JP2008040386A - 画像形成装置 - Google Patents

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善輝 片山
Toshiki Hayamizu
俊樹 速水
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Abstract

【課題】表裏面画像の光沢度が揃った両面画像を形成する画像形成装置を提供する。
【解決手段】第1面トナー像の光沢度を検知し、検知結果に基づいて、第2面トナー像の定着における定着条件を設定するに際して、第1面トナー像の定着において記録材に付与される熱量が第2面トナー像の定着において記録材に付与される熱量よりも低くなるように、第1面トナー像の定着、第2面トナー像の定着それぞれにおける定着条件を設定する。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像形成装置に関し、特に、トナー像を加熱して記録材に定着する定着装置を備えた画像形成装置に関する。
カラートナー像など高画質の画像を形成する画像形成装置においては、適正な光沢度を持った画像を形成することが出来る性能を備えることが要求されるようになってきている。
特に両面画像形成においては、表面の光沢性と裏面の光沢性が同程度であることが要求される。表面の光沢性と裏面の光沢性が異なる文書は、ユーザに好まれるものではなく、特に、冊子に形成された文書では、1ページ毎に画質が変化することになり、好ましくない。
特許文献1では、両面画像形成においては、表面画像と裏面画像ではトナー付着量が異なる傾向があるために、トナー付着量の相違により表裏面の光沢度に違いが出ることを防止することが提案されている。
特開2006−3678号公報
特許文献1では、表面画像、裏面画像それぞれのトナー付着量を検知し、検知結果に基づいて、定着温度を制御している。しかしながら、画像の光沢性はトナー付着量以外の要因によっても影響を受けるために、特許文献1の方法によっては、表面と裏面との間に光沢性の差が生ずる場合があり、表裏面の光沢性を揃えるには十分ではない。
本発明は、特許文献1のような特定の原因による表裏面間の光沢性の違いだけでなく、種々要因により生ずる表裏面画像の光沢性の違いを低減し、品質の高い両面画像を形成することが出来る画像形成装置を提供することを目的とする。
前記目的は下記の発明により達成される。
1.
記録材上にトナー像を形成する画像形成部、該画像形成部に記録材を供給する給紙部、形成されたトナー像を加熱して記録材に定着する定着装置及び制御手段を備え、記録材の第1面にトナー像を形成した後に記録材の第2面にトナー像を形成する両面画像形成機能を有する画像形成装置であって、
前記制御手段は、第1面トナー像の定着における定着条件及び第2面トナー像の定着における定着条件を設定するに際して、前記第1面トナー像の定着において記録材に付与される熱量が、前記第2面トナー像の定着において記録材に付与される熱量よりも低くなるような設定を行うことを特徴とする画像形成装置。
2.
定着されたトナー像の画像光沢度を検知する画像光沢度検知手段を備え、
前記制御手段は、第2面トナー像の定着における定着条件を設定するに際して、定着された前記第1面トナー像の画像光沢度を検知する前記画像光沢度検知手段の検知結果に基づいて、前記第2面トナー像の定着条件を設定することを特徴とする画像形成装置。
3.
前記定着装置は、加熱部材及び該加熱部材に圧接する加圧部材を有し、前記制御手段は、前記加熱部材と前記加圧部材とにより形成されるニップにおけるニップ圧を制御することにより、前記第2面トナー像の定着における前記定着条件を設定することを特徴とする前記2に記載の画像形成装置。
4.
前記定着装置は、加熱部材及び該加熱部材に圧接する加圧部材を有し、前記制御手段は、前記加熱部材の記録材搬送速度を制御することにより、前記第2面トナー像の定着における前記定着条件を設定することを特徴とする前記2又は前記3に記載の画像形成装置。
5.
前記定着装置に供給される記録材の温度を検知する温度検知手段を有し、前記制御手段は、前記第2面トナー像の定着における前記定着条件の設定に際して、前記温度検知手段の検知結果に基づいて、前記定着条件を設定することを特徴とする前記2〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
6.
前記制御手段は、記録材の種類に関する情報に基づいて、前記第1面トナー像の定着における熱量の前記設定を行うことを特徴とする前記1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
7.
前記給紙部から搬出される記録材の光沢度を検知する記録材光沢度検知手段を有し、前記制御手段は、前記記録材光沢度検知手段の検知結果に基づいて、前記第1面トナー像の定着における熱量の前記設定を行うことを特徴とする前記1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
本発明では、両面画像形成における第1面トナー像の定着において記録材に付与される熱量を、第2面トナー像の定着において記録材に付与される熱量よりも低く設定している。
第2面トナー像の定着は、最終定着工程であるので、必要な定着性及び光沢性が得られるように最適定着条件に設定されるが、第1面トナー像の定着における付与熱量を第2面トナー像における付与熱量よりも低く設定することにより、第1面トナー像の定着における定着条件は最適条件よりも、付与熱量に関して低くなる。
第1面トナー像は第2面トナー像の定着においても加熱されるので、前記のような第1面トナー像、第2面トナー像の定着条件の設定により、表裏面間で光沢度が揃った両面画像が形成される。
本発明を図示の実施の形態に基づいて説明するが、本発明は該実施の形態に限られない。
図1は本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。
図1に示す画像形成装置はカラートナー像を形成することが出来るカラー画像形成装置であり、カラー画像形成装置は画像形成装置本体GH、その上部に設置された自動原稿搬送装置JGからなる。
画像形成装置本体GHは、4つの画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kと及びベルト状の中間転写体6で構成される画像形成部10と、給紙部20と、給紙搬送部と、定着装置24と、操作入力手段9(不図示)とを有し、4つの画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kが、図中矢印AA方向に周回移動するベルト状の中間転写体6の移動方向に沿って並列に配置された、所謂、タンデム方式のフルカラー画像形成装置である。
イエロー色のトナー像を形成する画像形成ユニット10Yは、像担持体である感光体1Yの周囲に配置された帯電装置2Y、露光装置3Y、現像装置4Y及び第1のクリーニング装置8Yを有する。マゼンタ色のトナー像を形成する画像形成ユニット10Mは、前記と同様に感光体1M、帯電装置2M、露光装置3M、現像装置4M及び第1のクリーニング装置8Mを有する。シアン色のトナー像を形成する画像形成ユニット10Cは、前記と同様に感光体1C、帯電装置2C、露光装置3C、現像装置4C及び第1のクリーニング装置8Cを有する。黒色トナー像を形成する画像形成ユニット10Kは、前記と同様に感光体1K、帯電装置2K、露光装置3K、現像装置4K及び第1のクリーニング装置8Kを有する。帯電装置2Yと露光装置3Y、帯電装置2Mと露光装置3M、帯電装置2Cと露光装置3C及び帯電装置2Kと露光装置3Kとは、静電潜像形成手段を構成する。5Y、5M、5C、5Kはそれぞれ、イエロートナー、マゼンタトナー、シアントナー、黒トナーを収容したトナー容器であり、これらのトナー容器からは、現像装置4Y、4M、4C、4Kにおける消費に対応したトナーが供給される。
感光体1Y、1M、1C及び1Kのそれぞれは、金属ドラム上にOPC感光層が形成された負帯電性のOPC感光体である。なお、感光体1Y、1M、1C、1Kには、aSi感光体等のように、OPC感光体以外のものを用いることができる。
帯電装置2Y、2M、2C、2Kには、コロトロン放電器やスコロトロン放電器を用いることができ、放電ワイヤ型や鋸状電極型等を用いることができる。
露光装置3Yは半導体レーザを光源として有し、レーザビームにより感光体1Yをドット露光するものであり、イエロートナー像データに基づいて露光する。同様に、露光装置3Mはマゼンタトナー像データに基づいて感光体1Mを露光し、露光装置3Cはシアントナー像データに基づいて感光体1Cを露光し、露光装置3Kは黒トナー像データに基づいて感光体1Kを露光する。露光装置3Y、3M、3C、3Kには、LEDアレイ、液晶等のようにレーザビーム以外の露光装置を用いることができるが、ドット露光を行うものが好ましい。
現像装置4Y、4M、4C、4Kは、感光体1Y,1M,1C,1Kに対して開口部を形成し、回転可能な円筒状の現像剤担持体46Y,46M,46C,46K、及び現像剤を撹拌しながら搬送し、撹拌後の現像剤を現像剤担持体46Y,46M,46C,46Kに供給する複数の撹拌スクリュー47Y、47M,47C、47Kとを有している。トナー容器5Y、5M、5C、5Kから補給されたトナーは、撹拌スクリュー47Y、47M,47C、47Kで撹拌されながら現像剤担持体46Y,46M,46C,46Kに供給される。
また、現像装置4Y、4M、4C、4Kは露光部にトナーを付着させる反転現像方式のもの又は未露光部にトナーを付着させる正規現像方式のもののいずれでもよく、接触現像方式、非接触現像方式のいずれでもよい。このように、現像装置4Y、4M、4C、4Kには、周知の任意のものを用いることができるが、二成分現像剤を用いた反転現像方式の現像装置が好ましい。
第1のクリーニング装置8Y,8M,8C,8Kは、感光体1Y、1M、1C、1Kの長手方向に長く形成された第1のクリーニング部材としてのゴム製のクリーニングブレード88Y,88M,88C,88Kを各々備えている。クリーニングブレード88Y,88M,88C,88Kのエッジ部が、感光体1Y、1M、1C、1Kの表面に当接した状態で感光体1Y、1M、1C、1Kを回転させると感光体1Y、1M、1C、1Kの表面が摺擦されてトナーがクリーニングされる。
中間転写体6は、抵抗値が105Ωcm〜1010Ωcmの半導電性の無端状のベルトからなり、複数のローラに張架され、周回移動可能に支持されている。
画像形成ユニット10Y、10M、10C及び10Kにより形成された各色のトナー像は、循環移動する中間転写体6に1次転写装置7Y、7M、7C及び7Kを圧着させた状態で、1次転写装置7Y、7M、7C及び7Kにトナーと反対極性の1次転写出力を印加し、転写電界を形成することにより、中間転写体6上に順次に1次転写されて、合成されたカラートナー像が形成される。
1次転写装置7Y、7M、7C及び7Kは、基本的に、トナー像形成時以外は圧着解除手段71Y,71M,71C,71Kにより圧着解除され、中間転写体6から離間した状態にあり、トナー像形成されたトナー像が中間転写位置にくる前に、圧着解除手段71Y,71M,71C,71Kにより、中間転写体6に圧着される。
2次転写装置7Aは中間転写体6上のトナー像を記録材Pに転写する。
1次転写装置71Y,71M、71C,71K及び2次転写装置7Aには、それぞれ不図示の1次転写出力印加手段である電源から転写電圧が印加される。
1次転写装置7Y、7M、7C、7K、2次転写装置7Aとしては、抵抗値が105Ωcm〜1010Ωcmの半導電性のローラが好適に用いられる。
中間転写体6にトナーを1次転写した後の感光体1Y,1M,1C,1Kの表面に残留している各色トナーは第1のクリーニング部材であるクリーニングブレード88Y,88M,88C,88Kによりそれぞれクリーニングされる。
給紙部20の給紙カセットに収容された記録材Pは、給紙搬送部の給紙装置21により給紙され、給紙ローラ22A、22B、22C、22D,レジストローラ23等を経て、2次転写装置7Aに搬送され、記録材P上にカラートナー像が一括して2次転写される。カラートナー像が転写された記録材Pは、定着装置24により定着処理され、排紙ローラ25に挟持されて機外の排紙トレイ26上に載置される。
一方、転写装置7Aにより記録材Pにカラートナー像を転写した後、記録材Pを分離した中間転写体6は、中間転写体6の幅手方向に長く形成された第2のクリーニング部材であるゴム製のクリーニングブレード89Aを有する第2のクリーニング装置8Aによりクリーニングされる。
27は表面にトナー像が形成された記録材Pを表裏反転して2次転写装置7Aが設置された転写位置に再給紙する再給紙部であり、反転搬送路28を有する。
SE1は記録材Pの、定着装置24により定着処理されたトナー像を担持する面の光沢度を検知する画像光沢度検知手段であり、記録材の面に指向性のある光を照射する発光部と正反射光の受光する受光部を有し、記録材Pの鏡面性を検知することにより記録材Pの光沢度を検知する。
SE2はレジストローラ23の上流において、記録材Pの温度を検知する温度検知手段である。
トナー像形成においては、感光体1Y、1M、1C及び1K、中間転写体6がそれぞれ矢印のように作動して画像形成ユニット10Y、0M、10C、10Kにおいてトナー像が形成され、形成されたトナー像が中間転写体6に転写されるとともに、給紙部20から記録材Pが給送され、2次転写装置7Aにより中間転写体6上のトナー像が記録材Pに転写される。
転写されたトナー像を担持する記録材Pが定着装置24を通過して、トナー像が記録材Pに定着される。
片面画像形成においては、定着処理された記録材Pは排紙トレイ26に排出される。
両面画像形成においては、第1面にトナー像が形成され定着処理された記録材Pは再給紙部27に搬送され、反転搬送路28において表裏反転された後に、レジストローラ23に再給紙される。
レジストローラ23から転写位置に供給された記録材Pに中間転写体6上のトナー像が転写され、トナー像が転写された記録材Pは定着装置24を通過して、トナー像が記録材Pの第2面に定着される。
定着処理された記録材Pは排紙トレイ26に排出される。
図2は定着装置の構造を示す。
図2において、加熱部材としての加熱ローラ241に加圧部材としての加圧ローラ242が圧接してニップNを形成する。加熱ローラ241内にはヒータ243が配置され、加熱ローラ241を加熱する。
未定着のトナー像Tを担持する記録材PがニップNを通過する際にトナー像Tが加熱され溶融して記録材Pに定着される。
加熱ローラ241は金属からなる基体241aと基体241a上に形成したフッ素樹脂、シリコンゴム等の離型性表面層241bとからなる。なお、基体241aと表面層241bとの間にシリコンゴム等の弾性層を設けてもよい。
加圧ローラ242は金属の基体242aと基体242aの上に形成したシリコンゴム等の弾性層242bと、フッ素樹脂等の離型性表面層242cとからなる。
加圧ローラ242は軸245に軸支された支持腕244に軸受けされており、支持腕244をバネ247で付勢することにより、加圧ローラ242が所定の圧力で加熱ローラ241に圧接する。
バネ247の圧力はカム246を回転させることにより、調節することができる。
M1は加熱ローラ241を回転駆動するモータ、M2はカム246を回転駆動するモータである。
トナー像の光沢度は定着において、トナーに付与される熱量を調節することにより、制御することができる。付与される熱量が多いほどトナーの溶融が進みトナー像の光沢度が増す。
付与される熱量の調節は、定着温度、ニップNの幅、ニップNを通過する記録材の速度等により行われるが、後に説明するように、表面トナー像の光沢度に基づいて、裏面トナー像の光沢度を制御するように、迅速な制御が必要な場合には、ニップNの幅又は記録材の通過速度を調節することにより、光沢度を制御することが好ましい。
両面画像形成においては、第1面トナー像は定着装置24を2度通過し、第2トナートナー像は定着装置24を1度通過する。
従って、第1面トナー像の定着と第2面トナー像の定着を同一条件で行った場合、第1面トナー像に付与される熱量が第2面トナー像に付与される熱量よりも大きくなる。その結果、第1面の光沢度が第2面の光沢度よりも高くなって、表裏面の光沢度が揃わなくなる。
この問題を解決するためには、第1面トナー像の定着条件と第2面トナー像の定着条件を異ならせることが必要であるが、それぞれの条件をどのように設定するかが問題となる。
最低必要な条件としては、第1面トナー像に比較して定着度が低くなる第2面トナー像の定着度を必要なレベルとすることであるが、そうすると、第1面トナー像の定着が過剰になって、第1面トナー像像の光沢度が高すぎる結果となる。
このような問題は、両面画像形成における次のような定着条件の設定により解決することができた。
第1面トナー像における定着条件を、画像形成装置内の記録材搬送には問題ないが、十分なレベルには達しないレベルの定着度となるように設定し、第2面トナー像の定着における定着条件を、十分なレベルの定着度となるように設定する。
このような設定により、第1面トナー像は2回の定着処理により十分な定着度に定着され、第2面トナー像は第2面画像形成における定着処理により十分な定着度に定着される。そして、表裏面の光沢度が揃えられる。
このような定着条件の設定をニップNにおける圧力(以下ニップ圧と言う)により行う場合を図3を用いて説明する。
図3はニップ圧と光沢度との関係を示す。図示のように、ニップ圧が高い程光沢度が高くなるが、一定のニップ圧を超えるとニップ圧の上昇に対して光沢度が低下するようになる。このようなニップ圧の上昇に対して光沢度が増す傾向は、ニップ圧が増すと、ニップ幅が増すために、トナー像がニップNを通過する時間が増加して、トナー像に付与される熱量が増加することによりトナーの溶融が進む結果である。また、ニップ圧の上昇に対して光沢度は低下する傾向は、過剰な熱による定着過剰によるものである。
本実施の形態においては、第1面トナー像の定着におけるニップ圧NP1を第2面トナー像の定着におけるニップ圧NP2よりも低く設定した。これにより、表裏面トナー像の定着度を十分なレベルに確保するという条件と、表裏面の光沢度の揃えると言う条件を満足することができた。
この条件は次のことを意味している。
第2面トナー像を定着する1回の定着における定着条件は、所望の光沢度のトナー像に定着する最適定着条件に設定される、即ち、図3におけるニップ圧NP2に設定される。
これに対して、第1面トナー像の定着においては、2回行われる定着処理のうちの1回目、即ち、第1面トナー像の定着においては、最適定着条件よりも低いニップ圧、具体的には、NP2より低いニップ圧NP1で定着を行い、2回目の定着において、最適定着条件であるニップ圧NP2で定着し、十分な光沢度に仕上げる。
2回目の定着においては、第1面トナー像も加熱されるが、記録材を透過した熱により加熱されるので、この場合に第1面トナー像に付与される熱量は第2面トナー像に付与される熱量よりも少ない。両面画像形成において第1面トナー像に付与される熱量、即ち、(1回目の定着において第1面トナー像に付与される熱量+2回目の定着において第1面トナー像に付与される熱量)が第2面トナー像に付与される熱量にほぼ等しくなるような設定で両面画像形成における定着が行われる。
ニップ圧NP1はこのような条件が満たされるように予め設定されており、所定のニップ圧NP1の第1面トナー像の定着が行われる。定着された第1面トナー像の光沢度を画像光沢度検知手段SE1により検知する。
画像光沢度検知手段SE1の検知結果に基づいて、ニップ圧NP1よりも高いニップ圧NP2が設定され、第2面トナー像の形成及び定着が行われる。
このようにして、表裏面の光沢度がほぼ一致した両面画像を形成することができた。
第1面トナー像の定着におけるニップ圧NP1は、例えば、普通紙、コート紙、OHPシートのように紙種に応じて設定することができるし、記録材の光沢度を検知し検知結果に基づいて設定することもできる。
第2面トナー像の定着におけるニップ圧NP2の決定においては、検知した光沢度に加えて記録材の温度に応じて定着条件を設定することが好ましい。
第1面トナー像の定着において定着装置24を通過し、加熱された記録材Pの温度は高くなっているが、第2面トナー像の定着度や第2面トナー像の光沢度は、定着処理される記録材Pの温度によっても、異なるものとなる。
従って、第2面トナー像の定着のために定着装置24に導入される記録材Pの温度を検知し、検知結果に基づいて定着条件を設定することが好ましい。
温度検知手段SE2がレジストローラ23の直ぐ上流において、記録材Pの温度を検知し、検知結果に基づいて第2面トナー像の定着におけるニップ圧NP2が設定される。即ち、検知温度が高いときは、ニップ圧NP2を低くし、検知温度が低いときは、ニップ圧NP2を高くする条件設定が行われる。
前記に説明したように、定着装置24を2回通過し、2回加熱される第1面トナー像が定着過剰になり、過剰な光沢度度になる傾向がある。
これを防止するためには、加圧ローラ242の表面を加熱ローラ241の表面よりも粗くすることが好ましい。これにより、加圧ローラ242の記録材Pに対する接触面積が加圧ローラ241の接触面積よりも小さくなって、加圧ローラ242から記録材Pへの熱移動量が加熱ローラ241から記録材Pへの熱移動量より低くなり、第1面トナー像の過剰な光沢を抑制することができる。
加熱ローラ241、加圧ローラ242は前記に説明したようにそれぞれ、PFA等のように離型性の高い表面層を有するが、これら表面層に表面粗さの異なるものを用いることが好ましい。
ニップNを記録材Pが通過する速度、即ち、定着装置24の記録材搬送速度である定着速度と光沢度との関係も図3の類似したものであり、定着速度を下げるほど、記録材Pに付与される熱量が増加して光沢度が増す。
従って、定着速度を調節することにより、光沢度を制御することも可能であり、光沢度を制御する実施の形態では、第2面トナー像形成における定着速度を定着された第1面トナー像の光沢度を検知し、検知結果に基づいて、第2面トナー像の定着における定着速度を第1面トナー像形成における定着速度よりも低くすることにより、表面と裏面の光沢度がほぼ一致した両面画像が形成される。
図4は定着条件の制御を行う制御系のブロック図である。
制御手段100は操作部又は外部機器からの設定情報を制御手段に入力するユーザインターフェース101、画像光沢検知手段SE1、温度検知手段SE2からの情報に基づいて、モータM1又はモータM2を制御して、定着速度及びニップ圧を制御する。
記憶手段102は紙種に対応した定着速度の対応表、光沢度に対応したニップ圧の対応表及び裏面トナー像の定着にふされる記録材の温度に対応したニップ圧の対応表を記憶しており、制御手段100は、光沢度検知手段SE1、温度検知手段SE2及びユーザインタフェース101からの情報に基づいて、記憶手段102に記憶されている対応表を参照し、定着速度及びニップ圧を設定する。
図5は定着条件設定のフローチャートである。
STEP1において、第1面トナー像定着における定着条件を設定する。この設定では、ユーザインターフェース101からの記録材の種類に関する情報に基づいて行われ、定着速度が設定される。ニップ圧は所定の値に設定される。例えば、厚紙を記録材とするトナー像形成においては、普通紙の場合に比較して低い定着速度が設定される。
STEP2において、定着を含む第1面トナー像の形成が行われる。
STEP3において、画像光沢度検知手段SE1により第1面トナー像の光沢度が検知される。
検知された第1面トナー像の光沢度に基づいて、STEP4において、記憶手段101の表を参照する。
STEP5において、第2面トナー像の定着のニップ圧を設定する。
図6は本発明の他の実施の形態における記録材光沢度検知手段の設置位置を示す図である。
本実施の形態においては、給紙部20から搬出される記録材Pの第1面の光沢度を検知する記録材光沢度検知手段SE3が用いられ、次に説明するように、記録トナー像を形成するトナー像形成工程に先立って、トナー像形成条件を設定する設定工程を実施することができる。
図7は本実施の形態の制御系のブロック図、図8はトナー像形成条件設定のフローチャートである。
制御手段100は、図4の場合と同様に、定着後のトナー像の光沢度を検知する画像光沢検知手段SE1の検知結果に基づいて、第2面トナー像の定着におけるニップ圧を制御するが、更に、給紙部20から搬出された記録材の第1面の光沢度を検知した記録材光沢度SE3からの情報に基づいて、第1面トナー像の定着における定着条件を設定する。記憶手段102は記録材の光沢度に対応した第1面定着における定着条件の対応表を記憶している。
図8はこのような定着条件設定のフローチャートである。
STEP11において、給紙部20から搬出された記録材Pの光沢度が記録材光沢検知手段SE3により検知される。
制御手段100はSTEP11において検知された光沢度に基づいて、記憶手段102内の表を参照して、第1面トナー像の定着条件を設定する(STEP12)。
STEP13において、STEP12で設定された定着条件の下での定着を含む第1面画像形成が行われる。
STEP14において、定着された第1面トナー像の光沢度が画像光沢検知手段SE1により検知されるとともに、温度検知手段SE2によって記録材Pの温度が検知される。
STEP15において、第1面トナー像の光沢度が所定の範囲内にあるか否かが判定され、範囲内にないときは、定着が適正でないとして、エラー表示を行うとともに、STEP11に戻る。
STEP15のYesでは、制御手段100は画像光沢検知手段SE1の検知結果及び温度検知手段SE2の検知結果に基づいて、記憶手段102内の表を参照して第2面トナー像の定着におけるニップ圧を設定する(STEP16)。
STEP17において、設定された条件の下で第1面トナー像の形成が行われる。
STEP18において、第2面トナー像の光沢度が検知される。
STEP19において、第2面トナー像の光沢度が所定の範囲内にあるか否かが判定され、範囲内にないときは、エラー表示され、STEP1に戻って、設定のやり直しが行われ、所定の範囲内にあるときは、記録材Pが記録画像として排出される。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。 定着装置の構造を示す図である。 ニップ圧と光沢度との関係を示すグラフである。 定着条件の制御を行う制御系のブロック図である。 定着条件設定のフローチャートである。 本発明の他の実施の形態における記録材光沢度検知手段の設置位置を示す図である。 本実施の形態の制御系のブロック図である。 トナー像形成条件設定のフローチャートである。
符号の説明
10 画像形成部
10Y、10M、10C、10K 画像形成ユニット
20 給紙部
24 定着装置
100 制御手段
SE1 画像光沢度検知手段
SE2 温度検知手段
SE3 記録材光沢度検知手段

Claims (7)

  1. 記録材上にトナー像を形成する画像形成部、該画像形成部に記録材を供給する給紙部、形成されたトナー像を加熱して記録材に定着する定着装置及び制御手段を備え、記録材の第1面にトナー像を形成した後に記録材の第2面にトナー像を形成する両面画像形成機能を有する画像形成装置であって、
    前記制御手段は、第1面トナー像の定着における定着条件及び第2面トナー像の定着における定着条件を設定するに際して、前記第1面トナー像の定着において記録材に付与される熱量が、前記第2面トナー像の定着において記録材に付与される熱量よりも低くなるような設定を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 定着されたトナー像の画像光沢度を検知する画像光沢度検知手段を備え、
    前記制御手段は、第2面トナー像の定着における定着条件を設定するに際して、定着された前記第1面トナー像の画像光沢度を検知する前記画像光沢度検知手段の検知結果に基づいて、前記第2面トナー像の定着条件を設定することを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記定着装置は、加熱部材及び該加熱部材に圧接する加圧部材を有し、前記制御手段は、前記加熱部材と前記加圧部材とにより形成されるニップにおけるニップ圧を制御することにより、前記第2面トナー像の定着における前記定着条件を設定することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記定着装置は、加熱部材及び該加熱部材に圧接する加圧部材を有し、前記制御手段は、前記加熱部材の記録材搬送速度を制御することにより、前記第2面トナー像の定着における前記定着条件を設定することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記定着装置に供給される記録材の温度を検知する温度検知手段を有し、前記制御手段は、前記第2面トナー像の定着における前記定着条件の設定に際して、前記温度検知手段の検知結果に基づいて、前記定着条件を設定することを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、記録材の種類に関する情報に基づいて、前記第1面トナー像の定着における熱量の前記設定を行うことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記給紙部から搬出される記録材の光沢度を検知する記録材光沢度検知手段を有し、前記制御手段は、前記記録材光沢度検知手段の検知結果に基づいて、前記第1面トナー像の定着における熱量の前記設定を行うことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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