JP2019184657A - ベルト装置およびそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ベルトの蛇行を予防および抑制することができる。【解決手段】画像形成装置(100)は定着装置10を備える。定着装置10は、加熱ローラ70および定着ローラ72によって懸架される定着ベルト74と、定着ローラ72との間で定着ベルト74を押圧することによって定着ベルト74との間に定着ニップ部を形成する加圧ローラ76と、定着ベルト74の軸方向の移動を規制する移動規制部80を含む。移動規制部80は、定着ローラ72の外周面の非通紙部に設けられる複数の第1凸部82を含む。複数の第1凸部82は、定着ローラ72の外周面の周方向の全体に亘って環状に形成され、定着ローラ72の軸方向に並ぶ。【選択図】図3

Description

この発明は、ベルト装置およびそれを備えた画像形成装置に関し、特にたとえば、ローラに張架される無端ベルトを備える、ベルト装置およびそれを備えた画像形成装置に関する。
背景技術の定着装置の一例が特許文献1に開示される。特許文献1の定着装置は、定着ベルトと、定着ベルトの外周面と当接する加圧ローラと、定着ベルトの内周側に配置され、定着ベルトを介して加圧ローラと当接してニップ部を形成する当接部材と、定着ベルトを加熱する加熱手段とを備える。定着ベルトは、基材上に弾性層および離型層が積層されてなる。ただし、ニップ部において記録媒体が通過しない領域となる非通紙部では、基材の表面が加圧ローラと当接可能に露出している。
また特許文献1の定着装置では、非通紙部の基材の表面に直線状の凸部が設けられ、この凸部によって表面が平坦な場合よりも加圧ローラに対する摩擦係数が上昇することによって、定着ベルトの従動回転におけるスリップの発生が抑制される。
ただし、特許文献1の定着装置では、凸部は、その長手方向が加圧ローラのローラ軸に対して任意の角度を有するように傾斜されて設置される。
特開2012−108186号公報
しかしながら、特許文献1に記載された定着装置の凸部は、定着ベルトの搬送性を向上させることを目的として設けられており、凸部の長手方向が加圧ローラのローラ軸に対して傾斜されるので、定着ベルトが蛇行したときの位置ずれの抑制にはならない。
したがって、特許文献1に記載された定着装置では、ベルトが大きく蛇行したときに、ベルトの端部がローラの端部に当たり、ベルトが破損してしまう可能性がある。
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規なベルト装置およびそれを備えた画像形成装置を提供することである。
この発明の他の目的は、ベルトの蛇行を予防および抑制することができる、ベルト装置およびそれを備えた画像形成装置を提供することである。
第1の発明は、ベルト装置であって、第1ローラ、ベルト、第2ローラおよび複数の第1凸部を備える。ベルトは、第1ローラに張架される無端状のベルトである。第2ローラは、第1ローラとの間でベルトを押圧し、当該ベルトとの間に記録媒体を挟んで搬送するためのニップ部を形成する。複数の第1凸部は、第1ローラの外周面の、ニップ部において記録媒体が通過しない領域となる非通過部に設けられ、当該第1ローラの外周面の周方向に亘って環状に形成され、当該第1ローラの軸方向に並ぶ。
第2の発明は、第1の発明に従属するベルト装置であって、第1ローラの軸方向の外側に位置する第1凸部の突出高さは、第1ローラの軸方向の中央側に位置する第1凸部の突出高さよりも高い。
第3の発明は、第1または第2の発明に従属するベルト装置であって、ベルトの端部は、複数の第1凸部のうち、当該第1ローラの軸方向の最も中央側に設けられる第1凸部よりも当該第1ローラの軸方向の中央側に位置する。
第4の発明は、第1ないし第3のいずれかの発明に従属するベルト装置であって、ベルトの非通過部に設けられ、当該ベルトの内周面の周方向に亘って環状に形成され、当該第1ローラの軸方向に複数の第1凸部と同じ間隔で並ぶ複数の第2凸部をさらに備える。
第5の発明は、第4の発明に従属するベルト装置であって、複数の第1凸部は、第1ローラの軸方向の中央側の第1凸部の内側表面と、当該第1ローラの軸方向の外側の第1凸部の外側表面とを有し、第1凸部の内側表面は、第1ローラの外周面に対して第1角度で設けられ、第1凸部の外側表面は、第1ローラの外周面に対して第2角度で設けられ、複数の第2凸部は、第1ローラの軸方向の中央側の第2凸部の内側表面と当該第1ローラの軸方向の外側の第2凸部の外側表面とを有し、第2凸部の内側表面は、第1凸部の外側表面に平行に設けられ、第2凸部の外側表面は、第1凸部の内側表面に平行に設けられ、第2角度は、第1角度よりも小さい。
第6の発明は、ベルト装置であって、第1ローラ、ベルト、第2ローラおよび複数の第2凸部を備える。ベルトは、第1ローラに張架される無端状のベルトである。第2ローラは、第1ローラとの間でベルトを押圧し、当該ベルトとの間に記録媒体を挟んで搬送するためのニップ部を形成する。複数の第2凸部は、ベルトの内周面の、ニップ部において記録媒体が通過しない領域となる非通過部に設けられ、当該ベルトの内周面の周方向に亘って環状に形成され、当該第1ローラの軸方向に並ぶ。
