JP5173237B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、電子写真方式などにて形成された未定着トナー像を記録材上に定着するための定着装置を備えた複写機、プリンタ、ファクシミリなどの画像形成装置に関するものである。特に、定着装置として、互いに圧接してニップ部を形成する定着用回転体とニップ部形成部材とを備えた定着装置を有する画像形成装置に関するものである。
従来、電子写真技術を用いたプリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置において、記録材上に形成担持させた未定着トナー像を定着させる手段として、図14に示す構成の定着装置50が広く採用されている。この定着装置50は、定着部材110を構成する定着金属スリーブ、定着フィルム、定着ローラ等とされる定着用回転体(以後、単に「金属スリーブ」という。)102と、ニップ形成用の回転体としての加圧ローラ104とを備えている。そして、金属スリーブ102と加圧ローラ104との間で形成される定着ニップ部Nにて記録材Pを挟持搬送して定着を行う。
このような構成の定着装置50を備えた画像形成装置は、金属スリーブ102や加圧ローラ104の表面に付着したトナーTが、記録材Pにオフセットするという画像上の問題を有している。
この現象を防止するために、従来、特許文献1、特許文献2、特許文献3など記載される定着装置に代表されるように、金属スリーブ、定着ローラ等の定着用回転体、或いは、加圧ローラ等のニップ形成用回転体にバイアスを印加する手法が提案されている。
特許文献1では、定着ローラにのみバイアスを印加し、オフセットを防止するものであり、特許文献2、特許文献3では、定着フィルム及び加圧ローラ共にバイアスを印加する方法が提案されている。
また、特許文献4のように、ローラ表面にフッ素系界面活性剤を塗布し表面電位を制御する手法も提案されている。
上記従来技術は、当時として望まれていた性能を十分に満たすものであった。
特許第3053459号公報 特開2000−338807号公報 特開2003−287967号公報 特開昭64−65589号公報
しかしながら、近年のユーザの要求である画像形成装置の高速化や、多種多様な紙種への対応という課題に対しては、更なる性能の向上が求められるようになってきた。
その結果、上述の特許文献1に示す金属スリーブ又は定着ローラにバイアスを印加する構成では、1つのバイアスで多種多様な紙種や環境に対して最適なバイアスを設定することが困難である。そのために、特定の紙種においては、オフセットを完全には抑えきれないケースがあることが判った。
また、特許文献2に示す金属スリーブ又は定着ローラ、及び、加圧ローラの両方にバイアスを印加する方式であれば、上記課題は解決されるものの、電源を2つ持つ必要があり、コスト増加につながってしまう。近年の低価格化の流れから、コストダウンは必須課題となっており、低コストで高い性能を得られる技術でなければ、ユーザの要求を満たすことはできない。
特許文献3では、定着ローラ及び加圧ローラ共に1つの電源でバイアスを印加する方法が提案されているが、これも、特許文献1と同様、特定の紙種においては、オフセットを完全には抑えきれないケースがあることが判った。
特許文献4に関しても、多種多様な紙種や環境に対して最適な表面電位を設定することが困難であり、特定の紙種においては、オフセットを完全には抑えきれないケースがあることが判った。
そこで、本発明は上述の課題に鑑みて成されたものであり、その目的は、低コストで多種多様な紙種や環境でのトナーのオフセットを抑えることのできる定着装置を備えた画像形成装置を提供することにある。
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、記録材に未定着トナー像を形成する画像形成部と、未定着トナー像と接触する定着用回転体と前記定着用回転体と接触して記録材を挟持搬送するニップ部を形成するニップ形成部材とを有し未定着トナー像を記録材に定着する定着部と、
を有する画像形成装置において、
前記ニップ形成部材に電圧を印加する電源を有し、記録材の先端が前記ニップ部に進入する前に前記電源がトナーの帯電極性と同極性で且つ前記ニップ形成部材から前記定着用回転体への放電開始電圧以上の電圧を印加することにより、前記定着用回転体の表面がトナーの帯電極性と同極性に帯電することを特徴とする画像形成装置である
本発明は、1つのバイアス印加手段で定着用回転体及びニップ形成部材の表面電位を最適に制御することが可能であり、その結果、低コストで多種多様な紙種や環境でのオフセットを効果的に防止することが可能となる。
以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
実施例1
図1は、本発明の画像形成装置の一実施例であるカラー画像形成装置の概略構成図である。本実施例にて、カラー画像形成装置100は、レーザプリンタとされるが、本発明は斯かるレーザプリンタに限定されるものではない。
先ず、図1を参照して、本実施例の画像形成装置の全体構成について概略説明する。
本実施例の画像形成装置であるカラーレーザプリンタ100は、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、Bk(ブラック)色の画像を形成する4つの画像形成部を形成するプロセスカートリッジ2(2Y、2M、2C、2Bk)を有している。各プロセスカートリッジ2(2Y、2M、2C、2Bk)は、画像形成装置本体100Aに、装着手段(図示せず)により着脱自在に取り付けられている。
プロセスカートリッジ2(2Y、2M、2C、2Bk)は、一定速度で回転する像担持体としてのドラム状の電子写真感光体(以下、「感光ドラム」という。)21(21Y、21M、21C、21Bk)を有している。又、本実施例では、画像形成部であるプロセスカートリッジ2(2Y、2M、2C、2Bk)にて形成されたトナー像を多重転写してカラー画像を形成するための中間転写体35が、感光ドラム21に対向して配置されている。中間転写体35上のカラー画像は、給送部40から給送された記録材Pに更に2次転写される。カラー画像を転写された記録材Pは、定着部(定着装置)50へ搬送してカラー画像を記録材Pに定着し、排出ローラ群53、54、55によって装置上面の排出トレイ56上へ排出する。
次に、上記画像形成装置の各部の構成について順次詳細に説明する。
像担持体(感光ドラム)21(21Y、21M、21C、21Bk)の回りには、帯電手段としての帯電ローラ23(23Y、23M、23C、23Bk)と、現像手段を構成する現像器24(24Y、24M、24C、24Bk)が配置されている。帯電ローラ23、現像器24は、感光ドラム21と一体的にユニット化され、プロセスカートリッジ2を構成している。
上述のように、プロセスカートリッジ2(2Y、2M、2C、2Bk)は、装置本体100Aに対して着脱自在に支持され、感光ドラム21の寿命に合わせて容易にユニット交換可能とされる。
本実施例にて、感光ドラム21は、アルミシリンダの外側に、電子写真感光体としての有機光導電体層を塗布して構成される。感光ドラム21は、現像器24などを一体に構成するカートリッジ枠体(図示せず)に対して回転自在に支持されている。
また、感光ドラム21は、図示しない駆動モータの駆動力を伝達することにより、画像形成動作に応じて、図示するように、反時計回りに回転される。
本実施例では、帯電手段は、上述のように、帯電ローラ23(23Y、23M、23C、23Bk)を使用したローラ帯電方法を用いたものであり、帯電ローラ23により電圧を印加し感光ドラム21の表面を一様に帯電させる。
上記感光ドラム21への露光は、露光手段としてのスキャナ部1(1Y、1M、1C、1Bk)にて行われる。画像信号がレーザダイオードに与えられると、このレーザダイオードは、画像信号に対応する画像光12(12Y、12M、12C、12Bk)をポリゴンミラー13(13Y、13M、13C、13Bk)へ照射する。このポリゴンミラー13は、スキャナモータ(図示せず)によって高速回転し、ポリゴンミラー13で反射した画像光12が一定速度で回転する感光ドラム21の表面を選択的に露光し、その結果感光ドラム21上に静電潜像を形成する。
4個のプロセスカートリッジ2(2Y、2M、2C、2Bk)は、それぞれ、上記静電潜像を可視像化するために、現像手段としてイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色現像を可能とする現像器24(24Y、24M、24C、24Bk)を備えている。
4色の各現像器24(24Y、24M、24C、24Bk)は、感光ドラム21に対向して配置された、現像剤担持体としての現像スリ−ブ22(22Y、22M、22C、22Bk)を備えている。各現像スリーブ22は、感光ドラム21に対し回転しながら接触する位置に配置され、感光ドラム21に各色トナーによる可視像(トナー像)を形成する。
中間転写体35は、カラー画像形成動作時には各現像器24により可視化された感光ドラム21上のトナー画像を多重転写するため、感光ドラム21の外周速度と同期して図示時計回りに回転する。感光ドラム21上に形成されたトナー画像は、バイアスを印加された1次転写ローラ34(34Y、34M、34C、34Bk)との接点である1次転写部T1(T1Y、T1M、T1C、T1Bk)で中間転写体35上に多重転写される。多重転写を受けた中間転写体35と、2次転写部T2においてバイアスを印加された2次転写ローラ51の間に記録材Pを通すことによって記録材Pに中間転写体35上の各色トナー像を同時多重転写する。
本実施例にて、中間転写体35は、シームレスベルト(中間転写ベルト)で形成され、駆動ローラ31、2次転写対向ローラ32、テンションローラ33の3軸で張架されている。テンションローラ33の両端は、ばねで荷重し、中間転写ベルト35の周長が本体内の温湿度や経時変化により変化しても、変化量を吸収できる構成とされる。
中間転写ベルト35の内側の片側縁部全周には、ガイドリブ(不図示)が接着剤により貼り付けられている。そして、テンションローラ33の片側端部には勾配を持ち、樹脂で形成したフランジ(不図示)が配置されていて、ガイドリブ(不図示)とフランジ(不図示)で中間転写ベルト35の走行方向と直交する方向の動きを規制している。
中間転写ベルト35は、画像形成装置本体100Aに駆動ローラ31を支点とし支持されている。そして、駆動ローラ31の図示後方の一方端に図示しない駆動モータの駆動力を伝達することにより、中間転写ベルト35を画像形成動作に応じて図示時計回りに回転させるようにしている。
給紙部40は、画像形成部へ記録材Pを給送するものであり、複数枚の記録材Pを収納したカセット7、給紙ローラ41、分離パッド42、給紙ガイド板43(43a、43b)、レジストローラ対44から主に構成される。
画像形成時には給紙ローラ41が画像形成動作に応じて駆動回転し、カセット7内の記録材Pを一枚ずつ分離給送すると共に、ガイド板43によってガイドし、搬送ローラ45を経由してレジストローラ対44に至る。画像形成動作中にレジストローラ対44は、記録材Pを静止待機させる非回転の動作と記録材Pを中間転写ベルト35に向けて搬送する回転の動作とを所定のシーケンスで行い、次工程である転写工程時の画像と記録材Pとの位置合わせを行う。
2次転写部T2には、2次転写ローラ51が配置されている。記録材Pにカラー画像を転写するタイミングに合わせて2次転写ローラ51にはバイアスが印加され、中間転写ベルト35上のトナー画像は記録材Pに2次転写される。
本実施例では、記録材Pは、給紙部40のレジストローラ対44により図示左方向に所定の速度で搬送され、搬送ベルト52により次工程である定着装置50に向けて搬送される。なお、2次転写ローラ51は駆動力を持たず、中間転写ベルト35に従動するように構成されている。
定着装置50は、図2に示すように、定着部材110と、ニップ形成部材104とを備え、上記現像器24により記録材P上に形成したトナー画像(未定着トナー像)を加熱、定着させる。本実施例にて、定着部材110は、スリーブガイド101と、スリーブガイド101に対して摺動する定着用回転体としての金属スリーブ102とを有している。又、ニップ形成部材104は、金属スリーブ102と定着ニップ部Nを形成し、記録材Pをスリーブガイド101に圧接させる。本実施例では、ニップ形成部材104は、ニップ形成用回転体としての加圧ローラ104とされる。
定着部材110にて、スリーブガイド101内には、記録材Pに熱を加えるための加熱用ヒータ(加熱源)103が設けられている。即ち、未定着トナー像を保持した記録材Pは、スリーブガイド101と加圧ローラ104とにより搬送されると共に熱及び圧力を加えられることによりトナーが記録材Pに定着される。
次に、上記のように構成された画像形成装置において、画像形成を行う場合の動作について説明する。
図1にて、先ず、給紙ローラ41を回転して給紙カセット7内の記録材Pを一枚分離し、レジストローラ44へと搬送する。
一方、感光ドラム21と中間転写ベルト35とが各々所定の外周速度V(以下、「プロセス速度」と呼ぶ。)で回転する。
帯電手段23によって表面を均一に帯電された感光ドラム21は、レーザ露光12を受け、以下の画像形成を行う。
1:イエロー画像の形成
スキャナ部1Yによりイエロー画像のレーザ12Yの照射を行い、感光ドラム21Y上にイエロー潜像を形成する。この潜像形成と同時にイエロー現像器22Yを駆動し感光ドラム21Y上の潜像にイエロートナーが付着するように感光ドラム21Yの帯電極性と同極性で略同電位のバイアスを印加してイエロー現像を行う。同時に、現像部の下流の第1転写位置T1Yで感光ドラム21上のイエロートナー像を中間転写ベルト35の外周に1次転写する。この時、中間転写ベルト35には上記イエロートナーと逆特性のバイアスを印加して1次転写を行う。
2:マゼンタ画像の形成
次いで、中間転写ベルト35の外周のイエロー画像の先端が一致するように、スキャナ部1Mによりマゼンタ画像のレーザ12Mの照射がスタートされ、感光ドラム21M上にマゼンタ潜像を形成する。イエローと同様にして感光ドラム21M上の潜像にマゼンタトナー像が現像され、感光ドラム21M上のマゼンタトナー像を第1転写位置T1Mで中間転写ベルト35上に転写する。
3:シアン画像の形成
次いで、中間転写ベルト35の外周のイエロー及びマゼンタ画像の先端が一致するように、スキャナ部1Cによりシアン画像のレーザ12Cの照射がスタートされ、感光ドラム21C上にシアン潜像を形成する。マゼンタ同様にして感光ドラム21C上の潜像にシアントナー像が現像され、感光ドラム21C上のシアントナー像を第1転写位置T1Cで中間転写ベルト35上にイエロー、マゼンタの各トナー像に重ねて転写する。
4:ブラック画像の形成
次いで、中間転写ベルト35の外周のイエロー/マゼンタ/シアン画像の先端が一致するように、スキャナ部1Bkによりブラック画像のレーザ12Bkの照射がスタートされ、感光ドラム21Bk上にブラック潜像を形成する。シアン同様にして感光ドラム21Bk上の潜像にブラックトナー像が現像され、感光ドラム21Bk上のブラックトナー像を第1転写位置T1Bkで中間転写ベルト35上に更に重ねて転写する。
以上、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順で潜像形成及び現像を行い、更に、中間転写ベルト35へのトナー転写をそれぞれの1次転写位置T1Y、T1M、T1C、T1Bkで行う。これにより、中間転写ベルト35の表面にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4種のトナーから成るフルカラーの画像を形成することになる。
ブラックトナーの中間転写ベルト35への転写が終了する前に、記録材Pの搬送を開始する。即ち、4色目のブラックトナーの1次転写を終えてフルカラー画像を形成した中間転写ベルト35の画像先端が2次転写部T2へ到達する前に、先述のレジストローラ対44で待機させておいた記録材Pをタイミングを合わせて搬送スタートさせる。
記録材Pが2次転写部T2にて、中間転写ベルト35と2次転写ローラ51の間に突入すると同時に、2次転写ローラ51にトナーと逆特性のバイアスを印加する。これによって、中間転写ベルト35上のフルカラー画像を記録材Pに4色同時に転写する。
2次転写部T2を経た記録材Pは、中間転写ベルト35から剥離され定着装置50へ搬送されトナー定着を行う。その後、排出ローラ対53、54、55を介して本体上部の排出トレイ56上へ画像面を下向きにして排出され、画像形成動作を終了する。
次に、図2を参照して、定着装置50について説明する。
本実施例にて、定着装置50は、上述のように、定着部材110における定着用回転体としての金属スリーブ102と、回転するニップ形成部材、即ち、ニップ形成回転体としての加圧ローラ104とを有し、互いに圧接させて定着ニップ部Nを形成している。なお、定着用回転体及びニップ形成部材の表層は、少なくともどちらか一方の表層が絶縁層とされる。
本実施例にて、定着部材110は、加熱用部材(加熱源)としてのヒータ103、スリーブガイド101、金属スリーブ102、などにて構成される。加圧ローラ104は、芯金105の周りに導電性シリコンゴム106を配置し、更に、表面を導電性被覆層107で被覆した耐熱性弾性加圧ローラである。
定着部材110の金属スリーブ102は、クイックスタートを可能にする熱容量の小さなスリーブである。具体的には、100μm以下の厚みで耐熱性、高熱伝導性を有するSUS、Al、Ni、Cu、Zn等の金属部材を単独、或いは、合金部材を基層102aとした金属製スリーブである。また、トナーの離型性や記録材の分離性を確保するため、表層102bにはPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、PFA(テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)、FEP(テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体)、ETFE(エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体)、CTFE(ポリクロロトリフルオロエチレン)、PVDF(ポリビニリデンフルオライド)等のフッ素樹脂、シリコン樹脂等の離型性の良好な耐熱樹脂を混合して、又は、単独で被覆したもので、絶縁性を有するものである。
加熱用ヒータ103は、定着スリーブである金属スリーブ102の内部に具備され、これにより記録材P上のトナー像を溶融、定着させるニップ部Nの加熱を行う。
スリーブガイド101は、加熱用ヒータ103を保持し、定着ニップ部Nと反対方向への放熱を防ぐための断熱部材であり、液晶ポリマー、フェノール樹脂、PPS、PEEK等により形成されている。スリーブガイド101の周りには、金属スリーブ102が余裕をもってルーズに外嵌されていて、矢印の方向に回転自在に配置されている。
また、金属スリーブ102は、内部の加熱用ヒータ103及びスリーブガイド101に摺擦しながら回転するため、加熱用ヒータ103及びスリーブガイド101と、金属スリーブ102との間の摩擦抵抗を小さく抑える必要がある。このため加熱用ヒータ103及びスリーブガイド101の表面に耐熱性グリース等の潤滑剤を少量介在させてある。これにより金属スリーブ102はスムーズに回転することが可能となる。
定着部材110は、長手方向両端部から加熱定着に必要な定着ニップ部Nを形成するべく、上記の加圧ローラ104の方向に十分に加圧されている。定着部材110の加圧ローラ104の方向への加圧は、スリーブガイド101の一部、若しくは、スリーブガイド101と嵌合等により取り付けられた部材を介してバネ等の加圧手段(不図示)により行われている。
また、加圧ローラ104は、芯金105の端部に取り付けられた駆動ギア(不図示)により回転駆動され、加圧ローラ104の表面と金属スリーブ102の表面の摩擦により金属スリーブ102を所定の速度に従動回転させる。
次に、本実施例の特徴である、定着装置50に印加する電圧(バイアス)と、印加するタイミングについて図2、図3、図4を用いて詳述する。
本実施例では、バイアス印加手段である電源130を加圧ローラ104の芯金105に抵抗R、カーボンチップ(不図示)を介して押圧し、トナーと同極性のバイアスを印加可能な構成としている。印加するバイアスは、図4に示すように、記録材Pが定着ニップ部Nに到達する前と、通過中で切り替える。
先ず、記録材Pが定着ニップ部Nに到達する前には、加圧ローラ104にトナーと同極性である電圧(第1のバイアスV1)を印加する。本実施例では、トナーは負極性のトナーであり、従って、電圧V1は、金属スリーブ102に対して放電開始電圧以上の、例えばマイナス2kVとする。その時、加圧ローラ104は、導電性ゴム106及び導電性表層107で構成されているため、加圧ローラ104表面の電位(表面電位E2)は、本実施例では略同一のマイナス2kVに帯電する。
この時、金属スリーブ102の表面は、本実施例では、通常マイナス200V前後に摩擦帯電している。加圧ローラ104表面が金属スリーブ102に対して放電開始電圧以上のマイナス2kVに帯電されると、金属スリーブ102の表面との間で放電が開始され、金属スリーブ102表面を帯電させる。金属スリーブ102の表面の帯電電位は例えばマイナス800Vとなる。
即ち、定着ニップ部Nに記録材Pが到達する前に金属スリーブ102の円周方向全域に放電させることで、金属スリーブ102の表面の電位(表面電位E1)は、全面(全周)マイナス800Vに帯電した状態となる。本実施例では、記録材搬送速度(加圧ローラ104周速)が240mm/sであり、金属スリーブ102の周長が76mmであるため、0.3sec強で金属スリーブ102全周を帯電させることが可能である。
記録材Pが定着ニップ部Nに到達する直前、本実施例では10mm手前で加圧ローラ104に印加している電圧を切り替える。切換後の電圧(第2のバイアスV2)は、例えばマイナス400Vとする。この時、加圧ローラ104は、導電性ゴム106及び導電性表層107で構成されているため、加圧ローラ104の表面電位E2は、瞬時に印加バイアスと略同一のマイナス400Vに切り替わる。この電圧は、金属スリーブ102に対しての放電開始電圧以下であるため、放電は発生しない。さらに金属スリーブ102表面は、絶縁表層102bであるため、表面電位E1は、帯電しているマイナス800Vの電位に維持される。
即ち、本実施例では、上述のように、記録材Pがニップ部Nに到達する前は、金属スリーブ102の表面電位E1と加圧ローラ104の表面電位E2の絶対値は、E1<E2とされ、記録材Pがニップ部Nで搬送されている間は、E1>E2とされる。
以上の電位関係、つまり、加圧ローラ104表面が例えばマイナス400Vであり、金属スリーブ102表面が例えばマイナス800Vであり、その電界は、金属スリーブ102側から加圧ローラ104側へ向かって発生している状態である。この電界状態にて、記録材Pを搬送する場合、記録材P上のトナーは、金属スリーブ102の表層102bから反発力を受け、さらに電界によって加圧ローラ104側へ引き寄せられるため、オフセットに対して、高い効果がある(図3参照)。
尚、本実施例では上述の値が最適値であり、オフセットに最も効果があったが、環境や記録材の種類、金属スリーブ102、加圧ローラ104の構成により上記値の最適値は変わるものである。また、トナーの極性が実施例と反転すれば、上記値の極性も反転する。
上記実施例では、定着装置50における定着部材110の定着用回転体として金属製のスリーブ(金属スリーブ)102を使用するものとして説明した。しかし、定着用回転体としては、金属スリーブ102の代わりに、耐熱性の樹脂フィルムである定着フィルムを使用した定着装置とすることもできる。定着フィルムとしては、例えば、厚さ50μmのポリイミド層、その上に数μmの導電接着層、そして厚さ数μmのフッ素樹脂のトップ層の三層構成とすることができる。
更には、図5に示すように、回転体としては、無端状の金属製或いは耐熱樹脂製のベルトを使用することもできる。即ち、定着部材110は、ヒータ103を備えたスリーブガイド101とローラ111とを備え、スリーブガイド101とローラ111との間に懸架されて移動する回転体としての無端状ベルト102を備えた構成とすることもできる。勿論、この無端状ベルト102は、金属製の定着ベルトであっても良く、樹脂製の定着フィルムでも良い。
以上の構成とされる本実施例によれば、以下の効果がある。
第1に、記録材Pを搬送中に上記電位関係を維持することで、オフセットを防止することが可能となる。
第2に、加圧ローラ(ニップ形成部材)104及び定着用回転体(金属スリーブ、樹脂製定着フィルム、無端ベルト)102の表面電位を高精度に制御可能であるため、記録材Pの種類や環境の変化にも対応でき、常に安定してオフセットを防止することが可能となる。
第3に、上記効果を1つの電源130で行うことで、コスト増加を抑えることが可能となる。
実施例2
次に、本発明の第2の実施例について説明する。本実施例における画像形成装置100及び定着装置50の基本的な構成は、図1及び図2を参照して説明した実施例1と同一である。従って、画像形成装置100及び定着装置50の説明は、実施例1の説明を援用し、ここでは、本実施例の特徴となる構成部分について説明する。
実施例1で示した制御を行った場合、記録材Pを搬送中、記録材Pの電位や環境、トナー帯電量などによって、金属スリーブ102表面の電位は、徐々に絶対値が低くなってくるという現象が発生した。
例えば、金属スリーブ102の表面電位E1は、マイナス800Vの表面電位がA4サイズの記録材を通紙後、マイナス600V程度まで落ちていた。そのため、連続印刷時には、通紙枚数が増加すると、オフセットを防止しきれないという問題が発生した。
本実施例では、連続通紙を行った場合のバイアス印加制御に特徴を有している。
本実施例によると、上記問題を解決するために、図4に示すように、搬送中の記録材Pと次の記録材Pとの間で、加圧ローラ104に印加する第2のバイアスV2を記録材Pが定着ニップ部Nに到達する前の第1のバイアスV1に切り替える制御を行った。切換後の電圧V1は、金属スリーブ102に対して放電開始電圧以上の、例えばマイナス2kVである。
実施例1で述べたように、0.3sec強で金属スリーブ102全周を帯電させることが可能であるため、記録材と次の記録材との間隔を76mm以上とすれば制御可能である。本実施例では印加バイアスを切り替えるタイミングとマージンを考慮し、90mmとした。その結果、連続印刷時でも常に安定した電位関係を維持することが可能となり、常時オフセットの防止に効果を発揮した。
尚、本実施例では上述の値が最適値であり、オフセットに最も効果があったが、環境や記録材の種類、金属スリーブ(回転体)102、加圧ローラ(ニップ形成部材)104の構成により上記値の最適値は変わるものである。また、トナーの極性が実施例と反転すれば、上記値の極性も反転する。
さらに、回転体としての金属スリーブ102は、定着フィルムの構成や、図5に示す無端状の定着ベルト102の構成においても、同様の効果を得ることが可能である。
以上の構成により、実施例1での効果に加え、連続通紙においても安定してオフセットを防止する効果がある。
実施例3
次に、本発明の第3の実施例について説明する。本実施例における画像形成装置100及び定着装置50の基本的な構成は、図1及び図2を参照して説明した実施例1と同一である。従って、画像形成装置100及び定着装置50の説明は、実施例1の説明を援用し、ここでは、本実施例の特徴となる構成部分について説明する。
実施例1、2で説明した制御をした場合、環境を変化させるとオフセットが発生するということが分かった。
本実施例では、実施例1で述べた画像形成装置の基本構成に、温湿度を検知するセンサ(以下、「環境センサ」という。)S(図1参照)を設置し、環境センサSで検知した環境設定を基に、加圧ローラ104へ最適なバイアスを印加する制御の実施例を示す。
上記環境センサSは、温度と湿度を検知し、その値と実験から求められたデータベースを基に、環境を高温高湿、常温常湿、低温低湿と3つに分類する。その結果から、加圧ローラ104に印加するバイアスの最適値を決定する。本実施例での最適な印加バイアスは、図6に示す通りである。
環境センサSが高温高湿と判断した場合、記録材Pが定着ニップ部Nに到達する以前には、加圧ローラ104にトナーと同極性である電圧(第1のバイアスV1)を印加する。印加電圧V1は、例えばマイナス1.5kVである。それに伴い、実施例1と同様に、金属スリーブ102の表面は、放電帯電する。帯電電位(表面電位E1)は、例えばマイナス500Vからマイナス650Vである。
記録材Pが定着ニップ部Nに到達する直前、本実施例では10mm手前で加圧ローラ104に印加している電圧を第2のバイアスV2に、例えば0V(又はアース)からマイナス400Vの間の電圧に切り替える。このとき、加圧ローラ104は、図2に示すように、導電性ゴム106及び導電性表層107で構成されているため、加圧ローラ104の表面電位E2は、瞬時に印加バイアスと同等の表面電位に切り替わる。この電圧は、金属スリーブ102に対しての放電開始電圧以下であるため、放電は発生しない。さらに金属スリーブ102表面は、絶縁表層102bであるため、帯電しているマイナス500Vからマイナス650Vの電位は維持される。以上の電位関係が高温高湿環境でのオフセットの発生を抑える最適値である。
環境センサSが常温常湿と判断した場合、記録材Pが定着ニップ部Nに到達する以前には、加圧ローラ104にトナーと同極性である電圧(第1のバイアスV1)を印加する。印加電圧V1は、例えばマイナス2kVとする。それに伴い、実施例1と同様に、金属スリーブ102の表面は放電帯電する。帯電電位(表面電位E1)は、例えばマイナス500Vからマイナス800Vである。
記録材Pが定着ニップ部Nに到達する直前、本実施例では10mm手前で加圧ローラ104に印加している電圧を第2のバイアスV2に、例えばマイナス100Vからマイナス600Vの間の電圧に切り替える。このとき、加圧ローラ104は導電性ゴム及び導電性表層で構成されているため、加圧ローラ104の表面電位E2は、瞬時に印加バイアスと同等の表面電位に切り替わる。この電圧は、金属スリーブ102に対しての放電開始電圧以下であるため、放電は発生しない。さらに金属スリーブ102表面は絶縁表層102bであるため、帯電しているマイナス500Vからマイナス800Vの電位は維持される。以上の電位関係が常温常湿環境でのオフセットの発生を抑える最適値である。
環境センサSが低温低湿と判断した場合、記録材Pが定着ニップ部Nに到達する以前には、トナーと同極性である電圧(第1のバイアスV1)を印加する。印加電圧V1は、例えばマイナス2.2kVとする。それに伴い、実施例1と同様に、金属スリーブ102の表面は放電帯電する。帯電電位(表面電位E1)は、例えばマイナス700Vからマイナス900Vである。
記録材Pが定着ニップ部Nに到達する直前、本実施例では10mm手前で加圧ローラ104に印加している電圧を第2のバイアスV2に、例えばマイナス200Vからマイナス900Vの間の電圧に切り替える。このとき、加圧ローラ104は導電性ゴム106及び導電性表層で107構成されているため、加圧ローラ104の表面電位E2は、瞬時に印加バイアスと同等の表面電位に切り替わる。この電圧は金属スリーブ102に対しての放電開始電圧以下であるため、放電は発生しない。さらに金属スリーブ102表面は絶縁表層102bであるため、帯電しているマイナス700Vからマイナス900Vの電位は維持される。以上の電位関係が低温低湿環境でのオフセットの発生を抑える最適値である。
尚、本実施例では上述の値が最適値であり、オフセットに最も効果があったが、記録材Pの種類、金属スリーブ(定着用回転体)102、加圧ローラ(ニップ形成部材)104の構成により上記値の最適値は変わるものである。また、トナーの極性が実施例と反転すれば、上記値の極性も反転する。
また、本実施例では、環境を3つに分割することで、環境差があった場合でもオフセットを防止する効果があることを実証したが、環境はさらに複数に分割することも可能である。その場合は、より細かなバイアス制御が可能であるため、オフセット防止にさらなる効果を望める。
さらに、定着用回転体としての金属スリーブ102は、定着フィルムの構成や、図5に示す無端状の定着ベルト102の構成においても、同様の効果を得ることが可能である。
以上の構成により、つまり、第1のバイアスV1及び第2のバイアスV2を環境変動に応じて補正する構成とすることにより、実施例1、実施例2での効果に加え、どのような環境下でも、安定したオフセットを防止する効果がある。
実施例4
次に、本発明の第4の実施例について説明する。本実施例における画像形成装置100の基本的な構成は、図1を参照して説明した実施例1と同一である。従って、画像形成装置100の説明は、実施例1の説明を援用する。
また、本実施例における定着装置50も又、図7(a)に示すように、その基本的な構成は、図1を参照して説明した実施例1と同一であるが、ただ、加圧ローラ104Aの表層を、絶縁性被覆層108とした耐熱性弾性加圧ローラとした点において異なる。従って、実施例1と同じ構成及び機能をなす部材には、同じ参照番号を付し、実施例1の説明を援用し、ここでは、本実施例の特徴となる構成部分について説明する。
本実施例の特徴である、定着装置に印加するバイアスと、印加するタイミングについて図7(a)、図8、及び、図3を用いて詳述する。
本実施例では、電源130を加圧ローラ104Aの芯金105に抵抗R、カーボンチップ(不図示)を介して押圧し、トナーと同極性のバイアスを印加可能な構成としている。印加するバイアスは、図8に示すように、記録材Pが定着ニップ部Nに到達する前と、通過中で切り替える。
先ず、加圧ローラ104Aに、記録材Pが定着ニップ部Nに到達する前には、トナーと同極性である電圧(第1のバイアスV1)を印加する。電圧V1は、例えばマイナス2kVとする。その時、加圧ローラ104Aの表面は、金属スリーブ102の表面との摩擦帯電及びカウンターチャージにより、バイアス印加以前に、例えば、プラス200Vに帯電している。よって、バイアス印加後の加圧ローラ104Aの表面電位E2は、マイナス1.8kVに帯電する。
この時、金属スリーブ102の表面は、前述の摩擦帯電により、通常マイナス200V前後に帯電している。加圧ローラ104Aの表面がマイナス1.8kVに帯電されると、金属スリーブ102表面との間で放電が開始され、金属スリーブ102の表面の電位(表面電位E1)を例えばマイナス800Vに帯電させる。定着ニップ部Nに記録材が到達する前に金属スリーブ102の円周方向全域に放電させることで、金属スリーブ102表面は全面マイナス800Vに帯電した状態となる。本実施例では、記録材搬送速度(加圧ローラ104Aの周速)が240mm/sであり、金属スリーブ102周長が76mmであるため、0.3sec強で金属スリーブ102全周を帯電させることが可能である。
記録材Pが定着ニップ部Nに到達する直前、本実施例では10mm手前で加圧ローラ104Aに印加している電圧を第2のバイアスV2に切り替える。切換後の電圧V2は、例えばマイナス600Vとする。このとき、加圧ローラ104Aは、導電性ゴム106及び絶縁性表層108で構成され、また摩擦帯電の影響も受けるため、加圧ローラ104Aの表面電位E2は、マイナス400Vに切り替わる。この電圧は、金属スリーブ102に対しての放電開始電圧以下であるため、放電は発生しない。さらに金属スリーブ102の表面は絶縁表層102bであるため、帯電しているマイナス800Vの電位は維持される。
以上の電位関係、つまり、加圧ローラ104A表面が例えばマイナス400Vであり、金属スリーブ102表面が例えばマイナス800Vであり、その電界は、金属スリーブ102側から加圧ローラ104A側へ向かって発生している。この状態で記録材Pを搬送する場合、記録材P上のトナーは金属スリーブ102表層から反発力を受け、さらに電界によって加圧ローラ104A側へ引き寄せられるため、オフセットに対して、高い効果がある(図3)。
尚、本実施例では上述の値が最適値であり、オフセットに最も効果があったが、環境や記録材の種類、金属スリーブ(定着用回転体)102、加圧ローラ(ニップ形成部材)104Aの構成により上記値の最適値は変わるものである。また、トナーの極性が実施例と反転すれば、上記値の極性も反転する。
さらに、回転体としての金属スリーブ102は、定着フィルムの構成や、図7(b)に示す無端状の定着ベルト102の構成においても、同様の効果を得ることが可能である。
なお、図7(b)に示す定着装置50の構成は、その基本的な構成は、図5を参照して説明した実施例1と同一であるが、ただ、加圧ローラ104Aの表層を、絶縁性被覆層108とした耐熱性弾性加圧ローラとした点において異なる。従って、実施例1と同じ構成及び機能をなす部材には、同じ参照番号を付し、実施例1の説明を援用する。
以上の構成により、以下の効果がある。
第1に、記録材Pを搬送中に上記電位関係を維持することで、オフセットを防止することが、可能となる。
第2に、加圧ローラ(ニップ形成部材)104A及び金属スリーブ(定着用回転体)102の表面電位を高精度に制御可能であるため、記録材Pの種類や環境の変化にも対応でき、常に安定してオフセットを防止することが可能となる。
第3に、上記効果を電源1つで行うことで、コスト増加を抑えることが可能となる。
また、実施例1に対する実施例2と同様、本実施例に対しても、記録材搬送後、次の記録材が定着ニップ部Nに到達するまでの間に、印加するバイアスを切り替える制御を行った結果、実施例2とほぼ同様の効果を得ることができた。
さらに、実施例1に対する実施例3と同様、本実施例に対しても、環境センサSによって環境を検知し、その結果を基に、印加バイアスの制御を行った結果、実施例3とほぼ同様の効果を得ることができた。
実施例5
次に、本発明の第5の実施例について説明する。本実施例における画像形成装置100の基本的な構成は、図1を参照して説明した実施例1と同一である。従って、画像形成装置100の説明は、実施例1の説明を援用する。
ただ、本実施例における定着装置50は、図9に示す構成とされる。
図9を参照すると、本実施例の定着装置50は、定着部材201を構成する回転体としての定着ローラ202、ニップ形成部材としての加圧ローラ204で構成され、互いに圧接させて定着ニップ部Nを形成している。
定着ローラ202は、外径25mm、肉厚2mmのアルミニウム円筒202a上に、約30μm厚のPFA等のフッ素樹脂をコーティングして構成される絶縁表面層202bを有している。また、内部には加熱体として、ハロゲンヒータ120が配設されており、所定の制御により定着ローラ202の温度が適温となるように加熱する。
加圧ローラ204は、芯金206と、その回りに形成された導電性シリコンゴム206と、導電性シリコンゴム206の表面に被覆された導電性被覆層207と、にて構成された耐熱性弾性加圧ローラとされる。加圧ローラ204は、定着ローラ202方向にバネ等の加圧手段(不図示)により、長手方向両端部から加熱定着に必要な定着ニップ部Nを形成するべく十分に加圧されている。また、定着ローラ202は、芯金端部に取り付けられた駆動ギア(不図示)により回転駆動され、加圧ローラ204表面と定着ローラ202の摩擦により加圧ローラ204を所定の速度に従動回転させる。
電源130を加圧ローラ204の芯金205に抵抗R、カーボンチップ(不図示)を介して押圧し、トナーと同極性のバイアスを印加可能な構成としている。印加するバイアスは、図10に示すように、記録材Pが定着ニップ部Nに到達する前と、通過中で切り替える。
先ず、記録材Pが定着ニップ部Nに到達する前には、トナーと同極性である電圧(第1のバイアスV1)を印加する。電圧は、例えばマイナス2kVとする。その時、加圧ローラ204は、導電性ゴム206及び導電性表層207で構成されているため、加圧ローラ204表面の電位E2は、本実施例では略同一のマイナス2kVに帯電する。
この時、定着ローラ202の表面は、本実施例では、通常マイナス200V前後に帯電している。加圧ローラ204の表面がマイナス2kVに帯電されると、定着ローラ202の表面との間で放電が開始され、定着ローラ202の表面を帯電させる。帯電電位は、例えばマイナス800Vである。定着ニップ部Nに記録材Pが到達する前に定着ローラ202の円周方向全域に放電させることで、定着ローラ202の表面(表面電位E1)は、全面マイナス800Vに帯電した状態となる。本実施例では、記録材搬送速度(加圧ローラ204周速)が240mm/sであり、定着ローラ202周長が約78.5mmであるため、0.3sec強で定着ローラ202全周を帯電させることが可能である。
記録材Pが定着ニップ部Nに到達する直前、本実施例では10mm手前で加圧ローラ204に印加している電圧を第2のバイアスV2に切り替える。切換後の電圧V2は、例えばマイナス400Vである。このとき、加圧ローラ204は、導電性ゴム及び導電性表層で構成されているため、加圧ローラ204の表面電位E2は、瞬時に印加バイアスと略同一のマイナス400Vに切り替わる。この電圧は、定着ローラ202に対しての放電開始電圧以下であるため、放電は発生しない。さらに定着ローラ202の表面は、絶縁表層であるため、表面電位E1は、帯電しているマイナス800Vの電位に維持される。
以上の電位関係、つまり、加圧ローラ204の表面(表面電位E2)が例えばマイナス400Vであり、定着ローラ202の表面(表面電位E1)が例えばマイナス800Vであり、その電界は、定着ローラ202側から加圧ローラ204側へ向かって発生している。この状態で記録材Pを搬送する場合、記録材P上のトナーは、定着ローラ202表層から反発力を受け、さらに電界によって加圧ローラ204側へ引き寄せられるため、オフセットに対して、高い効果がある(図3参照)。
尚、本実施例では上述の値が最適値であり、オフセットに最も効果があったが、環境や記録材の種類、定着ローラ(定着用回転体)202、加圧ローラ(ニップ形成部材)204の構成により上記値の最適値は変わるものである。また、トナーの極性が実施例と反転すれば、上記値の極性も反転する。
また、ニップ形成部材204としては、上述のように、回転体である加圧ローラ204とすることができるが、図11に示すように、加圧ローラ204と同様に導電性ゴム206及び導電性表層207で構成されている固定されたパッド状の部材でもよい。このとき、電源130の電圧は、図示するように、直接、導電性ゴム206に印加することもできるし、図9に示すような加圧ローラ204と同じく、中心部に芯金205を設け、この芯金205に印加する構成とすることもできる。
以上の構成により、以下の効果がある。
第1に、記録材Pを搬送中に上記電位関係を維持することで、オフセットを防止することが、可能となる。
第2に、加圧ローラ(ニップ形成部材)204及び定着ローラ(定着用回転体)202の表面電位を高精度に制御可能であるため、記録材Pの種類や環境の変化にも対応でき、常に安定してオフセットを防止することが可能となる。
第3に、上記効果を電源1つで行うことで、コスト増加を抑えることが可能となる。
また、実施例1に対する実施例2と同様、本実施例に対しても、記録材搬送後、次の記録材が定着ニップ部Nに到達するまでの間に、印加するバイアスを切り替える制御を行った結果、実施例2とほぼ同様の効果を得ることができた。
さらに、実施例1に対する実施例3と同様、本実施例に対しても、環境センサSによって環境を検知し、その結果を基に、印加バイアスの制御を行った結果、実施例3とほぼ同様の効果を得ることができた。
また、上記実施例では、加圧ローラ或いは加圧パッド204の表面層は、導電性表層207であるとして説明したが、実施例4と同様、絶縁性表層208を持つ構成でも、ほぼ同様の効果を得ることができた。
実施例6
次に、本発明の第6の実施例について説明する。本実施例における画像形成装置100の基本的な構成は、図1を参照して説明した実施例1と同一である。従って、画像形成装置100の説明は、実施例1の説明を援用する。
ただ、本実施例における定着装置50は、図12に示す構成とされる。
図12を参照すると、本実施例の定着装置50は、定着部材301を構成する回転体(定着用回転体)としての定着ローラ302、ニップ形成部材としての回転体(ニップ形成用回転体)である加圧ローラ304で構成され、互いに圧接させて定着ニップ部Nを形成している。
定着ローラ302は、外径25mm、肉厚2mmのアルミニウム円筒302a上に、導電性シリコンゴム302bを配置し、更に、表面を導電性被覆層302cで被覆した耐熱性弾性ローラである。また、内部には加熱体として、ハロゲンヒータ120が配設されており、所定の制御により定着ローラ302の温度が適温となるように加熱する。
加圧ローラ304は、芯金305と、その回りに形成された導電性シリコンゴム306と、導電性シリコンゴム306の表面に被覆された絶縁性被覆層307と、にて構成された耐熱性弾性加圧ローラとされる。
加圧ローラ304は、定着ローラ302方向にバネ等の加圧手段(不図示)により、長手方向両端部から加熱定着に必要な定着ニップ部Nを形成するべく十分に加圧されている。また、定着ローラ302は芯金端部に取り付けられた駆動ギア(不図示)により回転駆動され、加圧ローラ304表面と定着ローラ302の摩擦により加圧ローラ304を所定の速度に従動回転させる。
電源130を定着ローラ302の芯金302aに抵抗R、カーボンチップ(不図示)を介して押圧し、トナーと同極性のバイアスを印加可能な構成としている。印加するバイアスは、図13に示すように、記録材Pが定着ニップ部Nに到達する前と、通過中で切り替える。
先ず、記録材Pが定着ニップ部Nに到達する前には、定着ローラ302にトナーと同極性の電圧(第1のバイアスV1)を印加する。電圧V1は、例えばマイナス1kVとする。その時、定着ローラ302は、導電性ゴム302b及び導電性表層302cで構成されているため、定着ローラ302表面の電位(表面電位E1)はマイナス1kVに帯電する。
この時、加圧ローラ304の表面は、本実施例では、通常マイナス200V前後に帯電している。定着ローラ302表面がマイナス1kVに帯電されると、加圧ローラ304表面との間で放電が開始され、加圧ローラ304表面を帯電させる。加圧ローラ304の帯電電位(表面電位E2)は、例えばマイナス400Vである。定着ニップ部Nに記録材が到達する前に加圧ローラ304の円周方向全域に放電させることで、加圧ローラ304表面は、全面マイナス400Vに帯電した状態となる。本実施例では、記録材搬送速度(定着ローラ302周速)が240mm/sであり、加圧ローラ304周長が約78.5mmであるため、0.3sec強で加圧ローラ304全周を帯電させることが可能である。
記録材Pが定着ニップ部Nに到達する直前、本実施例では10mm手前で定着ローラ302に印加している電圧を第2のバイアスV2に切り替える。切換後の電圧V2は、例えばマイナス800Vとする。このとき、定着ローラ302は、導電性ゴム及び導電性表層で構成されているため、定着ローラ302の表面電位E1は、瞬時に印加バイアスと同等のマイナス800Vに切り替わる。この電圧は加圧ローラ304に対しての放電開始電圧以下であるため、放電は発生しない。さらに加圧ローラ304表面は、絶縁表層であるため、表面電位E2は帯電しているマイナス400Vの電位に維持される。
即ち、本実施例では、上述のように、記録材Pがニップ部Nに到達する前は、定着ローラ302の表面電位E1と加圧ローラ304の表面電位E2の絶対値は、E1>E2とされ、記録材Pがニップ部Nで搬送されている間は、E1>E2とされる。
以上の電位関係、つまり、定着ローラ(回転体)302の表面が例えばマイナス800Vであり加圧ローラ(ニップ形成部材)304の表面が例えばマイナス400Vであり、その電界は、定着ローラ302側から加圧ローラ304側へ向かって発生している。この状態で記録材Pを搬送する場合、記録材P上のトナーは、定着ローラ302表層から反発力を受け、さらに電界によって加圧ローラ304側へ引き寄せられるため、オフセットに対して、高い効果がある(図3参照)。
尚、本実施例では上述の値が最適値であり、オフセットに最も効果があったが、環境や記録材Pの種類、定着ローラ(定着用回転体)302、加圧ローラ(ニップ形成部材)304の構成により上記値の最適値は変わるものである。また、トナーの極性が実施例と反転すれば、上記値の極性も反転する。
以上の構成により、以下の効果がある。
第1に、記録材Pを搬送中に上記電位関係を維持することで、オフセットを防止することが、可能となる。
第2に、加圧ローラ(ニップ形成部材)304及び定着ローラ(回転体)302の表面電位を高精度に制御可能であるため、記録材の種類や環境の変化にも対応でき、常に安定してオフセットを防止することが可能となる。
第3に、上記効果を電源1つで行うことで、コスト増加を抑えることが可能となる。
また、実施例1に対する実施例2と同様、本実施例に対しても、記録材搬送後、次の記録材が定着ニップ部Nに到達するまでの間に、印加するバイアスを切り替える制御を行った結果、実施例2とほぼ同様の効果を得ることができた。
さらに、実施例1に対する実施例3と同様、本実施例に対しても、環境センサSによって環境を検知し、その結果を基に、印加バイアスの制御を行った結果、実施例3とほぼ同様の効果を得ることができた。
また、実施例4と同様、導電性表層302cの代わりに絶縁性表層を持つ定着ローラ302を用いた場合でも、ほぼ同様の効果を得ることができた。
なお、本発明の画像形成装置は、実施例1にて説明したカラープリンタに限定されるものではなく、モノカラーの画像形成装置であってもよく、その他当業者には周知の、定着装置を備えた様々な画像形成装置とすることができる。
本発明に係る画像形成装置の一実施例の概略構成図である。 本発明に従った定着装置の一実施例の概略構成図である。 本発明に従った定着装置におけるバイアス印加による電位関係を説明する図である。 本発明に従った定着装置におけるバイアス印加態様及び電位関係を説明するタイミング図である。 本発明に従った定着装置の他の実施例の概略構成図である。 定着装置における環境変動に対応したバイアス印加を説明する図である。 本発明に従った定着装置の他の実施例の概略構成図である。 本発明に従った定着装置におけるバイアス印加態様及び電位関係を説明するタイミング図である。 本発明に従った定着装置の他の実施例の概略構成図である。 本発明に従った定着装置におけるバイアス印加態様及び電位関係を説明するタイミング図である。 本発明に従った定着装置の他の実施例の概略構成図である。 本発明に従った定着装置の他の実施例の概略構成図である。 本発明に従った定着装置におけるバイアス印加態様及び電位関係を説明するタイミング図である。 従来の定着装置の一例を示す概略構成図である。
符号の説明
50 定着装置
100 画像形成装置
102、202、302 金属スリーブ、定着ベルト、定着ローラ(定着用回転体)
103、120 加熱用ヒータ(加熱源)
104、104A、204 加圧ローラ、加圧パッド(ニップ形成部材)
110、201、301 定着部材
130 電源(バイアス印加手段)
P 記録材
N 定着ニップ部
T 未定着トナー像

Claims (5)

  1. 記録材に未定着トナー像を形成する画像形成部と、未定着トナー像と接触する定着用回転体と前記定着用回転体と接触して記録材を挟持搬送するニップ部を形成するニップ形成部材とを有し未定着トナー像を記録材に定着する定着部と、
    を有する画像形成装置において、
    前記ニップ形成部材に電圧を印加する電源を有し、記録材の先端が前記ニップ部に進入する前に前記電源がトナーの帯電極性と同極性で且つ前記ニップ形成部材から前記定着用回転体への放電開始電圧以上の電圧を印加することにより、前記定着用回転体の表面がトナーの帯電極性と同極性に帯電することを特徴とする画像形成装置。
  2. 記録材が前記ニップ部を通過中、前記電源はトナーの帯電極性と同極性で且つ前記電圧より絶対値が小さな第2の電圧を前記ニップ形成部材に印加することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第2の電圧は前記放電開始電圧より小さな電圧であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 記録材が前記ニップ部を通過している時、前記定着用回転体の表面電位の絶対値は前記ニップ形成部材の表面電位の絶対値より大きいことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記定着用回転体はエンドレスベルトであり、前記定着部は更に、前記エンドレスベルトの内周面に接触し前記エンドレスベルトを介して前記ニップ形成部材と共に前記ニップ部を形成するヒータを有することを特徴とする請求項1〜4いずれか1項に記載の画像形成装置。
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