JP4412064B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4412064B2
JP4412064B2 JP2004174908A JP2004174908A JP4412064B2 JP 4412064 B2 JP4412064 B2 JP 4412064B2 JP 2004174908 A JP2004174908 A JP 2004174908A JP 2004174908 A JP2004174908 A JP 2004174908A JP 4412064 B2 JP4412064 B2 JP 4412064B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reverse
conveyance
motor
roller
paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004174908A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005350245A (ja
Inventor
隆治 奥富
忠行 植田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Business Technologies Inc
Original Assignee
Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Business Technologies Inc filed Critical Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority to JP2004174908A priority Critical patent/JP4412064B2/ja
Publication of JP2005350245A publication Critical patent/JP2005350245A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4412064B2 publication Critical patent/JP4412064B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)

Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置に係り、より具体的には転写紙の反転搬送ローラを駆動するステッピングモータの脱調を防止した反転搬送装置に関する。
近年の画像形成装置においては転写紙の両面に画像形成を行う機能や、あるいは転写紙の画像形成面を下側にして排紙する反転排紙機能が求められることがあり、このような機能を有する画像形成装置では定着後の排紙路に反転搬送機構が設けられる。例えば、反転排紙の場合には片面に画像形成された転写紙を直接機外へ排紙するのではなく、一旦反転のために構成された搬送路に送りこみ、再び同じ搬送路を通って転写紙を機外に排紙する。図5は転写紙の反転搬送機構の機能説明図である。
図5の反転搬送機構は、両面画像形成時の転写紙の搬送路と反転排紙時の搬送路が後端部において一部共用された構成となっている。この反転搬送機構は反転排紙用の搬送路50A、両面画像形成時に再給紙を行う搬送路50B及び反転排紙時と両面画像形成時の転写紙反転に供される搬送路50Cを有し、搬送路50Aには反転搬送ローラ対52が、搬送路50Cには反転搬送ローラ対53が設けられている。これらの反転搬送ローラ対52,53はそれぞれ独立してモータにより回転駆動される。
このような反転搬送機構の作用を以下に説明する。定着装置から排出された片面画像形成後の転写紙は、図示しない排紙路切換板によって搬送路50Aに案内され、搬送路50C方向に向けて搬送される。転写紙の先端は途中、搬送路50Bへの分岐点56を通り抜け、反転搬送ローラ対53に挟持されたのち該反転搬送ローラ対53に駆動されて搬送路50C内部へと送り込まれる。
反転排紙時は通常、転写紙の先端が反転搬送ローラ対53に挟持され、転写紙の後端が前記排紙路切換板を通り抜けて反転搬送ローラ対52に挟持された状態で停止する。その後、双方の反転搬送ローラ対52,53の回転方向が逆転し、双方の反転搬送ローラ対52,53に挟持されたまま進入してきた搬送路50Aを逆に搬送され、そのまま排紙部へ導かれる。これにより画像形成面が下側に反転されて排紙される。
一方、両面画像形成時は、転写紙の後端が分岐点56を通過しきるまで反転搬送ローラ対53に挟持されて搬送路50Cを内部へと搬送される。転写紙の後端が分岐点56を通過し、反転搬送ローラ対53に挟持された状態で停止する。その後、搬送路50C上に設けられた反転搬送ローラ対53の回転方向が逆転し、転写紙を画像形成部への搬送路50Bへと送り込む。
このような反転搬送機構を備えた画像形成装置では、画像形成スピード、すなわち複写物の生産性を低下させないために短時間で安定した反転搬送動作が要求される。そこで、転写紙の搬送を行う複数の反転搬送ローラ対の駆動には逆転制御・速度制御が極めて容易なステッピングモータが多く用いられている。
しかし、ステッピングモータは回転磁界との同調によりモータ回転子の回転制御を行うものであり、過大な負荷変動によっては脱調の可能性がある。例えば、紙種や装置内環境等により搬送路内での転写紙の動きは一定ではなく、反転搬送ローラ対に引っ張られて最短距離を通過する場合もあれば、搬送路の壁面に衝突を繰り返しながら弛みがちに搬送される場合もある。
搬送方向の上流側、下流側の反転搬送ローラ対を別のステッピングモータにより駆動させている場合、一方方向のみの搬送動作であれば、それぞれの反転搬送ローラ対の線速に速度差を設けて先端側ローラが記録紙を引っ張る構成を回避することは可能である。しかし複数の反転搬送ローラ対に挟持されて転写紙の反転搬送を行う場合においては、反転搬送ローラ対の停止時において転写紙の状況が引っ張り状態か、弛み状態かがわからず、さらに駆動系部品のガタに起因したローラの立ち上がり応答遅れにより、転写紙をさらに引っ張ったり押し込んだりする可能性が生じ、これらの負荷変動の影響によってステッピングモータが脱調を引き起こすこともある。
その解決方法として、隣接する反転搬送ローラ対で転写紙の引っ張り合いや押し合いが発生しないよう、各反転搬送ローラ対の転写紙線速を高度に同一に制御し、あるいは転写紙の搬送方向の上流側に位置する反転搬送ローラ対の線速を僅かに高くして転写紙を少し押し気味に搬送する方法等が取られている。
例えば、特許文献1にはその一例として、転写ローラ、中間ローラ及び定着ローラの各部における転写紙線速の寸法公差等によるバラツキ等を考慮し、転写中の転写紙が定着ローラに引っ張られて画像が劣化するのを抑え、かつ転写ローラと中間ローラの間、中間ローラと定着ローラの間に生じるたるみ量のいずれか一方が過大にならないように各ローラの転写紙線速を制御する方法が開示されている。
特開平5−134499(段落番号0008)
しかしながら、反転搬送ローラ対の線速を如何に制御しても、駆動系部品等(例えばモータ、ローラ、伝達歯車等)のばらつきや噛み合わせ部分のガタつき、磨耗あるいは紙種による転写紙の通過経路の微妙なズレ等に起因して転写紙の引っ張り合いや弛みが発生することがあり、引っ張り合いが発生した場合にはステッピングモータへの負荷が予想以上に高くなって、ステッピングモータの脱調を防止することができない場合もある。
また、転写紙に突然、過大な弛み(転写紙のループ)が発生した場合にも負荷変動が生じて脱調の可能性が高くなるだけでなく、転写面に対向するガイド部材に当たって擦られることにより画像の劣化・不良の原因ともなる。これらの問題の対応として、特にモータのトルクマージンを上げて反転搬送ローラ対の線速を高度に制御する方法が考えられるが、モータトルクマージンの向上はモータ規格サイズの増大につながり、必要な消費電力量も増大することから装置全体のコストアップは避けられない。また機器のコンパクト化にも反する結果となる。
