JPH09160408A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09160408A
JPH09160408A JP32041795A JP32041795A JPH09160408A JP H09160408 A JPH09160408 A JP H09160408A JP 32041795 A JP32041795 A JP 32041795A JP 32041795 A JP32041795 A JP 32041795A JP H09160408 A JPH09160408 A JP H09160408A
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image forming
image
forming apparatus
toner
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JP32041795A
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English (en)
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Satoru Haneda
哲 羽根田
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用する転写材の材料に応じて予備加熱温度
を切り替えて転写したトナー像を一定の温度に予熱す
る。 【解決手段】 予備加熱部40のサーマルヒータ41の
温度を制御部に入力した記録紙Pの材料に応じて所定の
温度に切り替えると共に、ベルト部材42の温度をサー
マルヒータ41の内部に設置した温度センサSにより精
度の高い検出温度情報を制御部にフィードバック出来る
ようにして、材質や厚さの異なる各記録紙Pに対し転写
したトナー像が何れも一定した予備温度に加熱されるよ
うに構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トナー像を転写し
た転写材を、加熱圧着して定着する形式の定着装置を備
える画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式によって転写材上に
トナー画像を定着する画像形成装置で多く用いられてい
る定着方法として圧着熱定着方式がある。
【0003】この圧着熱定着方式は、未定着のトナー像
を転写した転写材を少なくとも一方が加熱されている互
いに圧接回動する一対のローラ間に通して圧着加熱する
方式であり、この時トナーを構成する主要成分である熱
可塑性樹脂が溶融軟化して転写材に粘着してトナー画像
として定着される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この圧着熱定着方式は
転写材が燃えたりすることがなく、かつ画像形成の速度
と同等の高速の定着処理ができると言う特色を有する
が、その反面高速で移動する転写材に熱を奪われても温
度が下がらないためには熱ローラ部分に大きな熱容量を
必要とするので熱ローラの寿命が短くない、また定着温
度まで温度上昇するウォーミングアップに時間がかかる
欠点がある。
【0005】かかる理由から、トナー像転写直後の転写
材を定着処理に先だって、予め所定の温度にまで加熱す
るいわゆる予備加熱することにより、熱容量の比較的小
さな熱ローラによってトナー像の定着が出来るようにし
た定着装置が有効と考えられる。
【0006】しかしながら画像の記録には、一般的な普
通紙の他のハガキのような厚目の用紙やオーバーヘッド
プロジェクタ等に使用されるトランスペアレンシ(OH
T)の如き特殊な材質の転写材が使用されることがあ
り、高品質の定着画像を得るには転写材の種類や画像の
光沢の要否に応じて定着温度を適応させる必要がある。
【0007】本発明は前記の予備加熱部の温度制御が比
較的容易でかつ短時間に出来るのに着目して、転写材の
種類やサイズあるいは光沢画像の要否等に応じて加熱条
件を自由に選択することの出来る画像形成装置の提供を
目的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、像形成体上
にトナー像を形成し、該トナー像を転写材上に転写し、
該転写材を定着部において加熱して定着する画像形成装
置において、前記定着部は予備加熱部を備え、前記予備
加熱部は転写材の種類に対応して加熱条件が設定される
ことを特徴とする画像形成装置(請求項1に係わる発
明)、および像形成体上にトナー像を形成し、該トナー
像を転写材上に転写し、該転写材を定着部において加熱
