JP7467920B2 - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本開示は、シート上の未定着画像を定着させる定着装置および画像形成装置に関する。
プリンターなどの画像形成装置は、加熱された無端状のベルトを加圧ローラーに接触させて定着ニップを形成し、定着ニップをシートが通過することによりシート上のトナーなどの未定着画像を定着させる方式の定着装置を備えているものがある(特許文献1)。
ベルトを用いる定着装置では、通常、ベルトの内側に押圧部材を配置し、押圧部材でベルトを介してベルトの外側に配された加圧ローラーを押圧することで定着ニップに適正な圧力を付与する構成になっている。
さらに、押圧部材とベルト内周面間に、表面に凹凸が形成されたガラスクロスなどからなる摺動用部材を介在させて、ベルト内周面との接触面積を低下させつつ、ベルト内周面に潤滑剤を塗布する塗布部材を設けることで、直接、押圧部材をベルト内周面に当接させる構成よりも押圧により発生する摩擦力(摺動抵抗)を低減させることが行われている。
特開平10-319772号公報
上記のようなベルトを用いる定着装置では、プリントの生産性を向上すべく、ベルトの厚みを薄くして低熱容量化を図ってベルトの昇温特性を高めることが主流になってきている。ベルトは、通常、PI(ポリイミド樹脂)などからなる基層の上にフッ素樹脂などの離型層が積層されてなるが、ガラスクロスなどからなる摺動用部材の方がベルトよりもかなり硬い。このため、ベルトの厚みを薄くするほど、ベルトの内周面が摺動用部材の表面の凹凸に倣って変形し、この変形が大きくなると、定着性の低下、具体的にはグレーや黒色のベタ画像において光沢ムラが生じ易くなる。なぜなら、凹凸変形したベルトの凸の頂部と凹の底部とで微小とはいえ記録シートSに付与する熱量の差が生じ、この差が定着性に影響を与えて光沢ムラ発生の原因になると考えられる。
また、ベルト内周面は、通常、凹凸形状の表面を有する摺動用部材よりも粗さがかなり小さいので、摺動用部材よりも潤滑剤の離型性がかなり高い。換言すると、摺動用部材は、離型性がかなり低いことを意味し、離型性が低いということは、ベルト内周面に塗布された潤滑剤がベルトから摺動用部材の凹凸内に移動して溜まり気味になり、定着ニップにおける潤滑剤の流れが悪くなり、長期に亘って徐々に摺動抵抗が上がり易くなる。
本開示は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、ベルトを用いる定着装置においてベルト内周面と押圧部材の間に摺動用部材を介在させて摺動抵抗の低減を図りつつ定着性の低下を従来よりも抑制可能な定着装置およびこれを備える画像形成装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために本開示に係る定着装置は、加熱された無端状のベルトと加圧ローラーとの接触により形成された定着ニップをシートが通過することによりシート上の画像を定着させる定着装置であって、前記ベルトの内周面に摺接する状態で設けられ、前記ベルトを前記加圧ローラーに押圧する押圧部材と、前記押圧部材の、前記ベルトに摺接する表面に被着された摺動用部材と、前記ベルトの内周面に潤滑剤を塗布する塗布部材と、を備え、前記ベルトの内周面が前記摺動用部材における前記ベルトの内周面に接する表面よりも粗く、前記摺動用部材が前記ベルトの内周面よりも柔らかい素材で形成されており、前記ベルトの内周面は、複数の凸部が前記ベルトの走行方向とこれに直交する方向に一定間隔を開けて二次元展開されてなる凹凸形状に形成されていることを特徴とする。
また、前記摺動用部材の前記表面は、平滑面であるとしても良い。
さらに、前記摺動用部材の前記表面は、凹凸形状に形成されてなり、前記ベルトの内周面と前記摺動用部材の前記表面とで凸部の平面形状が異なるとしても良い。
また、前記摺動用部材の前記表面は、凹凸形状に形成されてなり、前記ベルトの内周面と前記摺動用部材の前記表面とで凸部の高さが異なるとしても良い。
さらに、前記摺動用部材の前記表面は、凹凸形状に形成されてなり、前記ベルトの内周面と前記摺動用部材の前記表面とで凸部の大きさが異なるとしても良い。
また、前記ベルトの内周面と前記摺動用部材の前記表面とは、摩擦係数が異なるとしても良い。
さらに、前記ベルトの内周面の方が前記摺動用部材の前記表面よりも粗さが粗いことは、算術平均粗さRaで表される粗さの大きさにより規定されているとしても良い。