ところで、従来の反転搬送機構を検討すると、搬送路50C(図5参照)に設けられた反転搬送ローラ対53は単独で両面画像形成時の転写紙の搬送力を備えており、また搬送路50Aに設けられた反転搬送ローラ対52も単独で反転排紙時の転写紙の搬送力を備えるものであるから、反転排紙時には反転搬送ローラ対53は必ずしも転写紙の搬送力を必要としていない。逆に反転排紙時にかかる反転搬送ローラ対53に搬送力を持たせると、前述した転写紙の引っ張り合いや押し合いが生じることになる。
本願発明は、かかる考察に基づいてなされたものであり、転写紙の反転排紙時には反転した搬送方向の上流側に位置する反転搬送ローラ対の駆動を解除することで、反転搬送ローラ対の動作タイミングズレに起因する複数の搬送ローラ対による転写紙の引っ張り合いや押し合いを無くし、結果としてステッピングモータの負荷変動の低減及び脱調の防止を図り、安定した転写紙の搬送が可能な画像形成装置を提供することを目的としている。
本願発明に係る画像形成装置は、搬送路上に設けられた第1の反転搬送ローラ対及び第2の反転搬送ローラ対と、前記第1及び第2の反転搬送ローラ対それぞれ駆動する第1のモータ及び第2のモータと、を備えた画像形成装置において、なくとも前記第2のモータはステッピングモータにより構成され、前記第2の反転搬送ローラ対は、前記第2のモータにより駆動される駆動ローラと、前記駆動ローラに押圧されて従動する従動ローラにより構成され、前記転写紙が前記第1及び第2の反転搬送ローラ対に挟持されて停止した後、その搬送方向が反転されるに際し、前記第2のモータによる励磁を遮断することにより、反転した搬送方向の上流側に位置する前記第2の反転搬送ローラ対の、前記第2のモータ駆動による搬送を解除することを特徴としている。
請求項2に記載の画像形成装置では、前記第1のモータはステッピングモータにより構成されることを特徴としている。
本願発明に係る画像形成装置によれば、反転した搬送方向の上流側に位置する第2の反転搬送ローラ対の、モータ駆動による搬送が解除されるので、転写紙の搬送は反転した搬送方向の下流側に位置する第1の反転搬送ローラ対のみで行われる。その結果、正転停止時に転写紙の引っ張りや転写紙の弛み(ループ)が生じていてもその影響を受けることなく、また負荷変動に対して複数の反転搬送ローラ対の線速を抑制することなく、安定した転写紙の反転搬送が可能となる。
また、反転した搬送方向の下流側に位置する第1の反転搬送ローラ対のみの駆動で転写紙が搬送され、かつモータは本来の搬送力に対応するトルクを確保していれば足りるため、モータの大型化の問題は回避でき、逆に全体電流の低減によるモータ駆動回路のコストダウンを見込むことが可能である。
転搬送の制御性を向上させるため第1と第2の反転搬送ローラ対を駆動する第1と第2のモータを共にステッピングモータにより構成しても、反転時には反転した搬送方向の上流側に位置する第2の反転搬送ローラ対の、ステッピングモータによる搬送が解除されるので、第1と第2の反転搬送ローラ対間での転写紙の引っ張り合いが生じず、駆動系部品のバラツキ、ガタ等があってもステッピングモータの脱調を回避することができる。
また、反転した搬送方向の下流側に位置する反転搬送ローラ対のみのステッピングモータ駆動で転写紙が搬送され、かつステッピングモータは本来の搬送力に対応するトルクを確保していれば足りるため、ステッピングモータの大型化の問題は回避でき、消費電力の低減も可能という優れた効果を奏し得る。
以下、本願発明に係る画像形成装置100の実施の態様を図1に基づいて説明する。このカラー画像形成装置100は、タンデム型カラー画像形成装置と称されるもので、複数のローラ群により張架され、周回駆動可能に支持された無端ベルト状の中間転写体7を備えており、この中間転写体7の外周面に沿って、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像を形成する4つの画像形成部10Y,10M,10C,10Kが縦列して配置されている。
画像形成部10Y,10M,10C,10Kは、それぞれ表面に潜像が形成される感光体1Y,1M,1C,1Kを中心に有しており、各感光体の外周面に沿って画像形成の動作順に、この感光体1Y,1M,1C,1Kの表面をそれぞれほぼ一様に帯電する帯電装置2Y,2M,2C,2K、各感光体の表面上に静電潜像の書き込みを行う露光装置3Y,3M,3C,3K、感光体表面に形成された各潜像にトナーを転移させてトナー画像を形成する現像装置4Y,4M,4C,4K、各感光体の表面上のトナー像を中間転写体7上に転写する一次転写装置5Y,5M,5C,5K及び転写後の感光体表面をそれぞれ清掃するクリーニング装置6Y,6M,6C,6Kが配設されている。
画像形成装置100の上部に配置されている画像読取部30は、原稿を照明する光源及びミラーからなる走査ユニット31、二枚のルーフミラーを有する走行体32、結像レンズ33、撮像素子34及び原稿載置部35から構成されている。撮像素子34は主にCCDから構成され、走査ユニット31の光源の走査により集められた光画像信号は画像処理部(図示しない)で各色毎のディジタル画像データに変換された後、露光装置3Y,3M,3C,3Kへ送られる。
露光装置3Y,3M,3C,3Kでは、この各画像データをもとに半導体レーザを電気的に変調し、コリメータレンズを通して多面体反射鏡(ポリゴンミラー)とレンズ群によって副走査を行う。さらに感光体1Y,1M,1C,1Kを回転させることで主走査を行ない、静電潜像を感光体1Y,1M,1C,1K上に再現する。
露光に先立ち、感光体1Y,1M,1C,1K上には、帯電装置2Y,2M,2C,2Kのコロナ放電により所定の表面電荷が付与されているが、レーザ光の照射により、露光部分の電荷が露光量に応じて減じられ,結果として画像情報データに応じた静電潜像がそれぞれの感光体1Y,1M,1C,1K上に形成される。
静電潜像は、現像装置4Y,4M,4C,4Kから供給された各色現像剤のトナーにより可視化されてトナー画像となる。感光体1Y,1M,1C,1K上に形成された各色のトナー画像は一次転写装置5Y,5M,5C,5Kにより回動する中間転写体7上の同一位置に逐次転写されて、合成されたカラー画像が形成される。
一方、記録紙Pを収容する複数の用紙トレイ20の底部には、持ち上げ手段により上方向に持ち上げられる可動板23が配置されている。記録紙Pの載置された可動板23は給紙開始信号を受けて上限検知センサで限定される上限位置まで記録紙Pを持ち上げる。同時にピックアップローラ21は落下し、載置された記録紙Pの最上位のものがピックアップローラ21に接触するように構成されている。
ピックアップローラ21に接触した記録紙Pは、その接触圧によって用紙トレイ20から取り出され、リバースローラ22により一枚ずつ分離されて給紙される。給紙された記録紙Pは複数の中間ローラ24にガイドされてレジストローラ25まで搬送される。搬送された記録紙Pはレジストローラ25により記録紙Pの斜行矯正と給紙タイミングがとられて二次転写ローラ8に送出され、中間転写体7上の合成されたカラー画像が記録紙P上に一括転写される。
カラー画像が転写された記録紙Pは、搬送ガイド板に案内されながら、定着装置9に搬送される。記録紙P上のカラーのトナー画像は定着装置9により加熱定着処理される。トナー画像の溶融のため加熱された記録紙Pは、さらに画像定着のために加圧冷却されたのち、通常は排紙路61を通り、排紙ローラ51に挟持されて直接排紙台60上に排紙される。
反転排紙機能及び両面画像形成機能を有する画像形成装置100においては、片面に画像形成された記録紙Pは一旦、排紙路切換板55により反転搬送路50に送り込まれる。図2は反転搬送路50の拡大した模式構成図である。図1及び図5と同じ番号を付した部分は同じ部分を示すものであり、以下、図2に従って、本願発明に係る記録紙Pの反転搬送路50の構成を説明する。
