JP6137119B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本願発明は、加熱器と加圧器との間に形成された定着ニップに、トナー像が転写された記録紙を通過させることによって、前記トナー像を前記記録紙に定着させる定着装置と、これを備えた画像形成装置とに関する。
従来から、電子写真方式を採用した画像形成装置では、熱源によって加熱される加熱器とこれに当接する加圧器との間の定着ニップに、未定着トナー像が転写された記録紙を搬送し加熱及び加圧することにより、未定着トナー像を記録紙に定着させることが広く行われている。この記録紙へのトナーを定着させる定着装置として、ハロゲンヒータやセラミックヒータ等の加熱手段で定着ベルトを加熱して、当該定着ベルトに記録紙を当接させると同時に加圧させるものが、従来より使用されている。
このような定着装置において、加熱器及び加圧器の一方をローラーで構成し、他方をベルトで構成するベルト方式のものが採用されている。ベルト方式の定着装置には、定着ニップに記録紙が突入する際に、ローラーに接触して定着ニップに突入させるものがある。この場合、定着ニップに突入する直前位置において、記録紙先端がわずかに表面から浮いた状態となってしまう。一方、記録紙を定着ニップに誘導するガイドを設けるものがあるが、定着ニップ直前位置で、記録紙先端がわずかに波打つ場合がある。更には、装置内の温湿度といった環境に記録紙が影響を受けて、記録紙自体が湾曲していることもある。これらが原因となり、記録紙先端が定着ニップの目標位置に突入できずに、記録紙に紙しわが発生することがある。
このような紙しわの発生を抑制させるべく、押圧部材よりも搬送方向上流側にベルト保持部材を設けた画像形成装置が提案されている(特許文献1参照)。
特開2009−069226号公報
従来の定着装置は、記録紙先端のローラーへの接触等が原因となり、記録紙先端がローラーから浮き上がって、ベルト側に衝突することもある。この場合、記録紙のベルトへの衝撃による転写ずれが発生したり、衝撃の繰り返しにより押圧部材とベルトとの間にある摺動シートにズレや破損を生じさせる可能性があった。又、定着ニップを制御することにより紙しわを防止するものもあるが、記録紙の幅方向(搬送方向に対して交差する方向)でニップ幅が異なるため、中央と端部の圧接力やニップ幅の違いによる光沢ムラなどの画像ノイズが発生してしまう。
更に、特許文献1における定着装置のように両端に対して中央の間隙を狭めた場合、記録紙先端両端が定着ニップの目標位置から外れて突入することがあり、結果として、紙しわの発生を抑制するには不十分である。即ち、記録紙先端の中央が先に定着ニップに突入することがあるため、記録紙端部が遅れて定着ニップに突入することで、記録紙がよれて紙しわが発生することがあった。又、特許文献1における構成では、定着ニップを形成する押圧部材に対して搬送方向上流側に、紙しわ防止用のベルト保持部材を具備させる必要があり、部品点数が多くなるばかりか、装置構成を複雑化させることとなる。
このような問題を鑑みて、本発明は、定着装置を通過する記録紙における紙しわを防止できる定着装置及びこの定着装置を備える画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の定着装置は、記録紙を加熱する加熱器と、該加熱器と前記記録紙を挟持して搬送する加圧器を備えるとともに、前記加熱器及び前記加圧器の一方を、回動可能な定着ベルトと、当該定着ベルトの内側から押圧する押圧部材とで構成しており、前記加熱器及び加圧器の他方である定着部材と前記定着ベルトを当接させて定着ニップを形成している定着装置であって、前記押圧部材は、弾性変形可能な弾性押圧部材と、該弾性押圧部材を把持する支持用押圧部材とで構成されており、前記押圧部材により前記定着部材を押圧する押圧領域より記録紙搬送方向上流側で、前記支持用押圧部材もしくは前記弾性押圧部材又はそれらの両方に、前記記録紙を前記定着ニップに誘導する記録紙誘導部を設けており、該記録紙誘導部において、前記押圧部材と前記定着部材との隙間が長手方向中央よりも両端で小さくなっていることを特徴とする。
このような定着装置において、前記押圧部材は、記録紙搬送方向上流側に、記録紙搬送方向に対して傾斜させた傾斜面を備えているものであっても構わない。このとき、前記傾斜面を、前記押圧部材の長手方向中央よりも両端において記録紙搬送方向上流側に位置させた形状とするものとしても構わない。又、前記傾斜面を、前記押圧部材の長手方向中央よりも両端において記録紙搬送方向に対する傾斜角を小さくした形状とするものとしても構わない。
又、前記押圧部材は、記録紙搬送方向上流側における前記定着部材との対向面を、前記押圧部材の長手方向両端よりも中央において前記定着部材から離間させたものであっても構わない。
本発明の画像形成装置は、記録紙にトナー画像を転写する転写部と、該転写部でトナー画像が転写された前記記録紙を加熱しながら加圧する定着部と、を備える画像形成装置であって、前記定着部を、上述のいずれかの定着装置によって構成することを特徴とする。
本発明によると、ベルト定着方式においてベルト内の押圧部材のニップ領域より記録紙搬送方向上流部の形状を、長手方向中央部より両端部の定着部材との隙間が小さくなるように形成され、用紙両端が中央部より先にニップに突入するように構成できる。そのため、記録紙が定着ニップへ突入する時、記録紙先端の中央部より両端部が定着ニップに先に突入するように構成できるため、記録紙の定着ニップへの突入姿勢を整え、紙しわを防止できる。
又、定着ニップ入口直前で記録紙先端が定着部材表面からわずかに浮いている状態となり、記録紙先端の中央より両端が先に押圧部材に接触して、定着ニップへ先に誘導されるため、記録紙先端の両端が定着部材側に寄せられて、定着ニップにかみ込む。そのため、記録紙先端において、中央より両端が先に定着ニップに搬送されて、記録紙が中央に寄ることがなく、効果的に紙しわを防止できる。
又、押圧部材の記録紙搬送方向上流側の端面を長手方向に傾斜させた形状とすることで、定着ニップ入口直前で記録紙先端を長手方向全域にわたって同時に定着ニップに突入させることがない。そのため、定着ニップ突入時における衝撃が分散され、記録紙の一時的な停止または速度変動がなく、記録紙後方の転写ニップ部を通過している部分での転写ずれをも防止できる。又、押圧部材を弾性押圧部と支持用押圧部材とで構成するとともに、弾性押圧部を記録紙搬送方向で傾斜させた形状とするため、記録紙による弾性押圧部への衝突を緩和でき、押圧部材とベルトとの間にある摺動シートのズレや破損をも防止できる。