また、前記摺動用部材は、シート状であるとしても良い。
さらに、前記摺動用部材は、前記押圧部材に成膜により形成されたコーティング層からなるとしても良い。
また、前記ベルトの内側に配され、周回する前記ベルトの内周面に面接触するガイド面により前記ベルトを案内するガイド部材をさらに備え、前記塗布部材は、前記ガイド面に開けられた凹部に嵌め込まれているとしても良い。
ここで、前記ベルトの内側に配され、前記押圧部材とともに前記ベルトを張架する加熱ローラーをさらに備え、前記ガイド部材は、前記押圧部材よりも前記ベルトの周回方向下流側かつ前記加熱ローラーよりも前記ベルトの周回方向上流側に配置されているとしても良い。
ここで、前記ガイド部材は、前記ベルトの周回方向に前記加熱ローラーよりも前記押圧部材に近い位置に配置されているとしても良い。
本開示に係る画像形成装置は、搬送される記録シート上に形成された未定着画像を定着させる定着部を備える画像形成装置であって、前記定着部として、上記の定着装置を備えることを特徴とする。
上記の構成によれば、ベルトの内周面の方が摺動用部材の表面よりも粗いので、ベルトの内周面の方が摺動用部材よりも離型性が低下してベルトの内周面に潤滑剤が保持され易く、定着ニップにおける潤滑剤の流れが良くなって摺動抵抗の上昇が抑制される。そして、摺動用部材の方がベルトの内周面よりも柔らかい素材で形成されており、摺動用部材がベルト内周面の粗さによる凹凸を吸収するので、ベルトが凹凸変形することが抑制され、定着性の低下を抑制することができる。
プリンターの全体構成を示す概略図である。 プリンターの定着部の概略構成を示す断面図である。 (a)は、ベルト内周面を図1の矢印E方向から見た平面図であり、(b)は、(a)に示すI-I線におけるベルトの矢視断面図であり、(c)は、ベルト内周面に設けられる凸部の平面形状の変形例を示す図である。 支持部材と押圧部材とガイド部材と摺動シートと潤滑剤塗布部材の概略分解斜視図である。 (a)は、実施例に係るベルトと摺動シートと押圧部材の縦断面図であり、(b)は、比較例に係るベルトと摺動シートと押圧部材の縦断面図である。 (a)は、変形例に係る摺動シートの表面を示す平面図であり、(b)は、(a)に示すJ-J線における摺動シートの矢視断面図である。 摺動用部材の変形例を示す図である。
以下、実施の形態に係る定着装置と画像形成装置について、タンデム型のカラープリンター(以下、単に「プリンター」という。)を例に、図面を参照して説明する。
〔1〕プリンターの全体構成
図1は、プリンター1の全体構成を示す概略断面図である。
同図に示すようにプリンター1は、画像形成部10と、給紙部20と、定着部30を備える。
画像形成部10は、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色に対応する作像ユニット11Y、11M、11C、11Kと、中間転写ベルト13を備える。
作像ユニット11Kは、感光体ドラム12と、感光体ドラム12の周方向に沿って配置された帯電部16、露光部17、現像部18及びクリーナー19を備える。
露光部17は、レーザーダイオードなどの発光素子及びレンズ等を備え、不図示の制御部からの駆動信号により、レーザー光を変調して感光体ドラム12上を露光走査する。
感光体ドラム12は、不図示の駆動源により回転駆動され、上記露光を受ける前にクリーナー19で表面の残存トナーが除去された後、帯電部16により一様に帯電されており、このように一様に帯電した状態で、上記レーザー光による露光を受けると、感光体ドラム12の表面に静電潜像が形成される。
感光体ドラム12に形成された静電潜像は、現像部18により現像され、これにより感光体ドラム12表面にK色のトナー像が作像される。このK色のトナーは、周回走行する中間転写ベルト13を介して感光体ドラム12とは反対側に配された一次転写ローラー14により感光体ドラム12から中間転写ベルト13上に一次転写される。
作像ユニット11Y、11M、11Cについても、作像ユニット11Kと同様の構成であり、作像ユニットごとに、対応する色(Y、MまたはC色)のトナー像が感光体ドラム12に作像され、一次転写ローラー14により中間転写ベルト13上に一次転写される。
各作像ユニット11Y~11Kにおける作動動作は、そのトナー像が中間転写ベルト13上の同じ位置に重ね合わせて一次転写されるようにタイミングをずらして実行される。これにより、中間転写ベルト13上にY~K色のカラートナー像が形成される。
給紙部20は、記録シートSを収容する給紙カセット21と、繰り出しローラー22と、搬送ローラー23と、タイミングローラー24を備える。
繰り出しローラー22は、給紙カセット21の最上位の記録シートSに接触して、これを搬送路25に繰り出す。搬送ローラー23は、繰り出しローラー22により繰り出された記録シートSをタイミングローラー24に向けて搬送する。タイミングローラー24は、不図示の制御部から指示されたタイミングで記録シートSを下流側に送り出す。
画像形成部10において中間転写ベルト13上に多重転写されたカラートナー像は、中間転写ベルト13の周回走行により、中間転写ベルト13と二次転写ローラー15との接触位置である二次転写位置15aに移動する。
周回走行する中間転写ベルト13上のトナー像の移動タイミングに合わせて、給紙部20のタイミングローラー24から記録シートSが搬送路25上を給送されて来ており、記録シートSが二次転写位置15aを通過する際に二次転写ローラー15により、中間転写ベルト13上のカラートナー像が記録シートS上に二次転写される。二次転写位置15aを通過した記録シートSは、定着部30に送られる。
定着部30は、二次転写ローラー15から矢印Dで示す方向(シート搬送方向)に搬送されて来る記録シートSを定着ニップ3に通して、記録シートS上のカラートナー像(未定着画像)を加熱、加圧により記録シートSに定着する。
定着部30を通過した記録シートSは、排出ローラー26により機外に排出され、排紙トレイ27に収容される。
〔2〕定着部の構成
図2は、定着部30の構成を示す概略断面図である。ここで、同図においてX軸方向、Y軸方向は、プリンター1を正面側から見たときの左右方向、上下方向を表し、Z軸方向は、X軸とY軸の双方に直交する方向であり、プリンター1の奥行方向に相当する。同図は、Z軸に直交するX-Y平面で定着部30を切断した場合の横断面図である。
同図に示すように定着部30は、無端状のベルト31と、摺動シート37を介してベルト31の内周面310に接する押圧部材32と、ベルト31の内周面310に接してベルト31を案内するガイド部材33と、押圧部材32とガイド部材33とを固定支持する支持部材34と、ベルト31を加熱する加熱ローラー35と、加熱ローラー35に熱を付与するヒーター36と、ベルト31の内周面310に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布部材38と、ベルト31の外周面313に接する加圧ローラー39を備える。以下、ベルト31の内周面310をベルト内周面310という。
ベルト31は、押圧部材32(第1部材)と加熱ローラー35(第2部材)とガイド部材33とに巻き掛けられており、加熱ローラー35が不図示のバネなどの弾性部材により押圧部材32から離れる方向に付勢されることにより、ベルト31に一定の大きさの張力が作用するようになっている。
ベルト31は、PI(ポリイミド)からなる基層311の上に、フッ素チューブおよびフッ素コーティング等の離型性を付与した離型層312が積層されてなる。なお、基層311の素材は、PIに限られず、他の樹脂でも良いし、SUS(ステンレス鋼)、Ni(ニッケル)電鋳等の金属でも良い。また、基層311と離型層312の間に、シリコーンゴム、フッ素ゴム等の耐熱性の高い材料からなる弾性層を介在させる構成としても良い。
ベルト内周面310(基層311の裏面に相当)は、摺動シート37の表面370(図4)よりも粗面化されている。
図3(a)は、ベルト内周面310を図1の矢印E方向から見た平面図であり、(b)は、(a)に示すI-I線におけるベルト31の矢視断面図である。
図3(a)、(b)に示すようにベルト内周面310は、微小な凸部315が多数個、ベルト走行方向とこれに直交する方向に一定間隔を開けて二次元展開されて配列されてなる凹凸形状になっている。凸部315の平面形状は、一辺Laの長さが例えば100μmの正方形であり、凹部底面317から凸部315の頂点316までの高さhaは、例えば1~30μmである。ベルト内周面310の表面粗さRa(算術平均粗さ)は、ここでは1~40μmの範囲内になっている。
なお、凸部315の平面形状は、正方形に限られず、長方形や、図3(c)に示すように正六角形などでも良く、また円形や楕円形などでも良い。この粗面化は、ベルト31を例えば金型で成形する場合、ベルト内周面に接する側の金型キャビティの表面に上記の凹凸面を形成するための凹凸形状を施しておく方法などを用いることができる。他の方法でも良い。例えば、成形後のベルト内周面310を研磨する方法などもあり得る。ベルト内周面310を粗面化している理由については、後述する。
図2に戻って、加圧ローラー39は、アルミ、鉄等からなる中実の芯金39aに、シリコーンゴムやフッ素ゴム等の耐熱性の高い材料からなる弾性層39bと、フッ素チューブやフッ素系コーティング等の離型性を付与した離型層39cとがこの順に積層されてなる。
加圧ローラー39は、その回転軸がZ軸に平行であり、加圧ローラー39の軸方向両端部が定着部30の筐体を構成する固定フレーム(不図示:以下、単に「フレーム」という。)に回転自在に支持されるとともに、バネなどの弾性部材(不図示)からの付勢力により、加圧ローラー39の外周面391がベルト31に押圧される。
加圧ローラー39は、定着搬送モーター40の回転駆動力により矢印Aで示す方向に所定の回転速度で回転駆動される。この加圧ローラー39の回転により、ベルト31が矢印Bで示す方向(ベルト周回方向)に従動回転(走行)する。なお、芯金39aは、中実に限られず、例えば金属製のパイプなどでも良い。
押圧部材32とガイド部材33とは、ベルト周回方向に沿って並ぶように配置されており、それぞれが周回するベルト31とともに回転しない非回転体であり、Z軸方向長さがベルト31のZ軸方向長さ(ベルト幅)と略同じ長さになっている。
押圧部材32は、ベルト31を挟んでベルトの外側に位置する加圧ローラー39とは反対側の位置に配されている加圧パッドであり、ベルト内周面310に摺接する状態で設けられ、ベルト31を加圧ローラー39に押圧する。これにより、加圧ローラー39の外周面391とベルト31の外周面313とが圧接して、ベルト31と加圧ローラー39間に定着ニップ3が形成される。
ガイド部材33は、押圧部材32よりもベルト周回方向下流側かつ加熱ローラー35よりもベルト周回方向上流側であり、加熱ローラー35よりも押圧部材32に近い位置、ここでは押圧部材32の近傍の位置に空間45を介して配置されており、定着ニップ3を通過直後のベルト31の内周面310に面接触するガイド面335によりさらにベルト周回方向下流に案内する。ガイド部材33は、押圧部材32と加熱ローラー35に巻き掛けられて張架されるベルト31の周回経路を滑らかな湾曲形状にするために設けられている。
押圧部材32とガイド部材33とは、ここでは同じ材料から形成されている。例えば、ポリフェニレンスルファイド、ポリイミド、液晶ポリマー等の樹脂が用いられ、耐熱性の優れたものが望ましい。また、アルミ、鉄等の金属、セラミック等で構成されても良いし、これらとシリコーンゴムやフッ素ゴム等とを複合したものを用いるとしても良い。また、押圧部材32とガイド部材33とを別の材料のものを用いるとしても良い。
支持部材34は、断面コの字状のアルミ、鉄、SUS等の金属製の部材であり、押圧部材32とガイド部材33と摺動シート37を固定支持する。
図4は、支持部材34と押圧部材32とガイド部材33と摺動シート37と潤滑剤塗布部材38の概略分解斜視図であり、ベルト31については図示していない。
同図に示すように支持部材34は、Z軸方向に長尺状であり、その長手方向両端部がフレームに固定支持されており、上下方向に沿った中央部341と、中央部341の上端から左方向に延出された上側水平部342と、中央部341の下端から左方向に延出された下側水平部343とを有する。
押圧部材32は、支持部材34の中央部341の右側面345に、摺動シート37を介して接着等により固定支持されており、ガイド部材33は、支持部材34の上側水平部342の上面346に接着等により固定支持されている。
潤滑剤塗布部材38は、Z軸方向に長尺であり、ベルト31のベルト幅と略同じ長さになっており、ガイド部材33のガイド面335に設けられた、Z軸方向に沿った溝部339の中に嵌め込まれている。潤滑剤塗布部材38は、潤滑剤gを含有しており、上面381がベルト31の内周面311に接触して潤滑剤gをベルト内周面310に塗布する。
潤滑剤塗布部材38は、潤滑剤gの保持に適した素材、例えばアラミド繊維やフッ素繊維などの繊維状のものやシリコンスポンジ等の多孔質のものが用いられている。ここでは、弾性変形可能なものが用いられるが、これに限られない。潤滑剤gとしては、シリコン系またはフッ素系の潤滑剤が用いられるが、他の材料のものであっても良い。
摺動シート37は、低摩擦シートであり、押圧部材32の、ベルト31に摺接する表面に被着、ここでは押圧部材32の周囲を約1周分に亘って取り囲むように押圧部材32に巻き付けられており、ベルト31の素材(PIなど)よりも柔らかい(硬度が低い)素材、ここではPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)高架橋シートが用いられている。この柔らかい素材とは、ロックウェル硬度による。
また、摺動シート37は、ベルト31の内周面310と接する側の表面370が平滑面に加工処理されている。平滑面は、表面粗さRaをここでは1μmよりも小さい値とした面をいうが、ベルト内周面310よりも粗さを小さくした面を平滑面としても良い。摺動シート37をベルト内周面310よりも柔らかい素材を用いつつ、摺動シート37の表面370を、ベルト内周面310よりも粗さが小さい面にしている理由については、後述する。なお、摺動シート37は、ベルト31との摺動抵抗を低減できる素材からなる部材であれば良く、PTFE以外の素材、例えばフッ素樹脂シートなどを用いるとしても良い。
図2に戻って、加熱ローラー35は、アルミやSUS等の金属製の円筒からなり、その回転軸がZ軸方向に平行であり、加熱ローラー35の軸方向両端部がフレームに回転自在に支持される。
ヒーター36は、加熱ローラー35の軸方向に沿って長尺のハロゲンヒーターであり、筒状の加熱ローラー35の内空間に挿通され、不図示の電源からの電力供給により発熱した熱を加熱ローラー35に付与する。ハロゲンヒーターから加熱ローラー35への伝熱が効率良く行われるように、加熱ローラー35の内周面を黒色にすることが望ましい。
上記の構成において、加圧ローラー39が矢印Aで示す方向に回転駆動されると、その回転駆動力をベルト31が受けて矢印Bで示す方向に従動して周回走行する。ベルト31の周回走行により、潤滑剤塗布部材38によりベルト内周面310に塗布された潤滑剤gが加熱ローラー35を経て、定着ニップ3におけるベルト内周面310と摺動シート37の表面370との接触領域に至り、ベルト内周面310と摺動シート37の表面370間の摺動抵抗が減少する。
加圧ローラー39の回転駆動中にヒーター36が通電されると、ヒーター36から発せられた熱が加熱ローラー35からベルト31に伝わり、ベルト31の周回走行により定着ニップ3に至る。これにより、ヒーター36の熱が定着ニップ3に供給される。
本実施の形態では、図示していないがベルト31の表面温度を検出してその検出結果を不図示の制御部に送るセンサーが定着部30に配置されている。制御部は、センサーの検出温度に基づいて定着ニップ3の温度が定着に必要な定着温度(例えば170℃)に維持されるようにヒーター36の点灯と消灯を切り替える温調制御を行う。
この温調制御により、定着ニップ3の温度が定着温度で安定するようになり、搬送路25を搬送される記録シートSが定着ニップ3を通過する際に、記録シートS上の未定画像が加熱溶融されると共に加圧されて記録シートS上に定着される。
〔3〕ベルト31と摺動シート37の粗さと硬さの関係について
図5(a)は、実施例に係るベルト31と摺動シート37と押圧部材32の縦断面図であり、図5(b)は、比較例に係るベルト319と摺動シート379と押圧部材32の縦断面図である。図5(a)、(b)は、それぞれ図2に示すG-G線の矢視断面図に相当する。
図5(a)に示すように実施例は、摺動シート37とベルト31について表面粗さと素材の硬さとが次の(i)と(ii)のように規定されている。
(i)摺動シート37の表面370の方がベルト内周面310よりも粗さが小さい。具体的には、摺動シート37の表面310が平滑面であるのに対し、ベルト内周面310は、表面粗さRaが1~40μmの範囲になるように凹凸加工されている。この粗さの大小関係から、摺動シート37の表面370の方がベルト内周面310よりも摩擦係数が小さいという関係になっている。
(ii)摺動シート37の表面370の方がベルト内周面310よりも柔らかい素材で形成されている。具体的には、摺動シート37の素材がPTFEであるのに対し、ベルト内周面310(つまり基層311)の素材は、PTFEよりもかなり硬いPIである。
表面粗さと素材の硬さの大小関係を実施例のように付けることにより、図5(a)の断面部に示すようにベルト内周面310の凹凸形状に倣って摺動シート37の表面370が変形しており、この摺動シート37の変形によりベルト内周面310の凹凸が吸収されるので、ベルト31の外周面313にその凹凸が出難くなる。同図の例では、ベルト31の外周面313がZ軸(加圧ローラー39の軸方向)に沿って略直線になっており、凹凸変形していない。なお、ベルト31の周回走行が始まると、ベルト内周面310よりも柔らかい方の摺動シート37がベルト内周面310の凹凸形状に倣って凹凸変形しながらベルト内周面310を周回方向に案内する。
一方、図5(b)に示すように比較例は、摺動シート379としてガラスクロスを用い、ベルト319として内周面310の粗さがガラスクロスよりも遥かに小さい従来相当のPI製のベルトを用いた例であり、表面粗さと素材の硬さの関係が実施例とは逆になっている。つまり、比較例では、摺動シート379の方がベルト内周面310よりも粗さが大きくかつ硬い素材で形成されている。
このため比較例では、摺動シート379よりも柔らかいベルト319の外周面313が摺動シート379の表面の凹凸形状に倣って凹凸変形している。ベルト319の外周面313に凹凸変形が生じると、定着ニップ3を記録シートSが通過する際、ある程度は、記録シートSもその凹凸変形に倣って変形する。
しかし、ベルト319の外周面313の凸部391が記録シートSの面に完全に密着するのに対して、凹部392の底面では、凸部391よりも記録シートSの面との密着性が下がり、その分、凸部391から記録シートSに付与される熱量よりも凹部392の底面から記録シートSに付与する熱量が少なくなることが生じ易くなる。この熱量の差が上記の「発明の課題が解決しようとする課題」の項で説明した光沢ムラ発生の原因になると考えられる。
また、比較例では、摺動シート379の方がベルト内周面310よりも表面粗さが大きいので、摺動シート379の方がベルト内周面310よりも離型性が低く、潤滑剤が保持され易い。このため、定着ニップ3のシート搬送方向上流端3a(図2:シート入り口)からシート搬送方向下流端3b(図2:シート出口)までのニップ形成領域をベルト319が通過する際に、潤滑剤が摺動シート379側に少しずつ保持されていくと、下流端3bに近づくに連れてベルト内周面310に潤滑剤が残り難くなって供給量が少なくなり、長期に亘って徐々に摺動抵抗が上昇し易くなる。
また、ベルト319が定着ニップ3の下流端3bを抜けるとき、ベルト内周面310に残っていた潤滑剤が摺動シート379の下流端37b(図2)に移り、その下流端37bに溜まることが生じ易い。摺動シート379の下流端37bに溜まった潤滑剤は、溜まったままになり、ベルト内周面310に再度塗布されることはないので、無駄な潤滑剤になってしまう。
これに対し、図5(a)に示す実施例では、摺動シート37の表面370の変形により、ベルト31の外周面313に凹凸形状がほとんど出ておらず、定着ニップ3を通過する記録シートSに付与する熱量に、その凹凸による差が生じることが現れ難く、この熱量の差が大きく現れる比較例よりも光沢ムラ発生を抑制できる。
また、実施例では、ベルト内周面310の方が摺動シート37の表面370よりも表面粗さが大きくなっている。この表面粗さの大小関係により、ベルト内周面310の方が摺動シート37よりも潤滑剤の離型性が低くなる。
つまり、ベルト内周面310よりも離型性が高い摺動シート37には、定着ニップ3において潤滑剤が保持され難くなる。換言すると、ベルト内周面310に潤滑剤が保持され易くなり、定着ニップ3におけるシート搬送方向上流端3aから下流端3bまでのニップ領域の全域に潤滑剤が流れ易くなる。また、ベルト31が定着ニップ3の下流端3bを抜けるとき、ベルト内周面310に残っていた潤滑剤が摺動シート379の下流端37bに移ることがなく、ベルト内周面310に残ったまま潤滑剤塗布部材38まで搬送されるので、無駄になることがない。これにより、比較例よりも長期に亘って摺動抵抗が上昇するのを抑制することが可能になる。
以上説明したように本実施の形態では、摺動シート37の方がベルト内周面310よりも粗さが小さくかつ柔らかい素材で形成されている。これにより、摺動抵抗の低減を図りつつ光沢ムラなどの定着性の低下を抑制することができる。
〔4〕変形例
以上、本開示を実施の形態に基づいて説明してきたが、本開示は、上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例が考えられる。
(4-1)上記実施の形態では、摺動シート37の表面370を平滑面としたが、これに限られない。潤滑剤の離型性の点から、摺動シート37の表面370の粗さがベルト内周面310よりも小さい構成であれば良い。
図6(a)は、変形例に係る摺動シート37の表面370を示す平面図であり、(b)は、(a)に示すJ-J線における摺動シート37の矢視断面図である。
図6(a)、(b)に示すように摺動シート37の表面370は、微小な凸部375が多数個、ベルト走行方向とこれに直交する方向に一定間隔を開けて二次元展開されて配列されてなる凹凸形状になっている。
凸部375の平面形状は、一辺Lbの長さが例えば100~300μmの正方形であり、凹部底面377から凸部375の上面376までの高さhbは、例えば0.5~20μmである。La>Lb、ha>hbの関係を有する。
摺動シート37の表面370の表面粗さRa(算術平均粗さ)は、ここでは0.5~30μmの範囲内になっている。なお、凸部375の平面形状が正方形に限られず、長方形や正六角形などでも良いことは同じであるが、ベルト31と摺動シート37とで形状と高さを異ならせることで所望の表面粗さを形成することができる。また、凸部375の個々の大きさや形状、高さが相互に異なっていても良い。このことは、ベルト31の凸部315についても同様である。
(4-2)上記実施の形態では、ベルト31と押圧部材32との間に介在する摺動用部材として摺動シート37を用いる構成例を説明したが、シート形状のものに限られることはない。例えば、図7に示すように押圧部材32の表面に、摺動用部材としてのコーティング層371を成膜する構成をとることもできる。もちろん、コーティング層371には、ベルト内周面310よりも表面粗さが小さくかつ硬さが柔らかいPTFEなどの素材が用いられる。摺動シート37を押圧部材32に巻き付けたり接着したりする構成をとると、シート自体が波打ったり皺が生じたりすることがあり得るが、コーティングをすることでそのような波打ちや皺の発生を防止できる。コーティング層371の厚みは、例えば5~20μmとすることができる。
(4-3)上記実施の形態では、ベルト31を非回転体である押圧部材32(第1部材)と回転体である加熱ローラー35(第2部材)とにより張架する構成例を説明したが、第2部材は回転体に限られない。ベルト31が加圧ローラー39に従動して周回走行可能であれば、第2部材を、回転体に代えて非回転体、例えば円筒部材の軸方向両端を固定支持したものなどとすることも可能であろう。
(4-4)上記実施の形態では、押圧部材32が支持部材34に固定支持され、加圧ローラー39がベルト31を介して押圧部材32を押圧する構成としたが、これに限られない。押圧部材32は、ベルト31の周回走行に伴って回転しない非回転体であれば良い。例えば、押圧部材32がバネなどの付勢部材の付勢力によりベルト31を介して加圧ローラー39を押圧する構成でも良い。いずれにしても、加圧ローラー39と押圧部材32間に押圧力が作用するので、押圧部材32が加圧ローラー39を押圧する構成に含まれる。
(4-5)上記実施の形態では、ベルト31を加熱するヒーター36として、ハロゲンヒーターを用いる構成例を説明したが、これに限られない。ハロゲンヒーターに代えて、赤外線ヒーターや電熱線など他の方式のヒーターを用いることもできる。また、ベルト31を加熱する熱源であれば良く、例えば電力供給により発熱する抵抗発熱体によりベルト31を形成する構成としても良い。この構成では、抵抗発熱体への通電がベルト31の加熱になる。また、ベルト31が電磁誘導により発熱する、いわゆるIH(Induction Heating)方式のものを用いるとしても良い。
(4-6)上記実施の形態では、本開示に係る画像形成装置をタンデム型カラープリンターに適用した場合の例を説明したが、これに限られない。無端状のベルトを有する定着装置およびこれを備える画像形成装置に適用できる。画像形成装置としては、カラー画像形成を実行可能なものやモノクロ画像形成のみが実行可能なものに適用でき、またプリンターに限られず、例えば複写機、ファクシミリ装置、MFP(Multiple Function Peripheral)等の画像形成装置に適用できる。
上記の各部材の大きさ、形状、材料、個数などは一例であり、装置構成に応じて適した大きさ、形状、材料、個数等が予め決められる。
また、上記実施の形態及び上記変形例の内容をそれぞれ可能な限り組み合わせるとしても良い。本開示の効果を得られる範囲で、定着部などの各部の機構や各部材を別の機構や別の形状の部材に代えて適用することとしても良い。
本開示は、無端状のベルトを有する定着装置に広く適用することができる。
1 プリンター
3 定着ニップ
30 定着部
31 ベルト
32 押圧部材
35 加熱ローラー
36 ヒーター
37 摺動シート
38 潤滑剤塗布部材
39 加圧ローラー
310 ベルト内周面
370 摺動シートの表面
371 コーティング層
D シート搬送方向
g 潤滑剤
S 記録シート

Claims (13)

  1. 加熱された無端状のベルトと加圧ローラーとの接触により形成された定着ニップをシートが通過することによりシート上の画像を定着させる定着装置であって、
    前記ベルトの内周面に摺接する状態で設けられ、前記ベルトを前記加圧ローラーに押圧する押圧部材と、
    前記押圧部材の、前記ベルトに摺接する表面に被着された摺動用部材と、
    前記ベルトの内周面に潤滑剤を塗布する塗布部材と、
    を備え、
    前記ベルトの内周面が前記摺動用部材における前記ベルトの内周面に接する表面よりも粗く、前記摺動用部材が前記ベルトの内周面よりも柔らかい素材で形成されており、
    前記ベルトの内周面は、複数の凸部が前記ベルトの走行方向とこれに直交する方向に一定間隔を開けて二次元展開されてなる凹凸形状に形成されている
    ことを特徴とする定着装置。
  2. 記摺動用部材の前記表面は、平滑面であることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 記摺動用部材の前記表面は、凹凸形状に形成されてなり、前記ベルトの内周面と前記摺動用部材の前記表面とで凸部の平面形状が異なることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  4. 記摺動用部材の前記表面は、凹凸形状に形成されてなり、前記ベルトの内周面と前記摺動用部材の前記表面とで凸部の高さが異なることを特徴とする請求項1または3に記載の定着装置。
  5. 記摺動用部材の前記表面は、凹凸形状に形成されてなり、前記ベルトの内周面と前記摺動用部材の前記表面とで凸部の大きさが異なることを特徴とする請求項1、3または4に記載の定着装置。
  6. 前記ベルトの内周面と前記摺動用部材の前記表面とは、摩擦係数が異なることを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の定着装置。
  7. 前記ベルトの内周面の方が前記摺動用部材の前記表面よりも粗さが粗いことは、算術平均粗さRaで表される粗さの大きさにより規定されていることを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の定着装置。
  8. 前記摺動用部材は、シート状であることを特徴とする請求項1~7のいずれか1項に記載の定着装置。
  9. 前記摺動用部材は、前記押圧部材に成膜により形成されたコーティング層からなることを特徴とする請求項1~7のいずれか1項に記載の定着装置。
  10. 前記ベルトの内側に配され、周回する前記ベルトの内周面に面接触するガイド面により前記ベルトを案内するガイド部材をさらに備え、
    前記塗布部材は、前記ガイド面に開けられた凹部に嵌め込まれていることを特徴とする請求項1~9のいずれか1項に記載の定着装置。
  11. 前記ベルトの内側に配され、前記押圧部材とともに前記ベルトを張架する加熱ローラーをさらに備え、
    前記ガイド部材は、
    前記押圧部材よりも前記ベルトの周回方向下流側かつ前記加熱ローラーよりも前記ベルトの周回方向上流側に配置されていることを特徴とする請求項10に記載の定着装置。
  12. 前記ガイド部材は、
    前記ベルトの周回方向に前記加熱ローラーよりも前記押圧部材に近い位置に配置されていることを特徴とする請求項11に記載の定着装置。
  13. 搬送される記録シート上に形成された未定着画像を定着させる定着部を備える画像形成装置であって、
    前記定着部として、請求項1~12のいずれかに記載の定着装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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