、印刷ジョブで指示される形態で、大量に溜めることが可能な排出装置である。スタッカ203は、主に、シートフィーダ201を用いた大量印刷を行う際に用いられる。読取装置204は、プリンタ202から排出される印刷物から、画像形成領域(印字位置)の調整のために印刷された後述の調整用チャートを読み取る。調整用チャートは印字位置ずれを検知するために用いられる。読取結果(読取データ)は、後述の印字位置調整に利用される。
図3は、プリンタ202の説明図である。プリンタ202は、ADF(Auto Document
Feeder)301、スキャナ302、及び操作パネル323を備える。なお、プリンタ202は、ADF301、スキャナ302、及び操作パネル323を有する構成ではなくてもよい。
ADF301は、原稿トレイに載置される原稿束から原稿を1枚ずつスキャナ302の読取位置まで搬送する。スキャナ302は、ADF301により搬送されてきた原稿から原稿画像を読み取り、原稿画像データ(原稿画像に対応する画像データ)を生成する。また、スキャナ302は、原稿台300に載置された原稿から原稿画像を読み取り、原稿画像データを生成する。
プリンタ202は、トナー像が形成される感光ドラム304、感光ドラム304に形成されるトナー像をシートに転写する中間転写体である転写ドラム305、及びトナー像をシートに定着させる定着器308を備える。
感光ドラム304は、ドラム形状の感光体であり、帯電器、露光器303、及び現像器により、表面にトナー像が形成される。感光ドラム304は、図中時計回りに回転する。感光ドラム304は、帯電器により表面が一様に帯電された後に、露光器303によりレーザ光が照射されることで、表面に静電潜像が形成される。露光器303は、画像データに応じて変調したレーザ光を感光ドラム304に照射することで、画像データに応じた静電潜像を感光ドラム304に形成する。現像器は、感光ドラム304に形成された静電潜像にトナーを付着させて現像することで、感光ドラム304の表面にトナー像を形成する。現像器は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の色毎に設けられる。
転写ドラム305は、シートを把持したまま感光ドラム304とは逆方向に回転する。転写ドラム305に把持されたシートは、転写ドラム305が1回転する度に1色のトナー像が転写される。感光ドラム304の帯電からトナー像の転写までの一連の画像形成プロセスが4回繰り返されことで、フルカラーのトナー像がシート上に形成される。トナー像が形成されたシートは、分離爪306により転写ドラム305から剥がされ、搬送路307を介して定着器308に搬送される。
定着器308は、ローラ及びベルトを組み合わせて構成されており、ハロゲンヒータ等の熱源を内蔵する。定着器308は、トナー像が転写されたシートを加熱及び加圧することで、トナー像をシートに定着させる。定着器308から排出されたシートは、フラッパ309へ搬送される。フラッパ309は、揺動軸を中心に揺動可能に構成され、揺動する方向によりシートの搬送方向を切り替える。フラッパ309によりシートがローラ310へ搬送された場合、シートは、ローラ310により機外に出力される。
プリンタ202は、画像形成処理に用いるシートを収容するシートカセット317、シートカセット318、シートトレイ320、搬送経路、及び両面搬送部を備える。
シートの給送は、シートカセット317、318、シートトレイ320、及びシートフィーダ201により行われる。シートカセット317、318、シートフィーダ201は、各種のシートサイズ且つ各種のマテリアルのシートを、それぞれに収納可能である。シートトレイ320は、OHPシート等の特殊なシートを含む各種のシートを積載可能に構成される。搬送経路には、給送されたシートを搬送する各種ローラが設けられる。
シートカセット317、318、シートフィーダ201、及びシートトレイ320には、それぞれにローラ321が設けられる。ローラ321は、1枚ずつシートを給送する。シートカセット317に収容されたシートは、ピックアップローラによって順次繰り出される共に、ローラ321に対向して設けられる分離ローラによって重送が防止される。これによって、シートが1枚ずつ搬送経路へと送り出される。分離ローラには、搬送方向とは逆方向に回転させる駆動力が、トルクリミッタ(図示しない)を介して供給される。分離ローラは、ローラ321との間に形成されるニップ部にシートが1枚だけ進入しているときに、シートに従動して搬送方向に回転する。重送が発生している場合、分離ローラは、搬送方向とは逆方向に回転することにより重送したシートを引き戻す。これにより、最上部の1枚のシートだけが給送されるようになっている。
給送されたシートは、複数の搬送ローラによってレジストレーションローラ316へ搬送される。このときレジストレーションローラ316は停止している。レジストレーションローラは1対のローラから構成される。シートの先端がレジストレーションローラ316のニップ部に突き当たることでシートの斜行が補正される。レジストレーションローラ316は、感光ドラム304上にトナー像が形成されるタイミングに合わせて回転を開始し、シートの搬送を再開する。レジストレーションローラ316により搬送されたシートは、吸着ローラ322によって転写ドラム305の表面に静電気的に吸着される。
両面搬送部は、両面印刷を行う際に、第1面(オモテ面)への画像形成が終了したシートが搬送される搬送経路である。定着器308でトナー像が定着されたシートは、フラッパ309によって両面搬送部へ搬送される。両面搬送部は、フラッパ311、ローラ312、反転ガイド313、及び両面トレイ314を備える。フラッパ311は、揺動軸を中心に揺動可能に構成され、シートの搬送方向を切り替える。両面印刷の場合、オモテ面に画像形成が形成されたシートが、フラッパ311によって反転ガイド313へ搬送される。シートの後端がフラッパ311を通過した後、反転ガイド313に設けられたローラ(不図示)は一旦停止する。その後、フラッパ311は、シートの搬送先を両面トレイ314へ変更するために図中時計回りに揺動する。次いで、ローラ312が逆方向に回転する。これにより、該シートがスイッチバック搬送される。該シートは、後端と先端が入れ替わった状態で両面トレイ314へ搬送される。
両面トレイ314は、シートを一旦載置する。両面トレイ314に載置されたシートは、ローラ315によって、再度レジストレーションローラ316へ搬送される。このときシートは、第1面(オモテ面)とは反対の第2面(ウラ面)が感光ドラム304に対向する側になる。その後、シートのウラ面は、オモテ面と同様のプロセスで画像が形成される。両面に画像が形成されたシートは、ローラ310により機外へ排出される。
操作パネル323は、各種操作ボタン、テンキー、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示装置、タッチパネル等を備えるユーザインタフェースである。オペレータは、操作パネル323によりプリンタ202にコマンドや印刷設定を入力することができる。操作パネル323は、表示装置により設定画面やジョブの状態の表示を行う。
プリンタ202は、ネットワーク103を介した通信のためのネットワークコネクタ324を備える。ネットワークコネクタ324は、通信インタフェースに応じた形状である。
シートフィーダ201、シートカセット317、318、及びシートトレイ320は、シートを支持する支持部材である。複数の支持部材の中のいずれの支持部材からシートが給送されるかに応じて、片面印刷において画像が形成されるべき面が決まる。同様に、複数の支持部材の中のいずれの支持部材からシートが給送されるかに応じて、両面印刷において第1画像が形成されるオモテ面(第1面)が決まる。シートカセット317、318に収容されるシートは、印刷面(オモテ面)が下向きに載置される。シートフィーダ201及びシートトレイ320に収容されたシートは、印刷面(オモテ面)が上向きに載置される。ノーカーボン紙のように表裏に注意する必要のあるシートを給送する場合、ユーザは、印刷面に注意してシートを載置する必要がある。
図4は、スタッカ203の構成図である。スタッカ203は、搬送経路として、ストレートパス401、エスケープパス402、及びスタックパス403を備える。各搬送経路には、シートの搬送状況やジャムを検出するためのセンサが複数設けられる。
ストレートパス401は、プリンタ202から排出されたシートを図示していない後段の装置(後処理装置)へ搬送するための搬送経路である。エスケープパス402は、プリンタ202から排出されたシートをエスケープトレイ404へ出力するための搬送経路である。例えば、印刷物の確認作業(確認プリント)等を行う場合に、エスケープトレイ404に確認プリント用のシートが出力される。スタックパス403は、プリンタ202から排出されたシートをスタックトレイ405に搬送するための搬送経路である。例えば、印刷ジョブが印刷物の積載処理を要求する場合、プリント後のシート(印刷物)は、スタックトレイ405に積載される。
