JP6451230B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録紙上に画像を形成させる画像形成装置であって、サイズの異なる複数種の記録紙に応じた印字処理が可能な画像形成装置に関する。
従来より、画像形成装置は、ユーザー所望の記録紙を装置内に供給すべく、記録紙を載置できる給紙トレイ(手差しトレイ)を装置外部に設けたものが提供されている。又、給紙トレイに定形サイズに応じた位置にセンサを設けることで、定形サイズの記録紙を自動認識可能なものも普及されている。しかしながら、手差しトレイにおいては、不定形サイズの記録紙を搭載することも多く、不定形サイズの記録紙を搭載する場合は、ユーザーが直接入力しなければならなかった。
これに対して、不定形サイズの記録紙を自動的に測定できる画像形成装置が提案されている(特許文献1〜3参照)。特許文献1における画像形成装置は、レジストローラー対よりも搬送方向上流側で記録紙の通過状態を検知して、記録紙の搬送方向長さを測定している。特許文献2における画像形成装置は、レジストローラー対近傍に設けたレジストセンサーにより記録紙を検知して記録紙の搬送方向長さを取得した後に、レジストローラー対を逆転させて記録紙を給紙可能位置に戻している。特許文献3における画像形成装置は、記録紙先端を検出してから、後端を検出するまでの版胴の回転を検出して記録紙の搬送方向長さを算出し、画像が記録紙よりも大きい場合は警告を表示させている。
特許第2743203号公報 特開平10−072145号公報 特開平2005−231254号公報
しかしながら、特許文献1の画像形成装置は、レジストローラー対の起動開始から検知センサーによる記録紙後端の検出までにかかる時間に基づいて、記録紙の搬送方向長さを算出するため、レジストローラー対に記録紙が到達できない場合は、記録紙の搬送方向長さを測定できない。そのため、記録紙の搬送方向長さの測定にエラーが発生したとしても、記録紙や搬送路の状態による紙詰まりに基づくものか、又は、記録紙が搬送可能な大きさでないことによる紙詰まりに基づくものか、いずれの理由によりエラー発生したのかを自動判定できない。
又、特許文献2の画像形成層は、記録紙のサイズを検出した後に、レジストローラー対を逆回転させて、記録紙を逆方向に搬送させるため、紙詰まりを発生させる可能性が大きくなる上、記録紙の逆送を可能とするように搬送路のガイドを設計する必要がある。更に、特許文献3の画像形成装置は、レジストローラー対(レジスト手段)下流側にセンサーを設けて記録紙のサイズを検出するため、特許文献1の画像形成装置と同様、画像形成と同時に記録紙のサイズを測定することなってしまう。結果、記録紙サイズを測定することなく画像を形成することとなるため、記録紙サイズに合わせた画像を形成することができない場合がある。
このような問題を鑑みて、本発明は、画像形成前に記録紙サイズを判別できるとともに記録紙サイズに応じた画像を印字できる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、記録紙を搭載する給紙トレイと、該給紙トレイ上の記録紙を1枚ずつ給紙させる給紙機構と、前記給紙機構を通じて給紙される記録紙を検出する給紙状態検出部と、前記記録紙の搬送タイミングと画像の形成タイミングとを同期させるレジスト部と、該レジスト部を通じて搬送される記録紙上に画像を形成する画像形成部とを備える画像形成装置において、前記給紙トレイは、前記給紙トレイ上における記録紙の搭載の有無を検出する記録紙搭載検出部と、該給紙トレイの搬送方向最下流位置から搬送方向に沿って第1距離だけ離れた位置に記録紙が載置されているか否かを検出する記録紙検出部と、を設けており、前記レジスト部と前記給紙状態検出部との距離を第2距離としたとき、前記第1距離が前記第2距離よりも短く設定され、前記記録紙搭載検出部で前記給紙トレイ上に記録紙が搭載されていることを検出するとともに、前記記録紙検出部で前記記録紙の検出がない場合に、前記給紙状態検出部が給紙された記録紙の先端及び後端を検出して、当該記録紙先端及び後端の検出時間に基づいて、前記記録紙の搬送方向長さを算出した後、算出した搬送方向長さに基づいて、前記画像形成部が前記記録紙に画像を形成することを特徴とする。
このような画像形成装置において、装置内で搬送可能となる最短長さを第3距離としたとき、前記第1距離が前記第3距離よりも長く設定されており、前記給紙状態検出部の検出結果に基づいて算出した前記記録紙の搬送方向長さが前記第3距離よりも短くなる場合は、前記記録紙が使用不可能であることを報知するものとしても構わない。
このとき、前記給紙状態検出部の検出結果に基づいて算出した前記記録紙の搬送方向長さが前記第3距離よりも短くなる場合に、前記記録紙の搬送を停止して、前記記録紙の除去を報知するものであっても構わない。
更に、前記記録紙検出部で記録紙を検出した場合には、前記記録紙の搬送方向長さの入力を要求し、入力された前記記録紙の搬送方向長さに基づいて、前記画像形成部が前記記録紙に画像を形成するものとしても構わない。
又、原稿から画像を読み取る画像読取部を更に備えており、
前記記録紙検出部で記録紙を検出した場合には、前記画像読取部による前記記録紙の読取動作を実行させて前記記録紙の搬送方向長さを認識し、認識した前記記録紙の搬送方向長さに基づいて、前記画像形成部が前記記録紙に画像を形成するものとしても構わない。
本発明によると、画像形成部に記録紙が到達するまでに記録紙の長さを認識することができるため、画像形成部において、記録紙サイズに合わせた画像を形成して、記録紙上に印字できる。又、記録紙長さが搬送可能長さよりも短い場合には、使用不可能な記録紙であることを画像形成前にユーザーに報知できるため、使用不可能な記録紙による紙詰まりを予防できるだけでなく、紙詰まりによる装置内のトナー汚れをも予防できる。
