JP6003921B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、長尺紙に画像を形成する電子写真方式の画像形成装置に関する。
一般に、電子写真プロセス技術を利用した画像形成装置(プリンター、複写機、ファクシミリ等)においては、画像データに基づくレーザー光が、一様に帯電した感光体(例えば感光ドラム)に対して照射(露光)されることにより、感光体表面に静電潜像が形成される。そして、静電潜像が形成された感光体にトナーが供給されることにより、静電潜像が可視化されてトナー像が形成される。このトナー像が、直接又は中間転写体を介して間接的に用紙に転写された後、定着装置で加熱、加圧されることにより、用紙に画像が形成される。
このような画像形成装置において、画像形成にロール紙や連続用紙(連続帳票)のような長尺紙が用いられる場合、待機状態(アイドリング状態)のような非画像形成時には、用紙搬送路に長尺紙が停滞することになる。特に、画像形成を開始する前のウォームアップ時や画像形成が終了した後のクールダウン時に、長尺紙が定着ニップで挟持されたままになっていると、長尺紙に直接熱が伝達されることによって変色(焦げ)又は変形が生じる。そのため、通常は、定着ニップを形成する定着面側部材(例えば定着ローラー)と裏面側支持部材(例えば加圧ローラー)は離間される。
しかし、定着面側部材と裏面側支持部材との離間距離は通常2〜3mm程度であるため、長尺紙に弛みが生じると、定着面側部材に接触してしまう。この問題は、定着面側部材と裏面側支持部材との離間距離を十分に大きく採ることで解決できる。また、長尺紙に弛みが生じないように、長尺紙を適宜搬送することが提案されている(例えば特許文献1)。
さらには、定着面側部材から長尺紙への熱伝達を遮断する断熱機構を設ける、耐熱性の高い長尺紙を用いる、又は非画像形成時も長尺紙を通紙し続けるという対策も考えられる。
特開2008−233770号公報
しかしながら、断熱機構を設けたり、定着面側部材と裏面側支持部材との離間距離を十分に大きくしたりすると、画像形成装置が大型になる。断熱機構を設ける場合は、部品点数が増大し、装置コストも増大する。
また、耐熱性の高い長尺紙のみしか使えないとなると、実用性に乏しく製品として成り立たない。また、非画像形成時も長尺紙を通紙し続ける手法は、やれ紙(無駄になった用紙)が増大することとなり、製品として大きな欠点となる。
本発明の目的は、装置の大型化や装置コストの増大等の課題が生じることなく、非画像形成時(特にウォームアップ時、クールダウン時)に長尺紙が変色又は変形するのを防止できる実用的な画像形成装置を提供することである。
本発明に係る画像形成装置は、長尺紙を搬送する用紙搬送部と、
長尺紙にトナー像を転写する画像形成部と、
長尺紙の定着面に接触する定着面側部材、前記定着面側部材に対して圧接されて定着ニップを形成する裏面側支持部材、及び前記定着面側部材を加熱する加熱部を有し、通紙経路に沿って通紙される長尺紙を前記定着ニップで加熱、加圧することにより前記トナー像を定着する定着部と、を備える画像形成装置であって、
前記裏面側支持部材を回転させる駆動部と、
前記定着面側部材と前記裏面側支持部材とを圧接又は離間させる圧接離間部と、
前記裏面側支持部材を冷却する冷却部と、を備え、
前記通紙経路は、前記定着面側部材と前記裏面側支持部材とが離間している状態において、長尺紙が前記裏面側支持部材に接触するように構成され、
前記定着部のクールダウン時又はウォームアップ時において、
前記圧接離間部は、前記定着面側部材と前記裏面側支持部材とを離間させ、
前記冷却部は、前記裏面側支持部材を冷却し、
前記駆動部は、前記裏面側支持部材を回転させることを特徴とする。
本発明によれば、クールダウン時又はウォームアップ時には、裏面側支持部材の回転によって長尺紙が冷却されるので、定着面側部材からの熱伝達により長尺紙が変色又は変形するのを効果的に防止することができる。また、装置の大型化や装置コストの増大等の課題が生じることなく、やれ紙の発生を抑制できるので、製品としても実用的である。
本発明の一実施の形態に係る画像形成装置を示す図である。 画像形成装置本体の全体構成を示す図である。 画像形成装置本体の制御系の主要部を示す図である。 定着部における通紙経路の一例を示す図である。 定着部制御処理の一例を示すフローチャートである。 定着部における通紙経路の他の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る画像形成装置1を示す図である。
図1に示す画像形成装置1は、給紙装置1A、画像形成装置本体1B、及び巻取装置1Cを備える。
給紙装置1Aは、例えばロール紙や連続用紙等の長尺紙を収容し、画像形成装置本体1Bからの指示に従って給紙する。画像形成装置本体1Bは、給紙装置1Aから給紙された長尺紙に画像を形成する。巻取装置1Cは、画像形成装置本体1Bによって画像が形成され、送出された長尺紙を巻き取る。
図2は、画像形成装置本体1Bの全体構成を示す図である。図3は、画像形成装置本体1Bの制御系の主要部を示す図である。
図2、3に示す画像形成装置本体1Bは、電子写真プロセス技術を利用した中間転写方式のカラー画像形成装置である。画像形成装置本体1Bには、CMYKの4色に対応する感光ドラム413を中間転写ベルト421の走行方向(鉛直方向)に直列配置し、中間転写ベルト421に一回の手順で各色トナー像を順次転写させる縦型タンデム方式が採用されている。
すなわち、画像形成装置本体1Bは、感光ドラム413上に形成されたY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色トナー像を中間転写ベルト421に一次転写し、中間転写ベルト421上で4色のトナー像を重ね合わせた後、用紙に二次転写することにより、画像を形成する。
図2、3に示すように、画像形成装置本体1Bは、画像読取部10、操作表示部20、画像処理部30、画像形成部40、用紙搬送部50、定着部60、及び制御部80を備える。
制御部80は、CPU(Central Processing Unit)81、ROM(Read Only Memory)82、RAM(Random Access Memory)83等を備える。CPU81は、ROM82又は記憶部72から処理内容に応じたプログラムを読み出してRAM83に展開し、展開したプログラムと協働して、画像形成装置本体1Bの各ブロック、給紙装置1A、及び巻取装置1Cの動作を集中制御する。
通信部71は、例えばNIC(Network Interface Card)、MODEM(MOdulator-DEModulator)、USB(Universal Serial Bus)等の各種インターフェースを有する。
記憶部72は、例えば不揮発性の半導体メモリ(いわゆるフラッシュメモリ)やハードディスクドライブで構成される。記憶部72には、例えば各ブロックの動作を制御する際に参照されるルックアップテーブルが格納される。
制御部80は、通信部71を介して、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークに接続された外部の装置(例えばパーソナルコンピューター)との間で各種データの送受信を行う。制御部80は、例えば、外部の装置から送信されたページ記述言語(PDL:Page Description Language)による画像データ(入力画像データ)を受信し、これに基づいて用紙に画像を形成させる。また、制御部80は、通信部71を介して、給紙装置1A及び巻取装置1Cとの間で各種データの送受信を行う。
画像読取部10は、ADF(Auto Document Feeder)と称される自動原稿給紙装置11及び原稿画像走査装置12(スキャナー)等を備える。
自動原稿給紙装置11は、原稿トレイに載置された原稿を搬送機構により搬送して原稿画像走査装置12へ送り出す。自動原稿給紙装置11により、原稿トレイに載置された多数枚の原稿の画像(両面を含む)を連続して読み取ることが可能となる。
原稿画像走査装置12は、自動原稿給紙装置11からコンタクトガラス上に搬送された原稿又はコンタクトガラス上に載置された原稿を光学的に走査し、原稿からの反射光をCCD(Charge Coupled Device)センサー12aの受光面上に結像させ、原稿画像を読み取る。画像読取部10は、原稿画像走査装置12による読取結果に基づいて入力画像データを生成する。この入力画像データには、画像処理部30において所定の画像処理が施される。
操作表示部20は、例えばタッチパネル付の液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)で構成され、表示部21及び操作部22として機能する。表示部21は、制御部80から入力される表示制御信号に従って、各種操作画面、画像の状態表示、各機能の動作状況等の表示を行う。操作部22は、テンキー、スタートキー等の各種操作キーを備え、ユーザーによる各種入力操作を受け付けて、操作信号を制御部80に出力する。
ユーザーは、操作表示部20を操作して、原稿設定、画質設定、倍率設定、応用設定、出力設定、片面/両面設定、及び用紙設定などの画像形成に関する設定を行うことができる。
画像処理部30は、入力画像データに対して、初期設定又はユーザー設定に応じたデジタル画像処理を行う回路等を備える。例えば、画像処理部30は、制御部80の制御下で、階調補正データ(階調補正テーブル)に基づいて階調補正を行う。また、画像処理部30は、入力画像データに対して、色補正、シェーディング補正等の各種補正処理や、圧縮処理等を施す。これらの処理が施された画像データに基づいて、画像形成部40が制御される。
画像形成部40は、入力画像データに基づいて、Y成分、M成分、C成分、K成分の各有色トナーによる画像を形成するための画像形成ユニット41及び中間転写ユニット42等を備える。
画像形成ユニット41は、Y成分用、M成分用、C成分用、K成分用の4つの画像形成ユニット41Y、41M、41C、41Kで構成される。画像形成ユニット41Y、41M、41C、41Kは、同様の構成を有するので、図示及び説明の便宜上、共通する構成要素は同一の符号で示し、それぞれを区別する場合には符号にY、M、C、又はKを添えて示すこととする。図2では、Y成分用の画像形成ユニット41Yの構成要素についてのみ符号が付され、その他の画像形成ユニット41M、41C、41Kの構成要素についての符号は省略されている。
画像形成ユニット41は、露光装置411、現像装置412、感光ドラム413、帯電装置414、及びドラムクリーニング装置415等を備える。
感光ドラム413は、例えばアルミニウム製の導電性円筒体(アルミ素管)の周面に、アンダーコート層(UCL:Under Coat Layer)、電荷発生層(CGL:Charge Generation Layer)、電荷輸送層(CTL:Charge Transport Layer)を順次積層した負帯電型の有機感光体(OPC:Organic Photo-conductor)である。
電荷発生層は、電荷発生材料(例えばフタロシアニン顔料)を樹脂バインダー(例えばポリカーボネイト)に分散させた有機半導体からなり、露光装置411による露光を受けて一対の正電荷と負電荷を発生する。電荷輸送層は、正孔輸送性材料(電子供与性含窒素化合物)を樹脂バインダー(例えばポリカーボネート樹脂)に分散させたものからなり、電荷発生層で発生した正電荷を電荷輸送層の表面まで輸送する。
帯電装置414は、例えばスコロトロン帯電装置やコロトロン帯電装置等のコロナ放電発生器で構成される。帯電装置414は、コロナ放電によって感光ドラム413の表面を一様に負極性に帯電させる。
露光装置411は、例えば複数の発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)が直線状に配列されたLEDアレイ、個々のLEDを駆動するためのLPH駆動部(ドライバーIC)、及びLEDアレイからの放射光を感光ドラム413上に結像させるレンズアレイ等を有するLEDプリントヘッドで構成される。LEDアレイの1つのLEDが、画像の1ドットに対応する。制御部80がLPH駆動部を制御することにより、LEDアレイに所定の駆動電流が流され、特定のLEDが発光する。
露光装置411は、感光ドラム413に対して各色成分の画像に対応する光を照射する。感光ドラム413の電荷発生層で発生した正電荷が電荷輸送層の表面まで輸送されることにより、感光ドラム413の表面電荷(負電荷)が中和される。これにより、感光ドラム413の表面には、周囲との電位差により各色成分の静電潜像が形成される。
現像装置412は、各色成分の現像剤(例えばトナーと磁性キャリアーとからなる二成分現像剤)を収容しており、感光ドラム413の表面に各色成分のトナーを付着させることにより静電潜像を可視化してトナー像を形成する。具体的には、現像剤担持体(現像ローラー)に現像バイアス電圧が印加され、感光ドラム413と現像剤担持体との電位差によって現像剤担持体上の帯電トナーが感光ドラム413の表面の露光部に移動し、付着する。
ドラムクリーニング装置415は、感光ドラム413の表面に摺接されるドラムクリーニングブレード等を有し、一次転写後に感光ドラム413の表面に残存する転写残トナーを除去する。
中間転写ユニット42は、中間転写ベルト421、一次転写ローラー422、複数の支持ローラー423、二次転写ローラー424、及びベルトクリーニング装置426等を備える。
中間転写ベルト421は無端状ベルトで構成され、複数の支持ローラー423にループ状に張架される。複数の支持ローラー423のうちの少なくとも一つは駆動ローラーで構成され、その他は従動ローラーで構成される。例えば、K成分用の一次転写ローラー422よりもベルト走行方向下流側に配置される支持ローラー423が駆動ローラーであることが好ましい。駆動ローラーが回転することにより、中間転写ベルト421は矢印A方向に一定速度で走行する。
一次転写ローラー422は、各色成分の感光ドラム413に対向して、中間転写ベルト421の内周面側に配置される。中間転写ベルト421を挟んで、一次転写ローラー422が感光ドラム413に圧接されることにより、感光ドラム413から中間転写ベルト421へトナー像を転写するための一次転写ニップが形成される。
二次転写ローラー424は、複数の支持ローラー423のうちの一つに対向して、中間転写ベルト421の外周面側に配置される。中間転写ベルト421に対向して配置される支持ローラー423はバックアップローラーと呼ばれる。中間転写ベルト421を挟んで、二次転写ローラー424がバックアップローラーに圧接されることにより、中間転写ベルト421から用紙へトナー像を転写するための二次転写ニップが形成される。
