JP3028509B2 - 転写装置 - Google Patents
転写装置Info
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- JP3028509B2 JP3028509B2 JP02255939A JP25593990A JP3028509B2 JP 3028509 B2 JP3028509 B2 JP 3028509B2 JP 02255939 A JP02255939 A JP 02255939A JP 25593990 A JP25593990 A JP 25593990A JP 3028509 B2 JP3028509 B2 JP 3028509B2
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- belt
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- Cleaning In Electrography (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、転写手段として誘電体ベルトを使用した、
ファクシミリ及びプリンター等の転写装置に関する。
ファクシミリ及びプリンター等の転写装置に関する。
(従来の技術) 従来、画像情報担持体(以下、感光体という)上に保
持された原稿の画像情報(トナー像)を普通紙からなる
記録媒体(以下、転写紙という)上に転写する、いわゆ
るカールソンプロセスを用いた画像形成装置の転写装置
に、電気抵抗が108〜1013Ω−cmの半導体材料よりなる
誘電体ベルトを使用した装置が本件出願人により提案さ
れ、既に公知となっている(特開昭53−96838号公
報)。
持された原稿の画像情報(トナー像)を普通紙からなる
記録媒体(以下、転写紙という)上に転写する、いわゆ
るカールソンプロセスを用いた画像形成装置の転写装置
に、電気抵抗が108〜1013Ω−cmの半導体材料よりなる
誘電体ベルトを使用した装置が本件出願人により提案さ
れ、既に公知となっている(特開昭53−96838号公
報)。
この誘電体ベルトを転写装置に使用した画像形成装置
は、感光体上に保持されたトナー像を転写しに転写する
手段としてコロナ放電を利用するコロトロンからなる転
写チャージャを使用し、このトナー像の転写された転写
紙を感光体から剥離する手段として転写紙の静電的な吸
着力を除去する分離チャージャを使用するとともに、感
光体から分離された転写紙の搬送手段として吸気搬送ベ
ルトを使用した従来の一般的な画像形成装置が有する、
以下に述べるような問題点を解消することができる。
は、感光体上に保持されたトナー像を転写しに転写する
手段としてコロナ放電を利用するコロトロンからなる転
写チャージャを使用し、このトナー像の転写された転写
紙を感光体から剥離する手段として転写紙の静電的な吸
着力を除去する分離チャージャを使用するとともに、感
光体から分離された転写紙の搬送手段として吸気搬送ベ
ルトを使用した従来の一般的な画像形成装置が有する、
以下に述べるような問題点を解消することができる。
すなわち、上記従来の一般的な画像形成装置では、転
写紙上に感光体上のトナー像を転写するために転写紙が
電荷を持っていることが必要であり、一方、感光体から
転写紙を分離させるために転写紙が十分除電されている
ことが必要となる。
写紙上に感光体上のトナー像を転写するために転写紙が
電荷を持っていることが必要であり、一方、感光体から
転写紙を分離させるために転写紙が十分除電されている
ことが必要となる。
しかも、上記従来の一般的な画像形成装置では、これ
らの相反する作用を極めて近接した部位で行う必要があ
る。
らの相反する作用を極めて近接した部位で行う必要があ
る。
このため、その転写チャージャへの印加電圧を大きく
して転写紙への電荷付与を増加させると、転写紙へのト
ナー像の転写は確実になるも、分離チャージャによる転
写紙の除電が不十分になって、転写紙が感光体から分離
されずに吸着したまま巻き込まれる危険性がある。
して転写紙への電荷付与を増加させると、転写紙へのト
ナー像の転写は確実になるも、分離チャージャによる転
写紙の除電が不十分になって、転写紙が感光体から分離
されずに吸着したまま巻き込まれる危険性がある。
一方、このような分離不良を防止すべく、上述とは逆
に、分離チャージャの作用を強くすると、この分離チャ
ージャの除電作用が転写チャージャの帯電範囲にまで及
んでしまうため、この転写チャージャによる転写紙への
トナー像の転写作用が不十分となって、トナー像の転写
抜けが発生し易くなる。
に、分離チャージャの作用を強くすると、この分離チャ
ージャの除電作用が転写チャージャの帯電範囲にまで及
んでしまうため、この転写チャージャによる転写紙への
トナー像の転写作用が不十分となって、トナー像の転写
抜けが発生し易くなる。
ここで明らかなように、転写紙へのトナー像の良好な
転写、及び転写紙の感光体からの確実な分離を行うため
には、転写チャージャと分離チャージャとの作用の強さ
が個々に安定するように調整する必要があるが、それら
の安定領域は狭くその調整作業には著しい困難を伴う。
転写、及び転写紙の感光体からの確実な分離を行うため
には、転写チャージャと分離チャージャとの作用の強さ
が個々に安定するように調整する必要があるが、それら
の安定領域は狭くその調整作業には著しい困難を伴う。
また、上記従来の一般的な画像形成装置では、転写紙
自体が、感光体上のトナー像を転写するのに必要な電荷
を保持しており、且つ、転写紙が感光体に直接接触され
る。
自体が、感光体上のトナー像を転写するのに必要な電荷
を保持しており、且つ、転写紙が感光体に直接接触され
る。
このため、上述のように、帯電チャージャと除電チャ
ージャとが互いに接近して配置されていると、転写紙が
電荷供給源としての転写チャージャと、電荷吸収源とし
ての分離チャージャとを結ぶ電気抵抗体として機能し、
この転写紙の電気抵抗値の大小によって、転写紙が保持
する電荷の量が変化される。
ージャとが互いに接近して配置されていると、転写紙が
電荷供給源としての転写チャージャと、電荷吸収源とし
ての分離チャージャとを結ぶ電気抵抗体として機能し、
この転写紙の電気抵抗値の大小によって、転写紙が保持
する電荷の量が変化される。
従って、転写紙がトナー像の転写に必要な電荷を持つ
ためには、転写紙の電気抵抗の大きさに従って、転写チ
ャージャの電荷付与量をその都度調整する必要がある。
ためには、転写紙の電気抵抗の大きさに従って、転写チ
ャージャの電荷付与量をその都度調整する必要がある。
しかしながら、周知のように、この種の画像形成装置
に使用される転写紙には数多くの種類があり、その電気
抵抗値もその種類によって異なり、また、仮りにその種
類が一定であったとしても、その置かれる環境、特に湿
度条件等によってその電気抵抗値が大きく変化されるた
め、上述のように、転写紙の電気抵抗の大きさに従っ
て、転写チャージャの電荷付与量をその都度調整するこ
とは事実上不可能となる。
に使用される転写紙には数多くの種類があり、その電気
抵抗値もその種類によって異なり、また、仮りにその種
類が一定であったとしても、その置かれる環境、特に湿
度条件等によってその電気抵抗値が大きく変化されるた
め、上述のように、転写紙の電気抵抗の大きさに従っ
て、転写チャージャの電荷付与量をその都度調整するこ
とは事実上不可能となる。
このため、この種の画像形成装置では、あらゆる環境
下において、全ての種類の転写紙について、その良好な
トナー像の転写を確保することは極めて困難となる。
下において、全ての種類の転写紙について、その良好な
トナー像の転写を確保することは極めて困難となる。
また、転写紙にトナー像を転写するためには、転写紙
の表面電位が通常2KV以上となるように電荷を付与する
必要がある。
の表面電位が通常2KV以上となるように電荷を付与する
必要がある。
このため、上記従来の画像形成装置では、上述のよう
な高電位を有する転写紙が感光体に直接接触することに
より、感光体の感光層に絶縁破壊が生じて感光体の寿命
が短くなる不具合がある。
な高電位を有する転写紙が感光体に直接接触することに
より、感光体の感光層に絶縁破壊が生じて感光体の寿命
が短くなる不具合がある。
また、この種の画像形成装置における分離チャージャ
は、転写紙の持つ電荷を除去することはできるも、感光
体から転写紙を積極的に剥離させることはできない。
は、転写紙の持つ電荷を除去することはできるも、感光
体から転写紙を積極的に剥離させることはできない。
従って、この種の画像形成装置では、感光体からの転
写紙の剥離作用を転写紙の剛性によって行っているた
め、転写紙の剛性が低い場合や、感光体の回転速度が速
すぎる場合などに、分離不良や紙づまりが発生し易く、
装置の生産性が低下する不具合がある。
写紙の剥離作用を転写紙の剛性によって行っているた
め、転写紙の剛性が低い場合や、感光体の回転速度が速
すぎる場合などに、分離不良や紙づまりが発生し易く、
装置の生産性が低下する不具合がある。
さらに、この種の画像形成装置では、感光体から分離
された転写紙を吸気搬送しているため、比較的小サイズ
の吸気面積の小さな転写紙や、カールした転写紙等のよ
うに、十分な搬送力が得られない場合に、転写紙が感光
体と定着装置との間で紙づまりを起こすことが多い。
された転写紙を吸気搬送しているため、比較的小サイズ
の吸気面積の小さな転写紙や、カールした転写紙等のよ
うに、十分な搬送力が得られない場合に、転写紙が感光
体と定着装置との間で紙づまりを起こすことが多い。
これに対し、転写装置に誘電体ベルトを使用した画像
形成装置では、例えば、特開昭63−83762号公報に記載
されているように、誘電体ベルトに電荷を与えることに
より、転写紙には直接電荷を与えずに、転写紙の静電誘
導による分極電荷と、上記誘電体ベルトの電荷の静電引
力とで、この誘電体ベルトに転写紙が吸着されるので、
感光体上のトナー像を転写する力が、誘電体ベルトに付
与された電荷によって発生する。
形成装置では、例えば、特開昭63−83762号公報に記載
されているように、誘電体ベルトに電荷を与えることに
より、転写紙には直接電荷を与えずに、転写紙の静電誘
導による分極電荷と、上記誘電体ベルトの電荷の静電引
力とで、この誘電体ベルトに転写紙が吸着されるので、
感光体上のトナー像を転写する力が、誘電体ベルトに付
与された電荷によって発生する。
従って、この画像形成装置によれば、転写紙のの種類
や、環境条件等の違いに影響されること無く、感光体か
らの転写紙の分離、転写紙へのトナー像の転写、及び定
着装置への転写紙の搬送等を、感光体の劣化や紙づまり
を発生させること無く、安定、且つ、迅速に行うことが
できる。
や、環境条件等の違いに影響されること無く、感光体か
らの転写紙の分離、転写紙へのトナー像の転写、及び定
着装置への転写紙の搬送等を、感光体の劣化や紙づまり
を発生させること無く、安定、且つ、迅速に行うことが
できる。
(発明が解決しようとする課題) ところで、前述の特開昭63−83762号公報に記載され
ているような、転写装置に誘電体ベルトを使用した従来
の画像形成装置では、その転写工程において、転写紙に
転写されずに飛散した廃トナーや、転写紙の紙粉が誘電
体ベルトに付着して、円滑な転写ができなくなる虞れが
ある。
ているような、転写装置に誘電体ベルトを使用した従来
の画像形成装置では、その転写工程において、転写紙に
転写されずに飛散した廃トナーや、転写紙の紙粉が誘電
体ベルトに付着して、円滑な転写ができなくなる虞れが
ある。
このため、この種の画像形成装置では、誘電体ベルト
に付着した廃トナーや、紙粉をクリーニングするための
クリーニング手段を誘電体ベルトの周囲に配設する必要
がある。
に付着した廃トナーや、紙粉をクリーニングするための
クリーニング手段を誘電体ベルトの周囲に配設する必要
がある。
このクリーニング手段の配設位置としては、例えば、
誘電体ベルト、及び、この誘電体ベルトを駆動するベル
ト駆動手段を収容する収容部材内に、この収容部材と一
体に、上記クリーニング手段を配置することが考えられ
