JP2008257155A - 定着装置、これを用いた画像形成装置 - Google Patents

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賢治 石井
Akiko Ito
明子 伊藤
Sadafumi Ogawa
禎史 小川
洋 ▲瀬▼尾
Hiroshi Seo
Tomoshi Ueno
智志 上野
Akiyasu Amita
晃康 網田
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Abstract

【課題】電磁誘導加熱方式での、磁性発熱層からの漏れ磁束の発生を低減する。
【解決手段】定着ローラ3の内側に消磁材3Kを移動可能に設ける。消磁材3Kをコイル2に近づけ、整磁層3Cを構成する整磁合金層の温度Tをキュリー温度Tc以上とすると、整磁層3Cを構成する整磁合金の磁性が失われて非磁性体となり、高い消磁機能が発揮される。消磁材3Kをコイル2から離すと、コイル2からの誘導磁束が整磁層3Cを透過しているが、整磁層3Cを構成する整磁合金層の温度Tがキュリー温度Tcより高く、消磁材3Kからの誘導磁束が生じていないため、整磁合金の磁性が失われず磁性体のままとなる。
【選択図】図5

Description

本発明は、定着装置とこれを用いた画像形成装置に関し、詳細には、電磁誘導加熱方式を用いるものに関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、印刷機、これらの複合装置などの画像形成装置においては、潜像担持体に担持したトナー像などの可視像を記録シートなどの記録材に転写することで画像出力を得る。トナー像は、定着装置を通過する際に熱と圧力とによる融解、浸透作用によって記録材上に定着させる。このように、定着装置に採用される加熱方式には、発熱源としてハロゲンランプなどを用いた加熱ローラとこれに対向当接する加圧ローラとを備えて定着ニップ部を構成可能な熱ローラ定着方式、ローラ自体よりも熱容量が小さくてすむフィルムを加熱部材として用いたフィルム定着方式があるが、近年、加熱方式に電磁誘導加熱方式を用いた定着方式(例えば、特許文献1参照)が注目されている。
特許文献1に開示されている電磁誘導加熱方式を用いた定着方式においては、加熱ローラの内部においてボビンに巻いた誘導加熱コイルを設け、誘導加熱コイルに電流を印加することにより加熱ローラに渦電流を発生させ、それによって加熱ローラを発熱させる構成が備えられている。この構成においては、熱ローラ定着方式のような余熱を必要とせず、瞬時に所定の温度まで立ち上げることができるという利点がある。
また電磁誘導加熱方式を用いた定着方式に関しては、高周波電源により高周波電圧が印加される誘導加熱コイルからなる高周波誘導加熱装置と、前記加熱回転体に設けられた磁性を有する発熱層とを有し、発熱層は、キュリー点が概ね定着温度に設定され、高周波誘導加熱装置に高周波電源により高周波電圧が印加されたとき発熱する定着装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
この装置では、高周波誘導加熱装置により接着剤中に含有された強磁性体がキュリー点に達する迄瞬時に昇温し、キュリー点に達すると磁性を失うことにより、昇温せず、一定の温度を保持する。この強磁性体のキュリー点は概ね定着温度に設定されているので、強磁性体は概ね定着温度に保持される。したがって、定着装置として要求される加熱回転体表面の高離型性、耐熱性等を損なうことなく、また複雑な制御装置を必要とすることなく、加熱回転体の立ち上がり時間の短縮及び高精度の温度制御を行なうことができる。
更に、芯金や離型性樹脂層の厚みや形状が異なる加熱回転体においては、その熱容量も異なるが、強磁性体粉末の含有量を調整することにより、立ち上がり時間、制御温度の精度向上を図ることができ、また強磁性体粉末はキュリー点で磁性を失うので、磁性粉末を含むトナーが磁力で加熱回転体に吸引され、オフセット等が発生することもない、とされている。
特開2001−13805号公報 特許2975435号公報
しかしながら上述した電磁誘導加熱方式の従来の定着装置では、磁性発熱層の温度が上昇するにつれて磁性発熱層から漏れ磁束が生じ、定着のための狙いの温度に達する直前に温度上昇が鈍ってウォームアップタイムが長くなってしまうという問題があり、これを解決しようとしてキュリー点を高くすると、逆に狙いの温度過昇機能が得られないという相反する問題があった。
本発明は、上述した従来の問題点に着目し、磁性発熱層の過熱防止と温度上昇鈍化防止の両方を満たす定着装置とこれを用いた画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、磁束によって発熱する発熱層を有する発熱回転体と、前記発熱回転体の外側に配置され、磁束を発生させる磁束発生部と、前記発熱層と一体又は別体に形成された整磁層と、前記整磁層の内側に配置され、前記整磁層よりも体積抵抗率の低く、前記整磁層を透過した磁束が通過する導電体を備え、前記発熱回転体の発熱により記録媒体上に画像を定着させる定着装置において、前記導電体を、前記発熱回転体の径方向に移動可能とする駆動部を備えてなる定着装置である。
請求項2の発明は、請求項1の定着装置において、画像形成動作時には前記導電体を前記整磁層に近い位置に移動させ、定着装置のウォームアップ時には前記導電体を前記整磁層から遠い位置に移動させるように前記駆動部を制御する制御部を備えることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2の定着装置において、前記発熱回転体を押圧して当接する加圧回転体を備え、前記発熱回転体と前記加圧回転体の間を通過する記録媒体上に、画像を定着させることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3の定着装置において、前記整磁層の内側に弾性層を備え、前記発熱回転体は、前記弾性層により前記発熱回転体と前記加圧回転体のニップ部において弾性変形し、前記導電体は、前記弾性層より内側に配置されることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項3又は4の定着装置において、前記発熱回転体と摺動し、前記発熱回転体及び前記整磁層を挟んで前記加圧回転体と対向する弾性体を備え、前記発熱回転体は、前記弾性体により前記発熱回転体と前記加圧回転体のニップ部において弾性変形し、前記導電体は、前記発熱回転体の周方向において、前記ニップ部と離間して配置されることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の定着装置において、前記駆動部は、キュリー温度以上で温度制御を行なう場合、前記発熱層と前記導電体とを離間させることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項6に記載の定着装置において、前記発熱層と前記導電体との離間距離は5mm以上とすることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項6に記載の定着装置において、定着装置へ予め規定したサイズより小さいサイズの用紙を連続通紙させる際には前記発熱層と導電体とを近接配置させることを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項6に記載の定着装置において、前記発熱層と前記導電体距離は5mm未満とすることを特徴とする。
請求項10の発明は、定着装置において、請求項6ないし9のいずれかに記載の定着装において、前記導電体はそのローラ軸方向長さ寸法を前記発熱層のローラ軸方向の長さ寸法より大きく形成していることを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項1から10のいずれかに記載の定着装置を備えることを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、定着のための狙いの温度に達する直前に温度上昇が鈍ってウォームアップタイムが長くなることもなく、キュリー点を高くしなくても、狙いの温度過昇機能が得られる。
以下本発明を実施するための最良の形態を、図に示す実施例を参照して説明する。
図1は、本実施例による定着装置が適用される画像形成装置の一実施例を示す図である。もちろん本発明は、図1に示したタイプの装置には限定されず、また単一色画像を作成するものだけでなく、カラー画像を形成するものをも対象とする。
図示の画像形成装置は、像担持体の一例であってドラム形状を有する回転体である電子写真感光体(以下、単に感光体という)41を備え、この感光体41の周りに、図中に矢印で示す回転方向に順次、帯電ローラからなる帯電装置42、露光手段の一部を構成するミラー43、現像ローラ44aを備えた現像手段44、転写紙、記録紙等のシート状の記録材Pに現像された画像(トナー像)を転写する転写装置48、感光体41の周面に摺接するブレード46aを具備したクリーニング手段46等が配置してある。そして、帯電装置42と現像ローラ44aとの間において、感光体41にはミラー43を介して露光光Lbを露光照射して走査するようになっている。この露光光Lbの照射位置を露光部150と称する。
転写装置48が感光体41の下面と対向する部位は、記録材Pにトナー像が転写される公知の転写部47となっており、この転写部47より給紙方向上流側には一対のレジストローラ49が設けてある。これらレジストローラ49には、いずれかの給紙トレイ40に収納した転写紙等のシート状の記録材Pが、給紙コロ群110のコロによって送り出され、搬送ガイド及び搬送ローラ群(符号を付していない)に案内されながら搬送されてくるようになっている。また、転写部47より給紙方向下流の位置には、定着装置20が配置してあり、定着装置20より給紙方向下流側には両面記録実行時に転写紙の表裏を反転させ記録済みの紙面を下向きにして転写部47に再給紙する自動両面装置39が配置してある。
本実施形態における画像形成は、概ね次のようにして行なう。まず装置上部側では、感光体41が回転を始め、この回転中に感光体41が暗中において帯電装置42により均一に帯電され、作成すべき画像に対応する露光光Lbが露光部150に照射及び走査されることで、作成すべき画像に対応した潜像が感光体41上に形成される。この潜像は感光体41の回転により現像装置44に近接したとき、ここでトナーにより可視像(顕像)化されて、感光体41に担持されたトナー像となる。一方、装置下部側では、いずれかの給紙トレイ40の給紙コロ群110により、複数の給紙トレイ40のうちいずれか一つから記録材Pを呼び出し、例えば図中に破線で示すような所定の搬送経路を経て一対のレジストローラ49の位置まで搬送し、ここで一旦停止させ、感光体41上のトナー像が転写部47で記録材Pの所定位置に対向するようなタイミングで送り出す。すなわち、好適なタイミングが到来すると、レジストローラ49の位置で停止していた記録材Pをレジストローラ49で送り出し、転写部47に向けて搬送する。
感光体41上のトナー像とこのトナー像が転写されるべき記録材Pの所定位置とは、その位置が転写部47で合致し、転写部材48による電界により、トナー像は記録材P上に吸引され転写される。こうして感光体41周りの画像形成部でトナー像を転写され担持した記録材Pは、定着装置20に向けて送り出される。そして、記録材P上のトナー像が、定着装置20を通過する間に加熱、加圧されて記録材Pに定着された後、記録材Pは排紙部に排紙される。
また、記録材Pの両面に画像形成をする場合、図示しない分岐爪により自動両面装置39に排紙された記録材Pが、自動両面装置39でスイッチバック反転され、レジストローラ49の手前の搬送経路に搬送される。
なお、転写部47で転写されずに感光体41上に残った残留トナーは、感光体41の回転と共にクリーニング装置46に至り、このクリーニング装置46を通過する間に感光体41上から清掃・除去され、次の画像形成に移行可能となる。
定着装置は、詳細は後述するが、一対のローラを採用した定着方式を採用した構成とされている。このため、定着装置には、定着ローラを加熱するための熱源を備え、この定着ローラに加圧ローラが当接、押圧している。
図2は、図1に示した画像形成装置で用い得るローラ方式の定着装置の概念的構成を示す断面図である。図において、2は磁束発生部、3は発熱回転体である定着ローラ、4は加圧回転体である加圧ローラ、Pは記録材、Tは記録材P上に載ったトナーである。なお、図示の例の定着装置は、磁束発生部2が備えるコイル2aを誘導加熱回路であるインバータ(図示せず)により高周波駆動することによって高周波磁界を発生させ、この磁界により、主に金属性の定着ローラ3に渦電流が流れるようにしてローラ温度を上昇させているものである。図中2bは足コア、2cはセンターコア、2dはアーチコアであり、コイル2aはアーチコア2dと定着ローラ3の間に位置している。
図3は、定着ローラ3の一部を拡大して取り出して示す断面図である。定着ローラ3は、直径が例えば40mmで、最も内側に消磁層(芯金)3Aを備え、その外側に、矢印で示すように記録材Pの画像面側に向かって、空気による断熱層3B、整磁層3C、酸化防止層3D1、発熱層3E、酸化防止層3D2、弾性層3F、そして表層である離型層3Gから構成してある。消磁層3Aには例えばアルミニウム又はその合金、空気による断熱層3Bは例えば5mm程度の間隙とすることができる。
整磁層3Cには公知かつ適宜の整磁合金(例えば厚さ50μm)、酸化防止層3D1、3D2にはニッケルストライクメッキ(例えば厚さ1μm以下)、発熱層3EにはCuメッキ(例えば厚さ15μm)、弾性層3Fにはシリコーンゴム(例えば厚さ150μm)、そして離型層3GにはPFA(厚さ30μm)が用いられる。すなわち整磁層3Cから離型層3Gの表面までの厚さは例えば200〜250μであるが、ただし、これらはすべて一例である。
整磁層3Cは、キュリー点が例えば100〜300℃になるように形成された磁性体(例えば鉄、ニッケルを含む整磁合金材料)からなり、加圧ローラ4の押圧により変形しニップを形成するように構成してある。この整磁層3Cの存在により、発熱層3E等の過熱が防止される。また、定着ローラ3側が凹形状となるニップを形成しやすいため、記録材Pの分離性が優れたものとし得る。なおもちろん、加圧ローラ4の押圧により変形するのは、図示の実施例では芯金3A以外の、整磁層3C〜離型層3Gである。
図4(A)は定着ローラ3の断面図であり、太目の実線の矢印はコイル2aからの誘導磁束、細目の実線の矢印は渦電流を示し(図4(C)参照)、整磁層3Cを構成する整磁合金層の温度Tがキュリー温度Tc未満のため、整磁層3Cを構成する整磁合金が磁性体のままであり、コイル2aが発生させた誘導磁束が整磁層3Cを非透過あるいは断熱層3Bを非透過となっている状態を示す。すなわち、キュリー点未満で整磁層3Cが磁束を透過させず、誘導磁束が芯金3Aに届いていない状態を示している。
一方、図4(B)は、同じく定着ローラ3の断面図であり、誘導磁束が整磁層3C、断熱層3Bを透過して芯金3Aに届いている状態を示している。図中点線の矢印はアルミニウム又はその合金製の芯金3Aからの誘導磁束である(図4(C)参照)。すなわち、整磁層3Cを構成する整磁合金層の温度Tがキュリー温度Tcより高いため、整磁層3Cを構成する整磁合金の磁性が失われて非磁性体となり、断熱層3Bの存在にもかかわらず、誘導磁束が芯金3Aに届いている状態を示している。
すなわち、磁性体(上述した発熱層の機能をも含む)である整磁層3Cはキュリー点に達するまではほぼ瞬時に昇温し、キュリー点に達すると磁性を失い、したがって昇温しなくなり、一定の温度を保持する。したがって、整磁層3Cをなす素材のキュリー点が、この種の定着装置において現れる温度である100〜300℃になるように形成した磁性体で構成しておけば、定着ローラ3の発熱層3Eや芯金3Aが過熱することがなくなり、概ね定着温度に保持できるようになり、定着ローラ3表面における高い離型性と耐熱性等とを損なわず、また複雑な制御を必要としなくなる。
なお、整磁層3Cが単層の場合に変形可能な条件としては、例えば材料が鉄、ニッケルを含む合金であり、厚みが150μm以下であり、この条件が整えば整磁層3Cを確実に変形させることができる。整磁層3Cは、例えば変形可能な基層上にメッキにより磁性材層を形成して構成してもよい。整磁層3Cを確実に変形させ、かつ整磁層3Cの破断が低減し得る。
また定着ローラ3の整磁層3Cの内側に設ける断熱層3Bは、整磁層3Cよりも熱伝導率の悪い材料から構成することが好ましい。これにより、発熱層3Eによる熱効率が向上する。断熱層3Bは、整磁層より熱伝導率の悪い発泡シリコーンゴム等の材料(熱伝導率は0.1W/mK)の層でもよいが、整磁層3Cの熱伝導率が例えば11W/mKであれば、例えば図示の例のように空気層等その他の断熱層であっても採用できる。なお断熱層には弾性体を含んでも、含まなくてもいずれでもよい。ただし、弾性体を含むようにすれば、加圧ローラ4による押圧力(ニップ圧)を大きくすることができるので、定着性が優れるものとすることができる。
なお本実施例において、断熱層3Bの厚みは10mm以下程度とするか、あるいは磁束の強さ等の関係式から適当な厚さを導くかして形成することが好ましい。整磁層を透過した磁束が、確実に導電体に通過することが望ましいからである。
また、定着に用いる発熱回転体としては、ローラ、スリーブ、ベルトのいずれでもよく、整磁層が発熱層と別体の場合、整磁層は発熱層に対して固定されてもよく、固定されていなくてもよい。後者の場合、ベルトやスリーブが発熱層を有しローラが整磁層を有してもよい。
しかし、既に述べたように、このような電磁誘導加熱方式の定着装置では、発熱層3Eの温度が上昇するにつれて発熱層3Eから漏れ磁束が生じ、定着のための狙いの温度に達する直前に温度上昇が鈍ってウォームアップタイムが長くなってしまい、これを解決しようとしてキュリー点を高くすると、逆に狙いの温度過昇機能が得られなくなってしまう。
そこで本実施例では、図5に示すように、整磁層3Cのキュリー点を高くし、その内側に支持層3Hを設け、更にその内側で加圧ローラ4と対向してニップを形成する位置に加圧部材3Jを配し、従来のような芯金3Aの代わりに断面が半円あるいは半楕円形の消磁材3Kを設け、支持層3Hが形成する円形の空間内で磁束発生部2に対して接、離動作できるように図示しない駆動装置により支持して設けてある。消磁材3Kには、導電体、例えばアルミニウム又はその合金を用い得るが、断面形状は図示のような形状には限定されない。またこのような消磁材3Kの駆動装置としては、この種の構造において筒内部の要素を移動させるために用いられる種々の機構が採用可能である。なお図5中においても、太目の実線の矢印はコイル2aからの誘導磁束、細目の実線の矢印は渦電流を示し、点線の矢印はアルミニウム又はその合金製の芯金3Aからの誘導磁束を示す。
図5(A)は消磁材3Kの機能を高める動作状態を示す定着ローラ3の断面図である。消磁材3Kをコイル2aに近づけて位置させる(この位置を以下では位置aという)。整磁層3Cを構成する整磁合金層の温度Tをキュリー温度Tc以上とすると、整磁層3Cを構成する整磁合金の磁性が失われて非磁性体となり、高い消磁機能が発揮される。
一方、図5(B)は、消磁材3Kの機能を高めない動作状態を示す定着ローラ3の断面図である。消磁材3Kがコイル2aから離れて位置する(この位置を以下では位置bという)ためコイル2aからの誘導磁束が整磁層3Cを透過しているが、整磁層3Cを構成する整磁合金層の温度Tがキュリー温度Tcより高く、消磁材3Kからの誘導磁束が生じていないため、整磁合金の磁性が失われず磁性体のままとなる。
すなわち、整磁層3Cを構成する整磁合金層の温度Tがキュリー温度Tcより高いために、漏れ磁束は生じにくいが、温度過昇機能も得られにくくなるが、消磁材3Kの位置を移動させることにより、所望の発熱抑制制御を行える。図6は発熱層とアルミニウムからなる消磁材3Kのギャップと磁気結合の割合をグラフとして示す図、図7は同じく発熱低下率(図中▲で示す)と発熱抑制率(図中●で示す)の割合をグラフとして示す図である。そして図8は発熱効率の温度依存性を示す図であり、図5に示したような消磁材を機能させたとき(図中△で示す)と、機能させないとき(図中○で示す)を合わせて示してある。すなわち、整磁層3Cの発熱の制御はこれらのデータに基づいて、消磁材3Kの位置をコイル2aに対して接、離させて行なえばよい。
図9は本実施例装置の動作を示すフローチャートである。まず画像形成装置の電源を投入すると(ステップ1)、消磁材3K(フローチャート中ではAL(導電体)と記載してある)のホームポジション位置(制御内容に応じて予め設定しておく)を確認し(ステップ2)、画像形成装置がウォームアップ状態か否かを確認し(ステップ3)、ウォームアップ状態でなければAL(導電体)を位置aへと移動させ、更にウォームアップ状態か否かを確認する。
そして、画像形成装置がウォームアップ状態を脱したら(ステップ3でYES)、AL(導電体)を位置bへと移動させ、印刷動作(あるいは画像形成動作)を指令する信号が画像形成装置の制御部へ入力されているか否かを確認し(ステップ6)、該信号が入力していなければ動作終了とし、入力していればAL(導電体)を位置aへと移動させる(ステップ7)。すると、印刷動作が行なわれ(ステップ8)、印刷動作が終了すると(ステップ9)、ステップ6へ戻って次の信号入力を待つ。なお、同様の制御は後述する実施例3及び実施例4に同様に採用できる。
図10は実施例3の動作を示すフローチャートである。装置の構成は、上述した実施例1と同様のものを採用できる。まず画像形成装置の電源を投入すると(ステップ11)、消磁材3K(フローチャート中ではAL(導電体)と記載してある)のホームポジション位置(制御内容に応じて予め設定しておく)を確認し(ステップ12)、画像形成装置がキュリー温度以上の動作か否かを確認し(ステップ13)、キュリー点以上でなければAL(導電体)を位置aへと移動させ、更にキュリー点以上かどうか確認する。
そして、画像形成装置がキュリー点以上の状態であるときには(ステップ13でYES)、AL(導電体)を位置bに移動させ(ステップ15)、更に通紙される用紙のサイズが予め定めた所定サイズより小さいかを判定する(ステップ16)。所定サイズ以下でない場合には(ステップ16)AL(導電帯)を位置bにしておき(ステップ17)、通紙される用紙のサイズが所定サイズより小さいとき(ステップST16のYES)には、AL(導電体)を位置aに移動して、印刷動作が行なわれ(ステップ19)、印刷動作が終了すると(ステップ20)、ステップ16へ戻って次の通紙を待つ。なお、前記発熱層3Eと導電体である消磁層3Aとの間の断熱層3Bの距離は定着ローラ3の設定条件により、その寸法を限定することができる。この寸法を5mm以上と限定することや、5mm未満と限定することができる。
本例によれば、導電体を離間することでキュリー温度を超えても発熱低減を抑制できる。また、このような動作は、低温環境等の条件で印字動作前の定着プレ回転時に、一旦実際の定着温度よりも高い温度まで昇温させて蓄熱し、連続通紙中の温度落込みに対応させたい場合に適用することができる。
また、本例では、キュリー温度を高く設定すると小サイズ端部温度上昇に対して不利になる。このため、小さいサイズの給紙時にはAL(導電体)の位置を位置aにすることにより、発熱層と導電体を近接させ発熱抑制効果を高めている。なお、同様の制御は後述する実施例3及び実施例4に同様に採用できる。
図11は、本発明の実施例3を示す図5相当の断面図、図12は図11に示した消磁材と整磁層とを示す正面図である。本実施例では、電磁誘導加熱方式の定着装置の一般的な構造により近づけた構造を有し、整磁層3Cの内側に弾性体からなる断熱層3Bを有し、更にその内側に非導電性材料で構成した支持層3Hを配置している。支持層3Hは、耐熱性樹脂、セラミック等で形成することができる。このように支持層3Hを配置することにより、断熱層3Bを配置することができる。なお、前記例では、支持層3Hについては説明していないが、定着ローラ3の発熱層3Eの内側に同様の支持層3Hを配置した構成とすることができる。
また、前記支持層3Hの内側には、円筒形状の消磁材3Kを配置している。この消磁材3Kは中空円筒状のアルミニウム又はその合金からなる導電性の部材であり、この消磁材3Kはその軸3Lを駆動部(図示していない)で回転駆動できるようにしている。本例において前記駆動部は、前記発熱回転体とは独立して回転できるものである。また、図10に示すように、消磁材3Kの中心Oは、前記軸3Lから離間した位置に配置されている。
また、本例では、図12に示すように、導電体である消磁材3Kは、そのローラ軸方向長さ寸法を発熱層のローラ軸方向の長さ寸法より大きく形成している、そのため消磁材3Kは両端部で整磁層3Cの外側に突出している。このため、消磁材3Kは発熱層の軸方向全長において、発熱抑制効果を得ることができる。
以上のような構成により、定着ローラ3の回転駆動とは別個に駆動部で消磁材3Kを回転させることにより、回転方向における設定位置により整磁層との距離が変更できるようになっている。すなわち、駆動部を作動させて、図11(A)に示すように、消磁材3Kの中心Oが軸3Lより磁束発生部2側に接近した状態にすると、消磁材3Kの機能を高める動作状態とすることができる。また、図11(B)に示すように、消磁材3Kの中心Oが軸3Lより磁束発生部2の反対側に接近した状態にすると、消磁材3Kの機能を高めない動作状態とすることができる。
なお、消磁材3K自体の機能や、位置による消磁効果は先に図5以下で説明したものと同様であるので説明は省略する。なおこの例では、弾性体である断熱層3Bの存在により、加圧ローラ4とのニップを形成しやすい。
図13は、本発明の実施例4を示す図5相当の断面図である。本実施例では、実施例2と同様に、電磁誘導加熱方式の定着装置の一般的な構造により近づけた構造を有し、整磁層3Cの内側に弾性体からなる断熱層3Bを有し、更にその内側に非導電性材料で構成した支持層3Hを配置している。支持層3Hは、耐熱性樹脂、セラミック等で形成することができる。このように支持層3Hを配置することにより、断熱層3Bを配置することができる。
また、前記支持層3Hの内側には、円筒形状の消磁材30を配置している。この消磁材30は、アルミニウム又はその合金からなる導電性の部材であり、この消磁材30はその軸3Lを駆動部(図示していない)で回転駆動できるようにしている。本例において前記駆動部は、前記定着ローラ3とは独立して回転できるものである。本例では、導電体である消磁材3Kは、そのローラ軸方向長さ寸法を発熱層のローラ軸方向の長さ寸法より大きく形成している、そのため消磁材3Kは両端部で整磁層3Cの外側に突出している。このため、消磁材3Kは発熱層の軸方向全長において、発熱抑制効果を得ることができる。
図13に示すように、消磁材30は、前記発熱回転体の回転中心と同一の回転中心を備え、回転中心から回転方向に沿って段階的に変更される輪郭を備えている。すなわち、消磁材30は、その表面を3等分して中心からの半径がr1、r2、r3の3段階(r1>r2>r3)に構成された表面部30a,30b,30cを備えている。
以上のような構成により、定着ローラ3の回転駆動とは別個に駆動部で消磁材30を回転させることにより、回転方向における設定位置により整磁層との距離が変更できるようになっている。すなわち、駆動部を作動させて、図13(A)に示すように、消磁材30の表面部30aを磁束発生部2側に配置した状態にすると、消磁材3Kの機能を高める動作状態とすることができる。また、図13(B)に示すように、消磁材30の表面部30cを磁束発生部2に配置した状態にすると、消磁材3Kの機能を高めない動作状態とすることができる。同様に、表面部30bを磁束発生部2側に移動させることにより、前両者の中間の状態を実現できる。なお、消磁材3K自体の機能や、位置による消磁効果は先に図5以下で説明したものと同様であるので説明は省略する。
本実施例による定着装置が適用される画像形成装置の一実施例を示す図である。 図1に示した画像形成装置で用い得るローラ方式の定着装置の概念的構成を示す断面図である。 定着ローラの一部を拡大して取り出して示す断面図である。 (A)は消磁材の機能を高める動作状態を示す定着ローラの断面図、(B)は消磁材の機能を高めない動作状態を示す定着ローラの断面図、(C)は(A)、(B)中の矢印の意味を示す図である。 定着回転体の内側に消磁材を配した本発明の実施例1の断面図である。 発熱層とアルミニウムからなる消磁材のギャップと磁気結合の割合をグラフとして示す図である。 同じく発熱低下率と発熱抑制率の割合をグラフとして示す図である。 発熱効率の温度依存性を示す図である。 本発明の実施例1の装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例2の装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例3を示す図5相当の断面図であり、(A)は消磁材の機能を高める動作状態を示す定着ローラの断面図、(B)は消磁材の機能を高めない動作状態を示す定着ローラの断面図である。 図11に示した消磁材と整磁層とを示す正面図である。 本発明の実施例4を示す図5相当の断面図であり、(A)は消磁材の機能を高める動作状態を示す定着ローラの断面図、(B)は消磁材の機能を高めない動作状態を示す定着ローラの断面図である。
符号の説明
2:磁束発生部
3:定着ローラ(発熱回転体)
3A:消磁層(芯金)
3B:断熱層
3C:整磁層
3D1、3D2:酸化防止層
3E:発熱層
3F:弾性層
3G:離型層
3H:支持層
3J:加圧部材
3K:消磁材
4:加圧ローラ(加圧回転体)
20:定着装置
30:消磁材
30a,30b,30c:表面部
39:自動両面装置
41:電子写真感光体(感光体)
42:帯電装置
43:ミラー
44:現像手段
44a:現像ローラ
46:クリーニング手段
46a:ブレード
47:転写部
48:転写装置
49:レジストローラ
110:給紙コロ群
150:露光部
P:記録材

Claims (11)

  1. 磁束によって発熱する発熱層を有する発熱回転体と、 前記発熱回転体の外側に配置され、磁束を発生させる磁束発生部と、 前記発熱層と一体又は別体に形成された整磁層と、 前記整磁層の内側に配置され、前記整磁層よりも体積抵抗率の低く、前記整磁層を透過した磁束が通過する導電体を備え、 前記発熱回転体の発熱により記録媒体上に画像を定着させる定着装置において、 前記導電体を、前記発熱回転体の径方向に移動可能とする駆動部を備えてなることを特徴とする定着装置。
  2. 請求項1の定着装置において、画像形成動作時には前記導電体を前記整磁層に近い位置に移動させ、定着装置のウォームアップ時には前記導電体を前記整磁層から遠い位置に移動させるように前記駆動部を制御する制御部を備えることを特徴とする定着装置。
  3. 請求項1又は2の定着装置において、前記発熱回転体を押圧して当接する加圧回転体を備え、前記発熱回転体と前記加圧回転体の間を通過する記録媒体上に、画像を定着させることを特徴とする定着装置。
  4. 請求項3の定着装置において、前記整磁層の内側に弾性層を備え、前記発熱回転体は、前記弾性層により前記発熱回転体と前記加圧回転体のニップ部において弾性変形し、前記導電体は、前記弾性層より内側に配置されることを特徴とする定着装置。
  5. 請求項3又は4の定着装置において、前記発熱回転体と摺動し、前記発熱回転体及び前記整磁層を挟んで前記加圧回転体と対向する弾性体を備え、前記発熱回転体は、前記弾性体により前記発熱回転体と前記加圧回転体のニップ部において弾性変形し、前記導電体は、前記発熱回転体の周方向において、前記ニップ部と離間して配置されることを特徴とする定着装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の定着装置において、前記駆動部は、キュリー温度以上で温度制御を行なう場合、前記発熱層と前記導電体とを離間させることを特徴とする定着装置。
  7. 請求項6に記載の定着装置において、前記発熱層と前記導電体との離間距離は5mm以上としたことを特徴とする定着装置。
  8. 請求項6に記載の定着装置において、定着装置へ予め規定したサイズより小さいサイズの用紙を連続通紙させる際には前記発熱層と導電体とを近接配置させることを特徴とする定着装置。
  9. 請求項6に記載の定着装置において、前記発熱層と前記導電体距離は5mm未満としたことを特徴とする定着装置。
  10. 請求項6ないし9のいずれかに記載の定着装置において、前記導電体はそのローラ軸方向長さ寸法を前記発熱層のローラ軸方向の長さ寸法より大きく形成していることを特徴とする定着装置。
  11. 請求項1から10のいずれかに記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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