JP7206620B2 - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、定着装置および画像形成装置に関する。
無端状の定着ベルトが張架されている構成を有する定着装置に関する技術が、特開2001-83826号公報、特開2010-204551号公報、および、特開2015-184291号公報に開示されている。
特開2001-83826号公報 特開2010-204551号公報 特開2015-184291号公報
上記特許文献に開示される定着装置において、定着ベルトの回転に伴って流れる空気が、定着ニップ部の下流側から定着装置の内部に流れ込む場合がある。これにより、定着ベルトの温度が下がり、省エネ性能が悪化する場合がある。
本開示では、空気の流入による定着ベルトの温度降下を抑制できる定着装置および画像形成装置が提供される。
上記特許文献に開示される無端状の定着ベルトは、複数のローラーによって張架されている。近年、省エネ性をより改善するために、無端状の定着ベルトの内周側に配置されたパッド部を備える定着装置が発明されている。上記パッド部を備える定着装置において、パッド部およびパッド部に対向する回転体により定着ニップ部が形成される。上記パッド部を備える定着装置では、定着ニップ部に対して定着ベルトの回転方向の下流側で、定着ベルトのたるみが生じる。
定着ベルトの外径の公差、および、定着ベルトを張架する力の公差等が、定着ベルトのたるみの発生に起因している。特に、定着ベルトの停止状態および駆動状態における定着ベルトの張架状態の差、および、温度による定着ベルトの硬度変化が、定着ベルトのたるみの発生に大きな影響を与える。すなわち、定着ベルトが常温で停止している状態と定着ベルトが加熱されて駆動している状態では、定着ベルトの張架状態が大きく異なるため、定着ベルトにたるみが生じることになる。
本発明者らは、上記パッド部を備える定着装置において、定着ベルトの回転に伴って流れる空気が、定着ニップ部の下流側から定着装置の内部に流れ込むことを抑制するべく、定着ベルトの外周面と対向する対向部を設けた。
しかし、上述したように、上記パッド部を備える定着装置では、定着ニップ部に対して定着ベルトの回転方向の下流側において、定着ベルトにたるみが生じる。そのため、定着ベルトのたるみを考慮すると、上記定着ベルトの外周面と上記対向部との隙間を大きく設定する必要が生じた。これにより、上記隙間から定着装置の内部に空気が流れ込みやすくなり、定着ベルトの温度が下がるという課題が生じた。
そこで本発明者らは、上記パッド部を備える定着装置であっても、隙間を小さく設定して空気の流入を抑制できるようさらに検討を進め、本発明を完成させるに至った。
本開示に係る定着装置は、記録媒体上に形成されたトナー像を定着させる。上記定着装置は、無端状の定着ベルトと、パッド部と、対向回転体と、加熱源と、張架部と、支持部と対向部とを備えている。上記定着ベルトは、回転可能に構成されている。上記パッド部は、上記定着ベルトの内周側に配置されている。上記対向回転体は、上記パッド部に対向するとともに上記定着ベルトの外周面に対向することで定着ニップ部を形成する。上記加熱源は、上記トナー像に熱を供給する。上記張架部は、上記定着ベルトを張架する。上記支持部は、上記定着ニップ部に対して上記定着ベルトの回転方向の下流側に配置され、上記定着ベルトの内周側から上記定着ベルトを支持する。上記対向部は、上記定着ベルトの上記外周面と隙間を空けて対向配置されている。上記支持部は、上記支持部および上記定着ベルトの内周面が接触している接触領域を含んでいる。上記対向部は、上記接触領域に対向して配置されている。
上記定着装置において、上記対向部は、上記隙間に対して上記回転方向の上流側から上記隙間に流れ込む空気の流れを妨げるように配置されている。
上記定着装置において、上記隙間のうち最も狭い部分は、上記接触領域に係る部分に形成されている。
上記定着装置において、上記接触領域には、上記回転方向において上記接触領域のうち最も下流にある部分に接触最下流部、および、上記回転方向において上記接触領域のうち最も上流にある部分に接触最上流部が形成されている。上記隙間のうち最も狭い部分は、上記接触領域のうち上記接触最下流部よりも上記接触最上流部に近い部分に係る部分に形成されている。
上記定着装置において、上記対向部は、上記定着ニップ部を通過した後の上記記録媒体の搬送経路を規定する。
上記定着装置において、上記定着ベルトの幅方向に直交する断面において、上記記録媒体の搬送方向における上記パッド部の中心を通り上記搬送方向に直交する直線が規定されている。上記張架部が上記直線に対して上記搬送方向の上流側に配置されるように、上記張架部は、上記定着ベルトの上記内周面を押圧して上記定着ベルトを張架する。
上記定着装置において、上記張架部が上記定着ベルトの上記内周面を押圧する方向および上記定着ベルトの幅方向に直交する方向において、上記接触領域は、上記張架部に対して上記搬送方向の下流側に設けられている。
上記定着装置において、上記接触領域は、円弧状の形状を有している。
上記定着装置において、上記支持部は、上記接触領域に対して上記回転方向の上流側に、円弧状の形状を有する上流支持部を有している。
上記定着装置において、上記対向部は、上記定着ベルトの幅方向において上記定着ベルトよりも外側で、上記支持部に固定されている。
本発明に係る画像形成装置は、上記のいずれかの局面の定着装置と、上記定着装置に搬送される上記記録媒体を収容する収容部とを備える。
本開示に従えば、空気の流入による定着ベルトの温度降下を抑制できる定着装置および画像形成装置を実現することができる。
実施の形態の画像形成装置の概略図である。 実施の形態1の定着装置の概略断面図である。 図2中のIII方向から見た際の定着装置の構成の概略を示す図である。 実施の形態1の張力付加機構を示す概略断面図である。 図2に示す領域Vの拡大概略図である。 対向部、定着ベルト、および支持部の関係を示す概略断面図である。 実施の形態1の加熱ローラーの押圧方向を示す概略図である。 実施の形態1の加熱ローラーの押圧方向と支持部の位置との関係を示す概略図である。 実施の形態2の定着装置を示す概略図である。 実施の形態3の定着装置を示す概略図である。 実施の形態4の支持部を示す概略断面図である。 実施の形態5の支持部を示す概略断面図である。
以下、各実施の形態について、図を参照して詳細に説明する。以下に示す実施の形態においては、画像形成装置として、電子写真方式を採用したいわゆるタンデム型のカラープリンターおよびこれに具備された画像形成装置を例示して説明を行なう。なお、以下に示す実施の形態においては、同一のまたは共通する部分について図中同一の符号を付し、その説明は繰り返さない。
[実施の形態1]
<画像形成装置100>
図1は、実施の形態の画像形成装置100の概略図である。図1を参照して、実施の形態の画像形成装置100の概略的な構成および動作について説明する。
画像形成装置100は、装置本体2と、収容部9とを主として備えている。装置本体2は、記録媒体としての用紙Sに画像を形成するための部位である画像形成部2Aと、画像形成部2Aに用紙Sを供給するための部位である給紙部2Bとを含んでいる。収容部9は、画像形成部2Aおよび後述する定着装置1に供給するための用紙Sを収納するものであり、給紙部2Bに着脱自在に設けられている。
画像形成装置100の内部には、複数のローラー3が設置されており、これにより用紙Sが所定の方向に沿って搬送される搬送経路4が、上述した画像形成部2Aおよび給紙部2Bに跨って構築されている。図1中に示すように、装置本体2には、画像形成部2Aに用紙Sを供給するための手差しトレイ9aが別途設けられていてもよい。
画像形成部2Aは、たとえばイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)およびブラック(K)の各色のトナー像を形成可能な作像ユニット5と、当該作像ユニット5に含まれる感光体を露光するための露光ユニット6と、作像ユニット5に張架された中間転写ベルト7aと、搬送経路4上であってかつ中間転写ベルト7aの走路上に設けられた転写部7と、クリーニング部8と、転写部7よりも下流側の部分の搬送経路4上に設けられた、後述する定着装置1とを主として備えている。
作像ユニット5は、露光ユニット6からの露光を受けてイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)およびブラック(K)の各色のトナー像あるいはブラック(K)のみからなるトナー像を感光体の表面に形成し、これを中間転写ベルト7aに転写する(いわゆる一次転写)。これにより、中間転写ベルト7aには、カラートナー像あるいはモノクロトナー像が形成されることになる。
中間転写ベルト7aは、その表面に形成されたカラートナー像あるいはモノクロトナー像を転写部7へと移送し、給紙部2Bから転写部7へと搬送されてきた用紙Sとともに転写部7において圧接される。これにより、中間転写ベルト7aの表面に形成されたカラートナー像あるいはモノクロトナー像が用紙Sへと転写される(いわゆる二次転写)。
転写部7により用紙Sにカラートナー像あるいはモノクロトナー像を転写した後、用紙Sを曲率分離した中間転写ベルト7aは、クリーニング部8により残留トナーが除去される。
カラートナー像あるいはモノクロトナー像が転写された用紙Sは、その後、定着装置1によって加圧および加熱され、用紙S上に形成されたトナー像が定着される。これにより、用紙Sにカラー画像あるいはモノクロ画像が形成されることになり、当該カラー画像あるいはモノクロ画像が形成された用紙Sは、その後、装置本体2から排出される。
(定着装置1)
図2は、実施の形態1の定着装置1の概略断面図である。図3は、図2中のIII方向から見た際の定着装置1の構成の概略を示す図である。説明しやすいように、図3では、加圧ローラー30、パッド部10、定着ベルト20のみを図示している。図2および図3を参照して、定着装置1について説明する。
定着装置1は、回転可能に構成された無端状の定着ベルト20と、加熱源40と、対向回転体と、張架部と、パッド部10と、対向部50と、排紙ガイド60と、筐体75と、固定部材80と、支持部90とを含んでいる。
定着ベルト20は、耐熱性の樹脂定着ベルトである。定着ベルト20の外径(無端状の定着ベルト20を円にした時の外径)は任意であるが、たとえば40[mm]である。幅方向DR3における定着ベルト20の長さは、たとえば340[mm]である。
定着ベルト20の基体は、たとえばポリイミド(PI)から構成される。上記基体の厚みは、たとえば70[μm]である。上記基体の外周面を厚さ200[μm]の耐熱性のシリコーンゴムで被覆している。更に、離型層として厚さ20[μm]のテトラフルオロエチレン-パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)チューブで被覆している。
図2中に示された矢印は、搬送方向DR1、回転方向DR2、水平方向DR4とを示している。搬送方向DR1は、用紙Sの搬送方向であり、図2中の上方向である。回転方向DR2は、定着ベルト20の回転方向である。水平方向DR4は、搬送方向DR1に直交する方向であって、図2中の左右方向である。図3中に示された両矢印は、幅方向DR3を示している。幅方向DR3は、定着ベルト20の幅方向である。幅方向DR3は、図3中の左右方向であり、後述する加圧ローラー30および加熱ローラー41の軸方向と平行である。
パッド部10は、定着ベルト20の内周側に配置されている。パッド部10は、定着ベルト20の内周面と摺動する。パッド部10は、図示しない基部と、被覆部を含んでいる。
基部は、液晶ポリマー(LCP)、およびポリフェニレンサルファイド(PPS)等の耐熱性の樹脂で構成されている。被覆部は、基部のうち定着ベルト20の内周面と対向する側を被覆している。被覆部は、たとえば厚み100[μm]のPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)シートである。
パッド部10は、定着ニップ部Nに対して搬送方向DR1の上流側に湾曲状の曲面部11を含んでいる。曲面部11は、定着ベルト20が屈曲して定着ニップ部Nに突入する部分である。これにより、定着ベルト20の駆動による曲げ、摩擦による抵抗が上がらないようにしている。
実施の形態において、対向回転体は、加圧ローラー30である。加圧ローラー30は、モーター等の駆動装置(図示しない)によって回転する。加圧ローラー30の回転に従動して定着ベルト20が回転方向DR2に回転する。
加圧ローラー30の外径は、たとえば32[mm]である。加圧ローラー30は、金属の芯金の周囲を厚さ3[mm]の耐熱性のシリコンゴムで被覆し、さらに、離型層として厚さ30[μm]のPFAチューブで被覆し、ソフトローラーとして構成されている。
加圧ローラー30は、定着ベルト20を介してパッド部10を押圧する。加圧ローラー30は、たとえば水平方向DR4に沿ってパッド部10を押圧する(図2中の白抜き矢印A)。加圧ローラー30は、パッド部10に対向するとともに定着ベルト20の外周面に対向することで定着ニップ部Nを形成する。
定着ニップ部Nは、加圧ローラー30がパッド部10を押圧することにより形成される領域である。定着ニップ部Nにおいて、用紙S上のトナー像Tが加熱および加圧され用紙Sに定着される。
パッド部10は、固定部材80によって固設されている。固定部材80は、パッド部10に対して加圧ローラー30と反対側に配置されている。固定部材80は、たとえば電気亜鉛メッキ鋼板(SECC)などの金属板を曲げて構成されている。固定部材80の厚みは、たとえば2[mm]である。
固定部材80は、背部81と、直交部82とを含んでいる。背部81は、幅方向DR3に直交する断面(以下、断面Z)において、搬送方向DR1に真っ直ぐ延びる形状を有している。背部81は、パッド部10を保持している。背部81は、パッド部10を介して加圧ローラー30からの加圧力を受けている。一対の直交部82は、背部81の両端に設けられている。直交部82は、水平方向DR4に延びる形状を有している。
