JP4323238B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、フィニッシャなどのオプション機器が装着可能なデジタル複写機などの画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、フィニッシャなどのオプション機器が装着可能なデジタル複写機が登場している。このようなデジタル複写機では、フィニッシャの処理速度に合わせてデジタル複写機本体の動作を制御している。上記のようなデジタル複写機本体では、フィニッシャの動作に応じて画像形成した各用紙の排紙間隔を確保することが必要である。上記フィニッシャ側が必要とする画像形成した用紙の排紙間隔は、シート処理時間と呼ばれる。
【0003】
例えば、フィニッシャによる後処理を実行するか否かを判断し、判断結果に応じて中間転写ベルトでの画像の形成間隔を変更する技術が開示されている(特許文献1参照)。
【0004】
また、用紙を中間トレイで一時的に収納した後、適正な排出タイミングで前記中間トレイに収納されている収納済み用紙を一括してメイントレイに排出する技術が開示されている(特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−215858
【0006】
【特許文献2】
特開2001−220049
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
デジタル複写機における画像形成モードによっては、排紙間隔を空けることができない、即ち排紙間隔を制御できない場合がある。このような画像形成モードを実行した場合、フィニッシャ側でトラブルが発生するおそれがある。この問題は、上記した特許文献1及び2をもってしても解決には至らない。
【0008】
この発明の目的は、排紙間隔を空けることができないモードを実行する場合であってもフィニッシャを接続可能とする画像形成装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決し目的を達成するために、この発明の画像形成装置は、以下のように構成されている。
【0010】
被画像形成媒体に対してフィニッシング処理を行うために被画像形成媒体を一時的に保持する第1トレイ、及びこの第1トレイから排紙される被画像形成媒体を最終的に保持する第2トレイを有するフィニッシャが接続可能な画像形成装置は、前記被画像形成媒体を給紙する給紙手段と、画像に対応する光ビームにより像担持体を露光する露光手段と、前記露光手段による露光により前記像担持体に形成された潜像に対応する画像を複数保持可能な転写体に対して前記像担持体に形成された潜像を転写し、この転写体に保持される画像を被画像形成媒体上に形成する画像形成手段と、前記画像形成手段により画像が形成された被画像形成媒体を前記フィニッシャに対して排紙する排紙手段と、前記転写体が同時に保持した複数画像の夫々が形成された複数の被画像形成媒体の全てが前記第1トレイに保持されるまで、前記第1トレイに保持された被画像形成媒体を前記第2トレイへ排紙するのを禁止する禁止情報を前記フィニッシャに対して送信する通信手段とを備えている。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0012】
図1は、この発明の画像形成装置に係る電子写真方式を用いたデジタル複写機1の内部構成を示す断面図である。図1に示すように、デジタル複写機1は、スキャナ部11、プリンタ部12、フィニッシャ13などから構成されている。また、スキャナ部11は、自動原稿給紙装置(ADF)10を有する。
【0013】
上記フィニッシャ13は、上記プリンタ部12により画像が形成された用紙に対して種々のフィニィッシング処理(シート処理)を選択的に行う機能を有している。上記フィニッシャ13は、当該デジタル複写機1に接続されるオプション機器であり、デジタル複写機1本体とのコマンドの送受信により動作する。例えば、上記フィニッシャ13では、上記プリンタ部12からのコマンドに従って、用紙を1部ごとにシフトさせる用紙シフト処理、複数枚の用紙をステイプル止めするステイプル処理、用紙にパンチ穴をあけるパンチ処理、最終トレイの移動などの動作を実現している。
【0014】
以下、上記プリンタ部12における画像形成処理時の動作概要を説明する。
【0015】
まず、プリンタ部12では、画像データに基づく露光光(レーザ光)が露光装置21から感光体ドラム22へ照射される。これにより、上記感光体ドラム22には、上記露光装置21により照射される露光光の強度に応じた潜像が形成される。
【0016】
上記感光体ドラム22に形成された潜像は、黒の単色すなわちブラック画像を現像するためのブラック現像装置23、またはカラー画像を構成するシアン,マゼンタ,イエローの3色の単色画像を現像するためのカラー現像装置24のいずれかから対応する色のトナーが選択的に供給されることで、トナー像として可視化(現像)される。
【0017】
上記感光体ドラム22上のトナー像は、上記感光体ドラム22がa方向に回転されることにより、所定の中間転写位置に搬送される。上記中間転写位置は、転写ベルト(中間転写体)28と感光体ドラム22とが対向されている位置である。上記中間転写位置では、中間転写ローラ29により感光体ドラム22表面と転写ベルト28が対向して接するようになっている。
【0018】
また、上記中間転写位置に搬送された感光体ドラム22上のトナー像は、中間転写ローラ29側から提供される中間転写電圧により上記感光体ドラム22上から上記転写ベルト28上に転写される。また、上記転写ベルト28上には、例えば、A4サイズの画像を2画像分転写できる領域を有している。すなわち、連続して複数の画像を形成する場合、上記転写ベルト28は、2つの画像を保持することができるように構成されている。このような転写ベルト28への2つの画像の同時転写を2面貼り付けと称する。なお、この実施形態では2面貼り付けについて説明するが、この発明はこれに限定されるものではなく、3面以上の貼り付けであってもよい。
【0019】
上記転写ベルト28に転写されたトナー像は、駆動モータ20によって上記転写ベルト28がb方向に移動することにより、所定の転写位置に搬送される。上記転写位置は、上記転写ベルト28から出力媒体としての用紙にトナー像を転写する位置であり、上記転写ローラ31と上記転写ベルト28とが対向している領域である。上記転写位置では、上記転写ベルト28を駆動させる駆動ローラ32によって、上記転写ベルト28のトナー像が転写されている面と上記転写ローラ31とが対向して接するようになっている。
【0020】
また、被画像形成媒体としての用紙は、上記転写位置において、上記転写ローラ31と上記転写ベルト28との間を通過するように搬送される。すなわち、所定のタイミングで給紙カセット33aまたは33bから取り出された用紙は、レジストローラ34により、上記転写ベルト28上に転写されたトナー像の位置とタイミングが整合されて転写位置に搬送され、トナー像が転写される。上記レジストローラ34の手前には、レジストローラ34に用紙が到達したことを検知するレジスト前センサ34aが設けられている。
【0021】
上記転写位置においてトナー像が転写された用紙は、さらに、定着装置35へ搬送される。上記定着装置35では、トナー像が転写された用紙に所定の熱が供給するとともに加圧することにより、用紙上のトナー像を構成するトナーを溶融定着する。これにより、用紙にはトナー像が定着される。トナー像が定着された用紙は、排紙手段として機能する搬送路37及び38を経由し、フィニッシャ13へ排紙される。
【0022】
フィニッシャ13は、中間トレイ50、ステイプラ51、最終トレイ52、53、搬送路54などを備えている。中間トレイ(第1トレイ)50は、デジタル複写機1から排紙される用紙に対してフィニッシング処理を行うために用紙を一時的に保持する。ステイプラ51は、中間トレイ50に保持された用紙の所定位置に対してステイプル止めを行う。最終トレイ(第2トレイ)52及び53は、中間トレイ50から排紙される用紙を最終的に保持する。搬送路54は、中間トレイ50から最終トレイ52又は53へ用紙を搬送する。
【0023】
図2は、デジタル複写機1の制御系の構成を示すブロック図である。
【0024】
図2に示すように、デジタル複写機1の制御系は、スキャナ部11、プリンタ部12、フィニッシャ13、及びユーザインターフェース15を有する主制御部16などから構成されている。
【0025】
上記ユーザインターフェース15は、ユーザからの操作指示が入力されたり、ユーザへ種々の案内を提供したりする操作パネルである。上記ユーザインターフェース15は、例えば、タッチパネル内蔵の液晶表示装置により構成される。
【0026】
上記主制御部16は、デジタル複写機1全体の制御を司るものである。上記主制御部16は、メインCPU60、ハードディスクドライブ(HDD)61、カラー白黒制御部62、コピー制御部63、プリンタ制御部64、FAX制御部65、スキャンデータ処理部66、ネットワーク拡張ユニット67、TAコンポーザ68、サービスユーティリティ69、ネットワークカードインターフェース(I/F)70、シリアルI/F71、及びFAXI/F72などを有している。
【0027】
上記メインCPU60は、デジタル複写機1全体の制御を司るものである。上記メインCPU60は、例えば、演算処理を行うCPU、制御プログラムや制御データが記憶されるROM、種々のパラメータや作業用のデータなどが記憶されるRAMなどから構成されている。例えば、コピー機能、プリンタ機能、あるいはFAX機能により画像形成処理(プリントジョブ)を行う場合、上記メインCPU60は、プリントジョブの開始、プリントパラメータの設定、用紙の給紙開始などを上記プリンタ部12に指示するようになっている。
【0028】
上記プリンタ部12は、出力媒体としての用紙にブラックの画像あるいはカラーの画像を形成するものである。上記プリンタ部12の制御系は、図2に示すように、プリンタCPU90、モータドライバ91、搬送制御部92、露光制御部93、転写制御部94、現像制御部95、定着制御部96、自動両面ユニット(ADU)36、PFP97、大容量給紙装置(LCF)98などから構成されている。
【0029】
上記プリンタCPU90は、プリンタ部12全体の制御を司るものである。上記プリンタCPU90は、演算処理を行うCPU、及びメモリ90aなどから構成されている。上記メモリ90aは、制御プログラムや制御データなどが予め記憶されているROM、印刷条件や制御データなどのデータが一時的に記憶されるRAMなどから構成される。さらに、上記プリンタCPU90は、時間を計時するタイマ90bも有している。
【0030】
上記モータドライバ91は、プリンタ部12内の駆動モータ20などを駆動させる制御機構である。上記搬送制御部92は、プリンタ部12内における各給紙段(給紙カセット)33a、33bからフィニッシャ13までの用紙の搬送を制御する。上記搬送制御部92は、プリンタCPU90の動作命令に基づいて上記給紙ローラ30a、30b、転写ローラ31、レジストローラ34等の動作を制御する。
【0031】
上記露光制御部93は、上記露光装置21の動作を制御するものである。上記露光制御部93の制御により、上記露光装置21は像担持体としての感光体ドラム22の外周面にレーザ光を照射して静電潜像を形成する。
【0032】
上記現像制御部95は、上記ブラック現像装置23あるいは上記カラー現像装置24の動作を制御するものである。
【0033】
上記転写制御部94は、上記感光体ドラム22上に形成されたトナー像を転写ベルト28上に転写し、さらに、転写ベルト28上のトナー像を用紙に転写する制御を行うものである。
【0034】
例えば、黒画像のプリントを行う場合、上記転写制御部94は、上記感光体ドラム22上に形成されたブラックのトナー像を上記転写ベルト28上に転写し、さらに、上記転写ベルト28上のブラックのトナー像を所定の転写位置で用紙に転写する。
【0035】
また、カラー画像のプリントを行う場合、上記転写制御部94は、上記感光体ドラム22上に形成されたシアンのトナー像、マゼンタのトナー像及びイエローのトナー像を上記転写ベルト28上に重ねて転写する。これにより、上記転写ベルト28上には、シアン、マゼンタ、イエローからなるカラーのトナー像が形成され、上記転写制御部94は、転写ベルト28上のカラーのトナー像を所定の転写位置で用紙に転写する。
【0036】
また、上記フィニッシャ13は、図2に示すように、フィニッシャCPU101、トレイ移動機構102、ステイプル機構103、紙搬送部104などから構成されている。
【0037】
上記フィニッシャCPU101は、フィニッシャ13全体の制御を司るものである。上記フィニッシャCPU101は、演算処理を行うCPU、制御プログラムや制御データなどが予め記憶されているROM、処理モード(フィニッシングモード)や制御データなどのデータが一時的に記憶されるRAMなどから構成されるメモリ101aを有している。
【0038】
また、上記フィニッシャCPU101は、プリンタCPU90との双方向の通信を行う機能を有している。例えば、上記プリンタ部12が画像形成処理を実行する際、上記フィニッシャCPU101は、上記プリンタ部12からのサイズラッチ信号(後述する)に対してフィニッシャの動作に要する時間等をプリンタCPU90に通知するようになっている。
【0039】
次に、デジタル複写機1とフィニッシャ13との間の情報交換等について説明する。
【0040】
上記のように、本デジタル複写機1では、中間転写体としての転写ベルト28に画像(トナー像)を転写し、さらに、上記転写ベルト28から被画像形成媒体としての用紙に画像(トナー像)を転写するようになっている。このため、本デジタル複写機1では、露光装置21による露光の開始から画像が用紙に転写されるまでの時間が多くかかってしまう。特に、カラー画像をプリントする場合、本デジタル複写機1では、4色の画像を転写する必要があるため、露光の開始から用紙にカラー画像が転写されるまでに多くの時間がかかる。
【0041】
そこで、本デジタル複写機1は、フィニッシャ13からのシート処理時間の取得タイミングを早くすることにより、最適な排紙間隔の制御を実現する。つまり、上記プリンタ部12が用紙の給紙動作よりも先行して上記フィニッシャ13からシート処理時間を取得し、そのシート処理時間に基づいて画像を形成した用紙の排出タイミングが最適となるように画像形成処理を制御する。
【0042】
すなわち、従来のデジタル複写機では、上記プリンタ部12内での用紙の給紙開始のタイミングで、フィニッシャ13へシート処理時間を要求するサイズラッチ信号を出力し、そのサイズラッチ信号に対する応答信号に付随してシート処理時間を入手している。これに対して、このデジタル複写機1の主制御部16は、プリンタ部12で給紙する用紙の情報(用紙サイズ、本体搬送スピード、フィニッシングモードなど)が確定した時点で、上記フィニッシャ13へサイズラッチ信号を出力し、その応答信号としてシート処理時間をフィニッシャ13から取得する。
【0043】
これにより、用紙の給紙開始よりも露光装置21による露光開始が先行する場合あっても、用紙の排紙間隔に対応する露光装置21による画像の露光開始間隔をシート処理時間以上持たせる制御を可能としている。
【0044】
なお、上記プリンタ部12では、上記露光装置21が画像の露光を開始するタイミングによって、その画像をプリントした用紙の排出タイミングが決まるものとする。つまり、上記プリンタ部12では、上記露光装置21により画像の露光を開始してから所定時間後に、その画像をプリントした用紙をフィニッシャ13に排出するものとする。
【0045】
次に、セルフ排出禁止処理について説明する。
【0046】
フィニッシャ13は、デジタル複写機1から排出された用紙を、一旦、中間トレイ50で保持する。中間トレイ50は、所定のサイズの用紙を所定枚数保持すると、保持したこれら用紙を自動的に最終トレイ52又は53へ排出する。このような自動排出をセルフ排出と称する。
【0047】
デジタル複写機1は、複数枚の用紙に対して連続して画像を形成するとき、所定の画像形成モードの画像形成処理速度に対応した所定の時間間隔で、画像が形成された用紙を排紙する。フィニッシャ13は、中間トレイ50から最終トレイ52又は53へ用紙を排出するための時間、即ちシート処理時間を確保する必要がある。デジタル複写機1からの用紙の排紙間隔が、フィニッシャ13で必要とされるシート処理時間より短いと、フィニッシャ13内で用紙ジャムが発生してしまうおそれがある。そこで、予め、フィニッシャ13はデジタル複写機1に対してシート処理時間を通知し、デジタル複写機1はこのシート処理時間に基づき排紙間隔を制御する。実際には、露光開始タイミングを制御することにより、排紙間隔が制御される。
【0048】
ところが、特定の画像形成モードでは、排紙間隔を完全に制御することができない場合がある。その画像形成モードが、上記した2面貼り付けを利用した画像形成モードである。つまり、転写ベルト28に対して、複数画像、例えば二つの画像を保持させて画像を形成するモードである。この場合、転写ベルト28には第1面及び第2面の画像が同時に保持される。これら同時に保持された第1面に対応する画像が形成された第1の用紙と、第2面に対応する画像が形成された第2の用紙の排紙間隔は制御できない。具体的には、転写ベルト28に同時に保持された第1面に対応する画像が形成された第1の用紙と、第2面に対応する画像が形成された第2の用紙の排紙間隔は、比較的短い間隔となる。
【0049】
しかしながら、上記したようにフィニッシャ13は、所定のタイミングでセルフ排出を実行してしまう。言い換えると、デジタル複写機1側の都合とは関係なく、フィニッシャ13は所定のタイミングで必要に応じてセルフ排出を実行してしまう。上記した第1面に対応する画像が形成された第1の用紙が中間トレイ50に保持されたタイミングでセルフ排出が実行されてしまうと、セルフ排出実行途中で第2面に対応する画像が形成された第2の用紙が中間トレイ50に送り込まれてくるため、用紙ジャム発生原因となってしまう。
【0050】
そこで、デジタル複写機1(通信手段としてのCPU90)は、2面貼り付けを利用した画像形成モードの実行に対応して、所定のタイミングでのセルフ排出を禁止する禁止情報をフィニッシャ13に対して送信する。これにより、2面貼り付けを利用した画像形成モードを実行する場合であってもフィニッシャ13によるフィニィッシング処理を可能とすることができる。
【0051】
図3を参照して、セルフ排出禁止処理の具体例について詳細に説明する。例えば、フィニッシャ13は、中間トレイ50により用紙が31枚保持されたタイミングでセルフ排出を実行すると仮定する。
【0052】
例えば、コピーボタン押下、プリンタ印刷要求、ファクシミリ印刷要求などのプリント開始要求を受けた場合、主制御部16は、プリントジョブを発生させる。すなわち、コピー機能、ネットワークプリンタ機能、あるいはファクシミリ機能などによりプリントジョブが発生すると、主制御部16(メインCPU60)は、プリントジョブの開始をプリンタ部12(プリントCPU90)に指示する。
【0053】
続いて、主制御部16は、プリントジョブのプリント条件などに基づいてプリントパラメータを設定する。例えば、印刷用紙のサイズ、プリンタ部12内での用紙の搬送スピード、フィニッシャ13でのフィニッシングモードなどの情報が設定される。このようなプリントパラメータは、プリントパラメータ設定コマンドとして用紙ごとに主制御部16からプリンタ部12へ通知される。この例では、2面貼り付けを利用した画像形成モードが採用され、連続して複数の画像が形成されるものと仮定する。
【0054】
1枚目の用紙に対するプリント処理のプリントパラメータ設定コマンドを受信した際、通信手段として機能するプリンタCPU90は、用紙サイズ、用紙属性、フィニッシングモードなどを示す用紙情報、即ちサイズラッチ信号をフィニッシャ13へ送信する。同様にして、プリンタCPU90は、2枚目以降のプリント処理に対応するサイズラッチ信号をフィニッシャ13へ送信する。サイズラッチ信号は、フィニッシャ13側が当該用紙を受入可能となるまでのシート処理時間(プリンタ部12側が用紙をフィニッシャ13に排出可能となるまでのシート処理時間)をフィニッシャ13に要求する信号である。
【0055】
デジタル複写機1(プリンタCPU90)からのサイズラッチ信号に対して、フィニッシャ13(フィニッシャCPU101)はデジタル複写機1(プリンタCPU90)に対してシート処理時間(サイズラッチ応答信号)を返信する。露光制御部93は、このシート処理時間に基づき露光開始タイミングを制御する。この露光開始タイミングの制御により、結果的にフィニッシャ13に対する排紙間隔が制御される。搬送制御部92は、露光開始タイミングに対応して、給紙ローラ30a及びレジストローラ34による用紙の搬送を開始する。また、露光開始タイミングの制御に基づき、画像形成手段として機能する感光体ドラム22の外周面にレーザ光が照射され静電潜像が形成され、この静電潜像はブラック現像装置23及びカラー現像装置24の少なくとも一方の現像装置によりトナー像として可視化(現像)される。感光体ドラム22上のトナー像は、転写ベルト28上に転写され、転写ベルト28上の像が用紙上に形成される。ここでは、2面貼り付けを利用した画像形成モードが採用されているので、転写ベルト28上には、二つの画像、即ち第1面の画像及び第2面の画像が保持される。転写ベルト28上に保持された第1面の画像及び第2面の画像の夫々は、順に第1の用紙及び第2の用紙に転写され、これら第1の用紙及び第2の用紙に転写されたトナー像は順に定着装置35により定着される。トナー像が定着された第1の用紙及び第2の用紙、即ち画像が形成された第1の用紙及び第2の用紙は、排紙手段として機能する搬送制御部92、搬送路37、38により順にフィニッシャ13へ排紙される。
【0056】
上記したように、連続して画像が形成される。つまり、2面貼り付けを利用した画像形成モードにより画像が形成される場合、1枚目の用紙に形成される画像と2枚目の用紙に形成される画像は、転写ベルト28に同時に保持された第1面の画像と第2面の画像に基づき形成される。同様に、3枚目の用紙に形成される画像と4枚目の用紙に形成される画像は、転写ベルト28に同時に保持された第1面の画像と第2面の画像に基づき形成される。つまり、奇数枚目の用紙に形成される画像と偶数枚目の用紙に形成される画像は、転写ベルト28に同時に保持された第1面の画像と第2面の画像に基づき形成される。
【0057】
即ち、図3に示すように、25枚目の用紙に形成される画像と26枚目の用紙に形成される画像は、転写ベルト28に同時に保持された第1面の画像と第2面の画像に基づき形成される。27枚目の用紙に形成される画像と28枚目の用紙に形成される画像は、転写ベルト28に同時に保持された第1面の画像と第2面の画像に基づき形成される。29枚目の用紙に形成される画像と30枚目の用紙に形成される画像は、転写ベルト28に同時に保持された第1面の画像と第2面の画像に基づき形成される。31枚目の用紙に形成される画像と32枚目の用紙に形成される画像は、転写ベルト28に同時に保持された第1面の画像と第2面の画像に基づき形成される。
【0058】
デジタル複写機1(プリンタCPU90)は、上記したようにフィニッシャ13に対してサイズラッチ信号を送信するとともに、セルフ排出禁止信号(禁止情報)も送信する。このセルフ排出禁止信号は、転写ベルト28に同時に保持された第1面の画像が形成された第1の用紙と、第2面の画像が形成された第2の用紙の両方が中間トレイ50に保持されるまで、中間トレイ50に保持された用紙を最終トレイ52又は53へ排紙するのを禁止する信号である。即ち、第1面に対応するサイズラッチ信号に対応して、セルフ排出を禁止する信号を送信し、第2面に対応するサイズラッチ信号に対応して、セルフ排出を許可する信号を送信する。
【0059】
フィニッシャ13は、セルフ排出禁止信号を受信することにより、このセルフ排出禁止信号に基づきセルフ排出動作を制御する。セルフ排出禁止信号は、第1面に該当する31枚目の用紙に対するセルフ排出動作を禁止し、第2面に該当する32枚目の用紙に対するセルフ排出動作を許可する。これにより、中間トレイ50により用紙が31枚保持されたタイミングではセルフ排出は実行されず、中間トレイ50により用紙が32枚保持されたタイミングでセルフ排出が実行される。つまり、フィニッシャ13は、本来のセルフ排出動作のタイミングであっても、セルフ排出動作が禁止されている場合にはセルフ排出動作を実行せずに、さらに中間トレイ50で用紙を一枚受け入れてから、セルフ排出動作を実行する。これにより、フィニッシャ13においてセルフ排出動作が実行されている途中で中間トレイ50に用紙が送り込まれることがなく、フィニッシャ13における用紙ジャム等の発生を防止することができる。結果的に、2面貼り付け利用した画像形成モードを実行する場合であってもフィニッシャを利用することが可能となる。
【0060】
なお、本願発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は可能な限り適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適当な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0061】
【発明の効果】
この発明によれば、排紙間隔を空けることができないモードを実行する場合であってもフィニッシャを接続可能とする画像形成装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一例に係るフィニッシャを装着可能なデジタル複写機の内部構成を示す断面図である。
【図2】デジタル複写機の制御系の概略構成を示すブロック図である。
【図3】セルフ排出禁止処理を説明するためのタイミングチャートである。
【符号の説明】
12…プリンタ部、13…フィニッシャ、16…主制御部、21…露光装置、22…感光体ドラム、23…ブラック現像装置、24…カラー現像装置、28…転写ベルト、30a、30b…給紙ローラ、31…転写ローラ、33a.33b…給紙カセット、34…レジストローラ、34a…レジスト前センサ、35…定着装置、38…排紙スイッチ、50…中間トレイ、51…ステイプラ、52、53…最終トレイ、60…メインCPU、90…プリンタCPU、90a…メモリ、90b…タイマ、91…モータドライバ、92…搬送制御部、93…露光制御部

Claims (3)

  1. 被画像形成媒体に対してフィニッシング処理を行うために被画像形成媒体を一時的に保持する第1トレイ、及びこの第1トレイから排紙される被画像形成媒体を最終的に保持する第2トレイを有し、前記第1トレイから第2トレイへ被画像形成媒体を排紙するための処理時間を通知し、前記第1トレイで保持された被画像形成媒体が予め決められた枚数に達した場合、前記第1トレイで保持されたこれら被画像形成媒体を第2トレイへ排紙するフィニッシャが接続可能な画像形成装置であって、
    画像に対応する光ビームにより像担持体を露光する露光手段と、
    前記露光手段による露光により前記像担持体に形成された潜像に対応する画像を複数保持可能な転写体に対して前記像担持体に形成された潜像を転写し、この転写体に保持される画像を被画像形成媒体上に形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段により画像が形成された被画像形成媒体を前記フィニッシャに対して排紙する排紙手段と、
    前記フィニィシャから通知された前記処理時間に基づき露光タイミングを制御し、画像が形成された被画像形成媒体を前記フィニッシャに対して排紙する第1の画像形成モード、又は前記転写体で複数画像を同時に保持し、これら複数画像の夫々を複数の被画像形成媒体へ形成し、前記処理時間以下の間隔で被画像形成媒体を前記フィニッシャに対して排紙する第2の画像形成モードを実行する実行手段と、
    前記第2の画像形成モードの実行時に、前記転写体が同時に保持した複数画像の夫々が形成された複数の被画像形成媒体の全てが前記第1トレイに保持されるまで、前記第1トレイに保持された被画像形成媒体を前記第2トレイへ排紙するのを禁止する禁止情報を前記フィニッシャに対して送信する通信手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記通信手段は、前記転写体が同時に保持した複数画像の夫々が形成された複数の被画像形成媒体のうちの、前記排紙手段により最後に排紙される被画像形成媒体を除く被画像形成媒体が前記第1トレイに保持された時点では、前記第1トレイに保持された被画像形成媒体を前記第2トレイへ排紙するのを禁止する禁止情報を前記フィニッシャに対して送信し、前記転写体が同時に保持した複数画像の夫々が形成された複数の被画像形成媒体のうちの、前記排紙手段により最後に排紙される被画像形成媒体が前記第1トレイに保持された時点で、前記第1トレイに保持された被画像形成媒体を前記第2トレイへ排紙するのを許可する許可情報を前記フィニッシャに対して送信することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記通信手段は、前記排紙手段により前記フィニッシャに対して排紙される予定の被画像形成媒体に関する媒体情報を前記フィニッシャに対して送信するとともに、この媒体情報の送信に対応して前記禁止情報及び前記許可情報のどちらか一方を送信することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
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