JP2001201993A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001201993A
JP2001201993A JP2000009821A JP2000009821A JP2001201993A JP 2001201993 A JP2001201993 A JP 2001201993A JP 2000009821 A JP2000009821 A JP 2000009821A JP 2000009821 A JP2000009821 A JP 2000009821A JP 2001201993 A JP2001201993 A JP 2001201993A
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belt
roller
image forming
forming apparatus
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Takeshi Fukao
剛 深尾
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 中間転写体に設けられた位置合わせ用マーク
をクリーニングするクリーニング部材のクリーニング能
力の低下を遅らせ、長期的にブレのない高品質な画像を
形成することができる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 感光体ドラム上の潜像を各色トナーによ
り顕像処理して得られた各色トナー像を中間転写ベルト
上の同一面に位置合わせして順次重ねて転写し、そのト
ナー像を転写材に一括して転写する。上記位置合わせに
おいて、上記マークをクリーニングするブラシローラ9
03は、被駆動ローラ902を介して中間転写ベルトを
張架するベルト駆動ローラ508から回転駆動力を得て
いる。したがって、上記ブラシローラにおける上記マー
クと接触する接触箇所は経時的に変化し、毛倒れ等によ
るクリーニング能力が低下しにくくなる。この結果、ト
ナー等のマーク汚れを長期的に防ぐことができ、センサ
の検出精度を維持でき、各色トナー像を同一面上に安定
して1次転写することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンター等の画像形成装置に係り、詳しくは、
詳しくは、位置検知用マーク(以下、適宜「マーク」と
いう。)を有するベルト状部材と、該ベルト状部材を回
動可能に保持する複数の保持部材と、該ベルト状部材の
位置検知用マークを検知するマークセンサとを備え、該
マークセンサの検知結果をシーケンス制御に用いる画像
形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置としては、その構成
部品としてベルト状部材を用いたものが知られている。
例えば、回転駆動される回転体からなる潜像担持体とし
ての感光体ドラムに対向配置され、かつ、接触した状態
で該感光体ドラムと同じ周速度で回転される中間転写ベ
ルトを備えたものがある。
【0003】また、中間転写ベルトを備えた画像形成装
置としては、該中間転写ベルトに設けられた位置検出用
マークをマークセンサで検出し、その検出結果に基づい
て上記感光体ドラム上の各色トナー像を該中間転写ベル
トの同一面上に位置合わせしながら順次1次転写するも
のも知られている。上記マークセンサとしては、光を該
マークに照射し、その反射光を検出することで該マーク
の存在を検出する光学式反射型の光学センサを用いるこ
とができる。この光学センサは、マークを検出すると検
出信号を制御手段である制御部に出力し、該制御部はこ
の検出信号の入力タイミングに合わせて、上記感光体ド
ラム上への潜像形成タイミングや現像タイミング等のシ
ーケンス制御を行う。
【0004】上記画像形成装置を用いて画像形成を行う
際、上記1次転写後に感光体ドラム上に残留したトナー
や、上記2次転写後に中間転写ベルト上に残留したトナ
ー等が完全に回収されずに当該画像形成装置内にこぼれ
てしまうことがある。このようにこぼれたトナーは、当
該画像形成装置に設けられた装置内通気用ファン等によ
って発生した気流に乗って該装置内に飛散してしまい、
上記マークに付着することがあった。また、上記マーク
には、当該画像形成装置内に溜まったほこり等が付着す
ることもある。
【0005】図5は、1色目と2色目のトナー像の1次
転写時において、マーク100の位置と、光学センサが
上記制御部に出力する検出信号との関係を示す図であ
る。図5(a)は、飛散したトナー等による汚れがない
マーク100に関するものであり、図5(b)は、飛散
したトナー等による汚れがあるマーク100に関するも
のである。これらの図では、マーク100が図中矢印H
の方向に移動する場合を想定している。尚、マーク10
0が光学センサによって検出されたタイミングすなわち
検出信号の出力開始タイミングに基づいてシーケンス制
御を行う。
【0006】図5(a)では、1色目のときも2色目の
ときも、図中矢印Hの方向に移動するマーク100の先
端から後端までの全範囲にわたって光学センサによって
検出されている。このため、光学センサの検出地点に上
記マーク100の先端がさしかかると同時に検出信号が
出力され始める。したがって、マーク位置に対する光学
センサの検出信号の出力開始タイミングは、1色目のと
きも2色目のときも同じである。
【0007】一方、図5(b)において、1色目のとき
には、マーク100の先端付近に付着したトナー等の汚
れ101が原因で、該先端が光学センサの検出地点にさ
しかかっても該光学センサよって検出されず、しばらく
してから該マークが検出されている。すなわち、光学セ
ンサの検出地点に上記マーク100の先端がさしかかっ
てから更に距離I分だけ移動した後に検出信号が出力さ