スタックトレイ405は、伸縮可能なステイ406の上に載置される積載ユニットである。スタックトレイ405とステイ406との結合部には、ショックアブソーバ等が設けられる。ステイ406は、台車407上に設けられる。台車407は、不図示の取っ手を取り付けることにより、スタックトレイ405上に積載されたシートを別のオフラインフィニッシャ等に運べるようになっている。なお、スタッカ203の前ドアが閉まっている場合、ステイ406は、スタックトレイ405を、シートが積載されやすい位置に上昇させる。前ドアが開けられる場合、ステイ406は、スタックトレイ405を、シートが取り出しやすいように下降させる。
このようにスタッカ203は、大量の印刷物をスタックトレイ405に積載したり、確認プリント等の少量の印刷物をエスケープトレイ404に排出することができる。
図5は、読取装置204の構成図である。読取装置204は、読取コントローラ501、シート検出センサ502、及びラインセンサ503を備える。読取装置204は、プリンタ202で画像形成された印字位置調整用のテスト画像(以下、「調整用チャート」という。)を搬送路504に沿って搬送しながら読み取る。調整用チャートの詳細は後述する。
シート検出センサ502は、搬送路504を矢印方向に搬送されるシートを検出する。搬送路504は、黒の搬送ベルトで構成される。調整用チャートは白色のシートに形成される。シート検出センサ502は、シートの搬送方向に対して先頭エッジを検出する。黒い搬送ベルト上を白のシートが搬送されることで、シートの検出精度が向上する。
シート検出センサ502は、シートの搬送方向に対して直交する方向に複数設けられる。各シート検出センサ502は、シートの先頭エッジを検出して、読取コントローラ501に先頭エッジの検出を通知する。読取コントローラ501は、各シート検出センサ502からの通知のタイミング及びシートの搬送速度に基づいて、シートの斜行量を導出する。また、読取コントローラ501は、各シート検出センサ502からの通知をトリガーにしてラインセンサ503を制御し、シートに形成された画像(調整用チャート)を読み取る。ラインセンサ503はシートの両面を一度に読み取るために、搬送路504を挟んで2つ設けられる。読取コントローラ501は、シートの斜行角度及びラインセンサ503で読み取った画像を表す画像データを、プリンタ202の動作を制御する後述の制御システムに送信する。
(画像形成装置101の制御システム)
図6は、画像形成装置101の制御システムのハードウェア構成図である。制御システムは、CPU(Central Processing Unit)607、ROM(Read Only Memory)609、及びRAM(Random Access Memory)610を備える。CPU607は、ROM609に格納されたプログラムを、RAM610を作業領域に用いて実行することで画像形成装置101の動作を制御する。CPU607には、ADF制御部603、スキャナ制御部604、画像処理部605、プリンタ制御部606、読取装置制御部608、操作パネル制御部611、及びスタッカ制御部612が接続される。これらの各部は、画像形成装置101の各部の動作を制御するための構成である。また、CPU607には、ストレージインタフェース(I/F)613及びネットワークインタフェース(I/F)614が接続される。制御システムは、例えばMPU(Micro-Processing Unit)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、SoC(System-on-a-Chip)等により実現可能である。
ADF制御部603は、ADF301の動作を制御する。ADF制御部603は、ADF301によって原稿をスキャナ302の読取位置に搬送する。スキャナ制御部604は、スキャナ302の動作を制御する。スキャナ制御部604は、スキャナ302によって原稿画像を読み取り、原稿画像データを画像処理部605に送信する。また、調整用チャートがスキャナ302によって読み取られた場合、スキャナ制御部604は調整用チャートに関する読取データをCPU607へ転送する。スキャナ302によって原稿が読み取られた場合、画像処理部605は、スキャナ制御部604から取得した原稿画像データに所定の画像処理条件に基づいて画像処理を行ってプリンタ制御部606へ送信する。また、ネットワーク103を介して情報処理装置102から画像データが転送された場合、画像処理部605は転送された画像データに画像処理を行い、プリンタ制御部606へ当該画像データを送信する。プリンタ制御部606は、画像処理部605から取得した画像データに基づき、プリンタ202によって画像をシートに印刷する。
読取装置制御部608は、CPU607の指示に基づいて、読取装置204の動作を制御する。読取装置204は、後述する印字位置調整において、シート検出センサ502及びラインセンサ503を用いてシートのエッジ検出及び調整用チャートの読み取りを行う。読取装置204は、調整用チャートに関する読取データを、読取装置制御部608を介してCPU607に送信する。なお、画像形成装置100は前述の読取装置204によって調整用チャートを読み取るモードと、スキャナ302によって調整用チャートを読み取るモードとを実行可能である。
操作パネル制御部611は、操作パネル323とCPU607とのインタフェース制御を行う。操作パネル制御部611は、操作パネル323から入力されたデータをCPU607に送信する。また、操作パネル制御部611は、CPU607の指示に基づいて、操作パネル323に設定画面等の画像を表示する。
スタッカ制御部612は、スタッカ203の動作を制御する。スタッカ203は、スタッカ制御部612の指示に基づいて、プリンタ202から出力されたシートを、指示された出力先(エスケープトレイ404、スタックトレイ405)に出力する。
ストレージI/F613は、HDD(Hard Disk drive)やSSD(Solid State drive)等の大容量のストレージ615に接続される。ストレージI/F613は、ストレージ615とCPU607とのインタフェース制御を行う。CPU607は、ストレージI/F613を介して、ストレージ615にデータを書き込み、また、ストレージ615からデータを読み出す。ネットワークI/F614は、ネットワーク103を介した外部装置(情報処理装置102)との通信制御を行うインタフェースである。プリンタ202は、ネットワークI/F614により情報処理装置102との通信を行う。
(情報処理装置102の制御システム)
図7は、情報処理装置102の制御システムのハードウェア構成図である。情報処理装置102の制御システムは、CPU701、ROM707、及びRAM708を備えるコンピュータシステムである。CPU701は、ROM707に格納されたプログラムを、RAM708を作業領域として実行することで、情報処理装置102の各種処理を実行する。CPU701、ROM707、及びRAM708は、バス713により通信可能に接続される。
バス713には、表示装置702に接続されるVRAM(Video Random Access Memory)703と、キーボード704及びポインティングデバイス(PD)705が接続される。表示装置702、キーボード704、及びPD705は、ユーザインタフェースである。VRAM703は、CPU701により、表示装置702に表示するための画像が描画される。VRAM703に描画された画像は、所定のフォーマットに変換されて表示装置702に送信され、表示される。表示装置702には、例えばウィンドウ、アイコン、メッセージ、メニューその他のユーザインタフェース情報が表示される。キーボード704は、文字入力を行うための各種キーを備える。キーボード704は、キー入力の結果をCPU701に送信する。PD705は、表示装置702の表示画面に表示されるアイコンやメニュー等のオブジェクトの指示に用いられる。PD705は例えばマウスである。PD705は、指示結果をCPU701に送信する。
バス713には、メディアドライブ706、ストレージ709、及び外部記憶装置に接続される外部記憶インタフェース(I/F)710が接続される。メディアドライブ706は、CD(Compact Disk)やDVD等のメディアから各種制御プログラムやデータを読み出し、また書き込む装置である。CPU701は、メディアドライブ706によりメディアにアクセス可能となる。ストレージ709は、情報処理装置102に内蔵されるHDDやSSD等の内部記憶装置であり、各種制御プログラムやデータを格納する。CPU701は、ストレージ709に格納されたコンピュータプログラムを実行することができる。外部記憶I/F710は、USB(Universal Serial Bus)メモリ等の外部記憶装置からのデータの読み出し及びデータの書き込みを行うためのインタフェースである。CPU701は、外部記憶I/F710によりメディアにアクセス可能となる。
