JP2000039821A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP2000039821A
JP2000039821A JP10223627A JP22362798A JP2000039821A JP 2000039821 A JP2000039821 A JP 2000039821A JP 10223627 A JP10223627 A JP 10223627A JP 22362798 A JP22362798 A JP 22362798A JP 2000039821 A JP2000039821 A JP 2000039821A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
transfer roller
transfer
paper
cleaning blade
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10223627A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Uchida
智 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP10223627A priority Critical patent/JP2000039821A/ja
Publication of JP2000039821A publication Critical patent/JP2000039821A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 転写紙の裏面の汚れを防止しつつ、クリーニ
ングブレードのめくれを防止する画像形成装置を提供す
る。 【解決手段】 中間転写ベルト19のトナー像を転写紙
24に転写する紙転写ローラ35と、紙転写ローラ35
の軸線方向に沿って転写ローラの周面に当接するクリー
ニングブレード53と、クリーニングブレード53が除
去したトナーを回収する排トナー受け55と、クリーニ
ングブレード53の両端部に対応する位置に配置され、
排トナー受け55に回収されたトナーを、紙転写ローラ
35の両端部における周面にこすりつけるフィン46と
を備え、クリーニングブレード53の両端部とこの両端
部に対応する紙転写ローラ35の両端部との間にトナー
を介在させて摩擦を低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】複写機、プリンタ、ファクシ
ミリ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー複写装置は、感光体の静電潜像を
現像器によりトナー像とし、このトナー像を一旦中間転
写体に転写するという工程を繰り返し行って複数色のト
ナー像を重ね合わせる。この中間転写体の複数色のトナ
ー像は、転写ローラにより転写紙に転写される。
【0003】中間転写体に残留したトナーが転写ローラ
に付着すると、この付着トナーが転写紙の裏面を汚すの
で、転写ローラには、付着トナーを掻き落とすクリーニ
ングブレードが当接している。
【0004】また、転写ローラは、転写紙の斜め送り
(スキュー)に備えて、転写紙の最大通紙幅(以後、単
に「転写紙幅」という)よりも長く設定されており、そ
れに伴って、クリーニングブレードも転写紙幅よりも長
く設定されている。クリーニングブレードをも長くする
のは、給紙ローラにおいて、転写紙幅よりも長い部分
(以後、「未転写部」という)にも、中間転写体からの
飛散トナー等により、未転写部にトナーが付着すること
があり、このトナーを掻き落とさないと、転写紙の裏面
が汚れるからである。
【0005】転写ローラの未転写部と、この未転写部分
に当接しているクリーニングブレードの両端部との間に
は、通常、トナーが介在していないため、転写ローラの
未転写部に当接しているクリーニングブレードの両端部
の摩擦抵抗が大きくなる。従って、クリーニングブレー
ドの両端部が、中間転写体の回転方向にめくれてしまう
課題があった。
【0006】これに対し、特開昭61−59472号公
報には、クリーニングブレードの両端部に切り欠き部を
設ける技術が開示されている。また、特開昭63−20
0180号公報には、クリーニングブレードのローラに
対する接触角度を、所定の角度に設定する技術が開示さ
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開昭61−
59472号公報に開示されている技術では、両端部に
切り欠き部を設けていることにより、転写ローラの切り
欠き部に対応する位置において、トナーを掻き落とせな
いので、転写紙の裏面が汚れてしまうという課題があ
る。
【0008】また、特開昭63−200180号公報に
開示されている技術では、逃げ角度を適正に設定するこ
とで、クリーニングブレードの両端部のめくれを防止し
ようとするが、接触角度を大きく取ると中央部等のトナ
ーの多い部分において、トナーのすり抜けが発生してし
まい、転写紙の裏面が汚れてしまう。
【0009】そこで、本発明は、転写紙の裏面の汚れを
防止しつつ、クリーニングブレードのめくれを防止する
画像形成装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、像担持体上のトナー像を転写紙に転写する転写ロー
ラと、前記転写ローラの軸線方向に沿って転写ローラの
周面に当接するクリーニングブレードとを備える画像形
成装置において、前記クリーニングブレードの端部にト
ナーを供給するトナー供給手段を備えることを特徴とす
る。
【0011】この請求項1に記載の発明では、転写紙に
トナー像を転写した後、像担持体に残留するトナーが、
転写ローラの周面に付着し、転写ローラの周面に付着し
たトナーは、クリーニングブレードにより掻き落とされ
る。この場合、転写ローラは、転写紙の最大通紙幅より
も長く設定されているので、転写ローラの端部は、転写
紙からはみ出ており、像担持体に残留するトナーが付着
しにくいが、トナー供給手段は、クリーニングブレード
の端部にトナーを供給する。
【0012】従って、転写ローラの端部と、この端部に
対応する位置にあるクリーニングブレードの端部との間
(以後、「未転写部」という)にトナーが介在して、摩
擦抵抗が低減するので、クリーニングブレードのめくれ
を防止する。しかも、クリーニングブレードは、転写ロ
ーラのほぼ全域に亘ってトナーを掻き落としているの
で、転写紙の裏面の汚れを防止できる。
【0013】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記クリーニング手段が除去したトナ
ーを回収する回収容器を備え、前記トナー供給手段は、
前記回収容器に回収されたトナーを、前記クリーニング
ブレードに供給することを特徴とする。
【0014】この請求項2に記載の発明では、トナー供
給手段は、回収容器に回収されたトナーをクリーニング
ブレードに供給しているので、回収したトナーをリサイ
クルでき、回収したトナーの有効活用が図れる。
【0015】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、前記トナー供給手段は、回転軸と、前
記クリーニングブレードの端部に対応する部位で、且つ
前記回転軸に設けられたフィンとを備え、このフィンの
先端部は、前記回収容器内に延出しており、前記フィン
が、前記回収容器に回収されたトナーを前記転写ローラ
の周囲に向けて供給することを特徴とする。
【0016】この請求項3に記載の発明では、回転軸の
回転によりフィンは、回収容器内に回収されているトナ
ーをすくいあげて、転写ローラの端部に当接する。この
ようにして、フィンは、回収容器に回収されたトナー
を、転写ローラの端部に供給する。回転軸とフィンとを
設けるだけであるから、構成が簡単である。
【0017】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、前記回転軸は、前記転写ローラの伝達
ギアに噛合う連結ギアを備え、この回転軸は、前記転写
ローラの回転と共に回転させられることを特徴とする。
この請求項4に記載の発明では、転写ローラが回転する
と、転写ローラの駆動に連動してフィンが回転して、未
転写部にトナーを介在させる。転写ローラの回転を利用
していることにより、フィンを回転させるための機構等
を別途設けなくても良いので、構成が簡単である。ま
た、転写ローラの回転に連動しているので、転写ローラ
の駆動時期に合わせて、未転写部にトナーを供給でき
る。例えば、転写ローラの初期駆動時でも、転写ローラ
の駆動に合わせてトナーを供給し、クリーニングブレー
ドのめくれを防止する。
【0018】請求項5に記載の発明は、請求項3又は4
に記載の発明において、前記回収容器には、底面から上
方に向けて突出する突出部が形成され、前記フィンの先
端は、前記突出部の頂部まで延出していることを特徴と
する。
【0019】この請求項5に記載の発明では、フィン
は、突出部の頂部付近のトナーを、転写ローラの端部に
供給し、回収容器内に回収されたトナーの舞い上がりを
防止する。即ち、舞い上がりを防止することにより、転
写ロ−ラの中央部に余分なトナ−が付着するのを防止で
きる。
【0020】請求項6に記載の発明は、請求項3乃至5
のいずれか一項に記載の発明において、前記フィンは、
弾性部材であり、前記転写ローラの周面に当接して弾性
変形可能であることを特徴とする。
【0021】この請求項6に記載の発明では、フィン
は、転写ローラの周面に当接して、弾性変形することに
より、転写ローラの周面にトナーをこすりつけることが
できる。
【0022】請求項7に記載の発明は、請求項3乃至7
のいずれか一項に記載の発明において、前記フィンは、
前記ギア軸に複数設けられていることを特徴とする。
【0023】この請求項7に記載の発明では、フィンが
ギア軸に複数設けられているので、転写ローラの周面に
対してより確実にこすりつけることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用したカラー複
写装置について説明する。図1は、本発明に係るカラー
複写装置(画像形成装置)50の概略構成図である。以
下に、本装置の構成、動作を説明する。
【0025】カラー画像読み取り装置(以下、「カラー
スキャナ」と称す)1は、原稿3の画像を照明ランプ
4、ミラー群5、およびレンズ6を介してカラーセンサ
ー7に結像して、原稿のカラー画像情報を、例えばブル
ー(Blue)、グリーン(Green)、レッド(R
ed)の色分解光毎に読み取り、電気的な画像信号に変
換する。そして、このカラースキャナ1で得たブルー、
グリーン、レッドの色分解画像信号強度レベルをもとに
して、画像処理部(図示せず)で色変換処理を行ない、
ブラック(以下、「BK」と記す)、シアン(以下、
「C」と記す)、マゼンタ(以下、「M」と記す)、イ
エロー(以下、「Y」と記す)のカラー画像データを得
る。
【0026】これを、次に述べるカラー画像記録装置
(以下、「カラープリンタ」と称す)2によって、B
K、C、M、Yの顕像化を行ない、これを重ね合わせて
4色フルカラ一画像を形成する。
【0027】次にカラープリンター2の概要を説明す
る。書き込み光学ユニット8は、カラースキャナ1から
のカラー画像データを光信号に変換して、原稿画像に対
応した光書き込みを行ない、感光体ドラム9に静電潜像
を形成する。尚、書込み光学ユニット8は、レーザー8
aとその発光駆動制御部(図示せず)、ポリゴンミラー
8bとその回転用モータ8c、f/θレンズ8dや反射
ミラー8e等で構成されている。
【0028】感光体ドラム9は矢印の如く反時計方向に
回転するが、その回りには感光体クリーニングユニット
(クリーニング前除電器を含む)10、除電ランプ1
1、帯電器12、電位センサー13、BK現像器14、
C現像器15、M現像器16、Y現像器17、現像濃度
パターン検知器18、中間転写ベルト(像担持体)19
などが配置されている。BK現像器14は、静電潜像を
現像するために現像剤を感光体ドラム9に対向させるよ
う回転する現像スリーブ14aと、現像剤を汲み上げ、
撹拌するために回転する現像パドル14b及び現像剤の
トナー濃度検知センサ14cなどで構成されている。な
お、C現像器15、M現像器16、Y現像器17につい
ては、上述のBK現像器14と略同様の構成であるの
で、その説明と符号は省略する。
【0029】次に、現像動作の順序(カラー画像形成順
序)を、BK、C、M、Yの例で以下説明する。ただ
し、画像形成順序はこれに限定されるものではない。
【0030】コピー動作が開始されると、カラースキャ
ナ1で所定のタイミングからBK画像データの読み取り
がスタートし、この画像データに基づきレーザー光によ
る光書き込み、潜像形成が始まる。(以下、BK画像デ
ータによる静電潜像を「BK潜像」と称す。C、M、Y
についても同じ)このBK潜像の先端部から現像可能と
すべく、BK現像器14の現像位置に潜像先端部が到達
する前に現像スリーブ14aを回転開始して現像剤の穂
立てを行い、BK潜像をBKトナーで現像する。そして
以後、BK潜像領域の現像動作を続けるが、BK潜像後
端部がBK現像位置を通過した時点で現像不作動状態に
する。これは少なくとも、次のC画像データによるC潜
像先端部が到達する前に完了させる。なお、穂切りは、
現像スリーブ14aの回転方向を、現像動作中とは逆方
向に切りかえることで行う。
【0031】さて、感光体ドラム9に形成したBKトナ
ー像は、感光体ドラム9と等速駆動されている中間転写
ベルト19の表面に転写する(以下、感光体ドラム9か
ら中間転写ベルト19へのトナー像転写を「ベルト転
写」と称す)。ベルト転写は、感光体ドラム9と中間転
写ベルト19が接触状態において、転写バイアスローラ
20に所定のバイアス電圧を印加することで行う。
【0032】なお、感光体ドラム9に順次形成するB
K、C、M、Yのトナー像は、中間転写ベルト19上の
同一面に順次位置合せして4色重ねのベルト転写画像を
形成し、その後、転写紙24に一括転写を行う。
【0033】次に、中間転写ベルト19について説明す
る。中間転写ベルト19は、駆動ローラ21、ベルト転
写バイアスローラ20、テンションローラ39、および
従動ローラ群に張架されており、駆動モータにより後述
の如く駆動制御される。この中間転写ベルト19の動作
は、いわゆる往復動(クイックリターン)方式と呼ばれ
る方式で行われ、このクイックリターン方式の概要を次
に述べる。
【0034】BKトナー像のベルト転写が終了したら、
感光体ドラム9の表面から中間転写ベルト19を離間さ
せ、そして往動を停止させると同時に逆方向に高速リタ
ーンさせる。リターンは、中間転写ベルト19の表面上
のBK画像先端位置がベルト転写相当位置を逆方向に通
過し、さらに予め設定された距離分を移動した後に停止
させて待機状態にする。次に感光体ドラム9側のCトナ
ー像の先端部がベルト転写位置より手前の所定位置に到
達した時点に、中間転写ベルト19を再び往動方向にス
タートさせる。また中間転写ベルト19を感光体ドラム
9の表面に再び接触させる。この場合も、C画像が中間
転写ベルト19の表面上でBK面像に正確に重なるよう
な条件に制御されてベルト転写される。その後も同様動
作によってM、Y画像工程に進み、4色重ねのベルト転
写画像を得る。4色目のYトナー像のベルト転写工程に
引き続き、リターンせずにそのままの速度で往動して、
ベルト19面上の4色重ねトナー像を転写紙24に一括
転写する。
【0035】ところで、感光体ドラム9側ではBK工程
の次にC工程に進むが所定のタイミングからカラースキ
ャナ1によるC画像データ読み取りが始まりその画像デ
ータによるレーザー光書き込みでC潜像形成を行う。
【0036】C現像器15はその現像位置に対して、先
のBK潜像後端部が通過した後でかつC潜像の先端が到
違する前に現像スリーブを回転開始してC潜像をCトナ
ーで現像する。以後C潜像領域の現像を続けるが、潜像
後端部が通過した時点で、先のBK現像器の場合と同様
に現像不作動状態にする。これもやはり次のM潜像先端
部が到達する前に完了させる。なお、MおよびYの工程
については、それぞれの画像データ読み敢り。潜像形
成、現像の動作が上述のBK、Cの工程と同様であるの
で説明は省略する。
【0037】ベルトクリーニングユニット22は、ブラ
シローラ22a、ゴムブレード22b、および中間転写
ベルト19からの接離機構22cなどで構成されてお
り、1色目のBK画像をベルト転写した後の、2、3、
4色目をベルト転写している間は、接離機構22cによ
って中間転写ベルト19のベルト面から離間させてお
く。
【0038】一方、後述する紙転写ユニット23によ
り、中間転写ベルト19のベルト面から4色重ねトナー
像を一括転写された転写紙24は、紙搬送ユニット27
で定着器28に搬送され、所定温度にコントロールされ
た定着ローラ28aと加圧ローラ28bでトナー像を溶
融定着してコピートレイ29に搬出されフルカラーコピ
ーを得る。なお、ベルト転写後の感光体ドラム9は、感
光体クリーニングユニット10で表面をクリーニングさ
れまた除電ランプ11で均一に除電する。
【0039】また、転写紙24にトナー像を転写した後
の中間転写ベルト19はクリーニングユニット22を再
び接離機構22cで押圧して表面をクリーニングする。
【0040】リピートコピーの時は、カラースキャナ1
の動作および感光体ドラム9への画像形成は、1枚目の
Y(4色目)画像工程に引き続き所定のタイミングで2
枚目のBK(1色目)画像工程に進む。また、中間転写
ベルト19の方は1枚目の4色重ね画像の転写紙24へ
の一括転写工程に引き続き表面をクリーニングユニット
22でクリーニングされた領域に、2枚目のBKトナー
像がベルト転写されるようにする。その後は、1枚目と
同様動作になる。
【0041】転写紙カセット30、31、32、33は
各種サイズの転写紙が収納されており、操作パネル(図
示なし)で指定されたサイズ紙の収納カセットからタイ
ミングを取ってレジストローラ26方向に給紙、搬送さ
れる。なお、手差し給紙トレイ34は、OHP用紙や厚
紙などを収納する。
【0042】以上までは4色フルカラーを得るコピーモ
ードの説明であったが、3色コピーモード、2色コピー
モードの場合は指定された色と回数の分について上記同
様の動作を行うことになる。また単色コピーモードの場
合は、所定枚数が終了するまでの間その色の現像器のみ
を現像作動状態にして、中間転写ベルト19は,感光体
ドラム9の表面に接触したまま往動方向に一定速駆動し
さらにベルトクリーナー22も中間転写ベルト19に接
触したままの状態でコピー動作を行う。
【0043】紙転写ユニット23は、紙転写ローラ35
(転写ローラ)と、紙転写ローラ35のクリーニング部
51(図2参照)と、トナー供給手段であるトナー供給
部61(図2参照)と、中間転写ベルト19からの接離
機構23cなどで構成されている。
【0044】なお、紙転写ユニット23がクリーニング
部51を有しているのは、転写後、中間転写ベルト19
に残留したトナーが紙転写ローラ35に付着すると、こ
のトナーが転写紙24の裏面を汚すので、この付着トナ
ーを除去するためである。
【0045】紙転写ローラ35は、図示しない駆動源か
らの駆動力を伝達された伝達ギア41(図3参照)によ
って、図2の矢印A方向に回転する。紙転写ローラ35
は通常、離接機構23cにより中間転写ベルト19の表
面(ベルト面)から離間しているが、中間転写ベルト1
9の表面に形成された4色の重ね画像を転写紙24に一
括転写するときにタイミングを取って接離機構23cで
押圧され、紙転写ローラ35に所定のバイアス電圧を印
加して転写紙24への転写を行う。
【0046】なお、転写紙24は給紙ローラ25、レジ
ストローラ26によって、中間転写ベルト19の表面の
4色重ね面像の先端部が紙転写位置に到達するタイミン
グに合わせて給紙される。
【0047】また、紙転写ローラ35は、図5に示すよ
うに、転写紙24の斜め送り(スキュー)に備えて、転
写紙24の最大通紙幅(以後、単に「転写紙幅」とい
う。)よりも長く設定されており、それに伴って、後述
するクリーニングブレード53も転写紙幅よりも長く設
定されている。
【0048】クリーニングブレード53をも長くするの
は、紙転写ローラ35において、転写紙幅よりも長い部
分である未転写部70(図5において一点鎖線で示した
範囲)にも、中間転写ベルト19から飛散するトナー等
により、未転写部70にトナーが付着することがあり、
このトナーを掻き落とさないと、転写紙24の裏面が汚
れるからである。クリーニングブレード53は、紙転写
ローラ35のほぼ全域に亘ってトナーを掻き落とせるの
で、転写紙24の裏面の汚れを防止する。
【0049】クリーニング部51は、図2に示すよう
に、クリーニングブレード53と、排トナー受け(回収
容器)55とを有している。クリーニングブレード35
は、ホルダ37に取りつけられており、ホルダ37は、
ブラケット39に設けられている加圧ばね38により加
圧される。クリーニングブレード53は、転写紙24の
搬送方向(矢印B方向)の上流側に位置しており、紙転
写ローラ35の表面に当接して紙転写ローラ35のトナ
ーを掻き落とす。掻き落とされたトナーは、排トナーと
なり排トナー受け55に回収される。
【0050】排トナー受け55は、クリーニングブレー
ド35の下方に位置しており、紙転写ローラ35から掻
き落とされた排トナーを回収する。排トナー受け55に
は、図4に示すように、その底面から上方に突出する突
出部55aが形成されており、この突出部55aの頂部
には、後述するフィン46の先端部が位置している。
【0051】トナー供給部61は、図3に示すように、
伝達ギア41と噛合う連結ギア42と、トナー供給部材
43とを有している。連結ギア42は、伝達ギア41が
回転するとともにその回転軸44を中心に回転する。回
転軸44の両端部は、排トナー受け55に支持されてお
り、この両端部において、未転写部70(図5参照)に
対応する位置にトナー供給部材43がそれぞれ設けられ
ている。なお、トナー供給部材43は、上述したように
二箇所(未転写部70)に設けられているが、各トナー
供給部材43の構成は略同一であるので、伝達ギア41
側に設けられているトナー供給部材43の構成のみ説明
し、もう片方のトナー供給部材の図示と説明とを省略す
る。
【0052】トナー供給部材43は、図4に示すよう
に、軸受け45とフィン46とを一体にして構成されて
いる。フィン46は、弾性変形可能な弾性部材で構成さ
れており、本実施の形態においては、二つ設けられてい
る。各フィン46は、回転軸44に固定された軸受け4
5からそれぞれ延出している。
【0053】図4の状態において、下方に延出している
フィン46の先端は、排トナー受け55の突出部55a
の頂部近傍に位置し、上方に延出しているフィン46
は、紙転写ローラ35の表面にたわんだ状態で当接して
いる(図2参照)。フィン46は、連結ギア42の回転
により回転軸44の周囲を回転し、この回転により各フ
ィン46は、突出部55aの頂部付近のトナーをすくい
あげて、紙転写ローラ35の周面とに当接する動作を交
互に繰り返す。
【0054】フィン46は、弾性変形可能な弾性部材で
構成されていることにより、紙転写ローラ35の未転写
部70に対応する周面(以後、単に「周面」という。)
に、トナーをこすり付けることができる。また、フィン
46は、軸受け45から二つ延出しているので、紙転写
ローラ35の周面に対してより確実に排トナーをこすり
つけることができる。
【0055】次に、上述した構成に基づき、実施の形態
の作用を説明する。転写紙24に転写後、中間転写ベル
ト19に残留するトナーが、紙転写ローラ35に付着す
る。紙転写ローラ35に付着したトナーは、紙転写ロー
ラ35の回転により、この紙転写ローラ35に当接して
いるクリーニングブレード53により掻き落とされる。
掻き落とされた排トナーは落下して、排トナー受け55
に回収される。
【0056】一方、紙転写ローラ35の回転により、伝
達ギア41を介して連結ギア42が回転する。このよう
に、フィン46は、紙転写ローラ35の回転に連動し
て、突出部55aの近傍の排トナーを、紙転写ローラ3
5の周面に供給する。未転写部70に供給するトナーと
して排トナーを利用しているので、回収した排トナーを
リサイクルでき、トナーの有効活用が図れる。
【0057】詳しくは、図4において、突出部55aに
当接する下方のフィン46は、この突出部55aの排ト
ナーに接触している。この下方のフィン46が、連結ギ
ア42の回転により紙転写ローラ35の周面に移動して
当接する。フィン46が紙転写ローラ35の周面に当接
すると、図2に示すように、たわみながら、突出部55
aの排トナーを紙転写ローラ35の周面にこすり付けて
供給する。
【0058】連結ギア42により、紙転写ローラ35の
回転と連動してフィン46が回転するので、紙転写ロー
ラ35の駆動時期に合わせて、未転写部70に排トナー
を供給できる。従って、本実施の形態のように、紙転写
ローラ35の初期駆動時でも、紙転写ローラ35の駆動
に合わせて排トナーを供給し、クリーニングブレード5
3のめくれを防止する。
【0059】また、フィン46は、紙転写ローラ35の
回転を利用して回転しており、フィン46を回転させる
ための機構等を別途設けなくても良いので、構成が簡単
である。更に、排トナー受け55に突出部55aを形成
することにより、未転写部70に供給される排トナー
は、突出部55a上の排トナーのみであるので、フィン
46の回転によるトナーの舞い上がりを防止する。従っ
て、紙転写ロ−ラ35の周面における中央部等に排トナ
−が付着するのを防止できる。
【0060】フィン46により未転写部70に供給され
た排トナーは、紙転写ローラ35の回転によりクリーニ
ングブレード53によって掻き落とされる。このよう
に、未転写部70において、クリーニングブレード53
と紙転写ローラ35との間に、排トナーが介在している
ことにより、未転写部70における摩擦が低減し、クリ
ーニングブレード53のめくれを防止する。また、回転
軸44とフィン46とを設けただけであるので、構成が
簡単である。
【0061】なお、本発明は、上述の実施の形態に限定
されず、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々の
変形が可能である。例えば、本実施の形態では、フィン
46を二つ設けたが、三つ、四つ等設けても良く、ま
た、単数で構成しても良い。また、トナー供給部材43
として、フィン46の代わりにブラシを設けても良い。
更に、フィン46は、回転軸44から直接延出させる構
成であっても良い。
【0062】また、本発明は、カラー複写機50に適用
したが、これに限定されず、例えば、単色の複写機、プ
リンタ、ファクシミリ等に適用しても同様の作用効果を
得る。
【0063】
【発明の効果】請求項1に記載の発明では、トナー供給
手段は、クリーニングブレードの端部にトナーを供給す
るので、クリーニングブレードのめくれを防止する。ま
た、クリーニングブレードは、転写ローラのほぼ全域に
亘ってトナーを掻き落としているので、転写紙の裏面の
汚れを防止できる。
【0064】請求項2に記載の発明では、トナー供給手
段は、回収容器に回収されたトナーをクリーニングブレ
ードに供給しているので、回収したトナーをリサイクル
でき、回収したトナーの有効活用が図れる。
【0065】請求項3に記載の発明では、回転軸とフィ
ンとを設けるだけであるから、構成が簡単である。
【0066】請求項4に記載の発明では、転写ローラの
回転を利用していることにより、構成が簡単である。ま
た、転写ローラの回転に連動しているので、転写ローラ
の駆動時期に合わせてトナーを供給でき、クリーニング
ブレードのめくれを防止し、転写ロ−ラの中央部等にト
ナ−が付着するのを防止できる。
【0067】請求項5に記載の発明では、フィンは、突
出部の頂部付近のトナーを、転写ローラの端部に供給
し、回収容器内に回収されたトナーの舞い上がりを防止
し、転写ローラの中央部等にトナーが付着するのを防止
できる。
【0068】請求項6に記載の発明では、フィンは、弾
性変形することにより、転写ローラの周面にトナーをこ
すりつけることができる。
【0069】請求項7に記載の発明では、フィンがギア
軸に複数設けられているので、転写ローラの周面に対し
てより確実にこすりつけることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した複写機を概略的に示す構成図
である。
【図2】転写装置を拡大して示す建て断面図である。
【図3】転写装置を拡大して示す斜視図である。
【図4】フィンの近傍を拡大して示す横断面図である。
【図5】転写ローラに転写紙が通紙している状態を示す
斜視図である。
【符号の説明】
19 中間転写ベルト(像担持体) 24 転写紙 35 紙転写ローラ(転写ローラ) 41 伝達ギア 42 連結ギア 44 回転軸 46 フィン 50 カラー複写機(画像形成装置) 53 クリーニングブレード 55 排トナー受け(回収容器) 55a 突出部 61 トナー供給部(トナー供給手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体上のトナー像を転写紙に転写す
    る転写ローラと、前記転写ローラの軸線方向に沿って転
    写ローラの周面に当接するクリーニングブレードとを備
    える画像形成装置において、 前記クリーニングブレードの端部にトナーを供給するト
    ナー供給手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記クリーニングブレードが除去したト
    ナーを回収する回収容器を備え、前記トナー供給手段
    は、前記回収容器に回収されたトナーを、前記クリーニ
    ングブレードに供給することを特徴とする請求項1に記
    載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記トナー供給手段は、回転軸と、前記
    クリーニングブレードの端部に対応する部位で、且つ前
    記回転軸に設けられたフィンとを備え、このフィンの先
    端部は、前記回収容器内に延出しており、前記フィン
    が、前記回収容器に回収されたトナーを前記転写ローラ
    の周囲に向けて供給することを特徴とする請求項2に記
    載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記回転軸は、前記転写ローラの伝達ギ
    アに噛合う連結ギアを備え、この回転軸は、前記転写ロ
    ーラの回転と共に回転させられることを特徴とする請求
    項3に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記回収容器には、底面から上方に向け
    て突出する突出部が形成され、前記フィンの先端は、前
    記突出部の頂部まで延出していることを特徴とする請求
    項3又は4に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記フィンは、弾性部材であり、前記転
    写ローラの周面に当接して弾性変形可能であることを特
    徴とする請求項3乃至5のいずれか一項に記載の画像形
    成装置。
  7. 【請求項7】 前記フィンは、前記回転軸に複数設けら
    れていることを特徴とする請求項3乃至7に記載の画像
    形成装置。
JP10223627A 1998-07-22 1998-07-22 画像形成装置 Pending JP2000039821A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10223627A JP2000039821A (ja) 1998-07-22 1998-07-22 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10223627A JP2000039821A (ja) 1998-07-22 1998-07-22 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000039821A true JP2000039821A (ja) 2000-02-08

Family

ID=16801181

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10223627A Pending JP2000039821A (ja) 1998-07-22 1998-07-22 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000039821A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015079033A (ja) * 2013-10-15 2015-04-23 富士ゼロックス株式会社 清掃器および画像形成装置
JP2016020988A (ja) * 2014-07-15 2016-02-04 シャープ株式会社 クリーニング機構及び画像形成装置
JP2018124537A (ja) * 2017-01-31 2018-08-09 株式会社沖データ ベルトユニット及び画像形成装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015079033A (ja) * 2013-10-15 2015-04-23 富士ゼロックス株式会社 清掃器および画像形成装置
JP2016020988A (ja) * 2014-07-15 2016-02-04 シャープ株式会社 クリーニング機構及び画像形成装置
JP2018124537A (ja) * 2017-01-31 2018-08-09 株式会社沖データ ベルトユニット及び画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3057121B2 (ja) 画像形成装置
JP2003057964A (ja) 画像形成装置
JP2000039821A (ja) 画像形成装置
JP3234103B2 (ja) 電子写真装置のクリーニング装置
JP3029945B2 (ja) 画像形成装置
JP3535538B2 (ja) 画像形成装置
JP3936825B2 (ja) 画像形成装置
JP2001147572A (ja) 画像形成装置
JP3469360B2 (ja) 画像形成装置
JP3228778B2 (ja) 画像形成装置
JP3793696B2 (ja) 画像形成装置
JP3283335B2 (ja) クリーニング装置
JP3877258B2 (ja) 画像形成装置
JPH1031376A (ja) 画像形成装置の転写装置
JPH05323835A (ja) 画像形成装置のクリーニング装置
JP2000231276A (ja) 画像形成装置
JP2001201993A (ja) 画像形成装置
JPH0980846A (ja) 画像形成装置
JPH11161047A (ja) 画像形成装置
JPH05313525A (ja) 画像形成装置
JP2003215879A (ja) タンデム型中間転写装置
JP2001175086A (ja) カラー画像形成装置
JP3410456B2 (ja) 画像形成装置の動作制御方法
JPH07134531A (ja) 複写機の動作制御方法
JP2000275988A (ja) カラー画像形成装置