JP2023122102A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置の起動を開始してから印刷ジョブが完了するまでの所要時間をより短くする。【解決手段】コントローラー制御部100と、プリンターエンジンPEを制御して、画像形成部12に画像を記録紙に形成させ、定着部13に画像を記録紙に定着させることにより、印刷ジョブを実行するエンジン制御部200と、を備える。エンジン制御部200は、コントローラー制御部100からプリンターエンジンPEの起動が要求されると、印刷ジョブの実行開始前に必要とされる、予め定められたイニシャル動作と、定着部13の温度を予め定められた目標温度まで昇温させるウォームアップ動作とを並行して行い、イニシャル動作が完了した時点で、ジョブ情報に基づいて、ウォームアップ動作が完了していなくても実行可能な予め定められた処理についての印刷ジョブの実行を開始する。【選択図】図3

Description

本発明は、画像を記録紙に定着させる定着部を備える画像形成装置に関する。
複写機や複合機等の画像形成装置には、記録紙に画像を形成する画像形成部と、当該画像形成部に形成された画像を記録紙に定着させる定着部と、を備えるものがある。このような画像形成装置では、装置の起動開始後、定着部の温度を予め定められた目標温度に昇温させるウォームアップ動作を行い、ウォームアップ動作の完了後に、印刷ジョブの実行を開始する。
特開2007-301765号公報 特開2019-159237号公報
上記の画像形成装置では、ウォームアップ動作が完了するまで印刷ジョブの実行は開始されないので、起動を開始してから印刷ジョブが完了するまでの所要時間が長くなる。
上記特許文献1,2には、定着部の昇温開始タイミングを早める技術について記載されている。定着部の昇温開始タイミングを早めれば、定着部の温度が目標温度に到達するタイミングが早くなり、その結果、印刷ジョブの実行開始についても早めることができ、上記所要時間を短くすることができる。しかしながら、いずれも定着装置の温度が印刷可能な温度に上昇してから印刷を開始するものであるため、上記昇温開始タイミングを早めるには限界がある。
本発明は、上記の事情に鑑みなされたものであり、装置の起動を開始してから印刷ジョブが完了するまでの上記所要時間をより短くすることを目的とする。
本発明の一局面に係る画像形成位置は、記録紙に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部に形成された画像を前記記録紙に定着させる定着部と、前記画像形成部及び前記定着部を含んで構成されるプリンターエンジンを制御して、前記画像形成部に画像を前記記録紙に形成させ、前記定着部に画像を前記記録紙に定着させることにより、印刷ジョブを実行するエンジン制御部と、前記エンジン制御部に対して前記プリンターエンジンの起動を要求すると共に、前記印刷ジョブの内容を示すジョブ情報を前記エンジン制御部に対して送信するコントローラー制御部と、を備え、前記エンジン制御部は、更に、前記コントローラー制御部から前記プリンターエンジンの起動が要求されると、前記プリンターエンジンを制御して、前記印刷ジョブの実行開始前に必要な予め定められたイニシャル動作と、前記定着部の温度を予め定められた目標温度まで昇温させるウォームアップ動作とを並行して行い、前記イニシャル動作が完了した時点で、前記ジョブ情報に基づいて、前記ウォームアップ動作が完了していなくても実行可能な予め定められた処理についての前記印刷ジョブの実行を開始する。