して定着する画像形成装置において、前記定着部は予備
加熱部を備え、前記予備加熱部は画像の光沢あるいは非
光沢モードの選択に対応して加熱条件が設定されること
を特徴とする画像形成装置(請求項3に係わる発明)、
および像形成体上にトナー像を形成し、該トナー像を転
写材上に転写し、該転写材を定着部において加熱して定
着する画像形成装置において、前記定着部は予備加熱部
を備え、前記予備加熱部は転写材のサイズに対応して加
熱条件が設定されることを特徴とする画像形成装置(請
求項5に係わる発明)、および像形成体上にトナー像を
形成し、該トナー像を転写材上に転写し、該転写材を定
着部において加熱して定着する画像形成装置において、
前記定着部は予備加熱部を備え、前記予備加熱部は分割
構成されていて、転写材のサイズに対応して加熱条件が
設定されることを特徴とする画像形成装置(請求項7に
係わる発明)によって達成される。
【0009】
【発明の実施の形態】各発明に共通する画像形成装置の
構成とその機能を図1ないし図4に示すカラー画像形成
装置によって説明する。
【0010】図1において10は像形成体である感光体
ドラムで、OPC感光体をドラム上に塗布したもので接
地されて時計方向に駆動回転される。12はスコロトロ
ン帯電器で、感光体ドラム10周面に対しVHの一様な
帯電をVGに電位保持されたグリッドとコロナ放電ワイ
ヤによるコロナ放電によって与えられる。このスコロト
ロン帯電器12による帯電に先だって、前プリントまで
の感光体の履歴をなくすために発光ダイオード等を用い
たPCL11による露光を行って感光体周面の除電をし
ておく。
【0011】感光体への一様帯電ののち像露光手段13
により画像信号に基づいた像露光が行われる。像露光手
段13は図示しないレーザダイオードを発光光源とし回
転するポリゴンミラー131、fθレンズ等を経て反射
ミラー132により光路を曲げられ走査がなされるもの
で、感光体ドラム10の回転(副走査)によって潜像が
形成される。本実施例では文字部に対して露光を行な
い、文字部の方が低電位VLとなるような反転潜像を形
成する。
【0012】感光体ドラム10周縁にはイエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒色(K)等
のトナーとキャリアとから成る現像剤をそれぞれ内蔵し
た現像器14が設けられていて、先ず1色目の現像がマグ
ネットを内蔵し現像剤を保持して回転する現像スリーブ
141によって行われる。現像剤はフェライトをコアと
してそのまわりに絶縁性樹脂をコーティングしたキャリ
アと、ポリエステルを主材料として色に応じた顔料と荷
電制御剤、シリカ、酸化チタン等を加えたトナーとから
なるもので、現像剤は層形成手段によって現像スリーブ
141上に100〜600μmの層厚(現像剤)に規制
されて現像域へと搬送される。
【0013】現像域における現像スリーブ141と感光
体ドラム10との間隙は層厚(現像剤)よりも大きい
0.2〜1.0mmとして、この間にVACのACバアイ
スとVDCのDCバイアスが重畳して印加される。VDC
H、トナーの帯電は同極性であるため、VACによって
キャリアから離脱するきっかけを与えられたトナーはV
DCより電位の高いVHの部分には付着せず、VDCより電
位の低いVL部分に付着し顕像化(反転現像)が行われ
る。
【0014】1色目の顕像化が終った後2色目の画像形
成行程にはいり、再びスコロトロン帯電器12による一
様帯電が行われ、2色目の画像データによる潜像が像露
光手段13によって形成される。このとき1色目の画像
形成行程で行われたPCL11による除電は、1色目の
画像部に付着したトナーがまわりの電位の急激な低下に
より飛び散るため行わない。
【0015】再び感光体ドラム10周面の全面に亘って
Hの電位となった感光体のうち、1色目の画像のない
部分に対しては1色目と同様の潜像がつくられ現像が行
われるが、1色目の画像がある部分に対し再び現像を行
う部分では、1色目の付着したトナーにより遮光とトナ
ー自身のもつ電荷によってVM′の潜像が形成され、V
DCとVM′の電位差に応じた現像が行われる。この1色
目と2色目の画像の重なりの部分では1色目の現像をV
Lの潜像をつくって行うと、1色目と2色目とのバラン
スが崩れるため、1色目の露光量を減らしてVH>VM
Lとなる中間電位とすることもある。
【0016】3色目、4色目についても2色目と同様の
画像形成行程が行われ、感光体ドラム10周面上には4
色の顕像が形成される。
【0017】一方給紙カセット15より半月ローラ16
を介して搬出された記録紙Pは一旦停止し、転写のタイ
ミングの整った時点で給紙ローラ17の回転作動により
転写域へと給紙される。
