JP7358951B2 - 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、プログラムおよび画像形成システム - Google Patents

情報処理装置、情報処理装置の制御方法、プログラムおよび画像形成システム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理装置の制御方法、プログラムおよび画像形成システムに関する。
従来の一般的な画像形成装置の問題として、搬送ローラ等により用紙等の媒体を搬送する際、搬送ローラの取付状態、搬送ローラの偏芯、媒体の特性等により媒体の搬送量が変動してしまうことが知られている。
例えば、特許文献1には、複数のマークを配置したチャートを予め用意しておき、そのチャートを読取センサで読取ることで実際の搬送ローラ送り量を検出し、実際の搬送ローラ送り量と、理論上の搬送ローラ送り量との誤差を搬送ローラの回転位置に対応させて求め、搬送ローラの回転位置と誤差との関係を基に、搬送ローラの搬送量を補正するための補正量を算出する技術が開示されている。
しかしながら、特許文献1の技術では、自動的に搬送部の搬送量の変動を検出することができないため、ユーザは、媒体の搬送量の変動を目で判断し、補正が必要だと判断した場合は、手動で補正チャートを読取らせる必要がある。したがって、例えば、夜間印刷など無人で印刷を行った場合、媒体の搬送量に変動が生じてしまうと、搬送量の変動を補正することができないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、無人で印刷を行った場合であっても、自動的に搬送部の異常を検出し、自動的に異常を補正することができる情報処理装置、情報処理装置の制御方法、プログラムおよび画像形成システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、画像形成装置が媒体に形成した画像を読取る読取部により読取られた画像を第1の画像として取得する取得部と、原稿データに基づいて、前記第1の画像と比較する対象となる画像である第2の画像を生成する生成部と、前記第1の画像および前記第2の画像から複数の基準点を検出する第1の検出部と、前記第1の画像と前記第2の画像とを比較して各基準点の前記媒体の位置ずれ量を算出する第1の算出部と、前記位置ずれ量に基づいて、前記媒体の搬送を行う搬送部の異常を検出する第2の検出部と、前記第2の検出部の検出結果に基づいて、媒体の搬送を補正するための補正チャートを画像形成装置に印刷される処理を行う処理部と、前記補正チャートの読取結果から前記搬送部による前記媒体の搬送の変動量を算出する第2の算出部と、前記第2の算出部により算出された前記搬送の変動量に対する補正値を算出する第3の算出部と、を備える。前記第2の検出部は、前記第1の算出部により算出された前記基準点の、前記媒体の搬送方向である副走査方向における位置ずれ量が第1の閾値を超える場合、前記搬送部の搬送速度の異常を検出し、前記第1の算出部により算出された前記各基準点の前記副走査方向における位置ずれ量が前記第1の閾値以下の場合であり、かつ、前記副走査方向に隣接する前記基準点同士の前記副走査方向における位置ずれ量の差分値が第2の閾値を超える場合、前記搬送部の搬送速度の異常を検出する。
本発明によれば、自動的に搬送部の異常を検出し、自動的に異常を補正することができる。
図1は、実施の形態にかかる画像形成システムの構成の一例を示す図である。 図2は、情報処理システムの構成の一例を概略的に示すブロック図である。 図3は、プリンタの制御部のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図4は、プリンタ、検査装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 図5は、複数の基準点を検出した画像の一例を示す図である。 図6は、基準点の位置ずれ量を表した画像の一例を示す図である。 図7は、副走査方向における位置ずれ量を示したグラフの一例を示す図である。 図8は、副走査方向における位置ずれ量の絶対値を示したグラフの一例を示す図である。 図9は、副走査方向における位置ずれ量の差分値を示したグラフの一例を示す図である。 図10は、位置ずれ量の算出に失敗した場合の一例を示す図である。 図11は、スキュー異常が生じた場合の一例を示す図である。 図12は、補正チャートの一例を示す図である。 図13は、読取センサの構成の一例を示す図である。 図14は、画像形成システムの処理の一例を示すフローチャートである。 図15は、位置ずれ量算出処理の一例を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、情報処理装置、情報処理装置の制御方法、プログラムおよび画像形成システムの実施の形態を詳細に説明する。
(画像形成システムの構成)
図1は、実施の形態にかかる画像形成システム100の構成の一例を示す図である。画像形成システム100は、DFE(Digital Front End)104、プリンタ101、検査装置102、スタッカ103を備える。プリンタ101は、DFE104と検査装置102とに対してそれぞれ専用のインタフェースで接続されている。
DFE104は、PC等の機器(クライアント)から受信した印刷ジョブに基づいて印刷出力するべき印刷データ、具体的には、出力対象画像であるビットマップデータを生成し、生成したビットマップデータをプリンタ101に送信する画像処理装置である。
プリンタ101は、DFE104から受信したビットマップデータに基づいてプリントエンジン105を制御して画像形成出力を実行させる。また、プリンタ101は、DFE104から受信したビットマップデータを、プリントエンジン105による画像形成出力の結果を検査装置102が検査する際に参照するためのマスター画像の基となる情報として検査装置102に送信する。プリンタ101は、「画像形成装置」の一例である。
プリンタ101は、ビットマップデータに基づいて印刷用紙等の媒体に対して画像形成出力を実行する画像形成装置である。尚、媒体としては、上述した印刷用紙の他、フィルム、プラスチック等のシート状の材料で、画像形成出力の対象物となるものであれば採用可能である。
プリントエンジン105は、無端状移動手段である搬送ベルト111に沿って各色の感光体ドラム112Y、112M、112C、112K(以降、総じて感光体ドラム112とする)が並べられた構成を備えるものであり、所謂タンデムタイプといわれるものである。
すなわち、給紙トレイ113から給紙され、媒体を搬送する搬送部の一例である搬送ローラ114により搬送される媒体に転写するための中間転写画像が形成される中間転写ベルトである搬送ベルト111に沿って、この搬送ベルト111の搬送方向の上流側から順に、感光体ドラム112Y、112M、112C、112Kが配列されている。
各色の感光体ドラム112の表面においてトナーにより現像されたK(ブラック)、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)のトナー像が、搬送ベルト111に重ね合わせられて転写されることによりフルカラーの画像が形成される。
そのようにして搬送ベルト111上に形成されたフルカラー画像は、図中に破線で示す媒体の搬送経路と最も接近する位置において、転写ローラ115の機能により、経路上を搬送されてきた媒体の上に転写される。
なお、本実施形態において、プリンタ101のプリントエンジン105は電子写真方式であることを前提として説明したが、これに限るものではなく、インクジェット方式などの他の方式のプリンタであってもよいことはいうまでもない。
紙面上に画像が形成された媒体は更に搬送され、定着ローラ116にて画像を定着された後、検査装置102に搬送される。
検査装置102は、媒体の搬送異常の有無を検出する装置である。この例では、検査装置102は、読取装置131を備える情報処理装置である。読取装置131は、定着ローラ116を経由して搬送されてきた媒体の夫々の面を読み取る。
検査装置102は、読取装置131により読み取った読取画像と後述するマスター画像とを比較することにより、媒体の搬送異常の有無を検出する。検査装置102についての詳しい説明は後述する。検査装置102で検査された媒体は、片面印刷の場合、そのままスタッカ103に排出される。
一方、両面印刷の場合、検査装置102で検査された媒体は、反転パス117に搬送されて反転された上で再度転写ローラ115の転写位置に搬送される。再度転写ローラ115の転写位置に搬送された媒体は、片面印刷がなされた媒体の反対側にトナー像を転写・定着される。その後、検査装置102で検査された両面印刷媒体は、スタッカ103に排出される。
スタッカ103は、プリンタ101から排出された媒体を、トレイ141にスタックする。
(情報処理システムの構成)
図2は、情報処理システム200の構成の一例を概略的に示すブロック図である。画像形成システム100を含む情報処理システム200は、画像形成システム100に加えて、クライアント201を備えている。
画像形成システム100の各部(DFE104、プリンタ101、検査装置102)と、クライアント201とは、それぞれネットワーク202を介して接続される。ネットワーク202は、例えばLAN(Local Area Network)、インターネットなどである。
クライアント201は、通信機能とコンテンツの出力機能とを有する情報処理装置である。クライアント201は、各種の端末装置、例えばPC(Personal Computer)、タブレット端末などである。クライアント201は、ネットワーク202経由でDFE104への印刷ジョブの送信を行う。
なお、DFE104は、クライアント201から印刷ジョブを受け付ける他、ネットワーク202経由で、プリンタ101、検査装置102から印刷ジョブを受け付けることもできる。
(制御部のハードウェア構成)
ここで、本実施形態に係るプリンタ101、検査装置102、DFE104、クライアント201の各制御部を構成するハードウェアについて説明する。
図3は、プリンタ101の制御部のハードウェア構成を示すブロック図である。図3においては、プリンタ101の制御部のハードウェア構成を示すが、他のDFE104の制御部、検査装置102の制御部、クライアント201の制御部についても同様である。
本実施形態に係るプリンタ101の制御部は、一般的なPC(Personal Computer)やサーバ等と同様の構成を有する。
すなわち、本実施形態に係るプリンタ101の制御部は、CPU(Central Processing Unit)10、RAM(Random Access Memory)20、ROM(Read Only Memory)30、記憶部40及びI/F50を備え、各構成要素はバス90を介して接続される。また、I/F50には表示部60、操作部70及び専用デバイス80が接続される。
CPU10は演算手段であり、プリンタ101全体の動作を制御する。RAM20は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU10が情報を処理する際の作業領域として用いられる。ROM30は、読み出し専用の不揮発性記憶媒体であり、ファームウェア等のプログラムが格納されている。
記憶部40は、情報の読み書きが可能な不揮発性の記憶媒体であり、OS(Operating System)や各種の制御プログラム、アプリケーション・プログラム等が格納されている。記憶部40は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などの記憶装置である。
I/F50は、バス90と各種のハードウェアやネットワーク等を接続し制御する。表示部60は、ユーザがプリンタ101の状態を確認するための視覚的ユーザインタフェースである。表示部107は、例えば、液晶ディスプレイや有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の表示装置である。操作部70は、キーボードやマウス等、ユーザがプリンタ101に情報を入力するためのユーザインタフェースである。
