JP4786417B2 - 定着装置及び画像形成装置、並びに加熱制御方法及び加熱制御装置 - Google Patents

定着装置及び画像形成装置、並びに加熱制御方法及び加熱制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4786417B2
JP4786417B2 JP2006146619A JP2006146619A JP4786417B2 JP 4786417 B2 JP4786417 B2 JP 4786417B2 JP 2006146619 A JP2006146619 A JP 2006146619A JP 2006146619 A JP2006146619 A JP 2006146619A JP 4786417 B2 JP4786417 B2 JP 4786417B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
time
pwm
heating
pwm drive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006146619A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007316407A (ja
Inventor
洋 ▲瀬▼尾
元一 安井
禎史 小川
博 小出
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2006146619A priority Critical patent/JP4786417B2/ja
Priority to EP07252149A priority patent/EP1860517B1/en
Priority to CN2007101063864A priority patent/CN101078905B/zh
Priority to US11/802,938 priority patent/US7693439B2/en
Publication of JP2007316407A publication Critical patent/JP2007316407A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4786417B2 publication Critical patent/JP4786417B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2039Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat with means for controlling the fixing temperature
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D23/00Control of temperature
    • G05D23/19Control of temperature characterised by the use of electric means
    • G05D23/1906Control of temperature characterised by the use of electric means using an analogue comparing device
    • G05D23/1913Control of temperature characterised by the use of electric means using an analogue comparing device delivering a series of pulses
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D23/00Control of temperature
    • G05D23/19Control of temperature characterised by the use of electric means
    • G05D23/20Control of temperature characterised by the use of electric means with sensing elements having variation of electric or magnetic properties with change of temperature
    • G05D23/24Control of temperature characterised by the use of electric means with sensing elements having variation of electric or magnetic properties with change of temperature the sensing element having a resistance varying with temperature, e.g. a thermistor
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/20Details of the fixing device or porcess
    • G03G2215/2003Structural features of the fixing device
    • G03G2215/2016Heating belt
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/20Details of the fixing device or porcess
    • G03G2215/2003Structural features of the fixing device
    • G03G2215/2016Heating belt
    • G03G2215/2025Heating belt the fixing nip having a rotating belt support member opposing a pressure member
    • G03G2215/2032Heating belt the fixing nip having a rotating belt support member opposing a pressure member the belt further entrained around additional rotating belt support members

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Description

本発明は加熱対象の温度を制御対象とする制御方法及びこの制御方法を用いた装置に関し、特に電子写真装置における定着装置、インクジェットプリンタにおける乾燥装置、リライタブルメディア用消去装置及びこれら装置を備えている画像形成装置に関する。
従来知られている電子写真装置における定着装置、インクジェットプリンタにおける乾燥装置、リライタブルメディア用消去装置などを備えている画像形成装置では、ヒータなどの熱源を所望の温度に制御し、画像の定着/乾燥/消去などの画像形成処理を行う。
例えば電子写真方式における定着装置では、電子写真方式によって記録媒体上に形成されたトナー像を、加熱加圧し溶融することで画像を定着させる定着装置を用いたプリンタ、複写機、ファクシミリ等が知られている。電子写真方式における定着装置で最も一般的な記録媒体上のトナー層を記録媒体へ定着する方法としては、電力を供給してヒータを発熱し、この熱をトナー層に伝熱することで溶融定着を行うというものである。この所謂定着装置では、ヒータに電力を供給しトナー層を溶融する定着部材の温度を狙いの温度に昇温維持した上で、定着部材とそれに対向する回転体の形成するニップ部に記録媒体を通過させ、トナー層の溶融定着を行う。
この定着装置において画像品質を損なうことなく、記録媒体へトナー層を定着するためには、ニップ部でトナー層へ熱量を供給する定着部材の温度を狙いの温度に一定に維持する必要があり、温度が狙いよりも高すぎても低すぎても、オフセット(熱量過多によるトナー層の定着部材側への剥離)や定着不良(熱量不足によるトナー層溶融不足からなる定着強度不足)と呼ばれる画像不良を誘発する恐れがある。さらに近年のカラー化、高画質化に伴い、定着温度によって大きく変動してしまう光沢度のより精密な制御への要求が高まってきている。そのため定着部材の温度を一定に維持することは近年特に重要視されている課題である。
さらに十分に装置が放置冷却された状態からユーザーが電源をオンした後、マシンが使用可能になるまでには定着部材が狙いの温度に早く到達する必要があり、定着装置の使用可能までのウォームアップ時間の短縮はユーザーのお待たせ時間を短縮するために重要な課題となっている。
このお待たせ時間短縮の課題を達成するために定着部材の熱容量を低減することで、定着装置のウォームアップ時間を短縮する定着装置が開発され広く使用されている。その中には熱容量の小さな定着フィルムと対向する回転体にニップを形成するものがある。
また定着部材としてベルトを用い、ベルトを二つ以上の回転体により張架し、そのうち一方は定着ニップを形成する目的で熱伝導性の低い回転体を用い、対向する回転体とニップを形成し、ベルトを張架する他方の回転体に熱源を設けるものが見られる(所謂ベルト定着)。この方式の定着装置では熱源で発生した熱量を、定着ニップ位置までベルトを用いて運搬することによりトナー層に熱量を加え溶融定着を行う。
しかしお待たせ時間短縮の技術進歩の一方で、これらの技術によって定着部材の熱容量が小さくなったことで、ヒータへの供給電力に対する定着部材表面温度の応答性が速く、温度上昇や温度下降における制御上の時定数が小さくなってきている。よって表面温度を一定に維持するためには制御上の誤差を低減することが重要であり、温度制御は更なる高精度化が要求されてきている。
定着装置の加熱制御方法に関して、例えばヒータへのパワー駆動(加熱制御)は、ヒータへの供給電力を制御することで行っている。
ヒータへの供給電力の制御方法としては、定着温度に設けられたサーモパイル、サーミスタ等の温度センサにより温度を検出し、目標温度との差に応じて、検出温度が目標温度よりも低いときはヒータへの通電をオンして、目標温度より高いときにはオフするというスレッシュ制御法がある。しかしスレッシュ制御法による温度制御では、サーミスタの検知遅れや伝熱遅れに代表される制御上のむだ時間により遅れが生じるため、目標温度に対して温度リップルが発生することになり高精度な温度制御が困難である。
このため、温度のフィードバック量に基づいて、制御対象に対してヒータ操作量を演算出力する補償器(操作量演算手段)による制御方法がある。例えば、補償器としてはPI、PID操作量を演算するものであり、このPI制御あるいはPID制御ではP、IあるいはP、I、D係数のチューニングにより設計を行う。
PID制御では、目標温度と現在温度の偏差に比例した値を出力する比例動作と、前記偏差の積分に比例した値を出力する積分動作と、前記偏差の微分に比例した値を出力する微分動作の和を出力し、目標温度に向かって制御する。
このような手段を用いた場合にもヒータへの電流突入からヒータ発熱までの発熱遅れ、ヒータからの定着部材表層までの伝熱遅れ、温度センサの遅い応答性による検出遅れなど多くのむだ時間が存在するため、時定数の小さな系に対し温度のオーバーシュートやアンダーシュートと呼ばれるハンチングがむだ時間分発生してしまう。さらなる高精度制御を行うには、温度制御をPID制御のみで行うには課題が大きく、むだ時間補償を行う必要性が高まってきている。
そこで例えば特許文献1では、現在の検出温度と、直前の制御タイミングで検出された検出温度との差分をその間の制御間隔で除した平均変化率を算出し、その平均変化率を用いて次回の制御タイミングにおける予測温度を算出している。
そして、この予測温度が目標温度を超える場合にヒータに供給する電力(パワー)を調整するためにヒータ電源のオンオフ比率を変えて(デューティを下げて)制御し、そして逆に予測温度が目標温度を下回るときにヒータに供給する電力のオンオフの比率を変えて(デューティを上げて)制御している。
しかし、特許文献1の技術は次回の制御タイミングにおける予測温度が目標温度から大きくずれたときは、ヒータ駆動部から温度センサまでのむだ時間により調整に限界があるので温度リップルを画期的に低減できない。すなわち、これは連続的にむだ時間を考慮して制御していない。
さらに特許文献2では、目標値応答時にはモデルを用いてむだ時間補償を与えることでオーバーシュートやハンチングなどを抑制し、通常制御時にはむだ時間補償を与えないことで外乱によるハンチングを抑制している。
しかし、特許文献2の技術ではモデルを用いたむだ時間補償を与えても、外乱が生じむだ時間が変化する場合やヒータ駆動誤差が大きい場合には、実際の制御対象に対しモデル化誤差が発生することになりかえって制御を悪化させることもありえる。
特開2004−233543号公報 特許第3555609号公報
本発明は以上に鑑み、PWM駆動制御方法を用いた加熱制御装置、特に定着装置に関し、ヒータ駆動回路のPWM駆動周期における電力供給オフ時間の変化を考慮し駆動誤差を低減する方法、電力供給オフ時間のPWM駆動周期における配分を工夫することで加熱に関わらない長い電力供給オフ時間を一定化する方法、制御駆動回路内での駆動誤差を低減する方法を用い、外乱が生じた場合でも安定した加熱制御が可能な定着装置を提供するものである。
さらに本発明は、制御系内に小さいむだ時間があってもPIあるいはPID制御だけで狙いの特性にチューニングできる場合にも有効である。つまり上で述べた定着装置の場合、駆動パワー誤差があると温度変動が大きくなるが、この変動をも低減することで安定した加熱制御が可能な定着装置を提供するものである。
またさらに本発明は、供給する電力をスイッチングする交流電源正弦波電圧位相角の大きさで決定する位相制御法では、電流が急峻に立ち上がることによるノイズ(所謂スイッチングノイズ)が発生するという欠点があるが、このスイッチングノイズを抑制する方法を提供するものである。
本発明は、一対の回転体と、交流電源からの電力供給により駆動されて前記回転体の少なくとも一方を加熱する加熱部と、前記回転体の温度を検出する温度検出部と、前記温度検出部の出力に基づいて前記回転体の温度を設定温度にするために必要な加熱量を演算出力する演算部と前記演算出力結果に基づいて前記加熱部を駆動するPWM駆動信号を発生するPWM駆動回路とを有し、前記PWM駆動信号に基づいて前記加熱部による加熱量をPWM制御する制御部とを備え、前記一対の回転体のニップ部に記録媒体を通過させることにより、前記記録媒体上にトナー画像を定着させる定着装置において、前記PWM駆動回路は、前記交流電源からの電力供給をオン状態として前記加熱部を駆動する電力供給オン時間と前記電力供給をオフ状態として該加熱部を駆動しない電力供給オフ時間aとを合計した一PWM駆動周期の中で、前記電力供給オフ時間aを2分割した電力供給オフ時間a,a分の2つの前記電力供給オフ状態の間に前記電力供給オン時間分の前記電力供給オン状態を配置してなるPWM駆動周期パターンを含むPWM駆動信号を出力するものであり、前記PWM駆動周期は、前記交流電源波形のゼロクロス周期(交流正弦波の半周期)のn倍(nは3以上の整数)からなり、前記電力供給オフ時間a ,a はそれぞれ前記ゼロクロス周期のnより小なる整数倍からなるものであり、前記電力供給オフ時間aが前記ゼロクロス周期の偶数倍である場合、前記電力供給オフ時間a =a とし、前記電力供給オフ時間aが前記ゼロクロス周期の奇数倍である場合、前記電力供給オフ時間a 及びa について、a =a +(1ゼロクロス周期)又はa =a +(1ゼロクロス周期)として、前記PWM駆動周期パターンは、電力供給オフ時間a 、電力供給オン時間b、電力供給オフ時間a の順に配置してなることを特徴とする定着装置である。
また本発明は、前記PWM駆動周期は、定着装置の対応可能な交流電源周波数それぞれの周波数の逆数(周期)の公倍数であることを特徴とする定着装置である。
さらに本発明は、前記演算部は、前記加熱量をPWM駆動周期に占めるPWMパルスの幅の割合として演算出力するものであり、前記PWM駆動回路は、前記交流電源波形のゼロクロスタイミングのうち前記PWMパルスの立ち上がり位置または立ち下がり位置に最も近いゼロクロスタイミングを、前記PWM駆動周期パターンにおける加熱部のオンタイミングまたはオフタイミングとすることを特徴とする定着装置である。
またさらに本発明は、前記演算の結果に基づいてモデルを用いたむだ時間補償出力を与えるむだ時間補償手段を備え、前記むだ時間補償出力を前記演算部の入力側に与えて前記PWM制御することを特徴とする定着装置である。
また本発明は、像担持体上に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、前記静電潜像を、トナーを用いて現像する現像手段と、現像されたトナーを記録媒体に転写させる転写手段と、転写されたトナーを記録媒体に定着させる前記のいずれかの定着装置とを備えることを特徴とする画像形成装置である。
また本発明は、交流電源からの電力供給により駆動されて加熱対象を加熱する加熱部と、前記加熱対象の温度を検出する検出部と、前記検出部の出力に基づいて前記加熱対象の温度を設定温度にするために必要な加熱量を演算出力する演算部と該演算出力結果に基づいて前記加熱部を駆動するPWM駆動信号を発生するPWM駆動回路とを有し前記PWM駆動信号に基づいて前記加熱部による駆動量をPWM制御する制御部とを備える加熱装置における加熱制御方法であって、前記PWM駆動回路が出力する、前記交流電源からの電力供給をオン状態として前記加熱部を駆動する電力供給オン時間と前記電力供給をオフ状態として該加熱部を駆動しない電力供給オフ時間aとを合計した一PWM駆動周期の中で、前記電力供給オフ時間aを2分割した電力供給オフ時間a,a分の2つの前記電力供給オフ状態の間に前記電力供給オン時間分の前記電力供給オン状態を配置してなるPWM駆動周期パターンを含むPWM駆動信号に基づいて加熱部を駆動させるものであり、前記PWM駆動周期は、前記交流電源波形のゼロクロス周期(交流正弦波の半周期)のn倍(nは3以上の整数)からなり、前記電力供給オフ時間a ,a はそれぞれ前記ゼロクロス周期のnより小なる整数倍からなるものであり、前記電力供給オフ時間aが前記ゼロクロス周期の偶数倍である場合、前記電力供給オフ時間a =a とし、前記電力供給オフ時間aが前記ゼロクロス周期の奇数倍である場合、前記電力供給オフ時間a 及びa について、a =a +(1ゼロクロス周期)又はa =a と+(1ゼロクロス周期)として、前記PWM駆動周期パターンは、電力供給オフ時間a 、電力供給オン時間b、電力供給オフ時間a の順に配置してなることを特徴とする加熱制御方法である。
また本発明は、前記PWM駆動周期は、前記加熱装置の対応可能な交流電源周波数それぞれの周波数の逆数(周期)の公倍数であることを特徴とする加熱制御方法である。
さらに本発明は、前記演算部は、前記加熱量をPWM駆動周期に占めるPWMパルスの幅の割合として演算出力するものであり、前記PWM駆動回路は、前記交流電源波形のゼロクロスタイミングのうち前記PWMパルスの立ち上がり位置または立ち下がり位置に最も近いゼロクロスタイミングを、前記PWM駆動周期パターンにおける加熱部のオンタイミングまたはオフタイミングとすることを特徴とする加熱制御方法である。
またさらに本発明は、前記加熱装置は、前記演算の結果に基づいてモデルを用いたむだ時間補償出力を与えるむだ時間補償手段を備え、前記むだ時間補償出力を前記演算部の入力側に与えて前記PWM制御することを特徴とする加熱制御方法である。
また本発明は、交流電源からの電力供給により駆動されて加熱対象を加熱する加熱部と、前記加熱対象の温度を検出する検出部と、前記検出部の出力に基づいて前記加熱対象の温度を設定温度にするために必要な加熱量を演算出力する演算部と該演算出力結果に基づいて前記加熱部を駆動するPWM駆動信号を発生するPWM駆動回路とを有し、前記PWM駆動信号に基づいて前記加熱部による駆動量をPWM制御する制御部と前記演算の結果に基づいてモデルを用いたむだ時間補償出力を与えるむだ時間補償手段とを備え、前記むだ時間補償出力を前記演算部の入力側に与えて前記PWM制御し前記加熱部の温度制御を行う加熱制御装置において、前記PWM駆動回路は、前記交流電源からの電力供給をオン状態として前記加熱部を駆動する電力供給オン時間と前記電力供給をオフ状態として該加熱部を駆動しない電力供給オフ時間aとを合計した一PWM駆動周期の中で、前記電力供給オフ時間aを2分割した電力供給オフ時間a,a分の2つの前記電力供給オフ状態の間に前記電力供給オン時間分の前記電力供給オン状態を配置してなるPWM駆動周期パターンを含むPWM駆動信号を出力するものであり、前記PWM駆動周期は、前記交流電源波形のゼロクロス周期(交流正弦波の半周期)のn倍(nは3以上の整数)からなり、前記電力供給オフ時間a ,a はそれぞれ前記ゼロクロス周期のnより小なる整数倍からなるものであり、前記電力供給オフ時間aが前記ゼロクロス周期の偶数倍である場合、前記電力供給オフ時間a =a とし、前記電力供給オフ時間aが前記ゼロクロス周期の奇数倍である場合、前記電力供給オフ時間a 及びa について、a =a +(1ゼロクロス周期)又はa =a +(1ゼロクロス周期)として、前記PWM駆動周期パターンは、電力供給オフ時間a 、電力供給オン時間b、電力供給オフ時間a の順に配置してなることを特徴とする加熱制御装置である。
本発明の加熱制御方法によれば、PWM制御を行う制御系に通紙状態、設定温度変更、紙種変更等の外乱が発生した場合でも、温度制御装置における電力供給オフ時間のばらつきを抑制し一定化させることで温度リップルを低減することができる。
さらに本発明の定着装置によれば、通紙状態、設定温度変更、紙種変更等の外乱が発生した場合でも電力供給オフ時間を一定化させ、温度リップルを低減することで安定して記録媒体上に画像を定着させることができる。
またさらに本発明の画像形成装置によれば、通紙状態、設定温度変更、紙種変更等の外乱が発生した場合でも定着装置での電力供給オフ時間のばらつきを抑制し安定化させることでハンチングが減少され、様々な使用モードでも安定して記録媒体上に画像が定着可能となり、高品質な出力画像を得ることができる。
そして本発明の加熱制御方法によれば、加熱対象に様々な要因で温度変化が起こった場合でも、加熱制御のばらつきを抑制し安定化させることでハンチングが減少し安定した加熱を行うことができる。
そしてさらに本発明の加熱制御装置によれば、加熱対象に様々な要因で温度変化が起こった場合でも、加熱制御のばらつきを抑制し安定化させることでハンチングが減少し、加熱対象を安定して加熱することができる。
本発明は交流電源からの電力供給により駆動されて加熱対象を加熱する加熱部と、前記加熱対象の温度を検出する検出部と、前記検出部の出力に基づいて前記加熱対象の温度を設定温度にするために必要な加熱量を演算出力する演算部と前記演算出力結果に基づいて前記加熱部を駆動するPWM駆動信号を発生するPWM駆動回路とを有し、前記PWM駆動信号に基づいて前記加熱部による駆動量をPWM制御する制御部と前記演算の結果に基づいてモデルを用いたむだ時間補償出力を与えるむだ時間補償手段とを備え、前記むだ時間補償出力を前記演算部の入力側に与えて前記PWM制御し前記加熱部の温度制御を行う加熱制御装置において、前記PWM駆動回路は、前記交流電源からの電力供給をオン状態として前記加熱部を駆動する電力供給オン時間と前記電力供給をオフ状態として前記加熱部を駆動しない電力供給オフ時間aとを合計した一PWM駆動周期の中で、前記電力供給オフ時間aを2分割した電力供給オフ時間a,a分の2つの前記電力供給オフ状態の間に前記電力供給オン時間分の前記電力供給オン状態を配置してなるPWM駆動周期パターンを含むPWM駆動信号を出力することを特徴とする加熱制御装置である。
以下定着装置を例にとり本発明の構成を説明する。
〔第1の実施の形態〕
以下に本発明の定着装置を説明する。
図1は本発明の実施の形態であるローラ定着方式の定着装置の概略図である。
この定着装置は加熱ローラ11、加圧ローラ12と、加熱ローラ11の内部に熱源13(ハロゲンランプヒータ、IHヒータなど)とを備えてなり、加熱ローラ11と加圧ローラ12のニップ部においてトナーで形成された未定着画像が加熱加圧されることで記録媒体に定着する。制御部14は温度センサ15(サーモパイル、サーミスタなど)が検出した加熱ローラ11の温度に基づいて熱源13をPWM駆動して加熱対象の回転体である加熱ローラ11の温度制御を行う。
また図2は電子写真方式における定着装置で一般的に普及しているベルト定着方式の定着装置の概略図であり、本発明はベルト定着方式にも適用可能である。
この定着装置は加熱ローラ11、加圧ローラ12、定着ローラ21及び定着ベルト22と、加熱ローラ11の内部に熱源13(ハロゲンランプヒータ、IHヒータなど)とを備えてなり、定着ベルト22と加圧ローラ12のニップ部においてトナーで形成された未定着画像が加熱加圧されることで記録媒体に定着する。制御部14は温度センサ15(サーモパイル、サーミスタなど)が検出した定着ベルト22の温度に基づいて熱源13をPWM駆動して加熱対象の回転体である定着ベルト22の温度制御を行う。
熱源には、ヒータ自身が発熱するタイプのもの以外にも、誘導加熱(所謂IH)により熱容量の小さな定着部材を直接発熱させるものが、従来のヒータ自身が発熱するタイプのものを用いた熱源に比べて安全性や熱効率に優れることから、電子写真装置における定着装置や家電製品などにも広く普及してきている。また、誘導加熱を用いたタイプのものはヒータを定着部材内部に配置させることも、定着部材外部に配置させることも可能である。
図3は本発明の実施の形態である制御部14の構成を示すブロック図である。
操作量演算部30はインターフェイス31を介して画像形成装置本体と通信を行い、温度センサ15からの検出信号を受信し、定着部の温度制御を行うために必要な熱量を算出し設定PWM値を設定し、前記熱量を熱源13に発生させるために設定PWM値に基づいたPWMパルス信号32をPWM駆動回路33に出力する。PWMパルス信号32とは、PWM法により行う制御方法において必要な出力の駆動を行うためのパルス信号のことである。