更に、搬送長さを測定するためにレジスト部を超えて記録紙を搬送させる必要がある場合には、記録紙方向の搬送長さの入力を受け付けることにより、画像形成前に記録紙の搬送長さを認識し、画像形成部において、記録紙サイズに合わせた画像を記録紙に印字できる。又、搬送長さを測定するためにレジスト部を超えて記録紙を搬送させる必要がある場合に、画像読取部の読取動作に基づいて記録紙の搬送長さを確認するため、装置側で誤差なく自動的に搬送長さを測定でき、画像形成部において、記録紙サイズに合わせた画像を記録紙に印字できる。
は、本発明の画像形成装置の外観斜視図である。 は、図1に示す画像形成装置の内部構成を示す概略構成図である。 は、図2における搬送路の一部拡大図である。 は、手差しトレイの構成を示す断面図である。 は、手差しトレイの構成を示す斜視図である。 は、エンプティセンサー又は後端検出センサーの構成を示す手差しトレイ内の一部断面図であって、(a)が、記録紙の載置がない場合の状態を示し、(b)が記録紙の載置がある場合の状態を示す。 は、エンプティセンサー又は後端検出センサーの構成を示す斜視図であって、(a)が、記録紙の載置がない場合の状態を示し、(b)が記録紙の載置がある場合の状態を示す。 は、図1の画像形成装置における制御部の構成を示すブロック図である。 は、図1の画像形成装置における制御部と給紙制御部との関係を示すブロック図である。 は、図1の画像形成装置における記録紙の長さ検出動作を示すフローチャートである。 は、図1の画像形成装置における操作パネルでの表示画面を示す図である。 は、図1の画像形成装置における操作パネルでの表示画面を示す図である。
以下に、本願発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明で必要に応じて特定の方向や位置を示す用語(例えば「左右」「上下」等)を用いる場合は、図2で紙面に直交する方向を正面視とし、この方向を基準にしている。これらの用語は説明の便宜のために用いたものであり、本願発明の技術的範囲を限定するものではない。
本発明の実施形態における画像形成装置について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の画像形成装置の外観斜視図であり、図2は、当該画像形成装置の内部構成を示す概略図である。
図1及び図2に示すように、画像形成装置1は、原稿P2から画像を読み取る画像読取部3と、画像が形成される記録紙P1を収納する給紙トレイ(給紙装置)4と、給紙トレイ4から給紙された記録紙P1にトナー画像を転写する転写部5と、転写部5で転写されたトナー画像を記録紙P1に定着させる定着部6と、定着部6で定着されて画像が形成された記録紙P1が排紙される排紙トレイ7と、画像形成装置1への操作を受け付ける操作パネル9と、を備える。この画像形成装置1において、その装置本体2上部に画像読取部3が設けられるとともに、この画像読取部3の下側に転写部5が設けられる。
そして、排紙トレイ7が、転写部5及び定着部6で画像記録されて排紙された記録紙P1を受けるために、装置本体2における転写部5の上側に設けられるとともに、給紙トレイ4が、装置本体2における転写部5の下側で挿抜可能に構成される。このように構成されることで、後述するように、給紙トレイ4に収納された記録紙P1が装置本体2内部に給紙された後、上昇搬送されることによって、給紙トレイ4の上部に配置された転写部5で画像が転写されて定着部6で定着された後、画像読取部3と転写部5との間の空間(凹みスペース)に設けられた排紙トレイ7に排紙される。
装置本体2上部に設けられる画像読取部3は、原稿P2からの画像を読み取るスキャナー部31と、スキャナー部31の上部に設けられるとともにスキャナー部31に原稿P2を1枚ずつ搬送させる自動原稿搬送部(ADF:Auto Document Feeder)32とを備える。又、装置本体2の正面側(前面側)には、操作パネル9が設けられる。そして、ユーザーは、この操作パネル9の表示画面等を見ながらキー操作をすることで、画像形成装置1の各種機能の中から選択した機能について設定操作をしたり、画像形成装置1に作業実行を指示したりできる。
次に、図2を参照して、装置本体2の内部構造について説明する。装置本体2の上部にある画像読取部3のうちスキャナー部31は、上面側にプラテンガラス(不図示)を有する原稿台33と、原稿P2に対して光を照射する光源部34と、原稿P2からの反射光を画像データに光電変換するイメージセンサー35と、反射光をイメージセンサー35上に結像させる結像レンズ36と、原稿P2からの反射光を順次反射させて結像レンズ36に入射させるミラー群37とを備えている。光源部34、イメージセンサー35、結像レンズ36及びミラー群37は原稿台33の内部に設けられるともに、光源部34及びミラー群37は原稿台33に対して左右方向に移動可能に構成される。
又、スキャナー部31の上面側には、ADF32が原稿台33に対して開閉可能に設けられている。ADF32は、原稿台33のプラテンガラス(不図示)上の原稿P2に覆い被さることによって原稿P2をプラテンガラス(不図示)に密着させる働きも有する。ADF32は、原稿載置トレイ38と原稿排出トレイ39とを備えている。
このような構成の画像読取部3において、原稿台33のプラテンガラス(不図示)上の原稿P2を読み取る場合は、右方向(副走査方向)に移動する光源部34から原稿P2に光が照射される。原稿P2から反射した反射光は、光源部34と同じく右方向に移動するミラー群37で順次反射されて結像レンズ36に入射し、イメージセンサー35上に結像される。イメージセンサー35は、入射光の強さに応じて画素毎に光電変換を実行して、原稿P2の画像に対応した画像信号(RGB信号)を生成する。
一方、原稿載置トレイ38に載置された原稿P2を読み取る場合、当該原稿P2は複数のローラー等で構成される原稿搬送機構40によって読取位置に搬送される。このとき、スキャナー部31の光源部34及びミラー群37は、原稿台33内部の所定位置に固定される。従って、光源部34により原稿P2の読取位置部分に光が照射され、その反射光がスキャナー部31のミラー群37及び結像レンズ36を介してイメージセンサー35上に結像される。そして、イメージセンサー35が原稿P2の画像に対応した画像信号(RGB信号)に変換する。その後、原稿P2は原稿排出トレイ39に排出される。
トナー画像を記録紙P1に転写する転写部5は、Y(Yellow)、M(Magenta)、C(Cyan)、K(Key tone)各色のトナー画像を生成する作像部51と、作像部51それぞれの下方に設けられた露光部52と、水平方向に並んだ各色の作像部51と当接することで作像部51から各色のトナー画像が転写される中間転写ベルト53と、作像部51と中間転写ベルト53を挟持するように各色の作像部51それぞれに対して上側に対向する位置に設けられた一次転写ローラー54と、中間転写ベルト53を回動させる駆動ローラー55と、駆動ローラー55の回転が中間転写ベルト53を通じて伝達することで回転する従動ローラー56と、中間転写ベルト53を挟んで駆動ローラー55と対向する位置に設置される二次転写ローラー57と、中間転写ベルト53を挟んで従動ローラー56と対向する位置に設置されるクリーナー部58とを、備える。
作像部51は、中間転写ベルト53の外周面と当接する感光体ドラム61と、感光体ドラム61の外周面をコロナ放電により帯電させる帯電器62と、攪拌して帯電させたトナーを感光体ドラム61の外周面に付着させる現像器63と、トナー画像を中間転写ベルト53に転写した後に感光体ドラム61の外周面に残留するトナーを除去するクリーナー部64と、を備える。このとき、感光体ドラム61は、中間転写ベルト53を挟んで、一次転写ローラー54と対向する位置に設置されるとともに、図2における時計回りの方向に回転する。そして、感光体ドラム61の周囲には、一次転写ローラー54、クリーナー部64、帯電器62、露光部52、及び現像器63が、感光体ドラム61の回転方向に沿って、順番に配置されている。
又、中間転写ベルト53は、例えば導電性を有する無端状のベルト部材から構成され、駆動ローラー55及び従動ローラー56に緩みの無い状態で巻き掛けられることで、駆動ローラー55の回転に従って、図2において反時計回りの方向に回動する。そして、中間転写ベルト53の周囲には、中間転写ベルト53の回転方向に沿って、二次転写ローラー57、クリーナー部58、YMCK各色の作像部51それぞれが順番に配置されている。
更に、記録紙P1に転写されたトナー画像を定着させる定着部6は、記録紙P1上のトナー画像を定着させるべく加熱する加熱器59と、記録紙P1を加熱器59と共に挟持して記録紙P1を加圧する加圧器60とを備える。尚、転写部5及び定着部6が、記録紙P1上に画像を形成させる画像形成部を構成している。
給紙機構8は、給紙トレイ4に収納された記録紙P1を最上層から給紙路R1に繰り出す繰り出しローラー81と、繰り出された記録紙P1を1枚ずつに分離する給紙ローラー82及び捌きローラー83による分離ローラー対と、給紙路R1に給紙された記録紙P1を主搬送路R0に送り出すべく縦搬送させる縦搬送ローラー対84とを備える。各給紙トレイ4内の記録紙P1は、対応する繰り出しローラー81、給紙ローラー82及び捌きローラー83の回転駆動によって、最上層のものから1枚ずつ、給紙路R1に繰り出されると、縦搬送ローラー対84により主搬送路R0に向けて送り出される。主搬送路R0は画像形成(印刷)の工程を経る記録紙P1の主たる通り道である。
装置本体2における左右方向の一側部(実施形態では右側部)には、外部から記録紙P1を給紙させる手差しトレイ85が設けられている。手差しトレイ85は、装置本体2内にある通常の給紙トレイ4とは別に補助的に設けられたものであり、装置本体2における左右方向の一側部に対して開閉回動可能に取り付けられている。手差しトレイ85上の記録紙P1は、対応する繰り出しローラー81、給紙ローラー82及び捌きローラー83の回転駆動によって、最上層のものから1枚ずつ、手差し給紙路R2経由で主搬送路R0に向けて送り出される。
又、主搬送路R0には、記録紙P1を転写部5へ搬送する搬送ローラー対として、レジストローラー対86が設けられる。即ち、レジストローラー対86は、転写部5における中間転写ベルト53と二次転写ローラー57によるニップ位置よりも上流側に配置される。このレジストローラー対86は、転写部5でトナー画像を記録紙P1に正常に転写させるため、転写部5でのトナー画像の形成タイミングに同期させて、主搬送路R0に給紙された記録紙P1を転写部5へ搬送する。即ち、レジストローラー対86は、記録紙P1の搬送タイミングと転写部5でのトナー画像の形成タイミングを同期させるレジスト部として機能する。
主搬送路R0のうち、定着部6よりも下流側には、印刷済の記録紙P1を排出する排紙ローラー対87が配置されている。印刷済の記録紙P1は、排紙ローラー対87の回転駆動によって排紙トレイ7に排出される。本実施形態では、排紙ローラー対87が、片面印刷後の記録紙P1を表裏反転させる反転ローラー対としても機能する。即ち、排紙ローラー対87を正逆回転可能に構成することによって、排紙ローラー対87に反転ローラー対の機能を兼用させている。従って、排紙ローラー対87の正逆回転によって、記録紙P1を画像形成装置1外に排出したり、スイッチバック(逆送)して画像形成装置1内に戻したりできる。
画像形成装置1の装置本体2内には、更に、片面印刷後の記録紙P1を表裏反転させて両面印刷するための循環搬送路R3が設けられており、循環搬送路R3に、複数組の両面搬送ローラー対88を設けている。循環搬送路R3の上流側は、主搬送路R0のうち定着部6と排紙ローラー対87との間から分岐している。循環搬送路R3の下流側は、転写部5の上流側に合流している。循環搬送部R3では、片面印刷後の記録紙P1を排紙ローラー対87で表裏反転させ、両面搬送ローラー対88の回転駆動により、循環搬送路R3を介して再び主搬送路R0まで搬送させる。
図2及び図3に示すように、給紙トレイ4それぞれに対する給紙路R1において、給紙ローラー82及び捌きローラー83の搬送方向下流側に、給紙トレイ4から給紙された記録紙P1を検出する給紙センサー(給紙状態検出部)S1を備える。同様に、手差しトレイ85に対する手差し給紙路R2において、給紙ローラー82及び捌きローラー83の搬送方向下流側に、手差しトレイ85から給紙された記録紙P1を検出する給紙センサー(給紙状態検出部)S2を備える。又、レジストローラー対86の搬送方向上流側には、記録紙P1を検出するレジストセンサー(搬送状態検出部)S3を備える。
給紙センサーS1,S2及びレジストセンサーS3はそれぞれ、例えば、反射型の光学センサーで構成する。このとき、給紙センサーS1,S2及びレジストセンサーS3は、自身の設置位置から給紙路R1,R2又は主搬送路R0に向けて光を出射し、搬送中の記録紙P1からの反射光を受光したとき、記録紙P1の通過を検出し、記録紙P1の通過位置を示す検出信号を出力する。
給紙センサーS1,S2が、給紙トレイ4又は手差しトレイ85それぞれから給紙される記録紙P1の先端及び後端を検出する。これにより、後述の制御部10が、給紙センサーS1,S2の検出信号に基づいて、記録紙P1の給紙状態(搬送状態)を確認するとともに、記録紙P1の搬送方向長さを算出できる。又、レジストセンサーS3が、主搬送路R0におけるレジストローラー対86の上流側直前位置を通過する記録紙P1の先端を検出する。これにより、後述の制御部10が、レジストセンサーS3からの検出信号に基づいて、転写部5における転写タイミングで記録紙P1を搬送させるまで、レジストローラー対86を一時停止させて、記録紙P1の搬送を待機させることができる。
手差しトレイ85は、図4に示すように、装置本体2内にある通常の給紙トレイ4とは別にして、装置本体2の一側部に補助的に設けられたものであり、装置本体2の一側部に対して開閉回動可能に取り付けられている。手差しトレイ85は、その先端側と装置本体2の一側部とをつなぐ一対の枢支ピン軸513を支点として上下に開閉回動するように構成されている。又、図4及び図5に示すように、手差しトレイ85には、トレイ本体511に載置された記録紙P1の先端側を押し上げる押上板514、並びに、給紙前の記録紙P1をセンター基準に幅寄せする一対の側部ガイド板515等が設けられている。
押上板514は、トレイ本体511の搬送方向下流側に配置されており、その基端側の回動支軸516を介して、手差しトレイ85に上下回動可能に軸支されている。押上板514は印刷時のみ、伝動機構(不図示)によって上向き回動し、印刷が終了すると元の位置に戻る構成になっている。押上板514を上下回動させる伝動機構としては、バネを用いた機構であっても良いし、カム部材及び駆動モーターの組み合わせによる機構であっても良いし、駆動モーター及びギヤ部材の組み合わせによる機構であっても良い。詳細な図示は省略するが、一対の側部ガイド板515は、左右幅方向に互いに連動して遠近移動するように構成されている。手差しトレイ85上の記録紙P1を一対の側部ガイド板515にて左右幅方向両側から挟持することによって、手差しトレイ85上の記録紙P1がその規格に拘らずセンター基準にセットされる。
手差しトレイ85は、図3〜図5に示すように、記録紙P1が載置されているか否かを検出するエンプティセンサー(記録紙搭載検出部)S4と、記録紙P1の後端を検出する後端検出センサー(記録紙検出部)S5とを、トレイ本体511に設けている。トレイ本体511上において、エンプティセンサーS4を、押上板514との境界位置近傍に配置し、後端検出センサーS5を、エンプティセンサーS4よりも搬送方向下流側に配置する。エンプティセンサーS4及び後端検出センサーS5は、後述するように、記録紙P1との接触により検出するタッチセンサーで構成される。
手差しトレイ84からの搬送経路とセンサー位置の関係について、図3を参照して説明する。図4に示すように、手差し給紙路R2及び主搬送路R0に沿って、給紙センサーS2からタイミングセンサーS1までの距離(以下、「搬送路上センサー間距離」と呼ぶ)をWとする。そして、手差しトレイ85の搬送方向に沿って、手差しトレイ85における記録紙P1先端位置(押上板514先端)から後端検出センサーS5までの距離(以下、「トレイ先端・センサー間距離」と呼ぶ)をXとする。このとき、搬送路上センサー間距離Wが、トレイ先端・センサー間距離Xよりも長くなるように、後端検出センサーS5を配置している。
又、トレイ先端・センサー間距離Xは、主搬送路R0、給紙路R1、手差し給紙路R2、及び循環搬送路R3それぞれで搬送可能な記録紙長さであって最短となる最短記録紙長さYよりも長く設定されている。最短記録紙長さYは、給紙ローラー82、縦搬送ローラー対84、レジストローラー対86、二次転写ローラー57、定着部6、排紙ローラー対84、及び、両面搬送ローラー対87それぞれにおける記録紙P1のニップ位置によって決定される。即ち、主搬送路R0、給紙路R1、手差し給紙路R2、及び循環搬送路R3において隣接するニップ間距離で最長となる距離よりも短い距離を、最短記録紙長さYとして設定する。
エンプティセンサーS4及び後端検出センサーS5は、図5に示すように、トレイ本体511表面の貫通穴540に対応する位置であってトレイ本体511内部に設けられ、貫通穴540を入出することで記録紙P1を検出する。このエンプティセンサーS4及び後端検出センサーS5は、図6及び図7に示すように、一対の軸受体542,543と、軸受体542,543に軸支される軸体544と、軸体544に一体的に形成される記録紙検出板545、センサーレバー546と、軸体544に巻回されたねじりばね549と、センサーレバー546の位置を検出する位置検出センサー550とを有する。
軸受体542,543は、トレイ本体511に固定され、記録紙P1の給送方向(搬送方向)に沿って向かい合うように配置されている。ここで、給送方向上流側に配置されるのが軸受体542であり、給送方向下流側に配置されるのが軸受体543である。又、軸受体542,543は、それぞれ中央部に貫通孔が形成されており、この貫通孔に軸体544を差し込むことにより軸支している。
記録紙検出板545及びセンサーレバー546は、記録紙P1の給送方向上流側の軸受体542側から順に配置され、それぞれ軸体544に対して一体的に回動するように構成されている。記録紙検出板545と、センサーレバー546とは、平面視において軸体544の中心軸を挟んで別の側に配置されている。従って、記録紙検出板545が例えば上向き回動する場合、センサーレバー546は下向き回動する。
ねじりばね549は、軸体544の軸受体543側に設けられ、軸体544を記録紙検出板545が上向き回動するように付勢するものである。位置検出センサー550は、軸体544の中心軸よりもセンサーレバー546がある側に配置されており、センサーレバー546の位置を検出するものである。この位置検出センサー550は、例えばセンサーレバー546が所定位置にあるか否かを光学的に検出するものであり、受発光素子による透過型センサー等で構成することが挙げられる。
記録紙検出板545は、図6(a)及び図7(a)に示す上端位置と、図6(b)及び図7(b)に示す下端位置との間で回動する。記録紙検出板545は、上端位置にある場合には、トレイ本体511における記録材載置面の貫通穴540よりも上方に突出する。又、記録紙検出板545は、下端位置にある場合には、トレイ本体511における記録紙載置面の貫通穴540よりも下方になるように構成されている。記録紙検出板545は、ねじりばね549により軸体544とともに上向き回動するように付勢されている。又、センサーレバー546は、記録紙検出板545が上端位置にある場合に、図7(a)に示すように、位置検出センサー550により検出される(検出結果ON)所定位置になり、記録紙検出板545が下端位置にある場合に、図7(b)に示すように、下方に回転して、位置検出センサー550により検出されない(検出結果OFF)位置になる。
画像形成装置1は、図8に示す構成の制御部10を備え、この制御部10によって、画像形成装置1を構成する各部が制御され、記録紙への印字動作や原稿からの画像読取動作などの各種動作が実行される。この制御部10は、各種演算処理や制御を実行するCPU(Central Processing Unit)101と、制御プログラムなどを記憶するROM(Read Only Memory)102と、演算データを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)103と、転写部5で形成させるトナー画像の基となる画像データを生成する画像処理部104と、画像処理部104で得られた画像データを一時的に記憶する画像メモリ105と、画像形成装置1を構成する各部との間で信号の送受信を行う入出力インターフェース106と、記録紙の紙種に基づいて転写回数及び転写電圧を設定する転写動作設定部107とを備える。
このように構成される制御部10は、操作パネル9が受け付けた操作に応じた信号を受信すると、CPU101は、操作パネル9で受け付けた操作に基づく動作を認識する。同様に、制御部10は、入出力インターフェース106により、LAN(Local Area Network)等の通信ネットワーク110を介して外部端末などから送信される信号を受信すると、外部端末で指定された動作を認識する。これにより、CPU101は、操作パネル9又は外部端末を介して指定された動作に基づく制御プログラムをROM102から読み出し、該制御プログラムに基づいてCPU101が動作する。
制御部10は、画像読取制御部113、給紙制御部114、搬送制御部115、露光制御部116、転写制御部117、及び定着制御部118それぞれに制御信号を与える一方で、それぞれからの検出信号や画像信号を受ける。画像読取制御部113は、画像読取部3の各部を制御して原稿P2上の画像の読取動作を実行させ、読み取った画像に基づく画像信号を制御部10に送信する。給紙制御部114は、繰り出しローラー81、給紙ローラー82及び捌きローラー83を駆動させることで、給紙トレイ4又は手差しトレイ85から記録紙P1を給紙させる。搬送制御部115は、レジストローラー対86、排紙ローラー対87、及び両面搬送ローラー対88それぞれを駆動制御することで、主搬送路R0及び循環搬送路R3それぞれにおいて、記録紙P1を搬送させる。
露光制御部116は、制御部10からの画像データに基づいて露光部52を制御し、Y、M、C、K各色の作像部51の感光体ドラム61にレーザー光を照射させて、各感光体ドラム61に、Y、M、C、K各色の画像に対応した静電潜像を形成させる。転写制御部117は、Y、M、C、K各色の作像部51、一次転写ローラー54、駆動ローラー55、及び二次転写ローラー57それぞれを制御することで、中間転写ベルト53上に一次転写させたトナー画像を記録紙P1に二次転写させる。定着制御部118は、加熱器59及び加圧器60を駆動することで、加熱器59及び加圧器60による定着ニップを通過する記録紙P1上のトナー画像を加熱・加温して定着させる。
給紙制御部114は、図9に示すように、給紙センサーS1,S2からの信号を受け、制御部10に、給紙トレイ4又は手差しトレイ85からの記録紙P1の給紙状態を制御部10に通知する。又、給紙制御部114は、エンプティセンサーS41,S4からの信号を受け、制御部10に、給紙トレイ4又は手差しトレイ85における記録紙P1の搭載の有無を通知する。尚、給紙トレイ4に設置されるエンプティセンサーS41は、上述の手差しトレイ85のエンプティセンサーS4と同様の構成とし、給紙トレイ4の底面より突出させることで、記録紙P1の搭載の有無を検出する。
給紙制御部114は、モーター制御部141,142を介して、給紙モーター143,144を駆動制御する。又、給紙制御部114は、クラッチ145〜148を接理させて、給紙トレイ4及び手差しトレイ85それぞれの繰り出しローラー81及び給紙ローラー82を選択的に回転制御する。クラッチ145〜148は、それぞれ一方の回転方向のみ動力を伝達する周知のワンウェイクラッチで構成されており、給紙モーター143,144を正転(記録紙搬送方向に応じた回転方向)させたときに回転力を対応するローラー81,82の回転軸に伝達する一方、給紙モーター143,144が停止もしくは逆転したときには空回転する。
給紙トレイ4から記録紙P1を給紙する際、給紙制御部114は、モーター制御部141を介して給紙モーター143を回転させる。そして、クラッチ145を接続して繰り出しローラー81を回転させて、給紙トレイ4上に載置された最上の記録紙P1を給紙路R1に向けて送り出すと、クラッチ146を接続して給紙ローラー82を回転させ、給紙ローラー82及び捌きローラー83により記録紙P1の二重送りを防ぐ。同様に、手差しトレイ85から記録紙P1を給紙する際、給紙制御部114は、モーター制御部142を介して給紙モーター144を回転させる。そして、クラッチ147を接続して繰り出しローラー81を回転させて、手差しトレイ85上に載置された最上の記録紙P1を手差し給紙路R2に向けて送り出すと、クラッチ148を接続して給紙ローラー82を回転させる。
制御部10は、給紙制御部114を介して、給紙センサーS2、エンプティセンサーS4、及び後端検出センサーS5からの信号を受けて、手差しトレイ85に搭載された記録紙P1の長さ(搬送方向に沿う長さ)を認識する。又、側部ガイド板515の位置を検出する記録紙幅検出センサーS6を、手差しトレイ85に設けており、制御部10は、給紙制御部114を介して、記録紙幅検出センサーS6からの検出信号を受けて、記録紙P1の幅(搬送方向に直交する幅)を認識する。尚、記録紙幅検出センサーS6は、例えば、左右幅方向にスライドする側部ガイド板515の位置に応じて抵抗値が変更する可変抵抗等により構成される。
これにより、画像形成装置1は、制御部10において、手差しトレイ85に搭載された記録紙P1が定形サイズ又は不定形サイズのいずれであるかを認識し、記録紙P1の大きさにあわせた画像データを生成し、記録紙P1上に最適に画像形成できる。以下では、手差しトレイ85仕様時における画像形成装置1の動作について、図10に示すフローチャートを参照して、以下に説明する。
給紙制御部114は、エンプテイセンサーS4からの信号に基づいて、手差しトレイ85に対する記録紙P1の載置の有無を確認する(STEP1)。給紙制御部114は、エンプティセンサーS4の位置検出センサー550(図6及び図7参照)より検出結果OFFとなる信号を受けると、記録紙P1が手差しトレイ85に搭載されたものと判定する。給紙制御部114は、記録紙P1が手差しトレイ85に搭載されたことを確認すると(STEP1でYes)、記録紙幅検出センサーS6からの検出信号を受けて、記録紙P1の幅Pwを算出する(STEP2)。
制御部10は、記録紙制御部114と通信して、手差しトレイ85に載置された記録紙P1の幅PWを取得し、当該記録紙P1の幅PWと同一幅の定形サイズを検索し、検索した定形サイズを操作パネル9に表示させる(SETP3)。このとき、操作パネル9には、検索結果に基づく複数の定形サイズと不定形サイズとを選択できるよう、図11のようなボタン表示が成される。図11の例では、制御部10が、手差しトレイ85上の記録紙P1の幅(用紙幅)PWが297mmであることを記録紙制御部114から受け、『A4縦置き』、『A3横置き』。『不定形』のいずれかを選択できるよう、操作パネル9にボタン911〜913表示させている。尚、記録紙P1の幅PWより定形サイズが検索できない場合は、操作パネル9に不定形サイズである旨を表示させる。
そして、制御部10は、操作パネル9で受け付けたユーザーの操作に基づいて、手差しトレイ85上の記録紙P1が定形サイズであるか否かを確認する(STEP4)。尚、STEP3において、定形サイズが検索できなかった場合、制御部10は、自動的に記録紙P1が不定形サイズであることを認識する。ユーザーにより定形サイズが指定された場合(STEP4でYes)、制御部10は、記録紙制御部114を通じて手差しトレイ85より記録紙P1を給紙させた後(STEP5)、後述の画像形成処理を実行させる(STEP6)。
手差しトレイ85上の記録紙P1が不定形サイズである場合(STEP4でNo)、給紙制御部114が、後端検出センサーS5からの信号を受けて、手差しトレイ85上の記録紙P1の長さPLとトレイ先端・センサー間距離Xとを比較する(STEP7)。手差しトレイ85上の記録紙P1後端が後端検出センサーS5よりも給送方向上流側に位置する場合、給紙制御部114は、エンプティセンサーS4の位置検出センサー550(図6及び図7参照)より検出結果OFFとなる信号を受ける。このとき、給紙制御部114は、記録紙P1の長さPLがトレイ先端・センサー間距離Xより長いものと判定し(STEP7でYes)、制御部10が、操作パネル9に、記録紙P1の長さPLを取得させるための表示を実行させる(STEP8)。
STEP8において、操作パネル9では、例えば、図12に示すように、画像読取部3で記録紙P1の画像読み取りを実行させることで、記録紙P1の長さ(用紙長さ)PLを取得させるべく、『用紙をスキャナーにセットしてください』のように表示させる。この操作パネル9による表示に基づき、ユーザーが、ADF32又は原稿台33に記録紙P1を載置し、操作パネル9上のセットボタン921を操作すると(STEP9でYes)、制御部10は、画像読取制御部113を通じて画像読取部3を駆動し、記録紙P1の画像読取を実行し(STEP10)、記録紙P1の長さPLを取得する(STEP11)。このとき、取得した記録紙P1の長さPLが、図12に示す操作パネル9上の領域923に表示される。
又、STEP8では、図12の例に示すように、操作パネル9では、ユーザーが記録紙P1の長さ(用紙長さ)PLを直接入力できるように、『用紙長さを入力してください』という表示と同時に、数値入力用のキー922を表示させている。この操作パネル9による表示に基づき、ユーザーが数値入力用のキー922を操作して、記録紙P1の長さPLを入力すると(STEP9でNo)、制御部10は、記録紙P1の長さPLを取得する(STEP11)。上述のようにSTEP11で記録紙P1の長さPLを取得した後は、STEP5に移行して、手差しトレイ85から給紙された記録紙P1に対する画像形成を実行する(STEP6)。
手差しトレイ85上の記録紙P1後端が後端検出センサーS5よりも給送方向下流側に位置する場合、給紙制御部114は、エンプティセンサーS4の位置検出センサー550(図6及び図7参照)より検出結果ONとなる信号を受ける。このとき、給紙制御部114は、記録紙P1の長さPLがトレイ先端・センサー間距離Xより短いものと判定し(STEP7でYes)、制御部10は、給紙制御部114に給紙動作を開始させるよう制御信号を与える(STEP12)。
給紙制御部114は、制御部10から給紙動作開始の制御信号を受けると、モーター制御部142を介して給紙モーター144を駆動した後、クラッチ147,148を所定タイミングで接続して、繰り出しローラー81及び給紙ローラー82を回転駆動させる。これにより、手差しトレイ85上の記録紙P1のうち最上のものが、手差し搬送路R2に給紙される。手差し搬送路R2に給紙された記録紙P1の先端が給紙センサーS2の検出位置を通過したとき、給紙制御部114が給紙センサーS2の検出信号を受けて、記録紙P1先端の通過タイミングを記憶する(STEP13)。その後、手差し搬送路R2を通紙する記録紙P1の後端が給紙センサーS2の検出位置を通過したとき、給紙制御部114が給紙センサーS2の検出信号を受けて、記録紙P1後端の通過タイミングを記憶する(STEP14)。
給紙制御部114は、STEP13及びSTEP14それぞれで記憶した記録紙P1先端及び後端それぞれの通過タイミングより、記録紙P1の通過時間を算出すると、給紙ローラー82の回転速度に基づく搬送速度に基づいて、記録紙P1の長さPLを取得し、制御部10に通知する(STEP15)。制御部10は、給紙制御部114から受けた記録紙P1の長さPLと最短記録紙長さYとを比較し、手差しトレイ85上の記録紙P1が搬送可能であるか否かを判定する(STEP16)。
記録紙P1の長さPLが最短記録紙長さYより長い場合(STEP16でYes)、制御部10は、手差しトレイ85から給紙された記録紙P1に対する画像形成を実行する(STEP6)。一方、記録紙P1の長さPLが最短記録紙長さY以下の長さとなる場合(STEP16でNo)、制御部10は、給紙制御部114及び搬送制御部115に制御信号を送信し、記録紙P1の搬送動作を停止させる(STEP17)。その後、制御部10は、手差し給紙路R2及び主搬送路R0に残った記録紙P1を取り除くことをユーザーに促す画面(JAM処理用画面)を、操作パネル9に表示させる(STEP18)。このとき、例えば、操作パネル9上に、『手差しトレイの用紙は使用できません。装置内から用紙を取り除いてください。』といった文字表記によるJAM処理用画面が表示され、ユーザーに記録紙P1の除去を促す。
STEP6における画像形成装置1による画像形成動作を簡単に説明する。画像形成装置1は、開始信号や画像信号等を受信して印刷動作を開始する。印刷動作が開始すると、給紙トレイ4又は手差しトレイ85から繰り出された記録紙P1が、主搬送路R0に沿って画像形成部5に搬送される。そして、主搬送路R0に搬送された記録紙P1が、レジストセンサーS3により検知すると、搬送制御部114が、レジストセンサーSEからの信号を受けて、所定時間経過後にレジストローラー対86を停止させる。これにより、記録紙P1の搬送を停止させて、記録紙P1の先端を、転写部5における転写ニップ(二次転写ローラー57位置)よりも搬送方向上流側に位置させる。
制御部10は、主搬送路R0に搬送される記録紙P1の幅PW及び長さPLに基づき、画像形成用の画像信号を画像処理部104で生成して、画像メモリ105に格納する。制御部10は、画像メモリ105に格納した画像信号に基づくY、M、C、K各色の画像データを、露光制御部114に送信するとともに、転写制御部115を通じて転写部5を駆動させる。転写部5は、カラー電子写真方式に基づく記録紙P1への画像の転写を行うとともに、記録紙P1への画像転写方式として、中間転写ベルト53を利用した中間転写方式を採用している。
このとき、転写部5において、Y、M、C、K各色の作像部51では、帯電器62によって帯電させた感光体ドラム61の表面に露光部52からレーザー光が照射され、Y、M、C、K各色の画像に対応した静電潜像が形成される。この静電潜像が形成された感光体ドラム61の表面に、現像器63で帯電したトナーが移り、感光体ドラム61にトナー画像が形成される。そして、感光体ドラム61の表面に担持されたトナー画像が、中間転写ベルト53と接触する際、一次転写ローラー54の静電気力によって、中間転写ベルト53に転写されるため、中間転写ベルト53の表面に、Y、M、C、K各色が重なったトナー画像が形成される。一方、トナー画像を中間転写ベルト53に転写した感光体ドラム61に残った未転写トナーは、クリーナー部64にて掻き取られ、感光体ドラム61上から取り除かれる。
中間転写ベルト53に転写されたトナー画像は、駆動ローラー55及び従動ローラー56によって中間転写ベルト53が回転することで、二次転写ローラー57と当接する転写位置まで移動する。このとき、中間転写ベルト53上のトナー画像を記録紙P1に転写させるべく、転写部5に動作を開始させた後に、搬送制御部114によりレジストローラー対86を回転させて、主搬送路R0における記録紙P1の搬送を再開させる。そして、主搬送路R0上の転写位置まで搬送された記録紙P1は、中間転写ベルト53と二次転写ローラー57とで狭持される転写ニップに到達して中間転写ベルト53上のトナー画像が転写される。トナー画像を記録紙P1に転写した中間転写ベルト53に残った未転写トナーは、クリーナー部58にて掻き取られ、中間転写ベルト53上から取り除かれる。又、二次転写ローラー57との当接位置でトナー画像が転写された記録紙P1は、定着制御部118により制御される定着部6に搬送される。
片面に未定着トナー像を載せた記録紙P1は、定着部6の定着位置を通過する際に、加熱器59による加熱及び加圧器60による加圧が施されて、未定着トナー像が紙面に定着される。そして、片面印刷の場合、トナー像定着後(片面印刷後)の記録紙P1は、排紙ローラー対87により排紙トレイ7に排出される。一方、両面印刷の場合は、片面印刷後の記録紙P1を両面印刷用の循環搬送路R3に搬送して裏返しにし、再び主搬送路R0に戻すことによって、上述の画像形成動作が再び実行され、転写部5及び定着部6それぞれを通過する記録紙P1の他面にトナー像を転写及び定着させた後、排紙トレイ7に排出することとなる。
尚、本願発明における画像形成装置として、電子写真方式による画像形成装置を例に挙げて説明したが、電子写真方式に限られず、インクジェット方式など、他の方式による画像形成装置であっても構わない。又、本願発明における画像形成装置として、コピー機能、スキャナー機能、プリンター機能、ファックス機能を有するMFP(Multifunction Peripheral)であっても構わないし、プリンター、コピー機、ファクシミリ等であっても構わない。その他、各部の構成は図示の実施形態に限定されるものではなく、本願発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能である。
1 画像形成装置
2 装置本体
3 画像読取部
4 給紙装置
5 転写部
6 定着部
7 排紙トレイ
8 給紙機構
9 操作パネル
10 制御部
31 スキャナー部
32 ADF
33 原稿台
34 光源部
35 イメージセンサー
36 結像レンズ
37 ミラー群
38 原稿載置トレイ
39 原稿排出トレイ
40 原稿搬送機構
51 作像部
52 露光部
53 中間転写ベルト
54 一次転写ローラー
55 駆動ローラー
56 従動ローラー
57 二次転写ローラー
58 クリーナー部
59 加熱器
60 加圧器
61 感光体ドラム
62 帯電器
63 現像器
64 クリーナー部
81 繰り出しローラー
82 給紙ローラー
83 捌きローラー
84 縦搬送ローラー対
85 手差しトレイ
86 レジストローラー対
87 排紙ローラー対
88 両面搬送ローラー対
P1 記録紙
P2 原稿
R0 主搬送路
R1 給紙路
R2 手差し給紙路
R3 循環給紙路
S1,S2 給紙センサー
S3 レジストセンサー
S4 エンプティセンサー
S5 後端検出センサー
S6 記録紙幅検出センサー
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 画像処理部
105 画像メモリ
106 入出力インターフェース
110 通信ネットワーク
113 画像読取制御部
114 給紙制御部
115 搬送制御部
116 露光制御部
117 転写制御部
118 定着制御部
141,142 モーター制御部
143,144 給紙モーター
145〜148 クラッチ
511 トレイ本体
513 枢支ピン軸
514 押上板
515 側部ガイド板
540 貫通穴
542,543 軸受体
544 軸体
545 記録紙検出板
546 センサーレバー
549 ねじりばね
550 位置検出センサー

Claims (5)

  1. 記録紙を搭載する給紙トレイと、該給紙トレイ上の記録紙を1枚ずつ給紙させる給紙機構と、前記給紙機構を通じて給紙される記録紙を検出する給紙状態検出部と、前記記録紙の搬送タイミングと画像の形成タイミングとを同期させるレジスト部と、該レジスト部を通じて搬送される記録紙上に画像を形成する画像形成部とを備える画像形成装置において、
    前記給紙トレイは、前記給紙トレイ上における記録紙の搭載の有無を検出する記録紙搭載検出部と、該給紙トレイの搬送方向最下流位置から搬送方向に沿って第1距離だけ離れた位置に記録紙が載置されているか否かを検出する記録紙検出部と、を設けており、
    前記レジスト部と前記給紙状態検出部との距離を第2距離としたとき、
    前記第1距離が前記第2距離よりも短く設定され、前記記録紙搭載検出部で前記給紙トレイ上に記録紙が搭載されていることを検出するとともに、前記記録紙検出部で前記記録紙の検出がない場合に、
    前記給紙状態検出部が給紙された記録紙の先端及び後端を検出して、当該記録紙先端及び後端の検出時間に基づいて、前記記録紙の搬送方向長さを算出した後、算出した搬送方向長さに基づいて、前記画像形成部が前記記録紙に画像を形成することを特徴とする画像形成装置。
  2. 装置内で搬送可能となる最短長さを第3距離としたとき、前記第1距離が前記第3距離よりも長く設定されており、
    前記給紙状態検出部の検出結果に基づいて算出した前記記録紙の搬送方向長さが前記第3距離よりも短くなる場合は、前記記録紙が使用不可能であることを報知することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記給紙状態検出部の検出結果に基づいて算出した前記記録紙の搬送方向長さが前記第3距離よりも短くなる場合に、前記記録紙の搬送を停止して、前記記録紙の除去を報知することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記記録紙検出部で記録紙を検出した場合には、前記記録紙の搬送方向長さの入力を要求し、入力された前記記録紙の搬送方向長さに基づいて、前記画像形成部が前記記録紙に画像を形成することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 原稿から画像を読み取る画像読取部を更に備えており、
    前記記録紙検出部で記録紙を検出した場合には、前記画像読取部による前記記録紙の読取動作を実行させて前記記録紙の搬送方向長さを認識し、認識した前記記録紙の搬送方向長さに基づいて、前記画像形成部が前記記録紙に画像を形成することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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