JP2002251090A - 定着装置及びこの定着装置を備える画像形成装置 - Google Patents

定着装置及びこの定着装置を備える画像形成装置

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JP2002251090A JP2001051670A JP2001051670A JP2002251090A JP 2002251090 A JP2002251090 A JP 2002251090A JP 2001051670 A JP2001051670 A JP 2001051670A JP 2001051670 A JP2001051670 A JP 2001051670A JP 2002251090 A JP2002251090 A JP 2002251090A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録材の搬送方向の後端部での尾引きや静電
オフセット等の画像不良を発生させることなく、離型層
を有する定着体に圧接回転する加圧体にバイアス電圧を
印加して、定着体に対する記録材上のトナーのオフセッ
トを防止することができる定着装置及びこの定着装置を
備える画像形成装置を提供する。 【解決手段】 加圧ローラ60への印加バイアス電圧が
1kHzであるときの定着ローラ50の単位面積当りの
静電容量が、20pF/cm2以上30pF/cm2以下
となるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式を採
用する複写機、レーザプリンタ等の画像形成装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機、レーザビームプリンタ等
の画像形成装置においては、レーザ光等によって描かれ
た潜像をトナー像として現像する現像装置と、該現像装
置によって現像された上記トナー像を記録材に転写する
転写手段と、該転写手段によって該記録材に転写された
上記トナー像を上記記録材上に定着する定着装置とを備
えたものが主流となっている。
【0003】上記の定着装置においては、定着体たる定
着ローラと、該定着ローラに所定の押圧力で圧接されて
ニップ領域を形成し従動回転する加圧体たる加圧ローラ
と、上記定着ローラを加熱するヒータと、上記定着体の
温度を検知する温度センサとを備える熱ローラ方式の定
着装置が主流である。この定着装置は、上記温度センサ
によって検知された温度に基づき上記定着ローラの温度
を所定温度に維持するようになっており、未定着像たる
トナー像を担持する記録材を上記ニップ領域に通紙しな
がら加熱及び加圧することにより、上記トナー像のトナ
ーを溶融させ、上記トナー像を上記記録材に定着させる
ようになっている。
【0004】又、複写機、レーザビームプリンタ等の画
像形成装置に備えられる定着装置としては、上述の熱ロ
ーラ方式の定着装置の他に、フィルム加熱方式の装置等
が知られており、実用に供されている。
【0005】ここで、従来の熱ローラ方式の定着装置の
一例について、図8に基づき説明する。
【0006】かかる定着装置は、図8に示すように、定
着体たる定着ローラ150と、加圧体たる加圧ローラ1
60とを備えている。
【0007】定着ローラ150は、例えばアルミニウム
や鉄等の芯金151上にPFA、PTFE等の離型性樹
脂層である離型層153が設けられ、又、定着ローラ1
50の内部に配設されるヒータ154によって加熱され
るようになっている。定着ローラ150の温度は、定着
ローラ150に当接して配設される温度検知素子135
によって、定着ローラ150の表面温度として検出され
る。その検知温度に基づき温度制御回路(図示せず)が
ヒータ154を断続的に作動させて、上記表面温度が所
定の温度に制御される。
【0008】加圧ローラ160は、上記定着ローラ15
0に圧接回転するよう配設され、例えばアルミニウムや
鉄等の金属の芯金161上に、耐熱性を有し且つ硬度の
低いシリコンゴムやシリコンスポンジ等の弾性層162
が設けられ、その表面にカーボンを添加した導電性PF
A樹脂による被覆層である離型層163を有した構造を
なしている。
【0009】従来より、定着装置におけるオフセット対
策としては、定着ローラの芯金にトナーと同極性のバイ
アス電圧を印加するか、加圧ローラの芯金若しくは表面
にトナーと逆極性のバイアス電圧を印加する方法が採ら
れる。図8に示す本従来例では、給電ブラシ155によ
り、加圧ローラ160の表面にバイアス電圧を印加する
ことで、オフセットを防止している定着装置の例であ
る。
【0010】給電ブラシ155は、加圧ローラ160の
表面の非通紙域にブラシ先端が当たるように加圧ローラ
160の軸線方向の両端部に設置されている。この給電
ブラシ155よりトナーと逆極性のバイアス電圧を印加
して、静電オフセットを防止している。このとき、定着
ローラ150は、芯金151からアースにすることで、
表面がトナーと逆極性の電位になるのを防止している。
【0011】しかし、本従来例のような加圧体にバイア
ス電圧を印加する方式の定着装置においては、プリント
中、バイアス電圧を印加したままにしておくと、記録材
の搬送方向の後端部(以下、記録材の後端部という)が
定着ローラから分離するときに剥離帯電が起こり、以後
定着ローラの回転周期でトナーの飛び散りが発生してし
まう。これは、加圧ローラの表面に給電したトナーと逆
極性のバイアス電圧が記録材の裏面にも供給されて、該
記録材が定着ローラから分離するときに、トナーと逆極
性の電荷を定着ローラの表面に残してくるためである。
定着ローラがトナーと同極性の電位となるようにしてい
ても、この現象により、記録材の後端部が定着ローラか
ら分離する位置にトナーと逆極性の電位がのるため、そ
の箇所でトナーの飛び散りが発生してしまう。
【0012】上述のトナー飛び散りを防止するために
は、記録材の後端部ではバイアス電圧をOFFにする、
或いはバイアス電圧が複数の電位レベルを有する画像形
成装置においては、記録材の後端部ではバイアス電圧を
低レベルにする等の対策が行われる。
【0013】上記対策の制御を行う場合、バイアス電圧
を記録材の後端部でOFFにするタイミングが早けれ
ば、記録材の後端部において所定のバイアス電圧が印加
されないため、記録材の後端部まで画像が形成される場
合には、トナーを記録材に留めておくための静電的な力
が弱くなり、記録材に載った未定着のトナー像が記録材
の搬送方向と逆方向に飛散して定着する尾引きや、静電
オフセットが発生するようになる。又、記録材の後端部
でOFFにするタイミングが遅ければ、記録材の後端部
にもトナーと同極性の電荷が供給されるため、上記の剥
離帯電が発生してしまう。
【0014】従って、バイアス電圧のON/OFFのタ
イミングは、尾引き、静電オフセットと剥離帯電が発生
しない最適なタイミングに設定しておくことが必要であ
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては、次のような2つの問題点がある。
【0016】バイアス電圧の立ち下がり時間の変化 図9に示す回路図のように、プリント中にバイアス電圧
EのON/OFF制御を行う場合には、定着装置がもつ
静電容量C0によって、バイアス電圧の立ち下がり時間
に変化が生じてしまう。
【0017】バイアス電圧の立ち下がり時間は、時定数
τ=C0・R1が大きいほど時間がかかるため、定着装
置がもつ静電容量C0により大きさが変化する。即ち、
静電容量C0が小さければバイアス電圧の立ち下がり時
間は早くなり、大きければバイアス電圧の立ち下がり時
間は遅くなる。
【0018】バイアス電圧の立ち下がり時間が遅い場合
は、定着ローラに対する記録材の剥離によるトナー飛び
散りを防止するために、記録材の後端部でバイアス電圧
をOFFにするタイミングを早めに設定しなければなら
ない。
【0019】しかし、バイアス電圧が立ち下がりはじめ
ると、尾引き、オフセット防止に必要な電位から急激に
低下していくため、バイアス電圧をOFFにした時点
で、ニップ領域に入る前の記録材の後端部に未定着画像
が残されていると、その未定着画像には尾引きが発生す
る、或いは、記録材の後端部のトナーが定着ローラに剥
ぎ取られ、次の定着時の記録材上の定着ローラが1周し
た位置に画像形成される静電オフセットが発生する。
【0020】定着ローラの帯電 定着装置がもつ静電容量をC0、紙が定着ローラ上に残
していく電荷量をQとすると、定着ローラの表面電位V
はV=Q/C0と表すことができる。電荷量Qは記録材
の抵抗値(紙種、坪量)による違いはあるものの大差は
ないため、静電容量C0が小さいほど定着ローラの表面
電位Vは大きくなり、C0が大きいほどVは小さくなる
といえる。Vが大きい場合は、絶縁層を有する定着ロー
ラの表面に加圧ローラに印加したバイアス電圧による電
荷が溜まってトナーと逆極性の電位に帯電している状態
である。このような状態になると、加圧ローラとの電位
差がとれなくなって、尾引きや静電オフセットが発生し
てしまう。
【0021】従って、による後端尾引き、後端静電オ
フセットが発生しないためには、加圧ローラに印加する
バイアス電圧の立ち下がり時間が早い、即ち、定着装置
がもつ静電容量C0は小さい方が良い。一方、の定着
ローラの帯電を防止するためには、定着ローラの表面電
位Vが小さい、即ち定着装置がもつ静電容量C0は大き
い方が良い。
【0022】そこで、本発明は、記録材の搬送方向の後
端部での尾引きや静電オフセット等の画像不良を発生さ
せることなく、離型層を有する定着体に圧接回転する加
圧体にバイアス電圧を印加して、定着体に対する記録材
上のトナーのオフセットを防止することができる定着装
置及びこの定着装置を備える画像形成装置の提供を目的
とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本出願によれば、上記目
的は、互いに圧接してニップ領域を形成し回転する定着
体及び加圧体を備え、未定着像を担持する記録材を上記
ニップ領域に通紙しながら加熱及び加圧することによ
り、上記未定着像を上記記録材に定着させる定着装置で
あって、定着体が、表面に離型層を有し、加圧体が、バ
イアス電圧を印加されるよう構成され、記録材の搬送方
向の後端部若しくはその近傍がニップ領域を通過する際
の加圧体への印加バイアス電圧が、記録材の搬送方向の
中央部若しくはその近傍がニップ領域を通過する際の加
圧体への印加バイアス電圧より小さく設定されている定
着装置において、加圧体への印加バイアス電圧が1kH
zであるときの定着体の単位面積当りの静電容量が、2
0pF/cm2以上30pF/cm2以下であるという第
一の発明によって達成される。
【0024】又、本出願によれば、上記目的は、第一の
発明において、定着体の離型層は、薄肉のフッ素チュー
ブであるという第二の発明によっても達成される。
【0025】更に、本出願によれば、上記目的は、第一
の発明又は第二の発明において、定着体は、離型層の内
側に絶縁性の弾性層が設けられ、該離型層と該弾性層と
の総厚が270μm以上350μm以下であるという第
三の発明によっても達成される。
【0026】又、本出願によれば、上記目的は、第一の
発明又は第二の発明において、定着体は、離型層の内側
に導電性の弾性層が設けられ、該弾性層の比誘電率が1
1×103以上17×103以下であるという第四の発明
によっても達成される。
【0027】更に、本出願によれば、上記目的は、一連
の画像形成プロセスによって形成された画像を記録材に
記録する画像形成装置であって、第一の発明乃至第四の
発明のいずれかの定着装置を備えるという第五の発明に
よっても達成される。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に関し
て、添付図面に基づき説明する。
【0029】(第一の実施形態)先ず、本発明の第一の
実施形態について説明する。
【0030】図1は、本実施形態における本発明による
画像形成装置の一例たるレーザビームプリンタ(以下、
プリンタという)の概略構成を示す模式的断面図であ
る。
【0031】本実施形態のプリンタは、図1に示すよう
に、プリンタ本体(画像形成装置本体)内に、レーザス
キャナ10、感光ドラム11と一次帯電器12と現像ロ
ーラ13とを含んでプロセスカートリッジ化された画像
形成プロセスユニット15、転写ローラ16、定着装置
30、搬送ローラ対18、給紙カセット20、給紙ロー
ラ(ピックアップローラを含む)21等が設置されてい
る。
【0032】かかるプリンタにあっては、先ず、給紙カ
セット20内に積載収納されたシート状の記録材Pが、
図1中反時計方向に回転する給紙ローラ21により給送
され、搬送板金22に導かれて搬送ローラ対18のニッ
プ部へ送られる。
【0033】次いで、記録材Pは、搬送ローラ対18に
よって感光ドラム11と転写ローラ16との間に送られ
る。
【0034】一方、感光ドラム11は、図1中時計方向
に回転しており、一次帯電器12によって均一に帯電さ
れ、その外周面に、レーザスキャナ10のレーザ光Lに
より静電潜像が順次形成される。続いて、その静電潜像
が現像ローラ13によって現像され、トナー像が形成さ
れる。
【0035】感光ドラム11と転写ローラ16との間に
送られた記録材Pには、感光ドラム11上のトナー像が
転写ローラ16より順次転写される。
【0036】このようにしてトナー像が転写された記録
材Pは、定着装置30へ送られ、ここで加熱、加圧され
てトナー像が記録材Pに定着される。
【0037】この後、記録材Pは、定着排紙搬送ローラ
対70により排紙ローラ81へ送られ、次いで、排紙ロ
ーラ81によりプリンタ本体上面の排紙トレイ80上に
排紙される。
【0038】本実施形態のレーザビームプリンタでは、
画像形成プロセスユニット15、定着装置30等のユニ
ットや、給紙ローラ21、転写ローラ16等のローラ関
係は、消耗部品であり、その製品のライフの中に数回の
交換が必要である。
【0039】次に、本実施形態の定着装置30について
図2に基づき説明する。
【0040】かかる定着装置は、図2に示すように、定
着体たる定着ローラ50と、加圧体たる加圧ローラ60
とを備えている。
【0041】本実施形態では、離型層の下に絶縁性の弾
性層を設けた薄肉の定着ローラを用いる場合の例を示
す。
【0042】本実施形態における定着ローラ50は、厚
さ2.5mmのステンレスの芯金51上に肉厚250μ
mの絶縁性の弾性層たるシリコンゴム層52が設けら
れ、その表層にPFAの離型層53が被覆された薄肉で
直径50mmのローラである。又、定着ローラ50は、
定着ローラ50の内部に配設されるヒータ54によって
加熱されるようになっている。定着ローラ50の温度
は、定着ローラ50に当接して配設される温度検知素子
(図示せず)によって、定着ローラ50の表面温度とし
て検出される。その検知温度に基づき温度制御回路(図
示せず)がヒータ54を断続的に作動させて、上記表面
温度が所定の温度に制御される。
【0043】加圧ローラ60は、上記定着ローラ50に
圧接回転するよう配設され、アルミニウムの芯金61上
に絶縁シリコンゴムの弾性層62、表層に抵抗106Ω
の導電性PFAの離型層63を有し、直径40mm、製
品硬度60°であり、500Nの加圧力をかけることで
定着ローラ50との間に約8.0mmのニップ幅をつく
るようになっている。
【0044】定着装置30は、定着ローラ50及び加圧
ローラ60の一対のローラによって、未定着のトナー像
を担持する記録材を挟持搬送しながら加熱及び加圧する
ことにより、上記トナー像を上記記録材に定着させるよ
うになっている。本実施形態では、定着が完了した記録
材は、定着排紙ローラにより、機外に搬送されることと
なる。尚、本実施形態では、プロセススピードが240
mm/secであり、この構成においてA4横送りで5
0枚/分のプリントが可能である。
【0045】本実施形態の定着装置30は、A3(29
7mm)幅を最大通紙サイズとする記録材を装置の通紙
中心を基準として搬送する中央基準の例であり、ヒータ
54は120V入力時に800Wの定格出力がでるもの
を使用し、ヒータ配光も通紙基準に対して対称な分布に
なっている。
【0046】加圧ローラ60の表面抵抗R1は、測定装
置としてADVANTEST社製R8340 ULTR
A HIGH RESISTANCE METERを用
い、ローラ両端部に測定端子SUSブラシを当てて測定
したところ、DC500V印加時に105〜106Ωであ
った。
【0047】又、トナーのオフセット、尾引き対策とし
て、給電ブラシ55により加圧ローラ60の表面にトナ
ーと逆極性のバイアス電圧E=+1.0k(V)を印加し
ている。この給電ブラシ55は、加圧ローラ60の表面
の非通紙域にブラシ先端が当たるように、加圧ローラ6
0の軸線方向の両端部に設置されている。このとき、定
着ローラ50は、芯金51からアースにすることで、表
面がトナーと逆極性のプラスの電位になるのを防止して
いる。
【0048】定着装置がもつ静電容量C0の大きさは、
一対の定着体及び加圧体の圧接により形成されるニップ
領域たる定着ニップ部における静電容量であると考えて
よいので、定着ニップ部の静電容量を測定すれば、定着
装置がもつ静電容量C0の大きさを知ることができる。
【0049】定着ニップ部の静電容量の測定方法として
は、先ず、図3(a)に示すように、OHTシート23
等の絶縁フィルム上に幅が5mm、長さが200mmの
銅箔テープ24を長手方向に貼り付けた。銅箔テープ2
4は、測定装置の測定端子を接触させるために、一方の
端部が曲げられL字型となっており、10mm程度片側
に張り出している。
【0050】次に、図3(b)に示すように、銅箔テー
プ24を完全に定着ローラ50及び加圧ローラ60によ
る定着ニップ部内に挟み込んだ状態で、定着ローラ50
の芯金51と銅箔テープ24の端部との間の静電容量を
NF CORPORATION社製 ELECTRON
IC INSTRUMENTS に343 LCZME
TER(100Hz 100kHz)25で測定した。
【0051】測定条件は、温度23℃、湿度60%RH
環境下で、FREQUENCYを1kHzの設定にして
行った。銅箔テープの面積は、5(mm)×200(m
m)=10(cm2)であり、そのときの静電容量の値か
ら、定着ローラの単位面積あたりの静電容量を算出し
た。
【0052】ここで、本実施形態の定着ローラ50と同
様の定着ローラについて、ゴム層、PFAチューブの厚
さを振って総膜厚が260μm、270μm、2
80μm、300μm、340μm、380μ
m、400μm、420μmとなる8種類のローラ
を作製した。〜の定着ローラの単位面積あたりの静
電容量を測定した結果を表1に示す。
【0053】
【表1】
【0054】表1の結果より、図4に示すグラフのよう
に、総膜厚を横軸、静電容量を縦軸にとると、総膜厚と
静電容量に相関があることがわかる。ε:誘電率、S:
定着ニップ部のニップ面積、d:膜厚として、静電容量
C=ε・S/dの式で表されるように、誘電率ε、ニッ
プ面積Sが一定の時には、静電容量Cと膜厚dは、反比
例の関係がある。
【0055】ここで、バイアス電圧の立ち下がり時間に
ついて説明する。
【0056】図5に本実施形態における加圧ローラ60
に対するバイアス電圧の印加シーケンスを示す。
【0057】表1に示す〜いずれの定着ローラを用
いた場合も、バイアス電圧は、記録材の後端部が定着ニ
ップ部の中心位置にくるタイミングでOFFにするとい
う制御を行っている。
【0058】従って、画像が完全に定着ニップ部内に入
ったときにバイアス電圧をOFFにしているので、後端
尾引きや後端静電オフセットが発生することはない。
又、記録材の先端部が定着ニップ部の中心位置にくるタ
イミングより、140msecはやいタイミングでバイ
アス電圧をONにしている。
【0059】画像評価は、温度23℃、湿度60%RH
環境下で、坪量75g/m2のXx4024 LDRサ
イズ紙に横線パターンを画像形成して500枚プリント
を行い、記録材の後端部が定着ローラから分離するとき
に発生する剥離帯電により、定着ローラの回転周期でト
ナーの飛び散りが発生していないかを確認した。
【0060】この結果、表2に示すように、総膜厚が
270μm〜420μmの定着ローラを用いた場合
は、画像に異常はなかったが、総膜厚が260μmの
定着ローラを用いた場合は、剥離帯電によるトナーの飛
び散りがみられた。の定着ローラは、単位面積あたり
の静電容量が31pF/cm2と大きく、バイアス電圧
の立ち下がりに時間がかかり、記録材の後端部にもバイ
アス電圧が供給されるため、剥離によるトナー飛び散り
が発生してしまうと考えられる。尚、表2において、○
は発生なし、△は軽微に発生、×はレベルが悪いことを
示している。
【0061】
【表2】
【0062】次に、定着ローラの帯電について説明す
る。
【0063】表1に示す〜の定着ローラを用いた場
合のプリント中の定着ローラ中央部の表面電位をトレッ
ク・ジャパン(株)製 表面電位計MODEL344及
びSide View Probe Model 55
5P−1を用いて測定を行った結果及び画像評価の結果
を表3に示す。
【0064】
【表3】
【0065】表3における画像評価は、温度23℃、湿
度60%RH環境下で、坪量75g/m2のXx402
4 LDRサイズ紙に横線パターンを画像形成して50
0枚プリントを行い、定着ローラの正帯電により、加圧
ローラとの電位差がとれなくなり、尾引きが発生してい
ないかを確認した。尚、表3において、○は発生なし、
△は軽微に発生、×はレベルが悪いことを示している。
【0066】表3に示すように、420μmの定着ロ
ーラを用いた場合、初期の定着ローラの表面電位は50
Vであったが、プリント後は、最終的に750V程度ま
で上昇していた。これは、定着ローラの単位面積あたり
の静電容量が19pF/cm 2と小さく、定着ローラの
表面が帯電しやすくなっており、定着ローラの表面にバ
イアス電圧による電荷が蓄積されてチャージアップした
結果である。このため、定着ローラと加圧ローラの電位
差がとれなくなり、プリント途中からレベルの悪い尾引
きが発生していた。一方、260μm〜400μm
の定着ローラを用いた場合は、初期の表面電位は50V
であったが、その後の表面電位の上昇はほとんどなく、
定着ローラと加圧ローラの電位差がとれているため、尾
引きの発生はなかった。
【0067】このように、定着ローラに絶縁性のゴム層
を設けた薄肉ローラを用いる場合、定着ローラの単位面
積あたりの電荷量が20〜30μC/cm2となるよう
に定着ローラの総膜厚を270〜400μmに調整する
ことにより、後端尾引き、後端オフセットの発生を防止
しつつ、定着ローラの帯電も防止することができる。
【0068】(第二の実施形態)次に、本発明の第二の
実施形態について説明する。尚、第一の実施形態と同様
の構成に関しては、同一符号を付し、その説明を省略す
る。
【0069】本発明の第二の実施形態では、離型層の下
に導電性の弾性層たるゴム層を設けた薄肉の定着ローラ
を用いる場合の例について説明する。
【0070】図6に本実施形態における定着装置の断面
図を示す。
【0071】本実施形態における定着ローラ50は、ス
テンレスを芯金51とする直径40mmのローラであ
る。厚さ1.5mmの芯金51上は、肉厚250μmの
導電性のシリコンゴム層52であり、その表層にはPF
Aの離型層53を被覆した薄肉ローラとなっている。
【0072】加圧ローラ60は、アルミニウムの芯金6
1上に絶縁シリコンゴムの弾性層62、表層に抵抗10
6Ωの導電性PFAの離型層63を有し、直径32m
m、製品硬度60°のものを用いており、400Nの加
圧力をかけることで定着ローラ50との間に約6.0m
mのニップ幅をつくることができる。
【0073】加圧ローラの表面抵抗R1は、測定装置と
してADVANTEST社製R8340 ULTRA
HIGH RESISTANCE METERを用い、
定着ローラ50の両端部に測定端子のSUSブラシを当
てて測定したところ、DC500V印加時に105〜1
6Ωを示した。
【0074】又、トナーのオフセット、尾引き対策とし
て、給電ブラシ55により加圧ローラ60の表面にバイ
アス電圧E=+1.0k(V)を印加している。尚、この
給電ブラシ55は、加圧ローラ60の表面の非通紙域に
ブラシ先端が当たるように、加圧ローラ60の軸線方向
の両端部に設置されている。このとき、定着ローラ50
は、芯金51からアースにすることで、表面がプラスの
電位になるのを防止している。本実施形態では、プロセ
ススピードは150mm/secであり、この構成にお
いてA4横送りで32枚/分のプリントが可能である。
【0075】本実施形態においては、定着ローラの構成
として、ステンレスの芯金の界面に厚さ450μmのゴ
ム層、厚さ50μmのPFAチューブを被覆して中央部
の厚さが約500μmとなるようにした。
【0076】本実施形態では、ゴムの誘電率を調整し
て、最適な定着ローラ静電容量となるようにした。表4
に示すように、ゴム硬度が同じで処方が異なる5種類の
ゴム(A〜E)を作製した。それぞれ導電フィラーの入
れ目量が異なっており、比誘電率(=ε/ε0)の値が異
なる。ここで、ε0は真空の誘電率であり、8.854×
10-12F/mである。
【0077】
【表4】
【0078】ゴムの比誘電率の測定は次のようにして行
った。 (1)測定サンプルを厚さ10〜10000μm、直径
20mm以上の円盤形状にする。 (2)LCRメータ(横河・ヒューレット・パッカード
社製、HP4284A+誘電体測定用電極:HP164
51B(Bタイプ))に上記のサンプルをセットする。 (3)1Vrms(1000Hz)を印加し、「Cp−
Rp」モードにてCpの値を測定する。 (4)得られたCpを元に測定物質の比誘電率εを以下
の式により計算する。 ε=Cp(pF)×d(μm)/173.85 但し、ここで、dはサンプルの厚さである。
【0079】定着ローラのゴム層に上記の5種類のゴム
を用いて、ゴム厚さ450μm、PFAチューブ厚さ5
0μmとして、いずれも総膜厚が約500μmとなるよ
うに構成した。第一の実施形態と同じ方法で、定着ロー
ラの静電容量の測定を行った結果を表4に示す。
【0080】図7に示すグラフのように、ゴムの比誘電
率(×103)を横軸、静電容量を縦軸にとると、比誘
電率(×103)と静電容量に相関があることがわか
る。静電容量C=ε・S/dの式で表されるように、
S、dが一定の時には、静電容量Cと誘電率εは、比例
の関係がある。
【0081】画像評価を行った結果を表5に示す。バイ
アス電圧印加シーケンス、画像評価方法は、第一の実施
形態の場合と同じである。
【0082】
【表5】
【0083】表5に示すように、この結果、比誘電率
(×103)が17.0〜11.0の定着ローラを用
いた場合は、画像に異常はなかったが、比誘電率(×1
3)が22.0の定着ローラを用いた場合は、剥離帯
電によるトナーの飛び散りがみられ、比誘電率(×10
3)が10.2の定着ローラを用いた場合は、徐々に尾
引きの発生が目立つようになっていた。の定着ローラ
は、単位面積あたりの静電容量が39pF/cm2と大
きく、バイアス電圧の立ち下がりに時間がかかり、記録
材の後端部にもバイアス電圧が供給されるため、剥離に
よるトナー飛び散りが発生してしまう。の定着ローラ
は、単位面積あたりの静電容量が19pF/cm2と小
さいために、定着ローラの表面にバイアス電圧による電
荷が蓄積されてチャージアップしたため、尾引きが発生
した。
【0084】このように、本実施形態によれば、定着ロ
ーラに導電性のゴム層を設けた薄肉ローラを用いる場
合、定着ローラの単位面積あたりの静電容量が20〜3
0pF/cm2となるように定着ローラのゴムの比誘電
率を11×103〜17×103に調整することにより、
後端尾引き、後端オフセットの発生を防止しつつ、定着
ローラの帯電も防止することができる。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、本出願にかかる第
一の発明によれば、加圧体への印加バイアス電圧が1k
Hzであるときの定着体の単位面積当りの静電容量が、
20pF/cm2以上30pF/cm2以下であるので、
定着体の静電容量の適正化が図られ、記録材の搬送方向
の後端部での尾引きや静電オフセット等の画像不良を発
生させることなく、離型層を有する定着体に圧接回転す
る加圧体にバイアス電圧を印加して、定着体に対する記
録材上のトナーのオフセットを防止することができる。
【0086】又、本出願にかかる第二の発明によれば、
加圧体への印加バイアス電圧が1kHzであるときの定
着体の単位面積当りの静電容量が、20pF/cm2
上30pF/cm2以下であるので、定着体の静電容量
の適正化が図られ、記録材の搬送方向の後端部での尾引
きや静電オフセット等の画像不良を発生させることな
く、離型層を有する定着体に圧接回転する加圧体にバイ
アス電圧を印加して、定着体に対する記録材上のトナー
のオフセットを防止することができる。
【0087】更に、本出願にかかる第三の発明によれ
ば、加圧体への印加バイアス電圧が1kHzであるとき
の定着体の単位面積当りの静電容量が、20pF/cm
2以上30pF/cm2以下であるので、定着体の静電容
量の適正化が図られ、記録材の搬送方向の後端部での尾
引きや静電オフセット等の画像不良を発生させることな
く、離型層を有する定着体に圧接回転する加圧体にバイ
アス電圧を印加して、定着体に対する記録材上のトナー
のオフセットを防止することができる。
【0088】又、本出願にかかる第四の発明によれば、
加圧体への印加バイアス電圧が1kHzであるときの定
着体の単位面積当りの静電容量が、20pF/cm2
上30pF/cm2以下であるので、定着体の静電容量
の適正化が図られ、記録材の搬送方向の後端部での尾引
きや静電オフセット等の画像不良を発生させることな
く、離型層を有する定着体に圧接回転する加圧体にバイ
アス電圧を印加して、定着体に対する記録材上のトナー
のオフセットを防止することができる。
【0089】更に、本出願にかかる第五の発明によれ
ば、加圧体への印加バイアス電圧が1kHzであるとき
の定着体の単位面積当りの静電容量が、20pF/cm
2以上30pF/cm2以下であるので、定着体の静電容
量の適正化が図られ、記録材の搬送方向の後端部での尾
引きや静電オフセット等の画像不良を発生させることな
く、離型層を有する定着体に圧接回転する加圧体にバイ
アス電圧を印加して、定着体に対する記録材上のトナー
のオフセットを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態にかかる画像形成装置
の概略構成を示す断面図である。
【図2】図1の画像形成装置に備えられた定着装置の概
略構成を示す断面図である。
【図3】定着体及び加圧体によるニップ領域の静電容量
測定方法を説明するための図である。
【図4】定着体の総膜厚と静電容量との関係を示す図で
ある。
【図5】本発明の第一の実施形態の定着装置における加
圧体へのバイアス電圧の印加シーケンスを説明するため
の図である。
【図6】本発明の第二の実施形態における定着装置の概
略構成を示す断面図である。
【図7】定着体の弾性層の比誘電率と静電容量との関係
を示す図である。
【図8】従来の定着装置の概略構成を示す断面図であ
る。
【図9】従来の定着装置における加圧体へのバイアス電
圧の印加のための構成を示す図である。
【符号の説明】
30 定着装置 50 定着ローラ(定着体) 52 シリコンゴム層(弾性層) 53 離型層 60 加圧ローラ(加圧体) P 記録材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牧平 朋之 東京都大田区下丸子三丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 弓納持 貴康 東京都大田区下丸子三丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 Fターム(参考) 2H033 AA09 BA13 BB05 BB06 BB14 BB15 BB29 BB30 3J103 AA02 AA13 AA51 AA85 BA41 FA18 GA02 GA57 GA58 HA04 HA43

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに圧接してニップ領域を形成し回転
    する定着体及び加圧体を備え、未定着像を担持する記録
    材を上記ニップ領域に通紙しながら加熱及び加圧するこ
    とにより、上記未定着像を上記記録材に定着させる定着
    装置であって、定着体が、表面に離型層を有し、加圧体
    が、バイアス電圧を印加されるよう構成され、記録材の
    搬送方向の後端部若しくはその近傍がニップ領域を通過
    する際の加圧体への印加バイアス電圧が、記録材の搬送
    方向の中央部若しくはその近傍がニップ領域を通過する
    際の加圧体への印加バイアス電圧より小さく設定されて
    いる定着装置において、加圧体への印加バイアス電圧が
    1kHzであるときの定着体の単位面積当りの静電容量
    が、20pF/cm2以上30pF/cm2以下であるこ
    とを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 定着体の離型層は、薄肉のフッ素チュー
    ブであることとする請求項1に記載の定着装置。
  3. 【請求項3】 定着体は、離型層の内側に絶縁性の弾性
    層が設けられ、該離型層と該弾性層との総厚が270μ
    m以上350μm以下であることとする請求項1又は請
    求項2に記載の定着装置。
  4. 【請求項4】 定着体は、離型層の内側に導電性の弾性
    層が設けられ、該弾性層の比誘電率が11×103以上
    17×103以下であることとする請求項1又は請求項
    2に記載の定着装置。
  5. 【請求項5】 一連の画像形成プロセスによって形成さ
    れた画像を記録材に記録する画像形成装置であって、請
    求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の定着装置を
    備えることを特徴とする画像形成装置。
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