る。
誘電体ベルト、及び、この誘電体ベルトを駆動するベル
ト駆動手段を収容する収容部材内に、この収容部材と一
体に、上記クリーニング手段を配置することが考えられ
る。
しかしながら、このように、上記収容部材内にクリー
ニング手段を配置した場合には、廃トナーを除去する際
に、上記収容部材を、その都度装置本体から着脱する必
要があり、上記クリーニング手段によって回収された廃
トナーの清掃・廃棄の作業に手間が掛る不具合がある。
ニング手段を配置した場合には、廃トナーを除去する際
に、上記収容部材を、その都度装置本体から着脱する必
要があり、上記クリーニング手段によって回収された廃
トナーの清掃・廃棄の作業に手間が掛る不具合がある。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであって、
その目的は、上記クリーニング手段の廃トナーの回収部
を、上記収容部材と別体に配置することにより、廃トナ
ーの清掃・廃棄作業の簡易化も図ることのできる転写装
置を提供することにある。
その目的は、上記クリーニング手段の廃トナーの回収部
を、上記収容部材と別体に配置することにより、廃トナ
ーの清掃・廃棄作業の簡易化も図ることのできる転写装
置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 請求項1記載の発明は、転写紙を画像情報担持体に向
けて所定のタイミングで給送するレジストローラと、こ
のレジストローラで給送された転写紙を支持して搬送す
る誘電体ベルトとを有し、画像情報担持体上の画像情報
を転写紙に転写する転写装置において、上記誘電体ベル
トを挟んで上記画像情報担持体と対向し、かつ、上記誘
電体ベルトが巻き掛けられた転写用バイアスローラと、
上記誘電体ベルトと上記レジストローラとの間に設けら
れ、上記誘電体ベルトの、上記転写用バイアスローラに
巻き掛けられている部位の表面をクリーニングするクリ
ーニング手段と、上記転写用バイアスローラに印加され
るバイアス電圧の極性を切り替える極性切り替え手段
と、を有することを特徴とする。
けて所定のタイミングで給送するレジストローラと、こ
のレジストローラで給送された転写紙を支持して搬送す
る誘電体ベルトとを有し、画像情報担持体上の画像情報
を転写紙に転写する転写装置において、上記誘電体ベル
トを挟んで上記画像情報担持体と対向し、かつ、上記誘
電体ベルトが巻き掛けられた転写用バイアスローラと、
上記誘電体ベルトと上記レジストローラとの間に設けら
れ、上記誘電体ベルトの、上記転写用バイアスローラに
巻き掛けられている部位の表面をクリーニングするクリ
ーニング手段と、上記転写用バイアスローラに印加され
るバイアス電圧の極性を切り替える極性切り替え手段
と、を有することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載の転写装置におい
て、上記クリーニング手段のケースの上部が、上記誘電
体ベルトと上記レジストローラとの間の転写紙搬送路を
形成することを特徴とする。
て、上記クリーニング手段のケースの上部が、上記誘電
体ベルトと上記レジストローラとの間の転写紙搬送路を
形成することを特徴とする。
(作用) 転写紙を所定のタイミングで給送するレジストローラ
と、このレジストローラで給送された転写紙を搬送する
誘電体ベルトとの間に設けられたクリーニング手段で誘
電体ベルトの、転写用バイアスローラに巻き掛けられて
いる部位の表面がクリーニングされ、転写用バイアスロ
ーラに印加されるバイアス電圧の極性は極性切り替え手
段により切り替えられる。
と、このレジストローラで給送された転写紙を搬送する
誘電体ベルトとの間に設けられたクリーニング手段で誘
電体ベルトの、転写用バイアスローラに巻き掛けられて
いる部位の表面がクリーニングされ、転写用バイアスロ
ーラに印加されるバイアス電圧の極性は極性切り替え手
段により切り替えられる。
(実 施 例) 以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に説明す
る。
る。
但し、本明細書の記述から明らかに想起し得る範囲の
構成・作用、及び本発明の前記並びにその他の目的と新
規な特徴については、説明の煩雑化を避ける上から、そ
の図示並びに開示を省略、もしくは簡略化する。
構成・作用、及び本発明の前記並びにその他の目的と新
規な特徴については、説明の煩雑化を避ける上から、そ
の図示並びに開示を省略、もしくは簡略化する。
本発明による画像形成装置の転写装置は、第1図に示
すような転写搬送ユニット4によって、全体がユニット
化されている。
すような転写搬送ユニット4によって、全体がユニット
化されている。
第1図において、転写搬送ユニット4は、図示しない
画像形成装置(例えば複写機)の装置本体のユニット支
持部材15によって、装置本体に対して着脱自在に支持さ
れている。
画像形成装置(例えば複写機)の装置本体のユニット支
持部材15によって、装置本体に対して着脱自在に支持さ
れている。
この転写搬送ユニット4の転写面側(第1図の上方
側)には、開口部4aが形成されている。
側)には、開口部4aが形成されている。
この開口部4aの転写位置(第1図の右上方)には、周
知のように回転自在に構成された感光体12が配置されて
いる。
知のように回転自在に構成された感光体12が配置されて
いる。
また、転写搬送ユニット4の上流側(第1図の右方)
には、開口部4aの転写位置に向けて転写紙Pを給送する
ためのレジストローラ1が配置されている。
には、開口部4aの転写位置に向けて転写紙Pを給送する
ためのレジストローラ1が配置されている。
一方、転写送ユニット4の下流側(第1図の左方)に
は、開口部4aの排紙位置から排紙される転写紙Pに感光
体12から転写されたトナー像を定着させるための定着装
置16が配置されている。
は、開口部4aの排紙位置から排紙される転写紙Pに感光
体12から転写されたトナー像を定着させるための定着装
置16が配置されている。
転写紙Pは、周知のように、レジストローラ1によっ
て、感光体12の回転に同期して、所定のタイミングで、
感光体12と転写搬送ユニット4との間の転写位置に給送
される。
て、感光体12の回転に同期して、所定のタイミングで、
感光体12と転写搬送ユニット4との間の転写位置に給送
される。
この転写位置に給送された転写紙Pには、周知の作像
プロセスによって感光体12上に形成されたトナー像が転
写される。
プロセスによって感光体12上に形成されたトナー像が転
写される。
トナー像の転写された転写紙Pは、後述の誘電体ベル
トからなる転写ベルト11によって、転写搬送ユニット4
の開口部4aの下流側の排紙位置から排紙され、定着装置
16によって、感光体12から転写されたトナー像が定着さ
れる。
トからなる転写ベルト11によって、転写搬送ユニット4
の開口部4aの下流側の排紙位置から排紙され、定着装置
16によって、感光体12から転写されたトナー像が定着さ
れる。
一方、転写搬送ユニット4には、第1図に示すよう
に、ベルト駆動ローラ9、転写前ローラ17、転写チャー
ジャ6、バックアップローラ7などが、それぞれユニッ
ト化されて一体に支持されている。
に、ベルト駆動ローラ9、転写前ローラ17、転写チャー
ジャ6、バックアップローラ7などが、それぞれユニッ
ト化されて一体に支持されている。
転写ベルト11は、第1図に示すように、ベルト駆動ロ
ーラ9、転写前ローラ17、及び、バックアップローラ7
によって、適度のテンションを付勢されて矢印方向(第
1図において反時計方向)に回転自在に張架されてい
る。
ーラ9、転写前ローラ17、及び、バックアップローラ7
によって、適度のテンションを付勢されて矢印方向(第
1図において反時計方向)に回転自在に張架されてい
る。
ベルト駆動ローラ9は、転写紙Pの排紙位置側に接地
されて配設されており、転写搬送ユニット4の両側部を
貫通して突出されたその支軸9aの両端部が、装置本体の
ユニット支持部材15によってそれぞれ支持されている。
されて配設されており、転写搬送ユニット4の両側部を
貫通して突出されたその支軸9aの両端部が、装置本体の
ユニット支持部材15によってそれぞれ支持されている。
これにより、転写搬送ユニット4は、ベルト駆動ロー
ラ9の支軸9aを中心として、その全体が感光体12に対し
て接離自在に回動するように構成されている。
ラ9の支軸9aを中心として、その全体が感光体12に対し
て接離自在に回動するように構成されている。
このように構成された転写搬送ユニット4は、前述し
たように、ベルト駆動ローラ9の支軸9aを中心として、
その全体が感光体12に対して接離自在に回動するように
構成されている。
たように、ベルト駆動ローラ9の支軸9aを中心として、
その全体が感光体12に対して接離自在に回動するように
構成されている。
この転写搬送ユニット4の感光体12に対する接離動作
は、ユニット押し上げレバー2によって行われる。
は、ユニット押し上げレバー2によって行われる。
ユニット押し上げレバー2は、第1図に示すように、
転写搬送ユニット4の下部に横架された支軸2aによって
揺動自在に配設されている。
転写搬送ユニット4の下部に横架された支軸2aによって
揺動自在に配設されている。
このユニット押し上げレバー2の揺動は、ユニット押
し上げレバー2の基端に係合して配置された押し上げレ
バーソレノイド3のオン・オフによって行われる。
し上げレバー2の基端に係合して配置された押し上げレ
バーソレノイド3のオン・オフによって行われる。
すなわち、第1図において、押し上げレバーソレノイ
ド3がオフの状態では、転写搬送ユニット4の自重によ
ってユニット押し上げレバー2が時計方向に揺動し、転
写搬送ユニット4が支軸9aを中心として時計方向に回動
して、転写搬送ユニット4の転写ベルト11が感光体12か
ら離隔される。
ド3がオフの状態では、転写搬送ユニット4の自重によ
ってユニット押し上げレバー2が時計方向に揺動し、転
写搬送ユニット4が支軸9aを中心として時計方向に回動
して、転写搬送ユニット4の転写ベルト11が感光体12か
ら離隔される。
一方、第1図において、押し上げレバーソレノイド3
がオンの状態では、転写搬送ユニット4の自重に抗して
ユニット押し上げレバー2が反時計方向に揺動し、転写
搬送ユニット4が支軸9aを中心として反時計方向に回動
されて、転写搬送ユニット4の転写ベルト11が感光体12
に当接される。
がオンの状態では、転写搬送ユニット4の自重に抗して
ユニット押し上げレバー2が反時計方向に揺動し、転写
搬送ユニット4が支軸9aを中心として反時計方向に回動
されて、転写搬送ユニット4の転写ベルト11が感光体12
に当接される。
この転写ベルト11と感光体12との当接時における転写
ベルト11の位置精度は、転写搬送ユニット4の反時計方
向への回動により、その転写位置の近傍の両側部に形成
された凸部20が、感光体12の両端部(非画像領域部)に
形成されたフランジに当接係合することによって確保さ
れている。
ベルト11の位置精度は、転写搬送ユニット4の反時計方
向への回動により、その転写位置の近傍の両側部に形成
された凸部20が、感光体12の両端部(非画像領域部)に
形成されたフランジに当接係合することによって確保さ
れている。
また、転写搬送ユニット4は、前述したように、装置
本体のユニット支持部材15によって、装置本体に対して
着脱自在に支持されている。
本体のユニット支持部材15によって、装置本体に対して
着脱自在に支持されている。
すなわち、この転写ユニット4は、押し上げレバーソ
レノイド3がオフとなり、転写ベルト11が感光体12から
離隔された状態で、その給紙側及び排紙側のそれぞれの
底部が、感光体12の軸方向に対して略平行となるように
装置本体側に形成された一対のガイドレール14上に載置
されるように構成されている。
レノイド3がオフとなり、転写ベルト11が感光体12から
離隔された状態で、その給紙側及び排紙側のそれぞれの
底部が、感光体12の軸方向に対して略平行となるように
装置本体側に形成された一対のガイドレール14上に載置