反転搬送路50は通常の排紙路61とは別に、ほぼ垂直に形成された搬送路50A、搬送路50Aに延設され、反転排紙時と両面画像形成時の転写紙反転に供される搬送路50C及び分岐点56から分岐してほぼ水平に形成された両面画像形成のための搬送路50Bから構成されている。また搬送路50A及び搬送路50Cには、それぞれ記録紙Pを搬送する反転搬送ローラ対52,53,54が設けられ、ローラ対のうちの一方が駆動ローラとしてステッピングモータ52a,53a,54aにギヤ列若しくはタイミングベルトによって連結されている。なお、搬送路50Bにも搬送ローラ群57が設けられている。
搬送路50Cに設けられている反転搬送ローラ対53は、反転排紙時において反転した搬送方向の上流側に位置する反転搬送ローラ対であり、記録紙Pの反転時においては記録紙Pにステッピングモータ53aの駆動による搬送力を伝達しない構成が設けられている(請求項1の記載に対応)。本実施の態様ではすべてステッピングモータとして説明するが、いずれか一つのモータがステッピングモータであればよい。
記録紙Pのステッピングモータ駆動による搬送を解除する方法として、本願発明では三つの具体的方法を示している。図3に第一の構成として、カム58を用いた反転搬送ローラ対53の圧着解除による方法を示す。この方法では、搬送路50Cに設けられた反転搬送ローラ対53の駆動ローラ53bと同軸にカム58が設けられており、駆動ローラ53bの駆動とは別に制御信号に基づいてカム58を回転させる。
カム58の側面は従動ローラ53cに当接しており、回転軸からカム58の周面までの距離が最も小さい時に駆動ローラ53bと従動ローラ53cは圧着し記録紙Pを挟持するが、回転軸からカム58の周面までの距離が最も大きくなったときに圧着が完全に解除される。
第二の構成として、図示しないがクラッチ機構を設けた構成が考えられる。この方法は圧着を解除する方法ではないので、圧着解除に比べれば記録紙Pの搬送負荷分が残るが、負荷の軽減を図ることができる。例えば、反転搬送ローラ対53の駆動ローラ53bを、クラッチ機構を介してステッピングモータ53aに連結する。反転搬送ローラ対53のステッピングモータ53a駆動による記録紙Pの搬送が必要な場合にはクラッチ機構を連結した状態で維持し、記録紙Pにステッピングモータ53aによる搬送力を伝達しない場合にはクラッチを切るように制御する。
第三の構成として、反転搬送ローラ対53の駆動ローラ53bをステッピングモータ53aにギヤ列等を介して直結する。反転搬送ローラ対53のステッピングモータ53aによる記録紙Pの搬送が必要な場合にはステッピングモータ53aの回転子に励磁電流を流し、ステッピングモータ53aによる搬送力を伝達しない場合には非励磁状態にするように制御する。ステッピングモータ53aの回転子は慣性モーメントが小さいので、反転搬送ローラ対53は記録紙Pを挟持していても、記録紙Pを引っ張る時の搬送負荷は小さくなる。
記録紙Pの両面に画像形成する場合には、片面に画像形成された記録紙Pの後端は搬送路50Aを通過して搬送路50Cにまで搬送され、反転搬送ローラ対53,54に挟持されて停止する。従って、搬送路50Cに設けられた反転搬送ローラ54も両面画像形成時において反転した搬送方向の上流側に位置する反転搬送ローラ対であり、記録紙Pの反転時においては、上記と同様のステッピングモータ53a駆動による搬送力を伝達しない構成を設けることができる(請求項1の記載に対応)。しかし、反転搬送ローラ対53はそれ自体でステッピングモータ53aによる搬送力を有しているので、反転搬送ローラ対54は必ずしも必要ではない。
以上のように構成された反転搬送路50の反転排紙時、両面画像形成時における記録紙Pの制御動作を図4のフローチャートに従って説明する。画像形成装置100の制御部により画像形成装置100の制御部により反転排紙が選択されている場合には(S1)、定着装置9から排出される片面に画像形成された記録紙Pは排紙路切換板55に案内されて搬送路50Cに入り、搬送路50Aの反転搬送ローラ対52に挟持されて搬送路50Aを下方向へと搬送される(S2)。
記録紙Pの先端はさらに搬送路50Cの反転搬送ローラ対53に挟持されて画像形成装置100の下部へと導かれる。このとき、反転搬送ローラ対52,53の搬送により記録紙Pの引っ張り合いや押し合いが生じないように反転搬送ローラ対52,53は、ステッピングモータ52a,53aによりほぼ同じ線速で回転している。
記録紙Pの搬送方向(この場合は正転方向)の後端が排紙路切換板55を通り向けて搬送路50Cに入り、記録紙Pが反転搬送ローラ対52,53の両方に挟持された時点でステッピングモータ52a,53aの駆動を停止し、記録紙Pは二つの反転搬送ローラ対52,53に挟持されたままの状態で保持される(S3)。このとき、搬送方向先端側のローラ対、すなわち反転搬送ローラ対53を少しだけ速めに止めて記録紙Pの引っ張り合いが生じないように制御している。
その後、反転する搬送方向の上流側のローラ、すなわち反転搬送ローラ対53のステッピングモータ53a駆動による搬送が解除され(S4)、反転する搬送方向の下流側のローラ、すなわち反転搬送ローラ対52によってのみ反転搬送が開始される(S5)。
一方、反転排紙前に両面画像形成が選択されている場合には、定着装置9から排出される片面に画像形成された記録紙Pは排紙路切換板55に案内されて搬送路50Cに入り、搬送路50Aの反転搬送ローラ対52に挟持されて搬送路50Aを下方向へと搬送される(S6)。記録紙Pの先端はさらに搬送路50Cの反転搬送ローラ対53に挟持されて画像形成装置100の下部へと導かれる(S6)。
両面画像形成時は、記録紙Pの搬送方向(この場合は正転方向)の後端が分岐点56を通り向けて搬送路50Cに入り、記録紙Pが反転搬送ローラ対53,54の両方に挟持された時点でステッピングモータ53a,54aの駆動を停止し、記録紙Pは二つの反転搬送ローラ対53,54に挟持されたままの状態で保持される(S7)。その後、反転する搬送方向の上流側のローラ、すなわち反転搬送ローラ対54のステッピングモータ54a駆動による搬送が解除され(S8)、反転する搬送方向の下流側のローラ、すなわち反転搬送ローラ対53によってのみ反転搬送が開始される(S5)。なお、上述したように両面画像時の反転搬送ローラ対54は設けなくてもよい。
以上説明したように、本願発明に係る最適な実施の態様では、反転搬送ローラ対52,53,54の駆動モータをステッピングモータ52a,53a,54aとして説明したが、ステッピングモータの脱調を防止して、安定した記録紙Pの搬送を確保する観点からは、すべてがステッピングモータである必要はない。
例えば、反転搬送ローラ対53の駆動モータがステッピングモータ53aで反転搬送ローラ対52の駆動モータがDCモータであっても、反転搬送ローラ対53のステッピングモータ53aによる搬送力を解除することにより、ステッピングモータの脱調の問題はなくなり、本願発明の目的を達成することが可能となる。両面画像形成及び反転排紙が選択されていない場合には、片面に画像形成された記録紙Pは通常の排紙路61を通って機外に排紙される(S9)。
以上は反転搬送ローラ対が二つの場合について説明した。しかし、本願発明は二つに限定するものではなく、三つ以上であってもよい。三つ以上の場合は搬送方向上流側にあるすべての反転搬送ローラ対のモータ駆動による搬送を解除することで本願発明の目的が達成できる。また、記録紙Pの移動に伴って,順次モータの回転制御を行っていく方法も可能である。
尚、上記した画像形成装置の構成は一実施の態様であって、上本願発明に係る画像形成装置100はこれに限定されるものではなく、本願発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本願発明に係る画像形成装置の全体構成図である。 反転搬送路の拡大した模式構成図である。 カムを用いた反転搬送ローラ対の圧着解除方法を示す説明図である。 反転排紙時、両面画像形成時における記録紙の制御動作を示すフローチャートである。 記録紙(転写紙)の反転搬送機構の機能説明図である。
符号の説明
1Y,1M,1C,1K 感光体
7 中間転写体
8 二次転写ローラ
9 定着装置
20 用紙トレイ
25 レジストローラ
50 反転搬送路
51 排紙ローラ
52a,53a,54a ステッピングモータ
52,53,54 反転搬送ローラ対
55 排紙路切換板
58 カム
61 排紙路
100 画像形成装置
P 記録紙(転写紙)