は、本発明の画像形成装置の外観斜視図である。 は、図1に示す画像形成装置の内部構成を示す概略構成図である。 は、本発明の第1の実施形態の画像形成装置における定着装置の構成を示す断面図である。 は、図3の定着装置における加圧器の一部拡大斜視図である。 は、図3の定着装置の一部拡大断面図であり、(a)が定着装置の両端部分の断面を示し、(b)が定着装置の中央部分の断面を示す。 は、図3の定着装置の両端部分に対する記録紙の搬送状態を示す断面図である。 は、図3の定着装置の中央部分に対する記録紙の搬送状態を示す断面図である。 は、本発明の第1の実施形態における加圧器の別の構成例を示す一部拡大斜視図である。 は、本発明の第2の実施形態の画像形成装置における定着装置の構成を示す断面図である。 は、図9の定着装置における加圧器の一部拡大斜視図である。 は、図9の定着装置の一部拡大断面図であり、(a)が定着装置の両端部分の断面を示し、(b)が定着装置の中央部分の断面を示す。 は、本発明の第3の実施形態の画像形成装置における定着装置の構成を示す断面図である。 は、図12の定着装置における加圧器の一部拡大斜視図である。 は、図12の定着装置の一部拡大断面図であり、(a)が定着装置の両端部分の断面を示し、(b)が定着装置の中央部分の断面を示す。 は、本発明の第4の実施形態の画像形成装置における定着装置の構成を示す断面図である。 は、図15の定着装置における加圧器の一部拡大斜視図である。 は、図15の定着装置の一部拡大断面図であり、(a)が定着装置の両端部分の断面を示し、(b)が定着装置の中央部分の断面を示す。 は、本発明の第5の実施形態の画像形成装置における定着装置の構成を示す断面図である。 は、図18の定着装置における加圧器の一部拡大斜視図である。 は、図18の定着装置の一部拡大断面図であり、(a)が定着装置の両端部分の断面を示し、(b)が定着装置の中央部分の断面を示す。 は、本発明の画像形成装置の定着装置における別構成を示す断面図である。 は、本発明の画像形成装置の定着装置における別構成を示す断面図である。
以下に、本願発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明で必要に応じて特定の方向や位置を示す用語(例えば「左右」「上下」等)を用いる場合は、図2で紙面に直交する方向を正面視とし、この方向を基準にしている。これらの用語は説明の便宜のために用いたものであり、本願発明の技術的範囲を限定するものではない。
<画像形成装置の全体構成>
以下の各実施形態で共通となる画像形成装置の全体構成について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の画像形成装置の外観斜視図であり、図2は、当該画像形成装置の内部構成を示す概略図である。
図1及び図2に示すように、画像形成装置1は、原稿P2から画像を読み取る画像読取部3と、画像が形成される記録紙P1を収納する給紙トレイ4と、給紙トレイ4から給紙された記録紙P1にトナー画像を転写する転写部5と、転写部5で転写されたトナー画像を記録紙P1に定着させる定着部6と、定着部6で定着されて画像が形成された記録紙P1が排紙される排紙トレイ7と、画像形成装置1への操作を受け付ける操作パネル9と、を備える。この画像形成装置1において、その装置本体2上部に画像読取部3が設けられるとともに、この画像読取部3の下側に転写部5が設けられる。
そして、排紙トレイ7が、転写部5及び定着部6で画像記録されて排紙された記録紙P1を受けるために、装置本体2における転写部5の上側に設けられるとともに、給紙トレイ4が、装置本体2における転写部5の下側で挿抜可能に構成される。このように構成されることで、後述するように、給紙トレイ4に収納された記録紙P1が装置本体2内部に給紙された後、上昇搬送されることによって、給紙トレイ4の上部に配置された転写部5で画像が転写されて定着部6で定着された後、画像読取部3と転写部5との間の空間(凹みスペース)に設けられた排紙トレイ7に排紙される。
装置本体2上部に設けられる画像読取部3は、原稿P2からの画像を読み取るスキャナー部31と、スキャナー部31の上部に設けられるとともにスキャナー部31に原稿P2を1枚ずつ搬送させる自動原稿搬送部(ADF:Auto Document Feeder)32とを備える。又、装置本体2の正面側(前面側)には、操作パネル9が設けられる。そして、ユーザーは、この操作パネル9の表示画面等を見ながらキー操作をすることで、画像形成装置1の各種機能の中から選択した機能について設定操作をしたり、画像形成装置1に作業実行を指示したりできる。
次に、図2を参照して、装置本体2の内部構造について説明する。装置本体2の上部にある画像読取部3のうちスキャナー部31は、上面側にプラテンガラス(不図示)を有する原稿台33と、原稿P2に対して光を照射する光源部34と、原稿P2からの反射光を画像データに光電変換するイメージセンサー35と、反射光をイメージセンサー35上に結像させる結像レンズ36と、原稿P2からの反射光を順次反射させて結像レンズ36に入射させるミラー群37とを備えている。光源部34、イメージセンサー35、結像レンズ36及びミラー群37は原稿台33の内部に設けられるともに、光源部34及びミラー群37は原稿台33に対して左右方向に移動可能に構成される。
又、スキャナー部31の上面側には、ADF32が原稿台33に対して開閉可能に設けられている。ADF32は、原稿台33のプラテンガラス(不図示)上の原稿P2に覆い被さることによって原稿P2をプラテンガラス(不図示)に密着させる働きも有する。ADF32は、原稿載置トレイ38と原稿排出トレイ39とを備えている。
このような構成の画像読取部3において、原稿台33のプラテンガラス(不図示)上の原稿P2を読み取る場合は、右方向(副走査方向)に移動する光源部34から原稿P2に光が照射される。原稿P2から反射した反射光は、光源部34と同じく右方向に移動するミラー群37で順次反射されて結像レンズ36に入射し、イメージセンサー35上に結像される。イメージセンサー35は、入射光の強さに応じて画素毎に光電変換を実行して、原稿P2の画像に対応した画像信号(RGB信号)を生成する。