バス713には、ネットワークインタフェース(I/F)711が接続される。ネットワークI/F711は、ネットワーク103を介した外部装置との通信制御を行うインタフェースである。情報処理装置102は、ネットワークI/F614により画像形成装置101との通信を行う。
CPU701は、起動後にストレージ709やメディアに格納された制御プログラムを実行することにより、情報処理装置102に各種の機能を実現する。例えば、情報処理装置102は、画像データをRIP処理して画像形成装置101へ送信する機能を実現する。
(印刷システム1の機能構成)
図8は、印刷システム1の機能構成図である。図8では、情報処理装置102が画像形成装置101に画像形成を行わせるための機能について説明する。
画像形成装置101は、CPU607がコンピュータプログラムを実行することで、UI(User Interface)処理部801、機器制御部802、受信処理部803、及びネットワーク制御部804として機能する。
UI処理部801は、操作パネル323による入力を受け付ける。またUI処理部801は、操作パネル323に画像を表示させる。例えば、画像形成装置101の動作を設定する場合、UI処理部801は、操作パネル制御部611により、操作パネル323に設定画面を表示させる。UI処理部801は、操作パネル323により入力された設定値をストレージI/F613によりストレージ615に保存する。
機器制御部802は、画像形成装置101による画像形成処理(印刷)、機器情報設定管理等の処理を行う。受信処理部803は、例えば情報処理装置102からネットワーク制御部804を介して受信したRIP処理後の画像データを、ページ単位で機器制御部802に入力する。ネットワーク制御部804は、ネットワークI/F614により、ネットワーク103を介した情報処理装置102との通信を行う。
情報処理装置102は、CPU701が制御プログラムを実行することで、UI処理部805、ジョブ制御部806、送信処理部807、ネットワーク制御部808、及びRIP処理部809として機能する。
UI処理部805は、表示装置702に画像を表示させるとともに、キーボード704及びPD705による入力を受け付ける。UI処理部805は、例えば後述のジョブ管理アプリケーション画面を表示し、ジョブ管理アプリケーション画面によるジョブ設定を受け付けてジョブ制御部806に入力する。
ジョブ制御部806は、画像形成装置101に実行させる印刷ジョブの生成等の処理を行う。送信処理部807は、RIP処理部809でRIP処理された画像データを、ページ単位で、ネットワーク制御部808を介して画像形成装置101に送信する。ネットワーク制御部808は、ネットワークI/F711により、ネットワーク103を介した画像形成装置101との通信を行う。
情報処理装置102でRIP処理された画像データを画像形成装置101で印刷する場合は以下のような処理になる。
情報処理装置102のジョブ制御部806は、RIP処理部809により画像データをレンダリングし、RIP処理された画像データを送信処理部807により画像形成装置101へ送信する。また、ジョブ制御部806は、ネットワーク制御部808によりジョブ設定情報を画像形成装置101へ送信する。ジョブ設定情報は、例えば印刷ジョブに関する各種の設定を含む情報である。
画像形成装置101の機器制御部802は、受信処理部803により取得したRIP処理された画像データを画像処理部605に入力する。また、機器制御部802は、ネットワーク制御部804によりジョブ設定情報を受信する。機器制御部802は、ジョブ設定情報に基づいて、プリンタ制御部606に出力先や給送元、及び印字位置の調子条件に関する指示を行う。また、機器制御部802は、画像処理部605に画像データをプリンタ制御部606へ送信させるように指示を行う。この際に機器制御部802は、操作パネル323から確認プリント要求が入力された場合に備えて、画像データをストレージ615に一時保存する。機器制御部802は、ジョブ完了等の画像データを保存する必要がなくなった時点でストレージ615から該画像データを削除する。
(ジョブ管理アプリケーション)
図9は、情報処理装置102の表示装置702に表示されるジョブ管理アプリケーション画面の例示図である。ジョブ管理アプリケーション画面は、名称バー901、終了ボタン902、アクティブウィンドウ903、及びジョブ履歴ウィンドウ904を含む。
名称バー901は、ジョブ管理アプリケーションの名称を表示する。終了ボタン902は、ジョブ管理アプリケーションを終了する際に押下される。終了ボタン902の押下によりジョブ管理アプリケーションが終了して、ジョブ管理アプリケーション画面が閉じられる。
アクティブウィンドウ903は、情報処理装置102が保持する印刷ジョブを一覧表示する表示領域である。ここでは、アクティブウィンドウ903は、「契約.pdf」の名称の印刷ジョブが情報処理装置102に保持されていることを表示する。アクティブウィンドウ903に表示されるジョブに関連して、「印刷」及び「印刷設定」を実行するためのプロパティ905が表示できる。「印刷」が選択される場合、印刷ジョブの印刷が行われる。「印刷設定」が選択される場合、印刷設定の変更が可能になる。
ジョブ履歴ウィンドウ904は、処理が完了した印刷ジョブの履歴を表示する表示領域である。ここでは、「見積もり.pdf」の名称の印刷ジョブが、印刷の完了した印刷ジョブのジョブ履歴としてジョブ履歴ウィンドウ904に表示される。なお、ジョブ履歴ウィンドウ904に表示される印刷ジョブは、アクティブウィンドウ903に表示される印刷ジョブとは異なり、印刷設定の変更や印刷の実行が不可である。
図10は、アクティブウィンドウ903でジョブの「印刷設定」が選択された場合に、情報処理装置102の表示装置702に表示される印刷設定画面の例示図である。印刷設定画面は、タグ1001、「OK」ボタン1006、及び「キャンセル」ボタン1007を含む。情報処理装置102は、この印刷設定画面への設定内容に応じてジョブ設定情報を生成する。
タグ1001は、「一般」、「ジョブ情報」、「用紙」、「レイアウト」、「仕上げ」の5種類により構成される。選択されたタグ1001の種類に応じた設定項目が表示される。ここでは「用紙」タグの設定項目が表示される。「用紙」タグは、画像が印刷されるシートに関する設定を行うための設定項目を表示する。例えば「用紙」タグでは、印刷ジョブに用いられるシートの種類、サイズ、トレイ(給送元)、印字位置調整方法の選択が可能である。
「用紙種類」メニュー1002は、印刷ジョブに用いるシートの種類を設定するためのプルダウンメニューである。例えば、「用紙種類」メニュー1002では、「自動選択」、「普通紙」等が設定可能である。「用紙トレイ」メニュー1003は、印刷ジョブに用いるシートの給送元を設定するためのプルダウンメニューである。例えば、「用紙トレイ」メニュー1003では、「自動選択」、「カセット1」、「手差し」等が設定可能である。「用紙トレイ」メニュー1003で設定された給送元から給送されるシートが、印刷ジョブにより画像形成される。「用紙サイズ」メニュー1004は、印刷ジョブに用いるシートのサイズを設定するためのプルダウンメニューである。例えば、「用紙サイズ」メニュー1004では、「A3」、「A4」、「B4」、「B5」、「LTR」等が設定可能である。「用紙の混合」ボタン1005は、1つの印刷ジョブで複数の用紙種類、用紙サイズ、用紙トレイのシートに画像形成を行う場合に押下される。
「位置調整」メニュー1008は、印字位置調整方法を選択するためのプルダウンメニューである。プリンタ202は、シートへの印字位置を複数の印字位置調整方法により調整することが可能である。本実施形態では、プリンタ202は、直角性を保つように調整する印字位置調整方法と、余白が均一になるように調整する印字位置調整方法とにより、印字位置を調整することができる。以下の説明において、直角性を保つように調整する調整方法は、プリンタ202が画像を形成可能な所定の画像形成領域を、矩形形状の第1領域に調整する第1調整処理と称す。一方、以下の説明において、余白が均一になるように調整する調整方法は、プリンタ202が画像を形成可能な所定の画像形成領域を、シートの形状の相似形である第2領域に調整する第2調整処理と称す。「位置調整」メニュー1008では、これらの印字位置調整方法の他に、印字位置調整を行わない「調整無し」が選択可能である。
