JP2015232638A - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】定着ベルトを回転駆動する際の駆動トルクを低減しつつ、部品点数が抑えられて簡潔な構成の定着装置を提供する。【解決手段】無端ベルト状の第一定着ベルト51、第一定着ベルトに対向配置された第二定着回転体52、第一定着ベルトの外周面と第二定着回転体の外周面とが互いに圧接して形成される定着ニップN、第一定着ベルト51の内周面に摺接しベルトを内周側から支持して定着ニップを形成する第一ニップ形成部材53、および第一定着ベルトの外周面に接触し、第一定着ベルトを回転駆動する駆動部材55を備え、定着ニップNにおいて記録媒体Sを挟持搬送する際、記録媒体上にある未定着トナー画像を定着させる定着装置50において、第二定着回転体52は定着ニップNにおいて第一定着ベルト51に従動回転し、駆動部材55は、第一定着ベルトを第一ニップ形成部材53との間に挟持しながら回転することで第一定着ベルト51を回転駆動する。【選択図】図2

Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタなどの画像形成装置に使用される定着装置および該定着装置を搭載した画像形成装置に関するものである。
画像形成装置では、電子写真記録・静電記録・磁気記録等の画像形成プロセスにより、未定着トナー画像が、画像転写方式または直接方式により記録媒体シート・印刷紙・感光紙・静電記録紙などの記録媒体に形成される。未定着トナー画像を定着させるための定着装置としては、熱ローラ方式、フィルム加熱方式、電磁誘導加熱方式等の接触加熱方式の定着装置が広く採用されている。このような定着装置においては、一対の定着回転体(定着ローラ、定着ベルトなど)が互いに圧接することによって定着ニップを形成し、この定着ニップを通過する記録媒体に熱と圧力が加えられることにより未定着トナーが定着される。
このような定着装置において、定着回転体からトナーへの伝熱量を充分に確保し未定着トナー画像を良好に定着させるため、定着ニップは記録媒体搬送方向に幅広であることが望ましい。また定着ニップを通過する記録媒体のカールおよび複数枚に重なった記録媒体の搬送ズレを防止するためには、定着ニップは略平坦であることが望ましい。従って、このような定着ニップを形成するため、定着ニップの位置においては定着回転体の表面は小さい曲率を有することが望ましい。その一方で、定着ニップ出口から搬送された記録媒体が定着回転体から良好に分離されるためには、定着ニップの出口付近において定着回転体の曲率が大きいことが望ましい。
上記のような形状の定着回転体を実現するために様々な定着装置が提案されているが、その中でも一対の定着ベルトを圧接することによって定着ニップを形成する定着装置では、回転中のベルト位置に応じて定着ベルトの曲率を変化させることが容易である。そのため、このような定着装置では、少なくとも一方に定着ローラを用いる定着装置に比較して上記のような形状を簡単に実現できる。また、定着ニップを略平坦かつ所望な形状および圧力分布を備えたものとする手段として、ニップ形成部材で定着ベルトを内周から支持することが知られている(例えば、特許文献1)。
ところが、このような定着装置の定着ニップでは、定着ベルトがニップ形成部材を摺動する際の摺動抵抗力によって定着ベルトを回転駆動する際の駆動トルクが大きくなるという課題がある。特許文献1の定着装置では、定着ベルトに対向して定着ニップを形成する定着ローラを定着ベルト用の駆動部材とし、定着ニップにおいて定着ベルトを従動回転させている。そのため、特許文献1では定着ローラにかかる駆動トルクが大きくなり、定着ローラが駆動トルクによって破損しやすくなってしまう。本課題は特に、定着ニップを広げるために定着ローラを低硬度な弾性体を用いて形成する場合などに顕著となる。
特許文献2では上記課題を克服するため、定着ローラとは異なる駆動部材によって第一定着ベルトを回転駆動している。具体的には、第一定着ベルトの外周面に第一ベルト駆動部材を備え、第一ベルト駆動部材に対向して第一定着ベルトの内周面に第二ベルト駆動部材を設け、第一および第二ベルト駆動部材の間で第一定着ベルトを挟持することで第一定着ベルトを回転駆動している。しかし、本構成ではニップ形成部材とは別にベルト駆動手段として一対のベルト駆動部材が必要なため、部品点数が多く構成が複雑になっている。
そこで、本発明は、定着ベルトを回転駆動する際の駆動トルクを低減しつつ、部品点数が抑えられて簡潔な構成の定着装置を提供することを課題とする。
この課題を解決するため、無端ベルト状の第一定着ベルト、前記第一定着ベルトに対向して配置された第二定着回転体、第一定着ベルトの外周面と第二定着回転体の外周面とが互いに圧接することで形成される定着ニップ、前記第一定着ベルトの内周面に摺接し前記第一定着ベルトを内周側から支持することで前記定着ニップを形成する第一ニップ形成部材、および前記第一定着ベルトの外周面に接触し、前記第一定着ベルトを回転駆動する駆動部材を備え、前記定着ニップにおいて記録媒体を挟持搬送する際、前記記録媒体上にある未定着トナー画像を定着させる定着装置において、前記第二定着回転体は前記定着ニップにおいて前記第一定着ベルトに従動回転し、前記駆動部材は、前記第一定着ベルトを前記第一ニップ形成部材との間に挟持しながら回転することで前記第一定着ベルトを回転駆動することを特徴とする定着装置を提案する。
第二定着回転体にかかる駆動トルクが低減され、第二定着回転体が低硬度の弾性体であっても破損しにくく長寿命化させられる。また、第二定着回転体以外の駆動部材によって第一定着ベルトを回転駆動する定着装置において、定着ニップを形成する第一ニップ形成部材を、駆動部材に対向して第一定着ベルトを挟持する部材として使用することで、部品点数を抑えて簡潔な構成とすることができる。
画像形成装置の一実施形態を示す概略構成図である。 第一の実施形態における定着装置の概略側面断面図である。 第一の実施形態における定着装置の概略側面断面図である。 図2,3の矢印A側から見た定着装置の概略構成図である。 第二の実施形態における定着装置の概略側面断面図である。 第二の実施形態における定着装置の概略側面断面図である。 図5,6の矢印A側から見た定着装置の概略構成図である。 図5,6の矢印A側から見た定着装置の概略構成図である。 第三の実施形態における定着装置の概略構成図である。
次に、画像形成装置の実施形態を図面に従って以下に説明する。なお、本実施形態を説明するための各図面において、同一の機能若しくは形状を有する部材または構成部品等の構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付すことにより一度説明した後ではその説明を省略する。
図1は、本発明の定着装置が設けられる画像形成装置10としてのカラープリンタの一例を示す概略構成図である。ここに示される画像形成装置10は、後述する定着装置50と電子写真方式の画像形成部とを備えており、その画像形成部には複数の(図示した例では4つの)画像形成手段1a、1b、1c、1dが設けられている。この第1〜第4の画像形成手段1a、1b、1c、1dは、それぞれ同一の構成ではあるが、対応するトナー色だけが異なっている。そのため、これら画像形成手段において、例えばブラックトナー像、マゼンタトナー像、シアントナー像、イエロートナー像がそれぞれ形成される。なお、これら画像形成手段は現像剤(トナー)色の違い以外は、それぞれ同一の構成であるため、以下の説明では、参照符号におけるa、b、c、dの添え字を適宜省略して説明する。
画像形成手段1には、静電潜像担持体であるドラム状の感光体2が配置されており、この感光体2のまわりに、帯電部材3、現像装置4およびクリーニング手段5が設けられている。この感光体2は、時計回りに回転駆動することが可能であり、この感光体2の表面には帯電部材3が圧接されている。そして、この帯電部材3は、感光体2の回転駆動に伴い従動回転させられる。また、この帯電部材3には、図示しない高圧電源により所定のバイアス電圧が印加され、回転駆動する感光体2の表面を一様に帯電できるようになっている。なお、ここに図示した帯電部材3は、感光体2に接触するローラ状部材を採用しているが、コロナ放電等を利用する非接触式のものを採用することも可能である。
また、図1に示される画像形成装置10では、4つの画像形成手段に並行して、斜め下方に露光装置6が設けられている。この露光装置6は、光源、ポリゴンミラー、f−θレンズ、反射ミラーなどの適宜適切な構成部材を有している。そして、各色トナーの画像データに応じて形成された画像情報に基づいて、帯電部材3により帯電させられた各感光体2を露光する。そして、それぞれの感光体2上に静電潜像を作り出すために設けられる。この露光装置6を用いて感光体2上に形成された静電潜像は、感光体2の回転により、現像装置4を通るときに各色トナーが付与されることで現像され、顕像化される。なお、この画像形成装置10の内部における上方には、ブラック、マゼンタ、シアン、イエローの各色トナーが充填されたトナーボトル20a、20b、20c、20dが配置されている。そして、このトナーボトル20a、20b、20c、20dから図示しない搬送経路を介して、所定補給量のトナーがそれぞれ各色現像装置4a、4b、4c、4dに補給されるようになっている。
更に、この各画像形成手段の感光体2に対向して中間転写体として構成される、無端ベルト状の中間転写ベルト7が配置され、この中間転写ベルト7の表面には各感光体2が当接している。図1に示した中間転写ベルト7は、複数の支持ローラ(例えば、支持ローラ15a、15bなど)に巻きかけられて構成されている。そして、図示した例では、支持ローラ15aが、図示しない駆動源としての駆動モータと連結されている。そして、この駆動モータを駆動させることで、中間転写ベルト7は、図中反時計回りに回転移動すると共に、従動回転可能な支持ローラ15bが回転させられる。また、中間転写ベルト7の裏面には、そのベルトを挟んで感光体2に対向して位置する一次転写ローラ8が配置されている。この一次転写ローラ8に図示しない高圧電源から一次転写バイアスが印加され、現像装置4により顕像化されたトナー像が中間転写ベルト7に一次転写されるようになっている。なお、一次転写されずに感光体2上に残された一次転写残トナーは、感光体2による次の画像形成動作に備えるためにクリーニング手段5により除去され、感光体2上におけるトナーが完全に除去される。
更に、図示した画像形成装置10では、一次転写ローラ8の、中間転写ベルト7の駆動方向下流側に、二次転写装置としての二次転写ローラ18が設けられている。この二次転写ローラ18は、中間転写ベルト7を挟んで支持ローラ15bと対向している。そして、この二次転写ローラ18と支持ローラ15bとで中間転写ベルト7を介して二次転写ニップ部を形成している。また、この画像形成装置10は、記録媒体積載部としての給紙カセット30、給送コロ31に加え、レジストローラ対(位置合わせローラ対)35等を備える。そして、二次転写ローラ18から見て、記録媒体の搬送方向下流側には、定着装置50および排紙ローラ対36が設けられている。
次に、画像形成動作について説明する。
この画像形成動作においても、各感光体2にトナー像を形成し、そのトナー像を中間転写ベルト7に転写する構成は、そのトナー像の色が異なるだけで、実質的に全て同一であるため、a、b、c、dの添え字は必要に応じて省略する。
まず、上記した感光体2が図示しない駆動源により時計回り方向に回転駆動され、このとき感光体表面に図示しない除電装置からの光が照射されて表面電位が初期化される。この表面電位を初期化された感光体2の表面が、今度は帯電部材3によって所定の極性に一様に帯電される。帯電された感光体表面には、露光装置6からのレーザ光が照射され、これによって感光体表面に静電潜像が形成される。このとき、各感光体2に露光される画像情報は所望のフルカラー画像をイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各トナー色情報に分解した単色の画像情報である。このように感光体上に形成された静電潜像は、現像装置4を通る際に、現像装置4からの各色トナー(現像剤)が付与され、顕像化されたトナー像として可視化される。
また、中間転写ベルト7は、図中反時計回りに走行駆動させられる。そして、上記した一次転写ローラ8には、感光体上に形成されたトナー像のトナー帯電極性と逆極性の一次転写電圧が印加される。これにより、感光体2と中間転写ベルト7との間に転写電界が形成される。そして、感光体2上のトナー像が、その感光体2と同期して回転駆動される中間転写ベルト7上に静電的に一次転写される。このように、一次転写される各色トナー像は、中間転写ベルト7の搬送方向上流側から逐次タイミングを併せて中間転写ベルト7上に重ね合わされ、所望のフルカラー画像が形成される。
その一方で、画像を形成されるべき記録媒体は、給紙カセット30に積載された記録媒体束から給送コロ31等の適宜適切な搬送部材の作用によりレジストローラ対35まで一枚ごとに分離されて給送される。そして、その際には、未だ回転駆動を開始していないレジストローラ対35のニップ部に、搬送された記録媒体の先端が突き当たり、所謂ループを形成することで、記録媒体のレジストレーションが行われる。その後、中間転写ベルト7上に担持されたフルカラートナー像とのタイミングを図って、レジストローラ対35の回転駆動が開始される。そして、支持ローラ15bと、これに中間転写ベルト7を介して対向する二次転写ローラ18とで構成される二次転写ニップ部に向けて記録媒体が送出される。本実施形態では、二次転写ローラ18に中間転写ベルト表面におけるトナー像のトナー帯電極性と逆極性の転写電圧が印加される。そして、これによって中間転写ベルト7表面に形成されたフルカラートナー像が記録媒体上に一括して転写される。トナー像を転写された記録媒体は、定着装置50まで更に搬送される。そして、この定着装置50を通過するときに、熱と圧力とを加えられ、永久画像としてトナー像が記録媒体に定着させられる。画像を定着させられた画像形成後の記録媒体は、排紙ローラ対36を介して排出トレイ等の記録媒体排出部に排出されることで画像形成動作が完了する。なお、二次転写ローラ18が配置される二次転写ニップ部で転写されずに中間転写ベルト7上に残留した残留トナーは、中間転写ベルトクリーニング手段19により取り除かれ回収される。
図2〜4は本発明の第一の実施形態における定着装置の概略構成図である。図2,3は定着装置の概略側面断面図である。図4は、図2〜3の矢印A側から見た定着装置50を、第一定着ベルト51の回転軸を水平方向にして示している。
定着装置50内に、無端ベルト状の第一定着ベルト51と、第一定着ベルトに対向して第二定着回転体52が配置されている。第一定着ベルト51の外周面と第二定着回転体52の外周面とが互いに圧接することによって定着ニップNが形成される。
第一定着ベルト51の内周面には第一ニップ形成部材53が摺接し、第一定着ベルト51を内周側から支持することで定着ニップNを形成している。さらに、定着ニップNから受ける反作用による第一ニップ形成部材53の変形を抑制するため、第一支持部材54が第一ニップ形成部材53を支持するように設けられている。
また、第二定着回転体52は駆動部材として機能せず、第一定着ベルト51の外周面に駆動部材55が接触している。駆動部材55は、第一定着ベルト51を第一ニップ形成部材53との間に挟持しながらR1方向(図中時計回り)に回転することで、第一定着ベルト51をR2方向(図中反時計回り)に回転駆動する。これにより、第二定着回転体52にかかる回転トルクを低減し、第二定着回転体52が低硬度の弾性体であっても破損しにくく長寿命化できる。また、第二定着回転体52以外の駆動部材55によって第一定着ベルト51を回転駆動する定着装置において、定着ニップNを形成する第一ニップ形成部材53を、駆動部材55に対向して第一定着ベルト51を挟持する部材として使用することで、部品点数を抑えて簡潔な構成とすることができる。
第二定着回転体52は定着ニップNで第一定着ベルト51に圧接されることによる摩擦抵抗力で連れ回っており、第一定着ベルト51のR2方向への回転に伴いR3方向(図中時計回り)に従動回転する。
図4において、定着装置50内に進入したシート状の記録媒体Sは定着ニップNのうち通紙範囲Wにおいて第一定着ベルト51および第二定着回転体52に挟まれ、それぞれの回転によって搬送される。記録媒体Sの第一定着ベルト51側または第二定着回転体52側の表面には未定着状態のトナー画像が付着している。定着ニップNを搬送される記録媒体S上のトナー画像に第一定着ベルト51および第二定着回転体52から熱と圧力が加えられることでトナー画像が記録媒体Sに定着される。
本実施形態において定着ニップNでトナー画像に供給される熱の熱源は図示していない。熱源としては、例えば輻射ヒータ、電磁誘導加熱コイル、抵抗発熱体などがある。例えば輻射ヒータはハロゲンヒータであり、これは第一定着ベルト51内に設けられ、内部から第一定着ベルト51を熱する。また、熱源は第一定着ベルト51の外側に設けられ、外側からこれを加熱してもよい。これらの熱源が第一定着ベルト51または第二定着回転体52を介してトナー画像に熱を与えることにより、高効率かつ安定してトナー画像へ熱を供給することが可能となる。
熱容量およびベルト内部に部材を収容する空間などを考慮して、第一定着ベルト51の直径は15〜300mmの範囲が望ましく、可撓性を有することが望ましい。一般的に、第一定着ベルト51の構成として内周側から順に基材層、弾性層、表層が積層されている。基材層としては剛性の高いステンレス、アルミニウム、ニッケルなどの金属材料またはポリイミドなどの耐熱性樹脂材料が望ましい。弾性層としてはシリコーンゴムなどの弾性材料を用いるのが望ましい。弾性層の弾性変形により、記録媒体Sの表面に凹凸がある場合でも、定着ニップNにおいて記録媒体Sへの圧力および伝熱を均一化することが可能となり、トナーの定着品質が向上する。表層としてはトナーおよび記録媒体Sの剥離性が高い材料が用いられる。例えばPFA(4フッ化エチレンパーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)、PTFE(4フッ化エチレン樹脂)、ポリイミド、ポリエーテルイミド、PES(ポリエーテルサルファイド)などが用いられるのが望ましい。
ただし、定着品質に対する要求が高くない場合には弾性層を除き、第一定着ベルト51を基材層と表層の2層構成とする場合もある。逆に加熱手段として電磁誘導加熱コイルを用いる場合に、電磁誘導加熱コイルからの伝熱性の良好な加熱層が追加形成される場合もある。加熱層としては金属材料、特に銅が望ましい。
本実施形態では、第二定着回転体52は、金属材料で形成される芯金部52aと、芯金部52aの外周に設けられたシリコーンゴム、発泡シリコーンゴムなどの弾性材料で形成される弾性層52bによって構成される。また図示されていないが弾性層52bの外周部にPFA、PTFEなどのフッ素系樹脂で形成される薄膜の表層を設けることで、トナーおよび記録媒体Sの剥離性を高めることができる。
第一ニップ形成部材53の定着ニップN側の表面の硬度は、第二定着回転体52の定着ニップN側の表面の硬度よりも硬く設定されており、定着ニップNの形状は第一ニップ形成部材53の形状に沿うように形成される。これにより、例えば第一ニップ形成部材53を略平坦形状とすることで定着ニップNも略平坦となり、定着ニップNを通過する記録媒体Sのカールおよび複数枚に重なった記録媒体Sの搬送ズレを防止することができる。
第一ニップ形成部材53の材質はLCP(液晶ポリマー)、ポリイミド、PAI(ポリアミドイミド)などの高耐熱性の樹脂材料が望ましいが、アルミニウムやステンレスなどの金属材料でもよい。また、図示されていないが、第一ニップ形成部材53の周囲に摩擦係数の低いシート状の材質を巻くか、または第一定着ベルト51との摺動面に摩擦係数の低い材質を塗布コーティングしてもよい。このような手段により、第一定着ベルト51の第一ニップ形成部材53に対する摺動抵抗力を低下させることができる。
第一支持部材54にはステンレスや鉄など剛性の高い金属材料を使用することが望ましく、定着ニップNからの反作用を受ける第一ニップ形成部材53が最適な形状を維持するのに充分な剛性を備えていることが望ましい。
駆動部材55は、金属材料で形成される芯金部55aと、芯金部55aの外周に設けられたゴムなどの弾性材料で形成される弾性層55bによって構成されている。駆動部材55は、定着ニップNよりも第一定着ベルト51の回転方向下流側に第一定着ベルト51に接触して配置されている。
図4、図3に示すように、端部フランジ56,57は第一定着ベルト51の回転軸方向の両端部に設けられている。端部フランジ56,57のうちベルト内周に挿入されたベルト支持部56a,57aは、第一定着ベルト51の内周面を緩やかに支持しており、各端部フランジのベルト支持部の形状とベルト剛性のバランスによって第一定着ベルト51の形状が維持されている。また端部フランジ56,57のベルト寄り止め部56b,57bは第一定着ベルト51の側端面に対向しており、第一定着ベルト51が回転に伴って回転軸方向に移動する「ベルト寄り」が発生した際に、ベルト側端面に当接することでベルト位置を規制する。
図4に示すように、定着装置50の両側のフレーム71,73にはそれぞれ端部フランジ56,57が固定され、また第一支持部材54が端部フランジ56,57に架け渡されて固定支持されている。両側の他のフレーム72,74には第二定着回転体52の芯金部52aが架け渡され、軸受けを介するなどして回転可能に固定支持されている。
駆動ギヤ81は駆動部材55の芯金部55aの一端に固定されており、定着装置50の外部から駆動ギヤ81を駆動することにより駆動部材55が回転し、その駆動トルクが第一定着ベルト51および第二定着回転体52に伝達されることで各々が回転する。
なお、必要に応じてフレーム71,73を他のフレーム72,74に対して相対的に移動させることにより、第一定着ベルト51と第二定着回転体52を接離することも可能である。
前述のように、第二定着回転体52は、駆動部材として機能せず、駆動部材55からの駆動力を受けた第一定着ベルト51に従動回転する。そのため、第一定着ベルト51に従動回転する第二定着回転体52において生じる駆動トルクが小さくなり、第二定着回転体52は破損しにくい。よって、第二定着回転体52のうち定着ニップNを形成する弾性層52bを低硬度な弾性体で形成することで駆動トルクの増大を招くことなく定着ニップNを幅広にすることができる。
また、R2方向に回転して記録媒体Sを搬送する第一定着ベルト51のうち、定着ニップNからR2方向に向かって駆動部材55に至る記録媒体分離範囲Fは、それぞれ駆動部材55による駆動力と定着ニップNによる摺動抵抗をその両端で受けている。そのため、記録媒体分離範囲Fはベルトを伸ばすような張力を受けている。同時に、第一ニップ形成部材53の形状を工夫することにより、回転中の第一定着ベルト51がベルト張架部Dで第一ニップ形成部材に張架され、第一ニップ形成部材53に沿った形状となる。本例では、第一ニップ形成部材53の断面は略L字型を有している。ベルト張架部Dは、第一ニップ形成部材53のL字の屈曲部であって、記録媒体分離範囲Fのうち第一定着ベルト51が第一ニップ形成部材53に張架される部分に相当する。回転中の第一定着ベルト51の形状をベルト張架部Dの第一ニップ形成部材53の形状に沿わせることで、ベルト張架部Dにおける第一定着ベルト51の曲率の変動が抑えられ、第一定着ベルト51からの記録媒体Sの分離性を向上できる。
なお、本実施形態ではベルト張架部Dが記録媒体分離範囲Fの全域である構成となっているが、当該構成に限られず、第一定着ベルト51が第一ニップ形成部材53に張架される範囲であるベルト張架部Dは記録媒体分離範囲Fの一部であっても良い。また、記録媒体分離範囲Fのうちベルト張架部Dにおいて、第一定着ベルト51は他の部分と比較して最小の曲率半径を有すると好ましい。曲率半径の最小位置を記録媒体分離範囲Fのうちの特定位置に定めることにより、記録媒体分離範囲Fを通過する記録媒体Sをベルト張架部Dで第一定着ベルト51から確実に分離することができる。なお、第一ニップ形成部材53の形状は、定着ニップNからベルト張架部Dに至るまでは略直線的であり、ベルト張架部Dで第一ニップ形成部材53は最小の曲率半径を有する(最大の湾曲を有する)。よって、第一ニップ形成部材53に張架される第一定着ベルト51も第一ニップ形成部材53と同様の形状を有するため、ベルト張架部Dにおいて第一定着ベルト51からの記録媒体Sの分離性を向上できる。
図5〜8は本発明の第二の実施形態における定着装置の概略構成図である。図5,6は定着装置の概略側面断面図である。図7,8は、図5,6の矢印A側から見た定着装置50を、第一定着ベルト51の回転軸を水平方向にして示している。ただし、以降の図では、他の実施形態の図で示されている部分に関しては図の全部および一部を省略している。例えば図7においては駆動部材55および周辺部材の図示を省略し、図8においては無端ベルトである第二定着回転体52を破線で示し、その周辺部材の図示を省略している。本例において、第一の実施形態と同様の構成・機能を有する部材には同様の参照番号を付してある。
本例でも、第二定着回転体52は駆動部材として機能せず、第一定着ベルト51の外周面に駆動部材55が接触している。駆動部材55は、第一定着ベルト51を第一ニップ形成部材53との間に挟持しながらR1方向に回転することで、第一定着ベルト51をR2方向に回転駆動する(図6)。第二定着回転体52は定着ニップNで第一定着ベルト51に圧接されることによる摩擦抵抗力で連れ回っており、第一定着ベルト51のR2方向への回転に伴いR3方向に従動回転する。以下では、主に第一の実施形態との相違点について説明する。
第二の実施形態が第一の実施形態と異なるのは、先ず第二定着回転体52が薄肉の無端ベルトで構成されている点である。第二定着回転体52は内部に、第二定着回転体の内周面に摺接し第二定着回転体を内周側から支持することで定着ニップNを形成する第二ニップ形成部材61と、これを支持する第二支持部材62を有する。定着ニップNから受ける反作用による第二ニップ形成部材61の変形を抑制するため、第二支持部材62は第二ニップ形成部材61を支持するように設けられている。図7に示すように、定着装置50の両側のフレーム72,74にはそれぞれ、第二定着回転体52の回転軸方向の両端部に設けられた端部フランジ66,67が固定され、第二支持部材62は端部フランジ66,67に架け渡されて固定支持されている。ベルト支持部66a,67aおよびベルト寄り止め部66b,67bはそれぞれ、ベルト支持部56a,57aおよびベルト寄り止め部56b,57bと同様の構成・機能を有する。
無端ベルトで構成された第二定着回転体52、第二ニップ形成部材61、第二支持部材62などの構成や素材はそれぞれ、第二定着回転体52、第一ニップ形成部材53、第一支持部材54に関して第一の実施形態において説明したものと同様である。ただし図5、図6に示すように、第二ニップ形成部材61の断面はL字型を有していない。これは、第二定着回転体52は、定着ニップNよりも下流側においてベルトを伸ばすような張力を受けていないため、L字型の屈曲部を形成しても、当該位置でベルトが張架されないからである。なお、このような無張架のベルトであっても、ベルトの周長と剛性を適切に設計することにより、定着ニップN下流側のベルト曲率を所望な値とし、第二定着回転体52からの記録媒体Sの良好な分離性を確保することができる。
本例のように、定着回転体を一対の定着ベルトで形成し、各々に摺接する2つのニップ形成部材を用いて定着ニップNを形成することで、定着ニップNを記録媒体Sの搬送方向に幅広にすることができる(図5,6)。また、第二定着回転体52の低熱容量化により定着装置50の消費エネルギーを低減できる。
他の相違点として、図8、図5、図6に示すように、駆動部材55の全体は第一定着ベルト51に接触していない。つまり、駆動部材55のうち第一定着ベルト51に接触する弾性層55bは、両端部にのみ設けられている。駆動部材55の弾性層55bは、第一定着ベルト51の回転軸方向に関して通紙範囲Wと重ならない駆動範囲P1,P2において第一定着ベルト51に接触し、これを回転駆動する。従って、第一定着ベルト51は、駆動部材55に接触する駆動範囲P1,P2と記録媒体Sが通過する通紙範囲Wとを備え、駆動範囲P1,P2は第一定着ベルトの回転軸方向に沿って通紙範囲Wの外に位置する。
駆動範囲P1,P2を通紙範囲Wと重ならないようにすることにより、第一定着ベルト51の外周面のうち記録媒体Sおよび未定着トナー画像に接触する部分が駆動部材55との接触によって傷つき、定着品質が低下することを防止できる。同時に、定着ニップNを通過する記録媒体Sから第一定着ベルト51へトナーや紙粉などの微量な汚れが付着する場合でも、駆動部材55が汚れてその表面が劣化してしまうことを防止できる。
なお、第一定着ベルト51の外周面のうち少なくとも駆動部材55と接触する駆動範囲P1,P2に、駆動部材55に対する最大静止摩擦力を高める摩擦抵抗層を形成してもよい。これにより、本実施形態のように駆動範囲P1,P2の面積が定着ニップNの面積に対して小さい場合であっても、駆動部材55から第一定着ベルト51へ駆動トルクを確実に伝達させることができる。なお、この摩擦抵抗層は駆動範囲P1,P2以外に渡って形成されていても良く、トナー画像や記録媒体Sの剥離性などの問題が生じなければ、通紙範囲Wに形成されていてもよい。また、駆動範囲P1,P2に代えてまたは加えて、摩擦抵抗層は駆動部材55の弾性層55b上に形成されてもよい。あるいは、駆動部材55の弾性層55bの表面粗さを粗くしてもよい。
また、通紙範囲Wの両端側に駆動範囲P1,P2が位置することにより、第一定着ベルト51を安定して回転させることができる。
図9は本発明の第三の実施形態における定着装置の概略構成図である。図9においては無端ベルトである第二定着回転体52を破線で示し、その周辺部材の図示を省略している。
本例でも、第二定着回転体52は駆動部材として機能せず、第一定着ベルト51の外周面に駆動部材84,85が接触している。駆動部材84,85は、第一定着ベルト51を第一ニップ形成部材との間に挟持しながら回転することで、第一定着ベルト51を回転駆動する。第二定着回転体52は定着ニップNで第一定着ベルト51に圧接されることによる摩擦抵抗力で連れ回っており、第一定着ベルト51の回転に伴い従動回転する。以下では、主に第一の実施形態または第二の実施形態との相違点について説明する。
本例では、駆動範囲は、通紙範囲Wよりも第一定着ベルト51の回転軸方向外側に位置する第一駆動範囲(駆動範囲P1)と第二駆動範囲(駆動範囲P2)を有する。駆動部材は、第一定着ベルト51の回転軸方向全体にわたって延在せず、第一駆動範囲において第一定着ベルト51を駆動する第一駆動部材(駆動部材84)と、第二駆動範囲において第一定着ベルト51を駆動する第二駆動部材(駆動部材85)とからなる。駆動範囲P1,P2において、第一駆動部材および第二駆動部材の弾性層が第一定着ベルト51の外周面に圧接している。摺動抵抗力の大きい定着範囲の両側において第一定着ベルトを回転駆動させることにより、第一定着ベルトを安定して回転させることができる。
各々の駆動部材は、別々の駆動ギヤ81,83によって駆動され、独立して第一定着ベルト51を回転駆動する。各々の駆動部材はそれぞれ、定着装置50の両側の二枚のフレーム71,73に支持され、フレームの間には駆動ギヤ81,83が配設されている。駆動ギヤ81,83を定着装置50の外部から駆動する際に、それぞれの回転速度を個別に調整することができる。これにより、例えば第一駆動部材と第二駆動部材の外径が異なる場合でも、駆動範囲P1,P2における第一定着ベルト51の回転速度を同等とすることができる。また、通紙範囲Wの両側においてベルト回転速度の差が生じ、第一定着ベルト51や第二定着回転体52の回転軸が傾いてしまうことを抑制できる。
ただし、第一駆動部材と第二駆動部材の駆動開始・駆動停止タイミングのズレが大きい場合、第一定着ベルト51および第二定着回転体52に捩じれが発生する虞がある。このような定着装置では、第二の実施形態のように、駆動範囲P1,P2において第一定着ベルト51を回転駆動させる第一駆動部材と第二駆動部材を同一(単一)の駆動ギヤを有する同一(単一)の駆動部材で構成すると好ましい。これにより、第一定着ベルト51を駆動する部品を単純な構成としつつ、第一定着ベルト51の駆動開始・駆動停止タイミングを通紙範囲Wの両端側で揃え、第一定着ベルト51および第二定着回転体52の捩じれを防止できる。
50 定着装置
51 第一定着ベルト
52 第二定着回転体
53 第一ニップ形成部材
55 駆動部材
N 定着ニップ
S 記録媒体
特開2013−145289号公報 特開2005−173058号公報

Claims (10)

  1. 無端ベルト状の第一定着ベルト、前記第一定着ベルトに対向して配置された第二定着回転体、第一定着ベルトの外周面と第二定着回転体の外周面とが互いに圧接することで形成される定着ニップ、前記第一定着ベルトの内周面に摺接し前記第一定着ベルトを内周側から支持することで前記定着ニップを形成する第一ニップ形成部材、および前記第一定着ベルトの外周面に接触し、前記第一定着ベルトを回転駆動する駆動部材を備え、
    前記定着ニップにおいて記録媒体を挟持搬送する際、前記記録媒体上にある未定着トナー画像を定着させる定着装置において、
    前記第二定着回転体は前記定着ニップにおいて前記第一定着ベルトに従動回転し、前記駆動部材は、前記第一定着ベルトを前記第一ニップ形成部材との間に挟持しながら回転することで前記第一定着ベルトを回転駆動することを特徴とする定着装置。
  2. 前記駆動部材が前記第一定着ベルトを回転駆動させる際に、前記定着ニップと前記駆動部材の間の記録媒体分離範囲のうちベルト張架部で、前記第一定着ベルトが前記第一ニップ形成部材に張架される、ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記記録媒体分離範囲のうち前記ベルト張架部において、前記第一定着ベルトは他の部分と比較して最小の曲率半径を有する、ことを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記第二定着回転体が無端ベルトからなり、前記第二定着回転体の内周面に摺接して前記第二定着回転体を内周側から支持することで前記定着ニップを形成する第二ニップ形成部材を備える、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の定着装置。
  5. 前記第一定着ベルトの外周面のうち少なくとも前記駆動部材と接触する駆動範囲に、前記駆動部材に対する最大静止摩擦力を高める摩擦抵抗層が形成されている、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の定着装置。
  6. 前記第一定着ベルトは、前記駆動部材に接触する駆動範囲と前記駆動部材に接触せず前記記録媒体が通過する通紙範囲とを備え、前記駆動範囲は前記第一定着ベルトの回転軸方向に沿って前記通紙範囲の外に位置する、ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の定着装置。
  7. 前記駆動範囲は、前記通紙範囲よりも前記第一定着ベルトの回転軸方向外側に位置する第一駆動範囲と第二駆動範囲を備え、
    前記駆動部材は、前記第一定着ベルトの回転軸方向全体にわたって延在せず、前記第一駆動範囲において前記第一定着ベルトを駆動する第一駆動部材と、前記第二駆動範囲において前記第一定着ベルトを駆動する第二駆動部材とからなる、ことを特徴とする請求項6に記載の定着装置。
  8. 前記第一駆動部材と前記第二駆動部材とが単一の駆動部材で構成される、ことを特徴とする請求項7に記載の定着装置。
  9. 前記第一駆動部材と前記第二駆動部材が独立に回転可能である、ことを特徴とする請求項7に記載の定着装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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