JP5641818B2 - 画像形成システム及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、有色画像形成部を備える有色画像形成装置と透明画像形成部を備える透明画像形成装置から成る画像形成システムに関する。また、本発明は、有色画像形成装置から受け入れた記録材上に透明トナーで画像を形成する透明画像形成部を備える画像形成装置に関する。
有色トナーを用いた有色画像が形成された記録材に、さらに透明トナーを用いた透明画像を形成し、これにより、画像面全体に一様な光沢を付与して、高品質な写真画像を出力可能にした画像形成装置が実用化されている。
特許文献1には、図1に示すように、有色トナーを用いて有色画像を形成する有色画像形成装置の下流側に、透明トナーを用いて透明画像を形成する透明画像形成装置を連結した画像形成装置システムが提案されている。透明画像形成装置は、透明トナー像を形成して記録材に転写する透明画像形成部と転写された透明トナー像を記録材に定着させる定着装置とを備え、フルカラー画像が形成された記録材に対して、透明トナーを用いた処理を後処理的に実行する。
特許文献2には、透明画像を用いた光沢処理と定着装置を用いた光沢処理とを切り替えて実行可能な画像形成装置が示される。定着装置を用いた光沢処理では、定着装置を通過する記録材の搬送速度や定着装置を通過する回数を変更することで、有色画像、透明画像にかかわらず画像面に所望の光沢度を付与することができる。
特開2007−328023号公報 特開2009−190336号公報
特許文献1に示されるように、汎用のフルカラー画像形成装置にオプションとして透明画像形成装置を連結する場合、特許文献2に示されるように透明画像形成部を最初から組み込んだ専用機よりも安価な画像形成システムを提供できる。
しかし、有色画像形成装置に透明画像形成装置を連結して画像形成システムを構成した場合、透明画像形成装置の画像形成部に不具合を生じると、その不具合を解消しない限り、有色画像形成装置の単体ですら利用できなくなる。
そこで、透明画像形成装置において少なくとも記録材の搬送機能が正常であれば、透明画像形成装置を搬送機構、排出積載機構として機能させて、有色画像形成装置の単体としての機能は発揮できるようにすることが考えられた。
しかし、このような場合でも、透明画像を用いた光沢処理が不可能な場合には、透明画像形成装置を用いた光沢処理そのものが禁止され、定着装置のみを利用した光沢処理も実行できなくなる。
ここで、印加電圧、温度、負荷の異常のように、電源を通じて作動させ続けると損傷が深刻化するような不具合であれば、透明画像形成装置を用いた光沢処理そのものを禁止することもやむを得ない。
しかし、透明画像形成装置で発生し得る画像形成部の機能上の支障の多くは、透明トナーの供給不良に過ぎず、このような場合には、定着装置のみを利用した光沢処理を実行させても不具合は発生しない。
しかし、透明画像形成装置に発生した不具合の個別判断を一般ユーザーに委ねることはできない。ましてや、不具合の正確な個別判断ができない状況下で、定着装置のみを利用した光沢処理を実行させる禁止解除を一般ユーザーに任せることはできない。
本発明は、透明画像形成装置に発生した不具合を自動評価して、定着装置のみを利用した光沢処理を実行させ得るか否かをユーザーに通知できる画像形成装置を提供することを目的としている。
本発明の画像形成システムは、有色トナーを用いて有色トナー像を形成して記録材に転写可能な有色画像形成部と、前記有色トナー像が転写された記録材を加熱して前記有色トナー像を定着可能な有色像加熱装置とを有する有色画像形成装置と、透明トナーを用いて透明トナー像を形成して記録材に転写可能な透明画像形成部と、前記透明トナー像が転写された記録材を加熱して前記透明トナー像を定着可能な透明像加熱装置とを有する透明画像形成装置とを備え、前記有色像加熱装置で定着された前記有色トナー像の画像面に前記透明トナー像を転写して定着させる透明画像形成モードと、前記有色像加熱装置で定着された前記有色トナー像の画像面に前記透明トナー像を転写することなく前記透明像加熱装置により加熱して画像面を光沢処理する光沢処理モードとをユーザーの選択操作に応じて実行可能なものである。そして、前記透明画像形成部のトナーとキャリアを含む現像剤のトナー濃度を検出可能なトナー濃度センサと、前記透明像加熱装置の温度を検出する温度センサと、前記トナー濃度センサ及び温度センサの検出結果に基いて、前記透明画像形成部のトナーの残量が基準レベルを下回り、且つ、前記透明像加熱装置が正常に動作していると判断した場合には、前記光沢処理モードを選択可能に表示して前記透明画像形成モードを選択可能に表示しない制御手段とを備える。
本発明の画像形成システムでは、透明画像形成部のトナーの残量が基準レベルを下回り、且つ、透明像加熱装置が正常に動作していると判断した場合には、光沢処理モードを選択可能に表示する。そして、選択されれば光沢処理モードを実行する。このため、ユーザーやサービスマンの判断を待つことなく、透明画像形成部のトナーの残量が基準レベルを下回っても、透明像加熱装置のみを用いた光沢処理モードを実行できる。
画像形成システムの構成の説明図である。 定着装置の構成の説明図である。 有色画像形成装置の操作部パネルの説明図である。 画像形成装置の制御系のブロック図である。 操作部パネルに表示される追加処理の選択画面の説明図である。 画像形成モードの選択処理のフローチャートである。 画像形成処理のフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。本発明は、透明トナーの供給が途切れても定着装置を用いた光沢処理を選択可能に表示する限りにおいて、実施形態の構成の一部または全部を、その代替的な構成で置き換えた別の実施形態でも実施できる。
従って、トナー像を形成して記録材に転写する画像形成部は、帯電方式、現像方式、転写方式、クリーニング方式、中間転写型、記録材搬送型の区別無く実施できる。有色画像形成部は、モノクロ、フルカラーの区別無く実施できる。
本実施形態では、トナー像の形成/転写に係る主要部のみを説明するが、本発明は、必要な機器、装備、筐体構造を加えて、プリンタ、各種印刷機、複写機、FAX、複合機等、種々の用途の画像形成システムで実施できる。
なお、特許文献1、2に示される画像形成装置の一般的な事項については、図示を省略して重複する説明を省略する。
<画像形成装置>
図1は画像形成システムの構成の説明図である。図1に示すように、画像形成システムは、有色画像形成装置100と、その後段に接続される透明画像形成装置200とから構成されている。有色画像形成装置100の構成部材には100番台の符号が付され、有色画像形成装置100のそれぞれの構成部材に対応する透明画像形成装置200の構成部材には200番台の符号が付されている。このため、以下では、有色画像形成装置100について説明し、透明画像形成装置200については重複する説明を省略する。
有色画像形成装置100は、二次転写ローラ123を中間転写ベルト118から離間させた状態で、感光ドラム111に順次形成した各色のトナー像を中間転写ベルト118に転写して重ね合わせることにより、フルカラートナー像を形成する。中間転写ベルト118上のフルカラートナー像は、二次転写ローラ123を中間転写ベルト118に当接させた後に、二次転写ローラ123と中間転写ベルト118のニップ(二次転写部)に搬送されて来る記録材Pへ一括二次転写される。
フルカラートナー像を二次転写された記録材Pは、搬送ベルト144に搬送されて第1の定着装置145へ送り込まれ、第1の定着装置145で加熱加圧を受けてフルカラー画像を記録材Pの表面に定着される。
記録材Pは、記録材カセット135からピックアップローラ127により引き出され、分離ローラ129で1枚ずつに分離されてレジストローラ143へ給送される。レジストローラ143は、停止状態で記録材Pを待機させ、中間転写ベルト118上のフルカラートナー像にタイミングを合わせて起動して、二次転写ローラ123と中間転写ベルト118のニップへ記録材Pを送り出す。
有色画像形成装置100によって画像形成され、第1の定着装置145によって画像を定着された記録材Pが外排紙ローラ148により透明画像形成装置200内に搬送されてくる。透明画像形成装置200内のローラは、受け渡された記録材Pをレジストローラ243に向けて搬送する。以降の画像形成動作、用紙の搬送・排紙動作は有色画像形成装置100と同様である。
透明画像形成装置200は、有色画像形成装置100で有色トナー像を転写され、有色画像を定着された記録材Pを受け入れて、その表面にさらに透明トナー像を転写して透明画像を定着させる。これにより、有色画像の表面が透明画像で覆われて(オーバーコートされて)、白地部と有色画像とに均一な光沢度が付与される。
透明画像形成装置200は、感光ドラム211に形成した透明トナー像を中間転写ベルト218に転写して担持させる。中間転写ベルト218上の透明トナー像は、二次転写ローラ223を中間転写ベルト218に当接させた後に、二次転写ローラ223と中間転写ベルト218のニップ(二次転写部)に搬送されて来る記録材Pへ二次転写される。
フルカラーのトナー像に重ねて透明トナー像を二次転写された記録材Pは、搬送ベルト244に搬送されて第2の定着装置245へ送り込まれ、第2の定着装置245で加熱加圧を受けて透明画像を記録材Pの表面に定着される。
有色画像形成装置100の第1の画像形成部は、感光ドラム111の周囲に、コロナ帯電器112、露光装置109、現像ロータリ117、一次転写ローラ122、及びドラムクリーニング装置120を配置している。
感光ドラム111は、アルミニウムシリンダの外周面に負極性の帯電極性を持たせた感光層が形成され、所定のプロセススピードで矢印R1方向に回転する。コロナ帯電器112は、感光ドラム111の表面を一様な負極性の電位に帯電させる。露光装置109は、レーザービームを回転ミラーで走査して、帯電した感光ドラム111の表面に画像の静電像を書き込む。現像ロータリ117は、イエローの現像器113、マゼンタの現像器114、シアンの現像器115、ブラックの現像器116を感光ドラム111の現像位置へ位置決めて各色のトナー像を現像可能である。それぞれの現像器は、各色のトナーにキャリアを混合した二成分現像剤を用いて、感光ドラム111の静電像を現像する。
一次転写ローラ122は、中間転写ベルト118の内側面を押圧して、感光ドラム111と中間転写ベルト118との間に一次転写部を形成する。一次転写ローラ122に正極性の直流電圧を印加することにより、感光ドラム111に担持された負極性のトナー像が中間転写ベルト118へ一次転写される。
ドラムクリーニング装置120は、中間転写ベルト118への転写を逃れて感光ドラム111に残った転写残トナーを回収する。ベルトクリーニング装置124は、記録材Pへの転写を逃れて中間転写ベルト118に残った転写残トナーを回収する。
ベルトクリーニング装置124は二次転写ローラ123と同様に、中間転写ベルト118に対して着脱自在で、各色トナー像を中間転写ベルト118に転写して重ね合わせる過程では中間転写ベルト118から離間している。そして、二次転写された画像の転写残トナーの先端がベルトクリーニング装置124に到達する直前に中間転写ベルト118に当接する。
透明画像形成装置200の第2の画像形成部は、感光ドラム211の周囲に、コロナ帯電器212、露光装置209、現像器213、一次転写ローラ222、及びドラムクリーニング装置220を配置している。
感光ドラム211は、アルミニウムシリンダの外周面に負極性の帯電極性を持たせた感光層が形成され、所定のプロセススピードで矢印R1方向に回転する。コロナ帯電器212は、感光ドラム211の表面を一様な負極性の電位に帯電させる。露光装置209は、レーザービームを回転ミラーで走査して、帯電した感光ドラム211の表面に画像の静電像を書き込む。透明色の現像器213は、透明色のトナーとキャリアを混合した二成分現像剤を用いて、感光ドラム211の静電像を現像する。
一次転写ローラ222は、中間転写ベルト218の内側面を押圧して、感光ドラム211と中間転写ベルト218との間に一次転写部を形成する。一次転写ローラ222に正極性の直流電圧を印加することにより、感光ドラム211に担持された負極性のトナー像が中間転写ベルト218へ一次転写される。
ドラムクリーニング装置220は、中間転写ベルト218への転写を逃れて感光ドラム211に残った転写残トナーを回収する。ベルトクリーニング装置224は、記録材Pへの転写を逃れて中間転写ベルト218に残った転写残トナーを回収する。
ところで、近年、電子写真方式を用いたフルカラー画像形成装置に対する高画質化の要望が強くなっている。デジタルカメラの普及が促進していることもあり、電子写真方式を用いたフルカラー画像形成装置でも、高画質な写真プリント出力を実現することが望まれている。
このため、有色画像形成装置100の下流側に透明画像形成装置200が連接され、高画質な写真調の画像出力を行った記録材上に、定着後に透明となる透明トナー像を更に画像形成する画像形成システムを構成している。透明画像形成装置200では、印刷物の全面に透明トナーを適用することにより、画像の光沢性の向上と、画像のコーティング(保護)とを達成できる。
<定着装置>
図2は定着装置の構成の説明図である。図2に示すように、有色像加熱装置の一例である第1の定着装置145と透明像加熱装置の一例である第2の定着装置245とは同一に構成される。このため、以下では第1の定着装置145について説明し、第2の定着装置245に関する重複した説明を省略する。
定着装置145は、矢印R45i方向に回転する加熱ローラ45iに、矢印R45d方向に回転する加圧ベルト45dを圧接して、記録材Pの加熱ニップを形成する。
加熱ローラ45iは、記録材の画像面の起伏を吸収して均一な加圧力分布を形成するため、アルミニウムの円筒部材45aの表面にシリコンゴムの弾性層45bを配置している。加熱ローラ45iは、円筒部材45aの中心に2本のハロゲンランプヒータ45cを配置して、円筒部材45aの内側面を加熱し、円筒部材45aから弾性層45bを介して記録材の画像面を加熱する。定着装置145の運転中、弾性層45bの表面温度が120℃±2.5℃となるようにハロゲンランプヒータ45cの投入電力が自律的に調整されている。加熱ローラ45iは、一方の軸端に接続された不図示の定着モータによって回転駆動される。
加圧ベルト45dは、複数の支持回転体に掛け渡して支持され、回転駆動される加熱ローラ45iに当接して従動回転する。加圧ローラ45jと加圧パッド45eは、加圧ベルト45dの内側面を押圧して、加圧ベルト45dの外側面を加熱ローラ45iに圧接させて、加圧パッド45eから加圧ローラ45jまでの連続した加熱ニップを形成する。加圧パッド45eは、シリコンゴムで形成されて、表面の圧力分布が均一に近付くように変形する。加圧パッド45eは、加圧ベルト45dを長手方向に貫通させた支持板45fに固定され、加圧ベルト45dに対する摩擦力を軽減するための不図示のフッ素樹脂シートで表面を覆われている。
支持回転体45hの中心にはハロゲンランプヒータ45gを配置して、支持回転体45hを介して加圧ベルト45dの温度低下を抑制している。定着装置145の運転中、加圧ベルト45dの表面温度が80℃±2.5℃となるようにハロゲンランプヒータ45gの投入電力が調整されている。
ウエブクリーニング装置45kは、不織布のウエブを少しずつ巻き出して、加熱ローラ45iの表面に線状に当接させて、溶融トナー、現像剤の添加剤、紙粉等の汚れを拭き取る。
<再給送機構>
図1に示すように、有色画像形成装置100の第1の定着装置145の下流側には、有色画像の裏面印刷のための第1の再給送経路が配置される。透明画像形成装置200の第2の定着装置245の下流側には、透明画像の裏面印刷のための第2の再給送経路が配置される。ここでも、説明の重複を避けるために、第1の再給送経路について説明する。
排紙フラッパ146は、定着装置145から排出された記録材Pの進路を、搬送経路138と反転経路139の何れか一方に切り替える。記録材Pの両面に有色画像を形成する両面印刷の際には、排紙フラッパ146を上方に上げることによって、内排紙ローラ147から送り出される記録材Pを反転経路139に進入させ、両面反転搬送経路140に搬送する。
その後、フラッパ137を切り替えた後に記録材Pの進行方向を逆転させることにより、記録材Pは、裏返された状態で再給紙経路141に導かれる。再給紙経路141先端には、記録材Pを二次転写ローラ123と中間転写ベルト118のニップ(二次転写部)へ再給送するための再給紙ローラ142が設けられている。
<反転機構>
両面印刷を行った場合、記録材Pの当初の先頭と後端とが入れ替わっているため、そのまま片面印刷の記録材Pと重ねて積載すると、積載した後に記録材の向きを揃える必要がある。このため、有色画像形成装置100及び透明画像形成装置200には、両面印刷を行った記録材Pの先頭と後端とを再び入れ替えて、元に戻すための反転機構が備えられている。
外排紙ローラ148は、排紙フラッパ146の近傍に配置されており、排紙フラッパ146により進路を搬送経路138側に切り替えられた記録材Pを有色画像形成装置100の外部へ排出する。有色画像形成装置100から記録材Pを反転して排出する際には、排紙フラッパ146を上方に上げ、反転ローラ149によって記録材Pの後端が反転フラッパ150を通過した状態の位置まで反転経路139へ送り込む。この後、反転フラッパ150を切り替えて反転ローラ149を逆転させることによって、記録材Pを裏返して外排紙ローラ148側に送り出す。
<操作部パネル>
図3は有色画像形成装置の操作部パネルの説明図である。図1に示すように、有色画像形成装置100には、ユーザーが各種設定及び操作を行う操作部パネル300が付設されている。図3に示すように、操作部パネル300は、LCD表示部301、10キー302、スタートキー303、ストップキー304、ソフト電源キー305、リセットキー307、ガイドキー308、ユーザーモードキー309を備える。10キー302は、0から9までの数字の入力キーと設定をデフォルト値に戻すためのクリアキーからなる。スタートキー303は、コピー機能やスキャン機能などを実行するときに押下される。ストップキー304は、コピー機能やプリント機能、スキャン機能などのジョブを中止したいときに押下されるキーである。
タッチパネル式のLCD表示部301は、有色画像形成装置100及び透明画像形成装置200を用いた各種の画像形成モード設定や状態表示などを行う。プリント条件を設定する際に、LCD表示部301上には、記録材の種類や印刷倍率を選択するボタンが表示される。
また、透明画像形成装置200では、透明トナーを特定の文字或いは図形の形状に適用することにより、よりユーザーの意図を反映した出力が可能となる各種の透明画像モードを備えている。これらのモードは、パソコン画面や操作部パネル300の画面上で選択して実行できる。
また、透明画像形成装置200では、有色画像形成装置100の出力画像に対して透明トナー像の形成及び転写を行わず、第2の定着装置245を用いて光沢を付与する光沢処理モードを実施できる。光沢処理モードでは、第2の定着装置245による加熱加圧過程において定着条件を変更させることで、有色トナーの光沢をさらに増加させることが可能である。
<制御部>
図4は画像形成装置の制御系のブロック図である。
図1を参照して図4に示すように、システム制御部601は、有色画像形成装置100の制御部602と透明画像形成装置の制御部603を制御する。システム制御部601は、プログラムが書き込まれたROM、プログラムが展開されるRAM、及びプログラムを実行するCPUなどを含む演算制御回路で構成される。なお、画像形成システム内に複数のCPUを備える場合、その何れでプログラムを実行してもよい。また、複数のCPUでプログラムを分散して実行してもよい。
操作部400及び有色画像形成装置制御部604は、システム制御部601に制御通信I/Fを介して接続される。操作部400は、操作部パネル300の表示を制御し、操作部パネル300を通じたユーザーの操作入力を読み込む。操作部パネル300を通じて操作入力された内容は、システム制御部601から有色画像形成装置制御部604へ通知される。有色画像形成装置制御部604は、通知された操作入力に応じてコピージョブやスキャンジョブなどを生成する。
有色画像形成装置制御部604は、画像制御部402及びプリント制御部411に接続され、有色画像形成装置100の全体の制御を司っている。有色画像形成装置制御部604は、プログラムが書き込まれたROM、プログラムが展開されるRAM、及びプログラムを実行するCPUなどを含む演算制御回路で構成される。
有色画像形成装置制御部604は、原稿画像を読み取る画像読取装置102に搭載された不図示のCPU回路との通信I/Fであるリーダー制御通信I/F406と接続される。画像読取装置102は、原稿載置台に載置された原稿の画像、又は自動原稿給送装置(ADF)170によって給送された原稿の画像を読み取って、複写のための画像データを生成する。
有色画像形成装置制御部604は、外部のパソコンなどから印刷ジョブとして送られてくるPDL画像データをビットマップ画像に展開する不図示のPDL画像制御部のCPU回路との通信I/FであるPDL制御通信I/F407と接続される。
画像制御部402は、PDL画像I/F407を通じてPDL画像データを受信し、リーダー画像I/F406を通じて画像読取装置102による原稿の読み取り画像データを受信する。
画像制御部402は、有色画像形成装置制御部604で生成されたジョブに従った各画像関連回路の設定を行う。画像制御部402は、揮発性のメモリからなる画像メモリ403にどちらの画像データを有効にするかを決める画像セレクタ410を設定する。画像制御部402は、画像メモリ403に対して、画像セレクタ410からの画像データをどの領域に記憶するかを設定する。
画像制御部402は、受信したPDL画像や読み取り画像データを変換して、有色画像形成装置100の露光装置109に送出するための画像データを生成する。画像制御部402は、実際に画像データを現像し、印字するために画像メモリ403からカラー画像データを読み出し、画像処理部414で所望の画像処理を行う。
プリント制御部411は、各負荷を駆動制御して画像を形成する。プリント制御部411は、有色画像形成装置制御部604から指示された内容で設定される画像制御部402の各設定に従って、最終的にプリント画像制御部413によって送出されてくる各色の画像データを受け取り、プリント画像制御部413に指示を出す。プリント画像制御部413は、露光装置109のレーザー光源へ画像データを送出する。
プリント制御部411は、有色画像形成装置100を制御して中間転写ベルト118にフルカラートナー像を形成し、記録材Pに転写する。用紙搬送制御部412は、プリント画像制御部413と同期させて、記録材カセット135、136から記録材Pを給送して、中間転写ベルト118に担持されたフルカラートナー像を転写するように制御する。プリント制御部411は、定着装置145を通して、記録材P上に画像を作像するように制御する。
画像制御部402は、透明画像に関するデータは、本体画像I/F509を介して透明画像形成装置200の制御部603に送付する。
制御部603の透明画像形成装置制御部605は、透明画像形成装置200を制御するためのプログラムが書き込まれたROM、プログラムが展開されるRAM、及びプログラムを実行するCPUなどを含む演算制御回路である。透明画像形成装置制御部605は、制御通信I/F519を介してシステム制御部601と接続され、システム制御部601から指示される画像形成モード等が透明画像形成装置制御部605へ通知される。透明画像形成装置制御部605は、画像制御部502及びプリント制御部511と接続される。
画像制御部502は、本体画像I/F509を介して画像制御部402から送られてくる透明画像の画像データを画像メモリ503に記憶し、その後、ビットマップ画像に展開する。画像制御部502は、実際に画像データを現像し、印字するために、画像メモリ503から透明画像データを読み出し、画像処理部514で必要な画像処理を行う。
画像制御部502は、制御通信I/F519を介して透明画像形成装置制御部605から送られてくるジョブの画像形成モード等に従って各画像関連回路の設定を行う。プリント制御部511は、透明画像形成装置制御部605から指示された内容で設定された画像制御部502の各設定に従ってプリント画像制御部513を制御する。露光のために、最終的にプリント画像制御部513に送出する画像データを受け取ってプリント画像制御部513に指示を出す。
プリント制御部511は、各負荷を駆動制御して透明画像を形成する。プリント制御部511は、用紙搬送制御部512と同期させてプリント画像制御部513を制御して印字を行う。有色画像形成装置100から搬送された記録材Pに対して、中間転写ベルト218に担持させた透明トナー像を転写し、定着装置245を通して、記録材P上に透明画像を作像させるように制御を行う。
図1に示すように、汎用の有色画像形成装置100にオプションとして透明画像形成装置200を連結することで、透明トナーを用いた画像のグロスコントロールを簡易に実現できる。また、透明画像形成装置200は、透明トナー像を定着するための専用の定着装置245を備えているため、定着装置245を用いた画像のグロスコントロールも実現できる。そこで、有色画像形成装置100から出力された記録材に透明トナー像を転写することなく、有色画像の再加熱を行って、有色画像の表面光沢を直接調整する光沢処理モードを追加している。
しかし、透明画像形成装置200の画像形成部に問題が生じると、有色画像形成装置100による画像形成を実施できても、透明トナーを用いた画像のグロスコントロールは実現できなくなる。このような場合、有色画像の再加熱を行って、有色画像の表面光沢を直接調整する光沢処理モードを希望する場合でも、ユーザーが透明画像形成装置200を活用できない状況が生じてしまう。透明画像形成装置200の透明画像形成部での問題としては、機械の故障の他に、例えば消耗品である透明トナー切れなどが考えられる。
そこで、以下の実施例では、透明トナー像の形成及び転写に関して問題が生じても、第2の定着装置245を用いた画像のグロスコントロールだけは実施できるようにしている。
<実施例1>
図5は操作部パネルに表示される追加処理の選択画面の説明図である。図6は画像形成モードの選択処理のフローチャートである。図7は画像形成処理のフローチャートである。
図1に示すように、第1の画像形成部と第1の定着装置145とを有する有色画像形成装置100の下流側に、有色画像形成装置100とは別筐体で、第2の画像形成部と第2の定着装置245とを有する透明画像形成装置200が接続されている。
第1の画像形成部の一例である中間転写ベルト118等は、有色トナー像を形成して記録材に転写可能であって、第1の定着装置145は、有色トナー像を転写された記録材を加熱加圧して定着可能である。第2の画像形成部の一例である中間転写ベルト218等は、透明トナー像を形成して記録材に転写可能であって、第2の定着装置245は、透明トナー像を転写された記録材を加熱加圧して定着可能である。
透明画像形成モードでは、第1の定着装置145から受け入れた記録材に対して中間転写ベルト218から透明トナー像を転写して第2の定着装置245により定着させる。これに対して、光沢処理モードでは、第1の定着装置145から受け入れた記録材に対して透明トナー像を転写することなく第2の定着装置245により画像表面を光沢処理する。光沢処理モードでは、第2の定着装置245における温度設定と搬送速度設定との少なくとも一方が透明画像形成モードとは異なる。これら2つのモードは、ユーザーの選択操作に応じて実行可能である。
検出手段の一例であるトナー濃度センサ260は、第2の画像形成部の一部である現像器213の機能上の支障の有無を検出可能である。制御手段の一例である制御部602は、トナー濃度センサ260の検出結果に基いて、現像器213の機能上の支障が無い場合には透明画像形成モードと光沢処理モードとを選択可能に表示させる。そして、制御部602は、現像器213の機能上の支障があっても、光沢処理モードを実行させ得る範囲であれば、光沢処理モードのみを選択可能に表示させる。第2の画像形成部における機能上の支障の一例は、現像器213に対する透明トナーの供給不良である。
図3に示すように、操作部パネル300を操作してプリント条件を設定する際に、制御部(602:図1)は、LCD表示部301上に、記録材の種類や印刷倍率を選択するボタンに加えて、追加処理選択ボタン610を表示する。画像形成を行う際に、ユーザーが追加処理選択ボタン610にタッチ操作すると、制御部(602:図1)は、LCD表示部301上に、図5に示す2種類の追加処理選択画面のいずれかを表示する。追加処理選択画面は、有色画像形成装置100による通常の画像形成処理に付加して透明画像形成装置200による追加処理を設定するための個別設定画面である。
追加処理選択ボタン610を押さずに画像形成を行った場合、透明画像形成や光沢処理の追加処理されない通常印刷モードとなる。この場合、透明画像形成装置200は、有色画像形成装置100と連動して作動する記録材Pの搬送経路及び排出積載装置として機能する。
図1に示すように、二次転写ローラ223が下方へ移動して中間転写ベルト218との当接が解除され、中間転写ベルト218及び感光ドラム211が停止した状態で中間転写ベルト218下を記録材Pが素通りする。また、第2の定着装置245は、加熱が停止された状態で記録材Pを挟持搬送する。
図4に示すように、透明画像形成装置制御部605は、操作部400に通知された画像形成モードに応じて、透明画像形成動作、透明画像形成を行わない動作などの各種動作モードの選択を行う。
透明トナーの現像器213には、透明色のトナー(透明トナー)が収容されている。トナー濃度センサ260は、現像器213内の二成分現像剤の透磁率を検出して二成分現像剤中のトナー濃度に応じた出力を発生する。制御部602は、トナー濃度センサ260の出力に基づいて透明トナーの残量を判別している。
制御手段としての透明画像形成装置制御部605は、トナー濃度センサ260の出力に基づき、透明画像形成の可否について判定する。透明画像形成装置制御部605は、現像器213内のトナー残量をトナー濃度センサ260により検出し、透明トナーの残量が基準レベルを下回る場合に透明画像形成が不可能である判定を行う。透明画像形成の可否情報は、制御通信I/F519を介してシステム制御部601に通知される。なお、透明トナーの残量検知方式は、現像器内に収納された現像剤の量を光学センサで検知する等の公知の代替方式を採用してもよい。
ところで、現像器内の透明トナーの残量を検知する方式では、透明トナーの不足による透明画像形成の可否のみを検知することができる。そこで、本実施例においては、単位面積当たりの透明トナー量(透明トナー載り量)が所定量となるようなパッチ画像を感光ドラム上に形成して、透明トナーで基準濃度となるように画像形成条件を調整するパッチ検方式を採用している。これにより、トナーの供給不足による透明画像形成不能(不良)に加えて、帯電装置、現像装置等のトラブルによる透明画像形成の不良をも判定することができる。そのため、トナー濃度センサのみを用いる場合に比べて、多様な原因によって生じる透明画像形成不良の検知をすることができる。
すなわち、制御部603は、定期的な画像間隔で、所定の画像形成条件にて透明トナー像のカラーパッチを感光ドラム211に形成して不図示の光学センサにより反射光を検出してトナー載り量を測定する。透明トナーは、未定着状態において白色であり、定着されることによって透明になる。そのため、未定着状態の透明トナーは光学センサにより有色トナーと同様にトナー載り量を測定できる。
制御部602は、トナー載り量の測定結果に基づいて、透明画像形成の可否を判別している。透明画像形成装置200の制御部603は、トナー濃度センサ260により検出した透明トナーの残量が基準レベルを下回る以外の場合でトナー載り量が許容範囲を逸脱する場合には、システム停止を求める情報を有色画像形成装置100のシステム制御部に通知する。原因を除去することを優先するべきと判断して、光沢処理モードと前記透明画像形成モードのいずれも選択可能に表示させない。
透明画像形成装置200の制御部603は、定着装置245が正常に動作しているか否かを、定着装置245に付設した温度センサの出力に基づき検知する。そして、制御部603は、下流側の透明画像形成装置200が透明画像形成を実行可能で、定着装置245も動作している場合、透明画像形成モードの実行が可能であることを、有色画像形成装置100の制御部602に通知する。
透明画像形成装置制御部605は、透明画像形成が不可能(測定した透明トナー濃度が5%を下回る場合)であっても定着装置245が動作している場合、光沢処理モードの実行が可能であることを、有色画像形成装置100のシステム制御部に通知する。光沢処理モードでは、有色トナー像の定着画像が形成された記録材を像加熱装置の一例である定着装置245で再加熱して定着画像面の光沢度を調整する。
一方、透明画像形成装置制御部605は、透明画像形成装置200の定着装置245が正常に動作していない場合は、システム停止を求める情報を有色画像形成装置100のシステム制御部に通知する。
定着装置245は、記録材Pの搬送速度及び加熱ローラ45iの表面温度設定が可変構成となっている。プリント制御部511は、透明画像形成装置制御部605から送られてくる動作モード情報に基づき、定着装置245での記録材Pの搬送速度や加熱ローラ45iの温調設定温度を変化させる。
図5に示すように、制御部602は、有色画像形成装置100に付設されたタッチパネル画面に、光沢処理モードをタッチ操作による選択が可能に表示させる。光沢処理モードのみを選択可能に表示させた画面に、現像器213の機能上の支障の種類と回復方法の少なくとも一方が併せて表示される。
図5の(a)に示すように、透明画像形成可能時には、操作部パネル300のLCD表示部301上に追加処理として、透明画像形成モードと光沢処理モードとが選択可能に表示される。すなわち、透明トナーにより透明画像を形成する透明画像形成モード選択ボタン611と、定着装置245の定着条件を変更することで有色画像の表面グロスをコントロールする光沢処理モード選択ボタン612とが追加処理選択画面に表示される。
ユーザーは、透明画像形成モード選択ボタン611か、光沢処理モード選択ボタン612を選択操作することで、追加処理のモード選択を行う。制御部602は、透明画像形成モード選択ボタン611が操作されると、透明画像形成モードを実行し、一方、光沢処理モード選択ボタン612が操作されると、光沢処理モードを実行する。そして、いずれも操作されなければ追加処理の無い通常の画像形成を実行する。
図5の(b)に示すように、透明画像形成不可時には、操作部パネル300のLCD表示部301上に追加処理として、光沢処理モードのみが選択可能な追加処理選択画面が表示される。制御部602は、現像器213のトナー濃度センサ260の出力に基づいて必要なレベルの透明画像を形成できないと判定すると、透明画像形成モード選択ボタン611を選択できない状態にマスク表示する。これにより、ユーザーは、光沢処理モード選択ボタン612のみを選択操作可能となる。制御部602は、光沢処理モード選択ボタン612が操作されると光沢処理モードを実行し、操作されなければ追加処理の無い通常の画像形成を実行する。
なお、実施例1では、光沢処理モード実施時は、プリント制御部511により定着装置245の定着条件が変更される。光沢処理モードでは、有色トナー像が形成された記録材Pに熱量を加えて有色トナー像表面を再融解させるため、有色トナーの融点である130℃程度に温度調節している。
図1を参照して図6に示すように、画像形成を行う際に、制御部602は、操作部300に各種ボタンを表示し、追加処理モードの場合には追加処理選択画面を表示する。ユーザーは、各種ボタンの操作により通常印刷モードか追加処理モードかを選択し、追加処理選択画面では、透明画像形成モードか光沢処理モードかを選択する(S101)。
追加処理モードを実施する場合、制御部602は、透明画像形成の可否情報に基づき動作モードの選択を行う(S102)。制御部602は、透明画像形成が可能である場合には、透明画像形成モード(S104)と光沢処理モード(S105)の処理モードを選択可能に表示する(S103)。制御部602は、透明画像形成が不可の場合には、光沢処理モードのみを選択可能に表示する(S104)。一方、追加処理モードを実施しない場合、制御部602は、通常印刷モード(S06)を選択する。
図4を参照して図7に示すように、追加処理の実施・非実施の選択がされ(S601)、追加処理が選択された場合(S601のYES)、透明画像形成モードと光沢処理モードの選択がされる(S602)。
透明画像形成モードが選択されると(S603)、有色画像により形成する画像と透明画像により形成する画像を設定する。設定方法は、パソコンからの画像の送付や画像読取装置102での取り込みにより画像データを画像メモリ403、及び画像メモリ503に保持することで行われる。
有色画像形成装置100は、画像メモリ403から読み出した有色画像データに基づき、有色トナー像を形成して記録材上に転写する(S604)。形成された有色トナー像は、第1の定着装置145により定着される(S605)。
さらに、透明画像形成装置200は、有色画像が形成された記録材上に透明トナーによる画像形成を実施する(S606)。その後、クリアトナー像が第2の定着装置245により定着されて(S607)、記録材が機外に排出される(S608)。
光沢処理モードが選択されると(S609)、有色画像により形成する画像のみを設定する。設定方法は、パソコンからの画像の送付や画像読取装置102での読み込みにより画像データを画像メモリ403に保持することで行われる。
有色画像形成装置100は、画像メモリ403から読み出した有色画像データに基づき、有色トナー像を形成して記録材上に転写する(S610)。形成された有色トナー像は、第1の定着装置145により定着される(S611)。
有色トナー像が形成された記録材は、第2の定着装置245により更に表面が加熱されて光沢処理がされて(S612)、機外に排出される(S608)。
追加処理が選択されない場合(S601のNO)、有色トナー像を形成する通常画像形成モードが選択される(S613)。通常画像形成モードが選択されると、有色画像により形成する画像のみを設定する。設定方法は、パソコンからの画像の送付や画像読取装置102での読み込みにより画像データを画像メモリ403に保持することで行われる。
有色画像形成装置100は、画像メモリ403から読み出した有色画像データに基づき、有色トナー像を形成して記録材上に転写する(S613)。形成された有色トナー像は、第1の定着装置145により定着される(S614)。
有色トナー像が形成された記録材は、第2の定着装置245によって表面が加熱されることなく機外に排出される(S608)。通常画像形成モードでは、定着装置245は加熱されず、搬送部材として用紙を搬送する(S615)。有色トナー像が形成された記録材は、透明画像形成装置200内部を搬送されて機外に排出される(S608)。
なお、実施例1では、通常画像形成モードで第2の定着装置245の加熱を実施していないが、記録材に加える熱量が少なくなるように定着条件を変更できれば良い。具体的には記録材の搬送速度を上げて単位時間当たりに記録材に付与される熱量を減少させても良い。
また、実施例1では、光沢処理モードにおいて第2の定着装置245で記録材の加熱を実施しているが、通常画像形成モードより高い熱量を加えるように定着条件を変更可能であれば良い。通常モードで定着装置245に熱量を加えている場合、通常モードよりも定着装置245での記録材搬送速度を低下させ、単位時間当たりに記録材に付与する熱量を増加させても良い。
また、実施例1では、光沢処理モードは定着装置245の定着条件を変更することで実現したが、有色トナー像に好適な熱量を加える処理モードであれば良く、温度条件を変更するほかに速度条件を変更することでも実現可能である。
また、実施例1では、透明画像形成の可否についての判定をトナー濃度センサ260の情報について行うが、故障やエラーなどを検知し、透明画像形成部が正常な状態にあるかの情報収集を行う検知手段であればトナーのトナー濃度センサ260に限定されない。
また、実施例1では、画像形成を行う際に、ユーザーはPCに表示された追加処理選択画面より通常印刷か透明画像形成、あるいは光沢処理による追加処理を実施するかの選択を行ってもよい。制御部602は、外部から画像形成ジョブを入力する入力端末のモニタ画面に光沢処理モードを選択可能に表示させることができる。
100 有色画像形成装置、111、212 感光ドラム
118、218 中間転写ベルト、119、219 露光装置
122、222 一次転写ローラ、143、243 レジストローラ
145 第1の定着装置、200 透明画像形成装置
245 第2の定着装置、300 操作部パネル
260 トナー濃度センサ、602、603 制御部

Claims (7)

  1. 有色トナーを用いて有色トナー像を形成して記録材に転写可能な有色画像形成部と、前記有色トナー像が転写された記録材を加熱して前記有色トナー像を定着可能な有色像加熱装置とを有する有色画像形成装置と、
    透明トナーを用いて透明トナー像を形成して記録材に転写可能な透明画像形成部と、前記透明トナー像が転写された記録材を加熱して前記透明トナー像を定着可能な透明像加熱装置とを有する透明画像形成装置と、を備え、
    前記有色像加熱装置で定着された前記有色トナー像の画像面に前記透明トナー像を転写して定着させる透明画像形成モードと、前記有色像加熱装置で定着された前記有色トナー像の画像面に前記透明トナー像を転写することなく前記透明像加熱装置により加熱して画像面を光沢処理する光沢処理モードとをユーザーの選択操作に応じて実行可能な画像形成システムであって、
    前記透明画像形成部のトナーとキャリアを含む現像剤のトナー濃度を検出可能なトナー濃度センサと、
    前記透明像加熱装置の温度を検出する温度センサと、
    前記トナー濃度センサ及び温度センサの検出結果に基いて、前記透明画像形成部のトナーの残量が基準レベルを下回り、且つ、前記透明像加熱装置が正常に動作していると判断した場合には、前記光沢処理モードを選択可能に表示して前記透明画像形成モードを選択可能に表示しない制御手段と、を備えることを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記制御手段は、前記光沢処理モードのみを選択可能に表示させた画面に、前記透明画像形成部の機能上の支障の種類と回復方法の少なくとも一方を併せて表示させることを特徴とする請求項1記載の画像形成システム。
  3. 前記制御手段は、前記透明画像形成部を制御して所定の画像形成条件で透明トナー像を形成してトナー載り量を測定し、
    前記制御手段は、前記透明画像形成部の透明トナーの残量が基準レベルを下回る以外の場合で前記トナー載り量が許容範囲を逸脱する場合には、前記光沢処理モードと前記透明画像形成モードのいずれも選択可能に表示しないように、前記トナー載り量の測定結果に基いて制御することを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成システム。
  4. 前記制御手段は、前記有色画像形成装置に付設されたタッチパネル画面に、前記光沢処理モードをタッチ操作による選択が可能に表示させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  5. 前記制御手段は、外部から画像形成ジョブを入力する入力端末のモニタ画面に前記光沢処理モードを選択可能に表示させることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  6. 前記光沢処理モードでは、前記透明像加熱装置における温度設定と搬送速度設定との少なくとも一方が前記透明画像形成モードとは異なることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  7. 透明トナーを用いて透明トナー像を形成して記録材に転写可能な透明画像形成部と、前記透明トナー像が転写された記録材を加熱して前記透明トナー像を定着可能な透明像加熱装置と、を備え、
    有色トナー像の定着画像を記録材に形成する有色画像形成装置に接続されて、前記有色トナー像の定着画像面に前記透明トナー像を転写して定着させる透明画像形成モードと、前記有色トナー像の定着画像面に前記透明トナー像を転写することなく前記透明像加熱装置により加熱して定着画像面を光沢処理する光沢処理モードとをユーザーの選択操作に応じて実行可能な画像形成装置において、
    前記透明画像形成部のトナーとキャリアを含む現像剤のトナー濃度を検出可能なトナー濃度センサと、
    前記透明像加熱装置の温度を検出する温度センサと、
    前記トナー濃度センサ及び温度センサの検出結果に基いて、前記透明画像形成部のトナーの残量が基準レベルを下回り、且つ、前記透明像加熱装置が正常に動作していると判断した場合には、前記光沢処理モードを選択可能に表示して前記透明画像形成モードを選択可能に表示しないように前記有色画像形成装置へ通知する通知手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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