「OK」ボタン1006は、印刷設定画面で設定した内容を反映するためのボタンである。「キャンセル」ボタン1007は、印刷設定画面で設定した内容を破棄するためのボタンである。「OK」ボタン1006又は「キャンセル」ボタン1007の押下により、印刷設定画面が閉じられる。
(印字位置調整)
印字位置調整は、シートの第1面に形成されるべき画像の印字位置とシートの第2面に形成されるべき画像の印字位置との各々を、理想の印字位置に調整する。これによって、シートの第1面に形成されるべき画像の印字位置とシートの第2面に形成されるべき画像の印字位置とのズレが補正される。
図11は、本実施形態の印刷システム1において、用紙ライブラリへの編集等の操作を行うためのインタフェース画面の例示図である。用紙ライブラリは、画像形成装置101で印刷に使用可能なシートを管理するためのデータベースである。用紙ライブラリは、画像形成装置101のストレージ615に格納され、適宜、読み出し、更新等が行われる。用紙ライブラリの詳細は後述する。
用紙ライブラリの操作を行うためのインタフェース画面1100は、プリンタ202の操作パネル323に表示される。インタフェース画面1100は、用紙リスト1101、「新規追加」ボタン1111、「編集」ボタン1112、「削除」ボタン1113、「印字位置調整」ボタン1114を含む。
用紙リスト1101は、用紙ライブラリで管理されるシートのリストを表示する。用紙リスト1101は、各シートの種類に応じて、列1102~1107に示すような用紙属性を有する。列1102は、シートの名称を表す。シートの名称は、各シートが互いに識別できるように表される。列1103、1104は、シートのサイズを表す。列1103はシートの幅を表し、列1104はシートの長さを表す。列1105はシートの坪量を表す。列1106は、シートの表面性を表す。表面性とは、シート表面の物理特性を表し、例えば光沢性を上げるためにシートの表面にコート処理が施されていることを示す「コート」や、シートの表面に凹凸が形成されていることを示す「エンボス」等である。列1107は、シート自体の色を表す。
用紙リスト1101は、操作パネル323上のタッチ操作等により、シートの選択が可能となっている。選択されたシートの用紙属性は、ハイライト表示されて選択されたことを明示する。図11では、「XYZ製紙カラー81」が選択される場合が例示される。なお、用紙ライブラリで管理するシート数が用紙リスト1101で一度に表示可能な数よりも多い場合、スクロールバー1108の操作により、用紙属性の表示及び選択が可能となる。
「新規追加」ボタン1111は、用紙ライブラリに新規のシートを追加するためのボタンである。「編集」ボタン1112は、用紙リスト1101で選択されたシートの用紙属性を編集するためのボタンである。「削除」ボタン1113は、用紙リスト1101で選択されたシートを用紙ライブラリから削除するためのボタンである。「印字位置調整」ボタン1114は、用紙リスト1101で選択されたシートに対する印字位置調整を行うためのボタンである。
図12は、用紙ライブラリの説明図である。用紙ライブラリは、例えばXML(Extensible Markup Language)やCSV(Comma-Separated Values)等のファイル形式で画像形成装置101のストレージ615に格納される。用紙ライブラリは、シートの種類毎の用紙属性や印字位置ずれ量を含む。
行1201~1205は、用紙ライブラリに登録されたシート毎の用紙属性を表す。列1211~1221は、用紙属性の各項目を表す。各項目は、インタフェース画面から、操作パネル323により入力される。列1211は、シートの名称を表す。列1212~1215は、シートの物理的特性を表す。列1212は、シートの幅を表す。列1213は、シートの長さを表す。列1214は、シートの坪量を表す。列1215は、シートの表面性を表す。列1216は、シート自体の色を表す。列1217は、印字位置ずれ量の算出に必要なシートの枚数(n枚)を表す。n枚のシートに後述の調整用チャートが形成され、その測定結果に応じて印字位置ずれ量が導出される。
列1218、1219は、それぞれシートのオモテ面及びウラ面における、スキャナ302を用いて調整する場合の印字位置ずれ量を表す。列1220、1221は、それぞれシートのオモテ面及びウラ面における、読取装置204を用いて調整する場合の印字位置ずれ量を表す。印字位置ずれ量は、理想の印字位置からの位置ずれ量を表す。本実施形態では、印字位置ずれ量が、直角補正量、台形補正量、斜行補正量、リード位置、サイド位置、主走査倍率、及び副走査倍率で表される。なお、読取装置204を用いて調整する場合、直角補正量は印字位置ずれ量に含まれない。印字位置ずれ量は、シートに対する画像の位置を理想的な印字位置に調整するための調整量に相当する。さらに、印字位置ずれ量は、プリンタ202が画像を形成可能な画像形成領域を調整するための調整量に相当する。実際の印刷時に画像形成装置101は、印字位置ずれ量に基づいて、画像が理想の印字位置に形成されるよう印字位置調整を行う。つまり、画像形成装置101は、印字位置ずれ量を打ち消すように調整して画像形成を行う。例えば、画像処理部605が印字位置ずれ量に基づき画像データにアフィン変換を実施することによって、シートに形成されるべき画像の印字位置が理想的な印字位置へ補正される。また、これによって、所定の画像形成領域も調整されるので、画像のサイズ、画像の回転、及び画像の歪みが補正される。
直角補正量は、シートに対する副走査方向と主走査方向の印字向きの直角度のずれ量を表す。ここで、主走査方向とは、露光器303のレーザ光が感光ドラム304の表面を走査する方向である。副走査方向とは主走査方向に直交する方向である。なお、副走査方向はプリンタ202においてシートが搬送される方向(シートの搬送方向)に相当する。例えば、直角補正量は、副走査方向に印字された直線に対して理想的な垂線を算出し、その理想垂線と主走査方向に印字された直線とのずれ量で表される。台形補正量は、シートの伸縮のずれ量を表す。例えば、台形補正量は、シートに対する印字開始位置から副走査方向に副走査後端まで印字された直線と、シートの主走査後端の位置から副走査方向に副走査後端まで印字された直線とのずれ量で表される。リード位置及びサイド位置は、それぞれシートに対する副走査方向・主走査方向の印字位置ずれ量を表す。リード位置は、シートの搬送方向先頭の端部を起点とした画像の印字開始位置を変更することで調整される。サイド位置は、シートの搬送方向左側の端部を起点とした画像の印字開始位置を変更することで調整される。具体的には、感光ドラム304へ照射するレーザ光の照射開始タイミングを調整することで、リード位置及びサイド位置が調整される。副走査方向倍率は、副走査方向の画像長のずれ(理想の長さに対する倍率)を表す。副走査方向倍率は、転写ドラム305の回転速度を制御することで調整される。主走査方向倍率は、主走査方向の画像長のずれ(理想の長さに対する倍率)を表す。
印字位置ずれ量は、所定のマークが配置された調整用チャート(位置測定用画像)をシートに印刷し、この調整用チャート上のマークの位置を検出することで導出される。印字位置ずれ量の初期値は各項目「0」である。用紙ライブラリにシートが新規登録された場合や、シートが登録されていても印字位置調整が行われていない場合には、初期値が印字位置ずれ量として用いられる。
図13は、調整用チャートの説明図である。調整用チャートは、印字位置調整の開始後に、CPU607の指示によってシートに印刷される。シートのオモテ面1300及びウラ面1301には、同じ調整用チャートが印刷される。図14は、印字位置調整方法の指示を行う指示画面の例示図である。ユーザは、操作パネル323に表示されたこのような指示画面から指示を入力する。CPU607は、指示画面からの指示に応じて、ユーザ指示情報を取得して調整用チャートの印刷の指示を行う。「スキャナを用いて補正」ボタン1401及び「読取装置を用いて補正」ボタン1402のいずれかが押下された場合に調整用チャートが印刷される。「キャンセル」ボタン1403が押下された場合に印字位置調整処理がキャンセルされる。
画像1310は、オモテ面1300に印字される矢印及び文字である。画像1310は、調整用チャートが印字されたシートの搬送方向及び表裏の識別に用いられる。画像1311は、ウラ面1301に印字される矢印及び文字である。画像1311は、調整用チャートが印字されたシートの搬送方向及び表裏の識別に用いられる。画像1310、1311は、調整用チャートをスキャナ302に読み取らせる場合に、オペレータが方向を間違えないように印字される。なお、画像1310、1311は、印字位置ずれ量の導出に直接関係するものではないために印字されなくてもよい。
