JP2003215879A - タンデム型中間転写装置 - Google Patents

タンデム型中間転写装置

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JP2003215879A
JP2003215879A JP2002016131A JP2002016131A JP2003215879A JP 2003215879 A JP2003215879 A JP 2003215879A JP 2002016131 A JP2002016131 A JP 2002016131A JP 2002016131 A JP2002016131 A JP 2002016131A JP 2003215879 A JP2003215879 A JP 2003215879A
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Satoshi Uchida
智 内田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タンデム型タイプで且つ中間転写体を用いた
作像装置において、トナーを効率的にリサイクルできる
ようにする。 【解決手段】 中間転写体10を有するタンデム型中間
転写装置において、作像途中における搬送中の転写紙の
ジャムを検知した場合はただちに全作像を停止すると共
に中間転写体10を感光体40から離間させ、この状態
において感光体40を回転させ該感光体40に設けられ
たクリーニング装置63より各感光体40上に作像され
たトナーをクリーニングし、クリーニングされたトナー
を回収して再利用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー複写機の中
でも色毎に感光体を持つタンデム型タイプで且つ中間転
写体を用いた作像装置において、トナーのリサイクルを
効率良く行う為のタンデム型中間転写装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】今日、電子写真装置では、市場からの要
求にともない、カラー複写機やカラープリンタなど、カ
ラーのものが多くなってきている。カラー電子写真装置
には、1つの感光体のまわりに複数色の現像装置を備
え、それらの現像装置でトナーを付着して感光体上に合
成トナー画像を形成し、そのトナー画像を転写してシー
トにカラー画像を記録する、いわゆるリボルバ型のもの
と、並べて備える複数の感光体にそれぞれ個別に現像装
置を備え、各感光体上にそれぞれ単色トナー画像を形成
し、それらの単色トナー画像を順次転写してシートに合
成カラー画像を記録する、いわゆるタンデム型のものと
がある。リボルバ型とタンデム型とを比較すると、前者
には、感光体が1つであるから、比較的小型化でき、コ
ストも低減できる利点はあるものの、1つの感光体を用
いて複数回(通常4回)画像形成を繰り返してフルカラ
ー画像を形成することから、画像形成の高速化には限界
がある欠点があり、後者には、逆に大型化し、コスト高
となる欠点はあるものの、画像形成の高速化が可能であ
る利点がある。しかし、最近は、フルカラーもモノクロ
並みのスピードが望まれることから、タンデム型の方が
注目されてきている。
【0003】タンデム型電子写真装置には、図8に示す
ように、各感光体1上の画像を転写装置2により、シー
ト搬送ベルト3で搬送するシートsに順次転写する直接
転写方式のものと、図9に示すように、各感光体1上の
画像を1次転写装置2によりいったん中間転写体4に順
次転写して後、その中間転写体4上の画像を2次転写装
置5によりシートsに一括転写する間接転写方式のもの
とがある。直接転写方式のものと間接転写方式のものと
を比較すると、前者は、感光体1を並べたタンデム型画
像形成装置Tの上流側に給紙装置6を、下流側に定着装
置7を配置しなければならず、大型化する欠点がある。
これに対し、後者は、2次転写装置5を比較的自由な位
置に設置することができるから、給紙装置6および定着
装置7をタンデム型画像形成装置Tと重ねて配置するこ
とができ、小型化が可能となる利点がある。また、前者
は、大型化しないように定着装置7をタンデム型画像形
成装置Tに接近して配置することとなるから、シートs
がたわむことができる十分な余裕をもって定着装置7を
配置することができず、シートsの先端が定着装置7に
進入するときの衝撃とか定着装置7を通過するときのシ
ート搬送速度差とかで、定着装置7が後端側の画像形成
に影響を及ぼす欠点がある。これに対し、後者は、シー
トsがたわむことができる十分な余裕をもって定着装置
7を配置することができるから、定着装置7がほとんど
画像形成に影響を及ぼさないようにすることができる。
このようなことから、最近は、タンデム型電子写真装置
の中の、特に間接転写方式のものが注目されてきてい
る。そして、この種のカラー電子写真装置では、図9に
示すように、1次転写後に感光体1上に残留する転写残
トナーを、感光体クリーニング装置8で除去して感光体
1表面をクリーニングし、再度の画像形成に備えてい
た。また、2次転写後に中間転写体4上に残留する転写
残トナーを、中間転写体クリーニング装置9で除去して
中間転写体4表面をクリーニングし、再度の画像転写に
備えていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の装置では、作像中に転写紙がジャム(紙詰ま
り)した場合、感光体1上に作像されたトナー画像はク
リーニング装置でクリーニングされ、排トナーとして処
理されていた。本発明は、上述の実情に鑑み、タンデム
型タイプで且つ中間転写体を用いた作像装置において、
トナーを効率的にリサイクルするようにしたタンデム型
中間転写装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
中間転写体を有するタンデム型中間転写装置において、
作像途中における搬送中の転写紙のジャムを検知した場
合はただちに全作像を停止し、且つ接触・離間手段によ
り中間転写体を感光体から離間させ、この離間状態にお
いて感光体を回転させて前記感光体に設けられたクリー
ニング装置より各感光体上に作像されたトナーをクリー
ニングし、クリーニングしたトナーを回収して再利用す
るタンデム型中間転写装置を最も主要な特徴とする。請
求項2記載の発明は、感光体のクリーニング装置が、常
に感光体に当接している第1クリーニング装置と、作像
中に転写紙のジャムを検知した時のみ感光体に対して動
作が有効になるように制御される第2クリーニング装置
とからなり、前記第2クリーニング装置により回収した
トナーのみをリサイクルするようにしている請求項1記
載のタンデム型中間転写装置を主要な特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、この発
明の実施の形態につき説明する。図2は、この発明のタ
ンデム型間接転写装置を適用するカラー複写機を示して
いる。図中符号100は複写機本体、200はそれを載
せる給紙テーブル、300は複写機本体100上に取り
付けるスキャナ、400はさらにその上に取り付ける原
稿自動搬送装置(ADF)である。複写機本体100に
は、中央に、無端ベルト状の中間転写体10を設ける。
中間転写体10は、図3に示すように、ベース層11
を、例えばフッ素樹脂や帆布などの延びにくい材料でつ
くり、その上に弾性層12を設ける。弾性層12は、例
えばフッ素ゴムやアクリロニトリル−ブタジェン共重合
ゴムなどでつくる。その弾性層12の表面は、例えばフ
ッ素系樹脂をコーティングして平滑性のよいコート層1
3で被ってなる。そして、図2に示すとおり、図示例で
は3つの支持ローラ14、15、16に掛け回して図中
時計回りに回転搬送可能とする。この図示例では、3つ
のうち第2の支持ローラ15の左に、画像転写後に中間
転写体10上に残留する残留トナーを除去する中間転写
体クリーニング装置17を設ける。また、3つのうちの
第1の支持ローラ14と第2の支持ローラ15間に張り
渡した中間転写体10上には、その搬送方向に沿って、
ブラック・シアン・マゼンタ・イエロの4つの画像形成
手段18を横に並べて配置してタンデム画像形成装置2
0を構成する。そのタンデム画像形成装置20の上に
は、図2に示すように、各感光体40に静電潜像を作る
露光装置21を設ける。
【0007】一方、中間転写体10を挟んでタンデム画
像形成装置20と反対の側には、2次転写装置22を備
える。2次転写装置22は、図示例では、2つのローラ
23間に、無端ベルトである2次転写体24を掛け渡し
て構成し、中間転写体10を介して第3の支持ローラ1
6に押し当てて配置し、中間転写体10上の画像をシー
トに転写する。2次転写装置22の横には、シート上の
転写画像を定着する定着装置25を設ける。定着装置2
5は、無端ベルトである定着ベルト26に加圧ローラ2
7を押し当てて構成する。上述した2次転写装置22に
は、画像転写後のシートをこの定着装置25へと搬送す
るシート搬送機能も備えてなる。もちろん、2次転写装
置22として、非接触のチャージャを配置してもよく、
そのような場合は、このシート搬送機能を併せて備える
ことは難しくなる。なお、図示例では、このような2次
転写装置22および定着装置25の下に、上述したタン
デム画像形成装置20と平行に、シートの両面に画像を
記録すべくシートを反転するシート反転装置28を備え
る。
【0008】さて、いまこのカラー複写機を用いてコピ
ーをとるときは、原稿自動搬送装置400の原稿台30
上に原稿をセットする。または、原稿自動搬送装置40
0を開いてスキャナ300のコンタクトガラス32上に
原稿をセットし、原稿自動搬送装置400を閉じてそれ
で押さえる。そして、不図示のスタートスイッチを押す
と、原稿自動搬送装置400に原稿をセットしたとき
は、原稿が搬送されてコンタクトガラス32上へと移動
し、他方コンタクトガラス32上に原稿をセットしたと
きは、直ちにスキャナ300を駆動し、第1走行体33
および第2走行体34を走行する。そして、第1走行体
33で光源から光を発射するとともに原稿面からの反射
光をさらに反射して第2走行体34に向け、第2走行体
34のミラーで反射して結像レンズ35を通して読取り
センサ36に入れ、原稿内容を読み取る。また、不図示
のスタートスイッチを押すと、不図示の駆動モータで支
持ローラ14、15、16の1つを回転駆動して他の2
つの支持ローラを従動回転し、中間転写体10を回転搬
送する。同時に、個々の画像形成手段18でその感光体
40を回転して各感光体40上にそれぞれ、ブラック・
イエロ・マゼンタ・シアンの単色画像を形成する。そし
て、中間転写体10の搬送とともに、それらの単色画像
を順次転写して中間転写体10上に合成カラー画像を形
成する。一方、不図示のスタートスイッチを押すと、給
紙テーブル200の給紙ローラ42の1つを選択回転
し、ペーパーバンク43に多段に備える給紙カセット4
4の1つからシートを繰り出し、分離ローラ45で1枚
ずつ分離して給紙路46に入れ、搬送ローラ47で搬送
して複写機本体100内の給紙路48に導き、レジスト
ローラ49に突き当てて止める。または、給紙ローラ5
0を回転して手差しトレイ51上のシートを繰り出し、
分離ローラ52で1枚ずつ分離して手差し給紙路53に
入れ、同じくレジストローラ49に突き当てて止める。
そして、中間転写体10上の合成カラー画像にタイミン
グを合わせてレジストローラ49を回転し、中間転写体
10と2次転写装置22との間にシートを送り込み、2
次転写装置22で転写してシート上にカラー画像を記録
する。
【0009】画像転写後のシートは、2次転写装置22
で搬送して定着装置25へと送り込み、定着装置25で
熱と圧力とを加えて転写画像を定着して後、切換爪55
で切り換えて排出ローラ56で排出し、排紙トレイ57
上にスタックする。または、切換爪55で切り換えてシ
ート反転装置28に入れ、そこで反転して再び転写位置
へと導き、裏面にも画像を記録して後、排出ローラ56
で排紙トレイ57上に排出する。一方、画像転写後の中
間転写体10は、中間転写体クリーニング装置17で、
画像転写後に中間転写体10上に残留する残留トナーを
除去し、タンデム画像形成装置20による再度の画像形
成に備える。ここで、レジストローラ49には、導電性
ゴムローラを用い、バイアスを印加する。径φ18で、
表面を1mm厚みの導電性NBRゴムとする。電気抵抗
はゴム材の体積抵抗で10E9Ωcm程度であり、印加
