JPH1184745A - 画像形成装置および方法並びに画像形成制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
画像形成装置および方法並びに画像形成制御プログラムを記録した記録媒体Info
- Publication number
- JPH1184745A JPH1184745A JP9238446A JP23844697A JPH1184745A JP H1184745 A JPH1184745 A JP H1184745A JP 9238446 A JP9238446 A JP 9238446A JP 23844697 A JP23844697 A JP 23844697A JP H1184745 A JPH1184745 A JP H1184745A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- fixing
- image forming
- mode
- recording
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Counters In Electrophotography And Two-Sided Copying (AREA)
- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 光沢紙の両面プリントに関してプリント画像
の色再現性を損なうことなく、光沢紙のプリントアウト
までの時間を短縮できるようにした画像形成装置の提
供。 【解決手段】 光沢紙の両面プリントモードの時、表面
と裏面とで定着スピードを切り替える。光沢紙の両面プ
リントモードでの初めの表面プリントの定着スピード制
御は普通紙モードと同じ設定であり(S603)、その
裏面プリントの定着スピードは光沢紙の色再現性を良く
するために普通紙モードのときよりもスピードダウンさ
せる(S606)。S603で通常の定着が行われた表
面の画像は不完全な定着状態であるが、裏面での光沢紙
を定着する場合のスピードダウンされた定着ローラを通
紙させることにより、完全な状態の定着を行うことがで
きる。すなわち、光沢紙の表面は2度定着器を通紙させ
ることで、完全な定着状態となる。
の色再現性を損なうことなく、光沢紙のプリントアウト
までの時間を短縮できるようにした画像形成装置の提
供。 【解決手段】 光沢紙の両面プリントモードの時、表面
と裏面とで定着スピードを切り替える。光沢紙の両面プ
リントモードでの初めの表面プリントの定着スピード制
御は普通紙モードと同じ設定であり(S603)、その
裏面プリントの定着スピードは光沢紙の色再現性を良く
するために普通紙モードのときよりもスピードダウンさ
せる(S606)。S603で通常の定着が行われた表
面の画像は不完全な定着状態であるが、裏面での光沢紙
を定着する場合のスピードダウンされた定着ローラを通
紙させることにより、完全な状態の定着を行うことがで
きる。すなわち、光沢紙の表面は2度定着器を通紙させ
ることで、完全な定着状態となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ、ファク
シミリ、複写機等の画像形成装置および画像形成方法並
びに画像形成制御プログラムを記録した記録媒体に関
し、特に電子写真プロセスを用いた画像形成装置におけ
る光沢紙の両面プリントに関する。
シミリ、複写機等の画像形成装置および画像形成方法並
びに画像形成制御プログラムを記録した記録媒体に関
し、特に電子写真プロセスを用いた画像形成装置におけ
る光沢紙の両面プリントに関する。
【0002】
【従来の技術】カラー画像を形成可能な電子写真プロセ
スを用いた画像形成装置は、一般に感光ドラム上に帯
電、露光、現像することによって形成された記録像を記
録紙上に転写する行程を複数回繰り返すことによって、
記録紙上に複数色の重ね画像を形成し、カラー画像を得
るものである。
スを用いた画像形成装置は、一般に感光ドラム上に帯
電、露光、現像することによって形成された記録像を記
録紙上に転写する行程を複数回繰り返すことによって、
記録紙上に複数色の重ね画像を形成し、カラー画像を得
るものである。
【0003】以下、図1を参照して、従来の一般的な画
像形成装置の構成および動作について説明を行う。
像形成装置の構成および動作について説明を行う。
【0004】図1は従来の画像形成装置の断面図であ
る。図1において、画像形成装置中央には感光ドラム1
00が配置され、感光ドラムの左側には、トナーおよび
トナー収納部と現像を行うための手段とを一体的にカー
トリッジ化した現像器110が配置されている。現像器
110は各色の現像カートリッジDy、Dm、Dc、D
kを回転可能な支持体で担持し、その支持体回転軸を中
