JP7401299B2 - 情報処理装置およびその制御方法、画像形成装置 - Google Patents

情報処理装置およびその制御方法、画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、シート上における印字位置の調整タイミングの技術に関する。
画像形成装置等の情報処理装置において、シート(用紙)上の意図した位置に画像が印刷されるように、シートに対する画像の印字位置(画像形成位置とも呼ばれる)を調整する印字位置調整機能を有する情報処理装置が知られている。例えば、両面印刷においては、印字位置を調整することによって、シートの表面の画像とシートの裏面の画像との印字位置を揃えることができる。
印字位置を調整するためには、情報処理装置は、例えば対象のシートの表面と裏面に調整用チャートを印字したテストチャートを読取装置に読み取らせ、テストチャートの読取結果に基づいて印字位置のずれを検知する。検知結果により導出される表面と裏面の印字位置ずれ量が、該シートの調整条件として記憶される。以降、同種のシートを用いて印刷が行われる際に、調整条件が参照され、表面及び裏面の印字位置ずれが打ち消されるように調整して印字される。
印字位置調整は、使用するシートのパッケージごとや種類に応じて行うことが望ましい。シートのパッケージごとの断裁バラツキによって印字位置が微妙に変化するからである。また、シートのサイズや坪量(重量)、材質など、シートの種類によって生じるシート搬送特性の違いが、印字位置の微小な差になるからである。
ところが、ユーザが印字位置調整の要否を適切に判断して印字位置調整を実行することは煩雑である。そこで、特許文献1の情報処理装置は、ある時間間隔を開けた第1、第2のタイミングにおいて印字位置調整を促す報知を行う。特許文献1は、第1、第2のタイミングにおけるテストチャートの読み取り結果に基づいて第3のタイミングを決定し、第3のタイミングにおいて印字位置調整を促す報知を行う。
特開2018-101121号公報
しかしながら、特許文献1では、テストチャートの読み取り結果によって、次の印字位置調整までの時間間隔が更新されるのであり、印字位置調整の実施タイミングは経過時間に依存して決定される。従って、特許文献1では、パッケージ毎の断裁バラツキ等による位置ずれのように、印刷枚数に依存して印字位置がずれることが考慮されていない。印字位置の調整が、適切なタイミングで実施されるようにする観点から、改善の余地があった。
本発明は、画像形成位置の調整を、ユーザの所望により、印刷枚数または温度変化に基づくタイミングで実施することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、テストチャートを画像形成部に印刷させるための画像データを出力し、シートに印刷された前記テストチャートに関する読取データを取得し、前記読取データに基づいて、前記画像形成部により形成される画像の、シート上における位置を調整するための調整条件を生成する、一連の位置調整処理を実行する処理手段と、前記処理手段により生成された前記調整条件を前記画像形成部に出力する出力手段と、指定枚数ごとの前記位置調整処理の実行の有効/無効の設定、および、前記画像形成部の温度変化による前記位置調整処理の実行の有効/無効の設定と前記温度変化を判定するための所定量と、を受け付ける受け付け手段と、前記画像形成部の温度を取得する取得手段と、を有し、前記処理手段は、前記受け付け手段により、指定枚数ごとの前記位置調整処理の実行が有効に設定されていることを条件に、前記位置調整処理の前回の実行からの前記画像形成部による印刷枚数が前記指定枚数に達した場合に、前記位置調整処理を実行し、前記処理手段は、前記受け付け手段により、温度変化による前記位置調整処理の実行が有効に設定されていることを条件に、前記位置調整処理の前回の実行からの、前記取得手段により取得された前記画像形成部の温度の変化量が前記所定量を超えた場合に、前記位置調整処理を実行することを特徴とする。
本発明によれば、画像形成位置の調整を、ユーザの所望により、印刷枚数または温度変化に基づくに基づくタイミングで実施することができる。
情報処理システムの概略断面図である。 情報処理システムのブロック図である。 読取装置のシステム構成を示すブロック図である。 ラインセンサユニットの構成を示す図である。 テストチャート、1つのマークを示す図である。 テストチャートの一例を示す図である。 露光装置近傍の温度変化と印字位置のずれ量との関係を示す図である。 調整設定画面の例を示す図である。 調整設定画面の例を示す図である。 ジョブ処理のフローチャートである。 第1処理のフローチャートである。 第2処理のフローチャートである。 第3処理のフローチャートである。 印字位置調整処理のフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムの概略断面図である。図2は、情報処理システムのブロック図である。この情報処理システムとして印刷システムが例示される。この印刷システムは、画像形成装置100とフィニッシャ190とホストコンピュータ101とを有する。画像形成装置100は情報処理装置の一例である。
図2に示すように、画像形成装置100とホストコンピュータ101とは、ネットワーク105を介して通信可能に接続されている。ネットワーク105は、例えばLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等の通信回線である。画像形成装置100およびホストコンピュータ101は、ネットワーク105にそれぞれ複数接続されていてもよい。
ホストコンピュータ101は、例えばサーバであり、ネットワーク105を介して、画像形成装置100へ印刷ジョブを送信する。この印刷ジョブには、画像データ、印刷に使用される記録用紙であるシートの種類、印刷枚数、両面または片面印刷の指示等の、印刷に必要な各種の情報が含まれる。
画像形成装置100は、コントローラ110、操作パネル120、給紙装置140、プリンタ150および読取装置160を備える。コントローラ110、操作パネル120、給紙装置140、プリンタ150および読取装置160は、システムバス116を介して相互に通信可能に接続される。画像形成装置100は、ホストコンピュータ101から取得された印刷ジョブに基づいて画像形成動作を行う。
コントローラ110は、画像形成装置100の各ユニットを制御する。操作パネル120はユーザインタフェースであり、操作ボタン、テンキー、LCD(Liquid Crystal Display)を備える。オペレータは、操作パネル120により、画像形成装置100に対して、印刷ジョブ、コマンドおよび印刷設定等を入力することができる。操作パネル120はLCD等の表示部を有し、表示部には設定画面や画像形成装置100の状態が表示される。
給紙装置140は、シートを収容する複数の給紙段として、給紙段140a、140b、140c、140d、140eを備える(図1)。給紙装置140は、各給紙段に積載されたシート束における最も上のシートから1枚ずつ順番に給送する。給紙装置140は、給紙段から給送したシートをプリンタ150へ搬送する。なお、給紙段の数は問わず、1つでもよい。
プリンタ150は、画像データに基づいて、給紙装置140から供給されたシートに画像を形成する。プリンタ150の具体的な構成については図1を用いて後述する。読取装置160は、プリンタ150によって生成された印刷物を読み取って、読取り結果(読取データ)をコントローラ110に転送する。
コントローラ110の構成について説明する。コントローラ110は、ROM(Read Only Memory)112、RAM(Random Access Memory)113、およびCPU(Central Processing Unit )114を備える。さらに、コントローラ110は、I/O制御部111、HDD(Hard Disk Drive)115を備える。
I/O制御部111は、ネットワーク105を介して、ホストコンピュータ101や他の装置との通信制御を行うインタフェースである。ROM112は、各種制御プログラムを記憶する。RAM113は、ROM112に格納された制御プログラムが展開されるシステムワークメモリとして機能する。CPU114は、RAM113に読み出された制御プログラムを実行して、画像形成装置100を統括的に制御する。HDD115は大容量記憶装置である。HDD115は、制御プログラムや、画像形成処理(印刷処理)に用いる画像データ等の各種データを格納する。コントローラ110内の各モジュールは、システムバス116を介して互いに接続される。
図1に示すように、フィニッシャ190は、読取装置160の後段に接続される。フィニッシャ190は、プリンタ150で生成された印刷物に対して後処理を行う後処理装置である。フィニッシャ190は、例えば、複数枚の印刷物にステイプル処理を行ったり、印刷物にソート処理を行ったりする。
プリンタ150について説明する。図1に示すように、画像形成部(画像形成手段)としてのプリンタ150は、4つの画像形成ステーション200(200Y、200M、200C、200K)を備える。画像形成ステーション200Y、200M、200C、200Kはそれぞれ、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像を形成する。各画像形成ステーション200の構成はほぼ共通である。共通する部分については代表して画像形成ステーション200Yの構成を説明する。
画像形成ステーション200Yは、感光ドラム153、帯電器220、露光装置223、現像器152を備える。感光ドラム153はモータ(不図示)によって駆動されて矢印R1方向に回転する。帯電器220は感光ドラム153の表面を帯電させる。露光装置223は感光ドラム153を露光する。これによって、感光ドラム153には静電潜像が形成される。現像器152は現像剤(トナー)を用いて感光ドラム153上の静電潜像を現像する。これによって、感光ドラム153上の静電潜像が顕像化されて、感光ドラム153にはトナー画像が形成される。
プリンタ150は、各画像形成ステーション200により形成されたトナー画像が転写される中間転写ベルト154を備える。各画像形成ステーション200により形成されたイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー画像は、中間転写ベルト154上に重なるように転写される。これによって、中間転写ベルト154にはフルカラーの画像が形成される。中間転写ベルト154上の画像は矢印R2方向へ搬送される。中間転写ベルト154上に形成された画像は、中間転写ベルト154と転写ローラ221とで形成されるニップ部において、給紙装置140から搬送されたシートに転写される。
プリンタ150は、第1定着器155および第2定着器156を有する。定着器155、156は、シートに転写された画像を加熱および加圧して、シートに画像を定着させる。定着器155、156は、各々、内部にヒータを有する定着ローラと、シートを定着ローラに圧接させるための加圧ベルトとを備える。これら各ローラは不図示のモータにより駆動されてシートを搬送する。第2定着器156はシートの搬送方向において第1定着器155よりも下流に配置される。第2定着器156は第1定着器155を通過したシート上の画像に対してグロスを増加させたり、定着性を担保したりするのに用いられる。シートの種類によっては第2定着器156を使用する必要がない。この場合、第2定着器156を経由せずにシートは搬送経路130へ搬送される。フラッパ131はシートを搬送経路130へ誘導するか、第2定着器156へ誘導するかを切り替える。
フラッパ132は、シートを搬送経路135へ誘導するか排出経路139へ誘導するかを切り替える。例えば両面印刷モードにおいて、フラッパ132は、第1面に画像が形成されたシートを搬送経路135へ誘導する。例えばフェイスアップ排紙モードにおいて、フラッパ132は、第1面に画像が形成されたシートを排出経路139へ誘導する。例えばフェイスダウン排紙モードにおいて、フラッパ132は、第1面に画像が形成されたシートを搬送経路135へ誘導する。また、後述する調整用チャートをシートに印刷してテストチャート(図5、図6で後述)を作成する場合、フラッパ132は、シートの第1面に調整用チャートが印刷された後、シートの第2面に調整用チャートを印刷するために、シートを搬送経路135へ誘導する。
搬送経路135へ搬送されたシートは反転部136へ搬送される。反転部136に搬送されたシートは、搬送動作が一旦停止した後、シートの搬送方向を反転するために反転部136でスイッチバックする。次に、フラッパ133は、シートを搬送経路138へ誘導するか搬送経路135へ誘導するかを切り替える。例えば、両面印刷モードにおいて、フラッパ133は、スイッチバックしたシートを搬送経路138へ誘導する。
例えば、フェイスダウン排紙モードにおいて、フラッパ133は、スイッチバックしたシートを搬送経路135へ誘導する。フラッパ133により搬送経路135へ搬送されたシートはフラッパ134によって排出経路139へ誘導される。また、フラッパ133は、シートの第2面に調整用チャートを印刷する場合は、スイッチバックしたシートを搬送経路138へ誘導する。フラッパ133により搬送経路138へ搬送されたシートは、中間転写ベルト154と転写ローラ221とで形成されるニップ部へ向けて搬送される。これによって、ニップ部を通過するときのシートの表裏が反転され、第2面に印刷される。
読取装置160は、シートの搬送方向においてプリンタ150の下流に接続されている。読み取り手段(読み取り部)としての読取装置160は、後述する印字位置調整処理(印刷位置調整処理とも称される)において、テストチャート上の調整用チャートを読み取る。プリンタ150から読取装置160へ供給されたシートは、搬送経路313に沿って搬送される。読取装置160は、原稿検知センサ311、ラインセンサユニット312(312a、312b)を備える。読取装置160は、プリンタ150により調整用チャートが印刷されたテストチャートを、搬送経路313に沿って搬送しながら、ラインセンサユニット312a、312bによって読み取る。また、テストチャートを含むシートは、搬送経路313に沿ってフィニッシャ190へ搬送される。
原稿検知センサ311は、例えば、発光素子と受光素子とを有する光学センサである。原稿検知センサ311は、搬送経路313に沿って搬送されるテストチャートの、搬送方向における先端を検出する。なお、コントローラ110は、原稿検知センサ311によるシート先端の検出タイミングに基づいて読取装置160の読取動作を開始させる。
ラインセンサユニット312a、312bは、テストチャート上の調整用チャートを読取る。調整用チャートは、例えばシートの表面と裏面との両方に印刷される。ラインセンサユニット312a、312bは、テストチャートの両面を読み取るために、互いに搬送経路313を挟むような位置に設けられる。印字位置調整処理が実行される場合、画像形成装置100は、ラインセンサユニット312a、312bによるテストチャートの読み取り結果に基づいて、調整用チャートの印刷位置(画像形成位置)のずれ量を検知する。そして、コントローラ110は、印刷位置のずれ量に基づいて画像形成処理を制御する。例えば、コントローラ110は、シートに対する印刷位置が理想的な位置となるように印刷位置を補正する。
図3は、読取装置160のシステム構成を示すブロック図である。読取装置160は、画像メモリ303、原稿検知センサ311、ADコンバータ302(302a、302b、302c、302d)を備える。ラインセンサユニット312aは、メモリ300a、ラインセンサ301a、301bを備える。ラインセンサユニット312bは、メモリ300b、ラインセンサ301c、301dを備える。各ラインセンサ301は、例えばCIS(Contact Image Sensor)で構成される。各ラインセンサユニット312、各ADコンバータ302、画像メモリ303、原稿検知センサ311は、CPU114と接続され、CPU114によって制御される。
ラインセンサユニット312aはテストチャートの表面の画像を読み取り、ラインセンサユニット312bはテストチャートの裏面の画像を読み取る。ラインセンサ301a、301b、301c、301dからのアナログ信号は、それぞれ、ADコンバータ302a、302b、302c、302dによってデジタル信号(画像データ)に変換され、CPU114へと送られる。画像メモリ303はCPU114における画像処理に必要な画像データを記憶する。例えば、テストチャートをプリンタ150に印刷させるための画像データが画像メモリ303に記憶されている。
図4は、ラインセンサユニット312a、312b、301c、301dの構成を示す図である。図4において、ラインセンサユニット312a、312b、301c、301dの長手方向は主走査方向と平行であり、ラインセンサユニット312a、312b、301c、301dの短手方向は副走査方向(シート搬送方向)と平行である。ラインセンサユニット312a、312bの構成は共通するので、図4では両者の構成要素の符号が付してある。以下の説明では、特に言及しない限り、代表してラインセンサユニット312aの構成要素について説明する。