第7の発明は、第6の発明に従属するベルト装置であって、第1ローラの外周面の非通過部に設けられ、当該第1ローラの外周面の周方向に亘って環状に形成され、当該第1ローラの軸方向に複数の第2凸部と同じ間隔で並ぶ複数の凹部を備える。
第8の発明は、第7の発明に従属するベルト装置であって、複数の第2凸部は、第1ローラの軸方向の外側の第2凸部の外側表面と、当該第1ローラの軸方向の中央側の第2凸部の内側表面とを有し、第2凸部の外側表面は、第1ローラの外周面に対して第1角度で設けられ、第2凸部の内側表面は、第1ローラの外周面に対して第2角度で設けられ、複数の凹部は、第1ローラの軸方向の中央側の凹部の内側表面と、当該第1ローラの軸方向の外側の凹部の外側表面とを有し、凹部の内側表面は、第2凸部の内側表面に平行に設けられ、凹部の外側表面は、第2凸部の外側表面に平行に設けられ、第2角度は、第1角度よりも小さい。
第9の発明は、第7または第8の発明に従属するベルト装置であって、ベルトの端部は、複数の凹部のうち、当該第1ローラの軸方向の最も中央側に設けられる凹部よりも当該第1ローラの軸方向の中央側に位置する。
第10の発明は、第1ないし第9のいずれかの発明に従属するベルト装置を備える、画像形成装置である。
この発明によれば、ベルトの蛇行を予防および抑制することができる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
図1は、この発明の第1実施例である定着装置を備える画像形成装置の内部構造を示す図解図である。 図2は、本発明の定着装置の構成を示す概略断面図である。 図3は、本発明の定着装置の構成を示す概略平面図である。 図4(A)は、移動規制部の一例を示す概略断面図である。図4(B)は、定着ベルトが一方端部側に位置ずれした場合を示す概略断面図である。図4(C)は、定着ベルトが他方端部側に位置ずれした場合を示す概略断面図である。 図5は、第2実施例における移動規制部の一例を示す概略断面図である。 図6は、第3実施例における移動規制部の一例を示す概略断面図である。 図7は、定着ベルトが一方端部側に位置ずれした場合を示す概略断面図である。 図8は、変形例における移動規制部の一例を示す概略断面図である。 図9は、第4実施例における移動規制部の一例を示す概略断面図である。 図10は、定着ベルトが一方端部側に位置ずれした場合を示す概略断面図である。
以下、本発明の実施例に係るベルト装置を備える画像形成装置について図面を参照しながら説明する。
[第1実施例]
図1は、この発明の第1実施例のベルト装置である定着装置10を備える画像形成装置100の内部構造を示す図解図である。図2は、本発明の定着装置10の構成を示す概略断面図である。図3は、本発明の定着装置10の構成を示す概略平面図である。
先ず、図1を参照して、画像形成装置100の基本構成について概略的に説明する。この実施例では、画像形成装置100は、複写機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能などを有する複合機(MFP:Multifunction Peripheral)である。ただし、画像形成装置100は、複合機に限定される必要はなく、複写機、プリンタおよびファクシミリのいずれかであっても良い。また、画像形成装置100は、カラー機であっても良いし、モノクロ機であっても良い。
画像形成装置100は、画像形成部30等を備える装置本体12、およびその上方に配置される画像読取装置14を含む。
画像読取装置14は、透明材によって形成される原稿載置台16を備える。原稿載置台16の上方には、ヒンジ等を介して原稿押えカバー18が開閉自在に取り付けられる。この原稿押えカバー18には、原稿載置トレイ20に載置された原稿を画像読取位置22に対して1枚ずつ自動的に給紙するADF(自動原稿送り装置)24が設けられる。また、図示は省略するが、原稿載置台16の前面側には、ユーザによる印刷指示等の入力操作を受け付けるタッチパネルおよび操作ボタン等の操作部が設けられる。
また、画像読取装置14には、光源、複数のミラー、結像レンズおよびラインセンサ等を備える画像読取部26が内蔵される。画像読取部26は、原稿表面を光源によって露光し、原稿表面から反射した反射光を複数のミラーによって結像レンズに導く。そして、結像レンズによって反射光をラインセンサの受光素子に結像させる。ラインセンサでは、受光素子に結像した反射光の輝度や色度が検出され、原稿表面の画像に基づく画像データが生成される。ラインセンサとしては、CCD(Charge Coupled Device)やCIS(Contact Image Sensor)等が用いられる。
