JP2015205742A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】実際の長尺紙の搬送状態に基づいて適性に通紙経路部の調整を行うことができ、画像の位置精度を確保できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、長尺紙を挟持して搬送する複数の用紙搬送要素、及び用紙幅方向両側に配置され長尺紙の用紙幅方向における移動を規制する複数組のガイド部材を有する通紙経路部と、前記通紙経路部に通紙される長尺紙に画像を形成する画像形成部と、前記複数組のガイド部材のうちの少なくとも1組のガイド部材に対する長尺紙の接触状態を検出する接触状態検出部と、前記接触状態検出部の検出結果に基づいて長尺紙の通紙状態を判断し、前記通紙経路部の調整を行う制御部と、を備える。
【選択図】図6

Description

本発明は、ロール紙に画像を形成する電子写真方式の画像形成装置に関する。
一般に、電子写真プロセス技術を利用した画像形成装置(プリンター、複写機、ファクシミリ等)においては、画像データに基づくレーザー光が、一様に帯電した感光体(例えば感光ドラム)に対して照射(露光)されることにより、感光体表面に静電潜像が形成される。そして、静電潜像が形成された感光体にトナーが供給されることにより、静電潜像が可視化されてトナー像が形成される。このトナー像が、直接又は中間転写体を介して間接的に用紙に転写された後、定着部で加熱、加圧されることにより、用紙に画像が形成される。
このような画像形成装置においては、用紙幅方向における用紙の中央位置(以下「通紙センター」)と、形成される画像の中央位置(以下「画像センター」)とが一致し、かつ蛇行が生じないように、出荷時や設置時に通紙経路部の各種調整(例えば搬送ローラーのステアリング制御等)が行われる。「蛇行」とは、用紙の用紙幅方向への片寄り及び用紙の傾きを含む。
特に、ロール紙のような長尺紙に画像形成が行われる場合は、長尺紙の片寄りや傾きが蓄積され、経時的に画像品質に影響を及ぼす虞があるので、通紙経路に沿ってガイド部材が複数配置され、長尺紙の用紙幅方向における移動が規制されるようになっている(例えば特許文献1)。
特開2006−188352号公報
しかしながら、初期状態において蛇行が生じないようになっていても、転写ニップと定着ニップの平行度の調整、転写ニップ及び定着ニップのそれぞれにおける軸方向の圧力バランス、転写ニップや定着ニップを形成するソフトローラーの軸方向の硬度の違い等、複数の要因が用紙の搬送精度に直接影響する。これらを精密に調整することは非常に困難であるため、用紙の蛇行は少なからず生じる。
また、通紙経路の用紙幅方向両側にガイド部材を配置した場合、用紙の蛇行を見かけ上防止することはできる。しかしながら、用紙に蛇行を生じさせる力が働くと、特定のガイド部材と用紙とが強く摺接することとなるため、用紙が損傷したり、タック紙の場合にはガイド部材に接着剤が付着したりする虞がある。
本発明の目的は、実際の長尺紙の搬送状態に基づいて適性に通紙経路部の調整を行うことができ、画像の位置精度を確保できる画像形成装置を提供することである。
本発明に係る画像形成装置は、長尺紙を挟持して搬送する複数の用紙搬送要素、及び用紙幅方向両側に配置され通紙される長尺紙の用紙幅方向における移動を規制する複数組のガイド部材を有する通紙経路部と、前記通紙経路部に通紙される長尺紙に画像を形成する画像形成部と、前記複数組のガイド部材のうちの少なくとも1組のガイド部材に対する長尺紙の接触状態を検出する接触状態検出部と、前記接触状態検出部の検出結果に基づいて長尺紙の通紙状態を判断し、前記通紙経路部の調整を行う制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ガイド部材に対する長尺紙の接触状態に基づいて実際の長尺紙の搬送状態(蛇行の有無等)を検出するので、見かけ上は検出できない用紙の蛇行をも検出することができる。したがって、検出結果に基づいて適性に通紙経路部の調整を行うことができ、画像の位置精度を確保することができる。
本発明の一実施の形態に係る画像形成装置を示す図である。 画像形成装置本体の全体構成を示す図である。 画像形成装置本体の制御系の主要部を示す図である。 画像形成部近傍の主通紙経路部の一例を示す側面図である。 画像形成部近傍の主通紙経路部の一例を示す平面図である。 通紙経路部調整処理の一例を示すフローチャートである。
図1は、本発明の一実施の形態に係る画像形成装置1を示す図である。
図1に示す画像形成装置1は、給紙装置1A、画像形成装置本体1B、及び巻取装置1Cを備える。
給紙装置1Aは、ロール給紙部91を有し、画像形成装置本体1Bからの指示に従って給紙する。給紙装置1Aから給紙されたロール紙は、通紙経路93に沿って搬送される。画像形成装置本体1Bは、給紙装置1Aから給紙されたロール紙に画像を形成する。巻取装置1Cは、ロール巻取部92を有し、画像形成装置本体1Bによって画像が形成され、送出されたロール紙を巻き取る。
図2は、画像形成装置本体1Bの全体構成を示す図である。図3は、画像形成装置本体1Bの制御系の主要部を示す図である。
図2、3に示す画像形成装置本体1Bは、電子写真プロセス技術を利用した中間転写方式のカラー画像形成装置である。画像形成装置本体1Bには、CMYKの4色に対応する感光ドラム213を中間転写ベルト221の走行方向(鉛直方向)に直列配置し、中間転写ベルト221に一回の手順で各色トナー像を順次転写させる縦型タンデム方式が採用されている。
すなわち、画像形成装置本体1Bは、感光ドラム213上に形成されたY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色トナー像を中間転写ベルト221に一次転写し、中間転写ベルト221上で4色のトナー像を重ね合わせた後、用紙に二次転写することにより、画像を形成する。
図2、3に示すように、画像形成装置本体1Bは、画像読取部11、操作表示部12、画像処理部13、画像形成部20、給紙部14、排紙部15、用紙搬送部16、及び制御部18を備える。
制御部18は、CPU(Central Processing Unit)181、ROM(Read Only Memory)182、RAM(Random Access Memory)183等を備える。CPU181は、ROM182又は記憶部192から処理内容に応じたプログラムを読み出してRAM183に展開し、展開したプログラムと協働して、画像形成装置本体1Bの各ブロック、給紙装置1A、及び巻取装置1Cの動作を集中制御する。
通信部191は、例えばNIC(Network Interface Card)、MODEM(MOdulator-DEModulator)、USB(Universal Serial Bus)等の各種インターフェースを有する。
記憶部192は、例えば不揮発性の半導体メモリ(いわゆるフラッシュメモリ)やハードディスクドライブで構成される。記憶部192には、例えば各ブロックの動作を制御する際に参照されるルックアップテーブルが格納される。
制御部18は、通信部191を介して、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークに接続された外部の装置(例えばパーソナルコンピューター)との間で各種データの送受信を行う。制御部18は、例えば、外部の装置から送信されたページ記述言語(PDL:Page Description Language)による画像データ(入力画像データ)を受信し、これに基づいて用紙に画像を形成させる。
画像読取部11は、ADF(Auto Document Feeder)と称される自動原稿給紙装置111及び原稿画像走査装置112(スキャナー)等を備える。
自動原稿給紙装置111は、原稿トレイに載置された原稿を搬送機構により搬送して原稿画像走査装置112へ送り出す。自動原稿給紙装置111により、原稿トレイに載置された多数枚の原稿の画像(両面を含む)を連続して読み取ることが可能となる。
原稿画像走査装置112は、自動原稿給紙装置111からコンタクトガラス上に搬送された原稿又はコンタクトガラス上に載置された原稿を光学的に走査し、原稿からの反射光をCCD(Charge Coupled Device)センサー112aの受光面上に結像させ、原稿画像を読み取る。画像読取部11は、原稿画像走査装置112による読取結果に基づいて入力画像データを生成する。この入力画像データには、画像処理部13において所定の画像処理が施される。
操作表示部12は、例えばタッチパネル付の液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)で構成され、表示部121及び操作部122として機能する。表示部121は、制御部18から入力される表示制御信号に従って、各種操作画面、画像の状態表示、各機能の動作状況等の表示を行う。操作部122は、テンキー、スタートキー等の各種操作キーを備え、ユーザーによる各種入力操作を受け付けて、操作信号を制御部18に出力する。
ユーザーは、操作表示部12を操作して、原稿設定、画質設定、倍率設定、応用設定、出力設定、片面/両面設定、及び用紙設定などの画像形成に関する設定を行うことができる。
画像処理部13は、入力画像データに対して、初期設定又はユーザー設定に応じたデジタル画像処理を行う回路等を備える。例えば、画像処理部13は、制御部18の制御下で、階調補正データ(階調補正テーブル)に基づいて階調補正を行う。また、画像処理部13は、入力画像データに対して、色補正、シェーディング補正等の各種補正処理や、圧縮処理等を施す。これらの処理が施された画像データに基づいて、画像形成部20が制御される。
画像形成部20は、入力画像データに基づいて、Y成分、M成分、C成分、K成分の各有色トナーによる画像を形成するための画像形成ユニット21、画像形成ユニット21により形成されたトナー像を用紙に転写する中間転写ユニット22、及び転写されたトナー像を用紙に定着する定着部23等を備える。
画像形成ユニット21は、Y成分用、M成分用、C成分用、K成分用の4つの画像形成ユニット21Y、21M、21C、21Kで構成される。画像形成ユニット21Y、21M、21C、21Kは、同様の構成を有するので、図示及び説明の便宜上、共通する構成要素は同一の符号で示し、それぞれを区別する場合には符号にY、M、C、又はKを添えて示すこととする。図2では、Y成分用の画像形成ユニット21Yの構成要素についてのみ符号が付され、その他の画像形成ユニット21M、21C、21Kの構成要素についての符号は省略されている。
