JP2017032667A - 定着装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】定着ベルトを加熱する磁性材に、滑り性をもたせ、摩耗し難くし、電磁誘導加熱への影響を抑えることができる定着装置を提供する。
【解決手段】実施形態の定着装置は、定着ベルトと、誘導電流発生部と、磁性材とを持つ。定着ベルトは、導電層を備える。誘導電流発生部は、定着ベルトに対向する。誘導電流発生部は、導電層を電磁誘導加熱する。磁性材は、定着ベルトを挟んで誘導電流発生部と対向する。磁性材には、定着ベルトに接する表層が形成される。表層は、定着ベルトにおける表層に接する層よりも硬い非磁性層である。
【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、定着装置に関する。
従来、Multi Function Peripheral(以下「MFP」という。)及びプリンタ等の画像形成装置がある。画像形成装置は、定着装置を備える。定着装置は、定着ベルトの導電層を電磁誘導加熱方式(以下「IH方式」という。)により加熱する。定着装置は、定着ベルトの熱によりトナー像を記録媒体に定着する。定着ベルトの導電層は、誘導電流により発熱する。定着装置は、ウォーミングアップ時間等を短縮するため、定着ベルトの熱容量を小さくする。定着装置は、定着ベルトの発熱量の不足を補うため、磁性材を備える。磁性材は、電磁誘導加熱時の磁束を集中させ、定着ベルトの発熱量を増加させる。例えば、磁性材は整磁合金である。
磁性材は、定着ベルトに近付くほど発熱量を補助し易い。磁性材は、定着ベルトに接することが好ましい。磁性材が定着ベルトに接する場合、磁性材の表面に層(表層)を設けることが好ましい。磁性材は、母材の腐食を防止するためにも表層が必要である。ベルトに接する表層は、滑り性をもち、摩耗し難く、電磁誘導加熱に影響を与え難く、かつ汚れ難いことが好ましい。
特許第3988251号公報
本発明が解決しようとする課題は、定着ベルトを加熱する磁性材に表層を設けることで、滑り性をもたせ、摩耗し難くし、電磁誘導加熱への影響を抑えることができる定着装置を提供することである。
実施形態の定着装置は、定着ベルトと、誘導電流発生部と、磁性材とを持つ。定着ベルトは、導電層を備える。誘導電流発生部は、定着ベルトに対向する。誘導電流発生部は、導電層を電磁誘導加熱する。磁性材は、定着ベルトを挟んで誘導電流発生部と対向する。磁性材には、定着ベルトに接する表層が形成される。表層は、定着ベルトにおける表層に接する層よりも硬い非磁性層である。
実施形態に係る定着装置を含む画像形成装置の側面図。 実施形態に係るIHコイルユニットの制御ブロックを含む側面図。 実施形態に係るIHコイルユニットの磁束による定着ベルト及び発熱補助板への磁路の説明図。 実施形態に係るIHコイルユニットの制御を主体とする制御系を示すブロック図。 実施形態に係る定着装置の定着ベルトの断面図。 実施形態に係る定着装置の補助加熱板の断面図。
以下、実施形態の画像形成装置を、図面を参照して説明する。なお、各図において、同一構成については同一の符号を付す。
図1は、実施形態に係る画像形成装置の側面図である。以下、画像形成装置の一例として、MFP10を挙げて説明する。
図1に示すように、MFP10は、スキャナ12、コントロールパネル13及び本体部14を備える。スキャナ12、コントロールパネル13及び本体部14は、それぞれ制御部を備える。MFP10は、各制御部を統括する制御部であるシステム制御部100を備える。システム制御部100は、CPU(Central Processing Unit)100a、ROM(Read Only Memory)100b及びRAM(Random Access Memory)100c(図4参照)を備える。
システム制御部100は、本体部14の制御部である本体制御回路101(図2参照)を制御する。本体制御回路101は、図示しないCPU、ROM及びRAMを備える。本体部14は、給紙カセット部16、プリンタ部18及び定着装置34等を備える。本体制御回路101は、給紙カセット部16、プリンタ部18及び定着装置34等を制御する。
スキャナ12は、原稿画像を読み取る。コントロールパネル13は、入力キー13aと、表示部13bとを備える。例えば、入力キー13aは、ユーザによる入力を受け付ける。例えば、表示部13bは、タッチパネル式である。表示部13bは、ユーザによる入力を受け付け、ユーザへの表示を行う。
給紙カセット部16は、給紙カセット16aと、ピックアップローラ16bとを備える。給紙カセット16aは、記録媒体であるシートPを収納する。ピックアップローラ16bは、給紙カセット16aからシートPを取り出す。
給紙カセット16aは、未使用のシートPを給紙する。給紙トレイ17は、ピックアップローラ17aにより未使用のシートPを給紙する。
プリンタ部18は、画像形成する。例えば、プリンタ部18は、スキャナ12によって読み取られた原稿画像の画像形成を行う。プリンタ部18は、中間転写ベルト21を備える。プリンタ部18は、バックアップローラ40、従動ローラ41及びテンションローラ42で中間転写ベルト21を支持する。バックアップローラ40は、駆動部(不図示)を備える。プリンタ部18は、中間転写ベルト21を矢印m方向に回転する。
プリンタ部18は、4組の画像形成ステーション22Y、22M、22C及び22Kを備える。各画像形成ステーション22Y、22M、22C及び22Kは、各々Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)及びK(ブラック)の画像形成用とされる。画像形成ステーション22Y、22M、22C及び22Kは、中間転写ベルト21の下側で、中間転写ベルト21の回転方向に沿って並列に配置される。
プリンタ部18は、各画像形成ステーション22Y、22M、22C及び22Kの上方に、各カートリッジ23Y、23M、23C及び23Kを備える。各カートリッジ23Y、23M、23C及び23Kは、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)及びK(ブラック)の補給用のトナーを各々収納する。
以下、各画像形成ステーション22Y、22M、22C及び22Kのうち、Y(イエロー)の画像形成ステーション22Yを例に挙げて説明する。なお、画像形成ステーション22M、22C及び22Kについては、画像形成ステーション22Yと同様の構成を備えるため、詳細な説明を省略する。
画像形成ステーション22Yは、帯電チャージャ26、露光走査ヘッド27、現像装置28及び感光体クリーナ29を備える。帯電チャージャ26、露光走査ヘッド27、現像装置28及び感光体クリーナ29は、矢印n方向に回転する感光体ドラム24の周囲に配置される。
画像形成ステーション22Yは、1次転写ローラ30を備える。1次転写ローラ30は、中間転写ベルト21を介して感光体ドラム24と対向する。
画像形成ステーション22Yは、感光体ドラム24を帯電チャージャ26で帯電後、露光走査ヘッド27により露光する。画像形成ステーション22Yは、感光体ドラム24上に静電潜像を形成する。現像装置28は、トナーとキャリアとにより形成される二成分の現像剤を用い、感光体ドラム24上の静電潜像を現像する。
1次転写ローラ30は、感光体ドラム24に形成されるトナー像を中間転写ベルト21に1次転写する。画像形成ステーション22Y、22M、22C及び22Kは、1次転写ローラ30により、中間転写ベルト21上にカラートナー像を形成する。カラートナー像は、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)及びK(ブラック)のトナー像を順次重ねて形成される。感光体クリーナ29は、感光体ドラム24に残留するトナーを1次転写後に除去する。
プリンタ部18は、2次転写ローラ32を備える。2次転写ローラ32は、中間転写ベルト21を介してバックアップローラ40と対向する。2次転写ローラ32は、シートPに、中間転写ベルト21上のカラートナー像を一括して2次転写する。シートPは、搬送路33に沿って給紙カセット部16又は手差し給紙トレイ17から給紙される。
プリンタ部18は、中間転写ベルト21を介して従動ローラ41と対向するベルトクリーナ43を備える。ベルトクリーナ43は、中間転写ベルト21に残留するトナーを2次転写後に除去する。
プリンタ部18は、搬送路33に沿って、レジストローラ33a、定着装置34及び排紙ローラ36を備える。プリンタ部18は、定着装置34の下流に、分岐部37及び反転搬送部38を備える。分岐部37は、定着後のシートPを、排紙部20又は反転搬送部38に送る。両面プリントの場合、反転搬送部38は、分岐部37から送られるシートPを、レジストローラ33aの方向に反転して搬送する。MFP10は、プリンタ部18で、シートPに定着トナー画像を形成して、排紙部20に排紙する。
なお、MFP10は、タンデム現像方式に限らないし、現像装置28の数も限定されない。又、MFP10は、感光体ドラム24からシートPにトナー像を直接転写してもよい。
以下、定着装置34について詳述する。
図2は、実施形態に係る電磁誘導加熱コイルユニット52(誘導電流発生部)及び本体制御回路101(制御部)の制御ブロックを含む側面図である。以下、電磁誘導加熱コイルユニットを「IHコイルユニット」という。
図2に示すように、定着装置34は、定着ベルト50、プレスローラ51、IHコイルユニット52、発熱補助板69及び本体制御回路101を備える。
定着ベルト50は、筒状のエンドレスベルトである。定着ベルト50の内周側には、ニップパッド53及び発熱補助板69を含むベルト内部機構55が配置される。
なお、本実施形態では、定着ベルト50と発熱補助板69とが接触する。
図5に示すように、定着ベルト50は、基層50b上に、発熱部である発熱層50a(導電層)、クッション層50d及び離型層50c等を順次積層して形成される。
例えば、基層50bは、ポリイミド樹脂(PI)により形成される。
例えば、発熱層50aは、銅(Cu)等の非磁性金属により形成される。
例えば、クッション層50dは、シリコンゴム等のソリッドゴムにより形成される。
例えば、離型層50cは、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合樹脂(PFA)等のフッ素樹脂により形成される。
定着ベルト50は、熱容量を小さくするために、発熱層50aの銅層の厚さを10μmとする。例えば、発熱層50aは、ニッケル等の保護層50a1,50a2に挟まれる。保護層50a1,50a2は、発熱層50aの表裏面を覆い、銅層の酸化を抑制する。
例えば、基層50bの厚さは、70μmとされる。例えば、基層50bは、ポリイミド樹脂の他、被磁性のステンレス(SUS)により形成されてもよい。
定着ベルト50は、急速なウォーミングアップをするために、発熱層50aを薄層化して熱容量を小さくする。熱容量が小さい定着ベルト50は、ウォーミングアップに必要な時間を短縮し、消費エネルギーを節約する。
なお、発熱層50aは、ポリイミド樹脂により形成される基層50b上に、無電解ニッケルめっきにより保護層50a2を形成し、保護層50a2をバインダー層として、電解銅めっきにより発熱層50aを形成してもよい。無電解ニッケルめっきを施すことによって、基層50bと発熱層50aとの密着強度を向上する。発熱層50a上には、さらに電解ニッケルにより保護層50a1を形成してもよい。
また、基層50bの表面は、サンドブラスト又は化学的なエッチングで粗らされてもよい。基層50bの表面を粗らすことによって、基層50bと、発熱層50aのニッケルめっきとの密着強度を機械的に更に向上する。
また、基層50bを形成するポリイミド樹脂にチタン(Ti)等の金属を分散させてもよい。基層50bに金属を分散させることによって、基層50bと、発熱層50aのニッケルめっきとの密着強度を更に向上する。
例えば、発熱層50aは、ニッケル、鉄(Fe)、ステンレス、アルミニウム(Al)及び銀(Ag)等により形成されてもよい。発熱層50aは、2種類以上の合金を用いてもよいし、2種類以上の金属を層状に重ねてもよい。
図2に示すように、IHコイルユニット52は、メインコイル56を備える。メインコイル56には、インバータ駆動回路68から高周波電流が印加される。メインコイル56に高周波電流を流すことによって、メインコイル56の周囲には高周波磁界が発生する。前記高周波磁界の磁束によって、定着ベルト50の発熱層50aには渦電流が生じる。前記渦電流と発熱層50aの電気抵抗とによって、発熱層50aにジュール熱が発生する。前記ジュール熱の発生によって、定着ベルト50が加熱される。
発熱補助板69は、定着ベルト50の内周側に配置される。ベルト幅方向から見て、発熱補助板69は、定着ベルト50の内周面に沿って円弧形状に形成される。発熱補助板69は、定着ベルト50を挟んでメインコイル56と対向する。
発熱補助板69の補助板本体69c(磁性材、図6参照)は、発熱層50aよりも低いキュリー点の整磁合金(強磁性体)とされる。メインコイル56が発生する磁束によって、メインコイル56と定着ベルト50との間に磁束が発生する。メインコイル56が発生する磁束によって、発熱補助板69と定着ベルト50との間にも磁束が発生する。前記各磁束の発生によって、定着ベルト50が加熱される。補助板本体69cの外周側(定着ベルト50側)には、定着ベルト50に接する表層(非磁性層69b)が形成される。この表層については後段に記載する。
発熱補助板69は、円弧形状の両端を土台(不図示)に支持される。発熱補助板69の径方向外側面は、定着ベルト50の内周面に接触する。発熱補助板69は、円弧形状の両端をベルト内部機構55に支持される。発熱補助板69は、弾性的に支持される。発熱補助板69は、定着ベルト50に対して押圧されている。このため、発熱補助板69は定着ベルト50の内側に接する構造となっている。
なお、ベルト内部機構55によっては、発熱補助板69が定着ベルト50へ近接離反してもよい。例えば、ベルト内部機構55は、定着装置34のウォーミングアップ時に、発熱補助板69の径方向外側面を定着ベルト50の内周面から離反させてもよい。
また、ベルト幅方向における発熱補助板69の長さは、ベルト幅方向における通紙領域の長さ(以下「シート幅」という。)よりも大きい。なお、シート幅は、使用するシートのうち最も短辺幅が大きいシートの幅である。例えば、シート幅は、A3用紙の短辺幅よりも少し大きい幅とされる。
図4は、実施形態に係るメインコイル56と定着ベルト50及び発熱補助板69との間の磁路の説明図である。
図4に示すように、メインコイル56が発生する磁束は、定着ベルト50の発熱層50aに誘導される第1の磁路81を形成する。第1の磁路81は、メインコイル56のコアと定着ベルト50の発熱層50aとを通る。メインコイル56が発生する磁束は、発熱補助板69に誘導される第2の磁路82を形成する。第2の磁路82は、定着ベルト50の径方向(以下「ベルト径方向」という。)で第1の磁路81と隣り合う位置に形成される。第2の磁路82は、発熱補助板69と発熱層50aとを通る。
発熱補助板69(補助板本体69c)は、キュリー点が220℃〜230℃である鉄、ニッケル合金等の整磁合金製の薄肉金属部材により形成される。発熱補助板69は、キュリー点を超えると、強磁性から常磁性に変化する。発熱補助板69は、キュリー点を超えると、第2の磁路82を形成しなくなり、定着ベルト50の加熱をアシストしなくなる。発熱補助板69を整磁合金で形成することによって、キュリー点を境に、低温時は定着ベルト50の昇温を補助しつつ、高温時は定着ベルト50の過度な昇温を抑制できる。
なお、発熱補助板69は、鉄、ニッケル及びステンレス等の磁性特性を備える薄肉金属部材により形成されてもよい。発熱補助板69は、磁性特性を備えれば、磁性粉末を含む樹脂等で形成されてもよい。発熱補助板69は、磁性材料(フェライト)により形成されてもよい。発熱補助板69は、薄板部材に限らない。
図2に示すように、発熱補助板69の内周側には、シールド76が配置される。シールド76は、発熱補助板69と同様の円弧形状に形成される。シールド76は、円弧形状の両端を土台(不図示)に支持される。シールド76は、発熱補助板69を支持してもよい。例えば、シールド76は、アルミニウム及び銅等の非磁性材料により形成される。シールド76は、IHコイルユニット52からの磁束を遮蔽する。
定着ベルト50の内周側において、ニップパッド53は、定着ベルト50の内周面をプレスローラ51側に押圧する。定着ベルト50とプレスローラ51との間には、ニップ54が形成される。ニップパッド53は、定着ベルト50とプレスローラ51との間にニップ54を形成するニップ形成面53aを有する。ニップ形成面53aは、ベルト幅方向から見て、定着ベルト50の内周側に凸をなすように湾曲する。ニップ形成面53aは、ベルト幅方向から見て、プレスローラ51の外周面に沿うように湾曲する。
例えば、ニップパッド53は、シリコンゴム及びフッ素ゴム等の弾性材料により形成される。ニップパッド53は、ポリイミド樹脂(PI)、ポリフェニレンサルファド樹脂(PPS)、ポリエーテルサルフォン樹脂(PES)、液晶ポリマ(LCP)及びフェノール樹脂(PF)等の耐熱性樹脂により形成されてもよい。
例えば、定着ベルト50とニップパッド53との間には、シート状の摩擦軽減部材が配置される。例えば、摩擦軽減部材は、摺動性が良く耐摩耗性に優れるシート部材及び離型層等で形成される。摩擦軽減部材は、ベルト内部機構55に固定的に支持される。摩擦軽減部材は、走行する定着ベルト50の内周面に摺接する。摩擦軽減部材は、潤滑性のある以下のシート部材により形成されてもよい。例えば、前記シート部材は、フッ素樹脂を含浸させたガラス繊維シートからなるものでもよい。
例えば、プレスローラ51は、芯金の周囲に耐熱性のシリコンスポンジ及びシリコンゴム層等を備える。例えば、プレスローラ51の表面には、離型層が配置される。離型層は、PFA樹脂等のフッ素系樹脂により形成される。プレスローラ51は、加圧機構51aにより定着ベルト50を加圧する。
定着ベルト50及びプレスローラ51の駆動源として、1つのモータ51bが設けられる。モータ51bは、本体制御回路101により制御されるモータ駆動回路51cによって駆動される。モータ51bは、第1のギア列(不図示)を介してプレスローラ51に接続される。モータ51bは、第2のギア列及びワンウェイクラッチを介してベルト駆動部材(何れも不図示)に接続される。プレスローラ51は、モータ51bにより矢印q方向に回転する。定着ベルト50及びプレスローラ51の当接時において、定着ベルト50は、プレスローラ51に従動して、矢印u方向に回転する。定着ベルト50及びプレスローラ51の離反時において、定着ベルト50は、モータ51bにより、矢印u方向に回転する。定着ベルト50は、プレスローラ51に独立して、駆動源を備えてもよい。
定着ベルト50の内周側には、センターサーミスタ61及びエッジサーミスタ62が配置される。センターサーミスタ61及びエッジサーミスタ62は、ベルト温度を測定する。ベルト温度の測定結果は、本体制御回路101に入力される。センターサーミスタ61は、ベルト幅方向内側に配置される。エッジサーミスタ62は、ベルト幅方向において、IHコイルユニット52の加熱領域かつ非通紙領域に配置される。本体制御回路101は、エッジサーミスタ62が測定したベルト温度が閾値以上になったときに、電磁誘導加熱の出力を停止する。定着ベルト50の非通紙領域が過度に昇温したときに、電磁誘導加熱の出力を停止することによって、定着ベルト50の損傷を防止する。
本体制御回路101は、センターサーミスタ61及びエッジサーミスタ62のベルト温度の測定結果に応じて、IH制御回路67を制御する。IH制御回路67は、本体制御回路101の制御により、インバータ駆動回路68が出力する高周波電流の大きさを制御する。定着ベルト50は、インバータ駆動回路68の出力に応じて、各種の制御温度範囲を保持する。IH制御回路67は、図示しないCPU、ROM及びRAMを備える。
例えば、ベルト内部機構55には、サーモスタット63が配置される。サーモスタット63は、定着装置34の安全装置として機能する。サーモスタット63は、定着ベルト50が異常発熱し、遮断閾値まで温度上昇したときに作動する。サーモスタット63の作動によって、IHコイルユニット52への電流が遮断される。IHコイルユニット52への電流が遮断されることによって、定着装置34が異常発熱することを防止する。
図4は、実施形態に係るIHコイルユニット52の制御系110を示すブロック図である。
図4に示すように、制御系110は、システム制御部100、本体制御回路101、IH回路120及びモータ駆動回路51cを備える。
制御系110は、IH回路120により、IHコイルユニット52に電力を供給する。IH回路120は、整流回路121、IH制御回路67、インバータ駆動回路68及び電流測定回路122を備える。
IH回路120は、リレー112を介して交流電源111から電流が入力される。IH回路120は、入力される電流を、整流回路121で整流してインバータ駆動回路68に供給する。リレー112は、サーモスタット63が切れた場合に、交流電源111からの電流を遮断する。インバータ駆動回路68は、IGBT素子68aのドライブIC68bを備える。IH制御回路67は、センターサーミスタ61及びエッジサーミスタ62によるベルト温度の測定結果に応じて、ドライブIC68bを制御する。IH制御回路67は、ドライブIC68bを制御して、IGBT素子68aの出力を制御する。電流測定回路122は、IGBT素子68aの出力の測定結果をIH制御回路67に送る。IH制御回路67は、電流測定回路122によるIGBT素子68aの出力の測定結果に基づいて、IHコイルユニット52の出力が一定となるように、ドライブIC68bを制御する。
図3、図6に示すように、発熱補助板69における定着ベルト50に接する外周面(接触面)69aは、すず(Sn)を主成分とする層(表層)で形成される。本実施形態の表層(表面コート)は、すずめっきで形成される。例えば、表層は、液中めっきより形成される。表層は、発熱補助板69の外周面69aの低摩擦性、耐摩耗性、薄膜成形性等を向上させる。すずめっきは、純金属に限らず、すず合金として硬さを増してもよい。
定着ベルト50の発熱層50aの素材は銅であり、定着ベルト50における発熱補助板69の外周面69aと摺接する基層50bの素材はポリイミドである。定着ベルト50の基層50bは、発熱補助板69の外周面69aに接する内周面50eを形成する。発熱補助板69の表層は、定着ベルト50における内周面50eを形成する基層50b(ポリイミド層)よりも硬い。表層であるすずめっきの硬度を基層50bよりも硬くすることによって、すずめっきが摩擦によって摩耗することを防止する。
また、本実施形態において、定着ベルト50の内周面50eには、例えばシリコンオイル等の潤滑油が塗布される。この潤滑油によって、定着ベルト50と発熱補助板69との摺接の摩擦抵抗は、定着ベルト50の内周面50e及び発熱補助板69の外周面69aそれぞれの材料物性による差が出難い。
しかしながら、上記のように潤滑油を設けてはいるが、部材同士が接しているため、定着ベルト50の基層50bが削れ、摩耗粉が発生する。特に、摩耗粉は、シートPに定着を行うために加圧されているニップパッド53が定着ベルト50の基層50bを削ることにより発生する。また、ニップパッド53ほどではないが、発熱補助板69が基層50bを削ることによっても摩耗粉が発生する。
摩耗粉が発生すると、この摩耗粉がシリコンオイルと混ざってペースト状となり、定着ベルト50及び発熱補助板69に付着して汚れとなる。これらの汚れは、発熱補助板69と定着ベルト50との間、及びニップパッド53と定着ベルト50との間、等の隙間に入り込み、定着ベルト50の回転を重くする。また、センサにも汚れが付着する。定着ベルト50の回転が重くなると、モータ51bの負荷増加、定着ベルト50の破損、等の原因となる。センサに汚れが付着すると、装置の制御に影響を与える。これらは何れも故障の原因となり、装置の短寿命化につながる。しかしながら、発熱補助板69の表層にすずを用いることで、表層に汚れが付着し難くし、故障の原因を少なくする。
発熱補助板69の表層は、非磁性層69bとされる。非磁性層69bは、ニッケル(Ni)等の磁性材を含まない。非磁性層69bは、母材である補助板本体69cの腐食を防止しつつ、IHコイルユニット52による発熱層50aの発熱への影響を受けない。
例えば、発熱補助板69の表層がニッケルを含むと、ニッケルが発熱層50aを発熱し過ぎてしまう。すなわち、発熱補助板69(整磁合金)のキュリー点よりもニッケルのキュリー点の方が高い(ニッケルのキュリー点は627度)ので、整磁合金がキュリー点に達して磁路が消失した後も、ニッケルと発熱層50a(導電層)との間で磁路が形成され、ニッケルが発熱を補助してしまう。これは、ニッケル層が厚くなると特に顕著である。このため、定着ベルト50の温度の上昇が起り続けて、IHコイルユニット52を停止させる等の措置が発生し、発熱効率が悪くなる。
これに対して、非磁性層69bは、導電層との間で磁路を形成することがないので、導電層の発熱に影響を与え難い。
しかしながら、表層(非磁性層69b)は、厚さが大きいと、定着ベルト50の発熱層50aと発熱補助板69の補助板本体69cとの距離を増加させ、発熱効率を悪化させる。このため、表層の厚さは、1μm以下が好ましい。また、膜厚が厚いと、成膜後の熱収縮によって、めっきが母材(発熱補助板69)を変形させてしまうことがある。母材が薄い場合は、特に注意が必要である。
なお、補助板本体69cと表層との間にバインダー層としてニッケル層を持つ場合、前記ニッケル層の厚さは、表層よりも薄くする。これにより、バインダー層の自己発熱が軽減される。試験結果では、ニッケルのバインダー層の厚さが0.4〜1μmであれば、加熱効率への影響が抑えられる。
また、表層は、すずめっきの他、TAC(トリアセチルセルロース:Triacetylcellulose)及びDLC(ダイヤモンドライクカーボン:Diamond-Like Carbon)の層又は膜でも同等性能を得られる。これらに対し、すずめっきはコスト的に優位である。
以下、定着装置34の動作について説明する。
図2に示すように、定着装置34のウォーミングアップ時、定着装置34は、定着ベルト50を矢印u方向に回転する。IHコイルユニット52は、インバータ駆動回路68による高周波電流の印加により、定着ベルト50側に磁束を発生する。
例えば、ウォーミングアップ時、定着ベルト50をプレスローラ51から離反した状態で、定着ベルト50を矢印u方向に回転する。ウォーミングアップ時、定着ベルト50をプレスローラ51から離反した状態で回転することによって、以下の効果を奏する。定着ベルト50をプレスローラ51に当接した状態で回転する場合と比較して、定着ベルト50の熱がプレスローラ51に奪われることを回避することができる。定着ベルト50の熱がプレスローラ51に奪われることを回避することによって、ウォーミングアップ時間を短縮することができる。
なお、ウォーミングアップ時、プレスローラ51を定着ベルト50に当接した状態で、プレスローラ51を矢印q方向に回転することによって、定着ベルト50を矢印u方向に従動回転させてもよい。
図4に示すように、IHコイルユニット52は、第1の磁路81によって定着ベルト50を加熱する。発熱補助板69は、第2の磁路82によって定着ベルト50の加熱をアシストする。定着ベルト50の加熱をアシストすることによって、定着ベルト50の急速なウォーミングアップを助長する。
図2に示すように、IH制御回路67は、センターサーミスタ61又はエッジサーミスタ62によるベルト温度の測定結果から、インバータ駆動回路68を制御する。インバータ駆動回路68は、メインコイル56に高周波電流を供給する。
定着ベルト50が定着温度に達してウォーミングアップを終了した後、プレスローラ51が定着ベルト50に当接する。プレスローラ51が定着ベルト50に当接した状態で、プレスローラ51が矢印q方向に回転することによって、定着ベルト50を矢印u方向に従動回転させる。プリント要求があると、MFP10(図1参照)はプリント操作を開始する。MFP10は、プリンタ部18でシートPにトナー像を形成して、シートPを定着装置34に搬送する。
MFP10は、トナー像が形成されたシートPを、定着温度に達した定着ベルト50とプレスローラ51との間のニップ54に通す。定着装置34は、トナー像をシートPに定着する。定着を行う間、IH制御回路67は、IHコイルユニット52を制御して、定着ベルト50を定着温度に保持する。
定着操作により、定着ベルト50はシートPに熱を奪われる。例えば、定着ベルト50は、高速で連続してシートPを通紙する場合、シートPに奪われる熱量が大きいため、定着温度を保持できないことがある。発熱補助板69は、第2の磁路82による定着ベルト50の加熱アシストにより、ベルト発熱量の不足を補う。発熱補助板69は、第2の磁路82による定着ベルト50の加熱アシストにより、高速での連続通紙時においても、ベルト温度を定着温度に保持する。
シートPを通紙する際、ニップ54では、定着ベルト50がニップパッド53とプレスローラ51とに加圧されつつ走行する。このとき、定着ベルト50の裏面を形成する基層50bは、ニップパッド53に摺接し、削れて摩耗粉を発生させる。この摩耗粉は、定着ベルト50内周の潤滑油と混ざり、周囲に付着して汚れとなる。この汚れは、定着ベルト50内周の摺接部分に溜まると、定着ベルト50の回転(走行)を重くし、定着ベルト50の走行不可を増加させる。特に、発熱補助板69は、定着ベルト50の回転方向に長い範囲で定着ベルト50に接するので、発熱補助板69の外周面69a(定着ベルト50との接触面)に汚れが付着することは、定着ベルト50の回転への影響が大きい。
しかし、本実施形態では、発熱補助板69の外周面69aを形成する表層であるすずめっき(被磁性層69b)は、汚れが付着し難く、定着ベルト50の走行負荷の増加が抑えられる。また、すずめっきによる表層は、定着ベルト50の基層50bよりも硬く、表層自体の摩耗も抑えられる。そして、発熱補助板69の表層をすずめっき(非磁性層69b)とすることで、発熱補助板69の表層をニッケルめっき等の磁性層とした場合と異なり、表層における磁路形成が抑えられる。したがって、すずめっきによる表層は、補助板本体69c(整磁合金)を利用した発熱制御に影響を与えず、効率のよい発熱を可能とし、電磁誘導加熱を用いた定着装置34に好適である。なお、例えば、発熱補助板69は、外周面69aのみならず、全面にすずめっきを施してもよい。
以上述べた少なくともひとつの実施形態の定着装置34によれば、発熱補助板69における定着ベルト50に接する外周面69aが、定着ベルト50の内周面50eを形成する基層50bよりも硬い非磁性層69b(表層)で形成される。非磁性層69bは、定着ベルト50との摩擦を抑えて定着ベルト50の滑り性を確保する。非磁性層69bは、定着ベルト50と接触しても摩耗し難くい。非磁性層69bは、定着ベルト50の発熱に影響を与え難い。非磁性層69bは、摩耗粉が発生しても汚れ難い。
また、非磁性層69bはめっきにより形成される。非磁性層69bは、焼成を要するコーティング等に比して形成がし易い。また、非磁性層69bはすず又はすず合金で形成される。非磁性層69bは、液中めっきより容易に形成可能である。このため、非磁性層69bは、発熱補助板69の表面処理のコストを抑える。
また、定着ベルト50と発熱補助板69とは潤滑油を介して接する。潤滑油によって、より確実に定着ベルト50の滑り性を確保する。
また、非磁性層69bの厚さは1μm以下とされる。非磁性層69bは、定着ベルト50と発熱補助板69との距離の増加を抑え、電磁誘導加熱への影響を抑える。
また、補助板本体69cと非磁性層69bとの間には、非磁性層69bと同一厚さ又は非磁性層69bよりも厚さの薄いバインダー層が設けられる。バインダー層は、非磁性層69bの形成を容易にする。バインダー層は、非磁性層69bよりも層厚さを薄くし、電磁誘導加熱への影響を抑える。
上述した実施形態における定着装置の機能をコンピュータで実現するようにしても良い。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
34…定着装置、50…定着ベルト、50a…発熱層(導電層)、50b…基層(表層に接する層)、52…IHコイルユニット(誘導電流発生部)、69…発熱補助板、69c…補助板本体(磁性材)、69b…非磁性層(表層)、69d…バインダー層

Claims (6)

  1. 導電層を備える定着ベルトと、
    前記定着ベルトに対向し、前記導電層を電磁誘導加熱する誘導電流発生部と、
    前記定着ベルトを挟んで前記誘導電流発生部に対向する磁性材と、を備え、
    前記磁性材には、前記定着ベルトに接する表層が形成され、
    前記表層は、前記定着ベルトにおける前記表層に接する層よりも硬い非磁性層である、
    定着装置。
  2. 前記非磁性層はめっきにより形成される、
    請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記非磁性層はすず又はすず合金で形成される、
    請求項1又は2に記載の定着装置。
  4. 前記定着ベルトと前記非磁性層とは潤滑油を介して接する、
    請求項1から3の何れか一項に記載の定着装置。
  5. 前記非磁性層の厚さは1μm以下とされる、
    請求項1から4の何れか一項に記載の定着装置。
  6. 前記磁性材と前記非磁性層との間には、前記非磁性層と同一厚さ又は前記非磁性層よりも厚さの薄いバインダー層が設けられる、
    請求項1から5の何れか一項に記載の定着装置。
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