PWM駆動回路33は、PWM駆動信号発生回路34、パワースイッチング回路35、ゼロクロス検知回路36、交流電源37、DC電源38からなり、PWMパルス信号32を受信しPWM駆動信号発生回路34からPWM駆動信号39を発信しPWM駆動信号39に基づいてパワースイッチング回路35をオンオフ動作させ熱源13をPWM駆動する。
図4は本発明の実施の形態である温度センサ15の検出温度に基づいてフィードバック制御する制御系のブロック図である。操作量演算部30に基準温度が入力され、必要な操作量が操作量演算部によって演算され、PWM駆動回路33を駆動させる信号が発信される。その信号を受信したPWM駆動回路33は熱源13をPWM駆動して発熱させ、定着ローラ11を加熱する。このとき温度センサ15が検出した検出温度は操作量演算部41にフィードバックされて一連の制御を行う。
〔PWM法〕
前記PWM駆動回路に用いられているPWM(Puls Width Modulation)法とは、交流電源の正弦波電圧を用いて一制御周期内での出力の幅を変化させて制御することで周期内の平均出力を制御する方法を言う。
図5は従来用いられている駆動制御を行うPWM駆動制御法の一例である。
図5において横軸は経過時間であり縦軸は各波形の振幅を表す。ここで(a)は交流電源37における交流電源波形51を表し、交流電源37からの供給電圧を表している。(b)はPWMパルス信号32を表し、PWMパルス信号32のパルス波形を表している。(c)はPWM出力波形52を表し、熱源13への出力を表している。
PWM法では、まず操作量演算部30で算出された必要熱量を出力するためのPWMパルス幅Pwを持つPWMパルス信号32が操作量演算部30からPWM駆動信号発生回路34に発信される。次にPWM駆動信号発生回路34において、PWMパルス幅Pwの区間内での最初の交流電源波形のゼロクロスポイントでPWM駆動信号34がオフからオンとなり、さらにPWMパルス幅Pwの区間外での最初の交流電源波形51のゼロクロスポイントでPWM駆動信号がオンからオフとなることで、PWM駆動信号39が熱源13に出力されることで熱源13がPWM出力波形52に示されるようにPWM駆動される。
〔電力供給オン時間/電力供給オフ時間〕
またPWM制御を用いた場合、ハンチングを引き起こす原因としてはPWM駆動周期内の電力供給オン時間及び電力供給オフ時間の変動の影響がある。
図6は従来の制御方法でPWM駆動する場合の連続的なPWM駆動周期の一例である。
図6(1)は通紙や設定温度変更、紙種変更等の外乱がない定常状態での制御例を表し、PWM駆動周期Twは100msec、交流電源波形のゼロクロス周期は10msec、出力Duty40%の条件でPWM駆動させる場合である。出力Duty40%であるので電力供給オフ時間(白抜き範囲)a=60msec、電力供給オン時間(網掛け範囲)b=40msecとし、PWM駆動周期Tw内で電力供給オン時間b、電力供給オフ時間aの順で配置され、PWM駆動周期Twが一定量の熱量を与える仕組みとなっている。図6(1)のような定常状態の場合、前記PWM駆動周期Twが連続して制御するため、規則的に電力供給オン時間bと電力供給オフ時間aが繰り返される。この場合は電力供給オン時間及び電力供給オフ時間が変動しないため、加熱に関わらない電力供給オフ時間は一定であり回転体の温度のハンチングが抑制される。
図6(2)は連続通紙や設定温度変更、紙種変更等の外乱がある非定常状態での制御例を表し、例えば回転する回転体に対して連続通紙した場合には、PWM駆動周期Twで見ると通紙がなく放熱分の熱量を補う加熱を行う周期Twと、放熱分に加えさらに記録紙と回転体が接触したことで奪われた熱量分の加熱が必要な周期Twとが存在し、常に一定の熱量を加熱する定常的な状態とは異なった制御を行う必要がある。
図6(2)ではPWM駆動周期Twは100msec、交流電源波形のゼロクロス周期は10msec、連続通紙のような非定常状態を想定した条件でPWM駆動させる場合である。連続通紙を想定した場合上述の通り加熱部が必要とする熱量が経時で変化するため、出力Duty40%である電力供給オフ時間a=60msec、電力供給オン時間b=40msecの周期と、出力Duty20%である電力供給オフ時間a=80msec、電力供給オン時間b=20msecの周期とを交互に繰り返し平均出力Duty30%として連続通紙のような非定常状態を想定する。各々のPWM駆動周期Tw内で電力供給オン時間b、電力供給オフ時間aの順で配置され、PWM駆動周期Twが一定量の熱量を与える仕組みとなっている。前記PWM駆動周期Twの後には異なるPWM駆動周期Twが制御を行い、不規則に電力供給オン時間bと電力供給オフ時間aが繰り返される。この場合は短い電力供給オフ時間(60msec)と長い電力供給オフ時間(80msec)とが交互に配置された状態となるため、加熱に関わらない長い電力供給オフ時間が存在し回転体の温度にハンチングが発生する
したがって、前記制御方法では定常的な操作時のハンチングは抑制できるものの、外乱に対してハンチングの発生を抑制することはできない。そこで、外乱の影響がある場合でも電力供給オン時間及び電力供給オフ時間が不規則にならずに平均化することで、外乱の影響を受けずにハンチングを抑制する制御方法が必要とされるため、本研究者らは鋭意研究を重ねた結果本発明に至った。
図7は本実施形態のPWM法の一つ目の実施例である。
本実施例1では、PWM駆動周期Twでヒータの駆動制御を行う。まず操作量演算部30で算出された必要な出力がPWMパルス信号32としてPWM駆動信号発生回路34に入力され、入力されたPWMパルス信号32より算出されたPWMパルス幅PwがPWM駆動周期Twの中心値から前後に振り分けられ、電力供給がオフ状態になる電力供給オフ時間aがaとaに二分割される。ここではPWM駆動周期Twがゼロクロス周期のn倍(n≧3の整数)であり、電力供給オフ時間aがゼロクロス周期の偶数倍である場合を考えると二分割されたオフ時間a及びaはゼロクロス周期のnより小なる整数倍でありa=aとする。このとき、オンオフの切り替えは交流電源波形のゼロクロスのタイミングで行われるためスイッチングノイズの発生を防いでいる。
また、図6(2)に示すように電力供給オフ時間aは外乱により変化する値であることから予測することは不可能であり、制御する上で隣接するPWM駆動周期Twにおけるaが異なるものになる。しかし、本実施例1によると周期Twの中心値から前後に振り分け、電力供給オフ時間をaとaに二分割したことで平均化されほぼ一定と見做せることになり加熱に関わらない電力供給オフ時間は一定化されハンチングが抑制される。
本実施例1は例えば図8のように示される。
図8(1)では、PWM駆動周期Twは100msec、交流電源波形のゼロクロス周期は10msec、出力Duty40%の条件でPWM駆動させる場合であり、外乱が発生していない状況を想定している。二分割された電力供給オフ時間はa=aは電力供給オフ時間a、電力供給オン時間b、電力供給オフ時間aの順で配置され繰り返され、電力供給オン時間bの間に存在する電力供給オフ時間(a+a)は60msecとなり常に一定である。この場合は、外乱の生じない状態では本発明を用いない図6(1)も常に一定となり差はない。
次に図8(2)は、PWM駆動周期Twは100msec、交流電源波形のゼロクロス周期は10msec、平均力Duty30%の条件でPWM駆動させる場合である。図6(2)と同様に出力Duty40%である電力供給オフ時間a=60msec、電力供給オン時間b=40msecの周期と、出力Duty20%である電力供給オフ時間a=80msec、電力供給オン時間b=20msecの周期とを交互に繰り返し平均出力Duty30%として連続通紙のような非定常状態を想定する。ここで各々の周期において二分割された電力供給オフ時間a=aが電力供給オフ時間a、電力供給オン時間b、電力供給オフ時間aの順で配置し繰り返される。ここで第1のPWM駆動周期Twにおける二分割された電力供給オフ時間a11=a12=30msec、第2のPWM駆動周期Twにおける二分割された電力供給オフ時間a21=a22=40msecとなり、n(nは正の整数)番目の電力供給オン時間bと、n+1番目の電力供給オン時間bn+1との間に存在する電力供給オフ時間(an、2+an+1、1)は70msecであることから電力供給オフ時間は常に一定である。電力供給オフ時間aがゼロクロス周期の偶数倍である場合に図6(2)では電力供給オン時間bの間に存在する電力供給オフ時間は60msecと80msecと一定にならず連続通紙時では変動するが、本実施例1の発明によると連続通紙時でも一定となり回転体の温度のハンチングが抑制される。
〔第2の実施の形態〕
本実施例2では、実施例1のPWM法の条件を前提としてさらにaとaの和aがゼロクロス周期の奇数倍である場合を考え、a及びaについて、a=a+(1ゼロクロス周期)又はa=aと+(1ゼロクロス周期)とし、電力供給オフ時間a、電力供給オン時間b、電力供給オフ時間aの順に配置する。
図9は従来の制御方法でPWM駆動する場合の連続的なPWM駆動周期の一例であり、aがゼロクロス周期の奇数倍である場合を想定している。
図9(1)は通紙や設定温度変更、紙種変更等の外乱がない定常状態での制御例を表し、PWM駆動周期Twは100msec、交流電源波形のゼロクロス周期は10msec、出力Duty30%の条件でPWM駆動させる場合である。出力Duty30%であるので電力供給オフ時間(白抜き範囲)a=70msec、電力供給オン時間(網掛け範囲)b=30msecとし、PWM駆動周期Tw内で電力供給オン時間b、電力供給オフ時間aの順で配置され、PWM駆動周期Twが一定量の熱量を与える仕組みとなっている。図9(1)のような定常状態の場合、前記PWM駆動周期Twが連続して制御するため、規則的に電力供給オン時間bと電力供給オフ時間aが繰り返される。この場合は電力供給オン時間及び電力供給オフ時間が変動しないため、加熱に関わらない電力供給オフ時間は一定であり回転体の温度のハンチングが抑制される。
図9(2)は電力供給オフ時間aがゼロクロス周期の奇数倍であり、さらに連続通紙の非定常状態を想定するため、常に一定の熱量を加熱する定常的な状態とは異なった制御を行う必要がある。
図9(2)ではPWM駆動周期Twは100msec、交流電源波形のゼロクロス周期は10msec、連続通紙のような非定常状態を想定した条件でPWM駆動させる場合である。連続通紙を想定した場合上述の通り加熱部が必要とする熱量が経時で変化するため、出力Duty70%である電力供給オフ時間a=30msec、電力供給オン時間b=70msecの周期と、出力Duty10%である電力供給オフ時間a=90msec、電力供給オン時間b=10msecの周期とを交互に繰り返し平均出力Duty40%として連続通紙のような非定常状態を想定する。各々のPWM駆動周期Tw内で電力供給オン時間b、電力供給オフ時間aの順で配置され、PWM駆動周期Twが一定量の熱量を与える仕組みとなっている。前記PWM駆動周期Twの後には異なるPWM駆動周期Twが制御を行い、不規則に電力供給オン時間bと電力供給オフ時間aが繰り返される。この場合は短い電力オフ時間(30msec)と長い電力オフ時間(90msec)とが交互に配置された状態となるため、加熱に関わらない長い電力供給オフ時間が存在し回転体の温度にハンチングが発生する。
一方、図10は本発明の実施の形態である実施例2の制御方法を用いてPWM駆動する場合の連続的なPWM駆動周期の一例であり、電力供給オフ時間aがゼロクロス周期の奇数倍である場合を想定している。
図10(1)では、PWM駆動周期Twは100msec、交流電源波形のゼロクロス周期は10msec、出力Duty30%の条件でPWM駆動させる場合であり、外乱が発生していない状況を想定している。ここで出力Dutyがゼロクロス周期の奇数倍(3倍)である30%であるため電力供給オフ時間a及びaは、a=a+10msec=40msecの関係にあり、電力供給オフ時間a、電力供給オン時間b、電力供給オフ時間a、電力供給オフ時間a、電力供給オン時間b、電力供給オフ時間aの順で配置され繰り返され、電力供給オン時間bの間に存在する電力供給オフ時間(a+a)は70msecとなり常に一定である。この場合は、外乱の生じない状態では本発明を用いない図9(1)も常に一定となり差はない。
次に図10(2)は、PWM駆動周期Twは100msec、交流電源波形のゼロクロス周期は10msec、平均力Duty40%の条件でPWM駆動させる場合である。図9(2)と同様に出力Duty70%である電力供給オフ時間a=30msec、電力供給オン時間b=70msecの周期と、出力Duty10%である電力供給オフ時間a=90msec、電力供給オン時間b=10msecの周期とを交互に繰り返し平均出力Duty40%として連続通紙のような非定常状態を想定する。ここで各々の周期において分割された電力供給オフ時間a及びaが、電力供給オフ時間a、電力供給オン時間b、電力供給オフ時間aの順で配置し繰り返される。ここで第1のPWM駆動周期Twにおける電力供給オフ時間a11及びa12は電力供給オフ時間a11=a12+10msec=20msec、第2のPWM駆動周期Twにおける電力供給オフ時間a21及びa22は電力供給オフ時間a21=a22+10msec=50msecとなり、n(nは正の整数)番目の電力供給オン時間bと、n+1番目の電力供給オン時間bn+1との間に存在する電力供給オフ時間(an、2+an+1、1)は60msecであることから電力供給オフ時間は常に一定である。図8(2)では電力供給オン時間bの間に存在する電力供給オフ時間は30msecと90msecと一定にならず連続通紙時では変動するが、本実施例2の発明によると連続通紙時でも一定となり回転体の温度のハンチングが抑制される。
このように電力供給オフ時間aがゼロクロス周期の奇数倍である場合でも電力供給オフ時間が一定と見做せることになり加熱に関わらない電力供給オフ時間は一定化され回転体の温度のハンチングが抑制される。
ところで、図10に示したPWM駆動を制御する方法では、PWM駆動周期Twにおける電力供給オン時間b、b1はPWM駆動周期Twの中心に配置されず、常にPWM駆動周期Twの中心からゼロクロス周期分だけずれた状態となっている。つまり、駆動パワーがPWM駆動周期Twの中心から両側に均等に振り分けられず偏った状態となっている。
これを改善するために、例えば図10(1)を例にとると、図10(1)の電力供給オフ時間a、電力供給オン時間b、電力供給オフ時間aの配置を変更するとよい。すなわち、第1のPWM駆動周期Twについて、電力供給オフ時間a、電力供給オン時間b、電力供給オフ時間aの時間順に配置したものとし、該第1のPWM駆動周期に隣接する第2のPWM駆動周期Twについて、電力供給オフ時間a、電力供給オン時間b、電力供給オフ時間aの時間順に配置するものとし、以降第1のPWM駆動周期Tw、第2のPWM駆動周期Tw、第1のPWM駆動周期Tw、第2のPWM駆動周期Tw・・・の配置とする。これにより、PWM駆動周期Twの中心からのゼロクロス周期のずれが隣接するPWM駆動周期Tw同士で相殺することになり、PWM駆動信号全体としては駆動パワーがPWM駆動周期Twの中心から両側に均等に振り分けられた状態となる。
〔第3の実施の形態〕
本実施例3の定着装置におけるPWM駆動周期は、定着装置の対応可能な交流電源周波数それぞれの周波数の逆数(周期)の公倍数である。
例えば日本国内では地域において交流電源が50Hzあるいは60Hzであり定着装置の設置場所によっては交流電源周波数が異なることがある。そのために、PWM駆動周期Twを一定にしてPWM制御するとTwの最初と最後にゼロクロスポイントが存在しない場合があり、Twの最初と最後から電力供給オフ時間a、aを交流電源正弦波半周期の整数倍で振り分けた場合、駆動誤差が発生する。
この誤差を低減するために、50Hzと60Hzの2種類の周波数に関わらず交流電源周期の正弦波半周期の自然数倍になるようにPWM駆動周期Twを選ぶ。すなわちPWM駆動周期Twは、下式の関係を満たすように選ぶことで駆動誤差が低減される。
Tw=L*(1/2f50)=M*(1/2f60
ここでLとMは自然数、fは周波数である。つまりM=(f60/f50)Lとなるので、50Hzと60Hzの場合M=1.2Lとなり、Tw=0.05Nの関係を満たせば良い。ここでNは自然数である。
ただしこの場合、Nが奇数の場合はPWM駆動周期の中心にゼロクロスポイントが存在しないため、PWM駆動信号をPWM駆動周期Twの中心から振り分ける制御方法を採る場合には正弦波の半周期分が中心から均等に振り分けられない。
そこで本実施例3では、実施例1のPWM法に加えさらにPWM駆動周期Twは、定着装置の対応可能な交流電源周波数である50Hz及び60Hzの周波数の逆数(周期)の公倍数であることとする。すなわちTw(sec)=0.10N(Nは自然数)とすることで50Hz及び60Hzの周波数の逆数(周期)の公倍数となり、どちらの環境下でも設定変更を行わずに装置の使用が可能であり、さらにPWM駆動周期Twの中心にはゼロクロスポイントが必ず存在する制御方法となっている。
このことで設置環境による周波数の違いから生じる回転体の温度のハンチングが抑制される。
〔第4の実施の形態〕
本実施例4では、実施例1のPWM法に加えさらに交流電源波形のゼロクロスタイミングのうちPWMパルスの立ち上がり位置または立ち下がり位置に最も近いゼロクロスタイミングを、PWM駆動周期パターンにおける加熱部のオンタイミングまたはオフタイミングとする。PWM駆動信号33をPWMパルス信号32に基づくPWMパルス幅Pwより大きめに設定するだけでなく小さめにも設定することを許容する(切り上げ及び切り下げを許容する)ことで、駆動誤差Pεは交流正弦波の1/4周期以下とすることができるため駆動誤差Pεから生じる回転体の温度のハンチングが抑制される。
ここで、本実施の形態に従って連続するPWM駆動周期パターンすべてにおいて、PWM駆動信号33をPWMパルス信号32に基づくPWMパルス幅Pwより小さめに設定すると、電力供給オン時間bはPWM駆動周期Twの中心に配置されず、常にPWM駆動周期Twの中心から一定の切り上げまたは切り下げに伴う誤差だけずれた状態となる。つまり、駆動パワーがPWM駆動周期Twの中心から両側に均等に振り分けられず偏った状態となっている。
これを改善するために、例えばある制御タイミングのPWM駆動周期パターンでPWM駆動信号33をPWMパルス信号32に基づくPWMパルス幅Pwより小さめに設定すると、つぎの制御タイミングのPWM駆動周期パターンではPWM駆動信号33をPWMパルス信号32に基づくPWMパルス幅Pwより大きめに設定するとよい。これにより、切り上げまたは切り下げに伴う誤差が隣接するPWM駆動周期Tw同士で相殺することになり、PWM駆動信号全体としては駆動パワーがPWM駆動周期Twの中心から両側に均等に振り分けられた状態とすることができる。
〔第5の実施の形態〕
ところで実施例1では、図4のように温度センサ15の検出温度に基づいてフィードバック制御する。この制御系では熱源13のオンオフ制御(一定基本周期を持つPWM制御)による時間遅れ(むだ時間)dと、熱源13の駆動部から温度センサ15検出までの熱伝達時間遅れ(むだ時間)dが存在するため、温度リップルが発生する。熱源13を加熱し、センサ15の出力が目標より大きくなったときにヒータ加熱を停止しても依然むだ時間分センサ15の出力は低下しないことからもリップルが起きることが想像できる。
また、むだ時間による位相遅れによる温度リップルを生じないように制御系のゲインを下げると制御誤差が増えるので、例えばPID補償器で定常誤差を小さくするようにできるが、応答性が遅くなるという不具合がある。結局、外乱が発生し誤差が発生したとき、それを低減するのに時間がかかる。
また図5のようにPWM駆動制御法では、理想的にはPWM駆動周期Tw内におけるPWMパルス幅Pw区間内ではオン、それ以外ではオフになるように駆動制御が行われ、PWM一周期内での平均出力がPw/TwとなることでPWMパルス信号に応じた出力が得られるが、実際にはスイッチングは交流電源波形51のゼロクロスのタイミングで行われるため、PWMパルスのオンオフと完全に一致したタイミングでは駆動制御が行われず、駆動開始遅れの誤差Pε1及び駆動停止遅れの誤差Pε2が生じるという問題がある。
〔むだ時間〕
むだ時間とは、入力信号が伝わり応答のある系において、様々な要素(むだ時間要素)が入力信号の伝達を阻害することで応答にある時間の遅れが生じるようなときの遅れ時間のことで、ローラ定着方式の定着装置の場合、熱源の駆動部から温度センサ検出までの熱伝達時間遅れがむだ時間として考えられ、またPWM法で温度制御されている定着装置の場合、前記駆動開始遅れの誤差Pε1及び駆動停止遅れの誤差Pε2などもむだ時間として考えられ、オーバーシュートやアンダーシュートが生じて回転体の温度のハンチングを引き起こす。
そこで本実施例5では、実施例1の制御系のみを変更し図11の構成のスミス補償器を用いることでPWM駆動制御法での誤差Pεや制御系でのむだ時間dを補償可能であり、電力供給オフ時間の変動による影響の補正及びむだ時間による影響の補正をする際のモデル化誤差が低減できる。
図11(1)及び図11(2)は本発明の定着装置に適用可能なスミス予測器で、温度センサ15の検出温度に基づいてフィードバック制御する制御系のブロック図である。
本発明における制御系では、定着部の温度を設定温度にするために必要な熱量の演算結果に基づいて、モデルを用いたむだ時間補償出力を与えるむだ時間補償手段となるスミス予測器を使用する。
図11(1)及び図11(2)のスミス予測器で使用するスミス補償法は、制御対象をむだ時間のない制御対象に見立てて制御可能とするもので、制御対象モデルを内部に持ち、制御対象モデルを用いて、むだ時間補償制御を行うものである。このスミス予測器と必要な加熱量を演算出力する演算手段となる操作量演算部を用いることで、この予測モデルからなるフィードバックループにはむだ時間要素がなくなり、むだ時間のない制御対象に対して操作量演算部のパラメータ設計を行うことができる。この結果、むだ時間を前予測した制御対象モデルに対して制御が行われるため、前述のむだ時間による回転体の温度のハンチングを抑制することができる。
このようにむだ時間補償出力を備えることで、規則的に起こる計算可能なむだ時間に関しては予測可能であり、温度リップルを抑制することは可能である。しかし通紙、設定温度変更、紙種変更等でPWM制御に発生する電力供給オフ時間の変動を抑制する手段は従来知られてなく、逆に前記補償手段を組み込むと増大する可能性もあったため、外乱発生時は補償手段を介さない別制御を行えるように切り替え手段を有することで、回転体の温度のハンチングの悪化を防止することは可能であった。
そこで本実施例5ではさらに実施例1で適用したPWM駆動制御方法を用いることで外乱発生時の電源供給オフ時間の変動を抑制し外乱発生時の回転体の温度のハンチングを減少させることを可能とし、またさらにむだ時間補償出力を備えることでむだ時間補償を可能とした。
〔第6の実施の形態〕
図12は本実施形態の画像形成装置の実施例である。
本発明の画像形成装置は、像担持体上に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、前記静電潜像を、トナーを用いて現像する現像手段と、現像された画像を記録媒体に転写させる転写手段と、トナーを記録媒体に定着させる定着手段とを備え、前記定着手段には第1の実施の形態〜第5の実施の形態のいずれかに記載の定着装置が用いられている。
以下、各手段について説明する。
[静電潜像形成手段]
静電潜像形成手段は、帯電手段と露光手段を含むものであり、静電潜像の形成は、像担持体表面を一様に帯電した後、露光することにより行うことができる。すなわち、静電潜像手段としては、像担持体表面を一様に帯電させる帯電器と、像担持体表面を露光する露光器とを少なくとも備える。
前記帯電器には、本実施例では接触帯電方式の帯電ローラ91を用いるが、目的に応じて選択することが可能であり、例えば、非接触帯電方式のものとしてはコロトロン、ストコロトロンなどが挙げられ、接触帯電方式のものとしてはブラシ、フィルム、ゴムブレード等が挙げられる。また、近接方式の非接触帯電器による帯電方法も挙げられる。
前記露光には、本実施例ではロッドレンズアレイ系の露光器92と光源として発光ダイオードを用いて像担持体93の表面を露光することにより行うことができる。他にも前記露光器としては複写光学系、レーザー光学系、液晶シャッタ光学系などの各種露光器が挙げられ、露光器の光源としては、半導体レーザー(LD)、エレクトロルミネッセンス(EL)などの光源が使用できる。
[現像手段]
前記現像は、前記静電潜像を、トナーを用いて現像し、可視像を形成することで行われる。現像手段としては、本実施例5ではトナーとキャリアを用いた磁気ブラシ現像法を用いるが、トナーを用いて現像することができれば特に制限はなく、公知のものの中から選択することが可能である。例えば、像担持体に形成された静電潜像を現像する手段には、カスケード現像法、噴霧(パウダークラウド)現像法、ファーブラシ現像法などの現像法がある。
現像器には、本実施例5では乾式現像方式のものを用い、前記トナーを摩擦攪拌させて帯電させる攪拌器94と、回転可能なマグネット式の現像ローラ95とを有してなる。他にも湿式現像方式のものであってもよい。
前記現像器内では、前記トナーと前記キャリアとが混合攪拌され、その際の摩擦により前記トナーが帯電し、回転する現像ローラ95の表面に穂立ち状態で保持され、磁気ブラシが形成される。前記現像ローラ95の表面に形成された前記磁気ブラシを構成する前記トナーの一部は、電気的な吸引力によって前記像担持体の表面に移動する。その結果、前記静電潜像が前記トナーにより現像されて像担持体の表面にトナーによる可視像が形成される。
前記トナーは、使用するトナーの帯電特性により、正転現像にも逆転現像にも対応可能である。像担持体の帯電極性と逆極性のトナーを使用した場合には正転現像が使用され、同極性のトナーを用いた場合には反転現像によって、静電潜像が現像される。
[転写手段]
前記転写手段は、前記可視像を像担持体に対して正電位を印加して記録媒体96に転写する方式で、本実施例4では像担持体と記録媒体96が接触する接触方式のもののうち、搬送工程も兼ね備えた転写ベルト97が用いられる。他にも接触方式のもので転写ローラを用いたものや、像担持体と記録媒体96が非接触である非接触方式のものでもよい。
転写方式としては、像担持体上に形成された可視像を転写ベルトにより、記録媒体側へ剥離帯電させる接触型が好ましく用いられる。転写ベルトに印加される極性は、像担持体の帯電極性、トナーの帯電極性、さらにネガポジ現像が主流であることから、転写手段(転写ベルト97)には正電荷が印加される。また、転写効率を良くするために像担持体上に形成された可視像に転写前チャージャ98を用いても良い。
[定着手段]
前記定着は、記録媒体に転写された可視像を第1の実施の形態〜第5の実施の形態のいずれかに記載の定着装置を用いて定着され、各色のトナーに対しこれを積層した状態で一度に同時に定着を行う。他にも、各色のトナーに対し前記記録媒体に転写する毎に行う方式であってもよい。定着の際の加熱加圧手段における加熱は、通常、80℃乃至200℃が好ましい。
また、本画像形成装置には前記手段以外にも公知のクリーニング手段99や除電手段100、及び図示しない記録媒体搬送手段などを備えてもよい。
以上のように、本発明の定着装置を用いた画像形成装置は、定着装置での電力供給オフ時間の変動によるハンチングが減少され、外乱が発生した場合でも温度制御がほぼ一定となり安定して記録媒体上に画像が定着可能となり、高品質な出力画像を得ることができる。
ローラ定着方式の定着装置の構成の一例を示す概略図である。 ベルト定着方式の定着装置の構成の一例を示す概略図である。 本発明における定着装置の駆動制御に適したPWM駆動回路の概略図である。 本発明における定着装置をフィードバック制御する制御系のブロック図である。 一般的なPWM駆動制御法の概念図である。 従来のPWM駆動制御法の連続制御の概念図である 本発明における定着装置のPWM駆動制御法の概念図である。 実施例1の定着装置におけるPWM駆動制御法の連続制御の概念図である。 一般的なPWM駆動制御法の概念図である。 実施例2の定着装置におけるPWM駆動制御法の連続制御の概念図である。 実施例5において定着装置を駆動制御する制御系のブロック図である。 本発明における画像形成装置の構成例を示す概略図である。
符号の説明
11 加熱ローラ
12 加圧ローラ
13 熱源
14 制御部
15 温度センサ
21 定着ローラ
22 定着ベルト
30 操作量演算部
31 本体とのインターフェイス
32 PWMパルス信号
33 PWM駆動回路
34 PWM駆動信号発生回路
35 パワースイッチング回路
36 セロクロス検知回路
37 交流電源
38 DC電源
39 PWM駆動信号
51 交流電源波形
52 PWM出力波形
91 帯電ローラ
92 露光器
93 像担持体
94 攪拌器
95 現像ローラ
96 記録媒体
97 転写ベルト
98 転写前チャージャ
99 クリーニング手段
100 除電手段
Pw PWMパルス幅
Pε 誤差
Tw PWM駆動周期
a 電力供給オフ時間
b 電力供給オン時間

Claims (10)

  1. 一対の回転体と、交流電源からの電力供給により駆動されて前記回転体の少なくとも一方を加熱する加熱部と、前記回転体の温度を検出する温度検出部と、前記温度検出部の出力に基づいて前記回転体の温度を設定温度にするために必要な加熱量を演算出力する演算部と該演算出力結果に基づいて前記加熱部を駆動するPWM駆動信号を発生するPWM駆動回路とを有し前記PWM駆動信号に基づいて前記加熱部による加熱量をPWM制御する制御部とを備え、前記一対の回転体のニップ部に記録媒体を通過させることにより、該記録媒体上にトナー画像を定着させる定着装置において、
    前記PWM駆動回路は、前記交流電源からの電力供給をオン状態として前記加熱部を駆動する電力供給オン時間と前記電力供給をオフ状態として該加熱部を駆動しない電力供給オフ時間aとを合計した一PWM駆動周期の中で、前記電力供給オフ時間aを2分割した電力供給オフ時間a,a分の2つの前記電力供給オフ状態の間に前記電力供給オン時間分の前記電力供給オン状態を配置してなるPWM駆動周期パターンを含むPWM駆動信号を出力するものであり、
    前記PWM駆動周期は、前記交流電源波形のゼロクロス周期(交流正弦波の半周期)のn倍(nは3以上の整数)からなり、
    前記電力供給オフ時間a ,a はそれぞれ前記ゼロクロス周期のnより小なる整数倍からなるものであり、
    前記電力供給オフ時間aが前記ゼロクロス周期の偶数倍である場合、前記電力供給オフ時間a =a とし、
    前記電力供給オフ時間aが前記ゼロクロス周期の奇数倍である場合、前記電力供給オフ時間a 及びa について、a =a +(1ゼロクロス周期)又はa =a +(1ゼロクロス周期)として、
    前記PWM駆動周期パターンは、電力供給オフ時間a 、電力供給オン時間b、電力供給オフ時間a の順に配置してなることを特徴とする定着装置。
  2. 前記PWM駆動周期は、当該定着装置の対応可能な交流電源周波数それぞれの周波数の逆数(周期)の公倍数であることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記演算部は、前記加熱量をPWM駆動周期に占めるPWMパルスの幅の割合として演算出力するものであり、
    前記PWM駆動回路は、前記交流電源波形のゼロクロスタイミングのうち前記PWMパルスの立ち上がり位置または立ち下がり位置に最も近いゼロクロスタイミングを、前記PWM駆動周期パターンにおける加熱部のオンタイミングまたはオフタイミングとすることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  4. 前記演算の結果に基づいてモデルを用いたむだ時間補償出力を与えるむだ時間補償手段を備え、前記むだ時間補償出力を前記演算部の入力側に与えて前記PWM制御することを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  5. 像担持体上に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、前記静電潜像を、トナーを用いて現像する現像手段と、現像されたトナーを記録媒体に転写させる転写手段と、転写されたトナーを記録媒体に定着させる請求項1乃至に記載のいずれかの定着装置が備えられていることを特徴とする画像形成装置。
  6. 交流電源からの電力供給により駆動されて加熱対象を加熱する加熱部と、前記加熱対象の温度を検出する検出部と、前記検出部の出力に基づいて前記加熱対象の温度を設定温度にするために必要な加熱量を演算出力する演算部と該演算出力結果に基づいて前記加熱部を駆動するPWM駆動信号を発生するPWM駆動回路とを有し前記PWM駆動信号に基づいて前記加熱部による駆動量をPWM制御する制御部とを備える加熱装置における加熱制御方法であって、
    前記PWM駆動回路が出力する、前記交流電源からの電力供給をオン状態として前記加熱部を駆動する電力供給オン時間と前記電力供給をオフ状態として該加熱部を駆動しない電力供給オフ時間aとを合計した一PWM駆動周期の中で、前記電力供給オフ時間aを2分割した電力供給オフ時間a,a分の2つの前記電力供給オフ状態の間に前記電力供給オン時間分の前記電力供給オン状態を配置してなるPWM駆動周期パターンを含むPWM駆動信号に基づいて加熱部を駆動させるものであり、
    前記PWM駆動周期は、前記交流電源波形のゼロクロス周期(交流正弦波の半周期)のn倍(nは3以上の整数)からなり、
    前記電力供給オフ時間a ,a はそれぞれ前記ゼロクロス周期のnより小なる整数倍からなるものであり、
    前記電力供給オフ時間aが前記ゼロクロス周期の偶数倍である場合、前記電力供給オフ時間a =a とし、
    前記電力供給オフ時間aが前記ゼロクロス周期の奇数倍である場合、前記電力供給オフ時間a 及びa について、a =a +(1ゼロクロス周期)又はa =a と+(1ゼロクロス周期)として、
    前記PWM駆動周期パターンは、電力供給オフ時間a 、電力供給オン時間b、電力供給オフ時間a の順に配置してなることを特徴とする加熱制御方法。
  7. 前記PWM駆動周期は、前記加熱装置の対応可能な交流電源周波数それぞれの周波数の逆数(周期)の公倍数であることを特徴とする請求項に記載の加熱制御方法。
  8. 前記演算部は、前記加熱量をPWM駆動周期に占めるPWMパルスの幅の割合として演算出力するものであり、
    前記PWM駆動回路は、前記交流電源波形のゼロクロスタイミングのうち前記PWMパルスの立ち上がり位置または立ち下がり位置に最も近いゼロクロスタイミングを、前記PWM駆動周期パターンにおける加熱部のオンタイミングまたはオフタイミングとすることを特徴とする請求項に記載の加熱制御方法。
  9. 前記加熱装置は、前記演算の結果に基づいてモデルを用いたむだ時間補償出力を与えるむだ時間補償手段を備え、前記むだ時間補償出力を前記演算部の入力側に与えて前記PWM制御することを特徴とする請求項に記載の加熱制御方法。
  10. 交流電源からの電力供給により駆動されて加熱対象を加熱する加熱部と、前記加熱対象の温度を検出する検出部と、前記検出部の出力に基づいて前記加熱対象の温度を設定温度にするために必要な加熱量を演算出力する演算部と該演算出力結果に基づいて前記加熱部を駆動するPWM駆動信号を発生するPWM駆動回路とを有し、前記PWM駆動信号に基づいて前記加熱部による駆動量をPWM制御する制御部と前記演算の結果に基づいてモデルを用いたむだ時間補償出力を与えるむだ時間補償手段とを備え、前記むだ時間補償出力を前記演算部の入力側に与えて前記PWM制御し前記加熱部の温度制御を行う加熱制御装置において、
    前記PWM駆動回路は、前記交流電源からの電力供給をオン状態として前記加熱部を駆動する電力供給オン時間と前記電力供給をオフ状態として該加熱部を駆動しない電力供給オフ時間aとを合計した一PWM駆動周期の中で、前記電力供給オフ時間aを2分割した電力供給オフ時間a,a分の2つの前記電力供給オフ状態の間に前記電力供給オン時間分の前記電力供給オン状態を配置してなるPWM駆動周期パターンを含むPWM駆動信号を出力するものであり、
    前記PWM駆動周期は、前記交流電源波形のゼロクロス周期(交流正弦波の半周期)のn倍(nは3以上の整数)からなり、
    前記電力供給オフ時間a ,a はそれぞれ前記ゼロクロス周期のnより小なる整数倍からなるものであり、
    前記電力供給オフ時間aが前記ゼロクロス周期の偶数倍である場合、前記電力供給オフ時間a =a とし、
    前記電力供給オフ時間aが前記ゼロクロス周期の奇数倍である場合、前記電力供給オフ時間a 及びa について、a =a +(1ゼロクロス周期)又はa =a +(1ゼロクロス周期)として、
    前記PWM駆動周期パターンは、電力供給オフ時間a 、電力供給オン時間b、電力供給オフ時間a の順に配置してなることを特徴とする加熱制御装置。
JP2006146619A 2006-05-26 2006-05-26 定着装置及び画像形成装置、並びに加熱制御方法及び加熱制御装置 Expired - Fee Related JP4786417B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006146619A JP4786417B2 (ja) 2006-05-26 2006-05-26 定着装置及び画像形成装置、並びに加熱制御方法及び加熱制御装置
EP07252149A EP1860517B1 (en) 2006-05-26 2007-05-25 Apparatus and method for heating control
CN2007101063864A CN101078905B (zh) 2006-05-26 2007-05-28 定影装置和图像形成装置、及加热控制方法和加热控制装置
US11/802,938 US7693439B2 (en) 2006-05-26 2007-05-29 Fixing device, and method and device for heating control used in the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006146619A JP4786417B2 (ja) 2006-05-26 2006-05-26 定着装置及び画像形成装置、並びに加熱制御方法及び加熱制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007316407A JP2007316407A (ja) 2007-12-06
JP4786417B2 true JP4786417B2 (ja) 2011-10-05

Family

ID=38335658

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006146619A Expired - Fee Related JP4786417B2 (ja) 2006-05-26 2006-05-26 定着装置及び画像形成装置、並びに加熱制御方法及び加熱制御装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7693439B2 (ja)
EP (1) EP1860517B1 (ja)
JP (1) JP4786417B2 (ja)
CN (1) CN101078905B (ja)

Families Citing this family (49)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5065871B2 (ja) * 2007-12-11 2012-11-07 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
US8369719B2 (en) * 2008-01-04 2013-02-05 Samsung Electronics Co., Ltd. Image forming apparatus, fusing device thereof and method of controlling fusing device
JP5361345B2 (ja) * 2008-11-20 2013-12-04 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP5360686B2 (ja) * 2009-05-27 2013-12-04 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5418068B2 (ja) * 2009-08-26 2014-02-19 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置
JP2011081338A (ja) * 2009-09-14 2011-04-21 Ricoh Co Ltd 定着装置
JP5375469B2 (ja) * 2009-09-14 2013-12-25 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5581634B2 (ja) * 2009-09-15 2014-09-03 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置
JP5333194B2 (ja) * 2009-12-22 2013-11-06 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP2011191607A (ja) 2010-03-16 2011-09-29 Ricoh Co Ltd 定着装置及び画像形成装置
JP5560791B2 (ja) 2010-03-16 2014-07-30 株式会社リコー 熱定着装置及び画像形成装置
JP2011197154A (ja) 2010-03-17 2011-10-06 Ricoh Co Ltd 定着装置、定着方法、画像形成装置及び画像形成方法
JP5510727B2 (ja) 2010-06-21 2014-06-04 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5617431B2 (ja) 2010-08-19 2014-11-05 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5593973B2 (ja) 2010-08-30 2014-09-24 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5610148B2 (ja) 2010-10-18 2014-10-22 株式会社リコー 画像形成装置
JP2012088491A (ja) 2010-10-19 2012-05-10 Ricoh Co Ltd 定着ローラ、定着装置及び画像形成装置
JP5707867B2 (ja) 2010-11-01 2015-04-30 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置
JP2012118481A (ja) 2010-11-10 2012-06-21 Ricoh Co Ltd 定着装置、画像形成装置、及び定着装置の制御方法
JP5744497B2 (ja) * 2010-12-09 2015-07-08 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP5625924B2 (ja) 2011-01-11 2014-11-19 株式会社リコー 電磁誘導加熱方式定着装置と画像形成装置
JP2012168403A (ja) 2011-02-15 2012-09-06 Ricoh Co Ltd 定着装置及び画像形成装置
JP5796303B2 (ja) 2011-02-16 2015-10-21 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5760505B2 (ja) 2011-02-25 2015-08-12 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5737629B2 (ja) 2011-12-26 2015-06-17 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5928783B2 (ja) 2012-01-11 2016-06-01 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置
JP5737520B2 (ja) 2012-01-13 2015-06-17 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5761524B2 (ja) 2012-01-13 2015-08-12 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP6024108B2 (ja) 2012-01-19 2016-11-09 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP6333511B6 (ja) 2012-01-23 2023-11-08 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP6052598B2 (ja) 2012-01-30 2016-12-27 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置
JP5995132B2 (ja) 2012-02-09 2016-09-21 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP6135051B2 (ja) 2012-02-09 2017-05-31 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP6103679B2 (ja) 2012-02-09 2017-03-29 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP6019779B2 (ja) 2012-02-09 2016-11-02 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP2013164463A (ja) 2012-02-09 2013-08-22 Ricoh Co Ltd 定着装置及び画像形成装置
JP6209311B2 (ja) 2012-02-09 2017-10-04 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP6019785B2 (ja) 2012-02-09 2016-11-02 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5896281B2 (ja) 2012-02-09 2016-03-30 株式会社リコー 画像形成装置
JP2013195857A (ja) 2012-03-22 2013-09-30 Ricoh Co Ltd 定着装置、及び、画像形成装置
JP5950152B2 (ja) 2012-03-22 2016-07-13 株式会社リコー 定着装置、及び、画像形成装置
JP6016071B2 (ja) 2012-05-18 2016-10-26 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
TWI630846B (zh) * 2014-08-21 2018-07-21 三緯國際立體列印科技股份有限公司 加熱控制裝置及其控制方法
CN105739271A (zh) * 2016-04-26 2016-07-06 东莞市上合旺盈印刷有限公司 一种无版印刷的数字印刷工艺
JP7027743B2 (ja) * 2017-09-11 2022-03-02 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
CN111123680A (zh) * 2018-11-01 2020-05-08 联想图像(天津)科技有限公司 打印机及其加热控制电路和加热装置
WO2020131023A1 (en) * 2018-12-18 2020-06-25 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Pulse width modulation value calculations
JP7346108B2 (ja) 2019-07-05 2023-09-19 キヤノン株式会社 定着装置及び画像形成装置
TWI716305B (zh) * 2020-03-30 2021-01-11 盛群半導體股份有限公司 脈衝訊號產生器

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62248003A (ja) * 1986-04-22 1987-10-29 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 脱硝装置のアンモニア注入量制御装置
GB2320341B (en) * 1993-10-15 1998-07-29 Seiko Epson Corp Temperature control in a fixing device for an image forming apparatus
JPH08234802A (ja) * 1995-02-28 1996-09-13 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 予測制御装置
JP3423555B2 (ja) * 1996-03-04 2003-07-07 株式会社リコー 定着装置
DE69733288T2 (de) * 1996-01-17 2006-01-26 Ricoh Co., Ltd. Fixiergerät für ein Bilderzeugungsgerät
JPH1097155A (ja) 1996-09-24 1998-04-14 Minolta Co Ltd 熱定着装置の電力制御装置
US6076951A (en) * 1996-10-16 2000-06-20 National University Of Singapore Frequency-domain adaptive controller
JP4200199B2 (ja) 1998-12-03 2008-12-24 リコープリンティングシステムズ株式会社 電子写真装置
JP3555609B2 (ja) 2001-11-30 2004-08-18 オムロン株式会社 制御装置、温度調節器および熱処理装置
JP2004078146A (ja) * 2002-03-14 2004-03-11 Ricoh Co Ltd 画像形成装置およびヒータ制御方法
JP2003295641A (ja) * 2002-04-04 2003-10-15 Canon Inc 画像形成装置
JP2003345171A (ja) 2002-05-28 2003-12-03 Ricoh Co Ltd 定着温度制御方法,定着装置および画像形成装置
JP2004233543A (ja) 2003-01-29 2004-08-19 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP4531487B2 (ja) 2003-11-13 2010-08-25 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置
US7139499B2 (en) * 2003-11-27 2006-11-21 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Induction heating type of fixing device and image forming apparatus equipped therewith
JP2006284997A (ja) * 2005-04-01 2006-10-19 Ricoh Printing Systems Ltd 定着装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007316407A (ja) 2007-12-06
CN101078905B (zh) 2011-06-01
EP1860517B1 (en) 2012-05-23
EP1860517A1 (en) 2007-11-28
CN101078905A (zh) 2007-11-28
US20080044196A1 (en) 2008-02-21
US7693439B2 (en) 2010-04-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4786417B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置、並びに加熱制御方法及び加熱制御装置
US20120224878A1 (en) Fixing device, image forming apparatus, and heater control method
JP5640750B2 (ja) 定着装置、画像形成装置、定着制御方法
JP2007102166A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5661435B2 (ja) 定着装置、画像形成装置、定着装置の温度制御方法、プログラムおよびその記録媒体
US8755705B2 (en) Image heating apparatus
US8340543B2 (en) Temperature control method for fixing device and image forming apparatus incorporating same
US8913909B2 (en) Image forming apparatus
US8725020B2 (en) Image forming apparatus having fixing unit for fixing unfixed toner image formed on recording material onto recording material by heat
US8204397B2 (en) Fixing apparatus, image forming apparatus and fixing method
JPH1091017A (ja) 像加熱装置
JP5744497B2 (ja) 画像形成装置
JP4539453B2 (ja) ヒータ制御装置、画像形成装置、ヒータ制御方法及びプログラム
JP6424571B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5381000B2 (ja) 定着制御装置、定着装置及び画像形成装置
JP5116137B2 (ja) 画像形成装置における定着装置の温度制御方法と装置
JP2005346475A (ja) 電力制御装置及びヒータ制御装置および画像形成装置
JP2009063843A (ja) 定着装置及びこの定着装置を搭載している画像形成装置
JP5822592B2 (ja) 画像形成装置
JP2017215542A (ja) 画像形成装置、定着器、温度制御方法
JP4981999B2 (ja) 定着装置、画像形成装置
JP5645640B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP6638237B2 (ja) 画像形成装置、定着部の制御方法、および、コンピュータプログラム
RU2477507C2 (ru) Устройство нагрева изображения
JP2019015960A (ja) 加熱制御装置、画像形成装置、加熱制御方法、並びにプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090302

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110517

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110601

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110712

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110713

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4786417

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140722

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees