JP2009020131A - 加熱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】省エネルギー化・高速化に最も適したベルト加熱装置において、長手方向におけるニップ圧力を均一にし且つ十分なニップ圧を確保すること。
【解決手段】ハロゲンヒータ1と、定着ベルト2と、加圧ベルト3と、永久磁石4及びヨーク5と、加圧プレート7とを有し、転写材Pに担持された未定着画像を加圧・加熱する加熱装置において、永久磁石4及びヨーク5を内包する定着ベルト2又は加圧ベルト3は可撓性部材であり、定着ニップN長手方向中央部の定着ニップN内にあるヨーク5の形状は、定着ベルト2又は加圧ベルト3の内周面より定着ニップN側へ突出することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置に用いられる加熱装置に関するものである。特に、可撓性エンドレスベルトを用いたベルトの加熱装置に関する。
近年、画像形成装置本体の省エネルギー化と高速化が進む中、定着ローラもしくは加圧ローラに代わり、エンドレスベルトを用いた加熱装置が提案・実用化されている。ベルトを用いた加熱装置は、転写材が定着ニップを通過する時間が長くなり、比較的低い定着温度であっても画像定着することが可能で、結果、省エネルギー化と高速化に対応することができる。
一方、近年のフルカラー画像形成装置においては出力画像の高画質化もまた求められるところであり、加熱装置においてそれらに対処する必要が生じている。定着画像の高画質化を図るためには、定着ニップ内におけるベルトと転写材の接触を長手方向に渡って均一に確保すること、即ち定着ニップの長手方向に均一な圧力分布が必要である。特に上述した幅広い定着ニップを形成するベルト定着器においては、定着ニップの不均一性がより顕在化し、その対応が必須となる。
この課題に対し、例えば図8に示すような提案がなされている(特許文献1参照)。図8において71は加熱源としてのハロゲンヒータ、72はハロゲンヒータ71を内包する定着ベルト、73は加圧ベルトである。加圧ベルト73の内部には磁石74が設けられており、磁性材料からなるホルダ75に収容されている。定着ベルトの内部には吸引部材76が図示しない側板間に保持されて固定されている。定着ベルト72と加圧ベルト73は磁石74と吸引部材76の磁気吸引力により所定の圧力で定着ニップNを形成している。
不図示の駆動源により加圧ベルト73が図中A方向に回転駆動すると、定着ベルト72は定着ニップNにおける加圧ベルト73との摩擦力により従動回転する。この状態において不図示の画像形成装置より未定着画像の形成された転写材Pが図中D方向より定着ニップNに搬送されると、定着ベルト72、加圧ベルト73と転写材Pは一体となって定着ニップNを通過し、画像定着がなされる。
特開2004―020812
しかしながら、上述したベルトを用いた加熱装置には、以下のような技術的課題がある。
幅広い定着ニップを形成し、且つ、A3用機のように長手方向に長いベルト定着器において、磁気吸引力のみで加圧すると、長手方向における端部の定着ニップ圧不足が顕著になる。また、磁気吸引力に加え、不図示の機械的付勢力で定着ベルト72あるいは加圧ベルト73のいずれか、もしくは両方の両端部を加圧すると、長手方向における中央部の定着ニップ圧不足が顕著になる。
本発明の目的は、省エネルギー化・高速化に最も適したベルト加熱装置において、長手方向におけるニップ圧力を均一にし且つ十分なニップ圧を確保することである。
上記目的を達成するため、本発明の特徴的な構成は、
加熱体と、
画像形成された転写材の画像担持面に外周面を対向する定着部材と、
前記転写材の画像担持面と反対面に外周面を対向する加圧部材と、
前記定着部材又は前記加圧部材のいずれかに内包される磁力発生部材及び該磁力発生部材に磁気吸着した磁性部材と、
磁性材料を含む材料から構成され前記磁力発生部材及び前記磁性部材に磁気吸引されて前記定着部材及び前記加圧部材の定着ニップを形成する吸引部材とを有し、
前記定着ニップに前記転写材を通過させることによって前記転写材に担持された未定着画像を加圧・加熱する加熱装置において、
前記磁力発生部材及び前記磁性部材を内包する前記定着部材又は前記加圧部材は可撓性部材であり、