【0018】転写域においては転写のタイミングに同期
して感光体ドラム10の周面に転写ベルト18が圧接さ
れ、給紙された記録紙Pを挟着して転写極19の放電に
より多色像が一括して転写される。
【0019】次いで記録紙Pはローラ18Aを巻回する
ベルトの急な搬送方向の転換により転写ベルト18の周
面により分離して定着装置20に搬送され、熱ローラ2
01と圧着ローラ202の加熱、加圧によってトナーを
溶着したのち排紙ローラ21を介して装置外部に排出さ
れる。なお前記の転写ベルト18は記録紙Pの通過後ロ
ーラ18Aを支点として時計方向に回動して感光体ドラ
ム10の周面より退避離間して次なるトナー像の形成に
備える。
【0020】一方記録紙Pを分離した感光体ドラム10
は、クリーニング装置22のブレード221の圧接によ
り残留トナーを除去・清掃し、再びPCL11による除
電と帯電器12による帯電を受けて次なる画像形成のプ
ロセスに入る。なお前記のブレード221は感光体面の
クリーニング後直ちに移動して感光体ドラム10の周面
より退避する。
【0021】前記の定着装置20は、図2に示す如く定
着部30とその搬送上流側に位置する予備加熱部40と
から構成されていて、それ等を定着容器20Aに収めて
一体とした上で装置内に内蔵される。
【0022】前記の定着部30は、ヒータを内蔵する熱
ローラ201とこれに圧着する圧着ローラ202とから
成り、時計方向へと駆動回転される前記の熱ローラ20
1と従動回転する前記の圧着ローラ202とによって記
録紙Pを感光体ドラム10の周速と等しい速度で挟着搬
送しつつ加熱することによってトナーを溶着し、搬送ロ
ーラ20Bを介して容器20Aの外部に搬送する。
【0023】前記の熱ローラ201は摺接するクリーニ
ングパッド31によってその外周面が常に清浄に保た
れ、さらにオイル塗布ローラ32によって適量のシリコ
ンオイル等が塗布されてトナーの熱ローラ201への溶
着が防止される。さらに前記の熱ローラ201と圧着ロ
ーラ202にはそれぞれ分離爪33および34が当接さ
れて記録紙Pのローラへの巻き付きが防止される。
【0024】一方前記の予備加熱部40は、加熱部材と
して設けた平面状のサーマルヒータ41とその周囲を循
環して搬送されるベルト部材42とから構成されてい
て、前記ベルト部材42は駆動ローラ43と従動ローラ
44との間に張架されて駆動ローラ43の動力により感
光体ドラム10の周速と等しい速度で反時計方向へと回
動することにより、トナー像の転写を受けた記録紙Pを
載置して前記の定着部30に搬送する間にベルト部材4
2と接触している前記のサーマルヒータ41の熱量によ
って予め所定の温度に迄予備加熱される。
【0025】前記のベルト部材42には、熱容量が小さ
くかつ耐熱性と熱伝導性の良好な材料として例えば内周
面に導電層を設け、外周面にテフロンコートを施した電
気的に高抵抗(導電性フィラーを混入して10811Ω
・cmに調整したもの)の厚さが30μmないし200
μmのポリイミドフィルムが使用される。なお導電層は
アースされている。さらに記録紙Pの進入部と搬出部に
はそれぞれコロナ帯電極45とコロナ除電極46が設置
され、転写ベルト18から分離した記録紙Pはコロナ帯
電極45によって帯電し、静電的にベルト部材42に密
着した状態でサーマルヒータ41部分を通過し、予備加
熱されたのちコロナ除電極46によって除電され、ベル
ト部材42から分離して定着部30へ搬送される。
【0026】前記の定着装置20によるトナー像の定着
作用は次のようにして行われる。
【0027】前記の定着部30の熱ローラ201は、画
像形成装置の電源入力により駆動回転され、同時に内蔵
するヒータがONになって加熱されウォーミングアップ
状態とされる。
【0028】前記の熱ローラ201はその近傍に設けた
温度センサにより検知した周面温度がトナーの溶融温度
(190℃ないし200℃)に達した時点でウォーミン
グアップを終了し、画像形成の開始を可能とすると共に
ヒータのON・OFF制御を継続して周面温度を定着を
可能とする一定温度に保った制御状態に置かれる。
【0029】一方前記の予備加熱部40のベルト部材4
2は、記録紙Pに対するトナー像の転写開始のタイミン
グもしくは記録紙Pの搬送検出により回動を開始され、
同時にサーマルヒータ41により加熱制御される。
【0030】前記のベルト部材42は、サーマルヒータ
41のONによりサーマルヒータ41からの発熱により
短時間内にヒータに面する周面部分が少なくとも100
℃以上、好ましくは100℃ないし160℃に加熱さ
れ、周面温度がトナーの軟化点に達する以前に温度セン
サSの検知信号によってサーマルヒータ41をOFFに
する制御を行い、100℃以上軟化点以下の範囲内の一
定の周面温度が維持される。
【0031】トナー像の転写を受けた記録紙Pが図2に
示す如く矢示A方向より定着装置20内に搬入される
と、予備加熱部40の進入部に設けた前記のコロナ帯電
器45が放電作用を開始して記録紙Pをトナーと同極性
に帯電し、それによってベルト部材42は記録紙Pを静
電的に密着して搬送する。これにより、記録紙Pへの熱
伝導を良好に保つ。
【0032】記録紙Pは搬送中サーマルヒータ41によ
るベルト部材42を介した熱伝達により記録紙中の水分
は気化熱を吸収して蒸発し、トナー像を変形しない限度
に迄軟化されたあと、搬出部のコロナ除電器46の交流
放電により除電されて、ベルト部材42より分離して前
記の定着部30へと搬送される。
【0033】前記の記録紙Pは、定着部30に搬送され
ると前記の熱ローラ201と圧着ローラ202によって
挟着搬送され、同時に熱ローラ201の熱量によりトナ
ーを溶融して定着し、排出ローラ20Bを介して矢示B
方向より定着容器20Aの外側に排出される。
【0034】前記の記録紙Pは、熱ローラ201によっ
て加熱される直前に前記の予備加熱部40において記録
紙中の水分の多くが蒸発し、予めトナーが軟化点近くの
100℃ないし160℃迄に予備加熱されているので定
着に要する熱量が少なくてよく、熱ローラ201がトナ
ーを溶融するに要する所定の溶融温度(190℃ないし
200℃)への到達時間や所定の溶融温度の持続時間が
短くて良く、従って熱ローラ201は熱容量が小さくて
も高速で搬送される記録紙に対して温度低下を起こさず
安定した定着が可能となり、ウォーミングアップに要す
る時間の短い小径ローラを用いた定着部30の使用が可
能となる。また定着部30のローラ部分の熱容量を下げ
ることによって質量が小さくなり小型の定着器も実現で
き、紙の通過によりとられる熱量も少ないことから局部
的に高温となるのも避けられてローラ自体の寿命を増大
する。
【0035】定着装置20に対する動力、電力の供給な
らびに温度管理は図3に示す制御回路によって制御され
るが、予備加熱部40に関しては規定温度に達する時間
が短いので、前述したようにトナー像転写のタイミング
もしくは記録紙搬送の検知信号に基づいて制御すること
ができるが、定着部30については規定温度に達する時
間が長くかつ予備加熱部40に較べて熱容量が大きいの
で、画像形成装置のメインスイッチのONによりあるい
はプリントスタート時に熱ローラ201への動力とヒー
タへの電力の供給を開始し、メインスイッチのOFFと
共にあるいはプリント終了時にヒータへの電力の供給を
中断し、機内温度の低下を待って熱ローラ201への動
力の供給を停止するよう制御される。
【0036】記録紙Pをベルト部材42に密着させる手
段に関しては、前記のコロナ帯電極45に替えて図4に
示すような導電性の帯電ブラシ45Aをベルト部材42
の外周面に摺接させ、1〜2kVの電圧を印加しベルト
面を直接トナーと同極性に帯電させ、帯電したベルト部
材42に記録紙Pを静電的に密着するようにすることも
可能であり、また記録紙Pのベルト部材42からの分離
についても前記のコロナ除電極46によらず、前記の従
動ローラ44の外径を小さくすることにより記録紙Pの
ベルト部材42からの分離性を高めることもできる。又
さらに除電電極45Bにより、分離の安定性を高めるこ
ともできる。
【0037】また記録紙Pの予備加熱によって蒸発する
水分を除去する目的から、定着装置20に排気装置50
を追設して定着容器20A内の空気を強制的に画像形成
装置の外部に排気できるようにすることが望ましい。
【0038】
【実施例】
(実施例1)請求項1に係わる発明の実施例を図5によ
って説明する。
【0039】本発明のカラー画像形成装置は、図5
(a)の回路図に示す如く使用する転写材の材料情報を
定着装置20の制御部に入力することにより、予備加熱
部40における転写材の加熱温度をその材料の熱容量を
考慮した適正温度に修正して設定することが出来るよう
になっている。
【0040】転写材の材料情報は、ユーザの操作により
予め入力されていて一例として転写材が通常の普通紙の
場合予備加熱の温度が110℃に設定され、ハガキのよ
うな厚目の紙に対しては125℃、トランスペアレンシ
(OHT)のような紙以外の材料に対しては130℃と
言うように材料に応じて加熱温度が修正され、それによ
って何れの転写材が使用される場合でも転写されたトナ
ー像はほぼ等しい予熱温度に加熱されるようになってい
る。
【0041】従って定着部30における転写材の加熱条
件を一定としても各転写材は何れもトナー像を充分に溶
融、固着して適確な定着処理により画像を記録すること
が可能となる。勿論定着部30の加熱条件も転材料の種
類に応じて異なる設定温度とするよう構成することも可
能である。なお前記の温度センサSは図5(b)に示す
如くサーマルヒータ41の内部に設定されていて、ヒー
タに接するベルト面の温度が高い精度をもって遅れるこ
となく検知される。
【0042】(実施例2)請求項3に係わる発明の実施
例を図6によって説明する。
【0043】本発明のカラー画像形成装置は、図6の回
路図に示す如く記録する画像の光沢の要否の情報を定着
装置20の制御部に入力することにより、予備加熱部4
0における転写材の加熱温度もしくは搬送速度を修正し
て設定することが出来るようになっている。
【0044】画像の光沢の要否の情報は、ユーザのモー
ド選択の操作により画像形成に先だって予め入力されて
いて、非光沢モードが入力されている場合には一例とし
て予備加熱の温度が110℃に設定され、光沢モードが
入力されている場合には130℃に修正されて続く定着
部30の一定した温度の加熱により記録紙P上のトナー
像が非光沢あるいは光沢をもつ画像として定着処理され
る。勿論定着部30の加熱条件も光沢あるいは非光沢の
モードに応じて異なる設定温度とするよう構成すること
も可能である。
【0045】また制御部に入力した情報により予備加熱
部40における加熱温度を一定として置いて記録紙Pの
搬送速度を切替え、光沢モードでは記録紙Pの搬送速度
を下げるよう切替えることによってもトナー像を非光沢
あるいは光沢をもつ画像として定着処理することが可能
である。
【0046】予備加熱部40においては記録紙Pは例え
ば通常の非光沢モードにあっては100mm/secの
線速度をもって搬送されているが、光沢モードの場合に
は動力系の制御により、それ以下の若干低い搬送速度に
切替えられて記録部Pに対し光沢モードの場合に必要と
する充分な熱量が与えられ、それによって定着部30の
一定した温度の加熱によっても光沢のある画像として定
着処理される。勿論定着部30の搬送速度についても、
非光沢モードの100mm/secの線速度に対して光
沢モードの場合には若干低い例えば予備加熱部40と等
しい搬送速度をもって搬送するよう構成することも可能
である。
【0047】(実施例3)請求項5に係わる発明の実施
例を図7によって説明する。
【0048】本発明のカラー画像形成装置は、図7
(a)の回路図に示す如く使用する転写材のサイズ(先
端及び後端)の情報を定着装置20の制御部に入力する
ことにより、予備加熱部40における転写材の加熱作用
と搬送作動を始動し、並びに停止することが出来るよう
になっている。
【0049】転写材のサイズの情報は、図7(b)に示
す如く予備加熱部40における転写材の搬送上流側すな
わちベルト部材42の上流側に設置されたフォトセンサ
PSが、定着装置20内に搬入される転写材すなわち記
録紙Pの先端部と後端部を検知することによって得られ
るもので、記録紙Pの先端部の検知信号によりサーマル
ヒータ41がONになりかつベルト部材42の搬送作動
が開始され、後端部の検知信号が入力してから所定の時
間差を経てサーマルヒータ41がOFFになってかつベ
ルト部材42の搬送作動が停止して記録紙Pの画像領域
全面が予備加熱されて定着部30へと給送される。ベル
ト部材42の搬送作動は画像形成と同時に開始し、予備
加熱のON・OFFのみを転写材の先端及び後端検知に
より制御することも可能である。
【0050】従って予備加熱部40は記録紙Pの搬入時
にのみ必要にして充分な予熱加熱を行うことにより、さ
らに帯電器45および除電器46のON・OFFの制御
も可能となって動力、電力が効率良く使用されることと
なる。
【0051】(実施例4)請求項7に係わる発明の実施
例を図8によって説明する。
【0052】本発明のカラー画像形成装置は、予備加熱
部40のサーマルヒータ41を図8(b)の平面図に示
す如くそれぞれ独立した5個のヒータ41Aないし41
Eをユニット化することによって構成し、前記の各ヒー
タの中から転写材すなわち記録紙Pの紙面(搬送方向で
の紙幅)に対応するヒータのみを特定して発熱状態とす
ることが出来るようになっている。
【0053】本装置においては記録紙Pはサイズの大小
にかかわらず何れも同一側の側端面を基準として給紙、
搬送されるようになっていて、前記の各ヒータ41Aな
いし41Eは図示のように記録紙PのサイズのA5判か
らA3判に対応するよう分割され、さらに図8(a)に
示す如くその搬送上流側には記録紙Pのサイズの検知手
段として5個のフォトセンサPSが前記の各ヒータに対
応して配置されている。
【0054】前記の各フォトセンサPSによる記録紙P
の検知信号は制御部に入力され対応するヒータに電力を
供給して加熱状態とすることにより使用する記録紙Pは
その画像領域全面が予備加熱されて定着部30へと給送
される。
【0055】従って予備加熱40は記録紙Pの紙面のみ
を加熱することとなるのでサイズの小さい記録紙Pを使
用する場合には電力の節約が大きく、また前記の各フォ
トセンサPSは記録紙Pの先端部や後端部の通過も検知
出来るのでそれ等の検知信号により帯電器45および除
電器46のON・OFFの制御も併せて可能となり、各
電器は消耗が少なく長期にわたって使用出来ることにな
る。
【0056】なお上記実施例は片側基準の給紙がなされ
る画像形成装置について説明したが、センタ基準で給紙
される画像形成装置についても適用されることは勿論で
ある。
【0057】
【発明の効果】本発明により定着処理に先立ち転写材の
材質、大きさあるいは画像の光沢の要否に応じて加熱の
温度あるいは範囲を切り替えてトナー像を効率良く予備
加熱することの出来る定着装置が実現され、その結果多
種多様の転写材に対し高品位の画像を記録することの可
能な実用上頗る有用な画像形成装置が提供されることと
なった。
【図面の簡単な説明】
【図1】カラー画像形成装置の断面構成図。
【図2】定着装置の断面構成図。
【図3】定着装置の制御回路図。
【図4】定着装置の要部図。
【図5】請求項1に係わる装置の構成図。
【図6】請求項3に係わる装置の回路図。
【図7】請求項5に係わる装置の構成図。
【図8】請求項7に係わる装置の構成図。
【符号の説明】
10 感光体ドラム 12 帯電器 13 像露光手段 14 現像器 15 給紙カセット 17 給紙ローラ 18 転写ベルト 19 転写極 20 定着装置 20A 定着容器 30 定着部 40 予備加熱部 41 サーマルヒータ 42 ベルト部材 43 駆動ローラ 45 コロナ帯電器 46 コロナ除電器 50 排気装置 P 記録紙 S 温度センサ PS フォトセンサ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像形成体上にトナー像を形成し、該トナ
    ー像を転写材上に転写し、該転写材を定着部において加
    熱して定着する画像形成装置において、前記定着部は予
    備加熱部を備え、前記予備加熱部は転写材の種類に対応
    して加熱条件が設定されることを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 前記加熱条件は前記予備加熱部内の温度
    検知により設定されることを特徴とする請求項1記載の
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】 像形成体上にトナー像を形成し、該トナ
    ー像を転写材上に転写し、該転写材を定着部において加
    熱して定着する画像形成装置において、前記定着部は予
    備加熱部を備え、前記予備加熱部は画像の光沢あるいは
    非光沢モードの選択に対応して加熱条件が設定されるこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記加熱条件は前記予備加熱部内の転写
    材の搬送速度の変更により設定されることを特徴とする
    請求項3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 像形成体上にトナー像を形成し、該トナ
    ー像を転写材上に転写し、該転写材を定着部において加
    熱して定着する画像形成装置において、前記定着部は予
    備加熱部を備え、前記予備加熱部は転写材のサイズに対
    応して加熱条件が設定されることを特徴とする画像形成
    装置。
  6. 【請求項6】 前記転写材のサイズは前記予備加熱部内
    の転写材の搬送上流側に設けられる検知手段によって検
    出されることを特徴とする請求項5記載の画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】 像形成体上にトナー像を形成し、該トナ
    ー像を転写材上に転写し、該転写材を定着部において加
    熱して定着する画像形成装置において、前記定着部は予
    備加熱部を備え、前記予備加熱部は分割構成されてい
    て、転写材のサイズに対応して加熱条件が設定されるこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記転写材のサイズは前記予備加熱部内
    の転写材の搬送上流側に設けられる検知手段によって検
    出されることを特徴とする請求項7記載の画像形成装
    置。
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