JPH0777880A - カラー画像形成方法 - Google Patents

カラー画像形成方法

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JPH0777880A
JPH0777880A JP30526193A JP30526193A JPH0777880A JP H0777880 A JPH0777880 A JP H0777880A JP 30526193 A JP30526193 A JP 30526193A JP 30526193 A JP30526193 A JP 30526193A JP H0777880 A JPH0777880 A JP H0777880A
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Takashi Shintani
剛史 新谷
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】感光体上のトナー像を、第1の転写手段で中間
転写体上に順次転写し、このトナー像を一括して第2の
転写手段により記録紙上に転写する第2の転写手段と、
前記中間転写体上に残留したトナーを除去するクリーニ
ングブレードと、ユニット外部へのトナーの飛散を防止
する入口シールと、これらブレード及びシールを中間転
写体に対して接離する接離手段を用いるカラー画像形成
方法において、前記接離動作による転写時の画像ブレを
回避すると共に、装置の作業時間を短縮すること。 【構成】第1の転写手段(転写バイアスローラ20)に
よる転写終了時から第2の転写手段(紙転写バイアスロ
ーラ23−1)による転写開始の間に当接動作を終了
し、第2の転写工程中は当接状態を維持し、第2の転写
手段による転写終了時から次の第1の転写手段による転
写開始時までの間に離間動作を終了させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー画像形成方法に
関し、複写機、プリンター、ファクシミリ等の電子写真
方式を用いたカラー画像形成装置による画像形成に適用
できる。
【0002】
【従来の技術】感光体上に順次顕像化した複数色のトナ
ー像を、中間転写体上に順次転写させる第1の転写手段
と、前記中間転写体上に重ねられたトナー像を一括して
記録紙上に転写する第2の転写手段と、前記中間転写体
上に残留したトナーを除去するクリーニングブレード
と、ユニット外部へのトナーの飛散を防止する入口シー
ルと、前記クリーニングブレード及び前記入口シールを
前記中間転写体に対して接離する接離手段を有するカラ
ー画像形成方法が知られている。
【0003】かかるカラー画像形成方法において、中間
転写体上にクリーニングブレード及び入口シールが当接
するタイミングとしては、感光体から中間転写体への転
写中、或は、中間転写体から記録紙への転写中及び転写
終了時であった。
【0004】すなわち、クリーニングブレードの第2転
写手段に対する当接のタイミングについては次の方法が
ある。
【0005】第2転写手段による記録紙への転写開始
と同時にクリーニングブレード等を中間転写体に当接さ
せるか、或は、この転写中に当接させる。
【0006】紙転写終了後に当接させる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記の技術におい
て、クリーニングブレードが中間転写体としてのベルト
に当接した際のベルトへの影響について説明する。
【0008】図5において、符号FBは中間転写ベルト
が矢印で示す向きに回転するときに発生する力を示す。
ここで、クリーニングブレード22−2が中間転写ベル
ト19に当接したときに、ブレード加圧力Fに対し、垂
直抗力Nが中間転写ベルト上から発生する。
【0009】ここで、中間転写ベルトとクリーニングブ
レードとの摩擦係数をμとすると、力FBとは反対の向
きにFC=μNなる力が発生し、中間転写ベルトの駆動
部に負荷がかかる。
【0010】この際、これらの力よりも駆動部の力が強
