JP2000010426A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000010426A
JP2000010426A JP10171332A JP17133298A JP2000010426A JP 2000010426 A JP2000010426 A JP 2000010426A JP 10171332 A JP10171332 A JP 10171332A JP 17133298 A JP17133298 A JP 17133298A JP 2000010426 A JP2000010426 A JP 2000010426A
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JP10171332A
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Kunio Shigeta
邦男 重田
Yotaro Sato
洋太郎 佐藤
Hisayoshi Nagase
久喜 永瀬
Satoru Haneda
哲 羽根田
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 両面にトナー像を保持した転写材を一括定着
する画像形成装置において、ソフトローラの破損を防止
し、消費電力を節約して良好な定着の行われる画像形成
装置を提供する。 【解決手段】 転写材である記録紙P上の両面にトナー
像を転写したのちに定着する画像形成装置において、記
録紙Pの両面又は裏面に連続して画像形成する際に、画
像形成動作の開始から所定時間経過後までの下ローラ3
20の第2ヒータ321の消費電力量が所定の値を超え
たとき、第2ヒータ321への通電をOFFとする。ま
た、第2ヒータ321への通電をOFFするときの第2
ヒータ321の消費電力量の所定の値は、前記所定時間
内に定着装置30を通過する記録紙Pの枚数及び種類に
応じて変更されることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トナー像形成手段
により像形成体上に形成したトナー像を転写材に転写、
定着して画像を得る、複写機、プリンタ、FAX等の電
子写真方式の画像形成装置に関し、更に詳しくは、トナ
ー像形成手段により像形成体上に形成したトナー像を転
写材の表面に、および像形成体上に形成したトナー像を
中間転写体を介して転写材の裏面にそれぞれ転写、定着
して両面画像を得る画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置においては、像形成
体上に形成した一方の面の画像を転写材上に転写、定着
し、転写材を一旦両面反転給紙装置に収納し、次に像形
成体上に形成する他方の面の画像とタイミングを合わせ
て転写材を両面反転給送装置より給送し、転写材の他方
の面に画像を転写、定着する方法がとられている。
【0003】この画像形成装置では、転写材を一旦両面
反転給送装置に収納した後再度給送するという転写材の
搬送が行われることから、転写材の搬送距離が長くな
り、両面画像形成に多くの処理時間がかかるという問題
があった。また1度定着手段を通過してカールし易くな
った転写材を再び給送するため、転写材搬送の信頼性が
低く、転写材のジャムや転写材のシワ等を引き起こす原
因となっていた。
【0004】これに対し、特公昭49−37538号公
報、特公昭54−28740号公報、特開平1−444
57号公報や特開平4−214576号公報等により、
第1及び第2の像形成手段を用いて転写材の両面にトナ
ー像を転写し、1回の定着で両面画像を得る画像形成装
置や画像形成方法が提案されている。
【0005】また本願発明者らは、像形成体の周りに帯
電手段、像露光手段、現像手段等よりなるトナー像形成
手段を複数組配置するとともに、像形成体に対向して中
間転写体を設け、まず像形成体上に裏面画像となる重ね
合わせカラートナー像を形成してこれを一旦中間転写体
に一括して転写した後、つぎに表面画像となる重ね合わ
せカラートナー像を像形成体上に形成し、像形成体上の
トナー像を転写材の表面に、中間転写体上のトナー像を
転写材の裏面にそれぞれ転写した後、転写材上のトナー
像を定着して両面カラー画像を形成する画像形成装置を
製作し、転写材両面へのカラー画像形成や片面のみのカ
ラー画像形成等について検討を行っている。例えば特開
平9−258518号はこれに関する技術開示を行った
ものである。
【0006】かかる画像形成装置においては、両面画像
形成に当たって表裏にトナー像を転写した転写材を定着
装置に1度通すだけで済むため、転写材搬送の信頼性が
高く、また転写材の搬送路を短縮してコピーの処理速度
も早められる特長を有している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】かかる画像形成装置に
おいては、両面にトナー像を有した転写材を一括して定
着を行うには転写材の両面に対向して加熱手段を有する
ことが必要である。またかかる定着手段として転写材の
表裏に接するローラを使用する場合には、両ローラの当
接するニップ部を長くすることが必要で、一方をハード
ローラ、他方をローラ芯金の周面に弾性体層を設けたソ
フトローラとする必要がある。弾性体層は金属ローラに
較べて熱伝導性が低いため、ソフトローラの表面温度の
変化に対しての復帰に時間を多く要し、熱応答性が悪い
ことから、転写材の表面に接する上ローラをハードロー
ラ、転写材の裏面に接する下ローラをソフトローラとす
ることが好ましく用いられる。
【0008】片面(表面)コピー時は、裏面画像を定着
する必要がないため、下ローラ温度を制御する必要がな
く、上下ローラの温度差が大きくなっても(下ローラ温
度が低下しても)構わない。
【0009】また片面コピー時は、定着時における上ロ
ーラの表面温度が連続コピーに伴って熱低下することは
本来は好ましくないが、たとえ徐々に低下したとして
も、定着不良にならない限り、画質差(連続コピー時の
最初と最後の光沢度差)は問題とはならない(目視では
ほとんど区別がつかない)。
【0010】両面コピー時は、表面画像と裏面画像とを
同時に定着するため、上下ローラの温度差が大きく異な
ってしまうと、表面画像と裏面画像の画質(光沢度)が
違ってしまう。このため、上下ローラの温度差が大きく
ならないように制御する必要がある。
【0011】両面コピー時にも省エネ(定着消費電力低
減)を図るためには、上下ローラとも定着可能温度の下
限ぎりぎりに温度制御すればよいが、下ローラは熱応答
性が悪いため、下ローラを下限ぎりぎりに制御するのは
困難である。
【0012】熱応答性の悪い下ローラの表面温度を適正
に保持するためには芯金の温度を表面温度以上に高くす
る必要があり、芯金温度が所定の温度より高温となると
下ローラの芯金と弾性体層の接着剥離等のローラ破損を
招く危険性がある。
【0013】また、連続コピーを行う場合、下ローラの
表面温度は以下のような異常の温度上昇が起こり易いた
め、定着オフセット(ホットオフセット)や上記のロー
ラ破損を起こすという問題がある。
【0014】連続コピー時の下ローラ表面温度の推移: コピー開始直後、下ローラ温度は急激に低下する。
【0015】 下ローラの表面温度を適正に保持する
ため下ローラのヒータは連続点灯されるが下ローラは熱
応答性が悪いため表面温度はなかなか上昇しない(ロー
ラ表面と芯金との間の温度勾配が大きくなるだけであ
る)。
【0016】 連続コピーの進行に伴い、下ローラの
表面温度は徐々に上昇し始める(この時の芯金の温度は
下ローラの設定温度をはるかに上回っている)。
【0017】 下ローラの表面温度が設定温度に達し
た時点で下ヒータはOFFとなるが、この時既に芯金の
温度は非常に高くなっているため、下ローラの表面温度
はさらに上昇し続け、設定温度の上限を超えてしまう。
これにより高温オフセットの発生及びローラ破損という
問題がある。
【0018】 連続コピーが終了するまでに下ローラ
の温度が設定温度まで復帰しない場合には、コピー終了
後も下ヒータが連続点灯となり、上記と同じ問題が生
じる。
【0019】本発明は上記の下ローラ内部の異常温度上
昇を防止して、下ローラの破損を防止し、定着消費電力
量の低減を図った画像形成装置を提供することを目的と
する。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的に対しては、像
形成体と、該像形成体上にトナー像を形成する手段と、
中間転写体と、前記像形成体上に形成されたトナー像を
前記中間転写体に転写する第1の転写手段と、前記像形
成体上に形成されたトナー像を転写材の表面に転写する
第2の転写手段と、前記中間転写体上に転写されたトナ
ー像を前記転写材の裏面に再転写する第3の転写手段
と、前記転写材に転写されたトナー像を定着する定着手
段とを有する画像形成装置において、前記定着手段は、
前記転写材の表面に対向する第1の定着部材と、該第1
の定着部材を加熱する第1の加熱手段と、前記第1の定
着部材よりも断面方向の熱伝導が低い前記転写材の裏面
に対向する第2の定着部材と、該第2の定着部材を内側
から加熱する第2の加熱手段と、該第2の加熱手段の消
費電力量を検出する第2の加熱手段消費電力量検出手段
とを有し、前記第1の定着部材と前記第2の定着部材と
により前記転写材を挟持搬送して前記転写材上のトナー
像を定着するものであって、前記転写材の両面又は裏面
に連続して画像形成する際に、画像形成動作の開始から
所定時間経過後までの前記第2の加熱手段の消費電力量
が所定の値を超えたとき、前記第2の加熱手段への通電
を禁止することを特徴とする画像形成装置(第1発明)
によって達成される。
【0021】また、像形成体と、該像形成体上にトナー
像を形成する手段と、中間転写体と、前記像形成体上に
形成されたトナー像を前記中間転写体に転写する第1の
転写手段と、前記像形成体上に形成されたトナー像を転
写材の表面に転写する第2の転写手段と、前記中間転写
体上に転写されたトナー像を前記転写材の裏面に再転写
する第3の転写手段と、前記転写材に転写されたトナー
像を定着する定着手段とを有する画像形成装置におい
て、前記定着手段は、前記転写材の表面に対向する第1
の定着部材と、該第1の定着部材を加熱する第1の加熱
手段と、前記第1の定着部材よりも断面方向の熱伝導が
低い前記転写材の裏面に対向する第2の定着部材と、該
第2の定着部材を内側から加熱する第2の加熱手段と、
該第2の加熱手段の消費電力量を検出する第2の加熱手
段消費電力量検出手段とを有し、前記第1の定着部材と
前記第2の定着部材とにより前記転写材を挟持搬送して
前記転写材上のトナー像を定着するものであって、前記
転写材に連続して画像形成した後に前記定着手段をアイ
ドリング状態に移行した場合に、画像形成動作中の前記
第2の加熱手段の消費電力量と画像形成動作の終了から
所定時間経過後までの前記第2の加熱手段の消費電力量
との合計が所定の値を超えたとき、前記第2の加熱手段
への通電を禁止することを特徴とする画像形成装置(第
2発明)によって達成される。
【0022】さらに、像形成体と、該像形成体上にトナ
ー像を形成する手段と、中間転写体と、前記像形成体上
に形成されたトナー像を前記中間転写体に転写する第1
の転写手段と、前記像形成体上に形成されたトナー像を
転写材の表面に転写する第2の転写手段と、前記中間転
写体上に転写されたトナー像を前記転写材の裏面に再転
写する第3の転写手段と、前記転写材に転写されたトナ
ー像を定着する定着手段とを有する画像形成装置におい
て、前記定着手段は、前記転写材の表面に対向する第1
の定着部材と、該第1の定着部材を加熱する第1の加熱
手段と、該第1の加熱手段の消費電力量を検出する第1
の加熱手段消費電力量検出手段と、前記第1の定着部材
よりも断面方向の熱伝導が低い前記転写材の裏面に対向
する第2の定着部材と、該第2の定着部材を内側から加
熱する第2の加熱手段と、該第2の加熱手段の消費電力
量を検出する第2の加熱手段消費電力量検出手段とを有
し、前記第1の定着部材と前記第2の定着部材とにより
前記転写材を挟持搬送して前記転写材上のトナー像を定
着するものであって、前記転写材の両面又は裏面に連続
して画像形成する際に、画像形成動作の開始から所定時
間経過後までの、前記第1及び前記第2の加熱手段の消
費電力量の合計が所定の値を超えたとき、前記第2の加
熱手段への通電を禁止することを特徴とする画像形成装
置(第3発明)によって達成される。
【0023】また、像形成体と、該像形成体上にトナー
像を形成する手段と、中間転写体と、前記像形成体上に
形成されたトナー像を前記中間転写体に転写する第1の
転写手段と、前記像形成体上に形成されたトナー像を転
写材の表面に転写する第2の転写手段と、前記中間転写
体上に転写されたトナー像を前記転写材の裏面に再転写
する第3の転写手段と、前記転写材に転写されたトナー
像を定着する定着手段とを有する画像形成装置におい
て、前記定着手段は、前記転写材の表面に対向する第1
の定着部材と、該第1の定着部材を加熱する第1の加熱
手段と、該第1の加熱手段の消費電力量を検出する第1
の加熱手段消費電力量検出手段と、前記第1の定着部材
よりも断面方向の熱伝導が低い前記転写材の裏面に対向
する第2の定着部材と、該第2の定着部材を内側から加
熱する第2の加熱手段と、該第2の加熱手段の消費電力
量を検出する第2の加熱手段消費電力量検出手段とを有
し、前記第1の定着部材と前記第2の定着部材とにより
前記転写材を挟持搬送して前記転写材上のトナー像を定
着するものであって、前記転写材に連続して画像形成し
た後に前記定着手段をアイドリング状態に移行した場合
に、画像形成動作中及び画像形成動作の終了から所定時
間経過後までの前記第1及び第2の加熱手段の消費電力
量との合計が所定の値を超えたとき、前記第2の加熱手
段への通電を禁止することを特徴とする画像形成装置
(第4発明)によって達成される。
【0024】なお、上記第1発明において、前記第2の
加熱手段への通電を禁止するときの前記第2の加熱手段
の消費電力量の所定の値は、前記所定時間内に前記定着
手段を通過する前記転写材の枚数及び種類に応じて変更
されることを特徴とする画像形成装置は好ましい実施態
様である。
【0025】また、上記第2発明において、前記第2の
加熱手段への通電を禁止するときの前記第2の加熱手段
の消費電力量の所定の値は、画像形成動作中に前記定着
手段を通過した前記転写材の枚数及び種類に応じて変更
されることを特徴とする画像形成装置は好ましい実施態
様である。
【0026】また、上記第3発明において、前記第2の
加熱手段への通電を禁止するときの前記第1及び前記第
2の加熱手段の消費電力量の合計の所定の値は、前記所
定時間内に前記定着手段を通過する前記転写材の枚数及
び種類に応じて変更されることを特徴とする画像形成装
置は好ましい実施態様である。
【0027】また、上記第4発明において、前記第2の
加熱手段への通電を禁止するときの前記第1及び前記第
2の加熱手段の消費電力量の合計の所定の値は、画像形
成動作中に前記定着手段を通過した前記転写材の枚数及
び種類に応じて変更されることを特徴とする画像形成装
置は好ましい実施態様である。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の説明に先立って本発明が
適用される転写材の両面にトナー像を形成して定着を行
うようにした画像形成装置に共通する一実施の形態につ
いて説明する。なお、本発明は以下に述べる実施の形態
に限定されるものではない。また本欄の記載は請求項の
技術的範囲や用語の意義を限定するものではない。ま
た、以下の実施形態の説明において、トナー像の転写材
への転写の際に転写位置において像形成体に対向する側
の転写材の面を表面、転写材の他方の側の面すなわち中
間転写体に対向する側の転写材の面を裏面といい、転写
材の表面に転写する画像を表面画像、転写材の裏面に転
写する画像を裏面画像という。以下説明する実施の形態
は何れもカラー画像を形成する画像形成装置の実施例で
あるが、本発明はモノクロ用の画像形成装置についても
適用される。
【0029】上記の画像形成装置の実施形態の画像形成
プロセスおよび各機構について、図1〜図3を用いて説
明する。図1は本発明の一実施形態を示す画像形成装置
の断面構成図であり、図2は図1の像形成体の側断面図
であり、図3は転写材の両面に画像形成を行うときのト
ナー像の形成状態と転写材の供給を示す図である。
【0030】図1において、10は像形成体である感光
体ドラム、11は各色毎の帯電手段であるスコロトロン
帯電器、12は各色毎の像露光手段である露光ユニッ
ト、13は各色毎の現像手段である現像器、14は中間
転写体、15は第1及び第2の転写手段である1次転写
器、15gは第3の転写手段である2次転写器、16c
は転写材供給手段であるタイミングローラ、30は定着
手段である定着装置である。
【0031】像形成体である感光体ドラム10は、例え
ば、光学ガラスや透明アクリル樹脂の透明部材によって
形成される円筒状の基体の外周に、透明の導電層、a−
Si層あるいは有機感光層(OPC)等の感光層を形成
したものであり、図1の矢印で示す時計方向に回転され
る。
【0032】感光体ドラム10は、図2に示す如く、そ
れを係合固定する両端面のフランジ部材10a及び10
bが、装置本体に架設固定されるドラム軸110に対し
両端のフランジ部材10a及び10bに嵌込まれたベア
リング110a、110bにより軸受けされて回転自在
に支持され、フランジ部材10bの一体とする歯車Gが
装置本体側の駆動歯車と噛合して駆動されることにより
所定の方向に定速で回転される。
【0033】各色毎の帯電手段であるスコロトロン帯電
器11、各色毎の像露光手段である露光ユニット12及
び各色毎の現像手段である現像器13は、これらを1組
として、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)及び黒色(K)の各色の画像形成プロセス用とし
て4組設けられ、図1の矢印にて示す感光体ドラム10
の回転方向に対して、Y、M、C、Kの順に配置され
る。
【0034】各色毎の帯電手段であるスコロトロン帯電
器11は感光体ドラム10の移動方向に対して直交する
方向に感光体ドラム10と対峙して取り付けられ、感光
体ドラム10の前述した感光層に対し所定の電位に保持
された制御グリッドと、例えば鋸歯状電極からなる放電
電極11aとを有し、トナーと同極性のコロナ放電(本
実施形態においてはマイナス帯電)を行い、感光体ドラ
ム10に対し一様な電位を与える。放電電極11aとし
ては、その他ワイヤ電極を用いることも可能である。
【0035】各色毎の像露光手段である露光ユニット1
2は、感光体ドラム10上での露光位置が、各色毎のス
コロトロン帯電器11に対して感光体ドラム10の回転
方向下流側に位置するようにして感光体ドラム10の内
部に配置される。露光ユニット12は、それぞれ、感光
体ドラム10の軸と平行に主走査方向に配列された発光
素子としてのLED(発光ダイオード)を複数個アレイ
状に並べた線状の発光素子12aと、等倍結像素子とし
てのセルフォックレンズ12bと、ホルダとから構成さ
れる。保持部材120に、各色毎の露光ユニット12の
他に、一様露光器12c及び転写同時露光器12dが取
付けられ、一体となって感光体ドラム10の基体内部に
収容される。別体の画像読取り装置によって読み取ら
れ、メモリに記憶された各色の画像データがメモリより
順次読み出されて各色毎の露光ユニット12にそれぞれ
電気信号として入力される。露光素子としては、その他
FL(蛍光体発光),EL(エレクトロルミネッセン
ス),PL(プラズマ放電)等の複数の発光素子をアレ
イ状に並べた線状のものが用いられる。この実施形態で
使用される発光素子の発光波長は、通常Y、M、Cのト
ナーに対して透過性の高い680〜900nmの範囲の
ものが良好であるが、感光体ドラム10の内側(裏面)
から像露光を行うことからカラートナーに透明性を十分
に有しないこれより短い波長でもよい。
【0036】各色毎の現像手段としての現像器13は、
感光体ドラム10の周面に対し所定の間隙を保ち、感光
体ドラム10の回転方向と順方向に回転する例えば厚み
0.5〜1mm、外径15〜25mmの円筒状の非磁性
のステンレス鋼あるいはアルミニウム材で形成された内
部に磁石体を有する現像スリーブ131と、現像ケーシ
ング138とを有し、内部にイエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)および黒色(K)の一成分あるい
は二成分の現像剤を収容している。それぞれの現像器1
3の現像スリーブ131は、不図示の突き当てコロによ
り感光体ドラム10と所定の間隙、例えば100〜10
00μmをあけて非接触に保たれており、現像スリーブ
131に対しトナーと同極性(本実施形態においてはマ
イナス極性)の直流電圧に交流電圧を重畳した現像バイ
アスを印加することにより、非接触の反転現像を行い、
感光体ドラム10上にトナー像を形成する。
【0037】中間転写体14は、体積抵抗率108〜1
15Ω・cmの無端状のベルトであり、例えばシリコン
ゴム或いはウレタンゴム等に導電材料を分散した厚さ
0.5〜2.0mmの半導電性のゴムベルト基体の外側
に、トナーフィルミング防止層として厚さ5〜50μm
の半導電性のフッ素コーティングを行った2層構成のシ
ームレスベルトである。ベルトの基体としては、この他
に、変性ポリイミド、熱硬化性ポリイミド、エチレンテ
トラフルオロエチレン共重合体、ポリフッ化ビニリデ
ン、ナイロンアロイ等のエンジニアリングプラスチック
に導電材料を分散した、厚さ0.1〜1.0mmの半導
電性フィルムを使用することもできる。中間転写体14
は、駆動ローラ14dと従動ローラ14eに内接してテ
ンションローラ14kにより水平方向に張設された状態
で、駆動ローラ14dに伝達される動力により図1の矢
印で示す反時計方向に循環して搬送・回転される。
【0038】第1及び第2の転写手段である1次転写器
15は、中間転写体14を挟んで感光体ドラム10に対
向して設けられ、中間転写体14と感光体ドラム10と
の間に転写位置14bを形成する。1次転写器15には
トナーと反対極性(本実施形態においてはプラス極性)
の直流電圧が印加され、転写位置14bに転写電界を形
成することにより、感光体ドラム10上のトナー像を中
間転写体14上又は転写材である記録紙Pの表面に転写
する。
【0039】第3の転写手段である2次転写器15g
は、中間転写体14を挟んで接地された導電性ローラ1
4pに対向して設けられ、トナーと反対極性(本実施形
態においてはプラス極性)の直流電圧が印加され、中間
転写体14上のトナー像を記録紙Pの裏面に転写する。
【0040】転写材供給手段であるタイミングローラ1
6cは、感光体ドラム10上の表面画像のカラートナー
像又は中間転写体14上の裏面画像のカラートナー像と
同期して、転写材である記録紙Pを転写位置14bへ供
給する。
【0041】定着手段である定着装置30は、内部にヒ
ータを有する第1の定着部材である上ローラ310と第
2の定着部材である下ローラ320との2本のローラ状
の定着部材を有し、上ローラ310と下ローラ320と
の間で熱と圧力を加えることにより記録紙P上のトナー
像を定着する。
【0042】次に画像形成プロセスを説明する。
【0043】本装置とは別体の画像読み取り装置におい
て、撮像素子により読み取られた原稿画像の画像デー
タ、或いはコンピュータで編集された画像の画像データ
は、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)及
びK(黒色)の各色別の画像信号として一旦メモリに記
憶・格納される。
【0044】画像記録のスタートにより不図示の感光体
駆動モータの始動により不図示の駆動用の歯車を通して
感光体ドラム10の奥側フランジ10bに設けられた歯
車Gが回動され、感光体ドラム10を図1の矢印で示す
時計方向へ回転し、同時にイエロー(Y)のスコロトロ
ン帯電器11の帯電作用により感光体ドラム10に一様
に電位の付与が開始される。
【0045】感光体ドラム10は電位を付与された後、
Yの露光ユニット12において第1の色信号すなわちY
の画像データに対応する電気信号による露光が開始され
感光体ドラム10の回転走査によってその表面の感光層
に原稿画像のYの画像に対応する静電潜像を形成する。
【0046】前記の潜像はYの現像器13により非接触
の状態で反転現像され感光体ドラム10の回転に応じイ
エロー(Y)のトナー像が形成される。
【0047】次いで感光体ドラム10は、前記イエロー
(Y)のトナー像の上からマゼンタ(M)のスコロトロ
ン帯電器11の帯電作用により電位が付与され、Mの露
光ユニット12の第2の色信号即ちMの画像データに対
応する電気信号による露光が行われ、Mの現像器13に
よる非接触の反転現像によって前記のイエロー(Y)の
トナー像の上にマゼンタ(M)のトナー像が重ね合わせ
て形成される。
【0048】同様のプロセスにより、シアン(C)のス
コロトロン帯電器11、Cの露光ユニット12及びCの
現像器13によってさらに第3の色信号に対応するシア
ン(C)のトナー像が重ね合わせて形成され、さらにそ
の上に黒色(K)のスコロトロン帯電器11、Kの露光
ユニット12及びKの現像器13によって第4の色信号
に対応する黒色(K)のトナー像が順次重ね合わせて形
成され、感光体ドラム10の一回転以内にその周面上に
カラートナー像が形成される。
【0049】これらY、M、C及びKの露光ユニット1
2による感光体ドラム10の感光層に対する露光は感光
体ドラム10の内部より前述した透明の基体を通して行
われる。従って第2,第3及び第4の色信号に対応する
画像の露光も何れも先に形成されたトナー像の影響を全
く受けることなく行われ、第1の色信号に対応する画像
と同等の静電潜像を形成することが可能となる。
【0050】上記の画像形成プロセスによって像形成体
である感光体ドラム10上に裏面画像となる重ね合わせ
カラートナー像が形成され、この感光体ドラム10上の
裏面画像の重ね合わせカラートナー像が転写位置14b
において、トナーと反対極性(本実施形態においてはプ
ラス極性)の直流電圧が印加される第1の転写手段とし
ての1次転写器15により、中間転写体14上に一括し
て転写される。この際、良好な転写がなされるように、
例えば発光ダイオードを用いた転写同時露光器12dに
よる一様露光が行われる。
【0051】転写後の感光体ドラム10の周面上に残っ
たトナーは感光体ドラムAC除電器17により除電を受
けた後、クリーニング装置19に至り、感光体ドラム1
0に当接したゴム材から成るクリーニングブレード19
aによってクリーニングされ、さらに、前プリントまで
の感光体の履歴をなくすために、例えば発光ダイオード
を用いた帯電前の一様露光器12cによる露光によって
感光体周面の除電がなされ、前回プリント時の帯電が除
去されて引き続き次のカラー画像形成が行われる。
【0052】以上のようにして中間転写体14上に裏面
画像となる重ね合わせカラートナー像が形成された後、
引き続き中間転写体14上の裏面画像と転写位置14b
における同期がとられて、上記のカラー画像形成プロセ
スと同様にして、表面画像となる重ね合わせカラートナ
ー像が感光体ドラム10上に形成される。なおこの時に
形成される表面画像は、感光体ドラム10では先に形成
した裏面画像とは互いに鏡像になる様に画像データを変
更する必要がある。
【0053】また転写材である記録紙Pが転写材収納手
段である給紙カセット16より、送り出しローラ16a
により送り出され、給送ローラ16bにより給送されて
タイミングローラ16cへ搬送される。
【0054】記録紙Pは、転写材供給手段であるタイミ
ングローラ16cの駆動によって、感光体ドラム10上
に形成される表面画像のカラートナー像と、中間転写体
14に担持されている裏面画像のカラートナー像との同
期がとられて転写位置14bへ給送される。このとき中
間転写体14に担持されている裏面画像及び感光体ドラ
ム10上に形成される表面画像のトナー像形成状態と、
これらと同期して給送される記録紙Pの関係を図3に示
す。
【0055】記録紙Pが転写位置14bへ給送される
際、記録紙Pは、中間転写体14に非接触のコロナ放電
器からなる転写材帯電手段としての紙帯電器15fによ
りトナーと同極性に紙帯電され、中間転写体14に吸着
されて転写位置14bへ給送される。トナーと同極性に
紙帯電を行うことにより、中間転写体14上のトナー像
や感光体ドラム10上のトナー像と引き合うことを防止
して、トナー像の乱れを防止している。また、転写材帯
電手段としては、中間転写体14に当接及び当接解除可
能な導通ブラシや導通ローラ等を用いることも可能であ
る。
【0056】転写位置14bではトナーと反対極性(本
実施形態においてはプラス極性)の電圧が印加される第
2の転写手段としての1次転写器15により感光体ドラ
ム10の周面上の表面画像が一括して記録紙Pの表面
(上面)に転写される。この際、中間転写体14の周面
上の裏面画像は記録紙Pに転写されないで中間転写体1
4上に存在する。
【0057】表面にカラートナー像が転写された記録紙
Pは次に、トナーと反対極性(本実施形態においてはプ
ラス極性)の電圧を印加した第3の転写手段としての2
次転写器15gへと搬送され、2次転写器15gにより
中間転写体14の周面上の裏面画像を一括して記録紙P
の裏面(下面)に転写する。
【0058】各色のトナー像は互いに重なり合うことか
ら、一括転写を可能とするにはトナー層の上層と下層の
トナーとが同様の帯電量で同一極性に帯電していること
が好ましい。このことから、中間転写体14上に形成し
たカラートナー像をコロナ帯電により極性反転を行った
り、感光体ドラム10上に形成したカラートナー像をコ
ロナ帯電により極性反転を行う両面画像形成法では、下
層のトナーが同極性に十分帯電されないことから、転写
不良となるので好ましくない。
【0059】感光体ドラム10上で反転現像を繰り返
し、重ね合わせて形成した同極性のカラートナー像を極
性を変えずに中間転写体14に一括転写し、次に、極性
を変えずに記録紙Pに一括転写することが、裏面画像形
成の転写性の向上に寄与するので好ましい。表面画像形
成に対しても、感光体ドラム10上に反転現像を繰り返
し、重ね合わせて形成した同極性のカラートナー像を極
性を変えずに記録紙Pに一括転写することが、表面画像
形成の転写性の向上に寄与するので好ましい。
【0060】以上のことからカラー画像形成において
は、第1、第2の転写手段と第3の転写手段を別々に設
け、第1の転写手段を動作させて転写材の表面にカラー
トナー像を形成し、次に、第3の転写手段を動作させて
転写材の裏面にカラートナー像を形成する両面画像形成
法が好ましく採用される。
【0061】両面にカラートナー像が転写された記録紙
Pが中間転写体14を挟んで接地された導電性の駆動ロ
ーラ14dに対向して設けられる転写材分離用としての
除電器15hにより除電され、中間転写体14から分離
され、定着前のトナー像を乱さないために設けられた、
拍車部材18の上を通過して、後に説明する上下両方の
ローラの内部に加熱手段(ヒータ)を有する2本の定着
ローラで構成される定着手段としての定着装置30へと
搬送される。記録紙Pは上側の第1定着ローラ310と
下側の第2定着ローラ320との間で熱と圧力とを加え
られることにより記録紙Pの表裏面の付着トナーが定着
され、両面画像記録がなされた記録紙Pは排紙ローラ1
9aにより送られて、装置上部のトレイ19bへ排出さ
れる。
【0062】転写後の中間転写体14上に残ったトナー
は、中間転写体14のクリーニング手段である中間転写
体クリーニング装置140に設けられ中間転写体14に
当接及び当接解除可能なブレードによりクリーニングさ
れる。また、転写後の感光体ドラム10の周面上に残っ
たトナーは除電器17により除電を受けた後、クリーニ
ング装置19に至り、感光体ドラム10に当接したゴム
材から成るクリーニングブレード19aによって残留し
て付着状態にあったトナーはクリーニング装置19内に
掻き落とされ、スクリュウ19bによって不図示の廃ト
ナー容器に回収される。クリーニング装置19により残
留トナーを除去された感光体ドラム10は一様露光器1
2cによる露光によって感光体周面の除電がなされた
後、Yのスコロトロン帯電器11によって一様帯電を受
け、次の画像形成サイクルにはいる。
【0063】上記の画像形成装置においては、以上のよ
うにして重ね合わせたカラートナー像を一括転写して記
録紙Pの両面にカラー画像を形成するので、中間転写体
14上のカラー画像の色ズレやトナーの散りやこすれ等
が起こりにくく、画像劣化が少ない良好な両面カラー画
像を形成することができる。
【0064】次に、感光体ドラム10上に形成されたト
ナー像が記録紙Pの両面或いは片面に転写されて定着装
置へ進入するまでのトナー像の状態について、図4及び
図5を用いて説明する。ここで像形成体である感光体ド
ラム10はマイナスに帯電し、感光体ドラム10上の潜
像はマイナスの電荷をもったトナーによって反転現像が
なされて、マイナスの電荷をもったトナー像が感光体ド
ラム10上に形成された場合について説明する。
【0065】図4は、感光体ドラム10上に形成した表
面画像のトナー像を記録紙P上に直接転写する第1の画
像形成工程によって、記録紙Pの表面のみにトナー像が
付着した状態で定着装置30に進入して行く際の説明図
である。感光体ドラム10上に形成されたマイナス極性
の表面画像のトナー像は、記録紙Pとさらにその背後の
中間転写体14を介して1次転写器15によってプラス
極性の電圧が印加され、記録紙Pに転写がなされる(図
4(a))。マイナス極性の表面画像のトナー像を上面
に保持した記録紙Pは、交流電圧が印加された除電器1
5hによって除電がなされて中間転写体14から分離
し、上ローラ310及び下ローラ320を有する定着装
置30へと進入する(図4(b))。
【0066】また図5は、感光体ドラム10上に形成し
た表面画像のトナー像を記録紙P上に直接転写する第1
の画像形成工程と、感光体ドラム10上に形成した裏面
画像のトナー像を中間転写体を介して記録紙P上に転写
する第2の画像形成工程によって、記録紙Pの両面にト
ナー像が付着した状態で、定着装置30に進入して行く
際の説明図である。感光体ドラム10上に形成されたマ
イナス極性の裏面画像のトナー像は、中間転写体14の
背後から第1、第2の転写手段である1次転写器15に
よってプラス極性の電圧が印加されて、中間転写体14
上に転写される(図5(a))。引き続いて、感光体ド
ラム10上にはマイナス極性の表面画像のトナー像が形
成される。表面画像のトナー像は、記録紙Pとさらにそ
の背後の裏面画像のトナー像を保持した中間転写体14
を介して1次転写器15によってプラス極性の電圧が印
加され、記録紙Pの上面に転写される(図5(b))。
ついで中間転写体14上に付着した裏面画像のトナー像
は、記録紙Pの上側から第3の転写手段である2次転写
器15gによってプラス極性の電圧が印加されることに
よって記録紙Pの下面に転写がなされる。この際、記録
紙P上面の表面画像のトナー像の電位は、直上から2次
転写器15gによりプラス極性の電圧が印加されること
によってマイナス極性からプラス極性に転換する(図5
(c))。記録紙Pの上面にプラス極性の表面画像のト
ナー像を保持し、下面にマイナス極性の裏面画像のトナ
ー像を保持した状態で、記録紙Pは除電器15hによっ
て除電がなされて中間転写体14から分離し、定着装置
30へと進入する(図5(d))。
【0067】また、図6は本発明の他の実施形態を示す
画像形成装置の断面構成図である。図1と同一部分は同
一符号を付してあり、その作用も同一であり詳細な説明
は省略する。
【0068】本実施形態の画像形成装置では、回転する
中間転写体14上面には、第1及び第2プロセスユニッ
ト2A,2Bが水平配置されている。この第1及び第2
プロセスユニット2A,2Bそれぞれはトナー像を担持
する像形成体である感光体ドラム20A,20Bと、感
光体ドラム20A,20B上にトナー像を形成するトナ
ー像形成手段26A,26Bとで構成され、周知の電子
写真プロセスで感光体ドラム20A,20B上にトナー
像を形成するプロセスユニットであり、後段において詳
述するように、制御を除いて同じ構成を有している。な
お、第1及び第2プロセスユニット2A,2Bとは同じ
構成であるのでA,Bの添え字を除いた符号で記すこと
もある。プロセスユニット2は、図示しないガイド部材
を介して装置本体の上方から各感光体ドラム20の周面
が前記の中間転写体14に所定の当接圧をもって接する
よう位置規制して装着される。なお、トナー像形成手段
26は、帯電手段であるスコロトロン帯電器21、露光
手段である露光ユニット25、現像手段である現像器2
3及びクリーニング手段であるクリーニング装着24と
から構成されている。
【0069】第1及び第2像形成体である感光体ドラム
20A,20Bは外径30〜80mmの接地された円筒
状のアルミニウム基体の外周に、有機感光層(OPC)
を形成したもので、装着本体の動力により時計方向に前
記中間転写体14の周速度と同速度をもって駆動回転さ
れる。
【0070】スコロトロン帯電器21は鋸歯状電極ある
いはワイヤ電極からなるコロナ放電電極と、感光体ドラ
ム20の前述した有機感光体層に対し所定の電位に保持
された制御グリットとで構成され、感光体ドラム20の
移動方向に対して直交する方向に感光体ドラム20と対
峙し近接して取り付けられる。スコロトロン帯電器21
はトナーと同極性のコロナ放電(本実施形態においては
マイナス帯電)を行い、感光体ドラム20に対し一様な
帯電を与える。
【0071】露光ユニット25は、感光体ドラム20の
軸と平行に主走査方向に配列された像露光光発光素子と
してのLED(発光ダイオード)を複数個アレイ状に並
べた線状の露光素子と、等倍結像素子としてのセルフォ
ックレンズから構成される。露光素子としては、その他
FL(蛍光体発光),EL(エレクトロルミネッセン
ス),PL(プラズマ放電)等の複数個の発光素子をア
レイ状に並べた線状のものが用いられる。露光ユニット
は、別体の画像読み取り装置によって読み取られメモリ
に記憶された画像データに基づいて感光体ドラム20に
像露光を行い、感光体ドラム20上に潜像を形成する。
【0072】現像器23は、例えば厚み0.5〜1m
m、外径10〜30mmの円筒状の非磁性のステンレス
鋼あるいはアルミニウム材で形成された現像スリーブ2
30を備え、内部に一成分あるいは二成分の現像剤を収
容している。現像スリーブ230は、感光体ドラム20
の回転方向と順方向に回転しており、現像スリーブ23
0に対しトナーと同極性(本実施形態においてはマイナ
ス極性)の直流電圧あるいはさらに交流電圧を加えた現
像バイアスを印加することにより、感光体ドラム20の
露光部に対して接触又は非接触状態で反転現像が行われ
る。
【0073】第1の転写手段である1次転写器15B及
び第2の転写手段である1次転写器15Aは、前記の中
間転写体14の背面にトナーと反対極性の電荷を付与し
て感光体ドラム20との間にトナー像の転写電界を形成
するもので、それぞれの感光体ドラム20の周面に対向
して配置され、1次転写器15Aは感光体ドラム20A
のトナー像を供給される転写材である記録紙Pの上面
(表面)に、一方1次転写器15Bは感光体ドラム20
Bのトナー像を中間転写体14上にそれぞれ転写する。
【0074】転写材帯電手段である紙帯電器15fは、
コロナ放電器からなる帯電器で、第1プロセスユニット
2Aと第2プロセスユニット2Bとの間に位置してい
て、接地した従動ローラ14mに対向して配置され、中
間転写体14に非接触で、記録紙Pの中間転写体14へ
の搬送時に供給される記録紙Pをトナーと同極性に帯電
し、帯電された記録紙Pは中間転写体14上に1次転写
器15Bにより転写されたトナー像を介して、あるいは
直接吸着して感光体ドラム20Aの転写位置へと搬送さ
れる。
【0075】第3の転写手段である2次転写器15g
は、中間転写体14上の記録紙Pの上面(表面)にトナ
ーと反対極性の電荷を付与することによって中間転写体
14上のトナー像を記録紙Pの下面(裏面)に転写する
もので、接地したローラ14pに対向して配置される。
【0076】分離手段である除電器15hは、上下すな
わち表裏両面にトナー像を転写された記録紙Pを、放電
により除電して、中間転写体14の周面より分離するも
ので、2次転写器15gに隣接して設けられ、接地した
駆動ローラ14dに対向して配置される。
【0077】定着手段である定着装置30は共に内部に
ヒータを有する上ローラ310と下ローラ320とから
構成される熱ローラ方式の定着装置であり、除電器15
hにより中間転写体14から分離し、拍車部材18を経
て搬送される記録紙Pを挟持搬送することにより表裏両
面に転写されたトナー像を同時に圧着加熱して定着す
る。
【0078】次にこの画像形成装置のプロセスについて
説明する。図示しない画像読取り装置あるいはパソコン
などから画像データが入力されると、後段において詳述
する画像処理を施した後、一旦メモリに格納されて画像
形成のプロセスに対応して表面と裏面の画像データが鏡
像関係に処理されて、順次(それぞれ選択されて)露光
ユニット25A,25Bに出力される。
【0079】先ず裏面の画像データが第2プロセスユニ
ット2Bの露光ユニット25Bに入力され、第2プロセ
スユニット2Bの第2トナー像形成手段26Bにおいて
はスコロトロン帯電器21B、露光ユニット25B、現
像器23Bの作用により第2像形成体である感光体ドラ
ム20Bの周面上に、裏面の画像データに基づいた裏面
のトナー像が形成され、このトナー像は第1の転写手段
である1次転写器15Bにより中間転写体14の背面を
帯電して、中間転写体14の周面上に一旦転写される。
【0080】裏面のトナー像の形成及び転写に並行して
給紙カセット16から記録紙Pが搬出ローラ16aの作
動により給紙を開始され、記録紙Pは給紙経路16dを
経由してタイミングローラ16cに給送される。
【0081】一方、裏面の画像データの入力に所定の時
間差(上記中間転写体14上に転写された裏面のトナー
像の先端位置と、これから形成される表面のトナー像の
先端位置とが第1プロセスユニット2Aの転写位置14
bにおいて一致するよう決められた時間差)を置いて表
面の画像データが第1プロセスユニット2Aの露光ユニ
ット25Aに入力され、第1プロセスユニット2Aの第
1トナー像形成手段26Aにおいてはスコロトロン帯電
器21A、露光ユニット25A、現像器23Aの作用に
より第1像形成体である感光体ドラム20Aの周面上に
表面のトナー像が形成される。
【0082】第1プロセスユニット2Aにおける感光体
ドラム20Aの周面上の表面のトナー像の形成と、中間
転写体14上に転写した裏面のトナー像の位置の双方に
同期してタイミングローラ16cの作動が開始され、表
裏のトナー像先端位置と記録紙Pの先端位置が合致する
ように中間転写体14上に給紙される。
【0083】この時、記録紙Pは紙帯電器15fの帯電
により中間転写体14上のトナー像を介して中間転写体
14上に吸着し、中間転写体14と一体で搬送される。
そして、第2の転写手段である1次転写器15Aにより
中間転写体14の背面を帯電して、第1プロセスユニッ
ト2Aの感光体ドラム20Aの担持する表面のトナー像
を、搬送されている記録紙Pの上面に転写する。次い
で、第3の転写手段である2次転写器15gにより記録
紙Pの表面を帯電して、第2プロセスユニット2Bの感
光体ドラム20Bより転写された中間転写体14上の裏
面のトナー像を、記録紙Pの下面に転写する。
【0084】かくして表裏両面にトナー像が転写された
記録紙Pは除電器15hの放電により除電されて中間転
写体14の周面より分離され、記録紙Pの下面をガイド
する拍車部材18を経て定着装置30へと搬送され、定
着装置30においてトナー像を溶融定着した後、排紙ロ
ーラ19aを経てトレイ19bに排出される。なお、曲
率分離を利用する場合は除電器15hは省略することが
できる。一方、トナー像の転写を終えた各感光体ドラム
20A,20B並びに中間転写体14はそれぞれの備え
るクリーニング装置24A,24Bあるいは140によ
って残留トナーを除去、清掃されて、続くトナー像の形
成と転写に備える。
【0085】このように本実施の形態の画像形成装置に
おいては、感光体ドラム20A,20B上にそれぞれの
トナー像形成手段26A,26Bでトナー像を形成し、
感光体ドラム20B上に形成されたトナー像は一旦中間
転写体14上に転写し、その後、感光体ドラム20A、
中間転写体14上のトナー像を記録紙Pの両面に転写
し、同時に定着するので、画像形成スピードを著しく早
めることができる。特に、表裏の各トナー像が僅かな時
間間隔で形成され、記録紙Pの表裏への転写が中間転写
体14の1回転中に行われることとなるので、両面画像
の記録に要する時間が著しく短縮されることとなる。
【0086】なお、上述した記録紙Pの両面に画像を形
成する際には、1次転写器15A,15B、2次転写器
15gの転写条件を異ならせている。これは、各転写器
15A,15B,15gによりトナー像を転写する時に
は、転写するトナー像と転写器との間に介在する記録紙
やトナー像が異なるためである。そのため、本実施の形
態では、各転写器15A,15B,15gに最適な転写
条件を記憶手段に記憶させておき、制御部が本体操作パ
ネルにおいて選択される画像形成条件に応じた最適な転
写条件を上記記憶手段より読み出して設定される。
【0087】(定着に関する実施の形態)前記説明した
2つの画像形成装置に用いられる定着手段である定着装
置30は、表面トナー像に対向する第1定着ローラ31
0(以後上ローラともいう)も、裏面トナー像に対向す
る第2定着ローラ320(以後下ローラともいう)も共
に加熱手段を有して記録紙Pの両方から加熱定着するこ
とが必要で、また上ローラ310と下ローラ320との
当接部では記録紙Pの搬送方向に数mmのニップ部が形
成されることが定着を行う上では必要で、ニップ部を形
成するには何れかのローラにシリコンゴム等の弾性体か
ら成る弾性体層を設けることが必要である。弾性体層は
金属材に較べて熱伝導性が低いので、弾性体層を設けた
定着ローラは記録紙Pが通過する際記録紙Pに熱を奪わ
れて低下したローラ表面温度は復帰するのに多くの時間
を必要とすることとなる。従ってプリント速度が速い表
面のみの片面画像形成を担当する上ローラ310を下ロ
ーラ320に較べて熱伝導率の大きいハードローラと
し、下ローラ320を弾性体層を設けたソフトローラと
する。
【0088】図7は本発明の前記画像形成装置に用いら
れる定着装置の実施形態の一例を示す断面構成図であ
る。
【0089】定着手段である定着装置30は、上側にあ
って記録紙Pの表面トナー像の定着を担当する第1の定
着部材である上ローラ310と、下側にあって記録紙P
の裏面トナー像の定着を担当する第2の定着部材である
下ローラ320とが対向して圧接・加熱し、その間を通
過する記録紙Pの保持するトナー像の定着を行う。
【0090】上ローラ310は内側芯部にはハロゲンラ
ンプ等から成る第1の加熱手段である第1ヒータ311
(本実施形態では500Wのハロゲンランプ)を有して
いる。上ローラ310はこの第1ヒータ311を内蔵し
た薄肉の金属パイプから成る芯金310aの外周を、例
えば30〜200μmのPFA(パーフルオロアルキル
ビニルエーテル)やPTFE(ポリテトラフルオロエチ
レン)等のフッ素樹脂やシリコン樹脂等の耐熱性と高離
型性を有する層でコーティングした表面層310cを有
するハードローラである。
【0091】下ローラ320は内側芯部にはハロゲンラ
ンプ等から成る第2の加熱手段である第2ヒータ321
(本実施形態では500Wのハロゲンランプ)を有して
いる。下ローラ320はこの第2ヒータ321を内蔵し
た薄肉の金属パイプから成る芯金320aの外周に厚さ
2〜8mm(本実施形態においては5mm)のゴム硬度
アスカーC55度程度のシリコンゴム等の弾性体から成
る弾性体層320bを設け、その外周を表面層320c
として厚さ30〜200μmのPFAやPTFE等のフ
ッ素樹脂やシリコン樹脂等の耐熱性と高離型性を有する
層でコーティングしたソフトローラである。
【0092】上下のローラ310,320の周面には、
それぞれ周面上に付着したトナーや紙粉等を吸着除去す
るためにクリーニングローラ312,322と、オフセ
ット防止のために離型剤であるシリコンオイルを塗布す
るオイル塗布ローラ313,323が設けられている。
クリーニングローラ312,322の表面には例えば発
泡シリコンゴムのようなオイルに対して非吸収性の材料
を使用する。吸収性の材料を使用すると溜まった吸収し
たオイルを吐き出すこととなり、オイルむらになる。従
ってクリーニングローラ312,322に非吸収性の材
料を使用し、オイル塗布量のバラツキを抑える。またト
ナー等の異物除去性能を良くするため、離型性の低いも
のとし、さらに上、下ローラ310,320からの熱を
吸収しないよう熱容量の小さいものが選択使用され、ク
リーニングローラ312,322およびオイル塗布ロー
ラ313,323はそれぞれ上、下ローラ310,32
0に圧着して従動回転する。
【0093】上ローラ310、下ローラ320の各々に
当接し或いは極く近接した位置にサーミスタ等からなる
第1及び第2の温度検知手段である第1温度センサ31
4、第2温度センサ324が設けられていて、ローラの
表面温度が検知され、この検知信号に基づいて後述する
ように第1ヒータ311,第2ヒータ321の通電制御
が行われ、所定の温度範囲内に保持される。
【0094】上ローラ310と下ローラ320との間は
不図示のバネなどの付勢部材によって線圧0.8〜1.
8kg/cmで圧接されるようになっていて、この時の
ニップ部の長さは線圧やローラの硬度によって異なるが
ほぼ4〜12mmとなっている。上ローラ310と下ロ
ーラ320とはニップ部においてスリップが生じないよ
う同一の駆動源によって駆動され、同じ線速(本実施例
では160mm/sec)で回転し、ニップ部において
両面定着が行われる。
【0095】前記2つの画像形成装置では、定着装置3
0は上,下ローラ310,320の各々と、その間に挟
持搬送される記録紙Pとの間に電界を形成するため不図
示のコロナ帯電器又は導電性でスポンジ状の従動回転を
可能とするローラ帯電器等の電界形成手段を設けるか、
或いは、上,下ローラ310,320の表面層310
c,320c、及び弾性体層320bに例えばカーボン
ブラック又は酸化チタンを含有させて導電性を付与した
導電性材料で構成し、不図示のバイアス電源とローラの
芯金310a,320aとをそれぞれに安全抵抗を介し
て接続することによって、上ローラ310には+200
V、下ローラ320には−200Vのバイアス電圧を印
加する等の電界形成手段により、上ローラ310には表
面トナー像のトナー電荷と同極性の帯電を行い、下ロー
ラ320には裏面トナー像のトナー電荷と同極性の帯電
を行ってトナーとローラとの間で電気的反発力を高める
ことによって、両面トナー像を一括して定着を行う画像
形成装置において、電気的な静電オフセットを完全に解
消するようにしている。
【0096】前記画像形成装置は第1の画像形成モード
として転写材の表面のみにトナー像を形成して定着を行
う表面コピーモードと、第2の画像形成モードとして転
写材の両面にトナー像を形成して一括して定着を行う両
面コピーモードと、第3の画像形成モードとして転写材
の裏面のみにトナー像を形成して定着を行う裏面コピー
モードと、を有し、コピーモード設定ボタンによりモー
ドを設定すると、そのモードに応じた画像形成及び定着
について優れた制御がされて、良好な画像記録がなされ
る。
【0097】本発明の定着手段である定着装置30にあ
っては、上ローラ310に対しては内部の第1ヒータ3
11を500Wのハロゲンランプとし、熱応答性の悪い
ソフトローラである下ローラ320の第2ヒータ321
には500Wのハロゲンランプを用いている。下ローラ
320の表面温度は内部加熱による一方、定着がなされ
る記録紙Pの給紙間隔において接触回転する上ローラ3
10からの熱伝導によって定着温度を保持するように構
成している。
【0098】記録紙Pの両面又は裏面に連続画像形成中
(コピー中)のコピー動作時及びアイドリング時の定着
装置30の上下ローラ310,320の各々が消費する
単位時間当たり又は記録紙1枚当たりの熱量は、図8に
示すようになり、その消費される熱量の大半は記録紙が
持ち去る熱量であり、その他各定着ローラから熱伝導、
熱放射等による拡散分の熱量である。図9は上記熱量の
供給に必要な電力を積分した結果を示すグラフであり、
定着装置30が必要とする電力量の画像形成動作の開始
から所定時間経過後の各時点の上限を示すものであり、
各時点での消費電力量の所定の値を示すものである。こ
のグラフのコピー中の傾斜は搬送定着がなされる転写材
である記録紙の種類(材質、サイズ)、厚さによって異
なる。またアイドリング時のグラフは上記コピー動作終
了時の値から出発するので、選択した記録紙とコピー時
間によって異なる(並行移動)ことになる。
【0099】上記定着装置30の必要とする熱量をQO
とすると、 QO=QR+QA+QU+QP=QR+QD+QP である。ここで、QRは定着ローラの室温から設定定着
温度まで昇温に必要とする熱量、QAは定着ローラから
雰囲気中に対流、輻射により拡散する熱量、QUは定着
ローラから本体に熱伝導、対流、輻射により拡散する熱
量、QDは定着ローラから拡散する熱量の総和量、QP
搬送定着時の記録紙が持ち去る熱量(記録紙及びトナー
像の加熱に要する熱量)である。
【0100】定着装置30の必要とする熱量QOをウォ
ーミングアップ時、コピー動作時、アイドリング時に分
けると、 ・ウォーミングアップ時の必要な熱量をQOUとすると
(ウォーミングアップ時は通紙なし)、 QOU=QR+QD ・コピー動作時の必要な熱量(ウォーミングアップ完了
後は定着ローラの昇温不要)をQOCとすると QOC=QD+QP ・アイドリング時の必要な熱量をQOAとすると(アイド
リング時は通紙なし) QOA=QD となる。
【0101】コピー動作時の定着ローラから持ち去られ
る総熱量Pは、 P(コピー動作時)=(QD+QP)×(コピー時間) ={QD×(コピー時間)}+{QP×(コピー枚数)} であるので、この分だけの熱量を発生する電力量をヒー
タに供給すればよいことになる。
【0102】また、アイドリング時の定着ローラから持
ち去られる総熱量Pは、 P(アイドリング時)=QD×(アイドリング時間) であるので、この分だけの熱量を発生する電力量をヒー
タに供給すればよいことになる。
【0103】これによりコピー中には必要とする総熱量
を発生する電力量を供給し、それを超える電力量の供給
を抑制し、アイドリング中は拡散分の熱量を発生する電
力量を供給するように制限することによって、ローラ表
面温度を設定定着温度に保持し定着を完全に行い、かつ
定着装置30の消費電力量を節約することができる。こ
のことは、熱伝導性において劣ったソフトローラである
下ローラ320においては重要であり、これにより過剰
な内部加熱を防止し、下ローラ320の破損を防止する
ことができる。
【0104】図10は本発明の制御系の一例を示すブロ
ック図である。
【0105】図において、80はマイクロコンピュータ
等からなる制御部、81は画像形成モード設定ボタンを
有するコピーモード設定部、82は記録紙Pの種類(材
質、サイズ)、厚み等の選択ボタンを有する転写材選択
部、83はコピー枚数カウンタ(排紙部に設けた排紙セ
ンサからの排紙信号を利用することも可能である)、8
4aはコピーモード設定部81において設定されたコピ
ーモードに応じて決まる複数のプロセスプログラムを格
納するROM(A)、84bはコピーモード設定部81
や転写材選択部82において設定・選択した条件に応じ
て決まる(異なる)前記図9に示した定着装置30の第
2ヒータ321のコピー時及びアイドリング時の画像形
成動作の開始から所定時間経過後までの時間内に必要な
熱量を供給する最大消費電力量(消費電力量の上限)に
対応する複数のテーブルを記録したROM(B)、85
は制御部80内に設けたタイマ、86は制御部80より
出力するデジタル信号をアナログ信号に変換するD/A
変換部、871はD/A変換部86より出力するアナロ
グ信号により第1ヒータ311で消費する電力量を測定
する第1電力量測定部、872は同じく第2ヒータ32
1で消費する電力量を測定する第2電力量測定部、88
1は第1ヒータ311の電源である第1ヒータ用電源、
882は第2ヒータ311の電源である第2ヒータ用電
源、314は上ローラ310の表面温度を検知する第1
温度センサ、324は下ローラ320の表面温度を検知
する第2温度センサである。上記第1及び第2電力量測
定部871,872より供給電力量のデータが制御部8
0に送出され、上記第1及び第2温度センサ314,3
24からは上下ローラ310,320の表面温度のデー
タが制御部80に送出される。
【0106】制御部80は、コピーモード設定部81に
よって設定されたコピーモードに対応するプロセスプロ
グラムをROM(A)84aより、また上記設定・選択
されたコピー条件に対応するテーブルをROM(B)8
4bより呼び出す。制御部80は上記プロセスプログラ
ムによって画像形成装置の画像形成プロセスと定着装置
30の動作制御を行う。
【0107】定着装置30のコピー時の温度制御は次の
ようにして行われる。制御部80は前記第1及び第2温
度センサ314,324から入力する温度データを設定
定着温度と比較して第1ヒータ311,第2ヒータ32
1のON/OFF制御を行い上下ローラ310,320
の表面温度を設定定着温度に保持する。
【0108】また、第2電力量測定部872より入力す
る供給電力量のデータと、コピー枚数カウンタ83より
入力するコピー枚数データとによりコピー開始から所定
時間経過後までの消費電力量を算出し、これをROM
(B)84bより呼び出したコピー時のコピー枚数対最
大消費電力量のテーブルと比較することにより、コピー
枚数に対応する消費電力量の上限を超える時は第2ヒー
タ321の通電をOFFとし、OFF状態が継続して上
記消費電力量の上限以下となった時は第2ヒータ321
の通電をONとして、第2ヒータ321は第2温度セン
サ324による検知温度によってON/OFF制御を行
う。すなわち、所定時間経過後までの第2の加熱手段の
消費電力量が所定の値を超えたとき、第2の加熱手段へ
の通電を禁止して、第2ヒータ321に過剰に電力を供
給することを抑制し、下ローラ320の内部の過剰な温
度上昇を防止する。
【0109】なお上記のROM(B)84より呼び出す
コピー時のコピー枚数対最大消費電力量のテーブルは、
単にコピー枚数だけを関数とするテーブルではなく、記
録紙サイズや紙質(厚紙か薄紙か)をも関数として作成
されたテーブルとすることによって、更に精度よく過剰
の消費電力量を消費するのを防止することが可能とな
る。
【0110】この下ローラ320に対する電力制御は図
11に示すフローチャート(ステップS1〜S4)に従
って行われる。
【0111】コピーが終了した後のアイドリングに移行
した後のローラ表面温度の制御は、コピー時と同様に第
1及び第2温度センサ314,324から入力する温度
データを設定定着温度と比較して第1ヒータ311,第
2ヒータ321のON/OFF制御を行い上下ローラ3
10,320の表面温度を設定定着温度に保持する。
【0112】また、制御部80は、ROM(B)84b
より呼び出したアイドリング時のコピー開始から所定時
間経過後の経過時間対最大消費電力量のテーブルを、前
記コピー終了時(アイドリング開始時)の消費電力量の
値を出発点とするテーブルに書き換える。一方、第2電
力量測定部872より入力する供給電力量のデータとタ
イマ85の計時数とにより消費電力量を算出し、これを
上記書き換えたテーブルと比較することにより、第2ヒ
ータ321の消費電力量が上記テーブルの所定経過時間
に対応する最大消費電力量の上限を超えるか否かのチェ
ックを行い、上限を超える時は第2ヒータ321の通電
をOFFとし、OFF状態が継続して第2ヒータ321
の消費電力量が所定経過時間に対応する消費電力量の上
限以下となる時は第2ヒータ321をONとして第2ヒ
ータ321への供給電力量が過剰になることを抑制す
る。すなわち、画像形成動作中の第2ヒータ321の消
費電力量と画像形成動作の終了から所定時間経過後まで
の第2ヒータ321の消費電力量との合計が所定の値を
超えたとき、第2ヒータ321への通電をOFFとし、
下ローラ320の内部の過剰な温度上昇を防止する。こ
の電力制御は図11のフローチャート(ステップS1〜
S4)と同様の制御である。
【0113】次に、記録紙Pの両面に連続して画像形成
する際の他の制御系を適用した前記画像形成装置につい
て説明する。
【0114】この制御系は図10に示した制御系のブロ
ック図のROM(B)84bに、コピーモード設定部8
1や転写材選択部82において設定・選択した条件に応
じて決まる前記図9に示した定着装置30の第1ヒータ
311と第2ヒータ321のコピー時及びアイドリング
時の画像形成動作の開始から所定時間経過後までの時間
内に必要な熱量を供給する最大消費電力量の合計(消費
電力量合計の上限)に対応する複数のテーブルを記録し
たものとした点が異なるのみで、他は全く同一の制御系
を用いるものである。
【0115】この制御は、第1電力量測定部871より
入力する供給電力量のデータと、第2電力量測定部87
2より入力する供給電力量のデータの両者を用い、前記
と同様の手順によって、記録紙Pの両面に連続して画像
形成する際に、画像形成動作の開始から所定時間経過後
までの、第1及び第2のヒータ311,321の消費電
力量の合計が上記テーブルが示す所定の値を超えたと
き、第2のヒータ321への通電をOFFとする。ま
た、第2のヒータ321への通電をOFFとするときの
第1及び第2のヒータ311,321の消費電力量の合
計の所定の値は、コピー開始より経過した所定時間内に
定着装置30を通過する記録紙Pの枚数及び種類に応じ
て変更されるようにしたものである。
【0116】さらに、連続画像形成したのちアイドリン
グ状態に移行した場合には、画像形成動作の終了から経
過した所定時間経過後までの第1及び第2のヒータ31
1,321の消費電力量の合計が前記テーブルが示す所
定の値を超えたとき、第2のヒータ321への通電をO
FFとし、第1及び第2のヒータ311,321の消費
電力量の合計が前記テーブルが示す所定の値以下となっ
た時第2ヒータ321をONとなるよう制御する。ま
た、第2のヒータ321への通電をOFFするときの第
1及び第2のヒータ311,321の消費電力量の合計
の上限である所定の値は、コピー開始から経過した所定
時間内に定着装置30を通過する記録紙Pの枚数及び種
類に応じて変更される。
【0117】なお、以上の実施の形態で示した発明は、
下ローラ320に代わってセラミックヒータを用いたベ
ルト式の定着手段を有するようにした画像形成装置につ
いても適用され同様の効果を得ることができる。
【0118】
【発明の効果】本発明請求項1〜4によるときは、上記
のように、所定時間経過後までの第2の加熱手段の消費
電力量が所定の値を超えたとき、第2の加熱手段への通
電を禁止して、第2の加熱手段に過剰に電力を供給する
ことを抑制し、画像形成動作中においてもアイドリング
中においても、第2定着ローラである下ローラ内部の過
剰な温度上昇を防止して、下ローラの破損を防止し、定
着消費電力を低減し、かつ良好な画質を得ることの可能
な画像形成装置を提供されることとなった。
【0119】また、請求項5〜8によるときは、所定時
間経過後までの第1の加熱手段と第2の加熱手段の消費
電力量の合計が所定の値を超えたとき、第2の加熱手段
への通電を禁止するようにしたので、より確実に第2の
加熱手段に過剰に電力を供給することを抑制し、画像形
成動作中においてもアイドリング中においても、第2定
着ローラである下ローラ内部の過剰な温度上昇をより確
実に防止して、下ローラの破損を防止し、定着消費電力
を低減し、かつ良好な画質を得ることの可能な画像形成
装置を提供されることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の実施形態の一例を示す
断面構成図である。
【図2】図1の像形成手段の側断面図である。
【図3】トナー像形成状態と転写材の供給を示す説明図
である。
【図4】片面(表面)画像形成時の給紙状態を示す説明
図である。
【図5】両面画像形成時の給紙状態を示す説明図であ
る。
【図6】本発明の画像形成装置の実施形態の他の例を示
す断面構成図である。
【図7】本発明で用いられる定着装置の断面構成図であ
る。
【図8】定着ローラの必要とする単位時間当たりの熱量
を示すグラフである。
【図9】定着ローラの必要とする電力量の積分値を示す
グラフである。
【図10】本発明の制御系の一例を示すブロック図であ
る。
【図11】本発明の定着装置の消費電力量制御時のフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
10,20A,20B 感光体ドラム(像形成体) 11,21A,21B スコロトロン帯電器 12,25A,25B 露光ユニット 13,23A,23B 現像器 14 中間転写体 15,15A,15B 1次転写器(第1、第2の転写
手段) 15g 2次転写器(第3の転写手段) 15h 除電器(分離手段) 16 給紙カセット 30 定着装置(定着手段) 80 制御部 310 上ローラ(第1の定着部材) 320 下ローラ(第2の定着部材) 311 第1ヒータ(第1の加熱手段) 321 第2ヒータ(第2の加熱手段) 314 第1温度センサ 324 第2温度センサ 871 第1電力量測定部(第1の加熱手段消費電力量
検出手段) 872 第2電力量測定部(第2の加熱手段消費電力量
検出手段) P 記録紙(転写材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 羽根田 哲 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 Fターム(参考) 2H027 DA01 DA38 DA46 DC02 EA16 ED25 EF09 EF12 2H028 BC00 2H033 AA25 AA32 BB04 CA16 CA19 CA23 CA44

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像形成体と、該像形成体上にトナー像を
    形成する手段と、中間転写体と、前記像形成体上に形成
    されたトナー像を前記中間転写体に転写する第1の転写
    手段と、前記像形成体上に形成されたトナー像を転写材
    の表面に転写する第2の転写手段と、前記中間転写体上
    に転写されたトナー像を前記転写材の裏面に再転写する
    第3の転写手段と、前記転写材に転写されたトナー像を
    定着する定着手段とを有する画像形成装置において、 前記定着手段は、前記転写材の表面に対向する第1の定
    着部材と、該第1の定着部材を加熱する第1の加熱手段
    と、前記第1の定着部材よりも断面方向の熱伝導が低い
    前記転写材の裏面に対向する第2の定着部材と、該第2
    の定着部材を内側から加熱する第2の加熱手段と、該第
    2の加熱手段の消費電力量を検出する第2の加熱手段消
    費電力量検出手段とを有し、前記第1の定着部材と前記
    第2の定着部材とにより前記転写材を挟持搬送して前記
    転写材上のトナー像を定着するものであって、 前記転写材の両面又は裏面に連続して画像形成する際
    に、画像形成動作の開始から所定時間経過後までの前記
    第2の加熱手段の消費電力量が所定の値を超えたとき、
    前記第2の加熱手段への通電を禁止することを特徴とす
    る画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の加熱手段への通電を禁止する
    ときの前記第2の加熱手段の消費電力量の所定の値は、
    前記所定時間内に前記定着手段を通過する前記転写材の
    枚数及び種類に応じて変更されることを特徴とする請求
    項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 像形成体と、該像形成体上にトナー像を
    形成する手段と、中間転写体と、前記像形成体上に形成
    されたトナー像を前記中間転写体に転写する第1の転写
    手段と、前記像形成体上に形成されたトナー像を転写材
    の表面に転写する第2の転写手段と、前記中間転写体上
    に転写されたトナー像を前記転写材の裏面に再転写する
    第3の転写手段と、前記転写材に転写されたトナー像を
    定着する定着手段とを有する画像形成装置において、 前記定着手段は、前記転写材の表面に対向する第1の定
    着部材と、該第1の定着部材を加熱する第1の加熱手段
    と、前記第1の定着部材よりも断面方向の熱伝導が低い
    前記転写材の裏面に対向する第2の定着部材と、該第2
    の定着部材を内側から加熱する第2の加熱手段と、該第
    2の加熱手段の消費電力量を検出する第2の加熱手段消
    費電力量検出手段とを有し、前記第1の定着部材と前記
    第2の定着部材とにより前記転写材を挟持搬送して前記
    転写材上のトナー像を定着するものであって、 前記転写材に連続して画像形成した後に前記定着手段を
    アイドリング状態に移行した場合に、画像形成動作中の
    前記第2の加熱手段の消費電力量と画像形成動作の終了
    から所定時間経過後までの前記第2の加熱手段の消費電
    力量との合計が所定の値を超えたとき、前記第2の加熱
    手段への通電を禁止することを特徴とする画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 前記第2の加熱手段への通電を禁止する
    ときの前記第2の加熱手段の消費電力量の所定の値は、
    画像形成動作中に前記定着手段を通過した前記転写材の
    枚数及び種類に応じて変更されることを特徴とする請求
    項3に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 像形成体と、該像形成体上にトナー像を
    形成する手段と、中間転写体と、前記像形成体上に形成
    されたトナー像を前記中間転写体に転写する第1の転写
    手段と、前記像形成体上に形成されたトナー像を転写材
    の表面に転写する第2の転写手段と、前記中間転写体上
    に転写されたトナー像を前記転写材の裏面に再転写する
    第3の転写手段と、前記転写材に転写されたトナー像を
    定着する定着手段とを有する画像形成装置において、 前記定着手段は、前記転写材の表面に対向する第1の定
    着部材と、該第1の定着部材を加熱する第1の加熱手段
    と、該第1の加熱手段の消費電力量を検出する第1の加
    熱手段消費電力量検出手段と、前記第1の定着部材より
    も断面方向の熱伝導が低い前記転写材の裏面に対向する
    第2の定着部材と、該第2の定着部材を内側から加熱す
    る第2の加熱手段と、該第2の加熱手段の消費電力量を
    検出する第2の加熱手段消費電力量検出手段とを有し、
    前記第1の定着部材と前記第2の定着部材とにより前記
    転写材を挟持搬送して前記転写材上のトナー像を定着す
    るものであって、 前記転写材の両面又は裏面に連続して画像形成する際
    に、画像形成動作の開始から所定時間経過後までの、前
    記第1及び前記第2の加熱手段の消費電力量の合計が所
    定の値を超えたとき、前記第2の加熱手段への通電を禁
    止することを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の加熱手段への通電を禁止する
    ときの前記第1及び前記第2の加熱手段の消費電力量の
    合計の所定の値は、前記所定時間内に前記定着手段を通
    過する前記転写材の枚数及び種類に応じて変更されるこ
    とを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 像形成体と、該像形成体上にトナー像を
    形成する手段と、中間転写体と、前記像形成体上に形成
    されたトナー像を前記中間転写体に転写する第1の転写
    手段と、前記像形成体上に形成されたトナー像を転写材
    の表面に転写する第2の転写手段と、前記中間転写体上
    に転写されたトナー像を前記転写材の裏面に再転写する
    第3の転写手段と、前記転写材に転写されたトナー像を
    定着する定着手段とを有する画像形成装置において、 前記定着手段は、前記転写材の表面に対向する第1の定
    着部材と、該第1の定着部材を加熱する第1の加熱手段
    と、該第1の加熱手段の消費電力量を検出する第1の加
    熱手段消費電力量検出手段と、前記第1の定着部材より
    も断面方向の熱伝導が低い前記転写材の裏面に対向する
    第2の定着部材と、該第2の定着部材を内側から加熱す
    る第2の加熱手段と、該第2の加熱手段の消費電力量を
    検出する第2の加熱手段消費電力量検出手段とを有し、
    前記第1の定着部材と前記第2の定着部材とにより前記
    転写材を挟持搬送して前記転写材上のトナー像を定着す
    るものであって、 前記転写材に連続して画像形成した後に前記定着手段を
    アイドリング状態に移行した場合に、画像形成動作中及
    び画像形成動作の終了から所定時間経過後までの前記第
    1及び前記第2の加熱手段の消費電力量の合計が所定の
    値を超えたとき、前記第2の加熱手段への通電を禁止す
    ることを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記第2の加熱手段への通電を禁止する
    ときの前記第1及び前記第2の加熱手段の消費電力量の
    合計の所定の値は、画像形成動作中に前記定着手段を通
    過した前記転写材の枚数及び種類に応じて変更されるこ
    とを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012081729A (ja) * 2010-09-14 2012-04-26 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラム
JP2017083786A (ja) * 2015-10-30 2017-05-18 キヤノン株式会社 演算装置及び演算装置を備えた画像形成装置

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