JP2016098095A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、レジストローラーに対する速度制御により記録紙の搬送を画像形成に合わせて最適に実行できる画像形成装置を提供することを目的とする。
【解決手段】記録紙P1が第2搬送路を通過する際、ローラー群を第1搬送速度Vsで回転させる一方、レジストローラー対86を停止させて、記録紙P1先端をレジストローラー対86に当接させ、記録紙P1に第1所定長さL1のループPRを形成させる。その後、レジストローラー対86を第1搬送速度Vsよりも増速させた第2搬送速度Vhで回転させる一方、ローラー群を第1搬送速度Vsで回転させる。そして、ループPRが第2所定長さL2分だけ解消された後、レジストローラー対86を第1搬送速度Vsに減速して回転させ、記録紙P1先端を第1搬送速度Vsで画像形成部5に突入させる。
【選択図】図6

Description

本発明は、記録紙上に画像を形成させる画像形成装置であって、特に、画像形成のタイミングに合わせた記録紙の搬送処理を実行する画像形成装置に関する。
従来より、画像形成装置は、記録紙上に画像を形成させる画像形成部に記録紙を搬送させる搬送機構を備えている。そして、搬送機構は、画像形成部よりも搬送方向上流側にレジストローラー対を設けており、レジストローラー対の回転動作を制御することで、画像形成部での画像形成タイミングに合わせて記録紙を搬送させている。又、このような画像形成装置の中には、記録紙両面に画像を形成する両面記録可能な画像形成装置が提供されている(特許文献1及び2参照)。
両面記録可能な画像形成装置は、第1面に画像が形成された記録紙を反転させてレジストローラー対に搬送する反転経路を、搬送機構の一部として備えている。そして、この画像形成装置は、反転経路を介して搬送された記録紙をレジストローラー対により画像形成部に搬送させて、記録紙の第2面に画像を形成する。
特許文献1による画像形成装置は、スキュー(斜め搬送)等の記録紙の搬送不良の発生を抑制すると同時に記録紙の搬送速度を高めるために、両面搬送路(反転経路)に速度制御可能な加速ローラー対を設けている。特許文献2による画像形成装置は、片面印刷された記録紙をスイッチバックパス(反転経路)に引き込むための搬送ローラー(反転上ローラー)を速度制御可能に構成し、スイッチバックパスで記録紙により形成されたループ(山なりの撓み)の解消時における騒音を低減させている。
特許2009−298528号公報 特開2014−047009号公報 特開平09−077320号公報
特許文献1の画像形成装置は、両面搬送路に誘導する再給紙ローラーにワンウェイクラッチを設けた構成とし、加速ローラー対の回転速度を徐々に高めることで、両面搬送路での記録紙搬送を高速化している。しかしながら、両面搬送路での全ての搬送ローラーを増速させる構成としているため、サイズの大きいモーターを使用しなければならず、装置の大型化や消費電力量の増大を招くだけでなく、モーター駆動音による騒音の悪化という問題も生じる。又、画像形成部を駆動させるためのモーター(プロセス系モーター)から動力を分岐させる機構を構成できず、モーターの個数が増える場合もある。
特許文献2の画像形成装置においても、画像形成部における定着ニップを抜けた記録紙を、定着ローラーの搬送速度よりも速い搬送速度で反転経路に引き込み、連続して搬送される記録紙同士の衝突を防いでいる。しかしながら、反転経路への引き込みを行う搬送ローラーの速度制御を段階的に実行するものであるため、記録紙搬送を円滑に実行するためには、レジストローラー対を含む他の搬送ローラーの制御も個々に実行しなければならない。従って、記録紙のループ量にバラツキが発生するばかりか、各搬送ローラーを個別に制御するための機構を必要として装置の小型化を妨げることとなる。
上述の特許文献1及び2の画像形成装置のように、画像形成直後の記録紙を反転経路に搬送させる際に増速制御し、高速で搬送させる構成だけでは、モーターの大型化又はモーターの増量や高精度な制御が必要となる。又、生産性を上げるためには、可能な限り速い搬送速度で記録紙を搬送することが望ましいが、記録紙上に形成される画像を高品質なものとするためには、画像形成部(プロセス系)のローラー速度には上限がある。そのため、従来の画像形成装置では、記録紙を画像形成部に到達するまでは速い速度で送り、画像形成部に記録紙を搬送させた後はシステム速度で送っていた。具体的には、記録紙がレジストローラー対よりも搬送方向下流側に搬送された場合は、システム速度で記録紙を搬送させ、記録紙がレジストローラー対よりも搬送方向上流側にある場合は、システム速度よりも速い速度で記録紙を搬送させる。
しかしながら、レジストローラー対よりも搬送方向下流側で増速させた場合、レジストローラー対よりも上流側の搬送ローラーの回転速度も増速させる必要がある。特に、両面印刷時においては、反転経路における搬送ローラーをシステム速度よりも速い速度で駆動させる必要があり、画像形成時のシステム速度とは個別に搬送ローラーを制御させなければならず、装置の大型化や消費電力の増大につながる。一方、レジストローラー対だけを増速する構成の場合は、記録紙が他の搬送ローラーに噛んだままで引っ張られた状態となるため、記録紙に転写された画像が搬送路に当たるなどして、画像不良や搬送不良の原因となる。
このような問題を鑑みて、本発明は、レジストローラーに対する速度制御により記録紙の搬送を画像形成に合わせて最適に実行できる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、記録紙の搬送タイミングと画像の形成タイミングとを同期させるレジストローラー対と、該レジストローラー対を通じて搬送される記録紙上に画像を形成する画像形成部と、前記レジストローラー対から前記画像形成部に前記記録紙を搬送させる第1搬送路と、前記レジストローラー対に前記記録紙を搬送させる第2搬送路と、前記第1及び第2搬送路に設けられて前記記録紙を搬送させる複数のローラーによるローラー群と、を備える画像形成装置において、前記記録紙が前記第2搬送路を通過する際、前記ローラー群を第1搬送速度で回転させる一方、前記レジストローラー対を停止させて、前記記録紙先端を前記レジストローラー対に当接させ、前記記録紙にループを形成させ、前記記録紙に第1所定長さのループが形成された後、前記レジストローラー対を前記第1搬送速度よりも増速させた第2搬送速度で回転させる一方、前記ローラー群を前記第1搬送速度で回転させて、前記記録紙先端が前記第1搬送路を通じて前記画像形成部に向かうように前記記録紙の搬送を開始し、前記記録紙のループが第1所定長さより短い第2所定長さ分だけ解消された後、前記レジストローラー対を前記第1搬送速度に減速して回転させ、前記記録紙先端を前記第1搬送速度で前記画像形成部に突入させることを特徴とする。
このような画像形成装置において、前記レジストローラー対から前記画像形成部入口までの長さが、前記第2搬送速度で前記レジストローラー対により搬送される前記記録紙の搬送長さよりも長いものとする。
又、前記第2搬送路が、前記レジストローラー対の上流位置となる搬送経路を変更可能に構成しているものであっても構わない。このとき、前記第2搬送路は、搬送方向最下流位置の搬送ローラーと前記レジストローラー対との間に、前記記録紙の搬送方向を変更させる搬送方向変更領域を有しており、該搬送方向変更領域を構成するガイド部材の位置を変位させることで、前記搬送経路を変更可能としているものとしても構わない。
上記の画像形成装置において、前記記録紙のループが、前記レジストローラー対よりも搬送方向上流の搬送ローラーに近い位置で形成されるものとしても構わない。