マーク1320は、調整用チャートの特定の位置に印刷される画像である。マーク1320は、シートに対する反射率の差が大きい色のトナーを用いて形成される。本実施形態では、マーク1320は、黒のトナーで形成される。本実施形態では、マーク1320は、シートのオモテ面1300及びウラ面1301の各々の四隅の合計8カ所に形成される。マーク1320は、印字位置が理想通りであれば、シートの端部から所定の距離離れた位置に形成される。マーク1320の調整用チャート上の相対位置を測定することで、印字位置ずれ量が導出される。シートの基準辺からマーク1320の距離を測定することで、画像形成領域の形状、画像形成領域のサイズ、及びシートの基準辺と画像形成領域との位置関係が検知される。
本実施形態では、読取装置204を用いて印字位置調整を行う場合には距離C~Rが測定され、スキャナ302を用いて印字位置調整を行う場合には距離A~Vが測定される。図13中の距離A~Vが測定される。距離Aは、調整用チャートの副走査方向の長さである。距離Bは、調整用チャートの主走査方向の長さである。距離A、Bの理想的な長さは、用紙ライブラリに設定される用紙長である。距離C~Vは、それぞれマーク1320から直近のシートの端部までの長さである。
オモテ面1300は、チャート中央ライン1340により領域1351、1352の2つの領域に分けられる。ウラ面1301は、チャート中央ライン1341により領域1353、1354の2つの領域に分けられる。調整用チャートは、オモテ面1300及びウラ面1301が、スキャナ302により、それぞれ領域1351、1352、1353、1354に分けて読み取られる。三角マーク1331~1334は、スキャナ302を用いて印字位置調整を行う場合の読み取り順及びスキャナ302に載置する位置の目印を表す。オペレータは、三角マークの個数に応じた順でスキャナ302に調整用チャートを読み取らせる。ここでは、調整用チャートが、領域1352、領域1351、領域1354、領域1353の順に読み取られる。調整用チャートは、各領域1351~1354に分けて読み取られた後に、読取結果が合成される。このように領域毎に分けて読み取ることで、スキャナ302は、調整用チャートが原稿台300に乗りきらないサイズであっても、調整用チャートを読み取ることが可能となる。
測定された距離A~Vに基づいて印字位置ずれ量を導出する処理について説明する。図15は、印字位置ずれ量の導出処理の説明図である。
印字位置ずれ量は、オモテ面に対する項目及びウラ面に対する項目により表される。オモテ面の項目には、リード位置1501、サイド位置1502、主走査倍率1503、副走査倍率1504、直角補正量1505、及び台形補正量1506がある。ウラ面の項目には、リード位置1507、サイド位置1508、主走査倍率1509、副走査倍率1510、直角補正量1511、及び台形補正量1512がある。オモテ面及びウラ面において、同じ項目については、同様の計算式で測定値1520及び印字位置ずれ量1522が算出され、同じ理想値1521が設定される。
各項目の測定値1520は、図13で説明した距離A~Vの実測値から、項目毎に設定された計算式を用いて算出される。リード位置1501、1507の測定値1520は、シートの搬送方向先頭の端部から、対応するマーク1320までの距離C、E(K、M)の平均値となる。サイド位置1502、1508の測定値1520は、シートの搬送方向に対して左側の端部から、対応するマーク1320までの距離F、J(N、R)の平均値となる。主走査倍率1503、1509の測定値1520は、主走査方向に同一線上に並ぶマーク1320間の距離の平均値となる。副走査倍率1504、1510の測定値1520は、副走査方向に同一線上に並ぶマーク1320間の距離の平均値となる。直角補正量1505、1511の測定値1520は、読取先端側に主走査方向に同一走査線上に並ぶマーク1320を結んだ直線の垂線に対する、読取後端側のマーク1320の副走査方向のずれ量S、T(U、V)の平均値となる。台形補正量1506、1512、の測定値1520は、副走査方向に同一走査線上に並ぶマーク1320間の距離の差分となる。
各項目の理想値1521は、シートの端部から1[cm]離れた位置に形成されたマーク1320に基づいて得られる値である。リード位置1501、1507及びサイド位置1502、1508の理想値1521は、1[cm]となる。主走査倍率1503、1509の理想値1521は、用紙ライブラリに登録された当該シートの長さから2[cm]減算した値となる。副走査倍率1504、1510の理想値1521は、用紙ライブラリに登録された当該シートの幅から2[cm]減算した値となる。直角補正量1505、1511及び台形補正量1506、1512の理想値1521は、0[cm]となる。
各項目の印字位置ずれ量1522は、対応する測定値1520及び理想値1521から、項目毎に設定された計算式を用いて算出される。リード位置1501、1507及びサイド位置1502、1508の印字位置ずれ量1522は、測定値1520から理想値1521を減算することで算出される(単位はmm)。主走査倍率1503、1509及び副走査倍率1504、1510の印字位置ずれ量1522は、測定値1520から理想値1521を減算した値を理想値で除算することで算出される(単位は%)。直角補正量1505、1511及び台形補正量1506、1512の印字位置ずれ量1522は、測定値1520がそのまま用いられる。算出された各項目の印字位置ずれ量1522は、図12に示す用紙ライブラリの列1218~1221で管理される。
スキャナ302を用いる場合、スキャナ302が読み取った調整用チャートにより距離A~Vを測定可能である。そのために、すべての項目の印字位置ずれ量1522が算出可能である。読取装置204を用いる場合、読取装置204が読み取った調整用チャートにより距離C~Rを測定可能である。そのために、直角補正量1505、1511を除いた項目の印字位置ずれ量1522が算出可能である。読取装置204は、シートを搬送しながら調整用チャートを読み取る。ここで読取装置204は、シートの搬送速度が一定でない等の理由で、印字位置調整に必要な精度が十分でない可能性がある。そのために読取装置204は、スキャナ302よりも読み取れる距離の項目が少なくなる。
図16は、印字位置調整処理の説明図である。図16は、シート1601、1603、1605に対する画像形成領域1602、1604、1606を表す。ここでは、シート1601、1692、1603の形状は、シートの伸縮により矩形ではなくなっている。画像形成領域1602、1604、1606は、画像を形成可能な領域である。図16(a)は、印字位置調整を行わない場合の画像形成領域1606を表す。印字位置調整が行われない場合、画像形成領域1606の直角性は保たれない。また、画像形成領域1606の四辺とシート1605のエッジとの距離(余白)が不均一である。図16(b)は、第1調整処理が実行された場合の画像を表す。第1調整処理においては直角補正量1505、1511の印字位置ずれ量1522も用いられる。図16(c)は、第2調整処理が実行された場合の画像を表す。第2調整処理においては直角補正量1505、1511の印字位置ずれ量1522を用いない。なお、図16(a)、図16(b)、図16(c)では、両者の違いが分かりやすいように定着器308の熱によるシートの歪みを極端な形で表現している。
図16(b)に示すように、直角補正量1505、1511の印字位置ずれ量1522が印字位置調整の項目に含まれる場合、画像形成領域1602の直角性を保つように、表裏の印字位置が調整される。しかしながら、画像形成領域1602の四辺とシート1601のエッジとの距離(余白幅)は不均一である。なお、画像形成領域1602の形状は、理想的な寸法の矩形となる。これは、スキャナ302を用いて調整用チャートを原稿台300に載置して読み取った結果に基づき印字位置調整を行う場合である。
図16(c)に示すように、直角補正量1505、1511の印字位置ずれ量1522が印字位置調整の項目に含まれない場合、余白の均一性が保たれるように、表裏の印字位置が調整される。つまり、画像形成領域1604の四辺とシート1603のエッジとの距離(余白幅)は所定値で均一である。しかしながら、画像形成領域1604の直角性は保たれない。画像形成領域1604の形状は、テスト画像が形成されたシート1603の形状の相似形となる。これは、読取装置204を用いて印字位置調整を行う場合である。
読取装置204を用いて調整用チャートから距離を算出する場合、読取装置204は、まず、ラインセンサ503の読取位置を通過するシートをスキャンして調整用チャートを読み取る。調整用チャートの読取データは、CPU607に送信される。CPU607は、調整用チャートの濃度差から、シートの端部及びマーク1320のエッジ(シートの下地とマーク1320との境界)を検出する。CPU607は、検出したシートの端部及びマーク1320のエッジから、距離C~Rを算出する。