されるように構成されている。
これにより、この転写搬送ユニット4は、その転写ベ
ルト11が感光体12から離隔された状態で、第2図の矢印
方向に向けて、ガイドレール14に沿って装置本体から引
き出すことができる。
ルト11が感光体12から離隔された状態で、第2図の矢印
方向に向けて、ガイドレール14に沿って装置本体から引
き出すことができる。
従って、この画像形成装置では、上述のように転写搬
送ユニット4を装置本体から引き出すことにより、ジャ
ムを生じた際の転写紙の除去や、転写搬送ユニット自体
の交換及びメンテナンスを極めて容易に行うことができ
る。
送ユニット4を装置本体から引き出すことにより、ジャ
ムを生じた際の転写紙の除去や、転写搬送ユニット自体
の交換及びメンテナンスを極めて容易に行うことができ
る。
なお、感光体12の両端部に形成されたフランジの外径
は、感光体12の画像形成領域の外径よりも僅かに小さく
なるように形成されている。
は、感光体12の画像形成領域の外径よりも僅かに小さく
なるように形成されている。
従って、第1図に示すように、押し上げレバーソレノ
イド3がオンとなり、転写ベルト11が感光体12に当接さ
れた状態では、前述したように、転写搬送ユニット4の
両側部に形成された凸部20が、フランジに当接すること
によって、凸部20が感光体12の両端部に係合されるの
で、転写搬送ユニット4の感光体12からの離脱が阻止さ
れる。
イド3がオンとなり、転写ベルト11が感光体12に当接さ
れた状態では、前述したように、転写搬送ユニット4の
両側部に形成された凸部20が、フランジに当接すること
によって、凸部20が感光体12の両端部に係合されるの
で、転写搬送ユニット4の感光体12からの離脱が阻止さ
れる。
一方、転写搬送ユニット4の排紙位置に配設された定
着入口ガイド板19は、転写ベルト11に対して極めて近接
して配置されている。
着入口ガイド板19は、転写ベルト11に対して極めて近接
して配置されている。
このように、定着入口ガイド板19と、転写ベルト11と
のギャップを微小にすることによって、転写ベルト11か
ら転写紙Pが分離される際の転写紙Pの転写ベルト11へ
の巻き込みが防止される。
のギャップを微小にすることによって、転写ベルト11か
ら転写紙Pが分離される際の転写紙Pの転写ベルト11へ
の巻き込みが防止される。
一方、転写チャージャ6のケーシング6aは、接地され
ており、転写搬送ユニット4と一体化されることによっ
て、転写搬送ユニット4の補強ステーを兼ねている。
ており、転写搬送ユニット4と一体化されることによっ
て、転写搬送ユニット4の補強ステーを兼ねている。
また、転写チャージャ6のチャージワイヤ6bは、転写
ベルト11の奥側で、装置本体に配設された図示しない電
源の端子に着脱自在に結合され、これによって、この電
源よりチャージワイヤ6bに対して所定の電力が供給され
る。
ベルト11の奥側で、装置本体に配設された図示しない電
源の端子に着脱自在に結合され、これによって、この電
源よりチャージワイヤ6bに対して所定の電力が供給され
る。
ここで、転写ベルト11の駆動手段としては、転写前ロ
ーラ17を駆動するように構成してもよい。
ーラ17を駆動するように構成してもよい。
ところで、前述したように、転写搬送ユニット4内に
クリーニング手段を配置した場合には、廃トナーを除去
する際に、上記収容部材を、その都度装置本体から着脱
する必要があり、上記クリーニング手段によって回収さ
れた廃トナーの清掃・廃棄の作業に手間が掛る不具合が
ある。
クリーニング手段を配置した場合には、廃トナーを除去
する際に、上記収容部材を、その都度装置本体から着脱
する必要があり、上記クリーニング手段によって回収さ
れた廃トナーの清掃・廃棄の作業に手間が掛る不具合が
ある。
また、このクリーニング手段を独立して設けた場合に
は、その分だけ装置が複雑化する不具合がある。
は、その分だけ装置が複雑化する不具合がある。
さらに、この種の装置では、感光体12に紙粉が付着す
ると、感光体12のクリーニング不良が発生しやすくな
り、画像劣化を招く不具合がある。
ると、感光体12のクリーニング不良が発生しやすくな
り、画像劣化を招く不具合がある。
この紙粉の感光体12への付着は、主に、感光体12に向
けて転写紙を搬送するレジストローラ1に付着した紙粉
の飛散によることが多い。
けて転写紙を搬送するレジストローラ1に付着した紙粉
の飛散によることが多い。
そこで、本発明は、第1図の実施例に示すように、転
写搬送ユニット4の転写部側に形成した開口部4bを利用
して、転写搬送ユニット4の転写前ローラ17の外側方の
位置に、クリーニング手段36を配設する。
写搬送ユニット4の転写部側に形成した開口部4bを利用
して、転写搬送ユニット4の転写前ローラ17の外側方の
位置に、クリーニング手段36を配設する。
このクリーニング手段36は、転写ベルト11の表面を清
掃するためのクリーニングブラシ37、クリーニング電圧
が印加されるクリーニング用バイアスローラ1b、クリー
ニング用バイアスローラ1bに当接して配置されたクリー
ニングブレード38、及び、クリーニングブレード38によ
って除去された廃トナー及び紙粉を回収するための廃ト
ナーボトル39、などで構成されている。
掃するためのクリーニングブラシ37、クリーニング電圧
が印加されるクリーニング用バイアスローラ1b、クリー
ニング用バイアスローラ1bに当接して配置されたクリー
ニングブレード38、及び、クリーニングブレード38によ
って除去された廃トナー及び紙粉を回収するための廃ト
ナーボトル39、などで構成されている。
ここで、廃トナーボトル39は、装置本体に対して、着
脱自在に構成されている。
脱自在に構成されている。
また、クリーニング用バイアスローラ1bは、レジスト
ローラ1の下部のローラを兼ねており、転写紙Pと、感
光体12上に形成されたトナー像とが合致するように、所
定のタイミングをとって駆動されている。
ローラ1の下部のローラを兼ねており、転写紙Pと、感
光体12上に形成されたトナー像とが合致するように、所