れ始める。また、2色目のときには、1色目の汚れ10
1の付着形状と異なる汚れ102が上記マーク100の
先端付近に付着し、該先端が光学センサの検出地点を通
過した直後に該光学センサによって検出されている。す
なわち、光学センサの検出地点に上記マーク100の先
端がさしかかってから更に距離J分だけ移動した後に検
出信号が出力され始める。この結果、図5(b)におい
ては、マーク位置に対する光学センサの検出信号の出力
開始タイミングが、1色目のときと2色目のときとでは
異なっている。
【0008】このように、各色トナー像の1次転写時ご
とにマーク位置に対する光学センサの出力開始タイミン
グがそれぞれ異なると、各色トナー像が1次転写される
位置位置が互いにズレることになる。このため、転写紙
上にはブレた画像が形成されてしまうという不具合が生
じていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この不具合を解消する
手段として、ブラシなどのマーククリーニング部材を上
記マークに接触させてこれをクリーニングするマークク
リーニング部材を備えた画像形成装置が知られている。
この画像形成装置では、上記マーククリーニング部材を
上記マークの通過領域の一部に接触するように、例え
ば、該マークが中間転写ベルトの非作像領域の裏面に設
けられている場合には該裏面に接触するように固定して
配置されていた。
【0010】ところが、このようにマーククリーニング
部材を固定配置すると、該マーククリーニング部材は上
記マークとともに該マークの通過領域部分の中間転写ベ
ルト面とも常に同一箇所で接触することになる。このよ
うに同一箇所でずっと接触していると、上記マーククリ
ーニング部材の上記中間転写ベルトに対する接触箇所が
劣化しやすい。例えば、上記マーククリーニング部材と
してブラシを利用した場合、同一箇所でずっと接触して
いると、ブラシの毛倒れ等が発生しやすく、また、該ブ
ラシによって回収したトナー等による目詰まり等も発生
しやすい。このようにマーククリーニング部材の接触箇
所が劣化しやすいと、そのクリーニング能力の低下が早
くなり、上記マークセンサによるマークの検出誤差が発
生しやすく、正確なシーケンス制御を行うことができな
い。この結果、上記画像形成装置においては、マーク汚
れによる画像のブレが発生しやすくなる。
【0011】尚、このようなマーククリーニング部材の
接触箇所の劣化に伴いクリーニング能力が低下すること
によるマークセンサの検出誤差の問題は、上記中間転写
ベルトに限らず、位置検知用マークを備えたベルト状部
材を備え、マークセンサの検出結果を画像形成における
シーケンス制御に用いる場合には同様に発生し得る。ま
た、このような検出誤差の問題は、図5で示したように
検出信号の出力開始タイミングすなわちマーク先端の検
出タイミングでシーケンス制御するものだけでなく、検
出信号の出力終了タイミングすなわちマーク後端の検出
タイミングでシーケンス制御するものであって、該後端
部分に汚れが残っている場合にも同様に発生し得る。
【0012】本発明は、上記問題に鑑みなされたもので
あり、その目的とするところは、マーククリーニング部
材のクリーニング能力の低下を遅らせ、ベルト状部材に
設けられた位置検出用マークを長期的に安定してクリー
ニングすることで、長期的に正確なシーケンス制御を行
うことができる画像形成装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1乃至6の発明は、位置検知用マークを有す
るベルト状部材と、該ベルト状部材を回動可能に保持す
る複数の保持部材と、該ベルト状部材の位置検知用マー
クを検出するマークセンサと、該位置検出用マークをク
リーニングするマーククリーニング部材とを備え、該マ
ークセンサの検出結果をシーケンス制御に用いる画像形
成装置において、上記マーククリーニング部材が、上記
位置検出用マークに接触してこれをクリーニングするも
のであって、該位置検出用マークと接触する接触箇所が
経時的に変わることを特徴とするものである。
【0014】この画像形成装置においては、マーククリ
ーニング部材におけるマークと接触する接触箇所が経時
的に変わるため、従来の同一箇所でクリーニングするも
のと同じ期間使用しても、該接触箇所の劣化が少ない。
したがって、マーククリーニング部材のクリーニング能
力の低下を遅らせることができ、上記マークを長期的に
安定してクリーニングすることができる。
【0015】特に、請求項2の発明は、請求項1の画像
形成装置において、上記マーククリーニング部材が、上
記位置検出用マークに接触するように表面が移動する表
面無端移動可能部材であることを特徴とするものであ
る。
【0016】この画像形成装置においては、上記マーク
クリーニング部材として表面無端移動可能部材を用いる
ことで、簡単な構成でマークとの接触箇所を経時的に変
えることができる。この表面無端移動可能部材として
は、表面がブラシ状に形成されたブラシローラやブラシ
ベルト、表面がスポンジ状に形成されたスポンジローラ
やスポンジベルト等を用いることができる。尚、この表
面無端移動可能部材の駆動手段としては、モータ等の駆
動源から駆動力を得るものであってもよいが、クリーニ
ング対象のマークが設けられたベルト状部材の表面移動
に連れ回るようなものであってもよい。
【0017】また、請求項3の発明は、請求項2の画像
形成装置において、上記表面無端移動可能部材の表面を
移動させる駆動手段の駆動源として、上記ベルト状部材
の表面を移動させるベルト駆動手段を用いたことを特徴
とするものである。
【0018】上記表面無端移動可能部材の駆動手段の駆
動源としては、独立した駆動源を設けてもよいが、当該
画像形成装置に設けられた他の装置の駆動源を利用する
と、省スペース化、低コスト化の観点で好ましい。そこ
