JP5783451B2 - 定着装置、及び、画像形成装置 - Google Patents
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また、特許文献2、3には、励磁コイルによって電磁誘導加熱される発熱ローラ(金属パイプ)を、所定のキュリー温度を有する感温磁性材料で形成することで、発熱ローラ(金属パイプ)の過昇温を防止する技術が開示されている。
また、上述した特許文献2、3の定着装置は、電磁誘導加熱される発熱層と、昇温防止のために形成された感温磁性層と、が一体化されているために、発熱層の熱が感温磁性層に奪われてしない、定着ベルト(定着回転体)の昇温時間を充分に短縮化することができなかった。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
図1において、1は画像形成装置としての複写機の装置本体、2は原稿Dの画像情報を光学的に読み込む原稿読込部、3は原稿読込部2で読み込んだ画像情報に基いた露光光Lを感光体ドラム5上に照射する露光部、4は感光体ドラム5上にトナー像(画像)を形成する作像部、7は感光体ドラム5上に形成されたトナー像を記録媒体Pに転写する転写部、10はセットされた原稿Dを原稿読込部2に搬送する原稿搬送部、12〜14は転写紙等の記録媒体Pが収納された給紙部、20は記録媒体P上の未定着画像を定着する定着装置、21は定着装置20に設置された定着回転体としての定着ベルト、31は定着装置20に設置された加圧回転体としての加圧ローラ、を示す。
まず、原稿Dは、原稿搬送部10の搬送ローラによって、原稿台から図中の矢印方向に搬送されて、原稿読込部2上を通過する。このとき、原稿読込部2では、上方を通過する原稿Dの画像情報が光学的に読み取られる。
そして、原稿読込部2で読み取られた光学的な画像情報は、電気信号に変換された後に、露光部3(書込部)に送信される。そして、露光部3からは、その電気信号の画像情報に基づいたレーザ光等の露光光Lが、作像部4の感光体ドラム5上に向けて発せられる。
その後、感光体ドラム5上に形成された画像は、転写部7で、レジストローラ対(タイミングローラ対)により搬送された記録媒体P上に転写される。
まず、画像形成装置本体1の複数の給紙部12、13、14のうち、1つの給紙部が自動又は手動で選択される(例えば、最上段の給紙部12が選択されたものとする。)。
そして、給紙部12に収納された記録媒体Pの最上方の1枚が、搬送経路Kの位置に向けて搬送される。
こうして、一連の画像形成プロセスが完了する。
図2に示すように、定着装置20は、定着回転体(定着部材)としての定着ベルト21、発熱回転体23(発熱部材)、励磁コイル部25(誘導加熱部)、加圧回転体としての加圧ローラ31、温度検知手段としての温度センサ40、ガイド板35、37、等で構成される。
定着ベルト21の弾性層は、層厚が100〜300μm程度であって、シリコーンゴム、発泡性シリコーンゴム、フッ素ゴム、等のゴム材料で形成されている。弾性層を設けることで、ニップ部における定着ベルト21表面の微小な凹凸が形成されなくなり、記録媒体P上のトナー像Tに均一に熱が伝わりユズ肌画像の発生が抑止される。なお、本実施の形態では、定着ベルト21の弾性層として、層厚が200μmのシリコーンゴムを用いている。
定着ベルト21の離型層は、層厚が10〜50μm程度であって、PFA(テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、ポリイミド、ポリエーテルイミド、PES(ポリエーテルサルファイド)、等の材料で形成されている。離型層を設けることで、トナーT(トナー像)に対する離型性(剥離性)が担保される。
詳しくは、発熱回転体23は、定着ベルト21に内接する第1発熱部23Aと第2発熱部23Bとが分割して設けられていて、これらの発熱部23A、23Bが柱状部材を介して回転軸23b(不図示のステッピングモータ(移動機構)に接続されている。)に保持されている。そして、ステッピングモータによって回転軸23bを中心にして発熱回転体23が図2の両矢印方向に回転されて、第1発熱部23Aが励磁コイル部25に対向して第2発熱部23Bが加圧ローラ31に対向する姿勢(図2及び図3(A)の状態である。)と、第2発熱部23Bが励磁コイル部25に対向して第1発熱部23Aが加圧ローラ31に対向する姿勢(図3(B)の状態である。)と、が切り替えられることになる。
そして、ある程度剛性のある第1発熱部23A(又は、第2発熱部23B)によって、加圧ローラ31による加圧力を受けても定着ベルト21や発熱回転体23が大きく撓むことがなく、双方の部材21、31の間に加圧ローラ31の曲率にならうような良好なニップ部が形成されることになる。これにより、記録媒体Pは加圧ローラ31の曲率にならうようにニップ部から送出されるために、定着工程後の記録媒体Pが定着ベルト21に吸着して分離しないような不具合を抑止することができる。
ここで、先に説明したように、定着ベルト21にも第1発熱層が設けられているため、定着ベルト21(第1発熱層)自体も、励磁コイル部25により生成される交番磁界によって直接的に電磁誘導加熱されることになる。したがって、定着ベルト21は、励磁コイル部25により直接的に電磁誘導加熱されるとともに、発熱回転体23(励磁コイル部25により電磁誘導加熱されている。)によって間接的に加熱されることになり、定着ベルト21の加熱効率が高められる。
なお、励磁コイル部25の出力制御は、定着ベルト21表面に対向するサーミスタ、サーモパイル等の温度センサ40(温度検知手段)によるベルト表面温度の検知結果に基いておこなわれる。また、このような励磁コイル部25の出力制御によって、定着ベルト21の温度(定着温度)を所望の温度に設定することができる。
なお、発熱回転体23には、非導電部としてのスリット23aが形成されている。具体的に、図4を参照して、第1発熱部23Aには幅方向のほぼ全域にわたってスリット23a1が形成され、第2発熱部23Bには幅方向両端部にスリット23a2が形成されている。そして、発熱回転体23を回転させて励磁コイル部25に対してスリット23a(非導電部)の位置を移動させることで、第2発熱層の発熱量や発熱分布を可変することになるが、これについては後で詳しく説明する。
装置本体1の電源スイッチが投入されると、不図示の交流電源(高周波電源)から励磁コイル部25(励磁コイル26)に交番電流が供給されるとともに、加圧ローラ31の図2中の矢印方向の回転駆動が開始される。そして、ニップ部の位置における加圧ローラ31との摩擦力によって、定着ベルト21も図2中の矢印方向に従動(回転)する。
その後、給紙部12から記録媒体Pが給送されて、転写部7の位置で、記録媒体P上に未定着のカラー画像が担持(転写)される。未定着画像T(トナー像)が担持された記録媒体Pは、ガイド板35に案内されながら図2の矢印Y10方向に搬送されて、圧接状態にある定着ベルト21及び加圧ローラ31のニップ部に送入される。
そして、加熱状態にある定着ベルト21による加熱と、定着ベルト21(発熱回転体23)と加圧ローラ31との押圧力とによって、記録媒体Pの表面にトナー像Tが定着される。その後、ニップ部から送出された記録媒体Pは、矢印Y11方向に搬送される。
本実施の形態における定着装置20は、発熱回転体23の一部に非導電部としてのスリット23a(貫通穴)が形成されている。そして、不図示の移動機構によって発熱回転体23を回転させて励磁コイル部25に対してスリット23a(非導電部)の位置を移動させることで、第2発熱層の発熱量(電磁誘導加熱による発熱量である。)や、第2発熱層の発熱分布(電磁誘導加熱される第2発熱層の幅方向の発熱分布である。)を調整する。
そして、発熱回転体23は、ニップ部に搬送される記録媒体Pの幅方向サイズに合わせて複数のスリット23a1、23a2(非導電部)のうち励磁コイル部25に対向させるスリットが可変されるように回転されることになる。