一次転写ニップを中間転写ベルト421が通過する際、感光ドラム413上のトナー像が中間転写ベルト421に順次重ねて一次転写される。具体的には、一次転写ローラー422に一次転写バイアスを印加し、中間転写ベルト421の裏面側(一次転写ローラー422と当接する側)にトナーと逆極性の電荷を付与することにより、トナー像は中間転写ベルト421に静電的に転写される。
その後、用紙が二次転写ニップを通過する際、中間転写ベルト421上のトナー像が用紙に二次転写される。具体的には、二次転写ローラー424に二次転写バイアスを印加し、用紙の裏面側(二次転写ローラー424と当接する側)にトナーと逆極性の電荷を付与することにより、トナー像は用紙に静電的に転写される。トナー像が転写された用紙は定着部60に向けて搬送される。
ベルトクリーニング装置426は、中間転写ベルト421の表面に摺接するベルトクリーニングブレード等を有し、二次転写後に中間転写ベルト421の表面に残留する転写残トナーを除去する。
なお、中間転写ユニット42において、二次転写ローラー424に代えて、二次転写ローラーを含む複数の支持ローラーに、二次転写ベルトがループ状に張架された構成(いわゆるベルト式の二次転写ユニット)を採用してもよい。
定着部60は、用紙の定着面(トナー像が形成されている面)側に配置される定着面側部材を有する上側定着部61、用紙の裏面(定着面の反対の面)側に配置される裏面側支持部材を有する下側定着部62、定着面側部材を加熱する加熱源63、裏面側支持部材を定着面側部材に対して圧接する圧接離間部64、定着面側部材に対して送風する上側送風部65、裏面側支持部材に対して送風する下側送風部66、定着面側部材の温度(定着温度)を検出する定着温度検出部67等を備える。
例えば、上側定着部61がローラー加熱方式である場合は定着ローラーが定着面側部材となり、ベルト加熱方式である場合は定着ベルトが定着面側部材となる。また例えば、下側定着部62がローラー加圧方式である場合は加圧ローラーが裏面側支持部材となり、ベルト加圧方式である場合は加圧ベルトが裏面側支持部材となる。定着面側部材と裏面側支持部材は、総称して定着部材と呼ばれることもある。
上側定着部61は、定着面側部材を回転させるための上側定着部用駆動部612を有する。制御部80によって上側定着部用駆動部612の動作が制御されることにより、定着面側部材は所定の速度で回転(走行)する。下側定着部62は、裏面側支持部材を回転させるための下側定着部用駆動部622を有する。制御部80によって下側定着部用駆動部622の動作が制御されることにより、裏面側支持部材は所定の速度で回転(走行)する。なお、定着面側部材が裏面側支持部材の回転に従動する場合は、上側定着部用駆動部612は必要ない。
加熱源63は、定着面側部材の内部又は近傍に配置される。制御部80によって加熱源63の出力が制御されることにより、定着面側部材が加熱され、定着温度が所定の温度(例えば定着許容温度、定着アイドリング温度)で保持される。制御部80は、定着面側部材に近接して配置される定着温度検出部67の検出結果に基づいて加熱源63の出力を制御する。
また、制御部80によって圧接離間部64の動作が制御され、定着面側部材に裏面側支持部材が圧接されることにより、用紙を狭持して搬送する定着ニップが形成される。トナー像が二次転写され、通紙経路に沿って搬送されてきた用紙は、定着ニップを通過する際に加熱、加圧される。これにより、用紙にトナー像が定着する。
上側送風部65は、冷却ファンを有し、例えば、一連の画像形成が終了した後、定着面側部材を冷却して待機状態に戻す定着面側冷却部として機能する。
下側送風部66は、冷却ファンを有し、例えば、一連の画像形成が終了した後、裏面側支持部材を冷却して待機状態に戻す裏面側冷却部として機能する。また、下側送風部66は、画像形成時における裏面側支持部材の温度上昇を抑制するために用いることもできる。
用紙搬送部50は、給紙部51、排紙部52、及び通紙経路部53等を備える。
給紙部51を構成する3つの給紙トレイユニットには、坪量やサイズ等に基づいて識別された枚葉紙(規格用紙、特殊用紙)が予め設定された紙種ごとに収容される。
通紙経路部53は、中間搬送ローラー部、ループローラー部、及びレジストローラー部を含む複数の搬送ローラー部を備える。通紙経路部53は、給紙部51又は給紙装置1Aから給紙された用紙(長尺紙を含む)を画像形成部40(二次転写部)に搬送する。
給紙装置1Aから給紙された長尺紙は、通紙経路部53によって画像形成部40に搬送される。そして、長尺紙が二次転写ニップを通過する際、中間転写ベルト421上のトナー像が長尺紙の第1面(定着面)に一括して二次転写され、定着部60において定着処理が施される。画像が形成された長尺紙は、排紙ローラー等を備えた排紙部52により機外に排紙され、巻取装置1Cで巻き取られる。
図4は、定着部60における通紙経路の一例を示す図である。図4には、上側定着部61がローラー加熱方式で構成され、下側定着部62がローラー加圧方式で構成される場合について示している。すなわち、図4において、定着ローラー611が定着面側部材であり、加圧ローラー621が裏面側支持部材である。
画像形成装置1において、画像形成が行われない非画像形成時は、長尺紙の搬送は停止される。このとき、定着ニップに挟持されている状態で長尺紙の搬送が停止していると、定着ローラー611の熱が長尺紙に直接伝達するため、長尺紙が変色又は変形する。そのため、画像形成時には、定着ローラー611と加圧ローラー621が圧接状態とされ(図4A参照)、非画像形成時には、定着ローラー611と加圧ローラー621は離間状態とされる。
図4A、図4Bに示すように、定着ニップの用紙搬送方向下流側には、通紙経路を規制する規制ローラー部68が配置される。図4Bに示すように、離間状態において、規制ローラー部68のニップが二次転写ニップNを通る加圧ローラー621の接線Lよりも下方に位置するように、規制ローラー部68は配置される。すなわち、図4に示す例では、通紙経路の形状によって、長尺紙が加圧ローラー621に押し付けられる。これにより、非画像形成時には、長尺紙が加圧ローラー621に押し付けられるので、定着ローラー611からの熱伝達が抑制される。
画像形成装置1が待機状態(アイドリング状態)となっている場合、定着ローラー611の定着温度は、長尺紙に変色や変形が生じない程度の温度(以下「アイドリング温度」)に保持され、図4Bに示す状態で長尺紙の搬送が停止していても変色や変形は生じないようになっている。
一方、画像形成を開始するウォームアップ時や、画像形成が終了した後のクールダウン時は、定着ローラー611の定着温度がアイドリング温度よりも高温になる。そのため、長尺紙が定着ローラー611から離間していても、変色や変形が生じる虞がある。そこで、本実施の形態では、定着部60のウォームアップ時やクールダウン時は、下側送風部66の送風により加圧ローラー621を冷却し、加圧ローラー621が長尺紙に接触した状態で回転することにより長尺紙を冷却する。これにより、定着部60のウォームアップ時やクールダウン時に、定着ローラー611からの熱が長尺紙に伝達することにより、長尺紙が変色又は変形するのを防止できる。
図5は、ウォームアップ時及びクールダウン時の定着部60における処理(定着部制御処理)の一例を示すフローチャートである。この処理は、例えば、画像形成装置1の電源が投入されることに伴い、CPU81がROM82に格納されている所定のプログラムを実行することにより実現される。
前提として、画像形成装置1は待機状態になっており、画像形成後は待機状態に戻るものとする。
待機状態では、定着ローラー611と加圧ローラー621は離間状態とされる。また、下側送風部66による送風は停止しており、用紙搬送部50による長尺紙の搬送も停止している。また、加熱源63のON/OFFが適宜制御されることにより、定着ローラー611の定着温度は定着許容温度よりも低いアイドリング温度で保持される。定着許容温度及びアイドリング温度は、画像形成に用いられる長尺紙の紙種に基づいて、予め設定される。
図5に示すように、ステップS101において、制御部80は、印刷ジョブを受信したか否かを判定する。印刷ジョブが受信されると(ステップS101で“YES”)、処理はステップS102に移行する。
ステップS102において、制御部80は、定着部60のウォームアップを開始する。ウォームアップ時には、定着ローラー611の定着温度が定着許容温度に到達するまで加熱源63による加熱が継続される。
ステップS103において、制御部80は、下側送風部66の送風を開始させるとともに、下側定着部用駆動部622を制御して加圧ローラー621を回転させる。このとき、加圧ローラー621の回転速度は、画像形成時の回転速度よりも遅く設定されてもよい。これにより、加圧ローラー621が長尺紙に摺接することにより長尺紙が損傷するのを防止できる。
ウォームアップ時には、定着ローラー611の定着温度が上昇し、長尺紙に伝達される熱量が増大するが、下側送風部66で冷却された加圧ローラー621が長尺紙に接触した状態で回転することにより、長尺紙が効率よく冷却されるので、長尺紙の変色や変形は生じない。
ステップS104において、制御部80は、定着ローラー611の定着温度が規定温度(定着許容温度)に到達したか否かを判定する。定着温度が定着許容温度に到達すると(ステップS104で“YES”)、処理はステップS105に移行する。
なお、定着温度が定着許容温度に到達した後は、加熱源63のON/OFFが適宜制御され、定着温度は定着許容温度で保持される。
