JPH08137362A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH08137362A
JPH08137362A JP6276337A JP27633794A JPH08137362A JP H08137362 A JPH08137362 A JP H08137362A JP 6276337 A JP6276337 A JP 6276337A JP 27633794 A JP27633794 A JP 27633794A JP H08137362 A JPH08137362 A JP H08137362A
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JP
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belt
image forming
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JP6276337A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Sakai
良博 堺
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】被担持物を担持して回転されることにより前記
被担持物を画像形成位置まで搬送する担持体と、この担
持体を回転駆動する駆動源としてのモータと、前記担持
体の位置を検出する担持体位置検出装置を有し、前記担
持体位置検知装置の信号をもとに前記モータを駆動して
前記担持体の位置を所定の画像形成位置に合わせる画像
形成装置において、低コストで、確実に担持体の位置を
所定の画像形成位置に位置合わせする。 【構成】中間転写ベルト19を駆動するモータとしてス
テッピングモータを使用し、前記位置合わせに際しての
前記ステッピングモータの駆動ステップをハーフステッ
プよりも細かなステップとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンター、
ファクシミリなどの電子写真方式を用いた画像形成装置
に関し、詳しくは、トナー、転写紙またはトナーおよび
転写紙を担持し、次工程まで被担持物を搬送する担持体
を有する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】被担持物を担持して回転されることによ
り前記被担持物を画像形成位置まで搬送する担持体と、
この担持体を回転駆動する駆動源としてのモータと、前
記担持体の位置を検出する担持体位置検出装置を有し、
前記担持体位置検知装置の信号をもとに前記モータを駆
動して前記担持体の位置を所定の画像形成位置に合わせ
る画像形成装置がある。
【0003】この種の画像形成装置において、担持体の
画像位置合わせに際し、該担持体にマークを設け、この
マークを検知して制御する技術がある(特開昭62−1
82766号公報、特開昭63−264778号公
報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来提案されているの
は、エンコーダによるマーク検知に係る技術であり、エ
ンコーダが高価であることから、コスト面で問題があ
り、また、補正の方法について具体的手段が明らかでな
い。
【0005】本発明は、低コストで、確実に担持体の位
置を所定の画像形成位置に位置合わせすることのできる
画像形成装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、次のように構成した。 (1).被担持物を担持して回転されることにより前記
被担持物を画像形成位置まで搬送する担持体と、この担
持体を回転駆動する駆動源としてのモータと、前記担持
体の位置を検出する担持体位置検出装置を有し、前記担
持体位置検知装置の信号をもとに前記モータを駆動して
前記担持体の位置を所定の画像形成位置に合わせる画像
形成装置において、前記モータとしてステッピングモー
タを使用し、前記位置合わせに際しての前記ステッピン
グモータの駆動ステップをハーフステップよりも細かな
ステップとした(請求項1)。
【0007】(2).(1)記載の画像形成装置におい
て、被担持物は、トナー像または転写紙またはトナー像
および転写紙とする(請求項2)。
【0008】(3).(1)記載の画像形成装置におい
て、担持体は感光体に一部を当接して回転する中間転写
ベルトであり、画像形成位置は前記感光体上のトナー画
像が前記中間転写ベルト上に転写されるべき位置であ
り、この位置に前記感光体上の異なる色のトナー画像を
重ね転写してフルカラー画像を形成するものである(請
求項3)。
【0009】
【作用】担持体は所定の画像位置に、ハーフステップよ
り細かいステップで送られ、位置決めされる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図1は、
本発明に係るカラー複写機の構成図、図2は、図1に示
した感光体および、担持体としての中間転写ベルト回り
の拡大図である。以下に、本装置の構成・動作を説明す
る。
【0011】カラー複写機は、カラー画像読み取り装置
(以下、カラースキャナーという)1とプリンタ部をな
すカラー画像記録装置(以下、カラープリンターと称
す)2とを有している。以下、適宜、図1、図2を参照
しつつ、説明する。カラースキャナー1は、原稿3の画
像を照明ランプ4、ミラー5ー1、5ー2、5ー3な
ど、およびレンズ6を介してカラーセンサ7に結像させ
るようになっており、原稿のカラー画像情報を、例え
ば、ブルー(Blue)、グリーン(Green)、レ
ッド(Red)の色分解光毎に読み取り、電気的な画像
信号に変換する。なお、これら分解光は、以下の説明に
おいて便宜上、B、G、Rと表現する。
【0012】そして、このカラースキャナ1で得たB、
G、Rの色分解画像信号強度レベルを基にして、画像処
理部(図示されず)で色変換処理を行ない、ブラック
(以下、BKと記す)、シアン(同、C)、マゼンタ
(同、M)、イエロー(同、Y)のカラー画像データを
得る。
【0013】これを、次に述べるカラープリンタ2によ
って、BK、C、M、Yのトナーを用いて顕像化し、こ
れらトナー像を重ね合わせて4色フルカラー画像を形成
する。
【0014】次にカラープリンタ2の概要を説明する。
書き込み光学ユニット8は、カラースキャナ1からのカ
ラー画像データを光信号に変換して原稿画像に対応した
光書き込みを行ない、ドラム状の感光体9上に静電潜像
を形成する。この潜像形成は、レーザ光源8ー1からの
レーザビームを駆動モータ8ー3により回転されるポリ
ゴンミラー8ー2を介して走査し、fθレンズ8ー4、
反射鏡8ー5によって感光体9に走査光を導くことによ
り形成される。
【0015】感光体9は、矢印の如く反時計方向に回転
するが、そのまわりには感光体クリーニングユニット
(クリーニング前除電器を含む)10、除電ランプ1
1、帯電器12、電位センサ13、BK現像器14、C
現像器15、M現像器16、Y現像器17、現像濃度パ
ターン検知器180、中間転写ベルト19などの電子写
真複写工程を実行するための機器が配置されている。
【0016】各現像器は、図2において、静電潜像を現
像するために現像剤を感光体9に対向させるよう回転す
る現像スリーブ(14ー1、15ー1、16ー1、17
ー1)と、現像剤を汲み上げ・攪拌するために回転する
現像パドル(14ー2、15ー2、16ー2、17ー
2)および現像剤のトナー濃度検知センサ(14ー3、
15ー3、16ー3、17ー3)などで構成されてい
る。
【0017】現像動作の順序(カラー画像形成順序)
を、BK、C、M、Yとした場合につき、説明する。但
し、画像形成順序はこれに限定されるものではない。
【0018】コピー動作が開始されると、カラースキャ
ナ1で所定のタイミングによりBK画像データの読み取
りがスタートし、この画像データに基づきレーザー光に
よる光書き込み・潜像形成が始まる(以下、BK画像デ
ータによる静電潜像をBK潜像と称す。C、M、Yにつ
いても同じ)。
【0019】このBK潜像の先端部からの現像が行なえ
るように、BK現像器14の現像位置に潜像先端部が到
達する前に現像スリーブ14ー1を回転開始させて剤の
穗立てを行ってBK潜像をBKトナーで現像する。そし
て以後、BK潜像領域の現像動作を続けるが、BK潜像
後端部がBK現像位置を通過した時点でBK現像スリー
ブ14ー1の穗切りを行い、現像不作動状態にする。こ
れは少なくとも、次のC画像データによるC潜像先端部
が到達する前に完了させる。
【0020】さて、感光体9に形成したBKトナー像
は、感光体と等速駆動されている中間転写ベルト19上
に転写される(以下、感光体から中間転写ベルトへのト
ナー像転写をベルト転写と称す)。こうして、中間転写
ベルト上の画像形成位置にBK画像が転写される。
【0021】ベルト転写は、感光体9と中間転写ベルト
19が接触状態において、転写バイアスローラ20に所
定のバイアス電圧を印加することで行う。なお、中間転
写ベルト19には、感光体9に順次形成されるBK、
C、M、Yのトナー像を同ー面に順次位置合せして4色
重ねのベルト転写画像を形成し、その後、転写紙に一括
転写を行う。この中間転写ベルトユニットの構成・動作
については後述する。
【0022】ところで、感光体9側ではBK画像転写工
程の次にC画像転写工程に進む。C画像転写工程に先立
ち、所定のタイミングによってカラースキャナー1によ
るC画像データ読み取りが始まり、その画像データによ
るレーザー光書き込みにより、C潜像が形成される。
【0023】C現像器15は、その現像位置に対して、
先のBK潜像後端部が通過した後で、かつ、C潜像の先
端が到達する前に現像スリーブ15ー1を回転開始して
剤の穂立てを行い、C潜像をCトナーで現像する。
【0024】以後、C潜像領域の現像を続けるが、潜像
後端部が通過した時点で、先のBK現像器の場合と同様
にC現像スリーブ15ー1上での剤の穂切りを行い現像
不作動状態にする。これもやはり次のM潜像先端部が到
達する前に完了させる。
【0025】なお、M、およびYの工程については、そ
れぞれの画像データ読み取り・潜像形成・現像の動作が
上述のBK・Cの工程と同様であるので説明は省略す
る。
【0026】次に、中間転写ベルトユニットについて説
明する。中間転写ベルト19は、駆動ローラ21、ベル
ト転写バイアスローラ20、および従動ローラ群に張架
されており、駆動ローラ21に連結された図示されない
ステッピングモータにより後述の如く駆動制御される。
【0027】ベルトクリーニングユニット22は、図2
に示すように、ブラシローラ22ー1、ゴムブレード2
2ー2、およびベルトからの接離機構22ー3などで構
成されており、1色目のBK画像をベルト転写した後
の、2、3、4色目をベルト転写している間は、接離機
構22ー3によってベルト面から離間させられるように
なっている。
【0028】紙転写ユニット23は、紙転写バイアスロ
ーラ23ー1、ローラークリーニングブレード23ー
2、およびベルトからの接離機構23ー3などで構成さ
れている。
【0029】紙転写バイアスローラ23ー1は、通常、
中間転写ベルト19面から離間しているが、中間転写ベ
ルト19面に形成された4色の重ね画像を転写紙に一括
転写する時に、タイミングをとって接離機構23ー3に
より押圧され、紙転写バイアスローラ23ー1によって
所定のバイアス電が印加されつつ、紙へのトナー像転写
が行われる。
【0030】なお、転写紙24は、図1に示すように、
給紙ローラ25、レジストローラ26によって、中間転
写ベルト面の4色重ね画像の先端部が紙転写位置に到達
するタイミングに合わせて給紙される。
【0031】さて、中間転写ベルト19の動き方は、1
色目のBKトナー像のベルト転写が後端部まで終了した
後の動作方式として次の3通りが考えられるが、これら
3通りの中の1方式か、またはコピーサイズに応じて
(コピー速度面などで)効率的な方式の組合わせによっ
て動作させる。
【0032】(1)ー定速往動方式 これは、第1番目の色のトナー像を転写された後におい
ても、一定速度により転写ベルトの移動を継続させる方
式であり、この方式の場合には、感光体9側で可視像処
理される次の色のトナー像の画像先端と中間転写ベルト
19上での画像先端とが合致するようにタイミングを設
定されて画像処理が行なわれる。そして、そのための行
程は次のとおりである。
【0033】.BKトナー像のベルト転写後も、その
ままー定速で往動を続ける。
【0034】.そして、ベルト19面上のBK画像先
端位置が、再び感光体9との接触部のベルト転写位置に
到達した時、感光体9側は次のCトナー像の先端部が丁
度その位置にくるように、タイミングをとって画像形成
されている。
【0035】その結果、C画像はBK画像に正確に位置
合せされて中間転写ベルト19上に重ねてベルト転写さ
れる。
【0036】.その後も同様動作によってM、Y画像
工程に進み、4色重ねのベルト転写画像を得る。
【0037】.4色目のYトナー像ベルト転写工程に
引き続きそのまま往動しながらベルト面上の4色重ねト
ナー像を、上記したように転写紙24にー括転写する。
【0038】(2)スキップ往動方式 これは、第1番目の色のトナー像を転写された後、感光
体から転写ベルトを離間させ、第1番目の色のトナー像
を転写する場合よりも高速で今までと同じ方向に移動さ
せ、所定量を移動した時点で、当初の移動速度に切り換
えて、再度、感光体に当接させる方式である。この方式
は、例えば、転写ベルトの長さに対して転写される画像
の長さが短い場合に実行され、感光体側での作像のため
のサイクルタイムが長くなるのを防止できるものであ
り、このための工程は次のとおりである。
【0039】.BKトナー像のベルト転写が終了した
ら、感光体9面から中間転写ベルト19を離間させ、そ
のままの往動方向に高速スキップさせて所定量を移動し
たら当初の往動速度に戻す。その後、再び感光体9に中
間転写ベルト19を接触させる。
【0040】.中間転写ベルト19面上のBK画像先
端位置が再びベルト転写位置に到達した時、感光体9側
は次のCトナー像の先端部が丁度その位置にくるように
タイミングをとって画像形成されている。その結果、C
画像はBK画像に正確に位置合わせされて重ねてベルト
転写される。
【0041】.その後も同様の動作によってM、Y画
像工程に進み4色重ねのベルト転写画像を得る。
【0042】.4色目のYトナー像ベルト転写工程に
引き続きそのままの往動速度で、ベルト19面上の4色
重ねトナー像を転写紙24に一括転写する。
【0043】(3)往復動(クイックリターン)方式 これは、第1番目の色のトナー像を転写された後、感光
体から転写ベルトを離間させ、今までよりも高速で逆方
向に転写ベルトを移動させて、前に転写されたトナー像
の位置を、感光体に担持されている次の色のトナー像の
位置に合致させた状態で待機し、再度、転写ベルトを感
光体に当接させて感光体と同方向に移動を開始するよう
にし、この動作を最終色のトナー像の転写まで継続させ
る方式である。
【0044】この方式は、転写ベルト上の画像位置を感
光体の画像位置に合わせる場合の制御に関していうと、
転写ベルトを順方向に移動させるのでなく、今まで進行
した移動量のみを逆行させるだけであるので転写ベルト
の移動量をそれほど確保しなくて済むことを考慮すれ
ば、制御が簡単になるものであり、このための工程は次
のとおりである。
【0045】.BKトナー像のベルト転写が終了した
ら、感光体9面から中間転写ベルト19を離間させ、そ
して往動を停止させると同時に逆方向に高速リターンさ
せる。リターンは、中間転写ベルト19面上のBK画像
先端位置がベルト転写相当位置を逆方向に通過し、さら
に予め設定された距離分を移動した後に停止させて待機
状態にする。
【0046】.次に感光体9側のCトナー像の先端部
がベルト転写位置より手前の所定位置に到達した時点
に、中間転写ベルト19を再び往動方向にスタートさせ
る。またベルト19を感光体9面に再び接触させる。こ
の場合も、C画像が中間転写ベルト19面上の所定の画
像形成位置でBK画像に正確に重なるような条件に制御
されてベルト転写される。
【0047】.その後も同様動作によってM、Y画像
工程に進み4色重ねのベルト転写画像を得る。
【0048】.4色目のYトナー像のベルト転写工程
に引き続き、リターンせずにそのままの速度で往動し
て、ベルト19面上の4色重ねトナー像を転写紙24に
一括転写する。
【0049】さて、中間転写ベルト面から4色重ねトナ
ー像を一括転写された転写紙24は、図1において、紙
搬送ユニット27で定着器28に搬送され、所定温度に
コントロールされた定着ローラ28ー1と加圧ローラー
28ー2とでトナー像を溶融定着してコピートレイ29
に搬出されフルカラーコピーが得られる。
【0050】なお、ベルト転写後の感光体9は、感光体
クリーニングユニット10(クリーニング前除電器10
ー1、ブラシローラ10ー2、ゴムブレード10ー3)
で表面をクリーニングされ、また、除電ランプ11で均
一に除電される。
【0051】さらに、転写紙24にトナー像を転写した
後の中間転写ベルト19は、クリーニングユニット22
を再び接離機構22ー3で押圧して表面をクリーニング
される。
【0052】また、リピートコピーの時は、カラースキ
ャナ1の動作および感光体9への画像形成は、1枚目の
Y(4色目)画像工程に引き続き所定のタイミングで2
枚目のBK(1色目)画像工程に進む。
【0053】さらに、中間転写ベルト19は、1枚目の
4色重ね画像を転写紙へ一括転写する工程に引き続き、
表面をクリーニングユニット22でクリーニングされた
領域に、2枚目のBKトナー像がベルト転写されるよう
にする。その後は、1枚目と同様動作になる。
【0054】なお、図1において、転写紙カセット3
0、31、32、33には、各種サイズの転写紙が収納
されており、操作パネル(図示なし)で指定されたサイ
ズ紙の収納カセットからタイミングを採ってレジストロ
ーラ26の方向に向けて給紙、搬送される。なお、符号
34はOHP用紙や厚紙などの手差し給紙トレイを示し
ている。
【0055】以上までは4色フルカラーを得るコピーモ
ードの説明であったが、3色コピーモード、2色コピー
モードの場合は指定された色と回数の分について上記同
様の動作を行うことになる。
【0056】また、単色コピーモードの場合は、所定枚
数が終了するまでの間、その色の現像器のみを現像作動
(剤穂立て)状態にするとともに、中間転写ベルト19
は、感光体9面に接触したまま往動方向にー定速駆動
し、さらにベルトクリーナー22も中間転写ベルト19
に接触したままの状態でコピー動作を行う。
【0057】次に、本発明に係る中間転写ベルトの制御
であって、クイックリターン方式を採用した場合につい
て、図4を参照しつつ説明する。中間転写ベルト19を
回転駆動するステッピングモータの駆動は、感光体9上
のトナー像を当該中間転写ベルト19上の所定の画像形
成位置に位置合わせする位置合わせ制御以外は、全て、
ハーフステップ駆動で行うものとする。ここで、1ステ
ップ=0.36°である。
【0058】図5(1)に示すように、中間転写ベルト
19上には、マークM1、マークM2の2つのマークが
間隔Lをおいて設けられている。また、図1、図2に示
すように、これらマークの通過領域に対向して、転写ベ
ルトマークセンサ18が不動部材に固定して設けられて
いる。
【0059】画像形成に際してはプリントスタートスイ
ッチをオンにする。これにより、感光体9、中間転写ベ
ルト19が回転を開始する。転写ベルトマークセンサ1
8がマークM1を検知すると、図3に示す中間転写ベル
ト駆動制御板40は中間転写ベルト19の回動を停止さ
せるよう、ステッピングモータを制御し、停止させる。
【0060】一方、この停止の前、或は、後の適宜の時
点で、図3に示すシステム制御板41は画像処理ユニッ
ト42を介してレーザー駆動制御板43に書き込み開始
信号を出力する。そして、レーザー光源8−1は書き込
みを開始する。
【0061】システム制御板41は、マークM1の検知
信号を基準として、感光体9が一定距離移動した時点
で、図4に示すように、転写基準信号Tsを中間転写ベ
ルト駆動制御板40に出力する。その後、システム制御
板41は、一定間隔で転写基準信号Tsを出力する(図
4参照)。
【0062】中間転写ベルト駆動制御板40は、転写基
準信号Tsを受けると、中間転写ベルト19の駆動源た
るステッピングモータを起動させて、立上り制御をする
とともに、ステッピングモータに出力するパルス数のカ
ウントを開始する。
【0063】転写ベルトマークセンサ18がマークM2
を検知すると、システム制御板41は、カウントストッ
プ信号を中間転写ベルト駆動制御板40に出力する。こ
のときのパルスカウント数を、Paとする。1パルス=
ステッピングモータの1ステップであるので、転写基準
信号Tsの出力時からマークM2検知までの間にステッ
ピングモータが駆動されるステップ数をSaとすると、
Pa=Saとなる。図4において、このステップ数Sa
の駆動時間を符号(Sa)で示す。図5(2)に示すよ
うに、転写基準信号Ts出力時において、転写ベルトマ
ークセンサ18とマークM2との間はPaパルス分の距
離がある。
【0064】マークM2の検知後も、中間転写ベルト1
9はフォワード側への移動を続け、BK像のベルト転写
に必要なS1ステップの移動量分、つまり、図4に符号
(S1)で示す時間分、ステッピングモータは回転す
る。ステップ数S1はマークM2の検出信号発生時から
BK像のベルト転写工程完了までのステップ数で、予め
定められている。
【0065】こうして、ステップ数S1の駆動が行われ
た後、中間転写ベルト19はフォワード側とは反対のリ
ターン側に向けて高速に回動する。このリターン側への
中間転写ベルト19の移動量はステップ数でS2であ
り、このステップ数を消化する時間は図4に符号(S
2)で示すように、高速リターンのため、フォワード側
への移動時に比べ、短時間になっている。
【0066】このリターン側の中間転写ベルト19の移
動量(ステップ数S2相当)は、フォワード側移動量
(ステップ数S1相当)にベルトがスリップしても許さ
れる最大量(ステップ数Smax)と中間転写ベルト駆
動連結系の遊び量(ステップ数Sf)を加えた分であ
る。
【0067】これを、式で表せば、 S2=S1+Smax+Sf となり、これら、ステップ数S2,Smax,Sfは全
て、予め、決めらている値である。図4において、BK
画像以下の、C、M、Yの各画像のベルト転写について
も、前記したBK画像の転写の手順に準じて行われる。
【0068】感光体上の順次形成されるBK,C,M,
Yの各画像を中間転写ベルトに、BK,C,M,Yの画
像形成順に順次、各画像の先端位置を合わせて重ね転写
するやり方について図5(1)〜図5(5)に示す順に
従い説明する。
【0069】図5(1)は、転写ベルトマークセンサ1
8が、マークM1を検出した時点での、マーク1M1と
マークM2の位置関係を模視的に示したものである。同
図おいて、マークM1は転写ベルトマークセンサ18の
位置にあり、マークM2はマークM1よりも間隔Lだけ
遅れた位置にある。
【0070】図5(2)は、マークM1の検知後、感光
体9が一定の距離移動した後、中間転写ベルト駆動制御
板40が、転写基準信号Tsを受けたときのマークM2
と転写ベルトマークセンサ18との位置関係を示してい
る。
【0071】この状態では、転写ベルトマークセンサ1
8よりもフォワード側について、BK像の転写工程に必
要な移動量に相当するS1ステップ分の移動がなされて
おり、更に、転写ベルトマークセンサ18とマークM2
との間隔はPaステップ分の送りによりマークM2が転
写ベルトマークセンサ18により検知されることを示し
ている。この時点より、(Pa+S1)ステップ数に相
当する送り実行されると、中間転写ベルト19は、逆転
しリターン方向に回動する。このリターン完了時の状態
を図5(3)に示す。このリターンの量は、ステップ数
S1に、ベルトがスリップしても許される最大量(ステ
ップ数Smax)と中間転写ベルト駆動連結系の遊び量
(ステップ数Sf)を加えた分に相当するSbステップ
に相当する移動量である。
【0072】従って、このSbステップに相当する移動
量分、中間転写ベルト19をフォワード方向に移動させ
ると、マークM2が検知され位置合わせがなされる。こ
のSbステップの駆動に要する時間は補正時間であり、
図4に符号Txで示す。
【0073】この位置合わせ動作に入る前に、中間転写
ベルト駆動制御板41はステッピングモータのステップ
制御をハーフステップ駆動からハーフステップの1/5
ステップ駆動(以下、マイクロステップ駆動を称す
る。)に切り換える。このマイクロステップヘの切り換
え制御の手法については、説明するまでもなく、所謂当
業者において、容易に実施できる内容であるので説明は
省略する。
【0074】例えば、ハーフステップ駆動の1パルスで
ステッピングモータは0.36°駆動され、中間転写ベ
ルト19は0.1mm移動するとする。これをマイクロ
ステップ駆動にすると、ステッピングモータは1ステッ
プで0.36/5=0.072°、中間転写ベルト19
は0.1mm/5=0.02mmの移動となる。
【0075】中間転写ベルト駆動制御板40は、中間転
写ベルト19を先にBK画像形成のためにフォワード方
向に送った分より大きいS2ステップ分、リターンさせ
た後、ステッピングモータを一旦、停止する(図5
(3)参照)。
【0076】然る後、位置合わせ制御のために、マイク
ロステップ駆動で、フォワード側にステッピングモータ
の駆動を開始する。中間転写ベルトマークセンサ18に
よりマークM2が検知されると、中間転写ベルト駆動制
御板40は、直ちに、ステッピングモータを停止する。
これにより、位置合わせ制御は完了する(図5(4)参
照)。そして、次の転写基準信号Tsを受けるまで待機
する。
【0077】次に、中間転写ベルトにスリップが発生し
ない場合について考えてみる。スリップがない場合に
は、リターン後に停止位置から転写ベルトマークセンサ
18がマークM2を検知するまでの、ステッピングモー
タの駆動ステップは、マイクロステップ駆動であるか
ら、(Sb×5)ステップの駆動となる。S2=S1+
Sbで、S1ステップ分は、リターン開始からマークM
2が中間転写ベルトマークセンサー18を切るまでの移
動パルスとなる。ここで、Sbステップ分は、リターン
時にマークM2が中間転写ベルトマークセンサ18を切
って停止し、この停止位置での、マークM2と中間転写
ベルトマークセンサ18との間のステップ数である。
【0078】また、中間転写ベルトにスリップが発生し
た場合は、Sbも当然少なくなる。よって、 Sb−(中間転写ベルトのスリップ量)=Sc ステッピングモータの駆動ステップ数は、(Sc×5)
ステップとなる(図5(5)参照)。
【0079】前記の位置合わせ制御を、従来技術による
ハーフステップ駆動で行うと、ステッピングモータの1
ステップ駆動の移動量が、0.36°と大きいため、中
間転写ベルト19の移動量も1ステップ当たりで、0.
1mmと大きい。
【0080】例えば、中間転写ベルトのスリップで、
0.12mmの位置ずれがあったとすると、ステッピン
グモータの1ステップ駆動で中間転写ベルトは0.1m
m移動するので、位置ずれ0.12mmの位置から1ス
テップ駆動で0.12−0.1=0.02で、0.02
mmの補正が残る。つまり、1ステップの補正量では、
マークM2が転写ベルトマークセンサ18まで届かない
ため、中間転写ベルトマークセンサ18は検知信号を出
力しない。
【0081】一方、中間転写ベルト駆動制御板40は、
転写ベルトマークセンサ18がマークM2を検知するま
でステッピングモータを駆動するため、さらに、つづい
て1ステップ駆動する。これにより、中間転写ベルト1
9は合計で0.2mm駆動されることになり、0.2−
0.12=0.08で、0.08mmの位置ずれが残っ
ていることになる。結局、当初0.12mmの位置ずれ
に対して0.04mmしか補正できていないことにな
る。
【0082】この点、本例では、ステッッピングモータ
駆動の移動量を、ハーフステップ時の1/5のマイクロ
ステップにしているので、1/5の移動量となり、0.
1/5=0.02で、1ステップ当たり0.02mmの
移動量となる。
【0083】このため、前記と同じ0.12mmの位置
ずれが発生したとすると、ステッピングモータを6ステ
ップ駆動したときに、マークM2は中間転写ベルトマー
クセンサ18で検知されることとなり、位置ずれなくス
テッピングモータを停止させることができる。
【0084】その後、中間転写ベルト駆動制御板40は
ステッピングモータの駆動を元のハーフステップ駆動に
切り換えた後、待機する。この場合、ハーフステップ駆
動の分解能を上げると、更に、位置合わせ精度が上が
る。
【0085】システム制御板41からの転写基準信号T
sを中間転写ベルト駆動制御板40が受け、前記カウン
トしたパルス数(Pa)と同じパルス数、カウントする
と、次のC画像を中間転写ベルト19に転写するため
に、該中間転写ベルト19をフォワード側に立上り制御
を開始し、C画像の転写、リターンの各工程を実行す
る。 M画像、Y画像についても、その転写工程前に前
記同様の位置合わせ制御を行った後、転写基準信号Ts
を受けるまで待機する。
【0086】図4に示した補正時間TXが大きくなる
と、一定間隔で発せられる転写基準信号Tsの間隔内で
処理しきれず、正常な制御ができなくなる。その場合に
は、警告を表示するなど異常事態に対する対処が必要と
なる。
【0087】この対処のシステムについて説明する。既
に述べた中間転写ベルト19のスリップが許容される最
大量をSmaxとする。通常、中間転写ベルト19はス
リップしないので、位置合わせ制御(ハーフステップ駆
動)のステップ数は、Sb=Scとなり、(Sc×5)
ステップで中間転写ベルトマークセンサ18がマークM
2を検知する。
【0088】これが、経時変化、汚れなどにより、駆動
ローラ21と中間転写ベルト19間の摩擦係数が落ちて
スリップを開始するとScの値は少なくなる。そこで、
スリップが許容される値を越えたら、中間転写ベルト駆
動制御板40よりシステム制御板41に信号を出力する
ようにする。システム制御板41は、この信号を受け取
ると、表示部に警告を表示する。あるいは、機械動作を
停止させる。
【0089】以上、説明したように、中間転写ベルトの
位置合わせを、ステッピングモータのマイクロステップ
駆動行うことにより、カラートナー像の重ね転写におい
て、各色が中間転写ベルトに転写される位置を殆ど誤差
なく、位置決めすることができる。また、非常に小さな
ステップで位置合わせするため、出力画像は殆ど位置ず
れがない。かかる位置決めに際しても、エンコーダなど
の高価な部材を使用しないため、コストを大幅に上昇す
ることがない。
【0090】
【発明の効果】本発明によれば、低コストで、確実に担
持体の位置を所定の画像形成位置に位置合わせすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る複写機の構成を説明した図であ
る。
【図2】本発明に係る複写機の画像形成プロセス部を説
明した図である。
【図3】本発明を実施するための制御系のブロック図で
ある。
【図4】本発明を実施する際の各部の動作タイミングを
説明したタイミングチャートである。
【図5】転写ベルトマークセンサとマークとの関係を説
明した図である。
【符号の説明】
19 中間転写ベルト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被担持物を担持して回転されることにより
    前記被担持物を画像形成位置まで搬送する担持体と、こ
    の担持体を回転駆動する駆動源としてのモータと、前記
    担持体の位置を検出する担持体位置検出装置を有し、前
    記担持体位置検知装置の信号をもとに前記モータを駆動
    して前記担持体の位置を所定の画像形成位置に合わせる
    画像形成装置において、 前記モータとしてステッピングモータを使用し、前記位
    置合わせに際しての前記ステッピングモータの駆動ステ
    ップをハーフステップよりも細かなステップとしたこと
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像形成装置において、被
    担持物は、トナー像または転写紙またはトナー像および
    転写紙であることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の画像形成装置において、担
    持体は感光体に一部を当接して回転する中間転写ベルト
    であり、画像形成位置は前記感光体上のトナー画像が転
    写されるべき位置であり、この位置に前記感光体上の異
    なる色のトナー画像を重ね転写してフルカラー画像を形
    成するものであることを特徴とする画像形成位置。
JP6276337A 1994-11-10 1994-11-10 画像形成装置 Pending JPH08137362A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7330009B2 (en) 2003-07-18 2008-02-12 Ricoh Co., Ltd. Method, apparatus, and program for driving a motor in a feedback control system, capable of suppressing motor oscillation
JP2008516307A (ja) * 2004-10-05 2008-05-15 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション ディスク・データ・ストレージ・システムについての保守料金を決定するためのオン・デマンドかつ非容量ベースの処理、装置、およびコンピュータ・プログラム
US7526240B2 (en) 2001-12-07 2009-04-28 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus including a plurality of photoconductive elements developing devices and mirrors

Cited By (4)

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