JP5631118B2 - 画像形成システム - Google Patents

画像形成システム Download PDF

Info

Publication number
JP5631118B2
JP5631118B2 JP2010189467A JP2010189467A JP5631118B2 JP 5631118 B2 JP5631118 B2 JP 5631118B2 JP 2010189467 A JP2010189467 A JP 2010189467A JP 2010189467 A JP2010189467 A JP 2010189467A JP 5631118 B2 JP5631118 B2 JP 5631118B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
recording material
image forming
unit
transparent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010189467A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012047944A (ja
Inventor
嘉保 里見
嘉保 里見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2010189467A priority Critical patent/JP5631118B2/ja
Priority to US13/217,700 priority patent/US8630574B2/en
Publication of JP2012047944A publication Critical patent/JP2012047944A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5631118B2 publication Critical patent/JP5631118B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/65Apparatus which relate to the handling of copy material
    • G03G15/6582Special processing for irreversibly adding or changing the sheet copy material characteristics or its appearance, e.g. stamping, annotation printing, punching
    • G03G15/6585Special processing for irreversibly adding or changing the sheet copy material characteristics or its appearance, e.g. stamping, annotation printing, punching by using non-standard toners, e.g. transparent toner, gloss adding devices
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2064Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat combined with pressure
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/22Apparatus for electrographic processes using a charge pattern involving the combination of more than one step according to groups G03G13/02 - G03G13/20
    • G03G15/23Apparatus for electrographic processes using a charge pattern involving the combination of more than one step according to groups G03G13/02 - G03G13/20 specially adapted for copying both sides of an original or for copying on both sides of a recording or image-receiving material
    • G03G15/231Arrangements for copying on both sides of a recording or image-receiving material
    • G03G15/232Arrangements for copying on both sides of a recording or image-receiving material using a single reusable electrographic recording member
    • G03G15/234Arrangements for copying on both sides of a recording or image-receiving material using a single reusable electrographic recording member by inverting and refeeding the image receiving material with an image on one face to the recording member to transfer a second image on its second face, e.g. by using a duplex tray; Details of duplex trays or inverters
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/00016Special arrangement of entire apparatus
    • G03G2215/00021Plural substantially independent image forming units in cooperation, e.g. for duplex, colour or high-speed simplex

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、記録材に有色画像を形成した上に透明画像を形成可能な画像形成システムに関する。
単色又は複数色の有色トナー像を記録材に転写した後に、定着装置で加熱加圧することによりトナー像を記録材に定着させる画像形成装置が広く用いられている。一般的に有色画像の定着面は、記録材の表面よりも光沢度が高いため、写真画像等では白地部の光沢度が不足して画像品質が低く評価されることがある。
そこで、画像の白地部を、透明トナーを用いた透明画像で覆って、定着させることにより、画像全体の光沢度を一様に制御する画像形成装置が実用化されている(特許文献1)。
特許文献2には、有色トナーを用いて有色画像を画像形成する有色画像形成装置の排出側に、透明トナーを用いて透明画像を画像形成する透明画像形成装置を接続した画像形成システムが提案されている(図1参照)。ここでは、有色画像形成装置の画像形成部でトナー像が転写され、定着装置で有色画像を定着された記録材が、その表裏の関係を保ったまま透明画像形成部に給送される。そして、透明画像形成装置の画像形成部でトナー像が転写され、定着装置で透明画像を定着された記録材が、外部又は後処理装置に排出される。
特開2009−190336号公報 特開2007−328023号公報
特許文献2の画像形成装置において、記録材の両面における有色画像と透明画像の有無の組み合わせが異なる複数の画像形成モードを選択実行することを可能にすることが提案された。
そこで、特許文献2の画像形成装置で、記録材の片面に有色画像を形成した後にいずれの面にも透明画像を形成しない透明画像無しモードを実行したところ、有色画像上に透明画像を形成した出力画像とは光沢度が大きく異なる結果となった。図1を参照して説明すると、有色画像形成装置の定着装置145で加熱加圧された有色画像の表面がそのまま透明画像形成装置の定着装置245で加熱加圧を受けることで、光沢度が高まっていることが判明した。
そこで、透明画像無しモードでは、透明画像形成装置の定着装置245をOFFすることが提案された。しかし、この提案は、有色画像上に透明画像を形成するモードを再開する際に、定着装置245の温度立ち上げの待ち時間が発生して生産性が低下するため、実用的ではない。
また、定着装置245と並行するバイパス搬送路を設けて、透明画像無しモードでは、バイパス搬送路を通過させて定着装置245による加熱加圧を受けないようにすることが提案された。しかし、この提案は、バイパス搬送路を設けると、透明画像形成装置が大型化し、透明画像無しモードを持たない透明画像形成装置との共用が困難になる等、実用的ではない。
また、表2に示すように、記録材の両面における有色画像と透明画像の有無に関するその他の組み合わせにおいても、出力画像の光沢度が異常に高くなる場合があった。これらの場合についても併せて対処できることが望まれた。
本発明は、特別な構造の追加や生産性の低下を招くことなく、有色画像の光沢度が著しく高くなることを防止できる画像形成システムを提供することを目的としている。
本発明の画像形成システムは、有色トナー像を形成して記録材に転写する第1の画像形成部と、前記第1の画像形成部から排出された記録材のトナー像担持面を加熱する第1の像加熱手段と、前記第1の像加熱手段から排出された記録材を表裏反転状態で前記第1の画像形成部へ再給送可能な第1の再給送手段とを有する有色画像形成装置と、透明トナー像を形成して、前記第1の像加熱手段から排出された記録材に転写可能な第2の画像形成部と、前記第2の画像形成部から排出された記録材のトナー像担持面を加熱する第2の像加熱手段と、前記第2の像加熱手段から排出された記録材を表裏反転状態で前記第2の画像形成部へ再給送可能な第2の再給送手段とを有する透明画像形成装置と、前記第1の像加熱手段から排出された記録材を表裏反転状態で前記第2の画像形成部へ給送可能な第1の反転手段と、を備え、前記第1の再給送手段と前記第2の再給送手段を制御して、前記有色画像と前記透明画像の複数の組み合わせで記録材の片面又は両面に画像形成すると共に、記録材が前記第1の反転手段で反転されずに前記第2の画像形成部へ給送される場合には、前記第1の像加熱手段により加熱された面が前記第2の像加熱手段側となるものである。そして、記録材の片面に有色画像を形成していずれの面にも透明画像を形成しない透明画像無しモードでは、前記第2の画像形成部へ給送する記録材を表裏反転させるように、前記第1の反転手段を制御する制御手段とを備える。
本発明によれば、透明画像無しモードでは、記録材の片面に形成された有色画像が第2の像加熱手段で加熱されないため、この有色画像の光沢度が著しく高くなることを防止できる。
また、第1の反転手段により第2の画像形成部へ給送する記録材を表裏反転させることで、記録材の片面に形成された有色画像が第2の像加熱手段で加熱されないようにしているため、特別な構造の追加や生産性の低下を招くことはない。
本発明の実施の形態に係る画像形成システムの構成を概略的に示す図である。 定着装置の構成の説明図である。 有色画像形成装置の制御構成を概略的に示すブロック図である。 透明画像形成装置の制御構成を概略的に示すブロック図である。 実施例1における有色画像形成の制御のフローチャートである。 実施例1における透明画像形成の制御のフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。本発明は、透明画像を形成しない場合には表裏反転して透明画像形成部に記録材を給送する限りにおいて、実施形態の構成の一部または全部を、その代替的な構成で置き換えた別の実施形態でも実施できる。
従って、トナー像を形成して記録材に転写する画像形成部は、帯電方式、現像方式、転写方式、クリーニング方式、中間転写型、記録材搬送型、モノクロ、フルカラーの限定無く実施できる。直接の加熱回数が増すほど画像面の光沢度が増す限りにおいて、像加熱手段はローラ等を接触させる加熱方式には限らない。
本実施形態では、トナー像の形成/転写に係る主要部のみを説明するが、本発明は、必要な機器、装備、筐体構造を加えて、プリンタ、各種印刷機、複写機、FAX、複合機等、種々の用途の画像形成装置で実施できる。
なお、特許文献1、2に示される画像形成装置の一般的な事項については、図示を省略して重複する説明を省略する。
<画像形成システム>
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成システムの構成を概略的に示す図である。図1に示すように、画像形成システムは、有色画像形成装置100と、その後段に接続されるオプション装置としての透明画像形成装置200とから構成されている。有色画像形成装置100の構成部材には100番台の符号が付され、有色画像形成装置100のそれぞれの構成部材に対応する透明画像形成装置200の構成部材には200番台の符号が付されている。このため、以下では、有色画像形成装置100について説明し、透明画像形成装置200については重複する説明を省略する。
有色画像形成装置100は、二次転写ローラ123を中間転写ベルト118から離間させた状態で、感光ドラム111に順次形成した各色のトナー像を中間転写ベルト118に転写して重ね合わせることにより、フルカラートナー像を形成する。中間転写ベルト118上のフルカラートナー像は、二次転写ローラ123を中間転写ベルト118に当接させた後に、二次転写ローラ123と中間転写ベルト118のニップ(二次転写部)に搬送されて来る記録材Pへ一括二次転写される。
フルカラーのトナー像を二次転写された記録材Pは、搬送ベルト144に搬送されて第1の定着装置145へ送り込まれ、第1の定着装置145で加熱加圧を受けてフルカラー画像を記録材Pの表面に定着される。
記録材Pは、記録材カセット135からピックアップローラ127により引き出され、分離ローラ129で1枚ずつに分離されてレジストローラ143へ給送される。レジストローラ143は、停止状態で記録材Pを待機させ、中間転写ベルト118上のフルカラートナー像にタイミングを合わせて起動して、二次転写ローラ123と中間転写ベルト118のニップへ記録材Pを送り出す。
透明画像形成装置200は、有色画像形成装置100で有色トナー像を転写され、有色画像を定着された記録材Pを受け入れて、その表面にさらに透明トナー像を転写して透明画像を定着させる。これにより、有色画像の表面が透明画像で覆われて(オーバーコート)されて、白地部と有色画像とに均一な光沢度が付与される。
透明画像形成装置200は、感光ドラム211に形成した透明トナー像を中間転写ベルト218に転写して担持させる。中間転写ベルト218上の透明トナー像は、二次転写ローラ223を中間転写ベルト218に当接させた後に、二次転写ローラ223と中間転写ベルト218のニップ(二次転写部)に搬送されて来る記録材Pへ二次転写される。
フルカラーのトナー像に重ねて透明トナー像を二次転写された記録材Pは、搬送ベルト244に搬送されて第2の定着装置245へ送り込まれ、第2の定着装置245で加熱加圧を受けて透明画像を記録材Pの表面に定着される。
有色画像形成装置100の第1の画像形成部は、感光ドラム111の周囲に、コロナ帯電器112、露光装置109、現像ロータリ117、一次転写ローラ122、及びドラムクリーニング装置120を配置している。
感光ドラム111は、アルミニウムシリンダの外周面に負極性の帯電極性を持たせた感光層が形成され、所定のプロセススピードで矢印R1方向に回転する。コロナ帯電器112は、感光ドラム111の表面を一様な負極性の電位に帯電させる。露光装置109は、レーザービームを回転ミラーで走査して、帯電した感光ドラム111の表面に画像の静電像を書き込む。現像ロータリ117は、イエローの現像器113、マゼンタの現像器114、シアンの現像器115、ブラックの現像器116を感光ドラム111の現像位置へ位置決めて各色のトナー像を現像可能である。それぞれの現像器は、各色のトナーとキャリアを混合した二成分現像剤を用いて、感光ドラム111の静電像を現像する。
一次転写ローラ122は、中間転写ベルト118の内側面を押圧して、感光ドラム111と中間転写ベルト118との間に一次転写部を形成する。一次転写ローラ122に正極性の直流電圧を印加することにより、感光ドラム111に担持された負極性のトナー像が中間転写ベルト118へ一次転写される。
ドラムクリーニング装置120は、中間転写ベルト118への転写を逃れて感光ドラム111に残った転写残トナーを回収する。ベルトクリーニング装置124は、記録材Pへの転写を逃れて中間転写ベルト118に残った転写残トナーを回収する。ベルトクリーニング装置124は二次転写ローラ123と同様に、中間転写ベルト118に対して着脱自在で、各色トナー像を中間転写ベルト118に転写して重ね合わせる過程では中間転写ベルト118から離間している。そして、二次転写された画像の転写残トナーの先端がベルトクリーニング装置124に到達する直前に中間転写ベルト118に接する。
透明画像形成装置200の第2の画像形成部は、感光ドラム211の周囲に、コロナ帯電器212、露光装置209、現像器213、一次転写ローラ222、及びドラムクリーニング装置220を配置している。
感光ドラム211は、アルミニウムシリンダの外周面に負極性の帯電極性を持たせた感光層が形成され、所定のプロセススピードで矢印R1方向に回転する。コロナ帯電器212は、感光ドラム211の表面を一様な負極性の電位に帯電させる。露光装置209は、レーザービームを回転ミラーで走査して、帯電した感光ドラム211の表面に画像の静電像を書き込む。透明色の現像器213は、透明色のトナーとキャリアを混合した二成分現像剤を用いて、感光ドラム211の静電像を現像する。
一次転写ローラ222は、中間転写ベルト218の内側面を押圧して、感光ドラム211と中間転写ベルト218との間に一次転写部を形成する。一次転写ローラ222に正極性の直流電圧を印加することにより、感光ドラム211に担持された負極性のトナー像が中間転写ベルト218へ一次転写される。
ドラムクリーニング装置220は、中間転写ベルト218への転写を逃れて感光ドラム211に残った転写残トナーを回収する。ベルトクリーニング装置224は、記録材Pへの転写を逃れて中間転写ベルト218に残った転写残トナーを回収する。
<定着装置>
図2は定着装置の構成の説明図である。図2に示すように、有色画像形成装置100の第1の定着装置145と透明画像形成装置200の第2の定着装置245とは同一に構成される。このため、以下では、第1の像加熱手段の一例である第1の定着装置145について説明し、第2の像加熱手段の一例である第2の定着装置245に関する重複した説明を省略する。
定着装置145は、矢印R45i方向に回転する加熱ローラ45iに、矢印R45d方向に回転する加圧ベルト45dを圧接して、記録材Pの加熱ニップを形成する。
加熱部材の一例である加熱ローラ45iは、記録材の画像面の起伏を吸収して均一な加圧力分布を形成するための、アルミニウムの円筒部材45aの表面にシリコンゴムの弾性層45bを配置している。加熱ローラ45iは、円筒部材45aの中心に2本のハロゲンランプヒータ45cを配置して、円筒部材45aを加熱し、円筒部材45aから弾性層45bを介して記録材の画像面を加熱する。定着装置145の運転中、弾性層45bの表面が120℃±2.5℃となるようにハロゲンランプヒータ45cの投入電力が調整されている。加熱ローラ45iは、一方の軸端に接続された不図示の定着モータによって回転駆動される。
加圧部材の一例である加圧ベルト45dは、複数の支持回転体に掛け渡して支持され、回転する加熱ローラ45iに当接して従動回転する。加圧ローラ45jと加圧パッド45eは、加圧ベルト45dの内側面を押圧して、加圧ベルト45dの外側面を加熱ローラ45iに圧接させて、加圧パッド45eから加圧ローラ45jまでの連続した加熱ニップを形成する。加圧パッド45eは、シリコンゴムで形成されて表面の圧力分布が均一に近付くように変形する。加圧パッド45eは、加圧ベルト45dを長手方向に貫通させた支持板45fに固定され、加圧ベルト45dに対する摩擦力を軽減するための不図示のフッ素樹脂シートで表面を覆われている。
支持回転体45hの中心にはハロゲンランプヒータ45gを配置して、支持回転体45hを介して加圧ベルト45dの温度低下を抑制している。定着装置145の運転中、加圧ベルト45dの表面が80℃±2.5℃となるようにハロゲンランプヒータ45gの投入電力が調整されている。
<再給送機構>
図1に示すように、有色画像形成装置100の第1の定着装置145の下流側には、有色画像の裏面印刷のための第1の再給送手段が配置される。透明画像形成装置200の第2の定着装置245の下流側には、透明画像の裏面印刷のための第2の再給送手段が配置される。ここでも、説明の重複を避けるために、第1の再給送手段について説明する。
排紙フラッパ146は、定着装置145から排出された記録材Pの進路を、搬送経路138と反転経路139の何れか一方に切り替える。記録材Pの両面に有色画像を形成する両面印刷の際には、排紙フラッパ146を上方に上げることによって、内排紙ローラ147から送り出される記録材Pを反転経路139に進入させ、両面反転搬送経路140に搬送する。
その後、フラッパ137を切り替えた後に記録材Pの進行方向を逆転させることにより、記録材Pは、裏返された状態で再給紙経路141に導かれる。再給紙経路141先端には、記録材Pを二次転写ローラ123と中間転写ベルト118のニップ(二次転写部)へ再給紙するための再給紙ローラ142が設けられている。
<反転機構>
両面印刷を行った場合、記録材Pの当初の先頭と後端とが入れ替わっているため、そのまま片面印刷の記録材Pと重ねて積載すると、後で向きを揃える必要がある。このため、有色画像形成装置100及び透明画像形成装置200には、両面印刷を行った記録材Pの先頭と後端とを再び入れ替えて元に戻すための反転機構が備えられている。特に、透明画像形成装置200の反転機構は、画像形成されたそれぞれの記録材の1ページ目を下向きにして2ページ目を上向きにする、いわゆるフェイスダウン排出が行われるように、記録材Pの両面の印刷状態に応じた動作をする。
外排紙ローラ148は、排紙フラッパ146の近傍に配置されており、排紙フラッパ146により進路を搬送経路138側に切り替えられた記録材Pを有色画像形成装置100の外部へ排出する。有色画像形成装置100から記録材Pを反転して排出する際には、排紙フラッパ146を上方に上げ、反転ローラ149によって記録材Pの後端が反転フラッパ150を通過した状態の位置まで反転経路139へ送り込む。この後、反転フラッパ150を切り替えて反転ローラ149を逆転させることによって、記録材Pを裏返して外排紙ローラ148側に送り出す。
<制御部>
図3は有色画像形成装置の制御構成を概略的に示すブロック図である。図3に示すように、ジョブ制御部401は、有色画像形成装置100を制御するためのプログラムが書き込まれたROMやプログラムが展開されるRAM、またそのプログラムを実行するCPUなどを含む回路である。ジョブ制御部401は、有色画像形成装置100の全体の制御を司っている。
操作部400は、ジョブ制御部401に接続され、操作部400を通じて指示された内容がジョブ制御部401へ通知される。ジョブ制御部401のプログラムにより、通知された操作モードに応じてコピージョブなどが生成される。
ジョブ制御部401は、画像読取装置102を制御する不図示のCPU回路との通信I/Fであるリーダー制御通信I/F406、及び透明画像形成装置200との制御を司る透明画像形成装置制御通信I/F419と接続される。図1に示すように、有色画像形成装置100は、原稿給送装置170を備えた画像読取装置102を備える。画像読取装置102は、原稿給送装置170にセットされた原稿束から1枚づつ原稿を読み取る。
ジョブ制御部401は、不図示のパソコンなどから送られてくるPDL画像データをビットマップ画像に展開する不図示のPDL画像制御部のCPU回路との通信I/FであるPDL制御通信I/F407と接続される。ジョブ制御部401は、PDL画像やリーダー画像を有色画像形成装置100の各現像ステーションに送出するための画像データを制御する画像制御部402、各負荷を駆動制御して画像を形成するプリント制御部411と接続される。
画像制御部402は、ジョブ制御部401で生成されたジョブに従った各画像関連回路の設定を行う回路である。画像制御部402に、PDL画像I/F408からPDL画像データが、また、リーダー画像I/F409からリーダー画像データが送られる。
画像制御部402は、揮発性のメモリからなる画像メモリ403にどちらの画像データを有効にするかを決める画像セレクタ410を設定し、また、画像メモリ403に対して、画像セレクタ410からの画像データをどの領域に記憶するかを設定する。画像制御部402は、さらに、HDDに代表されるような不揮発性のメモリで構成される画像蓄積部405の設定や、画像メモリ403からのビットマップ画像データを圧縮して画像蓄積部405へ送り込む設定を行う。画像蓄積部405から取り込んだ圧縮画像データを伸長して再び画像メモリ403へ戻す画像圧縮伸長部404の設定も行う。
画像制御部402は、実際に画像データを現像し、印字するために、画像メモリ403からカラー画像データを読み出し、画像処理部414にて所望の画像処理を行わせる。プリント制御部411では、ジョブ制御部401から指示された内容で設定される画像制御部402の各設定に従って、最終的にプリント画像制御部413によって送出されてくる各色の画像データを受け取り、プリント画像制御部413に指示を出す。プリント画像制御部413は、各色の露光制御部416へ画像データを送出する。
プリント画像制御部413では、プリント制御部411からの指示に従って、画像データを感光ドラムの感度特性が反映されているLUT(LookUpTable)415の設定を行う。
LUT415は、感光ドラム上の感度特性の変化や、レーザー露光量、一次帯電器からの帯電量などが変化して画像の濃度が所望の濃度にならない場合に、入力される画像データに対して所望の画像濃度が出るようにする。各色のLUT415を経由した画像データが、露光制御部416に出力されることで、各現像器113乃至116により所望の所望の画像濃度が出るように、感光ドラム上に静電像が形成される。
プリント制御部411は、記録材搬送制御部412に対してプリント画像制御部413と同期させて記録材Pを搬送させ、中間転写ベルト118上のフルカラートナー像を転写し、印字を行うように制御する。また、第1の定着装置145を通して、記録材上に画像を作像するように制御する。プリント画像制御部413には、第一、第二パッチ検知センサ417、418が接続されている。
図4は透明画像形成装置の制御構成を概略的に示すブロック図である。
図4に示すように、ジョブ制御部501は、透明画像形成装置200を制御するためのプログラムが書き込まれたROMやプログラムが展開されるRAM、またそのプログラムを実行するCPUなどを含む回路である。ジョブ制御部501は、プリント制御部511及び画像制御部502を制御して、各負荷を駆動制御して画像を形成する。
本体制御通信I/F506は、ジョブ制御部501に接続され、本体制御通信I/F506を介して有色画像形成装置100から指示される内容がジョブ制御部501へ通知される。
ジョブ制御部501のプログラムにより、通知された操作モードに応じて、片面クリアコート画像形成動作、両面クリアコート画像形成動作などが行われる。
画像制御部502は、本体画像I/F509を介して本体から送られてくる画像データをビットマップ画像に展開する。また、画像制御部502は、ジョブ制御部501で生成されたジョブに従った各画像関連回路の設定を行う回路である。画像制御部502に本体画像I/F509から送られる画像データは画像メモリ503に記憶される。
さらに、HDDに代表されるような不揮発性のメモリで構成される画像蓄積部505の設定や画像メモリ503からのビットマップ画像データを圧縮して画像蓄積部505へ送り込む設定を行う。また、画像蓄積部505からの圧縮画像データを伸長して再び画像メモリ503へ戻す画像圧縮伸長部504の設定も行う。また、実際に画像データを現像し、印字するために、画像メモリ503からクリアコート画像データを読み出し、画像処理部514で所望の画像処理を行う。
プリント制御部511では、ジョブ制御部501から指示された内容で設定される画像制御部502の各設定に従って、最終的にプリント画像制御部513によって送出されてくる各色の画像データを受け取り、プリント画像制御部513に指示を出す。
プリント画像制御部513では、プリント制御部511からの指示に従って、画像データを感光体の感度特性が反映されているLUT515の設定を行う。LUT515を経由した画像データが、レーザー516に出力され、感光ドラム上に静電像が形成される。
プリント制御部511は、記録材搬送制御部512に対して以下の制御を行う。即ち、プリント画像制御部513と同期させて、有色画像形成装置100から搬送された記録材に対して、中間転写ベルト218上に結像されたクリアトナー画像を転写し、印字を行い、第2の定着装置245を通して、記録材上に画像を作像するように制御を行う。
ところで、近年、フルカラー画像形成装置に対する高画質化の要望が強くなってきている。更に、デジタルカメラの普及が促進していることもあり、高画質な写真調の画像モードをフルカラー画像形成装置において実現することが望まれている。
図1に示す画像形成システムは、有色画像形成装置100と透明画像形成装置200が連接され、高画質な写真調の画像出力を行った上で、記録材P上に、定着後にクリアとなるトナー象を更に画像形成することができる。有色画像形成装置100と透明画像形成装置200が連接されたシステムに関して、透明画像形成装置200のユーザーの作業性を向上する目的で、透明画像形成装置200の反転排紙制御を行うことができる。
しかし、この場合、生産性の向上や作業性向上を目的とする反転排紙制御であり、排出される記録材の画像グロスに関しては配慮されていなかった。JOBの中には透明画像を形成しないものもある。従来のシーケンスでは、透明画像形成無しのジョブを有色画像形成装置100から片面印刷にて排出し、記録材Pを下流側の透明画像形成装置200の第2の定着装置245に有色印字面を定着ローラ(45i:図2)側にして通過させていた。この場合、透明画像の無い有色画像面のグロスが上がりすぎてしまう問題が発生する。
以下の実施例では、透明画像形成装置200から排出される成果物において、画像形成面のグロスの上昇を防止すように、画像を向上することが可能になっている。有色画像形成装置100における有色画像形成モードと、透明画像形成装置200における透明画像形成モードの組み合わせに応じて、有色画像形成装置100の第1の反転手段と透明画像形成装置200の第2の反転手段を制御している。
<実施例1>
図5は実施例1における有色画像形成の制御のフローチャートである。図6は実施例1における透明画像形成の制御のフローチャートである。
図1に示すように、実施例1では、有色画像形成装置100と透明画像形成装置200が着脱可能に連接されている。
有色画像形成装置100は、第1の画像形成部(118)と第1の定着装置145と再給紙経路141と反転経路139とを備える。有色画像形成装置100は、第1の画像形成部(118)で有色トナー像を形成して記録材に転写した後に、第1の画像形成部(118)から排出された記録材のトナー像担持面に加熱部材の一例である加熱ローラ45iを当接回転させて有色トナー像を定着させる。
第1の画像形成部の一例である中間転写ベルト118は、有色トナー像を形成して記録材Pに転写する。第1の定着装置145は、中間転写ベルト118と二次転写ローラ123の二次転写ニップから排出された記録材Pのトナー像担持面に加熱ローラ(45i:図2)を当接回転させて有色トナー像を定着させる。第1の再給送手段の一例である再給紙経路141は、第1の定着装置145から排出された記録材Pの後端を先頭にした表裏反転状態で、中間転写ベルト118と二次転写ローラ123の二次転写ニップへ再給送可能である。
透明画像形成装置200は、第2の画像形成部(218)と第2の定着装置245と再給紙経路241と反転経路239とを備える。透明画像形成装置200は、第2の画像形成部(218)で透明トナー像を形成して、第1の定着装置145から排出された記録材に転写可能である。第2の定着装置245は、第2の画像形成部(218)から排出された記録材のトナー像担持面に加熱ローラ45iを当接回転させて透明トナー像を定着可能である。
第2の画像形成部の一例である中間転写ベルト218は、透明トナー像を形成して、第1の定着装置145から排出された記録材Pに転写可能である。第2の定着装置245は、中間転写ベルト218と二次転写ローラ223の二次転写ニップから排出された記録材Pのトナー像担持面に加熱ローラ45iを当接回転させて透明トナー像を定着可能である。第2の再給送手段の一例である再給紙経路241は、第2の定着装置245から排出された記録材Pの後端を先頭にした表裏反転状態で中間転写ベルト218と二次転写ローラ223の二次転写ニップへ再給送可能である。
第1の再給送手段の一例である再給紙経路141は、第1の定着装置145から排出された記録材の後端を先頭にした表裏反転状態で第1の画像形成部(118)へ再給送可能である。
第2の再給送手段の一例である再給紙経路241は、第2の定着装置145から排出された記録材の後端を先頭にした表裏反転状態で第2の画像形成部(218)へ再給送可能である。
第1の反転手段の一例である反転経路139、反転フラッパ150は、第1の定着装置145から排出された記録材Pの後端を先頭にした表裏反転状態で第2の画像形成部(218)へ給送可能である。
第2の反転手段の一例である反転経路239、反転フラッパ250は、第2の定着装置245から排出された記録材Pの後端を先頭にして表裏反転状態にして記録材Pを印刷面を下にしたフェイスダウン状態に揃えて排出する。
制御部420は、最終的な定着画像の最表層が第1の定着装置145及び第2の定着装置245を通じて加熱ローラ45iに接触する回数が揃うように、記録材Pの両面における有色画像形成処理と透明画像形成処理の組み合わせに応じて反転経路139を制御する。
制御部420は、第2の定着装置245から排出された記録材Pの画像における先頭と後端の関係を等しく揃えて下流側へ排出させるように、記録材Pの両面における有色画像と透明画像の組み合わせに応じて制御される。
図1を参照して図5に示すように、有色画像形成装置100の制御部420は、画像形成のリクエストがあると、1面目の有色画像形成処理を行う(S101)。画像形成処理後、制御部420は、有色画像形成を1面目で終了するか、2面目の有色画像形成処理に移行するか判断する(S102)。
有色画像形成が1面目だけの場合(S102の片面)、制御部420は、本体からクリアコート画像形成を行うかの指示データにより透明画像形成前に事前に記録材の反転動作が必要か判断する(S103、S104)。
(1)1面目にも2面目にも透明画像形成が無い場合(S103の無し)、反転排紙処理を行う(S105)。
(2)1面目に透明画像形成があり(S103の有)、2面目に透明画像形成がある場合(S104の有)、反転排紙処理を行う(S105)。
(3)1面目に透明画像形成があり(S103の有)、2面目に透明画像形成が無い場合(S104の無)、ストレート排紙処理を行う(S106)。
一方、有色画像形成が両面の場合(S102の両面)、制御部420は、2面目に画像形成を行うため、1面目が画像形成処理された記録材Pを反転経路139に導いて再給紙経路141に受け渡す(S108)。制御部420は、透明画像形成を行うかの指示データに基づいて、透明画像形成前に事前に記録材Pの反転動作が必要か否かを判断する。その後、制御部420は、当初とは先頭と後端を反転した状態で記録材Pに有色トナー像を転写して定着処理することにより、記録材Pの2面目に画像形成処理を行う(S109)。
(4)1面目に透明画像形成が無い場合(S110の無)、ストレート排紙処理を行う(S113)。
(5)1面目に透明画像形成があり(S110の有)、2面目の透明画像形成が有る場合(S111の有)、ストレート排紙処理を行う(S113)。
(6)1面目に透明画像形成があり(S110の有)、2面目の透明画像形成が無い場合(S111の無)、反転排紙処理を行う(S112)。
(1)〜(6)のいずれかの排紙処理終了後、透明画像形成装置200での処理に記録材Pは受け渡される(S117)。
図1を参照して図6に示すように、制御部520は、1面目に透明画像形成処理が有るか否かを本体からの指示データより判断する。そして、1面目に透明画像形成処理が有る場合(S201の有)、2面目に透明画像形成処理が有るか否かを本体からの指示データより判断する(S202)。
2面目に透明画像形成処理が有る場合(S202の有)、両面に透明画像形成が実行される。有色画像形成装置100の処理により、記録材2面目が画像形成面に配置されているため、2面目の画像形成処理が行われる(S203)。そして、2面目が透明画像形成処理された記録材Pは、反転経路139に導いて再給紙経路141に受け渡される(S204)。そして、記録材Pの1面目にも透明画像形成処理が行われる(S205)。
その後、記録材Pは、第2の定着装置245から排出されて反転排紙処理が行われる(S206)。記録材Pは、反転経路139へ送り込まれ、反転フラッパ150により反転排紙処理が行われて機外排出されることにより処理が終了する。
2面目に透明画像形成が無い場合(S202の無)は、1面目に透明画像形成処理が行われる(S205)。その後、記録材Pは、第2の定着装置245から排出されて反転排紙処理が行われ(S206)、記録材が機外排出されて処理が終了する。
一方、1面目に透明画像形成処理が無い場合(S201の無)は、2面目に透明画像形成処理が有るか否かを本体からの指示データに基づいて判断する(S207)。
2面目に透明画像形成処理が有る場合(S207の有)、2面目の画像形成処理が行われた後に(S208)、ストレート排紙処理が行われて記録材が機外排出されることにより処理が終了する(S209)。
2面目に透明画像形成処理が無い場合(S207の無)、そのままストレート排紙処理が行われて記録材Pが機外排出されることにより処理が終了する(S209)。
<実施例2>
実施例1では、6つの画像形成モードを持つ制御を説明したが、実施例2ではさらに2つの画像形成モードを加えて8つの画像形成モードを実行可能にした。
図1に示すように、制御部420は、記録材Pの両面における有色画像と透明画像の組み合わせに応じて第1の反転手段(146、150、139、149)を制御する。
また、制御部420は、記録材Pの両面における有色画像と透明画像の組み合わせに応じて第2の反転手段(246、250、239、249)を制御する。これにより、第2の定着装置245から排出された記録材Pの画像における先頭と後端の関係を等しく揃えて下流側へ排出させることができる。
表1は実施例2における有色画像形成装置100と透明画像形成装置200とにおける排出時の反転処理の一覧表である。制御部420は、表1のテーブルを参照して有色画像形成装置100における記録材の排出処理を実行する。制御部520は、表1のテーブルを参照して、透明画像形成装置200における記録材の排出処理Pを実行する。
Figure 0005631118
表1に示すように、有色画像形成装置100における有色画像形成処理と、透明画像形成装置200における透明画像形成処理との組み合わせにより、それぞれの画像形成モードにおける反転排紙動作の有無が設定される。
(1)透明画像無しモードでは、記録材の片面に有色画像を形成していずれの面にも透明画像を形成しない。このとき、記録材Pを表裏反転させて透明画像形成装置200へ給送する。そして、透明画像無しモードでは、第2の定着装置245から排出された記録材Pの画像における先頭と後端の関係をそのまま維持させるように反転経路239を制御する。
(2)片面有色両面透明画像モードでは、記録材Pの片面に有色画像を形成して両面に透明画像を形成する。このとき、記録材Pを表裏反転させて透明画像形成装置200へ給送する。
(3)片面有色透明画像モードでは、記録材Pの片面に有色画像を形成した上に透明画像を形成する。このとき、第1の定着装置145から排出された記録材の表裏の関係を保って透明画像形成装置200へ給送する。そして、片面有色透明画像モードでは、第2の定着装置245から排出された記録材の画像における先頭と後端の関係を反転させるように反転経路239を制御する。
(4)両面有色透明画像無しモードでは、記録材Pの両面に有色画像を形成していずれの面にも透明画像を形成しない。このとき、第1の定着装置145から排出された記録材の表裏の関係を保って透明画像形成装置200へ給送する。
(5)両面有色両面透明画像モードでは、記録材Pの両面に有色画像を形成して両面に透明画像を形成する。このとき、第1の定着装置145から排出された記録材の表裏の関係を保って透明画像形成装置200へ給送する。
(6)両面有色片面透明画像モードでは、記録材Pの両面に有色画像を形成して片面に透明画像を形成する。このとき、記録材Pを表裏反転させて透明画像形成装置200へ給送する。
(7)片面有色反対面透明画像モードでは、記録材の片面に有色画像を形成してその反対面のみに透明画像を形成する。このとき、記録材Pを表裏反転させて透明画像形成装置200へ給送する。
(8)両面有色反対面透明画像モードでは、記録材Pの両面に有色画像を形成して反対面のみに透明画像を形成する。このとき、第1の定着装置145から排出された記録材の表裏の関係を保って透明画像形成装置200へ給送する。
<実施例3>
実施例3では、反転処理を含む8つの画像形成モードを持つ実施例2の制御と、反転処理を行わない8つの画像形成モードを持つ従来の制御との間で、実際に出力画像の光沢度を測定して比較した。
表2、表3は、普通紙(81g/m)の記録材の画像形成面のグロス(画像が有る場合はベタ画像)を示している。表2、表3は、有色画像形成装置100及び透明画像形成装置200を通じて、記録材Pの1面目(片面)、2面目(反対面)が定着装置145、245の定着ローラ45i側、加圧ベルト45d側のどちらで通紙されるかを示している。加圧ベルト45dは、定着ローラ45iよりも温調温度が低く、画像形成された面が通紙されても、グロスが上がりにくい。
表2は、有色画像形成装置100の出力段階で反転処理を考慮しない従来の制御における光沢度の測定結果である。
Figure 0005631118
表2に示すように、従来の処理では、記録材の画像形成面のグロス値は20〜35となり、特に非クリアコート面においてもグロス値が35以下となり、必要以上にグロスが上昇していた。また、1面目と2面目のグロス差も15程度あり、成果物の品位が低下してしまう。
表3は、有色画像形成装置100の出力段階で画像形成モードに応じた反転処理を実行した実施例3の制御における光沢度の測定結果である。
Figure 0005631118
表3によると、記録材の画像形成面のグロス値はいずれの画像形成モードでも20〜30となり、非クリアコート面においてもグロス値が25以下となり、許容範囲内のグロス値となる。また、1面目と2面目のグロス差も5程度に収まり、成果物の品位を向上することができる。
以上のような処理を行うことにより、最終的に有色または透明画像形成処理された最終画像形成面が定着ローラ側を通過することを最小限に押さえることにより、グロスの上昇を防止することが可能となる。
45d 加圧ベルト、45i 定着ローラ
100 有色画像形成装置、200 透明画像形成装置
109、209 露光装置、111、211 感光ドラム
112、212 コロナ帯電器、113、213 現像器
118、218 中間転写ベルト、123、223 二次転写ローラ
137、237 フラッパ、139、239 反転経路
141、241 再給紙経路、145、245 定着装置
146、246 排紙フラッパ、150、250 反転フラッパ
400 操作部、401、501 ジョブ制御部
420、520 制御部

Claims (8)

  1. 有色トナー像を形成して記録材に転写する第1の画像形成部と、前記第1の画像形成部から排出された記録材のトナー像担持面を加熱する第1の像加熱手段と、前記第1の像加熱手段から排出された記録材を表裏反転状態で前記第1の画像形成部へ再給送可能な第1の再給送手段とを有する有色画像形成装置と、
    透明トナー像を形成して、前記第1の像加熱手段から排出された記録材に転写可能な第2の画像形成部と、前記第2の画像形成部から排出された記録材のトナー像担持面を加熱する第2の像加熱手段と、前記第2の像加熱手段から排出された記録材を表裏反転状態で前記第2の画像形成部へ再給送可能な第2の再給送手段とを有する透明画像形成装置と、
    前記第1の像加熱手段から排出された記録材を表裏反転状態で前記第2の画像形成部へ給送可能な第1の反転手段と、を備え、
    前記第1の再給送手段と前記第2の再給送手段を制御して、前記有色画像と前記透明画像の複数の組み合わせで記録材の片面又は両面に画像形成すると共に、記録材が前記第1の反転手段で反転されずに前記第2の画像形成部へ給送される場合には、前記第1の像加熱手段により加熱された面が前記第2の像加熱手段側となる画像形成システムであって、
    記録材の片面に有色画像を形成していずれの面にも透明画像を形成しない透明画像無しモードでは、前記第2の画像形成部へ給送する記録材を表裏反転させるように、前記第1の反転手段を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記制御手段は、記録材の片面に有色画像を形成してその反対面のみに透明画像を形成する片面有色反対面透明画像モードでは、前記第2の画像形成部へ給送する記録材を表裏反転させるように前記第1の反転手段を制御することを特徴とする請求項1記載の画像形成システム。
  3. 前記制御手段は、記録材の片面に有色画像を形成して両面に透明画像を形成する片面有色両面透明画像モードでは、前記第2の画像形成部へ給送する記録材を表裏反転させるように前記第1の反転手段を制御することを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成システム。
  4. 前記制御手段は、記録材の両面に有色画像を形成して片面に透明画像を形成する両面有色片面透明画像モードでは、前記第2の画像形成部へ給送する記録材を表裏反転させるように前記第1の反転手段を制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  5. 前記制御手段は、記録材の片面に有色画像を形成した上に透明画像を形成する片面有色透明画像モードでは、前記第1の像加熱手段から排出された記録材の表裏の関係を保って前記第2の画像形成部へ給送するように、前記第1の反転手段を制御することを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  6. 前記第1の反転手段は、記録材の後端と先頭の反転を伴って記録材を表裏反転状態とし、
    前記第2の像加熱手段から排出された記録材の後端と先頭の反転を伴って記録材を表裏反転状態にする第2の反転手段を備え、
    前記制御手段は、記録材の画像における先頭と後端の関係を等しく揃えて下流側へ排出させるように、記録材の両面における有色画像と透明画像の組み合わせに応じて前記第2の反転手段を制御することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  7. 前記第1の反転手段を有する前記有色画像形成装置と、前記第2の反転手段を有する前記画像形成装置とが着脱可能に連接されていることを特徴とする請求項6記載の画像形成システム。
  8. 前記制御手段は、記録材の片面に有色画像を形成した上に透明画像を形成する片面有色透明画像モードでは、前記第2の像加熱手段から排出された記録材の画像における先頭と後端の関係を反転させるように前記第2の反転手段を制御する一方、前記透明画像無しモードでは、前記第2の像加熱手段から排出された記録材の画像における先頭と後端の関係をそのまま維持させるように前記第2の反転手段を制御することを特徴とする請求項6又は7記載の画像形成システム。
JP2010189467A 2010-08-26 2010-08-26 画像形成システム Expired - Fee Related JP5631118B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010189467A JP5631118B2 (ja) 2010-08-26 2010-08-26 画像形成システム
US13/217,700 US8630574B2 (en) 2010-08-26 2011-08-25 Image forming system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010189467A JP5631118B2 (ja) 2010-08-26 2010-08-26 画像形成システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012047944A JP2012047944A (ja) 2012-03-08
JP5631118B2 true JP5631118B2 (ja) 2014-11-26

Family

ID=45697469

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010189467A Expired - Fee Related JP5631118B2 (ja) 2010-08-26 2010-08-26 画像形成システム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8630574B2 (ja)
JP (1) JP5631118B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9207604B1 (en) * 2014-10-31 2015-12-08 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus
JP6862265B2 (ja) * 2017-04-28 2021-04-21 キヤノン株式会社 画像形成装置、制御方法及びプログラム
US10317830B1 (en) * 2018-01-25 2019-06-11 Fuji Xerox Co., Ltd. Image forming apparatus and image forming unit
KR20210048303A (ko) * 2019-10-23 2021-05-03 휴렛-팩커드 디벨롭먼트 컴퍼니, 엘.피. 2개의 정착 장치의 연결 구조
US11762321B2 (en) * 2021-09-02 2023-09-19 Canon Kabushiki Kaisha Image forming system
JP2023062265A (ja) * 2021-10-21 2023-05-08 キヤノン株式会社 画像形成システム

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10133515A (ja) * 1996-10-30 1998-05-22 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2000019799A (ja) * 1998-06-26 2000-01-21 Konica Corp 両面画像形成装置
JP2006088380A (ja) * 2004-09-21 2006-04-06 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成システム
JP4933160B2 (ja) 2006-06-06 2012-05-16 キヤノン株式会社 画像形成システム、画像形成装置、クリア画像形成装置、及び制御装置
JP2008009085A (ja) * 2006-06-28 2008-01-17 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP5197056B2 (ja) * 2008-02-15 2013-05-15 キヤノン株式会社 画像形成装置、画像形成方法、及びコンピュータプログラム
JP5183351B2 (ja) * 2008-08-06 2013-04-17 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP5641818B2 (ja) * 2010-08-23 2014-12-17 キヤノン株式会社 画像形成システム及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20120051815A1 (en) 2012-03-01
US8630574B2 (en) 2014-01-14
JP2012047944A (ja) 2012-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5954018B2 (ja) 画像形成装置
JP5631118B2 (ja) 画像形成システム
JP4933160B2 (ja) 画像形成システム、画像形成装置、クリア画像形成装置、及び制御装置
JP6540734B2 (ja) 画像読取装置および画像形成システム
US9996033B2 (en) Image forming apparatus and control method for fixing device
JP2007322818A (ja) 画像形成システム
JP6642248B2 (ja) 画像形成装置、画像形成システムおよび報知方法
JP6786992B2 (ja) 画像形成装置および画像形成システム
US10795288B2 (en) Image forming apparatus with controller controlling fixing and transfer members
JP2005321478A (ja) 画像形成装置
JP5641818B2 (ja) 画像形成システム及び画像形成装置
JP4610365B2 (ja) 画像形成装置
JP4298623B2 (ja) 画像形成装置
AU2014200724B2 (en) Image forming apparatus, and image forming method
JP2010002670A (ja) 画像形成装置
JP2013088665A (ja) 加熱装置、画像形成装置および後処理装置
JP2013092553A (ja) 画像形成装置
JP2012098654A (ja) 複連式画像形成装置
JP6965306B2 (ja) 画像読取装置および画像形成システム
JP4821133B2 (ja) 画像形成装置
JP2007127963A (ja) 画像形成装置
JP2006209009A (ja) 定着装置、画像形成装置
JP2017167285A (ja) 画像形成装置および搬送制御方法
JP5151321B2 (ja) 画像形成装置
JP2023043521A (ja) 加工装置および画像形成システム

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20120203

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20130228

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130808

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140513

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140709

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140909

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141007

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees