JP2016161581A - 定着装置、画像形成装置 - Google Patents

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創 後藤
荒井 裕司
Yuji Arai
裕司 荒井
卓弥 瀬下
Takuya Seshimo
卓弥 瀬下
鈴木 明
Akira Suzuki
明 鈴木
元義 山野
Motoyoshi Yamano
元義 山野
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Abstract

【課題】本発明では、定着動作における記録媒体の反り量をより確実に低減できる定着装置を提供することを課題としている。【解決手段】カム24は、回転中心24aを中心に回転する事により、第一姿勢と第二姿勢を切り換え可能である。カム24を第一姿勢から第二姿勢に切り換える事により、定着ベルト21に当接するカム24の曲面が、第一曲面24bから第二曲面24cに変更される。このため、カム24の姿勢の切り換えによりニップ曲面部Nbの曲率が変更することができ、想定される用紙Pの反りに応じて、ニップ曲面部Nbの曲率を調整する事ができる。【選択図】図2

Description

本発明は、定着装置および定着装置を備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ、またはそれらの複合機における画像形成装置に関する。
電子写真式の複写機、プリンタ等の画像形成装置に搭載される定着装置として、加熱ローラに代えて無端状の定着ベルトを使用するベルト定着装置が実用化されている。このベルト定着装置は、定着ベルトを加熱源で加熱すると共に、定着ベルトの内側に配置されたニップ形成部材を定着ベルトに押し付けて定着ベルトと加圧ローラとの間に定着ニップを形成するものであり、定着ベルトが熱容量の小さいフィルム材で形成されるため、省エネルギー性やクイックスタート性に優れるという特徴を有する。
ところで、加熱方式の定着装置において、例えば高湿環境下において、定着ベルトと加圧ローラの温度差により用紙内に水分の偏りが生じる事で、定着ベルトの側へ反るという問題が知られている。
用紙の反りに対する対策として、例えば、特許文献1(特許第4818826号公報)では、ニップ出口に反り方向とは逆側へ突出する凸部を設け、用紙の反りを低減させる発明が開示されている。
特許文献1の構成により、用紙の反りを低減させる事ができる。しかし、記録媒体の定着ベルト側への反り量が小さい場合には、凸部を設けることによって、逆側である加圧ローラ側へ記録媒体を反らせてしまう場合がある。
この様な事情から、本発明では、定着動作における記録媒体の反り量をより確実に低減できる定着装置を提供することを課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明は、加熱源によって加熱される無端状の定着部材と、前記定着部材との間に定着ニップを形成する加圧部材と、前記定着部材を介して前記押圧部材に当接し、前記定着ニップを形成するニップ形成部材と、加熱源とを有する定着装置において、前記ニップ形成部材は、それぞれ異なる曲率の面を有する第一曲面と第二曲面を備え、かつ、前記第一曲面を前記定着部材に当接させる第一姿勢と、前記第二曲面を前記定着部材に当接させる第二姿勢とに切り換え可能な様に前記定着装置に保持される定着装置を特徴とするものである。
本発明の定着装置によれば、ニップ形成部材が異なる曲率の面を少なくとも二つ有し、かつ、それぞれの面を定着部材に当接させる姿勢に切り換え可能に構成し、定着部材と加圧部材の間に形成されるニップ部の曲率を可変とする事ができる。このため、記録媒体に想定される反り量に応じてニップ部の曲率を変更でき、効果的に記録媒体の反り量を低減できる。
画像形成装置の概略構成図である。 本発明の第一実施形態に係る定着装置の断面図である。 定着装置の斜視図である。 カムの斜視図である。 カムおよび平面部材の平面図である。 定着ニップの部分を拡大した断面図である。 カムが第二姿勢の状態での第一実施形態に係る定着装置の断面図である。 カムの曲面の曲率と用紙の反りの関係を示すグラフである。 用紙の反り量を示す模式図である。 本発明の第二実施形態に係る定着装置の定着ニップの部分を拡大した断面図である。 第二実施形態に係る定着装置の概略図である。 定着装置の比較例を示す概略図である。
以下、添付の図面に基づき、本発明の実施の形態について説明する。なお、本発明の実施の形態を説明するための各図面において、同一の機能もしくは形状を有する部材や構成部品等の構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付すことにより一度説明した後ではその説明を省略する。