一方、原稿載置トレイ38に載置された原稿P2を読み取る場合、当該原稿P2は複数のローラー等で構成される原稿搬送機構40によって読取位置に搬送される。このとき、スキャナー部31の光源部34及びミラー群37は、原稿台33内部の所定位置に固定される。従って、光源部34により原稿P2の読取位置部分に光が照射され、その反射光がスキャナー部31のミラー群37及び結像レンズ36を介してイメージセンサー35上に結像される。そして、イメージセンサー35が原稿P2の画像に対応した画像信号(RGB信号)に変換する。その後、原稿P2は原稿排出トレイ39に排出される。
トナー画像を記録紙P1に転写する転写部5は、Y(Yellow)、M(Magenta)、C(Cyan)、K(Key tone)各色のトナー画像を生成する作像部51と、作像部51それぞれの下方に設けられた露光部52と、水平方向に並んだ各色の作像部51と当接することで作像部51から各色のトナー画像が転写される中間転写ベルト53と、作像部51と中間転写ベルト53を挟持するように各色の作像部51それぞれに対して上側に対向する位置に設けられた一次転写ローラー54と、中間転写ベルト53を回動させる駆動ローラー55と、駆動ローラー55の回転が中間転写ベルト53を通じて伝達することで回転する従動ローラー56と、中間転写ベルト53を挟んで駆動ローラー55と対向する位置に設置される二次転写ローラー57と、中間転写ベルト53を挟んで従動ローラー56と対向する位置に設置されるクリーナー部58とを、備える。
作像部51は、中間転写ベルト53の外周面と当接する感光体ドラム61と、感光体ドラム61の外周面をコロナ放電により帯電させる帯電器62と、攪拌して帯電させたトナーを感光体ドラム61の外周面に付着させる現像器63と、トナー画像を中間転写ベルト53に転写した後に感光体ドラム61の外周面に残留するトナーを除去するクリーナー部64と、を備える。このとき、感光体ドラム61は、中間転写ベルト53を挟んで、一次転写ローラー54と対向する位置に設置されるとともに、図2における時計回りの方向に回転する。そして、感光体ドラム61の周囲には、一次転写ローラー54、クリーナー部64、帯電器62、露光部52、及び現像器63が、感光体ドラム61の回転方向に沿って、順番に配置されている。
又、中間転写ベルト53は、例えば導電性を有する無端状のベルト部材から構成され、駆動ローラー55及び従動ローラー56に緩みの無い状態で巻き掛けられることで、駆動ローラー55の回転に従って、図2において反時計回りの方向に回動する。そして、中間転写ベルト53の周囲には、中間転写ベルト53の回転方向に沿って、二次転写ローラー57、クリーナー部58、YMCK各色の作像部51それぞれが順番に配置されている。
更に、記録紙P1に転写されたトナー画像を定着させる定着部6は、記録紙P1上のトナー画像を定着させるべく加熱する加熱器59と、記録紙P1を加熱器59と共に挟持して記録紙P1を加圧する加圧器60とを備える。
給紙機構8は、給紙トレイ4に収納された記録紙P1を最上層から繰り出す繰り出しローラー81と、繰り出された記録紙P1を1枚ずつに分離する給紙ローラー82及び捌きローラー83による分離ローラー対と、を備える。各給紙トレイ4内の記録紙P1は、対応する繰り出しローラー81、給紙ローラー82及び捌きローラー83の回転駆動によって、最上層のものから1枚ずつ、給紙路R1経由で主搬送路R0に向けて送り出される。主搬送路R0は画像形成(印刷)の工程を経る記録紙P1の主たる通り道である。又、給紙路R1は給紙トレイ4毎に設けられるとともに、各給紙路R1は主搬送路R0に合流している。
装置本体2における左右方向の一側部(実施形態では右側部)には、外部から所定サイズの記録紙P1を給紙可能な手差しトレイ93が設けられている。手差しトレイ93は、装置本体2内にある通常の給紙トレイ4とは別に補助的に設けられたものであり、装置本体2における左右方向の一側部に対して開閉回動可能に取り付けられている。手差しトレイ93上の記録紙P1は、繰り出しローラー等の回転駆動によって、最上層のものから1枚ずつ、手差し給紙路R2経由で主搬送路R0に向けて送り出される。
主搬送路R0のうち、加熱器59及び加圧器60による定着部6よりも下流側には、印刷済の記録紙P1を排出する排紙ローラー対91が配置されている。印刷済の記録紙P1は、排紙ローラー対91の回転駆動によって排紙トレイ7に排出される。
又、このように各部が構成される画像形成装置1の装置本体2内には、更に、片面印刷後の記録紙P1を表裏反転させて両面印刷するための循環搬送部92が設けられている。循環搬送部92は、片面印刷後の記録紙P1を表裏反転させる反転ローラー対と、複数組の両面搬送ローラー対とを備えている。循環搬送部92では、片面印刷後の記録紙P1を表裏反転させ、循環搬送路R3を介して再び主搬送路R0まで搬送させる。この場合、排紙ローラー対91を正逆回転可能に構成することによって、排紙ローラー対91に反転ローラー対の機能を兼用させている。排紙ローラー対91の正逆回転によって、記録紙P1を画像形成装置1外に排出したり、スイッチバック(逆送)して画像形成装置1内に戻したりできる。循環搬送路R3の上流側は、主搬送路R0のうち定着部6と排紙ローラー対91との間から分岐している。循環搬送路R3の下流側は、転写部5の上流側に合流している。
画像形成装置1による印刷動作を簡単に説明する。画像形成装置1は、開始信号や画像信号等を受信して印刷動作を開始する。印刷動作が開始すると、給紙機構8により給紙トレイ4から繰り出された記録紙P1が、主搬送路R0に沿って画像形成部5に搬送される。転写部5及び定着部6はそれぞれ、カラー電子写真方式に基づく記録紙P1への画像の転写及び定着を行うとともに、記録紙P1への画像転写方式として、中間転写ベルト53を利用した中間転写方式を採用する。
このとき、転写部5において、Y、M、C、K各色の作像部51では、帯電器62によって帯電させた感光体ドラム61の表面に露光部52からレーザー光が照射され、Y、M、C、K各色の画像に対応した静電潜像が形成される。この静電潜像が形成された感光体ドラム61の表面に、現像器63で帯電したトナーが移り、感光体ドラム61にトナー画像が形成される。そして、感光体ドラム61の表面に担持されたトナー画像が、中間転写ベルト53と接触する際、一次転写ローラー54の静電気力によって、中間転写ベルト53に転写されるため、中間転写ベルト53の表面に、Y、M、C、K各色が重なったトナー画像が形成される。一方、トナー画像を中間転写ベルト53に転写した感光体ドラム61に残った未転写トナーは、クリーナー部64にて掻き取られ、感光体ドラム61上から取り除かれる。
中間転写ベルト53に転写されたトナー画像は、駆動ローラー55及び従動ローラー56によって中間転写ベルト53が回転することで、二次転写ローラー57と当接する転写位置まで移動し、主搬送路R0上の転写位置まで搬送される記録紙P1に転写される。トナー画像を記録紙P1に転写した中間転写ベルト53に残った未転写トナーは、クリーナー部58にて掻き取られ、中間転写ベルト53上から取り除かれる。又、二次転写ローラー57との当接位置でトナー画像が転写された記録紙P1は、加熱器59及び加圧器60による定着部6に搬送される。
片面に未定着トナー像を載せた記録紙P1は、定着部6の定着位置を通過する際に、加熱器59による加熱及び加圧器60による加圧が施されて、未定着トナー像が紙面に定着される。そして、片面印刷の場合、トナー像定着後(片面印刷後)の記録紙P1は、排紙ローラー対91により排紙トレイ7に排出される。一方、両面印刷の場合は、片面印刷後の記録紙P1を両面印刷用の循環搬送路R3に搬送して裏返しにし、再び主搬送路R0に戻すことによって、転写部5及び定着部6それぞれを通過する記録紙P1の他面にトナー像を転写及び定着させた後、排紙トレイ7に排出することとなる。
以下の各実施形態の画像形成装置は、上述の画像形成装置1の構成を共通に備えるものであって、上記画像形成装置1における定着部6となる定着装置の構成を異にするものである。従って、以下の各実施形態では、上記画像形成装置1における定着部6として用いられる定着装置の構成について、詳細に説明するものとする。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態の画像形成装置について、定着部の構成を中心に、以下に、図面を参照して説明する。図3は、本実施形態の画像形成装置における定着部となる、定着装置の構成を示す概略断面図である。図4は、図3の定着装置における加圧器の押圧部分の構成を示す一部拡大斜視図である。
本実施形態における定着装置6aは、図3に示すように、画像形成装置1の定着部6(図2参照)として機能するものであって、円筒形の芯金311を軸心とする加熱ローラーで構成される加熱器59と、無端ベルトの加圧ベルト321を加熱器59に圧接させる加圧器60とを備える。加熱器59は、芯金311が不図示のローラー支持フレームに軸支されるとともに、不図示の定着駆動モーターと動力伝達可能に連結されることで、図3の反時計方向に回転駆動される。又、加圧器60は、加圧ベルト321がその両縁側から不図示のベルト保持部材によりシール部材を介して挟持されることで、加熱器59に圧接して定着ニップを形成する位置で支持される。これにより、加圧器60の加圧ベルト321が、加熱器59の回転に伴い従動回転する。
加熱器59は、図3に示すように、芯金311の外周面に弾性層312及び離型層313を順に被覆させた構成を備える。そして、芯金311の内側には、加熱器59を所定の目標温度(例えば、160℃〜200℃の範囲内の定着温度)に加熱する熱源として、ヒーターランプ314が通紙幅方向に延びるように配置されている。このように加熱ローラーとして構成される加熱器59は、その外径が20〜50mm程度であることが好ましい。又、加熱源となるヒーターランプ314には、ハロゲンヒータ、IHヒータ、又は抵抗発熱体等が採用される。
加圧器60は、加圧ベルト321内部に設けられるとともに加圧ベルト321を加熱器59に対して押圧する押圧部材322を有する。加圧ベルト321を内側から押圧させるように押圧部材322を配置するために、押圧部材322を固定させる保持フレーム323が、加圧ベルト321内に設置される。加圧ベルト321は、耐熱性、強度や表面平滑性が考慮されたベース層をその内側に備えるとともに、このベース層の外側を離型性の離型層で被覆した構成を有する。
押圧部材322は、図3及び図4に示すように、加圧ベルト321を弾性変形して押圧する弾性押圧部材326と、弾性押圧部材326よりも硬度の高い材料で構成される剛体押圧部材(支持用押圧部材)327とを備え、剛体押圧部材327によって弾性押圧部材326が把持された構成となる。弾性押圧部材326は、剛体押圧部材327の加熱器59側の面(左側面)に設けられた凹みに挿嵌されることで剛体押圧部材327に把持され、その加熱器59側の面(左側面)が加圧ベルト321に摺接する。又、剛体押圧部材327は、ベルト保持部材35に保持されて固定される保持フレーム323の加熱器59側の面(左側面)に設けられた凹みに挿嵌されることで、保持フレーム323に把持され、加圧ベルト321内に固設される。
弾性押圧部材326は、前後方向の長さが記録紙P1の最大用紙幅以上の長さとなる角柱状の形状を有し、その加熱器59側の面(左側面)で加圧ベルト321を加熱器59に向かって押圧する。又、剛体押圧部材327は、図3及び図4に示すように、前後方向の長さが弾性押圧部材326の長さ以上となる角柱状の形状を有するとともに、その左側面に弾性押圧部材326が挿嵌される矩形上の凹みを備える。弾性押圧部材326が、シリコンゴム等で構成されるとともに、剛体押圧部材327が、耐熱性樹脂等で構成される。
又、剛体押圧部材327は、図3及び図4に示すように、その左側面において、弾性押圧部材326上側(記録紙P1搬送方向下流側)の面(上方側面)327aを弾性押圧部材326下側(記録紙P1搬送方向上流側)の面(下方側面)327bよりも加熱器59側に近づけた形状としている。これにより、剛体押圧部材327は、その左側面における弾性押圧部材326より上側の面327aで加圧ベルト321を加熱器59に向かって押圧する。剛体押圧部材327が記録紙P1の分離性を補助するとともに、弾性押圧部材326とともに定着ニップを形成している。分離機能を剛体押圧部材327に特化することにより、弾性押圧部材326の圧接力を弱め、定着機能のみにすることができるため、記録紙P1の定着ニップへの突入がスムーズに行える。
更に、剛体押圧部材327は、図3及び図4に示すように、記録紙P1搬送方向上流側の面を、記録紙P1搬送方向に対して角度θだけ傾斜させた傾斜面327cにより構成している。そして、図4に示すように、傾斜面327cは、剛体押圧部材327の長手方向(記録紙P1の搬送方向に対して交差する方向)に沿って、中央から両端にかけて搬送方向上流側に傾斜している。即ち、剛体押圧部材327の傾斜面327cは、その両端部分を中央部分よりも記録紙P1搬送方向上流側に位置させている。これにより、剛体押圧部材327の下方側面327bは、両端部分の幅が中央部分の幅よりも広くなる。
剛体押圧部材327の下方側面327bは、記録紙P1搬送方向に対して、加圧ベルト321と加熱器59とによる定着ニップよりも上流側に位置させており、定着ニップへ記録紙を誘導する記録紙誘導部として作用する。これにより、定着装置6aの定着ニップは、弾性押圧部材326の左側面と剛体押圧部材327の上方側面327aが位置する領域に形成されることとなる。従って、剛体押圧部材327の下方側面327bが、定着ニップに作用することがなく、剛体押圧部材327の長手方向に沿って、ニップ幅の大小には影響を及ぼさない。定着装置6aの定着ニップのニップ幅は、端部、中央に限らず長手方向に一定であるか、中央部の方がやや大きく構成されている。なお、本実施形態を含む以下の各実施形態では、定着装置6aの定着ニップのニップ幅が幅N1で一定であるものとする。
上述したように、定着装置6aにおける定着ニップのニップ幅N1は、押圧部材322の長手方向で一定となる。即ち、押圧部材322の端部において、図5(a)に示すように、定着ニップはニップ幅N1で形成されており、押圧部材322の中央においても、図5(b)に示すように、定着ニップはニップ幅N1で形成されている。一方、定着装置6aの定着ニップ直前位置において、加熱器59表面と加圧ベルト321表面との距離(以下、「定着部材間距離」と呼ぶ)が、押圧部材322の長手方向で異なる。即ち、押圧部材322の端部では、図5(a)に示すように、定着部材間距離が距離D1と短くなる一方、押圧部材322の中央では、図5(b)に示すように、定着部材間距離が距離D2(D2>D1)と長くなる。
このように、本実施形態の画像形成装置では、剛体押圧部材327における搬送方向上流側側面が、剛体押圧部材327の長手方向に沿って、両端から中央に向かって搬送方向下流側に位置するように、V字形状の傾斜面で構成されている。これにより、定着装置6aの定着ニップ直前位置において、剛体押圧部材327の傾斜面327cは、その長手方向の両端から中央に向かって、加熱器59表面との距離が長くなる。そのため、加圧ベルト321と加熱器59とで形成する定着ニップのニップ幅を、長手方向で一定の長さとできるとともに、定着ニップ直前位置において、加熱器59と加圧器60との間隙を、長手方向両端から中央に向かって広げた構成とできる。
記録紙P1が定着装置6aに搬送されると、図6に示すように、記録紙P1先端部分は、定着ニップ直前位置の定着部材間距離が狭い両端位置において、加圧ベルト321に当接することとなる。従って、定着装置6aに搬送された記録紙P1は、その先端部分両端が加圧ベルト321と接触して加熱器59側へ誘導されると、両端から中央に向かって順番に、その先端部分が加熱器59側へ誘導されることとなる。
このように、記録紙P1を定着装置6aの定着ニップに突入させる際に、記録紙P1先端部分(搬送方向上流側先端部分)が、その両端から中央に向かって順番に定着ニップへ誘導される。これにより、記録紙P1は、その両端が中央より先行して定着ニップで狭持されることとなる。従って、定着装置6aに搬送された記録紙P1は、両端側に引張させた状態で定着ニップへ誘導されることとなるため、定着ニップにおける紙しわの発生を防止できる。また、定着装置6aにおける定着ニップについて、長手方向(搬送交差方向)のいずれの位置でもニップ幅N1で形成することができるため、記録紙P1の搬送交差方向各位置での加熱容量を同等とできるため、定着ムラの発生を抑制できる。
又、上述したように、定着装置6aにおいて、記録紙P1先端が長手方向全域にわたり同時に定着ニップに突入することがないため、定着ニップ突入時における記録紙P1に対する衝撃は分散され、記録紙P1の一時的な停止または速度変動がなくなる。従って、記録P1後方の転写部5での転写ニップを通過している部分での転写ずれも防止できる。
尚、本実施形態では、傾斜面327cに傾斜角θ(例えば、45°)の傾斜を設けた例を表記しているが、傾斜面327cにおける傾斜は加圧ベルト321との位置関係や記録紙P1突入角度との位置関係によっては、記録紙P1が定着ニップへ円滑に搬送される角度であれば、0°〜90°の範囲のいずれでもよい。又、図8に示すように、傾斜面327cについて、記録紙P1搬送方向に対する角度を90°としても構わない。このとき、加圧ベルト321が押圧部材322の外側にある。そのため、搬送された記録紙P1は、まず、加圧ベルト321に接触して加圧ベルト321を押すことにより、加圧ベルト321の凹みが、両端で少なくなる一方で、中央で多くなる。従って、記録紙P1は、その両端から定着ニップに近づき、中央が遅れて定着ニップに突入することになる。
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態の画像形成装置について、定着部の構成を中心に、以下に、図面を参照して説明する。図9は、本実施形態の画像形成装置における定着部となる、定着装置の構成を示す概略断面図である。図10は、図9の定着装置における加圧器の押圧部分の構成を示す一部拡大斜視図である。尚、図9及び図10に示す構成において、図3及び図4と同一の構成となる部分については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
本実施形態における定着装置6bは、第1の実施形態における定着装置6aと、加圧器60における押圧部材322の剛体押圧部材327の形状を異なるものとする一方で、その他の構成については同様となる。従って、以下では、剛体押圧部材327の構成を中心に説明する。
定着装置6bの押圧部材322に設けた剛体押圧部材327は、第1の実施形態と異なり、傾斜面327cの記録紙P1搬送方向に対する傾斜角度θを、剛体押圧部材327の長手方向に沿って変化させている。具体的には、図9及び図10に示すように、剛体押圧部材327の長手方向に沿って中央から両端にかけて、傾斜面327cにおける記録紙P1搬送方向に対する傾斜角が小さくなるように、傾斜面327cを構成している。このとき、剛体押圧部材327の下方側面327の幅を、剛体押圧部材327の長手方向で一定とするため、図10に示すように、剛体押圧部材327の上流側辺縁が、両端が中央よりも上流側に位置するV字形状となる。
図11(a)に示すように、剛体押圧部材327における傾斜面327c両端では、記録紙P1搬送方向に対する傾斜を傾斜角θ1により小さくすることで、その上流側辺縁を上流側に位置させることとなる。一方、図11(b)に示すように、剛体押圧部材327における傾斜面327c中央では、記録紙P1搬送方向に対する傾斜を傾斜角θ2(θ1<θ2)により大きくとすることで、その上流側辺縁を両端よりも下流側に位置させることとなる。
これにより、本実施形態の定着装置6bについても、剛体押圧部材327の傾斜面327cは、剛体押圧部材327の長手方向に沿う両端から中央に向かって搬送方向下流側に位置するように、V字形状の傾斜面で構成される。そのため、加圧ベルト321と加熱器59とで形成する定着ニップのニップ幅を、長手方向で一定の長さN1とできるとともに、定着ニップ直前位置において、加熱器59と加圧器60との間隙を、長手方向両端から中央に向かって広げた構成とできる。
即ち、図11(a)及び(b)に示すように、定着装置6bにおける定着ニップのニップ幅N1は、押圧部材322の長手方向で一定となり、定着装置6bでの定着ムラの発生を抑制できる。又、定着装置6bの定着ニップ直前位置において、剛体押圧部材327の傾斜面327cは、その長手方向の両端から中央に向かって、加熱器59表面との距離が長くなる。即ち、定着部材間距離を、押圧部材322の端部では、図11(a)に示すように、距離D1と短くなる一方、圧部材322の中央では、図11(b)に示すように、距離D2(D2>D1)と長くなる。
従って、記録紙P1が定着装置6bに搬送されると、図9に示すように、記録紙P1先端部分は、両端から中央に向かって順番に加圧ベルト321に当接することとなる。これにより、記録紙P1両端が加圧ベルト321側から加熱器59側に寄り、先に定着ニップにかみ込み、遅れて記録紙P1中央が加圧ベルト321側から加熱器59側に寄り、定着ニップにかみ込む。そのため、記録紙P1は、両端側に引張させた状態で定着ニップへ誘導され、定着ニップにおける紙しわの発生を防止できる。
<第3の実施形態>
本発明の第3の実施形態の画像形成装置について、定着部の構成を中心に、以下に、図面を参照して説明する。図12は、本実施形態の画像形成装置における定着部となる、定着装置の構成を示す概略断面図である。図13は、図12の定着装置における加圧器の押圧部分の構成を示す一部拡大斜視図である。尚、図12及び図13に示す構成において、図3及び図4と同一の構成となる部分については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
本実施形態における定着装置6cは、第1及び第2の実施形態における定着装置6a,6bと、加圧器60における押圧部材322の剛体押圧部材327の形状を異なるものとする一方で、その他の構成については同様となる。又、本実施形態における剛体押圧部材327は、第1及び第2の実施形態と異なり、搬送方向上流側側面にV字形状の傾斜面327cを構成するものではない。一方、本実施形態においても、第1及び第2の実施形態と同様、定着ニップ直前位置において、加熱器59と加圧器60との間隙を、長手方向両端から中央に向かって広げた構成とするものである。従って、以下では、剛体押圧部材327の構成を中心に説明する。
定着装置6cの押圧部材322に設けた剛体押圧部材327は、第1及び第2の実施形態における傾斜面327cの代わりに、下方側面327bに傾斜面を構成している。具体的には、図12及び図13に示すように、剛体押圧部材327の長手方向に沿って中央から両端にかけて、下方側面327bの位置を加熱器59側に近づける。即ち、剛体押圧部材327の記録紙P1搬送方向上流側の面のうち、加熱器59側の辺縁がV字形状となるよう、下方側面327bがV字形状の傾斜面を構成している。
図14(a)に示すように、剛体押圧部材327における下方側面327b両端を、加熱器59表面に近づける一方で、図14(b)に示すように、剛体押圧部材327における下方側面327b中央を、加熱器59表面から離間させる。これにより、本実施形態の定着装置6cにおいて、剛体押圧部材327の下方側面327bは、剛体押圧部材327の長手方向に沿って、中央から両端に向かって加熱器59表面に近づくように、V字形状の傾斜面で構成される。そのため、加圧ベルト321と加熱器59とで形成する定着ニップのニップ幅を、長手方向で一定の長さN1とできるとともに、定着ニップ直前位置において、加熱器59と加圧器60との間隙を、長手方向両端から中央に向かって広げた構成とできる。
即ち、図14(a)及び(b)に示すように、定着装置6bにおける定着ニップのニップ幅N1は、押圧部材322の長手方向で一定となり、定着装置6bでの定着ムラの発生を抑制できる。又、定着装置6bの定着ニップ直前位置において、剛体押圧部材327の下方側面327bは、その長手方向の両端から中央に向かって、加熱器59表面との距離が長くなる。即ち、定着部材間距離を、押圧部材322の端部では、図14(a)に示すように、距離D1と短くなる一方、圧部材322の中央では、図14(b)に示すように、距離D2(D2>D1)と長くなる。
従って、本実施形態においても、記録紙P1が定着装置6bに搬送されると、図12に示すように、記録紙P1先端部分は、両端から中央に向かって順番に加圧ベルト321に当接することとなる。これにより、記録紙P1は、その先端の両端が先に定着ニップにかみ込み、その先端の中央が遅れて定着ニップにかみ込む。そのため、記録紙P1は、両端側に引張させた状態で定着ニップへ誘導され、定着ニップにおける紙しわの発生を防止できる。
<第4の実施形態>
本発明の第4の実施形態の画像形成装置について、定着部の構成を中心に、以下に、図面を参照して説明する。図15は、本実施形態の画像形成装置における定着部となる、定着装置の構成を示す概略断面図である。図16は、図15の定着装置における加圧器の押圧部分の構成を示す一部拡大斜視図である。尚、図15及び図16に示す構成において、図3及び図4と同一の構成となる部分については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
本実施形態における定着装置6dは、第1〜3の実施形態における定着装置6a〜6cと異なり、剛体押圧部材327の代わりに弾性押圧部材326に傾斜面を設ける構成とする一方で、その他の構成については同様となる。従って、以下では、弾性押圧部材326及び剛体押圧部材327による押圧部材322の構成を中心に説明する。
図15及び図16に示すように、定着装置6dの押圧部材322において、弾性押圧部材326は、加熱器59側の面(左側面)の上流側を記録紙P1搬送方向に対して傾斜させた構成を備える一方、剛性弾圧部材327の下方側面を長手方向で平坦な面としている。即ち、定着装置6dは、第1〜第3の実施形態と異なり、剛性弾圧部材327の形状ではなく、弾性押圧部材326の形状に基づいて、定着ニップ直前における記録紙P1先端のかみ込みを制御する。又、加圧ベルト321と押圧部材322との間には、摺動シート324が、押圧部材322を覆うように配置される。この摺動シート324は、耐熱性のガラスクロスにフッ素樹脂をコーティングしたものであり、耐熱性、耐摩耗性、及び摺動性を備える。
より詳細には、弾性押圧部材326は、左側面の下流側を平坦面326aで構成して、定着ニップを形成するとともに、左側面の上流側を記録紙P1搬送方向に対して傾斜させた傾斜面326bで構成して、記録紙誘導部を形成する。そして、弾性押圧部材326において、平坦面326aの記録紙P1搬送方向に沿った幅は、押圧部材322の長手方向で一定の長さとされる一方、傾斜面326bの傾斜角が、押圧部材322の長手方向に沿って中央から両端にかけて小さくなるように変化させている。従って、図16に示すように、弾性押圧部材326の傾斜面326bにおける上流側辺縁が、両端が中央よりも加熱器59側に位置するV字形状となる。又、弾性押圧部材326の左側面表面には、加圧ベルト321との間に摺動シート324が配置されている。
図17(a)に示すように、弾性押圧部材326における傾斜面326b両端では、記録紙P1搬送方向に対する傾斜を傾斜角θ1により小さくすることで、その上流側辺縁を加熱器59表面に近づけることとなる。一方、図17(b)に示すように、弾性押圧部材326における傾斜面326b中央では、記録紙P1搬送方向に対する傾斜を傾斜角θ2(θ1<θ2)により大きくとすることで、その上流側辺縁を加熱器59表面から離間させる。
これにより、本実施形態の定着装置6dにおいては、弾性押圧部材326の傾斜面326bが、弾性押圧部材326の長手方向で一定幅となる平坦面326aよりも上流側、当該長手方向に沿う両端から中央に向かって加圧器59内側に位置するように、V字形状の傾斜面で構成される。そのため、加圧ベルト321と加熱器59とで形成する定着ニップのニップ幅を、長手方向で一定の長さN1とできるとともに、定着ニップ直前位置において、加熱器59と加圧器60との間隙を、長手方向両端から中央に向かって広げた構成とできる。
即ち、図17(a)及び(b)に示すように、定着装置6dにおける定着ニップのニップ幅N1は、弾性押圧部材326の平坦面326aで形成されることで、押圧部材322の長手方向で一定となり、定着装置6bでの定着ムラの発生を抑制できる。又、定着装置6dの定着ニップ直前位置において、弾性押圧部材326の傾斜面326bは、その長手方向の両端から中央に向かって、加熱器59表面との距離が長くなる。即ち、定着部材間距離を、押圧部材322の端部では、図17(a)に示すように、距離D1と短くなる一方、圧部材322の中央では、図17(b)に示すように、距離D2(D2>D1)と長くなる。
従って、記録紙P1が定着装置6dに搬送されると、図15に示すように、記録紙P1先端部分は、両端から中央に向かって順番に加圧ベルト321に当接することとなる。これにより、記録紙P1両端が加圧ベルト321側から加熱器59側に寄り、先に定着ニップにかみ込み、遅れて記録紙P1中央が加圧ベルト321側から加熱器59側に寄り、定着ニップにかみ込む。そのため、記録紙P1は、両端側に引張させた状態で定着ニップへ誘導され、定着ニップにおける紙しわの発生を防止できる。更に、弾性押圧部材326の記録紙P1搬送方向上流側端面が、長手方向に対して傾斜を有する形状となっているため、記録紙P1の弾性押圧部材326への衝突による衝撃が緩和されることとなり、摺動シート324のズレや破損をも防止できる。
<第5の実施形態>
本発明の第5の実施形態の画像形成装置について、定着部の構成を中心に、以下に、図面を参照して説明する。図18は、本実施形態の画像形成装置における定着部となる、定着装置の構成を示す概略断面図である。図19は、図18の定着装置における加圧器の押圧部分の構成を示す一部拡大斜視図である。尚、図18及び図19に示す構成において、図3及び図4と同一の構成となる部分については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
本実施形態における定着装置6eは、押圧部材322を、第3の実施形態の定着装置6cにおける剛体押圧部材327に、第4の実施形態の定着装置6dにおける弾性押圧部材6dを嵌め合わせた構成とする。即ち、図18及び図19に示すように定着装置6eの加圧器60において、定着ニップを剛体押圧部材327の上方側面327aと弾性押圧部材326の平坦面326aで構成し、定着ニップ直前位置に、弾性押圧部材326の傾斜面326bと剛体押圧部材327の下方側面327bとによる記録紙誘導部を構成する。
このように構成することで、図20(a)及び(b)に示すように、定着装置6dにおける定着ニップのニップ幅N1は、弾性押圧部材326の平坦面326aで形成されることで、押圧部材322の長手方向で一定となり、定着装置6bでの定着ムラの発生を抑制できる。又、定着装置6dの定着ニップ直前位置において、弾性押圧部材326の傾斜面326bは、その長手方向の両端から中央に向かって、加熱器59表面との距離が長くなる。即ち、定着部材間距離を、押圧部材322の端部では、図20(a)に示すように、距離D1と短くなる一方、圧部材322の中央では、図20(b)に示すように、距離D2(D2>D1)と長くなる。
従って、記録紙P1が定着装置6dに搬送されると、図18に示すように、記録紙P1先端部分は、両端から中央に向かって順番に加圧ベルト321に当接することとなる。これにより、記録紙P1両端が加圧ベルト321側から加熱器59側に寄り、先に定着ニップにかみ込み、遅れて記録紙P1中央が加圧ベルト321側から加熱器59側に寄り、定着ニップにかみ込む。そのため、記録紙P1は、両端側に引張させた状態で定着ニップへ誘導され、定着ニップにおける紙しわの発生を防止できる。更に、本実施形態では、弾性押圧部材326の傾斜面326bの上流側辺縁と、剛体押圧部材327の下方端面327bの下流側辺縁とを合わせた形状とできるため、記録紙P1が定着ニップまで円滑に誘導される。
尚、第3の実施形態の定着装置6cにおける剛体押圧部材327と、第4の実施形態の定着装置6dにおける弾性押圧部材326とにより、押圧部材322を構成するものとしたが、第1又は第2の実施形態の定着装置6a,6bにおける剛体押圧部材327に第4の実施形態の定着装置6dにおける弾性押圧部材326を嵌め込むことで構成するものとしても構わない。更には、第4及び第5の実施形態における弾性押圧部材326の傾斜面について、第1又は第3の実施形態における剛体押圧部材327の傾斜面と同様の形状を備えるものとしても構わない。
尚、上述の各実施形態において、加熱ローラーによる加熱器と加圧ベルトによる加圧器を備えた定着装置による構成を例に挙げて説明したが、加熱器及び加圧器の少なくとも一方をベルトと押圧部材で構成するものであれば、他の構成であってもよい。即ち、例えば、図21に示すように、加熱器59を第1〜第5の実施形態で構成される押圧部材322を定着ベルト350により加熱器59を構成する一方で、加圧器60を加圧ローラーで構成するものとしても構わない。
又、上述の各実施形態において、ベルトと押圧部材による構成を備えた定着装置であれば、電磁誘導方式による加熱器を用いたものであってもよい。更に、上述の各実施形態において、加圧器60の押圧部材322を剛体押圧部材327に弾性押圧部材326を嵌め込んだ構成としたが、図22に示すように、一体の押圧部材322xで構成するものとしても構わない。このとき、押圧部材322xにおける搬送紙P1上流側部分を、第1〜第3の実施形態における剛体押圧部材327と同様の形状で構成することで、定着ニップにおける紙しわの発生等を防止できる。
又、本願発明における画像形成装置として、上述の各実施形態における、定着装置を定着部として備えるものであれば、コピー機能、スキャナー機能、プリンター機能、ファックス機能を有するMFP(Multifunction Peripheral)であっても構わないし、プリンター、コピー機、ファクシミリ等であっても構わない。その他、各部の構成は図示の実施形態に限定されるものではなく、本願発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能である。
1 画像形成装置
2 装置本体
3 画像読取部
4 給紙トレイ
5 転写部
6 定着部
6a〜6e 定着装置
7 排紙トレイ
8 給紙機構
9 操作パネル
59 加熱器
60 加圧器
311 芯金
312 弾性層
313 離型層
314 ヒーターランプ
321 加圧ベルト
322 押圧部材
323 保持フレーム
326 弾性押圧部材
327 剛体押圧部材

Claims (8)

  1. 記録紙を加熱する加熱器と、該加熱器と前記記録紙を挟持して搬送する加圧器を備えるとともに、前記加熱器及び前記加圧器の一方を、回動可能な定着ベルトと、当該定着ベルトの内側から押圧する押圧部材とで構成しており、前記加熱器及び加圧器の他方である定着部材と前記定着ベルトを当接させて定着ニップを形成している定着装置であって、
    前記押圧部材は、弾性変形可能な弾性押圧部材と、該弾性押圧部材を把持する支持用押圧部材とで構成されており、前記押圧部材により前記定着部材を押圧する押圧領域より記録紙搬送方向上流側、かつ、前記支持用押圧部材に、前記記録紙を前記定着ニップに誘導する記録紙誘導部を設けており、該記録紙誘導部において、前記押圧部材と前記定着部材との隙間が長手方向中央よりも両端で小さくなっていることを特徴とする定着装置。
  2. 記録紙を加熱する加熱器と、該加熱器と前記記録紙を挟持して搬送する加圧器を備えるとともに、前記加熱器及び前記加圧器の一方を、回動可能な定着ベルトと、当該定着ベルトの内側から押圧する押圧部材とで構成しており、前記加熱器及び加圧器の他方である定着部材と前記定着ベルトを当接させて定着ニップを形成している定着装置であって、
    前記押圧部材は、弾性変形可能な弾性押圧部材と、該弾性押圧部材を把持する支持用押圧部材とで構成されており、前記押圧部材により前記定着部材を押圧する押圧領域より記録紙搬送方向上流側、かつ、前記弾性押圧部材に、前記記録紙を前記定着ニップに誘導する記録紙誘導部を設けており、該記録紙誘導部において、前記押圧部材と前記定着部材との隙間が長手方向中央よりも両端で小さくなっていることを特徴とする定着装置。
  3. 記録紙を加熱する加熱器と、該加熱器と前記記録紙を挟持して搬送する加圧器を備えるとともに、前記加熱器及び前記加圧器の一方を、回動可能な定着ベルトと、当該定着ベルトの内側から押圧する押圧部材とで構成しており、前記加熱器及び加圧器の他方である定着部材と前記定着ベルトを当接させて定着ニップを形成している定着装置であって、
    前記押圧部材は、弾性変形可能な弾性押圧部材と、該弾性押圧部材を把持する支持用押圧部材とで構成されており、前記押圧部材により前記定着部材を押圧する押圧領域より記録紙搬送方向上流側、かつ、前記支持用押圧部材及び前記弾性押圧部材それぞれに、前記記録紙を前記定着ニップに誘導する記録紙誘導部を設けており、該記録紙誘導部において、前記押圧部材と前記定着部材との隙間が長手方向中央よりも両端で小さくなっていることを特徴とする定着装置。
  4. 前記押圧部材は、記録紙搬送方向上流側に、記録紙搬送方向に対して傾斜させた傾斜面を備えていることを特徴とする請求項1〜3に記載の定着装置。
  5. 前記傾斜面を、前記押圧部材の長手方向中央よりも両端において記録紙搬送方向上流側に位置させた形状とすることを特徴とする請求項に記載の定着装置。
  6. 前記傾斜面を、前記押圧部材の長手方向中央よりも両端において記録紙搬送方向に対する傾斜角を小さくした形状とすることを特徴とする請求項に記載の定着装置。
  7. 前記押圧部材は、記録紙搬送方向上流側における前記定着部材との対向面を、前記押圧部材の長手方向両端よりも中央において前記定着部材から離間させたことを特徴とする請求項1〜3に記載の定着装置。
  8. 記録紙にトナー画像を転写する転写部と、該転写部でトナー画像が転写された前記記録紙を加熱しながら加圧する定着部と、を備える画像形成装置であって、
    前記定着部を、請求項1〜7のいずれか一項に記載の定着装置によって構成することを特徴とする画像形成装置。
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