心とする同一円筒上に各現像カートリッジDy、Dm、
Dc、Dkを設定するものである。なお、現像カートリ
ッジDy、Dm、Dc、Dk内には、それぞれイエロ
ー、トナー、マゼンタトナー、シアントナー、ブラック
トナーが収納されている。
る。図1において、画像形成装置中央には感光ドラム1
00が配置され、感光ドラムの左側には、トナーおよび
トナー収納部と現像を行うための手段とを一体的にカー
トリッジ化した現像器110が配置されている。現像器
110は各色の現像カートリッジDy、Dm、Dc、D
kを回転可能な支持体で担持し、その支持体回転軸を中
心とする同一円筒上に各現像カートリッジDy、Dm、
Dc、Dkを設定するものである。なお、現像カートリ
ッジDy、Dm、Dc、Dk内には、それぞれイエロ
ー、トナー、マゼンタトナー、シアントナー、ブラック
トナーが収納されている。
【0005】感光ドラム100の上方にはスキャナユニ
ット107が配置されている。スキャナユニット107
に画像情報の信号が入力されると、その信号に応じてレ
ーザダイオードからレーザ光が帯電された感光ドラム1
00に照射され、潜像が形成される。感光ドラム100
が回転すると現像カートリッジDy、Dm、Dc、Dk
によってその潜像が可視化される。感光ドラム100の
下側には転写べルト103が配置されている。感光ドラ
ム100上に形成された像を転写べルト103上に転写
し、給紙カセット101から搬送路102を通して送ら
れる記録紙上に転写ベルト上のトナー像を転写する。
ット107が配置されている。スキャナユニット107
に画像情報の信号が入力されると、その信号に応じてレ
ーザダイオードからレーザ光が帯電された感光ドラム1
00に照射され、潜像が形成される。感光ドラム100
が回転すると現像カートリッジDy、Dm、Dc、Dk
によってその潜像が可視化される。感光ドラム100の
下側には転写べルト103が配置されている。感光ドラ
ム100上に形成された像を転写べルト103上に転写
し、給紙カセット101から搬送路102を通して送ら
れる記録紙上に転写ベルト上のトナー像を転写する。
【0006】転写された記録紙は搬送べルト1l1によ
って画像形成装置の左側に搬送され、定着器104によ
ってトナー画像は溶融固着され、カラー画像が得られ
る。記録紙への像の転写が終了したあとに、転写べルト
103に残されたトナーは除電器112によって除電さ
れ、再び感光ドラム100に戻されて、排トナーボック
ス113に排出される。
って画像形成装置の左側に搬送され、定着器104によ
ってトナー画像は溶融固着され、カラー画像が得られ
る。記録紙への像の転写が終了したあとに、転写べルト
103に残されたトナーは除電器112によって除電さ
れ、再び感光ドラム100に戻されて、排トナーボック
ス113に排出される。
【0007】上述の記録紙に画像を形成するのに先んじ
て、記録紙の光沢度によって最適な定着性の補正を行う
ために、記録紙の地肌の光沢を光沢センサ114により
検出する。
て、記録紙の光沢度によって最適な定着性の補正を行う
ために、記録紙の地肌の光沢を光沢センサ114により
検出する。
【0008】図2の(a)、(b)に光沢センサ114
の計測システムの構成を示す。図2の(a)において、
150は画像形成装置本体のフレーム板金、151はフ
レーム板金150上に設置された基準白色板である。光
沢センサ114は発光ダイオードのような発光素子とホ
トトランジスタのような受光素子(不図示)とから構成
され、まずはじめに装置内部に配置された基準白色板1
51の光沢(反射率)を測定する。次に、図2の(b)
に示すように、光沢センサ114は記録紙が搬送された
ときに記録紙の地肌の光沢を測定し、その測定した光沢
値と先に測定した基準白色板151の光沢値との相対値
を計算し、その相対値を記録紙の光沢度としている。
の計測システムの構成を示す。図2の(a)において、
150は画像形成装置本体のフレーム板金、151はフ
レーム板金150上に設置された基準白色板である。光
沢センサ114は発光ダイオードのような発光素子とホ
トトランジスタのような受光素子(不図示)とから構成
され、まずはじめに装置内部に配置された基準白色板1
51の光沢(反射率)を測定する。次に、図2の(b)
に示すように、光沢センサ114は記録紙が搬送された
ときに記録紙の地肌の光沢を測定し、その測定した光沢
値と先に測定した基準白色板151の光沢値との相対値
を計算し、その相対値を記録紙の光沢度としている。
【0009】次に、図3に従来の画像形成装置に両面ユ
ニットを装着した構成例を示す。図3において、115
は両面ユニット(両面プリントユニット)、116は両
面ユニット内の記録紙の紙パス(紙搬送経路)、130
は本体排紙切り換え機構、131は本体排紙切替機構駆