又、前記レジストローラー対の駆動源となるレジスト用モーターと、前記ローラー群の駆動源となるプロセス用モーターとを備えており、前記レジスト用モーターを前記第1及び第2搬送速度で駆動可能とする一方、前記プロセス用モーターを前記第1搬送速度のみで駆動可能としたものとしても構わない。
本発明によると、レジストローラー対のみを増速する構成であり、レジストローラー対以外のローラー群については、画像形成用のプロセス速度に合わせて駆動させることができる。そのため、レジストローラー対以外のローラー群については、画像形成用のモーターと共通の駆動源を使用でき、装置の小型化を図れるだけでなく、電力消費量を抑制できる。又、記録紙が形成するループ長(第1所定長さ)よりも解消するループ長(第2所定長さ)を長くしたため、レジストローラー対を増速して搬送する際にも記録紙を引っ張ることがなく、記録紙に形成される画像品質の劣化を防止できるとともに、画像形成の生産性を向上できる。
更に、レジストローラー対よりも離れた位置に記録紙のループを形成するため、ローラー群による記録紙搬送にかかる力がレジストローラー対に係り難くすることができ、停止中のレジストローラー対を記録紙が抜けることを防止できる。従って、記録紙のループを適正に形成することができるとともに、記録紙の搬送バラツキを抑制できる。
は、本発明の画像形成装置の外観斜視図である。 は、図1に示す画像形成装置の内部構成を示す概略構成図である。 は、図1の画像形成装置における制御部の構成を示すブロック図である。 は、図1の画像形成装置における制御部と搬送制御部との関係を示すブロック図である。 は、第1の実施形態の画像形成装置における搬送機構の構成を示す概略図である。 は、レジスト用モーター及びプロセス用モーターそれぞれの回転速度の遷移を示すタイミングチャートである。 は、図5の搬送機構における記録紙の搬送状態を示す説明図であって、(a)が、レジストローラー対に記録紙先端が到達した状態を示し、(b)が、記録紙がループを形成している状態を示す。 は、図5の搬送機構における記録紙の搬送状態を示す説明図であって、(a)が、レジストローラー対から記録紙先端を搬送させた状態を示し、(b)が、記録紙先端が転写部に到達した状態を示す。 は、第2の実施形態の画像形成装置における搬送機構の構成を示す概略図である。 は、図9の搬送機構における記録紙の搬送状態を示す説明図であって、(a)が、レジストローラー対に記録紙先端が到達した状態を示し、(b)が、記録紙がループを形成している状態を示す。 は、図9の搬送機構における記録紙の搬送状態を示す説明図であって、(a)が、レジストローラー対から記録紙先端を搬送させた状態を示し、(b)が、記録紙先端が転写部に到達した状態を示す。
以下に、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明で必要に応じて特定の方向や位置を示す用語(例えば「左右」「上下」等)を用いる場合は、図2で紙面に直交する方向を正面視とし、この方向を基準にしている。これらの用語は説明の便宜のために用いたものであり、本願発明の技術的範囲を限定するものではない。
<画像形成装置の全体構成>
以下の各実施形態における画像形成装置の全体構成について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の画像形成装置の外観斜視図であり、図2は、当該画像形成装置の内部構成を示す概略図である。
図1及び図2に示すように、画像形成装置1は、原稿P2から画像を読み取る画像読取部3と、画像が形成される記録紙P1を収納する給紙トレイ(給紙装置)4と、給紙トレイ4から給紙された記録紙P1にトナー画像を転写する転写部5と、転写部5で転写されたトナー画像を記録紙P1に定着させる定着部6と、定着部6で定着されて画像が形成された記録紙P1が排紙される排紙トレイ7と、画像形成装置1への操作を受け付ける操作パネル9と、を備える。この画像形成装置1において、その装置本体2上部に画像読取部3が設けられるとともに、この画像読取部3の下側に転写部5が設けられる。
そして、排紙トレイ7が、転写部5及び定着部6で画像記録されて排紙された記録紙P1を受けるために、装置本体2における転写部5の上側に設けられるとともに、給紙トレイ4が、装置本体2における転写部5の下側で挿抜可能に構成される。このように構成されることで、後述するように、給紙トレイ4に収納された記録紙P1が装置本体2内部に給紙された後、上昇搬送されることによって、給紙トレイ4の上部に配置された転写部5で画像が転写されて定着部6で定着された後、画像読取部3と転写部5との間の空間(凹みスペース)に設けられた排紙トレイ7に排紙される。
装置本体2上部に設けられる画像読取部3は、原稿P2からの画像を読み取るスキャナー部31と、スキャナー部31の上部に設けられるとともにスキャナー部31に原稿P2を1枚ずつ搬送させる自動原稿搬送部(ADF:Auto Document Feeder)32とを備える。又、装置本体2の正面側(前面側)には、操作パネル9が設けられる。そして、ユーザーは、この操作パネル9の表示画面等を見ながらキー操作をすることで、画像形成装置1の各種機能の中から選択した機能について設定操作をしたり、画像形成装置1に作業実行を指示したりできる。
次に、図2を参照して、装置本体2の内部構造について説明する。装置本体2の上部にある画像読取部3のうちスキャナー部31は、上面側にプラテンガラス(不図示)を有する原稿台33と、原稿P2に対して光を照射する光源部34と、原稿P2からの反射光を画像データに光電変換するイメージセンサー35と、反射光をイメージセンサー35上に結像させる結像レンズ36と、原稿P2からの反射光を順次反射させて結像レンズ36に入射させるミラー群37とを備えている。光源部34、イメージセンサー35、結像レンズ36及びミラー群37は原稿台33の内部に設けられるともに、光源部34及びミラー群37は原稿台33に対して左右方向に移動可能に構成される。
又、スキャナー部31の上面側には、ADF32が原稿台33に対して開閉可能に設けられている。ADF32は、原稿台33のプラテンガラス(不図示)上の原稿P2に覆い被さることによって原稿P2をプラテンガラス(不図示)に密着させる働きも有する。ADF32は、原稿載置トレイ38と原稿排出トレイ39とを備えている。
このような構成の画像読取部3において、原稿台33のプラテンガラス(不図示)上の原稿P2を読み取る場合は、右方向(副走査方向)に移動する光源部34から原稿P2に光が照射される。原稿P2から反射した反射光は、光源部34と同じく右方向に移動するミラー群37で順次反射されて結像レンズ36に入射し、イメージセンサー35上に結像される。イメージセンサー35は、入射光の強さに応じて画素毎に光電変換を実行して、原稿P2の画像に対応した画像信号(RGB信号)を生成する。
一方、原稿載置トレイ38に載置された原稿P2を読み取る場合、当該原稿P2は複数のローラー等で構成される原稿搬送機構40によって読取位置に搬送される。このとき、スキャナー部31の光源部34及びミラー群37は、原稿台33内部の所定位置に固定される。従って、光源部34により原稿P2の読取位置部分に光が照射され、その反射光がスキャナー部31のミラー群37及び結像レンズ36を介してイメージセンサー35上に結像される。そして、イメージセンサー35が原稿P2の画像に対応した画像信号(RGB信号)に変換する。その後、原稿P2は原稿排出トレイ39に排出される。
トナー画像を記録紙P1に転写する転写部5は、Y(Yellow)、M(Magenta)、C(Cyan)、K(Black)各色のトナー画像を生成する作像部51と、作像部51それぞれの下方に設けられた露光部52と、水平方向に並んだ各色の作像部51と当接することで作像部51から各色のトナー画像が転写される中間転写ベルト53と、作像部51と中間転写ベルト53を挟持するように各色の作像部51それぞれに対して上側に対向する位置に設けられた一次転写ローラー54と、中間転写ベルト53を回動させる駆動ローラー55と、駆動ローラー55の回転が中間転写ベルト53を通じて伝達することで回転する従動ローラー56と、中間転写ベルト53を挟んで駆動ローラー55と対向する位置に設置される二次転写ローラー57と、中間転写ベルト53を挟んで従動ローラー56と対向する位置に設置されるクリーナー部58とを、備える。
作像部51は、中間転写ベルト53の外周面と当接する感光体ドラム61と、感光体ドラム61の外周面をコロナ放電により帯電させる帯電器62と、攪拌して帯電させたトナーを感光体ドラム61の外周面に付着させる現像器63と、トナー画像を中間転写ベルト53に転写した後に感光体ドラム61の外周面に残留するトナーを除去するクリーナー部64と、を備える。このとき、感光体ドラム61は、中間転写ベルト53を挟んで、一次転写ローラー54と対向する位置に設置されるとともに、図2における時計回りの方向に回転する。そして、感光体ドラム61の周囲には、一次転写ローラー54、クリーナー部64、帯電器62、露光部52、及び現像器63が、感光体ドラム61の回転方向に沿って、順番に配置されている。
又、中間転写ベルト53は、例えば導電性を有する無端状のベルト部材から構成され、駆動ローラー55及び従動ローラー56に緩みの無い状態で巻き掛けられることで、駆動ローラー55の回転に従って、図2において反時計回りの方向に回動する。そして、中間転写ベルト53の周囲には、中間転写ベルト53の回転方向に沿って、二次転写ローラー57、クリーナー部58、YMCK各色の作像部51それぞれが順番に配置されている。
更に、記録紙P1に転写されたトナー画像を定着させる定着部6は、記録紙P1上のトナー画像を定着させるべく加熱する加熱器59と、記録紙P1を加熱器59と共に挟持して記録紙P1を加圧する加圧器60とを備える。尚、転写部5及び定着部6が、記録紙P1上に画像を形成させる画像形成部を構成している。
給紙機構8は、給紙トレイ4に収納された記録紙P1を最上層から給紙路R1に繰り出す繰り出しローラー81と、繰り出された記録紙P1を1枚ずつに分離する給紙ローラー82及び捌きローラー83による分離ローラー対と、給紙路R1に給紙された記録紙P1を主搬送路R0に送り出すべく縦搬送させる縦搬送ローラー対84とを備える。各給紙トレイ4内の記録紙P1は、対応する繰り出しローラー81、給紙ローラー82及び捌きローラー83の回転駆動によって、最上層のものから1枚ずつ、給紙路R1に繰り出されると、縦搬送ローラー対84により主搬送路R0に向けて送り出される。主搬送路R0は画像形成(印刷)の工程を経る記録紙P1の主たる通り道である。
装置本体2における左右方向の一側部(実施形態では右側部)には、外部から記録紙P1を給紙させる手差しトレイ85が設けられている。手差しトレイ85は、装置本体2内にある通常の給紙トレイ4とは別に補助的に設けられたものであり、装置本体2における左右方向の一側部に対して開閉回動可能に取り付けられている。手差しトレイ85上の記録紙P1は、対応する繰り出しローラー81、給紙ローラー82及び捌きローラー83の回転駆動によって、最上層のものから1枚ずつ、手差し給紙路R2経由で主搬送路R0に向けて送り出される。
又、主搬送路R0には、記録紙P1を転写部5へ搬送する搬送ローラー対として、レジストローラー対86が設けられる。即ち、レジストローラー対86は、転写部5における中間転写ベルト53と二次転写ローラー57によるニップ位置よりも上流側に配置される。このレジストローラー対86は、転写部5でトナー画像を記録紙P1に正常に転写させるため、転写部5でのトナー画像の形成タイミングに同期させて、主搬送路R0に給紙された記録紙P1を転写部5へ搬送する。即ち、レジストローラー対86は、記録紙P1の搬送タイミングと転写部5でのトナー画像の形成タイミングを同期させるレジスト部として機能する。
レジストローラー対86の搬送方向上流側には、記録紙P1を検出するレジストセンサー(搬送状態検出部)S1を備える。レジストセンサーSは、例えば、反射型の光学センサーで構成する。このとき、レジストセンサーSは、自身の設置位置から主搬送路R0に向けて光を出射し、搬送中の記録紙P1からの反射光を受光したとき、記録紙P1の通過を検出し、記録紙P1の通過位置を示す検出信号を出力する。レジストセンサーS1は、主搬送路R0におけるレジストローラー対86の上流側直前位置を通過する記録紙P1の先端を検出する。これにより、後述の制御部10が、レジストセンサーS1からの検出信号に基づいて、転写部5における転写タイミングで記録紙P1を搬送させるまで、レジストローラー対86を一時停止させて、記録紙P1の搬送を待機させることができる。
主搬送路R0のうち、定着部6よりも下流側には、印刷済の記録紙P1を排出する排紙ローラー対87が配置されている。印刷済の記録紙P1は、排紙ローラー対87の回転駆動によって排紙トレイ7に排出される。本実施形態では、排紙ローラー対87が、片面印刷後の記録紙P1を表裏反転させる反転ローラー対としても機能する。即ち、排紙ローラー対87を正逆回転可能に構成することによって、排紙ローラー対87に反転ローラー対の機能を兼用させている。従って、排紙ローラー対87の正逆回転によって、記録紙P1を画像形成装置1外に排出したり、スイッチバック(逆送)して画像形成装置1内に戻したりできる。
画像形成装置1の装置本体2内には、更に、片面印刷後の記録紙P1を表裏反転させて両面印刷するための循環搬送路R3が設けられており、循環搬送路R3に、複数組の両面搬送ローラー対88を設けている。循環搬送路R3の上流側は、主搬送路R0のうち定着部6と排紙ローラー対87との間から分岐している。循環搬送路R3の下流側は、転写部5の上流側に合流している。循環搬送部R3では、片面印刷後の記録紙P1を排紙ローラー対87で表裏反転させ、両面搬送ローラー対88の回転駆動により、循環搬送路R3を介して再び主搬送路R0まで搬送させる。又、主搬送路R0と循環搬送路R3の分岐箇所には、記録紙P1の搬送方向を切り換える切換爪89を設けている。切換爪89は、主搬送路R0と循環搬送路R3の分岐箇所に位置する先端部分を回動可能に装置本体2に枢支されている。
画像形成装置1は、図3に示す構成の制御部10を備え、この制御部10によって、画像形成装置1を構成する各部が制御され、記録紙への印字動作や原稿からの画像読取動作などの各種動作が実行される。この制御部10は、各種演算処理や制御を実行するCPU(Central Processing Unit)101と、制御プログラムなどを記憶するROM(Read Only Memory)102と、演算データを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)103と、転写部5で形成させるトナー画像の基となる画像データを生成する画像処理部104と、画像処理部104で得られた画像データを一時的に記憶する画像メモリ105と、画像形成装置1を構成する各部との間で信号の送受信を行う入出力インターフェース106と、記録紙の紙種に基づいて転写回数及び転写電圧を設定する転写動作設定部107とを備える。
このように構成される制御部10は、操作パネル9が受け付けた操作に応じた信号を受信すると、CPU101は、操作パネル9で受け付けた操作に基づく動作を認識する。同様に、制御部10は、入出力インターフェース106により、LAN(Local Area Network)等の通信ネットワーク110を介して外部端末などから送信される信号を受信すると、外部端末で指定された動作を認識する。これにより、CPU101は、操作パネル9又は外部端末を介して指定された動作に基づく制御プログラムをROM102から読み出し、該制御プログラムに基づいてCPU101が動作する。
制御部10は、画像読取制御部113、給紙制御部114、搬送制御部115、露光制御部116、転写制御部117、及び定着制御部118それぞれに制御信号を与える一方で、それぞれからの検出信号や画像信号を受ける。画像読取制御部113は、画像読取部3の各部を制御して原稿P2上の画像の読取動作を実行させ、読み取った画像に基づく画像信号を制御部10に送信する。給紙制御部114は、繰り出しローラー81、給紙ローラー82及び捌きローラー83を駆動させることで、給紙トレイ4又は手差しトレイ85から記録紙P1を給紙させる。搬送制御部115は、レジストローラー対86、排紙ローラー対87、及び両面搬送ローラー対88それぞれを駆動制御することで、主搬送路R0及び循環搬送路R3それぞれにおいて、記録紙P1を搬送させる。
露光制御部116は、制御部10からの画像データに基づいて露光部52を制御し、Y、M、C、K各色の作像部51の感光体ドラム61にレーザー光を照射させて、各感光体ドラム61に、Y、M、C、K各色の画像に対応した静電潜像を形成させる。転写制御部117は、Y、M、C、K各色の作像部51、一次転写ローラー54、駆動ローラー55、及び二次転写ローラー57それぞれを制御することで、中間転写ベルト53上に一次転写させたトナー画像を記録紙P1に二次転写させる。定着制御部118は、加熱器59及び加圧器60を駆動することで、加熱器59及び加圧器60による定着ニップを通過する記録紙P1上のトナー画像を加熱・加温して定着させる。
図4に示すように、搬送制御部115は、モーター制御部151を介して、レジスト用モーター152を駆動制御することで、レジストローラー対87の回転動作を制御し、モーター制御部156を介して、排紙用モーター157を駆動制御することで、排紙ローラー対87の回転動作を制御する。又、搬送制御部115は、切換駆動機構158を介して切換爪89を回動させて、記録紙P1の搬送経路を切り換える。更に、搬送制御部115は、モーター制御部153を介して、プロセス用モーター154を駆動制御している。プロセス用モーター154は、クラッチやギヤを備えるローラー駆動機構155を介して、二次転写ローラー57、定着部6における加熱器59又は加圧器60、及び、両面搬送ローラー対88それぞれを回転駆動させる。
搬送制御部115は、ローラー駆動機構155における不図示のクラッチ機構を接離させることで、二次転写ローラー57、定着部6、及び両面搬送ローラー対88それぞれを回転又は停止させる。これにより、主搬送路R0上の記録紙P1及び循環搬送路R3上の記録紙P1それぞれを選択して搬送できる。二次転写ローラー57、定着部6における加熱器59又は加圧器60、及び、両面搬送ローラー対88は、ローラー駆動機構155における不図示のギア機構により、単一のプロセス用モーター154からの動力が伝達されるため、プロセス用モーター154の回転速度によって設定されるシステム速度(第1搬送速度)Vsで回転する。これにより、記録紙P1は、主搬送路R0及び循環搬送路R3をシステム速度Vsで搬送されることとなる。
搬送制御部115は、レジストセンサーS1による記録紙P1の検出信号、及びタイマー159による計時信号を受けて、モーター制御部151を通じてレジスト用モーター152の回転及び停止を制御する。これにより、レジスト用モーター152の回転動作に合わせてレジストローラー対86が駆動することで、搬送方向下流側の転写部5への記録紙P1の搬送タイミングを、転写部5での画像形成タイミングに合わせることができる。
即ち、給紙トレイ4、手差しトレイ85、又は循環搬送路R3のいずれかからレジスト用ローラー対86に向かって、記録紙P1が搬送されると、搬送制御部115は、レジストセンサーS1からの検出信号に基づいて、記録紙P1先端を検知する。このとき、タイマー159からの計時信号に基づいて所定時間が経過するまで、レジスト用モーター152を停止させて、レジストローラー対86よりも搬送方向下流側に、記録紙P1のループ(山なりの撓み)を形成させる。
そして、搬送制御部115は、所定時間経過後にレジスト用モーター152をシステム速度Vsよりも増速させた増速搬送速度(第2搬送速度)で回転させて、転写部5に向けて記録紙P1を搬送する。その後、搬送制御部115は、タイマー159からの計時信号により記録紙P1のループが解消されたものと判定すると、レジスト用モーター152をシステム速度Vsに減速させ、記録紙P1先端を転写部5の転写ニップに突入させる。搬送制御部115は、レジスト用モーター152の回転速度をシステム速度Vsで維持させた後、レジストセンサーS1からの検出信号に基づき、記録紙P1後端によるレジストローラー対86の通過を確認すると、レジスト用モーター152の回転を停止させる。
画像形成装置1による画像形成動作を簡単に説明する。画像形成装置1は、開始信号や画像信号等を受信して印刷動作を開始する。印刷動作が開始すると、給紙トレイ4又は手差しトレイ85から繰り出された記録紙P1が、主搬送路R0に沿って転写部5に搬送される。そして、主搬送路R0に搬送された記録紙P1が、レジストセンサーS1により検知すると、搬送制御部115が、レジストセンサーS1からの信号を受けて、所定時間経過後にレジストローラー対86を停止させる。これにより、記録紙P1の搬送を停止させて、記録紙P1の先端を、転写部5における転写ニップ(二次転写ローラー57位置)よりも搬送方向上流側に位置させる。
搬送制御部115は、記録紙P1が定着部5を通過すると、切換駆動機構158を駆動制御して、排紙ローラー対87に記録紙P1先端を誘導させる位置に切換爪89先端位置を配置させる。そして、搬送制御部115は、モーター制御部156を通じて排紙用モーター157をシステム速度で正転回転させることで、排紙ローラー対87により排紙トレイ7に向かって記録紙P1を搬送する。
又、搬送制御部115は、両面印刷時において、片面が印刷された記録紙P1が排紙ローラー対87より排紙トレイ7に搬送されて、記録紙P1後端が切換爪89先端よりも下流側に位置することを確認すると、排紙用モーター157の回転を正転から逆転に切り換える。このとき、搬送制御部115は、切換駆動機構158を駆動制御して、循環搬送路R3に記録紙P1後端を誘導させる位置に切換爪89先端位置を配置させる。そして、搬送制御部115が、ローラー駆動機構155を制御して、ロセス用モーター154の回転動力を両面搬送ローラー対88に伝達させることで、排紙ローラー対87で反転搬送(スイッチバック)された記録紙P1を、循環搬送路R3に搬送させる。
制御部10は、記録紙P1の大きさに応じた画像形成用の画像信号を画像処理部104で生成して、画像メモリ105に格納する。制御部10は、画像メモリ105に格納した画像信号に基づくY、M、C、K各色の画像データを、露光制御部114に送信するとともに、転写制御部115を通じて転写部5を駆動させる。転写部5は、カラー電子写真方式に基づく記録紙P1への画像の転写を行うとともに、記録紙P1への画像転写方式として、中間転写ベルト53を利用した中間転写方式を採用している。
このとき、転写部5において、Y、M、C、K各色の作像部51では、帯電器62によって帯電させた感光体ドラム61の表面に露光部52からレーザー光が照射され、Y、M、C、K各色の画像に対応した静電潜像が形成される。この静電潜像が形成された感光体ドラム61の表面に、現像器63で帯電したトナーが移り、感光体ドラム61にトナー画像が形成される。そして、感光体ドラム61の表面に担持されたトナー画像が、中間転写ベルト53と接触する際、一次転写ローラー54の静電気力によって、中間転写ベルト53に転写されるため、中間転写ベルト53の表面に、Y、M、C、K各色が重なったトナー画像が形成される。一方、トナー画像を中間転写ベルト53に転写した感光体ドラム61に残った未転写トナーは、クリーナー部64にて掻き取られ、感光体ドラム61上から取り除かれる。
中間転写ベルト53に転写されたトナー画像は、駆動ローラー55及び従動ローラー56によって中間転写ベルト53が回転することで、二次転写ローラー57と当接する転写位置まで移動する。このとき、中間転写ベルト53上のトナー画像を記録紙P1に転写させるべく、転写部5に動作を開始させた後に、搬送制御部115によりレジストローラー対86を回転させて、主搬送路R0における記録紙P1の搬送を再開させる。そして、主搬送路R0上の転写位置まで搬送された記録紙P1は、中間転写ベルト53と二次転写ローラー57とで狭持される転写ニップに到達して中間転写ベルト53上のトナー画像が転写される。トナー画像を記録紙P1に転写した中間転写ベルト53に残った未転写トナーは、クリーナー部58にて掻き取られ、中間転写ベルト53上から取り除かれる。又、二次転写ローラー57との当接位置でトナー画像が転写された記録紙P1は、定着制御部118により制御される定着部6に搬送される。
片面に未定着トナー像を載せた記録紙P1は、定着部6の定着位置を通過する際に、加熱器59による加熱及び加圧器60による加圧が施されて、未定着トナー像が紙面に定着される。そして、片面印刷の場合、搬送制御部115を通じて排紙ローラー対87を正転回転させて、トナー像定着後(片面印刷後)の記録紙P1を排紙ローラー対87より排紙トレイ7に排出させる。このとき、搬送制御部115が切換爪89の位置を制御して、切換爪89の先端を上方に位置させて、定着部6を通過する記録紙P1を排紙ローラー対87に誘導させている。
一方、両面印刷の場合は、片面印刷後の記録紙P1後端が排紙ローラー対78直前まで搬送されると、搬送制御部115は、排紙ローラー対78を正転回転から逆転回転に切り換えて、記録紙P1の搬送方向を反転させる。このとき、搬送制御部115が切換爪89の位置を制御して、切換爪89の先端を下方に位置させる。これにより、排紙トレイ7に向かって搬送された片面印刷後の記録紙P1は、両面印刷用の循環搬送路R3に向かって搬送される。そして、搬送制御部115が循環搬送路R3の両面搬送ローラー対88を回転駆動させることで、記録紙P1が循環搬送路R3を通過して、主搬送路R0のレジストローラー対86に向かって搬送される。その後、片面印刷と同様、上述の画像形成動作が再び実行され、転写部5及び定着部6それぞれを通過する記録紙P1の他面にトナー像を転写及び定着させることで、両面印刷された記録紙P1を排紙トレイ7に排出させる。
以下の各実施形態の画像形成装置は、上述の画像形成装置1の構成を共通に備えるものである。そして、以下の各実施形態では、レジストローラー対86からの搬送動作について、搬送機構の構成とともに詳細に説明する。又、以下の各実施形態では、その説明を簡単化するため、両面印刷時において循環搬送路R3を通じて記録紙P1が搬送させる場合の再給紙動作について説明するが、循環搬送路R3からの再給紙動作に限らず、給紙トレイ4又は手差しトレイ85からの給紙動作においても適用可能である。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態の画像形成装置について、記録紙の搬送機構及び搬送動作を中心に、以下に、図面を参照して説明する。図5は、本実施形態の画像形成装置における搬送機構の構成を示す概略断面図である。図6は、レジスト用モーター及びプロセス用モーターそれぞれの回転速度の遷移を示すタイミングチャートである。
本実施形態の画像形成装置は、図5に示すように、装置本体2の一部であるガイド部材501,502により給紙路R1を構成し、装置本体2の一部であるガイド部材502〜508と定着部6により主搬送路R0を構成し、装置本体2の一部であるガイド部材503,507〜510により循環搬送路R3を構成する。尚、図5では、一段目の給紙トレイ4からの給紙路R1を示しているが、2段目の給紙トレイ4からの給紙路R1及び手差し給紙路R2についても、装置本体2のガイド部材により構成されている。
具体的には、ガイド部材501,502の間隙により給紙路R1が形成されており、レジストローラー対86下側位置におけるガイド部材502,503の間隙により、主搬送路R0の給紙路R1と循環搬送路R3とが合流部分が形成される。又、ガイド部材502とガイド部材503,504との間隙により、主搬送路R0におけるレジストローラー対86から転写部5までの搬送経路を形成する。そして、ガイド部材503,505の間隙により、主搬送路R0における転写部5から定着部6までの搬送経路を形成し、ガイド部材506とガイド部材507,508との間隙により、主搬送路R0における定着部6から搬送ローラー対87までの搬送経路を形成する。
ガイド部材505の上側位置に、ガイド部材506,508それぞれと両面が対向するように切換爪89を軸支させている。即ち、切換爪89の先端をガイド部材508側に位置させたとき、記録紙P1を定着部6から排紙ローラー対87に向かって搬送し、切換爪89の先端をガイド部材506側に位置させたとき、記録紙P1を排紙ローラー対87からローラー対87に向かって両面搬送ローラー対88aに向かって搬送する。
尚、両面搬送ローラー対88a〜88cは、上述の両面搬送ローラー対88(図2及び図4参照)と同一であり、記録紙搬送方向上流側から88a、88b、88cの順に循環搬送路R3に配置されている。即ち、両面搬送ローラー対88aが最上流位置となる上段搬送ローラー対となり、両面搬送ローラー対88cが最下流位置となる下段搬送ローラー対となり、両面搬送ローラー対88bが中断搬送ローラー対となる。
定着部6を覆うように設けられたガイド部材507とガイド部材508,509との間隙により、循環搬送路R3における両面搬送ローラー対88a,88b間の搬送経路を形成する。そして、ガイド部材503,509の間隙により、循環搬送路R3における両面搬送ローラー対88b,88c間の搬送経路を形成する。更に、ガイド部材503とガイド部材509,510との間隙により、循環搬送路R3における両面搬送ローラー対88cから主搬送路R0との合流位置までの搬送経路を形成する。
本実施形態の画像形成装置1における搬送制御部115(図4参照)が、図6に示すタイミングチャートに基づいて、レジストローラー対86の回転速度を制御することで、記録紙P1を転写部5の転写ニップ(中間転写ベルト53と二次転写ローラー57との当接部分)へ搬送させる。以下では、循環搬送路R3を通過する記録紙P1を転写部5に搬送させる場合を例に挙げて、記録紙P1の搬送制御動作について、図6〜図8を参照して説明する。
記録紙P1は、図6に示すように、システム速度Vsで駆動するプロセス用モーター154の回転動力がローラー駆動機構155(図4参照)を通じて伝達されている両面搬送ローラー対88a〜88cにより循環搬送路R3を搬送される。そして、記録紙P1は、両面搬送ローラー対88cよりも搬送方向下流側において、ガイド部材503とガイド部材509,510とで形成されるU字状の間隙を通過し、ガイド部材502とガイド部材503との間隙による主搬送路R0に誘導される。尚、ガイド部材503とガイド部材510とで形成される間隙は、搬送方向上流となるガイド部材509側が広く、搬送方向下流側となるガイド部材502側が狭くなるように、構成している。
記録紙P1は、ガイド部材503とガイド部材510との間隙から抜出して主搬送路R0に誘導されると、図7(a)に示すように、ガイド部材502とガイド部材503との間隙を通過して、その先端をレジストローラー対86に突入させる。このとき、図6に示すように、レジスト用モーター152は停止しているため、記録紙P1の先端がレジストローラー対86に当接したままとなる。又、記録紙P1先端は、レジストローラー対86への突入直前にレジストセンサーS1の検出領域を通過するため、搬送制御部115は、時刻TS(記録紙先端検出時刻)にレジストセンサーS1の検出信号を受けて、記録紙P1先端がレジストローラー対86に到達したことを認識する。
搬送制御部115は、記録紙先端検出時刻TSに、記録紙P1先端のレジストローラー対86への突入を検知すると、プロセス用モーター154の回転速度をシステム速度Vsで維持させる。搬送制御部115は、タイマー159(図4参照)からの計時信号に基づいて、記録紙先端検出時刻TSから所定時間T1が経過したことを確認すると、プロセス用モーター154の回転速度をシステム速度Vsから減速して停止させる。尚、プロセス用モーター154の停止までの減速時間は、時間T2となる。
このように、レジスト用モーター152を停止させるとともに、プロセス用モーター154を回転させることで、レジストローラー対86で記録紙P1先端を停止させた状態で、両面搬送ローラー対88a〜88cが記録紙P1を搬送し続ける。そのため、図7(b)に示すように、両面搬送ローラー対88cの搬送方向下流側となる、ガイド部材503とガイド部材510との間隙に、記録紙P1のループPRが形成されるとともに、記録紙P1のスキュー(斜行)が補正される。尚、記録紙P1のループPRは、記録紙P1の搬送方向が下側から右側へ変更する領域(搬送方向変更領域)であって空間の広い領域となる、ガイド部材509側領域(右側領域)に形成される。
尚、記録紙先端検出時刻TSから時間T1+T2が経過したときに、プロセス用モーター154が停止し、両面搬送ローラー対88a〜88cの回転が停止すると、記録紙P1のループPRの形成も停止する。又、記録紙先端検出時刻TSからプロセス用モーター154の回転を停止させるまでの時間T1+T2を、ループ形成時間とする。そして、ガイド部材503とガイド部材510との間隙を、搬送方向上流側の空間が広くなるように構成しているため、記録紙P1のループPRは、レジストローラー対86よりも離れた位置(ガイド部材509側)に形成される。これにより、レジストローラー対86へ記録紙P1が侵入する方向とは逆の方向にループPRの力をかけることとなり、停止中のレジストローラー対86から記録紙P1が抜けてしまうことを防止できる。
搬送制御部115は、図6に示すように、プロセス用モーター154を停止させた後、時刻TF(再給紙時刻)に、レジスト用モーター152及びプロセス用モーター154それぞれの回転を開始させて、記録紙P1の転写部5への再給紙を開始する。このとき、搬送制御部115は、レジスト用モーター152を増速搬送速度Vhまで増速させる一方、プロセス用モーター154をシステム速度Vsまで増速させる。尚、プロセス用モーター154によるシステム速度Vsまでの増速時間が、時間T3となる一方、レジスト用モーター152による増速搬送速度Vhまでの増速時間が、時間T5となる。
上述のようにレジスト用モーター152及びプロセス用モーター154それぞれを増速することで、レジストローラー対86が増速搬送速度Vhで回転し、レジストローラー対86以外のローラー群(両面搬送ローラー対88a〜88c、二次転写ローラー57、及び、定着部6の加熱器59又は加圧器60)がシステム速度Vsで回転する。従って、記録紙P1先端が、レジストローラー対86により増速搬送速度Vhで転写部5に向かって搬送される一方、記録紙P1におけるレジストローラー対86よりも上流側に位置する部分が、両面搬送ローラー対88a〜88cによりシステム速度Vsで搬送される。そのため、図8(a)に示すように、記録紙P1が、レジストローラー対86と両面搬送ローラー対88cで引張された状態となり、ガイド部材503とガイド部材510との間隙における記録紙P1のループPRが解消されていく。
搬送制御部115は、図6に示すように、レジスト用モーター152を増速搬送速度Vhに増速させると、時間T6の間、レジスト用モーター152の回転速度を増速搬送速度Vhで維持させた後、システム速度Vsに減速させる。即ち、搬送制御部115は、タイマー159(図4参照)からの計時信号に基づいて、再給紙時刻TFから所定時間T5+T6が経過したことを確認すると、レジスト用モーター152の回転速度を増速搬送速度Vhからシステム速度Vsに減速させる。尚、レジスト用モーター152による増速搬送速度Vhからシステム速度Vsまでの減速時間が、時間T7となる。又、搬送制御部115は、図6に示すように、プロセス用モーター154をシステム速度Vsに増速させると、プロセス用モーター154の回転速度をシステム速度Vsで維持させる。
レジスト用モーター152がシステム速度Vsで回転した後、記録紙P1先端が転写部5の転写ニップに到達する。このとき、レジストローラー対86及び両面搬送ローラー対88a〜88cそれぞれがシステム速度Vsで回転する。又、記録紙P1は、図8(b)に示すように、両面搬送ローラー対88c及びレジストローラー対86間のループPRが解消された状態で、システム速度Vsで転写部5に搬送される。
尚、記録紙P1の再給紙開始からレジスト用モーター152がシステム速度Vsに減速されるまでの時間T5+T6+T7を、ループ解消時間とする。又、図6に示すように、プロセス用モーター154がシステム速度Vsに増速されてからレジスト用モーター152がシステム速度Vsに減速されるまで、時間T4かかるものとする。即ち、時間T3+T4も、時間T5+T6+T7と同様、ループ解消時間となる。
このようにすることで、レジストローラー対86は、記録紙P1の搬送と中間転写ベルト53上のトナー画像のタイミングを合わせるようにして、再給紙時刻TFに回転動作を開始する。このとき、レジストローラー対86がシステム速度Vsよりも速い増速搬送速度Vhで回転するため、転写部5までの記録紙P1の搬送速度が速くなり、記録紙P1搬送による生産性を高めることができる。又、転写部5に突入する直前には、レジストローラー対86をシステム速度Vsに減速させるため、転写部5で形成される録紙P1上の画像品質を劣化させることがない。即ち、レジストローラー対86により転写部5直前までシステム速度Vsよりも早い速度Vhで記録紙P1を搬送した後、転写部5に突入する前にシステム速度Vsで記録紙P1を搬送することで、転写画像の劣化を防止しつつ、生産性を高めることが可能となる。
ループ形成時間T1+T2とループ解消時間T5+T6+T7(=T3+T4)の関係は、システム速度Vsと増速搬送速度Vhとの関係、及び、レジストローラー対86から転写部5の転写ニップまでの距離(転写入口側距離)Wと増速搬送速度Vhとの関係によって決定される。即ち、ループ形成時間T1+T2により、レジストローラー対86と両面搬送ローラー対88cとの間で形成されるループPRの長さL1(=Vs×(T1+T2/2))が、ループ解消時間T5+T6+T7により解消されるループPRの長さL2(=Vh×(T6+T5/2)+(Vs+Vh)×T7/2−Vs×(T4+T3/2))以上となることが好ましい。又、ループ解消時間T5+T6+T7による転写部5への搬送長さL3(=Vh×(T6+T5/2)+(Vs+Vh)×T7/2)が、転写入口側距離Wより短いことが好ましい。
従って、ループ形成時間T1+T2、ループ解消時間T5+T6+T7(=T3+T4)、システム速度Vs、増速搬送速度Vh、及び転写入口側距離Wが、以下の(1)式及び(2)式の関係を満たすことが好ましい。このようにすることで、増速するローラーをレジストローラー対86のみとした構成であっても、記録紙P1を無理に引っ張ることなく、記録紙P1上に形成される画像品質に影響を及ぼさないようにすることが可能となる。
Vs×(T1+T2/2) ≧ Vh×(T6+(T5+T7)/2)+Vs×((T7−T3)/2−T4) ・・・(1)
Vh×(T6+(T5+T7)/2)+Vs×T7/2 < W ・・・(2)
本実施形態の画像形成装置は、レジストローラー対86と、レジストローラー対86から画像形成部となる画像形成部(転写部)5に記録紙P1を搬送させる第1搬送路(主搬送路)R0と、レジストローラー対86に記録紙P1を搬送させる第2搬送路R1〜R3と、第1及び第2搬送路R0〜R3に設けられて記録紙を搬送させる複数のローラー57,59,60,81〜83,87,88a〜88cによるローラー群と、を備える。
そして、記録紙P1が第2搬送路R1〜R3を通過する際、前記ローラー群を第1搬送速度Vsで回転させる一方、レジストローラー対86を停止させて、記録紙P1先端をレジストローラー対86に当接させ、記録紙P1にループPRを形成させる。記録紙P1に第1所定長さL1のループPRが形成された後、レジストローラー対86を第1搬送速度Vsよりも増速させた第2搬送速度Vhで回転させる一方、ローラー群を第1搬送速度Vsで回転させて、記録紙P1先端が第1搬送路(主搬送路)R0を通じて画像形成部(転写部)5に向かうように記録紙P1の搬送を開始する。記録紙P1のループPRが第2所定長さL2分だけ解消された後、レジストローラー対86を第1搬送速度Vsに減速して回転させ、記録紙P1先端を第1搬送速度Vsで画像形成部(転写部)5に突入させる。
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態の画像形成装置について、記録紙の搬送機構を中心に、以下に、図面を参照して説明する。図9は、本実施形態の画像形成装置における搬送機構の構成を示す概略断面図である。尚、図9に示す構成において、図5と同一の構成となる部分については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。又、本実施形態の画像形成装置においても、第1の実施形態と同様、図6のタイミングチャートに従って、記録紙P1を搬送させる。
本実施形態の画像形成装置は、図9に示すように、第1の実施形態の構成(図5参照)と異なり、ガイド部材510を回動可能に構成している。即ち、ガイド部材510は、主搬送路R0との合流点側で軸支されるとともに、ガイド部材509側で弾性部材511により付勢されており、ガイド部材510のガイド部材509側(右側)端部を回動させる。このように、本実施形態では、ガイド部材510を動作可能とすることにより、レジストローラー対86と両面搬送ローラー対88cとの間の搬送経路(通紙経路)を変更可能に構成している。その他の構成については、第1の実施形態と同一の構成となるため、詳細な説明は省略する。
本実施携帯の画像形成装置1は、第1の実施形態と同様、図6のタイミングチャートに従って、レジスト用モーター152及びプロセス用モーター154を動作させることで、循環搬送路R3を搬送された記録紙P1を、転写部5に再給紙させる。即ち、システム速度Vsでプロセス用モーター154を回転駆動させることで、両面搬送ローラー対88a〜88cにより、記録紙P1をレジストローラー対86に向かって搬送する。
即ち、記録紙P1は、図10(a)に示すように、ガイド部材503とガイド部材510との間隙から抜出した後に、ガイド部材502とガイド部材503との間隙を通過して、その先端を、停止しているレジストローラー対86に突入させる。このとき、ガイド部材510は、ガイド部材509側の端部が弾性部材511によりガイド部材503に向けて付勢されている。即ち、ガイド部材510は上側に閉じた状態となるため、ガイド部材503及びガイド部材510による間隙が狭くなり、記録紙P1は、レジストローラー対86に向かって最短距離で誘導される。
その後、ループ形成時間T1+T2の間、レジスト用モーター152を停止させた状態で、プロセス用モーター154をシステム速度Vsで回転させる。これにより、レジストローラー対86で記録紙P1先端を停止させた状態で、両面搬送ローラー対88a〜88cが記録紙P1を搬送し続ける。従って、図10(b)に示すように、ガイド部材503とガイド部材510との間隙に、記録紙P1のループPRが形成されて、記録紙P1のスキュー(斜行)が補正される。
このとき、ガイド部材510は、両面搬送ローラー対88cの回転に基づいて形成される記録紙P1のループPRによって、下側へ押圧されて、ガイド部材509側端部が下側へ回動する。従って、ガイド部材510は下側に開いた状態となるため、ガイド部材503及びガイド部材510による間隙のうち、ガイド部材509側の領域が広くなり、記録紙P1は、ループPRをガイド部材509側に形成できる。即ち、記録紙P1のループPRは、記録紙P1の搬送方向が下側から右側へ変更する領域(搬送方向変更領域)であって空間の広い領域となる、ガイド部材509側領域(右側領域)に形成される。
そして、プロセス用モーター154を停止させた後、レジスト用モーター152及びプロセス用モーター154それぞれの回転を開始させて、記録紙P1の転写部5への再給紙を開始する。このとき、レジスト用モーター152を増速搬送速度Vhまで増速させる一方、プロセス用モーター154をシステム速度Vsまで増速させることで、図11(a)に示すように、記録紙P1のループPRを解消しながら、記録紙P1先端を転写部5へ搬送させる。
このとき、ガイド部材510は、レジストローラー対86の回転に基づいて記録紙P1のループPRが解消されていくため、弾性部材511の付勢力により、ガイド部材509側端部が上側へ回動する。従って、ガイド部材510はループPRの形状に合わせて上側に閉じるため、ガイド部材509側に形成したループPRを解消しながら、記録紙P1を搬送できる。これにより、記録紙P1のレジストローラー対86への突入量を抑制でき、レジストローラー対86の回転速度による搬送量によって、記録紙P1先端を適正に転写部5に搬送できる。
記録紙P1の転写部5への再給紙を開始した後、ループ解消時間が経過すると、レジスト用モーター152及びプロセス用モーター154それぞれが、システム速度Vsで回転する。従って、図11(c)に示すように、両面搬送ローラー対88c及びレジストローラー対86間のループPRが解消されるとともに、記録紙P1先端が、システム速度Vsで転写部5に搬送される。
このとき、記録紙P1のループPRが解消された状態となり、弾性部材511の付勢力により、ガイド部材510は上側に閉じるため、ガイド部材503及びガイド部材510による間隙が狭くなる。従って、ガイド部材503及びガイド部材510により、記録紙P1は、両面搬送ローラー対88cからレジストローラー対86までの搬送経路を最短距離で誘導され、記録紙P1の搬送バラツキを抑制できる。
このように、本実施形態においては、記録紙P1の搬送方向を変更させる搬送方向変更領域を構成するガイド部材510の位置を変位させることで、第2搬送路R3におけるレジストローラー対86の上流位置となる搬送経路を変更可能としている。これにより、記録紙P1の搬送バラツキを抑制しながらも、適正なループPRを形成でき、記録紙P1の過度な引張を防止できる。従って、レジストローラー対86を高速で回転させて画像形成における生産性を向上すると同時に、形成された画像の劣化をも抑制できる。
