JPH1069178A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH1069178A
JPH1069178A JP22383296A JP22383296A JPH1069178A JP H1069178 A JPH1069178 A JP H1069178A JP 22383296 A JP22383296 A JP 22383296A JP 22383296 A JP22383296 A JP 22383296A JP H1069178 A JPH1069178 A JP H1069178A
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JP
Japan
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fixing roller
unit
heating
toner image
fixing
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JP22383296A
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English (en)
Inventor
Yotaro Sato
洋太郎 佐藤
Kunio Shigeta
邦男 重田
Satoru Haneda
哲 羽根田
Akitoshi Matsubara
昭年 松原
Tadayoshi Ikeda
忠義 池田
Masakazu Fukuchi
真和 福地
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 両面にトナー像を保持した転写材を一括定着
しても、少ない消費電力で良好な定着の行われる画像形
成装置を提供する。 【解決手段】 感光体ドラムと、この感光体ドラム上に
トナー像を形成する手段と、前記感光体ドラム上のトナ
ー像をトナー像受像体又は記録紙Pの表面に転写する第
1転写器と、トナー像受像体上に転写されたトナー像を
記録紙Pの裏面に再転写する第2転写器と、記録紙P上
に転写されたトナー像を定着する定着装置30とを有す
る画像形成装置において、定着装置30は、少なくとも
記録紙Pの表面に対向する第1定着ローラ310と第1
定着ローラ310を加熱する第1ヒータ311と、記録
紙Pの裏面に対向する第2定着ローラ320と第2定着
ローラ320を加熱する第2ヒータ321とを有し、第
1ヒータ311の最大消費電力を第2ヒータ321の最
大消費電力より大きくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式によ
って画像形成を行う画像形成装置に係わり、特に転写材
の両面にトナー像を形成して、これを一括して加熱定着
して両面画像形成を行う画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、両面コピーにおいては、像形成体
上に形成された一方の面の画像を転写材上に転写、定着
し、これを一旦両面反転給紙装置に収納し、再び像形成
体上に形成された画像とタイミングを合わせて両面反転
給紙装置より転写材を給送し、転写材上に他方の面の画
像を転写、定着する方法がとられている。
【0003】この両面コピー装置は、上記の如く、両面
反転給紙装置への給送や定着装置を2度通す等の転写材
の搬送が行われるので、転写材の搬送距離が長くなるた
めコピーに多くの処理時間がかかり、また1度定着装置
を通してカールしやすくなった転写材を再び給送するた
め転写材搬送の信頼性が低く、ジャム等を引き起こす原
因となっていた。これに対し、特公昭49−37538
号公報、特公昭54−28740号公報、特開平1−4
4457号公報、特開平4−214576号公報等によ
り転写材の両面にトナー像を形成後、1回で定着を行う
ものが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、両面にトナー
像を有した転写材を一括して定着を行うことは容易では
ない。両面にトナー像を有した転写材を一括して定着を
行うには転写材の両面に加熱手段を有することが必要
で、該加熱手段の両方に電力を供給するため、定着手段
での消費電力は必然的に大となる。しかし、従来消費電
力の節約についての提案はない。また、消費電力の増大
は装置の温度上昇を招き感光体の特性の変化その他の不
具合が発生し良好な画像が形成できなくなり、更に装置
の運転費を増加させるという問題点がある。
【0005】本発明は、上記問題点を解決し、両面にト
ナー像を保持した転写材を一括定着しても、少ない消費
電力で良好な定着が行われ、また片面にトナー像を保持
した転写材に対しても同様に少ない消費電力で良好な定
着の行われる画像形成装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、像形成体
と、該像形成体上にトナー像を形成する手段と、中間転
写体と、前記像形成体上のトナー像を前記中間転写体又
は転写材の表面に転写する第1転写手段と、前記中間転
写体上に転写されたトナー像を前記転写材の裏面に再転
写する第2転写手段と、前記転写材上に転写されたトナ
ー像を定着する定着手段とを有する画像形成装置におい
て、前記定着手段は、少なくとも、前記転写材の表面に
対向する第1定着ローラと、前記転写材の裏面に対向す
る第2定着ローラと、前記第1定着ローラを加熱する第
1加熱手段と、前記第2定着ローラを加熱する第2加熱
手段とからなり、前記第1加熱手段の最大消費電力を、
前記第2加熱手段の最大消費電力より大とすることを特
徴とする画像形成装置(請求項1に係る第1発明)によ
り達成される。
【0007】なお、上記発明において、前記定着手段
は、前記第1定着ローラからの表面温度を検知する第1
温度検知手段と、第2定着ローラの表面温度を検知する
第2温度検知手段とを有し、前記転写材の両面にトナー
像を形成するコピーモードが選択されたとき、前記第2
温度検知手段による検知結果が所定の値より低い場合、
前記転写材が前記定着手段に進入する前に、前記第1定
着ローラ及び前記第2定着ローラを互いに圧接した状態
で回転させながら、同時に少なくとも前記第2加熱手段
によって該第2定着ローラを加熱し、該第2定着ローラ
の表面温度が所定の値に対して適正になるように制御す
ることを特徴とする画像形成装置は好ましい実施態様で
ある。
【0008】また、上記目的は、像形成体と、該像形成
体上にトナー像を形成する手段と、中間転写体と、前記
像形成体上のトナー像を前記中間転写体又は転写材の表
面に転写する第1転写手段と、前記中間転写体上に転写
されたトナー像を前記転写材の裏面に再転写する第2転
写手段と、前記転写材上に転写されたトナー像を定着す
る定着手段とを有する画像形成装置において、前記定着
手段は、少なくとも、前記転写材の表面に対向する第1
定着ローラと、前記転写材の裏面に対向する第2定着ロ
ーラと、前記第1定着ローラを加熱する第1加熱手段
と、前記第2定着ローラを加熱する第2加熱手段とから
なり、前記第1加熱手段及び前記第2加熱手段への供給
電力を可変とすると共に、前記転写材の表面のみにトナ
ー像を形成するコピーモードにおける前記第1加熱手段
への供給電力をPK1,前記第2加熱手段への供給電力を
K2とし、前記転写材の両面にトナー像を形成するコピ
ーモードにおける前記第1加熱手段への供給電力を
R1,前記第2加熱手段への供給電力をPR2とすると
き、 PK1≧PR1≧PR2>PK2 の関係を満足するように前記第1加熱手段及び前記第2
加熱手段への供給電力を制御することを特徴とする画像
形成装置(請求項3に係わる第2発明)により達成され
る。
【0009】なお、上記発明において、前記第1加熱手
段及び第2加熱手段へ供給する実効電圧値或いは実効電
流値をコピーモードに応じて可変制御することによっ
て、前記供給電力を制御するようにした画像形成装置、
或いは、前記第1加熱手段及び第2加熱手段の少なくと
も一方が複数の加熱手段からなり、該加熱手段への出力
及び非出力の組み合わせを切り換えることによって前記
供給電力を制御するようにした画像形成装置は好ましい
実施態様である。
【0010】更にまた、上記目的は、像形成体と、該像
形成体上にトナー像を形成する手段と、中間転写体と、
前記像形成体上のトナー像を前記中間転写体又は転写材
の表面に転写する第1の転写手段と、前記中間転写体上
に転写されたトナー像を前記転写材の裏面に再転写する
第2の転写手段と、前記転写材上に転写されたトナー像
を定着する定着手段とを有する画像形成装置において、
前記定着手段は、少なくとも、前記転写材の表面に対向
する第1定着ローラと、前記転写材の裏面に対向する第
2定着ローラと、前記第1定着ローラを加熱する第1加
熱手段と、前記第2定着ローラを加熱する第2加熱手段
とからなり、前記第1定着ローラの熱容量を前記第2定
着ローラの熱容量より大きくすることを特徴とする画像
形成装置(請求項6に係わる第3発明)により達成され
る。
【0011】なお、上記発明において、前記第1定着ロ
ーラ及び第2定着ローラが共に弾性体層を有し、前記第
1定着ローラの弾性体層の厚さを前記第2定着ローラの
弾性体層の厚さより大きくした画像形成装置は好ましい
実施態様である。
【0012】更にまた、上記目的は、像形成体と、該像
