JP4342752B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンター等のカラー画像形成装置に係り、詳しくは、複数の像担持体と該像担持体上に形成した画像を中間転写体上に一次転写する一次転写手段と、該中間転写体上の一次転写画像を像保持体上に二次転写する二次転写手段とを有する画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
今日、画像形成装置としては、市場からの要求にともない、カラー複写機やカラープリンタなど、カラー画像を形成できるものが多くなってきている。
カラー画像形成装置には、1ドラム型のものとタンデム型のものとがある。1ドラム型のものは、像担持体としての1つの感光体のまわりに複数色の現像装置を備え、それらの現像装置で各色トナー像を形成して感光体上で重ね合わせ、感光体上のカラー画像を像保持体としての転写材上に転写することによってカラー画像を得るものである。また、タンデム型のものは、個別に現像装置を備えた複数の感光体を有し、各感光体上にそれぞれ単色トナー画像を形成し、それらの単色トナー画像を転写材上に順次転写することによってカラー画像を得るものである。
上記1ドラム型と上記タンデム型とを比較すると、1ドラム型は、感光体が1つであるため、画像形成装置を比較的小型化できコストも低減できるが、1つの感光体上に複数回(通常4回)画像形成を行うことでフルカラー画像を形成するため、画像形成の高速化は困難である。タンデム型は、逆に大型化しコスト高となるものの、画像形成の高速化が容易であるという利点がある。近年、フルカラーの画像形成にもモノクロ画像形成並みのスピードが要求されることから、タンデム型が注目されてきている。
【0003】
更にタンデム型の画像形成装置には、直接転写方式と間接転写方式とがある。
図12は、直接転写方式のタンデム型画像形成装置の説明図、図11は、間接転写方式のタンデム型画像形成装置の説明図である。直接転写方式では、図12に示すように、各感光体上に形成した画像を転写材搬送ベルトによって搬送される転写材上に転写装置により順次転写する。間接転写方式では、図11に示すように、各感光体上に形成した画像を一次転写装置によっていったん中間転写体に一次転写し、中間転写体上の一次転写画像を二次転写装置により転写材上に一括して二次転写する。
【0004】
これら2つの方式のタンデム型画像形成装置のうち、直接転写方式では、横に並べた複数の感光体の更に転写材搬送方向上流側に給紙装置を、下流側に定着装置を配置しなければならず、転写材搬送方向に大型化してしまうという欠点がある。これに対し、間接転写方式では、給紙装置や定着装置位置を比較的自由に設定することができ、例えば、給紙装置および定着装置を感光体の下方に配置すれば、転写材搬送方向での小型化が可能となるというメリットがある。
【0005】
また、直接転写方式では、転写材搬送方向に大型化しないようにするために、定着装置をタンデム型画像形成装置Tに接近して配置することとなるため、最後の色の転写位置から定着位置までの距離に充分な余裕をもたせることができない。このため、転写紙が撓むだけの余裕がないまま転写紙先端が定着ニップに進入し、これによって、転写紙先端が定着ニップに進入するときの衝撃が大きくなったり、転写ニップを通過するときの転写材搬送速度が定着ニップを通過するときの転写材搬送速度に対して差があると速度差によって一次転写や画像形成に予期せぬ影響を及ぼしてしまったりするという欠点がある。これに対し、間接転写方式では、転写材が撓むことができる十分な余裕をもって定着ニップを配置することができるので、上記のような定着ニップ及び一次転写や画像形成への予期せぬ影響が及ばない。
以上のようなことから、最近は、タンデム型画像形成装置のうち特に間接転写方式のものが注目されてきている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、間接転写方式のタンデム型画像形成装置においては、表面移動する中間転写体と像担持体とを一次転写位置で接触させているため、摩擦や接触圧によって接触位置で両者が次第に磨耗したり表面特性が変化したりしてくる。これは、像担持体上に形成した画像を中間転写体上に一次転写するためには仕方のないことだが、例えば、黒単色の画像形成を行う場合など、使用しない像担持体があるときにも、使用しない像担持体を中間転写体に接触させているため、その接触位置で両者が劣化し寿命が不必要に短くなってしまっていた。
【0007】
