JP5084210B2 - 画像形成システムおよびその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の定着部を有する画像形成装置から構成される画像形成システムおよびその制御方法に関する。
近年、画像形成システムを構成する電子写真方式を利用したカラー画像形成装置は、画像データを基に変調されたレーザー光線で像担持体上に照射して得られた静電潜像に、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナーを付着させて各トナー像を形成する。そして、このトナー像は、各種の記録媒体(以下、用紙と称す、例えば、PPC用紙、OHPシート、厚紙用紙等)に転写された後、加熱ロール等で溶融固着される。ここで、トナー像を用紙に定着する定着部としては、ロール式定着部やベルト式定着部が採用されている。
画像形成装置は、定着後の画像の光沢を高くし、カラー画像の見栄えを良くするために、トナーの粘弾性特性を最適に設計することで定着後の画像の平滑性を向上させる方法が採られる。また、フルカラーの電子写真式プリンタはデジタルカメラの出力用として使用され、高画質、高光沢の画像が求められる。
このような要求から、画像形成装置は、通常の出力に使用する用紙(普通紙)に対して、高い光沢画像を得るための高光沢モードで出力することができる特殊紙が使用されている。この高光沢モードで出力する特殊紙は、用紙の表面に熱可塑性樹脂からなる透明樹脂層が形成されたものである。そこで、透明樹脂層が形成された用紙の表面には、熱可塑性樹脂を含むカラートナーが転写され、加熱、溶融することにより高光沢のカラー画像が形成される。
画像形成装置においては、高い光沢度を出すために、多量の熱量を用紙及びトナーに供給して、用紙やトナーを高温にしトナーを熱で溶融しなければならない。そのための一手段として、定着部を通過する用紙の定着速度を遅くして用紙への定着時間を長くする。しかしながら、用紙の定着速度を遅くして定着時間を長くすると、生産性が低下する。又、この様に定着速度を遅くして定着時間を長くする他の例としては、OHP用紙や厚紙用紙等の特殊紙に画像を形成する場合も同様である。
そこで、画像形成装置は、生産性低下を回避するために、複数の定着部を備えたものがある。例えば、文献1には、定着速度の異なる2つの定着部を有し、高光沢モードでは下流側の低速ベルト定着部にも搬送する構成が記載されている。また、文献2には、2つの定着部を並列に配置し、一方を光沢度制御用とし速度可変とした構成が記載されている。
また、1つの定着部を使用する画像形成装置においては、生産性を上げるために時間的なロスを回避する手段としてジョブの順番を変更する手法もある。例えば、文献3には、高光沢モード等に応じて複数の画像形成速度で処理される場合、頁順を変更して高速の頁と低速の頁をまとめて画像形成する構成が記載されている。一方、文献4には、1ジョブ内でカラーとモノクロが混在した画像データの頁順を変更してカラー頁をまとめて画像形成した後、中間トレイに待機させ、次にモノクロ頁をまとめて画像形成し、排紙は頁順に出力する構成が記載されている。
特開2005-099759公報 特開平10-123863公報 特開2005-010292公報 特開2001-274999公報
しかし、上記説明した複数の定着部を持つ画像形成装置においては、高光沢の画像を形成するために表面に透明樹脂層を有する用紙やOHP用紙や厚紙用紙などの特殊紙と普通紙とが混載した画像形成モードを指定したジョブの画像形成を出力する場合に、生産性が著しく低下する場合がある。
すなわち、同一の排紙部に出力物(特殊紙または普通紙上に画像を出力したもの)を積載する場合、出力物の排紙積載順を考慮すると、特殊紙に画像形成する場合に、定着時間又は定着速度を考慮にいれて、後の画像形成開始を遅くする必要がある。
この点について、図1を用いて、詳しく説明する。例えば、図1に示す6枚の画像を順次出力するジョブにおいて、画像1,画像2,画像4,画像6を普通紙で出力し、画像3と画像5を特殊紙で出力する場合を考える。ここで、2つの定着部は普通紙と特殊紙に対応するために異なる定着速度(または定着時間)を有するものであり、特殊紙用の定着部は普通紙用の定着部の定着速度より遅い。このとき、2つの定着部を使用したとしても特殊紙の定着は普通紙の定着より時間がかかる。そのため、6枚の画像を画像1,画像2,画像3,画像4,画像5,画像6の順に出力するには、画像3の次に画像4を出力するために図に示すような画像4の前に待ち(ウエイト)時間が必要になる。画像5も同様であり、画像5の次に画像6が出力されるように画像6の前に待ち(ウエイト)時間が必要になる。
そのため、特殊紙と普通紙を混載したジョブでは、特殊紙が多くなると、待ち時間が多くなり、その結果、画像形成装置の生産性が低下する。
本発明は、生産性の低下を回避しながら同一の排紙部に指定された出力物の積載順に排紙することができる画像形成システムおよびその制御方法を提供する。
上記目的を達成するための本発明に係る画像形成システムは、記録媒体上にトナー画像として画像を形成する画像形成手段と、前記トナー画像を前記記録媒体に定着する第1定着手段と、前記トナー画像を前記記録媒体に定着させる熱量が予め定められた熱量よりも多く必要とする場合に使用される第2定着手段とを有する画像形成システムであって、普通紙及び前記普通紙とは異なる特殊紙とを含む複数の記録媒体に画像を形成する混載モードである場合に、前記第2定着手段を使用して第1記録媒体に定着されるトナー画像が前記第2定着手段を使用せずに第2記録媒体に定着されるトナー像よりも前に形成されるように前記画像形成手段によって形成される画像の順序を変更する制御手段を有し、前記制御手段は、前記画像の順序を変更した場合に、前記第1記録媒体及び前記第2記録媒体が前記画像の順序を変更する前の出力順で排紙されるように前記第1記録媒体及び前記第2記録媒体の搬送を制御することを特徴とする。
本発明の画像形成システムおよびその制御方法によれば、画像を定着させる熱量(温度)が予め定められた熱量(温度)よりも多く(高く)必要とする場合に生じる生産性低下を回避しながら、同一の排紙部にジョブで指定された出力物の積載順に排紙することができる。
<第1の実施形態>
[特徴]
本発明の画像形成システムでは、図1に説明した画像形成を行わせるための画像形成ジョブ(混載)で、特殊画像を定着させる定着器が普通画像を定着させる定着速度よりも遅い場合、即ち、特殊画像を定着させる熱量(温度)が普通画像を定着させる熱量(温度)よりも多く(高く)必要とする場合に、生じる出力の生産性の低下を回避しながら、同一の排紙部に指定された出力物の積載順に排紙することができる。すなわち、本画像形成システムでは、画像形成を行わせるための画像形成ジョブの出力に際して、使用する記録媒体の大きさ、記録媒体上に形成されるトナー画像の種類(普通画像/特殊画像)を判別する。ここで、普通画像とは普通紙に形成する画像で、特殊画像とは特殊紙に形成される画像である。そして、形成される画像が複数(混載:普通画像+特殊画像)と判別された場合には、画像の出力順番を変えないでトナー画像の定着時間を最短にする画像形成順番と画像形成時の待ち時間とを設定することができる。そのため、普通画像より定着時間が長くかかる特殊画像を含むジョブ(混載)において、特殊画像の画像形成順番を普通画像の出力順番より早めるなど画像形成順番を最適化することによって出力の生産性を向上させることができる。
以下、図面を参照して、本発明の画像形成システムについて詳しく説明する。
[画像形成システム:図2A]
図2Aは、本実施形態の画像形成システムの構成の一部であるカラー画像形成装置の断面図である。
カラー画像形成装置は、画像形成部20、2つの定着器を有する定着部30、中間転写部40、クリーニング部50、給紙部60、および不図示の表示部、入力部、制御部を有する。画像形成部20には、4つの画像形成ステーションPa,Pb,Pc,Pdが並設されており、その構成は同一である。以下、各部の構成について説明する。
感光ドラム1a〜dは、感光体(第1の画像担持体)であり、矢示の時計方向に所定の周速度(プロセススピード)をもって回転駆動される。感光ドラム1a〜1dは1次帯電器22a〜dにより所定の極性・電位に一様に帯電処理される。
次いで、感光ドラム1a〜dには、不図示の像露光手段11a〜dによる画像露光を受けることによりカラー画像の各色成分像(例えば、イエロー色成分像)に対応した静電潜像が形成される。ここで、像露光手段11a〜dは、結像露光光学系、画像情報の時系列電気デジタル画素信号に対応して変調されたレーザービームを出力するレーザースキャナによる走査露光系などから構成される。
次いで、静電潜像が第1の現像器23aにより第1色である黒トナーKにより現像される。ほぼ同時に、第2〜第4の現像器(イエロー色現像器23b、マゼンタ色現像器23c、シアン色現像器23d)が作動し、各静電潜像が各現像器23b〜dによりイエロー色、マゼンタ色、シアン色に現像される。
中間転写ベルト40(第2の画像担持体)は時計方向に感光ドラム1a〜dと同じ周速度をもって回転駆動される。感光ドラム1a上に形成され、第1色の黒トナーKにより現像されたトナー画像は、感光ドラム1aと中間転写ベルト40とのニップ部T1を通過する。この過程で、トナー画像は、1次転写ローラ24aから中間転写ベルト40に印加される1次転写バイアスにより、中間転写ベルト40の外周面に順次1次転写されていく。
中間転写ベルト40にトナー画像の転写を終えた感光ドラム1aの表面は、クリーニング部12aにより清掃される。
以下、同様に第2色のイエロートナーにより現像されたトナー画像、第3色のマゼンタトナーにより現像されたトナー画像、第4色のシアントナーにより現像されたトナー画像が感光ドラム1b〜dから順次中間転写ベルト40上に重ね合わせて転写される。その結果、カラー画像に対応したカラートナー画像が形成される。転写を終えた中間転写ベルト40の表面はクリーニング部50により清掃される。
2次転写ローラ41は2次転写対向ローラ29に対応し平行に軸受させて中間転写ベルト40の下面部に配設してある。
感光ドラム1a〜dから中間転写ベルト40への第1〜第4色のトナー画像の順次重畳転写のための1次転写バイアスは、トナーとは逆極性(+)で印加される。その印加電圧は例えば+100V〜2kVの範囲である。
中間転写ベルト40上に転写された合成カラートナー画像を用紙P(第3の画像担持体)に転写する場合には、まず、2次転写ローラ41が中間転写ベルト40に当接される。続いて、用紙Pは、給紙カセット60から転写材ガイドを通って、中間転写ベルト40と2次転写ローラ41との当接ニップT2に所定のタイミングで給送され、2次転写バイアスが2次転写ローラ41に印加される。用紙Pには2次転写バイアスにより中間転写ベルト40からカラートナー画像が2次転写される。トナー画像の転写を受けた用紙Pは定着部30へ導入され加熱定着される。
[画像形成システムの制御構成:図2B]
次に、上記説明した画像形成システムの制御構成について図2Bを用いて説明する。
制御部はCPU12,ROM13,RAM14などから構成されている。制御部は、画像形成部20、給紙部60,中間転写部40,定着部30,クリーニング部50,表示部70、入力部80などの各部を制御する。すなわち、制御部のCPU12はROM13に記憶されている制御プログラムに基づいてRAM14を作業領域に用いて、各部を制御しながら以下に詳しく説明する特殊画像の画像形成順番を普通画像の出力順番より早めるなどの画像形成順番の最適化する処理を行う。画像形成順番の最適化する処理を行うCPU12、ROM13、RAM14は、画像形成装置、または、画像形成システムの構成の一部であるスキャナやホストコンピュータやサーバ等の外部装置側に設けても良い。
[ROM/RAMの構成:図2C]
次に、ROM13,RAM14の構成の一例について図2Cを用いて説明する。
ROM13,RAM14は、システムプログラム110、画像形成制御プログラム111、並び替え待機時間設定ルーチン112、普通紙と特殊紙の定着時間113、出力プロセス情報114、プログラムロード領域115を含む。画像形成情報114は、並び替え後の画像形成の順番、並び替え後の画像形成時間を調整する待ち時間(調整時間)、第1定着器使用フラグ、第2定着器使用フラグ、ジョブを含む。ジョブは、各頁の、画像データ、定着器使用フラグ、待ち時間(0〜3)を含む。
[定着部の構成:図3A]
次に、定着部30の構成の一例について図3Aを用いて説明する。
図3Aの定着部30は、図のように配置された2つの定着器30a、30bを有する。第1定着器30aは、トナー像が転写された普通紙A1の定着に使用され、定着後排紙ローラにより排紙される。この経路は、搬送パスL1→第1定着器30a→第1排紙フラッパ→搬送パスL2→第2排紙フラッパ(排紙側)である。
一方、第2定着器30bは、トナー像が転写された特殊紙(透明樹脂層を有する高光沢紙、OHP紙、厚紙)A2の定着に使用され、定着後排紙ローラにより排紙される。この経路は、搬送パスL1→第1定着器30a→第1排紙フラッパ→搬送パスL5→搬送パスL4→第2定着器30b→搬送パスL3→第2排紙フラッパ(排紙側)である。第2定着器30bは第1定着器30aより定着温度を高くする(熱量を多く供給する)ため低速の定着速度で特殊紙を搬送する。第2定着器30bを使用する場合には、特殊紙A2が、第1定着器30aで予備加熱された後、第2定着器30bで定着される。
図3Aでは、第1、第2定着器30a、30bは同じ構成であり、定着速度を変更することで、それぞれ異なる定着温度(定着温度を高くする場合は定着速度を遅くする)を得ることができる。なお第1と第2定着器の構成が異なる場合は、所望の定着温度が得られるように定着時間を変更する構成とすればよい。
[定着部の別の構成:図3B]
図3Bは、定着部30の別の構成の一例である。
図3Bの定着部30は、図のように配置された第1、第2定着器30a、30bを有する。第1定着器30aは、トナー像が転写された普通紙A1の定着に使用され、定着後排紙ローラにより排紙される。この経路は、搬送パスL6→第1排紙フラッパ→搬送パスL7→第1定着器30a→第2排紙フラッパ(排紙側)である。
一方、第2定着器30bは、トナー像が転写された特殊紙(透明樹脂層を有する高光沢紙、OHP紙、厚紙)A2の定着に使用され、定着後排紙ローラにより排紙される。第2定着器30bは第1定着器30aより定着温度を高くする(熱量を多く供給する)ため低速の定着速度で特殊紙を搬送する。この経路は、搬送パスL6→第1排紙フラッパ→搬送パスL9、L10→第2定着器30b→搬送パスL11→第2排紙フラッパ(排紙側)である。
図3Bでは、第1、第2定着器30a、30bは同じ構成であり、定着速度を変更することで、それぞれ異なる定着温度(定着温度を高くする場合は定着速度を遅くする)を得ることができる。なお第1と第2定着器の構成が異なる場合は、所望の定着温度が得られるように定着時間を変更する構成とすればよい。
次に、上記説明した定着部30の搬送経路について説明する。
図3Aの搬送パスL3,L4、L5または図3Bの搬送パスL9,L10,L11は、特殊紙で使用する紙サイズに応じて決められる。例えば、図3Aを例にとって説明すると、図3Aにおいて、搬送パスL4は、普通紙の速度で搬送されてきた記録紙を、第2定着器30bの入口の手前で減速してから第2定着器30bに侵入させる。第2定着器30bの排紙側の搬送パスL3は、普通紙の搬送速度まで加速させる。第2定着器30bの定着速度が第1定着器30aの定着速度と異なる場合は用紙の搬送速度の減速及び加速させる搬送部が必要となる。搬送部は、記録紙の先端と後端速度差による記録紙のループなどを防止する役割を有する。それ故、搬送パスL3〜L5は最大紙サイズ以上の長さを持つことが望ましい。
例えば、A3サイズ(420mm×297mm)の普通紙、特殊紙を定着する場合について図3Aを使って説明する。ここで、普通紙用の第1定着器30aが第1定着速度(300mm/s、紙通過時間1.4秒/A3)で、特殊紙用の第2定着器30bが第2定着速度(50mm/s、紙通過時間8.4秒/A3)とする。この場合、第2定着器30b通過前後の特殊紙は、第1定着速度から第2定着速度まで減速し、その後第2定着速度から第1定着速度に加速する必要がある。そのため、第2定着器30bの前後には、通過する特殊紙のサイズを考慮して、減速用と加速用の搬送パスL5,L4,L3が必要となる。
[普通紙と特殊紙が混載されたジョブの処理]
次に、上記説明した本画像形成システムにおいて、図3Cに示すような画像形成条件が異なる用紙(普通紙/特殊紙)を用いるジョブ(混載)における画像形成処理について、図4A〜図6Bを用いて具体的に説明する。
[ジョブ(混載)に一例:図3C]
図3Cは、ホストコンピュータやサーバやスキャナなどの外部装置(情報生成手段)から受信したジョブ(混載)の一例である。このジョブは、印刷枚数が5枚で、出力順が1、2,3,4,5頁順で、紙サイズがA3で、普通紙と特殊紙が混載されたものである。そして、1、2,4,5頁目は画像形成条件として第1定着器30aを使用して普通紙に画像を形成し、3頁目は画像形成条件として第2定着器30bを使用して特殊紙に画像を形成するものである。
[ジョブ(混載)の画像形成順番と待ち時間の設定処理:図4A]
本画像形成システムは、図3Cに示すようなジョブを受信すると、展開された画像を一旦RAM14に保持する。そして、図4Aに示すような生産性が高くなるように画像形成順番の並び替え処理を行う。図4Aの処理は、制御部のCPU12がROM13に記憶されている制御プログラムに基づいてRAM14を作業領域に用いて、各部を制御しながら行う処理である。この結果、普通紙及び特殊紙の定着時間がトータルで最短時間となるように画像形成順番が設定され、かつ、定着された普通紙及び特殊紙が正しいページ順になるようにして1つの排紙部に積載されるように、画像形成時の待ち時間が設定される。そのため、本画像形成システムでは、ジョブを高速に出力できるため、全体としての生産性を高めることが可能となる。
まず、図4AのステップS100において、CPU12は、ジョブが普通紙、特殊紙を使用する混載モードか否かを判別する。そして、混載モードと判別された場合には、ステップS200に進み、ジョブから出力に使用する用紙のサイズの判別処理を行う。そして、読み出した用紙サイズから、普通紙と特殊紙の定着器における位置関係を設定する。
即ち、CPU12は、図3Aで第1定着器30aから第2定着器30bを介して排紙されるまでの特殊紙の定着時間B又は枚数Bと、第1定着器30aから排紙されるまでの普通紙の定着時間A又は枚数Aとの関係を予め決められた関係(所定関係)に設定する。そして設定された所定関係から、第2定着器30bで特殊紙を定着しているときに並行して第1定着器30aで定着できる普通紙の枚数が決まる。この所定関係は、紙サイズと搬送路長と速度で決まる。このため、所定関係は、装置固有の値となり、紙サイズと搬送路長と速度から決まる範囲内で任意に設定することができる。なお、本実施形態では、その一例として、紙サイズがA3の場合に、枚数A:枚数B=3未満:1の場合を所定関係と設定する。(紙サイズがA4の場合は、枚数A:枚数B=6未満:2とすればよい。)
ここで、所定関係とは、図3Aでいうと、特殊紙A2が第1定着器30aから第2定着器30bを介して排紙されるまでの時間に、普通紙A1が2枚、第1定着器30aから排紙し終えている関係をいう。このように、所定関係を満たす場合には、第2定着器30bで特殊紙を定着している間に、第1定着器30aで普通紙A1が2枚まで定着することができる。そのため、このように所定関係を満たす場合には、図3Cに示す出力順が3番目の特殊紙の画像形成順番を1番に変更することができる。即ち、定着速度が異なる複数の定着器おいて、遅延時間を考慮して低速の定着速度で画像を形成するモードの頁を先行させている。上記のように、紙サイズがA3の場合は、所定関係が枚数A:枚数B=3未満:1と設定されるため、ジョブの画像の並び替え処理は、3枚以内で行えばよい。
次に、ステップS300に進み、CPU12は、画像形成順番の並び替えおよび待ち時間決定処理を行う。一方、ステップS100において、CPU12が混載モードでない、すなわち、普通紙または特殊紙のみを使用するモードと判別した場合には、ステップS400に進む。
ステップS400では、CPU12は、画像形成処理の指示を与え、次に、ステップS500で定着および排紙処理の指示を与えてから一連の作業を終了する。
[画像形成順番と待ち時間決定処理:図4B]
次に、図4Bを用いて図4AのステップS300の処理の詳細について説明する。
まず、ステップS310において、CPU12は、ジョブの出力に使用する用紙の種別(普通紙/特殊紙)を読み出す。
次に、ステップS320に進む。ステップS320では、CPU12は、ジョブの1頁目の用紙が特殊紙か普通紙かを判定する。そして、1頁目の用紙が特殊紙の場合には、ステップS330に進み、1頁目の画像を特殊紙で出力し、待ち時間を3回(待ち時間Δtは予め決められた時間である)設定してからステップS340に進む。すなわち、図に示すように、画像の入れ替えを行わず、1頁目の画像(1=特殊紙で出力)、待ち時間3回となる。
一方、ステップS320において、1頁目の用紙が普通紙の場合には、ステップS350に進み、CPU12は、2頁目の用紙が特殊紙か普通紙かを判定する。そして、2頁目の用紙が特殊紙の場合には、ステップS360に進み、CPU12は、1頁目の画像を2頁目の画像と入れ替えてから、2頁目の画像を特殊紙で出力し、1頁目の画像を普通紙で出力し、待ち時間を2回設定してからステップS340に進む。すなわち、図に示すように、2頁目の画像(2=特殊紙で出力)、1頁目の画像(1=普通紙で出力)、待ち時間2回となる。
一方、ステップS350において、2頁目の用紙が普通紙の場合には、ステップS370に進み、CPU12は、3頁目の用紙が特殊紙か普通紙かを判定する。そして、3頁目の用紙が特殊紙の場合には、ステップS380に進み、CPU12は、先頭に3頁目の画像を移動し、1頁目と2頁目の画像を1ずつ後に移動して入れ替える。そして、3頁目の画像を特殊紙で出力し、1頁目の画像と2頁目の画像を普通紙で出力し、待ち時間を1回設定してからステップS340に進む。すなわち、図に示すように、3頁目の画像(3=特殊紙で出力)、1頁目、2頁目の画像(1、2=普通紙で出力)、待ち時間1回となる。
一方、ステップS370において、3頁目の用紙が普通紙の場合には、ステップS390に進み、CPU12は、1頁目の画像、2頁目の画像を普通紙で出力し、待ち時間を0と設定してからステップS340に進む。すなわち、図に示すように、画像の入れ替えを行わず、1頁目、2頁目の画像(1=普通紙で出力)、待ち時間0回となる。
次に、ステップS340では、CPU12は、全ての用紙の判別を終了したか否かを調べ、終了していない場合には、ステップS395に進み、ジョブから残っている次頁以降の用紙の種別を読み出す。そして、ステップS320に戻り、上記説明した処理を繰り返し行う。尚、この場合、S320、S350、S370における1頁目、2頁目、3頁目は、順次、次頁数と読み替える。
一方、ステップS340において、全ての用紙の判別を終了した場合には、一連の作業を終了する。
[定着および排紙処理:図4C]
次に、図4Cを用いて図4AのステップS500の処理の詳細について説明する。図4Cの処理は、図3Aの定着器を使用する場合の処理である。
まず、ステップS510において、CPU12は、第1定着器30aで定着を行うように指示してから、ステップS520に進む。ステップS520では、CPU12は、普通紙か特殊紙か調べ、特殊紙の場合には、ステップS530に進み、第2定着器30bで定着を行うように指示してから、ステップS540に進み、排紙を指示してから一連の作業を終了する。
一方、ステップS520において、CPU12は、普通紙の場合には、ステップS540に進み、排紙を指示してから一連の作業を終了する。
[定着および排紙処理:図4D]
次に、図4Cを用いて図4AのステップS500の別の処理の詳細について説明する。図4Dの処理は、図3Bの定着器を使用する場合の処理である。
まず、ステップS550において、CPU12は、使用する用紙が普通紙か特殊紙か調べ、特殊紙の場合には、ステップS560に進み、第2定着器30bで定着を行うように指示してから、ステップS580に進み、排紙を指示してから一連の作業を終了する。
一方、ステップS550において、CPU12は、使用する用紙が普通紙の場合には、ステップS570に進み、第1定着器30aで定着を行うように指示してから、ステップS580に進み、排紙を指示してから一連の作業を終了する。
尚、本実施形態ではジョブの先頭から順に定着時間を判定したが、例えばジョブの長さ分、本例では5枚の出力分について、全体のパターンに基づいてその定着順序や待ち時間を一括して決定してもよい。この場合は、ROMテーブルなどが使用できる。
[画像形成順番の並び替え処理の具体例]
次に、上記説明した普通紙と特殊紙を含むジョブ(混載)の画像形成順番の並び替え処理(図4A〜4C)が、図3Aに示す2台の定着器を用いた場合の例を図5A〜図5Eの実施例と図6A、6Bの比較例を用いて説明する。
[実施例1(3頁目に特殊紙がある場合):図5A]
図5Aは、図3Cに示す普通紙と特殊紙を含むジョブ(混載)の画像形成順番の並び替え処理の一例(実施例1)を説明する図である。この場合のジョブは、紙サイズがA3で印刷されるので、所定関係は、枚数A:枚数B=3未満:1と設定されるため、以下に説明するジョブの画像の並び替え処理は、画像3枚以内で行うことになる(図4BのS320、S350,S370)。なお、所定関係が4枚以上であれば、それに応じてジョブの画像の並び替え処理を増加して行うことができる。
ジョブの出力順510は、図3Cのジョブで指定された用紙の種類と出力順を示しており、3頁目の画像を特殊紙で出力し、1,2、4,5頁目を普通紙で出力する。
画像形成順511は、出力順510に対して行われた並び替え処理後の画像形成順を示している。すなわち、1〜3頁までの画像の並び替え処理が図4BのステップS310→S320→S350→S370→S380の処理によって行われる。そして、ステップS380にて画像形成順が、ジョブで指定された3頁目の特殊紙で出力する画像を先頭に、1,2頁目の画像を2、3番目になるように並び替えられ、3,2,1の画像形成後に待ち時間1回が設定される。続いて4〜5頁の並び替え処理がステップS340→S395→S320→S350→S370→S390の処理によって行われる。そして、ステップS390にて、画像の並び替え処理が行われる。ただし、この場合には、4,5頁の画像は並び替えられない。この結果、画像形成順511は(3,1,2,4,5)となる。
画像形成処理512は、画像形成部における画像形成処理を示しており、並び替えられた画像形成順511に従って5枚の画像の画像形成(トナー画像の形成と転写)のタイミングと待ち時間の関係を示す。すなわち、画像形成部では、3頁目の画像を形成した後に、1,2頁目の画像を連続して形成し、1回の待ち時間(待ち時間Δtは予め決められた時間である)をとってから4,5頁目の画像を連続して形成する。
第1定着処理513、第2定着処理514は、画像形成部で形成された未定着トナー画像を第1定着器30aまたは第2定着器30bで定着されるときのタイミングを示したものである。普通紙は、定着速度の速い第1定着器30aを通過して定着される。一方、特殊紙は、第1定着器30aを通過(予備加熱)したのち定着速度の遅い第2定着器30bを通過して定着される。すなわち、特殊紙を用いる3頁目の画像は第1定着器30aを通過後、第2定着器30bで時間t3〜t6の間で定着される。一方、普通紙を用いる、1頁目の画像が時間t3〜t4の間で、2頁目の画像が時間t4〜t5の間で、4頁目の画像が時間t6〜t7の間で、5頁目の画像が時間t7〜t8の間で、それぞれ第1定着器30aで定着される。
排紙積載処理515は、第1定着器30aまたは第2定着器30bで定着された画像が排紙され積載される順を示している。すなわち、積載される画像の順番はジョブで指定された1,2,3,4,5頁の順である。
[比較例1(3頁目に特殊紙がある場合):図6A]
一方、図6Aは、図5Aの比較例であり、図3Cのジョブに対して、ジョブの画像形成順の並び替えをしない場合の画像形成、定着、排紙積載のタイミングを示す図である。
図5Aと図6Aの定着時間を比較すると、図5A(実施例1)の定着時間は6t(tは普通紙1枚分の定着時間)、図6A(比較例1)の定着時間は8tであり、実施例1では普通紙2枚分の定着時間が短縮されていることがわかる。これは、図5A(実施例1)では、2つの定着器を同時に使用して(3頁目の画像を第2定着器30bで定着中に1,2頁目の画像を第1定着器30aで定着)しているが、図6A(比較例1)では、2つの定着器が同時に使用できないためである。この結果、本実施例の場合は、普通紙2枚分の定着時間の短縮をすることができた。なお、上記説明したジョブの例は5頁の出力のため短縮効果が少なかったが、頁数が多い場合には、その短縮効果が大きくなるため、出力時間の短縮がより顕著になる。このように、普通画像より定着時間が長くかかる特殊画像を含むジョブ(混載)において、特殊画像の画像形成順番を普通画像の出力順番より早めることによって出力の生産性を向上させることができる。
[実施例2(2頁目に特殊紙がある場合):図5B]
図5Bは、ジョブ(混載)の画像形成順番の並び替え処理の別の例(実施例2)を説明する図である。
ジョブの出力順520は、ジョブで指定された用紙の種類と出力順を示しており、2頁目の画像を特殊紙で出力し、1,3、4,5頁目を普通紙で出力する。
画像形成順521は、出力順520に対して行われた並び替え処理後の画像形成順を示している。すなわち、1〜2頁までの画像の並び替え処理が図4BのステップS310→320→S350→S360の処理によって行われる。そして、ステップS360にて画像形成順が、ジョブで指定された2頁目の特殊紙で出力する画像を先頭に、1頁目の画像を2番目になるように並び替えられ、2,1頁目の画像形成後に待ち時間2回が設定される。続いて3〜5頁の並び替え処理がステップS340→S395→S320→S350→S370→S390の処理によって行われる。そして、ステップS390にて、画像の並び替え処理が行われる。ただし、この場合には、3,4,5頁の画像は並び替えられない。この結果、画像形成順521は(2,1,3,4,5)となる。
画像形成処理522は、画像形成部における画像形成処理を示しており、並び替えられた画像形成順521に従って5枚の画像の画像形成(トナー画像の形成と転写)のタイミングと待ち時間の関係を示す。すなわち、画像形成部では、2頁目の画像を形成した後に、1頁目の画像を形成し、2回の待ち時間(待ち時間Δtは予め決められた時間である)をとってから3,4,5頁目の画像を連続して形成する。
第1定着処理523、第2定着処理524は、画像形成部で形成された未定着トナー画像を第1定着器30aまたは第2定着器30bで定着されるときのタイミングを示したものである。普通紙は、定着速度の速い第1定着器30aを通過して定着される。一方、特殊紙は、第1定着器30aを通過(予備加熱)したのち定着速度の遅い第2定着器30bを通過して定着される。すなわち、特殊紙を用いる2頁目の画像は第1定着器30aを通過後、第2定着器30bで時間t3〜t6の間で定着される。一方、普通紙を用いる、1頁目の画像が時間t3〜t4の間で、3頁目の画像が時間t6〜t7の間で、4頁目の画像が時間t7〜t8の間で、5頁目の画像が時間t8〜t9の間で、それぞれ第1定着器30aで定着される。

排紙積載処理525は、第1定着器30aまたは第2定着器30bで定着された画像が排紙され積載される順を示している。すなわち、積載される画像の順番はジョブで指定された1,2,3,4,5頁の順である。
なお、図は省略するが、出力順520の画像形成順の並び替えを行なって画像形成した場合は、画像形成順の並び替えをしない場合に比較して普通紙1枚分の定着時間が短縮される。これは、図5B(実施例1)では、2つの定着器を同時に使用(2頁目の画像を第2定着器30bで定着中に1頁目の画像を第1定着器30aで定着)しているためである。この結果、本実施例の場合は、普通紙1枚分の定着時間の短縮をすることができた。このように、普通画像より定着時間が長くかかる特殊画像を含むジョブ(混載)において、特殊画像の画像形成順番を普通画像の出力順番より早めることによって出力の生産性を向上させることができる。
[実施例3(先頭に特殊紙がある場合):図5C]
図5Cは、ジョブ(混載)の画像形成順番の並び替え処理の別の例(実施例3)を説明する図である。
ジョブの出力順530は、ジョブで指定された用紙の種類と出力順を示しており、1頁目の画像を特殊紙で出力し、2,3、4,5頁目を普通紙で出力する。
画像形成順531は、出力順530に対して行われた並び替え処理後の画像形成順を示している。すなわち、1頁目の画像の並び替え処理が図4BのステップS310→320→S330の処理によって行われる。そして、ステップS330にて画像形成順は、ジョブで指定された1頁目の特殊紙で出力する画像をそのまま先頭(並び替えない)に配置し、1頁目の画像形成後に待ち時間3回が設定される。続いて2〜5頁の並び替え処理がステップS340→S395→S320→S350→S370→S390の処理によって行われる。そして、ステップS390にて、画像の並び替え処理が行われる。ただし、この場合には、2〜5頁の画像は並び替えられない。この結果、画像形成順531は(1,2,3,4,5)となる。
画像形成処理532は、画像形成部における画像形成処理を示しており、並び替えられた画像形成順531に従って5枚の画像の画像形成(トナー画像の形成と転写)のタイミングと待ち時間の関係を示す。すなわち、画像形成部では、1頁目の画像を形成した後に、3回の待ち時間(待ち時間Δtは予め決められた時間である)をとってから2,3,4,5頁目の画像を連続して形成する。
第1定着処理533、第2定着処理534は、画像形成部で形成された未定着トナー画像を第1定着器30aまたは第2定着器30bで定着されるときのタイミングを示したものである。普通紙は、定着速度の速い第1定着器30aを通過して定着される。一方、特殊紙は、第1定着器30aを通過(予備加熱)したのち定着速度の遅い第2定着器30bを通過して定着される。すなわち、特殊紙を用いる1頁目の画像は第1定着器30aを通過後、第2定着器30bで時間t3〜t6の間で定着される。一方、普通紙を用いる、2頁目の画像が時間t6〜t7の間で、3頁目の画像が時間t7〜t8の間で、4頁目の画像が時間t8〜t9の間で、5頁目の画像が時間t9〜t10の間で、それぞれ第1定着器30aで定着される。
排紙積載処理535は、第1定着器30aまたは第2定着器30bで定着された画像が排紙され積載される順を示している。すなわち、積載される画像の順番はジョブで指定された1,2,3,4,5頁の順である。
このように、先頭に特殊紙がある場合には、画像形成のために並び替えの必要がないので、定着時間は短縮されない。
[実施例4(3、5頁目に特殊紙がある場合):図5D]
図5Dは、ジョブ(混載)の画像形成順番の並び替え処理の別の例(実施例4)を説明する図である。
ジョブの出力順540は、ジョブで指定された用紙の種類と出力順を示しており、3、5頁目の画像を特殊紙で出力し、1,2、4頁目を普通紙で出力する。
画像形成順541は、出力順540に対して行われた並び替え処理後の画像形成順を示している。すなわち、1〜3頁までの画像の並び替え処理が図4BのステップS310→320→S350→S370→S380の処理によって行われる。そして、ステップS380にて画像形成順が、ジョブで指定された3頁目の特殊紙で出力する画像を先頭に、1、2頁目の画像が2、3番目になるように並び替えられ、3、1、2頁の画像形成後に待ち時間1回が設定される。続いて4〜5頁の並び替え処理がステップS340→S395→S320→S350→S360の処理によって行われる。そして、ステップS360にて、画像の並び替え処理が行われる。すなわち、画像形成順が、ジョブで指定された5頁目の特殊紙で出力する画像を4頁目の画像の前となるように並び替えられる。この結果、画像形成順541は(3,1,2,5,4)となる。
画像形成処理542は、画像形成部における画像形成処理を示しており、並び替えられた画像形成順541に従って5枚の画像の画像形成(トナー画像の形成と転写)のタイミングと待ち時間の関係を示す。すなわち、画像形成部では、3頁目の画像を形成した後に1、2頁目の画像を続いて形成し、1回の待ち時間(待ち時間Δtは予め決められた時間である)をとってから5、4頁目の画像を連続して形成する。
第1定着処理543、第2定着処理544は、画像形成部で形成された未定着トナー画像を第1定着器30aまたは第2定着器30bで定着されるときのタイミングを示したものである。普通紙は、定着速度の速い第1定着器30aを通過して定着される。一方、特殊紙は、第1定着器30aを通過(予備加熱)したのち定着速度の遅い第2定着器30bを通過して定着される。すなわち、特殊紙を用いる3、5頁目の画像は第1定着器30aを通過後、第2定着器30bで時間t3〜t6、t7〜10の間で定着される。一方、普通紙を用いる、1頁目の画像が時間t3〜t4の間で、2頁目の画像が時間t4〜t5の間で、4頁目の画像が時間t7〜t8の間で、それぞれ第1定着器30aで定着される。
排紙積載処理545は、第1定着器30aまたは第2定着器30bで定着された画像が排紙され積載される順を示している。すなわち、積載される画像の順番はジョブで指定された1,2,3,4,5頁の順である。
[比較例2(3、5頁目に特殊紙がある場合):図6B]
一方、図6Bは、図5Dの比較例であり、ジョブの画像形成順の並び替えをしないで画像形成した場合の画像形成、定着、排紙積載のタイミングを示す図である。図5D(実施例4)と図6B(比較例2)の定着時間を比較すると、図5D(実施例4)の定着時間は8t(tは普通紙1枚分の定着時間)、図6B(比較例2)の定着時間は11tであり、実施例1では普通紙3枚分の定着時間が短縮されていることがわかる。これは、図5Dでは、2つの定着器を同時に使用して(3頁目の画像を第2定着器30bで定着中に1,2頁目の画像を第1定着器30aで定着、5頁目の画像を第2定着器30bで定着中に4頁目の画像を第1定着器30aで定着)している。一方、図6Aでは、2つの定着器が同時に使用できないためである。この結果、本実施例の場合は、普通紙3枚分の定着時間の短縮をすることができた。
[実施例5(2、5頁目に特殊紙がある場合):図5E]
図5Eは、ジョブ(混載)の画像形成順番の並び替え処理の別の例(実施例5)を説明する図である。
ジョブの出力順550は、ジョブで指定された用紙の種類と出力順を示しており、2、5頁目の画像を特殊紙で出力し、1,3、4頁目を普通紙で出力する。
画像形成順551は、出力順550に対して行われた並び替え処理後の画像形成順を示している。すなわち、1〜2頁までの画像の並び替え処理が図4BのステップS310→320→S350→S360の処理によって行われる。そして、ステップS360にて画像形成順が、ジョブで指定された2頁目の特殊紙で出力する画像を先頭に、1頁目の画像が2番目になるように並び替えられ、2,1頁目の画像形成後に待ち時間2回が設定される。続いて3〜5頁の並び替え処理がステップS340→S395→S320→S350→S370→S380の処理によって行われる。そして、ステップS380にて、画像の並び替え処理が行われる。すなわち、画像形成順が、ジョブで指定された5頁目の特殊紙で出力する画像を3,4頁目の画像の前となるように並び替えられる。この結果、画像形成順551は(2,1,5,3,4)となる。
画像形成処理552は、画像形成部における画像形成処理を示しており、並び替えられた画像形成順551に従って5枚の画像の画像形成(トナー画像の形成と転写)のタイミングと待ち時間の関係を示す。すなわち、画像形成部では、2頁目の画像を形成した後に1頁目の画像を形成し、2回の待ち時間(待ち時間Δtは予め決められた時間である)をとってから5,3,4頁目の画像を連続して形成する。
第1定着処理553、第2定着処理554は、画像形成部で形成された未定着トナー画像を第1定着器30aまたは第2定着器30bで定着されるときのタイミングを示したものである。普通紙は、定着速度の速い第1定着器30aを通過して定着される。一方、特殊紙は、第1定着器30aを通過(予備加熱)したのち定着速度の遅い第2定着器30bを通過して定着される。すなわち、特殊紙を用いる2、5頁目の画像は第1定着器30aを通過後、第2定着器30bで時間t3〜t6、t7〜10の間で定着される。一方、普通紙を用いる、1頁目の画像が時間t3〜t4の間で、3頁目の画像が時間t7〜t8の間で、4頁目の画像が時間t8〜t9の間で、それぞれ第1定着器30aで定着される。
排紙積載処理555は、第1定着器30aまたは第2定着器30bで定着された画像が排紙され積載される順を示している。すなわち、積載される画像の順番はジョブで指定された1,2,3,4,5頁の順である。
なお、図は省略するが、ジョブ550の画像形成順の並び替えを行なって画像形成した場合は、画像形成順の並び替えをしない場合に比較して普通紙3枚分の定着時間が短縮される。これは、図5E(実施例4)では、2台の定着器を同時に使用(2頁目の画像を第2定着器30bで定着中に1頁目の画像を第1定着器30aで定着、5頁目の画像を第2定着器30bで定着中に3,4頁目の画像を第1定着器30aで定着)しているためである。この結果、本実施例の場合は、普通紙3枚分の定着時間の短縮をすることができた。
このように、普通画像より定着時間が長くかかる特殊画像を含むジョブ(混載)において、特殊画像の画像形成順番を普通画像の出力順番より早めることによって出力の生産性を向上させることができる。
[図3Bの構成の定着器を使用する場合]
上記説明した実施例は、図3Aに示す2つの定着器を用いた場合であった。
しかしながら、図3Bに示す構成の2つの定着器を並列に接続して別々に使用する場合には、図3Aに示す構成の2台の定着器を用いる場合よりも更に画像形成の順番の自由度が増加することを説明する。
図3Bに示す構成では、第1定着器30aは、トナー像が転写された普通紙A1の定着のみに使用され、第2定着器30bは、トナー像が転写された特殊紙A2の定着のみに使用される。ここで、普通紙用の第1定着器30aが第1定着速度(300mm/s、紙通過時間1.4秒/A3)で、特殊紙用の第2定着器30bが第2定着速度(50mm/s、紙通過時間8.4秒/A3)とする。
この場合、第1定着器30aと第2定着器30bとが用紙の種別に対応して単独に使用され、第2定着器30b側には2つ以上の搬送パスL9,L10,L11が必要であるので、第1定着器30a側は第2定着器30b側に比べて搬送路が短くなる。そのため、図3Aの構成に比べて、図3Bの構成では、第2定着器30b側で定着されている場合に、第1定着部30a側で定着され排紙部に排紙される枚数が、多くなる。このため、図3Bの構成は、図3Aの構成に比べて、特殊紙を定着する場合のウエイト時間を減らすことが可能となる。その結果、普通画像より定着時間が長くかかる特殊画像を含むジョブ(混載)において、特殊画像の画像形成順番を普通画像の出力順番より早めることによって出力の生産性をさらに向上させることができる。
なお、以上の説明では、紙サイズをA3サイズ、本体の搬送部の長さをA3の長さに限定して説明した。しかしながら、紙サイズ、搬送部の長さは自由に変更することができる。またこの場合に、画像形成順番の上限もそれに応じて決めることができる。
<第2の実施形態>
以下、第2の実施形態について説明する。なお、第2の実施形態の画像形成装置は第1の実施形態の画像形成装置と類似するものである。そこで、第2の実施形態の画像形成装置についての説明は、第1の実施形態の画像形成装置と異なる部分についてのみ説明し、共通する部分の説明は重複するので省略する。
[特徴]
第1の実施形態では、普通紙と特殊紙(高光沢モード)を含むジョブ(混載)において、特殊紙を用いる特殊画像の画像形成順番を普通画像の出力順番より早めるなど、画像形成順番を最適化することによって出力の生産性を向上させることを説明した。本実施形態では、トナー載り量、あるいは、トナー種が異なるグロスモードに適用する例について説明する。グロスモードとは透明トナーを用いて紙の特性とは関係なく最終画像のグロスをコントロールするものである。グロスモードでは、紙の表面条件にもよるが、透明トナーを白地部(印刷されていない部分)に載せて画像部と非画像部の段差を無くすようにする処理である。なお、グロスモードでは場合によっては色トナーを被覆するように画像形成してもよい。そして、通常の画像形成モードの(前述の普通画像に相当する)場合は、第1定着器30aを使用して定着し、グロスモードの(前述の特殊画像に相当する)場合は第1定着器30aと低速の第2定着器30bを使用して高温で定着する。そこで、本実施形態でも、第1の実施形態と同様の処理を行うことで出力の生産性を向上させることができる。すなわち、通常の画像形成モードより定着時間が長くかかる(定着する温度が高温または熱量を多く供給する)グロスモードを含むジョブ(混載)において、グロスモードの画像形成順番を通常の画像形成モードの出力順番より早めるなど、画像形成順番を最適化することによって出力の生産性を向上させることができる。
[画像形成装置:図7]
図7は、本実施形態の画像形成システムの一例を示すカラー画像形成装置の断面図である。本実施形態の画像形成装置が第1の実施形態の画像形成装置と異なる点は、透明トナー画像形成ステ―ションP0が一つ追加された構成となっている点である。
透明トナーは紙の特性とは関係なく、最終画像のグロスをコントロールするものである。この透明トナーは必ずしも、他のステーションの色トナーと同じ粘弾特性をもつ必要はない。本画像形成装置では、透明トナーを用いて最終画像グロスコントロールを行うことができる。すなわち、グロスモードの場合には、透明トナーを白地部(画像形成されていない部分)に載せて画像部と非画像部の段差を無くすようにする。そして、グロスモードの場合は低速の第2定着器を使用して高温で定着する。この結果、画像部と非画像部の段差がない最終画像を得ることができる。
一方、通常の画像形成モードの場合には、透明トナーを使用しないため、通常の画像形成速度の第1定着器を使用して定着する。
尚、前述の普通紙と特殊紙の混載モード、通常の画像形成モード、グロスモード等の画像形成モードは入力部80から設定、または、外部装置から受信した画像形成情報に設定されている。
[他の実施形態]
また、本発明の目的は、実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給してもよい。その場合、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RWを用いることができる。また、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現される。しかし、それ以外にも、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した各実施の形態の機能が実現される。これ以外にも、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した各実施の形態の機能が実現される場合も、本発明に含まれることは言うまでもない。
この場合、上記プログラムは、該プログラムを記憶した記憶媒体から直接、又はインターネット、商用ネットワーク、若しくはローカルエリアネットワーク等に接続された不図示の他のコンピュータやデータベース等からダウンロードすることにより供給される。
上記実施の形態では、画像形成装置の出力方式を電子写真方式とした場合を例に挙げたが、本発明は、電子写真方式に限定されるものではなく、インクジェット方式、熱転写方式、感熱方式、静電方式、放電破壊方式など各種出力方式に適用することができる。
上記プログラムの形態は、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラムコード、OS(オペレーティングシステム)に供給されるスクリプトデータ等の形態から成ってもよい。
普通紙と特殊紙とが混載したジョブにおける定着工程での待ち時間の問題を説明する図である。 第1の実施形態の画像形成装置の一例を示す概略図である。 画像形成システムの制御構成の一例を示すブロック図である。 ROM/RAMに記憶された内容の一例を説明する図である。 定着器の一例を示す概略図である。 定着器の別の構成を示す概略図である。 ジョブの一例を示す図である。 普通紙と特殊紙とが混載したジョブにおいて画像形成順番を並び替えて印刷する処理の一例を示すフローチャートである。 画像形成順番の並び替えと待ち時間決定処理の詳細な処理の一例を示すフローチャートである。 2つの定着器を用いて定着する処理の一例を示すフローチャートである。 並列に接続された2つの定着器を用いて定着する処理の一例を示すフローチャートである。 混載ジョブ510に対する画像形成順番の並び替え処理と定着時間を説明する図である。 混載ジョブ520に対する画像形成順番の並び替え処理と定着時間を説明する図である。 混載ジョブ530に対する画像形成順番の並び替え処理と定着時間を説明する図である。 混載ジョブ540に対する画像形成順番の並び替え処理と定着時間を説明する図である。 混載ジョブ550に対する画像形成順番の並び替え処理と定着時間を説明する図である。 混載ジョブ510の比較例を説明する図である。 混載ジョブ540の比較例を説明する図である。 第2の実施形態の画像形成装置の一例を示す概略図である。
符号の説明
12:CPU
13:ROM
14:RAM
30a:第1定着器
30b:第2定着器

Claims (8)

  1. 記録媒体上にトナー画像として画像を形成する画像形成手段と、前記トナー画像を前記記録媒体に定着する第1定着手段と、前記トナー画像を前記記録媒体に定着させる熱量が予め定められた熱量よりも多く必要とする場合に使用される第2定着手段とを有する画像形成システムであって、
    普通紙及び前記普通紙とは異なる特殊紙とを含む複数の記録媒体に画像を形成する混載モードである場合に、前記第2定着手段を使用して第1記録媒体に定着されるトナー画像が前記第2定着手段を使用せずに第2記録媒体に定着されるトナー像よりも前に形成されるように前記画像形成手段によって形成される画像の順序を変更する制御手段を有し、
    前記制御手段は、前記画像の順序を変更した場合に、前記第1記録媒体及び前記第2記録媒体が前記画像の順序を変更する前の出力順で排紙されるように前記第1記録媒体及び前記第2記録媒体の搬送を制御することを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記制御手段は、所定数の記録媒体を排紙するまでの時間が短くなるように、前記画像形成手段によって形成される画像の順序を変更することを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記制御手段により変更された前記画像形成手段によって形成される画像の順序に対応して画像形成処理の開始時間を調整するための待ち時間を設けることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成システム。
  4. 画像を形成するための画像形成情報を出力順に生成する情報生成手段を更に有し、
    前記画像形成情報は、前記混載モードであるか否かを示す情報を含ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  5. 各記録媒体の前記画像形成情報は、画像データを含み、前記普通紙または前記特殊紙を表す紙種情報、及び、前記紙種情報に対応して使用する前記第1定着手段及び前記第2定着手段の少なくとも一方を指定する指定情報のうち少なくとも1つを更に含み、
    前記記録媒体に定着させる熱量が予め定められた熱量よりも多く必要とするトナー画像に対応する前記画像形成情報は、前記第2定着手段を指定する指定情報、及び、前記特殊紙を表す紙種情報のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項4に記載の画像形成システム。
  6. 各記録媒体の前記画像形成情報は、光沢のある画像の形成を指定するグロスモードを示す情報を含み、
    前記記録媒体に定着させる熱量が予め定められた熱量よりも多く必要とするトナー画像に対応する前記画像形成情報は、前記グロスモードを示す情報を含むことを特徴とする請求項4に記載の画像形成システム。
  7. 前記画像形成手段は有色のトナー画像及び透明のトナー画像の少なくとも一方を形成し、
    前記画像形成情報が前記グロスモードを示す情報を含む場合、前記画像形成手段は前記透明のトナー画像を形成することを特徴とする請求項6に記載の画像形成システム。
  8. 記録媒体上にトナー画像として画像を形成する画像形成手段と、前記トナー画像を前記記録媒体に定着する第1定着手段と、前記トナー画像を前記記録媒体に定着させる熱量が予め定められた熱量よりも多く必要とする場合に使用される第2定着手段とを有する画像形成システムの制御方法であって、
    普通紙及び前記普通紙とは異なる特殊紙とを含む複数の記録媒体に画像を形成する混載モードである場合に、制御手段が、前記第2定着手段を使用して第1記録媒体に定着されるトナー画像が前記第2定着手段を使用せずに第2記録媒体に定着されるトナー像よりも前に形成されるように前記画像形成手段によって形成される画像の順序を変更する制御工程を有し、
    前記制御工程では、前記画像の順序を変更した場合に、前記第1記録媒体及び前記第2記録媒体が前記画像の順序を変更する前の出力順で排紙されるように前記第1記録媒体及び前記第2記録媒体の搬送を制御することを特徴とする画像形成システムの制御方法。
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