装置本体12には、CPUおよびメモリ等を含む制御部28および画像形成部30等が内蔵される。制御部28は、タッチパネル等の操作部への入力操作などに応じて、定着装置10を含む画像形成装置100の各部位に制御信号を送信し、画像形成装置100に種々の動作を実行させる。なお、この制御部28は、画像形成装置100の全体を制御するため、定着装置10および転写装置42の制御部でもある。
画像形成部30は、露光ユニット32、現像器34、感光体ドラム36、クリーナユニット38、帯電器40、転写装置42および定着装置10などを備え、給紙トレイ48または手差し給紙トレイ50から搬送される用紙(記録媒体)上に画像を形成し、画像形成済みの用紙を排紙トレイ52に排出する。用紙上に画像を形成するための画像データとしては、画像読取部26で読み取った画像データまたは外部コンピュータから送信された画像データ等が利用される。また、記録媒体としては、紙からなる用紙に限定されず、OHPフィルムなどの紙以外のシートも用いられる。
なお、画像形成装置100において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)およびイエロー(Y)の4色のカラー画像に応じたものである。このため、現像器34、感光体ドラム36、クリーナユニット38および帯電器40のそれぞれは、各色に応じた4種類の潜像を形成するように4個ずつ設けられ、これらによって4つの画像ステーションが構成される。
感光体ドラム36は、導電性を有する円筒状の基体の表面に感光層が形成された像担持体であり、帯電器40は、この感光体ドラム36の表面を所定の電位に帯電させる部材である。また、露光ユニット32は、レーザ出射部および反射ミラー等を備えたレーザスキャニングユニット(LSU)として構成され、帯電された感光体ドラム36の表面を露光することによって、画像データに応じた静電潜像を感光体ドラム36の表面に形成する。現像器34は、感光体ドラム36の表面に形成された静電潜像を4色(YMCK)のトナーによって顕像化するものである。また、クリーナユニット38は、現像および画像転写後における感光体ドラム36の表面に残留したトナーを除去する。
転写装置42は、中間転写ベルト54、駆動ローラ56、従動ローラ58、4つの中間転写ローラ60および転写ローラ62等を備え、感光体ドラム36の上方に配置される。中間転写ベルト54は、各感光体ドラム36に接触するように設けられており、中間転写ローラ60を用いて、各感光体ドラム36に形成された各色のトナー像を中間転写ベルト54に順次重ねて転写することによって、中間転写ベルト54上に多色のトナー像が形成される。また、転写ローラ62は、駆動ローラ56との間で中間転写ベルト54を押圧するように設けられており、中間転写ベルト54と転写ローラ62との間の転写ニップ部を用紙が通過することによって、中間転写ベルト54に形成されたトナー像が用紙に転写される。
定着装置10は、加熱ローラ70、定着ローラ(定着部材)72、定着ベルト74および加圧ローラ76等を備え、転写ローラ62の上方(下流側)に配置されるベルト定着方式の定着装置である。なお、定着装置10の具体的構成については後述する。
このような装置本体12内には、給紙トレイ48または手差し給紙トレイ50からの用紙をレジストローラ68、転写ローラ62および定着装置10を経由させて排紙トレイ52に送るための第1用紙搬送路L1が形成される。また、用紙に対して両面印刷を行う際に、片面印刷が終了して定着装置10を通過した後の用紙を、転写ローラ62の用紙搬送方向の上流側において第1用紙搬送路L1に戻すための第2用紙搬送路L2が形成される。この第1用紙搬送路L1および第2用紙搬送路L2には、用紙に対して補助的に推進力を与えるための複数の搬送ローラ66が適宜設けられる。
装置本体12において片面印刷(画像形成)を行う際には、用紙は、給紙トレイ48または手差し給紙トレイ50から1枚ずつ第1用紙搬送路L1に導かれ、搬送ローラ66によってレジストローラ68まで搬送される。そして、レジストローラ68によって、用紙の先端と中間転写ベルト54上の画像情報の先端とが整合するタイミングで用紙が転写ローラ62(転写ニップ部)に搬送され、用紙上にトナー像が転写される。その後、定着装置10(定着ニップ部)を通過することによって用紙上の未定着トナーが熱で溶融して固着されて、排紙トレイ52上に用紙が排出される。
一方、両面印刷を行う際には、片面印刷が終了して定着装置10を通過した用紙の後端部が排紙トレイ52近傍の搬送ローラ66まで到達したとき、この搬送ローラ66を逆回転させることによって、用紙が逆走して第2用紙搬送路L2に導かれる。第2用紙搬送路L2に導かれた用紙は、搬送ローラ66によって第2用紙搬送路L2を搬送されて、レジストローラ68の用紙搬送方向の上流側において第1用紙搬送路L1に導かれる。この時点で用紙の表裏は反転されるので、その後、転写ローラ62および定着装置10を用紙が通過することによって、用紙の裏面に印刷が行われる。
続いて、図2および図3を参照して、定着装置10の構成について説明する。上述したように、定着装置10は、定着ベルト74を用いて用紙にトナー像を定着させるベルト定着方式の定着装置である。
定着装置10は、加熱ローラ70、定着ローラ72(第1ローラに相当)、定着ベルト74および加圧ローラ76(第2ローラに相当)等を備える。なお、図示は省略するが、定着装置10は、定着ベルト74および加圧ローラ76の表面温度を検出するサーミスタ、および加圧ローラ76の表面の残留トナーを除去および回収するローラクリーニング装置などをさらに備える。
また、定着装置10(画像形成装置100)は、定着ベルト74の幅方向の位置変動である蛇行を補正するための蛇行制御機構を備える。なお、蛇行制御機構の具体例および蛇行制御方法の具体例については、本出願人による特開2016−009161号公報に記載されているので、参照されたい。簡単に説明すると、蛇行制御機構は、ベルトの走行時に生じた、ベルトの幅方向の位置変動である蛇行を補正するための蛇行補正装置と、ベルトの蛇行量を非接触にて検出するための光学センサと、光学センサが検出した蛇行量に応じて、蛇行補正装置を制御するための蛇行制御装置とを含む。
加熱ローラ70は、内部に加熱部材70aが設けられたローラ部材であって、加熱部材70aを覆う熱伝導層を備える。加熱部材70aとしては、たとえば、ハロゲンランプ等のヒータが用いられる。
定着ローラ72は、円柱状のローラ部材であって、ステンレス鋼などの金属材料で形成されたローラ軸(芯金)720と、ローラ軸720を覆うローラ部とを備える。ローラ部は、シリコンスポンジゴムで形成された弾性層によって構成される。また、定着ローラ72のローラ部の軸方向の大きさ(長さ)は、後述する加圧ローラ76のローラ部の軸方向の大きさと略同じである。さらに、ローラ軸720は、モータ78(駆動手段に相当)に接続される。ローラ軸720(定着ローラ72)は、モータ78から伝達される回転駆動力によって、回転されたり、回転を停止されたりする。ただし、モータ78は、上述した制御部28によって制御される。
定着ベルト74は、無端状のベルト部材であって、内側から順に、ポリイミドで形成された基材層と、シリコンゴムで形成された弾性層と、PFAチューブで形成された離型層とを備える。この定着ベルト74は、加熱ローラ70および定着ローラ72に懸架され、加熱ローラ70によって所定の定着温度(たとえば100℃)となるように加熱される。
加圧ローラ76は、鉄合金(STKM)などの金属材料で形成されたローラ軸(図示せず)と、ローラ軸を覆うローラ部とを備える。加圧ローラ76のローラ部は、シリコンソリッドゴムで形成された弾性層と、弾性層を覆うPFAチューブで形成された離型層とによって構成される。
また、加圧ローラ76のローラ軸は、定着ローラ72のローラ軸720と平行に設けられる。すなわち、加圧ローラ76は、定着ローラ72と平行に設けられる。さらに、加圧ローラ76は、定着ベルト74を挟んで定着ローラ72と対向する位置に配置され、定着ローラ72との間で定着ベルト74を押圧して、定着ベルト74との間に定着ニップ部を形成する。
ただし、図3に示すように、定着ローラ72の弾性層、定着ベルト74および加圧ローラ76の弾性層の各々の軸方向の大きさは、定着ニップ部を通過する最大サイズの用紙の幅方向の大きさ(通紙範囲)よりも大きい。すなわち、定着ニップ部は、用紙が通過する通紙部(通過部)と、ローラ軸720の軸方向(定着ローラ72の軸方向)において通紙部を挟むように形成され、用紙が通過しない非通紙部(非通過部)とを含む。たとえば、非通紙部の軸方向の大きさ(幅)は、たとえば10mm〜20mm程度である。
図4(A)は、移動規制部80の一例を示す概略断面図である。図4(B)は、定着ベルト74が一方端部側に位置ずれした場合を示す概略断面図である。図4(C)は、定着ベルト74が他方端部側に位置ずれした場合を示す概略断面図である。
図3および図4(A)〜(C)に示すように、定着装置10は、定着ニップ部の非通紙部に設けられ、定着ベルト74の軸方向(定着ローラ72の軸方向)の移動を規制する移動規制部(蛇行抑制部)80を含む。
この第1実施例では、移動規制部80は、複数の第1凸部82を含み、複数の第1凸部82は、定着ローラ72の外周面(定着ローラ72の弾性層の表面)の非通紙部のそれぞれに設けられる。すなわち、複数の第1凸部82は、定着ローラ72の軸方向の両端部に設けられる。
また、複数の第1凸部82の各々は、定着ローラ72の外周面の周方向の全体に亘って環状に形成される突起であり、定着ローラ72の軸方向に垂直な平面上に形成される。第1実施例では、複数の第1凸部82は、その断面が略矩形状(正方形)であり、各第1凸部82の間には、2つの第1凸部82に挟まれた断面略矩形状の溝が形成される。また、複数の第1凸部82の突出高さ(定着ローラ72の径方向における第1凸部82の基端部から先端部までの長さ)は、互いに同じである。なお、第1凸部82の断面形状は、略矩形状に限定されず、三角形状または円弧状などの他の形状であっても良い。