尚、本実施形態において、ガイド部材510を回動可能に構成することで、記録紙P1のループPRをレジストローラー対86から離れた位置に形成させるものとしたが、レジストローラー対86への記録紙P1の押圧力に対して影響を与えない位置にループPR形成がなされるものであれば、他の構成としても構わない。例えば、ガイド部材509の一部を動作可能として、レジストローラー対86と両面搬送ローラー対88cとの間の搬送経路(通紙経路)を変更可能とし、ループPR形成時に、両面搬送ローラー対88c下流側におけるガイド部材503とガイド部材509の間隙を広くするものとしても構わない。
又、本実施形態において、レジストローラー対86と両面搬送ローラー対88cとの間の搬送経路(通紙経路)を変更可能とするよう、コイルバネや板バネ等による弾性部材511を設けるものとしたが、ガイド部材を開閉させるアクチュエータを設けるものとしても構わない。このようなアクチュエータとしては、例えば、開閉させるガイド部材に磁石を設ける一方で当該ガイド部材を開閉させる電磁石を離間させ、電磁石のON/OFFにより、上記搬送経路(通紙経路)を変更可能としてもよい。又、開閉させるガイド部材の軸支部分を回転させるモーターにより構成し、モーターの回転によりガイド部材を回動させて、上記搬送経路(通紙経路)を変更可能としてもよい。
又、第1及び第2の実施形態では、説明を簡単にするために循環搬送路R3から記録紙P1をレジストローラー対86に搬送させる例を挙げて説明したが、給紙路R1又は手差し給紙路R2から記録紙P1をレジストローラー対86に搬送させる場合も同様である。このとき、レジストローラー対86以外の給紙ローラー82及び縦搬送ローラー84等を、プロセス用モーター154で回転駆動させる。これにより、給紙路R1又は手差し給紙路R2において、記録紙P1にループRPを形成させた後に、レジストローラー対86の増速搬送により、転写部5直前まで記録紙P1先端を高速で搬送させる。そして、転写部5の転写ニップに対して記録紙P1先端が突入するときには、記録紙P1の搬送速度をシステム速度で搬送し、画像品質の劣化を防止できる。
尚、本願発明における画像形成装置として、電子写真方式による画像形成装置を例に挙げて説明したが、電子写真方式に限られず、インクジェット方式など、他の方式による画像形成装置であっても構わない。又、本願発明における画像形成装置として、コピー機能、スキャナー機能、プリンター機能、ファックス機能を有するMFP(Multifunction Peripheral)であっても構わないし、プリンター、コピー機、ファクシミリ等であっても構わない。その他、各部の構成は図示の実施形態に限定されるものではなく、本願発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能である。
1 画像形成装置
2 装置本体
3 画像読取部
4 給紙装置
5 転写部
6 定着部
7 排紙トレイ
8 給紙機構
9 操作パネル
10 制御部
31 スキャナー部
32 ADF
33 原稿台
34 光源部
35 イメージセンサー
36 結像レンズ
37 ミラー群
38 原稿載置トレイ
39 原稿排出トレイ
40 原稿搬送機構
51 作像部
52 露光部
53 中間転写ベルト
54 一次転写ローラー
55 駆動ローラー
56 従動ローラー
57 二次転写ローラー
58 クリーナー部
59 加熱器
60 加圧器
61 感光体ドラム
62 帯電器
63 現像器
64 クリーナー部
81 繰り出しローラー
82 給紙ローラー
83 捌きローラー
84 縦搬送ローラー対
85 手差しトレイ
86 レジストローラー対
87 排紙ローラー対
88 両面搬送ローラー対
88a〜88c 両面搬送ローラー対
P1 記録紙
P2 原稿
R0 主搬送路
R1 給紙路
R2 手差し給紙路
R3 循環給紙路
S1 レジストセンサー
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 画像処理部
105 画像メモリ
106 入出力インターフェース
110 通信ネットワーク
113 画像読取制御部
114 給紙制御部
115 搬送制御部
116 露光制御部
117 転写制御部
118 定着制御部
151 モーター制御部
152 レジスト用モーター
153 モーター制御部
154 プロセス用モーター
155 ローラー駆動機構
156 モーター制御部
157 排紙用モーター
158 切換駆動機構
159 タイマー
501〜510 ガイド部材

Claims (6)

  1. 記録紙の搬送タイミングと画像の形成タイミングとを同期させるレジストローラー対と、該レジストローラー対を通じて搬送される記録紙上に画像を形成する画像形成部と、前記レジストローラー対から前記画像形成部に前記記録紙を搬送させる第1搬送路と、前記レジストローラー対に前記記録紙を搬送させる第2搬送路と、前記第1及び第2搬送路に設けられて前記記録紙を搬送させる複数のローラーによるローラー群と、を備える画像形成装置において、
    前記記録紙が前記第2搬送路を通過する際、前記ローラー群を第1搬送速度で回転させる一方、前記レジストローラー対を停止させて、前記記録紙先端を前記レジストローラー対に当接させ、前記記録紙にループを形成させ、
    前記記録紙に第1所定長さのループが形成された後、前記レジストローラー対を前記第1搬送速度よりも増速させた第2搬送速度で回転させる一方、前記ローラー群を前記第1搬送速度で回転させて、前記記録紙先端が前記第1搬送路を通じて前記画像形成部に向かうように前記記録紙の搬送を開始し、
    前記記録紙のループが第1所定長さより短い第2所定長さ分だけ解消された後、前記レジストローラー対を前記第1搬送速度に減速して回転させ、前記記録紙先端を前記第1搬送速度で前記画像形成部に突入させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記レジストローラー対から前記画像形成部入口までの長さが、前記第2搬送速度で前記レジストローラー対により搬送される前記記録紙の搬送長さよりも長いことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第2搬送路が、前記レジストローラー対の上流位置となる搬送経路を変更可能に構成していることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第2搬送路は、搬送方向最下流位置の搬送ローラーと前記レジストローラー対との間に、前記記録紙の搬送方向を変更させる搬送方向変更領域を有しており、該搬送方向変更領域を構成するガイド部材の位置を変位させることで、前記搬送経路を変更可能としていることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記記録紙のループが、前記レジストローラー対よりも搬送方向上流の搬送ローラーに近い位置で形成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記レジストローラー対の駆動源となるレジスト用モーターと、前記ローラー群の駆動源となるプロセス用モーターとを備えており、
    前記レジスト用モーターを前記第1及び第2搬送速度で駆動可能とする一方、前記プロセス用モーターを前記第1搬送速度のみで駆動可能としたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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