JP2002258660A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002258660A
JP2002258660A JP2001057964A JP2001057964A JP2002258660A JP 2002258660 A JP2002258660 A JP 2002258660A JP 2001057964 A JP2001057964 A JP 2001057964A JP 2001057964 A JP2001057964 A JP 2001057964A JP 2002258660 A JP2002258660 A JP 2002258660A
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roller
fixing
belt
pressure
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Hiroshi Fuma
宏史 夫馬
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 定着ベルトを用いた、安定した定着性能を持
つ定着装置を有する画像形成装置を提供すること。 【解決手段】 定着ベルトを挟んで、当該定着ベルトの
内側および外側に設置された加圧ローラにより、前記定
着ベルトと転写材に圧力を加える定着装置を有する画像
形成装置において、前記加圧ローラの周速度よりも、前
記定着ベルトの駆動速度が大きくなるように構成した定
着装置を有することを特徴とする画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、定着ベルトによる
定着装置を有する複写機、プリンタ等の画像形成装置に
係わる。
【0002】
【従来の技術】所定の温度範囲に維持された無端状の定
着ベルトの表面に対して、トナー像面側が向くように、
未定着のトナー像を保持する転写材を送り込むととも
に、当該定着ベルトを挟んで対向配置せしめた加圧ロー
ラ等で前記転写材を前記定着ベルトに押圧せしめ、前記
定着ベルトと前記加圧ローラとによる加熱、加圧作用を
介して、前記トナー像を用紙上に定着させるように構成
した、複写機、プリンタ等の電子写真方式を利用した画
像形成装置は公知である。
【0003】上記定着ベルトを用いた定着装置の場合、
定着時に広い加熱領域を得るために、前記定着ベルトを
挟んで対抗せしめて配置した2本の加圧ローラの中心を
結ぶ直線(法線)が定着ベルトの進行方向に対する垂線
と所定の角度だけ傾くように配置されているのが一般で
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
加圧ローラの配置の場合、圧着時に、各加圧ローラの実
寸法が設計値に対してローラの加工精度範囲でばらつい
ているため、定着ベルトの駆動速度より加圧ローラの周
速度が大きくなった場合には、定着ベルトをループの内
側へ押し込む位置にある外側の加圧ローラを当該定着ベ
ルトが押し返すかたちとなり、所定の圧着加重がかから
なくなる問題が発生する場合がある。
【0005】本発明は、上記の問題を解決すべくなされ
たもので、簡単な工夫により、安定した定着処理ができ
る画像形成装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】定着ベルトを挟んで、当
該定着ベルトの内側および外側に設置された加圧ローラ
により、前記定着ベルトと転写材に圧力を加える定着装
置を有する画像形成装置において、前記加圧ローラの周
速度よりも、前記定着ベルトの駆動速度が大きくなるよ
うに構成した定着装置を有することを特徴とする画像形
成装置。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図面に基づいて説明する。なお、本欄の記載は請求項
の技術範囲や用語の意義を限定するものではない。
【0008】図1はプリンタから成る画像形成装置の全
体構成を示す模式図である。図2は定着ベルトを支持す
る支持ローラを示す斜視図である。
【0009】図3は定着ベルトのループを示し、(a)
は加圧ローラの圧着解除状態、(b)は加圧ローラの圧
着(転写材挟持)状態を示す図である。
【0010】図1において、1は画像形成手段であっ
て、ドラム軸17で回転する感光体10、各色毎の帯電
手段であるスコロトロン帯電器11、各色毎の画像書込
手段である露光光学系12、各色毎の現像手段である現
像スリーブ16を含む現像器13、クリーニングブレー
ド15を含むクリーニング装置14等から成っている。
【0011】前記画像形成手段1はイエロー(Y)、マ
ゼンタ(M)、シアン(C)および黒色(K)の各色の
画像形成プロセス用として4組設けられ、中間転写ベル
ト20の走行方向(図の矢印A)に対して、Y、M、
C、Kの順に配置されている。
【0012】図においては、(Y)系列の構成について
のみ参照符号を付けており、他のマゼンタ(M)、シア
ン(C)、および黒(K)の各色毎の画像形成手段を構
成する部材については機械的な構成が同じであるので参
照符号は省略されている。
【0013】各感光体10は、中間転写ベルト20の横
方向に伸びる直線状の張設面に接触し、接触点で中間転
写ベルト20の矢印Aで示す走行方向と同方向、同線速
度で回転する。当該感光体10は、例えば、アルミ材等
によって形成される円筒状の基体の外周に、a−Si層
あるいは有機感光層(OPC)等の感光層を形成したも
のであり、導電層を接地した状態で図の矢印で示す反時
計方向に、例えば80〜400mm/secの線速度に
て回転される。
【0014】各色毎のスコロトロン帯電器11は、それ
ぞれ所定の電位に保持された制御グリッドと例えば鋸歯
状電極からなる放電電極を有し、感光体10の感光層と
対峙して取付けられ、トナーと同極性のコロナ放電によ
って帯電作用を行い、感光体10に対し一様な電位を与
える。
【0015】各色毎の露光光学系12は、ドラム軸17
と平行に主走査方向に配列された像露光光(画像書込
光)の発光素子としてのLED(発光ダイオード)を複
数個アレイ状に並べた線状の露光素子と光集束性光伝送
体(商品名:セルフォックレンズ)等で構成される露光
用ユニットである。
【0016】各色毎の現像器13は、感光体10の周面
に対し所定の間隙を保ち、感光体10の回転方向と順方
向に回転する例えば厚み0.5〜1mm、外径15〜2
5mmの円筒状の非磁性のステンレスあるいはアルミ材
で形成された現像スリーブ16を有し、現像器13の内
部には、各々イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)および黒色(K)の一成分或いは二成分現像剤を
収容している。それぞれの現像器13の現像スリーブ1
6は不図示の突き当てコロにより感光体10と所定の間
隙、例えば100〜500μmをあけ、層厚80〜30
0μmの現像スリーブ16上の現像剤が感光体10と非
接触に保たれており、現像スリーブ16に対して直流電
圧と交流電圧を重畳した現像バイアスを印加することに
より、非接触の反転現像を行い、感光体10上にトナー
像を形成する。
【0017】2は中間転写手段で、中間転写ベルト2
0、不図示の駆動装置から動力が伝達される駆動ローラ
21、ガイドローラ22、テンションローラ23、ガイ
ドローラ24、従動ローラ25、感光体10上に形成さ
れたトナー像を中間転写ベルト20に転写する転写器2
6および前記中間転写ベルト20を清掃するクリーニン
グ装置27等から成っている。
【0018】前記中間転写ベルト20は駆動ローラ21
とガイドローラ22、24とテンションローラ23およ
び従動ローラ25とに張架され、矢印Aで示す時計方向
に回転される。駆動ローラ21、ガイドローラ22、2
4および従動ローラ25は固定位置で回転され、テンシ
ョンローラ23は不図示のバネ等の弾力により移動可能
に支持されて回転される。
【0019】また、中間転写ベルト20の材料は、好ま
しくは体積抵抗率が109Ω・cm以上、1012Ω・c
m未満の無端ベルトであり、例えば変性ポリイミド、熱
硬化ポリイミド、エチレン−テトラフルオロエチレン共
重合体、ポリフッ化ビニリデン、ナイロンアロイ等のエ
ンジニアリングプラスチックに導電材料を分散した厚さ
0.1〜1.0mmの半導電性フィルム基体の外側に、
好ましくはトナーフィルミング防止層として厚さ5〜5
0μmのフッ素コーティングを行った2層構成のシーム
レスベルトである。
【0020】28は中間転写ベルト20のトナー像を転
写材Pに転写する転写器であり、29は転写材Pを中間
転写ベルト20から分離する分離除電器である。
【0021】30は転写材Pを収納する給紙カセット、
31は送り出しローラ、32はタイミングローラであ
る。
【0022】4は定着装置で、金属の基体とシリコンゴ
ムをベルト状に成型した定着ベルト50とこれを支持搬
送する支持ローラ51、52および前記定着ベルト50
と転写材Pとを挟んで加圧加熱する加圧ローラ42、4
4、ウェブ供給ローラ46、押圧ローラ47、ウェブ巻
き取りローラ48、ウェブ49、前記定着ベルト50お
よび前記加圧ローラ44を内側から所定の温度まで加熱
するハロゲンヒータ45等を有している。
【0023】定着ベルト50は前記ハロゲンヒータ45
への通電によって熱せられ、その温度は前記定着ベルト
50の近傍に設置された非接触温度センサ43により検
出され、不図示の温度制御部によって制御される。ま
た、ハロゲンヒータ45の近傍には、転写材Pのサイズ
によって移動し、前記定着ベルト50の非通紙部への過
剰な熱供給を回避する遮蔽板41が設けられている。
【0024】また、定着ベルト50は、支持ローラ5
1、52に張力をかけることなく弛みをもって、もしく
は、ごく弱い張力で張架されている。
【0025】支持ローラ52は、不図示の本体側駆動装
置から動力を得て、図示した時計方向に回転する。従っ
て、駆動伝達経路は、(1)本体側駆動源、(2)支持
ローラ52、(3)定着ベルト50、(4)支持ローラ
51となる。
【0026】支持ローラ51、52は、両端の支持部材
143、144間に張り渡した複数本のワイヤ141等
で構成され、支持ローラ51、52と定着ベルト50の
接触面積を僅少にするとともに熱容量を極力小さくして
いる(図2参照)。
【0027】加圧ローラ42の両端の支持軸には、不図
示のバネ部材によって挟持時には加圧ローラ44に向か
って所定の加圧が作用し、加圧ローラ42、44間に一
定の圧力がかかるようになっている。加圧ローラ42,
44の圧着時において、一方の加圧ローラ44または両
方の加圧ローラ42、44は前記定着ベルト50を介し
て駆動されるのではなく、画像形成装置の本体側に設け
た不図示の駆動源により直接駆動され、駆動伝達経路は
(1)本体駆動源、(2)加圧ローラとなる。
【0028】一方、定着ベルト50を回動させるための
駆動力は、通常は前記支持ローラ52から伝達される
が、前記一対の加圧ローラ42、44の圧着時には、当
該一対の加圧ローラ42、44の圧着による、加圧ロー
ラ表面と定着ベルト面との摩擦力として伝達され、この
摩擦力は前記支持ローラ52と定着ベルト50との摩擦
力より大きい。
【0029】従って、加圧ローラ42、44の圧着、挟
持時には、前記支持ローラ52に代わって加圧ローラ4
2、44が定着ベルト50の駆動を支配することにな
る。
【0030】加圧ローラ42、44の駆動速度と支持ロ
ーラ52の駆動速度に微少な差異がある場合には、支持
ローラ52と定着ベルト50との間で僅かなずれが生じ
ることになるが、定着ベルト50は一対の支持ローラ5
1、52に極めて緩く張架されているため、僅かなずれ
は問題となることはない。
【0031】次に、本発明に係る加圧ローラと定着ベル
トの関係について説明する。前記加圧ローラ44と前記
加圧ローラ42は、定着ベルト50を挟んで2本の加圧
ローラの中心を結ぶ直線が定着ベルトの進行方向に対す
る垂線と所定の角度αだけ傾くように配置されている。
これによって、大きな加熱領域が得られることになる。
本実施の形態ではα=25°であるが、通常10°〜3
0°の範囲内に設定される。
【0032】しかしながら、前述したように各加圧ロー
ラの実寸法が設計値に対してローラの加工精度の範囲で
ばらつくため、定着ベルトの駆動速度<加圧ローラの周
速度になった場合には、定着ベルト50をループの内側
へ押し込む位置にある外側の加圧ローラ42を当該定着
ベルト50が押し返すかたちとなり、所定の圧着加重が
かからなくなる問題が発生する場合がある。
【0033】本発明では、加圧ローラ42、44の径と
支持ローラ51、52の径の実寸法が加工精度の範囲内
でばらついていても、定着ベルトの駆動速度≧加圧ロー
ラの周速度となるようなローラ径・駆動速度設計値を選
択することによって、前記加圧ローラ42、44により
支配される定着ベルト50の走行速度よりも支持ローラ
52が定着ベルト50に与える駆動速度の方が大きいた
め、加圧のニップ部Tの上流側の定着ベルト50は弛み
気味となり、加圧ローラ42、44に付与された荷重
が、定着ベルト50によって外側に押し返され低下する
ことなく、確実に前記ニップ部Tにおいて与えられるこ
ととなる。
【0034】本実施の形態においては、加圧ローラ・支
持ローラの駆動伝達系をギヤトレイン(歯付きベルト使
用も可能)とし、同一の駆動モータより動力を得る構成
としたので、加圧ローラ径・支持ローラ径の加工のばら
つきのみを考慮すればよいが、駆動伝達系に摩擦ベルト
等を用いたり、加圧ローラ・支持ローラの駆動源を別モ
ータとする場合には、駆動伝達系の加工精度や、モータ
の回転精度も考慮して、設計値を決める必要がある。
【0035】ただし、上記の速度差は、定着ベルト50
へのストレスとなる。従って、加工精度範囲内の定着ベ
ルト50の駆動速度が小さくなる側で、定着ベルト50
と加圧ローラ42、44の周速度が等速度となるような
設計値を選択することが好ましい。
【0036】また、加圧ローラなどにスポンジ等の変形
量のおおきな材質を用いる場合にはこの変形量も考慮し
て、定着ベルトの駆動速度≧加圧ローラの周速度であり
ながら、その差をなるべく小さくする必要がある。
【0037】加圧ローラ42、44は芯金にゴムもしく
はスポンジが被膜されたローラであり、加圧ローラ42
は定着ベルト50の外側に、加圧ローラ44は内側にそ
れぞれ設置されている。
【0038】加圧ローラ42は、前記定着ベルト50の
予熱時には、図3(a)のように前記定着ベルト50に
対する押圧から解除されているが、トナーを保持した転
写材Pが定着領域に搬送されてくるのに合わせて、不図
示の機構によって上昇して、図3(b)のように転写材
Pと定着ベルト50を挟んで加圧する。これにより、転
写材Pに保持されたトナー像は前記定着ベルト50の持
つ熱と加圧ローラ42による圧力によって、転写材P上
に定着される。
【0039】本実施の形態においては、加圧ローラ42
は駆動されているため(または、加圧ローラ44のみか
両方が駆動されていてもよい)、転写材Pおよび定着ベ
ルト50の駆動力を必要とせず、定着ベルト50と転写
材Pを挟持搬送することによる負荷は生じない。転写材
Pが通過してしまうと加圧ローラ42の加圧は解除され
る。従って、加圧ローラ42等による圧着時に生じた定
着ベルト50のしわや寄り、速度差による伸び縮みは、
圧着ローラの解除によって解消される。定着ベルト50
は弛みを持って、もしくはごく弱い張力で張架されて支
持搬送されているため、ベルト自身に大きな負荷はかか
らない。
【0040】転写材Pのトナー層には前記定着ベルト5
0の外周のシリコンゴムが当接されるためゴムが変形し
て転写材Pやトナー層の凹凸に追従して、均一に接触
し、光沢むらのない均一な定着が行われる。
【0041】図1に戻るが、当該加圧ローラ44の定着
ベルト50を介した上方には、前記定着ベルト50への
オイル塗布と清掃の機能を併せもったウェブ49が設け
られている。定着ベルト50の予熱時には、押圧ローラ
47による当該ウェブ49の定着ベルト50への押圧は
解除されているが、画像出力信号に基づいて、転写材P
が送られてくるのに先立って、不図示の既知の機構で押
圧ローラ47は定着ベルト50に押し付けられる。
【0042】ウェブ49は、適度なオイル塗布量を前記
定着ベルト50に付与するためと前記定着ベルト50か
ら除去したトナーの堆積を当接部分から運び出すための
ものであって、適宜の間欠駆動もしくは極く小さな速度
で前記定着ベルト50の走行方向とは逆方向(ウェブ供
給ローラ46からウェブ巻き取りローラ48へ)に駆動
されるので、前記ウェブ49の新たな面が前記定着ベル
ト50の当接位置に供給される。若干のウォーミングア
ップ時間が延びることを容認すれば、ウェブ予熱のた
め、ウェブをあらかじめ当接してもよい。また、この場
合はウェブ49が当接されているため定着ベルト50に
駆動負荷が生じるので加圧ローラ44を常時駆動してお
くことが好ましい。
【0043】また、定着ベルト50には適量のオイルが
塗布されているため、定着されたトナー像は適度な光沢
を持ち、定着された転写材Pは、加圧ローラ44の曲率
によって容易に分離され、また、加圧ローラ42、44
のニップ部Tから出ると外気によって冷却されるため、
分離時のオフセットや分離不良が回避される。
【0044】60は転写材Pを定着装置4へ導く進入ガ
イド板である。61は定着が完了した転写材Pを搬送す
る搬送ローラで、62は転写材Pを機外へ排出する排紙
ローラである。
【0045】次に、画像形成プロセスについて図1に基
づいて説明する。画像記録のスタートにより不図示の感
光体駆動モータの始動により感光体10が図1の矢印で
示す反時計方向へ回転され、同時にイエロー(Y)のス
コロトロン帯電器11の帯電作用により感光体10に電
位の付与が開始される。
【0046】感光体10は電位を付与されたあと、Yの
露光光学系12によって第1の色信号すなわちYの画像
データに対応する電気信号による画像書込が開始され、
感光体10の表面に原稿画像のYの画像に対応する静電
潜像が形成される。
【0047】前記の潜像はYの現像器13により非接触
の状態で反転現像され、感光体10上にイエロー(Y)
のトナー像が形成される。次に、感光体10上のイエロ
ー(Y)のトナー像は転写器26によって中間転写ベル
ト20上に転写される。ただし、当該感光体10はその
周面の線速度が中間転写ベルト20の走行速度と同速度
で回転する。
【0048】中間転写ベルト20へ転写が完了した感光
体10はブレード15を有するクリーニング装置14で
残留トナーが除去され、次のYの画像形成に入る。
【0049】次いで、マゼンタ(M)の画像形成手段1
のスコロトロン帯電器11によって電位が付与され、露
光光学系12によってMの色信号すなわちMの画像デー
タに対応する画像書込みが行われ、現像器13による現
像がなされて、Mの感光体10上に形成されたMのトナ
ー像が、前記Yのトナー像と同期がとられ、Mの転写器
26によって、前記のYのトナー像の上に重ね合わせて
形成される。
【0050】同様のプロセスにより、シアン(C)の画
像形成手段1により、Cの感光体10上に形成された、
Cの画像データに対応するトナー像が、前記Y、Mのト
ナー像と同期がとられ、Cの転写器26によって、前記
のY、Mのトナー像の上に重ね合わされ、更に、黒色
(K)の画像形成手段1によりKの感光体10上に形成
された、Kの画像データに対応するトナー像が、前記
Y、M、Cのトナー像と同期がとられ、転写器26によ
って、前記のY、M、Cのトナー像の上にKのトナー像
が重ね合わされ、中間転写ベルト20上にトナー像が形
成される。
【0051】一方、転写材Pは、給紙カセット30より
送り出しローラ31によって送り出され、タイミングロ
ーラ32へ搬送され、タイミングローラ32の駆動によ
って送り出され、前記中間転写ベルト20上のトナー像
と同期がとられ、重畳し、トナーと反対極性の電圧が印
加された転写器28の領域でトナー像が転写材Pの表面
に直接転写され、その後、分離除電器29で中間転写ベ
ルト20とのトナーの吸着力が弱められ、曲率分離で転
写材Pは分離し、進入ガイド板60を経て、定着装置4
へと向かう。
【0052】転写材Pへ転写が完了した中間転写ベルト
20は、ブレードを有するクリーニング装置27によっ
て清掃され、次の画像形成に入る。
【0053】トナー像を保持した転写材Pが、定着領域
のニップ部Tに搬送されてくるのに合わせて、加圧ロー
ラ42が上昇して、転写材Pと定着ベルト50を加圧ロ
ーラ44とで挟んで加圧し、定着ベルト50の熱と加圧
ローラ42、44の圧力でトナーは転写材Pに転写され
る。定着が完了した転写材Pは搬送ローラ61によって
送られ、排紙ローラ62で機外に排紙される。
【0054】
【発明の効果】定着ベルトの駆動速度≧加圧ローラの周
速度にすることによって、加圧ニップ部の上流側で定着
ベルトに弛みを作り、確実な荷重が加圧ローラに付与さ
れ、安定した定着が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プリンタから成る画像形成装置の全体構成を示
す模式図である。
【図2】定着ベルトを支持する支持ローラを示す斜視図
である。
【図3】定着ベルトのループを示し、(a)は加圧ロー
ラの圧着解除状態、(b)は加圧ローラの圧着(転写材
挟持)状態を示す図である。
【符号の説明】
1 画像形成手段 10 感光体 20 中間転写ベルト 4 定着装置 42,44 加圧ローラ 49 ウェブ 50 定着ベルト 51,52 支持ローラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定着ベルトを挟んで、当該定着ベルトの
    内側および外側に設置された加圧ローラにより、前記定
    着ベルトと転写材に圧力を加える定着装置を有する画像
    形成装置において、前記加圧ローラの周速度よりも、前
    記定着ベルトの駆動速度が大きくなるように構成した定
    着装置を有することを特徴とする画像形成装置。
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