電圧はトナーを転写する側(表側)には−850V程度
の電圧が印加されている。紙裏面側は+200V程度の
電圧が印加されているが、特に裏面の紙粉転写を考慮す
る必要が少ない場合にはアースになっていても良い。ま
た、印加電圧として、DCバイアスが印加されている
が、これはDCオフセット成分を持ったAC電圧でも良
い。AC重畳DCバイアスの方が紙表面を均一に帯電す
ることができる。レジストローラ49を通過した後の紙
表面は若干マイナス側に帯電している。よって、中間転
写体10からシートへの転写では、レジストローラ49
に電圧を印加しなかった場合に比べて転写条件が変わる
場合があるので注意が必要である。
【0010】さて、上述したタンデム画像形成装置20
において、個々の画像形成手段18は、詳しくは、例え
ば図4に示すように、ドラム状の感光体40のまわり
に、帯電装置60、現像装置61、1次転写装置62、
感光体クリーニング装置63、除電装置64などを備え
てなる。感光体40は、図示例では、アルミニウム等の
素管に、感光性を有する有機感光材を塗布し、感光層を
形成したドラム状であるが、無端ベルト状であってもよ
い。図示省略するが、少なくとも感光体40を有し、画
像形成手段18を構成する部分の全部または一部でプロ
セスカートリッジを形成し、複写機本体100に対して
一括して着脱自在としてメンテナンス性を向上するよう
にしてもよい。画像形成手段18を構成する部分のう
ち、帯電装置60は、図示例ではローラ状につくり、感
光体40に接触して電圧を印加することによりその感光
体40の帯電を行う。現像装置61は、一成分現像剤を
使用してもよいが、図示例では、磁性キャリアと非磁性
トナーとよりなる二成分現像剤を使用する。そして、そ
の二成分現像剤を攪拌しながら搬送して現像スリーブ6
5に付着する攪拌部66と、その現像スリーブ65に付
着した二成分現像剤のうちのトナーを感光体40に転移
する現像部67とで構成し、その現像部67より攪拌部
66を低い位置とする。攪拌部66には、平行な2本の
スクリュ68を設ける。2本のスクリュ68の間は、両
端部を除いて仕切り板69で仕切る(図4、図7参
照)。また、現像ケース70にトナー濃度センサ71を
取り付ける。
【0011】一方、現像部67には、現像ケース70の
開口を通して感光体40と対向して現像スリーブ65を
設けるとともに、その現像スリーブ65内にマグネット
72を固定して設ける。また、その現像スリーブ65に
先端を接近してドクタブレード73を設ける。図示例で
は、ドクタブレード73と現像スリーブ65間の最接近
部における間隔は、500μmに設定してある。そし
て、2成分現像剤を2本のスクリュ68で攪拌しながら
搬送循環し、現像スリーブ65に供給する。現像スリー
ブ65に供給された現像剤は、マグネット72により汲
み上げて保持し、現像スリーブ65上に磁気ブラシを形
成する。磁気ブラシは、現像スリーブ65の回転ととも
に、ドクタブレード73によって適正な量に穂切りす
る。切り落とされた現像剤は、攪拌部66に戻される。
他方、現像スリーブ65上の現像剤のうちトナーは、現
像スリーブ65に印加する現像バイアス電圧により感光
体40に転移してその感光体40上の静電潜像を可視像
化する。可視像化後、現像スリーブ65上に残った現像
剤は、マグネット72の磁力がないところで現像スリー
ブ65から離れて攪拌部66に戻る。この繰り返しによ
り、攪拌部66内のトナー濃度が薄くなると、それをト
ナー濃度センサ71で検知して攪拌部66にトナー補給
する。ちなみに、図示例では、感光体40の線速を20
0mm/s、現像スリーブ65の線速を240mm/s
としている。感光体40の直径を50mm、現像スリー
ブ65の直径を18mmとして、現像行程が行われる。
現像スリーブ65上のトナー帯電量は、−10〜−30
μC/gの範囲である。感光体40と現像スリーブ65
の間隙である現像ギャップGは、従来の0.8mmか
ら0.4mmの範囲で設定でき、値を小さくすることで
現像効率の向上を図ることが可能である。感光体40の
厚みを30μmとし、光学系のビームスポット径を50
×60μm、光量を0.47mWとしている。また、感
光体40の帯電(露光前)電位V を−700V、露光
後電位Vを−120Vとして現像バイアス電圧を−4
70Vすなわち現像ポテンシャル350Vとして現像工
程が行われるものである。
【0012】次に、1次転写装置62は、ローラ状と
し、中間転写体10を挟んで感光体40に押し当てて設
ける。別に、ローラ状に限らず、非接触のコロナチャー
ジャなどであってもよい。感光体クリーニング装置63
は、先端を感光体40に押し当てて、例えばポリウレタ
ンゴム製のクリーニングブレード75を備えるととも
に、外周を感光体40に接触して導電性のファーブラシ
76を矢示方向に回転自在に備える。また、ファーブラ
シ76にバイアスを印加する金属製電界ローラ77を矢
示方向に回転自在に備え、その電界ローラ77にスクレ
ーパ78の先端を押し当てる。さらに、除去したトナー
を回収する回収スクリュ79を設ける。そして、感光体
40に対してカウンタ方向に回転するファーブラシ76
で、感光体40上の残留トナーを除去する。ファーブラ
シ76に付着したトナーは、ファーブラシ76に対して
接触してカウンタ方向に回転する電界ローラ77でバイ
アスを印加して取り除く。電界ローラ77は、スクレー
パ78でクリーニングする。感光体クリーニング装置6
3で回収したトナーは、回収スクリュ79で感光体クリ
ーニング装置63の片側に寄せ、詳しくは後述するトナ
ーリサイクル装置80で現像装置61へと戻して再利用
する。除電装置64は、例えばランプであり、光を照射
して感光体40の表面電位を初期化する。そして、感光
体40の回転とともに、まず帯電装置60で感光体40
の表面を一様に帯電し、次いでスキャナ300の読取り
内容に応じて上述した露光装置21からレーザやLED
等による書込み光Lを照射して感光体40上に静電潜像
を形成する。その後、現像装置61によりトナーを付着
してその静電潜像を可視像化し、その可視像を1次転写
装置62で中間転写体10上に転写する。画像転写後の
感光体40の表面は、感光体クリーニング装置63で残
留トナーを除去して清掃し、除電装置64で除電して再
度の画像形成に備える。
【0013】図5は、図2に示すカラー複写機の要部拡
大図である。同図においては、タンデム画像形成装置2
0の各画像形成手段18、その画像形成手段18の各感
光体40、各現像装置61、各感光体クリーニング装置
63、および各画像形成手段18の感光体40にそれぞ
れ対向して設ける各1次転写装置62の各符号の後に、
それぞれブラックの場合はBKを、イエロの場合はY
を、マゼンタの場合はMを、シアンの場合はCを付して
示す。なお、図5中符号74は、図2および図4では図
示省略するが、各1次転写装置62間において、中間転
写体10のベース層11側(図3)に接触して設ける導
電性ローラである。この導電性ローラ74は、転写時に
各1次転写装置62により印加するバイアスが、中抵抗
のベース層11を介して隣りの各画像形成手段18に流
れ込むことを阻止するものである。
【0014】次に、図6および図7では、トナーリサイ
クル装置80を示す。図6に示すとおり、感光体クリー
ニング装置63の回収スクリュ79には、一端に、ピン
81を有するローラ部82を設ける。そして、そのロー
ラ部82に、トナーリサイクル装置80のベルト状回収
トナー搬送部材83の一側を掛け、その回収トナー搬送
部材83の長孔84にピン81を入れる。回収トナー搬
送部材83の外周には一定間隔置きに羽根85を設けて
なり、その他側は、回転軸86のローラ部87に掛け
る。回収トナー搬送部材83は、回転軸86とともに、
図7に示す搬送路ケース88内に入れる。搬送路ケース
88は、カートリッジケース89と一体につくり、その
現像装置61側の端部に、現像装置61の前述した2本
のスクリュ68の1本を入れてなる。そして、外部から
駆動力を伝達して回収スクリュ79を回転するととも
に、回収トナー搬送部材83を回転搬送し、感光体クリ
ーニング装置63で回収したトナーを搬送路ケース88
内を通して現像装置61へと搬送し、スクリュ68の回
転で現像装置61内に入れる。その後、上述したとお
り、2本のスクリュ68ですでに現像装置61内にある
現像剤とともに攪拌しながら搬送循環し、現像スリーブ
65に供給してドクタブレード73により穂切りして
後、感光体40に転移してその感光体40上の潜像を現
像する。
【0015】ところで、図示例では、図5に示すよう
に、クリーニング装置17に、クリーニング部材として
2つのファーブラシ90、91を設ける。ファーブラシ
90、91は、φ20mm、アクリルカーボン、6.2
5D/F、10万本/inch 、E+7Ωのものを使
用し、中間転写体10に対して接触してカウンタ方向に
回転するように設ける。そして、それぞれのファーブラ
シ90・91には、不図示の電源から各々異なる極性の
バイアスを印加する。そのようなファーブラシ90、9
1には、それぞれ金属ローラ92、93を接触して順方
向に回転するように設ける。そして、この例では、中間
転写体10の回転方向上流側の金属ローラ92に電源9
4から(−)電圧を印加し、下流側の金属ローラ93に
電源95から(+)電圧を印加する。それらの金属ロー
ラ92・93には、それぞれブレード96・97の先端
を押し当てる。そして、中間転写体10の矢示方向への
回転とともに、はじめ上流側のファーブラシ90を用い
て例えば(−)のバイアスを印加して中間転写体10表
面のクリーニングを行う。仮に、金属ローラ92に−7
00V印加すると、ファーブラシ90は−400Vとな
り、中間転写体10上の(+)トナーをファーブラシ9
0側に転移する。除去したトナーをさらに電位差により
ファーブラシ90から金属ローラ92に転移し、ブレー
ド96により掻き落とす。さて、ファーブラシ90で中
間転写体10上のトナーを除去するが、中間転写体10
上にはまだ多くのトナーが残っている。それらのトナー
は、ファーブラシ90に印加される(−)のバイアスに
より、(−)に帯電される。これは、電荷注入または放
電により帯電されるものと考えられる。しかし、次いで
下流側のファーブラシ91を用いて今度は(+)のバイ
アスを印加してクリーニングを行うことにより、それら
のトナーを除去することができる。除去したトナーは、
電位差によりファーブラシ91から金属ローラ93に転
移し、ブレード97により掻き落とす。ブレード96、
97で掻き落としたトナーは、不図示のタンクに回収す
る。トナーリサイクル装置を用いて現像装置61に戻す
ようにしてもよい。
【0016】さて、ファーブラシ91でクリーニング後
は、ほとんどのトナーが除去されるが、中間転写体10
上にはまだ少しのトナーが残っている。それらのトナー
は、ファーブラシ91に印加される(+)のバイアスに
より、(+)に帯電される。しかし、2つのファーブラ
シ90、91で除去できずに中間転写体10上にトナー
が残ったときにも、ブラックの1次転写位置で感光体4
0BK側に逆転写して感光体クリーニング装置63BK
で回収することができる。上記したタンデム型中間転写
装置において作像中に転写紙のJAMが発生すると、各
色の感光体40上にはすでにトナー画像が作像されてお
り、従来はこのトナー画像を感光体40のクリーニング
装置63により除去して排トナーとして処理していた。
しかしタンデム型の場合は4色同時に捨てることになる
為、従来機(感光体1個の装置)と比較してトナーが無
駄になる量が多くなり、その為トナーイールドに対して
は不利となる。又排トナー回収用タンクの容量も大きく
する必要が出てくる。従って、タンデム型を採用した作
像装置の場合、トナーのリサイクルが重要となる。
【0017】そこで本発明では、図1に示すように、タ
ンデム型で且つ中間転写体10を用いた作像装置で感光
体40上のトナーをリサイクルするために、従来感光体
40に接して設けられている中間転写体10に、矢印で
示す接触・離間手段500を備え、この接触・離間手段
500により中間転写体を感光体40に対し接触・離間
できるようにしている。これは、ジャム発生時に感光体
40を回転させると、中間転写体10に形成された画像
のトナーが中間転写体10に転写されてしまうためであ
る。従って、搬送中の転写紙のジャムを検知した場合は
ただちに全作像を停止すると共に、接触・離間手段50
0により中間転写体10を感光体40から離間させる制
御を行い、この離間状態において感光体40を回転し、
感光体クリーニング装置63により感光体40のトナー
をクリーニングし、クリーニングにより回収したトナー
は再度現像装置61のトナー補給部へ戻すことにより再
利用する。通常フルカラーを作像した時の各感光体40
のクリーニング装置63には他の色トナーがわずかに入
力されてしまう(地肌汚れ分程度)。この時、前記感光体
クリーニング装置63を第1クリーニング装置とし、こ
の第1クリーニング装置63における感光体40の回転
方向前側に、例えば図示するような吸引ポンプによる第
1クリーニング装置600を設置する。そして、作像中
に転写紙のジャムを検知した時のみ、中間転写体10を
離間させてからこの第2クリーニング装置600を動作
させてトナーの回収を先に行うようにする。このよう
に、トナーリサイクル用の第2クリーニング装置600
を別途設置して、転写紙のジャム発生時のみ、第2クリ
ーニング装置600を動作させることにより、前記トナ
ーの混色を防止することができる。尚、本発明は上記形
態例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸
脱しない範囲内において種々変更を加え得る。
【0018】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、トナーの
有効な再利用が可能になる効果がある。請求項2記載の
発明によれば、リサイクルトナーを用いても、トナーの
混色を防止できるので、初期の画像品質を維持できる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタンデム型中間転写装置の形態の一例
を示す側面図である。
【図2】本発明のタンデム型中間転写装置を適用するカ
ラー複写機の全体側面図である。
【図3】図2の中間転写体の一部を示す断面図である。
【図4】図2の画像形成手段の側面図である。
【図5】図2の要部拡大図である。
【図6】トナーサイクル装置の部分構成を示す斜視図で
ある。
【図7】トナーサイクル装置の前耐候性を示す斜視図で
ある。
【図8】従来の直接転写式のタンデム型電子写真装置の
側面図である。
【図9】従来の直接転写式のタンデム型電子写真装置の
側面図である。
【符号の説明】
10 中間転写体、40 感光体、63 回転体クリー
ニング装置(第1クリーニング装置)、500 接触・
離間手段、600 第2クリーニング装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DC14 ED16 ED27 EE05 EF09 EK03 EK09 HB07 HB14 HB19 2H030 AA04 AB02 AD03 AD16 AD17 BB23 BB42 BB63 2H134 GA01 GB02 HA01 HA16 HD01 JA11 JA14 JB07 KA02 KB05 KB20 KC02 KF02 KG04 KH11 KH17 KJ02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中間転写体を有するタンデム型中間転写
    装置において、作像途中における搬送中の転写紙のジャ
    ムを検知した場合はただちに全作像を停止し、且つ接触
    ・離間手段により中間転写体を感光体から離間させ、こ
    の離間状態において感光体を回転させて前記感光体に設
    けられたクリーニング装置より各感光体上に作像された
    トナーをクリーニングし、クリーニングしたトナーを回
    収して再利用することを特徴とするタンデム型中間転写
    装置。
  2. 【請求項2】 感光体のクリーニング装置が、常に感光
    体に当接している第1クリーニング装置と、作像中に転
    写紙のジャムを検知した時のみ感光体に対して動作が有
    効になるように制御される第2クリーニング装置とから
    なり、前記第2クリーニング装置により回収したトナー
    のみをリサイクルするようにしていることを特徴とする
    請求項1記載のタンデム型中間転写装置。
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