専用デバイス80は、プリンタ101、検査装置102、DFE104、クライアント201において、専用の機能を実現するためのハードウェアであり、プリンタ101の場合は、画像形成出力対象の媒体を搬送する搬送機構や、紙面上に画像形成出力を実行するプロッタ装置である。
また、検査装置102の場合は、高速に画像処理を行うための専用の演算装置である。このような演算装置は、例えばASIC(Application Specific Integrated Circuit)として構成される。また、紙面上に出力された画像を読み取る読取装置131も、専用デバイス80によって実現される。
このようなハードウェア構成において、ROM30に格納されているプログラムや、記憶部40若しくは図示しない光学ディスク等の記録媒体からRAM20に読み出されたプログラムに従ってCPU10が演算を行うことにより、ソフトウェア制御部が構成される。
このようにして構成されたソフトウェア制御部と、ハードウェアとの組み合わせによって、本実施形態に係るプリンタ101、検査装置102、DFE104、クライアント201の機能を実現する機能ブロックが構成される。
(画像形成システムの機能)
図4は、プリンタ、検査装置の機能構成の一例を示すブロック図である。図5において、実線はデータの流れ、破線は印刷物の流れを示す。
まず、プリンタ101の機能構成について説明する。プリンタ101は、データ送受信部301、印刷制御部302、搬送制御部303を備える。
データ送受信部301は、DFE104、検査装置102との間でデータの送受信を行う。本実施形態において、データ送受信部301は、DFE104から送信されたビットマップデータを受信する。また、データ送受信部301は、DFE104から受信したビットマップデータを検査装置102のデータ送受信部401に送信する。
印刷制御部302は、プリントエンジン105を制御して、媒体に画像の印刷を行う。本実施形態において、印刷制御部302は、データ送受信部301が受信したビットマップデータを媒体に印刷する。
また、印刷制御部302は、データ送受信部301が後述する検査装置102のデータ送受信部401から媒体の搬送量を補正する補正チャートの印刷指示を受信した場合、プリンタ101の制御部の記憶部40に格納された補正チャートを印刷する。なお、補正チャートの格納場所はこれに限定されない。例えば、検査装置102の記憶装置等であってもよい。
搬送制御部303は、搬送部の動作を制御して、媒体の搬送量を調整する。本実施形態において、搬送制御部303は、後述する検査装置102の第3の算出部410により算出され、検査装置102のデータ送受信部401により送信された搬送量に対する補正値に基づいて媒体の搬送量を調整する。
本実施形態では、上述のデータ送受信部301、印刷制御部302、および、搬送制御部303の各々の機能は、CPU10がROM30等に格納されたプログラムを実行することにより実現されるが、これに限られるものではない。例えば、上述のデータ送受信部301、印刷制御部302、および、搬送制御部303の各々の機能のうちの少なくとも一部の機能が、専用のハードウェア回路で実現される形態であってもよい。
本実施形態のプリンタ101で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、本実施形態のプリンタ101で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、本実施形態の、で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
次に、検査装置102の機能構成について説明する。検査装置102は、データ送受信部401、読取画像取得部402、マスター画像生成部403、第1の検出部404、探索部405、第1の算出部406、第2の検出部407、処理部408、第2の算出部409、第3の算出部410を備える。
データ送受信部401は、プリンタ101との間でデータの送受信を行う。本実施形態において、データ送受信部401は、プリンタ101のデータ送受信部301から送信されたビットマップデータを受信する。
また、データ送受信部401は、媒体の搬送量を補正するための補正チャートの印刷指示をプリンタ101のデータ送受信部301に送信する。さらに、データ送受信部401は、第3の算出部410が算出した搬送量に対する補正値をプリンタ101のデータ送受信部301に送信する。
読取画像取得部402は、プリンタ101が媒体に形成した画像を読取る読取装置131により読取られた画像を第1の画像として取得する。読取画像取得部402は、取得部の一例である。
ここで、本実施形態において、第1の画像とは媒体の搬送異常の有無を検査するための対象となる画像をいう。
本実施形態において、読取装置131は、プリンタ101の印刷制御部302により印刷された画像を読取り、読取画像取得部402は、第1の画像の一例である読取装置131により読取られた読取画像を取得する。また、読取装置131は、プリンタ101の印刷制御部302により印刷された補正チャートを読取り、読取画像取得部402は、読取装置131により印刷された補正チャートの画像を取得する。
マスター画像生成部403は、原稿データに基づいて第1の画像と比較する対象となる画像である第2の画像を生成する。マスター画像生成部403は生成部の一例である。本実施形態において、マスター画像生成部403は、プリンタ101のデータ送受信部301により送信されたビットマップデータに基づいて第2の画像の一例であるマスター画像を生成する。なお、マスター画像生成部403は、読取画像取得部402が取得した読取画像に基づいてマスター画像を生成してもよい。
第1の検出部404は、第2の画像から複数の基準点を検出する。本実施形態において、第1の検出部404は、マスター画像生成部403が生成したマスター画像の基準点を検出する。
本実施形態において、基準点とは、媒体の搬送異常を検出するために用いられるマスター画像中に存在する点のことをいう。ここで、基準点の検出方法について詳しく説明する。図5は、複数の基準点を検出した画像の一例を示す図である。
本実施形態において、第1の検出部404は、マスター画像中の特徴的な箇所を基準点として検出する。具体的には、第1の検出部404は、コーナー検出法で検出したコーナーを基準点として検出する。コーナー検出法としては、例えば、Harrisオペレータ等が挙げられる。
なお、第1の検出部404は、媒体の搬送速度の異常を検出するために、媒体の搬送方向である副走査方向において基準点同士の間隔が一定以上となるように複数の基準点を検出する。
この例では、マスター画像を6つの領域に分割し、それぞれの領域から1つずつ特徴的な箇所を基準点として検出している。なお、分割された画像の領域内に画像の特徴が少ない場合には、検出可能な領域で基準点を検出する。図5では、画像を6つの領域に分割してコーナー検出法を用いて基準点を検出しているが、基準点の検出法はこれに限定されない。媒体の搬送異常を検出するための複数の基準点が検出できる方法であればよい。
探索部405は、第1の画像と第2の画像との位置合わせを行い、第2の画像の基準点と対応する第1の画像の点を探索する。本実施形態において、探索部405は、マスター画像において検出された基準点(以下、基準点という)を中心とした一定範囲の領域について、読取画像上でパターンマッチングを行う。
探索部405は、パターンマッチングの結果から、基準点を中心とした一定範囲の領域の画像と一致度が一番高い領域を読取画像の中から探索し、一致度が一番高い領域の中心点を読取画像における基準点と対応する点(以下、対応点という)とする。なお、対応点の探索法はこれに限定されない。基準点と対応する点を探索できる方法であればよい。
第1の算出部406は、第1の画像と第2の画像とを比較して各基準点の媒体の位置ずれ量を算出する。本実施形態において、第1の算出部406は、基準点の座標と対応点の座標とのずれを位置ずれ量として算出する。位置ずれ量は、副走査方向と交差する主走査方向(X方向)と、副走査方向(Y方向)と、についてそれぞれ算出する。なお、主走査方向は、理想的には副走査方向に直交する方向である。
第2の検出部407は、位置ずれ量に基づいて媒体の搬送を行う搬送部の異常を検出する。本実施形態において、第2の検出部407は、予め定めた条件を満たした場合に条件に対応する異常を検出する。
ここで、第2の検出部407による媒体の搬送異常の検出方法について詳しく説明する。図6は、基準点の位置ずれ量を表した画像の一例を示す図である。図6において各基準点の矢印はX方向、Y方向の位置ずれ方向と大きさを示すベクトルを示す。
搬送部による媒体の搬送量に変動が生じた場合、搬送部の送り量が変動し、読取装置131に媒体が通過する際の媒体の速度が変動するため、基準点のY方向における位置ずれ量の傾向が変動する。このとき、読取装置131による読取画像は、速度が速い場合は縮むように変化し、遅い場合は伸びるように変化する。つまり、搬送速度が速い場合は、基準点の位置ずれ方向は上向きになり、遅い場合は下向きとなる。
図6(A)においては、(a)乃至(f)の基準点が検出されている。このうち、基準点(a)、(b)、(e)、(f)はY方向の位置ずれ方向が上向きであり、これらの基準点が存在する領域では媒体の搬送速度が速いことを示している。一方、基準点(c)、(d)はY方向の位置ずれ方向が下向きであり、これらの基準点が存在する領域では媒体の搬送速度が遅いことを示している。
図6(B)においては、(a’)乃至(f’)の基準点が検出されている。(a’)乃至(f’)の各基準点のY方向の位置ずれ方向は下向きで同一であり、各基準点が存在する領域において搬送速度の変動の傾向が同じであることを示している。
しかし、(a’)、(b’)、(e’)、(f’)のY方向の位置ずれ量の大きさと比較して、(c’)、(d’)のY方向の位置ずれ量の大きさが大きいため、(a’)、(b’)が存在する領域から(c’)、(d’)が存在する領域にかけて搬送速度が大きく変化していることがわかる。
次に、媒体の搬送速度異常の検出方法について具体的に説明する。図7は、副走査方向における位置ずれ量を示したグラフの一例である。図7(A)は、図6(A)の各基準点をY方向の座標の値順に並べ、各基準点の位置ずれ量を棒グラフで表したものである。図7(B)は、図6(B)の各基準点について図6(A)と同様の処理を行ったグラフである。
媒体の搬送速度が変動しない場合、Y方向において近い距離にある基準点同士は、位置ずれ方向および位置ずれ量の大きさが類似すると考えられる。したがって、各基準点をY方向の座標の値順に並べ、隣接する基準点同士の位置ずれ量を比較することで媒体の搬送速度異常を検出することができる。
そこで、第2の検出部407は、第1の算出部406により算出された基準点の副走査方向における位置ずれ量が第1の閾値を超える場合、搬送部の搬送速度の異常を検出する。本実施形態において、第2の検出部407は、第1の算出部406により算出された基準点の副走査方向における位置ずれ量の絶対値が第1の閾値を超える場合、搬送部の搬送速度の異常を検出する。
ここで、本実施形態において、第1の閾値とは、プリンタ101の搬送部に規格上許容できない搬送速度異常が発生していることを検出するための閾値である。第1の閾値は、プリンタ101の搬送部のY方向における位置ずれ量の変動を予め計測しておき、その変動に基づいて設定する。
図8は、副走査方向における位置ずれ量の絶対値を示したグラフの一例である。この図は図7の各基準点の位置ずれ量の絶対値を表した棒グラフである。図中の点線は、第1の閾値を示している。
図8(A)は、いずれの基準点も第1の閾値を超えていないため、搬送部に規格上許容できない搬送速度異常は発生していないことがわかる。一方、図8(B)では、基準点(c’)、(d’)のY方向における位置ずれ量の絶対値が第1の閾値を超えている。したがって、この場合、第2の検出部407は、搬送部の搬送速度の異常を検出することができる。
しかし、搬送部に規格上許容できない搬送速度異常が生じていなかった場合でも、基準点間で大きく搬送速度が変動しているときは、媒体の搬送量の補正が必要な場合もある。
そこで、第2の検出部407は、第1の算出部406により算出された各基準点の副走査方向における位置ずれ量が第1の閾値以下の場合であり、かつ、副走査方向に隣接する基準点同士の副走査方向における位置ずれ量の差分値が第2の閾値を超える場合、搬送部の搬送速度の異常を検出する。
ここで、本実施形態において、第2の閾値とは、基準点間で媒体の搬送速度が変化していることを検出するための閾値である。
図9は、副走査方向における位置ずれ量の差分値を示したグラフの一例である。この図において、矢印は隣接する基準点同士のY方向における位置ずれ量の差分値を示している。図9(A)において、(b)と(d)との差分値、(c)と(f)との差分値が第2の閾値を超えているものとする。
この場合、第2の検出部407は、(b)と(d)との差分値、(c)と(f)との差分値が第2の閾値を超えていることから、搬送部の搬送速度の異常を検出することができる。
なお、第2の検出部407が位置ずれ量から搬送部の搬送速度の異常を検出した場合であっても、第1の算出部406が位置ずれ量の算出に失敗しているときは、実際には搬送異常が生じていない場合もある。
ここで、第1の検出部404が第2の画像を複数の領域に分割し、各領域と対応する基準点を検出した場合、主走査方向において隣接する領域同士において、領域と対応する基準点同士の副走査方向の位置ずれ方向・位置ずれ量は類似した傾向にあると考えられる。
したがって、主走査方向において隣接する領域同士において、領域と対応する基準点同士の副走査方向の位置ずれ量の差分値が一定の値を超える場合は、何らかの原因で第1の算出部406による位置ずれ量の算出が失敗していると考えることができる。
そこで、第1の検出部404は、第2の画像を複数の領域に分割し、各領域と対応する基準点を検出し、第2の検出部407は、主走査方向に隣接する領域同士において、領域と対応する基準点同士の副走査方向における位置ずれ量の差分値が第3の閾値を超える場合、搬送部の搬送速度に異常が無いことを検出する。
ここで、本実施形態において、第3の閾値とは、第1の算出部406による位置ずれ量の算出が失敗していることを検出するための閾値である。
図10は、位置ずれ量の算出に失敗した場合の一例を示す図である。この図において、基準点(1c)のY方向の位置ずれ量の絶対値は第1の閾値を超えておらず、基準点(1b)と基準点(1c)のY方向の位置ずれ量の差分値は、第2の閾値を超えているものとする。また、基準点(1c)と基準点(1d)とのY方向における位置ずれ量の差分値は、第3の閾値を超えているものとする。
この場合、第2の検出部407は、まず、基準点(1c)のY方向の位置ずれ量の絶対値が第1の閾値以下であり、かつ、基準点(1b)とY方向に隣接する基準点(1c)のY方向の位置ずれ量の差分値が第2の閾値を超えていることから、搬送部の搬送速度の異常が生じていることを検出する。
次に、第2の検出部407は、基準点(1c)と、基準点(1c)が存在する領域とX方向に隣接する領域に存在する基準点(1d)と、のY方向における位置ずれ量の差分値が第3の閾値を超えていることから、第1の算出部406は、基準点(1c)のY方向における位置ずれ量の算出に失敗していることを検出する。
したがって、この場合、第2の検出部407は、基準点(1b)と基準点(1c)のY方向の位置ずれ量の差分値が第2の閾値を超えているが、基準点(1c)と基準点(1d)とのY方向における位置ずれ量の差分値は第3の閾値を超えているため、第1の算出部406による基準点(1c)のY方向における位置ずれ量の算出が失敗しており、搬送部の搬送速度には異常が無いことを検出する。
なお、第1の算出部406により算出された各基準点の副走査方向における位置ずれ量の絶対値が第1の閾値を超える場合、または、副走査方向に隣接する基準点同士の副走査方向における位置ずれ量の差分値が第2の閾値を超える場合であっても、その原因が媒体の搬送速度の異常ではなく、媒体のスキュー異常が原因である場合もある。
ここで、媒体のスキュー異常が発生していない場合、各基準点の主査方向における位置ずれ方向は同一方向である。一方、媒体のスキュー異常が発生した場合、搬送部の搬送速度の異常が検出された基準点の主走査方向における位置ずれ方向と、搬送部の搬送速度の異常が検出されなかった基準点の主走査方向における位置ずれの方向と、が異なる場合がある。
そこで、第2の検出部407は、搬送部の搬送速度の異常が検出された基準点の主走査方向における位置ずれ方向と、搬送部の搬送速度の異常が検出されなかった基準点の主走査方向における位置ずれの方向と、が異なる場合、搬送部において媒体のスキュー異常が発生していることを検出する。
図11は、スキュー異常が生じた場合の一例を示す図である。この図において、基準点(2b)、基準点(2d)、基準点(2f)では、搬送部の搬送速度の異常が検出され、基準点(2a)、基準点(2c)、基準点(2e)では、搬送部の搬送速度の異常が検出されないものとする。
この場合、第2の検出部407は、まず、基準点(2b)、基準点(2d)、基準点(2f)において、搬送部の搬送速度の異常を検出する。
しかし、搬送部の搬送速度異常が検出された基準点(2b)、基準点(2d)、基準点(2f)のX方向における位置ずれの方向と、搬送部の搬送速度異常が検出されなかった基準点(2a)、基準点(2c)、基準点(2e)のX方向における位置ずれの方向と、が異なるため、第2の検出部407は、搬送部の搬送速度の異常ではなく、媒体のスキュー異常が発生していることを検出する。
図4に戻り、説明を続ける。処理部408は、第2の検出部407の検出結果に基づいて、処理を行う。本実施形態において、処理部408は、第2の検出部407の検出結果に基づいて、媒体の搬送を補正するための補正チャートをプリンタ101に印刷させる処理を行う。また、処理部408は、印刷動作を一時停止させる処理を行う。
この例では、処理部408は、第2の検出部407が搬送部の異常を検出した場合、データ送受信部401に、印刷一時停止指示をプリンタ101へ送信させる。また、このとき、処理部408は、データ送受信部401に、補正チャートの印刷指示をプリンタ101へ送信させる。
なお、第2の検出部407が、媒体の搬送速度の異常を検出した場合であっても、スキュー異常を検出した場合であっても、同じように上記処理を行う。上記処理により、プリンタ101の印刷制御部302が、プリントエンジン105を制御して、印刷動作を一時停止させ、プリンタ101の制御部の記憶部40に記憶された補正チャートの印刷を行わせることになる。
第2の算出部409は、第2の検出部407の検出結果に基づいて印刷される、媒体の搬送量を補正するための補正チャートの読取結果から搬送部による媒体の搬送の変動量を算出する。
本実施形態において、第2の算出部409は、データ送受信部401が送信した補正チャートの印刷指示を受けてプリンタ101の印刷制御部302により印刷された補正チャートの読取画像の読取結果から搬送部による媒体の搬送の変動量を算出する。
第3の算出部410は、第2の算出部409により算出された媒体の搬送の変動量に対する補正値を算出する。
ここで、補正チャートについて詳しく説明する。図12は、補正チャートの一例を示す図である。補正チャート500は、罫線(マーク)501が等間隔に配列されたものである。マーク501は、ライン間隔;lで等間隔に配列されている。
処理部108の処理により、プリンタ101で印刷された補正チャート500は、読取装置131により画像として読取られる。読取画像取得部402は、読取装置131により読取られた補正チャート500の画像を取得する。
第2の算出部409は、読取画像取得部402により取得された補正チャート500の画像から、マーク501を検出することにより搬送部による媒体の搬送の変動量を算出する。なお、マーク501を検出する方法はこれに限定されない。例えば、読取センサ151を搬送部の搬送経路上に設け、マーク501を検出してもよい。
ここで、読取センサ151を用いてマーク501を検出する場合について説明する。図13は、読取センサ151の構成の一例を示す図である。読取センサ151は、発光部151aと、受光部151bを備える。
発光部151aは、光を発光し、その発光部151aから発光された光は補正チャート500の表面で反射する。受光部151bは、補正チャート500の表面で反射した反射光量(反射光強度)を検出する。読取センサ151は、受光部151bが検出した反射光量(反射光強度)を基に、補正チャート500に配列されたマーク501を検出する。
第3の算出部410は、第2の算出部409により算出された搬送部による媒体の搬送の変動量に基づいて、搬送部による媒体の搬送の変動量に対する補正値を算出する。なお、第2の算出部409による搬送の変動量の算出、第3の算出部410による補正値の算出法は、公知の方法を用いることができる。例えば、特許文献1を参照のこと。
本実施形態では、上述のデータ送受信部401、読取画像取得部402、マスター画像生成部403、第1の検出部404、探索部405、第1の算出部406、第2の検出部407、処理部408、第2の算出部409、および、第3の算出部410の各々の機能は、CPU10がROM30等に格納されたプログラムを実行することにより実現されるが、これに限られるものではない。
例えば、上述のデータ送受信部401、読取画像取得部402、マスター画像生成部403、第1の検出部404、探索部405、第1の算出部406、第2の検出部407、処理部408、第2の算出部409、および、第3の算出部410の各々の機能のうちの少なくとも一部の機能が、専用のハードウェア回路で実現される形態であってもよい。
本実施形態の検査装置102で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク、CD-R、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、本実施形態の検査装置102で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、本実施形態の、で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
上述した実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
次に、画像形成システム100の処理について説明する。図14は、画像形成システムの処理の一例を示すフローチャートである。
まず、前提として、DFE104は、クライアント201から印刷ジョブを受信する。DFE104は、受信した印刷ジョブに基づいて出力対象画像であるビットマップデータを生成する。
DFE104は、生成したビットマップデータをプリンタ101のデータ送受信部301に送信する。印刷制御部302は、データ送受信部301が受信したビットマップデータを媒体に印刷する。印刷された媒体は、検査装置102の読取装置131により読取られる。
読取画像取得部402は、読取装置131により読取られた読取画像を取得する(ステップS101)。マスター画像生成部403は、検査装置102のデータ送受信部401がDFE104から受信したビットマップデータに基づいてマスター画像を生成する(ステップS102)。
第1の検出部404は、マスター画像生成部403が生成したマスター画像から基準点を検出し、探索部405は、読取画像取得部402が取得した読取画像と、マスター画像生成部403が生成したマスター画像と、の位置合わせを行う(ステップS103)。これにより、マスター画像の基準点と対応する読取画像の対応点が探索される。
第1の算出部406は、マスター画像の基準点の座標と読取画像の対応点の座標から位置ずれ量を算出する(ステップS104)。なお、ステップS103、ステップS104の処理についての詳しい説明は後述する。
第2の検出部407は、第1の算出部406が算出した位置ずれ量から搬送部の異常の有無を検出する(ステップS105)。
第2の検出部407が搬送部の異常を検出した場合(ステップS105:Yes)、処理部408は、検査装置102のデータ送受信部401に、プリンタ101のデータ送受信部301へ印刷一時停止指示を送信させる。印刷制御部302は、印刷動作を一時停止する(ステップS106)。
処理部408は、検査装置102のデータ送受信部401に、プリンタ101のデータ送受信部301へ補正チャートの印刷指示を送信させる。印刷制御部302は、プリンタ101の制御部の記憶部40に格納された補正チャートを印刷する(ステップS107)。
検査装置102の読取装置131は、印刷制御部302により印刷された補正チャートを読取る。読取画像取得部402は、補正チャートの読取画像を取得する(ステップS108)。第2の算出部409は、読取画像取得部402が取得した補正チャートの読取画像から搬送部の搬送の変動量を算出する(ステップS109)。
第3の算出部410は、第2の算出部409により算出された搬送の変動量に基づいて搬送部の搬送の補正量を算出する(ステップS110)。そして、検査装置102のデータ送受信部401は、第3の算出部410が算出した補正量をプリンタ101のデータ送受信部301へ送信する。
搬送制御部303は、データ送受信部301が受信した補正量に基づいて搬送部の搬送量を補正し、本処理を終了する(ステップS111)。
一方、第2の検出部407が搬送部の異常を検出しなかった場合(ステップS105:No)、画像形成システム100は、印刷動作を継続し、本処理を終了する。
次に、位置ずれ量算出処理について詳しく説明する。図15は、位置ずれ量算出処理の一例を示すフローチャートである。
まず、第1の検出部404は、マスター画像生成部403が生成したマスター画像から基準点を検出する(ステップS1031)。
次に、探索部405は、読取画像取得部402が取得した読取画像から、第1の検出部404が検出したマスター画像の基準点に対応する対応点を探索する(ステップS1032)。
第1の算出部406は、X方向におけるマスター画像の座標と読取画像の座標との差分値をX方向における位置ずれ量として算出する(ステップS1041)。また、第1の算出部406は、Y方向におけるマスター画像の座標と読取画像の座標との差分値をY方向における位置ずれ量として算出する(ステップS1042)。そして、第2の検出部407は、図14のステップS105の処理を行う。
(画像形成システムの効果)
本実施形態の検査装置102の読取画像取得部402は、媒体に印刷された画像を読取る。マスター画像生成部403は、原稿データに基づいて、マスター画像を生成する。第1の算出部406は、マスター画像と読取画像との位置ずれ量を算出する。第2の検出部407は、第1の算出部406が算出した位置ずれ量に基づいて、媒体の搬送を行う搬送部の異常を検出する。
上記の各処理は、ユーザからの指示がなくても行われるため、本実施形態の画像形成システム100は、夜間印刷等無人で印刷を行った場合でも、自動的に搬送部の異常を検出することができる。
また、本実施形態の検査装置102の処理部408は、第2の検出部407の検出結果に基づいて、媒体の搬送の変動を補正するための補正チャートを印刷させる処理を行う。第2の算出部409は、印刷された補正チャートの読取結果から搬送部による媒体の搬送の変動量を算出する。第3の算出部410は、第2の算出部409により算出された搬送の変動量に対する補正値を算出する。
そして、プリンタ101の搬送制御部303は、第3の算出部410が算出した補正量に基づいて媒体の搬送の変動を自動的に補正する。上記の各処理は、ユーザからの指示がなくても行われるため、画像形成システム100は、無人で印刷を行った場合であっても、自動的に搬送部の異常を補正することができる。
また、本実施形態の第2の検出部407は、第1の算出部406により算出された基準点の副走査方向における位置ずれ量の絶対値が第1の閾値を超える場合、搬送部の搬送速度の異常を検出する。これにより、画像形成システム100の搬送部に速度変動の規格上許容できない変動が発生していることを検出することができる。
また、本実施形態の第2の検出部407は、第1の算出部406により算出された各基準点の副走査方向における位置ずれ量が第1の閾値以下の場合であり、かつ、副走査方向に隣接する基準点同士の副走査方向における位置ずれ量の差分値が第2の閾値を超える場合、搬送部の搬送速度の異常を検出する。
これにより、画像形成システム100は、搬送部に速度変動の規格上許容できない変動は発生していないものの、補正が必要なレベルで媒体の搬送速度が変動していることを検出することができる。
また、本実施形態の第2の検出部407は、主走査方向に隣接する領域同士において、領域と対応する基準点同士の副走査方向における位置ずれ量の差分値が第3の閾値を超える場合、第1の算出部406による位置ずれ量の算出が失敗していることを検出する。
これにより、本実施形態の画像形成システム100は、第1の算出部406による位置ずれ量の算出が失敗していることが原因で検出されてしまう搬送部の異常を排除することができるため、不必要な補正チャートの印刷等の処理を行わなくても済むようになる。つまり、生産性の向上が期待できる。
また、本実施形態の第2の検出部407は、搬送部の搬送速度の異常が検出された基準点の主走査方向における位置ずれ方向と、搬送部の搬送速度の異常が検出されなかった基準点の主走査方向における位置ずれの方向と、が異なる場合、搬送部において媒体のスキュー異常が発生していることを検出する。
これにより、本実施形態の画像形成システム100は、搬送部の搬送速度の異常だけでなく、媒体のスキュー異常についても検出することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、上記実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図するものではない。上記新規な実施形態はその他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上記実施形態及びその変形は発明の範囲及び要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
100 画像形成システム
101 プリンタ
102 検査装置
103 スタッカ
104 DFE
105 プリントエンジン
111 搬送ベルト
112Y、112M、112C、112K 感光体ドラム
113 給紙トレイ
114 搬送ローラ
115 転写ローラ
116 定着ローラ
131 読取装置
141 トレイ
201 クライアント
202 ネットワーク
301 データ送受信部
302 印刷制御部
303 搬送制御部
401 データ送受信部
402 読取画像取得部
403 マスター画像生成部
404 第1の検出部
405 探索部
406 第1の算出部
407 第2の検出部
408 処理部
409 第2の算出部
410 第3の算出部
特開2010-201792号公報

Claims (6)

  1. 画像形成装置が媒体に形成した画像を読取る読取部により読取られた画像を第1の画像として取得する取得部と、
    原稿データに基づいて、前記第1の画像と比較する対象となる画像である第2の画像を生成する生成部と、
    前記第2の画像から複数の基準点を検出する第1の検出部と、
    前記第1の画像と前記第2の画像とを比較して各基準点の前記媒体の位置ずれ量を算出する第1の算出部と、
    前記位置ずれ量に基づいて、前記媒体の搬送を行う搬送部の異常を検出する第2の検出部と、
    前記第2の検出部の検出結果に基づいて、媒体の搬送を補正するための補正チャートを前記画像形成装置に印刷させる処理を行う処理部と、
    前記補正チャートの読取結果から前記搬送部による前記媒体の搬送の変動量を算出する第2の算出部と、
    前記第2の算出部により算出された前記搬送の変動量に対する補正値を算出する第3の算出部と、
    を備え
    前記第2の検出部は、前記第1の算出部により算出された前記基準点の、前記媒体の搬送方向である副走査方向における位置ずれ量が第1の閾値を超える場合、前記搬送部の搬送速度の異常を検出し、
    前記第1の算出部により算出された前記各基準点の前記副走査方向における位置ずれ量が前記第1の閾値以下の場合であり、かつ、前記副走査方向に隣接する前記基準点同士の前記副走査方向における位置ずれ量の差分値が第2の閾値を超える場合、前記搬送部の搬送速度の異常を検出する、
    情報処理装置。
  2. 前記第1の検出部は、前記第2の画像を複数の領域に分割し、各領域と対応する前記基準点を検出し、
    前記第2の検出部は、前記副走査方向に交差する主走査方向に隣接する前記領域同士において、前記領域と対応する前記基準点同士の前記副走査方向における位置ずれ量の差分値が第3の閾値を超える場合、前記搬送部の搬送速度に異常が無いことを検出する、
    請求項に記載の情報処理装置。
  3. 前記搬送部の搬送速度の異常が検出された前記基準点の前記主走査方向における位置ずれ方向と、前記搬送部の搬送速度の異常が検出されなかった前記基準点の前記主走査方向における位置ずれの方向と、が異なる場合、前記搬送部において前記媒体のスキュー異常が発生していることを検出する、
    請求項に記載の情報処理装置。
  4. 情報処理装置の制御方法であって、
    媒体に形成された画像を読取る読取部により読取られた画像を第1の画像として取得する取得ステップと、
    原稿データに基づいて、前記第1の画像と比較する対象となる画像である第2の画像を生成する生成ステップと、
    前記第2の画像から複数の基準点を検出する第1の検出ステップと、
    前記第1の画像と前記第2の画像とを比較して各基準点の前記媒体の位置ずれ量を算出する第1の算出ステップと、
    前記位置ずれ量に基づいて、前記媒体の搬送を行う搬送部の異常を検出する第2の検出ステップと、
    前記第2の検出ステップによる検出結果に基づいて、媒体の搬送量を補正するための補正チャートを印刷させる処理を行う処理ステップと、
    前記補正チャートの読取結果から前記搬送部による前記媒体の搬送量の変動を算出する第2の算出ステップと、
    前記第2の算出ステップにより算出された前記搬送量の変動に対する補正値を算出する第3の算出ステップと、
    を含み、
    前記第2の検出ステップは、前記第1の算出ステップで算出された前記基準点の、前記媒体の搬送方向である副走査方向における位置ずれ量が第1の閾値を超える場合、前記搬送部の搬送速度の異常を検出し、
    前記第1の算出ステップにより算出された前記各基準点の前記副走査方向における位置ずれ量が前記第1の閾値以下の場合であり、かつ、前記副走査方向に隣接する前記基準点同士の前記副走査方向における位置ずれ量の差分値が第2の閾値を超える場合、前記搬送部の搬送速度の異常を検出する、
    情報処理装置の制御方法。
  5. 情報処理装置に、
    媒体に形成された画像を読取る読取部により読取られた画像を第1の画像として取得する取得ステップと、
    原稿データに基づいて、前記第1の画像と比較する対象となる画像である第2の画像を生成する生成ステップと、
    前記第2の画像から複数の基準点を検出する第1の検出ステップと、
    前記第1の画像と前記第2の画像とを比較して各基準点の前記媒体の位置ずれ量を算出する第1の算出ステップと、
    前記位置ずれ量に基づいて、前記媒体の搬送を行う搬送部の異常を検出する第2の検出ステップと、
    前記第2の検出ステップによる検出結果に基づいて、媒体の搬送量を補正するための補正チャートを印刷させる処理を行う処理ステップと、
    前記補正チャートの読取結果から前記搬送部による前記媒体の搬送量の変動を算出する第2の算出ステップと、
    前記第2の算出ステップにより算出された前記搬送量の変動に対する補正値を算出する第3の算出ステップと、
    を実行するプログラムであって、
    前記第2の検出ステップは、前記第1の算出ステップで算出された前記基準点の、前記媒体の搬送方向である副走査方向における位置ずれ量が第1の閾値を超える場合、前記搬送部の搬送速度の異常を検出し、
    前記第1の算出ステップにより算出された前記各基準点の前記副走査方向における位置ずれ量が前記第1の閾値以下の場合であり、かつ、前記副走査方向に隣接する前記基準点同士の前記副走査方向における位置ずれ量の差分値が第2の閾値を超える場合、前記搬送部の搬送速度の異常を検出する、
    プログラム。
  6. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の情報処理装置と、
    前記媒体に画像を形成する画像形成装置と、
    を備えた画像形成システム。
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