ステップS105において、制御部80は、下側送風部66の送風を停止させる。なお、下側送風部66の送風により加圧ローラー621の温度上昇を抑制する場合、下側送風部66の送風を継続させてもよい。この場合、下側送風部66の風量を変更するようにしてもよい。
ステップS106において、制御部80は、圧接離間部64の動作を制御して、定着ローラー611と加圧ローラー621を圧接状態とする。
ステップS107において、制御部80は、用紙搬送部50による長尺紙の搬送を開始させる。ウォームアップ時における加圧ローラー621の回転速度が画像形成時よりも遅く設定されていた場合は、回転速度を用紙搬送部50による用紙搬送速度に応じて変更する。長尺紙には印刷ジョブに含まれる印字情報に基づいて画像が形成される。
ステップS108において、制御部80は、画像の最終位置(複数の画像を形成する場合は最終画像)が定着部60を通過したか否か、すなわち長尺紙に転写された全てのトナー像に対する定着処理が終了したか否かを判定する。画像の最終位置が定着部60を通過すると(ステップS108で“YES”)、処理はステップS109に移行する。
ステップS109において、制御部80は、定着部60のクールダウンを開始する。クールダウン時には、定着ローラー611の定着温度がアイドリング温度に到達するまで加熱源63による加熱が停止される。
ステップS110において、制御部80は、下側送風部66の送風を開始させる。下側送風部66の送風は、後述するステップS111の後で開始させてもよいが、画像の最終位置が定着部60を通過した後に開始させることにより、加圧ローラー621を効率よく冷却することができる。長尺紙に転写された全てのトナー像に対する定着処理が終了しているので、加圧ローラー621が冷却されても画像が劣化することはない。
ステップS111において、制御部80は、画像の最終位置が巻取位置に到達したか否かを判定する。画像の最終位置が巻取位置に到達すると(ステップS111で“YES”)、処理はステップS112に移行する。
ステップS112において、制御部80は、用紙搬送部50による長尺紙の搬送を停止させる。ただし、加圧ローラー621の回転は継続したままである。このとき、加圧ローラー621の回転速度を、画像形成時の回転速度よりも遅く変更してもよい。これにより、加圧ローラー621が長尺紙に摺接することにより長尺紙が損傷するのを防止できる。
ステップS113において、制御部80は、圧接離間部64の動作を制御して、定着ローラー611と加圧ローラー621を離間状態とする。画像の最終位置が定着部60を通過した後であれば、定着ローラー611と加圧ローラー621を離間状態として問題ないが、長尺紙が搬送されているときに離間状態にすると蛇行する虞がある。そのため、本実施の形態のように、長尺紙の搬送が停止した後で離間状態とするのが好ましい。すなわち、画像の最終位置が巻取位置に到達した後、定着ローラー611と加圧ローラー621を離間状態とすることにより、長尺紙の蛇行を防止することができる。
クールダウン時には、定着ローラー611の定着温度が長尺紙に変色や変形が生じうる程度に高いが、下側送風部66で冷却された加圧ローラー621が長尺紙に接触した状態で回転することにより、長尺紙が効率よく冷却されるので、長尺紙の変色や変形は生じない。
ステップS114において、制御部80は、定着ローラー611の定着温度が規定温度(アイドリング温度)に到達したか否かを判定する。定着温度がアイドリング温度に到達すると(ステップS114で“YES”)、処理はステップS115に移行する。
なお、定着温度がアイドリング温度に到達した後は、加熱源63のON/OFFが適宜制御され、定着温度はアイドリング温度で保持される。
ステップS115において、制御部80は、下側送風部66の送風を停止させるとともに、下側定着部用駆動部622を制御して加圧ローラー621の回転を停止させる。アイドリング温度は長尺紙に変色や変形が生じない程度に設定されるので、下側送風部66及び加圧ローラー621によって長尺紙を冷却しなくても、変色や変形は生じない。したがって、下側送風部66及び加圧ローラー621の動作を適切に停止させることで省電力化を図ることができる。
このように、画像形成装置1は、長尺紙を搬送する用紙搬送部50と、長尺紙にトナー像を転写する画像形成部40と、通紙経路に沿って通紙される長尺紙を定着ニップで加熱、加圧することによりトナー像を定着する定着部60と、を備える。定着部60は、長尺紙の定着面に接触する定着ローラー611(定着面側部材)、定着ローラー611に対して圧接されて定着ニップを形成する加圧ローラー621(裏面側支持部材)、及び定着ローラー611を加熱する加熱源63(加熱部)を有する。
また、通紙経路は、定着ローラー611と加圧ローラー621とが離間している状態において、長尺紙が加圧ローラー621に接触するように構成される。