スキャナ302を用いて調整用チャートから距離を算出する場合、スキャナ302は、原稿台300に載置された調整用チャートを、オモテ面、ウラ面それぞれ2回ずつに分けて読み取る。読み取りは、オペレータの指示に応じて、三角マーク1331~1334の順に行われる。調整用チャートの読取結果(読取データ)は、CPU607に送信される。CPU607は、領域1251と領域1352との読取結果を合成して、オモテ面の調整用チャートを生成する。CPU607は、領域1253と領域1354との読取結果を合成して、ウラ面の調整用チャートを生成する。CPU607は、合成結果により、調整用チャートの濃度差から、シートの端部及びマーク1320のエッジを検出する。CPU607は、検出したシートの端部及びマーク1320のエッジから、距離A~Vを算出する。
図17は、印字位置ずれ量の算出処理を表すフローチャートである。本実施形態では、オペレータが操作パネル323に表示される図11のインタフェース画面からシートを1つ選択して「印字位置調整」ボタン1114を押下することで、操作パネル323に図14の指示画面が表示される。オペレータが指示画面から印字位置の調整方法を選択することで、操作パネル制御部611はユーザ指示情報を受信する。これによりCPU607は、印字位置ずれ量の算出処理を開始する。ここでは、読取装置204を用いて印字位置ずれ量を算出する。そのために「読取装置を用いて補正」ボタン1402が選択されて、印字位置ずれ量の算出処理が開始される。なお、特定のトリガーにより自動的に印字位置ずれ量の算出処理が開始されてもよい。
CPU607は、オペレータに選択されたシートの印字位置ずれ量の算出に必要なシートの枚数(n枚)を用紙ライブラリから取得する(S1701)。CPU607は、印字位置の調整処理が入力された場合に、用紙ライブラリにより、当該シートの印字位置調整を行う際の調整用チャートが印刷されるシートの枚数を自動的に取得する。なお、CPU607は、毎回オペレータに調整用チャートが印刷されるシートの枚数を入力させるように操作パネル323の表示制御を行ってもよい。
プリンタ202は、オペレータに選択されたシートの両面に対し、図13に例示するマーク1320が配置された調整用チャートを印字して機外に出力する(S1702)。出力されたシートは、読取装置204へ搬送される。CPU607は、調整用チャートが印字されたシートの両面の画像を読取装置204にスキャンさせる。読取装置204は、2つのラインセンサ503により、シートの両面の調整用チャートを一度に読み取る。CPU607は、読取装置204から調整用チャートの読取データを取得する(S1703)。
CPU607は、調整用チャートの読取データに基づいて、シートの端部及びマーク1320の位置を抽出し、図13に示す距離C~Rを取得する。CPU607は、取得した距離C~Rにより、図15の計算式に基づいて印字位置ずれ量を算出する(S1704)。CPU607は、算出した印字位置ずれ量をストレージ615に格納する。
CPU607は、位置ずれ量の算出を、S1701の処理で取得した枚数分(n枚分)行ったかを判断する(S1705)。位置ずれ量の算出がn枚分行われていない場合(S1705:N)、CPU607は、位置ずれ量の算出をn枚分行うまで、S1702~S1704の処理を繰り返し行う。
位置ずれ量の算出がn枚分行われた場合(S1705:Y)、CPU607は、ストレージ615に格納した位置ずれ量の平均値を算出する(S1706)。CPU607は、算出した平均値を、図11のインタフェース画面から選択されたシートの印字位置ずれ量として、用紙ライブラリに保存する(S1707)。S1707の処理においてCPU607は、ストレージ615に格納される用紙ライブラリの印字位置ずれ量の情報を更新する。以上のようにして決定された印字位置ずれ量に基づいて、CPU607は、同じ種類のシートへの画像形成時に、画像の形成位置(印字位置)を調整する。
スキャナ302を用いて印字位置ずれ量を算出する場合、「スキャナを用いて補正」ボタン1401が選択されて、印字位置ずれ量の算出処理が開始される。スキャナ302を用いるために、読取装置204のように自動的に調整用チャートの読み取りは行われず、オペレータが読取操作を行うことになる。処理自体は、読取装置204を用いる場合と同様であるが、CPU607は、調整用チャートの読取データに基づいて、図13に示す距離A~Vを取得する。CPU607は、取得した距離A~Vにより、図15の計算式に基づいて印字位置ずれ量を算出する。CPU607は、算出した印字位置ずれ量をストレージ615に格納する。
図17の処理で算出された印字位置ずれ量は、印字位置調整処理の際に画像の形成位置を調整するための補正量となる。プリンタ202は、印字位置の調整条件として印字位置ずれ量(補正量)を用いる。プリンタ202は、用紙ライブラリの該当する印字位置ずれ量に応じた印字位置調整処理を行う。図12の用紙ライブラリでは、列1218~1221が、それぞれ印字位置の調整条件となる。プリンタ202は、これら複数の調整条件から適切に選択して、印字位置調整処理を行うことになる。以下に、印字位置調整処理を含む画像形成処理を4例説明する。
(画像形成処理1)
図18は、印字位置調整処理を含む画像形成処理を表すフローチャートである。この処理は、オペレータが図10の印刷設定画面により印刷設定を行い、「OK」ボタン1006を押下することで開始される。これにより情報処理装置102から画像形成装置101へ印刷ジョブのジョブ設定情報を含む画像形成処理の指示が送信される。
画像形成装置101のCPU607は、画像形成処理が指示されると、ジョブ設定情報に応じて、「位置調整」メニュー1008で設定された印字位置調整方法を判断する(S1801)。上記の通り、「位置調整」メニュー1008は、第1調整処理と、第2調整処理と、印字位置調整を行わない「調整無し」と、のいずれかが選択可能である。「調整無し」が選択された場合(S1801:なし)、CPU607は、印字位置調整処理を行わずに通常の印刷を行う(S1812)。
第1調整処理が選択された場合(S1801:直角性を保つ)、CPU607は、第1調整処理用の補正値の有無を判断する(S1802)。CPU607は、図12の用紙ライブラリを参照し、印刷に用いるシートの種類に対応する第1調整処理用の補正値が列1218、1219に設定されているか否かによりこの判断を行う。第1調整処理用の補正値が設定されている場合(S1802:あり)、CPU607は、用紙ライブラリの列1218、1219に設定されている補正値に基づいて印字位置を調整して印刷を行う(S1804)。
第1調整処理用の補正値が設定されていない場合(S1802:なし)、CPU607は、操作パネル323に、第1調整処理用の補正値が登録されていないことをユーザへ通知するための警告画面を表示する(S1805)。図19は、警告画面の例示図である。警告画面には、印刷ジョブを中止するためのボタン1901、第1調整処理用の補正値を登録してから印刷を実行する調整後印刷ボタン1902、第2調整処理用の補正値を用いて印刷するボタン1903が表示される。調整後印刷ボタン1902は、スキャナ302を用いて第1調整処理用の補正値を取得し、当該取得された補正値を用いて印刷を実行することを指示するためのボタンである。なお、ボタン1903は、第2調整処理用の補正値がある場合に選択可能であるが、第2調整処理用の補正値がない場合にグレーアウト等で選択できないようになっている。CPU607は、オペレータが警告画面からどのボタンを選択したかを判断する(S1806)。ボタン1901が選択された場合(S1806:キャンセル)、CPU607は、印刷ジョブを中止して処理を終了する。
調整後印刷ボタン1902が選択された場合(S1806:補正する)、CPU607は、スキャナ302を用いた印字位置調整を行う(S1807)。スキャナ302を用いた印字位置調整は、上記した図14の指示画面の「スキャナを用いて補正」ボタン1401が選択されたときの処理と同様である。印字位置調整後にCPU607は、用紙ライブラリの列1218、1219に設定された補正値に基づいて印字位置を調整して印刷を行う(S1804)。
ボタン1903が選択された場合(S1806:余白均一)、CPU607は、用紙ライブラリの列1220、1221に設定されている補正値に基づいて印字位置を調整して印刷を行う(S1808)。
「位置調整」メニュー1008により第2調整処理が選択された場合(S1801:余白均一)、CPU607は、第2調整処理用の補正値の有無を判断する(S1803)。CPU607は、図12の用紙ライブラリを参照し、印刷に用いるシートの種類に対応する第2調整処理用の補正値が列1220、1221に設定されているか否かによりこの判断を行う。第2調整処理用の補正値が設定されている場合(S1803:あり)、CPU607は、用紙ライブラリの列1220、1221に設定されている補正値に基づいて印字位置を調整して印刷を行う(S1808)。