で、本請求項の画像形成装置においては、上記表面無端
移動可能部材がベルト状部材に設けられたマークをクリ
ーニングするものであるため、その駆動手段の駆動源と
して該表面無端移動可能部材に最も近接した該ベルト状
部材のベルト駆動手段を用いている。このように上記表
面無端移動可能部材に最も近接したベルト駆動手段を該
表面無端移動可能部材の駆動源とするので、スペースを
とることなく簡単な機構を設けるだけで該ベルト駆動手
段から駆動力を得ることができる。
【0019】また、請求項4の発明は、上記保持部材が
上記ベルト状部材を張架して該ベルト状部材の表面移動
方向に回転し上記ベルト駆動手段として用いられるロー
ラであり、上記表面無端移動可能部材が、圧縮性を有す
る材料で表面が形成された回転体である請求項3の画像
形成装置において、上記駆動手段が、上記ローラからの
駆動力を上記回転体に伝達する伝達部材を有し、該伝達
部材が、該回転体と同軸に配置されて該ローラに圧接し
て連れ回り回転する被駆動ローラであり、該被駆動ロー
ラの直径は該回転体の直径よりも小さいことを特徴とす
るものである。
【0020】この画像形成装置においては、ベルト状部
材を張架するローラからの駆動力を伝達する伝達部材
が、該ローラに圧接する被駆動ローラであるため、簡単
な機構でローラからの駆動力を得ることができる。ま
た、この被駆動ローラは、上記回転体と同軸に配置され
ており、その直径が該回転体よりも小さいため、該回転
体も上記ローラに接触することになる。このため、この
回転体は、ベルト状部材に設けられたマークに接触する
上記ローラの部分をもクリーニングすることができ、該
ローラによるマーク汚れを予防することができる。尚、
この回転体表面は圧縮性を有する材料で形成されている
ため、被駆動ローラと駆動源であるローラとの圧接関係
に影響を与えないで済む。
【0021】また、請求項5の発明は、上記保持部材が
上記ベルト状部材を張架して該ベルト状部材の表面移動
方向に回転し、上記ベルト駆動手段として用いられるロ
ーラである請求項3の画像形成装置において、上記駆動
手段が、上記ローラからの駆動力を上記表面無端移動可
能部材に伝達する伝達部材を有し、該伝達部材を、該ロ
ーラと同軸に配置された駆動ギヤと、該表面無端移動可
能部材を駆動させる駆動軸上に固定され該駆動軸と同軸
に配置されて該駆動ギヤに連動する被駆動ギヤとで構成
したことを特徴とするものである。
【0022】この画像形成装置においては、ベルト状部
材を張架するローラからの駆動力を伝達する伝達部材
が、該ローラと同軸に配置された駆動ギヤとこれに連動
する被駆動ギヤから構成されている。請求項4の画像形
成装置では、上記表面無端移動可能部材として回転体を
用い、該回転体を上記ローラに接触して設ける必要があ
るため該回転体の配置の自由度が低かったが、本請求項
の画像形成装置によれば、その自由度を高めることがで
きる。すなわち、表面無端移動可能部材を駆動する駆動
力は、上記駆動ギヤと上記被駆動ギヤとが直接あるいは
他のギヤを介して連動し、該被駆動ギヤが固定された駆
動軸を介して得られる。したがって、これら駆動ギヤ又
は被駆動ギヤの大きさや他のギヤの個数等を適切に設定
することで、上記表面無端移動可能部材を上記ローラか
ら離間して配置することができる。また、本請求項の画
像形成装置では、上記駆動ギヤ又は上記被駆動ギヤの構
造、ギヤ数比、他のギヤの個数等を適宜設定すれば、表
面無端移動可能部材の表面移動速度や表面移動方向等を
調節することもでき、該表面無端移動可能部材のクリー
ニング能力を最大限に発揮させることが可能である。
【0023】また、請求項6の発明は、請求項1、2、
3、4又は5の画像形成装置において、潜像担持体と、
該潜像担持体上に潜像を形成する潜像形成手段と、該潜
像担持体上に形成された潜像を顕像化する現像手段と、
該潜像担持体上に形成された顕像を順次重ね合わせて転
写されることにより、重ね合わせ画像を形成される中間
転写体とを有し、該中間転写体として上記ベルト状部材
を用いることを特徴とするものである。
【0024】この画像形成装置においては、中間転写体
上のマークを上述した請求項1、2、3、4又は5のク
リーニング部材でクリーニングすることができる。した
がって、マークセンサの検出結果に基づいて行われる各
色トナー像の1次転写において、そのシーケンス制御を
正確に行うことができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明を画像形成装置であ
る電子写真カラー複写機(以下、単に「複写機」とい
う。)に適用した一実施形態について説明する。
【0026】まず、本実施形態に係る複写機全体の構成
について説明する。図2は、本実施形態に係る複写機全
体の概略構成図であり、図3は、該複写機の主要部であ
る画像形成部の概略構成図である。この複写機1は、主
に、画像読取部(以下、「スキャナ部」という。)2
と、図3に示す画像形成部(以下、「プリンタ部」とい
う。)3と、給紙カセット部4とから構成されている。
【0027】上記スキャナ部2は、原稿5のカラー画像
情報を、例えばレッド、グリーン、ブルー(以下、それ
ぞれ「R」、「G」、「B」という。)の色分解光ごと
に読み取り、電気的な画像信号に変換する。そして、こ
れらR、G、Bの色分解画像信号の強度レベルに基づい
て図示しない画像処理部で色変換処理を行い、ブラッ
ク、シアン、マゼンタ、イエロー(以下、それぞれ「B
k」、「C」、「M」、「Y」という。)の画像データ
を得る。このようにして得た画像データは、上記プリン
タ部3に送られる。
【0028】上記プリンタ部3は、潜像担持体としての
感光体ドラム200と、帯電手段としての帯電チャージ
ャ201と、感光体除電手段としての除電ランプ202
と、クリーニングブレード及びファーブラシからなる感
光体クリーニング装置210と、潜像形成手段としての
書込光学ユニット220と、現像手段としてのリボルバ
現像ユニット400と、中間転写ユニット500と、転
写手段としての2次転写ユニット600と、定着ローラ
対701を用いた定着手段としての定着ユニット700
などで構成されている。上記感光体ドラム200は図3
中矢印Aで示すように半時計方向に回転する。この感光
体ドラム200の周囲には、上記帯電チャージャ20
1、上記感光体クリーニング装置210、上記リボルバ
現像ユニット400のうちの選択された現像器、上記中
間転写ユニット500などが配置されている。
【0029】上記書込光学ユニット220は、上記スキ
ャナ部2からの画像データを光信号に変換して、上記帯
電チャージャ201によって一様帯電された感光体ドラ
ム200の表面に、原稿の画像に対応したレーザ光Lを
照射して光書き込みを行い、該感光体ドラムの表面に静
電潜像を形成する。この書込光学ユニット220は、光
源としての半導体レーザ、レーザ発光駆動制御部、ポリ
ゴンミラーとその回転用モータ、f/θレンズ、反射ミ
ラーなどによって構成することができる。
【0030】上記リボルバ現像ユニット400は、Bk
トナーを用いるBk現像器401、Cトナーを用いるC
現像器402、Mトナーを用いるM現像器403、Yト
ナーを用いるY現像器404、該ユニット全体を半時計
回りに回転させるリボルバ駆動部などによって構成され
ている。このリボルバ現像ユニット400を構成する各
現像器401〜404は、上記感光体ドラム200上の
静電潜像を現像するために現像剤の穂を該感光体ドラム
表面に接触させて回転する現像剤担持体としての現像ス
リーブ、該現像剤を汲み上げて攪拌するために回転する
現像剤パドル、該現像スリーブを図中時計方向に回転さ
せるスリーブ駆動部などで構成されている。
【0031】本実施形態において、上記各現像器401
〜404内のトナーは、フェライトキャリアとの攪拌に
よって負極性に帯電される。また、各現像器401〜4
04の現像スリーブには、図示しない現像バイアス印加
手段としての電源により、負の直流電圧(直流成分)に
交流電圧(交流成分)が重畳された現像バイアスが印加
されている。これにより、各現像スリーブと上記感光体
ドラム200の金属基体層との間には所定の現像バイア
スが印加されることになる。
【0032】そして、上記リボルバ現像ユニット400
は、複写機1が待機状態のときには、上記Bk現像器4
01を現像位置に位置するホームポジションに停止させ
ている。そして、利用者がコピースタートキーを押す
と、原稿5の画像データの読み取りが開始され、その画
像データに基づくレーザ光Lによる光書き込みにより、
まずBk静電潜像が形成される。上記リボルバ現像ユニ
ット400では、このBk静電潜像の先端部が上記Bk
現像器401の現像位置に到達する前に既に回転を開始
しておいた該Bk現像器の現像スリーブ上のBkトナー
によって該Bk静電潜像を現像する。そして、このBk
静電潜像の後端部がBk現像器401の現像位置を通過
した時点で、次の色の現像器を上記リボルバ駆動部によ
って速やかに現像位置まで移動させる。これは少なくと
も、次の画像データによる静電潜像の先端部が現像位置
に到達する前に完了させる。
【0033】上記中間転写ユニット500は、ベルト状
部材としての中間転写体である中間転写ベルト501、
該中間転写ベルトを張架する複数のローラ507〜51
2などで構成されている。この中間転写ベルト501の
周囲には、上記2次転写ユニット600、中間転写体ク
リーニング手段であるベルトクリーニングブレード50
4、潤滑剤塗布手段である潤滑剤塗布ブラシ505、該
中間転写ベルトの非作像領域の裏面に設けられた位置検
出用マークを検出するマークセンサとしての光学センサ
514などが対向するように配設されている。上記中間
転写ベルト501は、1次転写電荷付与手段である1次
転写バイアスローラ507と、ベルト駆動手段としての
ベルト駆動ローラ508と、ベルトテンションローラ5
09と、2次転写対向ローラ510と、クリーニング対
向ローラ511と、アースローラ512とに張架されて
いる。これら各ローラは導電性材料で形成され、上記1
次転写バイアスローラ507以外の各ローラは接地され
ている。上記1次転写バイアスローラ507には、定電
流又は定電圧制御された1次転写電源801により、ト
ナー像の重ね合わせ数に応じて所定の大きさの電流又は
電圧に制御された転写バイアスが印加されている。
【0034】また、上記中間転写ベルト501は、図示
しない駆動モータによって回転駆動されるベルト駆動ロ
ーラ508により、図3中矢印Bの方向に駆動される。
また、この中間転写ベルト501は、半導体又は絶縁体
で構成された単層又は多層構造となっている。上記感光
体ドラム200上の各色トナー像を上記中間転写ベルト
501に転写する1次転写部では、該中間転写ベルトが
上記1次転写バイアスローラ507及び上記アースロー
ラ512で該感光体ドラムに押し当てられている。これ
により、上記1次転写部において、上記感光体ドラム2
00と上記中間転写ベルト501との間には所定幅のニ
ップ部が形成される。
【0035】上記潤滑剤塗布ブラシ505は、板状に形
成された潤滑剤としてのステアリン酸亜鉛506を削り
取って得られた微粒子を上記中間転写ベルト501に塗
布するものである。この潤滑剤塗布ブラシ505は、上
記中間転写ベルト501に対して接離可能に構成され、
所定のタイミングで該中間転写ベルトに接触するように
制御される。
【0036】上記2次転写ユニット600は、2次転写
ベルト601、該2次転写ベルトを張架する3つの支持
ローラ602,603,604、2次転写手段としての
2次転写バイアスローラ605などで構成されている。
この2次転写ベルト601における支持ローラ602,
603間の張架部は、上記中間転写ベルト501を介し
て上記2次転写対向ローラ510に圧接可能になってい
る。上記3つの支持ローラ602、603、604の一
つは、図示しない駆動手段によって回転駆動される駆動
ローラであり、その駆動ローラにより上記2次転写ベル
ト601を図中矢印Cの方向に駆動する。
【0037】上記2次転写バイアスローラ605は、上
記中間転写ユニット500の2次転写対向ローラ510
との間に、上記中間転写ベルト501及び上記2次転写
ベルト601を挟持するように配設されている。この2
次転写バイアスローラ605は、定電流制御された2次
転写電源802によって所定電流の転写バイアスが印加
されている。また、上記2次転写ユニット600には、
上記2次転写ベルト601及び上記2次転写バイアスロ
ーラ605が上記2次転写対向ローラ510に対して接
離可能なように、上記支持ローラ602及び2次転写バ
イアスローラ605は図示しない接離機構が設けられて
いる。尚、図3における2点鎖線は、2次転写ベルト6
01及び支持ローラ602の離間位置を示している。
【0038】2次転写バイアスローラ605と2次転写
対向ローラ510とに挟持された中間転写ベルト501
と2次転写ベルト601の間の2次転写部には、レジス
トローラ対650によって所定のタイミングで転写材で
ある転写紙Pが送り込まれる。また、2次転写ベルト6
01における定着ユニット700側の支持ローラ603
に張架されている部分には、転写材除電手段である転写
紙除電チャージャ606と、転写材担持体除電手段であ
るベルト除電チャージャ607とが対向している。ま
た、2次転写ベルト601における支持ローラ604に
張架されている部分には、転写材担持体クリーニング手
段であるクリーニングブレード608が当接している。
【0039】上記転写紙除電チャージャ606は、転写
紙Pに保持されている電荷を除電することにより、転写
紙自体のこしの強さで該転写紙を2次転写ベルト601
から良好に分離できるようにするものである。上記ベル
ト除電チャージャ607は、上記2次転写ベルト601
上に残留する電荷を除電するものである。また、上記ク
リーニングブレード608は、上記2次転写ベルト60
1の表面に付着した付着物を除去してクリーニングする
ものである。
【0040】次に、上記複写機1の動作について説明す
る。画像形成サイクルが開始されると、上記感光体ドラ
ム200は、図示しない駆動モータによって図3中矢印
Aの方向に回転し、また、上記中間転写ベルト501
は、ベルト駆動ローラ508によって矢印Bの方向に回
転する。そして、上記中間転写ベルト501における非
作像領域の裏面に設けられたマークを上記光学センサ5
14で検出し、その検出タイミングに合わせて画像形成
処理を開始する。上記感光体ドラム200上に形成され
るBkトナー像、Cトナー像、Mトナー像及びYトナー
像は、上記1次転写バイアスローラ507による1次転
写バイアスによって上記中間転写ベルト501上に1次
転写される。このとき、中間転写ベルト501の同一面
上に、Bk、C、M、Yの順で順次トナー像が重ね合わ
されて、4色が重なり合ったトナー画像が形成される。
尚、この1次転写後に上記感光体ドラム200は、再使
用に備えて除電ランプ202によって均一に除電された
後、その表面に残留した転写残トナーが上記感光体クリ
ーニング装置210でクリーニングされる。
【0041】このようにして中間転写ベルト501上に
4色重ね合わせて形成されたトナー画像は、2次転写部
において転写紙Pに一括転写される。この転写紙Pは、
上記2次転写部に中間転写ベルト501上のトナー画像
の先端がさしかかるときに、上記レジストローラ対65
0によって該2次転写部に供給される。尚、この転写紙
Pは、画像形成動作が開始される時期に、給紙カセット
部4の転写紙カセット6又は手差しトレイ7からレジス
トローラ対650に給送されている。そして、転写紙P
が上記中間転写ベルト501上のトナー画像と重ねられ
て2次転写部を通過するときに、2次転写バイアスロー
ラ605に印加される2次転写バイアスにより、該トナ
ー画像が転写紙P上に一括転写される。
【0042】このようにしてトナー画像が転写された転
写紙Pは、2次転写ベルト601の駆動に従って搬送さ
れ、上記転写紙除電チャージャ606との対向部を通過
するときに除電されて該2次転写ベルトから剥離する。
そして、定着ローラ対701のニップ部でトナー画像が
溶融定着され、排出ローラ対8により装置外に送り出さ
れ、フルカラーコピーを得る。
【0043】尚、上記2次転写後に、上記中間転写ベル
ト501の表面に残留したトナーは、図示しない接離機
構によって中間転写ベルト501に押圧されるベルトク
リーニングブレード504によってクリーニングされ
る。ここで、リピートコピー時には、上記スキャナ部2
の動作及び上記感光体ドラム200への潜像形成は、1
枚目の4色目(Y)の画像形成工程に引き続き、所定の
タイミングで2枚目の1色目(Bk)の画像形成工程に
進む。また、上記中間転写ベルト501では、1枚目の
トナー画像の転写紙Pへの転写工程に引き続き、上記ベ
ルトクリーニングブレード504でクリーニングされた
領域に、2枚目のBkトナー像が1次転写されるように
する。その後は、1枚目と同様動作になる。
【0044】以上は、4色フルカラーコピーを得るコピ
ーモードであったが、3色コピーモード、2色コピーモ
ードの場合は、指定された色と回数の分について、上記
同様の動作を行うことになる。また、単色コピーモード
の場合は、所定枚数が終了するまでの間、上記リボルバ
現像ユニット400の所定色の現像器のみを現像動作状
態にして、ベルトクリーニングブレード504を中間転
写ベルト501に押圧させた状態のままの位置にしてコ
ピー動作を行う。
【0045】次に、本発明の特徴部分である中間転写ユ
ニット500に設けられたマーククリーニング手段とし
てのマーククリーニングユニットの構成、及び1次転写
時に中間転写ベルト501上に転写される各色トナー像
の位置合わせ動作について説明する。
【0046】上記1次転写時において、まず、上記中間
転写ユニット500に設けられた光学センサ514で、
中間転写ベルト501の非作像領域の裏面に設けられた
光反射テープからなるマークを検出し、その検出結果に
基づく検出信号の出力開始タイミングに合わせて上記感
光体ドラム200上に形成されたBkトナー像が該中間
転写ベルト上に転写される。そして、再び上記マークを
検出して位置合わせし、今度は、上記感光体ドラム20
0上に形成されたCトナー像が、上記中間転写ベルト5
01上のBkトナー像上にぴったり重なるように転写さ
れる。以下、同様に、Mトナー像、Yトナー像が順次転
写され、上記中間転写ベルト501上に4色重なり合っ
たトナー画像が形成される。
【0047】ここで、上記マークを検出する光学センサ
514は、光の反射により該マークを検出するため、上
記マークが飛散トナー等によって汚れていると、該光学
センサの検出タイミングにバラツキが生じ、上記中間転
写ベルト501上において各色トナー像がズレて転写さ
れるという問題が生じる。そこで、本実施形態では、こ
のマークをクリーニングするためのマーククリーニング
手段としてのマーククリーニングユニット900が設け
られている。本実施形態では、上記マークの先端を検出
したタイミングすなわち検出信号の出力開始タイミング
に合わせてシーケンス制御による各色トナー像の位置合
わせをするため、該マークの先端付近の汚れが重要とな
るが、例えば、上記マークの後端を検出したタイミング
すなわち検出信号の出力終了タイミングに合わせてシー
ケンス制御を行う場合には、該マークの後端付近の汚れ
が重要となる。
【0048】〔構成例1〕以下、上記マーククリーニン
グユニット900の一構成例(以下、本構成例を「構成
例1」という。)について説明する。図1は、上記マー
ククリーニングユニット900を示す斜視図である。
尚、この図では、説明のために中間転写ベルト501を
省略している。このマーククリーニングユニット900
は、装置本体に設けられた支持部材9に設けられた孔に
挿通され回転自在に支持されている回転軸901と、該
回転軸を軸として設けられ上記ベルト駆動ローラ508
に圧接した被駆動ローラ902と、該回転軸を軸として
設けられ該ベルト駆動ローラに当接したマーククリーニ
ング部材としての表面無端移動可能部材であるブラシロ
ーラ903とで構成されている。これら被駆動ローラ9
02及びブラシローラ903は、上記回転軸901に固
定されており、また、上記中間転写ベルト501の非作
像領域の裏面に対応する部分で上記ベルト駆動ローラ5
08に当接している。
【0049】上記被駆動ローラ902は、その表面が摩
擦抵抗の高い材料で形成されており、上記ベルト駆動ロ
ーラ508が図中矢印Dの方向に回転駆動することによ
って、該ベルト駆動ローラと該被駆動ローラとの間の摩
擦力により図中矢印Eの方向に連れ回り回転する。この
ようにして被駆動ローラ902が回転駆動することで上
記回転軸901も回転駆動し、上記ブラシローラ903
も回転駆動することになる。尚、本構成例では、表面無
端移動可能部材として回転体であるブラシローラを用い
ているが、表面が移動するものであればベルト状部材の
ブラシベルトであってもよい。また、表面がブラシ状に
形成されたものだけでなく、例えば表面がスポンジで形
成されたスポンジローラ等の他の表面無端移動可能部材
を利用することも可能である。
【0050】上記ブラシローラ903は、その直径が上
記被駆動ローラ902よりも大きく形成されている。こ
れにより、上記マークが設けられた上記中間転写ベルト
501の裏面には、上記ブラシローラ903のみが接触
し、上記被駆動ローラ902は接触しない。尚、上記ブ
ラシローラ903の表面は圧縮性が高いので、当該マー
ククリーニングユニット900の駆動源であるベルト駆
動ローラ508の回転運動にほとんど影響を与えること
はない。
【0051】また、上記構成により、上記ブラシローラ
903は、上記マークだけでなく、上記ベルト駆動ロー
ラ508表面もクリーニングすることになる。上記ブラ
シローラ903によってクリーニングされたマークは、
その直後に上記ベルト駆動ローラ508に接触するが、
該ベルト駆動ローラも該ブラシローラでクリーニングさ
れているため、該ベルト駆動ローラとの接触によってマ
ークが再び汚れることを防止することができる。
【0052】〔構成例2〕より正確にマークを検出して
シーケンス制御の正確さを高め、位置合わせの精度を向
上させるには、上記光学センサ514がクリーニング直
後のマークを検出するようにするのが望ましいが、上記
構成例1では、上記ブラシローラ903が上記光学セン
サ514に対して中間転写ベルト移動方向下流側近傍に
配置されている。また、上記構成例1では、上記ブラシ
ローラ903がその駆動源である中間転写ベルト501
を張架するベルト駆動ローラ508に当接するように配
置されることになる。しかし、上記光学センサ514
は、装置設計上その配置が制限される場合があるので、
上記ブラシローラ903の配置の自由度が高まると、装
置設計上便利である。そこで、以下では、上記中間転写
ベルト501を張架し上記ブラシローラ903の駆動源
となるベルト駆動ローラ508から、該ブラシローラを
離間して配置することができる構成(以下、本構成例を
「構成例2」という。)について説明する。
【0053】図4は、本構成例に係るマーククリーニン
グユニット910の概略構成を示す斜視図である。尚、
この図では、説明のために中間転写ベルト501を省略
している。上記ベルト駆動ローラ508の駆動軸508
aは、上記支持部材9に設けられた孔に挿通され回転自
在に支持されている。本構成例において、上記支持部材
9に対してベルト駆動ローラ508の反対側に延びた駆
動軸508a上には、駆動ギヤ508bが設けられてい
る。
【0054】本構成例のマーククリーニングユニット9
10は、装置本体に設けられた支持部材9に設けられた
孔に挿通され回転自在に支持された駆動軸としての回転
軸911と、該回転軸を軸として固設されたマーククリ
ーニング部材としての表面無端移動可能部材である上記
構成例1と同様のブラシローラ913で構成されてい
る。このブラシローラ913は、上記マークが設けられ
た上記中間転写ベルト501の裏面に接触している。更
に、本構成例において、上記支持部材9に対して上記ブ
ラシローラ913の反対側に延びた回転軸911上に
は、被駆動ギヤ912が設けられている。この被駆動ギ
ヤ912は、上記回転軸911に固定されており、ま
た、上記中間転写ベルト501の側部外方で上記駆動ギ
ヤ508bと噛み合っている。上記駆動軸508aの駆
動によって上記駆動ギヤ508が図中矢印Fの方向に回
転駆動すると、上記被駆動ギヤ912は図中矢印Gの方
向に回転し、上記ブラシローラ913も回転駆動するこ
とになる。
【0055】上記駆動ギヤ508aは、その直径が上記
ベルト駆動ローラ508よりも大きく形成されている。
また、上記被駆動ギヤ912は、その直径が上記ブラシ
ローラ913よりも大きく形成されている。したがっ
て、上記ブラシローラ913は、上記ベルト駆動ローラ
508から離間して位置することになる。尚、この離間
距離は、上記駆動ギヤ508b及び上記被駆動ギヤ91
2の大きさによって決まる。
【0056】以上、本構成例によれば、上記ブラシロー
ラ913を、駆動源であるベルト駆動ローラ508から
離間して配置することができるので、例えば、これらロ
ーラ間に上記光学センサ514を設けることが可能とな
る。光学センサ514をこのように配置すれば、上記ブ
ラシローラよりクリーニングされた直後のマークを検出
することになるため、その検出精度が高くなり位置合わ
せの精度を高めることができる。
【0057】尚、上記構成例2では、上記ベルト駆動ロ
ーラ508からのブラシローラ913の駆動力をギヤ5
08b,912によって伝達する構成について説明した
が、例えば、これらギヤの代わりにベルト受けローラを
設けてこれらローラ間にベルトを張架することで駆動力
を伝達する構成とすることもできる。更に、ギヤの組み
合わせやベルトの張架方法等を変更すれば、上記ブラシ
ローラ913の回転方向を図中矢印Gの反対方向に変え
ることもできる。また、上記駆動ギヤ508bと上記被
駆動ギヤ912のギヤ比等を調節することで、中間転写
ベルト501とブラシローラ913との線速比を変える
ことができる。このように上記ブラシローラ913の回
転方向や線速比を適宜調節することで、該ブラシローラ
のクリーニング性能を最大限に発揮させることが可能と
なる。
【0058】尚、本実施形態では、マークが設けられる
ベルト状部材が中間転写ベルト501である場合につい
て説明したが、画像形成におけるシーケンス制御に用い
るマークを備えたものであれば、他のベルト状部材でも
同様の効果を得ることができる。
【0059】また、本実施形態では、中間転写ベルトを
張架するベルト駆動ローラ508を駆動源として上記ブ
ラシローラ903,913の駆動力を得る構成について
説明したが、中間転写ベルトを張架する他のローラ、例
えば、ベルトテンションローラ509やクリーニング対
抗ローラ511を駆動源としてもよい。また、上記ベル
ト駆動ローラを駆動する図示しない駆動モータを駆動源
として、該モータから直接駆動力を得る構成としてもよ
い。また、上記ブラシローラの駆動源としては、このよ
うなベルト駆動手段に限らず、他の部材の駆動手段、例
えば、感光体ドラムの駆動手段を利用することもでき
る。
【0060】また、本実施形態では、マークとして光反
射テープを用い、光学式反射型の光学センサ514によ
る検出を行ったが、このような光学的なマーク及び光学
的なマークセンサを用いる場合に限らず、マークを検出
したときにマークセンサから検出信号が出力されるもの
であれば、例えば、磁気的あるいは電気的なマークを用
いるとともに磁気的あるいは電気的にマークを検知する
マークセンサを用いることもできる。
【0061】また、本実施形態では、マークを中間転写
ベルト501の裏面側に取り付け、光学センサ514を
ベルト内周面側に配置した例について説明したが、該マ
ークを中間転写ベルトの表面側に取り付け、該光学セン
サをベルト表面側に配置してもよい。
【0062】
【発明の効果】請求項1乃至6の発明によれば、マーク
クリーニング部材のクリーニング能力の低下を遅らせ、
ベルト状部材に設けられた位置検出用マークを長期的に
安定してクリーニングすることができるので、長期的に
正確なシーケンス制御を行うことができる画像形成装置
を提供することができるという優れた効果がある。
【0063】特に、請求項2の発明によれば、マークク
リーニング部材を簡単な構成で実現できるので、装置の
簡素化、低コスト化を図ることができるという優れた効
果がある。
【0064】また、請求項3の発明によれば、マークク
リーニング部材である表面無端移動可能部材の駆動力
を、スペースをとることなく簡単な機構を設けるだけで
得ることができるので、省スペース化、低コスト化を図
ることができるという優れた効果がある。
【0065】また、請求項4の発明によれば、マークに
接触するローラをもクリーニングし、該ローラによるマ
ーク汚れを予防することができ、より正確なシーケンス
制御を行うことができるという優れた効果がある。
【0066】また、請求項5の発明によれば、マークク
リーニング部材の配置の自由度を高めることができ、装
置設計が便利であるという優れた効果がある。更に、マ
ーククリーニング部材である表面無端移動可能部材の表
面移動速度や表面移動方向等を調節することができるの
で、該回転体のクリーニング能力を最大限に発揮させる
ことが可能であるという優れた効果がある。
【0067】また、請求項6の発明によれば、中間転写
体上のマークを上述した請求項1、2、3、4又は5の
クリーニング部材でクリーニングすることができるの
で、正確なシーケンス制御の下で1次転写を行うことが
でき、画像のブレの発生を低減し、長期的にブレのない
高品質な画像を形成することができるという優れた効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る複写機における構成例1のマー
ククリーニングユニットを示す斜視図。
【図2】実施形態に係る複写機全体の概略構成図。
【図3】同複写機のプリンタ部の概略構成図。
【図4】構成例2に係るマーククリーニングユニットを
示す斜視図。
【図5】(a)は、マーク汚れがないときの1次転写時
におけるマークの通過タイミングと、光学センサの検出
タイミングとを同じ時系列に並べて表した図。(b)
は、マーク汚れがあるときの1次転写時におけるマーク
の通過タイミングと、光学センサの検出タイミングとを
同じ時系列に並べて表した図。
【符号の説明】
1 複写機 2 スキャナ部 3 プリンタ部 4 給紙カセット部 5 原稿 9 支持部材 100 マーク 200 感光体 201 帯電チャージャ 202 除電ランプ 210 感光体クリーニング装置 220 書込光学ユニット 400 リボルバ現像ユニット 500 中間転写ユニット 501 中間転写ベルト 508 ベルト駆動ローラ 508a 駆動軸 508b 駆動ギヤ 514 光学センサ 600 2次転写ユニット 650 レジストローラ対 700 定着ユニット 900,910 マーククリーニングユニット 901 回転軸 902 被駆動ローラ 903,913 ブラシローラ 912 被駆動ギヤ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】位置検知用マークを有するベルト状部材
    と、該ベルト状部材を回動可能に保持する複数の保持部
    材と、該ベルト状部材の位置検知用マークを検出するマ
    ークセンサと、該位置検出用マークをクリーニングする
    マーククリーニング部材とを備え、該マークセンサの検
    出結果をシーケンス制御に用いる画像形成装置におい
    て、上記マーククリーニング部材が、上記位置検出用マ
    ークに接触してこれをクリーニングするものであって、
    該位置検出用マークと接触する接触箇所が経時的に変わ
    ることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1の画像形成装置において、上記マ
    ーククリーニング部材が、上記位置検出用マークに接触
    するように表面が移動する表面無端移動可能部材である
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項2の画像形成装置において、上記表
    面無端移動可能部材の表面を移動させる駆動手段の駆動
    源として、上記ベルト状部材の表面を移動させるベルト
    駆動手段を用いたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】上記保持部材が上記ベルト状部材を張架し
    て該ベルト状部材の表面移動方向に回転し上記ベルト駆
    動手段として用いられるローラであり、上記表面無端移
    動可能部材が、圧縮性を有する材料で表面が形成された
    回転体である請求項3の画像形成装置において、上記駆
    動手段が、上記ローラからの駆動力を上記回転体に伝達
    する伝達部材を有し、該伝達部材が、該回転体と同軸に
    配置されて該ローラに圧接して連れ回り回転する被駆動
    ローラであり、該被駆動ローラの直径は該回転体の直径
    よりも小さいことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】上記保持部材が上記ベルト状部材を張架し
    て該ベルト状部材の表面移動方向に回転し、上記ベルト
    駆動手段として用いられるローラである請求項3の画像
    形成装置において、上記駆動手段が、上記ローラからの
    駆動力を上記表面無端移動可能部材に伝達する伝達部材
    を有し、該伝達部材を、該ローラと同軸に配置された駆
    動ギヤと、該表面無端移動可能部材を駆動させる駆動軸
    上に固定され該駆動軸と同軸に配置されて該駆動ギヤに
    連動する被駆動ギヤとで構成したことを特徴とする画像
    形成装置。
  6. 【請求項6】請求項1、2、3、4又は5の画像形成装
    置において、潜像担持体と、該潜像担持体上に潜像を形
    成する潜像形成手段と、該潜像担持体上に形成された潜
    像を顕像化する現像手段と、該潜像担持体上に形成され
    た顕像を順次重ね合わせて転写されることにより、重ね
    合わせ画像を形成される中間転写体とを有し、該中間転
    写体として上記ベルト状部材を用いることを特徴とする
    画像形成装置。
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Cited By (4)

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CN112058730A (zh) * 2020-07-24 2020-12-11 张家港扬子江冷轧板有限公司 一种可移动清理辊面的刷辊及使用方法

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