背部81と直交部82とを設けることで、加圧ローラー30から加圧力を受けるパッド部10を強固に保持することができる。背部81が平坦状であることにより、幅方向DR3におけるバラつきや、傾きがなく適正にパッド部10を保持することができる。
支持部90は、定着ニップ部N(パッド部10)に対して回転方向DR2の下流側に配置されている。支持部90は、搬送方向DR1の下流側に向く支持面97を有している。支持面97は、定着ベルト20の内周面と接触する部分を有する面である。支持面97は、円弧状の形状を有している。水平方向DR4における支持部90の長さはたとえば19[mm]、搬送方向DR1における厚みはたとえば5[mm]、支持面97の曲率半径はたとえば13[mm]である。
支持部90は、定着ベルト20の内周側から定着ベルト20を支持する。支持部90は、基部96を含んでいる。基部96は、たとえばLCP、およびPPSなどの耐熱性の樹脂で構成されている。基部96には、凹部98が形成されている。凹部98は、支持部90の水平方向DR4における中央に形成されている。凹部98は、支持面97が窪んで形成されている。水平方向DR4における凹部98の幅は、たとえば6[mm]、深さはたとえば1.6[mm]である。
支持部90は、潤滑剤規制部91をさらに含んでいる。潤滑剤規制部91は、定着ベルト20の内周面に接触して張架を補助しつつ、定着ベルト20の内周面の潤滑剤の付着量を規制および安定化させる。潤滑剤規制部91は、耐熱性の弾性を持つ多孔質部材が好ましく、たとえばアラミド繊維フェルトである。水平方向DR4における潤滑剤規制部91の長さは、たとえば6[mm]、搬送方向DR1における厚みはたとえば2[mm]である。潤滑剤規制部91は、潰れながら凹部98に挿入されて取付けられる。潤滑剤規制部91が潰れることにより、支持面97と潤滑剤規制部91との面は同じ位置になる。
パッド部10と定着ベルト20の内周面との間には図示しない潤滑剤が保持されている。潤滑剤は、たとえば、ジメチルシリコンオイル、およびフッ素グリスである。潤滑剤は、パッド部10と定着ベルト20との間では、油膜を形成する程度の少量が保持されている。潤滑剤の残りの多くは、定着ベルト20がパッド部10にかかる直前の部分に保持されているか、パッド部10に係る領域以外の定着ベルト20の内周面に保持されている。パッド部10に少量ずつ潤滑剤が侵入することで、パッド部10と定着ベルト20との間の油膜が保持されている。
対向部50は、支持部90と対向している。対向部50の材料は、耐熱性の樹脂、たとえばPPS、PETである。対向部50は、幅方向DR3に複数のリブを有している。対向部50は、定着ニップ部Nを通過した後の用紙Sの搬送経路を規定する。対向部50は、排紙ガイド60とともに、定着ニップ部Nを通過した用紙Sを下流側に設けられている排紙部に搬送するためのガイドを兼ねている。対向部50の詳細については後述する。
定着ベルト20を囲うように筐体75が配置されている。筐体75の内部には、回転方向DR2に沿うような空気の流れが形成される。筐体75には、筐体75の外部の空気が出入りする。
張架部は、定着ベルト20を張架する。実施の形態1において、張架部は、加熱ローラー41である。加熱ローラー41は、パッド部10および支持部90とともに定着ベルト20を張架する。加熱ローラー41は、後述する張力付加機構49により、定着ベルト20の内周面を押圧して、定着ベルト20に張力を付加する。加熱ローラー41は、支持部90から離れる方向に移動して、定着ベルト20の内周面を押圧する。
加熱ローラー41は、定着ベルト20を加熱する加熱源40を内蔵している。加熱源40は、たとえばハロゲンランプである。加熱源40は、定着ベルト20を介してトナー像Tに熱を供給する。定着装置1は、図示しない温度センサを備えており、温度センサは、定着ベルト20の温度を検知する。
加熱ローラー41は、たとえばアルミニウム等から形成された肉厚0.35[mm]の円筒状の中空回転体の外周面を、耐熱性のPTFEコートで被覆し、ハードローラーとして構成されている。加熱ローラー41の外径は、たとえば20[mm]である。
図4は、実施の形態1の張力付加機構49を示す概略断面図である。定着装置1は、張力付加機構49をさらに備えている。高温で回転する加熱ローラー41は、張力付加機構49によって保持される。張力付加機構49は、加熱ローラー41の軸方向(幅方向DR3)における端部に設けられ保持されている。
張力付加機構49は、ブッシュ(図示しない)、ベアリング45、側板47、圧縮コイルばね46、および、樹脂ホルダ48を有している。側板47は、加熱ローラー41の軸方向における端部に設けられている。側板47には、ベアリング45が設けられている。ベアリング45の外径は、たとえば32[mm]である。
ブッシュは、断熱のために用いられている。ブッシュは、加熱ローラー41の端部に固定配置されている。ブッシュがベアリング45に嵌合されることで、加熱ローラー41の回転保持をしている。ブッシュは、たとえば、ポリアミドイミド(PAI)、およびPPSなどの耐熱樹脂である。
圧縮コイルばね46は、側板47の開口部に設置されている。圧縮コイルばね46は、樹脂ホルダ48と側板47の開口部の間に保持されている。樹脂ホルダ48は、圧縮コイルばね46とベアリング45との間に配置されている。
上記構成により、加熱ローラー41は、圧縮コイルばね46が伸縮する方向(図4中の矢印B方向)に移動することが可能となり、定着ベルト20に張力を付加することができる。
(支持部90)
図5は、図2に示す領域Vの拡大概略図である。図5では、凹部98、固定部材80等の記載を省略している。支持部90は、接触領域92および上流支持部95を含んでいる。接触領域92は、支持部90および定着ベルト20の内周面が接触している部分である。接触領域92は、円弧状の形状を有している。接触領域92は、支持面97のうち下流寄りに設けられている。接触領域92では、定着ベルト20のたるみが生じにくく、定着ベルト20が回転している場合であっても、支持部90と定着ベルト20の内周面との接触が維持される状態にある領域である。接触領域92は、定着ベルト20の位置変動が少ない領域である。
接触領域92には、接触最下流部93および接触最上流部94が形成されている。接触最下流部93は、回転方向DR2において接触領域92のうち最も下流にある部分に形成されている。接触最上流部94は、回転方向DR2において接触領域92のうち最も上流にある部分に形成されている。
上流支持部95は、接触領域92に対して回転方向DR2の上流側に設けられている。上流支持部95は、円弧状の形状を有している。上流支持部95は、定着ベルト20のたるみが生じる領域である。接触領域92では、支持部90と定着ベルト20との接触状態が維持されているが、上流支持部95では、たるみによって、定着ベルト20の内周面と上流支持部95との接触状態、および非接触状態が繰り返される(図5中の領域C)。
(対向部50)
対向部50は、定着ベルト20の外周面と隙間70を空けて対向配置されている。本明細書において、隙間70の長さは、対向部50のうちの任意の部分と定着ベルト20の外周面との最短距離をいうものとする(たとえば、図5中のd1およびd2)。
対向部50は、接触領域92に対向して配置されている。本明細書において、「接触領域92に対向して対向部50が配置されてる」状態とは、接触最上流部94における接線に直交する法線(図5中のL1)、および接触最下流部93における接線に直交する法線(図5中のL2)の間の領域(図5中のX)に対向部50が配置されている状態をいうものとする。
対向部50は、先端部51を有している。先端部51は、対向部50のうち定着ベルト20の外周面との距離が最も近い部分に設けられている。先端部51と定着ベルト20の外周面との間に、隙間70のうち最も狭い部分(以下、ギャップ71)が形成されている。ギャップ71の長さ(図5中のg)は、隙間70の長さのうち最も小さい。
ギャップ71は、接触領域92に係る部分に形成されている。本明細書において、「ギャップ71は、接触領域92に係る部分に形成されている」とは、先端部51と定着ベルト20の外周面との最短距離を結ぶ直線の延長線上に接触領域92が配置されている状態をいうものとする。
ギャップ71は、接触領域92のうち接触最下流部93よりも接触最上流部94に近い部分に係る部分に形成されている。本明細書において、「ギャップ71は、接触領域92のうち接触最下流部93よりも接触最上流部94に近い部分に係る部分に形成されている」とは、先端部51と定着ベルト20の外周面との最短距離を結ぶ直線および接触領域92が交わる部分が、接触最下流部93よりも接触最上流部94に近い状態をいうものとする。
定着ベルト20が回転するに伴って、回転方向DR2に沿うような空気の流れが生じる(図5中のH)。隙間70に対して回転方向DR2の上流側から隙間70に上記空気が流れ込み、筐体75(図2参照)の内部に上記空気が侵入する。対向部50は、隙間70に対して回転方向DR2の上流側から隙間70(筐体75)に流れ込む空気の流れを妨げるように配置されている。ギャップ71が形成されていることにより、上記空気が筐体75内に流れ込みにくくなっている。
ギャップ71の長さは、空気の流入を抑制する観点から考えると0[mm]が理想的であるが、定着ベルト20の外周面を傷つけることになるため、非接触を維持できる最小の値が好ましい。ギャップ71の長さgは、たとえば1.9[mm]である。
ギャップ71が空気の流入を抑制できる効果を発揮できる上限値としては、定着ベルト20の外周面の空気の境界層の流れを抑制できる値であればよい。たとえば、定着ベルト20の速度が240[mm/s]、回転方向DR2における定着ニップ部Nから先端部51までの長さを3[mm]とした場合、6[mm]以下のギャップ71であれば、上記効果が発揮できる。
図6は、対向部50、定着ベルト20、および支持部90の関係を示す概略断面図である。支持部90は、幅方向DR3において、定着ベルト20と全面で接触している。幅方向DR3における支持部90の長さは、幅方向DR3における定着ベルト20の長さよりも大きい。
(張架の態様)
図7は、実施の形態1の加熱ローラー41の押圧方向を示す概略図である。図7では、断面Z(幅方向DR3に直交する断面)において、搬送方向DR1におけるパッド部10の中心C1を通り、搬送方向DR1に直交する直線L3が規定されている。加熱ローラー41が直線L3に対して搬送方向DR1の上流側に配置されるように、加熱ローラー41は、定着ベルト20の内周面を押圧して定着ベルト20を張架する。
図7では、さらに、パッド部10の中心C1と加熱ローラー41の中心C2とを結んだ直線L4、および、加熱ローラー41の中心C2を通り、直線L4に直交する直線L5が規定されている。
支持部90から離れる方向であって、直線L4と直線L5との間に規定される領域(図7中のα(0[°]以上90[°]以下)の範囲内)に向かって、加熱ローラー41は定着ベルト20を押圧する。定着ベルト20の張力の分力が直線L4の沿う方向であって定着ベルト20外側方向に働くようするためである。加熱ローラー41は、支持部90から離れる方向であって、搬送方向DR1の上流側に向かって、定着ベルト20を押圧する。
定着ベルト20には、接触下流端21が形成されている。接触下流端21は、定着ベルト20と加熱ローラー41とが接触する部分において、回転方向DR2の最も下流側に設けられている。回転方向DR2における接触下流端21から定着ニップ部Nまでの長さ(図7中のM)が短い場合、加熱ローラー41により加熱された定着ベルト20が定着ニップ部Nに突入するまでの時間が短くなる。
図8は、実施の形態1の加熱ローラー41の押圧方向と支持部90の位置との関係を示す概略図である。加熱ローラー41の押圧方向(図8中の白抜き矢印D)に対して垂直な方向であって、搬送方向DR1の下流側に向かう方向(図8中の矢印E方向)において、支持部90は、最も外側に突出している。接触領域92は、矢印E方向において、加熱ローラー41に対して搬送方向DR1の下流側に配置されている。これにより、定着ベルト20のたるみが生じる場所が定着ニップ部Nから接触領域92の間に限定することができる(図8中の領域F)。
図8では、加熱ローラー41が定着ベルト20の内周面を押圧する方向(図8中の白抜き矢印D)に平行であって、加熱ローラー41に接する直線L6、および、直線L6に平行であって、接触領域92に接する直線L7が規定されている。直線L7は、矢印E方向において、直線L6よりも搬送方向DR1の下流側に規定されている。
(作用効果)
図5に示すように、対向部50を支持部90に対向して配置することにより、隙間70に対して回転方向DR2の上流側から、隙間70に流れ込む空気の流れ(図5中の矢印H)を抑制することができる。対向部50を支持部90に対向して配置することにより、定着ベルト20の回転に伴い、定着ベルト20の外周面に連れられて流れる空気が筐体75内に入り込むことを抑制することができる。
対向部50を、定着ベルト20のたるみが生じにくい接触領域92に対向して配置することにより、たるみを考慮せずに対向部50を配置することができる。これにより、隙間70の長さを小さく構成することができる。
したがって、定着ニップ部Nに対して搬送方向DR1の下流側(隙間70に対して回転方向DR2の上流側)における比較的温度の低い空気が、筐体75の内部へ流入することを抑制できる。そのため、定着ベルト20の温度降下を抑制でき、定着装置1の省エネ性を確保することができる。
対向部50は、隙間70に対して回転方向DR2の上流側から隙間70に流れ込む空気の流れを妨げるように配置されている。これにより、比較的温度の低い空気の流入を抑制することができる。したがって、定着ベルト20の温度降下を抑制することができる。
隙間70のうち最も狭い部分(ギャップ71)は、接触領域92に係る部分に形成されている。これにより、隙間70に対して回転方向DR2の上流側からの比較的温度の低い空気の筐体75内部への流入を効果的に抑制することができる。
ギャップ71は、接触領域92のうち接触最下流部93よりも接触最上流部94に近い部分に係る部分に形成されている。これにより、より上流側の位置で空気の流れを抑制できる。したがって、定着ベルト20の温度降下を効果的に抑制することができる。
図2に示すように、対向部50は、定着ニップ部Nを通過した後の用紙Sの経路を規定している。ギャップ71を形成する役割および用紙Sをガイドする役割を、対向部50が兼ねることで、製造コストを抑制することができる。
図7に示すように、加熱ローラー41が直線L3に対して搬送方向DR1の上流側に配置されるように、加熱ローラー41は、定着ベルト20の内周面を押圧して定着ベルト20を張架する。これにより、回転方向DR2における接触下流端21から定着ニップ部Nまでの長さ(図7中のM)を小さくすることができる。したがって、定着ベルト20を介して、加熱ローラー41の熱を効率良く定着ニップ部Nに伝達することができる。
図8に示すように、張架部が定着ベルト20の内周面を押圧する方向(図8中の白抜き矢印D)および定着ベルト20の幅方向に直交する方向において、接触領域92は、加熱ローラー41に対して搬送方向DR1の下流側に設けられている。これにより、確実に接触領域92を形成することができる。
接触領域92は、円弧状の形状を有している。これにより、支持部90と定着ベルト20との摺動抵抗の増加を抑制することができる。
[実施の形態2]
図9は、実施の形態2の定着装置1を示す概略図である。実施の形態2の張架部は、張架補助ローラー43をさらに含んでいる。他の構成については、実施の形態1の定着装置1と同様である。張架補助ローラー43および加熱ローラー41によって、定着ベルト20に張力が付加される。
実施の形態2の定着装置1においても、実施の形態1と同様に定着ベルト20の温度降下を抑制できる効果が得られる。
[実施の形態3]
図10は、実施の形態3の定着装置1を示す概略図である。実施の形態3の対向回転体は、加熱源40を含む対向ローラー31である。実施の形態3において、張架部は、張架ローラー44である。他の構成については、実施の形態1の定着装置1と同様である。張架ローラー44によって、定着ベルト20に張力が付加される。張架ローラー44、支持部90、パッド部10によって、定着ベルト20が張架される。
実施の形態3の定着装置1においても、実施の形態1と同様に定着ベルト20の温度降下を抑制できる効果が得られる。
[実施の形態4]
図11は、実施の形態4の支持部90を示す概略断面図である。支持部90は、定着ベルト20を支持しているが、支持部90の支持面97の全面で定着ベルト20に接触していなくてもよい。支持面97は、定着ベルト20の一部、少なくとも幅方向DR3における定着ベルト20の端部20aを保持していればよい。上記構成とすることにより、定着ベルト20の変動を抑制することができる。
実施の形態4の定着装置1においても、実施の形態1と同様に定着ベルト20の温度降下を抑制できる効果が得られる。
[実施の形態5]
図12は、実施の形態5の支持部90を示す概略断面図である。対向部50は、幅方向DR3において定着ベルト20よりも外側で支持部90に固定されている。幅方向DR3における対向部50の長さは、幅方向DR3における定着ベルト20の長さよりも大きい。対向部50は、幅方向DR3における両端に一対の突き当て部52を有している。対向部50は、突き当て部52で支持部90に取付けられている。
これにより、支持部90と対向部50との間の位置精度を高めることができる。したがって、支持部90と対向部50間の寸法公差を最小化することができ、ギャップ71をより小さく設定することができる。
(その他)
定着ベルト20を加熱する加熱手段として、たとえば、励磁コイルを用いた誘導加熱発熱体を用いてもよい。加熱手段は、必ずしも加熱ローラー41等の中に配置されていなくてもよく、どこに配置されていてもよい。
今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 定着装置、2 装置本体、2A 画像形成部、2B 給紙部、3 ローラー、4 搬送経路、5 作像ユニット、6 露光ユニット、7 転写部、7a 中間転写ベルト、8 クリーニング部、9 収容部、9a 手差しトレイ、10 パッド部、11 曲面部、20 定着ベルト、20a 端部、21 接触下流端、30 加圧ローラー、31 対向ローラー、40 加熱源、41 加熱ローラー、43 張架補助ローラー、44 張架ローラー、45 ベアリング、46 圧縮コイルばね、47 側板、48 樹脂ホルダ、49 張力付加機構、50 対向部、51 先端部、52 突き当て部、60 排紙ガイド、70 隙間、71 ギャップ、75 筐体、80 固定部材、81 背部、82 直交部、90 支持部、91 潤滑剤規制部、92 接触領域、93 最下流部、94 最上流部、95 上流支持部、96 基部、97 支持面、98 凹部、100 画像形成装置、DR1 搬送方向、DR2 回転方向、DR3 幅方向、DR4 水平方向、S 用紙、T トナー像。

Claims (8)

  1. 記録媒体上に形成されたトナー像を定着させる定着装置であって、
    回転可能に構成された無端状の定着ベルトと、
    前記定着ベルトの内周側に配置されたパッド部と、
    前記パッド部に対向するとともに前記定着ベルトの外周面に対向することで定着ニップ部を形成する対向回転体と、
    前記トナー像に熱を供給する加熱源と、
    前記定着ベルトを張架する張架部と、
    前記定着ニップ部に対して前記定着ベルトの回転方向の下流側に配置され、前記定着ベルトの内周側から前記定着ベルトを支持する支持部と、
    前記定着ベルトの前記外周面と隙間を空けて対向配置された対向部と、を備え、
    前記支持部は、前記支持部および前記定着ベルトの内周面が接触している接触領域を含み、
    前記対向部は、前記接触領域に対向して配置され、
    前記隙間のうち最も狭い部分は、前記接触領域に係る部分に形成され、
    前記接触領域には、前記回転方向において前記接触領域のうち最も下流にある部分に接触最下流部、および、前記回転方向において前記接触領域のうち最も上流にある部分に接触最上流部が形成されており、
    前記隙間のうち最も狭い部分は、前記接触領域のうち前記接触最下流部よりも前記接触最上流部に近い部分に係る部分に形成され、
    前記接触最下流部から前記接触最上流部の全体にわたって、前記接触領域は、円弧状の形状を有し、
    前記接触最上流部の上流側である前記支持部の上流支持部においては、前記定着ベルトのたわみによって、前記定着ベルトの内周面と前記上流支持部とは、接触状態または非接触状態が繰り返され、前記接触最上流部と前記接触最下流部との間の領域においては、前記定着ベルトの前記内周面は、前記支持部に接触している、
    定着装置。
  2. 前記対向部は、前記隙間に対して前記回転方向の上流側から前記隙間に流れ込む空気の流れを妨げるように配置されている、請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記対向部は、前記定着ニップ部を通過した後の前記記録媒体の搬送経路を規定する、請求項1または請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記定着ベルトの幅方向に直交する断面において、前記記録媒体の搬送方向における前記パッド部の中心を通り前記搬送方向に直交する直線が規定され、
    前記張架部が前記直線に対して前記搬送方向の上流側に配置されるように、前記張架部は、前記定着ベルトの前記内周面を押圧して前記定着ベルトを張架する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の定着装置。
  5. 前記張架部が前記定着ベルトの前記内周面を押圧する方向および前記定着ベルトの幅方向に直交する方向において、前記接触領域は、前記張架部に対して前記記録媒体の搬送方向の下流側に設けられている、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の定着装置。
  6. 前記支持部は、前記接触領域に対して前記回転方向の上流側に、円弧状の形状を有する上流支持部を有している、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の定着装置。
  7. 前記対向部は、前記定着ベルトの幅方向において前記定着ベルトよりも外側で、前記支持部に固定されている、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の定着装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載された定着装置と、
    前記定着装置に搬送される前記記録媒体を収容する収容部と、を備える、画像形成装置。
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