定のタイミングをとって駆動されている。
さらに、レジストローラ1の上部のローラ1aは、導電
性の金属ローラで構成されており、接地されている。
性の金属ローラで構成されており、接地されている。
このローラ1aの接地部分には、クリーニング用バイア
スローラ1bから印加された電圧の漏電を防止するため
に、ツェナーダイオード40が設けられている。
スローラ1bから印加された電圧の漏電を防止するため
に、ツェナーダイオード40が設けられている。
上述のように、本実施例によれば、転写ベルト11のク
リーニング手段36の廃トナーボトル39が、転写搬送ユニ
ット4とは別体に構成されており、且つ、装置本体に対
して着脱自在に配置されているので、クリーニングブレ
ード38によって除去された廃トナー及び紙粉の清掃・廃
棄を容易に行うことができる。
リーニング手段36の廃トナーボトル39が、転写搬送ユニ
ット4とは別体に構成されており、且つ、装置本体に対
して着脱自在に配置されているので、クリーニングブレ
ード38によって除去された廃トナー及び紙粉の清掃・廃
棄を容易に行うことができる。
また、本実施例では、クリーニング手段36のクリーニ
ング用バイアスローラ1bが、レジストローラ1の下部の
ローラを兼ねているので、クリーニング手段36を簡略
化、及び小型化することができる。
ング用バイアスローラ1bが、レジストローラ1の下部の
ローラを兼ねているので、クリーニング手段36を簡略
化、及び小型化することができる。
さらに、本実施例では、レジストローラ1に電圧が印
加されることによって、このレジストローラ1に、転写
紙Pから生じた紙粉を積極的に静電吸着させて回収する
ことができるので、転写時に感光体12に付着する紙粉の
飛散を低減させることができる。
加されることによって、このレジストローラ1に、転写
紙Pから生じた紙粉を積極的に静電吸着させて回収する
ことができるので、転写時に感光体12に付着する紙粉の
飛散を低減させることができる。
また、本実施例では、クリーニング手段36のケースの
上部18が、第1図に示すように、レジストローラ1の近
傍での、転写紙Pのガイド板を兼ねるように構成されて
いる。
上部18が、第1図に示すように、レジストローラ1の近
傍での、転写紙Pのガイド板を兼ねるように構成されて
いる。
次に、第3図に基づいて、本発明の他の実施例を説明
する。
する。
本実施例では、第3図に示すように、前記実施例にお
ける転写前ローラ17と、転写チャージャ6とが、転写用
バイアスローラ27で構成されており、この転写用バイア
スローラ27と、駆動ローラ9とに、転写ベルト11が張架
されている。
ける転写前ローラ17と、転写チャージャ6とが、転写用
バイアスローラ27で構成されており、この転写用バイア
スローラ27と、駆動ローラ9とに、転写ベルト11が張架
されている。
ここで、この転写用バイアスローラ27は、装置本体と
結合することによって、電力の供給を受けるように構成
されている。
結合することによって、電力の供給を受けるように構成
されている。
また、この実施例では、転写用バイアスローラ27に印
加する電圧の極性を反転させられるように構成されてい
る。
加する電圧の極性を反転させられるように構成されてい
る。
次に、従来の画像形成装置における基本プロセスと比
較しながら、上述のように構成された本発明の実施例の
原理プロセスについて、その相違点を説明する。
較しながら、上述のように構成された本発明の実施例の
原理プロセスについて、その相違点を説明する。
ここで、従来の基本プロセスと共通する周知のプロセ
ス、例えば、帯電、露光、イレース、現像(モノクロま
たはカラー)、及び、転写前除電等のプロセスに関して
は、煩雑化を避けるために、その説明を省略する。
ス、例えば、帯電、露光、イレース、現像(モノクロま
たはカラー)、及び、転写前除電等のプロセスに関して
は、煩雑化を避けるために、その説明を省略する。
本発明の実施例の原理プロセスを第4図に、同実施例
における転写紙の搬送プロセスを第5図に、従来の画像
形成装置の基本プロセスを第6図にそれぞれ示す。
における転写紙の搬送プロセスを第5図に、従来の画像
形成装置の基本プロセスを第6図にそれぞれ示す。
第4図及び第5図において、レジストローラ1まで級
紙されて待機していた転写紙Pは、感光体12とのタイミ
ングをとって、感光体12の回転に同期して転写部に向け
て供給される。
紙されて待機していた転写紙Pは、感光体12とのタイミ
ングをとって、感光体12の回転に同期して転写部に向け
て供給される。
この転写紙Pの先端が、感光体12と転写ベルト11との
当接部付近まで供給されると、これと同時に、ユニット
押し上げソレノイド3により、ユニット押し上げレバー
2が、転写チャージャ6、バックアップローラ7等を含
む転写搬送ユニット4を押し上げる。
当接部付近まで供給されると、これと同時に、ユニット
押し上げソレノイド3により、ユニット押し上げレバー
2が、転写チャージャ6、バックアップローラ7等を含
む転写搬送ユニット4を押し上げる。
これにより、感光体12に対して、バックアップローラ
7の作用で、転写ベルト11が所定のニップ幅を持って当
接する。
7の作用で、転写ベルト11が所定のニップ幅を持って当
接する。
このとき、転写チャージャ6に対して、同時に、所定
の電圧が印加され、転写ベルト11に負の電荷が付与され
る。
の電圧が印加され、転写ベルト11に負の電荷が付与され
る。
ここで、転写チャージャ6は、細いタングステンワイ
ヤを張架して構成されたコロナ放電器からなり、感光体
12の内側の接地された導体部を対向電極としている。
ヤを張架して構成されたコロナ放電器からなり、感光体
12の内側の接地された導体部を対向電極としている。
また、転写ベルト11は、電気抵抗値が、108〜1013Ω
・cmの半導体ベルト(本願と同一出願人による、特開昭
53−96838号公報により既に公知)で構成されている。
・cmの半導体ベルト(本願と同一出願人による、特開昭
53−96838号公報により既に公知)で構成されている。