本発明によれば、ウォームアップ動作の完了を待たずに、印刷ジョブの実行を開始することが可能になる。すなわち、ウォームアップ動作中(定着部の昇温中)に、画像形成部に記録紙を給紙し、記録紙への画像の形成を開始することが可能になる。これにより、ウォームアップ動作時間を有効に利用して、装置の起動を開始してから印刷ジョブが完了するまでの所要時間を従来よりも短くすることが可能となる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の主要構造部分を示す模式的な部分正面図である。 画像形成装置における定着部の構造を示す模式的な断面図である。 画像形成装置の主要内部構成を概略的に示す機能ブロック図である。 画像形成装置におけるコントローラー制御部及びエンジン制御部で行われる処理の一例を示すフローチャートである。 エンジン制御部で行われる制御の流れ及び定着部の温度の変化の一例を示す図である。 従来のエンジン制御部で行われる制御の流れの一例を示す図である。 エンジン制御部で行われる制御の流れ及び定着部の温度の変化の一例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態に係る画像形成装置について図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の主要構造部分を示す模式的な部分正面図である。図2は、画像形成装置における定着部の構造を示す模式的な断面図である。
画像形成装置1は、例えば、コピー機能、プリンター機能、スキャナー機能、及びファクシミリ機能のような複数の機能を兼ね備えた複合機であり、画像形成部12、定着部13、給紙部14、及び搬送部19を含んで構成されている。
画像形成部12は、記録紙Pに画像を形成し、中間転写ユニット120と、ブラック、マゼンタ、シアン、及びイエロー用の感光体ドラム121と、二次転写ローラー210と、を備える。中間転写ユニット120は、その外周面にトナー像が転写される中間転写ベルト125、駆動ローラー125A、従動ローラー125B、及び一次転写ローラー126を含んで構成されている。
中間転写ベルト125は、駆動ローラー125Aと従動ローラー125Bとの間に張架され、感光体ドラム121の周面に当接した状態で駆動ローラー125Aによって駆動され、感光体ドラム121と同期しながら、無端走行する。
中間転写ベルト125上に転写される各色(ブラック、マゼンタ、シアン、イエロー)のトナー像は、転写タイミングを調整して中間転写ベルト125上で重ね合わされ、カラーのトナー像となる。
二次転写ローラー210は、中間転写ベルト125の表面に形成されたカラーのトナー像を、中間転写ベルト125を挟んだ、駆動ローラー125Aとのニップ部N1において、給紙部14から搬送路190を介して記録紙Pに転写させるものである。
搬送部19は、給紙部14と図略の排出トレイ(排出部)とを繋ぐ搬送路190を備えると共に、当該搬送路190に沿って、ニップ部N1(画像形成部12で記録紙Pに画像が形成される画像形成位置)よりも記録紙搬送方向の上流側に設けられたレジストローラー対191と、レジストローラー対191よりも記録紙搬送方向の上流側に設けられたレジストセンサー192と、レジストローラー対191と給紙部14との間に設けられた中間ローラー対193と、を備え、給紙部14から画像形成部12及び定着部13を経由して、排出トレイまで記録紙Pを搬送し、記録紙Pを排出トレイに排出する。
レジストローラー対191は、レジストローラー対191で形成されるニップ部N2で搬送されてきた記録紙Pを停止させると共に、当該記録紙Pをニップ部N1に再搬送するためのものである。
レジストセンサー192は、記録紙Pの停止タイミングを調整するために設けられている。レジストセンサー192は、例えば、発光素子と、当該発光素子から射出された光の記録紙Pからの反射光を検出する受光素子とを備える既知の反射型光電センサーからなり、記録紙Pの先端や後端を検出する。
中間ローラー対193は、記録紙Pをレジストローラー対191に向けて搬送するためのものである。
給紙部14は、複数の給紙カセット141A乃至141C(以降、単に「給紙カセット141」とも称す)を備える。給紙カセット141A乃至141Cはそれぞれ、ピックアップローラー142と、フィードローラー143と、フィードローラー143と対向配置されたリタードローラー144と、搬送ローラー対145と、を備える。
ピックアップローラー142は、給紙カセット141に収容されている記録紙Pをピックアップするためのものである。フィードローラー143及びリタードローラー144は、ピックアップローラー142によりピックアップされた記録紙Pを1枚ずつ分離して、搬送ローラー対145に向けて搬送するためのものである。搬送ローラー対145は、記録紙Pをレジストローラー対191に向けて搬送するためのものである。