また、この定着装置は、大サイズ紙が通紙される場合においても、図3(A)の状態(第1のスリット23a1が励磁コイル部25に対向する状態である。)から発熱回転体23の移動量を微調整することによって、発熱回転体23の発熱量を通紙領域全域にわたって微調整できるように構成されている。
これに対して、励磁コイル部25によって加熱される第2発熱層(発熱回転体23)の発熱量を増加する場合には、第1スリット23a1が励磁コイル部25の中央部に対向しないように発熱回転体23(第1発熱部23A)の対向位置を微調整する。このとき、発熱回転体23では比較的大きな磁路が形成されるために、発熱回転体23の発熱量が高くなる。
そして、このように発熱回転体23の発熱量を可変することによって、定着ベルト21の加熱状態を細かく調整することができる。
なお、図4では、2つのサイズの記録媒体Pに合わせて発熱回転体23にスリット23a1、23a2を形成したが、3つ以上のサイズの記録媒体Pに合わせて発熱回転体23にさらに複数のスリットを形成することもできる。
図5は、第1発熱層を鉄、ニッケル、コバルト、又は、それらの合金等の強磁性材料で形成したときの、第1発熱層の近傍に生成される磁場(コイル磁界)と、第1発熱層に作用する磁束密度と、の関係を示すグラフである。図5に示すように、磁場の大きさが大きくなるにつれて第1発熱層に作用する磁束密度は大きくなるが、磁場の大きさがある程度大きくなると磁束密度は飽和した状態になる(飽和磁束密度Cに達する)。そして、この飽和磁束密度Cよりも小さな磁束密度B1が作用するように励磁コイル部25を制御することにより、励磁コイル部25によって生成される磁束が、第1発熱層を貫くことなく、第1発熱層のみに作用することになる。これに対して、飽和磁束密度Cよりも大きな磁束密度B2が作用するように励磁コイル部25を制御することにより、励磁コイル部25によって生成される磁束が、第1発熱層を貫いて、第2発熱層(発熱回転体23)にも作用することになる。
その場合、第1発熱層のキュリー温度を定着温度近傍に設定することで、定着ベルト21の温度が定着温度を超えることがなくなるため、連続通紙時における定着ベルト21の温度リップルが小さくなり、定着性や光沢性が安定した定着画像を得ることができる。また、第1発熱層のキュリー温度を定着ベルト21の耐熱温度以下に設定することで、小サイズ紙(幅方向サイズが小さな記録媒体Pである。)を連続通紙した場合であっても、定着ベルト21の非通紙領域が耐熱温度を超えて過昇温する不具合を抑止することができる。
図6は、小サイズ紙の連続通紙時における定着ベルト21の幅方向の温度分布を示すグラフであって、一点鎖線Q0は第1発熱層を通常の金属材料で形成したときの温度分布を示し、実線Q1は第1発熱層を整磁性金属材料で形成したときの温度分布を示す。図6から、第1発熱層を整磁性金属材料で形成したときには、小サイズ紙の非通紙領域においても定着設定温度TMの近傍にベルト温度が抑えられていることがわかる。
その場合、励磁コイル部25と定着ベルト21との対向距離が変化しても、定着ベルト21を貫通する磁束の量は大きく変化しないため、定着ベルト21の幅方向の加熱ムラが発生しにくくなる。また、定着ベルト21の走行中に、定着ベルト21に幅方向のベルト寄りが生じても、定着ベルト21の幅方向の加熱ムラが発生しにくくなる。
そして、本実施の形態における定着装置20の構成において、第1発熱層の層厚が表皮深さよりも小さくなるように形成することで、励磁コイル部25の磁束が確実に第2発熱層(発熱回転体23)に達することになる。
その場合、第2発熱層のキュリー温度を定着温度より高く、定着ベルト21の耐熱温度以下に設定することで、定着ベルト21が過昇温する不具合を防止することができる。第2発熱層の温度がキュリー温度を超えると、励磁コイル部25からの磁束が第2発熱層を貫くことになる。そのため、定着ベルト21と発熱回転体23とを介して励磁コイル部25に対向するように非磁性材料で形成された磁束遮蔽部材を設置することが好ましい。これにより、第2発熱層を貫いた磁束が磁束遮蔽部材に達して、磁束遮蔽部材にて貫通磁束を打ち消すように渦電流が生じることになる。
この場合、励磁コイル部25からの磁束が第2発熱層を貫くことがなくなるため、遮蔽部材24を設置しなくても、発熱回転体23の誘導加熱効率を高めることができる。
そして、装置の稼動状況に合わせて、第2発熱層の発熱量を可変(調整)することで、種々のメリットを得ることができる。
これに対して、通紙時には、発熱回転体23(第2発熱層)による発熱量が小さくなるように、発熱回転体23の回転方向の姿勢を制御している。これにより、上述した立ち上げ時の動作によって充分に昇温した状態の定着ベルト21の加熱を補完するように、定着ベルト21と発熱回転体23との間で熱の受け渡しがおこなわれることになる。
なお、このような通紙時の制御は、連続通紙時においても同様におこなうことができる。
また、本実施の形態における画像形成装置はモノクロ画像形成装置であるが、カラー画像形成装置を用いる場合であって、モノクロ画像モードが実行されるとき(カラー画像を定着せずにモノクロ画像を定着するときである。)には、発熱回転体23(第2発熱層)による発熱量が小さくなるように、発熱回転体23の回転方向の姿勢を制御することもできる。これは、モノクロ画像モード時には、カラー画像モード時に比べて、記録媒体P上のトナー像に奪われる定着ベルト21の熱が小さいため、発熱回転体23から定着ベルト21に向けて多量の熱を伝熱しなくても定着ベルト21の温度を安定化できることによる。
具体的に、図7に示した発熱回転体23の発熱部は、第2発熱層に誘導される渦電流の方向に交差する方向に延在する非導電部としてのスリット23a11(貫通穴)が形成されている。詳しくは、発熱回転体23(発熱部)には、その幅方向両端部(小サイズ紙の非通紙領域に相当する部分である。)に、定着ベルト21の回転方向に対して平行に複数のスリット23a11が形成されている。
このように、発熱回転体23(第2発熱層)において、第2発熱層に誘導される渦電流の方向に交差する方向にスリット23a11(非導電部)を形成することにより、磁束がスリット23a11を超えて幅方向に流れ込むのを防ぐことができるため、発熱回転体23における通紙領域の両端部の温度が低下する(ダレる)のを防止することができる。さらに、図7に示すように、スリット23a11を小サイズ紙の非通紙領域に対応する両端部のみに形成した場合には、小サイズ紙を連続通紙したときの非通紙領域の過昇温をも防止することができる。
さらに、図8(B)に示すように、発熱回転体23(発熱部)の幅方向全域にわたって傾斜した複数のスリット23a12を形成することもできる。このような場合には、スリットが形成されていないものに比べて発熱回転体23の全体の発熱量が小さくなるものの、発熱回転体23の幅方向の発熱分布をさらに均一化することができる。
また、本実施の形態では、発熱回転体23において周方向に分割された複数の発熱部23A、23Bが離間するように形成したが、発熱回転体23において周方向に分割された複数の発熱部(発熱領域)が近接(当接)するように形成することもできる。そして、この場合にも、装置の稼働状況に合わせて複数に分割された発熱部(発熱領域)のうち選択した1つを励磁コイル部25に対向させるように発熱回転体23を回転させることで、本実施の形態とほぼ同様の効果を得ることができる。
20 定着装置、
21 定着ベルト(定着回転体)、
23 発熱回転体、
23A 第1発熱部、 23B 第2発熱部、
23a、23a1、23a2、23a11、23a12 スリット(非導電部)、
25 励磁コイル部(誘導加熱部)、
31 加圧ローラ(加圧回転体)。
Claims (6)
- 励磁コイル部によって電磁誘導加熱される第1発熱層を具備するとともに、所定方向に走行してトナー像を加熱して溶融する定着回転体と、
前記定着回転体に圧接して記録媒体が搬送されるニップ部を形成する加圧回転体と、
前記定着回転体を介して対向する前記励磁コイル部によって電磁誘導加熱される第2発熱層を具備して、前記定着回転体を加熱するとともに、前記定着回転体に内接した状態で前記定着回転体の内周面に沿って回転可能に形成された発熱回転体と、
を備え、
前記発熱回転体は、その周方向の一部に非導電部が少なくとも1つ幅方向に延在するように形成され、
前記発熱回転体における前記第2発熱層の発熱量を小さくする場合には、前記定着回転体の走行方向に対する前記励磁コイル部の中央部に前記非導電部が対向するように前記発熱回転体を回転し、
前記発熱回転体における前記第2発熱層の発熱量を大きくする場合には、前記定着回転体の走行方向に対する前記励磁コイル部の中央部に前記非導電部が形成されていない部分が対向するように前記発熱回転体を回転することを特徴とする定着装置。 - 前記定着回転体の表面温度を検知する温度検知手段を備え、
前記温度検知手段によって検知された温度が所定値に達した場合には、前記定着回転体の走行方向に対する前記励磁コイル部の中央部に前記非導電部が対向するように前記発熱回転体を回転し、
前記温度検知手段によって検知された温度が前記所定値以下になった場合には、前記定着回転体の走行方向に対する前記励磁コイル部の中央部に前記非導電部が形成されていない部分が対向するように前記発熱回転体を回転することを特徴とする請求項1に記載の定着装置。 - 前記発熱回転体は、その周方向の一部に前記非導電部が少なくとも1つ幅方向に延在するように形成された第1発熱部と、その周方向の一部に非導電部が少なくとも1つ幅方向両端部にのみ形成された第2発熱部と、を周方向に隙間をあけて離れた位置に具備し、
前記第2発熱部において前記非導電部が形成された幅方向両端部の範囲は、幅方向の全範囲に対応した記録媒体に対して幅方向サイズの小さな記録媒体の非通紙領域に対応する範囲であって、
前記幅方向サイズの小さな記録媒体が通紙される場合には、前記励磁コイル部に前記第2発熱部が対向するように前記発熱回転体を回転し、
前記幅方向の全範囲に対応した記録媒体が通紙される場合には、前記励磁コイル部に前記第1発熱部が対向するように前記発熱回転体を回転し、
前記幅方向の全範囲に対応した記録媒体が通紙される場合であって、前記第1発熱部における前記第2発熱層の発熱量を小さくする場合には、前記定着回転体の走行方向に対する前記励磁コイル部の中央部に前記第1発熱部の前記非導電部が対向するように前記発熱回転体を回転し、
前記幅方向の全範囲に対応した記録媒体が通紙される場合であって、前記第1発熱部における前記第2発熱層の発熱量を大きくする場合には、前記定着回転体の走行方向に対する前記励磁コイル部の中央部に前記第1発熱部の前記非導電部が形成されていない部分が対向するように前記発熱回転体を回転することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の定着装置。 - 装置の立ち上げ時には、前記定着回転体の走行方向に対する前記励磁コイル部の中央部に前記非導電部が形成されていない部分が対向するように前記発熱回転体を回転し、
通紙時には、前記定着回転体の走行方向に対する前記励磁コイル部の中央部に前記非導電部が対向するように前記発熱回転体を回転することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の定着装置。 - 厚さが所定値以下の記録媒体が通紙される場合、又は、カラー画像モードとモノクロ画像モードとのうち前記モノクロ画像モードが実行される場合、に前記定着回転体の走行方向に対する前記励磁コイル部の中央部に前記非導電部が形成されていない部分が対向するように前記発熱回転体を回転することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の定着装置。
- 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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