JP2002162857A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JP2002162857A
JP2002162857A JP2000364545A JP2000364545A JP2002162857A JP 2002162857 A JP2002162857 A JP 2002162857A JP 2000364545 A JP2000364545 A JP 2000364545A JP 2000364545 A JP2000364545 A JP 2000364545A JP 2002162857 A JP2002162857 A JP 2002162857A
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Yoshikazu Kuribayashi
良和 栗林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】静電オフセットに起因する異常画像を防止した
定着装置を提供する。 【解決手段】定着ローラ60の芯金62の露出部分62
aに、アースされた除電ブラシ68を接触させた。ま
た、加圧ローラ80にも、アースされた除電ブラシ88
を接触させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トナーなどの現像
剤を用いて記録媒体に画像を形成する電子写真複写機や
電子写真プリンタなどの画像形成装置における、記録媒
体に転写されたトナー(像)を定着する定着装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から電子写真方式を利用した画像形
成装置が広く使用されている。この電子写真方式の画像
形成装置を、図5を参照して説明する。
【0003】図5は、電子写真方式を利用した従来の画
像形成装置の概略構成を示す模式図である。
【0004】画像形成装置10は、モータ(図示せず)
によって矢印A方向に回転する感光ドラム12を備えて
いる。この感光ドラム12に対向して一次帯電器14が
配置されており、この一次帯電器14によるコロナ放電
によって感光ドラム12が一様に帯電される。一様に帯
電された感光ドラム12に、原稿(図示せず)に記載さ
れた画像の情報を担持する光(原稿反射光)16が照射
されて静電潜像が形成される。
【0005】原稿反射光16が感光ドラム12を照射す
る位置よりも感光ドラム12の回転方向下流側には、静
電潜像を現像する現像器18が配置されている。現像器
18は、モータ(図示せず)によって矢印B方向に回転
する現像スリーブ18aを有している。この現像スリー
ブ18aから感光ドラム12にトナー(現像剤)が供給
される。感光ドラム12に形成された静電潜像が現像ス
リーブ18aに対向する位置に到達すると、この静電潜
像に現像スリーブ18aからトナーが供給され、感光ド
ラム12にトナー像(現像像)が形成される。
【0006】感光ドラム12に形成されたトナー像の移
動速度に同期するタイミングでレジストローラ20,2
0’が矢印C,C’方向に回転し、これにより、記録紙
などの記録媒体(図示せず)が転写領域22に向けて搬
送される。レジストローラ20,20’を通過した記録
媒体は、転写上ガイド板24と転写下ガイド板26との
間を通過して転写領域22に到達する。転写領域22で
は、転写帯電器28によって感光ドラム12上のトナー
像が記録媒体に転写される。その後、感光ドラム12の
表面層の電荷とは逆の電荷を分離帯電器30によって記
録媒体に与え、これにより、記録媒体を感光ドラム12
から分離する。
【0007】転写領域22よりも感光ドラム12の回転
方向下流側には、ブレード32を備えたクリーナ装置3
4が配置されている。このブレード32によって、転写
後に感光ドラム12に残留したトナーが掻き落とされ
る。
【0008】クリーナ装置34よりも感光ドラム12の
回転方向下流側にはイレーサ36が配置されており、こ
のイレーサ36によって感光ドラム12上の残電位が除
電される。一方、トナー像が転写された記録媒体は、記
録媒体を矢印D方向に搬送する搬送部38によって定着
装置40に搬送される。定着装置40には、熱源が内蔵
された定着ローラ42とこの定着ローラ42に押し付け
られて従動回転する加圧ローラ44が配置されている。
記録媒体は定着ローラ42と加圧ローラ44に挟持され
ながら搬送され、この搬送中に、定着ローラ42の熱に
よってトナー像が記録媒体に定着する。その後、記録媒
体が機外に排出され、複写の1サイクルが終了する。
【0009】ところで、上記した画像形成装置は、感光
ドラム12の表面層の電荷とは逆の極性の電荷を分離帯
電器30によって記録媒体に与え、この記録媒体を感光
ドラム12から分離させる構成である。従って、分離帯
電器30を通過した記録媒体はほとんど帯電していな
い。しかし、小径の感光ドラム12を用いた画像形成装
置10では、分離帯電器30を使わずに感光ドラム12
の曲率を利用して記録媒体を感光ドラム12から分離さ
せるタイプがある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このタイプの画像形成
装置10では、記録媒体が帯電したまま定着装置40に
搬送される。加圧ローラ44が絶縁性の場合、この加圧
ローラ44に記録媒体の電荷が移動し、これらの表面が
帯電することがある。記録媒体上のトナー(像)の極性
とは逆の極性に加圧ローラ44が帯電した場合、記録媒
体上のトナーの一部が定着ローラ42に付着して静電オ
フセットが生じる。
【0011】そこで、加圧ローラ44の表面を導電性に
する技術が提案された。しかし、この技術でも、加圧ロ
ーラ44の電気的影響からトナー像の輪郭部分が定着ロ
ーラ42に付着することがある。このため、静電オフセ
ットを防止できず、画像に異常を生じることがある。
【0012】本発明は、上記事情に鑑み、静電オフセッ
トに起因する異常画像を防止した定着装置を提供するこ
とを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の定着装置は、所定の第1の抵抗値をもつ第1
表面層を有すると共に熱源が内蔵された定着ローラと、
前記第1の抵抗値よりも小さい第2の抵抗値をもつと共
に前記第1表面層に押し付けられる第2表面層を有する
加圧ローラとを備え、前記第1及び第2表面層に記録媒
体を挟持して搬送しながら該記録媒体にトナーを定着す
る定着装置において、(1)前記第1及び第2表面層と
もにアースされたものであることを特徴とするものであ
る。
【0014】ここで、(2)前記第1表面層は、1010
Ω以上1012Ω以下の範囲内の前記第1の抵抗値をもつ
半導電性樹脂層からなるものであり、(3)前記第2表
面層は、104Ω以上10 6Ω以下の範囲内の前記第2の
抵抗値をもつ半導電性樹脂層からなるものであってもよ
い。
【0015】また、(4)前記第1表面層は耐熱性のも
のであってもよい。
【0016】さらに、定着装置は、(5)前記第1表面
層のうち記録媒体が接触しない非通紙部分に接触して該
第1表面層から電荷を除去する除電ブラシを備えてもよ
い。
【0017】さらにまた、定着装置は、(6)前記除電
ブラシに電圧を印加する電源を備えてもよい。
【0018】さらにまた、(7)前記加圧ローラは、円
柱状の芯金と、該芯金の外周面を覆う電気的絶縁性の円
筒状弾性層を有し、(8)前記第2表面層は、前記円筒
状弾性層の外周面を覆うものであってもよい。
【0019】さらにまた、定着装置は、(9)前記第2
表面層のうち記録媒体が接触しない非通紙部分に接触し
て該第2表面層から電荷を除去する除電ブラシを備えて
もよい。
【0020】さらにまた、定着装置は、(10)前記加
圧ローラの芯金に接触して前記円筒状弾性層から電荷を
除去する、アースされた導電性の導電部材を備えてもよ
い。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の定着装置の実施形
態を説明する。
【0022】図1と図2を参照して、本発明の定着装置
の第1実施形態を説明する。
【0023】図1は、定着装置の第1実施形態を模式的
に示す側面図である。図2は、図1の定着装置を模式的
に示す斜視図である。
【0024】定着装置50には、記録媒体48を挟持し
て搬送しながらこの記録媒体48にトナー(像)48a
を定着する定着ローラ60と加圧ローラ80が配置され
ている。定着ローラ60は駆動源(図示せず)によって
矢印E方向に回転する。この回転に伴って、加圧ローラ
80は矢印F方向に従動回転する。
【0025】定着ローラ60は、厚さが0.85mmの
アルミニウム製のパイプ状部材からなる良導電体の芯金
62を有する。この芯金62の外周面には、プライマ等
を介してPTFEやPFA等の離型性や耐熱性に優れた
樹脂層64(表面離型層であり、本発明にいう第1表面
層の一例である)が被覆されている。この樹脂層64は
厚さ20μmであり、内部には導電物質が添加されてい
る。この導電物質によって樹脂層64の抵抗値は1010
Ω以上1012Ω以下の範囲内(本発明にいう第1の抵抗
値の一例である。)であり、樹脂層64は半導電性の被
膜になっている。
【0026】上記した芯金62の内部には1本のハロゲ
ンヒータ66が組み込まれている。また、芯金62の長
手方向両端部には、樹脂層64が被覆されていない露出
部分62aが形成されている。この露出部分62aは、
記録媒体が接触しない(通過しない)非通紙部分であり
露出している。露出部分62aには、アースされた除電
ブラシ68が接触しており、この除電ブラシ68は電荷
を大地に逃がす。従って、樹脂層64に貯まった電荷は
芯金62と除電ブラシ68を経由して大地に逃げる。こ
のため、樹脂層64はアースされていることとなる。
【0027】加圧ローラ80は、金属製の芯金82の外
周面に厚さ5.45mmの電気的絶縁性のシリコンスポ
ンジゴム層84(本発明にいう円筒状弾性層の一例であ
る)が被覆され、さらに、このシリコンスポンジゴム層
84の外周面に厚さ50μmの表面離型層86(本発明
にいう第2表面層の一例である)が被覆された構造にな
っている。この表面離型層86は、カーボン(または酸
化亜鉛など)が含有した半導電性のPFAからなるもの
であり、その抵抗値は、104Ω以上10 6Ω以下の範囲
内(本発明にいう第2の抵抗値の一例である。)であ
る。なお、シリコンスポンジゴムに代えてシリコンゴム
を用いてもよい。
【0028】加圧ローラ80の長手方向両端部は、記録
媒体が接触しない(通過しない)非通紙部分である。こ
の端部(表面離型層)86には、アースされた除電ブラ
シ88が接触しており、この除電ブラシ88は電荷を大
地に逃がす。従って、シリコンスポンジゴム層84に貯
まった電荷は表面離型層86と除電ブラシ88を経由し
て大地に逃げる。このため、シリコンスポンジゴム層8
4はアースされていることとなる。なお、芯金82は加
圧ローラ80の回転中心軸83と一体的に形成されてい
る。
【0029】上記した定着装置50を用いて記録媒体を
定着する実験を行った。この結果を、表1に示す。ま
た、比較例として2種類の定着装置を用いた。一つの定
着装置は、加圧ローラ80から除電ブラシ88を取り除
いた(加圧ローラフロート状態であり加圧ローラはアー
スされていない)構造の定着装置である。その結果を表
2に示す(比較例1)。もう一つの定着装置は、加圧ロ
ーラ80を絶縁体にして除電ブラシ88を取り除いた
(加圧ローラフロート状態)構造の定着装置である。そ
の結果を表3に示す(比較例2)。
【0030】この実験では、定着ローラ60の樹脂層6
4の抵抗値を1012Ωとし、加圧ローラ80の表面離型
層86の抵抗値を106 Ωとした。また、記録媒体48
上のトナー像48aは負に帯電されているとする。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】
【表3】 ここでは、プリント前半(一枚の記録媒体の先端半分位
を定着するとき)とプリント後半(一枚の記録媒体の後
端半分位を定着するとき)とにおける定着電位と加圧電
位を測定した。定着電位とは定着ローラ60の電位をい
い、加圧電位とは加圧ローラ80の電位をいう。また、
表中「紙間」とは、一枚目の記録媒体と次の記録媒体と
の間をいい、この紙間においても定着電位と加圧電位を
測定した。また、表中「変動」とは、プリント後半と紙
間との電位差をいう。さらに、定着を開始した直後(初
期)と500枚の記録媒体を定着した後(耐久後)にお
いても上記の電位等を測定した。
【0034】定着装置50を用いた実験では、表1に示
すように、プリント前半においてもプリント後半におい
ても、また、初期でも耐久後でも、定着電位と加圧電位
はほとんど変化しない。このため、記録媒体48上のト
ナー48aは加圧ローラ80の側に引き付けられて定着
ローラ60に移行しないので、静電オフセットは発生せ
ず、異常画像も無かった。
【0035】これに対し、比較例1と比較例2では、プ
リント前半やプリント後半、及び初期や耐久後におい
て、加圧電位が大きく変動した。特に比較例2では、初
期において加圧電位が激しく変動した。このため、表2
と表3に示すように、比較例1と比較例2では静電オフ
セットが発生した。また、比較例2では、「紙間」にお
ける加圧電位が定着電位よりも低くなったので、次の記
録媒体の先端部分のトナーが定着ローラに付着して静電
オフセットが発生した。
【0036】図3を参照して、定着装置の第2実施形態
を説明する。
【0037】図3は、定着装置の第2実施形態を模式的
に示す側面図であり、図1に示す構成要素と同一の構成
要素には同一の符号が付されている。
【0038】第2実施形態の定着装置90の特徴は、除
電ブラシ88と共に加圧ローラ80の芯金82と一体に
形成された回転中心軸83に板ばね92(本発明にいう
導電部材の一例である)を接触させている点にある。こ
の板ばね92は、除電ブラシ88と同様に、アースされ
ている。
【0039】このように板ばね92を介して回転中心軸
83をアースすることにより、多くの記録媒体を通紙し
て電気的絶縁性のシリコンスポンジゴム層84に貯まり
込んだ電荷が容易に除去される。従って、記録媒体を連
続して定着するときに加圧ローラ80の電位が一瞬でも
高まることを防止できる。この結果、静電オフセットを
いっそう確実に防止でき、異常画像の発生を防止でき
る。
【0040】図4を参照して、定着装置の第3実施形態
を説明する。
【0041】図4は、定着装置の第3実施形態を模式的
に示す側面図であり、図1に示す構成要素と同一の構成
要素には同一の符号が付されている。
【0042】第3実施形態の定着装置100の特徴は、
除電ブラシ68に電圧を印加する高圧電源102(本発
明にいう電源の一例である)を設置した点にある。この
理由を説明する。
【0043】反転現像において負に帯電したトナーを用
いた場合、定着バイアスとして負電位を印加する。この
ときの負電位は、−1kVから−700kVまでの範囲
内の値である。この場合、シリコンスポンジゴム層84
の抵抗値が樹脂層64の抵抗値よりも小さいので、加圧
ローラ80の電位として、定着ローラ60の電位よりも
50V〜100Vほど高い電位を維持させるためであ
る。また、定着ローラ60の表面電位は、負に帯電した
トナーよりも負の側で電位が高いので、このトナーが定
着ローラ60に静電的に付着しにくいようにするためで
ある。このように高圧電源102で設定できるので、静
電オフセットをいっそう確実に防止でき、異常画像の発
生を防止できる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明の定着装置に
よれば、定着ローラ及び加圧ローラ双方の表面層に記録
媒体が挟持されて搬送されているときに、記録媒体の電
荷がこれらの表面層に移動することがあるが、これらの
表面層はアースされているのでこれらの表面層に電荷が
貯まることはない。また、第1表面層がもつ第1の抵抗
値よりも第2表面層がもつ第2の抵抗値のほうが小さい
ので、2つの表面層には電位差が生じている。上記のよ
うに2つの表面層には電荷が貯まらないので、2つの表
面層の電位差は変わらずに一定である。この一定の電位
差によって記録媒体のトナーは加圧ローラに引き付けら
れるので、トナーが定着ローラには付着しない。これに
より、静電オフセットが防止されて異常画像も防止され
る。
【0045】ここで、前記第1表面層は、1010Ω以上
1012Ω以下の範囲内の前記第1の抵抗値をもつ半導電
性樹脂層からなるものであり、前記第2表面層は、10
4 Ω以上106 Ω以下の範囲内の前記第2の抵抗値をも
つ半導電性樹脂層からなるものである場合は、第1表面
層と第2表面層の間には、静電オフセットを防止するた
めの最適な電位差が生じる。
【0046】また、前記第1表面層は耐熱性のものであ
る場合は、定着ローラの寿命が長くなる。
【0047】さらに、前記第1表面層のうち記録媒体が
接触しない非通紙部分に接触して該第1表面層から電荷
を除去する除電ブラシを定着装置が備えた場合は、除電
ブラシを用いるので簡易な構成で第1表面層をアースで
き、また、除電ブラシは非通紙部分に接触するので、こ
の除電ブラシにはトナーや紙粉が付着しにくい。このた
め、除電ブラシは長期間にわたって安定して除電する性
能を保てるので、静電オフセットも長期間にわたって安
定して防止される。
【0048】さらにまた、前記除電ブラシに電圧を印加
する電源を定着装置が備えた場合は、第1表面層の電位
を適宜に変更できるので、トナーが第1表面層にいっそ
う付着しにくくなり、いっそう確実に静電オフセットを
防止できる。
【0049】さらにまた、前記加圧ローラは、円柱状の