ラインセンサユニット312aにおいて、ラインセンサ301aとラインセンサ301bとは、副走査方向から見て重複する箇所が存在するように千鳥状に配置されている。メモリ300aには、対応する2つのラインセンサ間(ラインセンサユニット312aではラインセンサ301aとラインセンサ301bとの間)の副走査距離情報が格納されている。
ラインセンサ301a、301bはいずれも、レンズアレイ403、センサチップ群401、2つのLED400、2つの導光体402を有する。LED400は白色発光する光源である。導光体402は、対応するLED400からの光を原稿に照射するための導光体である。LED400は、対応する導光体402の長手方向における端部に配置されている。
センサチップ群401は、RGBのカラーフィルタが塗布された3ライン構成のチップ群である。LED400が発した光は、導光体402の内部をLED400が装着されていない側まで拡散していくとともに、導光体402における曲率を有した箇所から出射され、原稿の主走査全域を照明する。これにより、レンズアレイ403の位置、すなわち原稿読取りラインに対して副走査スキャン方向の先頭側と後端側との2つの方向から光を照射することが可能な「両側照明構成」が実現される。導光体402から出射された光は原稿に照射され、原稿面上で拡散した光はレンズアレイ403によりセンサチップ群401に結像する。なお、ラインセンサ301a、301cとラインセンサ301b、301dとは、主走査方向における互いに異なる方向に走査するように配置される。
図5(a)は、調整用チャートが印刷されたテストチャートの一例を示す図である。図5(b)は、調整用チャートにおける1つのマークを示す図である。
調整用チャートは4つのマークM(M0~M3)から成る。4つのマークMが、シートの表面、裏面のそれぞれに印字されることで、テストチャートが作成される。図5(a)では、代表して表面が示されている。マークMは、テストチャートの四隅に配置される。図5(a)に示す調整用チャートは一例であり、マークの形状、数、配置位置は例示したものに限定されない。また、調整用チャートに含まれる要素はマークと認識されるものに限らず、文字や数字であってもよい。
テストチャートの各マークの頂角のうち、近接するテストチャートの頂角に最も近い頂角の位置を取得する方法を説明する。CPU114は、調整用チャート印刷用の画像データを画像メモリ303から読み出し、四隅のマークを包含するエッジ検出範囲(xdet_st_m~xdet_ed_m、ydet_st_m~ydet_ed_m:mは、0~1)を取得する。そしてCPU114は、エッジ検出範囲において、各マークのエッジ検出を行う。
図5(b)に示すように、マークM0については、頂角の位置を示す位置情報P0を取得するために、CPU114は、マークM0の、テストチャートの端部に近い側の先端および側端のエッジを検出する。CPU114は、先端のエッジ位置から近似直線L1を算出すると共に、側端のエッジ位置から近似直線L2を算出する。そして、CPU114は、近似直線L1と近似直線L2との交点を、マークM0の位置情報P0として算出(特定)する。CPU114は、位置情報P0を、CPU114の内部レジスタまたはRAM113に格納する。このような処理は、表面および裏面のそれぞれのマークM1~M3に対しても実施される。従って、両面に関する位置情報P0~P3が特定、格納される。
図6は、印字位置調整処理を説明するためのテストチャートの一例を示す図である。CPU114は、各面について、4つの位置情報P0~P3から、先端側の主走査幅H_0を算出する。先端側の主走査幅H_0は、主走査方向における位置情報P0と位置情報P1との差分から算出される。同様に、後端側の主走査幅H_1は、主走査方向における位置情報P2と位置情報P3との差分から算出される。ここでは主走査幅について説明したが、左側と右側の各副走査幅についても同様の手法で算出できる。
このようにして、印字位置調整処理によって、走査幅等の情報である調整条件が生成される。調整条件は、プリンタ150により形成される画像の、シート上における位置を調整するための情報である。この調整条件には、表面と裏面の印字位置ずれ量も含まれる。この調整条件は、次回の画像形成に反映される。CPU114は、印刷の際には、調整条件をプリンタ150へ出力し、画像形成の際に印字位置を補正するように制御する。例えば、CPU114は、主走査幅H_0、H_1がいずれも理想的な主走査幅となるように、バイリニア法等の公知の画像処理を行う。なお、採用される画像補正の手法に限定はない。
ところで、印字位置の変化をもたらす要因として、シート種類や、シートのパッケージごとの断裁バラツキ以外にも、画像形成装置の温度変化が挙げられる。
図7は、露光装置223近傍の温度変化と印字位置のずれ量との関係を示す図である。露光装置223の温度は、不図示のサーミスタ等により検出され、検出された温度の情報はCPU114に供給される。露光装置223近傍の温度変化が大きくなるに従い、印字位置ずれ量は増加する。これは、画像形成装置内の温度が上昇することにより、画像を印字するレーザ光源を透過集光させるレンズ等が微小に変形ないし熱収縮し、印字位置に影響するからである。従って、印字位置調整のタイミングを決定する上で、印刷枚数だけでなく、装置内の温度変化も考慮することが望ましい。
また、画像形成装置100の内部温度は、印刷状況の変化に応じて変化するが、一定時間経過すると安定するという特性がある。具体的には、画像形成装置100の電源がオンにされると定着器155、156が温められ、画像形成装置100内の温度は速やかに上昇する。定着器155、156が目標温度まで温められ、目標温度で均衡を保つ状態となる。この状態を「平衡状態」という。
装置内の温度が上昇するに従い、画像を印字するレーザ光源を透過集光されるレンズ等が変形や熱収縮する。しかし、平衡状態に至ると装置内の温度変化は少なくなるため、熱による変形や熱収縮に起因する印字調整の必要性は低下する。従って、温度変化が少ない平衡状態では印字位置のずれがほとんど発生しないにもかかわらず、仮に経過時間に依存して頻繁に印字位置調整が実行されると、テストチャートを印字するためのシートが無駄に消費される。この観点からも、印字位置調整のタイミングを決定する上で、装置内の温度変化を考慮することが望ましい。そこで、本実施の形態では、ユーザの設定に従って、印刷枚数および装置温度変化のいずれかまたは双方に依存して印字位置調整を適切なタイミングで実行できるようにする。
図8(a)、(b)、図9(a)、(b)は、調整設定画面の例を示す図である。この調整設定画面は、操作パネル120に表示され、ユーザからの選択を受け付ける受け付け手段となる。図8(a)は、初期状態の調整設定画面を示す。この調整設定画面は、印刷枚数補正ボタン121、印刷枚数指定欄122、温度補正ボタン123を有する。
印刷枚数補正ボタン121は、指定枚数ごとの印字位置調整処理(第1の位置調整)の実行の有効/無効の設定を受け付ける。印刷枚数補正ボタン121が有効に設定されると、表示態様が変化すると共に、印字位置調整のタイミングは、印刷されたシート枚数に応じて決定される。すなわち、印刷枚数補正ボタン121が有効に設定されていることを条件に、印刷位置調整の前回の実行からの印刷枚数が指定枚数に達した場合に、次回の印字位置調整が実行される。印刷枚数指定欄122における指定枚数は、印刷枚数補正ボタン121が有効にされた場合に指定可能となる。印刷枚数指定欄122により、何枚印刷したら印字位置調整が実行されるかをユーザが指定することができる。なお、印刷枚数指定欄122は、指定枚数を複数の選択肢から選択する構成であるが、数値をユーザが直接入力できる構成であってもよい。
温度補正ボタン123は、温度変化による印字位置調整処理(第2の位置調整)の実行の有効/無効の設定を受け付ける。温度補正ボタン123が有効に設定されると、表示態様が変化すると共に、印字位置調整のタイミングは、プリンタ150の温度の変化量に応じて決定される。すなわち、温度補正ボタン123が有効に設定されていることを条件に、印字位置調整の前回の実行からの、プリンタ150の温度の変化量が所定量を超えた場合に、次回の印字位置調整が実行される。図8(a)では、印刷枚数補正ボタン121、温度補正ボタン123はいずれも無効状態となっている。
図8(b)は、印刷枚数補正ボタン121が有効に設定され且つ温度補正ボタン123が無効に設定されている状態を示している。ユーザは、印刷枚数指定欄122で指定枚数を指定することが可能となる。なお、本実施の形態においては、指定枚数は1種類とし、給紙段を問わない構成としている。しかし、給紙装置140における給紙段ごとに指定枚数を指定できるように構成してもよい。この場合、後述する第1処理(図11)、第3処理(図13)においては、給紙段ごとに印刷枚数がカウントされ、印刷枚数が指定枚数に達したら次回の印字位置調整が実行される。
図9(a)は、印刷枚数補正ボタン121が無効に設定され且つ温度補正ボタン123が有効に設定されている状態を示している。図9(b)は、印刷枚数補正ボタン121および温度補正ボタン123が共に有効に設定されている状態を示している。
図8、図9で示したように、第1の位置調整の有効/無効の設定と第2の位置調整の有効/無効の設定とを、共通の画面上で受け付けることが可能であるので、印字調整処理の実行タイミングに関する指定をユーザが一括行うことが容易である。なお、印刷枚数補正ボタン121、温度補正ボタン123として、チェックボックスを採用しているが、これに限らず、ラジオボタンや選択ボタン等、ユーザが有効/無効を設定できる構成であればよい。
図10は、ジョブ処理のフローチャートである。この処理は、CPU114が、ROM112に格納された制御プログラムをRAM113に展開して実行することにより実現される。この処理は、印刷ジョブが投入されると開始される。印刷ジョブは、例えば、ユーザからの印刷開始指示(プリントボタンまたはコピーボタンの押下)によって投入される。本処理において、CPU114は、本発明における処理手段として機能する。
まず、ステップS101では、CPU114は、第1の位置調整、第2の位置調整のそれぞれが有効であるか否かを判別する。これは、印刷枚数補正ボタン121、温度補正ボタン123(図8(a)等)のそれぞれが有効に設定されているか否かによって判別される。その判別の結果、CPU114は、第1の位置調整が有効で第2の位置調整が無効の場合は、ステップS102で、後述する第1処理(図11)を実行する。また、CPU114は、第2の位置調整が有効で第1の位置調整が無効の場合は、ステップS103で、後述する第2処理(図12)を実行する。また、CPU114は、第1の位置調整および第2の位置調整が共に有効の場合は、ステップS104で、後述する第3処理(図13)を実行する。ステップS102、S103、S104の後、CPU114は、図10に示す処理を終了する。
図11は、図10のステップS102で実行される第1処理のフローチャートである。まず、ステップS201では、CPU114は、画像形成動作を実行する。ここでは、CPU114は、投入されたジョブに応じた1ページの画像を形成する。ステップS202では、CPU114は、印刷枚数を示すページカウント値Pをインクリメントする(P←P+1)。
ステップS203では、CPU114は、ページカウント値Pが、印刷枚数指定欄122においてユーザにより指定された指定枚数に達したか否かを判別する。そして、CPU114は、ページカウント値Pが指定枚数に達していない場合は、印字位置のずれが少ないと判断されるので、処理をステップS206に進める。ステップS206では、CPU114は、今回投入された印刷ジョブの処理が終了したか否かを判別する。CPU114は、印刷ジョブで指定される全ページの印刷が完了していない場合は、今回投入された印刷ジョブの処理が終了していないと判別し、処理をステップS201に戻す。しかし、今回投入された印刷ジョブの処理が終了したと判別した場合は、CPU114は図11に示す処理を終了する。
ステップS203での判別の結果、ページカウント値Pが指定枚数に達した場合は、CPU114は、ステップS204で、後述する印字位置調整処理(図14)を実行して、処理をステップS205に進める。ステップS205では、CPU114は、印字位置調整が実施されたので、ページカウント値Pを初期化し、処理をステップS206に進める。従って、印刷位置調整の前回の実行からの印刷枚数が指定枚数に達する度に、印字位置調整が実行される。
図12は、図10のステップS103で実行される第2処理のフローチャートである。まず、ステップS301では、CPU114は、プリンタ150の温度(露光装置223の温度)を不図示のサーミスタ等から現在温度T0として取得し、取得した現在温度T0を保存温度T1として保存する(T1←T0)。保存温度T1はRAM113に格納される。なお、保存温度T1は、印字位置調整処理の前回の実行時におけるプリンタ150の温度を示す(S306)。ただし、ステップS301では保存温度T1の初期値が保存される。
ステップS302では、CPU114は、図11のステップS201と同様の処理を実行する。ステップS303では、CPU114は、プリンタ150の現在温度T0を取得する。ステップS304では、CPU114は、前回の印字位置調整の実行からのプリンタ150の温度の変化量である|T1-T0|を求める。変化量|T1-T0|は、保存温度T1と現在温度T0との差分の絶対値である。さらにCPU114は、変化量|T1-T0|が所定量ΔTを超えたか(ΔT<|T1-T0|)否かを判別する。所定量ΔTは、例えば10°Cであるが、この値に限定されない。また、所定量ΔTは、調整設定画面(図8(a)等)においてユーザにより設定可能に構成されてもよい。
その判別の結果、CPU114は、ΔT≧|T1-T0|が成立する場合は、印字位置のずれが少ないと判断されるので、処理をステップS307に進める。一方、CPU114は、ΔT<|T1-T0|が成立する場合は、処理をステップS305に進める。ステップS305では、CPU114は、後述する印字位置調整処理(図14)を実行して、処理をステップS306に進める。従って、印字位置調整の前回の実行からのプリンタ150の温度の変化量|T1-T0|が所定量ΔTを超えた場合に、印字位置調整が実行される。ステップS306では、CPU114は、現在温度T0を取得し、取得した現在温度T0で保存温度T1を更新する(T1←T0)。その後、ステップS307で、CPU114は、今回投入された印刷ジョブの処理が終了したか否かを判別する。CPU114は、今回投入された印刷ジョブの処理が終了していないと判別した場合は、処理をステップS302に戻す。しかし、今回投入された印刷ジョブの処理が終了したと判別した場合は、CPU114は図12に示す処理を終了する。
図13は、図10のステップS104で実行される第3処理のフローチャートである。まず、ステップS401、S402では、CPU114は、図12のステップS301、S302と同様の処理を実行する。ステップS403、S404では、CPU114は、図11のS202、S203と同様の処理を実行する。ステップS404での判別の結果、CPU114は、ページカウント値Pが指定枚数に達していない場合は、処理をステップS406に進め、ページカウント値Pが指定枚数に達した場合は、処理をステップS405に進める。
ステップS405では、CPU114は、ページカウント値Pを初期化し、処理をステップS408に進める。ステップS406、S407では、CPU114は、図12のステップS303、S304と同様の処理を実行する。ステップS407での判別の結果、CPU114は、ΔT≧|T1-T0|が成立する場合は、処理をステップS410に進め、ΔT<|T1-T0|が成立する場合は、処理をステップS408に進める。
ステップS408~S410では、CPU114は、図12のステップS305~S307と同様の処理を実行する。従って、印刷位置調整の前回の実行からの印刷枚数が指定枚数に達すると、印字位置調整が実行される。また、印字位置調整の前回の実行からのプリンタ150の温度の変化量|T1-T0|が所定量ΔTを超えると、印字位置調整が実行される。ステップS410での判別の結果、CPU114は、今回投入された印刷ジョブの処理が終了していないと判別した場合は、処理をステップS402に戻す。しかし、今回投入された印刷ジョブの処理が終了したと判別した場合は、CPU114は図13に示す処理を終了する。
なお、給紙装置140における給紙段ごとに指定枚数を指定できるように構成した場合は、CPU114は、第1処理(図11)、第3処理(図13)において、ページカウント値Pを給紙段ごとにカウントおよびリセットする。そして、CPU114は、給紙段ごとに、ページカウント値Pが指定枚数に達したら、印字位置調整を実行する。このような構成にすれば、例えば、指定枚数をパッケージ分の枚数に対応した値に指定することで、シートのパッケージごとの断裁バラツキに起因する印字位置の変化に適切に対処することができる。
図14は、印字位置調整処理のフローチャートである。この処理は、図11のステップS204、図12のステップS305、図13のステップS408で実行される。印字位置調整処理は、CPU114が、テストチャートをプリンタ150に印刷させ、読取装置160にテストチャートを読み取らせ、読取データに基づいて、上記調整条件を生成する、一連の位置調整処理である。
まず、ステップS501では、CPU114は、テストチャートを作成する。すなわち、CPU114は、画像メモリ303から、テストチャートを印刷させるための調整用チャート印刷用の画像データを読み出して、テストチャートをプリンタ150に印刷させる。ステップS502では、CPU114は、作成したテストチャートを、読取装置160に読み取らせることで、読取データを生成させる。ステップS503では、CPU114は、図5(a)で説明したように、エッジ検出範囲(xdet_st_m~xdet_ed_m、ydet_st_m~ydet_ed_m:mは、0~1)を取得する。さらにCPU114は、取得したエッジ検出範囲において、各マークのエッジ検出を行う。
ステップS504では、図5(b)で説明したように、CPU114は、各マークM0~M3のそれぞれについて、先端のエッジ位置から近似直線L1を算出すると共に、側端のエッジ位置から近似直線L2を算出する。ステップS505では、各マークMについて、近似直線L1と近似直線L2との交点を、位置情報P0~P3として算出(特定)する。CPU114は、このような処理を、表面および裏面のそれぞれのマークM1~M3に対して実施する。ステップS506では、図6で説明したように、位置情報P0~P3から、主走査幅H_0、H_1や副走査幅等を算出し、調整条件を生成する。さらにCPU114は、生成した調整条件をRAM113またはHDD115に格納する。その後、CPU114は、図14に示す処理を終了する。前述のように、出力手段としてのCPU114は、調整条件を、次回の画像形成時にプリンタ150へ出力し、画像形成に反映させる。例えば、調整手段としてのCPU114は、調整条件を参照し、印字位置ずれが打ち消されるように調整する。例えば、表面および裏面の各々での位置ずれ、表面と裏面の印字位置ずれも解消される。
本実施の形態によれば、CPU114は、操作パネル120の印刷枚数補正ボタン121により、指定枚数ごとの印字位置調整処理(第1の位置調整)の実行の有効/無効の設定を受け付ける。CPU114は、第1の位置調整が有効に設定されていることを条件に、印字調整処理(一連の位置調整処理)の前回の実行からのプリンタ150による印刷枚数が指定枚数に達した場合に、印字調整処理を実行する。印字調整処理で生成された調整条件は、次回の画像形成にプリンタ150へ出力される。これにより、画像形成位置の調整を、ユーザの所望により、印刷枚数に基づくタイミングで実施することができる。例えば、指定枚数をパッケージ分の枚数に対応した値に指定することで、パッケージの切り替わりタイミングで印字調整処理を実施することができる。
また、CPU114は、操作パネル120の温度補正ボタン123は、温度変化による印字位置調整処理(第2の位置調整)の実行の有効/無効の設定を受け付ける。CPU114は、第2の位置調整が有効に設定されていることを条件に、印字調整処理の前回の実行からの、プリンタ150の温度の変化量|T1-T0|が所定量ΔTを超えた場合に、印字調整処理を実行する。これにより、画像形成位置の調整を、ユーザの所望により、画像形成部(プリンタ150)の温度変化に基づくタイミングで実施することができる。例えば、熱による変形や熱収縮が生じる状況では印字位置調整が実行される一方、平衡状態になると印字位置調整が実行されない。従って、画像形成位置が適切に調整されると共に、シートの無駄な消費が回避される。
また、第1、第2の位置調整が共に有効に設定されている場合は、印字調整処理の前回の実行からの印刷枚数が指定枚数に達するかまたは、変化量|T1-T0|が所定量ΔTを超えると、印字調整処理が実行される。従って、ユーザは、印字位置調整の実施タイミングを、経過時間に依存するのではなく、印刷枚数または温度変化の少なくとも一方に依存して決定されるよう指定することができる。よって、適切なタイミングで印字位置調整を実行することが可能となる。
なお、本実施の形態では、コントローラ110は、画像形成装置100内に設けられた。しかしこれに限定されず、例えば、画像形成装置100に対してネットワーク105を介して通信可能な外部装置にコントローラ110が設けられてもよい。例えば、ホストコンピュータ101にコントローラ110を設けてもよい。この場合、ホストコンピュータ101が本発明の情報処理装置となる。従って、本発明の情報処理装置は画像形成機能を有することは必須でない。このように構成される場合、処理手段としてのホストコンピュータ101は、印字位置調整処理においては、まず、テストチャートを印刷させるための画像データを画像形成装置100に出力する。そしてホストコンピュータ101は、テストチャートに関する画像形成装置100(読取装置160)による読取データを取得し、読取データに基づいて、上記調整条件を生成する。その後、出力手段としてのホストコンピュータ101は、生成された調整条件を画像形成装置100に出力する。
なお、本実施の形態では、画像形成装置100は、コントローラ110、操作パネル120、給紙装置140、プリンタ150および読取装置160を備えるとした。しかし、プリンタ150だけを、本発明の情報処理装置または画像形成装置と呼称してもよい。あるいは、プリンタ150に、給紙装置140、読取装置160およびフィニッシャ190のうち少なくとも1つを加えたものを、本発明の情報処理装置または画像形成装置と呼称してもよい。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
100 画像形成装置
110 コントローラ
114 CPU
150 プリンタ
160 読取装置

Claims (7)

  1. テストチャートを画像形成部に印刷させるための画像データを出力し、シートに印刷された前記テストチャートに関する読取データを取得し、前記読取データに基づいて、前記画像形成部により形成される画像の、シート上における位置を調整するための調整条件を生成する、一連の位置調整処理を実行する処理手段と、
    前記処理手段により生成された前記調整条件を前記画像形成部に出力する出力手段と、
    指定枚数ごとの前記位置調整処理の実行の有効/無効の設定、および、前記画像形成部の温度変化による前記位置調整処理の実行の有効/無効の設定と前記温度変化を判定するための所定量と、を受け付ける受け付け手段と
    前記画像形成部の温度を取得する取得手段と、を有し、
    前記処理手段は、前記受け付け手段により、指定枚数ごとの前記位置調整処理の実行が有効に設定されていることを条件に、前記位置調整処理の前回の実行からの前記画像形成部による印刷枚数が前記指定枚数に達した場合に、前記位置調整処理を実行し、
    前記処理手段は、前記受け付け手段により、温度変化による前記位置調整処理の実行が有効に設定されていることを条件に、前記位置調整処理の前回の実行からの、前記取得手段により取得された前記画像形成部の温度の変化量が前記所定量を超えた場合に、前記位置調整処理を実行することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記受け付け手段は、前記指定枚数の指定をユーザから受け付けることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記画像形成部は、複数の給紙段を有し、
    前記処理手段は、指定枚数ごとの前記位置調整処理の実行が有効に設定されていることを条件に、給紙段ごとに、前記位置調整処理の前回の実行からの前記画像形成部による印刷枚数をカウントし、カウントした印刷枚数が前記指定枚数に達した場合に、前記位置調整処理を実行することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記受け付け手段は、
    指定枚数ごとの前記位置調整処理の実行の有効/無効の設定と、温度変化による前記位置調整処理の実行の有効/無効の設定とを、共通の画面上で受け付けることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記情報処理装置は、前記画像形成部と、前記テストチャートを読み取って前記読取データを生成する読み取り部と、を有することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. テストチャートを画像形成部に印刷させるための画像データを出力し、シートに印刷された前記テストチャートに関する読取データを取得し、前記読取データに基づいて、前記画像形成部により形成される画像の、シート上における位置を調整するための調整条件を生成する、一連の位置調整処理を実行し、生成された前記調整条件を前記画像形成部に出力する情報処理装置の制御方法であって、
    指定枚数ごとの前記位置調整処理の実行の有効/無効の設定、および、前記画像形成部の温度変化による前記位置調整処理の実行の有効/無効の設定と前記温度変化を判定するための所定量と、を受け付け、
    前記画像形成部の温度を取得し、
    指定枚数ごとの前記位置調整処理の実行が有効に設定されていることを条件に、前記位置調整処理の前回の実行からの前記画像形成部による印刷枚数が前記指定枚数に達した場合に、前記位置調整処理を実行し、
    温度変化による前記位置調整処理の実行が有効に設定されていることを条件に、前記位置調整処理の前回の実行からの、取得された前記画像形成部の温度の変化量が前記所定量を超えた場合に、前記位置調整処理を実行することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  7. 像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段により形成された画像を読み取って読取データを生成する読み取り手段と、
    シートにテストチャートを前記画像形成手段に印刷させ、前記読み取り手段に、前記シートに印刷された前記テストチャートを読み取らせ、前記読み取り手段により生成された前記読取データに基づいて、前記画像形成手段により形成される画像の、シート上における位置を調整するための調整条件を生成する、一連の位置調整処理を実行する処理手段と、
    前記処理手段により生成された前記調整条件に基づいて、前記画像形成手段による画像形成位置を調整する調整手段と、
    指定枚数ごとの前記位置調整処理の実行の有効/無効の設定、および、前記画像形成手段の温度変化による前記位置調整処理の実行の有効/無効の設定と前記温度変化を判定するための所定量と、を受け付ける受け付け手段と
    前記画像形成手段の温度を取得する取得手段と、を有し、
    前記処理手段は、前記受け付け手段により、指定枚数ごとの前記位置調整処理の実行が有効に設定されていることを条件に、前記位置調整処理の前回の実行からの前記画像形成手段による印刷枚数が前記指定枚数に達した場合に、前記位置調整処理を実行し、
    前記処理手段は、前記受け付け手段により、温度変化による前記位置調整処理の実行が有効に設定されていることを条件に、前記位置調整処理の前回の実行からの、前記取得手段により取得された前記画像形成手段の温度の変化量が前記所定量を超えた場合に、前記位置調整処理を実行することを特徴とする画像形成装置。
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