形成体上にトナー像を形成する手段と、中間転写体と、
前記像形成体上のトナー像を前記中間転写体又は転写材
の表面に転写する第1転写手段と、前記中間転写体上に
転写されたトナー像を前記転写材の裏面に再転写する第
2転写手段と、前記転写材上に転写されたトナー像を定
着する定着手段とを有する画像形成装置において、前記
定着手段は、少なくとも、前記転写材の表面に対向する
第1定着ローラと、前記転写材の裏面に対向する第2定
着ローラと、前記第1定着ローラを加熱する第1加熱手
段と、前記第2定着ローラを加熱する第2加熱手段とか
らなり、前記第1定着ローラ及び第2定着ローラは何れ
も弾性体層を有し、前記第1定着ローラの弾性体層の熱
伝導率の逆数と層厚との積を、前記第2定着ローラの弾
性体層の熱伝導率の逆数と層厚との積より大きくするこ
とを特徴とする画像形成装置(請求項8に係わる第4発
明)により達成される。
【0013】更にまた、上記目的は、像形成体と、該像
形成体上にトナー像を形成する手段と、中間転写体と、
前記像形成体上のトナー像を前記中間転写体又は転写材
の表面に転写する第1転写手段と、前記中間転写体上に
転写されたトナー像を前記転写材の裏面に再転写する第
2転写手段と、前記転写材上に転写されたトナー像を定
着する定着手段とを有する画像形成装置において、前記
定着手段は、少なくとも、前記転写材の表面に対向する
第1定着ローラと、前記転写材の裏面に対向する第2定
着ローラと、前記第1定着ローラを加熱する第1a加熱
手段及び第1b加熱手段と、前記第2定着ローラを加熱
する第2加熱手段とからなり、前記第1a加熱手段の最
大消費電力と前記第2加熱手段の最大消費電力の和及び
前記第1a加熱手段の最大消費電力と前記第1b加熱手
段の最大消費電力の和を、それぞれ前記定着手段に許容
される最大消費電力以下に設定すると共に、前記第2加
熱手段及び前記第1b加熱手段への通電を同時に行うこ
とを禁止することを特徴とする画像形成装置(請求項9
に係わる第5発明)により達成される。
【0014】なお、上記発明において、前記転写材の両
面又は裏面のみにトナー像を形成するコピーモードのと
きには、前記第1a加熱手段及び第2加熱手段に通電
し、前記転写材の表面のみにトナー像を形成するコピー
モードのときには前記第1a加熱手段及び第1b加熱手
段に通電するようにした画像形成装置、及び、前記定着
手段は、前記第1定着ローラの表面温度を検知する第1
温度検知手段と、前記第2定着ローラの表面温度を検知
する第2温度検知手段とを有し、前記第1温度検知手段
による検知結果に基づいて前記第1a加熱手段及び第1
b加熱手段への通電をそれぞれ独立に制御すると共に、
前記第2の温度検知手段による検知結果に基づいて前記
第2加熱手段への通電を制御するようにした画像形成装
置、並びに、前記第1温度検知手段による検知結果に基
づいて前記第1a加熱手段への通電を制御すると共に、
前記第2温度検知手段による検知結果に基づいて前記第
2加熱手段への通電を制御し、前記第1a加熱手段への
通電と連動して第1b加熱手段へ通電するようにした画
像形成装置は好ましい実施態様である。
【0015】更にまた、上記目的は、像形成体と、該像
形成体上にトナー像を形成する手段と、中間転写体と、
前記像形成体上のトナー像を前記中間転写体又は転写材
の表面に転写する第1転写手段と、前記中間転写体上に
転写されたトナー像を前記転写材の裏面に再転写する第
2転写手段と、前記転写材上に転写されたトナー像を定
着する定着手段とを有する画像形成装置において、前記
定着手段は、少なくとも、前記転写材の表面に対向する
第1定着ローラと、前記転写材の裏面に対向する第2定
着ローラと、前記第1定着ローラを加熱する第1加熱手
段と、前記第2定着ローラを加熱する第2加熱手段とを
有し、前記第1加熱手段の最大消費電力及び前記第2加
熱手段の最大消費電力を、それぞれ前記定着手段に許容
される最大消費電力以下に設定すると共に、前記第1a
加熱手段及び前記第2加熱手段への通電を同時に行うこ
とを禁止することを特徴とする画像形成装置(請求項1
3に係わる第6発明)により達成される。
【0016】なお、上記発明において、前記転写材の表
面のみにトナー像を形成するコピーモードのときには第
1加熱手段のみに通電し、前記転写材の両面又は裏面の
みにトナー像を形成するコピーモードのときには前記第
1加熱手段及び前記第2加熱手段に交互に通電するよう
にした画像形成装置、或いは、前記転写材の両面にトナ
ー像を形成するコピーモードのときには前記第1加熱手
段を前記第2加熱手段に優先して通電状態にし、前記転
写材の裏面のみにトナー像を形成するコピーモードのと
きには前記第2加熱手段を前記第1加熱手段に優先して
通電状態にするようにした画像形成装置は好ましい実施
態様である。
【0017】
【発明の実施の形態】各発明の説明に先だって本発明が
適用される両面にトナー像を形成し一括して定着を行う
ようにした画像形成装置に共通する一実施の形態につい
て説明する。なお、本発明は以下に述べる実施の形態に
限定されるものではない。また本欄の記載は請求項の技
術的範囲や用語の意義を限定するものではない。また、
以下の実施形態の説明において、カラートナー像の転写
材への転写の際に、転写域において像形成体に対向する
側の転写材の面に転写する画像を表面画像、転写材の他
方の側の面に転写する画像を裏面画像という。以下説明
する実施の形態は何れもカラー画像を形成する画像形成
装置の実施例であるが、本発明はモノクロ用の画像形成
装置についても適用される。
【0018】本発明の画像形成装置の実施形態の画像形
成プロセス及び各機構について、図1〜図3を用いて説
明する。図1は、本発明の画像形成装置の実施形態の断
面構成図であり、図2は、図1の像形成体の側断面図で
あり、図3は、実施形態にかかわる両面のトナー像形成
状態を示す図である。
【0019】像形成体である感光体ドラム10は、例え
ば、光学ガラスや透明アクリル樹脂の透明部材によって
形成される円筒状の基体を内側に設け、透明の導電層、
a−Si層或いは有機感光層(OPC)等の感光層を該
基体の外周に形成したものであり、図1の矢印で示す時
計方向に回転される。
【0020】感光体ドラム10は、図2に示す如く、そ
れを係合固定する両面端のフランジ部材10a及び10
bが、装置本体に架設固定されるドラム軸110に対し
両面端のフランジ部材10a及び10bに嵌込まれたベ
アリング110a,110bにより軸受けされて回転自
在に支持され、フランジ部材10bの一体とする歯車G
が装置本体側の駆動歯車と噛合して駆動されることによ
り所定の方向に定速で回転される。
【0021】帯電手段としてのスコロトロン帯電器11
はイエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)及び
黒色(K)の各色の画像形成プロセスに用いられ、像形
成体である感光体ドラム10の移動方向に対して直交す
る方向に感光体ドラム10と対峙して取り付けられ、感
光体ドラム10の前述した感光層に対し所定の電位に保
持された制御グリッドと、例えば鋸歯状電極からなる放
電電極11aとを有し、トナーと同極性のコロナ放電と
によって帯電作用(本実施形態においてはマイナス帯
電)を行い、感光体ドラム10に対し一様な電位を与え
る。放電電極11aとしては、その他ワイヤ電極を用い
ることも可能である。
【0022】各色毎の像露光手段としての露光ユニット
12は、感光体ドラム10上での露光位置を、スコロト
ロン帯電器11の放電電極11aと現像器13の現像位
置との間で、現像スリーブ131に対して感光体ドラム
の回転方向上流側に設けた状態で配置される。
【0023】露光ユニット12は、感光体ドラム10の
軸と平行に主走査方向に配列された発光素子としてのL
ED(発光ダイオード)を複数個アレイ状に並べた線状
の発光素子12aと、等倍結像素子としてのセルフォッ
クレンズ12bとが取り付けられる不図示のホルダとか
ら構成される。保持部材20に、各色毎の露光ユニット
12、一様露光器12c及び転写同時露光器12dが取
付けられて感光体ドラム10の基体内部に収容される。
別体の画像読み取り装置によって読み取られ、メモリに
記憶された各色の画像データがメモリより順次読み出さ
れて各色毎の露光ユニット12にそれぞれ電気信号とし
て入力される。
【0024】発光素子としては、その他FL(蛍光体発
光),EL(エレクトロルミネッセンス),PL(プラ
ズマ放電)等の複数の発光素子をアレイ状に並べたもの
が用いられる。この実施形態で使用される発光素子の発
光波長は、通常Y,M,Cのトナーに対して透過性の高
い680〜900nmの範囲のものが良好であるが、感
光体ドラム10の内側(裏面)から像露光を行うことか
らカラートナーに透明性を十分に有しないこれより短い
波長でもよい。
【0025】画像形成される色順序に従って回転される
感光体ドラムの周面に沿って設けられる現像器13は、
本実施形態においては、図1の矢印にて示す感光体ドラ
ム10の回転方向に対してY,Mの現像器13が感光体
ドラム10の左側に、また、C,Kの現像器13が感光
体ドラム10の右側に配置され、Y,Mの現像器13の
現像ケーシング138の下方にY,Mのスコロトロン帯
電器11が、また、C,Kの現像器13の現像ケーシン
グ138の上方にC,Kのスコロトロン帯電器11が配
置される。
【0026】各色毎の現像手段としての現像器13は、
イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)及び黒
色(K)の1成分或いは2成分の現像剤をそれぞれ収容
し、それぞれ感光体ドラム10の周面に対し所定の間隙
を保って、現像位置において感光体ドラム10の回転方
向と順方向に回転する例えば厚み0.5〜1mm、外径
15〜25mmの円筒状の非磁性のステンレス或いはア
ルミ材で形成された現像スリーブ131を備えている。
【0027】現像スリーブ131が不図示の突き当てコ
ロにより感光体ドラム10と所定の値の間隙、例えば1
00〜1000μmの現像間隔をあけて非接触に保た
れ、各色毎の現像器13による現像作用に際しては、現
像スリーブ131に対し直流電圧或いは更に交流電圧を
加えた現像バイアス電圧が印加され、現像器の収容する
一成分或いは二成分現像剤によるジャンピング現像が行
われて、透明な導電層を接地する負荷電の感光体ドラム
10に対してトナーと同極性(本実施形態においてはマ
イナス極性)の直流バイアスを印加して、露光部にトナ
ーを付着させる非接触の反転現像が行われる。この時の
現像間隔精度は画像ムラを防ぐために20μm程度以下
が必要である。
【0028】上記の各色毎の現像器13は、前述したス
コロトロン帯電器11による帯電と露光ユニット12と
による像露光によって形成される感光体ドラム10上の
静電潜像を前記現像バイアス電圧の電圧印加による非接
触現像法により非接触の状態で帯電極性と同極性のトナ
ー(本実施形態においては感光体ドラムは負帯電であ
り、マイナス極性のトナー)により反転現像する。
【0029】本装置とは別体の画像読み取り装置におい
て、撮像素子により読み取られた原稿画像の画像デー
タ、或いはコンピュータで編集された画像の画像データ
は、Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン)及
びK(黒色)の各色別の画像信号として一旦メモリに記
憶・格納される。
【0030】画像記録のスタートにより不図示の感光体
駆動モータの始動により不図示の駆動用の歯車を通して
感光体ドラム10の奥側フランジ10bに設けられた歯
車Gが回動され、感光体ドラム10を図1の矢印で示す
時計方向へ回転し、同時に感光体ドラム10の左方でイ
エロー(Y)の現像器13の現像ケーシング138の下
方に配置されたYのスコロトロン帯電器11の帯電作用
により感光体ドラム10に電位の付与が開始される。
【0031】感光体ドラム10は電位を付与されたあ
と、Yの露光ユニット12において第1の色信号即ちY
の画像データに対応する電気信号による露光が開始され
感光体ドラム10の回転走査によってその表面の感光層
に原稿画像のYの画像に対応する静電潜像を形成する。
【0032】前記の潜像はYの現像器13により非接触
の状態で反転現像され感光体ドラム10の回転に応じイ
エロー(Y)のトナー像が形成される。
【0033】次いで感光体ドラム10は前記イエロー
(Y)のトナー像の上に、更に感光体ドラム10の左
方、イエロー(Y)の上部でマゼンタ(M)の現像器1
3の現像ケーシング138の下方に配置されたマゼンタ
(M)のスコロトロン帯電器11の帯電作用により電位
が付与され、Mの露光ユニット12の第2の色信号即ち
Mの画像データに対応する電気信号による露光が行わ
れ、Mの現像器13による非接触の反転現像によって前
記のイエロー(Y)のトナー像の上にマゼンタ(M)の
トナー像が重ね合わせて形成される。
【0034】同様のプロセスにより感光体ドラム10の
右方でシアン(C)の現像器13の現像ケーシング13
8の上方に配置されたシアン(C)のスコロトロン帯電
器11、Cの露光ユニット12及びCの現像器13によ
って更に第3の色信号に対応するシアン(C)のトナー
像が、また感光体ドラム10の右方、Cの下部で黒色
(K)の現像器13の現像ケーシング138の上方に配
置された黒色(K)のスコロトロン帯電器11、露光ユ
ニット12及び現像器13によって第4の色信号に対応
する黒色(K)のトナー像が順次重ね合わせて形成さ
れ、感光体ドラム10の一回転以内にその周面上にカラ
ーのトナー像が形成される。
【0035】これ等Y,M,C及びKの露光ユニット1
2による感光体ドラム10の有機感光層に対する露光は
ドラムの内部より前述した透明の基体を通して行われ
る。従って第2,第3及び第4の色信号に対応する画像
の露光は何れも先に形成されたトナー像の影響を全く受
けることなく行われ、第1の色信号に対応する画像と同
等の静電潜像を形成することが可能となる。
【0036】上記の画像形成プロセスによって像形成体
としての感光体ドラム10上に裏面画像となる重ね合わ
せカラートナー像が形成され、この感光体ドラム10上
の裏面画像の重ね合わせカラートナー像が転写域14b
において、トナーと反対極性(本実施形態においてはプ
ラス極性)の直流電圧が印加される第1転写器14cに
より、駆動ローラ14d及び従動ローラ14e間に張架
され、感光体ドラム10に近接或いは接触して設けられ
た中間転写体であるトナー像受像体14a上に一括して
転写される。この際、良好な転写がなされるように、例
えば発光ダイオードを用いた転写同時露光器12dによ
る一様露光が行われる。
【0037】転写後の感光体ドラム10の周面上に残っ
たトナーは像形成体AC除電器16により除電を受けた
後、クリーニング装置19に至り、感光体ドラム10に
当接したゴム材から成るクリーニングブレード19aに
よってクリーニングされ、更に、前プリントまでの感光
体の履歴をなくすために、例えば発光ダイオードを用い
た帯電前の一様露光器12cによる露光によって感光体
周面の除電がなされ、前回プリント時の帯電が除去され
て引き続き次のカラー画像形成が行われる。
【0038】トナー像受像体14a上に形成されている
裏面画像と転写域14bにおける同期がとられて、上記
のカラー画像形成プロセスと同様にして、重ね合わせカ
ラートナー像の表面画像が感光体ドラム10上に形成さ
れる。このときにトナー像受像体14a上に形成されて
いる表面画像及び感光体ドラム10上に形成される表面
画像のトナー像の形成状態を図3に示す。なおこの時に
形成される表面画像は、感光体ドラム10上では裏面画
像形成とは、互いに鏡像になる様に画像データを変更す
る必要がある。
【0039】転写材である記録紙Pが転写材収納手段で
ある給紙カセット15より、送り出しローラ15aによ
り送り出され、給送ローラ15bにより給送されてタイ
ミングローラ15cへ搬送される。
【0040】記録紙Pは、タイミングローラ15cの駆
動によって、感光体ドラム10上に担持された表面画像
のカラートナー像と、トナー像受像体14aに担持され
ている裏面画像のカラートナー像と、の同期がとられて
転写域14bへ給送される。この際、記録紙Pは、転写
材帯電手段としての紙帯電器14fによりトナーと同極
性に紙帯電され、トナー像受像体14aに吸着されて転
写域14bへ給送される。トナーと同極性に紙帯電を行
うことにより、トナー像受像体14a上のトナー像や感
光体ドラム10上のトナー像と引き合うことを防止し
て、トナー像の乱れを防止している。また、転写材帯電
手段としては、トナー像受像体14aに当接及び当接解
除可能な導通ローラやブラシ帯電器等を用いることも可
能である。
【0041】トナーと反対極性(本実施形態においては
プラス極性)の電圧が印加される第1の転写手段として
の第1転写器14cにより感光体ドラム10の周面上の
表面画像が一括して記録紙Pの上面側(表面側)に転写
される。この際、トナー像受像体14aの周面上の裏面
画像は記録紙Pに転写されないでトナー像受像体14a
に存在する。次に、トナーと反対極性(本実施形態にお
いてはプラス極性)の電圧を印加した第2の転写手段と
しての裏面転写器14gによりトナー像受像体14aの
周面上の裏面画像を一括して記録紙Pの下面側(裏面
側)に転写する。
【0042】各色のトナー像は互いに重なり合うことか
ら、一括転写を可能とするにはトナー層の上層と下層の
トナーとが同様の帯電量で同一極性に帯電していること
が好ましい。このことから、トナー像受像体14a上に
形成したカラートナー像をコロナ帯電により極性反転を
行ったり、感光体ドラム10上に形成したカラートナー
像をコロナ帯電により極性反転を行う両面画像形成で
は、下層のトナーが同極性に十分帯電されないことか
ら、転写が不良となるので好ましくない。
【0043】感光体ドラム10上で反転現像を繰り返
し、重ね合わせて形成した同極性のカラートナー像を極
性を変えずにトナー像受像体14aに一括転写し、次
に、極性を変えずに記録紙Pに一括転写することが、裏
面画像形成の転写性の向上に寄与するので好ましい。表
面画像形成に対しても、感光体ドラム10上に反転現像
を繰り返し、重ね合わせて形成した同極性のカラートナ
ー像を極性を変えずに記録紙Pに一括転写することが、
表面画像形成の転写性の向上に寄与するので好ましい。
【0044】以上のことからカラー画像形成において
は、第1の転写手段と第2の転写手段を別々に設け、第
1の転写手段を動作させて転写材の表面にカラートナー
像を形成し、次に、第2の転写手段を動作させて転写材
の裏面にカラートナー像を形成する両面画像形成法が好
ましく採用される。
【0045】トナー像受像体14aは厚さ0.5〜2.
0mmの無端状のゴムベルトで、シリコンゴム或いはウ
レタンゴム等の108〜1012Ω・cmの抵抗値をもつ
半導電性基体と、ゴムの基体の外側にトナーフィルミン
グ防止層として厚さ5〜50μmのフッ素コーティング
を行った2層構成とされる。この層も同様な半導電性が
好ましい。ゴムベルト基体の代わりに厚さ0.1〜0.
5mmの半導電性のポリエステルやポリスチレン、ポリ
エチレン、ポリエチレンテレフタレート等を使用するこ
ともできる。
【0046】両面にカラートナー像が形成された記録紙
Pが、転写材分離用としての紙分離AC除電器14hに
より除電され、トナー像受像体14aから分離され、後
に説明する上下両方のローラの内部に加熱手段(ヒー
タ)を有する2本の定着ローラで構成される定着手段と
しての定着装置30へと搬送される。記録紙Pは上側の
第1定着ローラ310と、下側の第2定着ローラ320
との間で熱と圧力とを加えられることにより記録紙P上
の表裏の付着トナーが定着され、両面画像記録がなされ
た記録紙Pは排紙ローラ18により送られて、装置外部
のトレイへ排出される。
【0047】転写後のトナー像受像体14aの周面上に
残ったトナーは、トナー像受像体のクリーニング手段と
してのトナー像受像体クリーニング装置14iに設けら
れトナー像受像体14aに当接及び当接解除可能なブレ
ードによりクリーニングされる。また、転写後の感光体
ドラム10の周面上に残ったトナーは像形成体AC除電
器16により除電を受けた後、クリーニング装置19に
至り、感光体ドラム10に当接したゴム材から成るクリ
ーニングブレード19aによってクリーニング装置19
内に掻き落とされ、スクリュウ19bによって不図示の
排トナー容器に回収される。クリーニング装置19によ
り残留トナーを除去された感光体ドラム10は一様露光
器12cによる露光によって感光体周面の除電がなされ
た後、Yのスコロトロン帯電器11によって一様帯電を
受け、次の画像形成サイクルにはいる。
【0048】次に、感光体ドラム10上に形成されたト
ナー像が記録紙Pの両面或いは片面に転写されて定着装
置へ進入するまでのトナー像の状態について、図4〜図
5を用いて説明する。ここで像形成体である感光体ドラ
ム10はマイナスに帯電し、感光体ドラム10上の潜像
はマイナスの電荷をもったトナーによって反転現像がな
されて、マイナスの電荷をもったトナー像が感光体ドラ
ム10上に形成された場合について説明する。
【0049】図4は、感光体ドラム10上に形成した表
面画像のトナー像を記録紙P上に直接転写する第1の画
像形成工程によって、記録紙Pの表面のみにトナー像が
付着した状態で定着装置30に進入して行く際の説明図
である。感光体ドラム10上に形成されたマイナス極性
の表面画像のトナー像は、記録紙Pと更にその背後の中
間転写体であるトナー像受像体14aを介して第1転写
器14cによってプラス極性の電圧が印加され、記録紙
Pに転写がなされる(図4(a))。マイナス極性の表
面画像のトナー像を上面に保持した記録紙Pは、紙分離
AC除電器14hによって除電がなされてトナー像受像
体14aから分離し、第1定着ローラ310及び第2定
着ローラ320を有する定着装置30へと進入する(図
4(b))。
【0050】また図5は、感光体ドラム10上に形成し
た表面画像のトナー像を記録紙P上に直接転写する第1
の画像形成工程と、感光体ドラム10上に形成した裏面
画像のトナー像を中間転写体を介して記録紙P上に転写
する第2の画像形成工程によって、記録紙Pの両面にト
ナー像が付着した状態で、定着装置30に進入して行く
際の説明図である。感光体ドラム10上に形成されたマ
イナス極性の裏面画像のトナー像は、トナー像受像体1
4aの背後から第1転写器14cによってプラス極性の
電圧が印加されて、トナー像受像体14a上に転写され
る(図5(a))。引き続いて、感光体ドラム10上に
はマイナス極性の表面画像のトナー像が形成される。表
面画像のトナー像は、記録紙Pと更にその背後の裏面画
像のトナー像を保持したトナー像受像体14aを介して
第1転写器14cによってプラス極性の電圧が印加さ
れ、記録紙Pの上面に転写される(図5(b))。つい
でトナー像受像体14a上に付着した裏面画像のトナー
像は、記録紙Pの上側から第2の転写手段である裏面転
写器14gによってプラス極性の電圧が印加されること
によって記録紙Pの下面に転写がなされる。この際、記
録紙P上面の表面画像のトナー像の電位は、直上から裏
面転写器14gによりプラス極性の電圧が印加されるこ
とによってマイナス極性からプラス極性に転換する(図
5(c))。記録紙Pの上面にプラス極性の表面画像の
トナー像を保持し、下面にマイナス極性の裏面画像のト
ナー像を保持した状態で、記録紙Pは紙分離AC除電器
14hによって除電がなされてトナー像受像体14aか
ら分離し、定着装置30へと進入する(図5(d))。
【0051】次に本発明に係る定着装置について説明す
る。図6,図7は何れも定着装置30の実施例を示す構
成断面図である。同一機能の部材については同一符号を
もって示し、説明を省略する。
【0052】第1定着ローラ310及び第2定着ローラ
320は、何れも内側芯部にハロゲンランプ等からなる
第1加熱手段である第1ヒータ311,第2加熱手段で
ある第2ヒータ321が設けられ、ほぼ同一構造の定着
用回転体である。第1,第2定着ローラ310,320
のローラ部分は金属パイプから成る芯金310a,32
0aの上側に厚さ0.8〜2.2mmのシリコンゴム等
の弾性体から成る弾性体層310b,320bを設け、
表層310c,320cとして厚さ0.05〜0.25
mmのPFA(パーフルオロアルキルビニルエーテル)
層を設けている。なお表層310c,320cとしては
PFA以外にも、PTFE(ポリテトラフルオロエチレ
ン)等のフッ素樹脂やシリコン樹脂等耐熱性の高離型層
が用いられる。
【0053】第1,第2定着ローラ310,320の表
面には、表面上に付着したトナーや紙粉等をクリーニン
グするために、例えば不織布からなるウェブクリーニン
グ器312,322が軽く当接するよう構成されてい
る。
【0054】また第1,第2定着ローラ310,320
の離型性を高めるために、ジメチルシリコンオイルや変
性シリコンオイル等の離型剤をローラ表面に塗布するス
ポンジ状でオイルを含浸したオイル塗布ローラ313,
323が設けられている。
【0055】更に第1定着ローラ310、第2定着ロー
ラ320の各々に当接し或いは極く近接した位置にサー
ミスタ等からなる第1及び第2の温度検知手段である第
1温度センサ314、第2温度センサ324が設けられ
ていて、ローラの表面温度が検知され、この検知信号に
基づいて後述するように第1ヒータ311,第2ヒータ
321の通電制御が行われ、所定の温度範囲内に保持さ
れる。
【0056】第1定着ローラ310と第2定着ローラ3
20との間は不図示のバネなどの付勢部材によって線圧
0.8〜1.8kg/cmで圧接されるようになってい
て、この時のニップ部の長さは線圧やローラの硬度によ
って異なるがほぼ2〜7mmとなっている。第1定着ロ
ーラ310と第2定着ローラ320とはニップ部におい
てスリップが生じないよう同一の駆動源によって駆動さ
れ、同じ線速(本実施例では160mm/sec)で回
転し、ニップ部において両面定着が行われる。
【0057】この画像形成装置では、定着手段である定
着装置30は第1,第2定着ローラ310,320の各
々と、その間に挟持搬送される記録紙Pとの間に電界を
形成するため不図示のコロナ帯電器又は導電性でスポン
ジ状の従動回転を可能とするローラ帯電器等の電界形成
手段を設けるか、或いは、第1,第2定着ローラ31
0,320の表層310c,320c、及び弾性体層3
10b,320bに例えばカーボンブラック又は酸化チ
タンを含有させて導電性を付与した導電性材料で構成
し、不図示のバイアス電源とローラの芯金310a,3
20aとをそれぞれに安全抵抗を介して接続することに
よって、第1定着ローラ310には+200V、第2定
着ローラ320には−200Vのバイアス電圧を印加す
る等の電界形成手段により、第1定着ローラ310には
上側トナー像のトナー電荷と同極性の帯電を行い、第2
定着ローラ320には下側トナー像のトナー電荷と同極
性の帯電を行ってトナーとローラとの間で電気的反発力
を高めることによって、両面トナー像を一括して定着を
行う画像形成装置において、電気的な静電オフセットを
完全に解消するようにしている。
【0058】図7の定着装置30aと図6の定着装置3
0と異なるところは、第1定着ローラ310の内部に複
数(2個)の加熱手段である第1aヒータ311aと第
1bヒータ311bを有していることである。
【0059】上記画像形成装置は転写材の片面(表面)
のみにトナー像を形成して定着を行う第1コピーモード
と、転写材の両面にトナー像を形成して一括して定着を
行う第2コピーモードとを有し、指定手段によりモード
指定を行うと、画像形成及び定着について優れた制御が
されて、良好な画像記録がなされる。以下この制御方法
について説明する。
【0060】図8は本発明の制御を示すブロック図であ
る。画像形成装置本体の操作盤にはモード選択釦が設け
られていて、ユーザは第1コピーモード又は第2コピー
モードの選択を行う。この他に自動選択を行う第3コピ
ーモードを設け、不図示の原稿読取装置で原稿の画像読
み取りを行う際、原稿裏面について画像の有無を検出
し、裏面画像が検出されない場合には第1コピーモー
ド、裏面画像が検出された場合には第2コピーモードに
自動選択し、画像形成及び定着を行うこともなされる。
【0061】第1コピーモードが選択されたときは、制
御部50はメモリより或いは原稿読取装置から表面の画
像情報を呼び出して、表面画像のトナー像を感光体ドラ
ム10上に形成し、感光体ドラム10上の表面画像のト
ナー像を第1転写器14cによって同期して給送される
記録紙P上に転写する(第1の画像形成工程)。上面に
トナー像を保持し、定着装置30へと搬送された記録紙
Pに対して定着装置30では第1定着ローラ310に対
してマイナスの電界を形成するよう前記不図示の電界形
成手段を作動させる。一方、第2定着ローラ320に対
しては前記不図示の電界形成手段を作動させない。この
ような制御によって表面画像の定着がなされ、定着を終
えた記録紙Pは排紙ローラ18により送られて、装置外
部のトレイに排出される。
【0062】第2コピーモードが選択されたときは、制
御部50は先ずメモリより或いは原稿読取装置から裏面
の画像情報を呼び出して、裏面画像のトナー像を感光体
ドラム10上に形成したのち、第1転写器14cにより
裏面トナー像を中間転写体であるトナー像受像体14a
上に転写を行う。次いで転写・清掃を終えた感光体ドラ
ム10上に表面画像のトナー像を形成する。そして同期
して給送される記録紙Pの上面(表面)には第1転写器
14cによって表面画像のトナー像を転写し(第1の画
像形成工程)、記録紙Pの下面に裏面転写器14gによ
ってトナー像受像体14a上の裏面画像のトナー像を転
写する(第2の画像形成工程)。両面にトナー像を保持
し、定着装置30へと搬送された記録紙Pに対して定着
装置30では、第1定着ローラ310に対してプラスの
電界を形成するよう不図示の電界形成手段(コロナ帯電
器、ローラ帯電器、バイアス電源)を作動させる。一
方、第2定着ローラ320に対してマイナスの電界を形
成するよう不図示の電界形成手段(コロナ帯電器、ロー
ラ帯電器、バイアス電源)を作動させる。なお第2定着
ローラ320に対しては、ローラを導電性ローラとして
接地するよう制御してもよい。このような制御によって
両面画像の定着がなされ、定着を終えた記録紙Pは排紙
ローラ18によって装置外部のトレイに排出される。
【0063】(実施の形態1)第1の発明(請求項1)
の画像形成装置では上記画像形成装置の定着装置30に
おいて、第1加熱手段である第1ヒータ311の最大消
費電力は、第2加熱手段である第2ヒータ321の最大
消費電力より大となるよう設定される。
【0064】第1コピーモード(片面)の場合は記録紙
Pの表面のみにトナー像が形成されるので第1定着ロー
ラ310のみを加熱すればよい。これに対し、第2コピ
ーモード(両面)では記録紙Pの両面を定着するため第
1定着ローラ310と第2定着ローラ320の両方を加
熱する必要がある。しかし、第2コピーモードでは、定
着される記録紙Pが定着装置30に搬送される間隔は、
感光体ドラム10上に形成されたトナー像が、一旦中間
転写体であるトナー像受像体14aに転写され、その後
記録紙Pに再転写されるというプロセスを経て定着装置
30aに到達するので、比較的長い休止時間をもった間
欠的な搬送となり、第1コピーモード(片面)の場合よ
り定着間隔が長くなり、第1定着ローラ310及び第2
定着ローラ320で消費された熱量は休止時間内に復帰
する。即ち第2コピーモードの場合に第1ヒータ311
及び第2ヒータ321に供給する電力量は、第1コピー
モードの場合に第1ヒータ311に供給する電力量より
小さくてよく、第1ヒータ311の最大消費電力は第2
ヒータ321の最大消費電力よりも大とすることによ
り、少ない消費電力で第1コピーモード及び第2コピー
モードの何れにおいても良好な定着を行なうことができ
る。
【0065】逆に第1ヒータ311の最大消費電力が第
2ヒータ321の最大消費電力よりも小である場合に
は、第1コピーモードで連続コピーを行なう場合、第1
ローラ310で消費された熱量が休止時間内に復帰でき
なくなってしまったり、第2ヒータ321に不要な電力
を余分に供給してしまったりすることになる。
【0066】なお、上記発明において、第2コピーモー
ド(両面コピーモード)が選択された場合、制御部50
は第2温度センサ324によって記録紙Pの裏面に対向
する第2定着ローラの表面温度を検知し、表面温度が設
定温度より低い場合、記録紙Pが定着装置30に進入す
る前に、第1定着ローラ310及び第2定着ローラ32
0を互いに圧接した状態で回転させながら、同時に少な
くとも第2定着ローラ320内部の第2ヒータ321に
よって第2定着ローラ320を加熱し、第2定着ローラ
の表面温度が設定温度に対して適正になるように制御す
る。かかる構成によって、定着装置30に供給する電力
量の節約と、モード切り換え時の定着可能状態への早急
の対応を図ることができる。
【0067】(実施の形態2)第2の発明(請求項3の
発明)の画像形成装置は、第1の加熱手段である第1ヒ
ータ311及び第2の加熱手段である第2ヒータ321
への供給電力を可変とすると共に、第1コピーモード
(片面)における第1ヒータ311への供給電力を
K1,第1コピーモードにおける第2ヒータ321への
供給電力をPK2、第2コピーモード(両面)における第
1ヒータ311への供給電力をPR1,第2コピーモード
における第2ヒータ321への供給電力をPR2とすると
き、 PK1≧PR1≧PR2>PK2 の関係を満足するように制御部50においてPK1
K2,PR1,PR2を制御するようにしたものである。
【0068】この関係の一例を図示すると図9のように
なる。このように制御することにより不要な電力を余分
に供給することがなく、第1コピーモード及び第2コピ
ーモードの両モードについて定着装置30に供給する電
力量を節約し、かつ満足な定着を実現することができ
る。
【0069】なお、上記発明において、前記供給電力の
制御は片面又は両面のコピーモードに応じて、第1ヒー
タ311及び第2ヒータ321へ電力を供給する電源
が、直流電源を使用する場合は図10(a)に示すよう
にパルス幅制御(PWM)により制御し、交流電源の場
合は図10(b)に示すように位相制御により実効電圧
値又は実効電流値を制御するとよい(図の斜線を施した
部分が通電部分である)。
【0070】或いは、第1ヒータ311及び第2ヒータ
321の少なくとも一方を例えば2個ののヒータの組み
合わせとし、供給電力の制御は上記ヒータの両方をOF
Fとする、又は1つをON、他をOFFとする、或いは
両方をONにする等の出力及び非出力の組み合わせを切
り換えることによって行うようにしてもよい。
【0071】(実施の形態3)第3の発明(請求項6の
発明)の画像形成装置は、前記画像形成装置の定着装置
30において第1定着ローラ310の熱容量を、第2定
着ローラ320の熱容量より大きくする、例えば第1定
着ローラ310の中間層である310bの弾性体層の厚
みを、第2定着ローラ320の中間層である弾性体層3
20bの厚さより大きくする。或いは第1定着ローラの
芯金310aの厚みを、第2定着ローラ320の芯金3
20aの厚さより大きくしてもよい。
【0072】これにより第1コピーモード(片面)での
連続コピーでも第1定着ローラの温度低下が僅かであっ
て、良好な定着が行われ、また第1コピーモード(片
面)より第2コピーモード(両面)に切り換えた時、第
2定着ローラ320内の加熱によって熱容量が小さく、
かつ熱伝導が良好になされて、第2定着ローラ320の
表面温度を短い時間で定着可能範囲に到達させることが
できる。
【0073】(実施の形態4)第4の発明(請求項8の
発明)の画像形成装置は、前記画像形成装置の定着装置
30において、第1定着ローラ310及び第2定着ロー
ラ320は何れも弾性体層310b,320bを有し、
第1の定着ローラ310の弾性体層310bの熱伝導率
をκ1、層厚をd1とし、第2定着ローラ320の弾性体
層320bの熱伝導率をκ2、層厚をd2とするとき、 (d1/κ1)>(d2/κ2) となるようにしたものである。ここで、κ1,κ2のディ
メンションは(cal/cm・℃)でその値は大体にお
いて0.00055〜0.00075(シリコンゴムに
ついては0.00067)であり、d1,d2の値は通常
1〜5mmである。上記弾性体層310b,320bを
単位熱量が伝導により通過する時間はその弾性体層の熱
伝導率の逆数と層厚との積に比例するので、上記のよう
に設定することにより、第1コピーモード(片面)より
第2コピーモード(両面)に切り換えた時、第1定着ロ
ーラ310から第2定着ローラ320への熱伝導が大き
くなり、また第2定着ローラ320内からの加熱によっ
て、短い時間で第2定着ローラ320の表面温度を定着
可能範囲に到達させることができる。
【0074】(実施の形態5)第5の発明(請求項9の
発明)の画像形成装置は、図7に示す定着装置30aを
備えその定着装置30aにおいて、第1aヒータ311
aの最大消費電力と第2ヒータ321の最大消費電力の
和及び第1aヒータ311aの最大消費電力と第1bヒ
ータ311bの最大消費電力の和を、それぞれ定着装置
30に許容される最大消費電力以下に設定すると共に、
第2ヒータ321及び第1bヒータ311bへの通電を
同時に行うことを禁止するようにしたものである。な
お、この画像形成装置においては、第1コピーモード
(表面のみの片面コピーモード)、第2コピーモード
(両面コピーモード)の他に、記録紙Pの裏面のみにト
ナー像を形成する裏面コピーモードも可能とした。
【0075】例えば、図7においてこの定着装置30a
の許容電力が1000Wであるとき、第1aヒータ31
1aの消費電力を600W、第1bヒータ311bの消
費電力を400W、第2ヒータ321の消費電力を40
0Wに設定する。このように各ヒータの消費電力を設定
して、第1コピーモード(表面のみの片面コピーモー
ド)の場合は第1aヒータ311aと第1bヒータ31
1bに通電し、第2コピーモード(両面コピーモード)
の場合は第1aヒータ311aと第2ヒータ321に通
電することにより、何れの場合にもその消費電力量は許
容電力量(1000W)を越えることがない。第1コピ
ーモードでは記録紙Pは短い時間間隔で連続して定着装
置30aを通過するが第1定着ローラ310には最大限
の電力が供給されるので第1定着ローラ310の温度は
低下することがなく支障なく定着が行われる。
【0076】この構成によれば、記録紙Pの裏面のみに
画像を形成する片面コピーのモードにも対応することが
できる。裏面の片面コピーモードでは定着される記録紙
Pは、感光体ドラム10上に形成されたトナー像が、一
旦中間転写体であるトナー像受像体14aに転写され、
その後記録紙Pに再転写されるというプロセスを経て定
着装置30aに到達するので比較的長い時間間隔をもっ
た間欠的な搬送となる。従って低下した温度が所定温度
まで復帰するに充分な時間的余裕があり、第2定着ロー
ラ320の第2ヒータ321の消費電力は小さくてよい
ことになる。
【0077】なお、上記発明において、記録紙Pの両面
にトナー像を形成する第2コピーモード又は裏面のみの
片面にトナー像を形成するときには、前記第1aヒータ
311a及び第2ヒータ321に通電し、記録紙Pの表
面のみにトナー像を形成する第1コピーモードのときに
は前記第1aヒータ311a及び第1bヒータ311b
に通電するようにする。
【0078】また、定着装置30aは第1の定着ローラ
311の表面温度を検知する第1温度センサ314と、
第2定着ローラ321の表面温度を検知する第2温度セ
ンサ324とを有しており、制御部50は、第1温度セ
ンサ314が検知して出力する温度情報に基づいて第1
aヒータ311a及び第1bヒータ311bへの通電を
それぞれ独立に或いは両者を連動させて制御し、第2温
度センサ324が検知して出力する温度情報に基づいて
第2ヒータ321への通電を制御して第1定着ローラ3
10、第2定着ローラ320の表面温度を適正温度に保
持する。
【0079】上記制御の2つの具体例について説明す
る。
【0080】(第1例)第1aヒータ311a及び第1
bヒータ311bを独立に制御する。
【0081】(ア)第1コピーモード(表面のみの片面
コピー)の場合:第1aヒータ311aと第1bヒータ
311bを使用し、下記の制御を行う 第1温度センサ314による検知温度が170℃以下
になったら第1aヒータ311aをONにする。
【0082】第1温度センサ314による検知温度が
180℃を越えたら第1aヒータ311aをOFFにす
る。
【0083】第1温度センサ314による検知温度が
165℃以下になったら第1bヒータ311bをONに
する。
【0084】第1温度センサ314による検知温度が
175℃を越えたら第1bヒータ311bをOFFにす
る。
【0085】(イ)第2コピーモード(両面コピー)の
場合:第1aヒータ311aと第2ヒータ321を使用
し、下記の制御を行う 第1温度センサ314による検知温度が170℃以下
になったら第1aヒータ311aをONにする。
【0086】第1温度センサ314による検知温度が
175℃を越えたら第1aヒータ311aをOFFにす
る。
【0087】第2温度センサ324による検知温度が
170℃以下になったら第2ヒータ321をONにす
る。
【0088】第2温度センサ324による検知温度が
175℃を越えたら第2ヒータ321をOFFにする。
【0089】(ウ)裏面コピーモード(裏面のみの片面
コピー)の場合:第1aヒータ311aと第2ヒータ3
21を使用し、下記の制御を行う 第1温度センサ314による検知温度が150℃以下
になったら第1aヒータ311aをONにする。
【0090】第1温度センサ314による検知温度が
160℃を越えたら第1aヒータ311aをOFFにす
る。
【0091】第2温度センサ324による検知温度が
170℃以下になったら第2ヒータ321をONにす
る。
【0092】第2温度センサ324による検知温度が
180℃を越えたら第2ヒータ321をOFFにする。
【0093】裏面コピーモードでは第1定着ローラ31
0の温度を管理する必要はないが、裏面コピーモードの
次に第1コピーモードや第2コピーモードを選択したと
きに第1定着ローラ310の温度を直ちに使用できる温
度にするため、この例では第2ヒータ321だけでなく
第1aヒータ311aにも通電するようにした。このよ
うにしても裏面コピーモードを選択する確率は非常に低
いので消費電力の浪費は少ない。
【0094】(第2例)第1aヒータ311a及び第1
bヒータ311bを連動して制御する。
【0095】(ア)第1コピーモード(表面のみの片面
コピー)の場合:第1aヒータ311aと第1bヒータ
311bを使用し、下記の制御を行う 第1温度センサ314による検知温度が170℃以下
になったら第1aヒータ311a及び第1bヒータ31
1bをONにする。
【0096】第1温度センサ314による検知温度が
180℃を越えたら第1aヒータ311a及び第1bヒ
ータ311bをOFFにする。
【0097】(イ)第2コピーモード(両面コピー)の
場合:第1aヒータ311aと第2ヒータ321を使用
し、その制御は上記第1例の(イ)と同様に第1aヒー
タ311a及び第2ヒータ321をON/OFFする。
【0098】(ウ)裏面コピーモード(裏面のみの片面
コピー)の場合:上記第1例の(ウ)と同一の制御を行
う。
【0099】なお、この場合の定着装置30aは次のよ
うに制御するのが好ましい。
【0100】・ウォームアップ時は第1aヒータ311
aと第2ヒータ321を連続通電する ・アイドリング(コピー待機状態)時は第1aヒータ3
11a又は第1bヒータ311bの一方のみをON/O
FFする ・第1コピーモードから第2コピーモード又は裏面コピ
ーモードに切り換わった場合は、トナー像受像体14a
上にトナー像を転写している間(裏面画像形成時)は定
着装置30aを回転・運転させる必要はないが、この間
も定着装置30aを回転・運転(予備回転)させておい
て第1定着ローラ310から第2定着ローラ320への
熱供給を行い、第2定着ローラ320の使用状態への温
度上昇時間の短縮と、表面温度の均一化を図る ・第1aヒータ311aと第1bヒータ311bの加熱
範囲を軸方向で異なるようにし、記録紙Pの異なる紙幅
サイズ(例えばA系列とB系列)による端部(記録紙P
が通過しない部分)の温度上昇を防止する ・第1aヒータ311aの最大消費電力を第2ヒータ3
21の最大消費電力よりも大きくする(前述のように第
2定着ローラ320の加熱は間欠的でもよいので、第2
ヒータ321の消費電力は小さくてしてもよく、これに
より全体の消費電力を小さくできる。)。
【0101】従来は定着装置の許容電力が例えば100
0Wの場合、第1定着ローラ310と第2定着ローラ3
20の加熱手段であるヒータを1個づつ使用しそれぞれ
第1ヒータ311の消費電力を600W、第2ヒータ3
21の消費電力を400Wに設定することが一般であっ
た。そして、第1コピーモード(表面のみの片面コピ
ー)では第1ヒータ311のみを使用し(この時の最大
消費電力は600W)、第2コピーモード(両面コピ
ー)では第1ヒータ311と第2ヒータ321とを使用
し(この時の最大消費電力は1000W)、裏面片面コ
ピーの時は第2コピーモードの場合と同様にしていた。
【0102】このような例では、第1コピーモードでは
消費電力が600Wと小さいので、環境温度が低温の時
や記録紙Pに厚紙を使用した場合には、連続コピーを行
うと定着ローラ温度が低下して定着不十分となることが
あった。これに対し本発明の装置では、何れのコピーモ
ードにおいても最大消費電力内で各ヒータに十分な消費
電力を供給し、各定着ローラの温度を適正範囲内に維持
することができる。
【0103】(実施の形態6)第6の発明(請求項13
の発明)の画像形成装置は、図6に示す定着装置30を
備え、その定着装置30において、第1ヒータ311の
最大消費電力及び前記第2ヒータ321の最大消費電力
を、それぞれ定着装置30に許容される最大消費電力以
下に設定すると共に、前記第1の加熱手段及び前記第2
の加熱手段への通電を同時に行うことを禁止するように
したものである。なお、この画像形成装置においても、
第1コピーモード(表面のみの片面コピーモード)、第
2コピーモード(両面コピーモード)の他に、裏面コピ
ーモードも可能とした。
【0104】この実施例の一例を挙げると、定着装置の
許容電力が例えば1000Wの場合、第1定着ローラ3
10と第2定着ローラ320の加熱手段であるヒータを
1個づつ使用し、それぞれ第1ヒータ311の消費電力
を1000W、第2ヒータ321の消費電力も1000
Wに設定したものである。そして、第1コピーモード
(表面のみの片面コピー)では第1ヒータ311のみを
使用し(この時の最大消費電力は1000W)、第2コ
ピーモード(両面コピー)では第1ヒータ311と第2
ヒータ321とを交互に使用し(この時の最大消費電力
は1000W)、裏面片面コピーの時は第2コピーモー
ドと同様の制御を行う。
【0105】この場合、第1コピーモードでは記録紙P
が連続して定着装置30に搬送されるが第1ヒータ31
1の消費電力が1000Wとなっているので第1定着ロ