芯金と、該芯金の外周面を覆う電気的絶縁性の円筒状弾
性層を有し、前記第2表面層は、前記円筒状弾性層の外
周面を覆うものである場合は、円筒状弾性層が第2表面
層を第1表面層に押し付けるので、記録媒体をいっそう
確実に挟持して搬送できる。
【0050】さらにまた、前記第2表面層のうち記録媒
体が接触しない非通紙部分に接触して該第2表面層から
電荷を除去する除電ブラシを定着装置が備えた場合は、
除電ブラシを用いるので簡易な構成で第2表面層をアー
スでき、また、除電ブラシは非通紙部分に接触するの
で、この除電ブラシにはトナーや紙粉が付着しにくい。
このため、除電ブラシは長期間にわたって安定して除電
する性能を保てるので、静電オフセットも長期間にわた
って安定して防止される。
【0051】さらにまた、前記加圧ローラの芯金に接触
して前記円筒状弾性層から電荷を除去する、アースされ
た導電性の導電部材を定着装置が備えた場合は、導電部
材が加圧ローラの円筒状弾性層から電荷を除去するの
で、複数の記録媒体を連続して定着するときに加圧ロー
ラの電位が一瞬でも高くなることを防げる。これによ
り、静電オフセットをいっそう確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】定着装置の第1実施形態を模式的に示す側面図
である。
【図2】図1の定着装置を模式的に示す斜視図である。
【図3】定着装置の第2実施形態を模式的に示す側面図
である。
【図4】定着装置の第3実施形態を模式的に示す側面図
である。
【図5】電子写真方式を利用した従来の画像形成装置の
概略構成を示す模式図である。
【符号の説明】
50,90,100 定着装置 60 定着ローラ 62,82 芯金 64 樹脂層 68,88 除電ブラシ 80 加圧ローラ 84 シリコンスポンジゴム層 86 表面離型層 92 板ばね 102 高圧電源

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の第1の抵抗値をもつ第1表面層を
    有すると共に熱源が内蔵された定着ローラと、前記第1
    の抵抗値よりも小さい第2の抵抗値をもつと共に前記第
    1表面層に押し付けられる第2表面層を有する加圧ロー
    ラとを備え、前記第1及び第2表面層に記録媒体を挟持
    して搬送しながら該記録媒体にトナーを定着する定着装
    置において、 前記第1及び第2表面層ともにアースされたものである
    ことを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 前記第1表面層は、 1010Ω以上1012Ω以下の範囲内の前記第1の抵抗値
    をもつ半導電性樹脂層からなるものであり、 前記第2表面層は、 104 Ω以上106 Ω以下の範囲内の前記第2の抵抗値
    をもつ半導電性樹脂層からなるものであることを特徴と
    する請求項1に記載の定着装置。
  3. 【請求項3】 前記第1表面層は耐熱性のものであるこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の定着装置。
  4. 【請求項4】 前記第1表面層のうち記録媒体が接触し
    ない非通紙部分に接触して該第1表面層から電荷を除去
    する除電ブラシを備えたことを特徴とする請求項1,
    2,又は3に記載の定着装置。
  5. 【請求項5】 前記除電ブラシに電圧を印加する電源を
    備えたことを特徴とする請求項4に記載の定着装置。
  6. 【請求項6】 前記加圧ローラは、円柱状の芯金と、該
    芯金の外周面を覆う電気的絶縁性の円筒状弾性層を有
    し、 前記第2表面層は、前記円筒状弾性層の外周面を覆うも
    のであることを特徴とする請求項1から5までのうちの
    いずれか一項に記載の定着装置。
  7. 【請求項7】 前記第2表面層のうち記録媒体が接触し
    ない非通紙部分に接触して該第2表面層から電荷を除去
    する除電ブラシを備えたことを特徴とする請求項1から
    6までのうちのいずれか一項に記載の定着装置。
  8. 【請求項8】 前記加圧ローラの芯金に接触して前記円
    筒状弾性層から電荷を除去する、アースされた導電性の
    導電部材を備えたことを特徴とする請求項6又は7に記
    載の定着装置。
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