そして、定着部60のクールダウン時又はウォームアップ時において、圧接離間部64は定着ローラー611と加圧ローラー621とを離間させ、下側送風部66(冷却部)は加圧ローラー621を冷却し、下側定着部用駆動部622(駆動部)は加圧ローラー621を回転させる。
画像形成装置1によれば、クールダウン時又はウォームアップ時には、加圧ローラー621の回転によって長尺紙が冷却されるので、定着ローラー611からの熱伝達により長尺紙が変色又は変形するのを効果的に防止することができる。定着ローラー611と加圧ローラー621の離間距離を大きくする必要はなく、断熱機構を設ける必要もないので、装置の大型化や装置コストの増大等の課題が生じることはない。また、非画像形成時には長尺紙の搬送を速やかに停止するので、やれ紙の発生を最小限に抑制できる。さらには、耐熱温度の低い長尺紙でも、熱による変色又は変形を気にすることなく、ウォームアップ又はクールダウンを行うことができる。したがって、画像形成装置1は、製品として実用的である。
なお、定着部60のクールダウンには、新たな印刷ジョブが続けて実行されることを想定して定着温度をアイドリング温度まで低下させない場合(定着許容温度近傍で保持する場合)も含まれる。この場合も、長尺紙に画像が形成されない以上、長尺紙の搬送は停止させるのが好ましいので、下側送風部66及び加圧ローラー621による長尺紙の冷却が行われる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、定着ローラー611(定着面側部材)と加圧ローラー621(裏面側支持部材)が離間する状態において、長尺紙を加圧ローラー621に押し付ける押付部材を備えるようにしてもよい。
図6では、押付部材として、定着部60の用紙搬送上流側と下流側にそれぞれローラー部材69A、69Bが配置されている。図6Aに示す圧接状態では、ローラー部材69A、69Bが長尺紙に摺接するように配置される。図6Bに示す離間状態では、ローラー部材69A、69Bが下方に移動して、長尺紙を加圧ローラー621に押し付ける。
押付部材は、長尺紙が搬送されていないときに、長尺紙を加圧ローラー621に押し付けるので、板状の部材であってもよい。この場合は、図6Aに示す圧接状態において、押付部材が長尺紙に接触しないようにする。
また、画像形成装置1において、加圧ローラー621に対する長尺紙の巻掛け量(加圧ローラー621に接触する長尺紙の長さ)は、変更可能であることが好ましい。例えば、離間状態における加圧ローラー621の位置を調整することにより、長尺紙の巻掛け量を変更することができる。押付部材(ローラー部材69A、69B)によって長尺紙を加圧ローラー621に押し付ける場合(図6参照)は、押付部材の位置を調整することによっても、加圧ローラー621に対する長尺紙の巻掛け量を変更することができる。
長尺紙の巻掛け量が大きい程、加圧ローラー621との接触面積が増大するので、冷却効率は高くなり、熱による変色又は変形を効果的に抑制することができる。一方で、長尺紙と加圧ローラー621との間の摩擦力が大きくなるため、加圧ローラー621が摺擦することによって長尺紙が損傷する可能性は高くなる。長尺紙の巻掛け量を変更可能とすることにより、長尺紙に損傷を与えない範囲で、効率的に冷却できる巻掛け量を設定できるので、様々な紙種に対応できる。
さらには、長尺紙が搬送されない状態で加圧ローラー621を回転させることによって、長尺紙が搬送されるのを防止する搬送防止部を備えることが好ましい。これにより、長尺紙に余計な弛みが生じるのを防止できる。
例えば、定着部60の用紙搬送方向上流側に配置される搬送ローラー部(例えばレジストローラー部)を搬送防止部として機能させることができる。この場合、搬送ローラー部におけるニップ圧を、通常の用紙搬送時よりも増大させればよい。また、既存の搬送ローラー部よりもニップ圧が大きい搬送ローラー部を、定着部60の用紙搬送方向上流側に新たに設けるようにしてもよい。
また、下側送風部66の送風によって定着ローラー611が冷却されるのを防止する遮風部(例えば遮風板)を備えることが好ましい。ウォームアップ時に定着温度を上昇させる場合や、新たな印刷ジョブが続けて実行されることを想定してクールダウン時に定着温度をアイドリング温度まで低下させずに保持する場合は、下側送風部66の送風が定着ローラー611に通風されると、定着ローラー611が冷却され、意図しない温度低下を招く。その結果、定着ローラー611を加熱するための消費電力が増大する。遮風部を設けることにより、定着ローラー611の意図しない温度低下に伴い消費電力が増大するのを防止できる。
逆に、定着温度をアイドリング温度まで低下させる通常のクールダウンでは、下側送風部66の送風を定着ローラー611まで到達させることにより、定着ローラー611を効率よく冷却することができる。したがって、遮風部を設ける場合は、通風状態と非通風状態を切り替え可能な構成とすることが好ましい。
さらに、実施の形態では、加圧ローラー621を冷却する冷却部として、冷却ファンを有する下側送風部66を適用しているが、他の方式(例えば水冷式、ペルチェ方式)により加圧ローラー621を冷却するようにしてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 画像形成装置
1A 給紙装置
1B 画像形成装置本体
1C 巻取装置
10 画像読取部
20 操作表示部
30 画像処理部
40 画像形成部
50 用紙搬送部
60 定着部
61 上側定着部
611 定着ローラー(定着面側部材)
62 下側定着部
621 加圧ローラー(裏面側支持部材)
622 下側定着部用駆動部(駆動部)
63 加熱源
64 圧接離間部
66 下側送風部(冷却部)
80 制御部

Claims (12)

  1. 長尺紙を搬送する用紙搬送部と、
    長尺紙にトナー像を転写する画像形成部と、
    長尺紙の定着面に接触する定着面側部材、前記定着面側部材に対して圧接されて定着ニップを形成する裏面側支持部材、及び前記定着面側部材を加熱する加熱部を有し、通紙経路に沿って通紙される長尺紙を前記定着ニップで加熱、加圧することにより前記トナー像を定着する定着部と、を備える画像形成装置であって、
    前記裏面側支持部材を回転させる駆動部と、
    前記定着面側部材と前記裏面側支持部材とを圧接又は離間させる圧接離間部と、
    前記裏面側支持部材を冷却する冷却部と、を備え、
    前記通紙経路は、前記定着面側部材と前記裏面側支持部材とが離間している状態において、長尺紙が前記裏面側支持部材に接触するように構成され、
    前記定着部のクールダウン時又はウォームアップ時において、
    前記圧接離間部は、前記定着面側部材と前記裏面側支持部材とを離間させ、
    前記冷却部は、前記裏面側支持部材を冷却し、
    前記駆動部は、前記裏面側支持部材を回転させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記定着面側部材と前記裏面側支持部材が離間する状態において、
    前記通紙経路は、長尺紙が前記裏面側支持部材に接触する形状を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記定着面側部材と前記裏面側支持部材が離間する状態において、
    長尺紙を前記裏面側支持部材に押し付ける押付部材を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記定着部のクールダウン時において、画像の最終位置が巻取位置に到達した後、
    前記圧接離間部は、前記定着面側部材と前記裏面側支持部材とを離間させ、
    前記用紙搬送部は、長尺紙に搬送を停止することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記定着面側部材の定着温度が所定のアイドリング温度に到達した後、前記冷却部は前記裏面側支持部材の冷却を停止し、前記駆動部は前記裏面側支持部材の回転を停止することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記所定のアイドリング温度は、紙種に応じて設定されることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記定着部のウォームアップ時において、前記定着面側部材の定着温度が所定の定着許容温度に到達した後、
    前記圧接離間部は、前記定着面側部材と前記裏面側支持部材とを圧接させ、
    前記用紙搬送部は長尺紙の搬送を開始することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記所定の定着許容温度は、紙種に応じて設定されることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記裏面側支持部材に対する長尺紙の巻掛け量を変更可能であることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  10. 前記裏面側支持部材の回転によって長尺紙が搬送されるのを防止する搬送防止部を備えることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  11. 前記冷却部は、送風により前記裏面側支持部材を冷却する冷却ファンであることを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  12. 前記冷却部の送風によって前記定着面側部材が冷却されるのを防止する遮風部を備えることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
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