ーラ311の表面温度は低下することがない。また、第
2コピーモード、又は裏面片面のコピーモードにおいて
は前記のように感光体ドラム10上のトナー像を一旦ト
ナー像受像体14aに転写したのち記録紙Pに再転写す
る工程が入るので定着装置30には記録紙Pは比較的長
い時間間隔をもって間欠的に搬送されるので第1ヒータ
311と第2ヒータ321とが交互にONしても十分な
熱量が得られることになる。
【0106】この時の通電制御は、 (ア)第1コピーモード(片面コピー)の時:第1ヒー
タ311のみを使用し、第1温度センサ314の検知温
度に応じて第1ヒータ311をON/OFF制御する。
【0107】(イ)第2コピーモード(両面コピー)の
時:第1ヒータ311と第2ヒータ321を使用し、両
ヒータが同時にONすることがないよう所定の時間間隔
をもって交互にON/OFF制御する。
【0108】第1温度センサ314及び第2温度センサ
324の検知温度によっては第1ヒータ311と第2ヒ
ータ321を同時にONにしなければならない場合があ
るが、この場合は、設定温度から大きくずれている定着
ローラのヒータを優先してONにするか、或いは、設定
温度に関係なく第1ヒータ311を第2ヒータ321に
優先してONにするかのどちらかとし、設定温度から大
きくずれている定着ローラのヒータのON時間を長く設
定する。
【0109】(ウ)裏面片面コピーモードの時:第1ヒ
ータ311と第2ヒータ321を使用し、両ヒータが同
時にONすることがないよう交互にON/OFF制御す
る。
【0110】第1温度センサ314及び第2温度センサ
324の検知温度によっては第1ヒータ311と第2ヒ
ータ321を同時にONにしなければならない場合があ
るが、この場合は、設定温度に関係なく第2定着ローラ
の第2ヒータ321を第1ヒータ311に優先してON
にする。
【0111】この場合、次のようにするのが好ましい。
【0112】・ウォームアップ時は第1ヒータ311を
連続通電する ・アイドリング(コピー待機状態)時は第1ヒータ31
1を第2ヒータ321に優先してON/OFFする ・第1コピーモードから第2コピーモード又は裏面コピ
ーモードに切り換わった場合は、トナー像受像体14a
上にトナー像を転写している間(裏面画像形成時)は定
着装置30を回転・運転させる必要はないが、この間も
定着装置30を回転・運転させておいて第1定着ローラ
310から第2定着ローラ320への熱供給を行い、第
2定着ローラ320の使用状態温度への変換時間(温度
上昇に要する時間)の短縮と、表面温度の均一化を図る ・第1ヒータ311の最大消費電力を第2ヒータ321
の最大消費電力よりも大きくする。(前述したように第
2定着ローラ320の加熱は間欠的でよいので、第2ヒ
ータ321の消費電力は小さくても良い。) このように電力供給を制御することによって、許容され
る最大消費電力量以内の消費電力量で何れのコピーモー
ドにおいても十分な定着を行うことができる。
【0113】以上消費電力を極力抑制し、かつ安定して
定着良好な画像を得ることの可能な画像形成装置の実施
の形態について説明したが、本発明は定着ローラを用い
た定着装置の他に定着ベルトを用いた定着装置を備えた
画像形成装置についても同様の効果が得られる。
【0114】
【発明の効果】第1発明(請求項1及び2)によるとき
は、転写材の両面にトナー像を形成してこれを一括定着
する画像形成装置において、定着手段の加熱手段に供給
する電力量の節約を図ることができ、少ない消費電力で
効率的に定着良好な画像を得ることができる。
【0115】第2発明(請求項3〜5)によるときは、
前記画像形成装置において、各加熱手段に供給する電力
量の配分を適正にすることにより、少ない消費電力で定
着良好な画像を得ることができる。
【0116】第3発明(請求項6及び7)によるとき
は、前記画像形成装置において、第2定着手段の定着ロ
ーラの熱容量を第1定着手段の定着ローラの熱容量より
小さくすることにより、加熱手段に供給する電力量を節
約し、少ない消費電力で定着良好な画像を得ることがで
きる。
【0117】第4発明(請求項8)によるときは、前記
画像形成装置において、両面にトナー像を保持した転写
材を一括定着しても、少ない消費電力で良好な定着が行
われると共に、第1コピーモード(片面)から第2コピ
ーモード(両面)に切り換えた時、第1定着ローラ31
0から第2定着ローラ320への熱伝導が大きくなり、
短い時間で第2定着ローラ320の表面温度を定着可能
範囲に到達させることができる。
【0118】第5発明(請求項9〜12)によるとき
は、前記画像形成装置において、定着手段の第1定着ロ
ーラに複数の加熱手段を設けることにより、許容される
最大消費電力量以内で効率良く第1及び第2の定着ロー
ラの加熱手段に十分な電力を供給し、少ない消費電力量
で良好な定着を行うことができる。
【0119】第6発明(請求項13〜15)によるとき
は、前記画像形成装置において、許容される最大消費電
力量以内で効率良く第1及び第2の定着ローラの加熱手
段に十分な電力を供給し、少ない消費電力で定着良好な
画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の実施形態の一例を示す
断面構成図である。
【図2】図1の像形成体の側断面図である。
【図3】両面のトナー像形成状態を示す説明図である。
【図4】転写材片面に画像形成する時のトナー像の状態
を示す説明図である。
【図5】転写材両面に画像形成する時のトナー像の状態
を示す説明図である。
【図6】定着装置の一例の構成を示す断面図である。
【図7】定着装置の他の例の構成を示す断面図である。
【図8】片面及び両面の切り替え制御を示すブロック図
である。
【図9】各ヒータの消費電力の一例を示す棒グラフであ
る。
【図10】電力量の制御例を説明する図である。
【符号の説明】
10 感光体ドラム(像形成体) 11 スコロトロン帯電器 12 露光ユニット 13 現像器 14a トナー像受像体(中間転写体) 14c 第1転写器(第1転写手段) 14g 裏面転写器(第2転写手段) 14h 紙分離AC除電器 30 定着装置(定着手段) 310 第1定着ローラ 320 第2定着ローラ 310a,320a 芯金 310b,320b 弾性体層 310c,320c 表層 311 第1ヒータ(第1加熱手段) 321 第2ヒータ(第2加熱手段) 314 第1温度センサ(第1温度検知手段) 324 第2温度センサ(第2温度検知手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松原 昭年 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 (72)発明者 池田 忠義 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 (72)発明者 福地 真和 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像形成体と、該像形成体上にトナー像を
    形成する手段と、中間転写体と、前記像形成体上のトナ
    ー像を前記中間転写体又は転写材の表面に転写する第1
    転写手段と、前記中間転写体上に転写されたトナー像を
    前記転写材の裏面に再転写する第2転写手段と、前記転
    写材上に転写されたトナー像を定着する定着手段とを有
    する画像形成装置において、前記定着手段は、少なくと
    も、前記転写材の表面に対向する第1定着ローラと、前
    記転写材の裏面に対向する第2定着ローラと、前記第1
    定着ローラを加熱する第1加熱手段と、前記第2定着ロ
    ーラを加熱する第2加熱手段とからなり、前記第1加熱
    手段の最大消費電力を、前記第2加熱手段の最大消費電
    力より大とすることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記定着手段は、前記第1定着ローラの
    表面温度を検知する第1温度検知手段と、前記第2定着
    ローラの表面温度を検知する第2温度検知手段とを有
    し、前記転写材の両面にトナー像を形成するコピーモー
    ドが選択されたとき、前記第2温度検知手段による検知
    結果が所定の値より低い場合、前記転写材が前記定着手
    段に進入する前に、前記第1定着ローラ及び前記第2定
    着ローラを互いに圧接した状態で回転させながら、同時
    に少なくとも前記第2加熱手段によって前記第2定着ロ
    ーラを加熱し、該第2定着ローラの表面温度が所定の値
    に対して適正になるように制御することを特徴とする請
    求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 像形成体と、該像形成体上にトナー像を
    形成する手段と、中間転写体と、前記像形成体上のトナ
    ー像を前記中間転写体又は転写材の表面に転写する第1
    転写手段と、前記中間転写体上に転写されたトナー像を
    前記転写材の裏面に再転写する第2転写手段と、前記転
    写材上に転写されたトナー像を定着する定着手段とを有
    する画像形成装置において、前記定着手段は、少なくと
    も、前記転写材の表面に対向する第1定着ローラと、前
    記転写材の裏面に対向する第2定着ローラと、前記第1
    定着ローラを加熱する第1加熱手段と、前記第2定着ロ
    ーラを加熱する第2加熱手段とからなり、前記第1加熱
    手段及び前記第2加熱手段への供給電力を可変とすると
    共に、前記転写材の表面のみにトナー像を形成するコピ
    ーモードにおける前記第1加熱手段への供給電力を
    K1,前記第2加熱手段への供給電力をPK2とし、前記
    転写材の両面にトナー像を形成するコピーモードにおけ
    る前記第1加熱手段への供給電力をPR1,前記第2加熱
    手段への供給電力をPR2とするとき、 PK1≧PR1≧PR2>PK2 の関係を満足するように前記第1加熱手段及び前記第2
    加熱手段への供給電力を制御することを特徴とする画像
    形成装置。
  4. 【請求項4】 前記第1加熱手段及び第2加熱手段へ供
    給する実効電圧値或いは実効電流値をコピーモードに応
    じて可変制御することによって前記供給電力を制御する
    ことを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記第1加熱手段及び第2加熱手段の少
    なくとも一方が複数の加熱手段からなり、該加熱手段へ
    の出力及び非出力の組み合わせを切り換えることによっ
    て前記供給電力を制御することを特徴とする請求項3記
    載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 像形成体と、該像形成体上にトナー像を
    形成する手段と、中間転写体と、前記像形成体上のトナ
    ー像を前記中間転写体又は転写材の表面に転写する第1
    転写手段と、前記中間転写体上に転写されたトナー像を
    前記転写材の裏面に再転写する第2転写手段と、前記転
    写材上に転写されたトナー像を定着する定着手段とを有
    する画像形成装置において、前記定着手段は、少なくと
    も、前記転写材の表面に対向する第1定着ローラと、前
    記転写材の裏面に対向する第2定着ローラと、前記第1
    定着ローラを加熱する第1加熱手段と、前記第2定着ロ
    ーラを加熱する第2加熱手段とからなり、前記第1定着
    ローラの熱容量を前記第2定着ローラの熱容量より大き
    くすることを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記第1定着ローラ及び第2定着ローラ
    が共に弾性体層を有し、前記第1定着ローラの弾性体層
    の厚さを前記第2定着ローラの弾性体層の厚さより大き
    くすることを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 像形成体と、該像形成体上にトナー像を
    形成する手段と、中間転写体と、前記像形成体上のトナ
    ー像を前記中間転写体又は転写材の表面に転写する第1
    転写手段と、前記中間転写体上に転写されたトナー像を
    前記転写材の裏面に再転写する第2転写手段と、前記転
    写材上に転写されたトナー像を定着する定着手段とを有
    する画像形成装置において、前記定着手段は、少なくと
    も、前記転写材の表面に対向する第1定着ローラと、前
    記転写材の裏面に対向する第2定着ローラと、前記第1
    定着ローラを加熱する第1加熱手段と、前記第2定着ロ
    ーラを加熱する第2加熱手段とからなり、前記第1定着
    ローラ及び第2定着ローラは何れも弾性体層を有し、前
    記第1定着ローラの弾性体層の熱伝導率の逆数と層厚と
    の積を、前記第2定着ローラの弾性体層の熱伝導率の逆
    数と層厚との積より大きくすることを特徴とする画像形
    成装置。
  9. 【請求項9】 像形成体と、該像形成体上にトナー像を
    形成する手段と、中間転写体と、前記像形成体上のトナ
    ー像を前記中間転写体又は転写材の表面に転写する第1
    転写手段と、前記中間転写体上に転写されたトナー像を
    前記転写材の裏面に再転写する第2転写手段と、前記転
    写材上に転写されたトナー像を定着する定着手段とを有
    する画像形成装置において、前記定着手段は、少なくと
    も、前記転写材の表面に対向する第1定着ローラと、前
    記転写材の裏面に対向する第2定着ローラと、前記第1
    定着ローラを加熱する第1a加熱手段及び第1b加熱手
    段と、前記第2定着ローラを加熱する第2加熱手段とか
    らなり、前記第1a加熱手段の最大消費電力と前記第2
    加熱手段の最大消費電力の和及び前記第1a加熱手段の
    最大消費電力と前記第1b加熱手段の最大消費電力の和
    を、それぞれ前記定着手段に許容される最大消費電力以
    下に設定すると共に、前記第2加熱手段及び前記第1b
    加熱手段への通電を同時に行うことを禁止することを特
    徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記転写材の両面又は裏面のみにトナ
    ー像を形成するコピーモードのときには、前記第1a加
    熱手段及び第2加熱手段に通電し、前記転写材の表面の
    みにトナー像を形成するコピーモードのときには前記第
    1a加熱手段及び第1b加熱手段に通電することを特徴
    とする請求項9記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記定着手段は、前記第1定着ローラ
    の表面温度を検知する第1温度検知手段と、前記第2定
    着ローラの表面温度を検知する第2温度検知手段とを有
    し、前記第1温度検知手段による検知結果に基づいて前
    記第1a加熱手段及び第1b加熱手段への通電をそれぞ
    れ独立に制御すると共に、前記第2温度検知手段による
    検知結果に基づいて前記第2加熱手段への通電を制御す
    ることを特徴とする請求項10記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記第1温度検知手段による検知結果
    に基づいて前記第1a加熱手段への通電を制御すると共
    に、前記第2温度検知手段による検知結果に基づいて前
    記第2加熱手段への通電を制御し、前記第1a加熱手段
    への通電と連動して第1b加熱手段へ通電することを特
    徴とする請求項10記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 像形成体と、該像形成体上にトナー像
    を形成する手段と、中間転写体と、前記像形成体上のト
    ナー像を前記中間転写体又は転写材の表面に転写する第
    1転写手段と、前記中間転写体上に転写されたトナー像
    を前記転写材の裏面に再転写する第2転写手段と、前記
    転写材上に転写されたトナー像を定着する定着手段とを
    有する画像形成装置において、前記定着手段は、少なく
    とも、前記転写材の表面に対向する第1定着ローラと、
    前記転写材の裏面に対向する第2定着ローラと、前記第
    1定着ローラを加熱する第1加熱手段と、前記第2定着
    ローラを加熱する第2加熱手段とを有し、前記第1加熱
    手段の最大消費電力及び前記第2加熱手段の最大消費電
    力を、それぞれ前記定着手段に許容される最大消費電力
    以下に設定すると共に、前記第1加熱手段及び前記第2
    加熱手段への通電を同時に行うことを禁止することを特
    徴とする画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記転写材の表面のみにトナー像を形
    成するコピーモードのときには第1加熱手段のみに通電
    し、前記転写材の両面又は裏面のみにトナー像を形成す
    るコピーモードのときには前記第1加熱手段及び前記第
    2加熱手段に交互に通電することを特徴とする請求項1
    3に記載の画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記転写材の両面にトナー像を形成す
    るコピーモードのときには前記第1加熱手段を前記第2
    加熱手段に優先して通電状態にし、前記転写材の裏面の
    みにトナー像を形成するコピーモードのときには前記第
    2加熱手段を前記第1加熱手段に優先して通電状態にす
    ることを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
JP22383296A 1996-07-26 1996-08-26 画像形成装置 Pending JPH1069178A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7171148B2 (en) 2003-11-25 2007-01-30 Sharp Kabushiki Kaisha Fixing device, image forming device, and manufacturing method of fixing device
JP2008051868A (ja) * 2006-08-22 2008-03-06 Konica Minolta Business Technologies Inc 定着装置
JP2008129268A (ja) * 2006-11-20 2008-06-05 Sharp Corp 定着装置及びその通電制御方法

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