Claims (2)

  1. 搬送路上に設けられた第1の反転搬送ローラ対及び第2の反転搬送ローラ対と、
    前記第1及び第2の反転搬送ローラ対それぞれ駆動する第1のモータ及び第2のモータと、を備えた画像形成装置において、
    なくとも前記第2のモータはステッピングモータにより構成され、
    前記第2の反転搬送ローラ対は、前記第2のモータにより駆動される駆動ローラと、前記駆動ローラに押圧されて従動する従動ローラにより構成され、
    前記転写紙が前記第1及び第2の反転搬送ローラ対に挟持されて停止した後、その搬送方向が反転されるに際し、前記第2のモータによる励磁を遮断することにより、反転した搬送方向の上流側に位置する前記第2の反転搬送ローラ対の、前記第2のモータ駆動による搬送を解除することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1のモータはステッピングモータにより構成されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
JP2004174908A 2004-06-14 2004-06-14 画像形成装置 Expired - Fee Related JP4412064B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004174908A JP4412064B2 (ja) 2004-06-14 2004-06-14 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004174908A JP4412064B2 (ja) 2004-06-14 2004-06-14 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005350245A JP2005350245A (ja) 2005-12-22
JP4412064B2 true JP4412064B2 (ja) 2010-02-10

Family

ID=35585035

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004174908A Expired - Fee Related JP4412064B2 (ja) 2004-06-14 2004-06-14 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4412064B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008024444A (ja) 2006-07-21 2008-02-07 Konica Minolta Business Technologies Inc 用紙搬送装置及び画像形成装置
JP4605255B2 (ja) * 2008-06-09 2011-01-05 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像形成装置
JP6314513B2 (ja) * 2014-02-06 2018-04-25 コニカミノルタ株式会社 画像形成システム及び用紙搬送装置
JP6880558B2 (ja) * 2016-03-18 2021-06-02 コニカミノルタ株式会社 用紙搬送装置および後処理装置
JP6926400B2 (ja) * 2016-04-13 2021-08-25 コニカミノルタ株式会社 用紙搬送装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005350245A (ja) 2005-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8047528B2 (en) Image forming apparatus
JP5387704B2 (ja) シート搬送装置
JP5087948B2 (ja) 両面記録可能な画像形成装置
US6173141B1 (en) Apparatus for forming color images by the superimposition of visualized latent images having drive means for simultaneously driving at least a recording medium conveying means and a source of black visualized latent images
JP5696460B2 (ja) シート給送装置及び画像形成装置
EP2648051B1 (en) Image forming apparatus
US20060181003A1 (en) Sheet reversing apparatus and image forming apparatus
JP5785920B2 (ja) 記録媒体搬送装置、及び画像形成装置
JP4412064B2 (ja) 画像形成装置
US7471912B2 (en) Image forming apparatus including intermediate transfer member and method of controlling the same
JP2013242362A (ja) 画像形成装置
JP3049628B2 (ja) 画像形成装置のカール補正装置の制御装置
JP2016179868A (ja) 給紙装置および給紙装置の制御プログラム
JP2011039378A (ja) 画像形成装置
JP4585903B2 (ja) 画像形成装置
JP2018196247A (ja) 用紙搬送装置
JP5919648B2 (ja) シート排出駆動装置および画像形成装置
JP2007271765A (ja) 画像形成装置
JP2020132339A (ja) 画像形成装置
JP2006036439A (ja) シート給送装置及び画像形成装置並びに画像読取装置
US20240012355A1 (en) Image forming apparatus
JP2016098095A (ja) 画像形成装置
US9725258B2 (en) Image forming device
JP2006139150A (ja) 画像形成装置
JP2004142863A (ja) シート搬送装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061107

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7426

Effective date: 20081111

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090723

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090804

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090928

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091027

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091109

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121127

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees