JP2018101121A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】オペレータに印字位置調整を促す仕組みを有する画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置は、シートに形成する画像の画像形成位置を調整するための印字位置ずれ量X0、Xnを導出する(S1104、S1112)。画像形成装置は、印字位置ずれ量X0、Xnの変化に応じてシートの経時変化を検出し、検出した経時変化に基づく時間間隔で印字位置調整の警告を行う(S1113〜S1117、S1109)。【選択図】図11

Description

本発明は、複写機、プリンタ等の画像形成装置等に関し、特に、シートに対する画像形成位置(印字位置)の確認技術に関する。
画像形成装置は、意図した位置に画像が印字されるように、シートに対する印字位置の調整機能を有する。印字位置調整を行うことで、例えば表裏面の位置合わせが必要な両面印刷の場合に、印字位置合わせを高レベルで行うことが可能となる。印字位置調整は、使用するシートの種類に応じて行う必要がある。シートのサイズや坪量(重量)、材質等のシートの種類によって生じるシート搬送の特性の違いが、印字位置の微小な差になるためである。また、シートの種類以外にも、シートの吸湿性が印字位置の微小な差になる。これは、例えば両面印刷を行う際に、表面印刷時の定着熱によってシートの水分量が変化することで該シートが収縮し、この収縮が裏面の印字位置に影響するためである。
印字位置の調整は、一般的に、調整対象となるシートに所定のマークを印字した調整チャートを使用して行われる。調整チャートのマークの位置により導出される表面と裏面との印字位置ずれ量が、該シートの印字パラメータとして記憶される。以降、同種のシートを用いて印刷が行われる場合に、印字パラメータが参照されて、印字位置ずれ量が打ち消されるように調整して印字される。印字位置ずれ量が打ち消されるように印字位置を調整する値を「補正量」という。
先に述べた通り、シートの水分量は印字位置に影響を及ぼす。シートの水分量は、表面印刷時の定着熱だけではなく、シートをパッケージから開封して給紙段に収容した後にも変化する。例えば、パッケージから取り出したシートを湿度の低い部屋の画像形成装置の給紙段に収容する場合、シートに含まれる水分量が時間経過と共に減少し、収容直後に比べてシート自体が縮んでしまう。そのため、オペレータは、時間経過によりシート自体が縮むことを考慮して、印字位置調整を実行済みのシートに対して再度の印字位置調整が必要か否かを判断する必要がある。しかし、オペレータが、給紙段に収容したすべてのシートに対して収容後の経過時間を把握し、印字位置調整が必要か否かを判断するのは困難である。そのため、画像形成装置がシート収容後の経過時間を把握し、オペレータに印字位置調整を促す技術が求められている。
例えば、画像形成装置の動作時間が所定時間経過する度に印字位置調整を自動で実行する画像形成装置が知られている(特許文献1)。この画像形成装置は、タイマを有し、画像形成装置の動作時間が所定時間となる度に自動的に調整チャートを印刷し、シート搬送路に設けられた読取センサを用いて調整チャートを読み取った結果に基づき補正量を生成する。
特開2005−221582号公報
ここで、シートの水分量は、印刷環境の変化に応じてただちに変化するが、一定時間経過すると安定する特性がある。具体的には、シートは、周辺の湿度が高ければ水分(湿気)を吸収し、低くなれば放出し、一定時間経過すると周囲の湿度とつり合いが取れた水分量となる。印刷環境とつり合いが取れた状態を「平衡状態」という。なお、シートの水分量が平衡状態に至る経過時間は、シートの粗さや坪量等に影響されるため、シートの種類毎に異なる。シートの水分量が平衡状態に至ると、時間経過による湿度変化に起因するシートの水分量の変化が起こらなくなる。つまり、平衡状態に至ると、シートの水分量の変化に起因する印字位置調整の必要性が低下する。
そのため、特許文献1の画像形成装置は、シートの水分量に適した印字位置調整を実行することができなかった。例えば、印字位置調整を実行する条件である所定時間が長すぎると、シートの水分量変化に対して印字位置のずれ量が許容範囲を越えて発生してしまう可能性がある。例えば、印字位置調整を実行する条件である所定時間が短すぎると、シートの水分量が平衡状態になっており、印字位置のずれ量が微小であるにもかかわらず過剰に印字位置調整が実行されてしまう。この場合、調整チャートを印字するための用紙を無駄に消費してしまう可能性がある。
そこで、本発明の目的は、印字位置調整の実行判定を適正に行うことにある。
本発明の画像形成装置は、シートに画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段により調整チャートが形成された前記シートを搬送路に沿って搬送する搬送手段と、前記搬送路に設けられ、前記画像の画像形成位置を調整するための調整量を検知するため、前記調整チャートが形成された前記シートを読み取る読取手段と、前記調整量に基づいて前記画像形成手段の画像形成位置を調整する調整手段と、前記画像形成位置の調整をユーザに促す報知を行う報知手段と、前記報知手段を制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、第1のタイミングにおいて前記報知を行い、前記第1のタイミングの後の第2のタイミングにおいて前記報知を行い、前記第2のタイミングより後の第3のタイミングにおいて前記報知を行い、前記制御手段は、前記第1のタイミングの報知によって実行された前記読取手段の第1の読取結果と、前記第2のタイミングの報知によって実行された前記読取手段の第2の読取結果とに基づいて前記第3のタイミングを決定することを特徴とする。
本発明によれば、シートの経時変化に基づく時間間隔で印字位置調整の警告を行うことで、オペレータがシートの状態の変化に起因する印字位置調整の必要性を判断する必要がなくなる。
印刷システムの全体構成図。 画像形成部の構成図。 読取部の構成図。 用紙ライブラリへの操作を行うためのインタフェース画面の例示図。 シート属性を入力するためのインタフェース画面の例示図。 用紙ライブラリの説明図。 テストシートの説明図。 印字位置ずれ量の導出処理の説明図。 シートの設定状況を表示する表示画面の例示図。 印字位置調整の警告表示を行う処理を表すフローチャート。 印字位置調整のチェック処理を表すフローチャート。 (a)、(b)は、印字位置調整の警告を行うタイミングの説明図。
以下、実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(印刷システムの構成)
図1は、本実施形態の画像形成装置を有する印刷システムの全体構成図である。印刷システム1は、画像形成装置100及びホストコンピュータ101を備える。画像形成装置100とホストコンピュータ101とは、ネットワーク105を介して通信可能に接続される。ネットワーク105は、例えばLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等の通信回線である。なお、画像形成装置100及びホストコンピュータ101は、ネットワーク105にそれぞれ複数接続されていてもよい。
ホストコンピュータ101は、例えばサーバであり、オペレータによる入力操作に応じて印刷ジョブを作成し、ネットワーク105を介して、画像形成装置100へ作成した印刷ジョブを送信する。印刷ジョブには、画像形成装置100に画像形成(印刷)させる画像を表す画像データ、印刷に使用されるシートの種類、両面又は片面印刷の指示等の、印刷に必要な各種の情報が含まれる。
画像形成装置100は、コントローラ110、操作パネル120、スキャナ130、給紙部140、プリンタエンジン150、及び読取部160を備える。画像形成装置100は、ホストコンピュータ101から取得する印刷ジョブに応じてシートに画像形成(印刷)を行い、画像が形成されたシート(印刷物)を出力する。コントローラ110、操作パネル120、スキャナ130、給紙部140、プリンタエンジン150、及び読取部160は、システムバス117を介して相互に通信可能に接続される。
コントローラ110は、操作パネル120による入力及び印刷ジョブに応じて画像形成装置100の動作を制御する。操作パネル120は、ユーザインタフェースであり、各種操作ボタン、テンキー、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示装置、及びタッチパネル等を備える。オペレータは、操作パネル120により画像形成装置100に印刷ジョブやコマンド、印刷設定等を入力することができる。操作パネル120は、表示装置により設定画面や状態の表示を行う。スキャナ130は、原稿の画像をスキャンして画像データを生成する。コントローラ110は、スキャナ130で生成された画像データに基づいて画像形成装置100に画像を印刷させる。
給紙部140は、複数の給紙段を備える。各給紙段には、印刷に用いられる各種のシートが収容される。各給紙段は、シートの有無を検出するセンサを有している。各給紙段に収容されるシートは、給紙段に積載されたシート束の最も上のシートから1枚ずつ順番にプリンタエンジン150に給紙される。給紙部140は、各給紙段の周囲の温度や湿度等の環境条件を検出する環境センサ141を備える。
プリンタエンジン150は、コントローラ110の制御により、給紙部140から給紙されるシートに対して画像データに応じた画像を印刷する。そのためにプリンタエンジン150は、現像器152、感光ドラム153、及び転写ベルト154を備える画像形成部151と、定着器155とを備える。プリンタエンジン150は、画像データに応じた画像をシートに形成して印刷物を生成し、出力する。画像形成部151の具体的な構成については後述する。読取部160は、プリンタエンジン150で生成された印刷物を読み取って、読取結果をコントローラ110に転送する。読取部160の具体的な構成については後述する。
コントローラ110の構成について説明する。コントローラ110は、ROM(Read Only Memory)112、RAM(Random Access Memory)113、及びCPU(Central Processing Unit )114を備えるコンピュータである。またコントローラ110は、I/O制御部111、ストレージ115、及びネットワーク制御部116を備える。
I/O制御部111は、操作パネル120、スキャナ130、給紙部140、プリンタエンジン150、及び読取部160等との通信制御を行うインタフェースである。コントローラ110は、I/O制御部111により、画像形成装置100を構成する各部との通信を行う。ストレージ115は、HDD(Hard Disk drive)やSSD(Solid State drive)等の大容量記憶装置である。ストレージ115は、制御プログラムや画像形成処理(印刷処理)に用いる画像データ等の各種データを格納する。ネットワーク制御部116は、ネットワーク105を介した他の装置(ホストコンピュータ101)との通信制御を行うインタフェースである。画像形成装置100は、ネットワーク制御部116によりネットワークを介した他の装置との通信を行う。
CPU114は、ROM112から起動プログラムを読み込み、RAM113を作業領域に用いて実行することで、画像形成装置100の起動処理を行う。また、CPU114は、起動後にストレージ115から制御プログラムを読み込み、RAM113を作業領域に用いて実行することで、画像形成装置100による画像形成処理(印刷処理)の制御を行う。CPU114は、操作パネル120から入力される画像形成装置100の動作モードの設定情報をRAM113或いはストレージ115に格納する。なお、コントローラ110は、不揮発性で書き換え可能なメモリを備えて、操作パネル120から入力される動作モードの設定情報を該メモリに格納するように構成されてもよい。
図2は、画像形成部151の構成図である。画像形成部151は、画像データに応じたトナー像を現像器152により感光ドラム153に形成し、感光ドラム153に形成されたトナー像を転写ベルト154によりシートに転写する。トナー像が転写されたシートは、定着器155に搬送される。定着器155は、例えばトナー像が転写されたシートを加熱及び加圧することで、トナー像をシートに定着させる。これによりシートへの画像の印刷が終了する。
感光ドラム153は、ドラム形状の像担持体であり、ドラム軸を中心にして図2中時計回りに回転する。感光ドラム153の周囲には、感光ドラム153の表面を一様に帯電する一次帯電器220、現像器152、トナー像をシートへ転写する転写帯電器221、転写ベルト154、及びドラムクリーナ222が配置される。また、画像形成部151は、一次帯電器220と現像器152との間の感光ドラム153の表面をレーザ光で照射する露光器223を備える。
露光器223は、一次帯電器220により表面が一様に帯電された感光ドラム153に、コントローラ110から取得する画像データに応じて変調したレーザ光を照射することで、感光ドラム153の表面に画像データに応じた静電潜像を形成する。そのために露光器223は、半導体レーザ、回転多面鏡、反射鏡等を備える。半導体レーザは、画像データに応じてレーザ光を出射する。半導体レーザから出射されたレーザ光は、反射鏡、回転多面鏡等により感光ドラム153をドラム軸方向に走査する。
現像器152は、感光ドラム153に形成された静電潜像を現像してトナー像を形成する。現像器152は、内部が、隔壁201によって現像室202と撹拌室203とに区画される。
現像室202は、図2中反時計回りに回転する非磁性の現像スリーブ204を備える。現像スリーブ204は、マグネット205が固定配置される。現像スリーブ204は、ブレード206によって層厚規制された二成分現像剤(磁性のキャリア及び非磁性のトナー)の層を担持搬送し、感光ドラム153に対向する現像領域で、トナーを感光ドラム153に供給する。これにより感光ドラム153に形成された静電潜像が現像される。現像効率、即ち静電潜像へのトナーの付与率を向上させるために、現像スリーブ204には直流電圧に交友電圧を重畳した現像バイアス電圧が印加される。
現像室202及び撹拌室203には、それぞれ現像剤搬送スクリュー207、208が設けられる。現像剤搬送スクリュー207は、現像室202内の二成分現像剤を現像スリーブ204へ撹拌搬送する。撹拌室203には、トナー補給槽210が接続されており、トナー排出口211を介してトナー補給槽210からトナー213が供給される。現像剤搬送スクリュー208は、撹拌室203内で、供給されたトナー213と既に現像器152内にある二成分現像剤とを撹拌搬送する。これにより二成分現像剤のトナー濃度が均一化される。
隔壁201には、図2の手前側及び奥側の端部に現像室202と撹拌室203とを連通するための通路が形成される。現像によりトナーが消費されることでトナー濃度が低下した二成分現像剤は、現像剤搬送スクリュー207により、一方の通路を介して現像室202から撹拌室203へ搬送される。撹拌室203内でトナー濃度が回復した二成分現像剤は、現像剤搬送スクリュー208により他方の通路を介して撹拌室203から現像室202へ搬送される。
転写ベルト154は、現像器152とドラムクリーナ222との間で感光ドラム153に近接するように設けられる。転写ベルト154は、図2中反時計回りに回転する無端状ベルトであり、ローラ間に架張される。転写ベルト154を挟んで感光ドラム153に対向する位置に、転写帯電器221が設けられる。転写帯電器221よりも転写ベルト154の回転方向に対して上流側に、吸着用帯電器230が、転写ベルト154を挟んで対向設置される。転写帯電器221よりも転写ベルト154の回転方向に対して下流側に、除電用帯電器231が、設けられる。
給紙部140から給紙されたシートは、転写ベルト154へ搬送され、吸着用帯電器230により転写ベルト154に吸着される。シートは、転写ベルト154の回転により搬送される。シートは、感光ドラム153と転写帯電器221との間を通過する際に、転写帯電器221の作用により感光ドラム153に形成されたトナー像が転写される。トナー像が転写されたシートは、転写ベルト154に搬送され、除電用帯電器231により転写ベルト154から分離される。シートは、分離後に定着器155へ搬送されて、トナー像が定着される。なお、シートへのトナー像の転写後に感光ドラム153に残留するトナーは、ドラムクリーナ222により除去される。
図3は、読取部160の構成図である。読取部160は、読取コントローラ310、シート検出センサ311、及びラインセンサ312を備える。読取部160は、プリンタエンジン150で印字位置調整用のテストチャート(以下、「調整チャート」という。)が印字されたシートを、用紙搬送路313に沿って搬送しながら読み取る。調整チャートの詳細は後述する。なお、以下の説明において調整チャートが印字されたシートは「テストシート」と称する。
読取部160は、用紙搬送路313に沿ってテストシートを搬送する複数のローラ対を有する。読取部160は、ローラ対でテストシートを搬送しながら、ラインセンサ312によりテストシート上の調整チャートを読み取る。また、シート検出センサ311は、例えば、発光部と受光部とを有する光学センサである。シート検出センサ311は、用紙搬送路313に沿って搬送されるテストシートの、搬送方向における先端を検出する。
シート検出センサ311は、シートの搬送方向に対して直交する方向に複数設けられる。各シート検出センサ311は、シートの先端を検出して、読取コントローラ310に先端の検出タイミングを通知する。読取コントローラ310は、各シート検出センサ311がシートの先端を検知したタイミング及びシートの搬送速度に基づいて、シートの斜行量を導出する。
また、読取コントローラ310は、ラインセンサ312を制御し、シートに印刷された画像(調整チャート)を読み取る。ラインセンサ312は、シートの両面を一度に読み取るために、用紙搬送路313を挟んで2つ設けられる。読取コントローラ310は、シートの斜行角度及びラインセンサ312で読み取った画像を表す読取データをコントローラ110へ送信する。コントローラ110は、シートの斜行角度及び読取データに応じて、シートに対する調整チャートの印字位置を検出することができる。
(用紙ライブラリ)
図4は、本実施形態の画像形成装置100において、用紙ライブラリへの編集等の操作を行うためのインタフェース画面の例示図である。用紙ライブラリは、画像形成装置100で印刷に使用可能なシートを管理するためのデータベースである。用紙ライブラリは、例えば、画像形成装置100にネットワークを介して接続されたホストコンピュータ101(サーバ)の記憶部に記憶されている。用紙ライブラリの詳細は後述する。
用紙ライブラリの操作を行うためのインタフェース画面は、画像形成装置100の操作パネル120に表示される。インタフェース画面400は、用紙リスト410、「新規追加」ボタン420、「編集」ボタン421、「削除」ボタン422、「登録」ボタン423を含む。
用紙リスト410は、用紙ライブラリで管理されるシートのリストを表示する。用紙リスト410では、各シートに対して列411〜417に示すようなシート属性が表示される。列411は、シートの名称を表示する。シートの名称は、各シートの種類が互いに識別できるように指定される。列412、413は、シートのサイズを表す。列412は副走査方向の用紙長を表し、列413は主走査方向の用紙長を表す。列414はシートの坪量を表す。列415は、シートの表面性を表す。表面性とは、シート表面の物理特性を表し、例えば光沢性を上げるための表面コートが成された「コート」や、表面に凹凸のあるような「エンボス」等である。列416は、シート自体の色を表す。列417は、シートに対して印字位置調整を自動で実行するかを表す。列417が「可」となっているシートは、給紙部140にシートが収容されて登録されたことをトリガーとして、印字位置調整が行われる。
用紙リスト410は、操作パネル120上のタッチ操作等により、表示するシートの選択が可能となっている。選択されたシートのシート属性は、ハイライト表示されて選択されたことが分かるようになっている。ここでは、「XYZ製紙カラー81」が選択される場合が例示される。なお、用紙ライブラリで管理するシート数が用紙リスト410で一度に表示可能な数よりも多い場合、スクロールバー418の操作により、シート属性の表示及び選択が可能となる。
「新規追加」ボタン420は、用紙ライブラリに新規のシートを追加するためのボタンである。「編集」ボタン421は、用紙リスト410で選択されたシートのシート属性を編集するためのボタンである。「削除」ボタン422は、用紙リスト410で選択されたシートを用紙ライブラリから削除するためのボタンである。「登録」ボタン423は、給紙段に収容されるシートの種類を登録するためのボタンである。
「新規追加」ボタン420又は「編集」ボタン421が押下されることで、画像形成装置100の操作パネル120に、図5に例示するシート属性を入力するためのインタフェース画面が表示される。インタフェース画面500は、テキストボックス501〜504、コンボボックス505、506、チェックボックス507、508、表示領域509、「編集終了」ボタン520、及び「キャンセル」ボタン521を含む。
テキストボックス501は、シートの名称(用紙名称)の入力領域である。テキストボックス502は、シートの副走査方向の用紙長(副走査方向用紙長)の入力領域である。テキストボックス503は、シートの主走査方向の用紙長(主走査方向用紙長)の入力領域である。テキストボックス504は、シートの坪量の入力領域である。各テキストボックス501〜504への入力は、ソフトウェアキーボードや操作パネル120に設けられる入力キー等により行われる。
コンボボックス505は、シートの表面性を入力するための入力領域である。コンボボックス505では、予め登録された画像形成装置100で使用可能なシートの表面性のプルダウンリストから、一つが指定される。コンボボックス506は、シートの色を入力するための入力領域である。コンボボックス506では、予め登録された色のプルダウンリストから、一つが指定される。
チェックボックス507は、シートがプレプリント紙であるかを指定するための入力領域である。オペレータは、シートがプレプリント紙である場合に、チェックボックス507をチェックする。チェックボックス508は、印字位置調整の警告を行うか否かを指定するための入力領域である。チェックボックス508がチェックされている場合、図4のインタフェース画面400の列417が「可」となる。列417が「可」となることで、給紙部140にシートが収容された後に、後述の印字位置調整の警告が行われる。表示領域509には、印字位置調整の警告を行う時間間隔の初期値が表示される。印字位置調整の警告を行う時間間隔は、オペレータによる変更が許可されていない。印字位置調整の警告は、初期値に応じた時間間隔で行われる。
「編集終了」ボタン520が押下されることで、その時点で入力されているシート属性が確定し、用紙ライブラリに保存される。シート属性の用紙ライブラリへの保存後に、インタフェース画面500が図4のインタフェース画面400へ切り替えられる。「キャンセル」ボタン521が押下されることで、シート属性の編集が中止される。「キャンセル」ボタン521が押下されることで、シート属性の用紙ライブラリへの保存が行われないまま、インタフェース画面500が図4のインタフェース画面400へ切り替えられる。
図6は、用紙ライブラリの説明図である。用紙ライブラリは、例えばXML(Extensible Markup Language)やCSV(Comma-Separated Values)等のファイル形式で画像形成装置100のストレージ115に格納される。用紙ライブラリは、適宜、読み出し、書き込み、及び更新が行われる。
行601〜605は、用紙ライブラリに登録されたシート毎のシート属性を表す。列611〜622は、シート属性の各項目を表す。各項目は、インタフェース画面400、500から、操作パネル120により入力される。列611は、シートの名称を表す。列612〜615は、シートの物理的特性を表す。列612はシートの副走査方向の用紙長を表し、列613はシートの主走査方向の用紙長を表し、列614はシートの坪量を表し、列615はシートの表面性を表す。列616はシートの色を表す。列617は、シートがプレプリント紙であるかを表す。
列618、619は、それぞれシートの表面及び裏面における印字位置ずれ量を表す。印字位置ずれ量とは、理想の印字位置からの印字位置のずれを定量的に表す値である。本実施形態では、印字位置ずれ量が、直角補正量、台形補正量、リード位置、サイド位置、主走査倍率、副走査倍率で表される。画像形成装置100は、実際の印刷時に、印字位置ずれ量に基づいて、画像が理想の印字位置に形成されるよう印字位置を調整する。つまり、画像形成装置100は、印字位置ずれ量を打ち消すように印字位置を調整して画像形成を行う。直角補正量は、シートに対する副走査方向と主走査方向の印字向きの直角度のずれ量を表す。例えば、直角補正量は、副走査方向に印字された直線に対して理想的な垂線を算出し、その理想垂線と主走査方向に印字された直線とのずれ量である。台形補正量は、シートの伸縮のずれ量を表す。例えば、台形補正量は、シートに対する印字開始位置から副走査方向に副走査後端まで印字された直線と、シートの主走査後端の位置から副走査方向に副走査後端まで印字された直線とのずれ量である。リード位置及びサイド位置は、それぞれシートに対する副走査方向・主走査方向の印字位置ずれ量を表す。リード位置は、シートの搬送方向先頭の端部を起点とした画像の印字開始位置を変更することで調整される。サイド位置は、シートの搬送方向左側の端部を起点とした画像の印字開始位置を変更することで調整される。具体的には、露光器223が感光ドラム153へ照射するレーザ光の照射開始タイミングを調整することで、リード位置及びサイド位置が調整される。例えば、CPU114は露光器223を制御してレーザ光の照射開始タイミングを調整する。副走査方向倍率は、副走査方向の画像長のずれ(理想の長さに対する倍率)を表す。副走査方向倍率は、具体的には、転写ベルト154の回転速度を制御することで調整される。例えば、CPU114は転写ベルト154を回転するモータ(不図示)の回転速度を調整する。主走査方向倍率は、主走査方向の画像長のずれ(理想の長さに対する倍率)を表す。主走査方向倍率は、具体的には、露光器223において、画像データに基づくレーザ光の変調の際に、レーザ光のクロック周波数を制御することで調整される。例えば、CPU114は露光器223を制御してクロック周波数を制御する。あるいは、CPU114が、画像の印字位置が理想的な印字位置となるように、画像データに画像処理を実行する構成としてもよい。画像の印字位置を理想的な印字位置にするための画像処理は、例えば、アフィー変換などの画像処理である。
印字位置ずれ量は、所定のマークが配置された調整チャート(位置測定用画像)をシートに印刷し、この調整チャート上のマークの位置を検出することで導出される。印字位置ずれ量の各項目の初期値は「0」である。用紙ライブラリにシートが新規登録された場合や、シートが登録されていても印字位置調整が行われていない場合には、初期値が印字位置ずれ量として用いられる。
列620は、印字位置調整の警告を行う時間間隔を表す。列620には、最初に時間間隔の初期値が設定される。列621は、シートの吸湿性に関し、シートの水分量の変化(増大率)を表す。シートの印字位置ずれ量は、調整チャートをシートに印字して導出される。導出される印字位置ずれ量は、調整チャートが印字されたシートの吸湿性及びサイズに影響される。シートの種類により、シートの吸湿性は異なる。吸湿性は、シートの目の粗さ、表面性、坪量等により変化する。吸湿性の違いにより、経過時間に応じてシートが保持する水分量が異なってくる。例えばシートの目の粗さが大きければ、時間当たりの水分量の変化が大きい。コート紙等の表面性が良く且つ坪量の高いシートは、時間当たりの水分量の変化が少ない。
(印字位置調整)
CPU114は読取部160を用いてテストシートと当該テストシート上の調整チャートとを読み取った結果から、画像形成装置100による実際の印字位置と理想的な印字位置とのずれ量を補正(調整)するための補正量(調整量)を生成する。なお、印字位置はシートに対する画像形成位置とも称される。ここで、実際の印字位置と理想的な印字位置とのずれ量は、シートの水分量が平衡状態となると、その変化量が微小になることが実験によってわかった。これは、シートの水分量が平衡状態になった場合に定着器155からの熱が原因のシートの伸縮量が微小になるためと考えられる。シートの伸縮量が安定すれば、例えば、表面の画像の印字位置と裏面の画像の印字位置とのずれが抑制される。そこで、本実施形態では、印字位置のずれ量が許容量を超えるまでの時間を、例えば、CPU114がホストコンピュータ101(サーバ)から取得してストレージ115に記憶させる。印字位置のずれ量が許容量を越えるまでの時間はシートの種類、サイズ、坪量、表面性によって異なる。例えば、ユーザが使用するシートに関する印字位置のずれ量が許容量を超えるまでの時間は、高温高湿環境(HH)におけるテスト結果及び低温低湿環境(LL)におけるテスト結果から求め、予めホストコンピュータ101(サーバ)に格納されている。テスト結果は、湿度変化によるシートの長さの経時変化を表す。テスト結果から得られる許容量を超える時間のうち、ずれ量が許容値ΔTHを超える最も短い時間は、そのシートの印字位置調整の警告を行う時間間隔(列620)となる。なお、印字位置調整の警告表示を行う時間間隔は、給紙部140に設けられる環境センサ141により画像形成装置100の周囲の温度及び湿度から最適な印字位置調整の時間間隔を求め、その値を初期値として用紙ライブラリに登録してもよい。
前述のテスト結果において、シートの水分量が平衡状態に近づくほどシートの長さの変化量は減少することがわかった。そこで、画像形成装置100は、シートが給紙段に収容されてからの時間が長くなるほど、印字位置調整が前回実行されて警告表示を再び報知するまでの時間も長くする。つまり、画像形成装置100は、印字位置調整の実行済みのシートの印字位置のずれ量が再び許容量を越える可能性があるタイミングにおいて、印字位置調整をユーザに促す2回目の警告表示を行う。CPU114は、印字位置調整の警告を行う時間間隔(列620)と、印字位置調整が前回実行されてから印字位置のずれ量が再び許容量を越えるまでの時間間隔とから増大率(列621)を求める。CPU114は、増大率に基づいて、印字位置調整の警告表示を次回報知するタイミング(時間間隔)を決定する。警告表示を報知するタイミングの決定方法は図11及び図12に基づいて後述する。なお、列620、621に設定される2つの値は、シートの種類毎の吸湿性の違いを表すパラメータである。
用紙ライブラリには、代表的な市販されるシートに関するパラメータが登録される。列620、621に設定される2つの値は、代表的なシートに対してテストを行い、予め導出された値である。CPU114は、この2つのパラメータを用いて決定されたタイミングに基づいて、印字位置調整の実行をユーザに促すためのメッセージを、操作パネル120の液晶画面に表示する。
列622は、印字位置調整の警告を行うか否かを示す情報である。オペレータがチェックボックス508(図5参照)を用いて印字位置調整の警告を行うことを指示した場合、列622の情報は、「可」となる。
図7は、テストシートの説明図である。テストシート上の調整チャートはプリンタエンジン150によりシートに印刷される。シートの表面700及び裏面701には、同じ調整チャートが印刷される。
画像710は、表面700に印字される矢印及び文字であり、テストシートの搬送方向及び表裏の識別に用いられる。画像711は、裏面701に印字される矢印及び文字であり、テストシートの搬送方向及び表裏の識別に用いられる。画像710、711は、テストシートを読取部160に読み取らせる場合に、オペレータが方向を間違えないように印字される。なお、画像710、711は、印字位置ずれ量の導出に直接関係するものではないために印字されなくてもよい。
マーク720は、調整チャートの特定の位置に印刷される画像である。マーク720は、シートに対する反射率の差が大きい色で形成される。本実施形態では、マーク720は、黒色で形成される。本実施形態では、マーク720は、シートの表面700及び裏面701の各々の四隅の合計8カ所に形成される。マーク720は、印字位置が理想通りであれば、シートの端部から所定の距離離れた位置に形成される。テストチャートのエッジからマーク720のエッジまでの距離を求めることで、印字位置ずれ量が導出される。本実施形態では、図7中の距離A〜Vが測定される。距離Aは、テストシートの副走査方向の長さである。距離Bは、テストシートの主走査方向の長さである。距離A、Bの理想的な長さは、用紙ライブラリに設定される用紙長である。距離C〜Vは、それぞれマーク720から直近のシートの端部までの長さである。
測定された距離A〜Vに基づいて印字位置ずれ量を導出する処理について説明する。図8は、印字位置ずれ量の導出処理の説明図である。
印字位置ずれ量は、表面に対する項目及び裏面に対する項目により表される。表面の項目には、リード位置801、サイド位置802、主走査倍率803、副走査倍率804、直角補正量805、及び台形補正量806がある。裏面の項目には、リード位置807、サイド位置808、主走査倍率809、副走査倍率810、直角補正量811、及び台形補正量812がある。表面及び裏面において、同じ項目については、同様の計算式で測定値820及び印字位置ずれ量822が算出され、同じ理想値が設定される。
各項目の測定値820は、図7で説明した距離A〜Vの実測値から、項目毎に設定された計算式を用いて算出される。リード位置801(807)の測定値820は、シートの搬送方向先頭の端部から、対応するマーク720までの距離C、E(K、M)の平均値となる。サイド位置802(808)の測定値820は、シートの搬送方向に対して左側の端部から、対応するマーク720までの距離F、J(N、R)の平均値となる。主走査倍率803(809)の測定値820は、主走査方向に同一線上に並ぶマーク720間の距離の平均値となる。副走査倍率804(810)の測定値820は、副走査方向に同一線上に並ぶマーク720間の距離の平均値となる。直角補正量805(811)の測定値820は、読取先端側に主走査方向に同一走査線上に並ぶマーク720を結んだ直線の垂線に対する、読取後端側のマーク720の副走査方向のずれ量S、T(U、V)の平均値となる。台形補正量806(812)の測定値820は、副走査方向に同一走査線上に並ぶマーク720間の距離の差分となる。
各項目の理想値821は、シートの端部から1[cm]離れた位置に形成されたマーク720に基づいて得られる値である。リード位置801(807)及びサイド位置802(808)の理想値821は、1[cm]となる。主走査倍率803(809)の理想値821は、用紙ライブラリに登録された当該シートの主走査方向の用紙長から2[cm]減算した値となる。副走査倍率804(810)の理想値821は、用紙ライブラリに登録された当該シートの副走査方向の用紙長から2[cm]減算した値となる。直角補正量805(811)及び台形補正量806(812)の理想値821は、0[cm]となる。
各項目の印字位置ずれ量822は、対応する測定値820及び理想値821から、項目毎に設定された計算式を用いて算出される。リード位置801(807)及びサイド位置802(808)の印字位置ずれ量822は、測定値820から理想値821を減算することで算出される(単位はmm)。主走査倍率803(809)及び副走査倍率804(810)の印字位置ずれ量822は、測定値820から理想値821を減算した値を理想値で除算することで算出される(単位は%)。直角補正量805(811)及び台形補正量806(812)の印字位置ずれ量822は、測定値820がそのまま用いられる。算出された各項目の印字位置ずれ量822は、用紙ライブラリの列1218、1219により管理される。
距離A〜Vは、オペレータによる定規等を用いた測定や、テストシートをスキャナ130により読み取った結果により算出することができる。本実施形態では、画像形成装置100に設けられた読取部160を用いて距離A〜Vを測定する方法について説明する。
読取部160は、テストシート上の調整チャートを読み取る。読取部160は、用紙搬送路313に沿って搬送されるテストシートをラインセンサ312によりスキャンする。読取部160は、スキャンして取得した画像の濃度差によりマーク720のエッジ(シートの下地とマーク720の境界)を検出する。検出したマーク720のエッジとシートの端部とから、距離A〜Vが算出される。
図9は、画像形成装置100の操作パネル120に表示される、シートの設定状況を表示する表示画面の例示図である。表示画面900は、給紙段のシートの設定状況901、「印字位置調整」ボタン902、「用紙登録」ボタン903、及び警告メッセージ表示領域904を含む。
給紙段のシートの設定状況901は、各給紙段に収容されて登録されたシートの種類を表示する。図9の例では、5つの給紙段に「ABC製紙リサイクル1」、「ABC製紙リサイクル2」、「DEF製紙エンボス紙A−1」、「DEF製紙コート紙P−1」、「XYZ製紙カラー81」のシートが登録される。各給紙段の表示はタッチ操作等の操作により選択可能になっており、給紙段の選択後に「印字位置調整」ボタン902が押下されることで、選択された給紙段のシートに対する印字位置調整が行われる。印字位置調整により、図8に示す印字位置ずれ量822が調整される。
「用紙登録」ボタン903は、選択された給紙段にシートの種類を登録するためのボタンである。「用紙登録」ボタン903が押下されることで、図4に示すインタフェース画面400が操作パネル120に表示される。インタフェース画面400の「登録」ボタン423が押下されることで、図9の給紙段のシートの設定状況901から選択された給紙段に、図4の用紙リスト410から選択されたシートの種類が登録される。なお、「印字位置調整」ボタン902及び「用紙登録」ボタン903は、給紙段のシートの設定状況901から給紙段が選択されていない場合に押下できないようになっている。
警告メッセージ表示領域904は、オペレータに警告メッセージを提示するための表示領域である。警告メッセージが存在する場合、警告メッセージ表示領域904にメッセージが表示される。警告メッセージが存在しない場合、警告メッセージ表示領域904には何も表示されない。
図10は、印字位置調整の警告表示を行う処理を表すフローチャートである。この処理は、オペレータが、図4のインタフェース画面400の用紙リスト410から選択したシートに対して、図5のインタフェース画面500のチェックボックス508をチェックした場合に実行される。チェックボックス508がチェックされている場合、CPU114は印字位置調整の警告表示を操作パネル120に表示する。これは、オペレータが給紙部140にシートを収容した後に行われる印字位置調整の警告表示であり、給紙部140の5つの給紙段のそれぞれで独立に行われる。
CPU114は、給紙段にシートが収容されているかを判断する(S1001)。給紙段にシートが収容されることで(S1001:Y)、CPU114は、用紙ライブラリ(図6参照)から給紙段に収容されたシートの種類に対応する列622の値を確認する(S1002)。オペレータは、給紙段にシートを収容する場合に、収容したシートの登録を行う。CPU114は、登録されたシートに対応する列622の値を用紙ライブラリにより確認することになる。CPU114は、列622の値により、給紙段に収容されたシートに対する印字位置調整の警告表示の要否を確認することができる。
CPU114は、列622の値が「可」であれば、給紙段に収容されたシートに対する印字位置調整の警告表示が必要であると判断する(S1003:Y)。この場合、CPU114は、印字位置調整のチェック処理を行う(S1005)。列622の値が「可」ではない場合(S1003:N)、或いは印字位置調整のチェック処理の終了により、CPU114は、印字位置調整の警告表示を行う処理を終了する。
図11は、S1005の印字位置調整のチェック処理を表すフローチャートである。
印字位置調整のチェック処理が開始されると、CPU114は、警告メッセージ表示領域904(図9参照)に印字位置調整の警告メッセージを表示する(S1101)。例えば、[給紙段5]にシートが収容された場合、CPU114は、図9に例示するように、「給紙段5の用紙の印刷位置調整を行ってください」という警告メッセージを警告メッセージ表示領域904に表示する。
CPU114は、警告メッセージの表示後に、「印字位置調整」ボタン902が押下されるまで待機する(S1102)。「印字位置調整」ボタン902が押下された場合(S1102:Y)、CPU114は、給紙段に収容されたシートに対して図7に例示する調整チャートを印字し、印字位置調整を実行する(S1103)。CPU114は、印字位置調整を実行することで、該シートに対する印字位置ずれ量を導出する。CPU114は、導出した印字位置ずれ量を、用紙ライブラリに格納するとともに印字位置ずれ量X0としてRAM113に保存する(S1104)。CPU114は、印字位置ずれ量X0の保存後に変数n(nは整数)の記憶領域をRAM113に確保し且つ変数nに「1」を設定する(S1105)。
CPU114は、所定の第0時刻(T0)と第1時刻(T1)とを設定し、且つ経過時間のカウントを開始する(S1106)。経過時間のカウント用の変数の記憶領域はRAM113に確保されており、「0」で初期化される。CPU114は、経過時間のカウント用の変数の初期化後に、カウント値を1秒毎に更新する(S1107)。CPU114は、カウント値を更新するたびに、第n時刻(Tn)が経過したかを判断する(S1108)。カウント値が第n時刻(Tn)になるまで、CPU114は、カウント値の更新を行う(S1108:N)。
第n時刻(Tn)について説明する。第n時刻(Tn)は、警告メッセージを表示する時刻である。本実施形態において、第1時刻(T1)は、印字位置調整の警告を行う時間間隔となる(図6の列620)。印字位置調整の警告を行う時間間隔をWTとすると、第1時刻(Tn)は以下の式で表される。
第1時刻(Tn)=(印字位置調整実行時刻Tc)+WT
また、2回目の警告を行う時間間隔は、印字位置調整の警告を行う時間間隔と増大率とにより導出される。増大率を「α」とすると、第2時刻(Tn)は以下の式で表される。
第2時刻(Tn)=(印字位置調整実行時刻Tc)+α×WT
例えば、[給紙段5]に収容されたシートの種類が「XYZ製紙カラー81」の場合、印字位置調整の警告を行う時間間隔が「15」であるために、WT=15(分)となる。なお、「α」は、「XYZ製紙 カラー81」の場合、増大率が「2.0」であるために、「2.0」となる(図6参照)。
第n時刻(Tn)が経過した場合(S1108:Y)、CPU114は、警告メッセージ表示領域904に印字位置調整の警告メッセージを再度表示する(S1109)。CPU114は、警告メッセージの表示後に、「印字位置調整」ボタン902が押下された場合(S1110:Y)、給紙段に収容されたシートに対して図7に例示する調整チャートを印字し、印字位置調整を実行する(S1111)。CPU114は、印字位置調整の実行と共に、印字位置調整実行時刻TcをRAM113に保存する。CPU114は、印字位置調整を実行することで、該シートに対する印字位置ずれ量を導出する。CPU114は、導出した印字位置ずれ量を、用紙ライブラリに格納するとともに印字位置ずれ量XnとしてRAM113にも保存する(S1112)。これによりRAM113には、印字位置ずれ量X0〜Xnが保存される。
CPU114は、RAM113に保存される印字位置ずれ量Xnと印字位置ずれ量Xn-1との差を印字位置ずれの許容値ΔTHで除算することで、(n−1)回目とn回目との印字位置ずれ量の変化を正規化する。さらに、CPU114は、正規化した印字位置ずれ量の変化を、(n−1)回目とn回目の印字位置調整の実行時刻により、第n時刻(Tn)と第n−1時刻(Tn-1)の時間間隔当たりの変化に変換することで、指標値を算出する。具体的には、CPU114は、{(Xn―X(n-1))/ΔTH}×{(Tn−Tn-1)/(Tc−Tn-1}の式により、印字位置ずれ量Xn及び印字位置ずれ量Xn-1から指標値を算出する。CPU114は、算出した指標値が所定の第1閾値TH1より小さいかを判断する(S1113)。指標値は、シートの経時変化を表す値である。
指標値が第1閾値TH1より小さい場合(S1113:Y)、CPU114は、印字位置調整のチェック処理を終了する。指標値が第1閾値TH1以上である場合(S1113:N)、CPU114は、指標値が第1閾値とは異なる第2閾値TH2より小さいかを判断する(S1114)。
第1閾値TH1及び第2閾値TH2について説明する。第1閾値TH1は、シートの水分量の変化が平衡状態に至ったかを判断するための値である。シートの経時変化により水分量の変化が平衡状態に至ると、指標値が略「0」になるために、印字位置調整を行う必要がなくなる。つまり、第1閾値TH1は、経時変化によりシートが平衡状態に至ったかを判断するための値である。指標値が第1閾値TH1より小さくなると、印字位置調整を行う必要がなくなるために、CPU114は、印字位置調整のチェック処理を終了する。
第2閾値TH2は、第(n+1)時刻(Tn+1)の補正を行うかを判断するための値である。印字位置調整の警告を行う時間間隔(WT)及び増大率(α)は、印字ずれの許容値ΔTHを超える最も短い時間を基準として決められている。従って、常に、第n時刻(Tn)=(印字位置調整実行時刻Tc)+αWTで算出された時刻で印字位置調整の警告メッセージを表示すると、不必要な頻度で警告がなされる可能性がある。そのために、指標値の大きさにより、第n+1時刻(Tn+1)を補正するかの判断を行う。
なお、第1閾値TH1と第2閾値TH2とには、TH1<TH2<1.0の関係がある。印字位置調整の警告を行う時間間隔(WT)、増大率(α)を印字ずれの許容値ΔTHを超える最も短い時間を基準として決定したために、TH2<1.0となる。以後、本実施形態の説明を容易にするために、第1閾値TH1を「0.05」、第2閾値TH2を「0.80」として説明する。
指標値が第2閾値TH2以上である場合(S1114:N)、CPU114は、指標値が「0.80」以上であり「1」に近い値であると判断する。この場合、CPU114は、シートが予測通りに経時変化していると判断して、第n+1時刻(Tn+1)=(印字位置調整実行時刻Tc)+αWTを算出する(S1115)。
指標値が第2閾値TH2よりも小さい場合(S1114:Y)、CPU114は、指標値に基づいて第n+1時刻(Tn+1)を調整する(S1116)。この場合、CPU114は、指標値が「0.80」よりも小さいために、シートが予測よりも経時変化が小さいと判断する。そのためにCPU114は、印字位置調整の警告を行う時刻である第n+1時刻(Tn+1)を延期する。第n+1時刻(Tn+1)は、例えば指標値の逆数を用いて第n+1時刻(Tn+1)を補正することで延期される。CPU114は、次回の警告時間を決定する演算式を変更して、印字位置調整の警告を行う時刻を延期する。例えば以下の式を用いる。
第n+1時刻(Tn+1)=(印字位置調整実行時刻Tc)+αWT/[(Xn―Xn-1)/ΔTH}×{(Tn−Tn-1)/(Tc−Tn-1)}]
なお、本実施形態では、説明の簡便化のためこのような計算式を用いたが、指標値が「1」よりも小さい場合は、第n+1時刻(Tn+1)を延期するような補正を行う計算式であれば、どのような式であってもよい。
第n+1時刻(Tn+1)の決定後にCPU114は、変数nに「1」加算し(S1117)、指標値が第1閾値TH1より小さくなるまで、S1107以降の処理を繰り返し行う。このような処理により、シートの経時変化に応じて、印字位置調整の警告を行う時間間隔を調整することができる。また、シートの経時変化が平衡状態に至ると、オペレータに印字位置調整の警告を行わなくなる。具体的には、画像形成装置100は、警告メッセージの表示を行わなくなる。
図12は、印字位置調整の警告を行うタイミングの説明図である。
図12(a)は、「XYZ製紙カラー81」の水分量の変化が平衡状態に至るまでのシートの水分量の変化を説明する図である。横軸は、シートがパッケージから開封されてからの経過時間を表し、縦軸は、シートの長さの変化を表す。シートは、時間の経過により長さが平衡状態に至る。印字ずれの許容値ΔTHは、シートの長さの変化の許容値ΔThとして表される。これは、裏面のリード位置807(図8参照)が、シートの長さの変化に比例して印字位置がずれるためである。
「XYZ製紙カラー81」は、印字位置調整の警告を行う時間間隔が「15」、増大率が「2.0」に設定されている(図6参照)。これは、シートの長さの変化が印字ずれの許容値ΔTHに達する前に印字位置調整の警告を行うためである。
図12(b)は、警告を行う場合のタイムチャートである。「XYZ製紙カラー81」を用いる場合、図11に示すようにオペレータが1回目の印字位置調整を行うと(S1103)、15分後に印字位置調整の警告メッセージが表示される(S1109)。
オペレータが2回目の印字位置調整を行うと(S1111)、S1112〜S1116の処理により、第2時刻(T2)が決定される。ここでは、警告表示の直後に印字位置調整が行われて、指標値が略「1」であるとする。この場合、指標値は第1閾値TH1(0.05)及び第2閾値TH2(0.80)よりも大きい。そのためにS1115の処理により、第2時刻(T2)がT2=Tc(15)+α(2.0)×WT(15)=15+2.0×15=45と算出される。つまり、次の警告表示は2回目の印字位置調整から30分後に行われる。
第2時刻(T2)になると、印字位置調整の警告メッセージが表示される(S1109)。オペレータは、3回目の印字位置調整を行う(S1111)。ここでは、警告表示から時間が経過(5分)してから印字位置調整が行われ、指標値が「0.5」になったとする。この場合、指標値は、第1閾値TH1(0.05)より大きく、第2閾値TH2(0.80)より小さい。そのためにS1116の処理により第3時刻(T3)が補正される。本実施形態では、第3時刻(T3)が第3時刻(T3)=Tc(50)+α(2.0)×WT(15)/指標値(0.5)=50+2.0×15/0.5=110と算出される。つまり、次の警告表示は3回目の印字位置調整から60分後に行われる。
第3時刻(T3)になると、印字位置調整の警告メッセージが表示される(S1109)。オペレータは、4回目の印字位置調整を行う(S1111)。ここでは、警告表示直後に印字位置調整が行われ、指標値が「0」になったとする。この場合、指標値は、指標値は第1閾値TH1(0.05)より小さいため、印字位置調整の警告を行わずに処理が終了する。
なお、図6に例示する用紙ライブラリの列620で設定される印字位置調整の警告を行う時間間隔は、オペレータにより操作パネル120を用いて変更可能としてもよい。オペレータは、印字位置調整の警告を行う時間間隔を、温度や湿度等の環境条件に応じて設定する。これにより第1時刻(T1)が設定される。これは、印字位置調整の警告を行う時間間隔を、印字ずれ許容値ΔTHを超える最短時間とするためである。印字位置調整の警告を行う時間間隔は、例えば図5のインタフェース画面500の表示領域509に表示される値を編集可能とすることで、設定可能とすることができる。
以上のような構成の本実施形態の画像形成装置100は、印字位置調整の警告を行う時間間隔を、シートの状態(水分量)の経時変化に応じて適切に決定することができる。シートの状態の経時変化は、印字位置調整を行うための印字位置ずれ量の変化に応じて検出される。そのために、オペレータは、複数の給紙段に収容した各シートに対して、シートの種類を考慮して、シートの水分量の変化に起因する印字位置調整の実行を判断する必要がなくなる。

Claims (8)

  1. シートに画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段により調整チャートが形成された前記シートを搬送路に沿って搬送する搬送手段と、
    前記搬送路に設けられ、前記画像の画像形成位置を調整するための調整量を検知するため、前記調整チャートが形成された前記シートを読み取る読取手段と、
    前記調整量に基づいて前記画像形成手段の画像形成位置を調整する調整手段と、
    前記画像形成位置の調整をユーザに促す報知を行う報知手段と、
    前記報知手段を制御する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、第1のタイミングにおいて前記報知を行い、前記第1のタイミングの後の第2のタイミングにおいて前記報知を行い、前記第2のタイミングより後の第3のタイミングにおいて前記報知を行い、
    前記制御手段は、前記第1のタイミングの報知によって実行された前記読取手段の第1の読取結果と、前記第2のタイミングの報知によって実行された前記読取手段の第2の読取結果とに基づいて前記第3のタイミングを決定することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記報知手段は、表示手段であり、
    前記制御手段は、前記表示手段に前記画像形成位置の調整をユーザに促すメッセージを表示させることで前記報知を行うことを特徴とする、
    請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記第1の読取結果から導出した第1の調整量と、前記第2の読取結果から導出した第2の調整量と、前記第1の調整量を導出した時刻と、前記第2の調整量を導出した時刻とから、前記シートの経時変化を表す指標値を算出し、前記指標値が所定の第1閾値以上であれば前記指標値に基づいて前記第3のタイミングを決定し、前記指標値が前記第1閾値よりも小さければ、前記読取手段に、前記調整量の検知のための前記シートの読み取りを終了させることを特徴とする、
    請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記指標値が前記第1閾値以上であり且つ前記第1閾値よりも大きい第2閾値より小さければ、前記シートの予測通りの経時変化に基づく時間間隔により前記第3のタイミングを決定し、
    前記指標値が前記第1閾値以上であり且つ前記第2閾値以上であれば、前記シートの予測よりも小さい経時変化に基づく時間間隔により前記第3のタイミングを決定することを特徴とする、
    請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記報知を行う時間間隔の初期値及び前記シートの水分量の変化を表す増大率が予め設定される用紙ライブラリをさらに備えており、
    前記制御手段は、前記指標値が前記第1閾値以上であり且つ前記第1閾値よりも大きい第2閾値より小さければ、前記初期値及び前記増大率から算出した時間間隔により前記第3のタイミングを決定し、
    前記指標値が前記第1閾値以上であり且つ前記第2閾値以上であれば、前記第1の調整量、前記第2の調整量、前記初期値及び前記増大率から算出した時間間隔により前記第3のタイミングを決定することを特徴とする、
    請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記用紙ライブラリに設定される前記初期値は、前記調整量の許容値を超える最も短い時間であり、前記増大率は、前記初期値と前記シートの経時変化に基づく前記時間間隔とから導出されることを特徴とする、
    請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記制御手段は、前記用紙ライブラリに予め設定された前記初期値を、前記経時変化に基づく前記時間間隔に更新することを特徴とする、
    請求項5又は6記載の画像形成装置。
  8. 前記用紙ライブラリに予め設定された前記初期値を編集するための操作手段をさらに備えることを特徴とする、
    請求項5〜7のいずれか1項記載の画像形成装置。
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