定着部13は、画像形成部12によりトナー像が形成された記録紙Pを加熱及び加圧して、トナー像を記録紙Pに定着させるものであり、定着処理が施された記録紙Pは排出トレイに排出される。定着部13は、定着ベルト131と、加圧ローラー132と、ヒーター133と、押圧部材134と、サーモパイル135と、を備える。
定着ベルト131は、無端状のベルトであって、長手方向に延びる略円筒状 に形成され、軸周りに回転可能に構成されている。定着ベルト131は、例えば、耐熱性及び弾性を有する合成樹脂等で形成されている。
定着ベルト131の内側には、当該定着ベルト131の長手方向に延びるヒーター133と、押圧部材134とが配置されている。ヒーター133は、定着ベルト131の周面を加熱する。ヒーター133は、例えば、ハロゲンヒーターである。押圧部材134は、支持部材134Aと押圧パッド134Bとを含んで構成 されている。押圧パッド134Bは、長手方向に延びる略直方体状に形成されている。押圧パッド134Bは、支持部材134Aに固定され、定着ベルト131を加圧ローラー132に向けて押し付けている。
サーモパイル135は、受光部に入射した赤外線の量に比例した熱起電力を得る赤外線センサーであって、定着ベルト131の周面付近に配置され、定着ベルト131の温度を検出する。加圧ローラー132は、長手方向に延びる略円筒状に形成され、軸周りに回転可能に構成されている。加圧ローラー132は、例えば、金属製の円筒体を合成樹脂等からなる層で覆ったものであり、定着ベルト131の外周面に圧接され、定着ベルト131との間に 定着対象の記録紙Pが挿通されるニップ部N3を形成する。
また、加圧ローラー132は、ギア等を介して図略の駆動モーターに接続され、駆動モーターの駆動力を受けて、図中の時計回りに回転する。加圧ローラー132が回転すると、定着ベルト131は加圧ローラー132に従動して、図中の反時計回りに回転する。
画像形成装置1で原稿読取動作が行われる場合について説明する。原稿給送部6により原稿読取部5へ供給された原稿、又は図略のコンタクトガラス上に載置されている原稿の画像を、原稿読取部5が光学的に読み取り、そして画像データを生成する。原稿読取部5により生成された画像データは、図略の画像メモリー等に保存される。
画像形成装置1で画像形成動作が行われる場合について説明する。原稿読取動作により生成された画像データや、画像メモリー等に記憶されている画像データ、ネットワーク接続された外部装置(例えば、パソコン)としてのコンピューターから受信した画像データ等に基づいて、画像形成部12が、給紙部14から給紙される記録媒体としての記録紙Pにトナー像を形成して印刷を行う。
図3は、画像形成装置1の主要内部構成を概略的に示す機能ブロック図である。なお、図1に示した画像形成装置1と同様の構成部分については同符号を付し、その詳しい説明を省略する。画像形成装置1は、コントローラーユニット10、エンジンユニット20、原稿給送部6、原稿読取部5、ネットワークインターフェイス部91、操作部47、及びプリンターエンジンPEを含んで構成されている。プリンターエンジンPEは、画像形成部12、定着部13、給紙部14、及び搬送部19を含んで構成される機構である。
ネットワークインターフェイス部91は、ローカルエリア内、又はインターネット上の外部装置(例えば、パソコン)と種々のデータの送受信を行う通信インターフェイスである。
操作部47は、画像形成装置1が実行可能な各種動作及び処理について、操作者から、画像形成動作実行指示等の指示を受け付ける。操作部47は、操作者への操作案内等を表示する表示部473を備えている。また、操作部47は、表示部473が有するタッチパネルを介して、表示部473に表示されている操作画面に対するユーザーによる操作(タッチ操作)や物理キーに対するユーザーによる操作に基づく、ユーザーからの指示の入力を受け付ける。
表示部473は、LCD(Liquid Crystal Display)等からなる。表示部473は、タッチパネルを備えている。操作者は画面表示されるボタンやキーに触れる操作を行うと、タッチパネルにより、タッチ操作された位置に対応付けられた指示が受け付けられる。
コントローラーユニット10及びエンジンユニット20は、例えば、それぞれプロセッサー、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、及び専用のハードウェア回路を含んで構成される。プロセッサーは、例えばCPU(Central Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、又はMPU(Micro Processing Unit)等である。コントローラーユニット10は、コントローラー制御部100を備え、エンジンユニット20は、エンジン制御部200を備えている。
コントローラーユニット10は、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)等に記憶されているコントローラーソフト等のソフトウェアに従った上記プロセッサーによる動作により、コントローラー制御部100として機能する。
エンジンユニット20は、HDD又はSSD等に記憶されているエンジンソフト等のソフトウェアに従った上記プロセッサーによる動作により、エンジン制御部200として機能する。
但し、コントローラー制御部100は、コントローラーユニット10によるソフトウェアに従った動作によらず、ハードウェアにより構成することも可能で、エンジン制御部200は、エンジンユニット20によるソフトウェアに従った動作によらず、ハードウェアにより構成することも可能ある。以下、特に触れない限り、各実施形態について同様である。
コントローラー制御部100は、画像形成装置1の全体的な動作制御を司る。コントローラー制御部100は、原稿給送部6、原稿読取部5、ネットワークインターフェイス部91、操作部47、及びエンジンユニット20と接続され、これら各部の駆動制御等を行う。例えば、コントローラー制御部100は、印刷対象の画像データに基づく印刷をエンジンユニット20に対して要求する。印刷対象の画像データとしては、例えば、原稿読取部5による読み取りで得られた画像データや、ネットワークインターフェイス部91で受信された、パソコンから送信された画像データが挙げられる。
エンジン制御部200は、主にハードウェアの動作を制御する。エンジン制御部200は、プリンターエンジンPEと接続され、これら各部の駆動制御等を行う。例えば、エンジン制御部200は、プリンターエンジンPEを制御して、給紙カセット141それぞれに収容されている記録紙Pのサイズ情報に基づいて、印刷条件によって指定されたサイズの記録紙Pを給紙カセット141から画像形成部12に給紙させ、画像形成部12に印刷対象の画像データに基づく画像を記録紙Pに形成させることにより、画像形成動作を実行し、その後、画像が形成された記録紙Pを排出トレイに搬送し、排出する。
次に、画像形成装置1におけるコントローラー制御部100及びエンジン制御部200で行われる処理の一例を図4に示すフローチャートを用いて説明する。なお、この処理は、コントローラー制御部100が、例えば、ネットワークインターフェイス部91を介して、外部装置から送信されてくる印刷ジョブを受け付けたときに行われる処理である。
コントローラー制御部100は、エンジン制御部200に対して、プリンターエンジンPEの起動を要求する(S1)。
エンジン制御部200は、コントローラー制御部100からの起動要求を受信すると、印刷ジョブの実行開始前に必要とされる、予め定められたイニシャル動作を開始する(S2)と共に、定着部13の温度を予め定められた目標温度Gに昇温させるウォームアップ動作を開始し(S3)、イニシャル動作とウォームアップ動作とを並行して行う。目標温度Gは、定着可能温度の範囲内に設定される。定着可能温度が160度~200度である場合、例えば、目標温度Gは最も低温の160度に設定される。
エンジン制御部200が行う上記イニシャル動作としては、例えば、印刷ジョブの実行開始前に必要とされる、ウォームアップ動作以外の動作であり、画像形成部12等の不揮発性メモリーにアクセスして、格納された情報(制御パラメーターなど)を読み出し、当該読み出した情報をコントローラー制御部100に送信すること、また、給紙カセット141それぞれに収容されている記録紙Pのサイズ情報などをコントローラー制御部100に送信すること等がある。
エンジン制御部200は、イニシャル動作が完了すると、イニシャル動作が完了したことを示す通知をコントローラー制御部100に対して送信し(S4)、印刷ジョブの内容を示すジョブ情報の送信をコントローラー制御部100に対して要求する。ここでは、定着部13の温度を目標温度Gに昇温させるのに必要な時間は比較的長時間であり、イニシャル動作が完了するまでに要する時間よりも長いものとする。すなわち、イニシャル動作が完了する前にウォームアップ動作が完了することはない。
コントローラー制御部100は、エンジン制御部200からの上記通知を受信すると、外部装置から受け付けた印刷ジョブの内容を示すジョブ情報をエンジン制御部200に対して送信する(S5)。
エンジン制御部200は、コントローラー制御部100から送信されてくるジョブ情報を受信すると、受信したジョブ情報に基づいて、印刷ジョブの実行を開始する(S6)。
図5は、エンジン制御部200で行われる制御の流れ及び定着部13の温度の変化の一例を示す図である。エンジン制御部200は、コントローラー制御部100からのプリンターエンジンPEの起動要求を受け付けると、図4で説明したように、イニシャル動作とウォームアップ動作とを並行させて行い、イニシャル動作が完了する(時刻TM1)と、イニシャル動作が完了したことを示す通知をコントローラー制御部100に対して行う。そして、エンジン制御部200は、上記イニシャル動作が完了したことを示す通知に応答してコントローラー制御部100から送信されてくるジョブ情報を受信すると、受信したジョブ情報に基づいて、印刷ジョブを実行する。なお、この時点では、上記ウォームアップ動作は完了していない。
具体的には、エンジン制御部200は、画像形成部12で記録紙Pに画像が形成される画像形成位置(ニップ部N1)に至る搬送路190の予め定められた待機位置(レジストローラー対191によるニップ部N2)まで記録紙Pを搬送する「一次給紙」処理を行い、その後、画像形成のタイミングに合わせて、待機位置で待機中の記録紙Pを画像形成位置(ニップ部N1)へ搬送する「二次給紙」処理を行う。
また、エンジン制御部200は、中間転写ベルト125上にトナー像を形成し、給紙部14から記録紙Pを給紙させて、ニップ部N1において、記録紙Pにトナー像を転写させる「画像形成」処理を行い、定着部13によるニップ部N3において、トナー像を記録紙Pに定着させる「定着」処理を行い、その後、記録紙Pを排出する「排出」処理を行う。
ここで、エンジン制御部200は、上記ウォームアップ動作が完了していない時点で画像形成処理を開始している。すなわち、エンジン制御部200は、上記イニシャル動作が完了した時点で、上記ジョブ情報に基づいて、上記ウォームアップ動作が完了していなくても実行可能な予め定められた処理(画像形成処理、給紙部14及び搬送部19による記録紙Pの搬送処理)について印刷ジョブの実行を開始する。
ここで、上記ウォームアップ動作により定着部13の温度が目標温度Gに達した後(すなわち、時刻TM2の後)に、記録紙Pがニップ部N3に到着すれば問題はない。一方、定着部13の温度が目標温度Gに達する前に、記録紙Pがニップ部N3に到着すれば、定着処理が適切に行われない可能性がある。
そのため、エンジン制御部200は、上記ウォームアップ動作の開始時から定着部13の温度が目標温度Gに達するのに要する第1所要時間L1を、例えば現在温度及び定着部13の加熱性能等に基づいて算出すると共に、給紙部14及び搬送部19による記録紙搬送速度と、ジョブ情報と、画像形成部12による画像形成速度等とに基づいて上記画像形成処理の開始時から記録紙Pが定着部13(ニップ部N3)に到着するのに要する第2所要時間L2を算出する。エンジン制御部200は、更に、第1所要時間L1及び第2所要時間L2に基づいて、定着部13の温度が目標温度Gに達する時刻(タイミング)までに記録紙Pが定着部13に到着する時刻(タイミング)が到来するか否かを判断する。なお、エンジン制御部200は、第1所要時間として予め定められた所要時間を用いてもよく、第2所要時間L2として予め定められた搬送時間を用いてもよい
エンジン制御部200は、定着部13の温度が目標温度Gに達する時刻までに記録紙Pが定着部13に到着する時刻が到来すると判断した場合、定着部13の温度が目標温度Gに達した後に、記録紙Pを定着部13に到着させるために、記録紙Pが定着部13に到着する時刻と、定着部13の温度が目標温度Gに達する時刻との差分の時間は少なくとも、記録紙Pの搬送を停止させる調整制御を行う。すなわち、エンジン制御部200は、時刻TM2の前に、記録紙Pが定着部13に到着する場合、上記時間調整を行う。
なお、第2所要時間L2は、記録紙Pの大きさや厚さ、当該記録紙Pが収容されている給紙カセット141の場所などによって変わるので、エンジン制御部200は、これらを考慮して、第2所要時間L2を算出する。
エンジン制御部200は、例えば、上記待機位置(ニップ部N2)で記録紙Pを待機させることによって、上記時間調整を行う。すなわち、エンジン制御部200は、上記「二次給紙」処理の開始を遅らせ、定着部13の温度が目標温度Gに達するタイミングに合わせて、上記「二次給紙」処理を開始する。
例えば、図5に示す時刻TM12のタイミングで、記録紙Pが定着部13に到着する場合、定着部13の温度が目標温度Gに達した後(ウォームアップ動作完了後)に、記録紙Pが定着部13に到着することになるので、上記時間調整は不要となる。一方、図5に示す時刻TM11のタイミングで、記録紙Pが定着部13に到着する場合、定着部13の温度が目標温度Gに達する前(ウォームアップ動作完了前)に、記録紙Pが定着部13に到着することになるので、上記時間調整が必要になる。
ここで従来のエンジン制御部で行われる制御を説明する。図6は、従来のエンジン制御部で行われる制御の流れの一例を示す図である。従来のエンジン制御部は、イニシャル動作をまず行い、イニシャル動作が完了してから、ウォームアップ動作を行い、ウォームアップ動作が完了してから、ウォームアップ動作の完了を示す通知をコントローラー制御部に対して送信した。コントローラー制御部は、上記通知を受信すると、ジョブ情報をエンジン制御部に対して送信し、エンジン制御部は、コントローラー制御部から送信されてくるジョブ情報を受信すると、印刷ジョブの実行を開始する。
そのため、従来のエンジン制御部は、図6に示すように、ウォームアップ動作完了後に、印刷ジョブの実行を開始していたので、ウォームアップ動作の時間が有効利用されなかった。また、イニシャル動作とウォームアップ動作とも並行に行われず、効率が悪かった。
これに対して、上記実施形態によれば、ウォームアップ動作の完了を待たずに、印刷ジョブの実行を開始することが可能になる。すなわち、ウォームアップ動作中(定着部13の昇温中)に、画像形成部12に記録紙Pを給紙し、記録紙Pへの画像の形成を行うことが可能になる。これにより、ウォームアップ動作時間を有効に利用し、プリンターエンジンPEの起動を開始してから印刷ジョブが完了するまでの所要時間を従来よりも短くすることが可能となる。
なお、上記実施形態では、目標温度Gが定着可能最低温度に固定されている場合について説明しているが、定着適切温度は、記録紙Pの大きさや厚さ、搬送速度などによって変わるので、別の実施形態として、エンジン制御部200は、これらを考慮し、ジョブ情報に基づいて、当該ジョブ情報が示す当該印刷ジョブに応じて(例えば、記録紙サイズ又は/及び記録紙種類等)、独自の定着適切温度を算出し、目標温度Gを算出した定着適切温度に変更してウォームアップ動作を行うようにしてもよい。目標温度Gを定着適切温度に変更すると、図7に例を示すように、ウォームアップ動作が完了する時刻が時刻TM2から時刻TM3に変わる。
当該別の実施形態では、エンジン制御部200は、第1所要時間L1として、定着部13の温度が上記独自の定着適切温度に達するのに要する所要時間を算出し、当該算出した所要時間及び第2所要時間L2に基づいて、定着部13の温度が目標温度G(定着適切温度)に達する時刻までに記録紙Pが定着部13に到着する時刻が到来するか否かを判断する。これにより、プリンターエンジンPEの起動を開始してから印刷ジョブが完了するまでの上記所要時間を短くするための制御を、印刷内容に応じてより正確に行うことが可能になる。
本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。また、上記実施形態では、図1乃至図7を用いて上記実施形態により示した構成及び処理は、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明を当該構成及び処理に限定する趣旨ではない。
1 画像形成装置
12 画像形成部
13 定着部
19 搬送部
100 コントローラー制御部
190 搬送路
200 エンジン制御部
PE プリンターエンジン

Claims (5)

  1. 記録紙に画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部に形成された画像を前記記録紙に定着させる定着部と、
    前記画像形成部及び前記定着部を含んで構成されるプリンターエンジンを制御して、前記画像形成部に画像を前記記録紙に形成させ、前記定着部に画像を前記記録紙に定着させることにより、印刷ジョブを実行するエンジン制御部と、
    前記エンジン制御部に対して前記プリンターエンジンの起動を要求すると共に、前記印刷ジョブの内容を示すジョブ情報を前記エンジン制御部に対して送信するコントローラー制御部と、を備え、
    前記エンジン制御部は、更に、
    前記コントローラー制御部から前記プリンターエンジンの起動が要求されると、前記プリンターエンジンを制御して、前記印刷ジョブの実行開始前に必要な予め定められたイニシャル動作と、前記定着部の温度を予め定められた目標温度まで昇温させるウォームアップ動作とを並行して行い、
    前記イニシャル動作が完了した時点で、前記ジョブ情報に基づいて、前記ウォームアップ動作が完了していなくても実行可能な予め定められた処理についての前記印刷ジョブの実行を開始する画像形成装置。
  2. 前記エンジン制御部は、前記イニシャル動作が完了すると、前記コントローラー制御部に対して前記イニシャル動作が完了したことを示す通知を行い、
    前記コントローラー制御部は、前記イニシャル動作が完了したことを示す前記通知を受け取ると、前記ジョブ情報を前記エンジン制御部に対して送信する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記エンジン制御部は、更に、前記定着部の温度が前記目標温度に達するのに要する第1所要時間を算出すると共に、前記ジョブ情報に基づいて、前記記録紙が前記定着部に到着するのに要する第2所要時間を算出し、
    前記第1所要時間及び前記第2所要時間に基づいて、前記定着部の温度が前記目標温度に達するまでに前記記録紙が前記定着部に到着するか否かを判断し、
    前記定着部の温度が前記目標温度に達するまでに前記記録紙が前記定着部に到着すると判断した場合、前記記録紙の搬送を停止させ、前記記録紙が前記定着部に到着するタイミングを、前記定着部の温度が前記目標温度に達した後にする調整制御を行う請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記エンジン制御部は、前記画像形成部で前記記録紙に画像が形成される画像形成位置に至る搬送路の予め定められた待機位置まで前記記録紙を搬送する一次給紙を行い、その後、画像形成のタイミングに合わせて、前記待機位置で待機中の前記記録紙を前記画像形成位置へ搬送する二次給紙を行うものであり、
    前記定着部の温度が前記目標温度に達するまでに前記記録紙が前記定着部に到着すると判断した場合、前記待機位置で前記記録紙を待機させることによって、前記調整制御を行う請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記エンジン制御部は、更に、前記ジョブ情報に基づいて、前記ジョブ情報が示す前記印刷ジョブに応じた定着適切温度を算出し、前記目標温度を前記定着適切温度に変更して前記ウォームアップ動作を行う請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
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