画像形成ユニット21は、露光装置211、現像装置212、感光ドラム213、帯電装置214、及びドラムクリーニング装置215等を備える。
感光ドラム213は、例えばアルミニウム製の導電性円筒体(アルミ素管)の周面に、アンダーコート層(UCL:Under Coat Layer)、電荷発生層(CGL:Charge Generation Layer)、電荷輸送層(CTL:Charge Transport Layer)を順次積層した負帯電型の有機感光体(OPC:Organic Photo-conductor)である。
電荷発生層は、電荷発生材料(例えばフタロシアニン顔料)を樹脂バインダー(例えばポリカーボネイト)に分散させた有機半導体からなり、露光装置211による露光を受けて一対の正電荷と負電荷を発生する。電荷輸送層は、正孔輸送性材料(電子供与性含窒素化合物)を樹脂バインダー(例えばポリカーボネート樹脂)に分散させたものからなり、電荷発生層で発生した正電荷を電荷輸送層の表面まで輸送する。
帯電装置214は、例えばスコロトロン帯電装置やコロトロン帯電装置等のコロナ放電発生器で構成される。帯電装置214は、コロナ放電によって感光ドラム213の表面を一様に負極性に帯電させる。
露光装置211は、例えば複数の発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)が直線状に配列されたLEDアレイ、個々のLEDを駆動するためのLPH駆動部(ドライバーIC)、及びLEDアレイからの放射光を感光ドラム213上に結像させるレンズアレイ等を有するLEDプリントヘッドで構成される。LEDアレイの1つのLEDが、画像の1ドットに対応する。制御部18がLPH駆動部を制御することにより、LEDアレイに所定の駆動電流が流され、特定のLEDが発光する。
露光装置211は、感光ドラム213に対して各色成分の画像に対応する光を照射する。感光ドラム213の電荷発生層で発生した正電荷が電荷輸送層の表面まで輸送されることにより、感光ドラム213の表面電荷(負電荷)が中和される。これにより、感光ドラム213の表面には、周囲との電位差により各色成分の静電潜像が形成される。
現像装置212は、各色成分の現像剤(例えばトナーと磁性キャリアーとからなる二成分現像剤)を収容する。現像装置212は、感光ドラム213の表面に各色成分のトナーを付着させることにより、静電潜像を可視化してトナー像を形成する。具体的には、現像剤担持体(現像ローラー)に現像バイアス電圧が印加され、感光ドラム213と現像剤担持体との間に電界が形成される。感光ドラム213と現像剤担持体との電位差によって、現像剤担持体上の帯電トナーが感光ドラム213の表面の露光部に移動し、付着する。
ドラムクリーニング装置215は、感光ドラム213の表面に摺接されるドラムクリーニングブレード等を有し、一次転写後に感光ドラム213の表面に残存する転写残トナーを除去する。
中間転写ユニット22は、中間転写ベルト221、一次転写ローラー222、複数の支持ローラー223、二次転写ローラー224、及びベルトクリーニング装置225等を備える。
中間転写ベルト221は無端状ベルトで構成され、複数の支持ローラー223にループ状に張架される。複数の支持ローラー223のうちの少なくとも一つは駆動ローラーで構成され、その他は従動ローラーで構成される。例えば、K成分用の一次転写ローラー222よりもベルト走行方向下流側に配置される支持ローラー223が駆動ローラーであることが好ましい。駆動ローラーが回転することにより、中間転写ベルト221は矢印A方向に一定速度で走行する。
一次転写ローラー222は、各色成分の感光ドラム213に対向して、中間転写ベルト221の内周面側に配置される。中間転写ベルト221を挟んで、一次転写ローラー222が感光ドラム213に圧接されることにより、感光ドラム213から中間転写ベルト221へトナー像を転写するための一次転写ニップが形成される。
二次転写ローラー224は、複数の支持ローラー223のうちの一つに対向して、中間転写ベルト221の外周面側に配置される。中間転写ベルト221に対向して配置される支持ローラー223はバックアップローラーと呼ばれる。中間転写ベルト221を挟んで、二次転写ローラー224がバックアップローラーに圧接されることにより、中間転写ベルト221から用紙へトナー像を転写するための二次転写ニップが形成される。中間転写ベルト221と二次転写ローラー224により、用紙にトナー像を転写する転写部T(図4参照)が構成される。
一次転写ニップにおいて、感光ドラム213上のトナー像が中間転写ベルト221に順次重ねて一次転写される。具体的には、一次転写ローラー222に一次転写バイアスを印加し、中間転写ベルト221の裏面側(一次転写ローラー222と当接する側)にトナーと逆極性の電荷を付与することにより、トナー像は中間転写ベルト221に静電的に転写される。
その後、用紙が二次転写ニップを通過する際、中間転写ベルト221上のトナー像が用紙に二次転写される。具体的には、二次転写ローラー224に二次転写バイアスを印加し、用紙の裏面側(二次転写ローラー224と当接する側)にトナーと逆極性の電荷を付与することにより、トナー像は用紙に静電的に転写される。トナー像が転写された用紙は定着部23に向けて搬送される。
ベルトクリーニング装置225は、中間転写ベルト221の表面に摺接するベルトクリーニングブレード等を有し、二次転写後に中間転写ベルト221の表面に残留する転写残トナーを除去する。
なお、中間転写ユニット22において、二次転写ローラー224に代えて、二次転写ローラーを含む複数の支持ローラーに、二次転写ベルトがループ状に張架された構成(いわゆるベルト式の二次転写ユニット)を採用してもよい。
定着部23は、用紙の定着面(トナー像が形成されている面)側に配置される定着面側部材を有する上側定着部231、用紙の裏面(定着面の反対の面)側に配置される裏面側支持部材を有する下側定着部232、定着面側部材を加熱する加熱源233、及び裏面側支持部材を定着面側部材に対して圧接する圧接離間部(図示略)等を備える。
例えば、上側定着部231がローラー加熱方式である場合は定着ローラーが定着面側部材となり、ベルト加熱方式である場合は定着ベルトが定着面側部材となる。また例えば、下側定着部232がローラー加圧方式である場合は加圧ローラーが裏面側支持部材となり、ベルト加圧方式である場合は加圧ベルトが裏面側支持部材となる。定着面側部材と裏面側支持部材は、総称して「定着部材」と呼ばれることもある。
図2は、上側定着部231がローラー加熱方式で構成され、下側定着部232がローラー加圧方式で構成される場合について示している。
上側定着部231は、定着面側部材を回転させるための上側定着部用駆動部(図示略)を有する。制御部18によって上側定着部用駆動部の動作が制御されることにより、定着面側部材は所定の速度で回転(走行)する。下側定着部232は、裏面側支持部材を回転させるための下側定着部用駆動部(図示略)を有する。制御部18によって下側定着部用駆動部の動作が制御されることにより、裏面側支持部材は所定の速度で回転(走行)する。なお、定着面側部材が裏面側支持部材の回転に従動する場合は、上側定着部用駆動部は必要ない。
また、定着部23は、定着ニップの軸方向を調整するためのアライメント調整部(図示略)を有する。制御部18によってアライメント調整部(図示略)の動作が制御されることにより、定着部23のアライメント調整が行われる。
加熱源233は、定着面側部材の内部又は近傍に配置される。制御部18によって加熱源233の出力が制御されることにより、定着面側部材が加熱され、所定の温度(例えば定着許容温度、定着アイドリング温度)で保持される。制御部18は、定着面側部材に近接して配置される定着温度検出部(図示略)の検出結果に基づいて加熱源233の出力を制御する。
圧接離間部(図示略)は、裏面側支持部材を定着面側部材に向けて押圧する。制御部18によって圧接離間部(図示略)の動作が制御され、定着面側部材に裏面側支持部材が圧接されることにより、用紙を狭持して搬送する定着ニップが形成される。トナー像が二次転写され、通紙経路に沿って搬送されてきた用紙は、定着ニップを通過する際に加熱、加圧される。これにより、用紙にトナー像が定着する。
圧接離間部は、例えば裏面側支持部材を支持する軸の両端部に当接し、軸の両端をそれぞれ独立して押圧する。これにより、定着ニップにおける軸方向のニップ圧のバランスを調整することができる。
なお、定着部23は、定着面側部材又は裏面側支持部材を冷却したり、定着面側部材又は裏面側支持部材から用紙を分離したりするために、定着面側部材又は裏面側支持部材に対して送風を行う送風部を備えていてもよい。
給紙部14は、給紙トレイ部141及び手差し給紙部142を有する。給紙トレイ部141には、坪量やサイズ等に基づいて識別された枚葉紙(規格用紙、特殊用紙)が予め設定された紙種ごとに収容される。給紙装置1Aから送出されたロール紙は、手差し給紙部142を介して給紙される。
排紙部15は、排紙ローラー部151等を有し、用紙搬送部16から送出された用紙を機外に排紙する。
用紙搬送部16は、主通紙経路部161、スイッチバック経路部162、裏面印刷用経路部163、及び通紙経路切替部(図示略)等を備える。用紙搬送部16は、例えば定着部23とともに1つのユニットに組み込まれ、用紙搬送ユニット(いわゆるADU((Auto-Duplex Unit))として画像形成装置本体1Bに着脱可能に装着される。
主通紙経路部161は、用紙を挟持して搬送する用紙搬送要素として、二次転写ニップの用紙搬送方向上流側に配置される進入ローラー部165を含む複数の搬送ローラー部を備える。上述した転写部T及び定着部23も主通紙経路部161の用紙搬送要素に含まれる。主通紙経路部161は、給紙トレイ部141から給紙された枚葉紙又は手差し給紙部142を介して給紙装置1Aから給紙されたロール紙を搬送して画像形成部20(二次転写ニップ、定着ニップ)に通紙するとともに、画像形成部20(定着部23)から送出された用紙を排紙部15に搬送する。
スイッチバック経路部162は、定着部23から送出された用紙を一旦停止させ、搬送方向を逆転させて、排紙部15又は裏面印刷用経路部163に搬送する。
裏面印刷用経路部163は、スイッチバック経路部162でスイッチバックされて送出された用紙を主通紙経路部161に搬送する循環経路である。主通紙経路部161には、第2面(裏面)が上面となった状態で用紙が通紙されることになる。
通紙経路切替部(図示略)は、定着部23から送出された用紙をそのままの状態で排紙するか、反転させて排紙するか、又は裏面印刷用経路部163に搬送するかによって通紙経路を切り替える。具体的には、制御部18が、画像形成処理の処理内容(片面/両面印刷、フェイスアップ排紙、フェイスダウン排紙等)に基づいて、通紙経路切替部の動作を制御する。
ロール紙に画像形成が行われる場合、手差し給紙部142を介して給紙装置1Aからロール紙が給紙される。給紙されたロール紙は、主通紙経路部161によって画像形成部20に搬送される。そして、ロール紙が二次転写ニップを通過する際、中間転写ベルト221上のトナー像がロール紙に一括して二次転写され、定着部23において定着処理が施される。画像が形成されたロール紙は、排紙部15から機外に排紙され、巻取装置1Cのロール巻取部92に巻き取られる。
このように、主通紙経路部161は、画像形成装置1においてロール紙に画像形成が行われる場合の通紙経路の一部を構成する。なお、ロール紙に画像形成が行われる場合は、スイッチバック経路部162、裏面印刷用経路部163、及び通紙経路切替部(図示略)は用いられない。
図4は、画像形成部20近傍の主通紙経路部161の一例を示す側面図である。図5は、画像形成部20近傍の主通紙経路部161の一例を示す平面図である。
図4、5に示すように、主通紙経路部161の用紙幅方向両側には、ロール紙の用紙幅方向における移動を規制するための複数組のガイド部材31が配置される。図4、5では、進入ローラー部165の用紙搬送方向上流側、進入ローラー部165と二次転写ニップNとを結ぶ通紙経路、二次転写ニップNと定着ニップNとを結ぶ通紙経路、及び定着ニップNの用紙搬送方向下流側に、それぞれガイド部材31A、31B、31C、31Dが配置されている。なお、ガイド部材31の配置態様(数、設置箇所等)は、ここで示すものに限定されない。
ガイド部材31は、それぞれ、用紙幅方向に対向する一組のガイド板で構成される。ガイド部材31を構成する一組のガイド板は、通紙センター(通紙経路の幅方向中央)に関して対称に配置される。ガイド部材31は、タック紙を用いた場合に接着剤が付着する虞があるので、外部からアクセスして清掃しやすい箇所に配置するのが好ましい。
奥側のガイド部材31と手前側のガイド部材31を区別する場合は、それぞれ「ガイド部材31(奥側)」、「ガイド部材31(手前側)」と称する。
ガイド部材31は、例えば用紙との接触面にフッ素樹脂加工が施されるなど、低摩擦性を有するものが好ましい。ガイド部材31は、初期状態において、ガイド板の離間距離(以下「ガイド幅」)が画像形成に用いられる用紙(例えばロール紙)の幅に一致するように予め位置決めされる。ロール紙はガイド部材31に沿って搬送されるので、画像形成部20を通過するロール紙には見かけ上、蛇行は生じておらず、ロール紙の用紙センター(ロール紙の幅方向中央)と通紙センターも一致する。
また、ガイド部材31は、動力伝達機構(図示略)を介してガイド駆動部(図示略)に接続されており、ガイド位置(ガイド幅)を変更可能となっている。
また、画像形成装置1は、ガイド部材31のうちの少なくとも1組のガイド部材31に対するロール紙の接触状態を検出する接触状態検出部を備える。接触状態検出部としては、ロール紙がガイド部材31に接触したときに生じる接触圧を検出する圧力センサーを適用できる。
ここでは、画像形成部20の用紙搬送方向上流側に配置されるガイド部材31Aに圧力センサーS1が取り付けられ、画像形成部20の用紙搬送方向下流側に配置されるガイド部材31Dに圧力センサーS2が取り付けられている。
ガイド部材31A(奥側)に取り付けられる圧力センサーS1を「圧力センサーS1(奥側)」、ガイド部材31A(手前側)に取り付けられる圧力センサーS1を「圧力センサーS1(手前側)」と称する。
また、ガイド部材31D(奥側)に取り付けられる圧力センサーS2を「圧力センサーS2(奥側)」、ガイド部材31D(手前側)に取り付けられる圧力センサーS2を「圧力センサーS2(手前側)」と称する。
圧力センサーS1、S2によって、複数組のガイド部材31のうちの2組のガイド部材31A、31Dに対するロール紙の接触状態を検出することにより、ロール紙の片寄り及び傾きを容易かつ正確に検出することができる。
また、画像形成部20の用紙搬送方向上流側に配置されるガイド部材31Aに対するロール紙の接触状態を圧力センサーS1によって検出し、画像形成部20の用紙搬送方向下流側に配置されるガイド部材31Dに対するロール紙の接触状態を圧力センサーS2によって検出することにより、画像形成部20に通紙されるロール紙の通紙異常を確実に検出でき、ひいては早期に通紙異常を解消することができる。
ガイド部材31A、31Dのガイド幅がロール紙の用紙幅に一致し、かつロール紙に蛇行(片寄り、傾き)が生じていなければ、ガイド部材31A(奥側)、ガイド部材31A(手前側)、ガイド部材31D(奥側)、ガイド部材31D(手前側)のいずれにも、過剰な圧力は加わらない。一方、ガイド部材31A、31Dのガイド幅がロール紙の用紙幅に一致していない場合、又はロール紙に蛇行が生じている場合は、ガイド部材31A(奥側)、ガイド部材31A(手前側)、ガイド部材31D(奥側)、ガイド部材31D(手前側)のいずれかに過剰な圧力が加わることとなる。
したがって、圧力センサーS1、S2の検出結果と予め設定された基準値を比較することにより、ロール紙の通紙状態を判断することができる。例えば、圧力センサーS1、S2で検出される圧力が基準値以下の場合、ロール紙の通紙状態は正常であると判断でき、圧力センサーS1、S2で検出される圧力が基準値を超える場合、ロール紙の通紙状態が異常であると判断できる。
ここで、基準値は、搬送に伴うロール紙の微小な振動によって通紙異常が誤検出されるのを防止するために設定される値である。この基準値は、画像形成に用いられるロール紙の紙種に応じて設定されることが好ましい。これにより、通紙状態が正常であるか否かを、紙種に応じて適切に判断することができる。
例えば、タック紙や薄紙の場合は、ガイド部材31への接着剤の付着や用紙の変形が懸念され、通紙異常を早期に解消するのが好ましいため、基準値を低く設定する。一方、普通紙や厚紙の場合は、ガイド部材31への接着剤の付着や用紙の変形が生じにくく、タック紙や薄紙を用いる場合に比較して高精度で調整を行う必要性は低いため、基準値を高く設定してもよい。
制御部18は、接触状態検出部としての圧力センサーS1、S2の検出結果に基づいて、ロール紙の通紙状態を判断し、通紙異常が生じている場合には主通紙経路部161の調整を行う。具体的には、制御部18は、図6に示すフローチャートに従って通紙経路部調整処理を実行する。
図6は、通紙経路部調整処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、例えば、画像形成装置1においてロール紙への画像形成処理が開始されることに伴い、CPU181がROM182に格納されている所定のプログラムを実行することにより実現される。
図6のステップS101において、制御部18は、印刷ジョブに含まれる紙種情報に基づいて、画像形成に用いられる用紙がロール紙であるか否かを判定する。画像形成に用いられる用紙がロール紙である場合(ステップS101で“YES”)、処理はステップS102に移行する。画像形成に用いられる用紙がロール紙でない場合(ステップS101で“NO”、例えば枚葉紙)、通紙経路部調整処理は終了となる。
ステップS102において、制御部18は、圧力センサーS1、S2の検出結果を取得する。圧力センサーS1、S2で検出された圧力が基準値を超える場合、センサー出力は「ON」となり、検出された圧力が基準値以下である場合にはセンサー出力は「OFF」となる。基準値には、紙種に応じた値が設定される。
ステップS103において、制御部18は、圧力センサーS1(奥側)、圧力センサーS1(手前側)、圧力センサーS2(奥側)、圧力センサーS2(手前側)のいずれかのセンサー出力が一定時間“ON”であるか否かを判定する。いずれかのセンサー出力が一定時間“ON”である場合(ステップS103で“YES”)、処理はステップS104に移行する。いずれのセンサー出力も一定時間“ON”でない場合(ステップS103で“NO”)、処理はステップS105に移行する。
ステップS104において、制御部18は、圧力センサーS1、S2の検出結果に基づいて、主通紙経路部161の調整を行う。
ロール紙の片寄りは、主通紙経路部161に配置された複数の用紙搬送要素における軸方向のニップ圧の不均衡によって生じる。特に、定着部23及び転写部Tにおけるニップ圧の不均衡による影響が大きい。したがって、ロール紙の片寄りが検出された場合には、用紙搬送要素のうちの少なくとも1つ(ここでは定着部23)における軸方向のニップ圧のバランスを調整する。
また例えば、ロール紙の傾きは、複数の用紙搬送要素における軸方向のずれによって生じる。したがって、ロール紙の傾きが検出された場合には、用紙搬送要素のうちの少なくとも1つ(ここでは定着部23)のアライメントを調整する。
Figure 2015205742
具体的には、主通紙経路部161において、表1に示す調整が行われる。
すなわち、圧力センサーS1(奥側)、圧力センサーS1(手前側)が“ON”、圧力センサーS2(奥側)、圧力センサーS2(手前側)が“OFF”の場合(パターン1)、ガイド部材31Aのガイド幅がロール紙の用紙幅よりも狭いことになる。この場合、ガイド部材31Aのガイド幅が広くなるようにガイド位置が調整される。
圧力センサーS2(奥側)、圧力センサーS2(手前側)が“ON”、圧力センサーS1(奥側)、圧力センサーS1(手前側)が“OFF”の場合(パターン2)、ガイド部材31Dのガイド幅がロール紙の用紙幅よりも狭いことになる。この場合、ガイド部材31Dのガイド幅が広くなるようにガイド位置が調整される。
圧力センサーS1(奥側)、圧力センサーS2(奥側)が“ON”、圧力センサーS1(手前側)、圧力センサーS2(手前側)が“OFF”の場合(パターン3)、ロール紙が用紙幅方向奥側に片寄って通紙されていることになる。この場合、定着部23における奥側のニップ圧が増大するように、圧接離間部(図示略)の動作が制御される。
圧力センサーS1(手前側)、圧力センサーS2(手前側)が“ON”、圧力センサーS1(奥側)、圧力センサーS2(奥側)が“OFF”の場合(パターン4)、ロール紙が用紙幅方向手前側に片寄って通紙されていることになる。この場合、定着部23における手前側のニップ圧が増大するように、圧接離間部(図示略)の動作が制御される。
なお、パターン3、4の場合は、長尺紙の用紙幅方向の位置が、通紙センターと用紙センターとが一致する正常な位置に戻される。
圧力センサーS1(奥側)、圧力センサーS2(手前側)が“ON”、圧力センサーS1(手前側)、圧力センサーS2(奥側)が“OFF”の場合(パターン5)、ロール紙の用紙搬送方向下流側が手前側に、用紙搬送方向上流側が奥側に傾いて通紙されていることになる。この場合、定着部23の軸がCW(ClockWise)方向に回転するように、アライメント調整部(図示略)の動作が制御される。
圧力センサーS1(手前側)、圧力センサーS2(奥側)が“ON”、圧力センサーS1(奥側)、圧力センサーS2(手前側)が“OFF”の場合(パターン6)、ロール紙の用紙搬送方向下流側が奥側に、用紙搬送方向上流側が手前側に傾いて通紙されていると判断できる。この場合、定着部23の軸がCCW(Counter ClockWise)方向に回転するように、アライメント調整部(図示略)の動作が制御される。
圧力センサーS1(手前側)だけが“ON”の場合(パターン7)、ガイド部材31A(手前側)が通紙センター寄りに配置されていると判断できるので、ガイド部材31A(手前側)の位置が調整される。
圧力センサーS1(奥側)だけが“ON”の場合(パターン8)、ガイド部材31A(奥側)が通紙センター寄りに配置されていると判断できるので、ガイド部材31A(奥側)の位置が調整される。
圧力センサーS2(手前側)だけが“ON”の場合(パターン9)、ガイド部材31D(手前側)が通紙センター寄りに配置されていると判断できるので、ガイド部材31D(手前側)の位置が調整される。
圧力センサーS2(奥側)だけが“ON”の場合(パターン10)、ガイド部材31D(奥側)が通紙センター寄りに配置されていると判断できるので、ガイド部材31D(奥側)の位置が調整される。
圧力センサーS1(奥側)、圧力センサーS1(手前側)、圧力センサーS2(奥側)、圧力センサーS2(手前側)がすべて“ON”の場合(パターン11)、ガイド部材31A、31Dのガイド幅がロール紙の用紙幅よりも狭いと判断できる。この場合、ガイド部材31A、31Dのガイド幅が広くなるようにガイド位置が調整される。
圧力センサーS1(奥側)、圧力センサーS1(手前側)、圧力センサーS2(奥側)、圧力センサーS2(手前側)がすべて“OFF”の場合(パターン12)、ロール紙の通紙状態は正常であると判断できるので、主通紙経路部161の調整は不要である。ステップS103で“NO”の場合に対応する。
なお、表1には示していないが、圧力センサーS1(奥側)、圧力センサーS1(手前側)、圧力センサーS2(奥側)、圧力センサーS2(手前側)のうちの3つが“ON”の場合もガイド部材31A、31Dの位置が調整される。
ステップS105において、制御部18は、一連の画像形成処理が終了したか否かを判定する。一連の画像形成処理とは、画像形成を指示する信号(例えば印刷ジョブ)により設定された画像形成を行う処理である。一連の画像形成処理が終了した場合(ステップS105で“YES”)、通紙経路部調整処理は終了となる。一連の画像形成処理が終了していない場合(ステップS105で“NO”)、ステップS102以降の処理が繰り返される。
このように、画像形成装置1は、長尺紙(ロール紙)を挟持して搬送する複数の用紙搬送要素(定着部23、転写部、搬送ローラー部等)、及び用紙幅方向両側に配置され通紙されるロール紙の用紙幅方向における移動を規制する複数組のガイド部材(31)を有する通紙経路部(主通紙経路部161)と、通紙経路部に通紙される長尺紙に画像を形成する画像形成部(20)と、複数組のガイド部材(31)のうちの少なくとも1組のガイド部材(31A、31D)に対する長尺紙の接触状態(接触圧)を検出する接触状態検出部(圧力センサーS1、S2)と、接触状態検出部の検出結果に基づいて長尺紙の通紙状態を判断し、通紙経路部の調整を行う制御部(18)と、を備える。
画像形成装置1によれば、ガイド部材31に対するロール紙の接触状態に基づいて実際のロール紙の搬送状態(蛇行の有無等)を検出するので、見かけ上は検出できない用紙の蛇行をも検出することができる。したがって、圧力センサーS1、S2の検出結果に基づいて適性に通紙経路部の調整を行うことができるので、画像の位置精度を確保することができる。また、ロール紙が接触することによるガイド部材31への負荷が最小限に抑制されるので、ロール紙の損傷やガイド部材31への接着剤の付着(タック紙が用いられる場合)を防止することができる。
[変形例]
実施の形態では、ガイド部材31A、31Dのそれぞれに対して、手前側と奥側に圧力センサーS1、S2を取り付けているが、手前側と奥側の何れか一方に圧力センサーS1、S2を取り付けるようにしてもよい。
この場合、例えば2つの基準値(第1の基準値、第2の基準値)を設けておき、圧力センサーS1、S2による検出結果が第1の基準値以下の場合を「OFF(接触なし)」、第1の基準値より大きく第2の基準値以下の場合を「弱」、第2の基準値より大きい場合を「強」とする。そして、圧力センサーS1、S2による検出結果が「弱」の場合を、正常な通紙状態であると判断し、それ以外の場合は通紙異常であると判断して主通紙経路部161の調整を行う。
Figure 2015205742
具体的には、主通紙経路部161において、表2に示す調整が行われる。簡単に説明すると、パターン1、2の場合は、ロール紙が用紙幅方向に片寄っている(“強”の場合は奥側、“OFF”の場合は手前側)と判断できるとニップ圧バランス調整が行われる。パターン3〜8の場合は、ロール紙が傾いていると判断できるので、定着部23のアライメントが調整される。パターン9の場合は、通紙状態が正常であるので主通紙経路部161の調整は行われない。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、本発明における長尺紙には、ロール紙だけでなく、連続帳票等の連続紙も含まれる。
また、接触状態検出部としては、圧力センサーの他、用紙幅方向におけるロール紙の振動を検出する振動センサーを適用することもできる。
通紙異常が検出された場合(図6のステップS103で“YES”)、定着部23に代えて、又は定着部23とともに、転写部Tのアライメント調整を行ったり、転写部Tにおけるニップ圧のバランスを調整したりしてもよい。定着部23及び転写部Tの他の用紙搬送要素(例えば進入ローラー部165等)の調整を行うようにしてもよい。さらには、画像形成装置本体1Bのあり面とを調整する機構を設けてもよい。
また、通紙経路部調整処理を印刷ジョブが実行される前に行い、印刷ジョブの実行中は通紙経路部の調整はしない(固定)ようにしてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 画像形成装置
1A 給紙装置
1B 画像形成装置本体
1C 巻取装置
11 画像読取部
12 操作表示部
13 画像処理部
14 給紙部
15 排紙部
16 用紙搬送部
18 制御部
20 画像形成部
21 画像形成ユニット
22 中間転写ユニット
23 定着部(用紙搬送要素)
161 主通紙経路部(通紙経路部)
定着ニップ
二次転写ニップ
S1、S2 圧力センサー(接触状態検出部)
T 転写部(用紙搬送要素)

Claims (11)

  1. 長尺紙を挟持して搬送する複数の用紙搬送要素、及び用紙幅方向両側に配置され通紙される長尺紙の用紙幅方向における移動を規制する複数組のガイド部材を有する通紙経路部と、
    前記通紙経路部に通紙される長尺紙に画像を形成する画像形成部と、
    前記複数組のガイド部材のうちの少なくとも1組のガイド部材に対する長尺紙の接触状態を検出する接触状態検出部と、
    前記接触状態検出部の検出結果に基づいて長尺紙の通紙状態を判断し、前記通紙経路部の調整を行う制御部と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記接触状態検出部は、前記複数組のガイド部材のうちの2組のガイド部材に対する長尺紙の接触状態を検出することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記2組のガイド部材の一方は前記画像形成部の用紙搬送方向上流側に配置され、他方は用紙搬送方向下流側に配置されることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記接触状態検出部は、前記通紙経路部に通紙される長尺紙が前記ガイド部材に接触したときに生じる接触圧を検出することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記複数の用紙搬送要素のうちの少なくとも1つのアライメント調整を行うことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記複数の用紙搬送要素のうちの少なくとも1つのニップ圧のバランスを調整することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記複数の用紙搬送要素のうちの少なくとも1つは、長尺紙にトナー像を転写する転写部又は長尺紙に転写されたトナー像を定着する定着部であることを特徴とする請求項5又は6に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、前記複数のガイド部材のうちの少なくとも1つのガイド位置を調整することを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御部は、画像形成に用いられる長尺紙の紙種に応じて予め設定された基準値と前記接触状態検出部の検出結果を比較して長尺紙の通紙状態を判断することを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御部は、印刷ジョブが実行される前に調整処理を行うことを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  11. 前記制御部は、印刷ジョブの実行中に調整処理を行うことを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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