従って、この転写ベルト11の感光体12の近傍では、負
の電荷が帯電し、この負の電荷によって転写紙Pが分極
して、転写ベルト11上の真電荷と転写紙Pの分極電荷と
により静電引力が発生し、転写紙Pが転写ベルト11上に
吸着される。
の電荷が帯電し、この負の電荷によって転写紙Pが分極
して、転写ベルト11上の真電荷と転写紙Pの分極電荷と
により静電引力が発生し、転写紙Pが転写ベルト11上に
吸着される。
一方、正帯電した感光体12上のトナー粒子は、第7図
に示すように、転写ベルト11、転写紙P、及び、空隙G
を、それぞれ誘電率の異なった誘電体として考えること
で、転写チャージャ6によって付与された負の電荷によ
る静電引力によって転写紙P上に転写される。
に示すように、転写ベルト11、転写紙P、及び、空隙G
を、それぞれ誘電率の異なった誘電体として考えること
で、転写チャージャ6によって付与された負の電荷によ
る静電引力によって転写紙P上に転写される。
このとき、感光体12の表面電位は、通常、800V前後に
設定されているので、転写チャージャ6の印加により転
写ベルト11の表面電位が2kV〜3kVになるように予め設定
しておけば、安定した転写を実現することができる。
設定されているので、転写チャージャ6の印加により転
写ベルト11の表面電位が2kV〜3kVになるように予め設定
しておけば、安定した転写を実現することができる。
本実施例では、この転写をより確実なものとするため
に、バックアップローラ7により、転写ベルト11と感光
体12とをニップ幅を十分に持たせて当接させることで、
その転写効率を高めている。
に、バックアップローラ7により、転写ベルト11と感光
体12とをニップ幅を十分に持たせて当接させることで、
その転写効率を高めている。
上述のようにしてトナー粒子の転写を終えた転写紙P
は、静電引力により転写ベルト11上に吸着されたまま、
定着部に向けて搬送される。
は、静電引力により転写ベルト11上に吸着されたまま、
定着部に向けて搬送される。
従って、本発明の原理プロセスでは、第6図に示す従
来の基本プロセスにおける分離チャージャや分離爪によ
る転写紙Pの分離プロセスが不要となる。
来の基本プロセスにおける分離チャージャや分離爪によ
る転写紙Pの分離プロセスが不要となる。
すなわち、従来の基本プロセスでは、その転写工程
で、転写紙Pに与えられた負の電荷を分離チャージャ
(AC)により除電して、感光体12と転写紙Pとの吸着力
を無くすことにより転写紙Pの分離が行われる。
で、転写紙Pに与えられた負の電荷を分離チャージャ
(AC)により除電して、感光体12と転写紙Pとの吸着力
を無くすことにより転写紙Pの分離が行われる。
さらに、従来の基本プロセスでは、この転写紙Pの分
離を確実にするために、分離爪が必要となる。
離を確実にするために、分離爪が必要となる。
また、本発明の原理プロセスでは、転写ベルト11が転
写紙Pの搬送機能を備えているので、従来の基本プロセ
スの転写紙搬送部(図示せず)に使用されている転写紙
搬送ベルトや、この転写紙搬送ベルトに転写紙を吸引さ
せるための吸引ファンが不要となる。
写紙Pの搬送機能を備えているので、従来の基本プロセ
スの転写紙搬送部(図示せず)に使用されている転写紙
搬送ベルトや、この転写紙搬送ベルトに転写紙を吸引さ
せるための吸引ファンが不要となる。
ところで、本発明の原理プロセスにより転写・搬送さ
れた転写紙Pは、その搬送中において、接地ローラ(図
示の例では駆動ローラ9)から転写ベルト11を通して、
その帯電量が徐々に緩和される。
れた転写紙Pは、その搬送中において、接地ローラ(図
示の例では駆動ローラ9)から転写ベルト11を通して、
その帯電量が徐々に緩和される。
そして、上述のようにして静電引力の弱められた転写
紙Pは、定着部の入口部において、小径(例えばφ20)
の接地ローラ9と転写紙Pの腰の強さによる曲率分離に
より、転写ベルト11から分離されて、定着部へ送られ
る。
紙Pは、定着部の入口部において、小径(例えばφ20)
の接地ローラ9と転写紙Pの腰の強さによる曲率分離に
より、転写ベルト11から分離されて、定着部へ送られ
る。
一方、転写紙Pの後端が、感光体12と転写ベルト11の
ニップ部から抜けると同時に、ユニット押し上げソレノ
イド3がオフし、転写搬送ユニット4が感光体12から離
れる。
ニップ部から抜けると同時に、ユニット押し上げソレノ
イド3がオフし、転写搬送ユニット4が感光体12から離
れる。
これにより、感光体12と転写ベルト11の接触に伴う、
感光体12の摩擦による劣化が防止される。
感光体12の摩擦による劣化が防止される。
ここで、転写ベルト11のクリーニング性をよくするた
めには、離型性の良い材質で転写ベルト11を形成する
か、もしくは、転写ベルト11の外周面に離型性を高める
物質をコーティングする必要がある。
めには、離型性の良い材質で転写ベルト11を形成する
か、もしくは、転写ベルト11の外周面に離型性を高める
物質をコーティングする必要がある。
そこで、本実施例では、ウレタンゴムを素材とするベ
ルトの表面に、フッ素コーティングを施した転写ベルト
11が使用されている。
ルトの表面に、フッ素コーティングを施した転写ベルト
11が使用されている。
また、本実施例では、前述したように、転写ベルト11
の素材として半導体が使用されている。
の素材として半導体が使用されている。
これは、転写ベルト11に導体ベルトを使用すると、転
写チャージャ6からの電荷が逃げてしまって、トナーが
転写紙Pへ転写されなくなり、逆に、転写ベルト11に絶
縁体ベルトを使用すると、接地ローラ9によりこのベル
ト上の電荷を徐々に緩和することが不可能となって、除
電チャージャなどの除電装置が必要となる。
写チャージャ6からの電荷が逃げてしまって、トナーが
転写紙Pへ転写されなくなり、逆に、転写ベルト11に絶
縁体ベルトを使用すると、接地ローラ9によりこのベル
ト上の電荷を徐々に緩和することが不可能となって、除
電チャージャなどの除電装置が必要となる。
(発明の効果) 本発明によれば、印加されるバイアス電圧の極性を切
り替えられる転写用バイアスローラに巻き掛けられてい
る部位の誘電体ベルト表面をクリーニングするようにな
っているので、誘電体ベルトのクリーニング効果の向上
を図ることができる。
り替えられる転写用バイアスローラに巻き掛けられてい
る部位の誘電体ベルト表面をクリーニングするようにな
っているので、誘電体ベルトのクリーニング効果の向上
を図ることができる。
第1図は本発明の実施例における転写搬送ユニットの概
略断面図、第2図は上記転写搬送ユニットの概略斜視
図、第3図は本発明の実施例における他の転写搬送ユニ
ットの概略断面図、第4図は本発明の実施例における原
理プロセスの説明図、第5図は本発明の実施例における
転写紙の搬送プロセスの説明図、第6図は従来の画像形
成装置における基本プロセスの説明図、第7図は本発明
の実施例における原理プロセスの転写工程の説明図であ
る。 1……レジストローラ、1a……レジストローラ1の上部
のローラ、1b……クリーニング用バイアスローラ、4…
…転写搬送ユニット、6……転写チャージャ、9……駆
動ローラ、11……転写ベルト、12……感光体、16……定
着装置、18……転写前ガイド板、定着入口ガイド板、36
……クリーニング手段、37……クリーニングブラシ、38
……クリーニングブレード、39……廃トナーボトル、40
……ツェナーダイオード。
略断面図、第2図は上記転写搬送ユニットの概略斜視
図、第3図は本発明の実施例における他の転写搬送ユニ
ットの概略断面図、第4図は本発明の実施例における原
理プロセスの説明図、第5図は本発明の実施例における
転写紙の搬送プロセスの説明図、第6図は従来の画像形
成装置における基本プロセスの説明図、第7図は本発明
の実施例における原理プロセスの転写工程の説明図であ
る。 1……レジストローラ、1a……レジストローラ1の上部
のローラ、1b……クリーニング用バイアスローラ、4…
…転写搬送ユニット、6……転写チャージャ、9……駆
動ローラ、11……転写ベルト、12……感光体、16……定
着装置、18……転写前ガイド板、定着入口ガイド板、36
……クリーニング手段、37……クリーニングブラシ、38
……クリーニングブレード、39……廃トナーボトル、40
……ツェナーダイオード。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 満 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 昭63−85674(JP,A) 特開 平2−149861(JP,A) 特開 平3−167579(JP,A) 特開 平2−10389(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/16
Claims (2)
- 【請求項1】転写紙を画像情報担持体に向けて所定のタ
イミングで給送するレジストローラと、このレジストロ
ーラで給送された転写紙を支持して搬送する誘電体ベル
トとを有し、画像情報担持体上の画像情報を転写紙に転
写する転写装置において、 上記誘電体ベルトを挟んで上記画像情報担持体と対向
し、かつ、上記誘電体ベルトが巻き掛けられた転写用バ
イアスローラと、 上記誘電体ベルトと上記レジストローラとの間に設けら
れ、上記誘電体ベルトの、上記転写用バイアスローラに
巻き掛けられている部位の表面をクリーニングするクリ
ーニング手段と、 上記転写用バイアスローラに印加されるバイアス電圧の
極性を切り替える極性切り替え手段と、 を有することを特徴とする転写装置。 - 【請求項2】請求項1記載の転写装置において、上記ク
リーニング手段のケースの上部が、上記誘電体ベルトと
上記レジストローラとの間の転写紙搬送路を形成するこ
とを特徴とする転写装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02255939A JP3028509B2 (ja) | 1990-09-25 | 1990-09-25 | 転写装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02255939A JP3028509B2 (ja) | 1990-09-25 | 1990-09-25 | 転写装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04133087A JPH04133087A (ja) | 1992-05-07 |
JP3028509B2 true JP3028509B2 (ja) | 2000-04-04 |
Family
ID=17285674
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02255939A Expired - Lifetime JP3028509B2 (ja) | 1990-09-25 | 1990-09-25 | 転写装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3028509B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5742873A (en) * | 1993-10-30 | 1998-04-21 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus and oil cleaning member |
JPH09331049A (ja) * | 1996-04-08 | 1997-12-22 | Canon Inc | 貼り合わせsoi基板の作製方法及びsoi基板 |
-
1990
- 1990-09-25 JP JP02255939A patent/JP3028509B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04133087A (ja) | 1992-05-07 |
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