JP2017173496A - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 同一サイズのシートを給紙する手段が切り替わり、かつシートの種類が切り替わる場合にシートの種類が切り替わることを通知する。【解決手段】シートを給紙する第1の給紙手段と、第1の給紙手段に給紙されたシートと、同一サイズのシートを給紙する第2の給紙手段と、第1の給紙手段または第2の給紙手段から給紙するシートに画像を印刷する印刷手段とを備える画像形成装置において、第1の給紙手段から給紙されるシートがなくなったことを第1の検知手段が検知することに応じて、第2の給紙手段を選択する。その際、第1の給紙手段から給紙したシートの種類と、第2の給紙手段から給紙するシートの種類が一致しない場合、シートの種類が一致しないことをユーザに通知する構成を特徴とする。【選択図】 図5

Description

本発明は、画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプログラムに関するものである。
画像信号に基づいて画像を形成する画像形成装置には、電子写真方式、インクジェット方式など様々な方式を有するものがある。このような画像形成装置において、現在、被印刷媒体である記録媒体は多様性を持っており、サイズ、透過性、光沢など様々な特徴を備えた記録媒体が存在する。このような背景から、高い画像品質を得るためには、様々な記録媒体に対して最適な画像形成を行う必要性が求められている。
複写機、レーザビームプリンタ等のいわゆる電子写真方式の画像形成装置は、潜像担持体と現像手段と転写手段と定着手段を備えている。潜像担持体は、潜像を担持するものである。現像手段は、潜像担持体に現像剤を付与することにより潜像を現像剤像として可視化するものである。定着手段は、転写手段によって現像剤像の転写を受けた記録媒体を所定の定着処理条件にて加熱及び加圧することにより現像剤像を記録媒体に定着させるものである。
従来、画像形成装置においては、例えば画像形成装置本体に設けられた操作パネル等から、記録媒体の種類(以下用紙種類とする)がユーザによって設定される。前記用紙種類の設定に応じて、例えば、前述の電子写真方式の画像形成装置の場合では、現像条件、転写条件あるいは定着処理条件(例えば、定着温度や定着手段を通過する記録媒体の搬送速度)、または画像処理を変える制御などを行う。あるいは、ホスト・コンピュータからユーザが印刷時に用紙種類を指定することにより、画像形成装置は前記指定に応じて、前述した制御を行っている。
しかし、ユーザが前述した用紙種類の設定を間違えたり、画像形成装置の給紙手段(以下給紙カセットとする)に設定とは異なる用紙種類の記録媒体(以下用紙とする)を装填したりしてしまう場合がある。そのため、近年画像形成装置においては、用紙種類を自動的に検知することが行われるようになってきている。
上述した画像形成装置において、用紙種類を自動的に検知する先行技術として、用紙がなくなった後に用紙が装填されると、装填された用紙の用紙種類を自動的に検知し、検知した用紙種類に応じて、前述した定着温度や用紙の搬送速度を制御するものがある(例えば特許文献1参照)。
特許文献1によれば、ユーザは用紙種類を変更する場合に、操作パネル等から用紙種類の設定を変更する必要がなくなり、用紙種類変更作業の効率が向上する。
特開2015−125415号公報
しかし、先行技術では、印刷ジョブ実行中に、給紙カセットに装填されていた用紙がなくなり、給紙カセットとは別の給紙カセットに装填されていた用紙によって印刷を継続する場合、印刷対象文書の用紙種類が途中から変わってしまう場合がある。
一例として、画像形成装置が第1の給紙カセット及び第2の給紙カセットを備え、第1の給紙カセットに装填されている用紙種類と、第2の給紙カセットに装填されている用紙種類が異なる場合について説明する。
但し、第1の給紙カセットと第2の給紙カセットの用紙は同一サイズであるものする。このような画像形成装置が、ホスト・コンピュータから用紙種類指定なし、給紙カセット指定なしの印刷ジョブを受信した場合について説明する。
この場合、画像形成装置は、第1の給紙カセットに装填されている用紙を給紙し、給紙した用紙の用紙種類を自動的に検知し、検知した用紙種類に応じて、前述した定着温度や用紙の搬送速度を制御して印刷を行う。
しかし、印刷ジョブの印刷が進み、印刷ジョブ実行中に第1の給紙カセットの用紙がなくなると、画像形成装置は第2の給紙カセットに装填されている用紙を給紙する。そして、画像形成装置は、給紙した用紙の用紙種類を自動的に検知し、検知した用紙種類に応じて定着温度や用紙の搬送速度を制御して印刷を行う。
前述したように、第1の給紙カセットに装填されている用紙の用紙種類と第2の給紙カセットに装填されている用紙の用紙種類は異なっており、更に印刷ジョブは用紙種類指定なしである。
そのため、第1の給紙カセットの用紙がなくなった後、第1の給紙カセットの用紙の用紙種類とは異なる用紙種類を有する第2の給紙カセットの用紙を用いて印刷が継続される。
その結果、複数ページを有する印刷文書の用紙種類が第1の給紙カセットの用紙がなくなる前と、その後で変わってしまう。換言すれば、複数ページを有する印刷文書の用紙種類が、第1の給紙カセットの用紙がなくなった後のページから変わってしまう。
このため、1種類の用紙を使用した印刷結果を想定しているユーザにとっては、意図しない高価な用紙が無駄に給紙されたり、種類を統一させるため、再度の用紙装填等の手間が必要となる等の課題もあった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、同一サイズのシートを給紙する手段が切り替わり、かつシートの種類が切り替わる場合にシートの種類が切り替わることを通知できる仕組みを提供することである。
上記目的を達成する本発明の画像形成装置は以下に示す構成を備える。
シートを給紙する第1の給紙手段と、前記第1の給紙手段に給紙されたシートと、同一サイズのシートを給紙する第2の給紙手段とを備える画像形成装置であって、前記第1の給紙手段または第2の給紙手段から給紙するシートに画像を印刷する印刷手段と、前記第1の給紙手段または第2の給紙手段に給紙するシートがあるかどうかを検知する第1の検知手段と、前記第1の給紙手段または第2の給紙手段が給紙するシートの種類を検知する第2の検知手段と、前記第1の給紙手段から給紙されるシートがなくなったことを前記第1の検知手段が検知することに応じて、前記第2の給紙手段を選択する選択手段と、前記第2の検知手段が前記第2の給紙手段から給紙されるシートの種類を検知した場合、該検知したシートの種類が前記第1の給紙手段から給紙したシートの種類と同一であるかどうかを判断する判断手段と、前記第1の給紙手段から給紙したシートの種類と、前記第2の給紙手段から給紙するシートの種類が一致しないと判断した場合、前記第1の給紙手段から給紙したシートの種類と前記第2の給紙手段から給紙するシートの種類とが一致していないことを通知する通知手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、印刷処理中に、同一サイズのシートを給紙する手段が切り替わり、かつシートの種類が切り替わる場合にシートの種類が切り替わることを通知できる。