動用ソレノイド、132はカール取りローラ、140は
第1の両面ユニットジャムセンサ、141は第2の両面
ユニットジャムセンサである。
ニットを装着した構成例を示す。図3において、115
は両面ユニット(両面プリントユニット)、116は両
面ユニット内の記録紙の紙パス(紙搬送経路)、130
は本体排紙切り換え機構、131は本体排紙切替機構駆
動用ソレノイド、132はカール取りローラ、140は
第1の両面ユニットジャムセンサ、141は第2の両面
ユニットジャムセンサである。
【0010】表面側の画像形成を終えた記録紙108
は、本体排紙切り換え機構130により両面ユニットに
搬送され、両面ユニット内において折り返されて反転
し、再び給紙ジャムセンサ120の手前で画像形成装置
に搬送される。
は、本体排紙切り換え機構130により両面ユニットに
搬送され、両面ユニット内において折り返されて反転
し、再び給紙ジャムセンサ120の手前で画像形成装置
に搬送される。
【0011】図4に従来の両面プリントモードでの制御
手順を示す。図4において、S401では光沢センサ1
14により、給紙されてきた記録紙の反射率を測定し、
測定した反射率に基づいて記録紙の種類を判別する。S
402に進み、記録紙が光沢紙であればS403に、記
録紙が普通紙であればS407に進む。
手順を示す。図4において、S401では光沢センサ1
14により、給紙されてきた記録紙の反射率を測定し、
測定した反射率に基づいて記録紙の種類を判別する。S
402に進み、記録紙が光沢紙であればS403に、記
録紙が普通紙であればS407に進む。
【0012】S403では、光沢紙が通紙されてきたこ
とによって、光沢紙の色再現性を良くするために定着器
104の定着ローラのスピードダウンが行われる。S4
04に進み、画像形成装置本体から光沢紙は排出され両
面ユニット115に搬送される。S405では、両面ユ
ニット内部で光沢紙が反転され、裏面側にプリント可能
な状態で画像形成装置本体に通紙されてくる。S406
ではS403と同様に、光沢紙の色再現性を良くするた
めに定着器104の定着ローラのスピードダウンが行わ
れ、定着された光沢紙は画像形成装置本体から排紙トレ
ーあるいはソータへ排出される。
とによって、光沢紙の色再現性を良くするために定着器
104の定着ローラのスピードダウンが行われる。S4
04に進み、画像形成装置本体から光沢紙は排出され両
面ユニット115に搬送される。S405では、両面ユ
ニット内部で光沢紙が反転され、裏面側にプリント可能
な状態で画像形成装置本体に通紙されてくる。S406
ではS403と同様に、光沢紙の色再現性を良くするた
めに定着器104の定着ローラのスピードダウンが行わ
れ、定着された光沢紙は画像形成装置本体から排紙トレ
ーあるいはソータへ排出される。
【0013】S402で記録紙が普通紙と判別された場
合は、S407に進み、通常の普通紙の定着スピードで
定着が行われる。S408では、S404と同様に画像
形成装置本体から光沢紙は排出され、両面ユニット11
5に搬送される。S409では、両面ユニット115内
部で光沢紙が反転され、裏面側にプリント可能な状態で
画像形成装置本体に通紙されてくる。S410では、S
407と同様に、通常の普通紙の定着スピードで定着が
行われ、記録紙は画像形成装置本体から排紙トレーある
いはソータへ排出される。
合は、S407に進み、通常の普通紙の定着スピードで
定着が行われる。S408では、S404と同様に画像
形成装置本体から光沢紙は排出され、両面ユニット11
5に搬送される。S409では、両面ユニット115内
部で光沢紙が反転され、裏面側にプリント可能な状態で
画像形成装置本体に通紙されてくる。S410では、S
407と同様に、通常の普通紙の定着スピードで定着が
行われ、記録紙は画像形成装置本体から排紙トレーある
いはソータへ排出される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例によれば、記録紙108が光沢センサ114によっ
て光沢紙であると判別されると、光沢紙特有の画像の色
再現性を良くするために、定着スピードをダウンさせる
制御を行わなければならず、そのためこれが両面プリン
トの場合には定着スピードの遅さがわずらわしいものと
なっていた。
来例によれば、記録紙108が光沢センサ114によっ
て光沢紙であると判別されると、光沢紙特有の画像の色
再現性を良くするために、定着スピードをダウンさせる
制御を行わなければならず、そのためこれが両面プリン
トの場合には定着スピードの遅さがわずらわしいものと
なっていた。
【0015】本発明の目的は、上述の点に鑑みて、光沢
紙の両面プリントに関してプリント画像の色再現性を損
なうことなく、光沢紙のプリントアウトまでの時間を短
縮でき、わずらわしさを軽減できる画像形成装置および
画像形成方法並びに画像形成制御プログラムを記録した
記録媒体を提供することにある。
紙の両面プリントに関してプリント画像の色再現性を損
なうことなく、光沢紙のプリントアウトまでの時間を短
縮でき、わずらわしさを軽減できる画像形成装置および
画像形成方法並びに画像形成制御プログラムを記録した
記録媒体を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、電子写真プロセスを用いて記録
紙の両面にプリント可能とする両面プリントモードを有
する画像形成装置において、記録紙の光沢度を識別する
機能を有する光沢センサと、記録紙の裏表を反転して搬
送する両面搬送機構と、前記両面搬送機構を駆動制御す
る両面搬送制御手段と、記録紙の定着を行なう定着手段
と、両面プリントモードにおいて、前記光沢センサによ
り記録紙が光沢紙であると識別されたときには、記録紙
の表面と裏面とで前記定着手段の定着スピードを切り替
える定着制御手段とを具備することを特徴とする。
め、請求項1の発明は、電子写真プロセスを用いて記録
紙の両面にプリント可能とする両面プリントモードを有
する画像形成装置において、記録紙の光沢度を識別する
機能を有する光沢センサと、記録紙の裏表を反転して搬
送する両面搬送機構と、前記両面搬送機構を駆動制御す
る両面搬送制御手段と、記録紙の定着を行なう定着手段
と、両面プリントモードにおいて、前記光沢センサによ
り記録紙が光沢紙であると識別されたときには、記録紙
の表面と裏面とで前記定着手段の定着スピードを切り替
える定着制御手段とを具備することを特徴とする。
【0017】ここで、前記定着制御手段は、光沢紙の両
面プリントモードでの初めの表面プリントの定着スピー
ド制御は普通紙モードと同じ設定であり、裏面プリント
の定着スピード制御は普通紙モードよりも低速に設定し
ているとすることができる。
面プリントモードでの初めの表面プリントの定着スピー
ド制御は普通紙モードと同じ設定であり、裏面プリント
の定着スピード制御は普通紙モードよりも低速に設定し
ているとすることができる。
【0018】請求項3の発明は、電子写真プロセスを用
いて記録紙の両面にプリント可能とする両面プリントモ
ードを有する画像形成装置の画像形成方法において、両
面プリントモードで記録紙が光沢紙であるときには、記
録紙の表面と裏面とで定着スピードを切り替えることを
特徴とする。
いて記録紙の両面にプリント可能とする両面プリントモ
ードを有する画像形成装置の画像形成方法において、両
面プリントモードで記録紙が光沢紙であるときには、記
録紙の表面と裏面とで定着スピードを切り替えることを
特徴とする。
【0019】ここで、光沢紙の両面プリントモードでの
初めの表面プリントの定着スピード制御は普通紙モード
と同じ設定であり、裏面プリントの定着スピード制御は
普通紙モードよりも低速に設定しているとすることがで
きる。
初めの表面プリントの定着スピード制御は普通紙モード
と同じ設定であり、裏面プリントの定着スピード制御は
普通紙モードよりも低速に設定しているとすることがで
きる。
【0020】請求項5の発明は、電子写真プロセスを用
いて記録紙の両面にプリント可能とする両面プリントモ
ードを有する画像形成装置をコンピュータによって制御
するための制御プログラムを記録した記録媒体であっ
て、該制御プログラムはコンピュータに、両面プリント
モードで記録紙が光沢紙であるときには、記録紙の表面
と裏面とで定着スピードを切り替えさせることを特徴と
する。
いて記録紙の両面にプリント可能とする両面プリントモ
ードを有する画像形成装置をコンピュータによって制御
するための制御プログラムを記録した記録媒体であっ
て、該制御プログラムはコンピュータに、両面プリント
モードで記録紙が光沢紙であるときには、記録紙の表面
と裏面とで定着スピードを切り替えさせることを特徴と
する。
【0021】ここで、前記制御プログラムは、コンピュ
ータに、光沢紙の両面プリントモードでの初めの表面プ
リントの定着スピード制御は普通紙モードと同じ設定に
させ、裏面プリントの定着スピード制御は普通紙モード
よりも低速に設定させるとすることができる。
ータに、光沢紙の両面プリントモードでの初めの表面プ
リントの定着スピード制御は普通紙モードと同じ設定に
させ、裏面プリントの定着スピード制御は普通紙モード
よりも低速に設定させるとすることができる。
【0022】上記構成により、本発明は、光沢紙の両面
プリントに関して、初めの表面側の定着スピードを通常
の光沢紙の定着スピードよりも速くすることで、光沢紙
のプリントアウトまでの時間を短縮でき、わずらわしさ
を軽減できる作用がある。
プリントに関して、初めの表面側の定着スピードを通常
の光沢紙の定着スピードよりも速くすることで、光沢紙
のプリントアウトまでの時間を短縮でき、わずらわしさ
を軽減できる作用がある。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。
施形態を詳細に説明する。
【0024】図5は本発明の実施形態の構成を説明する
ための両面ユニット(両面プリントユニット)付きの画
像形成装置の簡略構成図である。図5において、117
は両面プリントモードにおける光沢紙(以後、記録紙は
光沢紙とする)の紙搬送経路である。表面側のプリント
(印字、あるいは印写ともいう)を終えた光沢紙は画像
形成装置本体から排出されて、両面ユニット115の内
部に送られる。光沢紙は紙搬送経路の117−1を経由
して117−2に送られる。この経路117−2で、光
沢紙はスイッチバックして反転し、紙搬送経路117−
3を介して画像形成装置本体の搬送路102に搬送され
て、裏面プリントモードが開始される。
ための両面ユニット(両面プリントユニット)付きの画
像形成装置の簡略構成図である。図5において、117
は両面プリントモードにおける光沢紙(以後、記録紙は
光沢紙とする)の紙搬送経路である。表面側のプリント
(印字、あるいは印写ともいう)を終えた光沢紙は画像
形成装置本体から排出されて、両面ユニット115の内
部に送られる。光沢紙は紙搬送経路の117−1を経由
して117−2に送られる。この経路117−2で、光
沢紙はスイッチバックして反転し、紙搬送経路117−
3を介して画像形成装置本体の搬送路102に搬送され
て、裏面プリントモードが開始される。
【0025】図6に本発明の実施形態の制御動作を説明
するための両面プリントモードのフローチャートを示
す。図6において、S601では給紙されてきた記録紙
の反射率を光沢センサ114により測定し、記録紙の種
類を判別する。次に、S602に進み、記録紙が光沢紙
であればS603に、記録紙が普通紙であればS607
に進む。
するための両面プリントモードのフローチャートを示
す。図6において、S601では給紙されてきた記録紙
の反射率を光沢センサ114により測定し、記録紙の種
類を判別する。次に、S602に進み、記録紙が光沢紙
であればS603に、記録紙が普通紙であればS607
に進む。
【0026】S603では、初めの表面においては、記
録紙が光沢紙であっても、普通紙であっても定着ローラ
は通常の普通紙モードのスピードで定着される。次にS
604に進み、画像形成装置本体から光沢紙は排出さ
れ、両面ユニット115に搬送される。次のS605で
は、両面ユニット115の内部で光沢紙が反転され、裏
面側にプリント可能な状態で画像形成装置本体に通紙さ
れてくる。
録紙が光沢紙であっても、普通紙であっても定着ローラ
は通常の普通紙モードのスピードで定着される。次にS
604に進み、画像形成装置本体から光沢紙は排出さ
れ、両面ユニット115に搬送される。次のS605で
は、両面ユニット115の内部で光沢紙が反転され、裏
面側にプリント可能な状態で画像形成装置本体に通紙さ
れてくる。
【0027】次のS606では、光沢紙の色再現性を良
くするために定着器104の定着ローラのスビードダウ
ンが行われる。このとき、S603で通常の定着が行わ
れた表面の画像は不完全な定着状態であるが、裏面での
光沢紙を定着する場合のスピードダウンされた定着ロー
ラを通紙させることにより、完全な状態の定着を行うこ
とができる。すなわち、光沢紙の表面は2度定着器を通
紙させることで、完全な定着状態となる。そして、両面
の定着された光沢紙は画像形成装置本体から排出され
る。
くするために定着器104の定着ローラのスビードダウ
ンが行われる。このとき、S603で通常の定着が行わ
れた表面の画像は不完全な定着状態であるが、裏面での
光沢紙を定着する場合のスピードダウンされた定着ロー
ラを通紙させることにより、完全な状態の定着を行うこ
とができる。すなわち、光沢紙の表面は2度定着器を通
紙させることで、完全な定着状態となる。そして、両面
の定着された光沢紙は画像形成装置本体から排出され
る。
【0028】S602で記録紙が普通紙と判別された場
合は、S607に進み、通常の普通紙の定着スピードで
定着が行われる。S608では、S604と同様に画像
形成装置本体から光沢紙は排出され、両面ユニット11
5に搬送される。S609では、両面ユニット115の
内部で光沢紙が反転され、裏面側にプリント可能な状態
で画像形成装置本体に通紙されてくる。S610ではS
607と同様に、通常の普通紙の定着スピードで定着が
行われ、記録紙は画像形成装置本体から排出される。
合は、S607に進み、通常の普通紙の定着スピードで
定着が行われる。S608では、S604と同様に画像
形成装置本体から光沢紙は排出され、両面ユニット11
5に搬送される。S609では、両面ユニット115の
内部で光沢紙が反転され、裏面側にプリント可能な状態
で画像形成装置本体に通紙されてくる。S610ではS
607と同様に、通常の普通紙の定着スピードで定着が
行われ、記録紙は画像形成装置本体から排出される。
【0029】実際には、普通紙モードの定着スピードと
比して、光沢紙の定着スピードは30%程度スピードダ
ウンとなるが、この定着スビードのバランスは記録紙の
光沢度の割合によって可変にさせてもよい。
比して、光沢紙の定着スピードは30%程度スピードダ
ウンとなるが、この定着スビードのバランスは記録紙の
光沢度の割合によって可変にさせてもよい。
【0030】なお、本発明は複数の機器からなるシステ
ムにおいて達成されてもよく、1つの機器からなる装置
おいて達成されてもよい。また、システムあるいは装置
にプログラムを供給することにより、本発明を達成させ
る場合にも適用されることは言うまでもない。
ムにおいて達成されてもよく、1つの機器からなる装置
おいて達成されてもよい。また、システムあるいは装置
にプログラムを供給することにより、本発明を達成させ
る場合にも適用されることは言うまでもない。
【0031】また、本発明に係る図6に示すような制御
手順をプログラム形態で記録する記録媒体は、FD以外
にもCD−ROM、ICメモリカード等であってもよ
い。更に、本プログラムをROMに記録しておき、これ
をメモリマップの一部となるように構成し、直接CPU
で実行することも可能である。
手順をプログラム形態で記録する記録媒体は、FD以外
にもCD−ROM、ICメモリカード等であってもよ
い。更に、本プログラムをROMに記録しておき、これ
をメモリマップの一部となるように構成し、直接CPU
で実行することも可能である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
表面と裏面とで定着スビードを切り替えるようにしたの
で、プリント画像の色再現性を損なうことなく、光沢紙
のプリントアウトまでの時間を短縮でき、わずらわしさ
を軽減できるという効果を奏する。
表面と裏面とで定着スビードを切り替えるようにしたの
で、プリント画像の色再現性を損なうことなく、光沢紙
のプリントアウトまでの時間を短縮でき、わずらわしさ
を軽減できるという効果を奏する。
【図1】従来の一般的な画像形成装置本体の構成を示す
断面図である。
断面図である。
【図2】図1の画像形成装置に用いられる光沢センサの
計測システムの構成を示す模式図である。
計測システムの構成を示す模式図である。
【図3】図1の画像形成装置に両面ユニットを装着した
時の構成を示す断面図である。
時の構成を示す断面図である。
【図4】従来の画像形成装置において、記録紙及び光沢
紙の両面プリントモードの動作を示すフローチャートで
ある。
紙の両面プリントモードの動作を示すフローチャートで
ある。
【図5】本発明の実施形態における画像形成装置の構成
図である。
図である。
【図6】本発明の実施形態の動作を示すフローチャート
である。
である。
100 感光ドラム(像担持体) 101 給紙カセット 102 搬送路 103 転写べルト 104 定着器 107 スキャナユニット 108 記録紙 110 現像器 111 搬送べルト 114 光沢センサ 115 両面ユニット 116 両面ユニット内の紙パス 117 紙搬送経路 130 本体排紙切り換え機構 150 画像形成装置の板金(フレーム) 151 基準白色板
Claims (6)
- 【請求項1】 電子写真プロセスを用いて記録紙の両面
にプリント可能とする両面プリントモードを有する画像
形成装置において、 記録紙の光沢度を識別する機能を有する光沢センサと、 記録紙の裏表を反転して搬送する両面搬送機構と、 前記両面搬送機構を駆動制御する両面搬送制御手段と、 記録紙の定着を行なう定着手段と、 両面プリントモードにおいて、前記光沢センサにより記
録紙が光沢紙であると識別されたときには、記録紙の表
面と裏面とで前記定着手段の定着スピードを切り替える
定着制御手段とを具備することを特徴とする画像形成装
置。 - 【請求項2】 前記定着制御手段は、光沢紙の両面プリ
ントモードでの初めの表面プリントの定着スピード制御
は普通紙モードと同じ設定であり、裏面プリントの定着
スピード制御は普通紙モードよりも低速に設定している
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 【請求項3】 電子写真プロセスを用いて記録紙の両面
にプリント可能とする両面プリントモードを有する画像
形成装置の画像形成方法において、 両面プリントモードで記録紙が光沢紙であるときには、
記録紙の表面と裏面とで定着スピードを切り替えること
を特徴とする画像形成方法。 - 【請求項4】 光沢紙の両面プリントモードでの初めの
表面プリントの定着スピード制御は普通紙モードと同じ
設定であり、裏面プリントの定着スピード制御は普通紙
モードよりも低速に設定していることを特徴とする請求
項3に記載の画像形成方法。 - 【請求項5】 電子写真プロセスを用いて記録紙の両面
にプリント可能とする両面プリントモードを有する画像
形成装置をコンピュータによって制御するための制御プ
ログラムを記録した記録媒体であって、該制御プログラ
ムはコンピュータに、 両面プリントモードで記録紙が光沢紙であるときには、
記録紙の表面と裏面とで定着スピードを切り替えさせる
ことを特徴とする画像形成制御プログラムを記録した記
録媒体。 - 【請求項6】 前記制御プログラムは、コンピュータ
に、光沢紙の両面プリントモードでの初めの表面プリン
トの定着スピード制御は普通紙モードと同じ設定にさ
せ、裏面プリントの定着スピード制御は普通紙モードよ
りも低速に設定させることを特徴とする請求項5に記載
の記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9238446A JPH1184745A (ja) | 1997-09-03 | 1997-09-03 | 画像形成装置および方法並びに画像形成制御プログラムを記録した記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9238446A JPH1184745A (ja) | 1997-09-03 | 1997-09-03 | 画像形成装置および方法並びに画像形成制御プログラムを記録した記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1184745A true JPH1184745A (ja) | 1999-03-30 |
Family
ID=17030351
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9238446A Pending JPH1184745A (ja) | 1997-09-03 | 1997-09-03 | 画像形成装置および方法並びに画像形成制御プログラムを記録した記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1184745A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20060024238A (ko) * | 2004-09-13 | 2006-03-16 | 삼성전자주식회사 | 환경에 따른 현상 롤러 속도 제어방법 |
US7019822B1 (en) * | 1999-04-29 | 2006-03-28 | Mss, Inc. | Multi-grade object sorting system and method |
US20090035042A1 (en) * | 2007-07-31 | 2009-02-05 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Printing device and printing method thereof |
USRE42090E1 (en) | 1999-04-29 | 2011-02-01 | Mss, Inc. | Method of sorting waste paper |
US9862211B2 (en) | 2015-11-30 | 2018-01-09 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Control device and non-transitory computer-readable medium |
CN108732894A (zh) * | 2017-04-21 | 2018-11-02 | 株式会社东芝 | 图像形成装置 |
-
1997
- 1997-09-03 JP JP9238446A patent/JPH1184745A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7019822B1 (en) * | 1999-04-29 | 2006-03-28 | Mss, Inc. | Multi-grade object sorting system and method |
US7499172B2 (en) | 1999-04-29 | 2009-03-03 | Mss, Inc. | Multi-grade object sorting system and method |
USRE42090E1 (en) | 1999-04-29 | 2011-02-01 | Mss, Inc. | Method of sorting waste paper |
US8411276B2 (en) | 1999-04-29 | 2013-04-02 | Mss, Inc. | Multi-grade object sorting system and method |
US7173709B2 (en) | 2000-02-04 | 2007-02-06 | Mss, Inc. | Multi-grade object sorting system and method |
KR20060024238A (ko) * | 2004-09-13 | 2006-03-16 | 삼성전자주식회사 | 환경에 따른 현상 롤러 속도 제어방법 |
US20090035042A1 (en) * | 2007-07-31 | 2009-02-05 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Printing device and printing method thereof |
US9862211B2 (en) | 2015-11-30 | 2018-01-09 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Control device and non-transitory computer-readable medium |
CN108732894A (zh) * | 2017-04-21 | 2018-11-02 | 株式会社东芝 | 图像形成装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2636441B2 (ja) | 画像記録装置 | |
US6301452B1 (en) | Image forming apparatus | |
JPH04119866A (ja) | 画像作成装置 | |
JP2007108657A (ja) | 画像形成装置 | |
US20060228126A1 (en) | Image forming apparatus and method | |
US8355159B2 (en) | Print engine speed compensation | |
JP2002372882A (ja) | 画像記録装置 | |
US6002906A (en) | Image forming apparatus which controls the image forming operation on the basis of the recording sheet | |
US7460817B2 (en) | Image forming apparatus | |
JPH1184745A (ja) | 画像形成装置および方法並びに画像形成制御プログラムを記録した記録媒体 | |
US20050129418A1 (en) | Image forming apparatus and toner supply method | |
JP4595683B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2006235066A (ja) | カラー画像形成装置および画像形成方法 | |
JP2002108054A (ja) | 画像形成装置 | |
US7376367B2 (en) | Method of controlling fusing speed of image forming apparatus | |
JPH10115954A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4482294B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP3488645B2 (ja) | コピーサービスを行う画像形成装置 | |
JP2005084307A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4428009B2 (ja) | 画像形成システム | |
US20060110191A1 (en) | Wide latitude printing system | |
JPH11311931A (ja) | カラー画像形成装置 | |
JP2000206832A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4062696B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2002139878A (ja) | 画像形成装置及びその制御方法並びに記憶媒体 |