長手方向中央部の前記定着ニップ内にある前記磁性部材の形状は、前記定着部材又は前記加圧部材の内周面より前記定着ニップ側へ突出することを特徴とする。
以上の構成により、ベルト加熱装置において、長手方向におけるニップ圧力を均一にし且つ十分なニップ圧を確保することができる。
本発明における各実施形態について、以下に説明する。
〔第1実施形態〕
図を用いて本発明の第1実施形態を説明する。説明においては、まず、加熱装置を用いる画像形成装置の概略説明をした後、加熱装置の各実施形態について詳細に説明する。
(画像形成装置)
図7は画像形成装置の概略断面図である。図7に示すように、画像形成装置の画像形成部は、感光体ドラム101を有する。感光体ドラム101の周囲には、帯電ローラ102、レーザー露光装置103、現像装置104、クリーニングブレード105、転写ローラ106を有する。画像形成部から、記録媒体としての転写材Pの搬送方向下流には、定着手段としての加熱装置107が配設される。転写材Pは、特に限定するものではないが、紙、印刷紙、転写材転写材、OHT転写材、光沢紙、光沢フィルム等が好ましい。
以上の構成により、感光体ドラム101は、帯電ローラ102によって負の所定電位に一様に帯電される。次にレーザー露光装置103からの光による画像情報の走査露光がなされ、感光体ドラム101に走査露光パターンに対応した静電潜像が形成される。そして、当該静電潜像に対して現像装置104により現像材又はトナーが供給され、静電潜像がトナー像として可視像となる。
一方、所定の給送制御タイミングにて給送ローラ108が回転駆動されて給送カセット109から転写材Pが1枚、分離給送される。転写材Pは、搬送ローラ110、レジストローラ111等を含むシートパス112を通って、感光体ドラム101と転写ローラ106との当接部である転写ニップに、所定の制御タイミングにて導入される。その後、転写材Pの画像担持面に感光体ドラム101上のトナー像が転写される。
転写ニップを出た転写材Pは、感光体ドラム101面から分離されて、シートパス113を通って加熱装置107に導入される。そして転写材Pは、トナー像の加熱定着処理を受ける。その後、シートパス114を通って排出トレイ115上に排出される。
尚、本実施形態では、画像形成装置として単色のプリンターを例示して説明したが、これに限らず、複数色の画像形成を行うプリンターであってもよい。また、プリンターでなくともよく、ファクシミリや複写機であってもよい。
(加熱装置)
本実施形態の加熱装置について、詳細に説明する。図1は第1実施形態における加熱装置の搬送方向の断面図である。
図1を用いて加熱装置の概略を説明する。図1に示すように、本実施形態の加熱装置は、加熱体としてのハロゲンヒータ1を内包し、転写材Pにおいて未定着画像を担持する面である画像担持面に対して外周面を対向させる定着ベルト2を有する。また、転写材Pにおいて画像担持面と反対面に対して外周面を対向させる加圧ベルト3とを有する。加圧ベルト3は定着ベルト2に対して加圧される。
定着ベルト2は、定着ベルトガイド9にガイドされる。定着ベルト2には、定着ニップNの対向面に配設される磁力発生部材である永久磁石4と、永久磁石4に磁気吸着した磁性部材であるヨーク5と、永久磁石4を保持するホルダ6とが内包される。定着ベルト2の外部にはサーミスタ10が当接する。尚、永久磁石4は、単一又は複数の磁極を有する。
一方、加圧ベルト3は、駆動ローラ8と加圧ベルトガイド11とによって張架される。加圧ベルト3には、磁性材料を含む材料から構成され永久磁石4及びヨーク5に磁気吸引される吸引部材としての加圧プレート7が内包される。加圧プレート7は永久磁石4及びヨーク5に磁気吸引される。駆動ローラ8は不図示の駆動源より回転駆動される。
ホルダ6及び加圧プレート7に挟持されたベルト2、3が接触することによって形成される接触領域である、定着ニップNが形成される。
次に、各部材の詳細構成を説明する。
定着ベルト2は、例えば50μm〜100μm厚のポリイミド等の耐熱性樹脂やSUS等の金属を基層とし、その上にSiゴム等の弾性層とPFA等の離型層を各々300μm、30μmの厚みで積層したエンドレスベルトである。定着ベルト2は、定着ベルトガイド9と緩く嵌り合う可撓性部材の回転体である。
定着ベルト2の表面にはサーミスタ10が当接し、定着ベルト2の表面温度を検出する。サーミスタ10は不図示の加熱装置制御回路に接続され、当該制御回路によってサーミスタ10の検出温度と所定の設定温度が比較される。そして、サーミスタ10による検出温度が低い場合には、ハロゲンヒータ1を点灯させる。一方、サーミスタ10による検出温度が高い場合にはハロゲンゲンヒータ1を消灯させる。こうして、定着ベルト2の表面温度は、設定温度に保たれる。
加圧ベルト3は、例えば50μm〜100μm厚のポリイミド等の耐熱性樹脂やSUS等の金属を基層とし、その上にSiゴム等の弾性層とPFA等の離型層を各々1mm、30μmの厚みで積層したエンドレスベルトである。加圧ベルト3は、回転自在に設けられた駆動ローラ8及び加圧ベルトガイド11により張架懸回されている。
永久磁石4は、例えば耐熱磁気特性に優れたSm―Co系あるいはNd―Fe―b系の希土類磁石であり、図1中のB方向に着磁がなされている。
ヨーク5は、例えば2〜3mm厚のFe等の強磁性材料で形成され、永久磁石4に吸着して永久磁石4から定着ニップNとは逆側へ漏れる磁力線を定着ニップ側へと誘導して図中B方向の磁力を向上させる。
ホルダ6は、例えば1mm厚のSUSやアルミニウム等の非磁性材料を基層とし、定着ベルト2内面と摺動する面に例えば30μm厚PFA等の離型層が積層接着される。
加圧プレート7は、例えば2〜3mm厚のFe等の強磁性材料を基層とし、加圧ベルト3の内面側に30μm厚のPFA等の離型層が積層接着されている。加圧プレート7は、加圧ベルト3及び定着ベルト2を介して永久磁石4及びヨーク5に磁気吸引され、定着ベルト2及び加圧ベルト3を圧接して定着ニップNを形成する。
以上の構成により、駆動ローラ8が不図示の画像形成装置本体の駆動源により図1中のC方向に駆動されると、加圧ベルト3は駆動ローラ8表面との摩擦により駆動される。また定着ベルト2は、加圧ベルト3との摩擦力により、加圧ベルト3と一体となって従動回転する。定着ベルト2の両端部は、不図示の機械的付勢力により、加圧ベルト3に対して加圧される。このような状態において、定着ベルト2の外周面側に未定着画像が担持された転写材Pが不図示の画像形成装置転写部より図中D方向から定着ニップNに送られる。転写材Pは、定着ベルト2及び加圧ベルト3と一体となって定着ニップNを通過して加圧・加熱され、画像定着がなされる。
本実施形態の特徴を図2を用いて説明する。図2は第1実施形態の加熱装置の定着ニップN長手方向の断面図(図1の破線部における断面図)である。尚、長手方向とは、転写材Pの搬送方向と直交する方向である。
図2に示すように、ホルダ6は永久磁石4と加圧プレート7の磁気吸引力によって定着ベルト2内面に圧接している。一方、ヨーク5の定着ニップ内の長手方向中央部の端面は、定着ベルト2の内周面に沿うホルダ6より定着ニップN側に例えば突出量dとして0.1〜0.5mmほど突出した突出部5aとなる。そして突出部5aは、定着ベルト2を内面から加圧ベルト3側に押圧することによって、定着ニップN内の加圧ベルト3の弾性層を局所的に圧縮し、高加圧部を形成している。
以上の構成により、本実施形態には以下の効果がある。
本実施形態においては、永久磁石4と加圧プレート7の磁気吸引力を用いて定着ニップNを形成する。ここで、磁気吸引力は場所によらず略一定である。このため、ベルトを用いて定着ニップNの幅を広げた加熱装置であっても、定着ニップN内での搬送方向の定着ニップN圧力を均一化することができる。例えば、先述したA3サイズの幅をもつ転写材Pのように長手方向に長く幅広い定着ニップNを有する加熱装置においても、省エネルギー化と高速化に対応しつつ、高画質・高光沢な定着画像を得ることができる。
また、定着ニップの長手方向中央部において、ヨーク5の端面を突出させて突出部5aを形成する。これによって、形状的に高加圧部を形成できる上、ヨーク端面に集中して誘導される磁力線によって磁気的にも高加圧部を形成することが可能となる。
更には、放射磁力を抑制し磁気吸引力を向上させる目的のヨーク5を、局所的な高加圧部を形成するために用いる。これにより、高加圧部を形成するために別途部品を設ける必要がなくなる。また、他の部品を設ける必要がなくなるため、装置大型化も防止することができる。
以上の結果、磁気吸引力に加えて、不図示の機械的付勢力で定着ベルト2の両端部を加圧する場合でも、長手方向における中央部の定着ニップ圧不足を防止することが可能になる。これにより、省エネルギー化と高速化に対応しつつ高画質・高光沢な定着画像を得ることができる。
本実施形態では定着ニップを形成する磁力発生部材として永久磁石4を用いて例示したが、永久磁石4に限るものではない。例えば、電磁石のように磁力を発生する部材であれば、同様の効果が得られる。
また、本実施形態では定着ベルト2の両端部を機械的付勢力により加圧ベルト3に加圧するとしたが、これに限るものではない。例えば、加圧ベルト3の両端部を機械的付勢力により定着ベルト2に加圧しても同様の効果が得られる。
尚、このような技術的手段において、本願の適用対象は、磁力発生部材を内包するベルトをエンドレス状のベルトにした形態をも含む。また磁気吸引される吸引部材が磁力発生部材及び磁性部材を内包しない定着部材又は加圧部材そのものである形態をも含む。本願の加熱装置の駆動方式については、磁力発生部材の内包によらず、定着部材及び加圧部材のいずれを駆動しても差し支えはない。
〔第2実施形態〕
図を用いて本発明の第2実施形態を説明する。図3は第2実施形態における加熱装置の搬送方向の断面図である。尚、前述の実施形態と同様な構成要素については、同様な符号を付して詳細な説明を省略する。
図3に示すように、本実施形態の加熱装置は、定着ニップNを直接加熱する加熱体としての面状ヒータ12、定着ベルト13、加圧ベルト14を有する。本実施形態においては、永久磁石4及びヨーク5は加圧ベルト14に、加圧プレート7は定着ベルト13に内包される。
次に、各部材の詳細構成を説明する。
面状ヒータ12は、アルミナ等でできた絶縁基板表面に、例えばAg/Pd(銀パラジウム)等の電気抵抗材料を厚み約10μm、幅1〜3mmにスクリーン印刷等により塗工し発熱パターンを形成し、その上にガラスやフッ素樹脂等の絶縁層をコートする。また、面状ヒータ12は、不図示の温度検出素子により第1実施形態と同様に温度制御される。
定着ベルト13は、例えば50μm〜100μm厚のポリイミド等の耐熱性樹脂やSUS等の金属を基層とし、その上にSiゴム等の弾性層とPFA等の離型層を各々1mm、30μmの厚みで積層したエンドレスベルトである。定着ベルト13は、第1実施形態と同様に定着ベルトガイド9に緩く嵌り合う可撓性部材の回転体である。
加圧ベルト14は、例えば50μm〜100μm厚のポリイミド等の耐熱性樹脂やSUS等の金属を基層とし、その上にSiゴム等の弾性層とPFA等の離型層を各々300μm、30μmの厚みで積層したエンドレスベルトである。本実施形態では加圧ベルト14内の永久磁石4及びヨーク5と、定着ベルト13内の加圧プレート7による磁気吸引力によって、面状ヒータ12、定着ベルト13と加圧ベルト14が圧接される。
本実施形態の特徴を図4を用いて説明する。図4は第2実施形態の加熱装置の定着ニップN長手方向の断面図(図3の破線部における断面図)である。
図4に示すように、本実施形態においては、定着ニップ内の長手方向中央部において、ヨーク5の端面を定着ニップN側へ、例えば突出量dを0.1〜0.5mmほど突出させて突出部5aとする。突出部5aにより、定着ニップN内において局所的な高加圧部を形成する。
この構成により、本実施形態には第1実施形態と同様の効果がある他、以下の特有な効果がある。即ち、加圧ベルト14内に永久磁石4及びヨーク5を配置することで、定着ニップNに面状ヒータ12を配置することができる。これにより、定着ニップNの直接的な加熱を可能にしている。この結果、加熱装置において、急速加熱を図ることができる。
〔第3実施形態〕
図を用いて本発明の第3実施形態を説明する。図5は第3実施形態における加熱装置の搬送方向の断面図である。尚、前述の実施形態と同様な構成要素については、同様な符号を付して詳細な説明を省略する。
図5に示すように、本実施形態の加熱装置は、ハロゲンヒータ1を内包する定着ローラ15を有する。本実施形態においては、永久磁石4及びヨーク5は加圧ベルト14に内包される。
定着ローラ15は、例えば2〜3mm厚のFe等の強磁性材料による円筒の外周にSiゴム等の弾性層とPFA等の離型層を各々1mm、30μmの厚みで積層して構成される。本実施形態による定着ローラ15は強磁性材料を基層に構成されるため、対向する永久磁石4及びヨーク5によって加圧ベルト14を介して直接吸引される。定着ローラ15は、加圧ベルト14との間に定着ニップNを形成する。
本実施形態の特徴を図6を用いて説明する。図6は第3実施形態の加熱装置の定着ニップN長手方向の断面図(図5の破線部における断面図)である。
図6に示すように、本実施形態においては、定着ニップN長手方向の中央部において、ヨーク5の端面を定着ニップN側へ、例えば突出量dを0.1〜0.5mmほど突出させて突出部5aとする。
この構成により、本実施形態には第1実施形態及び第2実施形態と同様の効果がある他、以下の特有な効果がある。
定着ローラ15を強磁性材料で形成することにより、第1実施形態で用いられた加圧プレート7が不要になり、部品点数を削減することができる。またこれにより、加熱装置の熱容量をより低減することができる。
本実施形態では定着部材をローラ形状として強磁性材料で構成した形態を示したが、これに限るものではない。例えば、加圧部材をローラ形状として強磁性材料で構成した場合も同様の効果を得ることできる。
第1実施形態における加熱装置の搬送方向の断面図。 第1実施形態の加熱装置の定着ニップN長手方向の断面図。 第2実施形態における加熱装置の搬送方向の断面図。 第2実施形態の加熱装置の定着ニップN長手方向の断面図。 第3実施形態における加熱装置の搬送方向の断面図。 第3実施形態の加熱装置の定着ニップN長手方向の断面図。 画像形成装置の概略断面図。 従来の構成の説明図。
符号の説明
N…定着ニップ、P…転写材、1…ハロゲンヒータ、2…定着ベルト、3…加圧ベルト、4…永久磁石、5…ヨーク、5a…突出部、6…ホルダ、7…加圧プレート、8…駆動ローラ、9…定着ベルトガイド、10…サーミスタ、11…加圧ベルトガイド、12…面状ヒータ、13…定着ベルト、14…加圧ベルト、15…定着ローラ、101…感光体ドラム、102…帯電ローラ、103…レーザー露光装置、104…現像装置、105…クリーニングブレード、106…転写ローラ、107…加熱装置、108…給送ローラ、109…給送カセット、110…搬送ローラ、111…レジストローラ、112…シートパス、114…シートパス、115…排出トレイ

Claims (7)

  1. 加熱体と、画像形成された転写材の画像担持面に外周面を対向する定着部材と、前記転写材の画像担持面と反対面に外周面を対向する加圧部材と、前記定着部材又は前記加圧部材のいずれかに内包される磁力発生部材及び該磁力発生部材に磁気吸着した磁性部材と、磁性材料を含む材料から構成され前記磁力発生部材及び前記磁性部材に磁気吸引されて前記定着部材及び前記加圧部材の定着ニップを形成する吸引部材とを有し、前記定着ニップに前記転写材を通過させることによって前記転写材に担持された未定着画像を加圧・加熱する加熱装置において、
    前記磁力発生部材及び前記磁性部材を内包する前記定着部材又は前記加圧部材は可撓性部材であり、
    長手方向中央部の前記定着ニップ内にある前記磁性部材の形状は、前記定着部材又は前記加圧部材の内周面より前記定着ニップ側へ突出することを特徴とする加熱装置。
  2. 前記磁力発生部材は、前記定着ニップの対向面に単一又は複数の磁極を有する永久磁石であることを特徴とする請求項1に記載の加熱装置。
  3. 前記磁性部材は強磁性材料であることを特徴とする請求項1に記載の加熱装置。
  4. 前記吸引部材は強磁性材料を含む材料から構成されることを特徴とする請求項1に記載の加熱装置。
  5. 前記可撓性部材が回転体であることを特徴とする請求項1に記載の加熱装置。
  6. 前記加熱体は、前記定着部材又は前記加圧部材のいずれかに接触し、前記定着ニップを直接加熱することを特徴とする請求項1に記載の加熱装置。
  7. 前記吸引部材は前記磁力発生部材及び前記磁性部材を内包しない前記定着部材又は前記加圧部材であることを特徴とする請求項1に記載の加熱装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012181403A (ja) * 2011-03-02 2012-09-20 Ricoh Co Ltd 定着装置、及び画像形成装置
US9746804B1 (en) * 2016-02-25 2017-08-29 Fuji Xerox Co., Ltd. Fixing device and image forming apparatus

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