画像形成装置の構成を説明するブロック図である。 プリントエンジンの構成を示す断面図である。 画像形成装置の制御方法を説明するフローチャートである。 画像形成装置の制御方法を説明するフローチャートである。 画像形成装置の制御方法を説明するフローチャートである。 操作部に表示されるUI画面を示す図である。
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
図1は、本実施形態を示す画像形成装置の構成を説明するブロック図である。
図1において、CPU103を含むコントローラ102は、画像形成装置101全体の動作を制御する。CPU103は、ROM104に記憶された制御プログラムに従い、画像形成装置101の各種動作を制御する。RAM105は、CPU103の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。HDD106は、画像データや各種プログラムを記憶する。操作部I/F107は、操作部110とコントローラ102を接続する。操作部110は、表示パネル(図示省略)やキー(図示省略)などを備え、ユーザによる操作/入力/指示を受け付けることが可能である。エンジンI/F108は、プリントエンジン111とコントローラ102を接続する。なお、プリントエンジン111は、後述するエンジンコントローラ226を備える。
プリントエンジン111で印刷される画像データは、エンジンI/F108を介してコントローラ102から転送され、プリントエンジン111により用紙上に印刷される。ネットワークI/F109は、コントローラ102をネットワークに接続する。
画像形成装置101はネットワークI/F109を介して、外部装置と画像データや各種情報を送受信することができる。本実施形態において画像形成装置101は、前記外部装置としてPC(図示省略)から印刷ジョブを受信し、印刷ジョブの解析結果に基づき、プリントエンジン111によって所定の画像を用紙上に印刷することが可能である。
図2は、図1に示した画像形成装置101が備えるプリントエンジン111の構成を示す断面図である。プリントエンジン111は下記に示す主要な構成要素を備えている。
図2において、201は給紙手段である上段カセットで、装填された第1の種類のシートは上段カセット給紙ローラ202により給紙搬送路上に給送される。203は給紙手段である下段カセットで、装填された第1の種類のシートと同一、または異なる第2の種類のシートは下段カセット給紙ローラ204により給紙搬送路上に給送される。なお、本実施形態では、受信する所定のジョブで指定されたサイズのシートに合わせて、コントローラ102が給紙手段を選択するとともに、選択した給紙手段でシート切れが発生した場合に、後述する給紙手段を自動選択する機能を備える。
この際、後述するように自動選択された給紙手段、上段カセット201から下段カセット203が自動選択される場合がある。ここで、上段カセット201から下段カセット203が自動選択された場合、下段カセット203から給紙するシートの種類を検知する検知工程が実行される。当該検知工程では、下段カセット203から給紙したシートをメディアセンサ225が配置された位置で搬送を一時停止させる。その後、メディアセンサ225によるシートの種類検知処理が実行される(詳細は後述する)。
なお、メディアセンサ225が検知した下段カセット203から給紙したシートの種類が上段カセット201から給紙したシートの種類と一致しないとCPUが判断した場合、操作部に表示されるUI画面(図6参照)でユーザから当該シートに対する印刷処理の再開の指示または印刷処理の取消の指示を受け付ける。したがって、印刷処理の取消の指示を受け付けた場合、停止したシートは、機外に自動排紙される。
また、上段カセット201には収容されたシートがあるかどうかを検知するシートセンサS1が設けられ、下段カセット203には収容されたシートがあるかどうかを検知するシートセンサS2が設けられている。これにより、CPU103は、上段カセット201と、下段カセット203とのシート有無を判断することができる。そして、当該上段カセット201で給紙するシートがないことをシートセンサS1が検知した場合に、後述する給紙先を下段カセット203に切り替える給紙先自動選択処理が実行される。
205は転写ベルト駆動ローラで、転写ベルト206を所定速度で順回させる。207〜210は感光ドラム(潜像担持体)で、形成される静電潜像はカートリッジ215〜218のトナー(現像剤)で現像される。211〜214は転写ローラで、感光ドラム207〜210で現像されたトナー像を転写紙(シート)に転写させる。
219〜222は光学ユニットで、印刷情報から生成される色画素信号で変調されたレーザ光を、光学系を介して感光ドラム207〜210に走査露光する。これにより、感光ドラム207〜210には、色画素信号に対応した静電潜像が形成される。224は排紙トレイで、画像形成が完了したシートをフェースアップ状態、またはフェースダウン状態で載置する。なお、図示しないがプリントエンジン111に両面ユニットを設けることにより、あるいは、再給紙搬送ユニットを設けて、シートの両面に画像を形成させることも可能である。
225はメディアセンサで、給紙されるシートの種類を検知して、エンジンコントローラ226に検知した情報を通知する。
プリントエンジン111は、電子写真プロセスを用い、用紙の上にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラック(以下YMCKとする)の各色のトナー画像を重ねて転写する。そして、定着ユニット223の定着ローラによって用紙を所定温度で加熱すると共に加圧する(熱定着処理)ことにより、トナー画像を用紙に定着させる。
YMCK各色の光学ユニット219〜222は、YMCKの各感光ドラム207〜210の表面をレーザビームによって露光走査して潜像を形成するよう構成されている。前記潜像の形成において、搬送される用紙上の予め決まった位置から画像が転写されるよう同期をとって、レーザビーム走査が制御される。YMCKの各感光ドラム207〜210の表面に形成された潜像は、YMCKの各カートリッジ215〜218に備えられた現像装置(図示省略)によって各色の現像剤たるトナーによってトナー画像として可視化される。前記トナー画像が記録された用紙は搬送され、排紙トレイ224上に排出される。
また、プリントエンジン111は、各種モータを備えている。給紙モータ(図示省略)は、用紙を給紙及び搬送するためのものである。転写ベルト駆動モータ(図示省略)は、転写ベルト駆動ローラ205を駆動するためのものである。感光ドラム駆動モータ(図示省略)は、YMCKの各色感光ドラム207〜210及び転写ローラ211〜214を駆動するためのものである。定着駆動モータ(図示省略)は、定着ユニット223が備える定着ローラを駆動するためのものである。
またプリントエンジン111は、各種センサを備えている。カセットセンサは上段カセット201、下段カセット203の脱着(開閉)状態を検知するセンサであり、図示は省略するが、上段カセット201、下段カセット203の各々に対応するカセットセンサを備えている。用紙残量センサは上段カセット201、下段カセット203に装填されている用紙の残量を検知するセンサであり、図示は省略するが、上段カセット201、下段カセット203の各々に対応する用紙残量センサを備えている。
更にプリントエンジン111は、用紙種類センサ(以下、メディアセンサとする)225を備えている。メディアセンサ225は、上段カセット201あるいは下段カセット203から搬送される用紙の用紙種類を検知するための情報を得る。メディアセンサ225は、上段カセット201あるいは下段カセット203から給紙される用紙の搬送経路上に設けられている。図2に示すように、メディアセンサ225の配置は、上段カセット201及び下段カセット203近傍の搬送経路である。従ってメディアセンサ225は、上段カセット201及び下段カセット203から給紙搬送された用紙の用紙種類を検知するための情報を得ることが可能である。
本実施形態におけるメディアセンサ225は、用紙種類を検知するための情報として、搬送された用紙に対して照射した特定光の光透過率を用いるものとする。
具体的にはメディアセンサ225は特定光の用紙透過後の光量を測定し、前記用紙透過後光量と前記特定光の光量から当該用紙の光透過率を算出し、前記光透過率からそれに対応する当該用紙の坪量を算出する。メディアセンサ225は用紙坪量に基づき、当該用紙の用紙種類を検知することが可能である。
本実施形態におけるメディアセンサ225は、前述したように用紙種類を検知するために光透過率を用いるが、本発明における用紙種類検知手段はこれに限定されるものではない。用紙種類検知手段としては光透過率の他に、用紙に対して照射した特定光の反射光を測定する手段、用紙表面の粗さを測定する手段、用紙の光沢度を測定する手段など多種多様なものが存在する。これらの用紙種類検知手段に対しても本発明を適用可能である。また光透過率も含め、これらの用紙種類検知手段の複数の組み合わせによって、用紙種類検知機能を実現する構成であってもよい。
前述したプリントエンジン111の動作は、図1のエンジンI/F108を介してコントローラ102から受信した指示及び画像データに従って、エンジンコントローラ226により制御される。また、前述した各種センサはエンジンコントローラ226に接続されており、エンジンコントローラ226によって検知/判定された各種情報が、エンジンI/F108を介してコントローラ102へ通知されるものとする。本実施形態におけるエンジンコントローラ226はCPU226A、ROM226B、RAM226Cを備えており、CPU226AがROM226B、RAM226Cに格納されたプログラム及びデータに基づいて、プリントエンジン111の各種動作を制御するものとする。
以下、本実施形態において画像形成装置101がメディアセンサ225による用紙種類検知を行う場合について説明する。しかし、ユーザ設定によって、用紙種類検知を行うか否かを変更可能な構成であってもよい。
例えば操作部110を介して予めユーザが上段カセット201及び下段カセット203の用紙種類を設定可能であり、ユーザが用紙種類を「自動」に設定した場合、用紙種類検知を行う構成であってもよい。前記構成において、ユーザが所定の用紙種類リストの中から特定の用紙種類を選択設定した場合、用紙種類検知を行わないようにしてもよい。
〔エンジンコントローラ102の処理〕
図3は、本実施形態を示す画像形成装置の制御方法を説明するフローチャートである。なお、本処理は、印刷動作時のプリントエンジン111の処理であって、各ステップは、コントローラ226のCPU226Aが記憶された制御プログラムを実行することで実現される。また、以下の説明において、「用紙種類」を「メディア」と称する。
まず、エンジンコントローラ226は、コントローラ102から送信される各種印刷指定を受信する(S301)。各種印刷指定については後述する。続いてエンジンコントローラ226は、コントローラ102から送信されるメディア検知モード指定を受信する(S302)。メディア検知モード指定については後述する。
メディア検知モード指定受信後、エンジンコントローラ226は、コントローラ102から送信される印刷開始指示を受信する(S303)。印刷開始指示受信後、エンジンコントローラ226のCPU226Aは、S302において受信したメディア検知モードの指定が、メディア検知有効を指定しているかどうかを判断する(S304)。ここで、CPU226Aが、メディア検知有効が指定されていると判断した場合(S304のY)、続いて、CPU226Aは、給紙対象カセットのメディアが確定しているか否かを判断する(S305)。
ここで、給紙対象カセットのメディアが確定しているか否かの判断処理について説明する。
本実施形態におけるエンジンコントローラ226は、RAM226Cを備えている。給紙対象カセットのメディアが確定しているか否かの判断は、RAM226C上に保存されている各給紙カセットのメディア検知結果に基づいて行われる。
エンジンコントローラ226のCPU226Aは、各給紙カセットのメディア検知結果を参照し、給紙対象カセットのメディア検知結果が存在するか否かを判断する。ここで、給紙対象カセットのメディア検知結果が存在するとCPU226Aが判断した場合、給紙対象カセットのメディアが確定していると判断する。逆に、給紙対象カセットのメディア検知結果がクリアされているとCPU226Aが判断した場合、給紙対象カセットのメディアが確定していないと判断する。本実施形態における画像形成装置101の電源投入直後のRAM226C上のメディア検知結果はクリアされているものとする。
図3の処理の説明に戻り、S305の判断において、メディアが確定していないとCPU226Aが判断した場合(S305のN)、続いて、CPU226Aは、メディアセンサ225を用いて給紙されるシートの種類を検知させるメディア検知を行う(S306)。具体的には給紙対象カセットから用紙の給紙及び搬送を開始し、用紙が所定位置に到達すると一旦搬送を停止させ、メディアセンサ225によって給紙されて停止したメディア(シート)の検知を行う。
続いて、CPU226Aは、メディア検知によって得られたメディア検知結果(シートの種類、厚紙、光沢紙、印画紙等)を前述したRAM226C上に保存する(S307)。続いて、CPU226Aは、メディア検知結果をコントローラ102に通知する(S308)。
続いて、CPU226Aは、S306において検知したメディア検知結果に応じて、定着ユニット223の定着温度の制御や用紙を搬送する速度の制御を行う(S309)。そして、CPU226Aは、図示しない搬送ローラを駆動させメディア検知のため一旦停止されていた用紙の搬送を再開する。
続いて、CPU226Aは、搬送した用紙上に画像形成を行う(S310)。なお、画像形成は、所定の用紙搬送タイミングにおいてコントローラ102から受信した画像データに基づき行われる。
以上説明したように、プリントエンジン111は、コントローラ102からメディア検知有効の指定を受け、かつメディアが確定していない場合は、メディア検知を行う。そして、プリントエンジン111は、当該メディア検知結果に応じて定着ユニット223の定着温度や用紙搬送速度を制御し、画像形成を実行する。
次に、図3に示したS304のメディア検知有効か否かの判断において、メディア検知無効の場合(S304のN)について説明する。
この場合、前述したS305〜S308の処理は省略され、S309の処理に進む。その後のエンジンコントローラ226の処理(S309〜S310)は前述した通りである。但しS309の処理において、エンジンコントローラ226は、S302の処理においてコントローラ102から指定されたメディアに応じて定着温度や用紙搬送速度の制御を行う。
一方、S305におけるメディアが確定しているか否かの判断において、メディアが確定しているとCPU226Aが判断した場合(S305のY)について説明する。
この場合、前述したS306〜S308の処理は省略され、S309の処理に進む。その後のエンジンコントローラ226の処理(S309〜S310)は前述した通りである。但しS309の処理において、エンジンコントローラ226は、前述したエンジンコントローラ226のRAM上に保存されているメディア検知結果に応じて定着温度や用紙搬送速度の制御を行う。メディアが確定している場合の処理であるため、エンジンコントローラ226のRAM上に前記メディア検知結果が保存済であることは言うまでもない。
以上説明したように、メディア検知を無効とする指定がなされている場合(S304のN)や、メディアが確定している場合(S305のY)、メディアセンサ225によるメディア検知は行われず、コントローラ102に対するメディア検知結果の通知も行われない。そして、前述したS310の画像形成終了後、エンジンコントローラ226は前述したS301〜S310の処理を繰り返し、次ページ以降の処理を行う。
〔コントローラ102の処理〕
図4は、本実施形態を示す画像形成装置の制御方法を説明するフローチャートである。なお、本処理は、印刷動作時におけるコントローラ102の処理であって、各ステップは、CPU103が記憶された制御プログラムを実行することで実現される。
まず画像形成装置101は、ホスト装置である情報処理装置(PC(図示省略))から例えばネットワークを介して、所定の印刷ジョブを受信する(S401)。本実施形態において画像形成装置101は、PCからネットワークI/F109を介して印刷ジョブを受信し、印刷ジョブに基づき所定の画像を印刷するものとして以降の説明を行う。また、印刷ジョブには印刷対象文書の全ページ数、印刷部数、用紙サイズ、メディア、給紙カセットを指定する情報が含まれている。
また、印刷ジョブに含まれるメディアの指定は、特定のメディア指定の場合もあれば、特定のメディア指定がない場合もあるが、本実施形態では特定のメディア指定がない場合について以降の説明を行う。
さらに、印刷ジョブに含まれる給紙カセットの指定は、画像形成装置101が備える上段カセット201、下段カセット203のどちらのカセットから給紙を行うかを指定するものである。また、給紙カセットの指定には、特定の給紙カセットを指定しない自動指定(以下給紙部自動選択とする)の場合もあり、本実施形態では給紙カセットの指定が給紙部自動選択の場合について以降の説明を行う。
続いて、CPU103は、プリントエンジン111に対して各種印刷指定を行う(S402)。ここでの各種印刷指定は、エンジンI/F109を介して、CPU103がプリントエンジン111のエンジンコントローラ226に所定のデータを送信することにより行われる。各種印刷指定は具体的には用紙サイズ、給紙対象カセットの指定である。各種印刷指定は、前述した印刷ジョブに含まれる各種情報に基づき決定される。
続いて、CPU103は、プリントエンジン111に対してメディア検知モードの指定を行う(S403)。メディア検知モードの指定は、前述の各種印刷指定と同様に、CPU103がエンジンコントローラ226に所定のデータを送信することにより行われる。
メディア検知モードは、プリントエンジン111による当該印刷ページの給紙搬送時にメディアセンサ225によるメディア検知を有効にするか否かを指定するものである。
CPU103は、所定条件に応じてメディア検知を有効にするか否かを切り替え制御し、メディア検知を有効にする場合、プリントエンジン111に対してメディア検知有効の指定を行う。
逆に、CPU103は所定条件に応じてメディア検知を無効にする場合は、メディア検知無効の指定を行う。また、メディア検知無効指定の場合、CPU103はメディア検知無効指定とともに所定のメディアを指定する。所定条件については後述する。
続いて、CPU103は、プリントエンジン111に対して印刷開始を指示する(S404)。印刷開始指示もメディア検知モード指定同様に、CPU103がエンジンコントローラ226に所定のデータを送信することにより行われる。
続いて、CPU103はメディア検知結果をエンジンコントローラ226から取得する(S405)。メディア検知結果は、前述した図3のS308の処理において、エンジンコントローラ226からコントローラ102に対して通知されるものである。CPU103は、エンジンコントローラ226から取得したメディア検知結果をRAM105上に保存する。
ここでは、RAM105上に保存されるメディア検知結果について更に説明する。
RAM105上には、画像形成装置101が備える各給紙カセットのメディア検知結果(シートの種類)が保存される。本実施形態における画像形成装置101は、上段カセット201及び下段カセット203を備えている。従って、RAM105上には上段カセット201のメディア検知結果及び下段カセット203のメディア検知結果が保存されることとなる。
RAM105上の各給紙カセットのメディア検知結果は、画像形成装置101の電源投入直後は、メディア「未確定」を示す情報であるものとして以降の説明を行う。
そして、CPU103は前述したS405の処理において、エンジンコントローラ226からメディア検知結果を取得すると、RAM105上のメディア検知結果を、取得したメディア検知結果に更新する。
前述したS403のメディア検知モード指定処理において、CPU103は所定条件に応じてメディア検知の有効/無効を切り替えることを説明した。ここでは、所定条件について説明する。
前述したようにRAM105上には、画像形成装置101が備える各給紙カセットのメディア検知結果が保存されている。CPU103はメディア検知結果を参照することによってメディア検知の有効/無効指定を切り替える。具体的にはCPU103は、給紙対象カセットのメディア検知結果が未確定の場合、S403のメディア検知モード指定処理において、メディア検知有効を指定する。
一方、給紙対象カセットのメディア検知結果が確定している場合、CPU103はメディア検知無効を指定する。給紙対象カセットのメディア検知結果が確定している場合を具体的に言えば、給紙対象カセットの用紙のメディア検知が既に実行済で、そのメディア検知結果がRAM105上に保存されている場合となる。
続いて、CPU103は、プリントエンジン111に対して画像データを送信する(S406)。画像データは、前述した図3のS310の処理において、エンジンコントローラ226がコントローラ102から受信するものである。
続いて、CPU103は、印刷ジョブが終了したか否かを判断する(S407)。具体的には、前述した印刷ジョブに含まれる印刷対象文書の全ページ数、印刷部数を指定する情報に基づき、印刷対象文書の最終ページの画像データ送信が終了したか否かを判断する。印刷ジョブが終了したとCPU103が判断した場合(S407のY)、CPU103は画像形成装置101の印刷動作を終了する。
一方、印刷ジョブが終了していないとCPU103が判断した場合(S407のN)、続いて、CPU103は給紙カセットの用紙の有無を判断する(S408)。ここで、給紙カセットに用紙があるとCPU103が判断した場合(S408のN)、CPU103は、前述したS402〜S408の処理を印刷ジョブが終了するまで繰り返す。
一方、給紙カセットに用紙がないとCPU103が判断した場合、即ち印刷ジョブ実行中に給紙カセットの用紙がなくなった場合、後述の用紙切れ時処理を行う(S409)。
〔用紙切れ時処理〕
図5は、本実施形態を示す画像形成装置の制御方法を説明するフローチャートである。なお、本処理は、印刷動作時における用紙切れ時におけるコントローラ102の処理であって、各ステップは、CPU103が記憶された制御プログラムを実行することで実現される。以下、印刷ジョブ実行中に給紙カセットの用紙がなくなった場合のコントローラ102の処理について説明する。なお、一例として、印刷ジョブ実行中に画像形成装置101が備える上段カセット201の用紙がなくなった場合の処理について説明する。
印刷ジョブ実行中に上段カセット201の用紙がなくなった場合、CPU103は前記印刷ジョブが給紙部自動選択のジョブか否かを判断する(S501)。給紙部自動選択のジョブか否かの判断は、印刷ジョブに含まれる給紙カセットを指定する情報に基づいて行われる。
なお、CPU103は、給紙カセットを指定する情報が上段カセット201あるいは下段カセット203指定の場合は給紙部自動選択のジョブではないと判断し、そうでない場合は給紙部自動選択のジョブと判断する。
実行中の印刷ジョブが給紙部自動選択のジョブではないとCPU103が判断した場合(S501のN)、続いて、CPU103は、画像形成装置101が備える操作部110の表示パネル(図示省略)に用紙がなくなった上段カセット201への給紙を促すメッセージを表示する(S513)。
一方、実行中の印刷ジョブが給紙部自動選択のジョブであるとCPU103が判断した場合(S501のY)、続いて、CPU103は、用紙がなくなった上段カセット201の他に、印刷ジョブ指定の用紙サイズと同じ用紙サイズ(同一サイズ)を有する給紙カセットがあるか否かを判断する(S502)。なお、用紙サイズは、カセットに設けるサイズ指示部材を図示しない用紙サイズセンサが検出してCPU103に通知することで用紙サイズを検知することができる。
本実施形態における画像形成装置101は、用紙がなくなった上段カセット201の他に、下段カセット203を備えている。従ってS502の判断においてCPU103は、下段カセット203の用紙サイズが印刷ジョブ指定の用紙サイズと同じか否かを判断する。
用紙有無を検知するセンサS1の出力から用紙がなくなった上段カセット201の他に、印刷ジョブ指定の用紙サイズと同じ用紙サイズを有する給紙カセットがないとCPU103が判断した場合(S502のN)、即ち下段カセット203の用紙サイズが印刷ジョブ指定の用紙サイズと異なる場合について説明する。
この場合CPU103は、前述したS513の処理へと進み、上段カセット201への給紙を促すメッセージを表示する。
一方、用紙がなくなった上段カセット201の他に、印刷ジョブ指定の用紙サイズと同じ用紙サイズを有する給紙カセットがあるとCPU103が判断した場合(S502のY)について説明する。
印刷ジョブ指定の用紙サイズと下段カセット203の用紙サイズが同じ場合がこの場合に相当する。この場合、CPU103は、同じ用紙サイズを有する給紙カセット、即ち下段カセット203のメディアが確定しているか否かを判断する(S503)。
なお、メディアが確定しているか否かの判断は、図4を用いて前述したRAM105上の各給紙カセットのメディア検知結果に基づいて行われる。具体的に言えば、CPU103は、RAM105上の下段カセット203のメディア検知結果を参照し、下段カセット203のメディアが確定しているか否かを判断する。
まず、下段カセット203のメディアが確定している場合(S503のY)について説明する。
この場合CPU103は、用紙がなくなった上段カセット201に装填されていたメディアと下段カセット203のメディアが同じか否かを判断する(S516)。
具体的にはRAM105上に保存されている上段カセット201のメディア検知結果と下段カセット203のメディア検知結果が同じか否かを判断する。下段カセット203のメディアが確定している場合の処理であるため、RAM105上にメディア検知結果が保存済であることは言うまでもない。
S516の判断において、上段カセット201に装填されていたメディアと下段カセット203のメディアが同じ場合(S516のY)について説明する。
この場合CPU103は、プリントエンジン111に対して各種印刷指定を行う(S517)。各種印刷指定処理は、図4を用いて前述したS402の処理と同様であり、用紙サイズ、給紙対象カセットを指定する。但し、給紙対象カセットは下段カセット203となる。
続いて、CPU103は、メディア検知無効指定を行う(S518)。前記メディア検知無効指定処理は、図4を用いて前述したS403のメディア検知を無効にする場合の処理と同様である。なお、メディア検知無効指定とともに、CPU103は所定のメディアの指定も行う。ここで、所定のメディアとは、前述のRAM105上に保存されている下段カセット203のメディア検知結果と同じメディア(シート)である。前記下段カセット203のメディア検知結果と用紙がなくなった上段カセット201のメディア検知結果が同じであることは前述した通りである。
続いて、CPU103は、プリントエンジン111に対して印刷開始を指示する(S519)。続いてCPU103はS514の処理に進み、プリントエンジン111に対して画像データを送信する。画像データ送信後、CPU103は、図4を用いて前述したS402〜S408の処理を印刷ジョブが終了するまで繰り返す。但し前記S402の処理において指定される給紙対象カセットは下段カセット203となる。更に前記S403の処理においては、メディア検知無効指定及び前述の下段カセット203のメディア検知結果と同じメディア指定が行われる。
以下、S516の判断において上段カセット201に装填されていたメディアと下段カセット203のメディアが異なるとCPU103が判断した場合(S516のN)について説明する。
この場合CPU103はS513の処理に進み、操作部110の表示パネルに上段カセット201への給紙を促すメッセージを表示する。
以上説明してきたように、下段カセット203のメディアが確定済かつ、前記確定済の下段カセット203のメディアと、上段カセット201に装填されていたメディアとが同じ場合、画像形成装置101は下段カセット203の用紙によって印刷を継続する。
下段カセット203のメディアが確定しているため、下段カセット203のメディア検知をする必要はない。従って前述したS518の処理において、CPU103はプリントエンジン111に対してメディア検知無効指定及び前記確定済のメディア指定を行う。
次に前述のS503の判断において、下段カセット203のメディア(シート)の種類が確定していない場合(S503のN)について説明する。
この場合続いてCPU103は、プリントエンジン111に対して各種印刷指定を行う(S504)。各種印刷指定処理は、図4を用いて前述したS402の処理と同様であり、用紙サイズ、給紙対象カセットを指定する。CPU103は、前記給紙対象カセットとして、下段カセット203を指定する。
続いて、CPU103は、メディア検知有効の指定を行う(S505)。メディア検知有効指定処理は、図4を用いて前述したS403のメディア検知を有効にする場合の処理と同様である。続いて、CPU103は、プリントエンジン111に対して印刷開始を指示する(S506)。続いて、CPU103は、プリントエンジン111のエンジンコントローラ226からメディア検知結果を取得する(S507)。
図3を用いて前述したように、エンジンコントローラ226のCPU226Aは、コントローラ102からメディア検知有効の指定を受けた場合、給紙対象カセットのメディアが確定しているか否かを判断する。ここで、給紙対象カセットのメディアが確定していないとCPU226Aが判断した場合、エンジンコントローラ226は、メディアセンサ225によってメディア検知を行う。給紙対象カセットは下段カセット203であるため、エンジンコントローラ226は、下段カセット203から用紙の給紙及び搬送を開始し、下段カセット203に装填されている用紙のメディア検知を行う。
従って、S507の処理においてCPU103は、エンジンコントローラ226から下段カセット203に装填されている用紙のメディア検知結果を取得することとなる。
続いてCPU103は、取得した下段カセット203のメディア検知結果と、用紙がなくなる前の上段カセット201のメディア検知結果が同じか否かを判断する(S508)。用紙がなくなる前の上段カセット201のメディア検知結果は、図4を用いて前述したS405の処理において取得され、RAM105上に保存されている。
S508で、前述のメディア検知結果が同じであると判断した場合、すなわち、下段カセット203のメディア検知結果と、前記上段カセット201のメディア検知結果が同じと判断した場合(S508のY)について説明する。つまり、上段カセット201から給紙するシートの種類と、下段カセット203から給紙するシートの種類とが同一、例えばA4サイズでともに、普通紙等の場合である。
この場合、CPU103は、プリントエンジン111に対して画像データを送信する(S514)。
図3を用いて前述したように、プリントエンジン111のエンジンコントローラ226は、メディアセンサ225のメディア検知結果に応じて定着温度や用紙搬送速度の制御を行う。そして、S514においてコントローラ102から送信される画像データに基づき、プリントエンジン111において、搬送した用紙上に画像形成が行われる。
S514において、画像データ送信後、コントローラ102のCPU103は、図4を用いて前述したS402〜S408の処理を印刷ジョブが終了するまで繰り返す。但し前記S402の処理において指定される給紙対象カセットは下段カセット203となる。更に前記S403の処理においては、メディア検知無効指定及びS505の処理において取得した下段カセット203のメディア検知結果と同じメディア指定が行われる。
以上説明してきたように、下段カセット203のメディアが未確定かつ、上段カセット201に装填されていたメディアと、下段カセット203のメディア検知結果が同じ場合、画像形成装置101は下段カセット203の用紙によって印刷を継続する。
次に前述のS508の判断において、S507の処理において取得した下段カセット203のメディア検知結果と、用紙がなくなる前の上段カセット201のメディア検知結果が異なる場合(S508のN)について説明する。
この場合、CPU103は、エンジンコントローラ226に対して印刷停止を指示する(S509)。本実施形態におけるエンジンコントローラ226は、前記印刷停止指示を受けた場合、プリントエンジン111における用紙搬送を停止するものとする。
続いて、CPU103は、操作部110の表示パネル(図示省略)に所定のメッセージを表示する(S510)。所定のメッセージは、印刷ジョブ実行中に用紙がなくなった給紙カセットのメディア検知結果と、給紙カセットとは別の給紙カセットのメディア検知結果が異なることを図6に示すUI画面を用いてユーザに通知するものである。
更に前記所定メッセージは、別の給紙カセットに装填されている用紙を用いて印刷を継続するか否かの指示をユーザに促すメッセージと、印刷再開ボタンを含む。
図6は、図1に示した操作部110に表示されるUI画面を示す図である。なお、本UI画面は一例であって、表示画面の内容はこれに限定されるものではなく、ボタン配置等も限定されるものではない。さらに、当該UI画面を、画像形成装置を操作するためにログインしたユーザの端末画面に表示する制御を実行してもよい。ここで、端末は、スマートフォンやパッドデバイス、スマートウオッチ等が含まれる。
図6に示す表示画面(メッセージ通知画面)は、用紙がなくなる前の上段カセット201には「普通紙」、サイズ「A4」の用紙が装填されており、下段カセット203には「厚紙」、サイズ「A4」の用紙が装填(収容)されている場合のメッセージ通知例である。
図6において、CPU103は操作部110の表示パネルに、印刷ジョブ実行中に用紙がなくなった上段カセット201のメディア検知結果、用紙の種類が「普通紙」及び下段カセット203のメディア検知結果、用紙の種類が「厚紙」を表示している。当該メディア検知結果を表示によって、印刷ジョブ実行中に用紙がなくなった上段カセット201に装填されていたメディアと、下段カセット203のメディアが異なることをユーザに通知することが可能となる。
図6では、更に、前記上段カセット201のメディア「普通紙」とは異なるメディア「厚紙」が装填されている下段カセット203の用紙を用いて印刷を継続するか否かの指示をユーザに促している。ユーザは操作部110のキー(図示省略)を操作し、図6に示す「はい」ボタンあるいは「いいえ」ボタンを選択することによって、下段カセット203の用紙を用いて印刷を継続するか否かの指示をすることが可能となる。ここで、「はい」ボタンは停止した印刷処理の再開指示を受付けるボタンとして機能する。
ここで、図5の説明に戻り、CPU103は、印刷継続指示の有無を判断する(S511)。具体的にはCPU103は、操作部110におけるユーザによるキー操作を検知し、ユーザによる「はい」ボタンの選択を検知した場合、前記印刷継続指示があると判断する。逆に「いいえ」ボタンの選択を検知した場合、印刷継続指示がないと判断する。
印刷継続指示有無の判断において、印刷継続指示がない場合(S511のN)について説明する。
この場合、CPU103は、エンジンコントローラ226に対してメディアセンサ225の位置で一時停止されている用紙の排出指示を行う(S512)。本実施形態におけるエンジンコントローラ226は、用紙排出指示を受けた場合、プリントエンジン111の用紙搬送経路に留まっている用紙の搬送を開始し、用紙を白紙のまま排紙トレイ224まで搬送するものとする。
続いてCPU103は操作部110の表示パネルに給紙を促すメッセージを表示する(S513)。給紙を促す対象の給紙カセットは、印刷ジョブ実行中に用紙がなくなった給紙カセット、即ち上段カセット201である。
一方、S511の印刷継続指示有無の判断において、印刷継続指示があると判断した場合(S511のY)について説明する。
この場合、CPU103は、エンジンコントローラ226に対して印刷再開を指示する(S515)。印刷再開指示を受けたプリントエンジン111のエンジンコントローラ226は、S509の印刷停止指示によって停止していた用紙の搬送を再開する。印刷再開指示後、CPU103はプリントエンジン111に対して画像データを送信する(S514)。
画像データ送信後、CPU103は、図4を用いて前述したS402〜S408の処理を印刷ジョブが終了するまで繰り返す。但し。S402の処理において指定される給紙対象カセットは下段カセット203となる。更にS403の処理においては、メディア検知無効指定及びS505の処理において取得した下段カセット203のメディア検知結果と同じメディア指定が行われる。
以上説明してきた処理が、印刷ジョブ実行中に上段カセット201の用紙がなくなった場合の本実施形態に係る画像形成装置101におけるコントローラ102の処理である。本処理において、コントローラ102のCPU103は、印刷ジョブの給紙カセット指定が給紙部自動選択であり、上段カセット201と下段カセット203の用紙サイズが同じ場合、下段カセット203のメディアが確定しているか否かを判断する。
そして、CPU103は、下段カセット203のメディアが未確定の場合、エンジンコントローラ226からメディアセンサ225が検知した下段カセット203のメディア検知結果を取得する。そしてCPU103は、RAM105上に保存されている上段カセット201のメディア検知結果を参照し、用紙がなくなる前の上段カセット201のメディア検知結果と、下段カセット203のメディア検知結果を比較することが可能となる。
用紙がなくなる前の上段カセット201のメディア検知結果と、下段カセット203のメディア検知結果が同じ場合、下段カセット203の用紙を用いた印刷ジョブの継続が可能となる。用紙がなくなる前の上段カセット201のメディアと前記下段カセット203のメディアは同一であるため、印刷対象文書の全ページを同じメディアで印刷することが可能となる。
一方、用紙がなくなる前の上段カセット201のメディア検知結果と、下段カセット203のメディア検知結果が異なる場合、コントローラ102のCPU103は、操作部110によって、それをユーザに通知することが可能となる。通知によってユーザは用紙がなくなる前の上段カセット201のメディアと下段カセット203のメディアが異なることを認識することが可能となる。
更にCPU103は、下段カセット203の用紙を用いて印刷を継続するか否かの指示をユーザに促す。そして前記上段カセット201のメディアと異なるメディアが装填されている下段カセット203から印刷を継続するか否かをユーザが選択することが可能となる。ユーザが印刷継続を指示した場合、上段カセット201の用紙がなくなった後、下段カセット203の用紙を用いて印刷対象文書の印刷を継続することが可能となる。
なお、上記実施形態では、給紙するカセットが2段の場合を例として説明したが、多段カセットを採用する画像形成装置、あるいは、大量のシートを給紙するユニットを接続可能な画像形成装置にも本発明を適用可能である。その場合、選択可能なカセットやユニットの数により、同一のサイズを給紙する給紙先の数は3以上となる場合がある。従って、給紙先の選択手段は、画像形成装置が備える給紙資源の態様に応じて、本発明の適用を修正、変更を講じることで、本実施形態と同様の効果が期待できる。
また、印刷装置に限らず、ファクシミリ装置、複合機能装置(MFP)にも本発明を適用することができる。さらに、本発明は電子写真方式の画像形成装置に限らず、インクジェットプリンタ等にも適用可能である。インクジェットプリンタでは、シートの種類(厚みシート、光沢有りシート、印画紙等)が豊富であり、本発明の適用価値も高い。
さらに、手差し給紙する手段を備えて、本発明の選択手段が手差し給紙手段を選択できる場合には、手差し給紙先も含めて本発明を適用可能である。
また、シートサイズは、定形サイズに限らず、定形サイズと異なるユーザ指定サイズのシートを給紙することが可能であれば本発明を適用可能となる。
なお、既に片面に印刷された裏紙をシート可能とする場合には、給紙された用紙が裏紙であるかどうかも含めて検知することで、用紙サイズが同一で、同じ種類でも両面白紙でない場合は、その旨を通知する制御を加えてもよい。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステムまたは装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えばASIC)によっても実現可能である。
101 画像形成装置
102 コントローラ
201 上段カセット
203 下段カセット

Claims (8)

  1. シートを給紙する第1の給紙手段と、前記第1の給紙手段に給紙されたシートと、同一サイズのシートを給紙する第2の給紙手段とを備える画像形成装置であって、
    前記第1の給紙手段または第2の給紙手段から給紙するシートに画像を印刷する印刷手段と、
    前記第1の給紙手段または第2の給紙手段に給紙するシートがあるかどうかを検知する第1の検知手段と、
    前記第1の給紙手段または第2の給紙手段が給紙するシートの種類を検知する第2の検知手段と、
    前記第1の給紙手段から給紙されるシートがなくなったことを前記第1の検知手段が検知することに応じて、前記第2の給紙手段を選択する選択手段と、
    前記第2の検知手段が前記第2の給紙手段から給紙されるシートの種類を検知した場合、該検知したシートの種類が前記第1の給紙手段から給紙したシートの種類と同一であるかどうかを判断する第1の判断手段と、
    前記第1の給紙手段から給紙したシートの種類と、前記第2の給紙手段から給紙するシートの種類が一致しないと判断した場合、前記第1の給紙手段から給紙したシートの種類と前記第2の給紙手段から給紙するシートの種類とが一致していないことを通知する通知手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第2の検知手段は、前記第1の給紙手段または第2の給紙手段が給紙するシートの搬送を一時停止させて、当該シートの種類を検知することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記通知手段が前記第1の給紙手段から給紙したシートの種類と前記第2の給紙手段から給紙するシートの種類とが一致していないことを通知した後、前記第2の給紙手段から給紙するシートを前記印刷手段に給紙して停止した印刷を再開する指示、または停止した印刷を取り消す指示を受け付ける受付手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 所定のジョブを受信する受信手段を備え、
    前記選択手段は、前記受信手段が受信した所定のジョブを解析して前記第1の給紙手段または第2の給紙手段を選択することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記シートに熱定着処理を行う定着手段と、
    前記第2の検知手段が検知したシートの種類に応じて、前記定着手段が行う定着温度と、前記シートの搬送速度とを制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記第1の検知手段が前記第1の給紙手段にシートがないことを検知した場合、前記第2の給紙手段から給紙するシートの種類が確定しているかどうかを判断する第2の判断手段を設け、
    前記第2の給紙手段から給紙するシートの種類が確定していないと判断した場合、前記第2の検知手段により給紙されるシートの種類を検知させる指定を行うことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  7. シートを給紙する第1の給紙手段と、前記第1の給紙手段に給紙されたシートと、同一サイズのシートを給紙する第2の給紙手段と、前記第1の給紙手段または第2の給紙手段から給紙するシートに画像を印刷する印刷手段とを備える画像形成装置の制御方法であって、
    前記第1の給紙手段または第2の給紙手段に給紙するシートがあるかどうかを検知する第1の検知工程と、
    前記第1の給紙手段または第2の給紙手段が給紙するシートの種類を検知する第2の検知工程と、
    前記第1の給紙手段から給紙されるシートがなくなったことを前記第1の検知手段が検知することに応じて、前記第2の給紙手段を選択する選択工程と、
    前記第2の検知工程で前記第2の給紙手段から給紙されるシートの種類を検知した場合、該検知したシートの種類が前記第1の給紙手段から給紙したシートの種類と同一であるかどうかを判断する判断工程と、
    前記第1の給紙手段から給紙したシートの種類と、前記第2の給紙手段から給紙するシートの種類が一致しないと判断した場合、前記第1の給紙手段から給紙したシートの種類と前記第2の給紙手段から給紙するシートの種類とが一致していないことを通知する通知工程と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  8. 請求項7に記載の画像形成装置の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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