さらに、第1実施例では、移動規制部80の各々は、4つの第1凸部82を含む。また、複数の第1凸部82は、定着ローラ72の軸方向に所定の間隔で並ぶ。たとえば、第1実施例では、各第1凸部82同士の間隔は、同じ間隔(距離)に設定される。すなわち、複数の第1凸部82は、等間隔で配置される。
ただし、図4(A)に示すように、定着ローラ72の軸方向の両端部に設けられた移動規制部80同士の間隔は、定着ベルト74の幅(定着ローラ72の軸方向における長さ)よりも大きい。すなわち、定着ベルト74の幅は、移動規制部80同士の間隔よりも小さい。また、定着ベルト74は、通常使用される場合には、定着ローラ72の軸方向の略中央に位置する。以下、通常使用される場合の定着ベルト74の位置のことを正常位置と呼ぶ。
定着ベルト74が正常位置にある場合には、定着ベルト74の端部は、複数の第1凸部82のうち、定着ローラ72の軸方向の最も中央側に設けられる第1凸部82よりも、定着ローラ72の軸方向の中央側に位置する。すなわち、定着ベルト74が正常位置にある場合には、定着ベルト74は、移動規制部80に重ならないように配置され、第1凸部82に接触しない。
しかしながら、図4(B)および図4(C)に示すように、定着ベルト74は、回転(周回移動)するに従い蛇行し、その軸方向に移動(位置ずれ)してしまう場合がある。
このように、定着ベルト74が正常位置から位置ずれし、定着ベルト74と移動規制部80とが重なると、定着ベルト74が第1凸部82に乗り上げる状態となる。このとき、第1凸部82が定着ベルト74の内周面に当接し、定着ベルト74の軸方向への移動を阻害する。したがって、定着ベルト74が軸方向に移動し難くなる。すなわち、第1凸部82は、定着ベルト74の軸方向への移動を抑制する機能を発揮する。
以上のように、第1実施例によれば、定着ベルト74がその軸方向に移動して定着ベルト74が第1凸部82に乗り上げると、第1凸部82が抵抗となり、定着ベルト74がその軸方向に移動し難くなる。したがって、定着ベルト74が大きく蛇行することを予防および抑制することができる。
また、第1実施例では、定着ベルト74の軸方向に並ぶ複数の第1凸部82が設けられるので、定着ベルト74が軸方向の外側に向かうにつれて、定着ベルト74が乗り上げる第1凸部82の数が多くなる。このため、定着ベルト74の位置ずれが大きくなるにつれて、定着ベルト74がその軸方向に移動し難くなるので、定着ベルト74の位置ずれを効果的に抑制することができる。
[第2実施例]
第2実施例の定着装置10は、各第1凸部82の突出高さが異なる点が上述の第1実施例と異なる。その他の構成については上述の第1実施例と同様であるので、共通する部分については、同じ参照番号を付し、重複する説明は省略または簡略化する。
図5は、第2実施例における移動規制部80の一例を示す概略断面図である。図5に示すように、第2実施例では、各第1凸部82の突出高さが異なる。具体的には、定着ローラ72の軸方向の外側に位置する第1凸部82の突出高さは、定着ローラ72の軸方向の中央側に位置する第1凸部82の突出高さよりも高い。つまり、定着ローラ72の軸方向の外側に向かうにつれて第1凸部82の突出高さが徐々に高くなる。
第2実施例に係る定着装置10によれば、定着ベルト74が軸方向の外側に向かうにつれて、定着ベルト74が乗り上げる第1凸部82の突出高さが徐々に高くなる。このため、定着ベルト74の位置ずれが大きくなるにつれて、定着ベルト74の位置ずれを効果的に抑制することができる。したがって、定着ベルト74が大きく蛇行することを効果的に予防および抑制することができる。
また、第2実施例に係る定着装置10によれば、定着ベルト74が軸方向の中央側に移動するに従って、乗り上げる第1凸部82の突出高さが低くなる。このため、蛇行制御機構によって定着ベルト74が正常位置に戻される(軸方向の中央側に移動される)際に、第1凸部82が抵抗となってしまうことを防止できる。すなわち、第1凸部82によって蛇行制御機構の動作を阻害しないようにすることができる。
なお、第2実施例では、定着ローラ72の軸方向の外側に向かうにつれて第1凸部82の突出高さが徐々に高くなる場合を例に挙げて説明したが、これに限定される必要は無い。第1凸部82の突出高さは、少なくとも、その第1凸部82よりも外側に位置する第1凸部82の突出高さと同じかそれよりも低ければ良く、その第1凸部82よりも中央側に位置する第1凸部82の突出高さと同じかそれよりも高ければ良い。
[第3実施例]
第3実施例の定着装置10は、移動規制部80が複数の第2凸部84を含む点が上述の第1実施例と異なる。その他の構成については上述の第1実施例と同様であるので、共通する部分については、同じ参照番号を付し、重複する説明は省略または簡略化する。
図6は、第3実施例における移動規制部80の一例を示す概略断面図である。図7は、定着ベルト74が一方端部側に位置ずれした場合を示す概略断面図である。
図6に示すように、第3実施例では、移動規制部80は、複数の第2凸部84を含む。複数の第2凸部84は、定着ベルト74の内周面の非通紙部のそれぞれに設けられる。すなわち、複数の第2凸部84は、定着ベルト74の両端部に設けられる。
また、複数の第2凸部84は、定着ローラ72の外周面の周方向の全体に亘って環状に形成され、複数の第1凸部82に対応する形状の突起である。この第3実施例では、複数の第1凸部82および複数の第2凸部84は、断面略三角形状の突起である。また、複数の第2凸部84の突出高さは、互いに同じである。
この第3実施例では、移動規制部80の各々は、4つの第2凸部84を含む。すなわち、定着ベルト74の両端部のそれぞれに、4つの第2凸部84が設けられる。ただし、複数の第2凸部84は、定着ローラ72の軸方向に隙間なく並ぶ。また、複数の第1凸部82は、複数の第2凸部84と同様に隙間なく並ぶ。すなわち、複数の第1凸部82と、複数の第2凸部84とは、互いに同じ間隔で配置される。
また、各第1凸部82の間には、2つの第1凸部82に挟まれた断面略V字状の溝が形成され、各第2凸部84の間には、2つの第2凸部84に挟まれた断面略V字状の溝が形成される。ただし、各第1凸部82の間に形成される溝の形状は、第2凸部84の形状に対応し、各第2凸部84の間に形成される溝の形状は、第1凸部82の形状に対応する。
さらに、第1凸部82は、定着ローラ72の軸方向の中央側に設けられ、定着ローラ72の外周面に対して第1角度で設けられる内側表面822と、定着ローラ72の軸方向の外側に設けられ、定着ローラ72の外周面に対して第2角度で設けられる外側表面824とを有する。ただし、内側表面822と外側表面824とが交差する部分が第1凸部82の先端部となる。
第2凸部84は、定着ローラ72の軸方向の中央側に設けられ、第1凸部82の外側表面824に略平行な内側表面842と、定着ローラ72の軸方向の外側に設けられ、第1凸部82の内側表面822に略平行な外側表面844とを有する。ただし、内側表面842と外側表面844とが交差する部分が第2凸部84の先端部となる。
ただし、第2角度は、第1角度よりも小さい。したがって、第1凸部82の外側表面824は、第1凸部82の内側表面822よりも、定着ローラ72の外周面に対する傾斜角度が緩やかである。また、定着ローラ72の外周面と、定着ベルト74の内周面とは略平行であるので、第2凸部84の内側表面842は、第2凸部84の外側表面844よりも、定着ベルト74の内周面に対する傾斜角度が緩やかである。
図6に示す例では、第1角度は、90°であり、第2角度は、30°である。すなわち、第1凸部82の内側表面822およびこれに平行な第2凸部84の外側表面844は、定着ローラ72の外周面(定着ベルト74の内周面)に対して垂直に設けられる。また、第1凸部82の外側表面824およびこれに平行な第2凸部84の内側表面842は、定着ローラ72の外周面(定着ベルト74の内周面)に対して30°傾斜する傾斜面である。
図7に示すように、定着ベルト74が蛇行してその軸方向に移動すると、定着ベルト74が、複数の第1凸部82に乗り上げる。このとき、第1凸部82は、各第2凸部84の間に形成される溝に嵌まる。また、第2凸部84は、各第1凸部82の間に形成される溝に嵌まる。つまり、第1凸部82と、第2凸部84とが噛み合う状態となる。
この状態で、定着ベルト74が定着ローラ72の軸方向の外側に向かう場合には、第2凸部84の外側表面844と第1凸部82の内側表面822とが押し合う。このとき、内側表面822および外側表面844が互いに定着ローラ72の軸方向に垂直に設けられるので、定着ベルト74の定着ローラ72の軸方向への移動が規制される。したがって、定着ベルト74の位置ずれを効果的に抑制することができる。
一方、定着ベルト74が定着ローラ72の軸方向の中央側に向かう場合には、第2凸部84の内側表面842と第1凸部82の外側表面824とが押し合う。このとき、外側表面824および内側表面842は、互いに定着ローラ72の軸方向に傾斜して設けられるので、定着ベルト74は、内側表面842および外側表面824に沿って軸方向の中央側に移動することができる。したがって、第1凸部82および第2凸部84によって定着ベルト74を正常位置に戻す動作を阻害しないようにすることができる。
以上のように、第3実施例に係る定着装置10によれば、定着ベルト74の位置ずれを効果的に抑制するとともに、定着ベルト74を正常位置に戻す動作を阻害しないようにすることができる。
なお、第3実施例では、第1角度が90°である場合を例に挙げて説明したが、これに限定される必要は無い。図8は、変形例における移動規制部80の一例を示す概略断面図である。たとえば、図8に示すように、第1角度は、90°未満であっても良い。すなわち、第1凸部82の内側表面822および第2凸部84の外側表面844が、定着ローラ72の外周面(定着ベルト74の内周面)に対して傾斜しても良い。ただし、上述したように、第1角度は、第2角度よりも大きいので、第1凸部82の内側表面822および第2凸部84の外側表面844は、第1凸部82の外側表面824および第2凸部84の内側表面842よりも、定着ローラ72の外周面に対する傾斜角度が急である。したがって、第1凸部82と、第2凸部84とが噛み合った状態では、定着ベルト74は、軸方向の外側には移動し難く、軸方向の中央側には移動しやすい。このため、上述の実施例と同様に、定着ベルト74の位置ずれを効果的に抑制するとともに、定着ベルト74を正常位置に戻す動作を阻害しないようにすることができる。
また、第3実施例では、複数の第1凸部82および複数の第2凸部84が、定着ローラ72の軸方向に隙間なく並ぶようにしたが、これに限定される必要は無い。たとえば、各第1凸部82の間および各第2凸部84の間には、隙間が設けられても良い。すなわち、複数の第1凸部82および複数の第2凸部84が、定着ローラ72の軸方向に所定の間隔で並ぶようにしても良い。
さらに、第3実施例では、移動規制部80が複数の第1凸部82および複数の第2凸部84を含むようにしたが、これに限定される必要は無い。複数の第2凸部84が設けられる場合には、複数の第1凸部82は省略されても良い。すなわち、定着ベルト74側にのみ突起(第2凸部84)が設けられても良い。この場合、複数の第2凸部84の断面形状は、略三角形状に限定されず、略矩形状または円弧状などの他の形状であっても良い。この場合であっても、第2凸部84が抵抗となり、定着ベルト74がその軸方向に移動し難くなる。したがって、定着ベルト74が大きく蛇行することを予防および抑制することができる。
[第4実施例]
第4実施例の定着装置10は、移動規制部80が複数の凹部86を含む点が上述の第3実施例と異なる。その他の構成については上述の第3実施例と同様であるので、共通する部分については、同じ参照番号を付し、重複する説明は省略または簡略化する。
図9は、第4実施例における移動規制部80の一例を示す概略断面図である。図10は、定着ベルト74が一方端部側に位置ずれした場合を示す概略断面図である。
図9に示すように、第4実施例では、移動規制部80は、複数の第1凸部82に代えて、複数の凹部86を含む。複数の凹部86は、定着ローラ72の外周面の非通紙部のそれぞれに設けられる。すなわち、複数の凹部86は、定着ローラ72の軸方向の両端部に設けられる。
複数の凹部86は、定着ローラ72の外周面の周方向の全体に亘って環状に形成され、複数の第2凸部84に対応する形状の溝である。具体的には、複数の凹部86は、断面略V字状の溝である。また、複数の凹部86の深さは、互いに同じ深さである。
この第4実施例では、移動規制部80の各々は、4つの凹部86を含む。すなわち、定着ローラ72の両端部のそれぞれに、4つの凹部86が設けられる。ただし、複数の凹部86は、複数の第2凸部84と同様に、定着ローラ72の軸方向に隙間なく並ぶ。
さらに複数の凹部86は、定着ローラ72の軸方向の中央側に設けられ、第2凸部84の内側表面842に平行な内側表面862と、定着ローラ72の軸方向の外側に設けられ、第2凸部84の外側表面844に平行な外側表面864とを有する。
図10に示すように、定着ベルト74が蛇行してその軸方向に移動すると、定着ベルト74が、複数の凹部86に重なる。このとき、第2凸部84が凹部86に嵌まり、第2凸部84と、凹部86とが噛み合う状態となる。
この状態で、定着ベルト74が軸方向の外側に向かう場合には、第2凸部84の外側表面844と凹部86の外側表面864とが押し合う。このとき、外側表面844および外側表面864は、互いに軸方向に垂直に設けられるので、定着ベルト74の軸方向への移動が規制される。このように、定着ベルト74が軸方向の外側に移動し難いので、定着ベルト74の位置ずれを効果的に抑制することができる。
一方、定着ベルト74が軸方向の中央側に向かう場合には、第2凸部84の内側表面842と凹部86の内側表面862とが押し合う。このとき、内側表面842および内側表面862は、互いに軸方向に傾斜して設けられるので、定着ベルト74は、内側表面842および内側表面862に沿って軸方向の中央側に移動することができる。このため、第2凸部84および凹部86によって定着ベルト74を正常位置に戻す動作を阻害しないようにすることができる。
以上のように、第4実施例に係る定着装置10によれば、定着ベルト74の位置ずれを効果的に抑制するとともに、定着ベルト74を正常位置に戻す動作を阻害しないようにすることができる。
なお、第4実施例では、定着ベルト74側に突起(第2凸部84)が設けられ、定着ローラ72側に溝(凹部86)が設けられるようにしたが、定着ベルト74側に溝が設けられ、定着ローラ72側に突起が設けられても良い。
また、上述の実施例で挙げた具体的な数値、構成等は一例であり、実際の製品に応じて適宜変更することが可能である。
たとえば、上述の実施例では、定着ベルト74が正常位置にある場合には、定着ベルト74が定着ローラ72側の第1凸部82または凹部86に重ならないように配置されるようにしたが、定着ベルト74が正常位置にある場合に、定着ベルト74の一部が定着ローラ72側の第1凸部82または凹部86に重なるように配置されても良い。このようにすれば、定着ベルト74が正常位置にある状態で、定着ベルト74が軸方向に移動し難くなるので、定着ベルト74の位置ずれを効果的に抑制することができる。ただし、定着ベルト74と、定着ローラ72側の第1凸部82または凹部86とが重なる範囲は、蛇行制御機構の動作を阻害しない程度に設定される。
また、上述の実施例では、ベルト定着方式の定着装置10を例に挙げて説明したが、本発明は、蛇行制御機構を備えるベルト装置であれば、たとえばベルト方式の転写装置等の、画像形成装置で用いられる他のベルト装置にも適用することができる。
100…画像形成装置
10 …定着装置
70 …加熱ローラ
72 …定着ローラ
74 …定着ベルト
76 …加圧ローラ
80 …移動規制部
82 …第1凸部
84 …第2凸部
86 …凹部

Claims (10)

  1. 第1ローラ、
    前記第1ローラに張架される無端状のベルト、
    前記第1ローラとの間で前記ベルトを押圧し、当該ベルトとの間に記録媒体を挟んで搬送するためのニップ部を形成する第2ローラ、および
    前記第1ローラの外周面の、前記ニップ部において前記記録媒体が通過しない領域となる非通過部に設けられ、当該第1ローラの外周面の周方向に亘って環状に形成され、当該第1ローラの軸方向に並ぶ複数の第1凸部を備える、ベルト装置。
  2. 前記第1ローラの軸方向の外側に位置する第1凸部の突出高さは、前記第1ローラの軸方向の中央側に位置する第1凸部の突出高さよりも高い、請求項1に記載のベルト装置。
  3. 前記ベルトの端部は、前記複数の第1凸部のうち、当該第1ローラの軸方向の最も中央側に設けられる第1凸部よりも当該第1ローラの軸方向の中央側に位置する、請求項1または2に記載のベルト装置。
  4. 前記ベルトの前記非通過部に設けられ、当該ベルトの内周面の周方向に亘って環状に形成され、当該第1ローラの軸方向に前記複数の第1凸部と同じ間隔で並ぶ複数の第2凸部をさらに備える、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のベルト装置。
  5. 前記複数の第1凸部は、前記第1ローラの軸方向の中央側の第1凸部の内側表面と、当該第1ローラの軸方向の外側の第1凸部の外側表面とを有し、
    前記第1凸部の内側表面は、前記第1ローラの外周面に対して第1角度で設けられ、
    前記第1凸部の外側表面は、前記第1ローラの外周面に対して第2角度で設けられ、
    前記複数の第2凸部は、前記第1ローラの軸方向の中央側の第2凸部の内側表面と当該第1ローラの軸方向の外側の第2凸部の外側表面とを有し、
    前記第2凸部の内側表面は、前記第1凸部の外側表面に平行に設けられ、
    前記第2凸部の外側表面は、前記第1凸部の内側表面に平行に設けられ、
    前記第2角度は、前記第1角度よりも小さい、請求項4に記載のベルト装置。
  6. 第1ローラ、
    前記第1ローラに張架される無端状のベルト、
    前記第1ローラとの間で前記ベルトを押圧し、当該ベルトとの間に記録媒体を挟んで搬送するためのニップ部を形成する第2ローラ、および
    前記ベルトの内周面の、前記ニップ部において前記記録媒体が通過しない領域となる非通過部に設けられ、当該ベルトの内周面の周方向に亘って環状に形成され、当該第1ローラの軸方向に並ぶ複数の第2凸部を備える、ベルト装置。
  7. 前記第1ローラの外周面の前記非通過部に設けられ、当該第1ローラの外周面の周方向に亘って環状に形成され、当該第1ローラの軸方向に前記複数の第2凸部と同じ間隔で並ぶ複数の凹部を備える、請求項6に記載のベルト装置。
  8. 前記複数の第2凸部は、前記第1ローラの軸方向の外側の第2凸部の外側表面と、当該第1ローラの軸方向の中央側の第2凸部の内側表面とを有し、
    前記第2凸部の外側表面は、前記第1ローラの外周面に対して第1角度で設けられ、
    前記第2凸部の内側表面は、前記第1ローラの外周面に対して第2角度で設けられ、
    前記複数の凹部は、前記第1ローラの軸方向の中央側の凹部の内側表面と、当該第1ローラの軸方向の外側の凹部の外側表面とを有し、
    前記凹部の内側表面は、前記第2凸部の内側表面に平行に設けられ、
    前記凹部の外側表面は、前記第2凸部の外側表面に平行に設けられ、
    前記第2角度は、前記第1角度よりも小さい、請求項7に記載のベルト装置。
  9. 前記ベルトの端部は、前記複数の凹部のうち、当該第1ローラの軸方向の最も中央側に設けられる凹部よりも当該第1ローラの軸方向の中央側に位置する、請求項7または8に記載のベルト装置。
  10. 請求項1ないし9のいずれか1項に記載のベルト装置を備える、画像形成装置。
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