本発明は以上の背景に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、像担持体と中間転写体との接触による両者の劣化を低減し、像担持体と中間転写体とを長寿命化することができる画像形成装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の画像形成装置は、複数の像担持体と、該複数の像担持体上に個々に所定の色のトナー像を形成する複数のトナー像形成手段と、該像担持体に接触可能な中間転写体を有し、該複数の像担持体上のトナー像を該中間転写体との接触位置で該中間転写体上に順次一次転写して重ね合わせトナー像を形成する一次転写手段と、該中間転写体上の重ね合わせトナー像を像保持体上に二次転写する二次転写手段とを有し、上記トナー像形成手段を全て用いて画像を形成する第一モードと、少なくとも1つのトナー形成手段を用いずかつ1つ以上のトナー像形成手段を用いて画像形成を行う第二モードとを備えた画像形成装置において、該第二モードによる画像を形成するときには、該第二モードの画像形成に用いるトナー像形成手段で形成したトナー像についての上記一次転写が終了するまでは、該第二モードの画像形成に用いないトナー像形成手段によって形成する画像を担持するための像担持体を該中間転写体表面から離間させておき、かつ、該第二モードの画像形成に用いるトナー像形成手段で形成したトナー像についての上記二次転写が開始される前に、該第二モードの画像形成に用いないトナー像形成手段によって形成する画像を担持するための像担持体を該中間転写体表面に接触させることを特徴とする。
【0009】
請求項1の画像形成装置においては、少なくとも1つのトナー形成手段を用いずかつ1つ以上のトナー像形成手段を用いて画像形成を行う第二モードで画像を形成するときには、画像形成に必要のない色のトナー像を担持する像担持体を中間転写体表面から離間させて一次転写までの画像形成工程を行う。これによって、画像形成に必要ない余分な像担持体を中間転写体表面に接触させずに画像形成を行い、中間転写体と像担持体との接触に起因する両者の劣化を低減する。
【0010】
また、請求項2の画像形成装置は、請求項1の画像形成装置において、上記複数の像担持体上に形成可能なトナー像の色が黒を含む複数のカラーであり、上記第二モードで形成する画像が黒単色画像であることを特徴とするものである。
【0011】
請求項2の画像形成装置においては、第二モードで黒単色の画像を形成するときには黒以外の像担持体を中間転写体から離間させる。第1モードで画像を形成する所謂フルカラーの画像を形成するときには全ての像担持体を中間転写体に接触させる。一般的に、フルカラーの画像を形成する以外では黒単色の画像を形成させる頻度が多い。このため、黒単色の画像を形成するための第二モードを設け、第二モードのときに黒以外の色の画像を担持する像担持体を中間転写体から離間させるようにする。
【0012】
請求項3の画像形成装置は、請求項2の画像形成装置において、該画像形成装置に収容可能なトナー量を、黒トナーが他の色のトナーに比して多くなるよう構成したことを特徴とするものである。
ここで、近年の印刷物には、フルカラーと黒単色画像とが混在したものが多い。また、フルカラー画像中で黒部分が多い場合もある。従って、黒トナーの消費量が他の色のトナーよりも多くなりがちである。
【0013】
請求項3の画像形成装置においては、最も消費量が多いと考えられる黒トナーを他の色のトナーより始めから多く収容しておく。
【0014】
請求項4の画像形成装置は、請求項1,2,又は3の画像形成装置において、上記これから形成する画像に用いる色をユーザーが指定して入力できるようにした色入力手段を設けたことを特徴とするものである。
【0015】
請求項4の画像形成装置においては、色入力手段によって画像形成に用いる色をユーザーが指定して入力する。これによって、原稿の色に関係なく、ユーザーが指定した色以外の色の像担持体を中間転写体から離間させて画像形成を行う。
また、像担持体の中間転写体からの離間動作はユーザーが色入力手段による入力によって実行する。よって、例えば黒単色の画像を形成する場合、ユーザーが黒単色を入力した時点で黒以外の像担持体の中間転写体からの離間動作が開始される。従って、画像形成動作のスタートボタンを押圧する前にユーザーが入力をしておけば、画像の読み取りと同時に黒以外の像担持体の離間動作を行うことも可能となり、画像の読み取り後に黒以外の像担持体の離間動作を行うのに比して、画像形成完了までにかかる時間を短縮することが可能となる。
【0016】
請求項5の画像形成装置は、請求項1,2,3,又は4の画像形成装置において、連続して出力できる複数の画像データに上記第一モードを用いる画像と上記第二モードを用いる画像が混在しているとき、該第一モードを用いる画像データを記録するメモリと、該第二モードを用いる画像データを記録するメモリとを設け、各メモリごとにそれぞれ連続して画像形成を行うようにしたことを特徴とするものである。
【0017】
請求項5の画像形成装置においては、複数の画像データを連続して出力する場合、第一モードを用いて画像形成を行う画像データを連続して出力し、この出力中は像担持体の中間転写体の接離動作を行わずに済むようにする。そして、第一モードを用いた画像形成が終了した後に、第二モードで使用しない像担持体を中間転写体から離間させ、第二モードを用いる画像データを連続して出力する。これによって、同一メモリ内の画像データの画像形成中は、像担持体の中間転写体に対する接離動作を行わず連続して画像形成を行うことが可能となる。これにより、装置への画像形成の指示が入力された画像データ順に画像形成を行うのに比して、像担持体の接離動作の回数を低減させる事が可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をタンデム型間接転写方式の電子写真装置であるプリンタに適用した実施形態について説明する。
図1は、この発明が適用可能なプリンタの概略構成図である。図中符号100は複写装置本体、200はそれを載せる給紙テーブル、300は複写装置本体100上に取り付けるスキャナ、400はさらにその上に取り付ける原稿自動搬送装置(ADF)である。複写装置本体100には、中央に、無端ベルト状の中間転写体10を設ける。中間転写体10は、図2に示すように、ベース層11を、例えば伸びの少ないフッ素樹脂や伸びの大きなゴム材料に帆布など伸びにくい材料で構成された基層をつくり、その上に弾性層12を設ける。弾性層12は、例えばフッ素系ゴムやアクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴムなどでつくる。その弾性層12の表面は、例えばフッ素系樹脂をコーティングして平滑性のよいコート層13で被ってなる。
【0019】
この中間転写体は、図1に示すとおり3つの支持ローラ14,15,16に掛け回して図中時計回りに回転搬送可能とする。この図示例では、3つのなかで第2の支持ローラ15の左に、画像転写後に中間転写体10上に残留する残留トナーを除去する中間転写体クリーニング装置17を設ける。また、3つのなかで第1の支持ローラ14と第2の支持ローラ15間に張り渡した中間転写体10上には、その搬送方向に沿って、シアン・マゼンタ・イエロー・ブラックの4つの画像形成手段18を横に並べて配置してタンデム画像形成部20を構成する。
【0020】
そのタンデム画像形成部20の上には、図1に示すように、さらに露光装置21を設ける。一方、中間転写体10を挟んでタンデム画像形成部20と反対の側には、二次転写手段としての二次転写装置22を備える。二次転写装置22は、図示例では、2つのローラ23間に、無端ベルトである二次転写ベルト24を掛け渡して構成し、中間転写体10を介して第3の支持ローラ16に押し当てて配置し、中間転写体10上の画像を像保持体としてのシートに二次転写する。二次転写装置22の横には、シート上の転写画像を定着する定着装置25を設ける。定着装置25は、無端ベルトである定着ベルト26に加圧ローラ27を押し当てて構成する。
【0021】
上述した二次転写装置22には、画像転写後のシートをこの定着装置25へと搬送するシート搬送機能も備えてなる。もちろん、二次転写装置22として、転写ローラや非接触のチャージャを配置してもよく、そのような場合は、このシート搬送機能を併せて備えることは難しくなる。なお、図示例では、このような二次転写装置22および定着装置25の下に、上述したタンデム画像形成部20と平行に、シートの両面に画像を記録すべくシートを反転するシート反転装置28を備える。
【0022】
さて、いまこのカラー電子写真装置を用いてコピーをとるときは、原稿自動搬送装置400の原稿台30上に原稿をセットする。または、原稿自動搬送装置400を開いてスキャナ300のコンタクトガラス32上に原稿をセットし、原稿自動搬送装置400を閉じてそれで押さえる。
そして、不図示のスタートスイッチを押すと、原稿自動搬送装置400に原稿をセットしたときは、原稿を搬送してコンタクトガラス32上へと移動して後、他方コンタクトガラス32上に原稿をセットしたときは、直ちにスキャナ300を駆動し、第1走行体33および第2走行体34を走行する。そして、第1走行体33で光源から光を発射するとともに原稿面からの反射光をさらに反射して第2走行体34に向け、第2走行体34のミラーで反射して結像レンズ35を通して読取りセンサ36に入れ、原稿内容を読み取る。
【0023】
また、不図示のスタートスイッチを押すと、不図示の駆動モータで支持ローラ14,15,16の1つを回転駆動して他の2つの支持ローラを従動回転し、中間転写体10を回転搬送する。同時に、個々の画像形成手段18でその感光体40を回転して各感光体40上にそれぞれ、シアン・マゼンタ・イエロー・ブラックの単色画像を形成する。そして、中間転写体10の搬送とともに、それらの単色画像を順次転写して中間転写体10上に合成カラー画像を形成する。
【0024】
一方、不図示のスタートスイッチを押すと、給紙テーブル200の給紙ローラ42の1つを選択回転し、ペーパーバンク43に多段に備える給紙カセット44の1つからシートを繰り出し、分離ローラ45で1枚ずつ分離して給紙路46に入れ、搬送ローラ47で搬送して複写機本体100内の給紙路48に導き、レジストローラ49に突き当てて止める。または、給紙ローラ50を回転して手差しトレイ51上のシートを繰り出し、分離ローラ52で1枚ずつ分離して手差し給紙路53に入れ、同じくレジストローラ49に突き当てて止める。
【0025】
そして、中間転写体10上の合成カラー画像にタイミングを合わせてレジストローラ49を回転し、中間転写体10と二次転写装置22との間にシートを送り込み、二次転写装置22で転写してシート上にカラー画像を記録する。画像転写後のシートは、二次転写装置22で搬送して定着装置25へと送り込み、定着装置25で熱と圧力とを加えて転写画像を定着して後、切換爪55で切り換えて排出ローラ56で排出し、排紙トレイ57上にスタックする。または、切換爪55で切り換えてシート反転装置28に入れ、そこで反転して再び転写位置へと導き、裏面にも画像を記録して後、排出ローラ56で排紙トレイ57上に排出する。一方、画像転写後の中間転写体10は、中間転写体クリーニング装置17で、画像転写後に中間転写体10上に残留する残留トナーを除去し、タンデム画像形成部20による再度の画像形成に備える。
【0026】
ここで、レジストローラ49は一般的には接地されて使用されることが多いが、シートの紙粉除去のためにバイアスを印加することも可能である。例えば、導電性ゴムローラを用いバイアスを印加する。径φ18で、表面を1mm厚みの導電性NBRゴムとする。電気抵抗はゴム材の体積抵抗で10E9Ωcm程度であり、印加電圧はトナーを転写する側(表側)には−800V程度の電圧を印加する。また、紙裏面側は+200V程度の電圧を印加する。
【0027】
一般的に中間転写方式は紙粉が感光体にまで移動しづらいため、紙粉転写を考慮する必要が少なくアースになっていても良い。また、印加電圧として、DCバイアスが印加されているが、これはシートをより均一帯電させるためDCオフセット成分を持ったAC電圧でも良い。
【0028】
このようにバイアスを印加したレジストローラ49を通過した後の紙表面は、若干マイナス側に帯電している。よって、中間転写体10からシートへの転写では、レジストローラ49に電圧を印加しなかった場合に比べて転写条件が変わり転写条件を変更する場合がある。
【0029】
図3は、タンデム画像形成部20の部分拡大図である。上述したタンデム画像形成部20において、個々の画像形成手段18は、図3に示すように、ドラム状の像担持体としての感光体40のまわりに、帯電装置60、現像装置61、一次転写手段としての一次転写装置62、感光体クリーニング装置63、除電装置64などを備えてなる。
【0030】
また、画像形成手段18を構成する部分の全部または一部でプロセスカートリッジを形成し、複写機本体100に対して一括して着脱自在としてメンテナンス性を向上するようにしてもよい。画像形成手段18を構成する部分のうち、帯電装置60は、図示例ではローラ状につくり、感光体40に接触して電圧を印加することによりその感光体40の帯電を行う。勿論,非接触のスコロトロンチャージャで帯電を行うことも出来る。
【0031】
現像装置61は、一成分現像剤を使用してもよいが、図示例では、磁性キャリアと非磁性トナーとよりなる二成分現像剤を使用する。そして、その二成分現像剤を攪拌しながら搬送して現像スリーブ65に二成分現像剤を供給付着させる攪拌部66と、その現像スリーブ65に付着した二成分現像剤のうちのトナーを感光体40に転移する現像部67とで構成し、その現像部67より攪拌部66を低い位置とする。
【0032】
攪拌部66には、平行な2本のスクリュ68を設ける。図6は、攪拌部の説明図である。図6に示すように、2本のスクリュ68の間は、両端部を除いて仕切り板69で仕切る。また、現像ケース70にトナー濃度センサ71を取り付ける。
【0033】
一方、現像部67には、現像ケース70の開口を通して感光体40と対向して現像スリーブ65を設けるとともに、その現像スリーブ65内にマグネット72を固定して設ける。また、その現像スリーブ65に先端を接近してドクタブレード73を設ける。図示例では、ドクタブレード73と現像スリーブ65間の最接近部における間隔は、500μmに設定している。
【0034】
そして、2成分現像剤を2本のスクリュ68で攪拌しながら搬送循環し、現像スリーブ65に供給する。現像スリーブ65に供給された現像剤は、マグネット72により汲み上げて保持され、現像スリーブ65上に磁気ブラシを形成する。磁気ブラシは、現像スリーブ65の回転とともに、ドクタブレード73によって適正な量に穂切りされる。切り落とされた現像剤は、攪拌部66に戻される。
他方、現像スリーブ65上の現像剤のうちトナーは、現像スリーブ65に印加する現像バイアス電圧により感光体40に転移してその感光体40上の静電潜像を可視像化する。可視像化後、現像スリーブ65上に残った現像剤は、マグネット72の磁力がないところで現像スリーブ65から離れて攪拌部66に戻る。この繰り返しにより、攪拌部66内のトナー濃度が薄くなると、それをトナー濃度センサ71で検知して攪拌部66にトナーが補給される。
【0035】
ちなみに、図示例では、感光体40の線速を200mm/s、現像スリーブ65の線速を240mm/sとしている。感光体40の直径を50mm、現像スリーブ65の直径を18mmとして、現像行程が行われる。現像スリーブ65上のトナーの帯電量は、−10〜−30μC/gの範囲が好適である。感光体40と現像スリーブ65の間隙である現像ギャップGPは、従来と同様に0.8mmから0.4mmの範囲で設定でき、値を小さくすることで現像効率の向上を図ることが可能である。感光体40の厚みを30μmとし、光学系のビームスポット径を50×60μm、光量を0.47mWとしている。また、感光体40の帯電(露光前)電位V0を−700V、露光後電位VLを−120Vとして現像バイアス電圧を−470Vすなわち現像ポテンシャル350Vとして現像工程が行われるものである。
【0036】
次に、一次転写装置62はローラ状とし、中間転写体10を挟んで感光体40に押し当てて設ける。別に、ローラ状に限らず、導電性のブラシ形状や非接触のコロナチャージャなどであってもよい。
【0037】
感光体クリーニング装置63は、先端を感光体40に押し当てて、例えばポリウレタンゴム製のクリーニングブレード75を備える。クリーニング性を高めるために外周を感光体40に接触ブラシを併用する。本説明図では外周を感光体40に接触導電性のファーブラシ76を矢印方向に回転自在に備える。また、ファーブラシ76にバイアスを印加する金属製電界ローラ77を矢示方向に回転自在に備え、その電界ローラ77にスクレーパ78の先端を押し当てる。さらに、除去したトナーを回収する回収スクリュ79を設ける。
【0038】
そして、感光体40に対してカウンタ方向に回転するファーブラシ76で、感光体40上の残留トナーを除去する。ファーブラシ76に付着したトナーは、ファーブラシ76に対してカウンタ方向に接触して回転するバイアスを印加された電界ローラ77に取り除かれる。電界ローラ77に付着されたトナーは、スクレーパ78でクリーニングされる。感光体クリーニング装置63で回収したトナーは、回収スクリュ79で感光体クリーニング装置63の片側に寄せ、詳しくは後述するトナーリサイクル装置80で現像装置61へと戻して再利用する。
除電装置64は、例えばランプであり、光を照射して感光体40の表面電位を初期化する。
【0039】
そして、感光体40の回転とともに、まず帯電装置60で感光体40の表面を一様に帯電し、次いでスキャナ300の読取り内容に応じて上述した露光装置21からレーザやLED等による書込み光Lを照射して感光体40上に静電潜像を形成する。
その後、現像装置61によりトナーが付着され静電潜像を可視像化し、その可視像を一次転写装置62で中間転写体10上に転写する。画像転写後の感光体40の表面は、感光体クリーニング装置63で残留トナーを除去して清掃し、除電装置64で除電して再度の画像形成に備える。
【0040】
図4は、図1に示すプリンタの要部拡大図である。同図においては、タンデム画像形成部20の各画像形成手段18、その画像形成手段18の各感光体40、各現像装置61、各感光体クリーニング装置63、および各画像形成手段18の感光体40にそれぞれ対向して設ける各一次転写装置62の各符号の後に、それぞれブラックの場合はBKを、イエローの場合はYを、マゼンタの場合はMを、シアンの場合はCを付して示す。
なお、図4中符号74は、図1および図3では図示を省略するが、各一次転写装置62間において、中間転写体10のベース層11側に接触して設ける導電性ローラである。この導電性ローラ74は、転写時に各一次転写装置62により印加するバイアスが、中抵抗のベース層11を介して隣接する各画像形成手段18に流れ込むことを阻止するものである。
【0041】
次に、図5はトナーリサイクル装置80の取り付け説明図、図6は全体説明図である。図5に示すとおり、感光体クリーニング装置63の回収スクリュ79には、一端に、ピン81を有するローラ部82を設ける。そして、そのローラ部82に、トナーリサイクル装置80のベルト状回収トナー搬送部材83の一側を掛け、その回収トナー搬送部材83の長孔84にピン81を入れる。回収トナー搬送部材83の外周には一定間隔置きに羽根85を設けてなり、その他側は、回転軸86のローラ部87に掛ける。
【0042】
回収トナー搬送部材83は、回転軸86とともに、図6に示す搬送路ケース88内に入れる。搬送路ケース88は、カートリッジケース89と一体につくり、その現像装置61側の端部に、現像装置61の前述した2本のスクリュ68の1本を入れてなる。そして、外部から駆動力を伝達して回収スクリュ79を回転するとともに、回収トナー搬送部材83を回転搬送し、感光体クリーニング装置63で回収したトナーを搬送路ケース88内を通してスクリュ68の回転で現像装置61へと搬送する。その後、上述したとおり、2本のスクリュ68ですでに現像装置61内にある現像剤とともに攪拌しながら搬送循環し、現像スリーブ65に供給してドクタブレード73により穂切りして後、感光体40に転移してその感光体40上の潜像を現像する。
【0043】
ところで、本実施形態のようなタンデム式の間接転写方式のプリンタでは、感光体40を中間転写体10に常に接触させていると接触位置で両者が劣化し寿命が短くなってしまう。そこで、本実施形態においては、感光体40と中間転写体10の接触による劣化を低減できるようにしている。以下に本実施形態の特徴部について説明する。
【0044】
本実施形態においては、形成する画像の色がフルカラーのときには全ての感光体40Y,40M,40C,40BKを中間転写体10表面に接触させておくのに対して、黒単色のときには黒以外の感光体40Y,40M,40Cを中間転写体10表面から離間させるようにしている。感光体40Y,40M,40Cの中間転写体10に対する接離機構は、ソレノイドやクラッチを用いて中間転写体10の感光体40Y,40M,40Cに対する接触圧を解除したり圧接状態にしたりできるように構成している。但し、この接離機構の構成は、これに限るものではなく例えば感光体40Y,40M,40C側を中間転写体10から離間させる機構を用いても良い。
以下に、具体的な実施例を説明する。
【0045】
〔実施例1〕
図7は、実施例1の装置動作にかかるフローチャートである。
先ず、ユーザーが原稿をスキャナ300のコンタクトガラス32上にセットし、スタートスイッチを押す(ステップ1)と、原稿内容が読み取られる(ステップ2)。読み取った画像が黒単色か否かを判断(ステップ3)し、画像が黒単色の第二モードに属するものと判断されると(ステップ3でY)、黒の画像形成手段以外のイエロー、マゼンタ、シアンの画像形成手段に設けられている感光体40Y,40M,40Cを中間転写体10から離間させ(ステップ4)、その後黒単色の画像形成を行って中間転写体10上に一次転写する(ステップ5)。黒単色画像の後端が中間転写ベルト上に一次転写し終わった段階で黒以外の感光体40Y,40M,40Cを中間転写体10に接触させる(ステップ6)。一方、画像が黒単色でないと判断されると(ステップ3でN)、フルカラー画像を形成するための第一モードに属するものと判断して全ての感光体40Y,40M,40C,40BKを中間転写体10に接触させたままフルカラー画像形成モードで画像を形成し中間転写体10上に一次転写して重ね合わせ画像を形成する(ステップ7)。
この一次転写画像をシート上に二次転写し(ステップ8)、画像形成動作を終了する。
【0046】
上記実施例1によれば、黒単色画像を形成するときには画像形成に使用しないカラーの感光体40Y,40M,40Cを中間転写体10表面から離間させておくので、カラーの感光体40Y,40M,40Cと中間転写体10との接触による両者の磨耗や接触圧による劣化を低減させることができ、両者を長寿命化することができる。また、フルカラーの画像以外では一般的に頻度の多い黒単色画像を形成するときだけ、カラー感光体40Y,40M,40Cを離間させるよう構成しているので、3つのカラー感光体40Y,40M,40Cを個別に中間転写体10に対して接離させなくても済む。従って、感光体40Y,40M,40Cを個別に中間転写体10に対して接離させるのに比して接離機構の構成が容易である。
【0047】
〔実施例2〕
次に、実施例2について説明する。実施例2においては、画像形成に用いる色をユーザーの意思で決定して入力できるよう、外部からの入力部を設けている。図8は、実施例2の装置動作にかかるフローチャートである。
先ず、ユーザーは、形成する画像の色をフルカラーモードと黒単色モードとのどちらかに決めて外部入力部から入力する(ステップ1)。入力されたモードが黒単色モードか否かを判断し(ステップ2)、黒単色モードと判断されると(ステップ2でY)、強制的に黒単色の第二モードと判断して黒の画像形成手段以外のイエロー、マゼンタ、シアンの画像形成手段に設けられている感光体40Y,40M,40Cの中間転写体10からの離間を開始する(ステップ3)。一方、フルカラーモードと判断されると(ステップ2でN)、強制的に第一モード判断して全ての感光体40Y,40M,40C,40BKは中間転写ベルトに接触させたままにしておく。そして、スタートスイッチが押され(ステップ4)、原稿内容が読み取られる(ステップ5)。読み取った画像を、ユーザーの指定したモードで画像形成して中間転写体10上に一次転写し(ステップ6)、黒単色画像の後端が中間転写ベルト上に一次転写し終わった段階で中間転写体10から離間している感光体40Y,40M,40Cがあれば接触させる(ステップ7)。その後、中間転写体10上の一次転写画像をシート上に二次転写して(ステップ8)、画像形成動作を終了する。
【0048】
この実施例2によれば、元の原稿の色に関わらずユーザーの意思で画像の色を決定することができる。これは、例えば原稿が黒単色でなくてもユーザーが黒単色での画像形成がよいと判断した場合に黒単色モードを入力することで、黒単色の画像を形成できると共に、カラー感光体40Y,40M,40Cと中間転写ベルトとの接触による劣化を防止することができる。また、コストも削減することができる。
更に、本実施例では、画像読み取りの前にユーザーがモードの入力を行い、かつモード入力直後に感光体40Y,40M,40Cの離間を開始している。従って、画像読み取りを行う前又は読み取り中に感光体40Y,40M,40Cの離間動作を行うことができ、画像読み取り後に感光体離間動作を行うための待ち時間が必要なくなる。従って、画像の読み取り後に黒以外の感光体40Y,40M,40Cの離間動作を行うのに比して、画像形成完了までにかかる時間を短縮することが可能となる。
【0049】
〔実施例3〕
次に、実施例3について説明する。上記実施例1及び2では、画像データごとに画像の読み取りと画像形成とを1セットで順次行っている。しかし、複数の原稿のコピーやファックスが同時に指示されるなど、複数の画像データが連続して装置に入力された場合、黒単色画像とフルカラー画像とを画像を複数回連続して出力しなければならなくなることがある。この場合、感光体40Y,40M,40Cの接離動作を何度も行わなければならなくなってしまい、そのための時間が電力がかかってしまう。そこで、実施例3では、同一モードの画像ごとに画像データを蓄積しておくメモリを設け、同一メモリ内の画像データによる画像形成をメモリごとにそれぞれ連続して行うようにしている。
【0050】
図9は、実施例3にかかるフローチャートである。ユーザーが数種類の原稿をセットしスタートスイッチを押す(ステップ1)と、始めの原稿の画像データがスキャナによって読み取られる(ステップ2)。読み取った画像が黒単色か否かを判断(ステップ3)し、黒単色画像と判断されると(ステップ3でY)黒単色用メモリへ保存し(ステップ4)、読み取った画像が黒単色画像でないと判断されると(ステップ3でN)フルカラー用メモリへ保存する(ステップ5)。そして、次の原稿が有るかどうかを判断して次の原稿が有る場合(ステップ6Y)は、それぞれのメモリ内のデータ量が所定量となったか否かを判断し、所定量となっていない場合(ステップ7でN)は次の画像読み取りに戻る(ステップ2)。また、次の原稿がない(ステップ6でN)とき及びメモリ内のデータ量が所定量となったとき(ステップ7でY)には、カラー感光体40Y,40M,40Cの中間転写体10からの離間動作を行い(ステップ8)、黒単色用メモリ内にある画像を黒単色で画像形成し一次転写及びシート上への二次転写を順次行う(ステップ9)。黒単色用メモリ内の画像データを全て画像形成し終わった後に、カラー感光体40Y,40M,40Cの中間転写体10への接触動作を行い(ステップ10)、フルカラー用メモリ内にある画像をフルカラーで画像形成し一次転写及び二次転写を順次行い(ステップ11)、画像形成動作を終了する。本実施例においては、同一種類の原稿が数ページに渡る場合は、全てのページが黒単色又は黒単色以外のどちらに分類されるものとする。また、読み取りが終了していない原稿がまだ残っている場合は、再びステップ2から行うようにしても良い。
【0051】
この実施例3によれば、黒単色画像とフルカラー画像とが混在した数種類の原稿の画像形成を行う場合に、黒単色画像とフルカラー画像とをそれぞれまとめて画像形成を行うので、カラー感光体40Y,40M,40Cの中間転写体10への接離動作回数を減らすことができる。これによって、画像形成動作にかかる時間と消費電力とを節約することができる。また、本実施例3においては、複数の原稿をスキャナで読み取ってコピーを行っているが、ファックスやプリンタの出力画像データが混在された場合にも適用することができる。
尚、昨今では大容量メモリのコストも下がり、大きさも小さくなってきているため、このようなメモリを数多く搭載しても、コストアップや装置の大型化にはつながらない。
【0052】
ところで、上記実施例1乃至3においては、いずれも黒、イエロー、マゼンタ、シアンの4色のトナーのうち黒トナーの消費量が最も多くなる。これは、フルカラーと黒単色画像とが混在した原稿を現像することに加えて、フルカラー画像中でも黒部分が多い場合があり、一般的に言えることである。更に、画像形成部も複写機能だけではなく、プリンタ機能やFAX機能も搭載しているものが数多く世の中に存在している。1台でこれらの複合機能を持った画像形成部は、設置スペースが1台分で済むという利点や、2台分よりも安くなるといったコスト面の利点もあるため有用性が高く、このような装置では更に黒トナーの消費量が他の色のトナーに比して多くなる。
【0053】
このようなことから、本実施形態のプリンタにおいては、黒トナーの収容量を他の色のトナーの収容量より多くしている。
図10は、トナー収容部としてのトナーボトルとその周辺の部分拡大図である。本実施形態においては、現像装置61BKに供給する黒トナーを収容している黒トナーボトル90BKの容積を、イエロートナーボトル90Yの容積のほぼ1.5倍程度大きくしている。他の色のトナーボトル90M、90Cの容積もイエロートナーボトル90Yと同じ容積である。現像装置61にトナーを供給するときは、各現像装置61の攪拌部66上部に設けたポンプを駆動させて、トナーボトル内のトナーをポンプ91との連通部を通過させて攪拌部66内に補給させる。黒トナーボトル90BKの容積を他の色のトナーボトル90Y、90M、90Cの容積に比して大きくしているので、消費量が多い黒トナーボトル90BKを頻繁に交換する必要がなくなり、ユーザーメインテナンス性を向上させることができる。
【0054】
以上実施例1乃至3のように、黒単色画像を形成するときには、カラー感光体40Y,40M,40Cを中間転写体10から離間させるようにしているが、これに加えて、感光体40Y,40M,40Cが中間転写体10から離間している間は、その離間状態にある感光体を有する現像装置61Y,61M,61Cの駆動を停止させるようにしても良い。これによって、画像形成に携わらない現像装置の現像部67や攪拌部66にある部材を停止させて、現像装置内部の劣化を防止できると共に、消費電力を更に低減することができる。
【0055】
尚、上記実施形態においては、中間転写体10上への感光体40Y,40M,40C,40BKからの画像の一次転写順序を黒色画像が最後になるよう構成しているが、本発明が適用できるプリンタはこれに限るものではない。また、中間転写体10として無端状ベルトを用いたが、これに限らず表面に一次転写画像を担持できる形状のものであれば採用可能である。
【0056】
更に、上記実施例1乃至3はいずれも、黒単色画像とフルカラー画像との2パターンで感光体の中間転写体10に対する接触状態を変えるよう構成しているものである。しかし、本件発明は、この2パターンの分類方法に限定されるものではない。例えば、黒、イエロー、マゼンタ、シアンの4色のうち、形成する画像ごとに使用しない色を検知し、使用しない色の感光体を1つづつ単独で中間転写体10から離間させ画像形成を行うよう構成しても良い。但し、この場合には、感光体の中間転写体10に対する接離ののべ回数が多くなるので、画像形成スピードが比較的遅くなる傾向がある。
【0057】
【発明の効果】
請求項1の画像形成装置によれば、像担持体と中間転写体との接触による両者の劣化を低減し、像担持体と中間転写体とを長寿命化することができるできるという優れた効果がある。
【0058】
請求項2の画像形成装置によれば、黒単色の画像を形成するときに、他の色の画像を担持する像担持体を中間転写体から離間させるので、黒単色の画像形成頻度が高い場合でも、黒以外の色の像担持体と中間転写体とを長寿命化することができるう優れた効果がある。また、黒以外の全ての像担持体を同時に中間転写体表面に対して接離可能に構成すれば、像担持体ごとに中間転写体に対して独自の接離機構を設けるのに比して接離機構の構成が容易となるという優れた効果もある。
【0059】
請求項3の画像形成装置によれば、消費量が多い黒トナーをもともと多めに装置に収容しておくので、黒トナー補給の頻度を減らすことができ、ユーザーメインテナンス性を向上させることができるという優れた効果がある。
【0060】
請求項4の画像形成装置によれば、ユーザーが指定した色の画像を形成する事ができるので、原稿の色に関わらずユーザーが所望した色の画像を形成することができるという優れた効果がある。また、画像形成スピードをアップさせることも可能となるという優れた効果もある。
【0061】
請求項5の画像形成装置によれば、像担持体の中間転写体への接離動作に要する時間を節約することができ、画像形成スピードをアップすることができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るプリンタの概略構成図。
【図2】中間転写体の断面図。
【図3】タンデム画像形成部の部分拡大図。
【図4】図1に示すプリンタの要部拡大図。
【図5】トナーリサイクル装置の取り付け説明図。
【図6】トナーリサイクル装置の全体説明図。
【図7】実施例1の装置動作にかかるフローチャート。
【図8】実施例2の装置動作にかかるフローチャート。
【図9】実施例3の装置動作にかかるフローチャート。
【図10】トナー収容部としてのトナーボトルとその周辺の部分拡大図。
【図11】間接転写方式のタンデム型画像形成装置の説明図。
【図12】直接転写方式のタンデム型画像形成装置の説明図。
【符号の説明】
10 中間転写体
18 画像形成手段
20 タンデム画像形成部
22 二次転写装置
25 定着装置
26 定着ベルト
40 感光体
60 帯電装置
61 現像装置
62 一次転写装置
63 感光体クリーニング装置
65 現像スリーブ
66 攪拌部
67 現像部
70 現像ケース
80 トナーリサイクル装置
100 複写機本体
200 給紙テーブル
300 スキャナ
400 原稿自動搬送装置

Claims (5)

  1. 複数の像担持体と、
    該複数の像担持体上に個々に所定の色のトナー像を形成する複数のトナー像形成手段と、
    該像担持体に接触可能な中間転写体を有し、該複数の像担持体上のトナー像を該中間転写体との接触位置で該中間転写体上に順次一次転写して重ね合わせトナー像を形成する一次転写手段と、
    該中間転写体上の重ね合わせトナー像を像保持体上に二次転写する二次転写手段とを有し、
    上記トナー像形成手段を全て用いて画像を形成する第一モードと、少なくとも1つのトナー形成手段を用いずかつ1つ以上のトナー像形成手段を用いて画像形成を行う第二モードとを備えた画像形成装置において、
    該第二モードによる画像を形成するときには、該第二モードの画像形成に用いるトナー像形成手段で形成したトナー像についての上記一次転写が終了するまでは、該第二モードの画像形成に用いないトナー像形成手段によって形成する画像を担持するための像担持体を該中間転写体表面から離間させておき、かつ、該第二モードの画像形成に用いるトナー像形成手段で形成したトナー像についての上記二次転写が開始される前に、該第二モードの画像形成に用いないトナー像形成手段によって形成する画像を担持するための像担持体を該中間転写体表面に接触させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1の画像形成装置において、
    上記複数の像担持体上に形成可能なトナー像の色が黒を含む複数のカラーであり、
    上記第二モードで形成する画像が黒単色画像であることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2の画像形成装置において、
    該画像形成装置に収容可能なトナー量を、黒トナーが他の色のトナーに比して多くなるよう構成したことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1,2,又は3の画像形成装置において、
    上記これから形成する画像に用いる色をユーザーが指定して入力できるようにした色入力手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1,2,3,又は4の画像形成装置において、
    連続して出力できる複数の画像データに上記第一モードを用いる画像と上記第二モードを用いる画像が混在しているとき、
    該第一モードを用いる画像データを記録するメモリと、該第二モードを用いる画像データを記録するメモリとを設け、
    各メモリごとにそれぞれ連続して画像形成を行うようにしたことを特徴とする画像形成装置。
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