まず、図1を参照して、本発明の実施の一形態に係る画像形成装置の全体構成及び動作について説明する。
図1に示す画像形成装置1は、カラーレーザープリンタであり、その装置本体の中央には、4つの作像部4Y,4M,4C,4Kが設けられている。各作像部4Y,4M,4C,4Kは、カラー画像の色分解成分に対応するイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の異なる色の現像剤を収容している以外は同様の構成となっている。
具体的に、各作像部4Y,4M,4C,4Kは、潜像担持体としてのドラム状の感光体5と、感光体5の表面を帯電させる帯電装置6と、感光体5の表面にトナーを供給する現像装置7と、感光体5の表面をクリーニングするクリーニング装置8などを備える。なお、図1では、ブラックの作像部4Kが備える感光体5、帯電装置6、現像装置7、クリーニング装置8のみに符号を付しており、その他の作像部4Y,4M,4Cにおいては符号を省略している。
各作像部4Y,4M,4C,4Kの下方には、感光体5の表面を露光する露光装置9が配設されている。露光装置9は、光源、ポリゴンミラー、f−θレンズ、反射ミラー等を有し、画像データに基づいて各感光体5の表面へレーザー光を照射するようになっている。
また、各作像部4Y,4M,4C,4Kの上方には、転写装置3が配設されている。転写装置3は、中間転写体としての中間転写ベルト30と、一次転写手段としての4つの一次転写ローラ31と、二次転写手段としての二次転写ローラ36と、二次転写バックアップローラ32と、クリーニングバックアップローラ33と、テンションローラ34と、ベルトクリーニング装置35とを備える。
中間転写ベルト30は、無端状のベルトであり、二次転写バックアップローラ32、クリーニングバックアップローラ33及びテンションローラ34によって張架されている。ここでは、二次転写バックアップローラ32を回転駆動することによって、中間転写ベルト30は図の矢印で示す方向に周回走行(回転)するようになっている。
4つの一次転写ローラ31は、それぞれ、各感光体5との間で中間転写ベルト30を挟み込んで一次転写ニップを形成している。また、各一次転写ローラ31には、電源が接続されており、所定の直流電圧(DC)及び/又は交流電圧(AC)が各一次転写ローラ31に印加されるようになっている。
二次転写ローラ36は、二次転写バックアップローラ32との間で中間転写ベルト30を挟み込んで二次転写ニップを形成している。また、上記一次転写ローラ31と同様に、二次転写ローラ36にも電源が接続されており、所定の直流電圧(DC)及び/又は交流電圧(AC)が二次転写ローラ36に印加されるようになっている。
ベルトクリーニング装置35は、中間転写ベルト30に当接するように配設されたクリーニングブラシとクリーニングブレードを有する。このベルトクリーニング装置35で回収された廃トナーは、廃トナー移送ホースを介して廃トナー収容器に収容される。
画像形成装置本体の上部には、ボトル収容部2が設けられており、ボトル収容部2には、補給用のトナーを収容する4つのトナーボトル2Y,2M,2C,2Kが着脱可能に装着されている。各トナーボトル2Y,2M,2C,2Kと上記各現像装置7との間に設けた補給路を介して、各トナーボトル2Y,2M,2C,2Kから各現像装置7にトナーが補給される。
一方、画像形成装置本体の下部には、記録媒体としての用紙Pを収容した給紙トレイ10や、給紙トレイ10から用紙Pを搬出する給紙ローラ11等が設けられている。なお、記録媒体には、普通紙以外に、厚紙、はがき、封筒、薄紙、塗工紙(コート紙やアート紙等)、トレーシングペーパ、OHPシート等が含まれる。また、手差し給紙機構が設けてあってもよい。
画像形成装置本体内には、用紙Pを給紙トレイ10から二次転写ニップを通過させて装置外へ排出するための搬送路Rが配設されている。搬送路Rにおいて、二次転写ローラ36の位置よりも用紙搬送方向上流側には、搬送タイミングを計って用紙Pを二次転写ニップへ搬送するタイミングローラとしての一対のレジストローラ12が配設されている。
また、二次転写ローラ36の位置よりも用紙搬送方向下流側には、用紙Pに転写された未定着画像を定着するための定着装置20が配設されている。さらに、定着装置20よりも搬送路Rの用紙搬送方向下流側には、用紙を装置外へ排出するための一対の排紙ローラ13が設けられている。また、装置本体の上面部には、装置外に排出された用紙をストックするための排紙トレイ14が設けてある。
続いて、図1を参照して、本実施形態に係るプリンタの基本的動作について説明する。 作像動作が開始されると、各作像部4Y,4M,4C,4Kにおける各感光体5が図の時計回りに回転駆動され、各感光体5の表面が帯電装置6によって所定の極性に一様に帯電される。帯電された各感光体5の表面には、露光装置9からレーザー光がそれぞれ照射されて、各感光体5の表面に静電潜像が形成される。このとき、各感光体5に露光する画像情報は所望のフルカラー画像をイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの色情報に分解した単色の画像情報である。このように各感光体5上に形成された静電潜像に、各現像装置7によってトナーが供給されることにより、静電潜像はトナー画像として顕像化(可視像化)される。
また、作像動作が開始されると、二次転写バックアップローラ32が図の反時計回りに回転駆動し、中間転写ベルト30を図の矢印で示す方向に周回走行させる。また、各一次転写ローラ31に、トナーの帯電極性と逆極性の定電圧又は定電流制御された電圧が印加されることによって、各一次転写ローラ31と各感光体5との間の一次転写ニップにおいて転写電界が形成される。
その後、各感光体5の回転に伴い、感光体5上の各色のトナー画像が一次転写ニップに達したときに、上記一次転写ニップにおいて形成された転写電界によって、各感光体5上のトナー画像が中間転写ベルト30上に順次重ね合わせて転写される。かくして、中間転写ベルト30の表面にフルカラーのトナー画像が担持される。また、中間転写ベルト30に転写しきれなかった各感光体5上のトナーは、クリーニング装置8によって除去される。そして、各感光体5の表面が除電装置によって除電され、表面電位が初期化される。
プリンタの下部では、給紙ローラ11が回転駆動を開始し、給紙トレイ10から用紙Pが搬送路Rに送り出される。搬送路Rに送り出された用紙Pは、レジストローラ12によって搬送が一旦停止される。
その後、所定のタイミングでレジストローラ12の回転駆動を開始し、中間転写ベルト30上のトナー画像が二次転写ニップに達するタイミングに合わせて、用紙Pを二次転写ニップへ搬送する。このとき、二次転写ローラ36には、中間転写ベルト30上のトナー画像のトナー帯電極性と逆極性の転写電圧が印加されており、これにより、二次転写ニップに転写電界が形成されている。そして、この転写電界によって、中間転写ベルト30上のトナー画像が用紙P上に一括して転写される。また、このとき用紙Pに転写しきれなかった中間転写ベルト30上の残留トナーは、ベルトクリーニング装置35によって除去され、廃トナー収容器へと搬送される。
その後、用紙Pは定着装置20へと搬送され、定着装置20によって用紙P上のトナー画像が当該用紙Pに定着される。そして、用紙Pは、排紙ローラ13によって装置外へ排出され、排紙トレイ14上にストックされる。
以上の説明は、用紙上にフルカラー画像を形成するときの画像形成動作であるが、4つの作像部4Y,4M,4C,4Kのいずれか1つを使用して単色画像を形成したり、2つ又は3つの作像部を使用して、2色又は3色の画像を形成したりすることも可能である。
次に、図2を用いて本発明の第一実施形態に係る定着装置について説明する。
図2に示すように、定着装置20は、定着部材としての定着ベルト21と、定着ベルト21の外周面に当接する加圧部材としての加圧ローラ22と、定着ベルト21を加熱する加熱源としてのハロゲンヒータ23と、定着ニップNを形成するカム24および平面部材28を有するニップ形成部材と、カム24および平面部材28を支持するステー25と、ハロゲンヒータ23からの熱を定着ベルト21へ反射する反射部材26と、定着ベルト21およびステー25を両側から保持する保持部材27とを備える。
用紙Pが矢印F1の方向へ運ばれ、定着ニップNを通過する事で、用紙Pは定着ニップNで加熱押圧され、トナーTが用紙Pに定着される。
上記の定着ベルト21は、可撓性を有するフィルム状の無端ベルトで形成される。詳しくは、定着ベルト21は、ニッケルもしくはSUS等の金属材料又はポリイミド(PI)などの樹脂材料で形成された内周側の基材と、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)又はポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などで形成された外周側の離型層によって構成されている。基材と離型層との間に、シリコーンゴム、発泡性シリコーンゴム、又はフッ素ゴム等のゴム材料で形成された弾性層を介在させてもよい。
定着ベルト21に弾性層が無い場合は、熱容量が小さくなり定着性の向上を達成できるが、未定着トナーを押しつぶして定着させるときにベルト表面の微小な凹凸が画像に転写されて画像のベタ部に光沢ムラを生じる可能性がある。これを防止するには、厚さ100μm以上の弾性層を定着ベルト21に設けることが望ましい。厚さ100μm以上の弾性層を設けることで、弾性層の弾性変形により微小な凹凸を吸収することができるので、光沢ムラの発生を回避することができるようになる。
図3に示すように、定着ベルト21の両端部の内周には、保持部材27が挿入されている。定着ベルト21は、両端部の保持部材27で回転自在に支持されており、基本的に保持部材27以外に定着ベルト21を支持する部材は存在しない。つまり、定着ベルト21は、ローラ等に架け渡されていない無張架の状態にある。保持部材27は、ハロゲンヒータ23、およびステー25と共に、定着装置20の軸方向両側に設けられた一対の側板に固定されている。定着ベルト21が加圧ローラ22に従動回転する際には、定着ベルト21の幅方向の両端部が保持部材27にガイドされた状態で定着ベルト21が周回走行する。
図2に示す様に、加圧ローラ22は、芯金22aと、芯金22aの表面に設けられた発泡性シリコーンゴム、シリコーンゴム、又はフッ素ゴムといったゴム材料等から成る弾性層22bと、弾性層22bの表面に設けられたPFA又はPTFE等から成る離型層22cとによって構成されている。加圧ローラ22は、切り替え機構によって定着ベルト21側へ加圧され、定着ベルト21を介してカム24に当接している。この加圧ローラ22と定着ベルト21とが圧接する箇所では、加圧ローラ22の弾性層22bが押しつぶされることで、所定の幅の定着ニップNが形成されている。
また、加圧ローラ22は、装置本体に設けられた定着モータ等の駆動源によって回転駆動するように構成されている。加圧ローラ22が回転すると、その駆動力が定着ニップNで定着ベルト21に伝達され、定着ベルト21が従動回転するようになっている。
本実施形態では、加圧ローラ22を中実のローラとしているが、中空のローラであってもよい。その場合、加圧ローラ22の内部にハロゲンヒータ等の加熱源を設けてもよい。また、弾性層22bはソリッドゴムでもよいが、加圧ローラ22の内部に加熱源が無い場合は、スポンジゴムを用いてもよい。スポンジゴムの方が、断熱性が高まり定着ベルト21の熱が奪われにくくなるのでより望ましい。
ハロゲンヒータ23は、定着ベルト21の定着ニップN以外の箇所を加熱できるように、定着ベルト21の内周側で、かつ、定着ニップNの用紙搬送方向の上流側に配設されている。ハロゲンヒータ23は、装置本体に設けられた電源部により出力制御されて発熱するように構成されている。定着ベルト21を加熱する加熱源として、ハロゲンヒータ以外に、IH、抵抗発熱体、又はカーボンヒータ等を用いることも可能である。
図2では、ハロゲンヒータ23と定着ベルト21の間には保持部材27が設けられているが、保持部材27は定着ベルト21の幅方向(図2の紙と垂直方向)の両端にのみ存在しており、当該部分を除いた領域では、ハロゲンヒータ23と図の左側の定着ベルト21との間には部材が存在しない。このため、ハロゲンヒータ23は定着ベルト21を直接加熱することができ、効率良く定着ベルト21の加熱ができる。このため、定着工程の高速化、ひいては用紙Pへ画像形成時間の高速化、そして定着装置20の省エネルギー化を実現できる。
反射部材26は、ハロゲンヒータ23と対向するようにステー25に固定支持されている。この反射部材26によって、ハロゲンヒータ23からの輻射熱を定着ベルト21へ反射することで、熱がステー25等に伝達されるのを抑制している。これにより、定着ベルト21を効率良く加熱でき、装置の省エネルギー化を実現できる。反射部材26を設ける代わりに、ステー25のハロゲンヒータ23側の表面に断熱処理や鏡面処理を行ってもよい。
カム24は、定着ニップNの出口部分に設けられ、異なる曲率の曲面である第一曲面24bおよび第二曲面24cを有する。第一曲面24bは第二曲面24cよりも曲率が小さい。図2では、第一曲面24bを加圧ローラ22の側に向けており、第一曲面24bは、定着ベルト21を介して加圧ローラ22に当接する。なお図2では、便宜上、カム24を実際の寸法よりも拡大して表示している。
平面部材28は、定着ニップNの入口部分に設けられ、平面部材28の平面部が定着ベルト21を介して加圧ローラ22に当接する。
カム24および平面部材28は、加熱される定着ベルト21に当接するため、何れも、耐熱性に富む樹脂材料、例えばポリエーテルサルフォン(PES)、ポリフェニレンスルフィド(PPS)、液晶ポリマー(LCP)、ポリエーテルニトリル(PEN)、ポリアミドイミド(PAI)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)等で形成される。上記の樹脂は、画像形成装置1の連続通紙枚数から定着装置20の定着ニップN付近に想定される使用温度を算出し、荷重たわみ温度が350℃程度の樹脂が適当である。この他、金属やセラミックでカム24および平面部材28を形成することもできる。
カム24および平面部材28の定着ベルト21と当接する面に、低摩擦性のフッ素系樹脂からなるシート部材を設けてもよい。定着ベルト21が回転時にシート部材と定着ベルト21の内面が当接することで、定着ベルト21に作用する摩擦抵抗を低減することができる。さらに、シート部材に潤滑剤を染み込ますことで低摩擦な状態を保つことができる。特に高温状態となる場合、樹脂の摩擦摩耗特性は悪化するため、潤滑剤が放熱の促進や摩擦係数を低下させる役割を果たす。高温用の潤滑剤として、低トルクとなるシリコーンオイルが適当である。
図4に示す様に、カム24は、回転中心24aを中心に回転可能な様に軸29に複数(図では4つ)設けられる。軸29は、加圧ローラ22等の軸方向と同一方向にわたって設けられる軸部で、その両端でステー25に保持されている。
図5に示す様に、加圧ローラ22の軸方向のカム24が設けられない位置には平面部材28が設けられている。平面部材28およびカム24の曲面が定着ベルト21を介して加圧ローラ22に当接し、定着ニップNが形成される。
図6は、図5の断面線G1−G1の断面図で、図2における定着ニップNを拡大して表した図である。なお、定着ニップNの形状を明確に表すため、カム24は、その大きさを拡大して表示している。
図6に示すように、加圧ローラ22が定着ベルト21の側へ加圧されると、カム24および平面部材28が図の位置でステー25に保持されている事により、第一曲面24bおよび平面部材28の平面部28aが、定着ベルト21を介して加圧ローラ22に圧接される。これにより、定着ベルト21と加圧ローラ22との間で定着ニップNが形成される。ステー25がカム24および平面部材28を保持する事により、定着ニップNの位置で意図しない撓みが生じる事を防止できる。定着ニップNを通過する用紙Pは、この位置で加熱および押圧され、用紙Pの表面上のトナー画像が定着される。
ステー25は、定着ニップNにおける撓みを防止するために、ステンレス等の鋼材をはじめとする金属材料で形成されるが、撓み防止に十分な効果があれば樹脂材料でステー25を形成することもできる。
平面部28aは、定着ニップNの入口部N1に対する用紙Pの突入方向と平行となるように形成するのが好ましい。具体的に、本実施形態では、定着ベルト21の回転中心O1と加圧ローラ22の回転中心O2(図2参照)とを結ぶ仮想線mに対してほぼ直交する方向に沿って平面部28aを配置している。平面部28aが定着ベルト21を介して加圧ローラ22に当接することにより、当該部分において、定着ニップNのニップ直線部Naが形成される。
第一曲面24bが、定着ベルト21を介して加圧ローラ22に当接することにより、当該部分において、加圧ローラ22の側へ突出した定着ニップNのニップ曲面部Nbが形成される。
定着装置20へ搬送された用紙Pは、トナーTを定着ベルト21側に向けた状態で定着ニップNの入口部N1に到達し、ニップ直線部Naに進入する。ニップ直線部Naでは、その下流側ほど加圧ローラ22の弾性層22bの圧縮率Xaが大きくなり、これに伴って用紙Pに作用する面圧が徐々に増加する。次いで、用紙Pはニップ曲面部Nbに進入する。ニップ曲面部Nbでは、弾性層22bの圧縮率Xbが急激に増大して最大値をとり、用紙Pに作用する面圧が最大となる。そして、その後、下流側ほど弾性層22bの圧縮率Xbが小さくなるため、用紙Pに作用する面圧も徐々に小さくなる。
ニップ直線部Naでは、これを加圧ローラ22側から見て凹曲面形状にする場合に比べて、定着ベルト21の表面にしわが生じにくい。また、ニップ直線部Naでは、加圧ローラ22の弾性層22bの圧縮量Xaが小さいため、定着ベルト21と加圧ローラ22の間の線速差も小さくなる。さらに、未定着トナーに作用するずれ力を考えても、ニップ直線部Naが低面圧領域であるため、当該ずれ力の影響は小さい。以上の理由から、定着ニップNの上流側での未定着トナーのずれを抑制し、定着に伴う画像品質の劣化を防止することが可能となる。
また、出口側のニップ曲面部Nbがニップ直線部Naよりも加圧ローラ22に接近する側に配置されているため、出口側のニップ曲面部Nbで、ニップ直線部Naにおける弾性層22bの圧縮量Xaよりも大きな圧縮量を得ることができる。これにより、定着ニップNの出口側を高面圧領域にすることができ、トナーに十分な熱と圧力を与えて未定着画像を確実に定着させることができる。また、このように定着ニップの接触面圧を局所的に高めることで、ハロゲンヒータ23による加熱量を抑えて省エネルギー化を図ることも可能となる。
このように、本発明は、定着ニップNのうち、トナーTが十分に加熱されておらず、未定着画像のずれが生じやすい領域では、定着ニップNを加圧ローラ22の弾性層22bに対する食い込み量の小さい平坦面状にして未定着画像のずれを抑える一方で、トナーTが十分に加熱されたニップ曲面部Nbにおいて、定着ベルト21を弾性層22bの側に深く食い込ませて確実にトナーの定着を行うものである。これにより、定着に伴う画像劣化の防止と安定した定着性の確保とを両立することが可能となる。
また、ニップ曲面部Nbを加圧ローラ側へ食い込ませる事により、用紙Pが定着ニップNを通過する際に、加圧ローラ22の側へ用紙Pを矯正し、用紙Pの定着ベルト21の側への反り量を低減する事ができる。
特に、本発明の第一実施形態の定着装置の様に、ハロゲンヒータ23が、直接、定着ベルト21を加熱する構成においては、定着ベルト21が急速に加熱され定着ベルト21と加圧ローラ22の間で温度差が発生しやすい。このため、例えば高湿環境下において、定着ベルト21と加圧ローラ22の温度差により用紙Pの水分の偏りが発生し、トナーの定着過程で用紙Pが定着ベルト側へ反りやすい。以上の様に、特に本発明の第一実施形態の様な構成において、ニップ曲面部Nbを加圧ローラ側へ食い込ませる構成とする事により、効果的に用紙Pの反り量を低減できる。
しかし、上記の用紙Pの定着ベルト21側への反り量には幅があるため、ニップ曲面部Nbを常に一定の曲率とすると、用紙Pの加圧ローラ22の側への矯正効果が十分でなくなったり、逆に、用紙Pの加圧ローラ22側への矯正効果が過剰になり、加圧ローラ22の側へ反ってしまったりする場合がある。
そこで本発明の第一実施形態では、カム24を、回転中心24aを中心に回転させる事により、定着ベルト21を介して加圧ローラ22に当接するカム24の曲面(図2では第一曲面24b)を切り換え可能とし、想定される用紙Pの定着ベルト21の側への反り具合に応じて、ニップ曲面部Nbの曲率を調整している。以下、カム24の姿勢の切り換えについて説明する。
カム24は、図2に示す様に、第一曲面24bを加圧ローラ22の側に向けた姿勢(以下、第一姿勢とする)でステー25に保持される。これにより、第一曲面24bを、定着ベルト21を介して加圧ローラ22に当接させ、前述した定着ニップNを形成する事ができる。
また図7に示す様に、カム24は、回転中心24aを中心に回転する事により、第二曲面24cを加圧ローラ22の側に向けた姿勢(以下、第二姿勢とする)をとることができる。そしてカム24は、当該第二姿勢で、ステー25によって保持可能に構成されている。
この様に、カム24は、回転中心24aを中心に回転する事により、第一姿勢と第二姿勢を切り換え可能である。また、ステー25は、カム24をそれぞれの姿勢で保持可能に構成されている。
カム24を第一姿勢から第二姿勢に切り換える事により、定着ベルト21に当接するカム24の曲面が、第一曲面24bから第二曲面24cに変更される。そして、カム24の第二曲面24cは、第一曲面24bとその曲率が異なり、第二曲面24cの方がその曲率が大きい。このため、カム24の姿勢の切り換えにより、図6で示したニップ曲面部Nbの曲率が変更することができ、想定される用紙Pの反りに応じて、ニップ曲面部Nbの曲率を調整する事ができる。
用紙Pの反りに関しては、前述の様に、高湿度環境下において、用紙Pの水分の偏りが発生し、用紙Pが定着ベルト21の側へ反る事が考えられる。このため、画像形成装置1が環境湿度を検知し、高湿度の場合には、カム24が曲率の大きい第二曲面24cを加圧ローラ22の側に向ける第二姿勢をとり、低湿度の場合には第一姿勢をとるといった制御を行う事ができる。
本実施形態の構成の様に、定着ベルト21と加圧ローラ22の温度差が発生しやすい構成では、環境湿度等により、用紙Pの反り量が特に変化しやすいため、上記のニップ曲面部Nbの曲率を調整できる構成とする事で効果的に用紙Pの反り量を低減できる。
第一実施形態の構成では、カム24の姿勢を第一姿勢と第二姿勢で切り換え可能としたが、三つ以上の姿勢を切り換え可能にし、異なる三つ以上の曲面を定着ベルト21および加圧ローラ22の側に向けて保持される様に構成してもよい。
次に、ニップ曲面部Nbの半径(R)を複数設定し、各条件での用紙Pの反り量の測定した試験結果について図8に示す。
図8には、ニップ曲面部Nbの半径をそれぞれ10mm(R10)、15mm(R15)、20mm(R20)、曲面なしに設定した時の、定着装置20で定着動作を行った用紙Pの定着ベルト21側への反り量を示す。曲面なしの場合が用紙Pの反り量が63mmで最も大きく、逆にR10の場合の反り量が38mmで最も小さくなった。ここでいう反り量とは、図9に示す様に、平坦面Eに載置された用紙Pの先端の反り量Hである。
曲面なしに設定した場合に用紙Pの反り量が最も大きいことから、定着ニップNに加圧ローラ22側へ突出した曲面部を設ける事により用紙Pの反り量を低減できることがわかる。また、最も半径の小さい(曲率の大きい)R10の場合で用紙Pの反り量が最も小さくなっており、曲率の大きい曲面部を用いる事で反り量の低減効果が大きいことがわかる。以上より、カム24の有する曲面が定着ベルト21を介して加圧ローラ22に当接することで、用紙Pの反り量の低減に効果がある事、特に、カム24の曲面の曲率を大きくすることで、その低減効果が大きいことがわかる。
以上の第一実施形態の構成では、カム24の有する曲面(第一曲面24bおよび第二曲面24c)が、単一の曲率からなる曲面のみで構成される場合を示した。しかしこれに限らず、異なる曲率の面が連続する構成であってもよいし、平面と曲面が連続する構成とする事もできる。以下に示す本発明の第二実施形態では、カム24の第一曲面24bあるいは第二曲面24cが、平面と異なる曲率の複数の面を連続して設けた場合である。それ以外の部分についての構成は、第一実施形態と同様であるため、適宜省略する。
図10は第二実施形態にかかる定着装置の定着ニップNの断面を拡大した図である。なお、図10では、定着ニップNの形状を明確に表すため、定着ベルト21の記載を省略し、カム24は、その大きさを拡大して表示している。
第二実施形態のカム24の第一曲面24bは、定着ニップNの入口側の入口側曲面部B1および定着ニップNの出口側の出口側曲面部B2(合わせて曲面部Bとする)、そして平面部C、ガイド部Dからなる、平面と曲面の複合面で形成されている。
定着ニップNは、平面部材28の平面部28aにより形成されるニップ第一直線部Na(第一実施形態のニップ直線部Na)、入口側曲面部B1および出口側曲面部B2により形成されるニップ曲面部Nb、平面部Cにより形成されるニップ第二直線部Ncからなる。ニップ第二直線部Ncの長さは、ニップ第一直線部Naの長さよりも短い。
この実施形態において、入口側曲面部B1および出口側曲面部B2は、曲率の向きを逆としている。具体的には、入口側曲面部B1は単一の曲率半径R1を有する、加圧ローラ22側から見て凹状の円筒面であり、出口側曲面部B2は単一の曲率半径R2を有する、加圧ローラ22側から見て凸状の円筒面である。
ガイド部Dの形状は任意であり、例えば平面や曲面、あるいはこれらを組み合わせた複合面で形成することができる。本実施形態のガイド部Dは、単一の曲率半径R3を有する、加圧ローラ22側から見て凹状の円筒面である。ガイド部Dと平面部Cは、境界部に共通接線を持つようにして接続されている。
なお、ここでは、入口側曲面部B1、出口側曲面部B2、およびガイド部Dを、それぞれ単一の曲率半径R1,R2,R3を有するものとして説明したが、入口側曲面部B1、出口側曲面部B2、およびガイド部Dの各々を、曲率の異なる複数の曲面で構成してもよい。
図11は、以上に述べた定着ニップNを概略図示した断面図である。
なお、図11では、定着ニップNの形状を明確に表すため、ニップ第一直線部Naとニップ第二直線部Ncの段差を誇張して描いている。そのため、定着ニップNの形状は実際とは異なる。また、図11では、図面を簡略化するために定着ベルト21の図示を省略している。さらに、図11では一例としてカム24の第一曲面24bの場合を示しているが、第二曲面24cであってもよいし、定着ベルト21を介して加圧ローラ22に当接可能な第三の曲面であってもよい。
定着装置20に進入する用紙Pが、入口部N1に到達し、加圧ローラ22の弾性層22bの圧縮率Xbがニップ曲面部Nbで最大となるまでは第一実施形態と同様の構成であるため、その記載を省略する(ただし、ニップ曲面部Nbの途中の曲面形状は異なる)。
用紙Pがニップ曲面部Nbを経てニップ第二直線部Ncを移動する間は、下流側ほど弾性層22bの圧縮率Xb(あるいはXc)が小さくなるため、用紙Pに作用する面圧も徐々に小さくなる。トナーの定着プロセス(溶融・流動・合体・浸透・固化)は、主としてニップ曲面部Nbからニップ第二直線部Ncに至るまでの領域で行われる。
定着ニップNの出口部N2に達した用紙Pは、ガイド部Dにより、ニップ第二直線部Ncの延長方向に対して僅かに加圧ローラ22側に傾いた方向Fに排出され、さらに矢印F方向に設けられた分離爪と当接して定着ベルト21から分離される。第一曲面24bの搬送方向下流側の端部には、曲率半径の小さい曲面部24dが設けられており、定着ベルト21は、この曲面部24dに沿って大きな曲率で加圧ローラ22から離反する方向に曲げられる。そのため、定着ニップNから排出された用紙Pの分離性が良好なものとなる。
ところで、ローラ同士を圧接させて定着ニップNを形成する既存の定着装置では、定着ニップが凹状曲面もしくは凸状曲面であるため、用紙Pとして封筒を用いると、表裏面の線速差から封筒にしわを生じることが多い。これに対して本発明の実施形態に係る定着装置では、定着ニップNの入口側と出口側を、互いに平行な段違いのニップ第一直線部Naとニップ第二直線部Ncで形成しているため、ニップ第一直線部Naからニップ曲面部Nbに至るまでの封筒の湾曲方向と、ニップ曲面部Nbからニップ第二直線部Ncに至るまでの封筒の湾曲方向が逆となり、両方向の湾曲が相殺される。また、定着ニップN中には、これ以外に封筒を湾曲させるような領域が存在しない。従って、封筒しわの発生を防止することができる。
また、上記のように定着ニップNの出口部N2をニップ第二直線部Ncで形成することにより、定着ニップNの幅が僅かに変動した場合でも、用紙の排出方向を一定にすることができる。すなわち、出口部N2がニップ第二直線部Ncに対して傾斜している場合(例えば、図12に示すように、定着ニップNがガイド部Dの位置まで形成され、出口部N2がガイド部Dで形成されている場合)には、定着ニップNの幅変動に伴って、用紙の排出方向F’にばらつきを生じ、デカール効果が低下する等の不具合を招くが、図10に示すように、出口部N2をニップ第二直線部Ncで構成することで、用紙Pがニップ第二直線部Ncの方向に真っ直ぐ排出されるようになるので、かかる不具合を防止することができる。
第二実施形態では、ニップ第二直線部Ncの下流端で定着ニップNの出口部N2を形成しているが、上述した定着ニップNの幅変動による排出方向F’のばらつきの防止を重視する場合には、ニップ第二直線部Ncの下流端を出口部N2よりも下流側(定着ニップNの外部)に配置するのが好ましい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。
本発明に係る画像形成装置は、図1に示すカラー画像形成装置に限らず、モノクロ画像形成装置や、複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等であってもよい。
1 画像形成装置
20 定着装置
21 定着ベルト(定着部材)
22 加圧ローラ(加圧部材)
23 ハロゲンヒータ(加熱源)
24 カム(ニップ形成部材)
24b 第一曲面
24c 第二曲面
28 平面部材(ニップ形成部材)
28a 平面部
C 平面部
N 定着ニップ
特許第4818826号公報

Claims (10)

  1. 加熱源によって加熱される無端状の定着部材と、前記定着部材との間に定着ニップを形成する加圧部材と、前記定着部材を介して前記加圧部材に当接し、前記定着ニップを形成するニップ形成部材と、加熱源とを有する定着装置において、
    前記ニップ形成部材は、それぞれ異なる曲率の面を有する第一曲面と第二曲面を備え、かつ、前記第一曲面を前記定着部材に当接させる第一姿勢と、前記第二曲面を前記定着部材に当接させる第二姿勢とに切り換え可能な様に前記定着装置に保持される事を特徴とする定着装置。
  2. 前記ニップ形成部材は、前記定着部材を介して前記加圧部材に当接する平面部を有する請求項1記載の定着装置。
  3. 前記第一曲面および第二曲面は、前記加圧部材側へ突出した曲率の面を有する請求項1または2いずれか記載の定着装置。
  4. 前記ニップ形成部材は、回転により前記第一姿勢と前記第二姿勢を切り換える1から3いずれか1項に記載の定着装置。
  5. 前記第一姿勢および前記第二姿勢の切り換え条件を、装置が設けられる環境湿度によって設定する請求項1から4いずれか1項に記載の定着装置。
  6. 前記第二曲面は前記第一曲面よりも曲率が大きく、
    前記ニップ形成部材は、高湿度環境下で第一姿勢をとり、低湿度環境下で第二姿勢をとる請求項5記載の定着装置。
  7. 前記ニップ形成部材は、耐熱性の樹脂あるいは金属からなり、その表面にフッ素系樹脂からなるシート部材が巻きつけられた請求項1から6いずれか1項に記載の定着装置。
  8. 前記ニップ形成部材は、耐熱性の液晶ポリマー(LCP)、ポリアミドイミド(PAI)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリフェニレンスルフィド(PPS)のいずれかからなる請求項1から7いずれか1項に記載の定着装置。
  9. 前記定着部材は、前記加熱源によって直接加熱される請求項1から8いずれか1項に記載の定着装置。
  10. 記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、形成された画像を前記記録媒体に定着させる請求項1から9いずれか1項に記載の定着装置とを備えた画像形成装置。
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JP2020095231A (ja) * 2018-11-30 2020-06-18 株式会社リコー 定着装置、画像形成装置

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