JPH10133515A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10133515A
JPH10133515A JP8287921A JP28792196A JPH10133515A JP H10133515 A JPH10133515 A JP H10133515A JP 8287921 A JP8287921 A JP 8287921A JP 28792196 A JP28792196 A JP 28792196A JP H10133515 A JPH10133515 A JP H10133515A
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JP
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toner
image
color toner
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sheet body
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JP8287921A
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English (en)
Inventor
Kazumasa Hirai
和政 平井
Shigeo Kurotaka
重夫 黒高
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子写真法によりシート体の両面に形成する
画像の定着回数の相違による光沢度の格差を解消する。 【解決手段】 有色トナー上で二回定着されると一回だ
け定着された単体の有色トナーと光沢度が略同一となる
透明な処理剤を用意し、この処理剤を両面に画像が形成
されるシート体の第一面の定着前の有色トナー上に塗布
する。シート体の両面に画像を形成する場合、二回も定
着処理される第一面の有色トナーの光沢度を、処理剤に
より一回だけ定着処理される第二面の有色トナーと略同
一にすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真法により
シート体に有色トナーを転写して画像を形成する画像形
成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、電子写真法により画像を形成する
画像形成装置が、レーザプリンタや複写機に利用されて
いる。
【0003】このような画像形成装置は、例えば、潜像
担持体として感光ドラムを有しており、このような感光
ドラムを回転自在に軸支している。このような感光ドラ
ムの表面には、帯電装置、露光装置、現像装置、転写装
置、等が順番に配置されており、この転写装置と感光ド
ラムとの間隙にシート体である印刷用紙の搬送路が位置
されている。上述のような構造で電子写真部が形成され
ており、この電子写真部から連通する印刷用紙の搬送路
に定着器が配置されている。この定着器は、印刷用紙を
加熱すると同時に加圧するため、一般的に加熱ローラと
加圧ローラとを回転自在に軸支して圧接させた構造に形
成されている。
【0004】このような画像形成装置では、図8(a)
に示すように、電子写真部で印刷用紙101の片面に有
色トナー102を転写させて画像を形成し、図8(b)
に示すように、この電子写真部から排出される印刷用紙
101を定着器により加熱すると同時に加圧して有色ト
ナー102を定着処理する。つまり、有色トナー102
は主成分が樹脂なので加熱されると溶融し、この状態で
加圧されると印刷用紙101の表面に固着する。
【0005】なお、現在では両面に画像を形成できる画
像形成装置も普及している。このような画像形成装置
は、定着器から連通する印刷用紙101の搬送路に反転
循環機構である用紙反転部が設けられており、この用紙
反転部により定着器から排出された印刷用紙101を表
裏反転させて電子写真部に誘導することができる。この
ような画像形成装置では、電子写真部と定着器とにより
片面に画像が形成された印刷用紙101を、用紙反転部
により表裏反転させて電子写真部に再度給送することが
できるので、印刷用紙101の両面に画像を形成するこ
とができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のように用紙反転
部を設けた画像形成装置では、印刷用紙101の両面に
画像を形成することができる。
【0007】しかし、上述のように印刷用紙101の両
面に順番に画像を形成すると、第一面と第二面とで画像
の光沢度が相違することになる。つまり、印刷用紙10
1の第二面に転写された有色トナー102は、定着器に
よる定着処理が一回しか実行されないので、図9(a)
に示すように、その表面は充分には平滑とならず光沢度
は低く留まる。しかし、印刷用紙101の第一面に転写
された有色トナー102は、定着器による定着処理が二
回まで実行されるので、図9(b)に示すように、その
表面が平滑となり光沢度が高くなる。
【0008】このため、上述のような画像形成装置によ
り印刷用紙101の両面に画像を形成すると、第一面の
画像は光沢度が高く第二面の画像は光沢度が低い状態と
なり、両面の画像を均質に形成することができない。こ
れを改善するため、定着処理の温度を上昇させたり時間
を延長することにより、印刷用紙101の両面の画像の
光沢度を両方とも充分に高めることも想定できるが、こ
れでは定着処理の消費電力や所要時間が増大するので好
ましくない。
【0009】また、前述のように印刷用紙101の表面
に転写された有色トナー102は、定着器により加熱さ
れると同時に加圧されて定着処理されるが、この定着処
理による有色トナー102の粘着力が不足して印刷用紙
101から剥離することがある。これを防止するために
は、定着器の温度や圧力を向上させることが想定できる
が、これでは定着器の消費電力が増加するので好ましく
ない。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
シート体の片面に有色トナーを転写させて画像を形成す
る電子写真部と、この電子写真部から排出されるシート
体を少なくとも加熱して有色トナーを定着処理する定着
器と、この定着器から排出されるシート体を表裏反転さ
せて前記電子写真部に誘導する反転循環機構とを有し、
シート体の両面に画像を形成できる画像形成装置におい
て、有色トナー上で定着処理が二回実行されると定着処
理が一回実行された単体の有色トナーと光沢度が略同一
となる透明な処理剤を設け、この処理剤を両面に画像が
形成されるシート体の第一面の定着前の有色トナー上に
塗布する光沢処理手段を設けた。従って、シート体の両
面に画像を形成する場合、電子写真部によりシート体の
第一面に有色トナーが転写されて画像が形成され、この
シート体の第一面の定着前の有色トナー上に光沢処理手
段により透明な処理剤が塗布される。このシート体は、
第一面の有色トナーと処理剤とが定着器により定着処理
され、反転循環機構により表裏反転されてから電子写真
部に誘導される。この電子写真部によりシート体の第二
面に有色トナーが転写されて画像が形成され、このシー
ト体は第二面の有色トナーが定着器により定着処理され
る。このとき、同時にシート体の第一面の有色トナーと
処理剤も定着処理されるので、このシート体は、第一面
では有色トナーが処理剤とともに二回まで定着処理さ
れ、第二面では有色トナーが単体で一回だけ定着処理さ
れることになる。処理剤は有色トナー上で定着処理が二
回実行されると定着処理が一回実行された単体の有色ト
ナーと光沢度が略同一となるので、上述のようにシート
体の両面に形成された画像は光沢度が略同一である。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の画
像形成装置であって、処理剤は、有色トナーより高粘度
の透明トナーであり、光沢処理手段は、電子写真部によ
り透明トナーを有色トナーとともにシート体に転写す
る。従って、処理剤である高粘度の透明トナーは、一回
の定着処理では良好に溶融せず表面の平滑性が向上しな
いので光沢度が低いが、二回まで定着処理されると良好
に溶融して表面の平滑性が向上するので光沢度が高くな
り、この光沢度が一回だけ定着処理された単体の有色ト
ナーと略同一となる。シート体の両面に画像を形成する
場合、処理剤である透明トナーは電子写真部によりシー
ト体の第一面に有色トナーとともに転写されるので、処
理剤の塗布は電子写真部の一般的な機構により実行され
る。
【0012】請求項3記載の発明は、シート体の片面に
有色トナーを転写させて画像を形成する電子写真部と、
この電子写真部から排出されるシート体を少なくとも加
熱して有色トナーを定着処理する定着器と、この定着器
から排出されるシート体を表裏反転させて前記電子写真
部に誘導する反転循環機構とを有し、シート体の両面に
画像を形成できる画像形成装置において、有色トナー上
で定着処理が一回実行されると定着処理が二回実行され
た単体の有色トナーと光沢度が略同一となる透明な処理
剤を設け、この処理剤を両面に画像が形成されるシート
体の第二面の定着前の有色トナー上に塗布する光沢処理
手段を設けた。従って、シート体の両面に画像を形成す
る場合、電子写真部によりシート体の第一面に有色トナ
ーが転写されて画像が形成される。このシート体は、第
一面の有色トナーが定着器により定着処理され、反転循
環機構により表裏反転されてから電子写真部に誘導され
る。この電子写真部によりシート体の第二面に有色トナ
ーが転写されて画像が形成され、このシート体の第二面
の定着前の有色トナー上に光沢処理手段により透明な処
理剤が塗布され、このシート体の第二面の有色トナーと
処理剤とが定着器により定着処理される。このとき、同
時にシート体の第一面の有色トナーも定着処理されるの
で、このシート体は、第一面では有色トナーが単体で二
回まで定着処理され、第二面では有色トナーが処理剤と
ともに一回だけ定着処理されることになる。処理剤は有
色トナー上で定着処理が一回実行されると定着処理が二
回実行された単体の有色トナーと光沢度が略同一となる
ので、上述のようにシート体の両面に形成された画像は
光沢度が略同一である。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項3記載の画
像形成装置であって、処理剤は、有色トナーより低粘度
の透明トナーであり、光沢処理手段は、電子写真部によ
り透明トナーを有色トナーとともにシート体に転写す
る。従って、処理剤である低粘度の透明トナーは、一回
だけ定着処理されても良好に溶融して表面の平滑性が向
上するので光沢度が高くなり、この光沢度が二回まで定
着処理された単体の有色トナーと略同一となる。シート
体の両面に画像を形成する場合、処理剤である透明トナ
ーは電子写真部によりシート体の第二面に有色トナーと
ともに転写されるので、処理剤の塗布は電子写真部の一
般的な機構により実行される。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項4記載の画
像形成装置であって、定着器は、シート体を加熱すると
同時に加圧する一対の回転ローラを有し、光沢処理手段
は、透明トナーの転写位置を有色トナーの転写位置の前
縁部より後方に規制する。従って、定着器が一対の回転
ローラによりシート体を加熱すると同時に加圧して有色
トナーや透明トナーを定着処理させるとき、有色トナー
は高粘度なので溶融状態が短く回転ローラに付着しにく
いが、透明トナーは低粘度なので溶融状態が長く継続し
て回転ローラに付着しやすい。しかし、この透明トナー
の転写位置は有色トナーの前縁部より後方に位置してい
るので、シート体は回転ローラに対して有色トナーの位
置で良好に剥離されてから透明トナーの位置も剥離され
る。
【0015】請求項6記載の発明は、シート体の片面に
有色トナーを転写させて画像を形成する電子写真部と、
この電子写真部から排出されるシート体を少なくとも加
熱して有色トナーを定着処理する定着器と、この定着器
から排出されるシート体を表裏反転させて前記電子写真
部に誘導する反転循環機構とを有し、シート体の両面に
画像を形成できる画像形成装置において、両面に画像が
形成されるシート体の第一面の定着前の有色トナー上に
透明トナーを薄く転写するとともに第二面の定着前の有
色トナー上に透明トナーを厚く転写する光沢処理手段を
設けた。従って、シート体の両面に画像を形成する場
合、電子写真部によりシート体の第一面に有色トナーが
転写されて画像が形成され、このシート体の第一面の定
着前の有色トナー上に光沢処理手段により透明トナーが
薄く転写される。このシート体は、第一面の有色トナー
と透明トナーとが定着器により定着処理され、反転循環
機構により表裏反転されてから電子写真部に誘導され
る。この電子写真部によりシート体の第二面に有色トナ
ーが転写されて画像が形成され、このシート体の第二面
の定着前の有色トナー上に光沢処理手段により透明トナ
ーが厚く転写され、このシート体の第二面の有色トナー
と透明トナーとが定着器により定着処理される。このと
き、同時にシート体の第一面の有色トナーと透明トナー
も定着処理されるので、このシート体は、第一面では有
色トナーが薄い透明トナーとともに二回まで定着処理さ
れ、第二面では有色トナーが厚い透明トナーとともに一
回だけ定着処理されることになる。このように定着処理
されるトナーの光沢度は、定着処理の回数が多いほど高
く、層厚が大きいほど高いので、上述のようにシート体
の両面に形成された画像は光沢度が略同一である。
【0016】請求項7記載の発明は、シート体の片面に
有色トナーを転写させて画像を形成する電子写真部と、
この電子写真部から排出されるシート体を少なくとも加
熱して有色トナーを定着処理する定着器と、この定着器
から排出されるシート体を表裏反転させて前記電子写真
部に誘導する反転循環機構とを有し、シート体の両面に
画像を形成できる画像形成装置において、両面に画像が
形成されるシート体の第二面の定着前の有色トナー上に
透明トナーを転写する光沢処理手段を設けた。従って、
シート体の両面に画像を形成する場合、電子写真部によ
りシート体の第一面に有色トナーが転写されて画像が形
成される。このシート体は、第一面の有色トナーが定着
器により定着処理され、反転循環機構により表裏反転さ
れてから電子写真部に誘導される。この電子写真部によ
りシート体の第二面に有色トナーが転写されて画像が形
成され、このシート体の第二面の定着前の有色トナー上
に光沢処理手段により透明トナーが転写され、このシー
ト体の第二面の有色トナーと透明トナーとが定着器によ
り定着処理される。このとき、同時にシート体の第一面
の有色トナーも定着処理されるので、このシート体は、
第一面では有色トナーが単体で二回まで定着処理され、
第二面では有色トナーが透明トナーとともに一回だけ定
着処理されることになる。このように定着処理されるト
ナーの光沢度は、定着処理の回数が多いほど高く、層厚
が大きいほど高いので、上述のようにシート体の両面に
形成された画像は光沢度が略同一である。
【0017】請求項8記載の発明は、シート体の片面に
有色トナーを転写させて画像を形成する電子写真部と、
この電子写真部から排出されるシート体を少なくとも加
熱して有色トナーを定着処理する定着器とを有し、シー
ト体の少なくとも片面に画像を形成する画像形成装置に
おいて、画像が形成されるシート体の有色トナー下に接
着剤を塗布する接着処理手段を設けた。従って、シート
体に画像を形成する場合、シート体には接着処理手段に
より接着剤が塗布されてから有色トナーが転写されて画
像が形成され、このシート体の有色トナーは定着器によ
り定着処理される。このとき、同時に有色トナー下の接
着剤も定着処理されるので、この接着剤により有色トナ
ーはシート体に良好に固着する。
【0018】請求項9記載の発明は、請求項8記載の画
像形成装置であって、接着剤は、有色トナーより低粘度
の透明トナーであり、接着処理手段は、電子写真部によ
り透明トナーを有色トナーとともにシート体に転写す
る。従って、接着剤である低粘度の透明トナーは、定着
処理されると有色トナーより良好に溶融するので、良好
に溶融しない有色トナーをシート体に良好に固着させ
る。シート体に画像を形成する場合、接着剤である透明
トナーは電子写真部によりシート体に有色トナーととも
に転写されるので、接着剤の塗布は電子写真部の一般的
な機構により実行される。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の第一の形態を図1
および図2を参考に以下に説明する。なお、本実施の形
態に関し、前述した一従来例と同一の部分は、同一の名
称および符号を利用して詳細な説明は省略する。
【0020】本実施の形態の画像形成装置1は、図1に
示すように、電子写真部2、定着器3、反転循環機構
4、等を主要部として有している。前記電子写真部2
は、その一部としてシート搬送機構であるベルト搬送機
5を有しており、このベルト搬送機5は、一対の支持ロ
ーラ6により循環自在に張架されたエンドレスの転写ベ
ルト7により、シート体である印刷用紙101を静電吸
着して順次搬送する。
【0021】前記転写ベルト7の表面には感光体として
円筒形の感光ドラム8が配置されており、この感光ドラ
ム8の表面には、クリーニングローラ9、帯電器10、
露光器11、現像器12〜16、転写器17、等が順番
に配置されている。前記感光ドラム8は、回転自在に軸
支されており、前記クリーニングローラ9は、回転する
前記感光ドラム8の表面を清掃する。前記帯電器10
は、回転する前記感光ドラム8の表面をコロナ放電によ
り帯電させ、前記露光器11は、帯電した前記感光ドラ
ム8の表面を光学走査して静電潜像を形成する。
【0022】前記現像器12は、処理剤である透明トナ
ー103が収納されており、この透明トナー103を前
記感光ドラム8の静電潜像に静電的に供給する。前記現
像器13〜16は、YMCK(Yellow,Magenta,Cyanide,
Black)の有色トナー102が個々に収納されており、こ
れらの有色トナー102を前記感光ドラム8の表面の静
電潜像に静電的に個々に供給する。前記転写器17は、
前記転写ベルト7を介して前記感光ドラム8に対向配置
されており、前記感光ドラム8の表面に付着した前記ト
ナー102,103を印刷用紙101に電位差により転
写させる。
【0023】トナー102,103は、ポリエステルを
主成分としており、有色トナー102は顔料が混入され
てYMCKに着色されているが、透明トナー103は顔
料が混入されず無色透明である。ここでは組成の調整に
より粘度や融点が設定されており、透明トナー103は
有色トナー102より高粘度である。例えば、有色トナ
ー102は、数平均分子量が約3500で流出開始温度が約
90(℃)であり、透明トナー103は、数平均分子量が約
10000 で流出開始温度が約110(℃)である。
【0024】前記定着器3は、一対の回転ローラとして
加熱ローラ18と加圧ローラ19とを有しており、これ
らのローラ18,19が回転自在に軸支されて圧接され
ている。これらのローラ18,19は、ハロゲンヒータ
が内蔵された金属ローラからなり、シリコンゴムやテフ
ロン(登録商標)系の耐熱ゴムで外装されている。前記
加熱ローラ18は、表面温度が約150(℃)に設定されて
おり、前記加圧ローラ19は、表面温度が約100(℃)に
設定されているので、総合の定着温度は約140(℃)に設
定されている。前記定着器3は前記電子写真部2のベル
ト搬送機5に連通する位置に配置されており、前記ロー
ラ18,19の間隙に印刷用紙101の搬送路が位置し
ている。
【0025】前記反転循環機構4は、その一部として搬
送路切換爪20や用紙反転部21を有しており、前記定
着器3から前記電子写真部2まで連通する印刷用紙10
1の搬送路を形成している。前記搬送路切換爪20は、
前記定着器3から連通する位置に変位自在に支持されて
おり、印刷用紙101の搬送路を外部の排紙トレイ(図
示せず)に連通する方向と前記用紙反転部21に連通す
る方向とに切り換える。この用紙反転部21は、印刷用
紙101をスイッチバックさせて表裏反転させ、この表
裏反転した印刷用紙101を前記電子写真部2のベルト
搬送機5に給送する。
【0026】前記電子写真部2や前記反転循環機構4等
には、マイクロプロセッサからなるメイン制御部(図示
せず)が接続されており、このメイン制御部が前記電子
写真部2や前記反転循環機構4を統合制御する。このた
め、本実施の形態の画像形成装置1は、印刷用紙101
に形成する画像を白黒やカラーに自由に切り換えること
ができ、このように画像を形成する位置も印刷用紙10
1の片面や両面に自由に切り換えることができる。
【0027】本実施の形態の画像形成装置1では、印刷
用紙101の両面に画像を形成する場合、前記メイン制
御部が前記電子写真部2を動作制御することにより、印
刷用紙101の第一面の定着前の有色トナー102上に
透明トナー103が転写されるので、この機能が光沢処
理手段として実現されている。
【0028】このような構成において、本実施の形態の
画像形成装置1は、白黒やカラーの画像を印刷用紙10
1の片面や両面に形成することができる。以下では説明
を簡略化するため、印刷用紙101の両面にカラーの画
像を形成する動作を説明する。
【0029】まず、本実施の形態の画像形成装置1は、
YMCKの画像データが外部入力されると、この画像デ
ータに対応してメイン制御部が電子写真部2を動作制御
する。このとき、メイン制御部は、最初にYMCKの画
像データの形成領域を合成して透明トナー103用の画
像データを生成し、この画像データに対応して電子写真
部2を動作制御することにより、感光ドラム8の表面に
透明トナー103を転写させる。さらに、この感光ドラ
ム8を四回まで繰り返し回転させ、その表面にYMCK
の有色トナー102をYMCKの画像データに個々に対
応させて順次転写させることにより、透明トナー103
上に有色トナー102を転写させる。
【0030】最後の有色トナー102の転写に連動させ
て印刷用紙101をベルト搬送機5により給送し、その
第一面に全部のトナー102,103を一度に転写させ
る。このようにトナー102,103が転写された印刷
用紙101は、図2(a)に示すように、その第一面に
有色トナー102によりカラー画像が形成され、この上
層に透明トナー103が転写された状態となる。
【0031】このように第一面にトナー102,103
が転写された印刷用紙101は、電子写真部2のベルト
搬送機5から剥離されて定着器3に給送され、この定着
器3により加熱されると同時に加圧されて定着処理され
る。この定着処理された印刷用紙101は、反転循環機
構4により表裏反転されてから電子写真部2に誘導さ
れ、図2(b)に示すように、その第二面に有色トナー
102のみ転写されてカラー画像が形成される。このよ
うに第二面に有色トナー102が転写された印刷用紙1
01も定着器3により定着処理され、この定着処理され
た印刷用紙101が装置外部に排出されて両面印刷が完
了する。
【0032】本実施の形態の画像形成装置1では、上述
のように印刷用紙101の両面に画像を形成する場合、
第二面の有色トナー102は定着処理が一回しか実行さ
れないが、第一面の有色トナー102は定着処理が二回
まで実行される。しかし、この第一面の有色トナー10
2の表面には透明トナー103が積層されているので、
この第一面の画像の光沢度は第二面と略同一となり、両
面の画像の光沢度が相違する違和感をユーザに与えるこ
とがない。
【0033】つまり、トナー102,103が第一面に
転写された印刷用紙101に一回目の定着処理を実行し
た状態では、図2(b)に示すように、有色トナー10
2は、低粘度なので良好に溶融して表面の平滑性が高く
なる。しかし、この上層に位置する透明トナー103
は、高粘度なので良好に溶融せず表面の平滑性が低く維
持され、有色トナー102により形成された画像の光沢
度も5〜10(%)程度と低く維持される。
【0034】そして、上述のような状態から有色トナー
102が第二面に転写された印刷用紙101に二回目の
定着処理を実行すると、図2(c)に示すように、第二
面の有色トナー102は、低粘度なので良好に溶融して
表面の平滑性が高くなり、この有色トナー102により
形成された画像の光沢度は15〜25(%)程度と高くなる。
第一面の透明トナー103も、定着処理が二回目なので
良好に溶融して表面の平滑性が高くなるので、これが上
層に位置する画像の光沢度は15〜25(%)程度と高くな
り、印刷用紙101の両面の画像の光沢度が略同一とな
る。
【0035】しかも、本実施の形態の画像形成装置1で
は、上述のように印刷用紙101の第一面の画像の光沢
度を第二面と同等にするための処理剤が透明トナー10
3であり、この透明トナー103を電子写真部2の現像
器12により有色トナー102と同様に印刷用紙101
に塗布するので、このために専用の特殊な装置を設ける
必要がない。つまり、電子写真部2に一般的な現像器1
2を追加するだけで良いので、その構造が単純で制御も
容易である。
【0036】なお、本発明は上記形態に限定されるもの
ではなく、各種の変形を許容する。例えば、上記形態で
は処理剤を透明トナー103として電子写真部2により
有色トナー102と同様に印刷用紙101に転写するこ
とを例示したが、トナーでない専用の処理剤を電子写真
部2とは別体の専用の装置により印刷用紙101の表面
に塗布することも可能である。
【0037】また、上記形態では印刷用紙101の第一
面と第二面との画像の光沢度を同等とするため、第一面
の有色トナー102上に処理剤として高粘度な透明トナ
ー103を転写することを例示したが、有色トナー10
2上で定着処理が一回実行されると定着処理が二回実行
された単体の有色トナー102と光沢度が略同一となる
透明な処理剤を設け、この処理剤を両面に画像が形成さ
れる印刷用紙101の第二面の定着前の有色トナー10
2上に塗布することも可能である。
【0038】このような処理剤としては、図3ないし図
5に示すように、有色トナー102より低粘度の透明ト
ナー104を利用することができ、この場合も透明トナ
ー104の塗布を電子写真部2により有色トナー102
と同様に実行できるので、この部分の構造が単純で制御
も容易である。
【0039】なお、このように有色トナー102より低
粘度の透明トナー104は、シャープメルトなので定着
処理される場合に溶融状態が長く継続することになる。
このため、このような透明トナー104を有色トナー1
02上に積層させると、図3に示すように、透明トナー
104が加熱ローラ18に付着して印刷用紙101にジ
ャムが発生する懸念がある。そこで、これが問題となる
場合には、メイン制御部が光沢処理手段として電子写真
部2を動作制御する際に、図4に示すように、透明トナ
ー103の転写位置を有色トナー102の転写位置の前
縁部より後方に規制することが好ましい。
【0040】この場合、定着器3が一対の加熱ローラ1
8により印刷用紙101を加熱すると同時に加圧して有
色トナー102や透明トナー103を定着処理させると
き、図5に示すように、印刷用紙101は加熱ローラ1
8に対して有色トナー102の位置で良好に剥離されて
から透明トナー103の位置が剥離されるので、透明ト
ナー103の位置で加熱ローラ18に付着してジャムが
発生することが防止される。
【0041】また、図6に示すように、両面に画像が形
成される印刷用紙101の第一面の定着前の有色トナー
102上に高粘度の透明トナー103を薄く転写すると
ともに第二面の定着前の有色トナー102上に透明トナ
ー103を厚く転写することも可能である。
【0042】この場合、両面に画像が形成される印刷用
紙101は、第一面では有色トナー102が薄い透明ト
ナー103とともに二回まで定着処理され、第二面では
有色トナー102が厚い透明トナー103とともに一回
だけ定着処理される。このように定着処理されるトナー
102,103の光沢度は、前述のように定着処理の回
数が多いほど高くなるが、これとは別個に層厚が大きい
ほど高くもなる。
【0043】つまり、トナー102,103の層厚が大
きいと定着処理により良好に加圧されるので、その表面
の平滑性が向上して光沢度が高くなる。このため、上述
のように透明トナー103を印刷用紙101の第一面に
薄く転写するとともに第二面に厚く転写すれば、印刷用
紙101の両面に有色トナー102により形成される画
像の光沢度が略同一となる。
【0044】例えば、前述のように印刷用紙101の第
二面のみ有色トナー102上に透明トナー103を積層
する場合には、有色トナー102の付着量を約0.8(mg/
cm2)とすると透明トナー103の付着量は約0.5(mg/cm
2)が適正である。しかし、印刷用紙101の両面の有色
トナー102上に透明トナー103を相違する層厚で積
層する場合には、有色トナー102の付着量を両面で約
0.8(mg/cm2)とすることに対し、透明トナー103の付
着量は第一面で約0.3(mg/cm2)とするとともに第二面で
は約0.5(mg/cm2)とすることが好ましい。なお、このよ
うな透明トナー103の層厚は、現像器12に印加する
現像バイアスにより容易に調整することができる。
【0045】なお、上述した変形例では、印刷用紙10
1の両面に転写したトナー102,103の層厚によ
り、両面の画像の光沢度を同等としている。このため、
上述のような透明トナー103を利用せず、印刷用紙1
01の第一面の有色トナー102より第二面の有色トナ
ー102を厚く転写し、両面の画像の光沢度を同等とす
ることも可能である。
【0046】つぎに、本発明の実施の第二の形態を図7
を参考に以下に説明する。なお、この実施の第二の形態
において、上述した実施の第一の形態と同一の部分は、
同一の名称および符号を利用して詳細な説明は省略す
る。本実施の形態の画像形成装置(図示せず)は、接着
処理手段を有しており、印刷用紙101に有色トナー1
02を転写する際、その下層に低粘度の透明トナー10
4を接着剤として接着処理手段により転写する。
【0047】このような構成において、本実施の形態の
画像形成装置は、印刷用紙101に有色トナー102を
転写して画像を形成するとき、これに先行して印刷用紙
101に低粘度の透明トナー104を転写させる。この
ような印刷用紙101を定着処理すると、低粘度の透明
トナー104は良好に溶融するので、高粘度の有色トナ
ー102が良好に溶融しなくとも、これを印刷用紙10
1に良好に固着させることができる。このため、印刷用
紙101から有色トナー102が剥離することを防止で
き、高品質で耐久性が良好な画像を形成することができ
る。
【0048】しかも、本実施の形態では、接着剤が低粘
度の透明トナー104なので、透明トナー104の塗布
を電子写真部2により有色トナー102と同様に実行す
ることができ、この部分の構造が単純で制御も容易であ
る。
【0049】
【発明の効果】請求項1記載の発明の画像形成装置は、
有色トナー上で定着処理が二回実行されると定着処理が
一回実行された単体の有色トナーと光沢度が略同一とな
る透明な処理剤を設け、この処理剤を両面に画像が形成
されるシート体の第一面の定着前の有色トナー上に塗布
する光沢処理手段を設けたことにより、シート体の両面
に画像を形成する場合、二回まで定着処理される第一面
の有色トナーの光沢度を、処理剤により一回だけ定着処
理される第二面の有色トナーと略同一にすることができ
るので、シート体の両面に光沢度が略同一の画像を形成
することができる。
【0050】請求項2記載の発明の画像形成装置では、
処理剤は、有色トナーより高粘度の透明トナーであり、
光沢処理手段は、電子写真部により透明トナーを有色ト
ナーとともにシート体に転写することにより、処理剤の
塗布を電子写真部の一般的な機構により実行することが
できる。
【0051】請求項3記載の発明の画像形成装置は、有
色トナー上で定着処理が一回実行されると定着処理が二
回実行された単体の有色トナーと光沢度が略同一となる
透明な処理剤を設け、この処理剤を両面に画像が形成さ
れるシート体の第二面の定着前の有色トナー上に塗布す
る光沢処理手段を設けたことにより、シート体の両面に
画像を形成する場合、一回だけ定着処理される第二面の
有色トナーの光沢度を、処理剤により二回まで定着処理
される第一面の有色トナーと略同一にすることができる
ので、シート体の両面に光沢度が略同一の画像を形成す
ることができる。
【0052】請求項4記載の発明の画像形成装置では、
処理剤は、有色トナーより低粘度の透明トナーであり、
光沢処理手段は、電子写真部により透明トナーを有色ト
ナーとともにシート体に転写することにより、処理剤の
塗布を電子写真部の一般的な機構により実行することが
できる。
【0053】請求項5記載の発明の画像形成装置では、
定着器は、シート体を加熱すると同時に加圧する一対の
回転ローラを有し、光沢処理手段は、透明トナーの転写
位置を有色トナーの転写位置の前縁部より後方に規制す
ることにより、シート体が低粘度の透明トナーの位置で
定着器の回転ローラに付着することを高粘度の有色トナ
ーにより防止することができる。
【0054】請求項6記載の発明の画像形成装置は、両
面に画像が形成されるシート体の第一面の定着前の有色
トナー上に透明トナーを薄く転写するとともに第二面の
定着前の有色トナー上に透明トナーを厚く転写する光沢
処理手段を設けたことにより、シート体の両面に画像を
形成する場合、定着処理の回数が相違する第一面と第二
面との有色トナーの光沢度を、そこに積層する透明トナ
ーの層厚の格差により略同一にすることができるので、
シート体の両面に光沢度が略同一の画像を形成すること
ができる。
【0055】請求項7記載の発明の画像形成装置は、両
面に画像が形成されるシート体の第二面の定着前の有色
トナー上に透明トナーを転写する光沢処理手段を設けた
ことにより、シート体の両面に画像を形成する場合、一
回だけ定着処理される第二面の有色トナーの光沢度を、
透明トナーにより二回まで定着処理される第一面の有色
トナーと略同一にすることができるので、シート体の両
面に光沢度が略同一の画像を形成することができる。
【0056】請求項8記載の発明の画像形成装置は、画
像が形成されるシート体の有色トナー下に接着剤を塗布
する接着処理手段を設けたことにより、シート体に画像
を形成する場合、画像を形成する有色トナーを接着剤に
よりシート体に良好に固着させることができるので、シ
ート体に高品質で耐久性が良好な画像を形成することが
できる。
【0057】請求項9記載の発明の画像形成装置では、
接着剤は、有色トナーより低粘度の透明トナーであり、
接着処理手段は、電子写真部により透明トナーを有色ト
ナーとともにシート体に転写することにより、接着剤の
塗布を電子写真部の一般的な機構により実行することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第一の形態の画像形成装置を示
す模式図である。
【図2】シート体である印刷用紙の両面に画像を形成す
る過程を示す工程図である。
【図3】定着器の回転ローラである加熱ローラに印刷用
紙上の透明トナーが付着した状態を示す模式図である。
【図4】透明トナーの転写位置を有色トナーの転写位置
より後方に規制した状態を示す模式図である。
【図5】定着器の加熱ローラから印刷用紙上の透明トナ
ーが剥離した状態を示す模式図である。
【図6】印刷用紙の両面に画像を形成する過程を示す工
程図である。
【図7】本発明の実施の第二の形態の画像形成装置が印
刷用紙に画像を形成する過程を示す工程図である。
【図8】一従来例として印刷用紙上で有色トナーを定着
処理する過程を示す工程図である。
【図9】定着処理の回数が相違する有色トナーの状態を
示す模式図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 電子写真部 3 定着器 4 反転循環機構 18,19 回転ローラ 101 シート体 102 有色トナー 103,104 処理剤、透明トナー 104 接着剤、透明トナー

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート体の片面に有色トナーを転写させ
    て画像を形成する電子写真部と、この電子写真部から排
    出されるシート体を少なくとも加熱して有色トナーを定
    着処理する定着器と、この定着器から排出されるシート
    体を表裏反転させて前記電子写真部に誘導する反転循環
    機構とを有し、シート体の両面に画像を形成できる画像
    形成装置において、有色トナー上で定着処理が二回実行
    されると定着処理が一回実行された単体の有色トナーと
    光沢度が略同一となる透明な処理剤を設け、この処理剤
    を両面に画像が形成されるシート体の第一面の定着前の
    有色トナー上に塗布する光沢処理手段を設けたことを特
    徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 処理剤は、有色トナーより高粘度の透明
    トナーであり、光沢処理手段は、電子写真部により透明
    トナーを有色トナーとともにシート体に転写することを
    特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 シート体の片面に有色トナーを転写させ
    て画像を形成する電子写真部と、この電子写真部から排
    出されるシート体を少なくとも加熱して有色トナーを定
    着処理する定着器と、この定着器から排出されるシート
    体を表裏反転させて前記電子写真部に誘導する反転循環
    機構とを有し、シート体の両面に画像を形成できる画像
    形成装置において、有色トナー上で定着処理が一回実行
    されると定着処理が二回実行された単体の有色トナーと
    光沢度が略同一となる透明な処理剤を設け、この処理剤
    を両面に画像が形成されるシート体の第二面の定着前の
    有色トナー上に塗布する光沢処理手段を設けたことを特
    徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 処理剤は、有色トナーより低粘度の透明
    トナーであり、光沢処理手段は、電子写真部により透明
    トナーを有色トナーとともにシート体に転写することを
    特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 定着器は、シート体を加熱すると同時に
    加圧する一対の回転ローラを有し、光沢処理手段は、透
    明トナーの転写位置を有色トナーの転写位置の前縁部よ
    り後方に規制することを特徴とする請求項4記載の画像
    形成装置。
  6. 【請求項6】 シート体の片面に有色トナーを転写させ
    て画像を形成する電子写真部と、この電子写真部から排
    出されるシート体を少なくとも加熱して有色トナーを定
    着処理する定着器と、この定着器から排出されるシート
    体を表裏反転させて前記電子写真部に誘導する反転循環
    機構とを有し、シート体の両面に画像を形成できる画像
    形成装置において、両面に画像が形成されるシート体の
    第一面の定着前の有色トナー上に透明トナーを薄く転写
    するとともに第二面の定着前の有色トナー上に透明トナ
    ーを厚く転写する光沢処理手段を設けたことを特徴とす
    る画像形成装置。
  7. 【請求項7】 シート体の片面に有色トナーを転写させ
    て画像を形成する電子写真部と、この電子写真部から排
    出されるシート体を少なくとも加熱して有色トナーを定
    着処理する定着器と、この定着器から排出されるシート
    体を表裏反転させて前記電子写真部に誘導する反転循環
    機構とを有し、シート体の両面に画像を形成できる画像
    形成装置において、両面に画像が形成されるシート体の
    第二面の定着前の有色トナー上に透明トナーを転写する
    光沢処理手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 シート体の片面に有色トナーを転写させ
    て画像を形成する電子写真部と、この電子写真部から排
    出されるシート体を少なくとも加熱して有色トナーを定
    着処理する定着器とを有し、シート体の少なくとも片面
    に画像を形成する画像形成装置において、画像が形成さ
    れるシート体の有色トナー下に接着剤を塗布する接着処
    理手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 接着剤は、有色トナーより低粘度の透明
    トナーであり、接着処理手段は、電子写真部により透明
    トナーを有色トナーとともにシート体に転写することを
    特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
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