JP5510727B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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    • G03G15/2032Retractable heating or pressure unit

Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の画像形成装置と、そこに設置される定着装置と、に関するものである。
従来から、複写機、プリンタ等の画像形成装置において、定着ベルト等の定着回転体の内周面に発熱部材(抵抗発熱体)を当接させて、定着ベルトを加熱する定着装置が知られている(例えば、特許文献1等参照。)。
ここで、特許文献1には、定着ベルト(定着回転体)と発熱部材(抵抗発熱体)とに浮きが生じることなく双方の密着性を高めて定着ベルトの加熱効率を向上させることを目的として、定着ベルトを強磁性体で形成して、発熱部材に設けた磁石の磁力によって定着ベルトを発熱部材に密着させる技術が開示されている。
一方、特許文献2等には、電磁誘導加熱方式の定着装置であって、定着ベルト(定着回転体)に発熱部材(感温部材)を当接させて(又は、微小ギャップで対向させて)、定着ベルトを介して発熱部材に対向する励磁コイル部(IHヒータ)によって電磁誘導加熱された発熱部材によって定着ベルトを加熱する技術が開示されている。
さらに、特許文献2、3等には、励磁コイル部によって電磁誘導加熱される発熱部材を整磁合金で形成して、発熱部材に自己温度制御性をもたせることで、定着ベルト(定着回転体)の過昇温を防止する技術が開示されている。
上述した特許文献1の定着装置は、抵抗発熱体(発熱部材)に設けた磁石の磁力によって定着ベルト(定着回転体)を発熱部材に密着させているため、定着ベルトの加熱効率を向上させることができる。
しかし、装置が待機状態にある場合等には、定着ベルト(定着回転体)の回転駆動が停止された状態で発熱部材によって定着ベルトが加熱されるために、定着ベルトにおいて発熱部材に当接する部分だけが局所的に加熱されてしまい、定着ベルトに回転方向の温度偏差が生じてしまう不具合があった。そして、このように定着ベルトに温度偏差が生じた状態で、その直後に定着工程をおこなってしまうと、定着画像上に定着ムラが生じてしまうことになる。
このような問題は、定着回転体に抵抗発熱体を当接させて定着回転体を加熱する定着装置に限定されるものではなく、定着回転体に発熱部材を当接又は対向させて定着回転体を加熱する定着装置(例えば、特許文献2等のように、電磁誘導加熱された発熱部材を定着回転体に当接又は対向させて定着回転体を加熱する定着装置である。)のすべてに共通するものである。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、定着回転体に発熱部材を当接又は対向させて定着回転体を加熱する場合であっても、定着回転体の加熱効率が高く、非回転時においても定着回転体に回転方向の温度偏差が生じにくい、定着装置及び画像形成装置を提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかる定着装置は、所定方向に回転してトナー像を加熱して溶融する定着回転体と、前記定着回転体に圧接して記録媒体が搬送されるニップ部を形成する加圧回転体と、前記ニップ部とは異なる位置で前記定着回転体に当接又は対向するとともに、前記定着回転体を加熱する発熱部材と、前記定着回転体に対する前記発熱部材の当接圧又は対向距離が可変するように前記発熱部材を可動する可動手段と、を備え、前記可動手段は、前記発熱部材を介して前記定着回転体に対向するように前記発熱部材に固定された磁性部材と、前記定着回転体及び前記発熱部材を介して前記磁性部材に対向するように配設されるとともに、前記磁性部材に対する距離を可変できるようにスライド移動される磁石と、前記磁性部材及び前記発熱部材を前記定着回転体に対して離れる方向又は近づく方向に付勢する付勢部材と、を具備したものである。
また、請求項2記載の発明にかかる定着装置は、所定方向に回転してトナー像を加熱して溶融する定着回転体と、前記定着回転体に圧接して記録媒体が搬送されるニップ部を形成する加圧回転体と、前記ニップ部とは異なる位置で前記定着回転体に当接又は対向するとともに、前記定着回転体を加熱する発熱部材と、前記定着回転体に対する前記発熱部材の当接圧又は対向距離が可変するように前記発熱部材を可動する可動手段と、を備え、前記可動手段は、前記発熱部材を介して前記定着回転体に対向するように前記発熱部材に固定された磁性部材と、前記定着回転体及び前記発熱部材を介して前記磁性部材に対向するように配設されるとともに、前記磁性部材に対向する磁極を可変できるように回転移動される永久磁石と、を具備したものである。
また、請求項3記載の発明にかかる定着装置は、所定方向に回転してトナー像を加熱して溶融する定着回転体と、前記定着回転体に圧接して記録媒体が搬送されるニップ部を形成する加圧回転体と、前記ニップ部とは異なる位置で前記定着回転体に当接又は対向するとともに、前記定着回転体を加熱する発熱部材と、前記定着回転体に対する前記発熱部材の当接圧又は対向距離が可変するように前記発熱部材を可動する可動手段と、を備え、前記可動手段は、前記発熱部材を介して前記定着回転体に対向するように前記発熱部材に固定された磁性部材と、前記定着回転体及び前記発熱部材を介して前記磁性部材に対向するように配設されるとともに、前記磁性部材に作用する磁力又は磁極を可変できるように印加電流の大きさ又は方向が可変される電磁石と、を具備したものである。
また、請求項4記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項1〜請求項3のいずれかに記載の発明において、前記可動手段は、前記定着回転体が非回転状態にあるときに回転状態にあるときに比べて前記当接圧が小さくなるように制御されるものである。
また、請求項5記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項4に記載の発明において、前記可動手段は、前記定着回転体が回転状態にあるときであっても前記ニップ部における記録媒体の搬送がすべて終了したときに記録媒体の搬送がおこなわれているときに比べて前記当接圧が小さくなるように制御されるものである。
また、請求項6記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項1〜請求項3のいずれかに記載の発明において、前記可動手段は、前記定着回転体が非回転状態にあるときに回転状態にあるときに比べて前記対向距離が大きくなるように制御されるものである。
また、請求項7記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項6に記載の発明において、前記可動手段は、前記定着回転体が回転状態にあるときであっても前記ニップ部における記録媒体の搬送がすべて終了したときに記録媒体の搬送がおこなわれているときに比べて前記対向距離が大きくなるように制御されるものである。
また、請求項8記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項1〜請求項7のいずれかに記載の発明において、前記磁性部材は、ハードフェライトで形成されたものである。
また、請求項9記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項1〜請求項8のいずれかに記載の発明において、前記発熱部材と前記磁性部材との間に断熱材を設置したものである。
また、請求項10記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項1〜請求項9のいずれかに記載の発明において、前記発熱部材は、その一部又は全部が抵抗発熱体で形成されたものである。
また、請求項11記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項1〜請求項9のいずれかに記載の発明において、前記定着回転体を介して前記発熱部材に対向する励磁コイル部をさらに備え、前記発熱部材は、前記励磁コイル部によって電磁誘導加熱されるものである。
また、請求項12記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項11に記載の発明において、前記発熱部材は、その一部又は全部が整磁合金で形成されたものである。
また、請求項13記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項11又は請求項12に記載の発明において、前記発熱部材は、前記励磁コイル部によって生成される磁場の内部に位置するものである。
また、請求項14記載の発明にかかる画像形成装置は、請求項1〜請求項13のいずれかに記載の定着装置を備えたものである。
本発明は、定着回転体に対する発熱部材の当接圧又は対向距離を可変できるように構成しているため、定着回転体に発熱部材を当接又は対向させて定着回転体を加熱する場合であっても、定着回転体の加熱効率が高く、非回転時においても定着回転体に回転方向の温度偏差が生じにくい、定着装置及び画像形成装置を提供することができる。
この発明の実施の形態1における画像形成装置を示す全体構成図である。 図1の画像形成装置に設置された定着装置を示す構成図である。 (A)定着ベルトが回転状態にあるときの状態を示す拡大図と、(B)定着ベルトが非回転状態にあるときの状態を示す拡大図と、である。 この発明の実施の形態2における定着装置を示す構成図である。 (A)定着ベルトが回転状態にあるときの状態を示す拡大図と、(B)定着ベルトが非回転状態にあるときの状態を示す拡大図と、である。 この発明の実施の形態3における定着装置を示す構成図である。 別形態の定着装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態4における定着装置を示す構成図である。 (A)定着ベルトが回転状態にあるときの状態を示す拡大図と、(B)定着ベルトが非回転状態にあるときの状態を示す拡大図と、である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1〜図3にて、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。
まず、図1にて、画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
図1において、1は画像形成装置としての複写機の装置本体、2は原稿Dの画像情報を光学的に読み込む原稿読込部、3は原稿読込部2で読み込んだ画像情報に基いた露光光Lを感光体ドラム5上に照射する露光部、4は感光体ドラム5上にトナー像(画像)を形成する作像部、7は感光体ドラム5上に形成されたトナー像を記録媒体Pに転写する転写部、10はセットされた原稿Dを原稿読込部2に搬送する原稿搬送部、12〜14は転写紙等の記録媒体Pが収納された給紙部、20は記録媒体P上の未定着画像を定着する定着装置、21は定着装置20に設置された定着回転体としての定着ベルト、31は定着装置20に設置された加圧回転体としての加圧ローラ、を示す。
図1を参照して、画像形成装置における、通常の画像形成時の動作について説明する。
まず、原稿Dは、原稿搬送部10の搬送ローラによって、原稿台から図中の矢印方向に搬送されて、原稿読込部2上を通過する。このとき、原稿読込部2では、上方を通過する原稿Dの画像情報が光学的に読み取られる。
そして、原稿読込部2で読み取られた光学的な画像情報は、電気信号に変換された後に、露光部3(書込部)に送信される。そして、露光部3からは、その電気信号の画像情報に基づいたレーザ光等の露光光Lが、作像部4の感光体ドラム5上に向けて発せられる。
一方、作像部4において、感光体ドラム5は図中の時計方向に回転しており、所定の作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程)を経て、感光体ドラム5上に画像情報に対応した画像(トナー像)が形成される。
その後、感光体ドラム5上に形成された画像は、転写部7で、レジストローラにより搬送された記録媒体P上に転写される。
一方、転写部7に搬送される記録媒体Pは、次のように動作する。
まず、画像形成装置本体1の複数の給紙部12、13、14のうち、1つの給紙部が自動又は手動で選択される(例えば、最上段の給紙部12が選択されたものとする。)。
そして、給紙部12に収納された記録媒体Pの最上方の1枚が、搬送経路Kの位置に向けて搬送される。
その後、記録媒体Pは、搬送経路Kを通過してレジストローラの位置に達する。そして、レジストローラの位置に達した記録媒体Pは、感光体ドラム5上に形成された画像と位置合わせをするためにタイミングを合わせて、転写部7に向けて搬送される。
そして、転写工程後の記録媒体Pは、転写部7の位置を通過した後に、搬送経路を経て定着装置20に達する。定着装置20に達した記録媒体Pは、定着ベルト21と加圧ローラ31との間に送入されて、定着ベルト21から受ける熱と双方の部材21、31から受ける圧力とによって画像が定着される。画像が定着された記録媒体Pは、定着ベルト21と加圧ローラ31との間(ニップ部である。)から送出された後に、画像形成装置本体1から排出される。
こうして、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2及び図3にて、画像形成装置本体1に設置される定着装置20の構成・動作について詳述する。
図2は、定着装置20を示す構成図である。また、図3(A)は定着ベルト21が回転状態にあるときの状態を示す拡大図であり、図3(B)は定着ベルト21が非回転状態にあるときの状態を示す拡大図である。なお、図3において、多層構造の定着ベルト21や発熱部材23における各層の構成も図示している。
図2に示すように、定着装置20は、定着回転体(定着部材)としての定着ベルト21、固定部材22、発熱部材23、永久磁石26(磁石)、磁性部材24、付勢部材としての引張スプリング27、加圧回転体としての加圧ローラ31、温度センサ40(温度検知手段)、ガイド板35、37、等で構成される。
ここで、定着回転体としての定着ベルト21は、薄肉で可撓性を有する無端状ベルトであって、図2中の矢印方向(時計方向)に回転(走行)する。図3を参照して、定着ベルト21は、内周面(固定部材22や発熱部材23との摺接面である。)側から、基材層21a、弾性層21b、離型層21cが順次積層されていて、その全体の厚さが1mm以下に設定されている。また、本実施の形態1では、定着ベルト21の外径が、40mm程度に設定されている。
定着ベルト21の基材層21aは、層厚が200μm程度のPI(ポリイミド)からなる。
定着ベルト21の弾性層21bは、層厚が100〜300μm程度であって、シリコーンゴム、発泡性シリコーンゴム、フッ素ゴム、等のゴム材料で形成されている。弾性層21bを設けることで、ニップ部における定着ベルト21表面の微小な凹凸が形成されなくなり、記録媒体P上のトナー像Tに均一に熱が伝わりユズ肌画像の発生が抑止される。なお、本実施の形態1では、定着ベルト21の弾性層21bとして、層厚が150μmのシリコーンゴムを用いている。
定着ベルト21の離型層21cは、層厚が10〜50μm程度であって、PFA(テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、ポリイミド、ポリエーテルイミド、PES(ポリエーテルサルファイド)、等の材料で形成されている。離型層21cを設けることで、トナーT(トナー像)に対する離型性(剥離性)が担保される。なお、本実施の形態1では、定着ベルト21の離型層21cとして、層厚が30μmのPFAを用いている。
定着ベルト21の内部(内周面側)には、固定部材22、発熱部材23、断熱材29、磁性部材24、引張スプリング27、等が設置されている。また、定着ベルト21の外周面の一部に隙間を空けて対向するように、永久磁石26が配設されている。また、図示は省略するが、定着ベルト21の内周面には、潤滑剤が塗布されている。
ここで、固定部材22は、定着ベルト21の内周面に摺接するように固定されている。そして、固定部材22が定着ベルト21を介して加圧ローラ31に圧接することで、記録媒体Pが搬送されるニップ部が形成される。図示は省略するが、固定部材22は、その幅方向両端部が定着装置20の側板に固定支持されている。また、固定部材22は、加圧ローラ31による加圧力を受けても大きく撓むことがないように、ある程度剛性のある材料で形成されている。
また、固定部材22は、加圧ローラ31との対向面(摺接面)が、加圧ローラ31の曲率にならうように凹状に形成されている。これにより、記録媒体Pは加圧ローラ31の曲率にならうようにニップ部から送出されるために、定着工程後の記録媒体Pが定着ベルト21に吸着して分離しないような不具合を抑止することができる。
なお、本実施の形態1では、ニップ部を形成する固定部材22の形状を凹状に形成したが、ニップ部を形成する固定部材22の形状を平面状に形成することもできる。すなわち、固定部材22の摺接面(加圧ローラ31に対向する面である。)が平面形状になるように形成することができる。これにより、ニップ部の形状が記録媒体Pの画像面に対して略平行になって、定着ベルト21と記録媒体Pとの密着性が高まるために定着性が向上する。さらに、ニップ部の出口側における定着ベルト21の曲率が大きくなるために、ニップ部から送出された記録媒体Pを定着ベルト21から容易に分離することができる。
図2を参照して、発熱部材23は、略半円筒状の部材であって、ニップ部とは異なる位置で定着ベルト21(定着回転体)を介して永久磁石26に対向するとともに、定着ベルト21の内周面に対して接離可能に配設されている。また、図示は省略するが、発熱部材23は、その幅方向両端部に起立する軸部が、定着装置20の側板に形成された長穴に、軸受を介して上下方向にスライド移動可能に支持されている。
ここで、発熱部材23は、その一部に抵抗発熱体からなる発熱層23bが形成されている。詳しくは、図3を参照して、発熱部材23は、内周面(断熱材29、磁性部材24に対向する面である。)側から、基材層23a、発熱層23b、保護層23c(絶縁層)が順次積層されている。なお、本実施の形態1において、発熱部材23は、その幅方向(図2の紙面垂直方向である。)の長さが320mm程度に、周方向の長さ(円弧長)が10mm程度に設定されている。
発熱部材23の基材層23aは、酸化アルミニウム(アルミナ)や窒化アルミニウム等からなる。
発熱部材23の発熱層23bは、抵抗発熱体からなる。抵抗発熱体は、セラミック等からなる面状発熱体であって、その幅方向両端部に電源部(不図示である。)が接続されている。そして、発熱部材23の発熱層23b(抵抗発熱体)に電流が流されると、発熱層23b(抵抗発熱体)自身の電気抵抗によって発熱層23b(抵抗発熱体)が昇温して、当接(又は、対向)する定着ベルト21を加熱する。なお、発熱層23b(抵抗発熱体)は、適度に抵抗値を調整した金属分散樹脂等のように発熱機能を有するデバイスであれば、本実施の形態1のものに限定されることなくそれらを用いることができる。
発熱部材23の保護層23c(絶縁層)は、ガラス等の絶縁材料からなり、発熱部材23に印加された電流が定着ベルト21に流れるのを防止している。
なお、発熱部材23の基材層23aには、断熱材29を介して磁性部材24が固設されている。
そして、本実施の形態1では、発熱部材23が自ら発熱して、伝熱により定着ベルト21を加熱することになる。そして、加熱された定着ベルト21の表面から記録媒体P上のトナー像Tに熱が加えられることになる。
なお、発熱部材23に電流を印加する電源(不図示である。)の出力制御は、定着ベルト21表面に対向するサーミスタ、サーモパイル等の温度センサ40(温度検知手段)によるベルト表面温度の検知結果に基いておこなわれる。また、このような電源の出力制御によって、定着ベルト21の温度(定着温度)を所望の温度に設定することができる。
なお、本実施の形態1では、発熱部材23を多層構造体として、その一部に発熱層23b(抵抗発熱体)を形成した。これに対して、発熱部材23を単層構造体として、その全部を発熱層23b(抵抗発熱体)として形成することもできる。
図2及び図3を参照して、永久磁石26(磁石)は、定着ベルト21や発熱部材23を介して、磁性部材24に対向するように配設されている。永久磁石26としては、希土類磁石やネオジウム−鉄−ホウ素合金のようなハード磁性材料からなる磁石のように、強磁力を有する磁石を用いることが好ましい。
この永久磁石26は、磁性部材24に対する距離を可変できるように、駆動部45によってスライド移動(図2の白矢印方向の移動である。)ができるように構成されている。そして、駆動部45によって永久磁石26が上下方向に移動することで、永久磁石26の磁力が磁性部材24に作用したり作用しなくなったりして(又は、作用する磁力の大きさが変化して)、発熱部材23が磁性部材24とともに上下方向に移動することになるが、これについては後で詳しく説明する。
なお、永久磁石26を移動する駆動部45としては、例えば、スプリングによって図2の上方に付勢された永久磁石26に当接するカム機構等を用いることができる。
また、永久磁石26が昇温して透磁率が低下する不具合を軽減するために、永久磁石26を冷却するファン等を設置することもできる。
図2及び図3を参照して、磁性部材24は、略半円筒状の部材であって、発熱部材23を介して定着ベルト21に対向するように発熱部材23に固定されている。磁性部材24としては、ソフトフェライトを用いることができるが、ハードフェライトを用いることが好ましい。磁性部材24として、ハードフェライトを用いる場合には、永久磁石45の対向磁極との間で引力が生じるような磁極配置をする必要がある。具体的に、本実施の形態1では、図2及び図3に示す永久磁石26のN極に対向する位置に、磁性部材24のS極が配置されることになる。これにより、後述する永久磁石26のスライド移動による発熱部材23の上下動を確実におこなうことができる。
ここで、本実施の形態1では、図3に示すように、発熱部材23と磁性部材24との間に断熱材29を設置している。断熱材29は、スポンジゴムやウレタンゴム等の断熱材料からなり、発熱部材23の熱が磁性部材24に伝わって磁性部材24が昇温して透磁率が低下する不具合を軽減するためのものである。
そして、断熱材29は、発熱部材23と磁性部材24と一体化されていて、永久磁石26の上下動に連動して発熱部材23と磁性部材24とともに図2の白矢印方向に移動することになる。
また、図2を参照して、付勢部材としての引張スプリング27は、その一端側が発熱部材23(及び、磁性部材24、断熱材29)に接続されていて、その他端側が定着装置20のフレーム(不図示である。)に接続されている。これにより、磁性部材24及び発熱部材23は、永久磁石26の磁力に抗するように、引張スプリング27によって定着ベルト21に対して離れる方向(図2の下方である。)に付勢されることになる。
図2を参照して、加圧回転体としての加圧ローラ31は、中空構造の芯金32上に弾性層33(層厚が3mm程度である。)を形成したものである。加圧ローラ31(加圧回転体)の弾性層33は、発泡性シリコーンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム等の材料で形成されている。なお、弾性層33の表層にPFA、PTFE等からなる薄肉の離型層を設けることもできる。加圧ローラ31は定着ベルト21を介して固定部材22に圧接して、双方の部材間に所望のニップ部を形成する。また、図示は省略するが、加圧ローラ31には不図示の駆動機構の駆動ギアに噛合するギアが設置されていて、加圧ローラ31は図2中の矢印方向(反時計方向)に回転駆動される。また、加圧ローラ31は、その幅方向両端部が定着装置20の側板に軸受を介して回転自在に支持されている。なお、加圧ローラ31の内部に、ハロゲンヒータ等の熱源を設けることもできる。
なお、加圧ローラ31の弾性層33を発泡性シリコーンゴム等のスポンジ状の材料で形成した場合には、ニップ部に作用する加圧力を減ずることができるために、固定部材22に生じる撓みをさらに軽減することができる。さらに、加圧ローラ31の断熱性が高められて、定着ベルト21の熱が加圧ローラ31側に移動しにくくなるために、定着ベルト21の加熱効率が向上する。
また、定着ベルト21と加圧ローラ31との当接部(ニップ部である。)の入口側には、ニップ部に向けて搬送される記録媒体Pを案内するガイド板35(入口ガイド板)が配設されている。また、ニップ部の出口側には、ニップ部から送出される記録媒体Pを案内するガイド板37(出口ガイド板)が配設されている。双方のガイド板35、37は、いずれも、定着装置20のフレーム(筐体)に固設されている。
以下、上述のように構成された定着装置20の通常時の動作について簡単に説明する。
装置本体1の電源スイッチが投入されると、電源(不図示である。)から発熱部材26(抵抗発熱体)に電流が供給されるとともに、加圧ローラ31の図2中の矢印方向の回転駆動が開始される。これにより、ニップ部の位置における加圧ローラ31との摩擦力によって、定着ベルト21も図2中の矢印方向に従動(回転)する。
その後、給紙部12から記録媒体Pが給送されて、転写部7の位置で、記録媒体P上に未定着のカラー画像が担持(転写)される。未定着画像T(トナー像)が担持された記録媒体Pは、ガイド板35に案内されながら図2の矢印Y10方向に搬送されて、圧接状態にある定着ベルト21及び加圧ローラ31のニップ部に送入される。
そして、加熱状態にある定着ベルト21による加熱と、定着ベルト21(固定部材22)と加圧ローラ31との押圧力とによって、記録媒体Pの表面にトナー像Tが定着される。その後、ニップ部から送出された記録媒体Pは、矢印Y11方向に搬送される。
以下、本実施の形態1における定着装置20において、特徴的な構成・動作について詳述する。
本実施の形態1における定着装置20には、定着ベルト21(定着回転体)に対する発熱部材23の当接圧(又は、対向距離)が可変するように、発熱部材23(磁性部材24と断熱材29が一体的に固設されている。)を可動する可動手段24、26、27、45が設けられている。すなわち、可動手段24、26、27、45によって、発熱部材23が図3の黒矢印方向(上下方向)に移動することになる。
詳しくは、可動手段は、永久磁石26(磁石)、磁性部材24、引張スプリング27(付勢部材)、駆動部45、等で構成されている。
先に説明したように、永久磁石26は、定着ベルト21及び発熱部材23を介して磁性部材24に対向するように配設されていて、磁性部材24に対する距離を可変できるように駆動部45によってスライド移動される。また、磁性部材24は、発熱部材23を介して定着ベルト21に対向するように、断熱材29とともに発熱部材23に貼着されている。また、引張スプリング27(付勢部材)は、磁性部材24及び発熱部材23を定着ベルト21に対して離れる方向に付勢している。
そして、図3(A)に示すように、駆動部45によって永久磁石26が定着ベルト21(磁性部材24)に近づく位置(白矢印方向であって、下方である。)に移動したときには、磁性部材24に作用する磁力(引力)が強まって、引張スプリング27のスプリング力に抗するように、磁性部材24とともに発熱部材23が黒矢印方向(上方)に移動する。このとき、定着ベルト21に対する発熱部材23の当接圧は大きくなる(又は、対向距離が小さくなる)。そのため、発熱部材23から定着ベルト21への伝熱効率が高められることになる(発熱部材23から定着ベルト21への熱移動が活性化されることになる)。
これに対して、図3(B)に示すように、駆動部45によって永久磁石26が定着ベルト21(磁性部材24)から遠ざかる位置(白矢印方向であって、上方である。)に移動したときには、磁性部材24に作用する磁力(引力)が弱まって、引張スプリング27のスプリング力によって、磁性部材24とともに発熱部材23が黒矢印方向(下方)に移動する。このとき、定着ベルト21に対する発熱部材23の当接圧は小さくなる(又は、対向距離が大きくなって定着ベルト21から離間するとともに当接圧がゼロになる)。そのため、発熱部材23から定着ベルト21への伝熱効率が低下することになる(発熱部材23から定着ベルト21への熱移動が積極的におこなわれないことになる)。
このように、本実施の形態1では、発熱部材23にカム等の接離機構を直接的に当接させることなく、永久磁石26の磁力によって発熱部材23を非接触で可動しているため、発熱部材23の熱が定着ベルト21以外の部材に奪われて定着ベルト21の熱効率が低下する不具合を抑止することができる。
なお、図3(A)の状態において、定着ベルト21に対して発熱部材23が完全に当接(密着)していない場合であっても、双方の部材21、23のギャップが0.2mm以下(好ましくは0.1mm以下)になっていれば、そのギャップにおける空気層による伝熱効率の悪化がほとんど無視できる程度のものになるため、発熱部材23から定着ベルト21への高い伝熱効率を維持することができる。したがって、駆動部45によって永久磁石26を定着ベルト21(磁性部材24)に近づく位置に移動させて双方の部材21、23のギャップが0.2mm以下(好ましくは0.1mm以下)になる状態と、駆動部45によって永久磁石26を定着ベルト21(磁性部材24)から遠ざかる位置に移動させて双方の部材21、23のギャップが充分に広くなる(0.2mmを超えるギャップである。)状態と、を切り替えることもできる。
さらに、本実施の形態1において、上述した永久磁石26の移動にともなう発熱部材23の上下動において、発熱部材23の上方又は下方への移動量を制限するためのストッパを装置に設けることができる。その場合には、定着ベルト21に対する発熱部材23の当接圧(又は、対向距離)を狙いの範囲に設定しやすくなる。
ここで、可動手段は、定着ベルト21が非回転状態にあるときに、定着ベルト21が回転状態にあるときに比べて、定着ベルト21に対する発熱部材23の当接圧が小さくなるように制御される(又は、定着ベルト21に対する発熱部材23の対向距離が大きくなるように制御される)。
詳しくは、通紙時やウォーミングアップ時等において定着ベルト21が図2の時計方向に回転駆動されているときには、図3(A)に示すように、駆動部45によって永久磁石26が定着ベルト21に近接する位置に移動されて、発熱部材23が定着ベルト21に当接することになる(又は、伝熱可能な微小ギャップで発熱部材23が定着ベルト21に近接することになる)。このとき、定着ベルト21は、図2の時計方向の回転にともない、発熱部材23との当接部分(加熱部分)が周方向に移動することになるため、周方向にわたって効率的に均一に加熱されることになる。
これに対して、待機時等において定着ベルト21の回転が停止されているときには、図3(B)に示すように、駆動部45によって永久磁石26が定着ベルト21から遠ざかる位置に移動されて、発熱部材23が定着ベルト21から離間することになる(又は、伝熱ができないほどに大きなギャップで発熱部材23が定着ベルト21から離間することになる)。このとき、定着ベルト21は、回転が停止しているものの、発熱部材23によって局所的に加熱(伝熱)されることがないため、定着ベルト21に回転方向の温度偏差が生じにくくなる。さらに、定着ベルト21から充分に離間した発熱部材23から放出される熱は、定着ベルト21に対して周方向にわたってほぼ均一に達することになるため、伝熱に比べて加熱効率は減少するものの、定着ベルト21が周方向にわたって均一に加熱されることになる。したがって、待機モードが終了した直後に通紙(定着工程)をおこなった場合等であっても、定着画像上に定着ムラが生じにくくなる。
また、上述した制御に加えて、可動手段は、定着ベルト21が回転状態にあるときであっても、ニップ部における記録媒体Pの搬送がすべて終了したときには、記録媒体Pの搬送がおこなわれているときに比べて、定着ベルト21に対する発熱部材23の当接圧が小さくなるように制御される(又は、定着ベルト21に対する発熱部材23の対向距離が大きくなるように制御される)。
詳しくは、通紙時においてニップ部の位置で定着工程がおこなわれているとき(連続通紙時においては、最後の記録媒体Pに対しての定着工程が終了するときまで)には、図3(A)に示すように、駆動部45によって永久磁石26が定着ベルト21に近接する位置に移動されて、発熱部材23が定着ベルト21に当接することになる(又は、伝熱可能な微小ギャップで発熱部材23が定着ベルト21に近接することになる)。このとき、定着ベルト21は、図2の時計方向の回転にともない、発熱部材23との当接部分(加熱部分)が周方向に移動することになるため、周方向にわたって効率的に均一に加熱されることになる。
これに対して、通紙時においてニップ部の位置で定着工程が終了した直後(連続通紙時においては、最後の記録媒体Pに対しての定着工程が終了した直後)には、図3(B)に示すように、駆動部45によって永久磁石26が定着ベルト21から遠ざかる位置に移動されて、発熱部材23が定着ベルト21から離間することになる(又は、定着ベルト21に対する当接圧が0.1kgf/cm2以下になるように発熱部材23が下方に移動して軽接触することになる)。このとき、定着ベルト21は、回転しているものの、発熱部材23との接触がないため(又は、軽接触しているため)、双方の部材21、23の摺接によって双方の部材21、23の磨耗劣化が進んだり装置の駆動トルクが大きくなったりする問題が生じにくくなる。
以上説明したように、本実施の形態1においては、定着ベルト21(定着回転体)に対する発熱部材23の当接圧又は対向距離を可変できるように構成しているため、定着ベルト21に発熱部材23を当接又は対向させて定着ベルト21を加熱する場合であっても、定着ベルト21の加熱効率が高く、非回転時においても定着ベルト21に回転方向の温度偏差が生じにくくすることができる。
なお、本実施の形態1では、永久磁石26と磁性部材24との間に引力を生じさせるとともに、引張スプリング27(付勢部材)によって定着ベルト21に対して離れる方向(図2の下方である。)に付勢する力を磁性部材24及び発熱部材23に作用させた。これに対して、永久磁石26と磁性部材24との間に斥力を生じさせるとともに、圧縮スプリング等の付勢部材によって定着ベルト21に対して近づく方向(図2の上方である。)に付勢する力を磁性部材24及び発熱部材23に作用させることもできる。
そして、このような場合であっても、前記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態1では、磁性部材24に磁力を作用させる磁石として永久磁石26を用いて、永久磁石26をスライド移動させることで定着ベルト21に対する発熱部材23の接離動作(又は、当接圧可変動作)をおこなった。これに対して、磁性部材24に磁力を作用させる磁石として電磁石や超伝導磁石を用いて、これらの磁石をスライド移動させることで定着ベルト21に対する発熱部材23の接離動作(又は、当接圧可変動作)をおこなうこともできる。
そして、このような場合であっても、前記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施の形態2.
図4及び図5にて、この発明の実施の形態2について詳細に説明する。
図4は、実施の形態2における定着装置20を示す構成図であって、前記実施の形態1における図2に相当する図である。また、図5(A)は定着ベルト21が回転状態にあるときの状態を示す拡大図であり、図5(B)は定着ベルト21が非回転状態にあるときの状態を示す拡大図であり、それぞれ前記実施の形態1における図3(A)、(B)に相当する図である。
本実施の形態2における定着装置は、可動手段としての永久磁石26が回転移動可能に構成されている点が、可動手段としての永久磁石26がスライド移動可能に構成されている前記実施の形態1のものと相違する。
図4及び図5に示すように、本実施の形態2における定着装置20も、前記実施の形態1のものと同様に、定着ベルト21(定着回転体)、固定部材22、発熱部材23、永久磁石26(磁石)、磁性部材24、加圧ローラ31(加圧回転体)、温度センサ40、等で構成される。
そして、本実施の形態2における定着装置20にも、定着ベルト21に対する発熱部材23の当接圧(又は、対向距離)が可変するように、発熱部材23(磁性部材24と断熱材29が一体的に固設されている。)を可動する可動手段が設けられている。
ここで、本実施の形態2における可動手段は、永久磁石26(磁石)、磁性部材24、駆動部46(回転駆動部)、等で構成されている。
永久磁石26は、定着ベルト21及び発熱部材23を介して磁性部材24に対向するように配設されていて、磁性部材24に対向する磁極(N極、S極)を可変できるように駆動部46によって回転軸部26aを中心にして回転移動される。また、磁性部材24は、発熱部材23を介して定着ベルト21に対向するように、断熱材29とともに発熱部材23に貼着されている。
そして、定着ベルト21が回転状態にあるときには、図5(A)に示すように、駆動部46によって永久磁石26のN極が定着ベルト21(磁性部材24)に対向するように、永久磁石26を回転移動させる。これにより、磁性部材24に作用する磁力が引力となって、磁性部材24とともに発熱部材23が黒矢印方向(上方)に移動する。このとき、定着ベルト21に対する発熱部材23の当接圧は大きくなる(又は、対向距離が小さくなる)。そのため、発熱部材23から定着ベルト21への伝熱効率が高められることになる。
これに対して、定着ベルト21が非回転状態にあるときには、図5(B)に示すように、駆動部46によって永久磁石26のS極が定着ベルト21(磁性部材24)に対向するように、永久磁石26を回転移動させる。これにより、磁性部材24に作用する磁力が斥力となって、磁性部材24とともに発熱部材23が黒矢印方向(下方)に移動する。このとき、定着ベルト21に対する発熱部材23の当接圧は小さくなる(又は、対向距離が大きくなって定着ベルト21から離間するとともに当接圧がゼロになる)。そのため、定着ベルト21は、発熱部材23による伝熱による加熱から放熱による加熱に切り替えられることになる。これにより、定着ベルト21の非回転時における局所的な加熱が抑止される。
なお、本実施の形態2では、磁性部材24のS極が永久磁石26に対向する側に位置するように、磁性部材24の磁極が配列されている。
なお、本実施の形態2では、永久磁石26の磁力(斥力)によって磁性部材24及び発熱部材23を定着ベルト21から離れる方向に付勢することができるため、前記実施の形態1のように引張スプリング27(付勢部材)が設置されていないが、磁性部材24及び発熱部材23を定着ベルト21から離れる方向に付勢する力を補完するために引張スプリング27(付勢部材)を設置することもできる。
以上説明したように、本実施の形態2においても、前記実施の形態1と同様に、定着ベルト21(定着回転体)に対する発熱部材23の当接圧又は対向距離を可変できるように構成しているため、定着ベルト21に発熱部材23を当接又は対向させて定着ベルト21を加熱する場合であっても、定着ベルト21の加熱効率が高く、非回転時においても定着ベルト21に回転方向の温度偏差が生じにくくすることができる。
実施の形態3.
図6及び図7にて、この発明の実施の形態3について詳細に説明する。
図6は、実施の形態3における定着装置20を示す構成図であって、前記実施の形態1における図2に相当する図である。また、図7は、別形態の定着装置20を示す構成図であって、前記実施の形態1における図2に相当する図である。
本実施の形態3における定着装置は、可動手段としての磁石が電磁石28である点が、可動手段としての磁石が永久磁石26である前記実施の形態1のものと相違する。
図6に示すように、本実施の形態3における定着装置20も、前記実施の形態1のものと同様に、定着ベルト21(定着回転体)、固定部材22、発熱部材23、磁石28、磁性部材24、引張スプリング27(付勢部材)、加圧ローラ31(加圧回転体)、温度センサ40、等で構成される。
そして、本実施の形態3における定着装置20にも、定着ベルト21に対する発熱部材23の当接圧(又は、対向距離)が可変するように、発熱部材23(磁性部材24と断熱材29が一体的に固設されている。)を可動する可動手段が設けられている。
ここで、本実施の形態3における可動手段は、電磁石28、磁性部材24、電源部50、可変抵抗器51、等で構成されている。
電磁石28は、定着ベルト21及び発熱部材23を介して磁性部材24に対向するように配設されていて、磁性部材24に作用する磁力を可変できるように可変抵抗器51によって電源部50から電磁石28(電磁コイル)に供給される印加電流の大きさが可変される。また、磁性部材24は、発熱部材23を介して定着ベルト21に対向するように、断熱材29とともに発熱部材23に貼着されている。
そして、定着ベルト21が回転状態にあるときには、可変抵抗器51によって電源部50から電磁石28に供給する電流量が大きくなるように制御される。これにより、磁性部材24に作用する磁力(引力)が強まって、引張スプリング27のスプリング力に抗するように、磁性部材24とともに発熱部材23が上方に移動する。このとき、定着ベルト21に対する発熱部材23の当接圧は大きくなる(又は、対向距離が小さくなる)。そのため、発熱部材23から定着ベルト21への伝熱効率が高められることになる。
これに対して、定着ベルト21が非回転状態にあるときには、可変抵抗器51によって電源部50から電磁石28に供給する電流量が小さくなるように制御される。これにより、磁性部材24に作用する磁力(引力)が弱まって、引張スプリング27のスプリング力によって、磁性部材24とともに発熱部材23が下方に移動する。このとき、定着ベルト21に対する発熱部材23の当接圧は小さくなる(又は、対向距離が大きくなって定着ベルト21から離間するとともに当接圧がゼロになる)。そのため、定着ベルト21は、発熱部材23による伝熱による加熱から放熱による加熱に切り替えられることになる。これにより、定着ベルト21の非回転時における局所的な加熱が抑止される。
なお、本実施の形態3では、電源部50から電磁石28(電磁コイル)に供給される印加電流の大きさを可変することで、定着ベルト21に対する発熱部材23の接離動作をおこなった。これに対して、磁性部材24に作用する磁極(N極、S極)を可変できるように、電磁石28に流れる印加電流の方向を可変することで、定着ベルト21に対する発熱部材23の接離動作をおこなうこともできる。
詳しくは、図7に示すように、電磁石28は、定着ベルト21及び発熱部材23を介して磁性部材24に対向するように配設されていて、磁性部材24に作用する磁極を可変できるようにスイッチ回路52によって電源部50から電磁石28(電磁コイル)に供給される印加電流の方向が可変される。
そして、定着ベルト21が回転状態にあるときには、スイッチ回路52によって電磁石28のN極が定着ベルト21(磁性部材24)に対向するように、電流の流れる方向が制御される。これにより、磁性部材24に作用する磁力が引力となって、磁性部材24とともに発熱部材23が上方に移動する。このとき、定着ベルト21に対する発熱部材23の当接圧は大きくなる(又は、対向距離が小さくなる)。そのため、発熱部材23から定着ベルト21への伝熱効率が高められることになる。
これに対して、定着ベルト21が非回転状態にあるときには、スイッチ回路52によって電磁石28のS極が定着ベルト21(磁性部材24)に対向するように、電流の流れる方向が制御される。これにより、磁性部材24に作用する磁力が斥力となって、磁性部材24とともに発熱部材23が下方に移動する。このとき、定着ベルト21に対する発熱部材23の当接圧は小さくなる(又は、対向距離が大きくなって定着ベルト21から離間するとともに当接圧がゼロになる)。そのため、定着ベルト21は、発熱部材23による伝熱による加熱から放熱による加熱に切り替えられることになる。これにより、定着ベルト21の非回転時における局所的な加熱が抑止される。
なお、図7の定着装置20では、磁性部材24のS極が電磁石28に対向する側に位置するように、磁性部材24の磁極が配列されている。
以上説明したように、本実施の形態3においても、前記各実施の形態と同様に、定着ベルト21(定着回転体)に対する発熱部材23の当接圧又は対向距離を可変できるように構成しているため、定着ベルト21に発熱部材23を当接又は対向させて定着ベルト21を加熱する場合であっても、定着ベルト21の加熱効率が高く、非回転時においても定着ベルト21に回転方向の温度偏差が生じにくくすることができる。
実施の形態4.
図8及び図9にて、この発明の実施の形態4について詳細に説明する。
図8は、実施の形態4における定着装置20を示す構成図であって、前記実施の形態1における図2に相当する図である。また、図9(A)は定着ベルト21が回転状態にあるときの状態を示す拡大図であり、図9(B)は定着ベルト21が非回転状態にあるときの状態を示す拡大図であり、それぞれ前記実施の形態1における図3(A)、(B)に相当する図である。
本実施の形態4における定着装置は、発熱部材23が励磁コイル部25によって電磁誘導加熱されるように構成されている点が、発熱部材23自身が抵抗発熱体として発熱するように構成されている前記実施の形態1のものと相違する。
図8及び図9に示すように、本実施の形態4における定着装置20は、定着ベルト21(定着回転体)、固定部材22、発熱部材23、永久磁石26、磁性部材24、引張スプリング27(付勢部材)、励磁コイル部25(誘導加熱部)、加圧ローラ31(加圧回転体)、温度センサ40、等で構成される。
そして、本実施の形態4における定着装置20にも、前記実施の形態1のものと同様に、定着ベルト21に対する発熱部材23の当接圧(又は、対向距離)が可変するように、発熱部材23(磁性部材24が一体的に固設されている。)を可動する可動手段(永久磁石26、磁性部材24、引張スプリング27、駆動部45)が設けられている。
ここで、励磁コイル部25(誘導加熱部)は、励磁コイル25a、励磁コイルコア25b、等で構成される。励磁コイル25aは、定着ベルト21の外周面の一部を覆うように配設された励磁コイルコア25b上に細線を束ねたリッツ線を巻回して幅方向(図8の紙面垂直方向である。)に延設したものである。励磁コイルコア25bは、フェライト等の強磁性体(比透磁率が2500程度である。)からなり、定着ベルト21の発熱層や発熱部材23の発熱層に向けて効率のよい磁束を形成するためのものである。
図9を参照して、定着ベルト21は、内周面(固定部材22や発熱部材23との摺接面である。)側から、基材層21d、弾性層21b、離型層21cが順次積層されている。
定着ベルト21の基材層21aは、層厚が数ミクロン〜数百ミクロン程度のSUS420やFe−Ni合金等の磁性材料で形成されていて、励磁コイル部25によって電磁誘導加熱される発熱層として機能する。定着ベルト21の弾性層21bや離型層21cの構成は、前記実施の形態1のものと同様である。
図9を参照して、本実施の形態4における発熱部材23は、前記実施の形態1のものとは異なり、内周面(断熱材29、磁性部材24に対向する面である。)側から、酸化防止層23e、発熱層23f、酸化防止層23gが順次積層されている。
発熱部材23の発熱層23fは、層厚が10μm程度の銅からなり、励磁コイル部25によって生成された励磁磁束が透過されると渦電流が誘起されて、電磁誘導加熱されることになる。
発熱部材23の酸化防止層23e、23gは、いずれも、層厚が30μm程度のニッケルメッキからなり、発熱層23fを挟むように配設されていて発熱層23fの酸化を防止している。
そして、発熱部材23は、励磁コイル部25により生成される交番磁界によって電磁誘導加熱されて定着ベルト21を加熱する(熱を伝える。)。すなわち、発熱部材23が励磁コイル部25によって直接的に電磁誘導加熱されて、発熱部材23を介して定着ベルト21が間接的に加熱されることになる。
さらに、定着ベルト21にも発熱層として機能する基材層21dが設けられているため、定着ベルト21(基材層21d)自体も、励磁コイル部25により生成される交番磁界によって直接的に電磁誘導加熱されることになる。したがって、定着ベルト21は、励磁コイル部25により直接的に電磁誘導加熱されるとともに、発熱部材23(励磁コイル部25により電磁誘導加熱されている。)によって間接的に加熱されることになり、定着ベルト21の加熱効率が高められる。
そして、本実施の形態4では、加熱された定着ベルト21の表面から記録媒体P上のトナー像Tに熱が加えられることになる。
なお、励磁コイル部25の出力制御は、定着ベルト21表面に対向する温度センサ40(温度検知手段)によるベルト表面温度の検知結果に基いておこなわれる。また、このような励磁コイル部25の出力制御によって、定着ベルト21の温度(定着温度)を所望の温度に設定することができる。
以下、上述のように構成された定着装置20の通常時の動作について簡単に説明する。
装置本体1の電源スイッチが投入されると、高周波電源(不図示である。)から励磁コイル部25(励磁コイル25a)に交番電流が供給されるとともに、加圧ローラ31の図8中の矢印方向の回転駆動が開始される。これにより、ニップ部の位置における加圧ローラ31との摩擦力によって、定着ベルト21も図8中の矢印方向に従動(回転)する。
その後、給紙部12から記録媒体Pが給送されて、転写部7の位置で、記録媒体P上に未定着のカラー画像が担持(転写)される。未定着画像T(トナー像)が担持された記録媒体Pは、図8の矢印Y10方向に搬送されて、圧接状態にある定着ベルト21及び加圧ローラ31のニップ部に送入される。
そして、加熱状態にある定着ベルト21による加熱と、定着ベルト21(固定部材22)と加圧ローラ31との押圧力とによって、記録媒体Pの表面にトナー像Tが定着される。その後、ニップ部から送出された記録媒体Pは、矢印Y11方向に搬送される。
そして、本実施の形態4においても、定着ベルト21が回転状態にあるときには、図9(A)に示すように、駆動部によって永久磁石26が定着ベルト21に近接する位置に移動される。これにより、磁性部材24に作用する磁力(引力)が強まって、引張スプリング27のスプリング力に抗するように、磁性部材24とともに発熱部材23が上方に移動する。このとき、定着ベルト21に対する発熱部材23の当接圧は大きくなる(又は、対向距離が小さくなる)。そのため、発熱部材23から定着ベルト21への伝熱効率が高められることになる。
これに対して、定着ベルト21が非回転状態にあるときには、図9(B)に示すように、駆動部によって永久磁石26が定着ベルト21から遠ざかる位置に移動される。これにより、磁性部材24に作用する磁力(引力)が弱まって、引張スプリング27のスプリング力によって、磁性部材24とともに発熱部材23が下方に移動する。このとき、定着ベルト21に対する発熱部材23の当接圧は小さくなる(又は、対向距離が大きくなって定着ベルト21から離間するとともに当接圧がゼロになる)。そのため、定着ベルト21は、発熱部材23による伝熱による加熱から放熱による加熱に切り替えられることになる。これにより、定着ベルト21の非回転時における局所的な加熱が抑止される。
なお、発熱部材23は、定着ベルト21に対する接離動作をおこなっても、励磁コイル部25によって生成される磁場(図9中において破線矢印で示している。)の内部に常に位置するように構成されている。これにより、上述した定着ベルト21の回転時における発熱部材23の伝熱による加熱と、定着ベルト21の非回転時における発熱部材23の放熱による加熱と、を確実におこなうことが可能になる。
また、本実施の形態4において、発熱部材23の発熱層23fを、整磁合金で形成することが好ましい。
具体的に、定着ベルト21の基材層21d(発熱層)を、鉄、ニッケル、コバルト、又は、それらの合金、等の強磁性を有する整磁合金で形成する。
その場合、基材層21d(発熱層)のキュリー温度を定着使用限温度の近傍に設定することで、整磁合金の自己温度制御性によって定着ベルト21の温度が過昇温して熱劣化する不具合を抑止することができる。また、基材層21d(発熱層)のキュリー温度を、磁性部材24の昇温による透磁率が低下しない温度に設定することで、発熱部材23と磁性部材24との間に断熱材29を設ける必要が生じなくなる。
なお、本実施の形態4では、定着ベルト21に誘導コイル部25によって電磁誘導加熱される発熱層(基材層21d)を設けたが、定着ベルト21に誘導コイル部25によって電磁誘導加熱される発熱層を設けない構成にすることもできる。その場合、定着ベルト21は、誘導コイル部25によって電磁誘導加熱される発熱部材23による伝熱(又は、放熱)によってのみ加熱されることになる。そして、その場合には、上述した定着ベルト21の非回転時における局所的な加熱の防止をする効果がさらに高められることになる。
以上説明したように、本実施の形態4においても、前記各実施の形態と同様に、定着ベルト21(定着回転体)に対する発熱部材23の当接圧又は対向距離を可変できるように構成しているため、定着ベルト21に発熱部材23を当接又は対向させて定着ベルト21を加熱する場合であっても、定着ベルト21の加熱効率が高く、非回転時においても定着ベルト21に回転方向の温度偏差が生じにくくすることができる。
なお、前記各実施の形態では、加圧回転体として加圧ローラを用いて定着回転体として定着ベルトを用いた定着装置に対して本発明を適用したが、加圧回転体として加圧ベルト等を用いた定着装置や、定着回転体として定着フィルムや定着ローラを用いた定着装置に対しても本発明を適用することができる。そして、この場合にも、前記各実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、前記各実施の形態では、モノクロの画像形成装置1に設置される定着装置20に対して本発明を適用したが、カラーの画像形成装置に設置される定着装置に対しても当然に本発明を適用することができる。
また、前記各実施の形態では、発熱部材23自体が発熱する定着装置20や、発熱部材23が励磁コイル部25によって電磁誘導加熱される定着装置20に対して、本発明を適用した。これに対して、発熱部材23がハロゲンヒータ等のヒータによって輻射加熱される定着装置20に対しても、本発明を適用することができる。そして、この場合にも、前記各実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明が前記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、前記各実施の形態の中で示唆した以外にも、前記各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は前記各実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
1 画像形成装置本体(装置本体)、
20 定着装置、
21 定着ベルト(定着回転体)、
22 固定部材、
23 発熱部材、
24 磁性部材(可動手段)、
25 励磁コイル部(誘導加熱部)、
26 永久磁石(可動手段)、
27 引張スプリング(付勢部材)、
28 電磁石(可動手段)、
29 断熱材、
31 加圧ローラ(加圧回転体)、 P 記録媒体。
特開2002−251084号公報 特開2009−258453号公報 特許第2975435号公報

Claims (14)

  1. 所定方向に回転してトナー像を加熱して溶融する定着回転体と、
    前記定着回転体に圧接して記録媒体が搬送されるニップ部を形成する加圧回転体と、
    前記ニップ部とは異なる位置で前記定着回転体に当接又は対向するとともに、前記定着回転体を加熱する発熱部材と
    前記定着回転体に対する前記発熱部材の当接圧又は対向距離が可変するように前記発熱部材を可動する可動手段と、
    を備え、
    前記可動手段は、
    前記発熱部材を介して前記定着回転体に対向するように前記発熱部材に固定された磁性部材と、
    前記定着回転体及び前記発熱部材を介して前記磁性部材に対向するように配設されるとともに、前記磁性部材に対する距離を可変できるようにスライド移動される磁石と、
    前記磁性部材及び前記発熱部材を前記定着回転体に対して離れる方向又は近づく方向に付勢する付勢部材と、
    を具備したことを特徴とする定着装置。
  2. 所定方向に回転してトナー像を加熱して溶融する定着回転体と、
    前記定着回転体に圧接して記録媒体が搬送されるニップ部を形成する加圧回転体と、
    前記ニップ部とは異なる位置で前記定着回転体に当接又は対向するとともに、前記定着回転体を加熱する発熱部材と、
    前記定着回転体に対する前記発熱部材の当接圧又は対向距離が可変するように前記発熱部材を可動する可動手段と、
    を備え、
    前記可動手段は、
    前記発熱部材を介して前記定着回転体に対向するように前記発熱部材に固定された磁性部材と、
    前記定着回転体及び前記発熱部材を介して前記磁性部材に対向するように配設されるとともに、前記磁性部材に対向する磁極を可変できるように回転移動される永久磁石と、
    を具備したことを特徴とする定着装置。
  3. 所定方向に回転してトナー像を加熱して溶融する定着回転体と、
    前記定着回転体に圧接して記録媒体が搬送されるニップ部を形成する加圧回転体と、
    前記ニップ部とは異なる位置で前記定着回転体に当接又は対向するとともに、前記定着回転体を加熱する発熱部材と、
    前記定着回転体に対する前記発熱部材の当接圧又は対向距離が可変するように前記発熱部材を可動する可動手段と、
    を備え、
    前記可動手段は、
    前記発熱部材を介して前記定着回転体に対向するように前記発熱部材に固定された磁性部材と、
    前記定着回転体及び前記発熱部材を介して前記磁性部材に対向するように配設されるとともに、前記磁性部材に作用する磁力又は磁極を可変できるように印加電流の大きさ又は方向が可変される電磁石と、
    を具備したことを特徴とする定着装置。
  4. 前記可動手段は、前記定着回転体が非回転状態にあるときに回転状態にあるときに比べて前記当接圧が小さくなるように制御されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の定着装置。
  5. 前記可動手段は、前記定着回転体が回転状態にあるときであっても前記ニップ部における記録媒体の搬送がすべて終了したときに記録媒体の搬送がおこなわれているときに比べて前記当接圧が小さくなるように制御されることを特徴とする請求項4に記載の定着装置。
  6. 前記可動手段は、前記定着回転体が非回転状態にあるときに回転状態にあるときに比べて前記対向距離が大きくなるように制御されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の定着装置。
  7. 前記可動手段は、前記定着回転体が回転状態にあるときであっても前記ニップ部における記録媒体の搬送がすべて終了したときに記録媒体の搬送がおこなわれているときに比べて前記対向距離が大きくなるように制御されることを特徴とする請求項6に記載の定着装置。
  8. 前記磁性部材は、ハードフェライトで形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の定着装置。
  9. 前記発熱部材と前記磁性部材との間に断熱材を設置したことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の定着装置。
  10. 前記発熱部材は、その一部又は全部が抵抗発熱体で形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載の定着装置。
  11. 前記定着回転体を介して前記発熱部材に対向する励磁コイル部をさらに備え、
    前記発熱部材は、前記励磁コイル部によって電磁誘導加熱されることを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載の定着装置。
  12. 前記発熱部材は、その一部又は全部が整磁合金で形成されたことを特徴とする請求項11に記載の定着装置。
  13. 前記発熱部材は、前記励磁コイル部によって生成される磁場の内部に位置することを特徴とする請求項11又は請求項12に記載の定着装置。
  14. 請求項1〜請求項13のいずれかに記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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