JP2002207403A - クリーニング装置、それを備える電子写真装置、およびそのクリーニング方法 - Google Patents

クリーニング装置、それを備える電子写真装置、およびそのクリーニング方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子写真装置のクリーニング装置において、
像担持体上に残留する、帯電特性の異なる様々なトナー
をきれいに除去する。 【解決手段】 中間転写体(像担持体)10上のトナー
をクリーニング部材で除去して中間転写体の表面をクリ
ーニングする電子写真装置のクリーニング装置17にお
いて、クリーニング部材として、各々異なる極性のバイ
アスを印加する2つのファーブラシ90・91を設け
る。そして、例えば中間転写体10の回転方向上流側の
ファーブラシ90で(+)のバイアスを印加し、次いで
下流側のファーブラシ91で(−)のバイアスを印加し
て中間転写体10表面をクリーニングする。クリーニン
グ装置17で完全に除去できなかったトナーは、1次転
写位置で感光体40BK側に逆転写する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写機やプリン
タやファクシミリ、またはそれらの複合機など、2成分
または1成分現像剤を用い、帯電・書込み・現像・転写
・クリーニング等を繰り返して感光体上に逐次トナー画
像を形成し、そのトナー画像を直接、または中間転写体
を介して間接的に転写してシートに画像を記録する電子
写真装置に関する。ならびに、そのような電子写真装置
において、感光体や中間転写体等の像担持体上のトナー
をクリーニング部材で除去して像担持体の表面をクリー
ニングするクリーニング装置、およびクリーニング方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、電子写真装置では、市場からの要
求にともない、カラー複写機やカラープリンタなど、カ
ラーのものが多くなってきている。
【0003】カラー電子写真装置には、1つの感光体の
まわりに複数色の現像装置を備え、それらの現像装置で
トナーを付着して感光体上に合成トナー画像を形成し、
そのトナー画像を転写してシートにカラー画像を記録す
る、いわゆるリボルバ型のものと、並べて備える複数の
感光体にそれぞれ個別に現像装置を備え、各感光体上に
それぞれ単色トナー画像を形成し、それらの単色トナー
画像を順次転写してシートに合成カラー画像を記録す
る、いわゆるタンデム型のものとがある。
【0004】リボルバ型とタンデム型とを比較すると、
前者には、感光体が1つであるから、比較的小型化で
き、コストも低減できる利点はあるものの、1つの感光
体を用いて複数回(通常4回)画像形成を繰り返してフ
ルカラー画像を形成するから、画像形成の高速化には限
界がある欠点があり、後者には、逆に大型化し、コスト
高となる欠点はあるものの、画像形成の高速化が可能で
ある利点がある。
【0005】しかし、最近は、フルカラーもモノクロ並
みのスピードが望まれることから、タンデム型の方が注
目されてきている。
【0006】タンデム型の電子写真装置には、図10に
示すように、各感光体1上の画像を転写装置2により、
シート搬送ベルト3で搬送するシートsに順次転写する
直接転写方式のものと、図9に示すように、各感光体1
上の画像を1次転写装置2によりいったん中間転写体4
に順次転写して後、その中間転写体4上の画像を2次転
写装置5によりシートsに一括転写する間接転写方式の
ものとがある。
【0007】直接転写方式のものと間接転写方式のもの
とを比較すると、前者は、感光体1を並べたタンデム型
画像形成装置Tの上流側に給紙装置6を、下流側に定着
装置7を配置しなければならず、大型化する欠点があ
る。これに対し、後者は、2次転写位置を比較的自由に
設置することができるから、給紙装置6および定着装置
7をタンデム型画像形成装置Tと重ねて配置することが
でき、小型化が可能となる利点がある。
【0008】また、前者は、大型化しないように定着装
置7をタンデム型画像形成装置Tに接近して配置するこ
ととなるから、シートsがたわむことができる十分な余
裕をもって定着装置7を配置することができず、シート
sの先端が定着装置7に進入するときの衝撃とか定着装
置7を通過するときのシート搬送速度差とかで、定着装
置7が後端側の画像形成に影響を及ぼす欠点がある。こ
れに対し、後者は、シートsがたわむことができる十分
な余裕をもって定着装置7を配置することができるか
ら、定着装置7がほとんど画像形成に影響を及ぼさない
ようにすることができる。
【0009】このようなことから、最近は、タンデム型
電子写真装置の中の、特に間接転写方式のものが注目さ
れてきている。
【0010】そして、この種のカラー電子写真装置で
は、図9に示すように、1次転写後に感光体1上に残留
する転写残トナーを、感光体クリーニング装置8で除去
して感光体1表面をクリーニングし、再度の画像形成に
備えていた。また、2次転写後に中間転写体4上に残留
する転写残トナーを、中間転写体クリーニング装置9で
除去して中間転写体4表面をクリーニングし、再度の画
像転写に備えていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、感光体1や
中間転写体4等の像担持体上のトナーは、感光体クリー
ニング装置8や中間転写体クリーニング装置9で機械的
に掻き落とすだけでは十分なクリーニングを行うことが
できなかった。バイアスを印加してクリーニング部材で
静電的に吸着するものもあるが、像担持体上には様々な
帯電特性のトナーが残留するから、それらをすべてきれ
いに除去することがなかなか難しかった。
【0012】そこで、この発明の第1の課題は、電子写
真装置のクリーニング装置において、像担持体上に残留
する、帯電特性の異なる様々なトナーをきれいに除去す
ることにある。
【0013】特に、間接転写方式のタンデム型電子写真
装置にあっては、転写を繰り返すことから、帯電状態が
不安定となって中間転写体4上には一層帯電特性の異な
る様々なトナーが残留することとなる。
【0014】そこで、この発明の第2の課題は、電子写
真装置のクリーニング装置において、中間転写体上に残
留する、帯電特性の異なる様々なトナーをきれいに除去
することにある。
【0015】また、クリーニング部材としてクリーニン
グブレードを用いると、中間転写体4を傷め、高価な中
間転写体4の寿命を短くする問題がある。また、摩擦抵
抗が増大して中間転写体4の負荷が増大するとともに、
トナー量の大小によりトルク変動を生じて中間転写体4
が伸縮し、画像に位置ずれを生ずる問題があった。
【0016】そこで、この発明の第3の課題は、電子写
真装置のクリーニング装置において、加えて、中間転写
体の耐久性を向上するとともに、中間転写体の負荷を軽
減してトルク変動を少なくし、中間転写体の伸縮を防止
して画像の位置ずれを解消することにある。
【0017】この発明の第4の課題は、電子写真装置の
クリーニング装置において、加えて、2つのクリーニン
グ部材で除去できずに中間転写体上に残ったトナーもき
れいに除去することにある。
【0018】この発明の第5の課題は、上記課題を解決
した電子写真装置を提供することにある。
【0019】この発明の第6の課題は、電子写真装置に
おいて、加えて、2つのクリーニング部材で除去して中
間転写体上のトナーを一層きれいに除去することにあ
る。
【0020】この発明の第7の課題は、電子写真装置に
おいて、加えて、2つのクリーニング部材で除去できず
に中間転写体上に残ったトナーを一層きれいに除去する
ことにある。
【0021】この発明の第8の課題は、電子写真装置の
クリーニング方法において、第1の課題と同様に、像担
持体上に残留する、帯電特性の異なる様々なトナーをき
れいに除去することにある。
【0022】この発明の第9の課題は、電子写真装置の
クリーニング方法において、第2の課題と同様に、中間
転写体上に残留する、帯電特性の異なる様々なトナーを
きれいに除去することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】そのため、請求項1に係
る発明は、上述した第1の課題を達成すべく、像担持体
上のトナーをクリーニング部材で除去して像担持体の表
面をクリーニングする電子写真装置のクリーニング装置
において、クリーニング部材として、各々異なる極性の
バイアスを印加する2つのクリーニング部材を設けてな
る、ことを特徴とする。
【0024】請求項2に係る発明は、上述した第2の課
題を達成すべく、請求項1に記載のクリーニング装置に
おいて、像担持体が、感光体上から1次転写した画像を
シートに2次転写する中間転写体である、ことを特徴と
する。
【0025】請求項3に係る発明は、上述した第3の課
題を達成すべく、請求項1または2に記載のクリーニン
グ装置において、2つのクリーニング部材の少なくとも
一方がファーブラシである、ことを特徴とする。
【0026】請求項4に係る発明は、上述した第4の課
題を達成すべく、請求項2または3に記載のクリーニン
グ装置において、中間転写体の回転方向下流側のクリー
ニング部材に1次転写位置で印加すると同一極性のバイ
アスを印加してなる、ことを特徴とする。
【0027】請求項5に係る発明は、上述した第5の課
題を達成すべく、電子写真装置において、請求項1ない
し4のいずれか1に記載のクリーニング装置を備えてな
る、ことを特徴とする。
【0028】請求項6に係る発明は、上述した第6の課
題を達成すべく、請求項5に記載の電子写真装置におい
て、像担持体の回転方向において転写位置の下流であっ
て、クリーニング装置の上流位置に、像担持体上のトナ
ーの極性を揃えるバイアス印加部材を設けてなる、こと
を特徴とする。
【0029】請求項7に係る発明は、上述した第7の課
題を達成すべく、請求項5に記載の電子写真装置におい
て、クリーニング装置の下流位置であって、1次転写位
置の上流位置に、中間転写体上のトナーを、1次転写位
置で印加するバイアスと同一極性に揃えるバイアス印加
部材を設けてなる、ことを特徴とする。
【0030】請求項8に係る発明は、上述した第8の課
題を達成すべく、電子写真装置のクリーニング方法にお
いて、像担持体の回転方向上流位置にあるクリーニング
部材でバイアスを印加して像担持体上のトナーを除去し
て後、なおその像担持体上に残留するトナーを、該像担
持体の回転方向下流位置にある別のクリーニング部材
で、異なる極性のバイアスを印加して除去してなる、こ
とを特徴とする。
【0031】請求項9に係る発明は、上述した第9の課
題を達成すべく、電子写真装置のクリーニング方法にお
いて、中間転写体の回転方向上流位置にあるクリーニン
グ部材でバイアスを印加して中間転写体上のトナーを除
去して後、なおその中間転写体上に残留するトナーを、
該中間転写体の回転方向下流位置にある別のクリーニン
グ部材で、異なる極性のバイアスを印加して除去すると
ともに、なおその中間転写体上に残留するトナーを、そ
の後の1次転写位置で印加するバイアスにより感光体側
に逆転写して中間転写体表面をクリーニングしてなる、
ことを特徴とする。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、この発
明の実施の形態につき説明する。図1は、この発明の一
実施の形態を示すもので、タンデム型間接転写方式のカ
ラー複写機における全体概略構成図である。
【0033】図中符号100は複写機本体、200はそ
れを載せる給紙テーブル、300は複写機本体100上
に取り付けるスキャナ、400はさらにその上に取り付
ける原稿自動搬送装置(ADF)である。
【0034】複写機本体100には、中央に、無端ベル
ト状の中間転写体10を設ける。中間転写体10は、図
2に示すように、ベース層11を、例えばフッ素樹脂や
帆布などののびにくい材料でつくり、その上に弾性層1
2を設ける。弾性層12は、例えばフッ素ゴムやアクリ
ロニトリル−ブタジェン共重合ゴムなどでつくる。その
弾性層12の表面は、例えばフッ素系樹脂をコーティン
グして平滑性のよいコート層13で被ってなる。
【0035】そして、図1に示すとおり、図示例では3
つの支持ローラ14・15・16に掛け回して図中時計
回りに回転搬送可能とする。
【0036】この図示例では、3つのうち第2の支持ロ
ーラ15の左に、画像転写後に中間転写体10上に残留
する残留トナーを除去する中間転写体クリーニング装置
17を設ける。
【0037】また、3つのうちの第1の支持ローラ14
と第2の支持ローラ15間に張り渡した中間転写体10
上には、その搬送方向に沿って、ブラック・シアン・マ
ゼンタ・イエロの4つの画像形成手段18を横に並べて
配置してタンデム画像形成装置20を構成する。
【0038】そのタンデム画像形成装置20の上には、
図1に示すように、さらに露光装置21を設ける。
【0039】一方、中間転写体10を挟んでタンデム画
像形成装置20と反対の側には、2次転写装置22を備
える。2次転写装置22は、図示例では、2つのローラ
23間に、無端ベルトである2次転写ベルト24を掛け
渡して構成し、中間転写体10を介して第3の支持ロー
ラ16に押し当てて配置し、中間転写体10上の画像を
シートに転写する。
【0040】2次転写装置22の横には、シート上の転
写画像を定着する定着装置25を設ける。定着装置25
は、無端ベルトである定着ベルト26に加圧ローラ27
を押し当てて構成する。
【0041】上述した2次転写装置22には、画像転写
後のシートをこの定着装置25へと搬送するシート搬送
機能も備えてなる。もちろん、2次転写装置22とし
て、非接触のチャージャを配置してもよく、そのような
場合は、このシート搬送機能を併せて備えることは難し
くなる。
【0042】なお、図示例では、このような2次転写装
置22および定着装置25の下に、上述したタンデム画
像形成装置20と平行に、シートの両面に画像を記録す
べくシートを反転するシート反転装置28を備える。
【0043】さて、いまこのカラー複写機を用いてコピ
ーをとるときは、原稿自動搬送装置400の原稿台30
上に原稿をセットする。または、原稿自動搬送装置40
0を開いてスキャナ300のコンタクトガラス32上に
原稿をセットし、原稿自動搬送装置400を閉じてそれ
で押さえる。
【0044】そして、不図示のスタートスイッチを押す
と、原稿自動搬送装置400に原稿をセットしたとき
は、原稿を搬送してコンタクトガラス32上へと移動し
て後、他方コンタクトガラス32上に原稿をセットした
ときは、直ちにスキャナ300を駆動し、第1走行体3
3および第2走行体34を走行する。そして、第1走行
体33で光源から光を発射するとともに原稿面からの反
射光をさらに反射して第2走行体34に向け、第2走行
体34のミラーで反射して結像レンズ35を通して読取
りセンサ36に入れ、原稿内容を読み取る。
【0045】また、不図示のスタートスイッチを押す
と、不図示の駆動モータで支持ローラ14・15・16
の1つを回転駆動して他の2つの支持ローラを従動回転
し、中間転写体10を回転搬送する。同時に、個々の画
像形成手段18でその感光体40を回転して各感光体4
0上にそれぞれ、ブラック・イエロ・マゼンタ・シアン
の単色画像を形成する。そして、中間転写体10の搬送
とともに、それらの単色画像を順次転写して中間転写体
10上に合成カラー画像を形成する。
【0046】一方、不図示のスタートスイッチを押す
と、給紙テーブル200の給紙ローラ42の1つを選択
回転し、ペーパーバンク43に多段に備える給紙カセッ
ト44の1つからシートを繰り出し、分離ローラ45で
1枚ずつ分離して給紙路46に入れ、搬送ローラ47で
搬送して複写機本体100内の給紙路48に導き、レジ
ストローラ49に突き当てて止める。
【0047】または、給紙ローラ50を回転して手差し
トレイ51上のシートを繰り出し、分離ローラ52で1
枚ずつ分離して手差し給紙路53に入れ、同じくレジス
トローラ49に突き当てて止める。
【0048】そして、中間転写体10上の合成カラー画
像にタイミングを合わせてレジストローラ49を回転
し、中間転写体10と2次転写装置22との間にシート
を送り込み、2次転写装置22で転写してシート上にカ
ラー画像を記録する。
【0049】画像転写後のシートは、2次転写装置22
で搬送して定着装置25へと送り込み、定着装置25で
熱と圧力とを加えて転写画像を定着して後、切換爪55
で切り換えて排出ローラ56で排出し、排紙トレイ57
上にスタックする。または、切換爪55で切り換えてシ
ート反転装置28に入れ、そこで反転して再び転写位置
へと導き、裏面にも画像を記録して後、排出ローラ56
で排紙トレイ57上に排出する。
【0050】一方、画像転写後の中間転写体10は、中
間転写体クリーニング装置17で、画像転写後に中間転
写体10上に残留する残留トナーを除去し、タンデム画
像形成装置20による再度の画像形成に備える。
【0051】ここで、レジストローラ49には、導電性
ゴムローラを用い、バイアスを印加する。径φ18で、
表面を1mm厚みの導電性NBRゴムとする。電気抵抗
はゴム材の体積抵抗で10E9Ωcm程度であり、印加電
圧はトナーを転写する側(表側)には−850V程度の
電圧が印加されている。
【0052】紙裏面側は+200V程度の電圧が印加さ
れているが、特に裏面の紙粉転写を考慮する必要が少な
い場合にはアースになっていても良い。また、印加電圧
として、DCバイアスが印加されているが、これはDC
オフセット成分を持ったAC電圧でも良い。
【0053】AC重畳DCバイアスの方が紙表面を均一
に帯電することができる。レジストローラ49を通過し
た後の紙表面は若干マイナス側に帯電している。よっ
て、中間転写体10からシートへの転写では、レジスト
ローラ49に電圧を印加しなかった場合に比べて転写条
件が変わる場合があるので注意が必要である。
【0054】さて、上述したタンデム画像形成装置20
において、個々の画像形成手段18は、詳しくは、例え
ば図3に示すように、ドラム状の感光体40のまわり
に、帯電装置60、現像装置61、1次転写装置62、
感光体クリーニング装置63、除電装置64などを備え
てなる。感光体40は、図示例では、アルミニウム等の
素管に、感光性を有する有機感光材を塗布し、感光層を
形成したドラム状であるが、無端ベルト状であってもよ
い。
【0055】図示省略するが、少なくとも感光体40を
設け、画像形成手段18を構成する部分の全部または一
部でプロセスカートリッジを形成し、複写機本体100
に対して一括して着脱自在としてメンテナンス性を向上
するようにしてもよい。
【0056】画像形成手段18を構成する部分のうち、
帯電装置60は、図示例ではローラ状につくり、感光体
40に接触して電圧を印加することによりその感光体4
0の帯電を行う。
【0057】現像装置61は、一成分現像剤を使用して
もよいが、図示例では、磁性キャリアと非磁性トナーと
よりなる二成分現像剤を使用する。そして、その二成分
現像剤を攪拌しながら搬送して現像スリーブ65に付着
する攪拌部66と、その現像スリーブ65に付着した二
成分現像剤のうちのトナーを感光体40に転移する現像
部67とで構成し、その現像部67より攪拌部66を低
い位置とする。
【0058】攪拌部66には、平行な2本のスクリュ6
8を設ける。2本のスクリュ68の間は、両端部を除い
て仕切り板69で仕切る(図6参照)。また、現像ケー
ス70にトナー濃度センサ71を取り付ける。
【0059】一方、現像部67には、現像ケース70の
開口を通して感光体40と対向して現像スリーブ65を
設けるとともに、その現像スリーブ65内にマグネット
72を固定して設ける。また、その現像スリーブ65に
先端を接近してドクタブレード73を設ける。図示例で
は、ドクタブレード73と現像スリーブ65間の最接近
部における間隔は、500μmに設定してある。
【0060】そして、2成分現像剤を2本のスクリュ6
8で攪拌しながら搬送循環し、現像スリーブ65に供給
する。現像スリーブ65に供給された現像剤は、マグネ
ット72により汲み上げて保持し、現像スリーブ65上
に磁気ブラシを形成する。磁気ブラシは、現像スリーブ
65の回転とともに、ドクタブレード73によって適正
な量に穂切りする。切り落とされた現像剤は、攪拌部6
6に戻される。
【0061】他方、現像スリーブ65上の現像剤のうち
トナーは、現像スリーブ65に印加する現像バイアス電
圧により感光体40に転移してその感光体40上の静電
潜像を可視像化する。可視像化後、現像スリーブ65上
に残った現像剤は、マグネット72の磁力がないところ
で現像スリーブ65から離れて攪拌部66に戻る。この
繰り返しにより、攪拌部66内のトナー濃度が薄くなる
と、それをトナー濃度センサ71で検知して攪拌部66
にトナー補給する。
【0062】ちなみに、図示例では、感光体40の線速
を200mm/s、現像スリーブ65の線速を240mm/sと
している。感光体40の直径を50mm、現像スリーブ
65の直径を18mmとして、現像行程が行われる。現
像スリーブ65上のトナー帯電量は、−10〜−30μ
C/gの範囲である。感光体40と現像スリーブ65の間
隙である現像ギャップGは、従来の0.8mmから
0.4mmの範囲で設定でき、値を小さくすることで現
像効率の向上を図ることが可能である。
【0063】感光体40の厚みを30μmとし、光学系
のビームスポット径を50×60μm、光量を0.47
mWとしている。また、感光体40の帯電(露光前)電
位V を−700V、露光後電位Vを−120Vとし
て現像バイアス電圧を−470Vすなわち現像ポテンシ
ャル350Vとして現像工程が行われるものである。
【0064】次に、1次転写装置62は、ローラ状と
し、中間転写体10を挟んで感光体40に押し当てて設
ける。別に、ローラ状に限らず、非接触のコロナチャー
ジャなどであってもよい。
【0065】感光体クリーニング装置63は、先端を感
光体40に押し当てて、例えばポリウレタンゴム製のク
リーニングブレード75を備えるとともに、外周を感光
体40に接触して導電性のファーブラシ76を矢示方向
に回転自在に備える。また、ファーブラシ76にバイア
スを印加する金属製電界ローラ77を矢示方向に回転自
在に備え、その電界ローラ77にスクレーパ78の先端
を押し当てる。さらに、除去したトナーを回収する回収
スクリュ79を設ける。
【0066】そして、感光体40に対してカウンタ方向
に回転するファーブラシ76で、感光体40上の残留ト
ナーを除去する。ファーブラシ76に付着したトナー
は、ファーブラシ76に対して接触してカウンタ方向に
回転する電界ローラ77でバイアスを印加して取り除
く。電界ローラ77は、スクレーパ78でクリーニング
する。感光体クリーニング装置63で回収したトナー
は、回収スクリュ79で感光体クリーニング装置63の
片側に寄せ、詳しくは後述するトナーリサイクル装置8
0で現像装置61へと戻して再利用する。
【0067】除電装置64は、例えばランプであり、光
を照射して感光体40の表面電位を初期化する。
【0068】そして、感光体40の回転とともに、まず
帯電装置60で感光体40の表面を一様に帯電し、次い
でスキャナ300の読取り内容に応じて上述した露光装
置21からレーザやLED等による書込み光Lを照射し
て感光体40上に静電潜像を形成する。
【0069】その後、現像装置61によりトナーを付着
してその静電潜像を可視像化し、その可視像を1次転写
装置62で中間転写体10上に転写する。画像転写後の
感光体40の表面は、感光体クリーニング装置63で残
留トナーを除去して清掃し、除電装置64で除電して再
度の画像形成に備える。
【0070】図4は、図1に示すカラー複写機の要部拡
大図である。同図においては、タンデム画像形成装置2
0の各画像形成手段18、その画像形成手段18の各感
光体40、各現像装置61、各感光体クリーニング装置
63、および各画像形成手段18の感光体40にそれぞ
れ対向して設ける各1次転写装置62の各符号の後に、
それぞれブラックの場合はBKを、イエロの場合はY
を、マゼンタの場合はMを、シアンの場合はCを付して
示す。
【0071】なお、図4中符号74は、図1および図3
では図示省略するが、各1次転写装置62間において、
中間転写体10のベース層11側に接触して設ける導電
性ローラである。この導電性ローラ74は、転写時に各
1次転写装置62により印加するバイアスが、中抵抗の
ベース層11を介して隣りの各画像形成手段18に流れ
込むことを阻止するものである。
【0072】次に、図5および図6には、トナーリサイ
クル装置80を示す。図5に示すとおり、感光体クリー
ニング装置63の回収スクリュ79には、一端に、ピン
81を有するローラ部82を設ける。そして、そのロー
ラ部82に、トナーリサイクル装置80のベルト状回収
トナー搬送部材83の一側を掛け、その回収トナー搬送
部材83の長孔84にピン81を入れる。回収トナー搬
送部材83の外周には一定間隔置きに羽根85を設けて
なり、その他側は、回転軸86のローラ部87に掛け
る。
【0073】回収トナー搬送部材83は、回転軸86と
ともに、図6に示す搬送路ケース88内に入れる。搬送
路ケース88は、カートリッジケース89と一体につく
り、その現像装置61側の端部に、現像装置61の前述
した2本のスクリュ68の1本を入れてなる。
【0074】そして、外部から駆動力を伝達して回収ス
クリュ79を回転するとともに、回収トナー搬送部材8
3を回転搬送し、感光体クリーニング装置63で回収し
たトナーを搬送路ケース88内を通して現像装置61へ
と搬送し、スクリュ68の回転で現像装置61内に入れ
る。その後、上述したとおり、2本のスクリュ68です
でに現像装置61内にある現像剤とともに攪拌しながら
搬送循環し、現像スリーブ65に供給してドクタブレー
ド73により穂切りして後、感光体40に転移してその
感光体40上の潜像を現像する。
【0075】トナーは、ポリエステル、ポリオ−ル、ス
チレンアクリル等の樹脂に帯電制御剤(CCA)、色剤
を混合し、その周りにシリカ、酸化チタン等の物質を外
添することでその帯電特性、流動性を高めている。添加
剤の粒径は、通常、0.1〜1.5[μm]の範囲であ
る。色剤は、カ−ボンブラック、フタロシアニンブル
−、キナクリドン、カ−ミン等を上げることができる。
帯電極性は、図示例では負帯電である。
【0076】トナーは、ワックス等を分散混合させた母
体トナーに上記種類の添加剤を外添しているものも使用
することができる。ここまでの説明で、トナーは、粉砕
法で作成されたものであるが、重合法等で作成したもの
も使用可能である。一般に重合法、加熱法等で作成され
たトナーは、形状係数を90%以上に形成することが可
能で、さらに形状による添加剤の被覆率も極めて高くな
る。
【0077】ここで、形状係数は、本来ならば球形度と
なって、「粒子と同体積の球の表面積/実粒子の表面積
*100%」で定義されるが、測定がかなり困難になる
ので、円形度で算出する。その定義は、「粒子と同じ投
影面積を持つ円の周長/実粒子の投影輪郭長さ*100
%」とする。そうすると、投影された円が真円に近づく
ほど、100%に近づくことになる。
【0078】トナーの体積平均粒径の範囲は、3〜12
μmが好適である。図示例では、6μmとし、1200
dpi以上の高解像度の画像にも十分対応することが可能
である。
【0079】磁性粒子は、金属または樹脂をコアとして
フェライト等の磁性材料を含有し、表層はシリコン樹脂
等で被覆されたものである。粒径は、20〜50μmの
範囲が良好である。また、抵抗は、ダイナミック抵抗で
10〜10Ωの範囲が最適である。ただし、測定方
法は、磁石を内包したローラ(φ20;600RPM)
に坦持して、幅65mm、長さ1mmの面積の電極をギ
ャップ0.9mmで当接させ、耐圧上限レベル(高抵抗
シリコンコートキャリアでは400Vから鉄粉キャリア
では数V)の印加電圧を印加した時の測定値である。
【0080】現像スリーブ65は、非磁性の回転可能な
スリーブ状の形状を持ち、内部には複数のマグネット7
2を配設している。マグネット72は、固定されている
ために現像剤が所定の場所を通過するときに磁力を作用
させられるようになっている。図示例では、現像スリー
ブ65の直径をφ18とし、表面はサンドブラストまた
は1〜数mmの深さを有する複数の溝を形成する処理を行
い10〜30μmRZの範囲に入るようにあらしてい
る。
【0081】マグネット72は、ドクタブレード73の
箇所から現像スリーブ65の回転方向にN、S、N
、S、Sの5磁極を有する。マグネット72で形
成された(トナー+磁性粒子)は、現像剤として現像ス
リーブ65上に坦持され、トナーは、磁性粒子と混合さ
れることで規定の帯電量を得る。図示例では、−10〜
−30[μC/g]の範囲が好適である。現像スリーブ6
5は、現像剤の磁気ブラシを形成した、マグネット72
のS1側の領域に、感光体40に対向して配設されてい
る。
【0082】ところで、図示例では、図4に示すよう
に、クリーニング装置17に、クリーニング部材として
2つのファーブラシ90・91を設ける。ファーブラシ
90・91は、φ20mm、アクリルカーボン、6.2
5D/F、10万本/inch、E+7Ωのものを使用
し、中間転写体10に対して接触してカウンタ方向に回
転するように設ける。そして、それぞれのファーブラシ
90・91には、不図示の電源から各々異なる極性のバ
イアスを印加する。
【0083】そのようなファーブラシ90・91には、
それぞれ金属ローラ92・93を接触して順方向に回転
するように設ける。そして、この例では、中間転写体1
0の回転方向上流側の金属ローラ92に電源94から
(−)電圧を印加し、下流側の金属ローラ93に電源9
5から(+)電圧を印加する。それらの金属ローラ92
・93には、それぞれブレード96・97の先端を押し
当てる。
【0084】そして、中間転写体10の矢示方向への回
転とともに、はじめ上流側のファーブラシ90を用いて
例えば(−)のバイアスを印加して中間転写体10表面
のクリーニングを行う。仮に、金属ローラ92に−70
0V印加すると、ファーブラシ90は−400Vとな
り、中間転写体10上の(+)トナーをファーブラシ9
0側に転移する。除去したトナーをさらに電位差により
ファーブラシ90から金属ローラ92に転移し、ブレー
ド96により掻き落とす。
【0085】さて、ファーブラシ90で中間転写体10
上のトナーを除去するが、中間転写体10上にはまだ多
くのトナーが残っている。それらのトナーは、ファーブ
ラシ90に印加される(−)のバイアスにより、(−)
に帯電される。これは、電荷注入または放電により帯電
されるものと考えられる。
【0086】しかし、次いで下流側のファーブラシ91
を用いて今度は(+)のバイアスを印加してクリーニン
グを行うことにより、それらのトナーを除去することが
できる。除去したトナーは、電位差によりファーブラシ
91から金属ローラ93に転移し、ブレード97により
掻き落とす。
【0087】ブレード96・97で掻き落としたトナー
は、不図示のタンクに回収する。トナーリサイクル装置
を用いて現像装置61に戻すようにしてもよい。
【0088】さて、ファーブラシ91でクリーニング後
は、ほとんどのトナーが除去されるが、中間転写体10
上にはまだ少しのトナーが残っている。それらのトナー
は、ファーブラシ91に印加される(+)のバイアスに
より、(+)に帯電される。しかし、2つのファーブラ
シ90・91で除去できずに中間転写体10上にトナー
が残ったときにも、ブラックの1次転写位置で感光体4
0BK側に逆転写して感光体クリーニング装置63BK
で回収することができる。
【0089】実験によれば、上流側のファーブラシ90
で約50%除去できずに残ったトナーも、下流側のファ
ーブラシ91で90%除去できた。2つのファーブラシ
90・91で除去できずに中間転写体10上に残ったト
ナーも、ブラックの1次転写位置で感光体40BK側に
ほとんど逆転写することができ、シート上に残像は見ら
れなかった。5万枚のフルカラーコピーを行っても、画
質の低下は見受けられなかった。
【0090】ところで、上述した図示例では、2次転写
装置22により転写されずに中間転写体10上に残った
トナーは、中性から(+)に帯電されているが、きわめ
て不安定である。よって、上流側のファーブラシ90で
は、多くのトナーを除去することができない。
【0091】そこで、図7に示す例では、中間転写体1
0の回転方向において2次転写装置22の下流であっ
て、クリーニング装置17の上流位置に、中間転写体1
0の外側に接触して、バイアス印加部材としてバイアス
ローラ102を設ける。そして、このバイアスローラ1
02には、例えば(+)700Vを印加して中間転写体
10上に残留するトナーを例えば均一に(+)帯電させ
る。
【0092】(+)帯電されたトナーは、(−)のバイ
アスが印加された上流側のファーブラシ90により除去
される。実験によると、転写残トナーの約90%を除去
することができた。上流側のファーブラシ90により除
去されなかったトナーは、次の(+)のバイアスが印加
された下流側のファーブラシ91によりほとんど除去さ
れる。
【0093】2つのファーブラシ90・91により除去
できなかったときにも、上述したように1次転写位置で
逆転写して中間転写体10表面をクリーニングすること
ができ、クリーニングに十分な余裕をもたせることがで
きる。
【0094】なお、図7では、図4と対応する部分に
は、図4に用いたと同一の符号を付し、重複説明を省略
する。
【0095】さて、図7に示す例では、クリーニング装
置17の上流位置にバイアスローラ102を配置した
が、図8に示すように、クリーニング装置17の下流位
置であって、1次転写位置の上流位置に、中間転写体1
0の外側に接触して、バイアス印加部材としてバイアス
ローラ104を設けるようにしてもよい。
【0096】そして、そのバイアスローラ104により
例えば(+)のバイアスを印加して、中間転写体10上
のトナーを1次転写位置で印加するバイアスと同一の極
性に揃え、1次転写位置で感光体40BK側に確実に逆
転写して感光体クリーニング装置63BKで回収するこ
とができる。
【0097】なお、図8でも、図4と対応する部分に
は、図4に用いたと同一の符号を付し、重複説明を省略
する。
【0098】なお、上述した説明では、中間転写体10
上のトナーを除去する中間転写体クリーニング装置17
において、クリーニング部材として、2つのファーブラ
シ90・91を設ける場合について説明した。しかし、
感光体40上のトナーを除去する感光体クリーニング装
置63にも同様に適用し、クリーニング部材として、各
々異なる極性のバイアスを印加する2つのクリーニング
部材を設けるようにしてもよい。
【0099】
【発明の効果】以上説明したとおり、請求項1に係る発
明によれば、クリーニング部材として、各々異なる極性
のバイアスを印加する2つのクリーニング部材を設け、
像担持体の回転とともに、はじめ上流側のクリーニング
部材を用いてバイアスを印加して像担持体表面のクリー
ニングを行い、次いで下流側のクリーニング部材を用い
て今度は前とは逆極性のバイアスを印加してクリーニン
グを行うから、シートジャムや環境変動などにより様々
な帯電特性のトナーが像担持体上に残留していても、そ
れらのトナーを機械的に掻き落とすだけでなく、静電的
にも吸着してきれいに除去し、残像の発生を防止するこ
とができる。
【0100】請求項2に係る発明によれば、像担持体
が、感光体上から1次転写した画像をシートに2次転写
する中間転写体であるから、転写を繰り返して一層様々
な帯電特性のトナーが像担持体上に残留していても、そ
れらのトナーを機械的に掻き落とすだけでなく、静電的
にも吸着してきれいに除去し、残像の発生を防止するこ
とができる。
【0101】請求項3に係る発明によれば、2つのクリ
ーニング部材の少なくとも一方がファーブラシであるか
ら、像担持体に傷を付けることなく、高価な像担持体の
耐久性を向上することができ、また像担持体に対する回
転負荷を軽減するとともにトルク変動を少なくし、画質
を向上することができる。中間転写体がベルトであると
き、その伸縮による位置ずれも解消し、一層画質を向上
することができる。
【0102】請求項4に係る発明によれば、中間転写体
の回転方向下流側のクリーニング部材に1次転写位置で
印加するバイアスと同一極性のバイアスを印加するか
ら、2つのクリーニング部材で除去できずに像担持体上
にトナーが残ったときにも、残ったトナーを1次転写位
置で印加するバイアスと同一極性に帯電し、1次転写位
置で感光体側に逆転写して感光体クリーニング装置で回
収することができる。
【0103】請求項5に係る発明によれば、上記効果を
有するクリーニング装置を備えた電子写真装置を提供す
ることができる。
【0104】請求項6に係る発明によれば、像担持体の
回転方向において転写位置の下流であって、クリーニン
グ装置の上流位置にバイアス印加部材を設け、クリーニ
ング装置の手前で像担持体上のトナーの極性を揃えるか
ら、上流側のクリーニング部材で逆極性を印加して像担
持体上のトナーを効率よく除去することができ、仮に除
去し切れないことがあっても次の下流側のクリーニング
部材でさらに逆極性のバイアスを印加して像担持体上の
トナーをほとんど除去することができる。
【0105】請求項7に係る発明によれば、中間転写体
の回転方向においてクリーニング装置の下流であって、
1次転写位置の上流位置にバイアス印加部材を設け、ク
リーニング装置でクリーニング後になお中間転写体上に
残留するトナーを1次転写位置で印加するバイアスと同
一極性に揃えるから、1次転写位置で感光体側に確実に
逆転写して感光体クリーニング装置で回収することがで
きる。
【0106】請求項8に係る発明によれば、像担持体の
回転方向上流位置にあるクリーニング部材でバイアスを
印加して像担持体上のトナーを除去して後、なおその像
担持体上に残留するトナーを、該像担持体の回転方向下
流位置にある別のクリーニング部材で、異なる極性のバ
イアスを印加して除去するから、シートジャムや環境変
動などにより様々な帯電特性のトナーが像担持体上に残
留していても、それらのトナーを機械的に掻き落とすだ
けでなく、静電的にも吸着してきれいに除去し、残像の
発生を防止することができる。
【0107】請求項9に係る発明によれば、中間転写体
の回転方向上流位置にあるクリーニング部材でバイアス
を印加して中間転写体上のトナーを除去して後、なおそ
の中間転写体上に残留するトナーを、該中間転写体の回
転方向下流位置にある別のクリーニング部材で、異なる
極性のバイアスを印加して除去するとともに、なおその
中間転写体上に残留するトナーを、その後の1次転写位
置で印加するバイアスにより感光体側に逆転写して中間
転写体表面をクリーニングするから、2つのクリーニン
グ部材で除去できずに中間転写体上にトナーが残ったと
きにも、残ったトナーを1次転写位置で印加するバイア
スと同一極性に帯電し、1次転写位置で感光体側に逆転
写して感光体クリーニング装置で回収することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態を示すもので、タンデ
ム型間接転写方式のカラー複写機における全体概略構成
図である。
【図2】そのカラー複写機で用いる中間転写体の断面構
成を示す部分拡大断面図である。
【図3】そのカラー複写機で用いるダンデム画像形成装
置の部分拡大構成図である。
【図4】そのカラー複写機の要部拡大構成図である。
【図5】そのカラー複写機で用いるトナーリサイクル装
置を説明する分解斜視図である。
【図6】そのトナーリサイクル装置の現像装置側の破断
斜視図である。
【図7】前記カラー複写機で用いる中間転写体クリーニ
ング装置の他例を示すダンデム画像形成装置の部分拡大
構成図である。
【図8】さらにその他例を示すダンデム画像形成装置の
部分拡大構成図である。
【図9】従来のタンデム型間接転写方式のカラー複写機
におけるダンデム画像形成装置まわりの構成図である。
【図10】従来のタンデム型直接転写方式のカラー複写
機におけるダンデム画像形成装置まわりの構成図であ
る。
【符号の説明】
10 中間転写体(像担持体) 17 中間転写体クリーニング装置 18 画像形成手段 20 タンデム画像形成装置 22 2次転写装置 40 感光体(像担持体) 62 1次転写装置 63 感光体クリーニング装置 80 トナーリサイクル装置 90 ファーブラシ 91 ファーブラシ 102 バイアスローラ(バイアス印加部材) 104 バイアスローラ(バイアス印加部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 勝弘 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 岩井 貞之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 小山 一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H032 AA05 AA15 BA09 BA23 BA30 2H134 GA01 GA06 GB02 HB01 HB03 HB07 HB12 HB16 HB18 HD02 JA02 JA11 KB03 KB04 KD04 KD12 KF02 KG04 KH01 KH15 KJ02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体上のトナーをクリーニング部材
    で除去して前記像担持体の表面をクリーニングする電子
    写真装置のクリーニング装置において、前記クリーニン
    グ部材として、各々異なる極性のバイアスを印加する2
    つのクリーニング部材を設けてなる、クリーニング装
    置。
  2. 【請求項2】 前記像担持体が、感光体上から1次転写
    した画像をシートに2次転写する中間転写体である、請
    求項1に記載のクリーニング装置。
  3. 【請求項3】 前記2つのクリーニング部材の少なくと
    も一方がファーブラシである、請求項1または2に記載
    のクリーニング装置。
  4. 【請求項4】 前記中間転写体の回転方向下流側のクリ
    ーニング部材に1次転写位置で印加すると同一極性のバ
    イアスを印加してなる、請求項2または3に記載のクリ
    ーニング装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1に記載の
    クリーニング装置を備えてなる、電子写真装置。
  6. 【請求項6】 前記像担持体の回転方向において転写位
    置の下流であって、前記クリーニング装置の上流位置
    に、前記像担持体上のトナーの極性を揃えるバイアス印
    加部材を設けてなる、請求項5に記載の電子写真装置。
  7. 【請求項7】 前記クリーニング装置の下流位置であっ
    て、1次転写位置の上流位置に、前記中間転写体上のト
    ナーを、1次転写位置で印加するバイアスと同一極性に
    揃えるバイアス印加部材を設けてなる、請求項5に記載
    の電子写真装置。
  8. 【請求項8】 像担持体の回転方向上流位置にあるクリ
    ーニング部材でバイアスを印加して前記像担持体上のト
    ナーを除去して後、なおその像担持体上に残留するトナ
    ーを、該像担持体の回転方向下流位置にある別のクリー
    ニング部材で、異なる極性のバイアスを印加して除去し
    てなる、電子写真装置のクリーニング方法。
  9. 【請求項9】 中間転写体の回転方向上流位置にあるク
    リーニング部材でバイアスを印加して前記中間転写体上
    のトナーを除去して後、なおその中間転写体上に残留す
    るトナーを、該中間転写体の回転方向下流位置にある別
    のクリーニング部材で、異なる極性のバイアスを印加し
    て除去するとともに、なおその中間転写体上に残留する
    トナーを、その後の1次転写位置で印加するバイアスに
    より感光体側に逆転写して前記中間転写体表面をクリー
    ニングしてなる、電子写真装置のクリーニング方法。
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