第2調整処理用の補正値が設定されていない場合(S1803:なし)、CPU607は、操作パネル323に、第2調整処理用の補正値が登録されていないことをユーザへ通知するための警告画面を表示する(S1809)。この警告画面は、図19の「直角性を保つ」が「余白均一」に変更され、ボタン1903が「第1調整処理用の補正値を用いて印刷」に変更された画面である。CPU607は、オペレータが警告画面からどのボタンを選択したかを判断する(S1810)。ボタン1901が選択された場合(S1810:キャンセル)、CPU607は、印刷ジョブを中止して処理を終了する。
調整後印刷ボタン1902が選択された場合(S1810:補正する)、CPU607は、読取装置204を用いた印字位置調整を行う(S1811)。読取装置204を用いた印字位置調整は、上記した図14の指示画面の「読取装置を用いて補正」ボタン1402が選択されたときの処理と同様である。印字位置調整後にCPU607は、用紙ライブラリの列1220、1221に設定された補正値に基づいて印字位置を調整して印刷を行う(S1808)。
ボタン1903が選択された場合(S1810:直角性を保つ)、CPU607は、用紙ライブラリの列1218、1219に設定されている補正値に基づいて印字位置を調整して印刷を行う(S1804)。
画像形成処理1によれば、画像形成装置101は、複数の印字位置の補正値からオペレータに指示された補正値を用いて印字位置調整を行い、画像形成を行う。そのために、断裁等の後処理に応じて、印刷物に適した印字位置調整が可能となる。
(画像形成処理2)
警告画面の表示は、表裏の印字位置が合っていればよい場合等には煩わしいことがある。印字位置の補正値の自動選択を可能とすることで、オペレータの警告画面に応じた作業を低減することができる。補正値の自動選択は、例えば図10の印刷設定画面の「位置調整」メニュー1008に選択肢として「自動」を追加しておき、オペレータが「自動」を選択したときに行われる。図20は、このような場合の印字位置調整処理を含む画像形成処理を表すフローチャートである。この処理も、オペレータが図10の印刷設定画面により印刷設定を行い、「OK」ボタン1006を押下することで開始される。
画像形成装置101のCPU607は、画像形成処理が指示されると、ジョブ設定情報により、「位置調整」メニュー1008で設定された印字位置調整方法を判断する(S2001)。第1調整処理、第2調整処理、及び「調整無し」のいずれかが設定される場合の処理(S2002~S2012)は、図18の処理(S1802~S1812)と同様である。そのためにこれらの場合の処理の説明を省略する。
印刷設定に「自動」が設定されている場合(S2001:自動)、CPU607は、印字位置の調整を行うための補正値の有無を判断する(S2013)。CPU607は、図12の用紙ライブラリを参照し、印刷に用いるシートの種類に応じて、補正値が列1218~1221に設定されているか否かによりこの判断を行う。第1調整処理用の補正値のみがある場合(S2013:直角性を保つ)、CPU607は、S2004の処理を行う。第2調整処理用の補正値のみがある場合(S2013:余白均一)、CPU607は、S2008の処理を行う。補正値がない場合(S2013:なし)、CPU607は、印字位置調整を行って画像形成処理を行う(S2014)。この場合、CPU607は、図14に例示する指示画面を操作パネル323に表示して、指示画面による指示に応じて印字位置調整を行う。CPU607は、印字位置調整により導出した補正値に応じて印字位置を調整して印刷を行う。なお、第1調整処理用の補正値及び第2調整処理用の補正値の両方がある場合、CPU607は、例えば予め設定された調整処理用の補正値を採用して印刷を行う。
画像調整処理2によれば、画像形成装置101は、複数の印字位置の補正値から印字位置調整の用いる補正値を自動的に決定して、印字位置調整を行い、画像形成を行う。そのために、オペレータは、操作の煩わしさから解放される。
(画像形成処理3)
後処理で印刷物を裁断する場合、印刷物の直角性を保つ方が好ましい。また、余白が均一である印刷物は見た目がよい。この処理では、このような印刷物の結果を考慮して、補正値が適切に自動選択される。図21は、このような場合の印字位置調整処理を含む画像形成処理を表すフローチャートである。この処理も、オペレータが図10の印刷設定画面により印刷設定を行い、「OK」ボタン1006を押下することで開始される。
画像形成装置101のCPU607は、画像形成処理が指示されると、ジョブ設定情報により、「位置調整」メニュー1008で設定された印字位置調整方法を判断する(S2101)。第1調整処理、第2調整処理、及び「調整無し」のいずれかが設定される場合の処理(S2102~S2112)は、図18の処理(S1802~S1812)と同様である。そのためにこれらの場合の処理の説明を省略する。
印刷設定に「自動」が設定されている場合(S2101:自動)、CPU607は、印刷設定により、印刷ジョブに含まれるジョブ種類を判断する(S2113)。CPU607は、ジョブ種類により、印字位置調整処理に用いる補正値を決定することになる。ジョブ種類が例えば裁断ありの場合(S2113:裁断あり)、CPU607は、S2102以降の処理を行う。ジョブ種類が例えば全面印刷等で余白を均一にする必要がある場合(S2113:余白均一)、CPU607は、S2103以降の処理を行う。これらの設定は一例であり、ジョブの設定ごとにどちらの補正値を用いて印刷するかを設定できるようにしてもよい。
画像形成処理3によれば、画像形成装置101は、複数の印字位置の補正値から印字位置調整の用いる補正値を印刷ジョブの設定に応じて自動的に決定して、印字位置調整を行い、画像形成を行う。そのために、適切な印字位置の調整が行われる。
(画像形成処理4)
画像形成処理1、2、及び3の説明では、印字位置調整処理として、第1調整処理及び第2調整処理を例として説明した。印字位置調整処理は、これ以外の複数の印字位置調整処理から選択されてもよい。CPU607は、複数の印字位置調整処理のなかからユーザ指示情報に基づいて処理を実行することになる。以下では、第1調整処理を第1モード処理と称し、第2調整処理を第2モード処理と称して説明する。図22は、印字位置調整処理を含む画像形成処理を表すフローチャートである。この処理は、オペレータが図10の印刷設定画面により印刷設定を行い、「OK」ボタン1006を押下することで開始される。これにより情報処理装置102から画像形成装置101へ印刷ジョブのジョブ設定情報を含む画像形成処理の指示が送信される。なお、図10の印刷設定画面では、第1モード処理と第2モード処理とのいずれかが選択可能となる。オペレータは、印刷設定画面から第1モード処理と第2モード処理とのいずれかを選択して印刷設定を行うことになる。
画像形成装置101のCPU607は、画像形成処理が指示されると、ジョブ設定情報に応じて、「位置調整」メニュー1008から第1モード処理が選択されたかを判断する(S2201)。「位置調整」メニュー1008は、第1モード処理と、第2モード処理と、印字位置調整を行わない「調整無し」と、のいずれかが設定可能である。
第1モード処理が選択された場合(S2201:Y)、CPU607は、第1モード処理用の補正値の有無を判断する(S2202)。CPU607は、図12の用紙ライブラリを参照し、印刷に用いるシートの種類に応じて、該当する補正値が設定されているか否かによりこの判断を行う。第1モード処理用の補正値がある場合(S2202:Y)、CPU607は、第1モード処理用の補正値に基づいて印字位置を調整して印刷を行う(S2203)。
第1モード処理用の補正値がない場合(S2202:Y)、CPU607は、操作パネル323に、第1モード処理用の補正値が設定されていないことを通知するための警告画面を表示する(S2204)。図23は、このような警告画面の例示図である。警告画面には、印字位置調整を行わずに印刷を行うためのボタン2301、印字位置調整を行った後に印刷を行うためのボタン2302、別の調整モード(第2モード処理)を用いて印刷するためのボタン2303が設けられる。警告画面は、選択されたモードによる処理に対応した補正値(画像処理条件)を選択するための画面である。
CPU607は、オペレータが警告画面からどのボタンを選択したかを判断する(S2205)。S2205においてボタン2301が選択された場合(S2205:調整せず印刷)、CPU607は、印字位置の調整を行わずに印刷を行う(S2207)。
S2205においてボタン2302が選択された場合(S2205:調整後印刷)、CPU607は、第1モード処理による印字位置調整を行う(S2206)。第1モード処理による印字位置調整後にCPU607は、第1モード処理用の補正値に基づいて印字位置を調整して印刷を行う(S2203)。
S2205においてボタン2303が選択された場合(S2205:別の調整モード)、CPU607は、第2モード処理が選択された場合の処理を行う。この処理については後述する。
S2201の処理で第1モード処理が選択されていない場合(S2201:N)、CPU607は、「位置調整」メニュー1008から第2モード処理が選択されたかを判断する(S2208)。第2モード処理が選択されていない場合(S2208:N)、CPU607は、印字位置の調整を行わずに印刷を行う(S2207)。
第2モード処理が選択された場合(S2208:N)、CPU607は、第2モード処理の補正値の有無を判断する(S2209)。CPU607は、図12の用紙ライブラリを参照し、印刷に用いるシートの種類に応じて、第2モード処理用の補正値が設定されているか否かによりこの判断を行う。なお、S2205の処理でボタン2303が選択された場合にも、CPU607は、S2209の判断処理を行う。第2モード処理用の補正値がある場合(S2209:Y)、CPU607は、第2モード処理用の補正値に基づいて印字位置を調整して印刷を行う(S2210)。
第2モード処理用の補正値がない場合(S2209:N)、CPU607は、操作パネル323に、第2モード処理用の補正値が設定されていないことを通知するための警告画面を表示する(S2211)。この警告画面は、図23と同じ画面である。CPU607は、オペレータが警告画面からどのボタンを選択したかを判断する(S2212)。
S2212においてボタン2301が選択された場合(S2212:調整せず印刷)、CPU607は、印字位置の調整を行わずに印刷を行う(S2207)。
S2212においてボタン2302が選択された場合(S2212:調整後印刷)、CPU607は、第2モード処理による印字位置調整を行う(S2213)。第2モード処理による印字位置調整後にCPU607は、第2モード処理用の補正値に基づいて印字位置を調整して印刷を行う(S2210)。
S2212においてボタン2303が選択された場合(S2212:別の調整モード)、CPU607は、第1モード処理が選択された場合のS2202の処理を行う。
画像形成処理4によれば、画像形成装置101は、複数のモードの補正値からオペレータに指示された補正値を用いて印字位置調整を行い、画像形成を行う。そのために、断裁等の後処理に応じて、印刷物に適した印字位置調整が可能となる。

Claims (8)

  1. シートに画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段によって前記シートにテスト画像を形成し、前記シートに形成された前記テスト画像に関する読取データを取得し、前記シートと同じ種類のシートに前記画像形成手段が画像を形成する際の画像形成領域を前記読取データに基づいて制御する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、
    記画像形成領域の形状が矩形となるように、前記画像形成手段を制御する第1モードと、
    記画像形成領域の形状が前記テスト画像が形成された前記シートの形状の相似形となるように、前記画像形成手段を制御する第2モードを実行することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1モードと前記第2モードとからユーザが選択したモードを示すユーザ指示情報を受信する受信手段をさらに有し、
    前記制御手段は、前記第1モードと前記第2モードとから、前記画像形成領域を制御するモードを前記ユーザ指示情報に基づいて選択することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成手段は、画像データに画像処理を実行する画像処理部をさらに有し、
    前記制御手段は、前記第1モード用の第1画像処理条件を第1読取データに基づき生成し、
    前記制御手段は、前記第2モード用の第2画像処理条件を第2読取データに基づき生成し、
    前記制御手段は、前記第1モードにおいて前記画像処理部に前記画像データを前記第1画像処理条件に基づき画像処理させ、前記画像形成手段に前記第1画像処理条件に基づき画像処理された前記画像データに基づいて画像を形成させ、
    前記制御手段は、前記第2モードにおいて前記画像処理部に前記画像データを前記第2画像処理条件に基づき画像処理させ、前記画像形成手段に前記第2画像処理条件に基づき画像処理された前記画像データに基づいて画像を形成させることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記テスト画像が形成された前記シートが載置される原稿台を有し、当該原稿台に載置された前記シート上のテスト画像を読み取る第1読取手段と、
    前記テスト画像が形成されたシートを搬送しながら当該搬送されたシート上のテスト画像を読み取る第2読取手段と、をさらに有し、
    前記制御手段は、前記第1読取手段によって前記テスト画像を読み取る場合、前記第1画像処理条件を生成し、
    前記制御手段は、前記第2読取手段によって前記テスト画像を読み取る場合、前記第2画像処理条件を生成することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  5. 複数の画像処理条件を記憶する記憶手段と、
    前記第1画像処理条件が前記記憶手段に記憶されていない場合に前記第1画像処理条件が記憶されていないことを通知し、前記第2画像処理条件が前記記憶手段に記憶されていない場合に前記第2画像処理条件が記憶されていないことを通知する通知手段と、をさらに有することを特徴とする請求項又はに記載の画像形成装置。
  6. 前記画像形成手段は、画像データに画像処理を実行する画像処理部と、
    像処理条件を記憶する記憶手段と、
    知手段と、をさらに有し
    前記制御手段は、前記第1モードと前記第2モードとからユーザが選択したモードを示すユーザ指示情報を受信し、前記第1モードと前記第2モードとから前記画像形成領域を制御するモードを前記ユーザ指示情報に基づいて選択し、
    前記制御手段は、前記第1モードにおいて前記画像処理部に前記画像データを第1画像処理条件に基づき画像処理させ、前記画像形成手段に前記第1画像処理条件に基づき画像処理された前記画像データに基づいて画像を形成させ、
    前記制御手段は、前記第2モードにおいて前記画像処理部に前記画像データを第2画像処理条件に基づき画像処理させ、前記画像形成手段に前記第2画像処理条件に基づき画像処理された前記画像データに基づいて画像を形成させ、
    前記制御手段は、前記選択されたモードに対応する画像処理条件が前記記憶手段に記憶されていない場合に、前記選択されたモードが実行されないことを前記通知手段に通知させることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  7. 前記画像形成手段は、画像データに画像処理を実行する画像処理部と、
    像処理条件を記憶する記憶手段と、
    表示手段と、をさらに有し、
    前記制御手段は、前記第1モードと前記第2モードとからユーザが選択したモードを示すユーザ指示情報を受信し、前記第1モードと前記第2モードとから前記画像形成領域を制御するモードを前記ユーザ指示情報に基づいて選択し、
    前記制御手段は、前記第1モードにおいて前記画像処理部に前記画像データを第1画像処理条件に基づき画像処理させ、前記画像形成手段に前記第1画像処理条件に基づき画像処理された前記画像データに基づいて画像を形成させ、
    前記制御手段は、前記第2モードにおいて前記画像処理部に前記画像データを第2画像処理条件に基づき画像処理させ、前記画像形成手段に前記第2画像処理条件に基づき画像処理された前記画像データに基づいて画像を形成させ、
    前記制御手段は、前記選択されたモードに対応する画像処理条件が前記記憶手段に記憶されていない場合、前記選択されたモードに対応する画像処理条件を生成するか否かを選択するための画面を前記表示手段に表示することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御手段は、前記選択されたモードに対応する画像処理条件を生成するか否かを選択するための前記画面が前記表示手段に表示された後、前記選択されたモードに対応する画像処理条件を生成するためのユーザ指示が入力された場合に、前記画像形成手段によって前記シートに前記テスト画像を形成することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
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