いことが前提となるが、クリーニングブレードが中間転
写ベルトに当接した瞬間、或は離間した瞬間は、力FC
により、必ず、図6(a),(b)に示す如き、中間転
写ベルトの速度変動がおきてしまう。このことは、入口
シールの接離に関しても同様である。
【0011】従って、の技術では、中間転写体に対す
る負荷変動が生じ、この負荷変動による速度変動に伴
い、画像ブレを生ずるとの問題がある。
【0012】前記の技術では、紙転写終了後に転写す
るのであり、クリーニングだけのために中間転写ベルト
をさらに1回転させるのであり、画像ブレはないが、画
像形成時間、所謂コピー時間がかかるとの問題がある。
【0013】従って、本発明の目的は、クリーニングブ
レード及び入口シールの接離動作による転写時の画像振
れを回避すると共に、装置の作業時間を短縮することの
できるカラー画像形成方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、第1の転写手段による第1の転写工程終了
時から第2の転写手段による第2の転写工程開始の間に
クリーニングブレード及び入口シールの中間転写体に対
する当接動作を終了し、第2の転写工程中はクリーニン
グブレード及び入口シールの中間転写体に対する当接状
態を維持し、第2の転写工程終了時から次の第1の転写
工程開始時までの間にクリーニングブレード及び入口シ
ールの中間転写体に対する離間動作を終了させるよう
に、接離手段の動作タイミングを制御することとした
(請求項1)。
【0015】
【作用】クリーニングブレード及び入口シールは、転写
中に接離動作を行わない。
【0016】
【実施例】
1.カラー画像形成装置の概要 図4において、カラー複写機は、後述するカラー画像読
み取り装置1とプリンタ部をなすカラープリンタ2とで
構成されており、このうち、カラー画像読み取り装置
(以下、カラースキャナーという)1は、原稿3の画像
を照明ランプ4、ミラー5ー1、5ー2、5ー3および
レンズ6を介してカラーセンサー7に結像させるように
なっており、原稿のカラー画像情報を、例えば、ブルー
(Blue)、グリーン(Green)、レッド(Re
d)の色分解光毎に読み取り、電気的な画像信号に変換
する。なお、これら分解光は、以下の説明において便宜
上、B、G、Rと表現する。
【0017】そして、このカラースキャナー1で得た
B、G、Rの色分解画像信号強度レベルを基にして、画
像処理部(図示されず)で色変換処理を行ない、ブラッ
ク(以下、BKと記す)、シアン(同、C)、マゼンタ
(同、M)、イエロー(同、Y)のカラー画像データを
得る。
【0018】これを、次に述べるカラー画像記録装置
(以下、カラープリンターと称す)2によって、BK、
C、M、Yのトナーを用いて顕像化し、これらトナー像
を重ね合わして4色フルカラー画像を形成する。
【0019】次にカラープリンター2の概要を説明す
る。
【0020】図4において、書き込み光学ユニット8
は、カラースキャナー1からのカラー画像データを光信
号に変換して原稿画像に対応した光書き込みを行なうユ
ニットであり、レーザ光源8ー1からのレーザビームを
駆動モータ8ー3により回転されるポリゴンミラー8ー
2を介して走査し、fθレンズ8ー4、反射鏡8ー5を
によってドラム状の感光体9に走査光を導き、静電潜像
を形成するようになっている。
【0021】感光体9は、矢印の如く反時計方向に回転
するが、その回りには感光体クリーニングユニット(ク
リーニング前除電器を含む)10、除電ランプ11、帯
電器12、電位センサー13、BK現像器14、C現像
器15、M現像器16、Y現像器17、現像濃度パター
ン検知器18、中間転写ベルト19などの電子写真複写
行程を実行するための機器が配置されている。
【0022】各現像器は、静電潜像を現像するために現
像剤を感光体9に対向させるよう回転する現像スリーブ
SLと、現像剤を汲み上げ・攪拌するために回転する現
像パドルPDおよび現像剤のトナー濃度検知センサーS
Nなどで構成されている。
【0023】そして、現像動作の順序(カラー画像形成
順序)を、BK、C、M、Yとした場合につき、以下に
説明する。但し、画像形成順序はこれに限定されるもの
ではない。
【0024】コピー動作が開始されると、カラースキャ
ナ1で所定のタイミングによりBK画像データの読み取
りがスタートし、この画像データに基づきレーザー光に
よる光書き込み・潜像形成が始まる(以下、BK画像デ
ータによる静電潜像をBK潜像と称す。C、M、Yにつ
いても同じ)。
【0025】このBK潜像の先端部からの現像が行なえ
るように、BK現像器14の現像位置に潜像先端部が到
達する前に現像スリーブSLを回転開始させて剤の穗立
てを行ってBK潜像をBKトナーで現像する。そして以
後、BK潜像領域の現像動作を続けるが、BK潜像後端
部がBK現像位置を通過した時点でBK現像スリーブS
Lの穗切りを行い、現像不作動状態にする。
【0026】これは少なくとも、次のC画像データによ
るC潜像先端部が到達する前に完了させる。
【0027】さて、感光体9に形成したBKトナー像
は、感光体と等速駆動されている中間転写ベルト19の
表面に転写される(以下、感光体から中間転写ベルトへ
のトナー像転写をベルト転写と称す)。
【0028】ベルト転写は、感光体9と中間転写ベルト
19が接触状態において、第1の転写手段たる転写バイ
アスローラ20に所定のバイアス電圧を印加することで
行う。なお、中間転写ベルト19には、感光体9に順次
形成されるBK、C、M、Yのトナー像を同ー面に順次
位置合せして4色重ねのベルト転写画像を形成し、その
後、転写紙に一括転写を行う。この中間転写ベルトユニ
ットの構成・動作については後述する。
【0029】ところで、感光体9側ではBK工程の次に
C工程に進むが、所定のタイミングによってカラースキ
ャナー1によるC画像データ読み取りが始まり、その画
像データによるレーザー光書き込みにより、C潜像を形
成する。
【0030】C現像器15は、その現像位置に対して、
先のBK潜像後端部が通過した後で、かつ、C潜像の先
端が到達する前に現像スリーブSLを回転開始して剤の
穂立てを行い、C潜像をCトナーで現像する。
【0031】以後、C潜像領域の現像を続けるが、潜像
後端部が通過した時点で、先のBK現像器の場合と同様
にC現像スリーブSL上での剤の穂切りを行う。これも
やはり次のM潜像先端部が到達する前に完了させる。
【0032】なお、M、およびYの工程については、そ
れぞれの画像データ読み取り・潜像形成・現像の動作が
上述のBK・Cの工程と同様であるので説明は省略す
る。
【0033】次に、中間転写ベルトユニットについて説
明する。中間転写ベルト19は、駆動ローラ21、転写
バイアスローラ20および従動ローラ群に張架されてお
り、図示されない駆動モータにより後述の如く駆動制御
される。
【0034】ベルトクリーニングユニット22は、図1
ないし図3に示すように、クリーニングブレード22ー
2、入口シール22−4およびこれらブレード等のベル
トからの接離手段22−3で構成されており、所定の動
作タイミングに従い、接離手段22ー3によってベルト
面から離間させられるようになっている。
【0035】紙転写ユニット23は、紙転写バイアスロ
ーラー23ー1、およびベルトからの接離手段23−3
などで構成されている。
【0036】紙転写バイアスローラー23ー1は、通
常、ベルト19面から離間しているが、中間転写ベルト
19面に形成された4色の重ね画像を転写紙に一括転写
する時には、タイミングを設定されて接離機構23ー3
により押圧され、ローラー23ー1によって所定のバイ
アス電圧を印加しながら紙へトナー像の転写を行う。
【0037】なお、転写紙24は、給紙ローラー25、
レジストロラー26によって、中間転写ベルト面の4色
重ね画像の先端部が紙転写位置に到達するタイミングに
合わせて給紙される。
【0038】さて、中間転写ベルト19の動き方は、1
色目のBKトナー像のベルト転写が後端部まで終了した
後の動作方式として次の3通りが考えられるが、このな
かの1方式かまたはコピーサイズに応じて(コピー速度
面などで)効率的な方式の組合わせによって動作させ
る。
【0039】(1)ー定速往動方式 これは、第1番目の色のトナー像を転写された後におい
ても、一定速度により転写ベルトの移動を継続させる方
式であり、この方式の場合には、感光体9側で可視像処
理される次の色のトナー像の画像先端と中間転写ベルト
19上での画像先端とが合致するようにタイミングを設
定されて画像処理が行なわれる。そして、そのための行
程は次のとおりである。
【0040】.BKトナー像のベルト転写後も、その
ままー定速で往動を続ける。
【0041】.そして、ベルト19面上のBK画像先
端位置が、再び感光体9との接触部のベルト転写位置に
到達した時、感光体9側は次のCトナー像の先端部が丁
度その位置にくるように、タイミングを採って画像形成
されている。
【0042】その結果、C画像はBK画像に正確に位置
合せして中間転写ベルト19上に重ねてベルト転写され
る。
【0043】.その後も同様動作によってM、Y画像
工程に進み、4色重ねのベルト転写画像を得る。
【0044】.4色目のYトナー像ベルト転写工程に
引き続きそのまま往動しながらベルト面上の4色重ねト
ナー像を、上記したように転写紙24にー括転写する。
【0045】(2)スキップ往動方式 これは、第1番目の色のトナー像を転写された後、感光
体から転写ベルトを離間させ、第1番目の色のトナー像
を転写する場合よりも高速で今までと同じ方向に移動さ
せ、所定量を移動した時点で、当初の移動速度に切り換
えて、再度、感光体に当接させる方式である。
【0046】この方式は、例えば、転写ベルトの長さに
対して転写される画像の長さが短い場合に実行され、感
光体側での作像のためのサイクルタイムが長くなるのを
防止できるものであり、このための行程は次のとおりで
ある。
【0047】.BKトナー像のベルト転写が終了した
ら、感光体9面からベルト19を離間させ、そのままの
往動方向に高速スキップさせて所定量を移動したら当初
の往動速度に戻す。また、その後再び感光体9にベルト
19を接触させる。
【0048】.そして、ベルト19面上のBK画像先
端位置が再びベルト転写位置に到達した時、感光体9側
は次のCトナー像の先端部が丁度その位置にくるように
タイミングを取って画像形成されている。
【0049】その結果、C画像はBK画像に正確に位置
合わせして重ねてベルト転写される。
【0050】.その後も同様動作によってM、Y画像
工程に進み4色重ねのベルト転写画像を得る。
【0051】.4色目のYトナー像ベルト転写工程に
引き続きそのままの往動速度で、ベルト19面上の4色
重ねトナー像を転写紙24に一括転写する。
【0052】(3)往復動(クイックリターン)方式 これは、第1番目の色のトナー像を転写された後、感光
体から転写ベルトを離間させ、今までよりも高速で逆方
向に転写ベルトを移動させて、前に転写されたトナー像
の位置を、感光体に担持されている次の色のトナー像の
位置に合致させた状態で待機し、再度、転写ベルトを感
光体に当接させて感光体と同方向に移動を開始するよう
にし、この動作を最終色のトナー像の転写まで継続させ
る方式である。
【0053】この方式は、転写ベルト上の画像位置を感
光体の画像位置に合わせる場合の制御に関していうと、
転写ベルトを順方向に移動させるのでなく、今まで進行
した移動量のみを逆行させるだけであるので転写ベルト
の移動量をそれほど確保しなくて済むことを考慮すれ
ば、制御が簡単になるものであり、このための行程は次
のとおりである。
【0054】.BKトナー像のベルト転写が終了した
ら、図4に示す転写バイアスローラ20を移動させて感
光体9面からベルト19を離間させ、そして往動を停止
させると同時に逆方向に高速リターンさせる。
【0055】リターンは、ベルト19面上のBK画像先
端位置がベルト転写相当位置を逆方向に通過し、さらに
予め設定された距離分を移動した後に停止させて待機状
態にする。
【0056】.次に感光体9側のCトナー像の先端部
がベルト転写位置より手前の所定位置に到達した時点
に、中間転写ベルト19を再び往動方向にスタートさせ
る。また、図4に示す転写バイアスローラ20を移動さ
せてベルト19を感光体9面に再び接触させる。
【0057】この場合も、C画像がベルト19面上でB
K画像に正確に重なるような条件に制御されてベルト転
写される。
【0058】.その後も同様動作によってM、Y画像
工程に進み4色重ねのベルト転写画像を得る。
【0059】.4色目のYトナー像のベルト転写工程
に引き続き、リターンせずにそのままの速度で往動し
て、ベルト19面上の4色重ねトナー像を転写紙24に
一括転写する。
【0060】さて、中間転写ベルト面から4色重ねトナ
ー像を一括転写された転写紙24は、紙搬送ユニット2
7で定着器28に搬送され、所定温度にコントロールさ
れた定着ローラ28ー1と加圧ローラー28ー2とでト
ナー像を溶融定着してコピートレイ29に搬出されフル
カラーコピーを得る。
【0061】なお、ベルト転写後の感光体9は、感光体
クリーニングユニット10で表面をクリーニングされ、
また、除電ランプ11で均一に除電される。
【0062】リピートコピーの時は、カラースキャナ1
の動作および感光体9への画像形成は、1枚目のY(4
色目)画像工程に引き続き所定のタイミングで2枚目の
BK(1色目)画像工程に進む。
【0063】さらに、中間転写ベルト19は、1枚目の
4色重ね画像を転写紙へ一括転写する工程に引き続き、
表面をクリーニングユニット22でクリーニングされた
領域に、2枚目のBKトナー像がベルト転写されるよう
にする。その後は、1枚目と同様動作になる。
【0064】なお、転写紙カセット30、31、32、
33には、各種サイズの転写紙が収納されており、操作
パネル(図示なし)で指定されたサイズ紙の収納カセッ
トからタイミングを採ってレジストローラ26の方向に
向けて給紙、搬送される。なお、符号34はOHP用紙
や厚紙などの手差し給紙トレイを示している。
【0065】以上までは4色フルカラーを得るコピーモ
ードの説明であったが、3色コピーモード、2色コピー
モードの場合は指定された色と回数の分について上記同
様の動作を行うことになる。
【0066】また、単色コピーモードの場合は、所定枚
数が終了するまでの間、その色の現像器のみを現像作動
(剤穂立て)状態にするとともに、中間転写ベルト19
は、感光体9面に接触したまま往動方向に一定速駆動
し、さらにベルトクリーナー22もベルト19に接触し
たままの状態でコピー動作を行う。
【0067】 2.接離手段の構成(図1ないし図3参照) 接離手段22−3は、クリーニングベルトユニット22
の一部として構成されている。クリーニングベルトユニ
ットは箱状のフレーム内に構成されている。このフレー
ムおよび該フレーム内部に形成されたリブ状の部分を、
構造体と称し、符号35で示す。この構造体35は不動
部材である。
【0068】構造体35には、ソレノイド36が固定さ
れている。このソレノイド36のプランジャ36Pに
は、図3に示すようにレバー37の一端側が枢着されて
いる。レバー37の他端側は、L字状のレバー38の折
曲部分と重ねられ、枢着されている。
【0069】このレバー38の一端側は、軸39に枢着
されている。軸39は構造体35に植設されている。こ
のレバー38の他端側には、コロ40が枢着されてい
る。
【0070】従って、ソレノイド36をオンにすれば、
プランジャ36Pが吸引されてレバー38が揺動し、コ
ロ40は図3において矢印Aの向きに移動する。ソレノ
イドをオフにすれば、コロ40は矢印Bの向きに揺動す
る。
【0071】かかるソレノイド36のオン、オフに伴う
コロ40の揺動範囲内には、折曲片状の被押動部41が
位置している。この被押動部41は、駆動ローラ21の
軸方向に長さを有し、両端部がコの字状に折曲されたブ
レードブラケット42の一部として構成されている。こ
のブレードブラケットの両端折曲部は、軸43に枢着さ
れている。軸43は構造体35に植設されている。
【0072】図1に示すように、ブレードブラケット4
2の傾斜面には、L字状の板部材44、45が取り付け
られている。さらに、これら板部材44、45の重ね合
わせ部の先端部には、クリーニングブレード22−2が
取り付けられている。
【0073】ブレードブラケット42の揺動にともな
い、クリーニングブレード22−2は中間転写ベルト1
9に対して接離動作を行う。なお、クリーニングブレー
ドが当接する部位に相当する中間転写ベルト19の裏側
には、受けローラ46が設けられている。
【0074】被押動部41の先端部であって、コロ40
との当接部以外の部位には、緊縮性のばね47の一端が
掛けられている。このばねの他端側は、構造体35に掛
けられている。よって、ブレードブラケット42は、軸
43を中心に反時計回りの向きに付勢されていることに
なる。
【0075】従って、ソレノイド36がオンのときは、
図3で矢印で示すようにプランジャが吸引されて、ばね
47の弾性に抗してコロ40が被押動部41を押し動か
すため、クリーニングブレード22−2は中間転写体1
9より離間した状態になる(図2参照)。
【0076】又、ソレノイド36をオフにすれば、図3
で矢印で示すようにプランジャは開放されるため、コロ
40は矢印Bの向きに移動する。つまり、ばね47によ
る被押動部41の移動を妨げていたコロ40が逃げるの
で、クリーニングブレード22−2は、図1に示すよう
に、ばね47の弾性により中間転写ベルト19に当接し
た状態になる。
【0077】以上が、クリーニングブレードの接離機構
であるが、本例では、このクリーニングブレードの接離
動作に連動して、入口シール22−4についても中間転
写ベルト19に接離するようにしている。
【0078】この入口シール22−4は、クリーニング
ブレード22−2により掻き取られたトナーが当該クリ
ーニングベルトユニット22の外部に飛散しないように
塞ぐためのものである。
【0079】よって、クリーニングブレードが中間転写
ベルトに当接したときには入口シールも中間転写ベルト
に当接し、離間したときには離間する。
【0080】かかる動作をさせるため、入口シール22
−4は、構造体35に植設された軸48に枢着された入
口シールブラケット49に取り付けられている。
【0081】この入口シールブラケット49には又、段
付きの入口シールピン50が植設されている。この入口
シールピン50と、構造体35との間には、ねじりコイ
ルばね51が、入口シールピン50に巻かれた状態で設
けられている。
【0082】このねじりコイルばね51の弾性により入
口シールブラケット49は時計回りの向きに付勢されて
いる。このばねの付勢力による入口シールブラケットの
回動は、図1に示すようにクリーニングブレード22−
2が中間転写ベルトに当接するときには入口シール22
−4が中間転写ベルトに当接することにより阻止され
る。
【0083】又、図2に示すようにクリーニングブレー
ド22−2が中間転写ベルトから離間しているときは入
口シールピン50がレバー52に当接することにより阻
止される。
【0084】レバー52は、その基端部がブレードブラ
ケット42に固定されている。このレバー52の入口シ
ールピン50との位置関係は、上記の接離動作が可能な
ように定められている。
【0085】以上の構成により、ソレノド36のオン、
オフに連動して、クリーニングブレード22−2および
入口シール22−4を中間転写ベルト19に対して接離
制御する。
【0086】ソレノイド36、レバー37、38、ブレ
ードブラケット42、ばね47、入口シールブラケット
49、ねじりコイルばね51等は接離手段22−3の主
要部材を構成する。
【0087】3.接離手段の動作タイミング .図1ないし図4及び図7を参照するに、第1の転写
手段としての転写バイアスローラ20による中間転写ベ
ルト19に対する第1の転写工程終了時(図7に符号a
1で示す時点)から、第2の転写手段としての紙転写バ
イアスローラ23−1を用いた第2の転写工程開始(図
7に符号a2で示す時点)の間(図7に(a)で示す時
間内)にクリーニングブレード及び入口シールの中間転
写体に対する当接動作を終了する。
【0088】このように転写工程中には、クリーニング
ブレード及び入口シールは中間転写ベルトから離間して
おり、接離の動作はないのであるから、画像ブレは生じ
ない。
【0089】.紙転写バイアスローラ23−1を用い
た第2の転写工程中はクリーニングブレード22−2及
び入口シール22−4の中間転写ベルト19に対する当
接状態を維持する。
【0090】つまり、図7において紙転写バイアスロー
ラ23−1が「接」の時間は、クリーニングブレード2
2−2及び入口シール22−4が「接」の時間内に含ま
れる。
【0091】このように、転写工程中は、クリーニング
ブレード及び入口シールの中間転写ベルトに対する当接
状態が維持され、接離の動作はないのであるから、画像
ブレは生じない。
【0092】.第2の転写工程終了時(図7に符号b
1で示す時点)から次の第1の転写工程開始時(図7に
符号b2で示す時点)までの間(図7に(b)で示す時
間内)にクリーニングブレード及び入口シールの中間転
写ベルトに対する離間動作を終了させる。
【0093】このように、転写工程に入る前にクリーニ
ングブレード及び入口シールの中間転写ベルトに対する
離間動作を終了しているのであるから、画像ブレは生じ
ない。
【0094】本例では、第2の転写工程中に中間転写ベ
ルトのクリーニングが行われるのであり、従来のの技
術のようにクリーニングだけのために中間転写ベルトを
回動させるという無駄なことはしていないので、クリー
ニングにより、画像形成のためのサイクルタイムが増す
などというこことはない。
【0095】
【発明の効果】本発明によれば、クリーニングブレード
及び入口シールの接離動作による転写時の画像ブレを回
避すると共に、装置の作業時間を短縮することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る接離手段を説明したクリーニング
ベルトユニットの部分断面正面図である。
【図2】本発明に係る接離手段を説明したクリーニング
ベルトユニットの部分断面正面図である。
【図3】本発明に係る接離手段をの一部たるソレノイド
およびその周辺部材を説明した図である。
【図4】本発明に係るカラー画像形成装置の全体概要を
説明した図である。
【図5】中間転写ベルトに対するクリーニングブレード
の接離に伴う影響を説明した図である。
【図6】中間転写ベルトに対するクリーニングブレード
の接離に伴う影響を説明した図である。
【図7】接離手段の動作を説明したタイミングチャート
である。
【符号の説明】 19 (中間転写体としての)中間転写ベルト 20 (第1の転写手段たる)転写バイアスローラ 22−2 クリーニングブレード 22−3 接離手段 22−4 入口シール 23−1 (第2の転写手段たる)紙転写バイアスロー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光体上に順次顕像化した複数色のトナー
    像を、中間転写体上に順次転写させる第1の転写手段
    と、前記中間転写体上に重ねられたトナー像を一括して
    記録紙上に転写する第2の転写手段と、前記中間転写体
    上に残留したトナーを除去するクリーニングブレード
    と、ユニット外部へのトナーの飛散を防止する入口シー
    ルと、前記クリーニングブレード及び前記入口シールを
    前記中間転写体に対して接離する接離手段を用いるカラ
    ー画像形成方法において、 前記第1の転写手段による第1の転写工程終了時から前
    記第2の転写手段による第2の転写工程開始の間に前記
    クリーニングブレード及び前記入口シールの前記中間転
    写体に対する当接動作を終了し、第2の転写工程中は前
    記クリーニングブレード及び前記入口シールの前記中間
    転写体に対する前記当接状態を維持し、第2の転写工程
    終了時から次の第1の転写工程開始時までの間に前記ク
    リーニングブレード及び前記入口シールの前記中間転写
    体に対する離間動作を終了させるように、前記接離手段
    の動作タイミングを制御することを特徴とするカラー画
    像形成方法。
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